はく さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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リズと青い鳥の感想・評価はどうでしたか?
はく さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
白毛和牛 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
何だかキャラデザを初めに作中の雰囲気とかも本編と比べると随分と印象が変わったけど、
ただ内容としてはみぞれと希美の2人の関係性を描いたストーリーが非常に面白かったのと、
そして相変わらず京アニらしい映像美を堪能させてくれた所も素晴らしかったです。
【評価】
88点・2A級
scandalsho さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作は未読だけど、TVアニメ版は第1期、第2期とも視聴済み。
何やかんやで映画館には見に行けなかったけど、BDを購入して、ようやく視聴できました。
そして、比喩と対比に秀でた演出を少しも見逃したくなくて、何度も何度も視聴しています。
チョット熱めのレビューになりそうだったので、タイトル”だけ”は遊んでみました(笑)。
本当は《比喩と対比に秀でた作品》とかにしようとも思ったんですけどね。
『響け!ユーフォニアム』の劇場版第3弾。
ただし、完全新作としては初めての作品となります。
(劇場版の第1作と第2作は、総集編みたいな作品でしたからね)
【今作の主役は・・・】
{netabare}TVアニメ版で描かれた北宇治高校吹奏楽部には、3人のエースがいました。
ユーフォ担当のあすかとトランペット担当の麗奈、そしてオーボエ担当のみぞれ。
全国大会出場を果たしたのも、この3人の力によるものと言っても過言ではないと思います。
強気なエースのあすかと麗奈とは対照的に、無口でおとなしいみぞれが今作の主人公です。{/netabare}
【驚くほど男性が登場しない作品】
{netabare}男女共学なのに、男性部員もいるのに、ほとんど男性を見かけない、不思議な作品。
滝先生と橋本先生、担任の先生以外、男性の声を聞くことも無い、不思議な作品。
(恐らく)男性なんて眼中にない、『みぞれ目線で描かれている作品』であることがうかがえます。{/netabare}
【そして、もう1人の主人公・・・】
{netabare}もう1人の主人公は、南中時代にみぞれを吹奏楽部に誘った、フルート担当の希美。
彼女は、みぞれとは対照的に、明るく人付き合いの良い性格です。
そんな希美が、みぞれにとって『何よりも大事な心の拠り所』というのが本作の重要なポイントになります。{/netabare}
【2人の関係を関係性を、分かりやすく表現した導入部の演出は見事!】
{netabare}本作の冒頭。
一足早く学校に着いたみぞれが、階段に座って希美を待っているシーン。
すぐに靴音が聞こえてきますがみぞれは無反応。
やってきたのは希美ではなく別な生徒。
さらに、その後、別な靴音が聞こえてきます。
大きく目を見開いたみぞれは、靴音の方へ振り返ります。
そこには、さっそうと歩いてくる希美の姿が!
昇降口で下駄箱から上履きを取り出すシーン。
上履きを無造作に足元に放り投げる希美と、対照的にそっと足元に置くみぞれ。
ところが、希美が下駄箱の角を触りながら通り過ぎると、同じところを同じように触りながら通るみぞれ。
廊下を、背筋をピンと伸ばし、手を振りながら跳ねるように歩く希美と、あまり手を振らず静かに歩くみぞれ。
一見、2人の歩くペースは全く違って見えるけど、2人の差はほとんど広がらない。
開始数分の、この冒頭のシーンを見るだけで、みぞれと希美の性格や2人の関係性が、よく分かります。{/netabare}
【まあ、本当は{netabare}絵本の中の{/netabare}シーンから始まるんだけどね(笑)】
{netabare}絵本のような色鮮やかで優しいタッチの絵本の中の世界。
まさか『BDの中身が違う!』とまでは思いませんでしたけどね(笑){/netabare}
【TVアニメ版の1、2年生が進級して、新1年生が入部して・・・】
{netabare}本作において一番大きいのは、オーボエ担当のみぞれに後輩が出来たことでしょうか?
剣崎梨々花。
彼女の人懐っこさと根気強さが、みぞれの成長を促していきます。
本作の序盤から中盤の立役者です。
みぞれと梨々花のオーボエのアンサンブルのシーン以降、物語が大きく動き始めます。{/netabare}
【みぞれにまつわるTVアニメ版の第2期第5話との対比】
{netabare}『(コンクールのことを)たった今、好きになった』
第2期の第5話のエンディング。みぞれが満面の笑みを浮かべながら言った言葉。
しかし、この作品の序盤。みぞれは全く真逆の言葉を呟きます。
『本番なんて、一生、来なくていい』
みぞれにとって、希美に聞いてもらうことを想像しながらする練習こそが至福の時、というせいもあるでしょう。
第2期の第1話で紹介されたように、みぞれはいつも音楽室に一番乗りするほど練習好きです。
しかし、最大の理由は別にあると思います。
『本番の終わり』は『卒部』を意味し、『希美との別れ』を連想させるせい、というのが一番の理由?
