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「リズと青い鳥(アニメ映画)」

総合得点
86.0
感想・評価
572
棚に入れた
2372
ランキング
217
★★★★★ 4.1 (572)
物語
4.0
作画
4.3
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.1

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リズと青い鳥の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

次に繋ぐ美しさを求めた作品

本作は、作風が変わっている為、一瞬戸惑いが生じるんですが、2人と発表楽曲を主とした美しさを求めた作品です。
シリーズのもうひとつの魅せ方を追及していますが、やはりシリーズ作品の中にある、ひとつの大きな演出を捉えるべきでしょうか。
ラストのオーボエの演奏演出は圧巻でした。言葉は不要かとあの抑揚感が全てです。

次はいよいよ本筋が待ってます

投稿 : 2019/08/08
閲覧 : 308
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とても深く、そして緊張感のある作品

初視聴です。タイトルに惹かれて見ました。

最初はみぞれが言った「私がリズで、希美が青い鳥」だと、何の疑いもなくそう思っていました。
それにしても「水槽を泳ぐミドリフグ」を眺めるみぞれのシーン、一体何の意味があるんだろう、
何の関係があるんだろうと、ずっと引っ掛かっていました。

その後「籠の中の青い鳥」と重ねて、束縛では無く、居心地の良い場所を意味していると思い、
青い鳥は希美ではなく、みぞれの方じゃないかと意識した時は、正直驚きを隠せませんでした。
みぞれの思いとして先入観を植え付けられ、真実とは全く逆を信じていたことになります。
みぞれと先生との会話でそれが確信に変わり、同時に二人のことを思い少し目が潤みました。

先生が言っていた「第三楽章はオーボエとフルートの架け合い」という言葉。
第三楽章。それはヌエット。つまり舞曲であり自由な演奏・・・そう、自由。
翼を取り戻した青い鳥が自由な空へ羽ばたく為に、この楽章「愛ゆえの決断」が存在する訳です。

覚醒したみぞれを見た希美が強い嫉妬と疑心を抱き、そして気持ちをぶつけ合った二人の会話は、
感傷に陥るとても辛いシーンです。希美にとって、それは決してハッピーエンドでは無かった。
だから希美はみぞれに抱きつかれても、きちんと受け入れることが出来なかったんだと思います。
それでも、その後に気丈に振る舞おうとした希美の気持ちが胸に刺さります。

籠の扉を開いたがゆえの自由と哀しみ。とても切ない物語です。

最後に初めて見ることが出来た「しっかりと向き合う二人」。これならきっと大丈夫でしょうか。
この先、たとえ互いが別々の道を歩むとしても、今までの様に近い存在であって欲しい。
そう願わずにはいられません。


作画は言うまでもなく、童話の世界と現実を重ねるところはとても幻想的で、
エンドクレジッツ「girls, dance, staircase」と非常にマッチしていると思います。

ただ、登場人物の会話や動きだけじゃなく、ちょっとした間と空間にまで伏線を張っていて、
その上、常に緊張を強いられる状態なので、見終わった後は少しだけ疲れました。(笑)

良く調べると「響け! ユーフォニアム」のスピンオフ作品という位置づけだったんですね。
全く知りませんでした。(学が無くてすみません)

正直どちらを見ようか迷ってこちらを選んだけど、すごくいい作品で見て良かった。
これで安心して本家の方を見ることが出来ると思うと、逆に良かったかなという気持ちです。

投稿 : 2019/07/25
閲覧 : 302
ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

京アニらしい繊細なアニメーション

どちらかといえば、少女漫画好きな文化系の人たちなら共感できるであろうが、独特の同性愛的雰囲気が観る人を選ぶ。

BLや百合は実際、趣味でもない限り。。いや同性愛者本人でない限り本当の意味でのマイノリティの気持ちはわからない。

海外では、マイノリティに対する擁護の声が大きいため、コミック業界やアート業界ではゲイを公表する人は少なくなく、ゲイコミュニティならではの映画や音楽、アートがオープンである。

しかし、保守的で頭の固い日本の社会状況からするとこの映画を見てもまだまだ海外の映画と比べると表現として甘い。。。というか。。。

果たしてこの感情は恋愛感情なのか。。。友情関係なのかが曖昧なところが非常に日本らしく、恐らくどちらでもないだろう。

そういった微妙で繊細な表現は少女漫画あるいは女性独特の感性であり、女性の思春期そのものでもあるだろうが、本当の意味での同性愛向けの映画ではない。

従って、黒人の同性愛の苦悩を描いた「ムーンライト」や、少年と青年の危険な恋愛を描いた「君の名前で僕を呼んで」などの海外の本当のマイノリティを観ているような映画好きの大人からすると、少し物足りなくなってしまう。

アニメーション技術としてはやはりレベルは高いと思います。

投稿 : 2019/07/15
閲覧 : 359
サンキュー:

16

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ

2018年4月に公開の映画でしたが、実は11月までこの映画の存在を知らなくて、12月に発売されたBlu-rayを購入して観ました。


率直な感想としては、《良かったけど期待していたものとは違った。》

いや、許せない点とかは特に無いんだけどね。
TVで放送していた本編(?)が神すぎて期待値が高くなりすぎていたのと、
個人的に、みぞれと希美のどちらの気持ちにも真に共感することができないっぽい。
それと、絵柄はどう足掻いてもアッチの方が好き。

それでもせっかくBlu-ray買ったんだし…ってことで、期間を開けてもう一度観てみたら、初見時には気付けなかった繊細な演出に感銘を受けた。
例えば、希美の説明困難なほど意味深長な表情、アレどうやって考えてるんだろうか。
さらにそれを映像として表現できてるのが凄すぎ。
こういう芸術作品を鑑賞すると「プロが創ってるんだな~」って実感できる。


全然関係無いけど、「ゆでたまご」ガール可愛すぎませんか!?
『響け!』のちょっとだけ画面に映るコが目を引きすぎるところ、とても悪質だと思う(怒)

投稿 : 2019/05/18
閲覧 : 298
ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

響け!ユーフォニアムの外伝作品

【視聴きっかけ】
響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレも視聴し終わり
GWどうしてようかな?と思っていたら
そういえば、リズ見てなかったなあということで
見ようと思い視聴を開始しました

【良い点】
全部が素晴らしい。今回は学校内の話が続きますが、
リアルの音がずっと響いているのはなかなかに高評価です。
特に足音の音がとても好きです。

そして、リズと青い鳥に描かれているリズたちを
みぞれたちで表現しているところはとても響きました。

途中みぞれが可哀そうになったところもあるけど、
その気持ちに共感してしまうところもあったので
久しぶりに感情移入する感じでした。

今回の終わり方もなかなかユニークで見どころだらけでした。

投稿 : 2019/04/29
閲覧 : 302
サンキュー:

27

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

二人の距離感。最高でした。 どちらが青い鳥かな?

