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「色づく世界の明日から(TVアニメ動画)」

総合得点
87.4
感想・評価
1141
棚に入れた
4879
ランキング
155
★★★★☆ 3.9 (1141)
物語
3.7
作画
4.2
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.7

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色づく世界の明日からの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ごー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何から何まで透き通っていて美しい。P.A.WORKS最高!

色が見えない主人公の瞳美が、色と共に失った大切なものを取り戻しに行く物語。若いゆえの未熟さ、成長、恋などが詰まった青春溢れる内容で最後は一人で号泣し、もう一度見てまた泣いた。そして美しい内容にも負けないほど鮮やかで透き通るような美しい繊細な作画。その作画の美しさが色が見えない主人公のもの寂しさを引き立たせている。そして、選曲センスも最高。これまた透き通るような歌声でこの世界観にぴったり合致している。
1話から名作アニメ臭がぷんぷん漂っていた。その印象は個人的には氷菓に近かった。その予感通り、名作だった。これを勧めてくれた友人に感謝のLINEを送らねば。

投稿 : 2020/05/09
閲覧 : 238
サンキュー:

6

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まさに時を超えた成長物語

魔法写真美術部という、何とも珍しい部活が背景になって、主人公の瞳美は人付き合いが不器用な面もあるし、色が見えないと言うハンデも乗り越えて現代での生活を仲間を作りながら堪能していきます。

あとPAワークスの絵が好きです。

60年後からやってきたと言うタイムスリップの話はそんなに珍しい発想では無いのですが、同級生におばあさんがいると言う点で共に時間を共有して人間として成長していく姿がほほえましかったです。

60年後と言うと余談ですが、今の常識がもう通じないでしょうね。現金払いなんてものはないでしょうし、車が空を飛んでるかもしれません。もう生きてないでしょうしね私も。

投稿 : 2020/05/09
閲覧 : 279
サンキュー:

15

ネタバレ

HAKU さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

演出に感動!

主人公は色を見ることができなくなってしまった女の子。
そんな女の子が色を取り戻していくお話。
その色を取り戻すために、主人公のおばあちゃんの高校生時代にタイムスリップします。
そこにタイムパラドックス的な矛盾があるのですが・・・
こういったタイムスリップ系は、どうしてもそういったタイムパラドックス的なことが説明不足になってしまうのですが、そこが気になるか気にならないかは作品の出来ってことでしょうか。
「色づく」は、正直引っ掛かりますが、そこを差し引いても観てよかったと思えます!
少し、主人公がぐずぐずしているなって思っていたら、きっちりさせるところはきっちりさせる(告白されたシーン)ところがあって安心して・・・出てくる登場人物が基本的にみんないい人たちだから、みんな幸せになってほしい!と思えます。

そして、この作品の一番の見どころは、映画とも思える色の表現の仕方です。
色が見えない表現から色づいていくところはすばらしい!
とくに、最終話あたりはすごいです!
PAさんの本領発揮!って感じです!
ぜひ観てほしい作品ですね!

投稿 : 2020/04/27
閲覧 : 260
サンキュー:

12

ネタバレ

latte さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

気持ち1つで世界は灰色にも虹色にもなる

色を失った魔法使いの女の子がおばぁちゃんの魔法で60年前に時間旅行にいく。そこで60年前のおばぁちゃんと当時の部活仲間に出会う。

ファンタジーだけれど、魔法がおまじない程度の力しかないので、リアル感を残したままファンタジーになってる感じがして、バランスが素敵でした。
恋をしたら世界がきらきらして見えたってよく聞くけれど、それを極端にしたようなお話。
色使いがとてもきれいで魚が通った後だけ色がつくところとかほんとに綺麗でした。

ちょっとしたきっかけで、落ち込んだり嬉しくなったりするけど、どんなことがあっても私たちは周りの誰かに支えられているんだなぁと思いました。
毎日を楽しんで生きれるように自分の中に閉じこまらず、素敵な色を見ていたいなぁって。

ふわっとした内容だけど心に残るものがあるお話だったと思います

投稿 : 2020/04/23
閲覧 : 294
サンキュー:

9

ネタバレ

みぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感動のラブコメ

まず作画がもはや美しいです✨


ヒロインの視界の『色』を取り戻すためにいろんなひとに出会っていろんなことを知ったりすることが描かれていました。

友達と家族のありがたさを知れました。


最終回では涙でしかありませんでした。
ヒロインが別れを乗り越えてどう変わるのかが見どころとも言えます‼

投稿 : 2020/04/23
閲覧 : 311
サンキュー:

8

ネタバレ

Y.s さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

見て損なし!

色づく世界の明日からは、塞ぎ込んでいる主人公が魔法で過去に行き、青春やら恋愛やらして塞ぎ込んでいる自分を解放していくお話。(かなりざっくり説明)この作品はとても作画がよく、幻想的な映像がとても魅力的に感じた。また、とてもキラキラした青春が、少し懐かしく感じるような作品だった。(懐かしむような青春は送っていない)しかし、個人的にはもう少し内容があっても良かったように感じる。(特に恋愛場面がもう少し欲しかったなぁ、2人でいる時間が少ない!ように感じた)だが、これは個人的な感想であってぜひこのレビューを見ている人には見て欲しい作品である。初めの2、3話ぐらいで切る人は少なくはないと思うが、ぜひ最後まで見てみて欲しい

投稿 : 2020/04/21
閲覧 : 232
サンキュー:

7

ネタバレ

あ。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

美しい作品でありながら、どこか現実的。

作画は流石P.AWORKSといったところ。京アニやufo,A-1など作画に定評がある制作会社はいくつかあるが、どこか幻想的で美しいPAにしか出すことのできない雰囲気がふんだんに詰め込まれた作品だと感じました。op,ed,bgm、キャラデザは言うまでもなく、ストーリーも中盤はやや退屈だったものの全体的に見るとしっかりとまとめられていて良かったです。(この先ネタバレ注意!)
まず、この作品中の世界では「魔法」という特殊能力が使えるものの、あまり汎用性がありません。(魔法の効果は芸を披露して人を喜ばせる程度。)また作中の展開では、瞳と琥珀の2人のみでのシーンは、これから女子特有のドロドロ展開になる直前のところで友人関係を持ち直したり、最終話の瞳と悠斗の告白シーンでも悠斗は瞳にもう二度と会えなくなるのに瞳を抱きしめるだけ(普通の恋愛アニメにありがちなもう一歩先の展開に進めない)などといった妙に現実的で繊細な描写が多く描かれており、それがこの作品の魅力を引き出しているのだと思います。タイムスリップ後の須美(祖母)と瞳の時を超えた再開も感動だったし、65年という長い年月の間皆に一体何があったのだろうと自分なりに回想してみる位には没頭できた作品でした。何か自分に足りないものがある人、今の自分に満足できない人は特に見る価値はあると思います。

投稿 : 2020/03/28
閲覧 : 237
サンキュー:

7

ネタバレ

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時空の間(あわい)

