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「はねバド!(TVアニメ動画)」

総合得点
73.2
感想・評価
510
棚に入れた
2015
ランキング
1062
★★★★☆ 3.5 (510)
物語
3.2
作画
3.8
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.4

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はねバド!の感想・評価はどうでしたか?

ストックトン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

原作めっちゃ面白いのにストーリーいじり過ぎて
非常に残念だった。
なんでいじる必要があったのかわからない。
腹たってしまった。

投稿 : 2019/03/22
閲覧 : 330
サンキュー:

5

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

有千夏は白帯の過客にして、行かふ人はまだ常人だね 

2018.10.14記


原作未読。というか原作に興味湧いてきた。


とりあえず部活ものはほぼ無条件で観る方針。
高校バドミントンを描いた物語。W主人公となりますが、二人とも競技に向かい合えていないというなかなか興味を惹く設定からスタートします。

荒垣なぎさ:公式大会でラブゲームかまされフルボッコ敗退。練習で支えられてた自身の存在意義を砕かれ自分を見失い、周りも見えなくなって部員にきつくあたってしまう。盲目的に練習を重ねて袋小路に迷い込んだこじらせ女子。
羽咲綾乃:バド起因で母親が離れていったトラウマがある。フルボッコ勝利の後、遠い異国で活躍する母の記事を見つけ闇落ちする。それでバドやる目的すら見失いいったんやめてしまう。依存体質バリバリの愛に飢えたこじらせ女子。

この二人が実はラブゲームフルボッコの勝者と敗者の関係で、かつ同じ高校というW主人公としては珍しい形式をとってます。
“向かい合えてない”加減では比較的浅めのなぎさが{netabare}さっさと2話でと{/netabare}早い段階で解決した体となり(早っ)、残る綾乃がどんな感じでバドに向き合えるようになってくかをじっくり描いていく方針のようです。

「たかがスポーツですよね?」

第一話、新コーチ立花に世界を目指せると焚き付けられたのにこう答え、さらに部活でのバトミントンなど意味ないと被せてく綾乃さん。煽りスキルの高さははじめから片鱗が見えます。
なお部活ものといいつつ先輩後輩の関係は緩めです。コーチへの学生たちの態度もひっくるめて仲間意識というか横の繋がりといった感じ。その分、縦の繋がりを綾乃と母(有千夏)との関係性に求め際立たせようと仕掛けてきます。

土台のスポ根を支える要素も揃ってました。
・親子鷹の亜種(ある意味二人三脚。有千夏の行動原理は綾乃の上達のためにとなってる。)
・努力型と天才型との対比
・自校に有能な指導者がいる
・ライバルの存在(薫子くらいだったけど)
{netabare}・敗戦を描く(理子、葉山など持たざる者の努力に陽をあてる){/netabare}


ある程度王道の作りも出来つつ、闇を抱えた主人公(もう早々に羽咲綾乃指定)の描き方でどう差別化を図れるか、というのが注目点でした。
で、結果はご覧の通り。

全話完結する前から「メンヘラぶりについてけね~」「有千夏、子供置いてくなんてありえんだろ」とのご意見多数。作品の特徴でもあり幹の部分に関するツッコミが寄せられる結果となりました。
そもそも受けつけない“生理的に無理”というのと、どうせやるならしっかり説明してくれよとの“物語きちんと描け”みたいなところはありましたね。

切れのいい映像とセットでのOP曲が良い。心情描写含めての試合作画はほんとに良い。シャトルの回転、ラケットのしなり、豊富なアングル、スローとハイスピードの緩急、目を奪われます。
せっかく試合描写いいのにもったいないな~といったところでしょう。

ちょっと切り口変わったスポ根ものと捉えて良いと思います。少なくとも視聴後の王道感がないのがウリということかもしれません。





かくいう私、綾乃のメンヘラぶり嫌いじゃないんです。この作品がというよりイカれた人物観察が嫌いじゃない。ちょっとこのままだと病んだ母娘がかわいそう。
そんな観点で少し擁護にまわりたいと思います。※擁護なんて聞きたかねーという方もいると思うので畳んどきますね。

まずは本作のMVP藤沢エレナを称えます。理由は2点、
1.綾乃をバド部に連れてって入部させた
 ⇒物語が始まりませんから
  {netabare}嫌がる綾乃を体育館へ連れてく回想が3度流れました。それくらい重要。{/netabare}
2.有千夏に一言申し上げた
 ⇒まさに視聴者が思ってたことを代弁してくれたので
  {netabare}「でもあの子にも見てほしかったの。強さの先に見える風景を」「なんですかそれ?たかがスポーツじゃないですか」11話{/netabare}

{netabare}そもそも競技で10連覇出来るような人達ってどんな人がいるでしょうか?
例として柔道の田村亮子。レスリングの吉田沙保里。そうとうストイックな印象です。そんな彼女らにしか見えない景色は麻薬的な魅力があるんじゃないかと思われます。
そして10年以上も第一線で活躍した有千夏が、産まれた娘にバドの才能を見出してしまったら?いや才能に魅せられてしまったら?
作中では母としてより競技者として綾乃に接し、タガが外れます。
「ヒドイ親だよね。親子の関係よりバトミントンを優先させたんだから」「でもあの子にも見てほしかったの。強さの先に見える風景を」11話 ※引き出したのはエレナ{/netabare}

{netabare}ちょっと常軌を逸してる有千夏の行動背景をおさえた上で、対する綾乃の心情です。
作中複数回出てくるシャトル遊びの回想シーン。強くなればいくらでも遊んであげると言う有千夏と、有千夏に依存する綾乃。綾乃のバドに対する背骨が醸成されていきます。それは、

 “お母さんのために(A)”そして“勝つこと(B)”

これはあまりにも強固で、{netabare}最終話の県大会決勝第3セットの途中まで綾乃の呪縛となってます。{/netabare}

前者(A)は2段階
1.「強くなればお母さんが帰ってくると思ってたのに」コニーと有千夏の記事を見つけ中学生の綾乃は闇落ちします
2.「私はコニーよりなぎさちゃんより強い。でも戻ってあげないんだから」強くなっても戻らない、今度は母を捨てる、と強烈な母への感情が根っこにあるが故の反動です。
後者(B)も2段階
1.「私負けてない」薫子戦の敗退時もコニーとの初戦の時も発したセリフ。負けを認めると何かを失うとの恐怖心に近いものを感じます。
2.「甘いなぁエレナは。バドミントンはね、勝てばいいんだよ」恐怖心に蓋をして心にも蓋をして内に籠るようになります。

転機は5話でした。
実は4-5話で綾乃に対して“仲間とするバド”という新しい概念が提供されます。写真を撮ったり髪止めのピンを交換したりと日常回っぽいシーンが展開されます。なぎさも落ち着きそうだし、綾乃もトラウマ克服へ一歩踏み出したよ、と普通のアニメならここから安心の友情物語が展開されることを期待したところですが、一瞬でしたね。むしろ私はこの予定調和でない点を高く評価してますが。。
フレ女とのダブルスの時は「仲間になるために・・・勝たなきゃ」というところまで回復してました。勝たなくても仲間にはなれるんですけど染みついた思考のパターンはそうそう変わるものではありません。そして、有千夏が絡まなければ上記Bの範疇で回復できたかもしれません。敗戦後の「負けてない」にも繋がるのですが、体育館を去った綾乃を悠と空が追いかけて「かっこよかったから言い訳しないで」と告げるところまでがスポ根的にも良い流れでした。
かくして翌朝コニーからかけられた一言が綾乃を不可逆的な闇に落としてしまいます。芽が息吹いたばかりだった綾乃に抵抗できる手段はなかったでしょう。

「ママは一人ぼっちの私を救ってくれた。生き方を教えてくれた」「ママに認められなきゃバドミントンやる意味ないでしょ?」

上記Aに絡んで、母に対する可愛さ余って憎さ百倍モードに綾乃は突入します。Bも1.から2.へ移行します。この“勝つこと”については6話で理子ちゃんをスカしたのに始まり、大会が始まる頃には薫子とのトラッシュトークにまで発展し先鋭化していきます。そして、決勝を控えた高校での練習中になにかにつけてなぎさを煽ろうとしてたのは、“勝つこと”の確証を得たいとの深層意識がそうさせたものと理解してます。
観てるほうは、スポ根ものにあるまじきつらい展開が6話以降最終回まで続くことになります。綾乃のクズっぷりは、そうですね、、、繰り返しになりますが嫌いではないです。{/netabare}


{netabare}物語は後半からもう一つの視点を私たちに開陳します。

 “なんのためにバドミントンをするのか?”