今年のコンクールの自由曲の見どころは、オーボエとフルートのソロの掛け合い。
言うまでもなく、担当はみぞれと希美。
ところが、2人のアンサンブルは、滝先生のみならず、周囲からも心配される程、上手くいかない。
一番の原因は、いまいち乗り切らないみぞれと希美の心の中にあるようです。{/netabare}
【希美サイドの物語を大きく動かす、「後輩」と「スカウト」!?】
{netabare}みぞれをプールに誘う希美。
「ねえ、希美。他の娘も誘っていい?」
みぞれの申し出に、希美は『珍しい』って言ったけど、本当は初めてだったのでは?
みぞれに自分以外に大切な人が現れたことに対する、希美の『嫉妬』がうかがえます。
もっとも、希美自身は全く気付いていないようですけど・・・(笑)。
だから希美は、『みぞれが自分によそよそしい』って感じてしまう。
『1年生の時に1回吹奏楽部を辞めたこと』
これは希美にとっても大きなトラウマ。
「これが原因で、みぞれがよそよそしいんだ」と勘違いしてしまう。
本当は、知らず知らずのうちに、自分の方が距離をとっていることに気付かずに。
もう一つの大きな出来事は、新山先生によってもたらされます。
みぞれが新山先生から音大に『スカウト』されます。
初めて聞かされた時、希美が『スカウト』の重みを計り知れなかったは致し方なかったと思います。
だから、みぞれに対して『私も音大に行こうかな?』なんて、軽々しく言ってしまう。
「私、音大受けようと思っていて」
「あら、そう。頑張ってね」
新山先生の、当たり障りのない社交辞令な返事。
みぞれにマンツーマンで指導する新山先生。
それを見つめる希美の心中には、今度は希美にもはっきりと感じられる『嫉妬と羨望』の感情が・・・。{/netabare}
【物語を大きく動かすのは、北宇治高校吹奏楽部のもう1人のエース】
{netabare}この状況を黙って見逃せないのが、新生・北宇治高校吹奏楽部のもう一人のエース、麗奈。
「すみません。実は自由曲のオーボエソロがずっと気になっていて」
「先輩、希美先輩と相性悪くないですか?」
「なんか、先輩の今の音、凄く窮屈そうに聞こえるんです。わざとブレーキ掛けているみたいな」
麗奈ならではの表現で、みぞれに問題点を伝える麗奈。
「でも、私は先輩の本気の音が聞きたいんです」
みぞれの抱える問題点はみぞれ自身で乗り越えるしかない問題点。
麗奈は、自分の希望を伝えることで、それを促そうとする。
麗奈の行動はこれだけでは終わらない。
麗奈は、ユーフォニアムの久美子を誘って、校舎裏でみぞれと希美のソロパートを演奏します。
この演奏をみぞれと希美が聞いていたのは偶然ではないでしょう。
肝心なことを言葉で伝えることが苦手な麗奈ならではの伝達方法。{/netabare}
【誰がリズ?誰が青い鳥?】
{netabare}みぞれと希美。
初めは、2人とも同じことを感じていた。
『みぞれがリズで、希美が青い鳥』
ところが、そうじゃないってことに気付いた2人。
さて、この作品の中で2人が導き出した回答は・・・???
実は、この結論って、作品のなかではキチンと描かれていませんよね。
視聴者に委ねられているというか・・・。
私なりの解釈は・・・、
{netabare}みぞれにとっては、リズも青い鳥も、どちらもみぞれ。
希美にとっては、リズも青い鳥も、どちらも希美。
絵本の中のリズと青い鳥を、どちらも本田望結ちゃんが演じたのは、その象徴なのでは?って。{/netabare}
きっと、色々な解釈があると思うんですよね。
あえて正解を描かない演出って、素敵だと思います。{/netabare}
【圧巻のオーボエソロ】
{netabare}いよいよ、『怪人シロ眼鏡』登場ですね(笑)。
私のような素人が聞いていても感じることの出来る迫力ある演奏。
言うまでもなく、本作の見どころの一つです。
演奏終了後の先生たちや部員の姿からも、圧巻の演奏であったことがうかがえます。
演奏中、思わず涙を零す希美。
これは寂しさからくる涙だったのでしょうか?
これは悔し涙だったのでしょうか?
