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「A.I.C.O. -Incarnation-(Webアニメ)」

総合得点
70.5
感想・評価
238
棚に入れた
1033
ランキング
1566
★★★★☆ 3.6 (238)
物語
3.5
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.5

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A.I.C.O. -Incarnation-の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本物の“私”を取り戻すために…

詳細は公式でも。

Netflixオリジナルアニメとして2018年に配信されている作品です。2020年の夏アニメとして放送されるみたいですね。このご時世ですんで、新たに制作するよりも、ありものを放送しましょうってことかもしれないですね。

内容をざっくりと。交通事故で父親を亡くし、自分も大きな怪我を負って、歩くことができない橘アイコは病院付属の高校に通っています。
ある日、神崎雄哉という転校生がアイコを連れ、ダイバーと呼ばれるフリーのレンジャーたちの元を訪れます。

折しもアイコたちの住む富山の黒部峡谷一帯はアイコが事故で大怪我を負った直後に起きた「人工生体」研究中の大事故“バースト”によって、暴走した人工生命体“マター”に侵蝕され、黒四ダムまでは政府から立ち入りを禁じられています。

そのバーストの中心地“プライマリーポイント”にダイバーたちと向かうと告げられたアイコ。そこには、死んだと思われていたアイコの母と弟が生存しているという。はたして、無事にアイコたちはたどり着き、バーストを止めて母と弟を救い出せるのでしょうか。

というお話です。

ネタバレを含みますので、これからご視聴の方は絶対に開いてはダメですよ。振りじゃなくて。
{netabare}
この作品の最大のポイントは、プライマリーポイントに向かうアイコが実は人工生命体で、バーストを引き起こしているのがオリジナルのアイコということです。

もうひとつ、序盤からちょいちょい名前の出てくる由良という天才学者が、実は神埼だったということもポイントです。これは5話ぐらいで気づきましたけど。

序盤こそ、プライマリーポイントに向かう一行とマターとのバトルがメインで、こういう話なのかなーと思っていましたが、徐々に明かされるアイコの謎。そしてバーストがなぜ起こったのかという核心が語られ始め、少しずつサスペンス物っぽい展開へ変わります。

最終局面では、アイコが実はニセモノだったと知らされ、ニセモノの脳と本物の脳を差し戻すことでニセモノが消滅し、バーストが終わると知り、動揺します。しかし、本物と会うことで、旅してきたニセモノのアイコは施術を受けることを決意。自分が消滅する道を選びます。

神埼はふたりとも残すために奮闘することを誓いますが、やはり難しかったのか、ニセモノのアイコは消滅しかけます。そのとき、ブニョブニョしたマターが出てきて中からニセモノのアイコが! 実はアイコの父親が誕プレに渡した人工生命体“グミ”がアイコの体組織をトレースしていて再構築することができたのでした。
{/netabare}
全12話で、起承転結うまくまとまった良作だと思います。少し強引な理屈かなと思うこともありますが、まあ概ね腑に落ちる内容。あまりにも神埼が何も説明しないもんだから観ているこっちも怪しさを感じますが、それはまあ、そういう事情であるから納得です。

いくつかのご都合(小佐波がマターに食われるとか、南原が自衛隊を止める策とか)はありますが、話の本筋ではない些末な部分なので問題はないかと思いました。

制作はボンズ。だからってわけでもないかもしれませんが、最初にキャラデザを見たときなんとなくチャイカっぽいなって感じました。なんか垢抜けない作画ですが、かなり良好。丁寧に作られていて高クオリティです。

アイコのCV:白石晴香さんが好演でした。

さすがネトフリオリジナル。時間とお金をふんだんにかけたんだろうという感じ。「血界戦線」みたいなことにはならないわけですねw

派手さはないけど、実に手堅い良作という印象です。観て損はしないと思います。

投稿 : 2020/07/13
閲覧 : 520
サンキュー:

6

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

主人公のサービスシーンがメインになってしまってる

見る前からちょっと嫌な気はしていたんだけど、まず話の大筋は割と単純である。
このアニメのメインのポイントはやたら無防備な天然系ヒロインがサービスシーン、胸や際どいパンチララインを常に見せてくるポイントだった。

なんでこんな環境でずっとセーラー服でいるねんって恐ろしい突っ込みどころは、他の微妙な点を萌えで補填しようとした考えでないかと邪推もしてしまう。

冒頭や設定自体は比較的面白いものの、ヒロインのヒラヒラした短いスカートのせいで終始物語に入り込めることは無かった。

また、男主人公も見てて疲れる性格をしている、変にラブコメしそうな種は撒いた上で男主人公は終始言葉と裏腹にコミュ障だし。
しかもその上で東のエデンの大杉君みたいなのがいるから猶更救えない。(※終始ヒロインに好きだ好きだと渾身のアタックをするものの全て受け流される二枚目キャラ)

ヒロインの正体を聞いた瞬間、凡そ彼の正体にも勘付く程度のよくある設定な為、ストイックな性格は仕方ないと序盤から納得して見れない事も無い。

とはいえ、最終回ギリギリまでこんな感じなので正直見てて疲れる。
彼のポジションでセカイ系をにおわせちゃ駄目だろ。

この二人は導入部から最後までセカイ系を参考にしたような関係だけど、実のところ接点があるようで考えてみると、お互いなんでもないから「え、えぇ…」で終る。


大量のアニオタをひっかけようと釣り餌を混ぜすぎてちょっとブレすぎたよね。

サブカル系としても大衆系としてもどっちつかずなこの物語は、サブカル初心者にオススメしやすいかもしれない。


因みに他の評価見てると難しいとか設定が丁寧で作り込まれてるとか書かれてるが、どっちも的外れな気がする。

エウレカ的手法で話が難しく感じるだけで、魔法が使える世界でアルテマを取りに鍵となる巫女をPTに連れて塔にを上るだけ様なレベル。
っつーか話の元ネタもエウレカか?