実はこれ、1話切りで放っておいた作品であった。
主人公と、特に彼女の祖母、それぞれの立ち位置に居心地の悪さを感じたことで、観続ける勇気を失ってしまっていたのだ。

幸いにも、今一度チャレンジを果たし、この違和感こそが、物語を動かす動機であり、表題そのものであることに気付くのである。

主人公の月白瞳美(ひとみ)は魔法使いの孫で、魔法を嫌い、心を閉ざしたうえに、一切の色を失い立ちすくんでいる。
祖母の月白琥珀(こはく)は、そんな彼女を、自分が高校生活を送った時代に、魔法で送り出すのである。
彼女はそこで、写真美術部の仲間達と出会い、友情と恋が生まれ…、などと聞けば、ベタで陳腐なファンタジーを想像してしまいそうであるが…。

【主観的な考察】

空間、人間、時間という三つの間(あわい)

“ひとみ”がこの世界で初めて出会う、もう一人の主人公“葵唯翔(ゆいと)”。
彼がペンタブで描く絵の中に、彼女が失ったはずの“色”を見る時、ストーリーが動き出す。
光と闇、雨や風の巧みな表現が映し出す高低差と奥行き。
それらが広がる空の間(あわい)である“坂の街”を舞台に、二人の間(あわい)が深まる過程が情感豊かに描かれる。
そこには、“路面電車”、“傘”、“紙飛行機”、“砂時計”などが、重要なアイテムとして登場する。
どれも心憎いばかりの演出である。
そして、時の間(あわい)。
これは、大魔法使い“月白琥珀”の贖罪の旅。
彼女が得た大きな魔法の力、その代償として失った娘と孫の心を取り戻そうとする物語でもある。
“ひとみ”が取り戻した“色ずく世界”、その先につながる明日こそ、“こはく”が本当に取り戻したかったもの、それは家族という存在。

投稿 : 2020/03/22
閲覧 : 383
サンキュー:

28

ネタバレ

ノベル【旧ルーク】 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

映画を見た感じ

一言で言うなら全体のクオリティが高いです。
映画を見ている感じでした。
非常に見やすく、作画も綺麗で、キャラもしっかりみんな魅力的で、最終回も綺麗そのもの。
いい話でした。

投稿 : 2020/02/06
閲覧 : 327
サンキュー:

15

ネタバレ

うにおいくら さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オジサンでも面白いアニメ

 長崎を舞台とするP.A.WORKSの作品。
内容は女子高生が魔法で60年前に行って帰ってくる話。


 P.A.WORKSと言えば知る人ぞ知るファンタジスタ……いやそんな事は誰も知らないかもしれないが、P.A.WORKSが制作するファンタジーは「グラスリップ」という迷作も存在するので、知る人はドキドキしながら期待しているのではないだろうか?

 1話目からその絵の美しさと色遣いに目を奪われた。『P.A.WORKSの本気』を観た気分になった。

 物語は、世の中には魔法が使える人が存在する世の中。話は2078年の長崎から一気に現代2018年の長崎に飛ぶ

そう、根暗な女子高生が祖母の魔法で60年前の16歳の祖母の元へ飛ばされる。
 だからと言って盛り上がりもサスペンスもあまりなく、淡々とこの女子高生を取り巻く同い年の祖母と友人たちの人間関係の話が続く。
そしてその女子高生が精神的に成長して60年後の世界に魔法で帰るというありがちな話なのだが、オジサンはこういう淡々とした話が好きだ。

 いや、こういう日常をじっくりと描く作品が好きなオジサンにはお勧めのアニメだ。

 淡々とした話とは書いたがそれなりに後半はちょっとドキドキする。
ただ、オジサン的に残念だったのは60年後に戻った時に、高校時代のまほう写真美術部の部員たちが登場するのかと思っていたが出てこなかった。

それでも、

 主人公月白瞳美の祖母は月白琥珀だが、彼女と結婚して祖父になるのは諏訪部順一が演じた一柳柊生ではないかと最終話のエンディングを見ながら思ったのだがどうだろうか?
一瞬だけ祖母と紅茶を飲むシーンでそれらしき人が出ていたのでそう思ったのだが……。



 主人公の月白瞳美は今売り出し中の石原夏織。彼女はP.A.WORKS制作『凪の明日から』の久沼さゆ役でも出ている。
あのか細い声からは想像できない目力の強い声優でもある。

 もう一人の主人公葵 唯翔役は千葉翔也。詳しくは知らない声優だが今年になって結構出番が増えてきている期待の23歳。
働く細胞でB細胞の役を演じていたらしいが記憶に無い。

 主人公のヒロインの祖母月白 琥珀役は島本須美と本渡楓(16歳の祖母)。
特に声優になるため大学を中退した本渡楓はこの頃一気に売れてきた感のある声優。


 河合胡桃役の東山奈央は明るく元気な女子高生をさせたら、これ以上無いハマり役だと思おうがどうだろう?『響け!ユーフォニアム』の傘木希美役なんかもいい味出していたなぁと思う。
しかしこのクール、私の見るアニメによく出ている。かぶり過ぎだろう?
まあ、売れっ子声優なんだから仕方ない事なんだけど。

 そして風野あさぎ役の一ノ加那はダーリン・イン・ザ・フランキスに続き「大好きな幼馴染がヒロインの事を好きなってしまう」という絵に描いたような不幸な役回りを演じている。
そういう役がとっても似合いそうな声優なんだろう。

という事で声優も良い演技をしてくれている。


今クールのオジサンが見るアニメのベスト3には入れたい作品。

投稿 : 2019/10/14
閲覧 : 482
サンキュー:

16

ネタバレ

vWSHY97287 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白かった

青春ファンタジーものでしたが、凄く楽しめました。もうちょっと評価されてもいいなと思いました。

投稿 : 2019/09/15
閲覧 : 319
サンキュー:

6

ネタバレ

グルメキング さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

タイムトラベルものだと思ったら普通に恋話だった
でも恋話がメインならこの展開が卑怯すぎるかな
絵を描く奴スーパーチートすぎて正直感情が入らなかった
絵はきれいだから最後まで持ちました

投稿 : 2019/07/23
閲覧 : 256
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

時間魔法の精霊

母が消えたあと全ての色を失い、人目を避けるように生きるヒロインを舞
台に描かれる恋愛ファンタジー。

作名の通り色彩に拘った美しい作画。
そして柔らかくも繊細な世界感はそれだけでも観る価値はあると思います。

最愛の孫である瞳美を想い、60年前の自身の元へと送り届けた琥珀。
琥珀たちと共に学園生活を送ることで徐々に瞳美の気持ちは変わっていく。

「幸せになってはいけない」と自ら無意識に魔法をかけ殻に閉じこもって
しまっていた瞳美。そして自分の色を描き切れなかった唯翔。互いが色を
取り戻すことで時間魔法が発動し無事に瞳美は未来に戻ることが出来た。
琥珀の元へ戻った瞳美は自らが幸せになることを望み、その後再び色を失
うことは無かった....。

笑顔で「さよなら」と言った二人のラストシーンはとても印象的です。

評価が分かれる本作。一部の演出やストーリーに違和感を感じたのも事実
ですが、観終わってみて非常に綺麗に纏まった作品だと感じました。

投稿 : 2019/07/09
閲覧 : 218
ネタバレ

どやすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とにかく綺麗なアニメでした。

刺激が欲しい人にはもの足りないかもしれないけど

心がきれいになるアニメを求めている人に紹介したアニメ

投稿 : 2019/06/23
閲覧 : 290
サンキュー:

6

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私的に1、2を争う名作

PAワークス制作と言う事で見た作品。

テンポ良し!ストーリー良し!純粋なアニメ作品として楽しめる。

他の方の評価がイマイチみたいだが、これは絶対おすすめ。

こんな素晴らしい作品が創れるなんて。PAワークスの作品、やっぱり好きです!