例によって、綾乃は母親への感情と勝たなければ自分は要らない存在となってしまう恐怖とが勝負への原動力のままです。
対してなぎさは、バドこじらせ女子から早々に脱却して純粋にネット{netabare}“白帯(はくたい)”{/netabare}を挟んだ勝負へのこだわりに傾斜していきます。それは逗子総合の望戦に表れてます。
有千夏は「好きだから」、綾乃の問いにそう答えてます。

そして決勝。0対8の綾乃劣勢の場面での仲間からのそして会場からの声援でやっとこ綾乃は呪縛から解き放たれます。
「試合負けないでよ。・・・あんたは私たちの分も背負って闘ってんだよ」by空「仲間っていいよな。やろうよバトミントン」byなぎさ
フレ女との合宿の時に傍にいた空と悠の声援というのがいいですね。悠と空も報われたし、綾乃にとってもずっと気にかけてくれていた部の仲間という感じでしたし、この二人以外の配置は考えられないでしょう。

綾乃だって強くなってきたことはROUND1みたいなところにてフレ女志波姫さんがお墨付きを与えてました。
決勝の結果、負の原動力で強くなった綾乃よりなぎさが少しだけ上回ったのはこの物語の救いだった気がします。
なお、なんのためにバドミントンをするかの答えは最終回を観れば丁寧に説明してくれるのでわかります。{/netabare}


バドミントンの競技だけを取り上げれば、きれいな最終回でした。
普通のスポ根なら競技者の成長物語ということでそれでいいのですが、本作ならではの闇への落とし前のつけ方がイマイチでした。


{netabare}「あたしが居なくてもバトミントンが打てる。だから戻ってきたの」
実は有千夏の言う通りなんです。有千夏がいないことで結果的に綾乃は強くなりました。競技者視点では正しい行いだったのです。
ただしここは抒情大国日本ですよ。あんたには人の気持ちが!的なツッコミ砲弾が飛び交います。
いわば、世界をほっつき歩いてデンマークに腰据えた有千夏がどのツラ下げて「じゃあ大会終ったらデンマーク一緒に行く?」とさらっと娘に言えるものかと一般大衆にはイミフ過ぎるんですね。
ただこれも『真性競技バカ』ならすごいやりそうな行動だったり言動でもあるからやっかいです。綾乃がオリンピックでメダルでも取ろうものなら捨てて家を出てったことさえ美談としてマスコミが取り上げたりしそう。。。{/netabare}
{netabare}最終話での綾乃の「今度打とうよ」は、母娘との和解ではなく、あくまでバドをやる理由から“母親のため”がなくなった、というだけです。支えが母からなぎさを筆頭とする仲間にシフトしただけ。{/netabare}

長年その国のトップクラスの成績を収めたアスリートには共感度マックスかもしれません。
もし2期があるなら母娘関係について有千夏に落とし前をつけてもらわないと収まらないです。

OP映像ラストの綾乃の笑顔が見たいですね



■オマケ
同時期放送のはるかなレシーブのレビューでも触れたが、荒垣なぎさ役の島袋美由利さんの役の使い分け。
内向的なのに激情タイプの気配有り、という似たような役にもかかわらず演じ分けがはっきりわかるという好演でした。聞けば夏クールでは4作品でメイン級をはったとのこと。今後期待したい声優さんです。



-----
2019.03.17追記
《配点を修正》


其の1 原作面白かったよ
其の2 島袋さん順調に活躍の場を広げ、2019年春「キャロル&チューズディ」も良さげです。
其の3 一周まわって綾乃はいいな

投稿 : 2019/03/17
閲覧 : 1020
サンキュー:

60

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こえーよ!

視聴後の第一声。
「こえーよ、主人公の目こえーよ。」
中盤から時々見せる無機質な目。
このアニメ、スポコンアニメというより、ホラーアニメです。

とまあ、冗談はさておき。
バドミントンを描いたアニメとしては初めてじゃないのかな。
それも、超本格的。
バドミントン女子の青春満開です。

緩急自在な攻防戦。
飛び散る汗。
縦横無尽のシャトル。
床のキュッキュ。
バドミントンの持つスピード感が存分です。
私は、バックしながらのジャンピングスマッシュに魅せられました。

主人公は二人といってもいいのかな。
一年生の綾乃と三年生のなぎさ。
綾乃は天才肌でなぎさは努力型と対照的です。

綾乃のキャピキャピとなぎさのイライラの序盤。
それが中盤から終盤にかけて評価が逆転です。
とくに、なぎさの成長が著しい。
綾乃の生意気に耐えるなぎさ。
「おい、それ無いだろ」と何度思ったことか。

そんな殺伐さを醸し出す中で、周りからの支えやライバルたちの頑張り。
なかなか青春していたのではないでしょうか。

でも、まあ、それにしても目がこえーよ。

投稿 : 2019/02/06
閲覧 : 490
サンキュー:

27

BZ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

部活ってよいなぁ

部活の辛さと良さを思い出させてくれる素敵なアニメでした。バドミントンの臨場感、スピード感がよく伝わってきました。登場人物それぞれのキャラが生きていて、いろんなキャラに感情移入ができました。本質的に、才能に努力は勝てないと思っていますが、努力をする才能もあるんだなぁと思わされました。

投稿 : 2019/02/02
閲覧 : 290
サンキュー:

6

ネタバレ

ただのアニメ好き さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

初めて見たスポーツ系アニメだったけれど...

あらすじ...
{netabare}神奈川県にある北小町(きたこまち)高校バドミントン部、ここで新たにコーチを受け持つことになった立花健太郎だが、練習が厳しすぎると部員が続々とやめていき、新主将となった荒垣なぎさも彼に反抗的で部は分裂寸前、大会出場の頭数も足らないほど窮地に立たされていた。

そんなとき、立花はふと、羽咲綾乃という新1年生に出会う。
一見気弱で華奢な彼女だが、軽々と木を駆け上るほどの運動神経の持ち主で、左手にはバドミントンの経験者らしきマメもあった。
そこで、彼は綾乃を部員にしようと画策するが、彼女から絶対に嫌だと拒絶される。
そんな時、なぎさは綾乃の姿を見て動揺する。
実は、全日本ジュニア選手権で彼女は綾乃と名乗る人物に、スコンク(シャットアウト負けのこと)で惨敗しており、そのときの恐怖が思い起こされたからだった。{/netabare}

感想
{netabare}原作は3巻まで、読んで、面白かったので、見てみることにしました。

初めて見たスポーツ系アニメでしたが、個人的には、めっちゃ、好みの部類でした。
ラブコメでは、無く、僕の好みと対照的な作品でしたが、流れるように1日で、全部、見終わりました。

個人的には、主人公の闇や、バドミントンに惹かれました。
やっぱり、主人公に闇があって、頭いいアニメって、良いですよね。

僕はちょっと、詳しく無いのですが、作画は良く動いていたと思います。

ちょっと、残念な点としては、最後の試合で、どっちが勝ったのか分かりにくかったです。
あと、{netabare}「白苔の向こうに見えるのはいつも自分の姿」というのがどういう意味なのかがさっぱりです。{/netabare}

