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「犬ヶ島(アニメ映画)」

総合得点
70.6
感想・評価
21
棚に入れた
110
ランキング
1534
★★★★☆ 3.9 (21)
物語
3.8
作画
4.2
声優
3.6
音楽
4.1
キャラ
3.9

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犬ヶ島の感想・評価はどうでしたか?

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

グレートジャーニー

監督・脚本・原案ウェスアンダーソン。
ベルリン国際映画祭監督賞受賞の話題作。

未来の日本、疫病の原因として、
ゴミ投棄場である孤島に捨てられた犬たちが、
愛犬を探しに島へ訪れた少年アタリとともに、
冒険の旅に出る娯楽活劇。

情報量の多い濃密な映像と大胆な演出で、
序盤は着いて行くのがやっとでしたが、
そのスピード感溢れる展開も含め、
ストップモーションアニメの良品で間違いない。
ただ傑作との呼び声も高いので期待しましたが、
そこまでは、感じ入るものはなかった。

日本のアニメも随分学んだのでしょう。
海外アニメ特有の文化的違和感は感じません。

実写の監督だけあり多彩な表現方法が楽しく、
センスとユーモアに溢れる活劇だと思います。

お時間ある方はぜひご視聴を。

投稿 : 2022/07/23
閲覧 : 596
サンキュー:

27

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

日本人よりも日本人らしいウェスアンダーソンの「お犬様」アニメ映画

ウェスアンダーソン監督作品の集大成とも言えるアニメーション映画だと思う。

アメコミによくある日本に対しての勘違いは多少あるものの、それでも日本人の心や習慣や風俗をきちんと描写できているので、とても日本リスペクトが垣間見れる。

ウェスアンダーソンの映画は所謂ハリウッドスタイルではなく、どうでも良い日常に目を向けてそこにある些細な喜びや発見を描く、日本映画的な映像を好む監督なので、日本人よりも日本人らしい映画になっている。

おそらくは日本のアニメや漫画が好きなのだろう。そこらじゅうにオマージュが見え隠れするのも日本人にとってみれば非常に嬉しい限りだ。

あと、動物の中でも犬好きの人にはたまらない映画だろう。ディズニーの「101匹わんちゃん」や「わんわん物語」に次ぐ犬映画としても得点が高いかも知れない。

ストップモーションアニメとしても非常に作りこまれてて面白いし、ミニチュアなどが好きな人にも訴求力がある。

ソフィア・コッポラの映画にも影響を受けているかもしれないが、どちらも親日家で、近頃はますますハリウッドで日本のアニメや漫画や特撮リスペクトを感じるので、日本のクリエイター冥利に尽きるだろう。

投稿 : 2019/02/14
閲覧 : 389
サンキュー:

7

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

殺人的な加速

この作品は、2018年に公開されたアメリカ・ドイツ制作の
ストップモーション・アニメーション映画である。ちなみに、
私が初めて視聴したウェスアンダーソン作品となる。

大まかなあらすじとしてはこんな感じ。
近未来の日本が舞台。街には”犬インフルエンザ”が大流行
していた。その解決策として、小林市長は犬たちを一つの島に
隔離することを決行する。
犬ヶ島と呼ばれるその地に、一人の少年がやって来る。愛犬の
スポッツを探すために来たと聞いた5匹の犬たちは
少年と共に旅を始めるのだが…。

全体を通した感想としては、とても濃厚な作品であった。
ストーリーが面白いのは勿論の事、ストップモーションにも
こだわりを感じられる。
また、ユーモアにもあふれており、劇中で自然と笑みが
こぼれることも多かった。
日本文化を精密に再現したシーンが多いのも相まって、監督の
日本愛が芯から伝わってきた。誠に感服した。

この作品における一番の特徴は、圧倒的な情報量の多さと、
目まぐるしいと感じる程に進んでいくテンポの速さだ。

画面を見て、まず目につくのは情報量の多さ。
これでもかと言わんばかりに詰め込まれるので、
疲労感が溜まりやすい。時折目薬を差したくなる
ような気分にさせられた。一つの論文が出来上がりそうだ。

次に注目したのは、テンポの速さ。こじつけではあるが、
あえて乗り物に例えた表現をしてみる。
一般的な作品のテンポが電車だとすれば、犬ケ島の
テンポは新幹線並みだ。人によっては乗り物酔いしても
仕方がないレベル。エチケット袋の用意が必要かもしれない。

私の場合、疲労感と映像酔いの相乗効果も相まって、
睡魔がやって来ることが多々あった。
完全に油断していた。こんなことなら、エナジードリンクを
手元に忍ばせておけばよかった。
まあ、今更こんなことを書いても仕方がないのだが。
いずれにせよ、印象に残りやすい作品であることに変わりない。