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 284
サンキュー:

11

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

作画も綺麗で、内容もしっとりと綺麗な内容

1話感想
おおー、これはクオリティが素晴らしく高い。
日頃実力の高いP.A.Worksですが、これはその中でも素晴らしい出来になりそうな予感。
絵が美しくヒロインが非常に可愛らしく、美しいです。
作画も良いですが、それ以上に内容も素晴らしい。

これも魔法と科学が組み合わさった内容ですね。面白いです。
一話からぐっと心を掴まれました。大いに期待です。

全話感想
正直期待が高すぎたので、そこは応えてもらえなかったかな。
もう少し感動系になるかと思ったのですが。
二人があくまで友達止まりだったせいで、別れもすんなり受け入れていた所があっさり風味だったかな…。
しかし作画も綺麗で、内容もしっとりと綺麗な内容で、とても良い作品だったのは間違いありません。

投稿 : 2019/04/27
閲覧 : 256
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

色彩より人間をもっとていねいに扱ってほしい

前もって言っておきますが酷評です。
それなりに評価されている理由が分かりません。

先に良かったところを挙げておくと、色は綺麗に魅せてくれました。

以上です…。


個人的には最後の3話くらいで十分じゃないのかと思います。
13話も使わず一本の映画くらいで。
だって10話くらいまで睡魔と必死に戦っていました。
大学の講義を聞いているような気分でした。

話の展開もさることながら人間がぺらっぺら。
色が世界から消えた理由は絶対自分で分かるって。
平凡、平凡、平凡の繰り返しが日常。
過去に強烈なインパクトの出来事。
なんでそれを理由だと考えないのかな?

このぺらっぺらな関係性の中でどうして人を好きになれるのかな?
ルックス???

特定の絵本だけで色が分かるというのも最後までみてもよくわからない。

主人公の性格がどうのというのは別になんとも思わない。
だいたいどのキャラにも個性、魅力がなさすぎて人間として認識できない。

文学的な作品だと割り切って最後まで頑張りましたが、花火の使い方ですら「聲の形」の方がずっと文学的だと思うし、人間を描かないのに文学というのはねぇ…。

ほんとに何も知らない人に11話くらいからみてほしい。
いきなり文化祭だけど問題なく見れてしまうんじゃないかな。

こういう題材は好きなだけにとーーーーっても残念です。

投稿 : 2019/04/12
閲覧 : 376
ネタバレ

ヒュージ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ゆっくりとしたきれいな物語

心を閉ざした少女が、祖母の魔法で60年前に戻り、そこで出会った仲間によって感情を知り立ち直るというお話。
9話くらいまでは、主人公の踏ん切りのつかない態度にイライラしてしまったが、最終的にはきれいなエンディング。ラストの墓参りは誰のなのかが気になる。おそらくは…。PAっぽさが感じられる繊細な絵と進行。音楽は大して印象はない。

投稿 : 2019/04/10
閲覧 : 209
サンキュー:

7

ネタバレ

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

綺麗な作品だけど

とても美しい描き方で、緩やかに話が進んでいくけれどこのアニメはグダグダ感がなくまったり見る事ができた。

2つも秘密を抱えたままで儚げで可愛い主人公に好感が持てるし、部活のメンバーも親戚も皆良い人達でふわっとした気持ちで楽しめた。

ただ、ラストは感情移入を通り越して自分なら...という気持ちで見たので旨が痛すぎて辛すぎて堪らなかった。かなり大切なものを取り戻したけど、耐えれないだろうなと。

でもここまで自分の心が動かされたので凄く良い作品だったと思う。辛いけど見て良かった。

投稿 : 2019/04/08
閲覧 : 300
サンキュー:

5

ネタバレ

あにもち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

色がとても綺麗で淡々としたアニメでした。
人間関係の模様も上手く描けていたので楽しんで見れました。

投稿 : 2019/03/24
閲覧 : 245
サンキュー:

4

ネタバレ

Tom さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おばあちゃん

【2018.11.10 22:16】
おばあちゃんの若い頃に、会いに行けるなら行ってみたいなー。
ポッキーを思わず買ってしまう。
自動販売機の使い方。
モノクロの世界とは如何様なものなのか。
魔法とは。
魔法って好きだー。児童文学どっぷりで育ったので。
楽しみ。


【最終】
最終話の入りいいなー。

迫り来る別れの時間。
焦りと迷い。
故に急速に想いは加速して。
それでも、ちゃんと、想い合う事を選べたのは、若さであり、強さであり。
いいなーっていうw

空虚な幼少期。船を渡そうとする。

「自分から閉じてしまってたんです。」
「勝手な思い込みで、自分を追い詰めるのはもうやめようって」

耳が痛いー。

このヒロインを、途中段階で「未来から来たサークルクラッシャー」と表現されてた人が身近に居て。
なんか、凄く辛くなったw なるほど確かにと(^_^;)


魔法の暴走。与えられる時間。
color capsule
剥がれていく闇
取り戻す色
伝え合う想い
出会えた意味

泣くわー。

『気持ち一つで世界は変わっていく』

「さようなら」



コハクレベル77wwww


帰って来た。瞬間に、飛び込む音と一面の色。

「おかえり、ひとみ」

コハクとの再会。

コハク…コハク……。

「全部あなたが手に入れたのよ」

償いだった。

「お母さんを探して会いに行きたい。」

そういうことかー。


「おばあちゃんはやめて、コハクって呼んで(小声)」

可愛いw



幼い頃読んでた絵本。

お母さんと一緒に。

うーん?コハクの娘、瞳の母親は、コハクの目の届かないところで瞳を育てたのかと思ってたんだけど。
もしそうなら、つまり、あの絵本が手元にあったのはある意味、偶然??すごいな。
コハクがきっと娘にたくさん読んであげてたのかな。
引き継がれたんだね。


「わたしの色は なにいろかしら」

(;_;)


色々思う時期だったから余計に響いた。
凄く好きだ。

投稿 : 2019/02/27
閲覧 : 278
サンキュー:

8

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

優しい世界

物語、映像の色使い、ともに美しいアニメでした。
この世界における「魔法」の在り方についても、絶妙なバランスに仕上がっていたように思います。


綺麗な作品なのは疑いようもないのですが、、
物語がどこを目指して進んでいるのか、リアルタイムでは全然見えてこない…

瞳美がどうなったら幸せなのか、瞳美をどういう気持ちで応援していけばいいのかがわからないまま、気づいたらお話がクライマックスを迎えていました。


また、私自身、特定のコミュニティーに属することを頑なに避けてきた人間で、
いざその輪の中に入ろうと思っても、溶け込み方というものが一切わからないのですよね。
だから、琥珀おばあちゃんの「時間魔法」について、

「あんなにもウジウジしていて孤独な瞳美が、新しい環境に移ったところで、変化なんて望めないのでは?
結局、都合良く瞳美を迎え入れてくれた写真美術部の部員たちが聖人だったってだけじゃん!」

って、思ってしまいました。

そんな人たちや自分がいるからこそ、琥珀おばあちゃんは、瞳美を過去へ送ったのだとは思いますし、
ぽーんと過去へ放り込んだ行為そのものにも、
瞳美に危機意識的なものを持たせることで、変化のきっかけを与えるような意図があったのかなあ、とは考えられるのですが…

うーむ、、やっぱりちょっと不確定要素が多すぎて、「時間魔法」が真っ当な試みだったとは思えないんだよなぁ…。
いや、それだけ琥珀がぶっ飛んでいて天才的だということなのかもしれないですけど、それでも納得はいきません。

瞳美が過去の世界で、みんな(特に唯翔や高校生の琥珀)に影響を及ぼしまくっていたのも、色々と大丈夫なのかな?と、
考えるべきではないとは思いながらも考えてしまいましたね…。

おそらく私の、この作品への向き合い方が根本的に間違っていたのでしょう。


記憶が薄れてきた頃にまた観る機会があれば、今度は画面から少し、顔を離して観てみようと思います。

投稿 : 2019/02/08
閲覧 : 336
ネタバレ

リーン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

泣きたいときに見たくなる!

ラストは切ないけど二人とも色を取り戻したしハッピーエンドだと私は思ってます!
凪あすが好きで観たけど世界観が良すぎる!
色を取り戻すシーンが綺麗で好き。

投稿 : 2019/02/01
閲覧 : 167
サンキュー:

8

ネタバレ

ほらいぞんちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人は変われる

石原夏織ちゃんが主人公役ということで視聴決めました。本当に綺麗な声で…。


さすがP.A.WORKSといったものかストーリーも綺麗にまとまっており、魔法の表現も美しく綺麗な世界観でした。
いわゆる萌え系ではなくザ青春というふうでなんとなく『orange』を思い出しました。


部内で恋愛絡みの人間関係が多かったものの瞳美とゆいとくんとの恋路をメインにしているわけではなくあくまで瞳美の時間旅行のなかのひとつの思い出として描かれており恋愛だけの作品で終わらず好印象です。


個人的には「瞳美とゆいとくん上手くいってよかったね」、よりも琥珀と瞳美の関係に涙しました。

琥珀はタイムスリップしていた瞳美と過ごし、別れた後も「将来生まれてくる自分の孫は色が見えないんだ」、と知覚した上で歳を重ね高校生になった瞳美を過去に送り、やっとそこで瞳美と過去を共有することができた、という長い間色を取り戻した瞳美を待っていたんだなと思うと泣けます…。(説明力がない)


瞳美が唯一色が見えた絵本がゆいとくんが描いたもの、というのよく考えたら予測できた程度なのかもしれないんですけど、なるほどな!と腑に落ちました。未来に帰ってお墓参りしてましたが、もう亡くなってるんですかね…かなしい。


あと全然関係ないんですけど、この作品、かなり遠くで話しているのを他の子が聞いてる・に聞こえてるというシチュエーションを多々見かけたんですけど「いまの聞こえるんかーい(笑)話してる方も気づかんのかーい(笑)」と脳内でツッコミいれちゃってました。


やなぎなぎさん、とても作品にあった儚く美しい曲でした。ずっとすきなので…よかったです。


こころが浄化される良い作品でした。

投稿 : 2019/01/26
閲覧 : 266
サンキュー:

13

ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

山も谷もなく、予定調和で終了

 山も谷もどんでん返しもなく、期限通りに最終回で別れを迎えました。結局孫のトラウマの解消をおばあちゃんが魔法で行ったって話で、おばあちゃんとしては自分が孫を過去に贈るのは決定事項、結果がどうなるのかだけ知りたかったのでしょうか。写真部の部長の告白とか、同級生との三角関係とか、まったく話の展開に関係なかったような気が…。画面がきれいだし、雰囲気はよかったんだけど、薄味感半端なかったのは残念。期待していた分落胆が大きかったですね。

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 356
サンキュー:

21

ネタバレ

kinnio さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

青春は劣等感のかたまり

クオリティーは非常に高い作品だと思います。
構成も素晴らしく、最終話まで飽きなく見れました。
ただ、自分にはこのヒロインの気持ちに寄り添えない
のが残念でした。
母親が自分のせいで出て行ってしまった事への罪悪感。
これが現在のヒロインを形作っている要素なのでしょうが
今一つ自分には弱かったです。
なにか、青春は青春、恋は恋、気持ちは気持ち(ここでは
罪悪感へ決別)がバラバラに決着していく感じがして
もっと大きな事柄で巻き込んで、ラストまで突っ走る方が自分は
惹きつけられたかも知れません。

とは言えこの様に丁寧に作られた作品は貴重です。
青春してるなという気持ちにはなれます。

投稿 : 2019/01/20
閲覧 : 222
サンキュー:

12

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

60年前の人の心に触れることを、愛おしく思ってくれますか?

観終わったあと、三つの作品を思い出しました。
「あの花」、「さよ朝」、そして黒澤明作品のオムニバス映画「夢」のなかの「鴉(カラス)」です。


「あの花」は、超平和バスターズの失われた "和" の気持ちを、6人の涙で埋め戻す作品でした。
「さよ朝」は、"愛するがゆえ" の逆縁の孤独感を、深く胸に秘めて、穏やかに受け容れる作品でした。
本作にも家族の喪失、孤独、別れが描かれています。
でも、語るべきテーマ性は、めんまやマキアとは少し違うような気がいたします。

「鴉」のほうは、"こんな夢を見た" というテロップのあと、黒澤氏の描く物語が始まります。
・・・「私」は、ある美術館で、ゴッホの「アルルの跳ね橋」の絵を鑑ているうちに、知らず識らずのうちにその絵の中に入っていく。やがて「カラスのいる麦畑」でゴッホその人に出逢い、胸中に抱えている苦悩に触れていくことになる・・・。

実は、本作から「夢」までは28年。「夢」から「カラスのいる麦畑」までがちょうど100年。
世代でいうと、本作から「夢」は一世代前、「カラスのいる麦畑」までは四世代前なんです。

案外、昔の人とか過去の出来事というのは、明日のことほどには関心がいかないものです。
ましてや自分が生まれる以前のことは "歴史" のお話。
たとえ、通り一遍の知識で理解できたとしても、当時の実相に触れたり、活き活きとした息吹を感じることは不可能です。