どちらにしても、周囲の人たちとは違って、ただの感動の涙ではなかったことだけは間違いないと思います。
覚醒したみぞれの演奏を聴いて、初めてみぞれの旅立ちを悟った希美。
自分では辿り着けない表現力を見せたみぞれに抱いた、希美の思い。{/netabare}
【山田尚子監督の真骨頂:随所に散りばめられた比喩と対比】
{netabare}今作も、足を使った感情表現の手法は、完璧でしたね。
それとともに、作品の中の至る所に散りばめられた比喩と対比の表現も完璧。
視聴を繰り返すほどに、新たな発見があるほどです。
このきめ細やかさ、丁寧さは、さすが京アニ、さすが山田尚子監督です。{/netabare}
【らしさを見せた他の登場人物。ただし久美子以外は・・・(笑)】
{netabare}デカリボン優子とポニテ夏紀は、みぞれや希美と同じ3年生で同じ南中出身。
2人とも、良い味を出してましたよね。
北宇治カルテッドの麗奈も強気キャラ全開だったし、葉月とサファイヤも癒しキャラ全開!
だけど、久美子だけは影が薄かったような・・・(笑)。{/netabare}
【キャラデザについて】
{netabare}この作品を見た後でTVアニメ版を見ると、TVアニメ版のキャラデザは少し子供っぽいように感じました。
そう思うと、本作のキャラデザは大人っぽいのかなぁ・・・と。
少女から大人への成長を描く本作では、このキャラデザで良かったと思います。
少なくとも、誰が誰だか分からないようなレベルでは無かったし(笑)。{/netabare}
【最後に】
こうやってレビューを書いた後も、繰り返し視聴が止まりません。
『響け!ユーフォニアム』という作品は、本当に奥深く、中毒性のある作品今後もこの作品から目が離せそうにありませんね!
とまと子 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
やまげん さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作は読んでいない
本編と絵が違うので敬遠していたが、本編のシリーズを最後に見てからだいぶ時間が経って、本編の絵の記憶が薄まってきたのでいい機会と思って視聴
{netabare}作画の方向性については、淡いタッチもさることながら、キャラの等身が高くてびっくりした。特に、劇中劇のリズと青い鳥のキャラは、さすがに等身が高すぎるのではないかと思った
作画そのものは、冒頭でみぞれと希美の歩き方やしぐさの違いを描き分けていたり、各場面での表情や動きだったりを丁寧に描いていたりと、京都アニメーションらしいクオリティーの高さだった
物語は、本編では割と一大事だったけど、描写はあっさりだったみぞれと希美の関係のその後が描かれていて、気になっていたことだったのでちゃんと消化してくれてよかった
エンディング曲の2曲目「Songbirds」は、spotifyでたまたま流れてきたのを聞いてからお気に入りに登録して聞いていた曲で、英語歌詞でジャケ絵も海外アーティストっぽかったから洋楽だと思って聞いていた。この映画で使われている曲だとは全く知らなかったので普通にびっくりした
エンディング曲に海外アーティストの曲を使うなんておしゃれだなと思って改めてどんなアーティストか調べたら、思い切り日本のアーティストでさらに驚いた {/netabare}
薄雪草 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ヒロインコレクター さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
この作品に関してはみぞ先輩ののぞ先輩に対する執着があまりに強すぎてちょっと引いてしまうレベルなんですよね
普段のユーフォシリーズだとみぞ先輩あまり喋らないから気にならないけどこの作品の主人公がこの2人だから最後の2人のシーンなんかはあれで感動はできないかなぁと
作画もいつものユーフォシリーズと変えてきたのも逆にキャラデザの良さが薄くなってしまったと思います
アニメ映画の当たり作品がいかに少ないかはユーフォシリーズの映画シリーズだけでも分かりますね
難しいところですね
蒼い✨️ さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
lumy さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
TVシリーズは1期・2期ともに視聴済み。
公開劇場が少なく、レディプレイヤーワンで映画欲が
すっかり満たされていたので、当初観る予定はなかった
のですが、みなさんのレビューが高評価だったので、
往復4時間かけて観に行きましたw
これは・・・4時間かける価値がある映画ですね。
みなさんがおっしゃる通り、この映画は「動」ではなく
「静」なので、フルスクリーンで観なければいけない
というわけではありませんが、
あにこれユーザーの皆さんには、ぜひこのレビュー祭りに
参加してほしい作品ですw
とにかく、作品全体の演出やセリフの美しさは、
これまでの山田尚子監督の集大成と言っても過言ではないです。
2時間という枠の中で1つの作品を作るというのは、
TVシリーズにはない苦労があるかと思いますが、
山田監督はこの制限を非常にうまく利用する監督だと思います。
視聴の途中で、なんとなく話のオチは見えてしまうのですが、
その着地の仕方が、本当にスムーズで無理がなかったです。
なお、ユーフォのTVシリーズからかなりキャラデザが
変わっていますが、私は本作の演出やストーリーを考えると