よくよく調べるとウェスアンダーソンの作風であることが
判明した。この作品を見るまでは、なぜ彼が世界で
注目される監督なのかよく分かっておらず、ずっと
不思議に思っていたのだがこれで大いに納得した。
ただ、かなり癖の強い作風であるため、人を確実に選ぶ作品なのは
間違いない。

海外アニメの中でも面白い作品だと思うのだが、これを海外
アニメ入門として勧めるのは厳しい。
なぜこれを勧めたのかと問いただされる恐れもあるため、
他の海外アニメにもある程度目を通させた状態で勧める
のがよいような気がする。個人的には間違いなく良作だと思う。

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 546
サンキュー:

15

gazabata さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメーションの異端児

レビューの前に一つ豆知識。この映画の英語のタイトルは「Isle of Dogs」(アイルオブドッグス)なのだがこのisle of dogsという文は早口で言うとI love dogsに聞こえる。このダジャレは犬好きのウェスアンダーソン監督がわざと入れたかは分からないが詳細なところまで気にするこの監督ならわざとだったとしてもおかしくはないと思う。笑わせてくれる。

ストーリー:
ウェスアンダーソンらしい夢の中のような誇張された世界とストーリーはストップモーションにぴったり合っている。本当に何が起こるか分からないし、結構コメディー色が強いながらもちゃんと緊張感のあるストーリーになっている。危険時に誰が傷ついたり死んだりしてしまってもおかしくないような空気を保っているアニメーション映画はなかなかない。そういう意味では子供向けの映画でもないかもしれない。13歳以上くらいだったら楽しめそう。

キャラ:
ウェスアンダーソン映画らしいキャラがいっぱいいる。みんなとてもドライな話し方をして慣れていない人が見ればただの棒読みじゃんとなってしまうのだがそういうわけでもないと思う。コメディーがとてもドライなのでそれに合わせた良い選択だと思う。しかもそのドライなキャラの中に一人か二人だけ感情的なキャラを入れてみたらどうだろうか?そのキャラの感情がこの世界に合わせて増幅していく。強調される。

音楽:
この映画の音楽はアレクサンドル・デスプラという有名な映画作曲家がしていてよくウェスアンダーソンと組んでいるのだが毎回素晴らしい独特な音楽を作り出してくれる。主に打楽器を使った音楽を使うのだがエネルギーがいっぱいで素晴らしい。しかも日本が舞台なので今回はよく和太鼓を使っている。予告編を見てみればどれだけ独特な音楽かわかる。その音楽の中でたまに静かで優しい心臓の鼓動のような音楽が流れる。するとさっきもあったドライなキャラの中にいる感情的なキャラと一緒で優しい音楽の切なさが増幅される。ここまで音楽に気を使っているアニメはなかなかないと思う。

アニメーション:
ストップモーションはあまり人気がない。なぜかは何となくわかる。はたから見れば2dアニメより自由度が低いし3dアニメよりもぎこちない。でもなぜかストップモーションの映画は作られ続ける。どんなスタイルの映画作りよりも時間がかかって面倒くさいにも関わらず作られ続ける。それはなぜだろうか?自分が思うに理由は単純だと思う。一番リアルだからだと思う。視覚的にリアルだと言いたいわけではない。それは3dcgに任せればいい。自分が意味するリアルは画面に映っているのは人形が1秒に24回人の手で動かされているという意味でのリアルだ。アニメーションは創造物の塊だ。実際に存在しないものを見せられている。でもストップモーションは違うストップモーションは実際存在する空間を見せられている。その空間のおかげで気づかないうちに親密感が生まれる。共感しやすくなる。考えてみればストップモーション映画のほとんどは人間性と他人との共感についての映画なことが多い気がする。そしてこの映画もそうだ。犬との共感の話だけど。

この映画自体のアニメーションに話を戻します。
この映画のアニメーションはストップモーションアニメーションの中で一番好きかもしれない。何もかもが美しい。色も動きもウェスアンダーソンの好きな左右対称さも、とにかく美しい。疑うなら自分で見てみるといい。ユーチューブで「isle of dogs sushi scene」と打ち込んで一番上に出てくるのを見てみるといい。(1分くらい見てすしの入った袋を閉じた後から軽いネタバレがあるのでそこから先は見ないほうがよいかも)これが人の手によって人形が1秒に24回動いていると知りながら見ると本当に何回も見返してしまう。小さな動作や魚の動きに対するディテールが半端ではない。絶対この映画が見たくなる。

言語:
この映画は字幕で見るのをお勧めする。犬は英語で、人はほとんど日本語で話すわけだが日本語を話しているところは基本は聞かなくても良いように作られている。だから見ていてどこが日本語でどこが英語か違いが分かると面白さが増すと思う。

まとめ:
とにかく美しくい映画。ただで際美しいのにこれが実際存在して動き回っているのだと考えるとすごすぎて大好きにならざるを得ない。でも最終的には一人ひとり好みが違うので好きじゃない人は好きじゃないと思う。
これを読んで一人でもストップモーションを見て好きになってくれたらいいなと思う。

点数:9/10

投稿 : 2018/11/11
閲覧 : 605
サンキュー:

8

ネタバレ

なつき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

日本リスペクトの賜物!

