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「色づく世界の明日から(TVアニメ動画)」

総合得点
87.5
感想・評価
1141
棚に入れた
4893
ランキング
153
★★★★☆ 3.9 (1141)
物語
3.7
作画
4.2
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.7

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色づく世界の明日からの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画が綺麗。

素人目にも綺麗だとわかる作画。それに合わせるフォントも素敵、音楽とのマッチも最高。
物語は、瞳美が現代に帰るという事が一話目の時点でわかっている時点で察していたけれど、やはり涙なしでは観れなかった。

「写真をどういう仕上がりにしたいかは、自分にどう見えてるか、自分がどうみたいかで変わってくる。」
この言葉は好きな世界を創造して、浸ることを肯定してもらえているようで心地よかった。

投稿 : 2024/04/12
閲覧 : 91
サンキュー:

1

nyamu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

名作でした。光と色づかいが美しい。

物語の始まりは数十年後。
日常の中に小さな魔法が残るちょっと不思議な世界。

主人公の月白瞳美は17歳。魔法使い一族の末裔。

幼い頃に色覚を失い、感情の乏しい子になった。

そんな瞳美の将来を憂えた大魔法使いの祖母・月白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出す。

突然、見知らぬ場所に現れ戸惑う瞳美の視界に鮮烈な色彩が飛び込んでくる……。
-------------
以上、公式のあらすじ紹介より。

全13話。今はAmazonPrimeの他、youtubeでも12/31まで限定公開されているようです。

制作はP.A.WORKS。

流石と言うべきか絵がとても綺麗で、物語に合わせて繊細です。背景の街並みや景色はとても細かく描かれています。

そして色を主題として扱うこの作品らしく光の加減と色づかいは常に美しく、それだけでも心が洗われるような心地良さを感じることができます。

モノクロの世界に色がつくシーンはOP、ED、予告、作中と繰り返されます。本来色つきの世界で生きている私達にはその変化にカタルシスを感じるはずです。作中でそれは主人公の心が少しずつ解き放たれていく瞬間と重ね合わされ、視聴者側に主人公の心情をより理解させる手助けとなっていることでしょう。

初めは自信なさげに閉じこもっていた主人公が祖母によって送り出された2018年の世界で人と出会い、関わり、変化していく様子が13話の中で無理なく描かれています。物語が尺内で綺麗に閉じるストーリー構成も素晴らしいと言えます。

余談ながらアニメで夜空が暗い青で描かれることが気になってしまう自分なのですが、この作品では夜や夜空は黒で描かれているのでその点も好きでした。


舞台となる長崎の街並みがとても魅力的に描かれているので、長崎県はこの名作をもっとPRするべき。(自分が知らないだけでやっていたらごめんなさい)

投稿 : 2023/12/25
閲覧 : 150
サンキュー:

9

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

瞳美の瞳が揺れる時<追記;再視聴>

P.A.Worksが創るカラフルな空間。
美しい、あまりにも美し過ぎる。
例えば、花火の情景。
色とりどりの花火が夜景をバックに穏やかに色を変えていく。
宝石箱のような長崎の夜がそのまま海に流れ込んで光る海になったような。

オープニング映像も美しい。
脈動する七色の波動に感傷的な癒しのメロディー。
そして、キラキラした風景の中での疾走感。
知らず知らず心が動かされてしまう。

悲しげで儚げな少女が主人公。
心に傷を負い、モノクロの世界に沈む。
60年後の世界に送られた少女の瞳に映るものは、確かに生きるということ。
同年代とのふれあいの中で色づく明日を取り戻す。
優しい人々と美しい景色にふれたならば、変わるのが必然なのだろう。

悲しい結末はわかっていたけれど、希望溢れる明日を思わせるラスト。
感動的なラブストーリーをありがとう。
最高です。
光の魔法使いP.A.Works!

<追記;再視聴>
{netabare}やっぱ、好きなアニメは再視聴すべき。
数々の気づきがあるもの。
感動を新たにしました。

美しいアニメは数多あるけど、色使いの面から言えば極上ではないだろうか。
世界ってこんなにも美しい、だから尊い。
そんな想いを強く感じました。

特に、未来に帰るシーン。
心象風景の効果的な使用に、感動とともに爽快さを感じます。
そして、ラストシーン。
少しの寂しさをともなった未来への希望。
そんな所が私がこのアニメを好きな理由かもしれません。

なお、美しいOP映像が印象的な主題歌の「17才」
私の最も好きなアニメソングの一つです。{/netabare}

投稿 : 2023/12/23
閲覧 : 424
サンキュー:

44

はちごー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:----

終盤の畳がけは良かった。

序盤中盤は本当につまらない、けど、そこを乗り越えれば気持ち良い終わり方。

投稿 : 2023/11/03
閲覧 : 209
サンキュー:

2

カービィ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作画が良い!

ストーリーは普通なように感じましたが、何より作画が最高でした。
風景や魔法の描写やキャラクターの描き方が好きです。
作画を楽しむ分には最高のアニメと言えそうです。

投稿 : 2023/10/02
閲覧 : 127
サンキュー:

3

赤羽カルマ最強 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

個人的評価 微妙アニメ

ストーリー 3点 主題がはっきりとしていない。色覚の苦悩、タイムリープ、恋愛とか色んな要素を詰め込みすぎて何もかも中途半端。
作画 20点 これは凄くいい
声優 15点 演技はよく出来ていた
設定 4点 色盲に対する設定がガバガバ
音楽 12点 これは良かった
総得点 54点

投稿 : 2023/08/03
閲覧 : 244
サンキュー:

5

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:今観てる

タイムトラベル設定は活かされるのかな?

8話まで視聴。
もともと作画デザインとタイムトリップの設定に惹かれて見始めたのだけど、今のところ、うーんという感じです。
いかんせん、タイムトリップ設定が現在のところ活きてません。両親の都合で海外から転勤してきたひとみ、とかでも、特に問題ないのではというストーリー展開です。最終話にかけて、この設定が大きな意味をもってくるのを期待したいですが・・・

作画はとてもよいのですが、8話ではキャラクターデザインのクオリティが少し落ちた?
それと、全体的にセリフがかなり陳腐です。もうちょっと魅力的なセリフ吐いてほしいです。OPの歌詞も陳腐かなぁ。それと、男性キャラ3人は、鈍感というか、全体的に中途半端で、男性視点からすると、あまり入り込めません。
あさぎちゃん、可愛い。

・9話まで視聴
{netabare}9話は、魔法もタイムトラベルも関係ない、しょうもない恋愛話です。しかも雑です。しょうくんが、ひとみとの1回目のデート(しかも相手にはデートと認識されてない)で告白し、撃沈。しかも、しょうくんがひとみを気にしている描写はこれまで確かにあるけれど、あさぎちゃんのように、「ずっと好きでした」という感じではなく、このコ可愛いなー、程度の気持ちに見えます。その程度の気持ちなのに、どうして振られた後、屋上で叫ぶシーンにつながるのか。あさぎちゃんは、なんでこんな奴が好きなんでしょうね。
恋愛シーンはもちろんあっていいと思うのですが、もう少し工夫がほしかったです。{/netabare}