英断であったと思います。
頭身が伸びただけでなく、スカートの丈も伸びていますが、
最近のアニメはみんな丈が短いので、ある意味斬新でした。
2024.4上方修正
Eテレで放送してくれたので、劇場視聴から久しぶりに観ました。
前回の☆が4.0だったのですが、
誓いのフィナーレで演奏シーンを観た後ということもあって、
大幅に上方修正しました。
本作は、ユーフォなんだけど、
ユーフォじゃない作品として観た方が良い気がしました。
たぶんTVシリーズ観てなくても理解できる作品です。
本作の二人は、高校生なんだけど高校生じゃない、
少し大人びた関係にあると思いました。
だから、TVシリーズのような青春ものではありませんが、
本作の二人がもつ感情は、すごく響くものがあって、
こんなに洗練された作品だったのかと改めて気づかされました。
劇場公開時のレビューで、スカートの丈なんて書いている場合じゃ
ありませんでしたw
いんゃん さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
山田尚子監督のプロフィールを見たら、
パラジャーノフ監督作品が好きと書いてあって、
嬉しい〜と思いました。
だからこそ、ストーリーがどうのと言うより、
雰囲気を楽しめる作品を作って下さったのだな、と。
ストーリーよりも、視覚的な面白さや、雰囲気重視の作品が
もっともっと増えると良いなと思います。
U-yan さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2期でスポットの当たった「のぞみちゃんとみぞれちゃん(久美子の1コ上メンバー)」を中心に描いたスピンオフです。キャラデザ変更ありです。相変わらず爽やかです。
時系列では久美子2年生前半で劇場版誓いのフィナーレの前になるのかな?
本編視聴者なら観るべきですね。
たくと さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「響け!ユーフォニアム」のスピンオフだし観とこ、位のノリだったんだけど、すごい良かったです
ユーフォ本編にも、部内オーディション課題曲だった リズと青い鳥 の、原作物語にも二人の関係がクロスオーバーして・・・と思ってたら、だんだん「あ、これって!」と思い出す自分がいた
響け!ユーフォニアム本編観てなくても大丈夫、
だけど、逆にもう一回見直したくなるくらい、切ない物語でした
タイラーオースティン さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
チャリア さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
響け!ユーフォニアムは見ないのですが、この作品だけは好きです。なぜなんだろう・・・?この二人が本編に登場していれば、「響け!ユーフォニアム」もみていたと思います(背景の脇役でしか登場しない)。
脇役なのにこの才能。主役級はもっとすごい才能という事を表現したいがための脇役の映画なのかなぁと思いました
フェイルン さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『響け!ユーフォニアム』の続編でありスピンオフなのだが、恐らく単体で観てもそれなりに分かるように出来ている。
吹奏楽部でオーボエを担当する鎧塚みぞれと、フルート担当する傘木希美がメインの話になっている。
この2人の百合作品と言ってしまうのは簡単だが、プラトニックな部分を繊細な作画や微妙な音の違いで作られている良作。
Blu-rayでのオーディオコメンタリーは聞き応え有るとの事。
あと さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
女子高生の揺れ動く感情。2人のすれ違いと違和感のある生々しい描写。細いタッチで本編とは異なるキャラデザで一層世界観を作りあげている。上映当時は可愛くないなあなんて思ってたのがバカらしくなるほど素晴らしい映画で余韻に浸って倒れてました。
この映画が2人の距離感を描くという丸っきり舞台装置なんですよね。学校もキャラもセリフも音楽も全部。濃厚な90分。京アニの繊細な作画や演出もとても引き込まれます。自然でリアルだけど、アニメでしか表現出来ない関係性がある。
既読です。 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
2023年12月
今原作を再再々読しているのですが
希美の心情の吐露が全て言葉で
表現されているので
読んでいて顔が引きつりそうになるくらい
エグイです。すんごい引きます。
なのに、会話を控えめにして色と描写だけで
全てを語るこのアニメは・・・神です!!
ところで原作
希美はみぞれを音大に送り出すよような言葉
言ってないですよね?
みぞれが勝手に希美の選択を受け入れたってだけで。
リズが願わないと、話が成立しないのでは?
なので、新山先生の解釈が腑に落ちる件が
何度観てもしっくりこないんですよねえ。
う~~~ん、もう一度テレビで確認しよう。
帰りの新幹線車中で「誓いのフィナーレ」
観賞後続けて車中で鑑賞。
大好きのハグのシーンで
奏だけ背を向けていたシーン発見!
やっぱ、スゴイな。
みぞれのピュアな愛着よりも
希美のあざとさがメインなのかな?
新山先生に声を掛けられたのはみぞれ。
追従に気を良くしていた希美の
あざとく振る舞えなくなった姿が
とても心に響く作品です。
それを色と構図と仕草で
存分に仕立て上げた吉田先生と
山田先生には平伏です!