ただ、最後は、まとまりがあって、良かったと思います。
今まで、スポーツ系アニメを非難していた自分がバカみたいに面白かったです。
誰にでもおすすめできる作品だと思います。
スポーツ系アニメは面白くない。と、考えて居る方は是非。{/netabare}

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 363
サンキュー:

23

ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

長いツインテール、踏むって、危ないって。

原作知りません。

「はねバド!」です。「はねバト!」ではありません。
英語でつづるとBadmintonです。Batmintonではありません。
少しでも競技名の勘違いが減ればいいな。

中高バドミントン部でした(なお、公式戦でラリーポイント制をやったことない模様)。2回戦がいいところでしたがね。そのせいもあって、理子さんが自分にだぶることだぶること。敗戦後のシーンは当時を思い出してしまい、ぐずりました(男のほうはしらん。あんな可愛い後輩おらんかったもん)。

声の演技は、悪くないのだと思う。
OP曲は大変良いと思います。

競技の描写は素晴らしかった。
アニメーションはよかった。
細かいところだけどプレー中の音響も素晴らしかった。
Sweet spotにちゃんとあたったとき、少しずれたとき、フレームショットしたとき、羽側叩いたとき、壁打ち、ちゃんと「それ」の音に聞こえた。
なぎさの復活スマッシュは、手にあの感触が戻ったように感じた。

バドミントンって、あんな音するんですよ。ポンポンではなく、カンカンなんです。フライパンの底を叩くような、あんな音なんです。
男子およびある程度以上の女子に限る、かな?女の子は、もう少しガット緩い、結果音程下がるように思うが、、いまはそうでもないのかしら。ガットのテンションは人それぞれだから、1、2回戦あたりだともっと音程のバリエーションもある気がするけど。でも、それっぽくてよかった。

フットワーク時の靴底がすれる音もそれっぽい。

強い選手の太ももむっちむち感も、いかにもな感じ。
髪型と髪飾りはネタとして。
割り箸の子、頭刺すからダイブ駄目よ。
ながいツインテールの子、踏むぞそれ。

細かいところは楽しめたけれど、ね。

いきなりダークサイドに走る主人公について行けず、物語としてはまったく楽しめなかった。個別の試合でみると、よい物語もあるにはあった(割り箸-理子戦、割り箸-なぎさ戦とか、あれ?割り箸ちゃんいいじゃない・・・)が、全体を通しての物語が僕には合わなかった。

基本的にネットをはさんだ人対人の物語で展開していくから仕方が無いのだろうけれど、僕としてはもっとちゃんとダブルス戦も描いてほしかった。劇中のハンデ戦や登場人物同士の軋轢の場としてダブルスが描かれていたのが残念でした。

投稿 : 2019/01/10
閲覧 : 378
サンキュー:

16

星ノ海酩夜 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

爽快!!!スポ根嫌いの私が好きな青春アニメ!

高校女子のバトミントン部の爽やか青春アニメ!!!!

かと思いきや主人公の癖がすごかったw

勝つことだけに執念を燃やすキャラなのですが、その口から発する言葉はチームメイトに対しても残酷なものが多く、こち亀の本田君のような二重人格?みたいな性格がハマる人にはハマります。

選手それぞれに得意なプレイスタイルがあるのですが対戦相手によって臨機応変に戦形を変えたりして、面白かったです。

作画はロトスコープを使用して本物のバトミントン選手の動きをトレースしているので、試合中はもうヌルヌルのヌルで最高でした。

投稿 : 2019/01/01
閲覧 : 255
サンキュー:

10

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バドですね

原作未読。
基本的にスポ根系。「はるかなレシーブ」から続けて観てしまったのでちょっと印象が・・・。母と娘のバドミントンを通じての親子の絆というかトラウマというかそこがこの物語のミソかなぁ。あと主人公の天然というかKY感がどう感じるかで見方も変わるかな。


私のツボ:なんかキャラデが大人アニメっぽい(笑)

投稿 : 2018/12/24
閲覧 : 327
サンキュー:

10

ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

なぎさ可愛いよなぎさ

2018年夏アニメ。全13話。
漫画原作。未読です。

高校のバドミントン部を舞台としたちょっと重い雰囲気の青春スポーツもの。長身で攻撃を得意とする努力型のなぎさと、小柄で防御を得意とする才能型の綾乃のダブル主人公で物語が進行します。
アニメはクオリティが高いけど思ったより癖の強い作風ですね。原作とはだいぶ変更されているようです。

声優さんの演技とても良かったと思います。
試合シーンの躍動感のある作画とカメラワークが素晴らしく、ドラマ部分の重さと爽やかさをよく演出できていたのも良かったです。
OP、ED、音楽もとても良かった。使われ方にも違和感が無くて好きでした。

【良かった点】
{netabare}
女子メインだろうなと思って見始めたけど、思ったよりも男子にもスポットを当ててくれてそれも良かった。葉山くん好きです。
立花コーチと太郎丸先生もすごく好きでした。


とにかくなぎさが可愛かった…いや、もしかしたら変だと思われるかもしれないけど、私は頑張るなぎさが一番可愛いと思ったし応援してました。
自分の弱さを知るなぎさと、母親への依存から自分の心を直視できない綾乃。この二人を本筋に据え、最後にはなぎさが成長し綾乃をアスリートとして引き上げたのが一番好きな点。
第1話で「何のためにバドミントンをやるのか」という主題がきちんと示されていて、それが一貫されていたのもとても良かったと思います。

対等な相手とは言葉よりもバドミントンでこそ自分の気持ちを伝える、というのが凄かった…色んな意味で。
支えてくれる人達がいてくれないとバドミントンには打ち込めない。でもコートに入れば誰も入っては来られないし助けてはくれない。そして対戦相手はいても、本当に戦わなければならない相手は自分自身。
スポーツアニメとして納得行く描写が貫かれていて、複雑な感動があって良かったです。


試合に勝つことで自分に勝ったなぎさに対して、綾乃は負けて自分を見つめ直した。
綾乃が負けたくなかったのは、母親に置き去りにされた切欠になった薫子、母親を奪われたと感じるコニーの二人。ですが、母親のことに関係無く勝ちたいと思った相手はなぎさが初めてだったと思います。
対戦相手として、精神的には先輩としてコートに立ったなぎさは最高に格好良かったです。
なぎさに「打とうよ!」って言う綾乃は、あれたぶん甘えてるんでしょうね。小さい頃に母親と打っていたのと同じ気持ちなんだろうなと思うとちょっと可愛い…かも?

コニーや薫子と綾乃の話。この二人とのエピソードは綾乃の精神的な成長に必要で、重かったけどそれぞれ良かったと思います。
特にコニーとの最初の出会い。あの時点で綾乃は「勝って部の皆の役に立ちたい」と思っていて、あのままだったら母親から部の仲間へと依存先が変わるだけだったでしょう。
ただ先に煽ったのはコニーとはいえ、再開した時のエピソードが少し可哀想だったかなあ…と思ったら、ラストシーンでほえほえのキーホルダーが綾乃の鞄に付いているから、和解してるのですね。良かった。


メイン二人だけでなく、部内の描写も面白かったです。
なぎさは自分は綾乃に才能で劣ると思っていて、でも理子はなぎさに対して同じことを感じているのも描写されていて良かったです。才能の有無はある意味相対的なもので、確かに才能に恵まれる選手はいますけど、人それぞれ伸びる時期や適した環境があるのも事実ですし。
葉山くんにしても理子にしても、身近に手の届かない相手がいても腐らなかったことは本当に凄いことだと思う。{/netabare}


【気になった点】
{netabare}
ずっと綾乃がキツイ態度を取っていたのがちょっと良い気持ちにはなりませんでしたし、なぎさが荒れていた時と綾乃が病んでる時とでは部内の反応がかなり違っていたのも気になりました。