本作に登場する6人の仲間も、彼らの家族も、瞳美にしてみれば60年前の人で、お婆ちゃん、お爺ちゃん。
でも、彼らは、17歳の今を生きていて、カメラや絵筆を手にし、青春を謳歌し、家族と暮らし、生まれ育った街を闊歩しているのですね。

そこへ突然、二世代も後の未来から送られてきた「孫娘」を、いったいどんなふうに受け止め、どのようにして受け入れていくことが望ましいのか、ということを私は想像してしまったのです。

琥珀からの手紙にどんなことがしたためられていたかは、魔法使いの直系にしか明かされません。それは大切な秘密です。
ですから、「孫娘」も理由や目的は分かりませんし、接する仲間も分かりません。
お互いが戸惑うなかで、手さぐりをしながら、それぞれの糸を撚りあわせていくような物語なのですね。


そんなわけですから、これは観る人の感受性や想像力を問うてくる作品だと思います。
キャラの心情に歩み寄って、能動的に思索し、積極的に共感する姿勢が求められるでしょう。

この「孫娘」はどうするんだろう、6人の仲間はどうするんだろう、物語はなにを見せてくれるのだろう、そういうことではないのです。

視聴者たる私だったら、未来から来た「孫娘」にどうするんだろう。
そういう視点です。


物語のキャラたちはみな、強く主張することはしません。
「孫娘」も、過去に囚われ、今を思いあぐね、未来を見通せないでいます。

そんなストーリーを知ろうとすればするほど、「孫娘」の心情に寄り添おうとすればするほど、もどかしさを感じ、じれったさを背負い、彼女が望ましく思えるようになるその時まで、一緒になって魔法旅行を旅しなければなりませんね。


「大丈夫よ。なんたって私の孫だもん。」
祖母の琥珀が若い瞳美に話しかけ、若い琥珀に祖母の柚葉(ゆずは)が語りかけます。

祖母が孫に寄せる信頼というものは、どうやら世代を超えて引き継がれ、紡がれるようです。
でも、若い琥珀も、瞳美も、大人の階段を上り始めたところ。
祖母の言わんとする「大丈夫」は、ちびっと楽天的にも聞こえたかも知れませんね。


まほう屋は、心のサプリを扱います。
それは、星砂を使う人の心に、やさしく寄り添い、小さな幸せを願う気持ちにそっと手助けをする "エンパワーメント" です。

さあ、時間魔法を使って、瞳美を、若い琥珀に会わせることにしましょう。

{netabare}
長崎は 
若むらさきに 
色づきて
夢か現か 
ときの長先(ながさき)



かつて大禍で、美しい色を失くしてしまった街、長崎。
73年前のことです。

長い時間をかけて、美しい街並みを取り戻しました。
穏やかな水面に映るのは、燈火の輝きと星々の瞬き。
花火は、平和を欲し、喜びあうための大切なイベント。
7人が発する若々しい光彩も、眩しく照らしあい、反射しながら煌めきあっています。

あることをきっかけにして自分の心を抑圧し、魔法を固くかけてしまった少女=瞳美。
息づく世界の色どころか、明日からの自分の生き方さえも見出せなくなっていました。

その頑なな呪縛を、60年も前の若者たちが解きほぐし、やがて瞳美も回復と自律の気配を心のなかに見い出していきます。
現代っ子の6人の仲間も、等身大の生き様をのぞかせながら、未来からきた少女を優しくサポートしていきます。


さて、"エンパワーメント" のことを少し。
1980年代における女性の権利獲得運動のなかで使われるようになった言葉で、「権限を与えること」「自信を与えること」「力を付けてやること」などの意味を持つ英単語です。
心理学やコーチング、あるいはマネージメント手法の一つで、"人生の主人公" となれるように能動的な力をつけてもらい、自分自身の生活や環境を、自らのもつ力で、よりうまくコントロールできるようにしていく方法です。

琥珀たち6人は、戸惑いと怖気で固まっていた瞳美を友人として迎え入れ、彼女の属性である "魔法"、"色覚異常"、"未来からの来訪と帰還" を、ナチュラルな感性で受け止めていきます。


エンパワーメントのキーパーソンは、琥珀と唯翔(ゆいと)。

唯翔が瞳美の入部をきっかけを作るのも、琥珀が魔法を手立てに部活動に合流するのも、瞳美にとっては、とても自然なことだったように感じます。
また、彼らの瞳美への気遣いは、相応の合理的配慮がなされていたと思います。

それにしても、瞳美がのっけから唯翔の部屋に出現するのは、時間魔法というよりも、"大魔法使いたる" 琥珀の "時空間魔法の成せる技" なのでしょうね。



導きし 
金のさかなの  
道の先
色の満ち干は  
見えみ見えずみ


思わずと  
立ち寄らむ君 
安らけき
魂(たま)に色生む  
彼のタブレット



瞳美が色を見て取れるときは、なぜかいつも唯翔が関わっています。
琥珀がその理由を探究したり、試行を重ねたりすることも、唯翔はなにやら協力的です。
図書室での瞳美の決定的な "ひと言" を引き出したのも、琥珀と唯翔の息の合った?エンパワーメントでしたね。


稚(いとけな)き  
君のみた色 
繋げたき 
えにしの元(はじめ)
みらいの幸(さち)に 


語るなら 
絵師の手ずから 
君がため
描く虹色  
映れひとみに
{/netabare}


琥珀と瞳美の60年の時の差。

{netabare}
ともすれば、60年というのは大きな溝です。
ジェネレーションギャップとしても、二世代前というのはなかなか身近には感じられないものですね。
「お婆ちゃん」と呼びかけられる琥珀にとっても、思春期に躓く瞳美の心情にはなかなか寄り添えないものでしょう。

でも、琥珀は不可逆の時間魔法を習得し、その下ごしらえも60年かけてしっかりと準備してきました。
その動機は、琥珀とその娘の母子関係を追えば、言わずもがなです。

一旦は瞳美を手放し、しかしがっちりと受け止めるだろう60年前の自分自身に、琥珀はどんなにワクワクし、その瞬間が訪れるのを待ち望んだことでしょう。

琥珀にとっての集大成は、何と言っても60年分の満月の光と、人生の宝物ともいえる6ヶ月です。
そこにいるのは高校生の自分。
自分では決して取り返せない瞳美の17年間を、若い琥珀に託して、委ねるのですね。

琥珀の青春時代が、いかに幸せで偉大な尊さであったか。
若い感性と素直さに溢れるかけがえのない黄金の時であったか。
きっと琥珀には、確信ともいえる強い思いがあったのでしょうね。



そんな瑞々しさに溢れた琥珀や唯翔たちのかかわりは、瞳美の自律性を重んじるエンパワーメントの内実とその展開そのものでした。

瞳美の日常が静かに進んでいくのも、なだらかに描かれるのも、引っ込み思案で幸せを拒むように振る舞う瞳美の心情を感じ取り、慮(おもんぱか)った琥珀たちのスタンスに視点を当てているからだろうと思います。