二人の距離。愛なのか恋なのか。

少しずつ広がり始めた二人の心の距離は、話を追うに従って鮮明になっていく。
原作にもある音大入試の一件のこと。
それまではいつも明るく笑顔で振るまっていた希美。彼女が急に表情を曇らて、前髪で目が見えなくなる描写。これは良い演出。

この後、希美が音大志望の意志を聡美に告げるシーンここで、彼女の心の中に「何か。何かが生まれた。
希美の仕草が細かに描き出されていた。

そしてね、たった一言で済まそうとする仕草の1つ1つ、これが実に深い。
一歩後ず去る、爪先で地面を蹴る、後ろに手を回し、腕を握り締める、そんなの。


その一方で、みぞれはみぞれで、横髪を撫で下ろす、という仕草をしている。
それもある特定の状況で、必ずと言って良いほど。この行動をしてるんだね♪
こうした「仕草」を見せる演出が本当に綺麗に、細やかに、キャラのほんの僅かな動きにすら、何らかの意味や想いがあるんじゃないか、と思うほどに綺麗な演出だった。
この作品の大きな魅力で、そして監督の山田尚子さんの技量が発揮されていて、目に見えてわかる、耳で感じると、言えるものでした。

この「仕草」というものは、劇中の至るところで見られ、目が離せなかった。
鑑賞後の度を越した疲労感。久しいといったものだった。これらを全てを感じようとしたからかもしれないですね。
もう感無量でした。最近多いですが。

観終わった後の満足感。凄かった。


圧巻のソロ演奏。

そして…最大の魅力。
「リズと青い鳥」第三楽章、「愛ゆえの決断」における、オーボエとフルートのソロ。
この話。あることからみぞれはソロパートに関する捉え方を掴み、そしてそれを合奏の場で実践。
その演奏が、もう、圧巻というものでしかない。
それまで、みぞれが持っていたものを全て注ぎ込んだ、思いを込めたような演奏シーンには、セリフなど一つもないというのに心打たれるものだった。


この時、同時に、希美も強い衝撃をうける。
その希美の表情の歪み方、音のふるえ、取りこぼし、最後にはフルートを握り締めたまま硬直。何も出来なくなってしまう、その姿。生々しかった。


みぞれの演奏とあわせてみて、思わず涙が出た。

どうしてだろう。なんでうまくいかないんだろう。


劇中でも感動する子、賞賛する子、泣き崩れる子までいた。それほどみぞれの演奏は他を圧倒するものだったといえる。
希美はそれに何も反応せず、そっと部室をでる。

そして後を追い掛けてきたみぞれに希美は「みぞれはずるいよ。ずるい」という。

彼女の想いが爆発したと思った。


自分が一番好きなものを持っている、一番傍に居る者への嫉妬。

どうして私には。そんな想いがあったのでしょう。


希美の中に遥か昔から漂っていたみぞれへの感情の正体。それに気付き始めた希美は意図的にみぞれを避けるようになり、互いの溝がどんどん深まっていく。

心の距離が離れていく。そう感じた。

だけど、それは希美を特別な人として想ったみぞれにとっては耐えられない。
どうして離れていくの?そう想ったでしょう。
みぞれは希美の感情もよく理解出来ぬままに、希美とにたいする想い、彼女なりの言葉で伝える。
だけど通じない。



「大好きのハグ」で、希美の良いところ、好きなところを一つずつ告げるみぞれ。
それに対して希美は「私はみぞれのオーボエが好き」と一言に言い切る。、

みぞれは希美に「みぞれ(自分)自身を好きだと言って欲しかった」
希美はみぞれに「希美(自分)のフルートが好きだと言って欲しかった」ここが心打たれる。

「好き」という意思は一つでも実際には各々の求め合うものが全く食い違っている。

すれ違う。愛と恋の違いってなんだろう。

「リズと青い鳥」では、リズが何故小鳥である少女を空へと旅立たせたのか、その明確な意味はわからない。しかしリズは最後、少女に「愛してる」と告げてる。この物語において少女の立ち位置に相当するのはみぞれであり、彼女は確かにリズたる希美の元から旅立ち、その羽根を大きく広げて「音楽」というフィールドを限りなく自由に、優雅に飛び回ります。
希美の方はどうだったか。
希美はリズほどに「愛してる」という感情をのぞみに抱いて、彼女の旅立ちを見送ることが出来たと言えるのか。それともリズは羽根を持たない自分と違い、自由に大空を飛び回れる小鳥に内心嫉妬していたのか。あるいは両方か?



「リズ」という少女は慎ましく、歪みや悪意のない少女として描かれいる。しかし、それに当てはまる位置にいるはずの希美は、リズの環境とはやはりかけ離れている。
希美はリズと違って、孤独ではない、相談できる相手もいる。
その気になれば閉じられた環境を自分の手でこじ開けて、自分の居場所を作れるひとだ。
つまり希美もまた、みぞれとは全然異なるジャンルではあるかも知れないけれども、みぞれからすれば自由に空を飛び回る羽根を持つ、青い鳥。ではないか?

そして自分の手から離れたみぞれが持つ青い羽根を羨み、自分にそれが無いという現実を突き付けられて絶望し、嫉妬し、涙を流してもいる。

希美がみぞれに三度「ありがとう」を告げるシーンでは、受け止めきれない気持ちが伝わってきた。


もしかして「リズ」という存在に相当するキャラクターはこの作品にはいないのではないか?
視聴者や読者、つまり物語の外側に居た人達が、もっとも近いところにいるのではないか、と思った。

外の人間たちがリズだとして、そこに羨望や嫉妬など全く無いという意味では無いですが。
寧ろ逆かもですね。

2度目視聴。二人の演技に感服。互いにすれ違い、嫉妬する。大好きゆえ。
のぞみとみぞれ。今はまだ。もう少し。時間を。
その言葉が二人を高みへ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

テレビで3度目。

どちらが青い鳥なのか?リズなのか?
受け取り方によってはどちらにもとれる。二人が青い鳥だと。


今回みて、さらに目に焼き付いたのは最後のシーン。
のぞみちゃんは図書館へ。みぞれちゃんは吹奏楽部。
初め、もうコンクールが終わったあと?と思った。

ですが、コンクール前ですかね?