・13話まで視聴(「タイムトラベル」について」
10話のタイムトラベルの権威の人、メールの英文下手すぎです笑
それと、星砂って、ほしのすな(ポケモンGO)みたいですね。
{netabare}
結局タイムトラベルについてはかなり軽い扱いでしたね。
一般にSFにおけるタイムトラベルにおいては、
1.タイムトラベルの結果は既に過去に組み込まれている
2.タイムトラベルはパラレルワールドを生む
の二つの可能性があります。
今回は、1.だと思うのですが、1.はタイムトラベルが一回しかできない、あるいは少なくとも簡単にはできない、というような状況でないと成り立たないのではないか、という気がします。例えば、今回、祖母琥珀がひとみをタイムトラベルさせなければどうなったか、誰にも分かりません。琥珀のみが時間魔法を使えるのなら、琥珀の(ひとみをタイムトラベルさせるという)選択のみに現在世界が依拠するので大きな問題はないのでしょうが、現在世界が無数の魔法使いの選択に依拠するなんて、現在世界の安定性が消えてしまいます。そもそも、「タイムトラベル」が実在し、それなりの魔法使いには時間魔法が使える世界で、タイムトラベルが規制されていない、なんてあり得るでしょうか。{/netabare}

・総評
作画の質は高く、今年は全体に納得のいくアニメを見られなかった中で、第一話では大きく期待をしました。ただ、その期待に応える内容ではなかった、というのが正直な感想です。
「タイムトラベル」と「魔法」という大道具を使いながら、その両方が全く使いこなせていない印象を受けました。
結局、「両親の都合で遠い海外(ブラジルとか)から転勤したきたひとみ」ではストーリー展開に問題があるのか、という疑問が最後まで解けないままでした。「魔法」についても、代々音楽家/美術家の家系などの設定で、このストーリーはできたように思います。

[2023年6月追記]
完走した作品のみをレビューしているため、とりあえず完走できる質だったということで、これまで、レビュー点数は3.0以上としてきました。しかし、レビュー内容が辛口になっている場合でも3点台をつけているため、他の方の同じ程度の辛口レビューと比べて、点数がかなり高めになっていました。そのため、レビュー点数の下限を2.5点に変更し、この変更に合わせ、このレビューの点数も変更しています。

投稿 : 2023/06/30
閲覧 : 370
サンキュー:

24

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

100点満点(終わり方はハッピーエンドではありません)

本当にこういう作品好き。
ストーリーの作り上ハッピーエンドにするためには超展開に頼るしかない、中で最善を尽くすビターエンド。
もちろん全てを解決して完全なハッピーエンドも好きだけど、この作品みたいなビターエンドが、もう本当に最高!

と、感情がほとばしりました。

この作品は心に鍵をかけ色を失った少女が、祖母が学生である過去に渡らせられ、色を取り戻す物語。

主人公である瞳は祖母琥珀とその同級生である写真美術部のメンバーと、何気ない日々を過ごし次第に心を開いていく瞳。
その場所がかけがえのない場所になってきたある日、時の矯正力が発動する。初めは一瞬行方不明になるだけだったが、その現象は悪化するらしく、最終的には時の淡いに消え去ることもあるとか。
そのため、琥珀と魔法写真美術部のメンバーは瞳を元の時代に返すことを決意。

元の世界に返す儀式の中でひとみは色を取り戻し、無事元の世界に帰る。

元の世界イコール琥珀がおばあちゃんの世界なので、魔法写真美術部のメンバーはもういない。
それでも瞳は前を向き、自分の人生を歩んでゆく。

正直もう描き切れないほど最高です。
最後の場面で瞳が誰かの墓(たぶんゆうと)に手を合わせるシーンがあるけど涙を浮かべるだけなのとか、その後のシーンが1話で話しかけられても答えられなかったクラスメイトに瞳から話しかけるところとか、
あとありきたりではあるのかもだけど、瞳にとっての幼い頃の唯一の希望だった色のある絵本は、瞳と出会った後のゆうとが書いた絵本だったとか、しかももうそのゆうとには会えないとか、
もう本当に本当に最高でした。

ビターエンドでも受けいれることができる人にはぜひ、ぜひお勧めしたい!

投稿 : 2023/06/28
閲覧 : 652
サンキュー:

7

hidehide さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スパルタが過ぎる…

全てを知った上で、過去に送る琥珀おばぁちゃん…

海外留学…みたいな、ある意味、一過性のモノだが。

留学先の出会いは、再び会う事も可能。
こっちが歳を重ねれば、出会った人も比例する…が。

それよりも、身近な場所。
むしろ、同じ場所。

しかし、それは60年も前の過去の場所で…
もう、
その時の場所や人には二度と行けない、会えない…

いくら結果が解っている、とは言え、

おばぁちゃん…スパルタが過ぎるぜ…

内容的に、凄く複雑で濃厚、奥深いか、と言われると、
そうではないのかもしれません。
シンプルストーリーですし。
これを映画でやったら、とてもチープになるでしょう。

ですが、全話通して
(一気見したせいもありますが) 映画の様でもありました。

琥珀おばぁちゃん…がいる時点で戻る事前提として見た時、
『何きっかけで戻るのだろう』『いつ戻るのだろう』と
思いながら、見てしまいます。

色を取り戻して、
…というのは、ストーリー的に予測がついても、
その段階に至らない、至っていない段階で、
唐突に訪れる、部屋で、や、傘の、シーンには

『はっ!』となりました…

再び現在にて。
その後の、『部員たち』が登場しないのは、

しない事が良かった、と思えたり、
皆が迎えて欲しかった、と思えたり、
何だか切なくなってみたり…

声優さんも、個々のキャラにマッチしていて、
個人的に高評価の理由にもしています。
本渡さんは、他作との、声の使い分け、上手いですね。

OP、ED、ストーリー、CV、総じて良かったと思います

投稿 : 2023/06/03
閲覧 : 165
サンキュー:

6

猫好き さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

本当に美しいアニメでした

美少女は出てくるけど、ロボットやら転生ものではない、純粋なタイムリープファンタジー。人によっては地味とか評価が出そうだけど、私には21世紀で泣けた最高のアニメでした

時代や世代は違っても、17歳の孤独は変わらず。だれかを好きになっても行き違いや誤解の連続。人生の中で一番難しい事、自分の思いを相手に伝えることを不器用ながらも学んでいく時期。必ずしも思いは伝わらないし、お互いが同じ思いを抱いているとも限らない。伝えてみて玉砕したり、伝える前に諦めちゃったりの繰り返し。でも、伝えることをあきらめない強さが生きていくうえで重要だって学ぶ時期

それを各エピソードの中で丁寧に描いていて、友人たちとの繋がりがどんなに大切なものだったのかを思い出させてくれた素敵な作品に仕上がったと思います

お話もよかったけど、作画も素晴らしいですね。キャラデザインや動きもよかったけど、特にタイトルに恥じない色彩のすばらしさに感動しました

前から思ってたけど、結構なアニメ会社の色彩パレットってアナログテレビの時代からあまり変わっていないところもありますよね。今時のテレビなら当時とは比べ物にならないほどの色空間を表現できるはずですが、未だにくすんだ色合いのアニメのなんと多いことか

それに比べてこの作品、グラデーションの豊富さはもとより灰色の世界から色が重なり合い変わっていき生き生きとした表情を持たせたりと色彩表現は本当に魔法のよう。ロボットが動いてるだけで周りの世界との影も一致できないようなタコな3DCG合成のアニメの多い中、これこそ技術の進歩が無ければできなかった表現なわけで、それを美しく使いこなしていることに素直に感心しました

投稿 : 2023/05/09
閲覧 : 210
サンキュー:

6

ごりたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

雰囲気だけのアニメ

言いたいことをまとめると、凡作。期待値が高かった分想像以上に想像以下で不満。

視聴前はタイトルや雰囲気がすごく好きでワックワクしながら視聴を開始しました。しかしストーリーはすごく陳腐でした。別に派手さがないとかそういうことを言ってるのではなく、こんな壮大で美しくなりそうなテーマなのにやってることがあまりにも安っぽい青春ドラマなんです。映画ドラえもんでももうちょい味のあるストーリーだぞ。キャラは必ず自分の殻を破って成長するから面白いのに内面的な成長は本当にしょうもないレベルでしかない。しかも主人公以外は一切成長なし。部長が主人公を好きなのもなんか不快。これいる?って感じ。
ベースとしてキャラが全員根暗でうじうじしてて腹が立つ。

繰り返しますけど別に駄作ではないです。でも良作でもないです。凡作。期待してみると痛い目見るので暇つぶし程度に観ると良いと思います。

投稿 : 2023/05/02
閲覧 : 181
サンキュー:

7

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

完成度が高い青春ファンタジー

世界観、映像美、脚本
どれを取っても
素晴らしく完成度が高く
完璧に近いと思った。
素晴らしい作品をありがとう。

投稿 : 2023/04/30
閲覧 : 222
サンキュー:

10

ネタバレ

かき氷 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

んー、、ちょっとなー、、でも!見て後悔なし!