勿論アニメとしては、それだけじゃつまらないから、多少エッセンスはあるけど、今言った大筋大体完結してるのよ。
同じネトフリなら単純ながらもharmonyとかの方が余程ドキツイのでは。

次、作り込まれてるかどうかについて。

起源や仕組み、それに於ける影響が曖昧な設定を俺は敢えて魔法って呼んでるのだが(SFは硬派系に近づく程、実現や実存が考えられる設定になる。この設定は残念ながら都合よすぎて魔法レベル)、ただでさえその魔法の様な設定の話の中で、話の舞台設定はかなり限定されている。

個人的にはアニメ漫画にそこまで突き詰めて意味はないと俺も思ってはいるが、都合の良い舞台にしかカメラを回さず、こんな極大天変地異の上で、国民や政府、他国にこれだけ都合の良いムーブをさせた話が作り込まれてる訳ないだろう。(非難してる訳ではなく)
っつーかギロチンカッターなんかに及んでは、製作者が手動にする訳がないとかアホでもわかるし。(あった方が演出的に面白いので評価している。設定の作り込みに大きく反してるが、あった方が良い)
あまつさえエウレカの癖をそのまま引き継いでしまったのか、ご都合の塊、セカイ系もどきというトドメ。

因みにここでもさっき引き合いに出したharmonyの方が細かく設定練ってる。
面白いかどうかは全く別だが、こっちの方が面白いと思うならばこのアニメの良い部分は設定の練りや物語の難解さは全く的外れって事。


セカイ系っぽくてアクションがかっこよくて女の子がエロ可愛くて、なんか人の生き死が近い戦場っぽい雰囲気があって、そういうの見るのが好きな人の琴線に触れやすいという事だ。


ここまで一見に馬鹿にしてるようだけど雰囲気のあるSFアクションとして俺は大いに楽しんだ。

比較的面白い部類だけど、それでも純粋なアニメ好きでないならば、残念ながら時間を割いて見る価値のあるアニメではない。
トイレとか電車でさくっと楽しめるように漫画にして欲しいな。


最後にもう一度言うけど、設定を理解とか理解できないとかじゃなくて、破綻してるのよ。
別にアニメだから良いんだけどね。極端に評価低い人はそれを重んじてるんだからそれに反論しようとこのアニメは練られてるとか適当なべた褒めして馬鹿晒すのは辞めてほんと。

名作映画、キューブのガバガバ設定を思い出せ!

投稿 : 2020/05/04
閲覧 : 1319
サンキュー:

1

宇宙開発長門有希 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

黒い瞳に黒い髪、みずみずしいお肌これ日本人の特徴です。

黒い瞳に黒い髪、みずみずしいお肌、ヒロインはどこから見ても日本人の女の子でした。これだけでもオール5に値します。昨今傑作アニメでさえ日本人なのに目が青色だったり髪が金髪だったりおかしいアニメが多いですからね。

僕が涼宮ハルヒが大好きなのもこういった国粋的な理由もあるのです。
主人公ハルヒが神(天照の生まれ変わりだと個人的に解釈)であり、日本人のかわいい女の子が実は宇宙の支配者だなんて、なんて素晴らしいことでしょう。
ハルヒに見初められたキョンを刺し殺すことに執念を燃やす朝倉さんの目は青い色。これって青い目の奴は実は危ない奴だと暗に警鐘を鳴らしてくれてるのだ解釈しました。

そうだと考えると、あの京アニの痛ましい事件は真実をばらしたことによる報復でしょうか?おっと、深入りするのは止めときましょう。僕も青い目の誰かさんに刺されるかもしれないのでこの辺で、ではでは。

投稿 : 2020/05/04
閲覧 : 336
サンキュー:

4

Meiyu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ストーリーで言えば最高峰の名作

何か、途中から置いてけぼりとか言ってる人がコメント欄に何人かいてさすがにびっくりしました。

ストーリーをネタバレなしに掻い摘んで話すと、

人が、「人工的な人間の身体」を作り出そうとして、研究対象が暴走し、触手のような肉塊になって襲ってくるようになってしまった。

その元凶となった研究所を中心に、その肉塊が侵攻していて、人々の居住区を脅かしていた。

そこで、それを終息させるべく、元凶となった研究所を目指すお話。(具体的に言うと色々と違いますが、ネタバレを避けるためなのでご愛嬌!)

ファンタジーよりリアルよりのSFで、設定は確かにそこそこもりもりです。

けど、「理解しようとすれば」間違いなく理解出来る内容です。難解すぎてよくわからなくなる系アニメとは全く違います。理解できない人は、「理解しようとしてない」だけです。

説明不足なんかではなく、アニメをしっかり観て、台詞をしっかり聴いていれば、「アニメ外の補足なしにきちんと理解出来るようになっている」良い意味で作り込まれた作品です。

特に、ストーリー重視でアニメを観てる方にはオススメしたい作品!