どちらにしても、最後に二人は出会うのだと実感します。お互いを青い鳥とリズに例えていた少し前。

もう二人は自分達がどちらになっても、受け入れられるのだと、二人のやり取りをみて実感できました。

投稿 : 2019/03/30
閲覧 : 318
サンキュー:

38

ネタバレ

不如帰 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

見どころはみぞれの覚醒シーン

ゆったりと話が進むのがとても心地よく、それでいて個々の感情の動きが激しいこの感じは他のアニメではなかなかみられないタイプかと思います。
特別な特徴もなくあくまで日常的な学園系アニメですが、それでもここまで興行収益をあげられた背景には元の作品の存在はもちろん、この作品の些細なセンスの良さが至る所で光っていたからではないかと思います。

驚いたのは作画が少し変わっていたことでした。
はじめは慣れるのに時間を要しますが、それもすぐに解消されます。
次第にそのゆったりとしたストーリーに寄りかかり、ただぼーっと彼女たちの行く末を見守るように視聴していることでしょう。

その矢先に訪れるみぞれの覚醒シーンは多くの方が心を打たれるはずです。
それまでゆったりしていた自分がいきなり奮い立たされるようなあの感覚こそがこの作品の一番のウリになるでしょう。
逆にここで反応が無いとおそらくこのアニメの評価は落ちると思います。

ハッキリいって私はこういうアニメは好きです。
退屈することもありますが、覚醒シーンのようにきちんとヤマを設けているなら楽しめる自信があります。

あと、選曲とその元になった物語を絡めていたのが素晴らしかったです。

投稿 : 2019/03/01
閲覧 : 442
サンキュー:

13

ネタバレ

順順 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

退屈に感じた内容

退屈で30分程で寝てしまい、
結局3回に分けて見直した。
盛り上がりに欠け、見る気が削がれる。

投稿 : 2019/02/25
閲覧 : 240
サンキュー:

4

ネタバレ

pop22 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

百合失恋もの

俺の百合センサーは失恋と判断した。
希美×みぞれは不幸になる組み合わせだと感じていた疑問が解決されてよかった。

キャラデザは目が小さくなり、頭身が海外プロバレーボーラー級になり、
足がやたら細い作画が多かったので違和感が最初ある。
しかし、今はユーフォニアムとは別ものなんだよ、
というメッセージに捉えている。
実際、中身というかメインテーマが違う。


久美子×麗奈のシーンはわずかだったが興奮しました。
ありがとうございました。

投稿 : 2019/02/18
閲覧 : 357
サンキュー:

8

ネタバレ

SHOT さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人を選ぶ上品な作品

これを面白いと思える人は、
・そもそも涙脆い感動しやすい人
・百合として解釈して楽しめる人
・物語の深い意味まで集中して読み取れる人
の3通りだと思いました。

映画化された直後はあまりに評価が高すぎると思いました。物語は特に何が起きるわけでもなく、驚くべき展開もなく終わります。静かなアニメです。どちらかといえば、単調に感じます。せめて最後に1曲通しでリズと青い鳥を聞かして盛り上げて終わってよと1回目は感じました。

しかし、そういう大衆向けの作品じゃないのです。リズと青い鳥、剣と鎧、互いに素、など解釈を要するアニメで、説明がかなり少ないのです。言葉も少ないし、表面的な会話が心を表しているわけでもない。目の動き、足の描写など、行動描写から心理を解釈しなければ、理解できない作品となっています。かくゆう私もよくわかっていません。アンテナが足りていない人には理解できないようなすごい作品だと感じただけです。

物語の終わり、希美とみぞれの表面上理解しあうようにも見えるところ。みぞれは希美の全部を好きというのに対して希美はみぞれのオーボエの音が好きというだけ。あまりに不釣り合いなのに、希美はみぞれから本当に聞きたい言葉だった希望のフルートが好きとは言ってもらえない。しまいにはありがとう(もういいよ)という。なんとも切ない話ですが、希美の諦めとその酸っぱい思いを切り返して前向きに進んでいこうという現実的なハッピーエンドは僕好みです。希美役の東山奈央さんの声の演技が本当にいいですね。

投稿 : 2019/02/11
閲覧 : 199
サンキュー:

12

ネタバレ

なり さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

寂しさを残す美しい作品

何も考えずに見れば静かな百合アニメです。

凄く良かったです。
タイトルも作画も違うのでユーフォとは別物ですが、ある程度の前提があってこそなので、アニメシリーズを知らないとわからない、楽しめないかもしれません。

すれ違い揺れ動く、繊細で複雑な心情を
多くを語らず、主に表情や仕草で表現する。
京アニの作画クオリティ素晴らしい。
声優陣も絶妙でした。

見終わりは少し物足りなさを感じましたが
これは物足りなさではなく、重ならない二人の世界の寂しさなのかなと。

言葉では言い表わせない美しい作品です。

投稿 : 2019/01/20
閲覧 : 275
サンキュー:

21

ネタバレ

こたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

八方美人と一方美人

ユーフォ1期2期共に視聴済み

大好きなユーフォのスピンオフということで劇場で観たかったのですが叶わず後悔です

さて、この作品の主人公は隠れた天才鎧塚みぞれ。

タイトルの一方美人で希美大好きっ子ですね。
というか二期の頃よりコミュ障と希美愛が重くなってませんか???