まず、最初、
メリット
1.ヒロインかわいい
2.おばあちゃん設定いい
3.めちゃ絵が綺麗。(情景グッド)
4.魔法グッド
5.涙の書き方がいい
デメリット
1.男子の見分けがつかなかった。(女子の声も)
2.あのお墓、誰の?(私的にお母さん)
3.他のみんなは?(未来どうなっているのか)
4.最後の最後までゆいと(みんな)に会えなかった。
5.4に続くけど、また会おうと言っていたのに何故?
6.恋愛が、三角関係は良しとして、最後まで突き通して欲しかった。
7.伏線はなかったのに、何故最後に謎を入れたのか。
2〜3.5.7は疑問で、どう意図があるのか知りませんが、最後まで謎が大きいので、そういう事でイライラしてしまうのでしたら、少しお勧めではないです。
ですが、情景は綺麗ですし、青春もので熱くなるのでいいと思います。後悔なしです。

投稿 : 2023/04/30
閲覧 : 161
サンキュー:

3

lazard さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

とても綺麗な作品

世界観も登場人物の見た目も性格も全てが綺麗な作品でした。

ただ13話もあったので各登場人物を深堀りしてくれてたらと思いました。物語的には薄い印象が残りましたが、視聴後に色々と考えさせられる良作です。

投稿 : 2023/04/25
閲覧 : 129
サンキュー:

5

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

本当に地味で印象の薄い作品

1話で主人公の祖母が孫娘である主人公を60年前に送り込む展開はインパクト有ったけど
でも最初の導入部以外で印象に残るシーンが全く無くて確かに悪い作品ではなさそうだけど
ストーリーにしろキャラにしろ視聴者に印象付ける物が何も無くて
今から振り返ると本当に地味で印象の薄い作品でしたね。

【評価】

55点・1B級

投稿 : 2023/02/09
閲覧 : 212
サンキュー:

6

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

壮大な舞台装置の上で、文科系ウジウジをこじんまりと

1.ウジウジ系ストーリー
【花咲くいろは】や【凪のあすから】のようなダイナミズムは感じられず、ウジウジ系でテンポ悪め。舞台も写真・美術部ってことで、登場人物も作風もいかにも文科系サークルって感じです。
好き嫌いのわかれるところかもしれませんが、あーでもない、こーでもないと内面を掘り下げるより、エンジン大きくパワーでぼんぼる体育会系のノリの方が、私は爽快感があって好きです。

2. キャラ立ち悪し
萌え系を避けたかったのかもしれないけど、目が離れていて不細工に感じました。人物画は「京アニ」や今期だと「青春豚野郎」「SAO」「とある」には大きく水をあけられている様子。
それより問題は、登場人物が比較的多い割にはキャラ立ちが悪いこと。顔が似てるからかな?年齢がうんと違ったり、キャラクターにもう少し個性があれば混同しないんだけど、どうも「普通の」「文科系らしい」高校生で構成されているので、誰だっけ?と。周辺キャラの内面の掘り下げが浅いので、肩入れできないのも原因かも。さすがにメインキャラクターはわかるけど、サブキャラになると名前はおろか、どういう属性だったかも思い出せず。こんなに人数出す必要があったんだろうか?

3. 背景がメインになってないか?
背景画に自信があるのはいいんだけど、本作はそれに頼り切っている印象。PA Worksの良さは、しっかりとしたストーリーに背景で彩を添えることで、これでは本末転倒では?やなぎなぎのEDもすごくいいはずだけど、これもストーリーが魅力的であればこそ。だんだんイマイチに思えてきました。

4. おばあちゃん設定はいいが
おばあちゃんと同級生ってすごく面白いアイディアだと思うのですが、果たしてそれをうまくムネアツ展開に持って行けるか。タイムトラベルという大仕掛けで始めたわりには、色が見える見えないというミクロなテーマに終始しているのが、どうもこじんまりとした印象を受けます。

今期(2018年4Q)は正直言って不作だった中では、相対的に高順位ではあるものの、過去のPA Worksの作品に比べるとあまり記憶に残らなさそう。
【以上、中間感想】

5. 三角関係とか、ほんとどうでもいいです…
魔法使ってタイムトラベルまでしたのに、扱う題材が恋愛とか陳腐過ぎませんか?これは私の年齢のせいか、それともぜんぜん肩入れできないキャラクターのせいか、誰が誰を好きで、だけど誰かは別の誰かを好きで…みたいな三角関係とかどうでもいいっす。そこは適当に内々でやっといてくれっていう・・・なんかSNSで恋愛の悩みとかウジウジ書いてる人がいるけど、そういう書き込みを見た時と同じような「知らんがな…」っていう冷めた気持ちになります。

6. 設定活かせず
魔法に加えてタイムスリップまで使ったのに、大した事件も起こらなければ盛り上がりもしない、タイムパラドックスや「ああ、あの時の!」といった仕掛けや伏線回収もない、なんともこじんまりとした地味なお話でした。特におばあちゃんと同級生という設定は、活かせば素晴らしい話になりえたのに、それもほぼ無駄にした印象。PA Worksと言えば「花咲くいろは」で孫と祖母の厳しくも暖かい愛情や信頼を描いただけに、無駄に期待してしまいました。

7. 結局、なんだったの?
登場人物の大半は60年後の世界でも生きているはずですが、そうしたストーリーも出てこないし、爺ちゃんだったかと思えばそうでもないし。更にお母さんを探すとか、誰のお墓なの?とか、そもそもなんで色が見えなかったの?とか、さして気になりもしないけど穴の多い話だなと思いました。


正直、PA Worksには期待していただけに、随分と駄作だったなあという最終的な感想です。

投稿 : 2022/11/11
閲覧 : 869
サンキュー:

30

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

明日の色は何色だ?