あらすじ 
話の流れは冒頭で大体把握できる程度。「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン監督が日本を舞台に、「犬インフルエンザ」の蔓延によって離島に隔離された愛犬を探す少年と犬たちが繰り広げる。

感想
 音楽は太鼓を中心の和楽器で構成されている。胸が熱くなるような激しい曲から、悲しくなるようなしっとりした曲まで、各場面の心情を細かく表現している。
 この作品最大の売りである全編ストップモーションアニメがとにかく圧巻。日本の建築物や、人物・犬などの細部までにこだわっている。個人的な意見だが、たいてい海外の人は日本と中国の文化がごちゃ混ぜになっているイメージ。しかし、この作品は日本の「和」を上手く捉えていた。

※字幕版を見る際、日本人キャラの日本語は聞き取りづらいのでご用心を。

投稿 : 2018/07/05
閲覧 : 285
サンキュー:

4

ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジャパンリスペクト

ハリウッドや欧州風のストップモーションアニメーションに日本の文化風習を巧くリスペクトした作風となってますね。

監督は黒澤映画の大ファンとの事で、特にBGMは全編黒澤風味で通していて味わいに一役買ってます。

アニメーションは序盤やや硬い印象もありましたが、中盤以降はあまり気にならなくなりました。

作中では「台詞」と「文字」に、英語と日本語の両方が使われます(犬、日本人、米人とか其々混交)。
観賞は「字幕」と「吹替」で悩み「吹替」にしましたが、「字幕」で観るとまた印象が違うかもしれませんね。

投稿 : 2018/06/01
閲覧 : 298
サンキュー:

8

lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

死刑?重すぎないですか?

 タイトルの意味は、映画本編を観てもらうのと、水曜日のダウンタウンの小峠窃盗ドッキリを見てもらうと面白さが分かると思います。

 吹き替えでの上映しか、近所でやってなかったので、吹き替えで観てきました。
 こんなに良い気分で映画館を後にしたのは、今年だとこれと「スリー・ビルボード」「RAW」の3本だけ。いまのところだけど。

 いやー良かった。
 最近、私が勝手に思っていることだけど、音の重要性を理解している監督は良い映画を撮る傾向にある。ウェス・アンダーソンはまさにそう。
 太鼓の音だったり、足音、その他の効果音、音楽。素晴らしい映像に、最適な音を確実に組み込ませている。本当にたまらない。
 (このサイトの音楽という評価があるけど、かなりの人が主題歌に重点を置いている。エンドロールやオープニングに流れる、本編とは関係ない(という訳ではないが)ところの曲がそんなに重要だとは思わない。本編中に流れる音楽の方がよっぽど重要だと考えている。音楽が変われば、そのシーンの印象も変わる。)

 カメラワークもたまらなかった。ワンカット、ワンカットの画作りが素晴らしい。映像を効果的に見せていて、それに最高の音が加わる。ずっと魅入っていた。

 コミカルな笑えるシーンもかなりの数あります。他の客がいなかったら、声出して笑ってると思う。
 ストーリーはけっこうめちゃくちゃ、設定がかなりぶっ飛んでる。まぁ、それも踏まえて面白いだけども。

 観終わったばっかで、あんまりまとまってないけど、画作りがとにかく素晴らしかったのと、音が最高で、めちゃくちゃ笑った。

 オススメです。

投稿 : 2018/05/31
閲覧 : 433
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/11
閲覧 : 15

kkkkk54 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2022/06/07
閲覧 : 22

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/03/19
閲覧 : 32

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/08/26
閲覧 : 22

tonan さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/06/02
閲覧 : 65

LOLO さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2020/03/28
閲覧 : 66

▲猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/12/23
閲覧 : 71

暴走インコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/03/14
閲覧 : 75

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/01/02
閲覧 : 82

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/12/30
閲覧 : 80

どんとこい さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/12/26
閲覧 : 84

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/06/01
閲覧 : 80

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/05/27
閲覧 : 86

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犬ヶ島のストーリー・あらすじ

”犬インフルエンザ”の大流行によって犬ヶ島に隔離されてしまった愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険をストップモーション・アニメーションで描く。(アニメ映画『犬ヶ島』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2018年5月25日

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