希美は八方美人で後輩とも仲良く誰にでも優しい
輪の中心にいる人自由奔放で良くも悪くもサッパリして自分勝手
みぞれとも勿論仲は良いがオンリーワンではない。
自分の勧めで吹奏楽を始めたみぞれの才能が開花し、自分との差を感じ嫉妬と苛立ちを感じるなど1番人間臭くて良いなと思いました。私も希美と似た人種なので重なる部分を見て多少の嫌悪もありました。

「あぁ神さま 何故私に籠の開け方を教えたのですか?」

この台詞はグサーーーっときました
私自身仲間内で1番早くバスケを始め友達を誘い、小中高と続けていましたが中学の頃から身体能力の差や意識の差で差が生まれ、友人は有名校へ。私は三流高。今ではただただ後悔です。先に始めたという変なプライドと周りとの差を誤魔化す半端な技術のせいで怠慢になり意識の差で落ちぶれました。
そんな黒歴史がフラッシュバックしました。


そんな希美が前へ踏み出したのはみぞれの重過ぎる愛ですね。
みぞれは何故そこまで希美を?とは思いますが;
昔は希美のお陰でという所はあるかと思いますが今は部活の仲間達もいるし、居場所もあるしそこまで固執しなくても…と思っちゃいますね。
周りの気遣いや優しさに気付いてない?希美のみに好意を見せる一方美人というか最早一方通行。アクセラレータさんですね。

そんなアクセラレータさんは童話リズと青い鳥のリズと自身を重ね、大好きな青い鳥=希美を逃したくない。それを逃したリズの気持ちを理解出来ないと言ってましたが実際縛られていたのはみぞれ=青い鳥だった
このシーンも素敵でした。
随所で熱い女デカリボン先輩や気遣いの夏希先輩の活躍も嬉しいですね♪

ユーフォ特有の演奏シーンも美しく良い作品です。

黄前ちゃんの絡みが少ないのが残念でしたが^^;
また巻き込まれるのかなーと楽しみにしてたのに´д` ;

投稿 : 2019/01/03
閲覧 : 280
サンキュー:

28

ネタバレ

BZ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

繊細な心の動き

シリーズなど一切未視聴でしたが、全然違和感なく鑑賞でしました。繊細な心の動きや日常生活の気遣いを微妙な動作などで表現されていて、とても好感が持てる作品でした。レンタル視聴の方は最後までみてから、最初を見直すと、音に関する新たな発見があると思います。

投稿 : 2018/12/26
閲覧 : 181
サンキュー:

10

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人の気持ちの交錯をわかりやすく映像音声化

極端な設定のアニメが多い中、エログロナンセンスを訴求せずに平常心で音声と映像の技術を堪能できます。違うんだけど、ちょっと小津調を感じる。絵本の中に対象があって、比較的短い尺で、繊細ななんだけど、わかりやすかった。鳥役とカゴ役がスッと入れ替わるのは、人間関係の中で実際時々起きるけれど、表現が秀悦。続く第三楽章では台詞(こころのこえ)なし演奏だけで完璧に何が起きたか伝わる。エログロナンセンス腐海に沈んでいたが、少し冴えてきた。つくってくれてありがとうございます。

(蛇足: 鳥の多い学校だって思いました。今の高校生ってスタイルいいですよね。部長、副部長がほとんどギリギリ美形じゃないのがすごく良かった。美人ばかりだと緊張する。)

投稿 : 2018/12/12
閲覧 : 269
サンキュー:

32

ネタバレ

けろっぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

後からジワっときました

非常に良い映画でした。

映画が始まってからの感想はなんだか眠くなってしまいそう。
そして、エンディングは...あれ?終わった?今ので終わりなの?
「結局なんだったんだろう不思議な感覚だったなぁ」というのが見終わった時点の感想でした。
翌日ふと目が覚めるとなぜか映画の(覚えている限りの)内容が駆け巡っていました。
もう1度見てみたい。
もう一度映画館に足を向けようと思ったのは初めてです。

廊下に響く靴の音、楽しげに揺れるポニーテール、水槽のエアーポンプ音だけが聞こえる教室
なぜ後になって心を揺さぶられてくるのでしょう?不思議な感覚です。

対照的な2人、隠していた弱さを、自らの劣等感を...上手く言葉には出来ませんね。
なんだか胸が締め付けられるような、切なくノスタルジックな気持ちになる映画でした。

投稿 : 2018/12/08
閲覧 : 223
サンキュー:

17

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

本編は面白かったけど・・・

芸能人を声優に使うのは別にいいけど、
棒なのはね…しかも一人二役。

鎧塚の顔が、「けいおん!」の顔になっていたけど、
なんで???
あと、首が全体的に長いんだけど…

陰キャを主人公にしても大きな変化がないと面白くないよね。
最後も、俺たちの戦いはこれからだ!的だし。

投稿 : 2018/12/06
閲覧 : 335
サンキュー:

3

ネタバレ

Tom さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青い鳥

青い鳥は愛する人の傍に居る為に「偽って」人間の振りをしている。
時折、自身の本質である、「空を飛ぶ」ことから離れられずに。
そして見抜かれてしまう。

リズは多くの動物たちに囲まれているが、全ての生き物が、違う種の生き物だ。
彼女は、最終的には「ありまのままのあなたで居るべきだ」「それが私の愛だ」となるのではないだろうか。
あるべき。あってほしい。エゴイズム?

人間も、一人一人違う生き物だ。きっと彼女は、どんな存在と心を通わせても、
最後には、あなたがあなたらしく居る為には、と、最後には独りを選ぶのではないか。
だから彼女は森に、一人で暮らしているのではないか。

青い鳥は偽りを見抜かれ、人ではないからと、違う生き物だからと、共に生きれないと言われて。
リズを愛しているから、彼女の望みを叶え、空へと。

そこには、互いの「愛」があるのだ。
しかし、互いの「一緒にいたい」という想いが、「それ」に負けてしまうのは何故だろう。

そうある「べき」。そうあるべきものを、そうさせない「悪」。何故?



みぞれは「偽って」いる。のぞみの傍にいる為に。
偽りは、見抜かれてはいけない。カードは、一枚開くと、どんどん開いてしまう。
だから、彼女はカードを開かない。言葉数少なく、自分をさらけ出さない。それがリアルで共感出来る。

のぞみはとても人間的で、相手を操作する行為を行う。突き放すことで、結びつける。
自分がきっかけを与えたからこそ、悔しい。


オーボエの覚醒と言われるシーン。
「愛」を。みぞれは愛を鳴らしている。愛していると。
孤独だったのだ、青い鳥もまた。傍に居たいのだと。ただ、傍にいたいのだと。違う生き物だとしても。人間でないと知られてしまったとしても。
だけど、青い鳥は愛しているからこそ、飛び立ったのだと。それでも尚、愛していると。

こんなに強く愛を鳴らしているのに、のぞみには「自由」を望む声のように届くのだ。強く強く、自由を求める声として届くのだ。
何故?