彼らのアプローチは、特別でも何でもなく、ありきたりです。
上から目線や、宛(あて)がい扶持(ぶち)、お仕着せや無理強いでもありません。


祖母が、辛い境遇にいる孫娘のためにできることがあるとしたら、そしてその原因の一端を自分が作ってしまっているのであれば・・・。
まずは、幸せのさなかにいた若い自分自身がなんとも孫娘には申し訳なく、もしも、若かりし自分の如くに振る舞える機会が作れるものであれば、何か手立てもあろうかと、どこかにそんな人がいようかと・・・そんな妄想を抱いてしまうのも、あながち、ないとはいえません。

ならば、若い自分に孫娘をサポートさせよう!と。
読み聞かせをしてきた絵本の作者も巻き込んで!と。
・・・そんな突拍子もない発想で、そんな課題を自分に課すなんて。
いかにも琥珀にぴったりなファンタジックな楽しいお話ですね。(とりわけ祖父母にとってはネ。)
{/netabare}

色が見えなくなっているのは、瞳美のDNAから発せられる警鐘です。
ところが、彼女の気持ちは、"どうでもいいこと" として向き合おうとはしません。

{netabare}
瞳美が無意識のうちに自分にかけてしまった魔法は、感じ方、捉え方の小さなかけ違い。

「同じだけどちょっと違う。違うけどちょっと同じ。」
はなから自分で答えを持っているのですが、その埋め方が分からない。
辿り方が分からない。
幸せへの筋道が、その歩き方が分からない。
どうやら、心をゆたかに満たすサプリが必要ですね。

琥珀にとっては、娘へのかつての過ちが、血脈に潜むDNAの危うさに向き合えなかった痼(しこ)りになっているようです。
それゆえに孫の身に起きてしまった実相に向き合うに、胸を痛めているのですね。
しかし、そのDNAゆえにリカバリーするチャンスを決意に換えたのだと思いました。
ただ一度きりの魔法。それは最も身近な人を幸せにするためにあると。


きっと本作は、琥珀自身の幸せ探し、幸せ作りを振り返るストーリーでもあるのですね。
だからこそ、自らの債務を若い琥珀に負わせてまで、瞳美の人となりに直接アプローチをかけたのでしょう。

祖母の孫娘への寄り添い方。
それが、琥珀ならではの "時間差エンパワーメント" だったのでしょう。

琥珀は、自分が愛し、家族から愛された自分を、瞳美にも体感してほしかったのかもしれません。
魔法使いの家系のルーツ(系譜)とオリジン(起源)を、瞳美に辿らせようとする試みでもあったのだろうと思います。

また、瞳美を60年前に送ることをきっかけにして、若い琥珀にもエンパワーメントを施し、孫の生き様を同世代の立場でサポートさせることで、同じ魔法使いとしての自信を、お互いに作りあい、持たせあおうとも考えたのかもしれません。

副次的にも、6人がそれぞれに希望を持って自分自身の未来に向き合うことになりました。
彼らは、その確信と信頼を礎にして、瞳美を未来に還すことに意志をまとめ、力を尽くします。



琥珀が、若い琥珀に施したエンパワーメントは・・・。

瞳美の感性に働きかけて、再度、色を取り戻させること。
(唯翔との接点を、意識的に創り出すエンパワーメントに)

時のあわいの存在を知り、瞳美を必ず未来へ帰すこと。
(瞳美の思いに寄り添いつつも、琥珀の意志決定へのエンパワーメントに)

瞳美に内在する時間魔法のスイッチを発動させること。
(3分間の紙飛行機の時間魔法。その訓練と応援のエンパワーメントに)

瞳美を支えるのは、琥珀の力だけではないと知ること。
(柚葉の何気ないアドバイスが、琥珀と仲間へのエンパワーメントに)

そして、60年の月日をかけて星砂時計を準備すること。
(瞳美が恋した唯翔の愛が、琥珀の語り聞かせのエンパワーメントに)



琥珀が、娘を、孫を愛さないわけはないでしょう。
それは、娘が瞳美を愛さないわけではないことも意味します。
その愛の前には、60年の月日も霞むでしょう。


60年を隔てた琥珀の過去の記憶へのトライアルは、同じく瞳美の未来へのチャレンジでもあります。
そこにあるのは、琥珀の自責悔なのかもしれないし、瞳美の母への悔悛なのかもしれないし、瞳美へのエールなのかもしれませんね。


照らし置く
月白の砂  
六十年(むとせ)にも
時を睦みて  
青き真砂に


菫(すみれ)の手 
にぎるクレヨン  
鈍色(にびいろ)に
染まる心の  
君ぞかなしき
{/netabare}


さて、ここで、少し趣向を変えて、ホンモノの和歌を二首、紹介させていただきますね。

{netabare}
とどめおきて 
誰(たれ)をあはれと  
思ふらむ 
子はまさるらむ 
子はまさりけり

(いずみしきぶ。後拾遺和歌集・哀傷(ごじゅういわかしゅう・あいしょう)より。1086年)


この和歌は、和泉式部が、彼女の娘である小式部内侍(こしきぶのないし)が、子どもを残したまま亡くなってしまったことを哀しんで詠んだ哀歌です。
深い抒情性をあわせもった絶唱歌ともいえるものです。

意味は、「この世に自分の子どもたちと、母親である私を残して亡くなった娘は、いったい誰のことをしみじみと思い出して、不憫に思っているのでしょうか・・・。きっと、残された自分の子どもを思う情の方が、まさっているでしょう。なぜなら、私も、娘との死別がつらくて、ただひたすらに、娘を偲ぶ情の方がまさっていると分かったのですから。」というものです。

母親が子どもを想う気持ちは、平安も平成も変わりなく、死別にしても離別にしても、通じる心情は同じものでしょう。
"子" を二度も繰り返し使っているのは、返す返すも無念の高ぶり、つのる気持ちが抑えきれないさまを言い表そうとしたのでしょうね。


琥珀の立ち位置は、ここでいう和泉式部と同じです。
小式部内侍は、琥珀の娘(瞳美の母)。
残された子どもは、瞳美でもあるし、琥珀の娘でもありますね。

琥珀と和泉式部の想いを重ねれば、娘を失ったことの耐え難い悲しみの慟哭があり、心にするどい痛みをともなう深い哀しみがあることを、先の和歌から感じ取れるのではないかと思います。


瞳美に自分の力を信じさせようとするのならば、琥珀自身もおのれを信じる強い意志の力が必要になります。

17歳の琥珀の生きざまは、17歳の瞳美の人生にリンクし、同世代として共感を生み、DNAのなかに共有されていきます。


娘(こ)に母に 
焦がし窶(やつ)らむ 
身を想う
十七の君 
息をあわせて
(fuushin)


次に、紫式部の和歌を紹介させていただきますね。


心だに 
いかなる身にか 
適(かな)ふらむ
思ひ知れども 
思ひしられず

(紫式部集より。1019年頃。)

この歌の意味は、「いったいぜんたい、私はどのような身の上であれば、自分のちっぽけな心が満足するというのでしょう。満足することはないと分かっていても、きっと心の底では諦めきれないのです。」というものです。