お母さんももう少し良い描き方があったんじゃないかな、とは感じました。二人にとってバドミントンが命であることは理解できるけど、ほとんど悪びれもしないのは流石に綾乃が気の毒だなあ…。
コニーの態度からしてお母さんはコニーも同じ育て方をしたのだろうし、お母さん自身は何も反省してないじゃんと思ってしまった…{/netabare}


描写次第でもう少し気持ち良く終わらせられたと思うのでちょっとお勧めはしにくいけど、全体的にはとても良かったと思います。
(2018.10.18)

投稿 : 2018/12/24
閲覧 : 472
サンキュー:

29

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異色の主人公

OPの映像ではみんなけっこう楽しそうにバドミントンをしているのに、本編では肉体的な疲労とは別の精神的な理由で苦しそうにプレーしているシーンが多かった印象を受けた。

ストーリーの大枠は、スポーツを題材とした作品としてはそれほど特殊なものではないと思うのだが、キャラの性格は特殊だった。

普通、主人公は読者や視聴者から好感を得られるような性格に設定すると思うが、綾乃はむしろ、好感なんぞクソくらえとでもいうような傲慢な性格。

母親の件で綾乃が心に問題を抱えていることは理解できるのだが、そのことと試合相手や部員に対して傲慢で失礼な態度をとることとがつながらず、そもそもの人間性に問題があるように見えてしまう(そうなのかもしれないが)。

ただ、スポーツを題材とした作品の王道ストーリーは正直見飽きている面もあるし、最後まで見たら爽快感もあったので、トータルで見たら面白かった。

綾乃の母親のキャラがただただ不快だったのと、カットやドロップなどのバドミントンの専門用語に解説がなかったのは残念。

試合のシーンの作画は圧倒的。魔法とか人間離れしたバトルとかのファンタジー要素なしの作画でここまで魅せられることがあろうとは。

ところで、アニメの公式ホームページのキャラクター紹介で、北小町のバド部部員が綾乃・なぎさ・理子・エレナの4人しか載っておらず、悠や空、男子部員たちの顔と名前を一致させるのに苦労した。彼らもストーリーにかかわってくるし重要なキャラクターなのだから、載せてあげればいいのに

投稿 : 2018/12/23
閲覧 : 300
サンキュー:

10

ポテ☆とと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

試合は見入ってしまう!

物語はよくあるパターンの話かな。
途中で主人公が豹変してしまってから
どうやって最終回を終わらせるのか
なぜかハラハラしてしまった。
そのハラハラと試合の作画の凄さが相まって、
試合は見入ってしまうね!
主人公は結局可愛かったかな?(笑)

投稿 : 2018/12/20
閲覧 : 241
サンキュー:

8

プラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

これは失敗作では・・・?

スポーツを題材にしたアニメは今までにもたくさんあって、その多くは「陽」のイメージである。絶対に勝てなかった相手をチーム一丸で闘って倒す・決してあきらめなければ勝機は巡ってくる・初心者だってうまくなるチャンスはいくらでもある・負けてしまってもここまでの努力したことこそが大切である、などスポーツの面白さをテーマにすることが多い。

しかし、このアニメは「陰」である。綾乃の性格が悪すぎる。その印象が強すぎて、作品を台無しにしてしまっている感じがした。今までのスポーツは性の面を強調したものが多かったので、それに対抗しようとしたのであろうか。あるいは、リアルを描きたかったのだろうか。少なくとも、それは作品のイメージを低下させる要素になってしまったと個人的には思う。

サッカーや野球ならまだしも、バドミントン題材のアニメは少ないわけで、バドミントンは楽しいんだよ!!というテーマも取り入れるべきだったように感じた。

投稿 : 2018/12/16
閲覧 : 273
サンキュー:

9

GJ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

試合シーンは必見!

マイナー作ながら作画と試合シーンの迫力は名作並み。BGMも疾走感があってスポコンアニメらしくてイイ!

主人公が無双状態になって一気に面白くなったけど、最後の最後で終わらせ方が??って感じたのが残念…

投稿 : 2018/12/04
閲覧 : 249
サンキュー:

5

weoikoiji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画は素晴らしい

アクションアニメーターを起用しているので
見所によっては作画は素晴らしい
ただし体力が持たないので全て通じてというわけではない。

それと比較してお話が・・・
いきなり狂人化されてもね

キャラを上手に掘り下げていれば化けそうな内容なので勿体無い作品だなあと

投稿 : 2018/11/24
閲覧 : 250
サンキュー:

4

ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バドミントン部を舞台にした青春&スポ根

【6話まで】
原作未読。
1、2話を見たときは、これは今期のナンバー1じゃないか?というくらいのめり込みそうになりました。OP、EDもいいし、絵もきれいだし、とにかく動く。高校の運動部が舞台となったら、それは期待が膨らみます。
が、3話あたりからちょっと違和感が。それは主人公である綾乃の立ち位置、性格が掴みきれないことで発生したモヤモヤです。

{netabare}明るく、負けん気が強くて、恵まれた才能もある綾乃。が、母親から捨てられたように出て行かれてしまい、バドミントンを離れてしまう。そこをどう立ち直らせるのかが見ものだったが、青春パワー押し切ったまではよかったと思う。が、コニー戦でまたあやふやな綾乃になって、今は綾乃の考えがよく分からない感じになっています。主人公なんだから、もっと綾乃を軸に展開してもらいたいという感じです。{/netabare}

また、青春群像劇のようになぎさや理子、北小町の面々にも光当ててますが、中途半端になっている感じを今のところは受けてしまいます。2クールあったのならいろいろ展開できるのでしょうけど、1クールにまとめようとするとかなり端折らないといけない気がします。いい素材だと思うので、丁寧に作ってほしかったな、そう思うようになった4~6話でした。

とはいえ、まだ半分あるわけで、これからの展開に期待します。

【視聴を終えて】
主人公でメインヒロインが主人公からラスボスになるという、ある意味、斬新な作品でした。

ストーリーとしては満点に近いくらい良くできた内容だったと思います。スポコン路線で、親子の葛藤(これは子だけだったが…)、ライバルの出現、天才と努力家の戦い、脇役の話等々、スタンダードな感じです。でも、どこかずれてて、不快と感じてしまうところも多々あり、中盤から最終回までのモヤモヤ感は「半端ないって!」

最終回を終えてもう一度見直してみました。すると、あら不思議、なんだかんだで面白いことを確認。魔王と化した綾乃が、どうやったら普通の人になるのか、そこが焦点だったのだな(ですか?)と勝手に思って納得しました。闇落ちした主人公が蘇るまでのファンタジーと通じるんだなと(なのか?)