確かに、キャラデザやOP、演出等においては、少し古臭かったり、盛り上がりに欠けた部分がある点で、僕が個人的に大好きな「名作」(コードギ〇ス、シュ〇ゲ等)には及ばないなと感じた部分はありましたが、

ストーリーだけで言えば、ワンクールアニメでここまで完成度の高い作品は数える程もないです。最高峰の出来だと思います。

折角のネット配信アニメなんだから、わかりにくい説明は、止めてちょっと考えたり台詞を聞き直したりしたら、それでわかる程度のものなのに……1回見たあと全部見直さないとわからない、という程のものでは無いです。キャラの台詞をしっかり聞いて、登場人物とその関係を把握していれば何も難しくないです。

よくある、「難解すぎて訳分からん用語ばっか並べて、最終的に何が言いたいのかわからない」作品とは違い、少し視聴者が噛み砕こうと努力すれば容易に理解出来るレベルです。

「途中から置いてけぼり」など大して考えず言っている人は、「脳死アニメ」に毒されすぎではないでしょうか………

ともかく、
私のように、
コードギ〇ス、シュ〇ゲ、まど〇ギ、翠星のガルガン〇ィア、進〇の巨人、NARUT〇、等の作品が好きな方は気に入るのではないかと思います!

ので、ぜひネトフリに登録されてる方はぜひ視聴してみてください!オススメのアニメです!

投稿 : 2020/03/01
閲覧 : 528
サンキュー:

6

ネタバレ

kiminttea さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

設定はいいけどキャラデザ、メカデザ、演出がね

NETFLIXオリジナル作品
2日間で一気見した。

【良かった点】
〇設定、世界観、ストーリー、アイデアはとても良い。実際にあり得そう。
〇主人公アイコのキャラデザが可愛い。これはアニメを完走する何よりのモチベ
〇主人公アイコ{netabare}(特に人工生体の脳を持つメイン登場人物のアイコ){/netabare}の心情の動き{netabare}、特に自身を人工生体だと自覚するまでの不安や、自覚してからの決意。それからオリジナル藍子が家族との再会の場に人工生体アイコを向かわせたことや、人工生体アイコが覚悟のうえで家族に気づかれないように別れを告げるところ{/netabare}には泣かされる。
〇3人の科学者/医者のそれぞれの正義感はどれも不正解で単純な勧善懲悪ではない。
〇女性官僚の南原役の田中敦子さんが草薙素子
〇アイコを終始フォローしてくれる優しい白石さんが詩羽先輩
〇終わり方が奇麗だった。 {netabare}特に完全人工生体のアイコが父親の遺品で救われることや、どこかで別の人生を歩んでいる未来は嬉しかった。これで人工生体アイコが消滅して終了だったら、視聴者は救われない。感情移入していたのは人工生体アイコの方だからね。{/netabare}

【いまいちな点】
〇主人公以外のキャラデザが古臭い。特にダイバー4人や黒瀬、そのお手伝いのオレンジ髪の女性がテンプレ過ぎる。
〇メカデザがダサい。ダイバーのテンプレキャラデザと相まって、中盤の遡行シーンを三~四十年前の子供アニメに貶めている。戦隊モノかと。
〇戦闘シーンの演出が単純なうえにダサい
〇中盤の遡行で話数を使いすぎ。テンプレ展開の繰り返しで登場人物どうしの人間関係の深まりや、謎の解明の描写、それに伴う心情の揺れの描写が浅くて甘い。
〇終盤の真相解明後の展開(特に伊佐津がらみの演出)が雑。 {netabare}特に伊佐津の娘への処置とマター化との関係がメインプロットにどう影響しているのか説明不足{/netabare}
〇 {netabare}赤マター(アイコ系)が紫マター(伊佐津娘系)を押しとどめていたけど、それができるなら最初から赤マターが一行を襲ってくる必要ないのでは?{/netabare}

総じていえば、アイコ可愛さに我慢して最後まで視聴したけど、2度は観ないしアニメ好きの友人にも勧めないかな。

投稿 : 2020/02/14
閲覧 : 424
サンキュー:

3

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

みどころは後半

NETFLIXオリジナルらしい。
ボンズ制作らしい。
そう、エウレカセブンのボンズですw
キャラデザよし。
展開は中盤飽きそうな。
空飛べばいいと思うし。
後半もちょっとツッコミたくなる。

{netabare}暴走を抑えられるならなぜに人を殺めるのかとw
どっちがオリジナルかは予想できちゃったけど、ああなるのはちょっと予想外。悲しい結末だったら自分的に名作枠だったかも知れないけど、精神衛生上はハッピーエンドでなによりw
あと、ちょっと自分が転校した頃を思い出してしまいましたw{/netabare}

しかし応援したくなる美少女にはかないませんw

投稿 : 2019/09/09
閲覧 : 339
サンキュー:

11

LOLO さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良く設定作りこんでる

面白かった

やっぱりSFだけあって最初は意味不明ワード連発。

ストーリー、あらすじは読んでおくべき。

起承転結がきっちりしていて、結末もスッキリ。

ワードは聞き逃すべからず、徐々に謎が判明して行き手に汗握る

展開が熱い。

グッジョブ

投稿 : 2019/07/30
閲覧 : 313
サンキュー:

6

nozzynozzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

あれれ?何かが間違ってる

Netflixがバックについてる?作品なので、ちょっと過剰に期待したのが間違いでした。鳴子ハナハルがキャラ原案、監督は村田和也ということから、翠星のガルガンティアの鉄壁の布陣を期待していたのですが、ちょっとあれれ?という感じです。BONESさんがこれらの布陣を生かせなかったのでしょうかね...
 キャラは鳴子ハナハルのはずなのに、結果はなぜか古臭い作画になってしまってました。話は終盤あたりの伏線回収にて説明不足でわけがわからず、かといって途中の展開もほとんど同じような展開が繰り返されて飽きがきてしまうという状況でした。また、いろいろ工夫したストーリーのはずなのに、見終ってみると何故かチープな話になってしまっていたという印象です。音楽も同じような音楽をくりかえし使われていて、このアニメってなんとなく「正解するカド」の匂いがすると思ったら...これまた監督一緒でしたね。
 動画はぬるぬる動くのでこれは良かったです。
 全体を通して人に勧められるか?と言われると...ちょっと微妙かなー。素材はバッチりなはずなのに、何かが間違ってしまって、なぜこうなった?という印象です。次は頑張れ!Netflix!

投稿 : 2019/04/01
閲覧 : 573
サンキュー:

3

バンバン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

コンパクトながらよく出来た佳作

設定がよく練られていて、丁寧に作られていると感じた。それを12話で丸く収めているのも高評価。ただ9話の大どんでん返しが評価の分かれ目か?自分はここを理解しきるのに次の回まで見なければいけなかった。とはいえNETFLIX限定ということもあり、一気見が前提みたいな作品なので問題じゃないのかも。

ストーリーに関しては、アイコちゃんが純粋で良い子すぎる。実はダイバーの面々も荒んでるような先入観があるが皆仲間想いで良識ある人たち。だからこそ伊佐津先生と、(ネタバレになるので伏せるが)某氏の手段を選ばない態度というか、一種の暴走が際立つ。そこには例え模造品だとしてもアイコに発生した魂が本物だと考えるか否かという問題が隠れていて、伊佐津先生は娘への愛ゆえにその問題が見えず、某氏は自分の責任のためにそれを無視しているように見えた。この2名はOPでも見られる通り綺麗に対比してるので注目ポイント。
あと親子愛が大きなテーマになっていて、前述のことにも大きく関わってるのでそこも注目でしょうかね。最後は泣けました。どちらも本物、というのが良いですね。

たぶん細かいところを突っ込もうとするならいくらでも突っ込めるでしょうが…だとしても良い作品だと感じられました。ただNETFLIX限定の弊害としての知名度の低さが悲しむべきか。もっと評価されるべき扱いを逃れるためにも、いつかTV放送して多くの人が見られるようにしてほしい。そんな作品でありました。

投稿 : 2019/03/10
閲覧 : 408
サンキュー:

6

ネタバレ

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニメ的にも洋画的にも2000年代に同じの見た感じ

なんとなくセカンドインパクトっぽい印象で面白かったです

脅威は兵器で解決できるけど失うものが大きく躊躇してる規模が◎
いざとなったら解決できると問題を先延ばしにし、光明ないかなと政府がうだうだする
日本政府の様相を如実に表せる災厄規模はみごとです
これが洋画だったら、世界を覆う脅威から地球を守る、と大掛かりですからねー
(そしてラスト10分で解決)

バーストを殲滅したいけど新産業が損なわれるとか、他国の圧力を合間にもっと挟み、
各陣営の欲でこんがらがるサマを見たかった

登場人物達の気持ちの変動にも時間を割いてほしかったなあ
ダイバー達の背景をパパッと説明しただけでは感情移入しにくいので20話ほしい
あるいは海外ドラマで作り直してくれー

もうひとりの娘は、なぜああなったか説明なく大不満
ハナハル感満載のデザインがなぜか古臭かった
ダイバースーツはインナーが良いが外装ださい
バーストは触手めいた描写ばかりでなく、質量ある絵も見たいです

ネトフリでやるんだから適切な話数でやりゃあいいのに
これからの製作会社は話数の交渉もがんばってほしいものです

投稿 : 2019/03/02
閲覧 : 365
サンキュー:

4

星々 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もうちょっと評価されてもいいと思った

鳴子絵はやっぱり可愛らしいです。
物語は1話から終着点がはっきりしてるのと、会話が明らかにかみ合ってないから、どんでん返し的ななにかがあるんだろうなぁと分かってしまうけれど、なかなかよかった。

投稿 : 2019/01/22
閲覧 : 495
サンキュー:

5

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

記憶に残らない

過去に視聴済み。

ありがちな内容、展開で
記憶に残らない作品。

全話見たという達成感しかない(笑)

投稿 : 2018/11/28
閲覧 : 308
サンキュー:

6

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

君は〇×じゃない!

クローンと違った方法での人体再生の話でいいのかな?

