nyaro さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
2018年の時をかける少女に衝撃を受けました。
配信サイトの「部活もの」に表示されていたので、何気なく見始めました。
2018年の時をかける少女は「タイムトラベルの終わりの別れ」で泣かせるだけの浅い話ではありませんでした。単なる感動ものとか、青春ものという言葉で片づけられない…そう「衝撃」を受けました。
色というモチーフが「気持ち」なのか「やりたい事」なのか「自己肯定」なのか「素直」なのか…
あえて言えば「自分探し」なんでしょうけど、虹に金色の魚…そして白黒のペンギン…7人で七色…今のところ消化できていなくてわかりませんが、とにかくキャラ達が全員悩んでいて、テーマとがっちり結びついて、奇麗な画面と音楽と演出で…
青春の悩みではありますが何歳になっても同じでしょう。今の自分が好きになれるか、自分のやりたい事が言えるのか…だと思います。それは、7話で「今を楽しく受け入れて…そうすれば色づく世界があなたを待っている」って瞳美が自分で言うんですよね。つまりそういうことです。モノクロの世界から色づく世界へ。それが何を表しているか。
ちょっと感情が揺さぶられすぎて、現時点では何を言ったらいいかわかりません。また、時間を置いて見直して、何か追記するかもしれませんが、とにかく本作を見られて良かったです。
原作がヤシオ・ナツカとなっていましたが、この制作会社はオリジナルの場合変な原作者名を置くので、なんだかよくわかりません。ただ、この監督と脚本って「白い砂のアクアトープ」と同じなんですよね。うーん。アクアトープ…過小評価だったかなあ、それとも本当に原作者あるいは原作チームがいるのかな。
とにかく絵も内容もテーマも音楽も全てが美しいアニメーションでした。
なお、あえて言えば、一点だけ。恋愛を入れないほうが分かりやすくはなったと思います。が、入れないとドキドキがないですからね。こっちも期待しますし、最後もあるし。やむを得ないかなあ、と。ただ、もう少しスッキリと…いや、いいか。まあ、あえて、ですね。