OPは今期最高です。曲と動画の一体感、流れるような場面転換。申し分なしです。

スポコンとしての作品ではありましたが、賛否いろいろあったなと思います。でも、見て損はないと感じる作品でした。

投稿 : 2018/11/14
閲覧 : 466
サンキュー:

32

衛狸庵 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

熱く萌える

これはスポ根物なのか萌えアニメなのか?
根性と言っても昭和の異物的な体を苛めて汗かいて血と涙流してなんてナンセンスな見ていても不快な汚物的マゾ根性物なんてものとは違い、メンタル面での根性。まだ多感な年ごろの女の子達のメンタルな面での弱さと強さ、そんな部分を見ていると可愛い!男に媚び売るような萌えではなくホントに可愛い!そこんとこ萌えます!
だいたい昭和の根性物しか知らない脳味噌筋肉の先生が生徒を殺すんだよな……

いろいろな物を背負いながら、バトミントンが好きで、何よりも勝ちたいと思う少女達のお話です。
少女達は様々な拘りと過去を持ち、周りから少し浮いた存在なのですが、試合を通じて少しづつ周りに溶け込める様になっていきます。
しかし、主人公の負った傷は深く、なかなかトラウマから抜けきれないようです。
12話の短い間にギュッと面白さが濃縮されています。

このアニメの良さは、なんと言っても動きでしょう。
バトミントンの試合何て知らない私ですが、なんか迫力が伝わって来ます。全編を通じて試合シーンも多く、見せ場も多いです。
止絵の連続で見せかけだけ動かして、実は全然アニメとして動いていない物が多いですものね。最近あった女の子達が刀振り回している奴なんか……

1話を見て、途中で見るのやめようかとも思いましたが、なかなか良い作品に出合えました。ラストが少し中途半端ん気がするのですが、2期があるのかな?あればいいな。

投稿 : 2018/11/10
閲覧 : 272
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8

ネタバレ

べる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

毒親って罪だわ

原作未読。全部見終わった感想としては「この母親最悪だわ」これに尽きる。
このサイコな母親のせいで主人公やそのライバルなど若者が狂わされる。
母親の言動がいちいち胸糞。原作ではかなり違うそうだがアニメのみしか知らない者としては心情を理解できない共感できない。作画は本当に良かった。試合シーンなんかは過去にもあまり見られないレベルで非常に高い。それだけにキャラの動かし方、表現の仕方がダメすぎてもったいない作品。

投稿 : 2018/11/07
閲覧 : 262
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7

384 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

主人公に『負けろ』と思ったスポ根アニメは初めてかも。笑

女子バドミントン部のスポ根アニメ。

スポ根度…★★★★★
躍動感&臨場感 … ★★★★★
萌え… ★
主人公の好感度…★

JK部活モノだけど、無駄なキャピキャピ感が少なく、割と熱血めのスポ根ストーリーは◎。
だけど主人公のスポーツマンらしからぬ態度(先輩やコーチにタメ口きいたり、対戦相手に対して礼儀がなかったり)だけはどうかと思うね。
まあこれも斬新っちゃー斬新だけど…笑

せっかくいい感じのスポ根アニメなので、このま終わったら勿体ない。今後の展開に期待!

投稿 : 2018/11/04
閲覧 : 231
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6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

人格破綻

投稿 : 2018/10/29
閲覧 : 197

waon.n さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最後までやり切ったナイスファイトな作品

 スポーツアニメのイメージとして作画が競技に追いついてないという感覚がどうしても拭えなかった。
 それを初めて覆したのは私の中ではハイキュー!って作品ですね。
 あれも見事な演出でスポーツの持つ臨場感を最大限に引き出した感じがします。
 そして、この作品も見事に演出している。
 むしろハイキュー!を私の中では越えたまである。あくまでもアニメとしての動きだとか演出面でという話です。

 この2作品の違うアニメーション会社が製作していて、製作陣で同じ人が起用されているのが【岸本卓】というシリーズ構成の人だそうな、しかし私にはそれがどういった仕事かわからないw
 うさぎドロップや銀の匙、僕だけがいない街だとか私の好きな作品に関わっていて、この人の仕事がどういうものか、これからアニメを見るなかで楽しみが増えたかと思います。

 さて、物語としてはどうかと言いますと・・・個人的には好きな内容でした。
 しかし、どうもキャラの個性が強いせいなのか、あまりキャラに感情移入できなかったりしました。ん?あれ?ここ感動するところかな?って感じで見えてしまったのは私だけでしょうかね?
 ちゃんとそれぞれの主人公にスポットを当てて話しが展開されているはずなんですけれどね、原作の時点でちょっとチグハグしてる感が出てるんですかね?
 キャラの個性は好きなんですよねー。
 原作をそのままやる分量がなかったというのが妥当な線かもしれませんね。ただどのアニメもそれを乗り越えて名作と言われるようになったりするので、それだけが残念でならないかなと。

 今回の作品でスポーツアニメの限界を突破したかなと個人的には思っており、これなら「あひるの空」というバスケ漫画をアニメにしても良いかもしれないとひっそり思っておきます。

投稿 : 2018/10/29
閲覧 : 227
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8

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ダブル主人公?(酷評注意)

原作未読 全13話

高校のバトミントン部を舞台に、バトミントンの才能はあるがトラウマを抱えていて、バトミントンをする拒否している主人公の羽咲 綾乃(はねさき あやの)と、ある試合の屈辱をバネに努力して強くなった荒垣 なぎさ(あらがき なぎさ)2人に、部員やコーチ、ライバルたちとの試合や葛藤を描いたスポコン作品です。

最近のスポーツ作品は結構爽やかなイメージの作品が多いですが、この作品は比較的ドロドロしていますね。

サブキャラクターに多少好感できるキャラもいましたが、主人公の綾乃に感情移入が最後までできませんでした。{netabare}(母親の件は同情しますが、色々な人にあの言動は正直不快でしたね){/netabare}

羽咲の暴走を多少の抵抗しながらもそれを許す部員たちにも共感できませんでした。

もう少し荒垣の方にもクローズアップさせるシーンが多いと良かったです。

また、部員やライバル・関係者などキャラが多いこともあり、どうしても一人一人の印象が薄くなります。

ただ、試合のシーンはスピード感あって迫力もありましたね。

お話はキリのいいところで終わっています。

詰め込みすぎた感じはしますが、試合のシーンはすごく迫力があったのでスポーツ作品が好きな方は観てもいいかもしれません。

OP 作画はかっこいい感じでした。本編にも取り入れてほしかったです。曲も爽やかで好きですね。
ED 大原ゆい子さんが歌っています。

最後に、スポーツ作品は1クールで終わると詰め込みすぎて内容もキャラも印象が薄れてしまいますね。今は最悪の印象(私的)な主人公ですが、もし2クール・3クールと続くと印象も変わるかもしれません。

投稿 : 2018/10/27
閲覧 : 397
サンキュー:

33

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一ギス去ってまた一ギス…

1話を観たとき、これは神アニメだと思った。
作画はこれ以上ないくらい綺麗でぬるぬる動くし、あやのんは最高に可愛いし、ストーリーも熱くて今後の展開が楽しみで仕方がなかった。

{netabare}…{/netabare}

{netabare}ギスり過ぎやねんっ!!{/netabare}

{netabare}いや、シリアスなのは悪くないんだけどね。
もうちょっとやり方があったんじゃないかなと。

少なくとも自分は、大仏のような顔をしてテレビ画面を見つめることになってしまった。{/netabare}

{netabare}最も悲しかったのは、あやのんの性格悪いのベクトルに、"これじゃない"感があったこと。
彼女の闇落ちに自分は「うへへ、魔王あやのん可愛いなあ^^」というテンションで迎える予定だったのだが、周囲がそんな彼女に対して現実的にドン引きしてしまうような世界観の中で、そんなゆとりは無かった。{/netabare}

{netabare}ただ、裏を返せばそれだけ声優さんのリアルな演技が凄かったということにもなるのかな?
聞いた話によると展開の多くがアニオリとのことで、強引な展開が多かったようには思えるものの、バドミントンの魅力は十二分に伝わってきて、スポーツアニメとしては良作だったのかなとは思った。

しかし期待していたものとはちょっと違った。残念。{/netabare}

投稿 : 2018/10/26
閲覧 : 240
ネタバレ

どやすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

このアニメのジャンルはスポーツホラー!?

このアニメを見る前の評価は弱虫ペダルとかハイキューとかの王道スポーツアニメ、もしくは南鎌倉高校女子自転車部なんかのゆるゆるスポーツアニメかなぁと思っていましたが、

主人公が怖すぎて、常にビビりながら見ていました。

常に人を煽っている女の子なんてなかなかいないので、キャラ立ちという意味では星5評価です。

またバトミントンというスピーディなスポーツをアニメにするのはすごい大変ですが、作画はとても良かったと思います。

投稿 : 2018/10/26
閲覧 : 230
サンキュー:

8

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

メンヘラ系は苦手です

放送開始前のPVを見た時点では期待していましたが、私の想像していたものとは全く違いました。
ワクワクしたのは第1話オープニングまでで、本編を観終わったときにはガッカリ感しかありませんでした。
オープニングのイメージと本編の内容、違い過ぎませんか?