マッドサイエンティスト(由良)vsマッドサイエンティスト(伊佐津)にも
見えたけど…

由良は天才科学者故に人として壊れているというか感情が無い感じ。
最終回で、人工生命体の方のアイコに感化され、
変わったようにも思えたけど、主人公じゃないし、
その後、どうなったかがわからなかったのは残念。

まぁ、主人公はあくまで、人工生命体のアイコだし…

ちょっと敷居が高いかもしれないけど、見て損はないかも。

あと、子安さんは安定の子安さんだったw

投稿 : 2018/11/08
閲覧 : 288
サンキュー:

1

ネタバレ

setuchi さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高。

謎はそんなに深くはないと思う。
それよりも、真実に直面したとき各々のメンバーは
どう思うのか、そしてどう行動するのか、優先するべきは
何なのかをずっと観てました。
勇敢なキャラが多くて、皆格好良く見えたし
人間の強さをたっぷり魅せてくれたアニメでした。
見応えは十二分にあると思います。
何となく観始めたのですが、気づいたら最終話まで
一気に観ないと気が済まない程のめりこんで観てましたし。。w

ネタバレしたくないのでストーリーは観て確認して頂ければ。。

少し頭を使うシリアスなアニメなので
寝る前とかではなく、時間のある時にじっくり6時間位かけてw
観る事をおすすめしておきますw

投稿 : 2018/11/07
閲覧 : 277
サンキュー:

4

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人の境界線?

オリジナル作品。
キャラデが鳴子氏ということで「翠星のガルガンティア」のような作品を少し期待していたのですが・・・全く違いました(笑)。設定は近未来でクローンとは違う方法で人体の再生、移植の研究過程で創られたもう一人?の少女をめぐる”人”の定義について考える作品とでもいいましょうか・・・。
あまり視聴進まなかったですね。重いテーマというより単純に面白みがない。キャラに魅力もないし戦闘シーンも単純な繰り返しでしかないしヤバさが伝わってこない(戦う相手があれじゃ仕方ないといえばそうなんだけど)。ちょっと残念かなぁ。

私のツボ:結局脳死以外死はなくなるの?

投稿 : 2018/10/28
閲覧 : 275
サンキュー:

8

REI さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観終わったけど・・・

Netflixで観られるアニメ。

うーんと観ているときは飽きなかったんだけど、
観終わると印象が残っていなんですよね・・・

決して、面白くないわけじゃなかったのですけれど・・・
インパクトに欠けたかなー
絵はとても素敵だと思います。

Netflixに入って居る方はどーぞ

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2018/10/19
閲覧 : 252
サンキュー:

4

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

いつのまにかって感じで…

まだ何とも言えないけど、つかみは結構良くないですかね?

面白そうだったんですが、自分にははまらなかった。

投稿 : 2018/10/08
閲覧 : 406
サンキュー:

7

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

以前にも同じような物語を見たような・・??

彼女の必死さや周りの優しさが心に染みます。
真実を知ったとき、それでも前に進む強さも良かったです。

投稿 : 2018/10/06
閲覧 : 322
サンキュー:

3

ネタバレ

じょせふん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

不思議な世界観

【視聴日時】
初回 2018年9月29日
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【物語 4.0】
SFで未来的な設定と出てくる機器にワクワクして、のっけからハマり、説明が欲しい場面で入ってくる所など非常に見やすい作品でした。

12話と短いため、どうしてもあっさりした演出になってしまう所もあったため、終わってしまうと印象には残らない作品だったとも思います。


【作画 3.5】
未来的なものには惹かれましたが、人物自体はそこまで魅力は感じませんでした。

【声優 4.5】
ピッタリの配役だったと思います。

【音楽 5.0】
OPとEDの幻想的な曲が良かった。作品にマッチしてました

【キャラ 3.5】
水瀬一樹のキャラはちょっとウザかった。

投稿 : 2018/09/30
閲覧 : 257
サンキュー:

4

ネタバレ

うにおいくら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

オジサンには面白いアニメだった

Netflixで配信されたアニメ。全12話。

 なので結構大人向けのギャグ要素が全くないアニメ。
という事でオジサンでも楽しめる。

話自体は近未来の『バイオハザード』的な物語。あそこまでグロくない。
戦闘シーンの動きのち密さは流石ボンズである。

ビジュアル重視のアニオタにはお勧めしておく。

 主人公の橘アイコは白石晴香。
2011年に『コクリコ坂から』の松崎空役でデビューした声優だ。
2018年のアニメ『ゴールデンカムイ』のアシリパ役で「ち〇こ! ち〇こ!」と連呼させれれたちょっとかわいそうな声優でもある。ちなみにまだ23歳の嫁入り前である。ついでに「うん●」も連呼させられている。

 もう一人の主人公神崎雄哉は小林裕介。
『RE:ゼロから始める異世界生活』の主人公ナツキ・スバル役をやったりとこの頃良い感じで売れている声優だ。

 しかし何と言っても伊佐津恭介役の子安武人の相変わらずの狂人ぶりを私はイチオシしたい。
最初「珍しく大人しい善人役だなぁ」と思って見ていたが、やはり予想通り徐々に危ない奴に変わっていった。
こういう役をやらせたら彼の右に出るものはいないのではないだろうか?
「ソードアートオンライン」でも危ない奴の役を良い感じで演じていた。
しかし、こうもハマり役を持ってしまうと、彼がその役の声優と決まった時点でそのキャラクターがどういう人物か予想がついてしまうのは問題かも。
個人的には『銀魂』の高杉晋介役が一番気に入っている。 

 個人的趣味続きでもう一人上げると、実は南原顕子役の田中敦子の声が好きだったりする。が、セリフを聞くたびにどうしても『攻殻機動隊』の草薙素子を思い出してしって「私のゴーストが囁いて」しまうのは私だけだろうか?