2018年 ‧ タイムトラベル物語 ‧ 1 シーズン。
P.A.WORKSによるアニメ製作。P.A.WORKSにしては珍しいTBSの深夜「アニメイズム」B2枠での放送。
凪のあすから、白い砂のアクアトープとスタッフが似ている傾向。


▼ストーリー▼
2078年の日本という近未来。魔法使いの一族の末裔で17歳のヒロイン月白瞳美は、幼い頃に色覚を失い感情表現も乏しくなっている。そんな彼女を憂いた大魔法使いの祖母である琥珀が、瞳美を魔法で60年前、2018年に送る。見知らぬ場所、見知らぬ人々との出会いが、瞳美の心に変化をもたらしていく。


▼レビュー▼
2018年という現代の学生生活での青春と魔法というファンタジーを加えた話。スーパーカブのアニメ1話のような色による演出が美しい。
タイトルやサブタイトルの書体に、フォントワークスの「筑紫Q明朝」が使われていて美しい。
この辺りに細かな拘りを感じる。

13話1クールという尺も中だれせずにまとまり良い。

リアルタイムでは途中までしか見て無かったが、なかなかの良作なので最終話まで観て貰いたい。

投稿 : 2022/11/05
閲覧 : 154
サンキュー:

5

ネタバレ

ももたろす さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

さすがP.A.WORKS 作画がすごい 歌も良き

色覚を失った魔法使いの女子高生が、おばあちゃんによって60年前にタイムスリップさせられるお話

場所は2018年 着いた場所は全然知らない人の家
自分がいた時代とは違うタイプの鍵に苦戦しつつ抜け出したところを、地元の高校生に見られ…
全く知り合いもいない時代に飛ばされて、何かあったらどうするん… とヒヤヒヤしながら見守るもなんとか自分の祖先がいる魔法屋さんに到着
そこから物語は徐々に進み出し…

少し辛口のコメントすると、物語のスピード感が結構スローだった印象 ラスト4話くらいにしてドタバタしてた印象が結構ある
けどストーリーと設定は個人的に好きなタイプだし、結末気になるから視聴続けるのは苦じゃなかった
主人公の瞳美ちゃんの性格が合わない人も少なくはないかも()

でもこれ程評価が高いのは11話ラストの演出がめちゃめちゃ好きだったから edの入り方も最高
久しぶりにキュンてなった
スマホとかあるのに、紙飛行機を魔法で相手の家に飛ばすという魔法使いである本人しか出来ない特別な思いの伝え方
家から好きな人の家が見えることに気づき、部屋の電気でお互いに気にかけている、見ていることを伝える感じ 最高
瞳美が未来に帰るのがもう少し先だったら1話くらいデート回が出来たのかなぁとか妄想 それあったらめっちゃ良かった
けどキャラの性格的に、離れ離れになることが確定してるのにデートをそもそもしてたのか ていう考えもわかる
文化祭2人で回る時の流れがまさしくそれ

物語以外の評価
さすがP.A.WORKS 作画がとても良い 魔法写真美術部だから景色が大事だけど、やっぱり綺麗に描いてくれる
長崎が舞台だから、建物、海、山色々あるけどどこも目を惹く
op.edも毎回聞いてた
やなぎなぎさんが良いのよ ここでもやっぱり作画が良い

見終わった時は、ほうほう、いい作品だったなぁ てなったけどラストの良さを振り返って見返したししばらく余韻が続いた
個人的にめちゃくちゃ好きな作品でした

投稿 : 2022/11/04
閲覧 : 216
サンキュー:

4

なご さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

作画が半端ない!

魔法が出てくる世界なので、
微妙かもなと思いながら観だしました。

物語も良かったですが、作画がやばい。
光や水の表現が凄すぎました。映画を観ているようでした。
物語も綺麗に終わって素晴らしかったです。
いい作品でした。

投稿 : 2022/09/28
閲覧 : 170
サンキュー:

5

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間的成長のためのタイムリープ

 魔法などの非現実的要素がある青春もので、更に魔法の内容からタイムリープ要素もある作品。
 主として描きたいのは主役の月白 瞳美を始めとする少年少女の成長と、それに伴う悩みの
克服で、この辺は青春ものがお得意のP.A.WORKSの強さを遺憾なく発揮している感じ。
 ただ、逆に魔法のよるファンタジー、タイムリープのSF的部分に着目して観ちゃうと
肩すかし感があるかも。
 特に他のタイムリープ作品にあるような未来を知ることで不幸を回避するような要素は皆無。

 複数の男女が登場することでそれなりの恋愛模様も描かれるが、この辺もP.A.WORKSお得意の
多角関係要素あり。
 最終的に互いに好意を伝えることができたメイン格の月白 瞳美と葵 唯翔だが、時空を超えて
結ばれるといったこともなく、瞳美は元の時代に帰っていく。
 恋愛ものとして捉えるとハッピーエンドとは言い難い締めだが、成長譚メインの作品として
考えると「この結末で正解」という気がする。ほろ苦くもどこか爽やかさを感じる終わり方は
「この締め方ならでは」という感じ。
 他に風野 あさぎが山吹 将に好意を寄せていたり、川合 胡桃と深澤 千草が仲の良いところを
見せるが特に何もないまま。作品で描写された部分以降では何かあったかもしれないけど。
 恋愛部分に関してはメタ的な見方をしてしまうと、瞳美役の石原 夏織、あさぎ役の
市ノ瀬 加那、胡桃役の東山 奈央はどうも負けヒロインの印象が強い。統計を
取ったわけじゃないから、あくまで印象だけど。
 そんなわけで本作も「この後も特に何もないままかな」と思ったり。

 瞳美を始めとする各キャラが成長していく過程などはなかなか良かったが、中心となる7人の
男女を描ききるには尺不足の感もある。
 そのためか各問題が割とあっさり解決しちゃう印象があったり、もっと各キャラの掘り下げが
足りなかった感もある。

 背景作画などは本当に素晴らしく、作品の舞台である長崎の魅力がよく描かれていたように
思える。
 正直、P.A.WORKSに関して、最近はストーリー展開に首を傾げたくなるような作品も
多いのだが、特定の地域を舞台にして、その地を魅力的に描くという点は今でも長けている感が
ある。

2019/01/08
2022/08/14 加筆・修正

投稿 : 2022/08/14
閲覧 : 375
サンキュー:

18

まめ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

涙❗️❗️

あんまりアニメとか感動シーンで泣かない、
というか泣けない俺でも感涙しました。
映像が綺麗で、キャラクターも可愛い
ストーリーも切なくて、見る価値有りです。
おすすめですね。

投稿 : 2022/08/09
閲覧 : 252
サンキュー:

4

まがはし さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

物語の世界に引き込まれました!

現実に近いけど、魔法が存在する世界の物語。

各キャラクターの心情が、時には直接モノローグで、時には言動や仕草などで細かに表現されていて、まるで自分も彼らの部の一員であるかのような感覚に陥りました。

また、主人公の瞳美の悩みは自分にも通ずるところもあり、考えれさせられることもありました。

物語の根幹に関わる設定について、一部疑問に感じる部分もありましたが、見ている間はそれが気にならないくらい面白いアニメでした。1クールということも考えれば、非常にまとまっていて完成度の高い作品だと感じました。

投稿 : 2022/08/05
閲覧 : 186
サンキュー:

3

瑞樹 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久しぶりにアニメらしいアニメを観た

アマプラで視聴しました。
昨今終わらないアニメばかりで嫌気がさしていたのですが、色づく世界の明日からはきちんと1クールで綺麗に終わってくれます。
他のキャラはその後どうなるか詳しくわからないのが消化不良ですが、それは冗長というものかも。

雰囲気がとてもよかったです。

投稿 : 2022/06/12
閲覧 : 443
サンキュー:

8

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ポポッキーて響きが可愛い!