私が好きなスポーツ物は、登場人物の性格が明るく前向きで、ライバル達と切磋琢磨して成長していき、かつ試合シーンも楽しめるタイプの作品です。
例を挙げるなら「ハイキュー」や「ダイヤのA」等でしょうか。

本作はアニメ化にあたり原作を改変しているとのことですが、登場人物はメンタルがおかしな人達ばかりで常にギスギスした雰囲気のため、私は全く楽しめませんでした。
主人公の綾乃の性格が捻じ曲がったのは、母親の理解しがたい行動のせいだとは思いますが、それにしても性格が酷過ぎる。
またライバル達も主人公に負けず劣らずの性格の悪さ。
それなのに、部の仲間たちが彼女達を見捨てないのは不思議でしたね。
普通、綾乃みたいな態度を取っていたら、誰も相手にしてくれなくなるような気がします。
スポーツ物なのに試合シーンが少なくあまり盛り上がらない、その分人間ドラマの割合が大きく、しかも毎話昼ドラのようなドロドロ展開で、私にとっては視聴するのが苦痛レベルでした。
最終話はいい雰囲気で終わりましたけど、それまでの展開が個人的には「どうしてそうなる」という感じで、一貫性が無い感じがしました。
良かったのはオープニングとエンディング、それと作画だけですね。
もし2期があったら、多分観ないです。

投稿 : 2018/10/21
閲覧 : 228
サンキュー:

11

ネタバレ

bk958 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメーションだけでも見る価値あり

高校の女子バドミントンをアツく描いた作品。ストーリーは「部活もの少年漫画」の王道を女性キャラに持ち込んだ形ですが、メンヘラなアクの強いキャラクターたちが特徴的。

絵柄は爽やかっぽいけど才能と努力の話にも真っ向から突っ込むのでシリアス寄りで、一筋縄ではいかないストーリーが展開します。

原作改編として叩かれている部分もありますが、ぼんやりした印象の原作序盤よりもテーマが明確。渚と綾乃の地方大会決勝の最終話から逆算して上手く再構成しています。

綾乃と渚の再会方法とか、アニメの方が最適解に近いと思いますし、原作も同じところまで読み進めるならアニメの方がわかりやすいです。

綾乃主人公なのに……という声もありますが、原作でも地方大会までは、格下に滅法強い綾乃は才能の壁としての役割が大きくて、敗者側の戦いが裏テーマ的に描かれていきます。なので、綾乃を主人公と見るよりも、渚を主人公に見た方がすっきりします。

原作では逗子総合の石澤とコーチの話とか、アニメ未登場の橋詰とダブルスのペアの話とか、敗者側の良いエピソードはあるんだけど、12話では描き切れないとの判断なのか、そこらへんは悠ちゃんとか、葉山とかで補完しています。

そのほか、キャラ改変は結構強めなので、原作のキャラが好きな方にはおそらく不評。原作はジャンプのラブコメ三国時代で『ニセコイ』とラブコメ枠を争った『パジャマな彼女』の作者さんなので、キャラの可愛さには定評があります。原作コニーはメチャクチャかわいいです。

アニメーションは誰が見ても素晴らしい出来。見せ場のシーンは実際の動きをトレースするロトスコープで、緊迫したバドミントンの試合の再現度高し。

演出やカット割りを挟まず、全体を俯瞰するように映し、シューズとシャトルの音だけが響きわたるのは、さながらスポーツ中継のようで、嘘やはったりのないリアリティへのこだわりが感じられます。

アニメーションとしてのアニメが好きな方は、アクション作画だけでも楽しめると思うし、原作読んでない方はアニメ→原作で2度おいしいのでおすすめです。

投稿 : 2018/10/10
閲覧 : 273
サンキュー:

11

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2人のシャトルの軌跡がとても見えにくい。2クールを希望、かな。

原作は読んでいません。

皆さんのレビューを参考にさせていただいて、私なりの感想を述べてみたいと思います。

まず、先に、残念に感じた部分です。
OPと本編の作画の差です。
{netabare}
画で押すんでしたら、OP路線で突っ走っていただきたかったです。
OPの個性的なストップモーションとウルトラハイスピードをかけ合わせたような表現の描画は、ほかのボールゲームでは見られないバドミントンならではの魅力を最大限引き出していたように思います。
シャトルが回転する動きとか、ラケットのシャフトのしなりとか、ガットの震えとか、目では捉えられない刹那の攻防を、独特のタッチでダイナミックに描きだせていたと感じるのです。
超高速で空気を切り裂くシャトルが、ラケットに触れた瞬間、まるで、意志を持っているかのように急激に方向転換したり、意表を突いて減速をしたりする様は、バドミントンの醍醐味のそれです。
素人の私にとっては、ラケット捌きもボディコントロールも、合理的な技術の範疇を超えています。もはや魔法にしか思えないスーパーテクニックであり、それを駆使してラリーの駆け引きをする頭脳的な心理戦も興味が尽きません。

実際の観戦は、コートからはそれなりに離れて見ているわけですから、素人目にはシャトルを白帯のムコウに打ち返しているようにしか見えません。でも、実際は、ものすごく考えながら打ち合っているようですね。例えるなら、囲碁や将棋のように何十手先の手合いを読んでいる。読み切れるか、読み外すか、そのギリギリの攻防を、駒や石を打つように、シャトルを打っている。しかも、長考ではなく、1秒そこそこのあいだにです。

アニメの表現における強みは、ありえないアングルと、時間の切り取り方です。
プレーヤーの目線なら、顔面に向かって唸りながら迫ってくるシャトルの癖や、逆に、シャトルの真うしろから捉えれば、相手プレイヤーの筋肉の反応する瞬間が表現できます。
あるいは手首の返しやラケットのひねりをスーパースローで見せたり、歯ぎしりで口角が上がるさまに思いっきり寄せることができるわけです。
たしかにOPではそういった刹那が美しく表現されていたと思うのです。だから、本編に採用されていなかったのはちょっと勿体なかったなと個人的に思うのです。

最近のバドミントン界は、多くの選手の頑張りでテレビの露出が多くなってきています。この作品の放映のタイミングは、競技の魅力を強く押し出す千載一遇のチャンスだったと思うのです。他のスポーツとの違いを斬新な映像で見せて欲しかった。これに尽きます。
ちなみに、"はるかな" は、キララ系+スポ根+友情+水着という王道な設定でしたので、好感度まっしぐら?でした。w

以上、個人的に、ちびっと残念に思えたところでした。おそまつ。
{/netabare}

さて、前向きな評価もしてみたいと思います。
{netabare}
OPの画は採用されてなかったけれど、バドミントンの "競技性の魅力" はしっかりと追求されていたと思います。
あれだけの作画です。CGを導入していたようですが、プレイヤーの動きは非常にリアルに表現されていました。
1秒にも満たない攻防のなかでのメンタリティとフィジカルの凌ぎ合いも見事に描き出されていました。
プレイヤーの思考のさまも上手く差し込まれていたと思います。
{/netabare}

本作の評価の分かれるところですが、推測するに、3つの物語の流れがあって、それぞれが無手勝流にあさっての方向に氾濫してしまった印象があります。
{netabare}
一つは、バドミントンへの思いを部活動の群像劇の中で描いている流れ。
二つに、ダブルヒロインがメンタリティに傷を抱え、しかも対峙する流れ。
三つに、母親が勝利至上主義に寄っていて、歪にゆがんで見える流れ。