 このアニメの制作はボンズ(Aスタジオ)だが、WEBアニメはこれで2作目。
前作はBスタジオ制作の『亡念のザムド』(2008年)だが、これもなかなかいいアニメだった。

投稿 : 2018/07/15
閲覧 : 259
サンキュー:

7

ネタバレ

serius さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ガルガンティア思い出したぞ

Netflixでの配信限定アニメ。
あにこれやってなかったら絶対観てなかったと思われるやつだねこれは笑笑

でも、観た価値はあったかな〜

配信限定って言うから5話くらいかなと思いきや、まさかの12話!?
1クールものと同じじゃないか!

SFものらしく、そういうものを欲していたのでちょうど良かったから観たわけだが、、、

絵が鳴子ハナハルとあって、めちゃ可愛い。
作画クオリティも高い。

だが、観進めていくと分かるが、ちょっとグロめでハードなシーンもある。SFものだからね。

若干、ガルガンティア思い出した。
そういやあのアニメも鳴子ハナハルだったな笑笑

この手の作画可愛くてハードめなアニメって日常アニメで売り出した方が絶対うけると思うんだよな〜

まあ、まずこのアニメが地上波でやってたらの話だけど。

中身は、SFとあって難しい単語やら、多少分かりにくい設定はあるが、そこら辺はまあ半分無視するくらいの感じで観てました笑

だから、少し理解してない部分もあるけど、話を追っていきながらだんだんと分かってけたので良かったかなと。柚葉のところなどは未だによく分かってないが笑笑

ストーリー的には普通に楽しめたけど、1つ文句を言うならあまりキャラに魅力を感じなかったことかな。
もちろん、主人公であるアイコには魅力はあって感情移入も出来たのだけど、、、それ以外のキャラがね。

観てる最中もだったけど、振り返ってみても白石さんくらいかな。あと大介か。基本大人陣の方が印象に残ってる。黒瀬にしろ、南原にしろ、そこそこの魅力はあった。

しかし、ダイバーの若手陣にはさっぱりなかったな〜
ここまで主要キャラに好感持てないのも珍しい笑

まあ、やっぱその中で子安さんのヒールキャラは際立ってたな〜笑笑 さすがですわ。

と、若干中弛みもあってう〜んイマイチかなと思ってたけど、{netabare}神崎が由良って分かったとことか、アイコの脳が造られたものだって発覚したあたりからまた引き込まれていったね。7.8話あたりかな?確か。一気に伏線が回収されてって、なんで神崎がバーストに関してやたら詳しかったのか、なぜアイコがマターの攻撃や位置が分かったのかとかね。

そして、最後はご都合主義と言われればそれまでだけど、この上ないハッピーエンドで僕は大満足でしたね〜
本物のアイコ、そして造られたA.I.C.O。両方が生き残ることができたことがただただ嬉しかったな。
どちらかが居なくなるだろうなと思ってたから、良いサプライズだったと思う。
A.I.C.Oが最後にアイコの母と弟と抱き合うシーンは思わず涙が出たぜ。
あと、アイコが指を切って血が出るとこで、ああ本当に元に戻ったんだなぁってしみじみ。

最後に、A.I.C.Oが北海道の学校に転入して、自己紹介で私の名前は...って。
口の動きから察するにアイコって言ったのかな?
はたまた、神崎にでも新しい名前をつけてもらったのかな?
真実は分からないけど、良い締め方だったね。{/netabare}

人それぞれ捉え方は違うと思うけど、僕は好きな終わり方だったな〜
内容も王道SFと言えばその通りだし、新しい要素も入ってるし、この手のジャンルが好きな人もあまり観ない人も楽しめるアニメだったと思う。

とりあえず、アイコと白石さんと南原が好きでした。以上。

投稿 : 2018/06/26
閲覧 : 465
サンキュー:

17

LessThan0 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

良い作品だと思いました。

投稿 : 2018/06/21
閲覧 : 387
サンキュー:

1

KYY23 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Netflixに加入したきっかけ

画質オタクなので自室のテレビを10年愛用したPanasonic 65インチプラズマ TH-65PZ800から LG OLED65E7Pに買い替え。

買い替えたプラズマテレビは寝室で活躍してくれています。

YouTubeをテレビで見ているとNetflixオリジナル作品!とこのアニメのcmが流れて内容が気になったので加入して見ました。
Netflixは独占配信の傾向があり、DアニメストアとU-NEXTに加入している私は、新作アニメの配信作品が減り、
2018年からはアニメによってはわざわざブルーレイレコーダーでTV番組を録画をしないと見れないという状況になったのであまりNetflixに良い印象はありませんでした。



しかし、この作品を観て、Netflixに対する印象は変わりました。
内容はcmで想像していたよりも硬くは無く、まあ、ほのぼのするシーンがありました。

作画がしっかりしており、ストーリーも面白かったです。全世界で加入者数が多く、資金力の高さが妥協の無い作品を作れている理由だと思います。
4K画質のオリジナル映画や、2年程前に話題となった準新作のハリウッド映画がある程度は見放題であることを考えるとNetflix 4Kプランも割高では無いかなぁと思ってきました。
アニメ作品も想像していたより多く配信しています。