あ、ちなみに聖地は敷地内のみです。
2019年6月1日
2月に観て以来激ハマりして
繰り返して視聴すること数十回。
内容に関しては皆様のレビュー通りです!
熱いレビューを書かせるほどの作品です!
背景、色使い、動き、性格分析等々
皆さん実に細かく分析されていますね。
私はこの作品に衝撃を受け
遅ればせながら
「響け!ユーフォニアム」なるものを知り
アニメ全話を観て
(何度も何度も何度も何度も)
「誓いのフィナーレ」も4回観て
とうとう原作ノベル全巻発注をかけました。
山田尚子先生
吉田玲子先生
武田綾乃先生
京都アニメーション様様様様です!!
hrrgr さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
カール さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Dave さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
1.「動」と「静」
劇場版「誓いのフィナーレ」(久美子2年生編)の裏側で、ひっそりと、しかし着実に変化していった2人の少女の物語。作中作である「リズと青い鳥」の物語になぞらえた少女たちの心の成長と関係の変化を、女性監督ならではの繊細で私的なタッチで美しく描いています。響けユーフォニアムが感動や躍動の「動」的な作品であるのに対し、こちらのスピンオフは見落としてしまいそうになる思春期の心の機微や言葉にできない内的な葛藤を、極力セリフではなく【情景】と【音楽】で静かに語りかけてくる「静」的な作品という印象を受けました。
2,作画
響けユーフォニアムと声優は同じながら作画のタッチがかなり異なるので、最初の5~10分くらいは少し抵抗を感じました。まるでいつもとは違った眼鏡をかけたような、そんな感覚です。声も舞台も同じなのに、アニメらしいはっきりとした輪郭ではなくどことなく輪郭のぼやけたようなキャラデザで、これまで響けユーフォニアムに思い入れが強ければ強いほど脳に混乱をきたしますが、間もなく物語に引き込まれて気にならなくなりました。
背景はとことん美しいです。ただ美しいだけではなく、まるで絵画のように情景がセリフの代わりに語りかけてきます。そうですよね、京都アニメーションの作品ですからね。ほんのわずかなカットにもちゃんと意味を込めていて、ああこれが世界のアニメをけん引するスタジオの作品だなと妙に納得しました。
3.音楽
響けユーフォニアムも演奏が素晴らしいのですが、セリフや動きの少ない本作では、より聴覚が鋭敏になります。BGMとしての吹奏楽、主人公たちが奏でるハーモニー、他の団員たちの合奏、どれも胸に染みます。オーボエの音、本当に美しいですね。
4.ストーリー
そして最後にストーリーですが、さすが女性作家&女性監督による作品だなと。女の子から女性に成長する、最後のステージ。アイデンティティは、誰かと同じであることではない。いつも一緒にいた友達と、いつまでもは一緒にいられない現実。独占したいけど、相手には相手の人生があって、可能性があって。そしてそれを認めて変化を受け入れなければ、自分もあいても羽ばたけない。すこし悲しいけど、より広い世界へ踏み出すには、失うことも受け入れなければならない。飛び立つしか、ない。
この作品を見た後で、もう一度劇場版「誓いのフィナーレ」が見たくなりました。あの合奏には、いろんな色の糸が紡がれているんですね。
P.S. 私の大好きな作品「宇宙よりも遠い場所」のめぐみちゃんとキマリの関係を思い出しました。こちらもあちらも、真剣な少女たちに幸あれ。
nyaro さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
京アニの例の事件の7月18日に合わせて何かをレビューしたかったんですが、少々遅れて7月20日です。残された家族、関係者の方の想いは部外者からは計り知れませんが、アニメファンとして追悼の意を捧げたいと思います。
そのレビューにふさわしい作品が見つかったかなあという気がします。ただ、残念ながらそれとは別の意味での追悼にもなります。本作はまさに京アニと決別するにふさわしい作品な気がします。
この作品は私が嫌いになった京アニの象徴だということです。この作品2018年と事件の前年ですから事件が映画の制作には関係ないですよね。
人気が出たコンテンツを骨までしゃぶるという姿勢は、企業である以上しかたないのかもしれませんが、しかし「響け!ユーフォニアム」は2期ですら、過剰な演出とお涙頂戴のオンパレードで感動ポルノ化したのに、更にその2期で語った裏の情報をアニメにする姿勢が理解できません。
作品は誰のものか?権利的にはもちろん作者であり版権を持っているところなんでしょう。が、本来作品というのは公開した瞬間から視聴者のものになります。
よほど意図するか、精度が高いクリエータじゃなければ、作者の思惑から外れた意味内容に作品は変容します。それが読書や映画そしてアニメの面白さだと思います。また、人によって解釈がブレて、その変容が生じる余地を残せるのが、優れたクリエータだとも思います。