P.A.WORKSと篠原俊哉監督のタッグで制作された
『凪のあすから』×『色づく世界の明日から』×『白い砂のアクアトープ』
3作品がコラボした展覧会『〜海の色を巡りに〜』が
2021年に開催されてたみたいです。

自分は白い砂のアクアトープ→凪のあすからと巡って本作へ。
観終わった2作品と同様に可愛らしいヒロインと
海辺での美しい描写、作画なんだろうなって観る前から期待しちゃってました。

幼い頃に色覚を失って、どこか感情の起伏がなくなってしまった
高校2年生の少女 月白瞳美。

そんな彼女を心配した祖母の琥珀は魔法によって瞳美を自分が
高校2年だった60年前へと送り出すことからストーリーが始まります。

瞳美がたどり着いた世界。
そこは日常に魔法が存在する以外はごく普通の現代の社会。
そして魔法使いの位置づけは、ちょっと変わったことができる特技を持った人くらいの感じで、そこまで特別な存在ではありません。

普段は色のある世界で描かれる緻密な風景・・・。
瞳美目線(モノトーンの世界)と何度となく入れ替わる瞬間があって
同じ情景も雰囲気、印象が変わります。

モノトーンの世界ってノスタルジックでちょっとオシャレな
雰囲気を感じたりってあります。
だけど、それは色がある世界を常に見ているからそう思えるのであって
色がなければ美味しそうな料理も食欲わかないだろうし、感情の起伏がなくなってしまうんだろうなって想像出来ます。

そんな瞳美だったからこそたどり着いたその世界でユイトの絵を初めて見た瞬間・・・
唐突にカラフルな色彩の絵から金の魚が飛び出し
世界が色に溢れたその瞬間・・・
驚き、感情が溢れ涙を流します。

瞳美をこの世界に送った張本人のおばあちゃんである琥珀。
琥珀の底抜けの明るさがちょっと切なく暗くなりがちな世界を明るく
してくれてます。

魔法写真美術部メンバーはみんな同級生のように仲が良くて、
好き、憧れ的な三角関係はあったり、将来について色々ともがく姿は
これぞ青春って感じで素敵でしたね。

自己嫌悪ばかりですぐに泣いてしまい幼馴染の部長を目で追っちゃう
ウサギ好きなあさぎ。
鈍感ズのせいで中々想いは伝わりませんけど
優しくて印象的な声が好きでメンバーの中でもお気に入りのキャラでした。

中盤、瞳美を元の世界へ帰さなくてはと使命感に燃える琥珀が
図書館で瞳美がなぜユイトの絵で色が見えたのかって突き止めようと
探索します。
瞳美は幼いころ観た絵本に色があったって答えます。

もしかしたらユイトのこれから描く絵本にヒントが!?って思った瞬間から
ユイトとの恋は成就しないんだろうなって思えてしまって・・・
そう感じた以降は瞳美が笑う頻度が増えてきてるのに
ここでの楽しくて暖かい仲間達との日常がなんだか切なく感じちゃいながら
観てました。

「琥珀に言われてずっと考えてたの、未来に帰りたいかどうか・・
   ここにいたいな・・・」

最初ヒロインにしては地味かなって思えた瞳美がこの世界で色々な人の
想いに触れ成長し、笑顔や泣き顔、まさに色づく表情でどんどん魅力的に感じちゃいます。

終盤は瞳美が帰らなければならないリミットが近づくにつれて一気に
物語は切なさが増します。

「新月が・・来なければいいのに・・・・・」 

紙飛行機に願いを込めてユイトに送る瞳美。お互いの家の明かりのサインで
その存在、気持ちを確かめ合う。
何??こんなの切なすぎて泣けちゃいます><!
走り出し抱き合う2人を引き裂こうとする運命が辛い・・。

それでも瞳美は観てる自分よりもよっぽど成長してて
今、この瞬間、自分がここに来た意味を見つけたいと前を向きます。

瞳美の魔法が好きだと言ったユイト。
ユイトの描く絵が好きだと言った瞳美。

時間魔法で未来へ帰る儀式の最中、
最後の最後でようやく素直な気持ちを伝えあってお互いのトラウマから
抜け出すことができたのに・・・・
この2人がもう会うことが出来ないなんてやっぱり切なすぎる~><!

そしてこの物語は元の世界に戻ってきてからも泣かせてくれます。

自分を「琥珀」と呼んで抱きしめてくれる。
ようやく過去の自分を知ってくれてる瞳美と出会えた瞬間・・・
家族を幸せにしたかった琥珀の願いが痛いほど伝わって、
おばあちゃんと孫との抱擁がこんなにも暖かくて泣けるなんて><!

そして思い出を振り返る
ユイトの残したペンギンの絵本のシーンは素敵でした。

出てくる仲間達が一緒に読み進んで振り返るあの楽しかった日々。
大切な仲間と見上げるカラフルな虹。
そして虹色ペンギンの「私の色は何色かしら」・・・・・
OP曲のタイミングが素晴らしすぎて、こんなの何回リピートしても
涙出ちゃう~><!

お墓参りのシーンはユイトってことなのかな!?
高校生だったら60年後は70歳後半、そしたら亡くなってたとしても
おかしくはないかもしれませんね。
本当にあの瞬間が最後の別れだったのか~って思うとちょっと悲しさはあります。

それでも
 「海が青くて良かった」
   「空が青くて良かった」
     「あなたがくれた色・・私の明日には沢山の色がある」
とても綺麗なタイトル回収での締めでした。

OPはハルカトミユキ「17才」 
青春が動き出すって感じがする素敵な曲でした。
長崎の美しい風景を
ファインダー越しなのかなって感じる景色の切り取りかたでこれでもかって
くらいに色彩豊かに描かれてて、走り出す瞳美や琥珀を観てるだけで
毎回良いな~~青春!って観てました。

ちょっぴり切なくも最後は笑顔になれる本当に素敵な作品でした。

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 460
サンキュー:

33

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – 写真部メンバーのその後が気になる

2018年の作品
P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ (原作、ヤシオ・ナツカ)

祖母に魔法で60年前にタイムスリップさせられた女子高生が祖母の同級生として青春をやり直すファンタジー


<メモ>
私には評価の難しい作品
長崎の風景作画は美しいし作中描かれる絵の中のシーンも面白い
メインに描かれる高校生の日常は起伏がなくつまらないと思う人もいるかもしれないですが
私は心を閉ざし1人ぼっちだった主人公が過去に飛ばされ優しい先祖さん達に見守られながら
学校生活や部活を楽しむという普通の高校生活を過ごす姿をほんわかした気持ちで観られました

ただ残念な点がいくつか
琥珀がタイムスリップ先に自分の高校時代を選んだのは多分瞳美を受け入れてくれる
優しい写真美術部員がいたからなんだろうけど
前情報もなしに60年前に飛ばされたら
自販機で飲み物を買えないとかいうレベルじゃなく生活しずらいんじゃないだろうか
その辺が描かれないので60年後の人だと忘れるくらいただの日常系アニメになっていました

最初に出会ったのが葵唯翔だったのでこの青年がお祖父ちゃんかもって見てたら違ったのだけど
いつかは別れがくると分かっていて琥珀が2人を遠ざけないのが不思議でした。
76か77歳の琥珀は2人が前に進むために必要な出会いだったとわかっているけど
高2の琥珀は知らないんですよね
60年後の葵唯翔が幸せな家庭を築いた姿が見たかった
万が一ですが瞳美を忘れられずに独身で通したとかだったら琥珀の罪は大きいかと

元の時代に戻った瞳美が「写真美術部」のメンバーに再会するシーンがなかったのが残念
それが意図した余韻であることは理解できるけれど
「まほう屋」の常連さんだと思っていた人やおばあちゃんの友達だと思っていた人が実は。。。
という再会シーンが見たかったです
多分、2078年は医療も美容技術も革新していて今の70代の方よりずっとお若いと思うのですよね
そんな60年後の彼らとの再会シーンが見たかった

元の時代の写真部に彼らの孫がいて。。。っていう話もありがちだけど見たかった

琥珀は孫を助けるために奔走したけど、孫より娘を助けた方が結果的に孫も救うことになるので良かったと思うのだけど
なぜそうしなかったのだろう?
そもそも琥珀の娘が家を出た理由が分からない、 
瞳美は母が使えなかった魔法を自分が使えたからって思ってるみたいだけど
琥珀も一柳さんも魔法を使えないからってプレッシャーをかけたりしなそうだけど

色々書きましたが
1人がいいといいながら構ってちゃんな主人公は私の苦手なタイプのヒロインだったけど
最後まで見られたのでやっぱり良いアニメなのかも?


