当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「クロモフォビア(その他)」

総合得点
計測不能
感想・評価
5
棚に入れた
9
ランキング
7902
★★★★☆ 3.7 (5)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.5
音楽
3.7
キャラ
3.9

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

クロモフォビアの感想・評価はどうでしたか?

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

隊列を整え進むモノトーンと、カラフルな創造性。

1965年。ベルギーのアニメーション作家。「ラウル・セルヴェ」作。

黒い軍隊がきれいな色を奪い、モノクロの世界にしてしまうストーリー。



冒頭で色鮮やかなタイトルを、黒いモノトーンの軍人が銃を撃ち、カラーを失わせてしまう。

当たり前のようにあった“色”が兵隊たちによって次々に奪われていく。
無くなり、初めて分かる生活の中で息づいていた色彩という存在。

モノトーンになってしまった世界で人々はやがて覇気を失くし、
すべての人間が同じような行動を強制されはじめる。

そんな色彩を失った世界で、
一人の女の子が水をあげた場所から、一輪の花が咲く。
花には失われたはずの赤が煌々と灯っていた。

そこから色彩を奪われた人々の反撃が始まる。



ベルギーアニメーションの父として慕われるラウル・セルヴェは、
1928年、ベルギーのオーステンデで生まれる。
アカデミーで装飾美術を習いながら、アニメーションを作り始めるが、
卒業後、兵役に就くこととなる。

幼少期から戦争を経験していた彼が、自身の表現したかった芸術やアニメーションから、
全体主義的な思想に取り憑かれていた時代に対しての、反ファシズム的な作品である「クロモフォビア」

色を奪われるというのは、作家としての芸術であったり、
それに準ずる多様性といった意味が込められていたのでしょうか。

ラウル・セルヴェの他作品には芸術をプロパガンダとして扱う事を
批判するようなメッセージが込められているアニメーションもあります。

彼の時代に伝えたかったメッセージは、現代にも通ずるものが少なからずあるかも知れません。

自身の境遇から生まれた反戦意識の高い作品でありながらも、
見る者を楽しませ、年齢や国境、果ては時代をも超えることの出来る映像。

理解は出来なくとも頭に残る。大人は勿論、子供が成長した時に意味がわかるものこそ、
メッセージを伝える映像作品としての真価が発揮されるんじゃないでしょうか。


私達の身近にある鮮やかな世界も守っていく努力をしたいものです。

投稿 : 2018/05/16
閲覧 : 318
サンキュー:

6

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シンSFスーパー英雄(?)列伝57

天地人
「アンヌ、僕はね、普通の人間じゃないんだよ! アニメや特撮が好きなオタクなんだ!(突然流れるピアノの音)」
「ビックリしただろう?」
アンヌ
「ううん、アニメだろうと特撮好きであろうと、天地人にかわりないじゃないの。たとえ、しょーもないネタばっかり書き込んでいても(おいっ)」
天地人
「今、話した通り、僕はクロモフォビアの感想をあにこれに書き込みしなければならないんだ。西の空に、明けの明星が輝く頃、一つの感想があにこれに投稿される。それが、僕のなんだ!」
アンヌ
「待って、天地人! 書かないで!」
天地人
「アマギ隊員がピンチなんだよ! デュワッ!」

・・・いや、書きたかっただけなんですけど(汗)
前にDknさんが投稿した感想を読んで、気になり観てみたんですけど、不思議な感じがするアニメでしたね(面白かったです)
冒頭、ガルパンみたいな軽快な音楽に乗って現われた、黒ずくめの軍隊により、次々と色が失われていく世界。
しかし、一人の女の子が植えた花により、世界は色彩を取り戻していくという内容です。
セリフは無く音楽のみですが、言葉が無くても伝えられるというのは、アニメのいい所ですね。
ラウル・セルヴェというベルギーの監督が作った作品で、彼の作品は各映画祭やフェスティバルで受賞するなど、評価の高い方です。
敵である兵士を含めた各キャラが可愛く、飽きを感じさせないストーリーはさすがというべきでしょうか。
最後はハッピーエンドというのも良いですね。

投稿 : 2017/12/03
閲覧 : 218
サンキュー:

6

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2020/11/07
閲覧 : 62

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/06/24
閲覧 : 100

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/12/08
閲覧 : 93

クロモフォビアのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
クロモフォビアのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

クロモフォビアのストーリー・あらすじ

“ベルギーアニメーションの父”ラウル・セルヴェの幻想アートアニメーション 1965年制作 9分27秒 1966年ベネチア国際映画祭最優秀アニメーション賞(サンマルコ賞)受賞。 (その他『クロモフォビア』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
その他
放送時期

このアニメの類似作品

ページの先頭へ