ここは例ですが「私はこういうつもりで作った、実はこうでした、その解釈は間違っている」とSNS等で発信するクリエータは最低だと私は思っています。
国語の「このときの主役の気持ちを書きなさい」という問題の正解に対して、作者が「俺はそういうつもりじゃなかった」という話があります。それはまともに解釈したらそう取れるのだから、作者の思惑とのズレは力量の不足だし、その解釈で作品が評価されているのだから、作品の評価が過大評価ということに気が付くべきです。ですから、この場合は解釈が正解というのが私の持論です。
つまり、視聴者側には作品を独自に解釈した上での感動があるわけです。
続編を作ると言うのはこのSNSの発信や作者の解説以上に視聴者が感動した作品の意味性を固定することになります。よほど慎重につくらないと前作を矮小化し、下手をすると殺してしまうことになります。ましてスピンオフというのは、元の作品の感動をシラケさせるものです。
宮崎駿監督や新海誠監督が続編を嫌がるのはこれを分かっているからだと思います。逆に続編をつくらないアニメ監督は信頼がおける気がします(まあ、この2人は自作解説をするのでそれはそれで下品ですけどね)。
つまり、視聴者は物語を見て、キャラの内面を理解し、行間を読み、考察して、感動して、作品の前後左右つまり過去と未来と裏側を想像します。それが視聴するという行為です。
しかも、それを「いい話、感動する話、文学的な話」っぽく「技術で作る」「音楽をかます」のは特にやめて欲しい。つまり、いままで京アニの良いところであったはずの、優れた部分がすべて反転してしまったという風に私は感じています。この作品はその象徴です。
そう…本作は、クリエータ側に言いたい表現したい事があって、この作品を作りました!に見えないです。だって、こんなことは2期を作ったらそのあとのヒロイン2人は、視聴者に委ねて感じさせる部分じゃないですか?非常に馬鹿にされた気分です。
おそらく作品に魂がないので、この作品には引っ掛かりがなく、泣いておしまい、じゃないでしょうか?エモいだけエモいので、逆に薄っぺらく感じてしまい、虚無感すら感じます。
何年後かに再視聴したくなる可能性は皆無だと思います。つまり「泣くための装置」であり、京アニが「泣くための装置メーカー」になった気がします。
それがヴァイオレットエヴァ―ガーデンの劇場版という蛇足も蛇足、なぜこんなことを?という姿勢につながったんだと思います。
本作の、絵本の部分のアニメは大したものです。ですが、その含意の薄っぺらさがにじみ出てきています。本作は正直、作品としては評価に値しないと思っています。
ということで、京アニのこの姿勢。ぎりぎりの分水嶺がヴァイオレットエヴァ―ガーデンかなあと思いますが、この作品も言いたい事はいっぱいありました。ユーフォ2期、けいおん2期、メイドラゴン2期、ハルヒ2期(はちょっと違うか)もこの傾向が顕著で私は好きではありません。
立て直すためには、京アニは2期以降をつくるな、劇場版をつくるな、スピンオフを作るなとしか言いようがありません。
評価難しいのでオール3にしておきます。
nyamu さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ユーフォニアムの方は未視聴。
まったく前知識がないまま見始めて、スタッフが表示されて初めて名前だけは聞いたことがある「響け!ユーフォニアム」という作品関連だと気づく。
階段で誰かを待つ女の子。他の人が来ても特に興味を示さないけれど、その子が来れば軽やかな音楽が流れだす。
人物関連がわからなければ止めて、本編を見てからで良いかと思っていたけどそんな心配は杞憂だった。
前を歩く女の子とその後を追うように歩く女の子。大してセリフがなくてもそれだけで二人の関係性は分かる。歩き方や靴箱から靴を出して履くしぐさまで丁寧に描写されていて、それぞれがどういう人物なのかまでわかるように表現されている。
画面に映るのは後ろの子が見ている景色。前の子の後ろ姿。足元と、影と、揺れる髪の毛。その子のことが大好きで大好きで大切なんだろうと分かる。
最初こそセリフが少なくてもどかしさを感じるものの、タイトルが表示される頃には引き込まれていた。
ひとりぼっちで暮らしていたリズの元にやってきた青い鳥。二人はお互いに必要としていたけれどいつしかリズは自分が青い鳥を閉じ込めていることに気づき青い鳥を解き放つという童話に重ねて、みぞれと希美の二人の物語が描かれる。
後ろ姿だったり、足の動きだったり手の動きだったり。表情が見えなくてもセリフがなくても、繊細に丁寧に描かれている全てのカットで言葉にはならない何かを感じずにはいられない。俯瞰ではなくみぞれや希美の視界が多くのカットで使われているので必然彼女たちの心情にシンクロしやすくなる。セリフではなく映像で表現されているから画面から目を離せない。セリフが本心かどうか、本心だったとしてもほかの感情はないかは自分で読み取るしかない。
さすが原作、監督、脚本が女性で占められているだけあって、中学生~高校生の女の子同士の関係性がよく表現されていると思う。中学生ほどあからさまではないけれど、まだ残っている大人になり切る前の純粋さ、ひたむきさ、危うさ、狭さ、脆さ。そして自覚していて隠したい、自分の狡さ、独占欲、羨望、嫉妬。