──このシーンの泣けるレベルは半端ない。
楽器の演奏と、演者の表情、動き、それで表現されたシーン。京アニの泣かせ方のバリエーションが、最近本当におかしいと思う(褒めてる)。
ヴァイオレットエヴァーガーデン、響け…。本当にずっと泣かされてる。泣ける作品が好きな私としては心底喜ばしいことです。──

そして、のぞみは操作しようとする。自分より下の存在のままでいてほしいという思いもあるのかもしれない。
その存在を手放したくないと足掻く。結びつけようとする。元の関係を望む。
それに対して、みぞれは、ただただ、傍にいたいのだと。孤独だったのだと。それが今は違うのだと。だから、あの演奏が出来たのだと。
音のない口が「頑張ろうね」を縁取る。それに応えたかったのだと。そして、応えれたのだと思った。のに、のぞみは泣いている。
そして、カードをついに開く。

この時、やっと、お互いの「愛」や「べき」を通り越して、「好き」だけを伝え合う。

リズと青い鳥とのぞみとみぞれの違いは、そこだと思う。
そして、二人共が学校というシステム、カゴの中にいるからこそ、彼女たちは一緒にいることが出来たのだと。

ハッピーエンド?




──個人的には、青い鳥の偽って傍に居る心情が、とても共感出来てしまって。みぞれの口数少ないあの感じとかも。
私も、好きな人が居るけど、私という人間の生い立ちや、性質、そういったものがあまりにもヘヴィなので。
何も相手に自分のことを伝えれずに、それでも傍に居たくて。でも、一枚もカードを開くことが出来ず。
そうするとどうしても、言葉が出てこなくなってしまって。
あまりにも口下手というか、口数の少ない人間になってしまっていて。
私も歌でなら、愛を鳴らせる人間なので、オーボエで愛を鳴らすシーンが、余りにも、響いて。泣けて泣けて。余韻で更に泣けて。
帰りの車の中でひたすら泣いて。目をパンパンに腫らして帰りましたw

孤独でなくなった時の暖かさ。慕う喜び。傍に居たい。でも、居る「べき」でないという葛藤。その価値が、自分にないのだと。
ただ一緒に居たいから居る。ということが選べたら。どれだけ生きやすくなるだろうかと。
そう、私もあれたらと。飛び立ってしまいたくは無いなと。振り向いて、貰えたら、と。
…リズと青い鳥での飛び立つ、は愛しているからこそ、飛び立たなくては、と言われて、受け入れて飛び立っているので、
私の逃げ腰のそれとは、全然意味合いが違うのですがw

(個人的には、アールトがとても素敵に見えたので、いやいや、独りちゃうやん、「また明日ねアールト」とか声交わしてるやん最高やん!ってなってました←)──

※当時見た後書いた別のところのレビューをそのまま持ってきた

投稿 : 2018/09/17
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17

ネタバレ

P_CUP さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

俺はこの映画を観るためにユーフォシリーズを追いかけて来たのかも知れない

すでに3回も鑑賞しているが、観るたびに心に五寸釘サイズの何かを突き立てられる思いである。
しかも、これにはどうやら返しが付いてるようで、永遠に抜けそうにない。
ひょっとすると、このままリズと青い鳥のことだけを考えて生涯を終えるかも知れぬ。
そういうレベルでこの作品は我が精神に巨大な傷を残してくれやがった。
京都アニメーションと山田尚子に対して損害賠償請求を検討しなければなるまい。


・エンタメ性をかなぐり捨てて浮かび上がる映画的「美」

話が地味だとか、これまでのユーフォシリーズを見てなければ理解出来ないだとか、
絵柄は元の方が良かっただとか、やっぱコンクールでの演奏がなきゃ盛り上がらないとか、まあ、賛否が出るのは理解できる。
だが、他人がどう評価してようと、そんなものを忖度して評価を下げるほど愚かなことはない。
誰がなんと言おうと、これは自分の中では5点満点、いや、5億点の「映画」である。
ここまで、強く「美」を感じる作品に、少なくともここ数年、お目にかかったことがない。
この作品を見ると、実写・アニメ問わず、如何に「エンタメたるべし」と思うあまりに、設定を詰め込み、目まぐるしく展開させ、結果、映画的な「美」を損なってしまっているものが多いかを思い知らされる。


・多重的、多元的に重ね合わされる意味と表現

場面場面に対して、これでもかとばかりに意味が幾重にも重ね合わされている。
また、一応、映画の文脈に沿ってレイアウトなどが組まれている一方、従来の山田尚子作品で多用された「花言葉演出」みたいなものは、あまり見かけなかった。
あれは、意味を直接的に台詞などで語らせず、画面に描くものによって間接的に表す手法だったわけだが、今作は全くノーヒントな場面も多い。
よって、「このように見よう」という、鑑賞側の意思が介在しない限り、意味を1つに絞ることは出来ない。
そして鑑賞者側のそのような意思には、各自の経験なり価値観なりが反映される。
従って、見る人によって、この作品から何を見出すのかは大きく変わってくる。
事実、すでに一家言ある鑑賞者によって、はてブロやらなにやらに、リズ鳥を論じる文章が多数投稿されているが、その解釈は見事にバッラバラである。
仮に作り手が、「其処此処のシーンはこれこれの意図で作りました」と述べたとて、果たしてそれが唯一の正解であろうか?
表現しようとしたものと実際に表現されたものの間には大きな隔たりがある。
理を以ってこの映画を解釈しようとすれば、おそらくこの映画の本質から最も遠いところに立つことになるだろう。


・やまとごころとからごころ

源氏物語より1000年。物語は、また宇治から生まれた。
・・・などと言ってしまえば、さすがに大仰に過ぎるが、リズと青い鳥、或いはユーフォシリーズ全てに於いて、その底流・本質には「やまとごころ」が、ごく自然な形で存在しているように思えてならない。
少女たちの、あるがままの感情を、価値観や倫理観によるフィルターなど通さず、あるがままに見、聞き、そこから生ずる情趣に思いをいたす、すなわち「もののあはれ」である。
ならば、「からごころ」を以って、物語の善悪是非を問うのは、あまり勧められた見方ではないだろう。
価値観・倫理観に照らして、作品を解釈し、或いは断罪し、それで理解出来たと思うのであれば、「大罪を犯している。傲慢というやつだ」(by折木奉太郎)
作品をあるがままに見やったとき、その、言語化不可能な、ドロドロに煮えた感情の塊のようなものを耳目から流し込まれる感覚に陥る。そして、また心に刺さる釘が増えてしまうのだ。


・で、結局、リズ鳥はどうなのよ?