この和歌の背景には、紫式部が結婚後わずか3年で夫と死別し、幼子と二人で暮らすなかで得た心情があります。

彼女はそれを「憂(う)し」と表現しています。

それは、高貴なる宮上人とのよすがの中で、ついつい彼らと自分の身の上を比較してしまうことの、辛さと苦しさ、情けなさや恨めしさという、何ともやるせない思いのことのようです。

紫式部はこの思いをもとにして、身を立てるばねに替えました。
まさに、「心はいかようにあっても、それ故にいかようにもできる」と思い返し、このあと「源氏物語」を生みだしていくのですね。

実は、和泉式部は、紫式部と、ほぼ同じ世代、同じ同僚女房です。

先の「後拾遺和歌集」は、勅撰和歌集(天皇の命を受けて編集されるもの)で、和泉式部は、67首も選ばれた筆頭歌人なんですね。
彼女は、どうやら恋バナの多き人だったらしいのですが、それでも娘を失った悲哀を詠んだ和歌は、それとは一線を画するもので、繰り返して詠むほどに胸を強く打たれる思いがします。


さて、和泉式部の "哀歌"。そして、紫式部の "憂し" 。

現代では、自分の思い通りに行かない心情のことを「統御感が失われている」と呼びますが、これを言い換えることができるなら、"アイデンティティーの揺らぎ" とも言えるでしょう。

2人の歌人が詠んだ和歌は、琥珀とその子(瞳美の母)、瞳美とその母(琥珀の子)の、それぞれの関係に通じるものです。
今も昔も変わらない、親子の情の尊い換えがたさを物語っていますね。


DNA 
むすぶ六十年(むとせ)は
月白の  
祖母と孫とで 
語らう青春
(fuushin)
{/netabare}


6人の部員たちは、瞳美の出自を知ることで、彼女の今を応援し、やがて未来へと送り出そうとする機運を、共同して作りだそうとします。

{netabare}
7人がそれぞれに認めあい、受け止めあい、気持ちを交わし、道を見つけていこうとする姿。
そして瞳美を未来に還そうとする彼らの言葉のはしばしに、通底する "エンパワーメント" のメッセージが表現されていたように思います。


離(か)たつ夜に 
七つの魔法 
色を生(な)し
しあわせも成す 
虹の架け橋


色づく世界とは、琥珀や瞳美、唯翔たちの息吹がめぐりあう世界。
彼らの過去は、今につながって、未来を創りだしていきます。

持てる全てを今に注ぐなら、幸せになってもいい。
色づく世界の明日から、もう一度、始めればいい。
そんな思いをもって、あなたに生きていってほしい。

そのことを知ってほしかったのです。
(今回は、琥珀の想いに寄り添ってレビューしてみました。)



今から60年後に生まれる子どもたち。
はるか先、2078年も、青い空、碧い海、すばらしい季節を迎えてほしいと願います。

そんなステキな未来を創り出す魔法なら、私もまほう屋のドアを開けて、信じてみたくなりました。



特筆すべきは、作画の美しさ。とってもきれい。
P.A.WORKSさんは、「さよならの朝に約束の花をかざろう」を手掛けていらっしゃいますが、本作も素晴らしい仕上がりだったと思います。

2018年の作画は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」で始まり、本作で締めくくられた印象ですね。

OP、EDも、作品のテーマ性に、ぴったり合っていたと思います。



最後に一首。

吾が駄作
式部と並べる
身のほども
知らね厚顔
相も変わらず

おそまつ。
{/netabare}

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2019/01/17
閲覧 : 416
サンキュー:

44

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感動しました。

なんの情報も無く、期待も無く、1話目の冒頭で、これは見ずに消去かな〜と思ったけど、タイムスリップした瞬間から面白くなって、一気に見てしまった。
もうさ、これはみんな予想つく切ない恋があった訳やけど、ホンマに紙飛行機飛ばして会いに行く所は切ないが渋滞して、胸が苦しかったわ〜。
好きすぎかよ。好きの極みかよ。みたいなね。
最後、瞳美は誰の墓を参ってたんやろうなぁ……。
良いアニメやった。

投稿 : 2019/01/14
閲覧 : 197
ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もっと お涙ちょうだいものだと思った

もっと お涙ちょうだいものだと思ったイマイチ泣けなかった・・
うーん もっと 切なくなれることを 期待したんだけどなぁ・・残念

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 246
サンキュー:

5

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あまり面白くはないが悪くはなかったアニメかな・・・と思う。

まず思うことは作画がとても綺麗ですね。
背景なんですけど、何でこんなに綺麗なんだ・・・と思うぐらい
作画の密度が凄いです。
1シーン1シーンここまで細かく描くのかというぐらい
作り込みがハンパないので
みていて思わず「凄い・・・」と感心してしまう素晴らしさがありました。
キャラクターデザインも優秀ですね。パッと見て思わず女の子は可愛いな・・・と思えるぐらいの
良さがありました。
着ている服もファッションセンスに清潔感があり服でキャラが魅力的に見える良さがあり
キャラの表情も描写も上手く細かくコロコロ変る表情や目線で何を考えているのか
ある程度は伝わってくるのも良かった。
キャラの作画の自体も高くテレビアニメとしては文句がなく
制作ている人が視聴者が最初にこの作品をみていい印象を持ってもらおうと
いう熱意が感じさせられる。

設定は2078年の時代を生きる女の子の主人公がある日、祖母の琥珀に
自分が高校2年生のだった2018年にタイムスリップして自分に会うように
言われて2018年の時代に行くという
要するに未来人が現代にやってきたという開始でした。
ただし行く理由は祖母に「決められたこと」以外語られず
目的も何もかも不明なのでなぜ2018年に行くことになったのかは
主人公ですらわからないという異例のスタート

タイムスリップして最初に付いた場所が
男子高校生、唯翔の自宅でそこから脱出する所を
誰かに見られたために色々問題が発生する展開をやっていましたが
唯翔に不法侵入で疑われるが魔法のせいだからしょうがないと
すぐに納得してもらったり
この世界での魔法の位置付けは世間では浸透しており
魔法が存在して一般的に使われたり知られたりしていて
公的な機関にも公式に魔法が存在すると認識されていて
ファンタジーの要素もあるというもの

2018年に来た主人公だけど
琥珀の家に行くと高校二年生の琥珀はいなくて
琥珀の祖母がいて彼女に未来から持ってきた手紙を見せると未来から来た琥珀の孫と認識させられて
そこでお世話になるのだけど、その手紙に何が書いてあって
そうだと認識させられたのかわからないのでモヤモヤします。

この世界は子供向けみたいに、ご都合主義的な要素も多い。
ある日、突然わいてきた人間の主人公が高校に通えるようになるのもよくわかりませんね。
その制度は「マジカルステイ」ですか?便利だな・・・と思う。