言えない言葉、言わない言葉、あえて言った言葉。
二人の関係が主題だけれども、周りにはそれぞれに慕ってくれる下級生だったり近くで見守る同級生や大人がいるのが世界が閉じていなくて素敵だ。
写実的ながら淡い色彩の背景と細い線で描かれたキャラはいわゆるアニメっぽくはあまりない。それでいて、これはアニメでしか表現できない繊細なものだろうと思う。
登校のシーンで始まり、下校のシーンで終わる。物語が終わって二人の関係性に変化があったことがわかる。
喪失と挫折と葛藤と成長の物語。
結局、どちらがリズでどちらが青い鳥だったのか。セリフでは彼女たちの解釈があったが実際のところはどうだろう。自分は二人共がリズであり青い鳥であったように思う。解釈は人それぞれだしそういうのも心地良い。
全くつまらないと思う人もかなりいそうな気がするし、相当に人を選ぶ作品だと思う。
けれどもこれは傑作のひとつと言っていい作品だと思う。
本編のアニメも見たいし原作も読んでみたいと思った。
まにわに さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
{netabare}「のだめ」で言うと、千秋のブラームスで、希美はのだめになれなかった、が初見の感想。
童話だけ見ると、どっちがどっちかわからないというのがあって、この感想だと、劇中劇がどちらかわからなくするようにしか機能していない、という非常につまらない結論になってしまうのが、どうにも引っかかって。これなら静止画ベースでいいわけで。
あらためてどっちがどっちか注意して見ていくと、みぞれがリズだとみぞれが思っているのは早い段階で明示されているが、希美は何も考えてないとさえ思うほど曖昧にされたまま、決定的なシーンでも明言されることはない。
諸々考え合わせて結論だけ言うと、どちらも青い鳥ということになるのだが。そもそも童話は母子関係を表していると考えるのが自然で、高校の部活に巣立ち間近の子供しかいないのは至極当たり前のこと。
すなわち、劇中劇も同年代の子供の起用以外の選択肢がなく、この有り様なのではないか。どっちがどっちか(子供か模擬母か)わからないのも重要、という意味ではよくできているとも言える。
jointについて。この物語を言い表していると考えると、そうは思えないし、手抜き。が、本編と切り離したという意味なら、気にならない。{/netabare}
かんぱり さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ガムンダ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
タイトルではわかりませんが吹奏楽部スポ根アニメ「響けユーフォニアム」のスピンオフ映画となっております。
2期でひと悶着かましたノゾミゾ先輩コンビの物語。
時系列的には2期の後ですね。
クミコはモブに回ってます。
序盤から文学テイスト満載で本編とは随分雰囲気が違います。
キャラデザやや人間寄りに修正されてます。
語るのに台詞ではなく演出を多用しまくりますが、この大仰な演出にストーリーが負けてます。
演出にヤられて真面目に論評しそうになりますが、これはそんな大したストーリーのものではありません。
思春期青年期の共依存とそこからの脱却と成長によるカタルシス、と言うネタはもう100万回くらいやったヤツで、例えば「安達としまむら」を全力で作るとこうなる、みたいなアニメ映画です。
葛藤と成長を描く青春物語なんですが、肝心の「何故成長したのか」の部分がまるで説得力が無いのです。
まずコンクールで演奏する自由曲のモチーフとなったとされる、劇中劇ならぬ劇中絵本の存在ですがこれからしてノベライズされたり楽曲を当てられたりする様な名作とは思えないんですよね。
{netabare}木の実ひらって帰ってきたらある日突然「あなたは行かなきゃならない」って…
何故リズはそう思うに至ったのか。 ~ {/netabare}
そこに至る出来事こそが物語のコアの筈ではないのかと思う訳です。
同じことがこの作品全体にも言える事でして、そこを端折って演出しまくっても薄っぺらいだけになります。
安易に人死なせてお涙頂戴と言うのも感心しませんが、
何も失う事無く「ハイ成長しましたー目出度し」ってのも観てる方はシラけます。
このプロットでガチ感動出来るヤツは他に幾らでもあります。
「響けユーフォ」のスピンオフて事でだいぶ評価ブーストかかってる気がします。
ここは一つ製作側の意図に乗っかって
響けユーフォスピンオフ 言外の演出何個わかったかなー?ゲ~~ム
として楽しむが正解でしょう。
私的にはこの手法を用いるならそれ相応の中身が無いと、って思います。
{netabare} ラストでリドるのも「はいはいッ」って感じでした(^^; {/netabare}
RFC さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
カミタマン さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
2023/0/26 初投稿
絵は綺麗
流石,京アニ劇場版!!って感じです。
ただ,リズパートの等身が極端過ぎではないでしょうか?