論ずるに術がござらん

disjoint


・余談、或いは小ネタ

「Dried Up Youthful Fame」という曲がある。Free!2期のOPのことだ。
「・・・は?なんでここでFree!が出てくるんだ?」
そう仰らず、ちょっと1番の歌詞を調べて読んでみてもらいたい。(ここに書くのは著作権的にアレなので)
この歌詞、Free!のイメージを廃した状態だと、なんというか、希美のことを歌ってるように思えて来ないだろうか?
自分は、リズ鳥を観て以降、希美の、あの朗らかな笑顔と、その裏に隠されている巨大な感情が思い浮かんで仕方がない。


・余談その2

この映画が公開されてから、ツイッターなどの反応を漁っていると、
ちょくちょく目にするのが「山田尚子は高畑勲の後継者だ」みたいな意見だ。
確かに、繊細な日常芝居などをみると、高畑イズムを継承しているようにも見えるが
どちらかというと、彼女のルーツは、小津安二郎とか、その辺りにある気がする。


・余談その3

希美が冒頭で羽を拾い、ちょくちょく窓の外を飛び回っている「青い鳥」は、おそらく「オオルリ」であろう。この鳥は渡り鳥でなので、冬には居なくなる。
そういえば、絵本パートの中で「もうじき冬が来るわ。リズはどこに行くの?」という、青い鳥の少女のセリフがあった。
ここから察するに、青い鳥の少女も渡り鳥であり、もしリズが彼女を放たず、籠の中に閉じ込めてしまっていたら、冬を越せなかったのだろう。
作中において「リズと青い鳥」は童話として読み継がれていることになっている。
そして童話というものには、なんらかの教訓が込められているのが常である。
それを踏まえて気になるのが、希美が読んでいたリズと青い鳥は絵本で、みぞれが読んだものは文庫本である点。
想像するに、みぞれが読んだものの方が、より、原書に近く、教訓めいた内容が書かれていたのかも知れない。
いったい、童話「リズと青い鳥」の原書には、何が書かれていたのか?大いに気になるので、武田先生、よろしくお願いしますw


・余談その4

「味ついてておいしいです」と、梨々花が希美に差し出すゆで卵。
この作品にあって、貴重な癒しでありコミカルなシーンだが、含まれてる暗喩に気付くと、緩んでられなくなった。
希美が手にするのはゆで卵。つまり「死んだ卵」であって、どれだけ大事に温めようとも、そこからは雛鳥は産まれてこない。
ただ、腐って行くだけ。
なんという辛辣な表現だろうか。つらい・・・


・余談その5

のぞみぞれ=律澪説。
「才能の有無」という視点で見ると、希美とみぞれの関係は、氷菓における、河内先輩(ナコルル先輩)と、転校して行った安城春菜(「夕べには骸に」の原作者)に近いと思っていたが、
視点を転じて「コミュ力の有無」に着目すると「持つ者」「持たざる者」の立場は逆転する。
その視点では、希美は田井中律に、みぞれは秋山澪に近い存在ということになる。
あの2人は、互いに相手が持つものを羨んだり妬んだりしない。
羨望や嫉妬を捨て去れたとき、2人の関係は、律と澪のように理想的な姿へと昇華されるのではなかろうか?
その可能性を信じてみたい気分でもある。


・余談その6

「flute,girls」
なんとも朗らかで気の抜けた会話を披露してくれるフルートパートの面々。
正直、あの会話部分は聞き流してた箇所だったが、今更ながら気づいたことがあったので追記。
生物研の男の子に言い寄られて水族館デートに行ったメガネちゃん。
「ふぐに似てて可愛い」と言われたことにショックを受けたってくだりに、実は「相手に好かれたとて、自分が好きになって欲しい部分を好きになってくれるとは限らない」という示唆が含まれている。
・・・なんという隙のない脚本だろうか。吉田玲子おそるべし。
ついでに、フルートパートにいる、カーディガンを着た三つ編みおさげちゃんだが、この娘、なんかずっと希美ばっか見つめてるような・・・?

投稿 : 2018/06/02
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44

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名伯楽と、優駿。・・・それが希美とみぞれ。

最初に、私に声をかけてくれたのは、希美。
その日から、今日のこの時まで、私はずっと希美だけを見てきた。
希美は・・・希美は、私のすべてだった。
突然、希美は、私に何も言わないまま、吹部を辞めてしまった。
希美は・・・勝手だった。
私は、・・・どうしていいかわからないまま、吹くしかなかった。
なぜ、なんだろう・・・


最初は、私から誘ってみたんだ。みぞれを。
その日から、励まし続けた。いいことだと思ってた。みぞれには。
みぞれは・・・みぞれは、大切な友達のひとり。
ずっと、みぞれは、ぶれなかった。ひたすらに頑張っていた。
みぞれには・・・何も言えなかった。
私は、・・・私が、みぞれの本当の音を知らなかったんだ。
どうして、なんだろう・・・


{netabare}
高校3年生。
避けようのない、進路の選択。そして人生の岐路。
みぞれも、希美も、否応なく自我に向きあわなければならない。
空回りがあり、勘違いがあり、心中には深い葛藤と、妬み、もあった。

揺らぎだす不安。
麗奈にも意見される2人のハーモニー。
優子はみぞれを慮り、夏紀は希美を擁護します。
そこにわずかな不協和音のノイズも見え隠れするのですが・・・。

なぜか、久美子と麗奈が、見事なまでの演奏を奏でてくれました。
そのハーモニーの確かさ。
それぞれの絆への信頼を、馥郁(ふくいく)と醸し出すかのような笑顔。
これはもう、久美子と麗奈の真骨頂。
わずかな時間ですが、このシーン、お見逃しなきように・・。


リズと青い鳥。
昨日までは、必要とし必要とされ、たしかに繋がっていた2人でした。
今日からは、自分の能力を知り、その立場を知ることになります。
明日からは、各々の生き方を模索し、舵を切りだしていく。


希美とみぞれ。
希美は、原石を見出してしまっていたのです。
みぞれは、知らずに黙々と磨いていたのです。

ただ、その一点においてのみ。
・・・2人は、希望を見つけられました。
・・・そこに、2人の救いがありました。

希美には、みぞれのためのやるべき役割があり、
みぞれには、希美のためにやるべきことがある。
全国にチャレンジするために、それぞれの道を選びます。

まるで、リズと青い鳥の純真な愛の交歓のよう。
どこまでも気高く、清々しい。



葉月と緑輝の何気ないかけあいが、みぞれから希美への信愛のかけあいに活用されるシーンは、北宇治吹部ならではの妙でしょう。
こちらもきっとお楽しみいただけると思います。