このアニメに関しては4K 有機ELテレビで観ても納得の画質でドルビービジョン ネイティヴ4K作品のBLAMEと比較しても見劣りはしませんでした。
爆発のシーンなどはドルビービジョン作品の方が透明感がありますが・・・


個人的に好きな声優さんのM・A・ Oさんや白石 晴香さんが出演していたのも良かったです。エンディングの歌も白石 晴香さんの声が綺麗で好きです。


海外ではどんな評価を受けているのか気になります。少し気になったのは外国版に音声を切り替えたとき・・・英語版では主人公アイコの声優は上手く感じましたが、それ以外のキャラクターは棒読みに近かったり、声質が全然キャラクターにあっていませんでした。

海外の方にも日本語音声で作品を観て欲しいと思います。

また、改めて日本の声優の表現力の高さに感動しました。

投稿 : 2018/06/09
閲覧 : 332
サンキュー:

6

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101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バイオハザード黒部

近未来、黒部峡谷一帯は人工生命研究所の暴走事故「バースト」により、
異常増殖した人工生命体「マター」の赤い河と化していた……。

立ち入り禁止エリアに踏み込んだ訳ありな連中が
事故の爆心地「プライマリーポイント」を目指すNetflix配信アニメ。


ルート自体は1クール相当の尺に収めるためもあってか?
赤い峡谷を遡上するステージクリア型の一本道といった感じのシンプルな構成。

クライマックスに近付くに連れ、徐々に絡み合った真相が明らかになり、
各種機関等を巻き込みつつ事態が深化していく、盛り上げ方は典型的ですが良好。

特殊な人工生体スーツに身を包んだ戦闘要員が、
ローラースケート靴による高速移動や、ホバー移動。
さらには武装多脚移動車などを駆使して危険区域を攻略。

その他、学習&解析機能も備えた対「マター」用の各種特殊ガンなどをぶっ放しつつ、
飛び散る肉片と共に障害を排除して、次のステージを目指して突き進んでいく。

起こった災厄はディストピア転落の予感すら漂わせる大惨事ですが、
兵器&装備設定については、私のような一部の中二病罹患者などにとっては
誠にユートピアな夢のある設定。

視聴中幾度となくゲームパッドを握って操作したくなる衝動と共に、
モチベーションが継続します。


物語には多少ご都合主義的な展開も感じました。
その他、倫理感のブレによる感情移入の阻害も感じはしました。

例えば{netabare} 生命倫理の面で結構えげつないことしているキャラが、
俄に同行した仲間の死は悼んでみたりする。
心変わりするレベルのサバイバル経験を共有しているとは言え、
この精神は同一性を保てるのだろうか?と思うことがチョクチョクありました。{/netabare}

ただ、本作は今後、生命科学等を極めていくであろう人間社会が、
どんな価値観を選択していくのか?
問題提起をしている作品でもあると思うので、
ブレる倫理感で多角的に命や肉体の在処を問い掛けてみる。
思索の種と考えれば、登場人物たちの迷いも有意義な葛藤だったとも思います。


それにしても、最近また、本作のような、
生命や魂の在り方を問う物語に遭遇することが多くなっている気がします。
テーマ自体は前世紀からSF等で何度も提供されてきたものですが、
今、再提供されているのは、
再考の必要性を予感する時代の気運によるものなのかもしれません。

もう一点、氾濫する「マター」の濁流や、危機管理対応。
経済と安全を天秤に掛けて議論する様子などを見ていて、
本作もまた東日本大震災後の日本人ならではの作品だとも感じました。

本作は同時代性も強い近未来SFアクションアニメだと思います。

投稿 : 2018/06/07
閲覧 : 522
サンキュー:

23

ネタバレ

zUfdt98216 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャラデザや作画も凄く良いんだけど…

キャラデザはガルガンティアでも担当された鳴子ハナハルさん
作画、アニメーションは結構お金も手間もかけてるなぁってって感じです。

でも肝心のストーリーがね…
1クール通してプロットやヒロインの目的もブレてないんだけど、真面目すぎて面白くない。コメディ無し、色気やロマンスも無し、主人公君もストイック過ぎてつまらないキャラだし、全体的にシリアスなんだけど泣かせるシーンや共感できるカタルシスもない…。1話がピークの作品でした

投稿 : 2018/05/13
閲覧 : 295
サンキュー:

2

ネタバレ

くろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

尻すぼみが残念

パンデミックSF!…この絵柄、ガルガンティアだな!?
と、結構わくてかして見始めたのだが…。




色んな謎を散りばめつつ物語の核心へと向かわせようというのはわかるが、
そのお蔭で個々のキャラの濃さがまるでなかった。
物語はキャラクターの想いありきだと思っているので、
最終的にう~んな結果に。
あと、無難な所に落ち着くのも…。

{netabare} 絶対助けるってお前、結局成り行きに任せただけじゃん…!{/netabare}



かといって見所はないのかというとそうでもなく、
パンデミックの中心部へと向かう旅路は恐ろしくも楽しく、
どう変わっているんだろう、どのような展開になるんだろうという
期待感があった。

特に人工生体周りの設定がちょっと面白かった。
あとしょっぱなの雰囲気がちょっとPSO(

投稿 : 2018/04/28
閲覧 : 269
サンキュー:

3

ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

訴えかける眼力(メヂカラ)