コードギアスよりすごいかも?
「ノゾ・ミゾ」パートもややナイスバディー化しているように感じます。TVシリーズの方がリアルJK的なスタイル。本作はファッションモデルとセクシー女優を足して2で割ったようなスタイルに感じます。(気のせいかもw)
ストーリーは「ノゾ・ミゾ」を好きかどうかに左右されそうな気もします。
自分はテレビシリーズの「ノゾ・ミゾ」のエピソードも率直に言って苦手だったので,本作もやっぱり苦手でした。ミゾレの心情がよくわからない場面で言い知れぬ不安を感じたのは自分だけでしょうか?起こるはずもない破局的展開におびえ,正体不明の緊張感になぜか怯えていた自分でしたw(変ですよねw^^;)
「ユーフォ」シリーズ続編作製の後押しになるとしたら視聴した価値はあったのかと思います。
↑
これかなり重要かも!!
とろろ418 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【魅力的に思った点】
・題材と物語の調和が取れている
・描写が美しく、キャラの内面までしっかり表現されている
・単一の物語としては完成度が高い
【残念に思った点】
・番外編であること
・作画が本編と異なる
【総評】
・90点
単一の作品としては素晴らしく、100点付けてもいいくらいだったと思います。
物語自体の構成が秀逸でありながら部活や学校生活の流れを崩すこともなく、ちゃんとその一環として機能していましたし、描写に関しても無駄な台詞を配置せずにキャラの表情や仕草を中心にとても美しく表現されていました。
唯一と言っていいくらい残念なのは、この作品が番外編であることですね。
当然経緯を知るためには本編を見る必要がありますが、本作の主役の一人である希美がお世辞にもいい扱いされてるとは言えず。なので変な見方をしないためにはこちらを先に見たほうがいいと思うんですが、それだと経緯が分からず物語に集中できない可能性が。と、不要なジレンマが生まれてます。
他にも本編と並行してる都合で、見たいシーンがそっちに取られちゃってたり、差別化のためか作画が微妙な感じになってたりなど結構割を食ってる印象でした。
まあ声を大にして言ってしまうと反感食らうんでしょうけど、個人的には本編よりも断然こちらのほうを推したいですね。
【こんな人におすすめ】
・完成度の高い作品が見たい人
・儚くも美しい物語が好きな人
・本編と気持ちを区切って見られる人
御宅忍者 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
山田尚子監督が誇る傑作です。1つ1つの瞬間があまりにも繊細すぎる上、唾を飲むのにも一苦労要する作品となっており、私自身何度も死にかけました。先に音楽を作ってから作画を起こすという異例の制作をしており、"感情"というものを音楽で作っています。そして、Homecomings手掛ける主題歌『Songbirds』の歌詞にも注目していただければと思います。『響け!ユーフォニアム』シリーズのスピンオフ作品ではありますが、全く知らない方でも楽しめる作品です。
U さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
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北宇治高等学校吹奏楽部でオーボエを担当している鎧塚みぞれと、フルートを担当している傘木希美。
高校三年生、二人の最後のコンクール。
その自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。
「なんだかこの曲、わたしたちみたい」
屈託もなくそう言ってソロを嬉しそうに吹く希美と、希美と過ごす日々に幸せを感じつつも終わりが近づくことを恐れるみぞれ。
親友のはずの二人。
しかしオーボエとフルートのソロは上手くかみ合わず、距離を感じさせるものだった。(アニメ映画『リズと青い鳥』のwikipedia・公式サイト等参照)
種﨑敦美、東山奈央、藤村鼓乃美、山岡ゆり、杉浦しおり、黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、桑島法子、中村悠一、櫻井孝宏
原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』)、監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:石田奈央美、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、3D監督:梅津哲郎、音響監督:鶴岡陽太、音楽:牛尾憲輔、音楽制作:ランティス、音楽制作協力:洗足学園音楽大学、吹奏楽監修:大和田雅洋
ジャンル:TVアニメ動画
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吹奏楽コンクール京都府大会を突破した北宇治高校吹奏楽部は、強豪ひしめく関西大会に向けて練習を開始する。 臨時講師の先生も迎えて、レベルアップに勤しむ久美子たち。 しかし、そこへ昨年退部した傘木希美がやって来て……!?
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