音にはまったく素人の私ですが、みぞれのオーボエには、落涙でした。

本作が、3期にどんなシーンとして描かれるのか、楽しみです。

原作とは違うシナリオ、過去作とは違うキャラ描写が見られましたが、本作なりの味わいと魅力が、その脚本と演出に色濃く描かれていました。
メロディと、映像と、シナリオの美しい共演は、この作品を待ちに待ったファンへの「饗宴」でしょう。
京アニからのおもてなしを、心から堪能していただきたい。
そう思いました。
{/netabare}


●鑑賞2回目です。
{netabare}
初見は、原作・シナリオを追いましたが、今回は彼女たちの心模様の移り変わりにフォーカスして観てみました。


みぞれを見出したのは、たしかに希美。
でも、みぞれを導くのは、希美ではなかった。

滝先生や新山、橋本らは、世界を、本物の音を知っている。
だから、みぞれを導きたい。みぞれの才能に期待したい。
夢を、どこまでもふくらませたい。

でも、みぞれはリズ。夢は実感できない。

優駿は、地上を駆け巡るのが相応しい。でも・・・。
青い鳥は、大空を飛び回るのが相応しい。だから・・・。
オーボエに息を吹き込むことで、夢がふくらみはじめていく。


いつか、希美は、気づくのだろうか。
みぞれが言った言葉の意味を。 「希美は特別。私のすべて。」の真意を。

リズの、青い鳥への深い愛情を。
希美の、希美自身へのゆたかなプライドを。


みぞれに"人生の扉"を開ける鍵を渡したのは、希美。
だから、"音楽室の扉"に鍵を差し込むのは、決まってみぞれ。

みぞれの先に立って、"三歩進み、一歩止まり、二歩進んだ"。それが、希美。
希美の後ろについて、"見失わないように追いかけて、見失って待ち続け、いつしか追い付いて、ようやくハグできた"。
それが、みぞれ。


「オーボエが好き。」・・・それはたぶん、希美の背伸び。
だから、希美は気づいている。
みぞれへの友情を。彼女の確かな音楽性を。今ならまだ届くはずだと。

「希美が好き。」・・・それはきっと、みぞれの真実。
だから、みぞれも気づいている。
希美への信愛を。彼女と音を楽しむ嬉しさを。これからも繋がるはずと。



6年前から、決まっていた道ではないし、その道が分かれることは恥ずかしいことじゃない。

自分を見つめて、自分で選んで、自分で決めた道だから、それはとても嬉しいことなはず。
相手を見つめて、相手を気遣って、相手の進む道だから、それもとても嬉しいことのはず。



6年間の、みぞれの軌跡と希美の航跡が、交差する瞬間。

180度反転して、今まで見ていた景色から分離していく時間。

分岐点に気づけるのも、役割を見出し一歩踏み出せるのも人間。

disjoint から joint へ。

その"間"の微かな移ろうさまを、密やかに感じました。



その"間"に奏でられる2人のハーモニーを。2人の豊かな人生を。

早く聴きたい、観たい気持ちです。

"間"が持てそうもないのです。
{/netabare}

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品が、みなに愛されますように。

投稿 : 2018/05/28
閲覧 : 477
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53

ネタバレ

うにおいくら さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観に行って良かった

 いつもの吹部の物語で見るとちょっと肩透かし食らいます。
「女子高生の行動を覗き見る」感覚の映画です。

 しかし映画自体の完成度は高いです。
映像の美しさは言わずもがなですが「流石、京都アニメーション」という出来栄えです。

 オジサンには過ぎ去り過ぎた時代の物語だったので、映画の冒頭から暫くは話のテンポがつかめずに少しイラつきましたが、これは私がイラチなオヤジだからです。
作品のせいではありますまい。
一緒に観に行った娘は何とも思っていなかったので間違いないでしょう。


 その割には映画館には吹部OB風のオジサンやオバサンの姿を多く見ましたが、それはいつもの劇場版ユーフォの情景です。

 ただ最後のオーボエとフルートの掛け合いは鳥肌ものでした。
音に対してのこだわりが足音一つに対しても感じる作品でした。やはりここだけは吹部の物語でした。

 私はこの音が味わえただけでも大変満足です。

投稿 : 2018/05/20
閲覧 : 255
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20

ネタバレ

獅苑 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

深かった

一見すると何もないようだかよく考えてみるととても深い内容で面白かった

投稿 : 2018/05/20
閲覧 : 199
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11

ネタバレ

リリン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とても綺麗だった

思春期特有のすれ違いや葛藤を表現したいい作品でした。
作画が綺麗なのはもちろんのこと、物語もとても綺麗で感動しました。

投稿 : 2018/05/12
閲覧 : 199
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11

ネタバレ

ウール さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

尊くて切ない、希美に感情移入

希美の気持ちもみぞれの気持ちもよく分かった
自分は才能の差とかでよく悩んだりするからかなり希美に感情移入できた(希美も十分うまいが)

投稿 : 2018/05/10
閲覧 : 252
サンキュー:

13

ネタバレ

うどんこ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

テレビ版のユーフォは、スポ根アニメとして、大好きでした。
リズと青い鳥は、スポ根要素を抜いて、心の機微を描くことに重点を置いた話になっていました。でも、嫌いという意味ではありません。
 
お話は、{netabare} よりもい5話{/netabare}と同じテーマだった。自分よりダメだと思っていた奴が先に行ってしまい、嫉妬を感じる。友情と嫉妬の狭間。これは、事の大小こそあれ、みんな経験する事だと思います。そんな苦い思い出を、乗り越えてくれるキャラクターに、カタルシスを感じる。
 とはいうものの、今作、リズと青い鳥は、若干カタルシス不足に感じました。みぞれの全力の演奏を終えた後の、化学室でのクライマックスシーン。みぞれは完全に心を開いて話しているのに対し、希美はまだ、よそよそしいように感じました。色々言い合った後、希美はまた、いつものように、笑ってはぐらかしていた。逆に言えば、笑う手前は本心と言えるけれども・・・。
シンプルに盛り上げたければ、希美にも心を開かせて、バチバチにやりあうのがいいと思うのですが、あえてしなかった。観客が泣いてスッキリして、よかったよかったと、ならない事が、見た後にあれこれ考えたくなる、文学的な作品にしているんだと思います。