この3つの濁流を、上手くさばききれていなかったように思います。

では、1つめの青春群像劇について。
{netabare}
第一印象は、青春劇のセオリーにない構成と展開に戸惑いました。

シングルス(個人戦)は、プレイヤーのメンタリティを、その選手の固有のものとして強調して表現することができます。
卓球の張本選手の雄叫び(チョレイ!)も同じことですね。♩

本作では、荒垣なぎさの圧倒的な敗北体験が導入部になっています。部員たちは、なぎさの勝利を渇望する熱量の高さに翻弄され火傷までしているようで大変そうです。

退部者が出たことについてですが、私は、大量退部を2回も経験していますから、それほど違和感を持つことはありませんでした。勝負に徹していても、またそうでなくとも、退部するという選択は退部者の主体性にあります。ですから、これを演出の一つとしても、荒垣のメンタリティは理解できます。

多感な年代、部員の人間関係、それぞれの集団心理などが交錯しての結末なので、これをご覧になられる方の価値観、例えば、公立校の望ましくあるべき部活動のありようとか、全体を統括するリーダーたるべきキャプテン像とかによって、なぎさの評価が変わるのは仕方ないことだと思います。

でもね、高校は義務教育ではないし、全国を目指すなら、なぎさの厳しい態度は、私には許容範囲です。シングルスは、個人の技量の差がモロにプレーに出てしまう。コート上でゲームをコントロールできるのはプレイヤーだけです。なぎさが、部員に少しでも上に勝ち上がらせたいと思うなら、練習は厳しくせざるを得ません。

競技の本質は、心身の切磋琢磨にあり、進歩向上こそが醍醐味です。そしてできるなら勝利を勝ち取ってゲームを終えてほしい。3年生にとって初戦で負けてしまったら勝利の歓喜はもう得られません。1勝する意味は大きいと思うのです。トーナメントでは、強豪選手といきなり当たるかもしれません。だからこその練習だと思うのです。

また、退部したメンバーも決勝戦に観戦に来ていましたので、なぎさのキャプテンシーにはそぐわなくても、プレイヤーとしてのなぎさの実力はリスペクトしていたと思うのです。
しかも、対戦するのは同じチームの1年生、かつてなぎさにラブゲームをくらわせた羽咲綾乃との再戦です。なぎさのゲームは、元部員にとっても見逃せないものだったと思います。

また、現役の部員は、2人のコンディションを日々見てきていたわけですから、どちらに加担しても間違いではないし、どちらを応援しても正しいと思います。

それにしましても、勝負に徹しようとする2人の態度の危うさには、正直、私もぶれました。
それほどに、2人のメンタリティのエッジが尖っていました。鍔迫り合いとはこういうことを指すのかもしれません。似て非なるものですが、まるで奥穂高岳の"馬の背" を歩くような感覚でした。

"はるかな" では、パートナーを選ぶことに競技の素晴らしさを表現していました。
はねバドでは、シングルスの魅力に主眼を置いて競技性を演出していました。"強調" といってもいいですね。
私は、どちらの作品も好きです。どちらも夏にぴったり。
両者ともに、レクリエーションにまで裾野を広げているにも関わらず、競技スポーツとしては、あまり衆目に触れない部類ですから、今回、観ていて飽きることはありませんでした。むしろいろいろわかることが多くて、楽しかったです。
{/netabare}

次に、2つめ。
荒垣なぎさと羽咲綾乃のパーソナリティーです。
{netabare}
綾乃の母親は、全日本10連覇プレイヤーという設定です。言うなれば、世界をまたにかけたワールドビジネスパーソン。その切符を10年間も手にしているなんてすごいの一言に尽きます。また、ひとり親家庭の実態を鑑みれば、祖父母に我が娘を預けて世界を飛び回る生き方も、今や、"あり" なのかも知れません。

でも、綾乃のメンタリティへのケアについては、ちびっと首を傾げざるを得ません。
うがった見方かもしれませんが、児童虐待、ネグレクト(育児放棄)のように見えてしまいました。

母親がプレイヤーとしてバドミントンに人生をかけるのは理解できますし、彼女の自負心に直結しているのも頷けます。日本を飛び出し、世界に出向いてでも新しい才能を見つけたいだろうし、若手を育てていきたいという思いも理解できます。
また、バドミントンをテニスのようなメジャースポーツに押し上げたいとする気持ちも分かります。(視聴率が稼げなければ、オリンピック競技からも外されかねないという危機感はどのスポーツにも共通する課題でしょう。)

本作では、綾乃の個性・性格において、プレーのオン・オフに関わらず、パーソナルな日常の暮らしの様子も含めて、母親との軋轢、そしてトラウマを感じさせる生きざまが、表情や仕草、声に表現されていました。

母親と過ごす時間のほとんどが、バドミントンを通じて描かれていますので、そこで生じたトラウマが大きいみたい。なので、プレイヤーとしてのパフォーマンスにも影響が出るのは仕方ないし、部に所属するだけでも、刺々しい態度になっているのもやむを得ないのかしら。
なぜでしょうか?

個人的には、綾乃の価値観で、バドミントンをとことん突き詰めていくからではないかと思います。綾乃が部員となり、プレイヤーである以上は、母親の存在を認めなければなりません。同時に母親に認められなかったこと、捨てられたことにも向き合わなければなりません。このストレスは大きいと思います。これを抱えながら前に進もうとなると、それ以上に大きなエネルギーと意志の力が必要になったのではないでしょうか。

私は、それを母親への反発心と見ました。
綾乃が、母娘という関係性を再構築しようとするなら、まずは、母親よりも強くなければならない。その気持ちを持つことはとても自然だと思います。捨てられたのですから。だから、もっと強くなって、逆に母親を捨てるほどになって見返してやろうとする意志の力が、綾乃のパワーの根源だと感じます。
荒垣にはかつてラブゲームで勝っているし、キャプテンであろうが、3年生であろうが、コートに入れば関係ないわけです。勝つことがすべてで、倒すことがすべてです。

でも、コートの外でも同じように振る舞うことに、私は違和感がありました。
私見ですが、それは人間へのリスペクトの欠如のような気がします。
"愛着障害" という言葉があります。
例えば、子どもが母親の愛情を得たいと思っても、虐待され、ネグレクトされると、子どもは、どうしたら受け入れてもらえるのかものすごく悩むし、受け入れてもらえないとなると、ただ、従順な言いなりになってしまったり、さらに、関係性を放棄してしまったり、拒絶したりします。そうした心因反応としての "人間性の欠如" ですね。

でも、同時に、心のなかではどこかで親子関係を求めてしまいます。
"愛着障害" とは、二律背反する不思議な感情ですが、綾乃には母親との楽しかった記憶もあるのですから、そこが関係性の物差しの一つになっているのでしょうね。
きちんと自己肯定感を作っておかないと、いつまでも目に見えない障害壁になってしまいます。
たぶん、母親との決着の筋道も、部員との邂逅も、ギクシャクしたものになると思います。

綾乃は、苦しい課題を背負っていますね。

でも、綾乃にとって救いなのは、なぎさの存在でもあると思います。
もし、2期があるとしたら、全国の強豪を相手に、2人はパートナーとして気持ちを共有できると思います。

また、なぎさに屈した経験は、悔しさとともに緊張感を得たと思います。
なぜなら、かつてラブゲームで下したプレーヤーに、今回はフルセット、デュースで負けたのですから。
全国に行くまでの期間は、更なる伸びしろを身につけるために、大きな期待と入念な準備に当てられるでしょう。その意味では、綾乃にとっては、なぎさの存在は救いです。

それに、綾乃にとって大きい意味があるのは、バドミントンの敗戦が、"弱い者" というレッテルもトラウマも生まないことです。だって、なぎさも部員らも、綾乃を見捨ててはいませんからね。
ここに青春群像劇としての綾乃の立ち位置と道筋に、ひとすじの光明が見えるように思えます。