<主要登場人物>
・月白 瞳美:石原夏織
・月白 琥珀:本渡楓(2018年)/島本須美(2078年)

南ヶ丘高校「魔法写真美術部」
・葵 唯翔:千葉翔也 高3
・風野 あさぎ:市ノ瀬加那 高2
・川合 胡桃:東山奈央 高3
・山吹 将:前田誠二 高3
・深澤 千草:村瀬歩 高1


<ストーリー>
魔法使いの家系の高校2年の月白瞳美は子供の頃、母が家を出ていってしまったショックで色が見えなくなってしまい
白黒の世界で生きている
そのせいか心を閉ざし友達もいないようだ
花火大会の日、祖母・琥珀の魔法で60年前にタイムスリップしてしまう

祖母の家を訪ねると琥珀はイギリス留学中だったのだが
60年前の家族(曾祖父、曾祖母、ひいひいおばあちゃん)に温かく迎えられる
瞳美の事を知り日本に帰国した祖母・琥珀と孫の瞳美は同じ高校に通う

60年前の世界に瞳美が最初に降り立ったのは葵唯翔の部屋だった
唯翔の部屋から抜け出すところ目撃され恋人だと疑われ唯翔が所属する「写真美術部」の部員に声をかけられたり
子供の頃から色が分からない瞳美がなぜか唯翔の描く絵だけは色が見えるため
唯翔の描く絵に興味を持ち同部に入部する

ある日瞳美が一瞬だが消えてしまう
魔法の効力が薄まっているようだ
琥珀は時の狭間に囚われる前に瞳美を元に世界に戻そうと奮闘するが当の本人が
元の時代では叶わなかった楽しい学園生活や芽生えた恋心のため帰りたくないと思っているようだ

瞳美は無事、元の世界に戻れるのか?


22.2.1

投稿 : 2022/05/16
閲覧 : 353
サンキュー:

14

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

10万80円になります

魔法、学園、青春、タイムリープ、ファンタジーといろんな要素はいってた!

優しくて美しいのがダントツ魅力だった

結末ゎ想像ついてるけどやっぱりイイ話で切ない

小さな気持ちの変化が色から世界観から感じられる

胡桃のセリフもグッときたし、部活って青春だあーって見てるだけで楽しくなった

出逢いゎ必然ってことか。

琥珀の伴侶にもご注目❤️な作品

投稿 : 2022/05/14
閲覧 : 257
サンキュー:

6

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心に染み入る素敵な作品

また観ました。
またウルウルしました。
12話と13話の名残惜しそうに離れる指と指。
グッときます。
素敵な作品です。とても素敵です。

染み入るって言葉がぴったりくるなぁ。
素敵な素敵な時間を過ごしました。
観終わった後、ちょっぴり切なくて。

色彩がどこまでもひろがってゆく
ぱぁーっと世界が明るくなる感じ、素敵です。

余談ですがくるみ先輩、どストライクです!

最終回の様々なシーン、
みんながそれぞれ想像するのだろうけど
全部みんながそれぞれ想像したものが
全部正解で良いのでしょうね。

こういう素敵な時間を過ごさせて頂いて感謝です。

投稿 : 2022/05/01
閲覧 : 434
サンキュー:

18

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

瞳は鮮彩に、琥珀に澄心を。

"かいこ" という字を辞書に引くと、回顧、懐古という文字を見つけます。

回顧は、ありありと、まるで昨日のことのように、といったリアリティー感にあふれた印象。
懐古は、しみじみと、恋々と未練する、といったノスタルジック感にひたるような心証です。

いずれも、機縁の遠い記憶をひも解きながら、近くに結べなかった奇縁として心に受け入れる、という意味合いになると思います。

すっかりセピアに色褪せたエピソードには、当時の色を再現しようもできない感情が下地にあります。
それは、きっと人によりけり、色とりどりなのでしょうね。

~    ~    ~

"色づく世界の明日"とは、母とのトラウマによって色覚を手放してしまった瞳美が、未来を取り戻すための今日を生ききるお話のこと。
瞳美が主人公なのは言うまでもありません。
でも私はなぜか琥珀のほうに強く惹かれます。

琥珀から見るストーリーの軸は、瞳美の母(=琥珀の娘)にトラウマを植え付けてしまった後悔に外あらず、魔法使いの血筋やプライドを押しつけてしまった自責への贖罪に他なりません。

となれば、60年前へと遡った瞳美と、そこに暮らす琥珀とが、同時代、同年齢を過ごすことで、"過去の痛み"、"今の痛み" にアプローチし、癒しあおうとする "re-青春譚" と言えなくもありません。

絵本を一つのモチーフとし、金の魚が眩しく動き出すような不思議さや、若い絵本作家と想いを重ねる奇跡とが、物語を抒情に導き、優しく支えていきます。

琥珀の60年分の燐光のかそけさと、瞳美の自分探しのかぼそさを重ねながら、得難い出逢いとしての青春のスペクトルをともに感じあう、プラトニックにすぎる魔法少女たちの恋物語。

音楽も映像も素晴らしく、心が洗われるような気持ちで視聴できました。

~    ~    ~

琥珀は、自分自身と瞳美のトラウマを解かんとするために、若かりし頃の自分に孫を託すのです。
琥珀がそれに気づいたのは、瞳美が色を感じなくなり、魔法使いの未来を信じられなくなった頃からなのか、あるいはもっと前からなのか、そのエピソードの背景までは作品には語られてはいません。

そのあたりでは、琥珀をお節介で自分勝手な祖母だと受け止めている方がおられるかも知れません。
でも、琥珀が60年を費やして満月の光を集め続けてきたその動機や理由、時間的な背景に思いをいたせば、どうしてか胸が締め付けられるような気持ちが湧き上がってきて、そぞろとするのです。

琥珀はいったいどういう面持ちで、待ち月夜を過ごしてきたのでしょうか。
もちろん彼女が高校性の頃は、瞳美の存在など露とも思わなかったはずでしょう。
いかに目の前にいても、どんな人生を育ち、どのような感受性なのか、朧に分からないのです。

でも、琥珀の悔恨は心の澱に残っており、それを漱(すす)ぐためには、瞳美の苦しみに寄り添いつつ、自分本位の意識と行動に洞察を加えなければならないのです。
そのターニングポイントが、17歳だったのかもしれません。

それを誰ができるかというと、孫の瞳美しかいないのです。
琥珀は過去の家族に向けて手紙をしたためていましたが、その中身は明かされません。
明かされませんが、きっと琥珀は自分の謬見を正すように、懐かしい家族に懇請したのだと思います。

60年とは、おおよそ3世代ぶんのスパン。
現代においても、それぞれの時節を結び留めるには、海越え山越えに気の遠くなるようなギャップがあると言えるものです。

それでも、色づかなかった明日を、色づかせたかった想いは、琥珀にも、その娘にも、瞳美にも同じことのように感じます。

"明日" を、セピア色に褪せたままではおいておけない琥珀の矜持と、モノトーンなままの青春に埋没させてはおけない瞳美の未来との、時空間を跳び越え、巡り巡りあう素敵なストーリー。
あしたとは、明るい色にあふれた世界のこと、ありふれた人生のことなのですね。