以下、散文的感想

音楽をテーマに扱う中で、避けて通れないのが、良い演奏が、いかに良いか表現すること。ユーフォもそうだけれど、リズも、誤魔化さずに、真正面から表現している。その姿勢に惚れる。しかし、私は音楽知識がないので、この演奏のすごさが、なんとなくしかわからない。自意識が邪魔して、素直に感動できなかったのが残念。

本気のみぞれの演奏に圧倒されて、まともにフルートを吹くことすらできなくなった希美。なのに、演奏後、希美が叱られるのではなく、みぞれが囲まれて褒められていたのは、いたたまれなかった。



最後の互いの本心の吐露で、ようやく希美にとって、みぞれは、たくさんいる友達の一人から、特別な一人になった。
 
曖昧な表情がすごく上手だった。表情一つで、今何考えてるんだろう?と推測させられた。

図書委員が可愛かった。


他の人の感想見てると、見逃してるシーンがいっぱいあるみたいなので、レンタル配信とかするようになったら、もう一回見直したいと思います。

投稿 : 2018/05/08
閲覧 : 270
サンキュー:

19

ネタバレ

ものと さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

尊い

冒頭はみぞれの視線を中心としたカメラワークで始まりますが、この表現が彼女の繊細な心を描く話だと理解させる狙いを感じました。

本編アニメでは主にみぞれ→のぞみの心情が描かれておりましたが、本作ではのぞみ→みぞれの心情も描かれており、途中のシーンで互いの関係に気づいて物語が一気に動き出します。
他の方のレビューでもあるように、終始劇的な展開はありませんが、感情で動きやすい等身大の高校生らしいリアルな心理描写を終始追っているのでここは仕方ないかなと。

熱量と方向は違うものの、お互いがお互いを想っている2人の、危なげない関係性の行く末を見守るだけの90分でしたが妙に心に残る映画でした。尊い。

投稿 : 2018/05/07
閲覧 : 208
サンキュー:

7

ネタバレ

Makkey0125 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

確かにリアルだが……(๑-﹏-๑)

響けユーフォニアムといえば吹奏楽部の方はもちろん学生生活を送ってきた私たちも共感できるようなリアルな描写が特徴だと思っております。今回もどんな物語なのだろうと楽しみにしておりましたが…

感想

イマイチストーリーがわかりませんでした。本当はリズは希美ちゃんで、みぞれちゃんが青い鳥なんだと劇中で言っていましたが、希美ちゃんが何も言わずに部活を退部したり、かと思うと戻ってきたりとみぞれちゃんを振り回し負担をかけていたことが青い鳥であるみぞれちゃんを籠に閉じ込めていたということなのでしょうか?なんだかそこがよく分かりませんでした。

また聲の形もそうでしたが、全員声優さんを使って欲しかった。やっぱり声優さん以外が演じると浮いてると言いますか、演じてる感があって鼻につきました。

ですが劇中の音楽はもちろん作画やカメラワークが本当に学校にいるような感覚でした。また言いたいのに言えないもどかしさや、友達の全てが好きと言えるくらい好きな友達がいる甘酸っぱさ?がなんとも印象的で素敵な映画だ思いました。

ぜひ皆様の解釈やご意見、お聞かせください。もっともっとこの作品について考えたいです!

投稿 : 2018/05/03
閲覧 : 250
サンキュー:

19

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

秀久美もくみれいも無かった。
久美子は脇役の脇役。

劇場は音に迫力があって、テレビ画面では味わえない非日常感があった。

投稿 : 2018/05/02
閲覧 : 179
ネタバレ

ryo さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

ユーフォで池田晶子さんのキャラデザが好きだったので、正直なぜスタッフを変えたのかと思っていたが意外とこの作画にもしっくりきた
なかなか考えさせられるシナリオ
あまり多くを語らず表情による心理の演出が細かい
もう一度見て来たい

あとめっちゃ脚が映るwww

投稿 : 2018/04/29
閲覧 : 227
サンキュー:

11

ネタバレ

biEAa45024 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感動します

めちゃくちゃ面白かったし可愛かった

投稿 : 2018/04/29
閲覧 : 167
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

disjoint

<この映画の伝えている内容>
「disjoint」互いに素である ことを認め、互いをあるべき姿へ世界へ手放すことも「愛情」だ

<感想>
リズと青い鳥という童話を通して、二人の吹奏楽部員の関係性を表しているところが良い演出だと感じた。
地味な みぞれと、明るくリーダーシップのある 希美 の関係性が実は逆だったというのが面白い展開だった。
みぞれが希美に合わせているのではなく、
吹奏楽の演奏においては、みぞれの演奏能力が希美を追い越しソロ演奏パートの掛け合いで、釣り合わなくなっていた。
他の演奏能力のある部員からはそれはわかっていた。
またみぞれも薄々わかっていたが、認めなかった。
青い鳥を手放そうとしない。それだけ大事だった。
それを認め、関係性を手放し、あるべき場所へ、姿へ変化することを認めることが
この映画のポイントだと思う。

投稿 : 2018/04/27
閲覧 : 257
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リズと青い鳥のストーリー・あらすじ

北宇治高等学校吹奏楽部でオーボエを担当している鎧塚みぞれと、フルートを担当している傘木希美。

高校三年生、二人の最後のコンクール。
その自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。

「なんだかこの曲、わたしたちみたい」

屈託もなくそう言ってソロを嬉しそうに吹く希美と、希美と過ごす日々に幸せを感じつつも終わりが近づくことを恐れるみぞれ。

親友のはずの二人。
しかしオーボエとフルートのソロは上手くかみ合わず、距離を感じさせるものだった。(アニメ映画『リズと青い鳥』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2018年4月21日
制作会社
京都アニメーション

声優・キャラクター

種﨑敦美、東山奈央、藤村鼓乃美、山岡ゆり、杉浦しおり、黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、桑島法子、中村悠一、櫻井孝宏

スタッフ

原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』)、監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:石田奈央美、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、3D監督:梅津哲郎、音響監督:鶴岡陽太、音楽:牛尾憲輔、音楽制作:ランティス、音楽制作協力:洗足学園音楽大学、吹奏楽監修:大和田雅洋

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