さて、
見終えてまず感じるこの世界観について、
全体的に
凝った作りをしようと試みて
どこか物足りなさを感じるというか
ちょっと至らない感じが少し勿体無い。

例えば
政局絡みの交渉シーンや軍属らしからぬセリフだったり
何かと厚みが感じられない。
ディティールで損をしていると言える。

でも
その度に訴えかけてくるんだ、あの『眼』で。

とにかく印象に残ったのはあの瞳。
最近じゃ少なくなったキラキラした目は、
若干古臭く感じるかもしれないが、
取り上げて評価を下げるものではない。
全体的に丁寧に描かれている作画はむしろ良い印象を与える。
そんな瞳を見ていると
否定的なことを書くことに躊躇いを覚えてしまった(笑)

そう云う意味で
台詞回しやストーリー上の超展開も
もちろん瞳を含めた作画も
アニメ特有のケレン味と考えれば問題ないレベルと言える。

ただ
終盤に訪れる{netabare}アイコのろくろ首状態は
もう少しディフォルメした表現にならなかったのだろうか
見ていて「やめて~」と叫びたくなる。
これは単にグロ注意というより、
アイコのあられもない姿を見たくないという感情が本音だ(^_^;){/netabare}
つまり、結果的には
十分物語に惹き込まれていたという証である

投稿 : 2018/04/27
閲覧 : 256
サンキュー:

9

ネタバレ

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バイオSFアクション

2035年、近未来の日本。
「人工生体」の研究中に起きた大事故“バースト”により、 暴走した人工生命体“マター”が黒部峡谷一帯を侵蝕。 人類にとって希望の地と謳われた研究都市は、政府により立ち入りが禁じられた。
それから、2年後。 バーストで家族を失った15歳のタチバナアイコは、 転校生のカンザキユウヤから信じがたい事実を告げられるところから物語は始まる。
----------------------------------------------------------

絵は見やすいデス。
キャラはまぁ普通デス。
ストーリーはそれなりにまとまっていたと思いますが、見終わってみると少し物足りなかったデス。
「デビルマンクライ」や「B」が、私的にかなり度肝を抜かれたので、今作は少しおとなしい感じデシタ。

投稿 : 2018/04/27
閲覧 : 281
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ネトフリへの期待度が高まる秀作SF

やや古風な香りを漂わせなる世界観のSFだが、それなりに楽しめた。鳴子ハナハルのキャラ原案も良かったと思う。最近の深夜アニメにはない味があった。

ただ、序盤は急ぎすぎ、中盤はややたるみ、終盤で畳み掛けすぎ、というように、ややペース配分を間違えたのではないかと思えた。特に終盤はあれやこれやと説明台詞が入り、設定理解に脳のリソースを注ぎ込まされてせっかくの物語に感情移入出来ない部分があった。

NETFLIX出資のアニメが10〜12話なのは、何か制約があるのだろうか。それともTV放映の「クール」の因習を継いでいるだけなのだろうか。これはあくまでも僕の勘だが、これくらいのストーリーを、設定を丁寧に説明(あるいは表現)しながら順当に作話して行くと、15話くらいにはなるのではないだろうか。せっかくNETFLIX出資なのだから、妙な形式にとらわれず、15話とか17話のような変則的な話数で思う存分やってもらいたい。

ともあれ、「ネトフリアニメ」の皮切りとなる作品の1つとして、まずまずの出来だったと思う。これからも期待できるだろう。

あ、ちなみに、白石晴香さんの「ふぇ?」がとても可愛かったので、それだけで☆+である、

投稿 : 2018/04/24
閲覧 : 381
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A.I.C.O. -Incarnation-のストーリー・あらすじ

2035年、近未来の日本。「人工生体」の研究中に起きた大事故“バースト”により、暴走した人工生命体“マター”が黒部峡谷一帯を侵蝕。 人類にとって希望の地と謳われた研究都市は、政府により立ち入りが禁じられた。 それから、2年後―。バーストで家族を失った15歳の橘アイコは、転校生の神崎雄哉から信じがたい事実を告げられる。それはアイコも知らなかった、自身の身体に隠された“秘密”だった。それを解く鍵は、バーストの中心地“プライマリーポイント”にあるという。アイコは、案内人の神崎雄哉と護衛部隊のダイバーたちと共に、封鎖されたエリアへの侵入を決意するが。人類の未来を背負う少年、少女が出会った時、明らかになる真実とは?(Webアニメ『A.I.C.O. -Incarnation-』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
Webアニメ
放送時期
2018年4月1日
制作会社
ボンズ
主題歌
≪OP≫TRUE『A.I.C.O.』≪ED≫白石晴香『未知の彼方』

声優・キャラクター

白石晴香、小林裕介、古川慎、村田太志、名塚佳織、M・A・O、竹内良太、茅野愛衣、大川透、子安武人、田中敦子

スタッフ

原作:BONES、キャラクター原案:鳴子ハナハル、監督:村田和也、シリーズ構成:野村祐一、キャラクターデザイン・総作画監督:石野聡、コンセプトデザイン:岡田有章、メインメカニックデザイン:高倉武史、マターデザイン:三輪和宏、美術監督:東潤一、色彩設計:岩沢れい子、CGIディレクター:太田光希、撮影監督:福田光、編集:坂本久美子、音楽:岩代太郎、サウンド・プロデュース:UTAMARO Movement、音楽制作:ランティス、音響監督:明田川仁、音響効果:古谷友二

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