~    ~    ~

この作品の機微に触れるタイミングは、人それぞれなのだろうと思います。
もしかして、その瞬間が訪れたとき、あるいは触れおりたときに、本作に通底するテーマに回帰するアプローチが始まるのかもしれません。

物語の構成はタイムトラベルものなのですが、私は「ハルヒの消失」に近しく感じます。
キョンの世界を丸ごと変えたのは長門有希のバグで、瞳美の世界の見方を丸ごと変えたのも琥珀の深い悔恨でした。

表舞台の設定は、SFと魔法という違いはありますが、動機や環境、そして背負っているものの重さが、それぞれの舞台裏には隠されています。

もしも共通項を見つけるのなら、"憂鬱" や "消失" への "振り返りの意味づけ" といったところでしょうか。
となれば、テーマの「色づく」も、同じ意味合いなのかもしれないと感じています。


私は、ハルヒも大好きですが、長門有希のほうに、より強くシンパシーを感じます。
ですから、本作にも同じように、瞳美よりも琥珀のほうに心を寄せられました。

"かいこ" が意味するところを、理解できるまでの年月の長さ。
それに気づいて、でき得ることに費やせる人生のあまりの短さ。

時のあわいの尊さ。
時の流れの儚さ。

琥珀と瞳美は、時間の貴さをそれぞれに謳い、各々のプレゼンスを穏やかに色づかせていくのでしょう。

そんなことを考えながら視聴を終えました。

投稿 : 2022/04/28
閲覧 : 402
サンキュー:

34

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

絵も話も綺麗

第二話まで視聴しました。今期の作品だと勘違いしてました。でも、全く予備知識がないので、自分の中では今期の作品だと思って感想を書くのでご容赦ください。

タイトルの通りで、これは凄い作品なんじゃないかと期待しています。
月白瞳美は強い魔法の力を持つことと引き換えにモノクロの世界しか見えない、ってことなのでしょうか。
美しすぎる映像がその悲しみを引き立てます。
マジカルステイなので他の生徒と制服のリボンの色が違うのだろうけど、それにも気づけていない、ってことですよね。ほんと、物悲しいです。
どうか希望を持てるような展開になってほしいです。
メインのキャラ、いい奴ばかりで安心感があります。
気になるのは、月白琥珀のハチャメチャっぷりです。登場が待ち遠しいです。

2021-1208追記
第九話まで視聴しました。回数を重ねるごとにOPの良さを心から感じます。さすがプロの歌い手さん、聴くだけで感動しちゃいます。あと、フォントのデカさがとても良い雰囲気を出しています。
ここまでの展開として、瞳美の秘密(60年後から来たとか、琥珀の祖母だとか、白黒しか見えないとか)を意外にばらしちゃってるなー、って思いました(間違ってたらすみません)。私はてっきり、琥珀しか知らない状態で話が進むのかと思い込んでいました。
とか言ってたら、今回は秘密を知らない事によるすれ違い劇でした。お手本のような作りで、純粋に楽しめます。まだまだ若いもんにはついていきたいものです。ちょっと瞳美がわかりやすすぎる性格かな、とは思いましたが。

2021-1227追記
第十一話の視聴途中で中断、新作視聴に時間を回しています。来年1/7が第十一話の視聴期限なので。
ところで、ちょっとヤバいです。OPの「十七歳」のフルバージョンをyoutubeで見かけて、聴いてみたらどはまりしました。もう百回は聴いています。アニメ観る時間もありませんw 

2022-0104追記、評価確定、あにこれ3つめのお気に入りに追加
第十一話に復帰、まだまだですが、夜に少しアニメを観る時間が出来つつあります。先にも書いた通り、OPの破壊力にメロメロにされています。
いきなり琥珀の教員からの信頼感の高さが伺えますw
瞳美がテレポート、何かが始まりそうです。怖いけど続きを観ましょう。
しかし、瞳美と琥珀のコンビ、凄くバランスが取れていていいキャラ造形ですね。評価が高いのも頷けます。
暗示的な台風接近と雨。って、えー! 一安心だが、まだまだ来るぞー!
過剰過ぎない仲間たちの演技から、とても真剣さが伝わってきます。明後日、後夜祭の夜がタイムリミット。
多くの仲間、協力者があってこその話の進み方、これ自体に人の心を揺さぶる強い力を感じました。
完全に未来予想図2やん、なんて似合うんだ。こんなアニメがあったなんて信じられないです。
アニメ史に残るんじゃないかという名シーンが続きます。なんなの、このクオリティ。

第十二話を視聴、そうだ、ずっと捕まえておくんだ、じゃないと消えちゃうよ。他者から肯定されることの価値、充足感、これが次の行動の源泉となります。
持っていきたいものだらけですね、瞳美。とてもわかりますよ。
一瞬で終わった第十二話、私のレベルで泣くなという方が無理です。
予告の形式が変わり、物語が終わろうとしています。

最終第十三話を視聴、あの花のラストを彷彿とさせる別れのシーンです。
琥珀レベル77って、しょこたんかよ!
まさかのタイムカプセル! ちょっともう泣けてきた(以下略。
絵本では隣の家にまで聞こえるだろう大声を出してしまいました。もう出版しちゃえよ、この絵本。
「十七才」二番来たー! めっちゃ練習したやつや、もちろん完璧に歌えます。一人で大合唱です笑。

全体を通して。
後に「大魔法使い」として尊敬を集めた星白瞳美の精神的成長を促したのは実は祖母の琥珀だった、という話だったと夢想しています。
多分途方もない事をやってのけたんでしょうね。この点に一切触れていないのが実に好み、どストライクの物語でした。
文句のつけようが一切ない傑作だと思いました。
もちろん、YouTubeで「十七才」を聞きながら本感想をしたためております。

1227追記内容の訂正 曲名は「十七歳」ではなく「十七才」でした。

2022-0206追記
OP「十七才」について、とある小さいネタを、もしかしたら書き忘れたのではないか、と思って見返してみたら、やっぱり書き忘れていたので、ちょっとだけ書きます。
これの歌い手さんの歌唱方法についてですが、「い」の段だけ、つまり「いきしちにひみり」の音が強く発音されています。ふーむ、独特だなって思っていたのですが、これがなかなかの効果を出してるっぽいです。これ、専門用語でなんという歌唱技法なのでしょうね。

2022-0217追記
あいみょんの「マリーゴールド」も上記と同じく、「い」の段を強調する歌唱法でした。意外に一般的な歌唱方法なのかもしれません。

2022-0417早朝起き抜けに追記
最近、あにこれにも、アニメ視聴にもとんとご無沙汰していますが、この感想にサンキューを頂いているのをPCで確認すると同時に、アレクサ・エコー弐号機から「十七才」がかかりました。目覚めのための連続自動再生中のことです。私が口ずさむと画面に歌詞も同時に表示されるのですが、あらためて本作とこの曲の素晴らしさを思い出し、再確認し、その事にも、この偶然にもちょっと驚いてしまいました。実際は驚くどころじゃなかったのですが。未見の方はここを読まないとは思いますが、再視聴もして頂きたい気持ちになりました。本追記を書く切っ掛けを頂いた、とあるあにこれ国民の方には感謝しかありません。この場をお借りして、甚大なる謝意を表したいと思います。
次の曲は中島美嘉の雪の華、From THE FIRST TAKEでした。

投稿 : 2022/04/17
閲覧 : 842
サンキュー:

34

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

地味かもしれないけどじっくり描かれた青春群像劇 色彩豊かです

主人公兼ヒロイン、月白瞳美の儚げなキャラデザに
惹かれて視聴開始。

【作品概要】
 魔法が現代社会にふつうに認知されている世界。

 主人公は大魔法使い月白琥珀の孫である月白瞳美。
 瞳美は魔法使いの家系でありながら、魔法を嫌悪しており、
 視覚からは色が失われ、
 他人から心を閉ざしてしまっています。

 祖母琥珀は花火大会の夜、
 瞳美を60年前の世界に魔法で転送します。
 瞳美は何のために60年前に転送されたのか?