さて、荒垣なぎさについては、先に少し触れました。

なぎさも、重い課題を背負ってキャプテンシーを表現しています。
高校生が、中学生にラブゲームとは、私には想像すらできません。なぎさだって相当の実力を持っていたわけですから。ショックのあまり、競技を辞めても仕方のないシチュエーションです。

奈落に落ちたあとの努力は並大抵のものではなかったと思います。
友人の泉理子の存在は大きかったでしょうね。なぎさを励ましつづけ、支え続けてきた大切なパートナーだったと思います。理子がいてくれたからこそ、かつて慟哭の中にあっても、弱い自分であっても、自分の居場所を保ち続けられていたのではないか。だからこそ、より厳しい道を選び、自分に鞭打ち、刻苦勉励したのではないかと感じます。

なぎさは、ちょっとスポ根に過ぎて、今時は不器用なタイプだけれど、真っ直ぐな気持ちを持っていますね。
{/netabare}

3つめの母親について。
{netabare}
こちらも、先に少し述べました。

う~ん。困ったな。
私は、母親にも、綾乃にも、共感してしまっています。
どちらの側に立っても利益相反してしまいそうですね。
その意味では、ジャッジメントは先延ばししたいです。

ただ、本作の流れとしては、本流にはしたくはないです。
綾乃のバドミントンへの動機としての理由とか背景とか、そういうものとして見るなら、母親の存在感は一つの一里塚として分かりやすいものではありますが、ちょっと影が強すぎるきらいがあります。
綾乃の気持ちを考えれば、大好き →敗戦 →放棄・ネグレクト →途方に暮れる →嫌悪と反発 →再起?? など、いささか複雑に過ぎます。

昭和の古いアニメであれば、子どもの成長において、極貧ゆえに両親が出稼ぎに出てしまうとか、生活苦で、ラケットが買えないとかシューズに穴が開いているとか、ほかに選択肢がないとか、モノが無いゆえの切なさや後ろ向きな設定がまかり通っていた時代性が表現されていました。
平成のアニメは、どちらかというと、豊かさの裏側の舞台、自己実現を叶えるためにという、もっとメンタルに寄せた設定になっていますね。

本作に、なんだか、妙なアンバランスな印象を持つのは、昭和うまれの時代遅れの性(さが)なのでしょうか。現代っ子は難しいですね。
{/netabare}

いずれにしましても、ちょっと出色な作品でした。
このあたりで、締めたいと思います。
{/netabare}

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2018/10/10
閲覧 : 291
サンキュー:

27

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白いと思うのだが・・・

やはり、スポーツ物のアニメを1クールで終わらせるには無理があるとおもうのです。

せっかく実際のバドミントンは日本が強くなっているタイミングなのでバドミントンを取り上げるにはナイスなタイミングだと思うのですが、やはり1クールだと物語が尻切れトンボになっているように思います。

キャラも主題歌も個人的には好きだったので、実に惜しいと思います。
泣き虫ペダルのように長く続けてもらいたかったです。

2期に期待できるかどうかわかりませんが続きがみたい作品です。
(Netflixで作ってくれないだろうか?(笑))

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2018/10/09
閲覧 : 258
サンキュー:

12

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

爽やかさ100%のスポーツものではないが、

 アニメのスポーツものに何を求めるのかという話になるが、この作品は弱小ヒロインの成長譚でもないし、爽やかさ純度100%のただ明るく楽しい物語でもない。ただ個人的にこの作品のドラマ的な生っぽさやリアル路線の映像手法、毎話の光る演出などは興味深かった。

 母との関係によるヒロインの心理面に不安定さがあり、ヒロインへの共感はあまりできないかもしれない。後半はヒロインがヒール役に見えることも。とはいえ最終話で羽咲なりの心理的な成長や仲間の大切さなどは描かれていたので、全体を通せばこれはこれでまとまっていると思う。監督はヒロインなりの成長過程を、回り道をしながらも描いたのではないか。またメインキャラだけでなく、他の部員などのキャラクターまでしっかりと触れており、物語に厚みが出ていた。ちなみに荒垣役の島袋さんは今クール大ブレイクだが、今後の活躍に期待。

 全体的に万人受けの爽やかなスポーツものではないが、独特の青春感やリアルな試合描写など、見所はある。これまで例のないバドミントンを題材にしたという点でも意欲作という評価をしたい。

視聴日 18/10/1
 

投稿 : 2018/10/09
閲覧 : 186
サンキュー:

12

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

衝撃の7話

1話から、圧倒的に差がついていて
八つ当たりのように部員にあたる鬼先輩

なぎさ、が2話3話で性格の入れ替えに成功
だが中学のとき戦ったライバルが
同じ高校、同じ部に所属していてライバル視

なぎさは、表情や感情のコントロールに成功したが
もう1人は、純粋無垢な性格が可愛かったのに
ヤンデレになってしまう

それが7話である

正直このアニメいい要素が何一つない
バドの良さや、バドが好きでスポーツ
してるのではなく
バドを通して仲間になったけど
バドをしている全員が闇を抱えているように見える

もうちょっと、ひねりがほしかった
このアニメの影響でバド好きが増えるとは思えない
寧ろバド苦手意識をもつ人がいるのではないか
こういうスポーツを否定したアニメは
円盤も評価もよくないだろう

投稿 : 2018/10/09
閲覧 : 186
サンキュー:

6

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

OPめっちゃすき!

歌と絵がすごい!めっちゃすき!

あれあれ。エースをねらえ!みたいなさ。
まあ、エースをねらえ!は見てないんだけども(なんやねんなそれ)、OPはめっちゃ好きだったな。

あの、ホーンのイントロから『コートでは~♪』のところ。すごい好き。

はねバド!のOPなんか、イントロなしでいきなり歌。
てかイントロが歌みたいな。

ほんでAメロ 『今・この・世界・ここにあるのは~♪』のとこの動画!!!
すばらしー!かっこええー!

ほんでもって本編もこれは作画の人たち、生きてるのかー?と思わせるほどのアクションシーン。

コーフンしました!

まま、いずれにしてもですね。
スポコンモノをやるのんにはきょうびハードルが高い思います。

根性根性ど根性!な時代ではありませんので、その気にさせるアニメを作るとなると、そういったところは絶対手を抜いてはいかんのだ!とゆう作り手の情熱に他ならないと思います。

ボクはその気になってますぜ!

投稿 : 2018/10/09
閲覧 : 273
サンキュー:

10

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はねバド!のストーリー・あらすじ

運動神経抜群だが、なぜかバドミントンを避ける1年生「羽咲綾乃」。
日本一を目指し、日夜練習に明け暮れる3年生の「荒垣なぎさ」。

部を支える仲間やコーチ、そして個性溢れるライバルたち。

インターハイを目指す、県立北小町高校バドミントン部の軌跡を描いた、マンガ「はねバド!」(濱田浩輔/講談社『good!アフタヌーン』連載)が待望のアニメ化!!

超高速で舞う羽根(シャトル)に想いを乗せて、青春バドミントンストーリー開幕!!(TVアニメ動画『はねバド!』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年夏アニメ
制作会社
ライデンフィルム
主題歌
≪OP≫YURiKA『ふたりの羽根』≪ED≫大原ゆい子『ハイステッパー』

声優・キャラクター

大和田仁美、島袋美由利、三村ゆうな、小原好美、伊瀬茉莉也、茅野愛衣、下田麻美、櫻庭有紗、岡本信彦、小松未可子、大原さやか

スタッフ

原作:「はねバド!」濱田浩輔(講談社『good!アフタヌーン』連載)、監督:江崎慎平、シリーズ構成:岸本卓、キャラクターデザイン:木村智、総作画監督:飯野まこと、美術監督:井上一宏、色彩設計:辻田邦夫、撮影監督:野澤圭輔、3DCG:フェリックスフィルム、音響監督:若林和弘、音楽:加藤達也

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