主人公は色彩障害があって白黒にしか見えないみたいだけど
唯翔が描いた絵を見ている時に色が認識出来るようになるという
設定があるみたいですが
これもあまり面白い感じがしませんでしたね。
なぜ唯翔の絵だと色が見えるのかという因果関係がわからないので・・・
色彩障害自体もそれで困ったりすることはあるけど
殆どないので障害がある人の苦労話というわけでもありませんでした。

主人公は魔法の力が弱くてたいした魔法は使えないが
唯翔に対して不法侵入をしてしまったお詫びとして魔法を見せると
約束をしてしまったために琥珀の家で魔法を教わりながら
魔法の店でお手伝いをして
学校では写真美術部に入り活動していましたね。
学園青春ものといった感じでした。
色彩障害があるが美術部に入ろうとした理由は
唯翔が描いた絵を見て「私にもこんな世界があったのか」と
美術というものに素晴らしさがあるということ感じて
やりたいと思ったので、色彩障害でやるのは無理はあるが気持ちは理解出来ました。
心理描写は悪くはありませんでした。

2018年の琥珀は主人公と初めて会っても
不思議がらず普通に自分の孫と認識していて理解力が高いです。
さらに未来人という秘密はあっさり写真美術部のみんなには話して
普通に信じてもらえるので
主人公が未来人だからといって揉めたりしてストーリーに起伏が起こるわけでもないです。
なので特に面白いストーリーではありません。
最初の不法侵入で疑われた時からそうですが
このアニメの登場人物はみんな理解力があるキャラなので大きく問題になることがなく収束します。
キャラは善人しかいないです。
ただそれで解決するのはおかしいのではなくて、いい人だから解決したと
わかる描写があるのでストーリーがおかしいとかではない。
そのおかげで透き通るような性格の良いキャラのキャラクター性は伝わり
たとえ喧嘩しても心理描写は非常に丁寧なので、そのおかげでキャラは
嫌な感じや嫌味がないので、キャラに好感が持てることが多かったです。

ストーリーが進むと琥珀が部員に加わり
それによって部活名も変わり魔法写真美術部とあっさり決まり
魔法を使う写真美術部になってました。
ただしだからといって大きくストーリーが動くということなく進んでました。
やってたことは学園青春もので部の活動を通して
みんなが徐々に仲良くなって青春を謳歌している内容
それ以下でもそれ以上でもなかったです。
いい話だな・・・的に描かれていて、実際に内容はそこまでは悪い話ではないのだけど
面白いかになると・・・そこまでは・・・でした。
障害をテーマにしたりや恋愛をテーマにしたりや
過去に行くことになった理由を探したり
未来に帰るために頑張ったりなど
しっかりとしたストーリーの軸がある中、描かれているわけではないので
そこまでは面白さ自体は伝わりませんでした。
どれも中途半端なので・・・
ただ告白などの恋愛話もありましたが
これらは非常に丁寧な心理描写で、告白された側の繊細な心境
周りの友人などが心配して支えになって
甘やかすだけでなくて前進させるアドバイスとしたり
それらの描写が非常に丁寧なので短い中、悪く言えば中途半端の中で描かれてはいるが
それでも感心してしまうことが多かった。
問題があるとすれば主人公が未来人ということを
主人公を始めとして登場人物がみんな忘れている気がしたので
その辺はどうなのかな?と思った。

琥珀が途中で主人公を未来に帰したいという
展開になったりもしましたが、来た理由もわからなく
目的を果たしたとも思えないので帰るのも、なんかフワフワしてるな・・・と思いました。
なのでやろうとしていることに興味がひかれません。
そしてその後、急展開して無理やり帰らざるえないことになるのだけど強引でしたね。
ネタバレなので詳しくは書きませんが
最後までみれば解決されない謎も多いので・・・モヤモヤとした部分はあるが
なぜ主人公が未来から来たのかや、どんな目的を果たしたのかも
わかるようになってました。ああそういことだったのかと・・・
気付けるのでまったくまとめないアニメに比べればマシなんだろうな・・・と思えるまとめ方でした。
ただ最後までみないと真相はまったくわからないので
最後まで我慢出来るか・・・になるとどうなのかな?という作りでもありました。

声優さんについては主人公役の方は臆病で気の小さい感じがよく出ていて
キャラに合った演技作りが出来ていて良かったです。
琥珀(高校2年生)役の方も元気が良くて面倒見の良い女の子の演技作りが
出来ていて非常に良かったです。
全体的にも演技力が気になることはなかったです。
演技力はしっかりしているな・・・と思いました。

まとめると素晴らしい風景の作画や優秀なキャラクターデザイン
作画自体の質のおかげで見た目のクオリティーが高く
見ていて作画的にわかりにくいてことはなかったです。
このおかげで世界観に入っていきやすい。劇中曲も素晴らしい。
ただ過去へ行く理由は語られないし、2018年の時代に行っても
トラブルはあっさり解決だしストーリー自体はドラマ性は薄いです。
主人公は未来から来た人間なのにみんな理解力がいいので面白い展開にはならない。
でもストーリー展開がおかしいわけではないので見ていて不快とかにはならない。
きちんとしたキャラクター描写があるおかげで
キャラの良さは伝わるストーリーだった。
ストーリーについては青春を謳歌している内容が楽しめるかどうかかなと思う。
これについてはストーリーに軸がなくて面白さは伝わりにくいが
心理描写は素晴らしいので繊細な心理が楽しめるなら・・・
だったと思う。
最後までみれば大体は真相はわかるので
終わってみればそこまでは悪くはなかった印象
あにこれの評価システム上点数は高くなりますが
あまり面白くはないが悪くはなかったアニメかな・・・と思う。

投稿 : 2019/01/11
閲覧 : 237
サンキュー:

18

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色づく世界の明日からのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
色づく世界の明日からのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

色づく世界の明日からのストーリー・あらすじ

物語の始まりは数⼗後の⻑崎。⽇常の中に⼩さな魔法が残るちょっと不思議な世界。主⼈公の⽉白瞳美は17歳。魔法使い⼀族の末裔。幼い頃に⾊覚を失い、感情の乏しい⼦になった。そんな瞳美の将来を憂えた⼤魔法使いの祖⺟・⽉白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出す。突然、⾒知らぬ場所に現れとまどう瞳美の視界に鮮烈な⾊彩が⾶び込んでくる…。(TVアニメ動画『色づく世界の明日から』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年秋アニメ
制作会社
ピーエーワークス
公式サイト
www.iroduku.jp/
主題歌
≪OP≫ハルカトミユキ『17才』≪ED≫やなぎなぎ『未明の君と薄明の魔法』

声優・キャラクター

石原夏織、本渡楓、千葉翔也、市ノ瀬加那、東山奈央、前田誠ニ、村瀬歩

スタッフ

キャラクター原案:フライ、監督:篠原俊哉、シリーズ構成:柿原優子、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:秋山有希、美術監督:鈴木くるみ、美術監修:東潤一、撮影監督:並木智/富田喜允、色彩設計:中野尚美、3D監督:桐谷太刀、特殊効果:村上正博、音響監督:山田陽、音楽:出羽良彰、プロデュース:infinite

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