【作品に対する感想】
 タイトルに「色」を冠しているだけに彩度が高い作画で、
 ものすごく色彩豊かに仕上げているように感じます。

 派手さはありませんが、
 じっくりと丁寧に物語を進めていきます。
 主人公兼ヒロインの瞳美の儚げな美しさに惹かれたものの、
 最初はすべてに消極的でいちいちおっかなびっくりで
 イマイチ魅力が半減していました。
 しかし、仲間に支えられて徐々に成長し
 最後の方はとても魅力的な子になっていました。
 
 成長譚が好きな私としては及第点です。
  
 じっくりしっとりアニメを見ていく人にはお勧めと思います。
 逆に変化を求める人には眠たい作品かもしれません。

1)物語
 魔法写真美術部内の人間に絞ったことで
 短期間にみんなのエピソードを
 盛り込むことができてどのキャラも好きになれました。 
 
 文化部ゆえ、運動部的な熱さは無いものの、
 仲間と衝突しつつ信頼を深めて成長していくのは王道で、
 やっぱり心地よいです。

 瞳美が色を認識できなくなった理由…彼女らしいと言えば
 彼女らしいですが哀しいですね。{netabare}
 でもそれを乗り切ったときのカタルシスは半端じゃなかったです。
{/netabare} 
 
2)作画
 とにかく彩度が高い作画です。
 ロケーションが長崎で風光明美なところだけに、
 余計に綺麗でした。夜景は見たことが無いんですが、
 昼間には何度か訪れたことがあり、
 ああ、こんな感じだったと懐かしくなりました。

 また物語のトーンが暗くなった時は彩度を落としたりと
 細かいところでこだわりを感じました。
 
{netabare}
 最後の瞳美の心の闇、自身への魔法(呪い)が解かれていく
 シーンは圧巻でした。かなりウルウルしました。
{/netabare}

4)音楽
 OP17歳。
 17歳の頃の私が聴いていたら滅茶苦茶好きになった曲だと
 思いますね。

5)キャラ
①月白瞳美
 どうしようもなく引っ込み思案な娘ですが、
 苦手な魔法に自分の意思で挑戦したり、
 ガンバリ屋さんな面もありだんだん好きになってきました。
 色が見えない…視覚のことだけではなく、最初の頃は
 心の中からも色彩が無くなっていたように感じました。

 60年後という割と近未来から現代に来た月白瞳美の
 ギャップボケは微笑ましいです。

②葵唯翔
 コミュ障気味の警戒心バリバリの根暗少年かと
 思ってましたが、少しずつ瞳美に惹かれ、
 変わっていきました。
 自分一人が満足してればよかった過去から、変える選択を
 したのは物語としても大事な要素になりました。
 
③月白琥珀
 瞳美とは対照的に滅茶苦茶ヴィヴィットな娘です。
 周りを巻き込んでのトラブルメーカーな一面もありますが、
 彼女の言動は常にだれかを幸せにというのが根源にあり、
 憎めません。

④山吹将
 こういう面倒見のいいアニキ肌の人、
 こういう青春群像劇では{netabare}何でいつも損な役回りになるのか…。
{/netabare}
 
6)好きなシーン
{netabare}
 ①琥珀主催 瞳美と唯翔の実験
  笑わせてもらいました。
  いや、琥珀煽る煽る(笑

 ②襖にプチメテオ
  綺麗なシーンと思わせておいて微妙に笑いをとる。
  この作品らしい控え目な笑いでGJでした。
  襖を破るボソッて音が妙にリアルで(笑

 ③絵の中の世界、瞳美の心の闇
  絵の中に入る魔法。楽しいファンタジーの時間から一転
  瞳美の心の内の闇がかなり重たいものであることを
  知ることができます。怖気の走るシーンでした。

 ④瞳美・唯翔の心の枷の開放
  大人しい唯翔が顔を歪めるほどの絶叫。
  必死さが伝わってきました。
  
 ⑤唯翔の絵本
  この演出…初見ならたぶん涙止まらなかったと思います。
  魔法写真美術部の面々を動物に置き換えて、
  瞳美が色を取り戻していく物語にしています。
  絵本の動物たちのセリフは写真部の面々の声で当ててあり、
  こんなの反則ですよ。もう。

  以下余談{netabare}
  この演出「君が望む永遠」の水月Endの最後を思い出します。
  アニメでは描かれていませんが、
  ゲームでの彼女のエンディング。
  高校時代の仲間とドロドロの愛憎劇の末、
  離れ離れになった数年後
  本屋で偶然見つけた絵本「ほんとうのたからもの」が
  まさに高校時代の水月たちを絵本に落とし込んだ
  物語だったというものです。
  その絵本の内容は宝物の取り合いで喧嘩になり、
  散り散りになった仲間たちが互いを許し
  再会するというもの。
  本当の宝物は絆でしたという物語。
  この絵本を読んだ水月はけんか別れしたかつての仲間の
  メッセージをくみ取り、泣き崩れるというものでした。
  {/netabare}

{/netabare}

7)引っかかってるところ
{netabare}
 絵本作家になったと思われるその後の唯翔。
 瞳美と出合うことで絵で生きていくことを
 選ぶことができました。
 しかし彼は瞳美と辛い別れを経験することになりました。
 その後彼は心の整理をつけて、
 次の誰かと人生いを歩むことができたのでしょうか?
 もし瞳美の存在が枷になって孤独に生きていったというの
 ならばあんまりだなと思いました。
 というのが最後に彼の子孫と思える人が
 出てこなかったからです。
 (瞳美が墓参りしていたのはおそらく唯翔?)
 それも彼の選択なのかもしれませんが、ひっかかります。
{/netabare} 

投稿 : 2022/04/10
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色づく世界の明日からのストーリー・あらすじ

物語の始まりは数⼗後の⻑崎。⽇常の中に⼩さな魔法が残るちょっと不思議な世界。主⼈公の⽉白瞳美は17歳。魔法使い⼀族の末裔。幼い頃に⾊覚を失い、感情の乏しい⼦になった。そんな瞳美の将来を憂えた⼤魔法使いの祖⺟・⽉白琥珀は魔法で瞳美を2018年へ送り出す。突然、⾒知らぬ場所に現れとまどう瞳美の視界に鮮烈な⾊彩が⾶び込んでくる…。(TVアニメ動画『色づく世界の明日から』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年秋アニメ
制作会社
ピーエーワークス
公式サイト
www.iroduku.jp/
主題歌
≪OP≫ハルカトミユキ『17才』≪ED≫やなぎなぎ『未明の君と薄明の魔法』

声優・キャラクター

石原夏織、本渡楓、千葉翔也、市ノ瀬加那、東山奈央、前田誠ニ、村瀬歩

スタッフ

キャラクター原案:フライ、監督:篠原俊哉、シリーズ構成:柿原優子、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:秋山有希、美術監督:鈴木くるみ、美術監修:東潤一、撮影監督:並木智/富田喜允、色彩設計:中野尚美、3D監督:桐谷太刀、特殊効果:村上正博、音響監督:山田陽、音楽:出羽良彰、プロデュース:infinite

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