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「宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画)」

総合得点
93.9
感想・評価
2818
棚に入れた
9826
ランキング
12
★★★★★ 4.2 (2818)
物語
4.3
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.2

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宇宙よりも遠い場所の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

かえで さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

深けぇ

12話の貴子が使っていたノートパソコンを開くシーン。
パスワードは貴子の誕生日…ではなく報瀬の誕生日でした。
メールを受信すると、報瀬が送り続けていたメールをとめどなく受信します。
その数は、報瀬の誕生日と同じ1101通。
もうやべぇな。

投稿 : 2019/06/08
閲覧 : 263
サンキュー:

10

ネタバレ

永空 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

宇宙よりも遠い場所

あにこれのランキングで上位だったので見ました。

やってみたいことに一歩踏み出せない女子高生が

亡き母を想い南極を目指す女子高生に出会い、惹かれ

友達に裏切られた経験をもつ元女子高生と

友達がいたことがなく親友を求める女子高生の4人が

南極に行っちゃうおはなし。

南極に滞在してからの内容は、けっこう泣けました。

まさか泣ける話だったとはw

4人がそれぞれ抱えてるものを、ほかの3人が体当たりで解決してくれるのですっきりしました。

投稿 : 2019/06/03
閲覧 : 301
サンキュー:

10

ネタバレ

シンイチ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

JKが南極に行くアニメ

 ギャグあり、感動ありで最近放送してたアニメでは良いなと思いましたね(*^^*)。

ドリアン回とか船で報瀬が自己紹介した回.報瀬が日向の元チームメイトに啖呵切る話、最終回とかは感動的で、特に良かったです!
 最近観返してて更に評価上がったので☆5に

投稿 : 2019/05/16
閲覧 : 285
サンキュー:

14

ネタバレ

いけめそ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

過大評価

キャラに感情移入が全く出来ませんでしたし、泣けませんでした
なぜ、こんなにも評価が高いのか分かりません
クライマックスシーンと思われる死んだ母へのメールのくだりも、何千通も送っていてとても現実的ではなく、寒いと思ってしまいました
全体的にノリが寒いと感じます。
ファンの方には大変申し訳ないですが、最後まで見て時間の無駄だったと感じてしまいました。

投稿 : 2019/04/08
閲覧 : 701
サンキュー:

17

ネタバレ

ラウラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

たぶん僕が少数派なだけ

とても評価が高い作品ですので、読まれて気を悪くされる方がいるかもしれません。正直な感想を書きます。

個人的にはあまり良いと思えませんでした。作画はとても綺麗ですし、雰囲気も最近のアニメらしい感じが出ていて良いと思います。

自分が好きになれなかったのは物語です。全体として、キャラクターが物語を動かしているというより、物語の前提としてキャラが動かされているように感じてしまいました。自分でもうまく説明できないのですが、何となくそう感じてしまいました。

他に主人公の親友との絶交のくだりです。彼女には動機があるにせよあまり共感できるものではなく、なんとなく腑に落ちないままでした。さらに、南極に行ってからは人間模様でのドラマはありますが、全体的に変化は少ないように感じたので、「到達する!」ことが目的であればもう少しそこまでのプロセスや葛藤を引き延ばしてもいいんじゃないかな、と思いました。あっさり到着してしまった感...がありました。

さわやかなんですが、さわやかなまま流れていってしまう箇所が多かったです。

(メールのシーンは良かった!)

投稿 : 2019/04/08
閲覧 : 453
サンキュー:

14

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

興味深くも面白い

女子高生が南極へ。
それだけといえばそれだけですが、それだけでがっつり大冒険になっているところが素晴らしいですね。
どうやって行くのかから、船旅…そして南極へ。南極での生活から、本当に面白い傑作でした。
キャラクターがそれぞれに魅力的で可愛らしい。
楽しく、面白く、そして感動できる。本当に素晴らしい作品でした。

投稿 : 2019/03/28
閲覧 : 253
サンキュー:

14

ネタバレ

mkt03 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青春まっしぐらな人間模様!

友人からのオススメで視聴しました。

女子高生達が南極を目指すという
一夏の冒険を描いたもの。
映画好きならスタンドバイミーを
まず連想するのではないでしょうか。

1話を視聴し終わった時の予想としては、
女子高生が南極へどうやって行くのかが
話のメインになるのかなと思ってました。

OPで描かれた南極での活動が
どこか夢物語的に感じられたというのもあって、
最終的には南極到達でエンディングor南極へ行けなかった
というラストもあるのかなあと思いましたね。

実際の展開では、南極行きは意外とすんなり決まり、
南極への航海、そして南極での活動もがっちり描かれていました。

そんな本作の魅力ですが、なんと言っても女子高生達の
青春全開、痛いくらい純粋で真っ直ぐな人間模様だと思います。

前半のハイライトは間違いなく5話ですね。
それまでどこかボカされてたキマリとめぐみの
本音によるぶつかり合い。
本作を通して描かれるテーマの1つが「友人関係」ですが
難しいですよね。

何故その相手と友人なのか。
めぐみはキマリに頼られることで
どこか優越感を感じていました。
そして、そこから脱却しようとするキマリを
引き留めようとしていましたね。

この人間関係にバランスを求めようと
してしまうのって青春だなあって感じですね。
そして、それをぶつけ合ってなお友人関係を築ける
キマリとめぐみには、メイン4人とはまた違った意味で
強い絆があるんだろうなと思いました。
「絶交」からの「絶交無効」は素晴らしかったです。

もう1つ印象に残ったシーンは何と言っても
報瀬が母親のPCのメールを見るところですね。

報瀬の送り続けたメールは
確かに母親がいた場所へ届いていたこと。
そして、母親は確かにもうこの世にはいないということ。

それを身を持って理解し、涙を流す報瀬。
その報瀬の泣き声はそのままに、
部屋の外で泣くキマリら友人達へ
場面が移行するところは
細かいながら素晴らしい演出でした。

印象深いというか驚いたのは
ラストで北極へ行っていためぐみですね。
最初見た時は合成写真か何かのジョークだと
思ったんですがどうやら本当に行っているみたいです。

彼女がどうやって北極へ行ったのかは気になりますね。
スピンオフ展開を期待してしまいます。

というわけで、青春モノは青春モノでも
冒険譚というよりは人間模様が印象深い泣ける作品でした。

投稿 : 2019/03/25
閲覧 : 340
サンキュー:

24

ネタバレ

curly さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

毎回のように心をぶっ刺してくる作品

超面白かったです
あまりにも青春すぎて目が眩んでしまいそうになる作品でしたw

このアニメのすごいところは無駄な回(というか明らかなハズレ回?)が一つもないことだと思いました
1話完結でない続き物のアニメで毎回毎回涙腺緩ませてくる作品他にあります?
捨て回がないってだけじゃなく、各キャラのメイン回をしっかり用意しつつ、それでいてなんというか過去の掘り下げに終始しないのもすごいと思いました
各キャラの問題や過去を本当にうまく現在の観測隊の進捗やキャラ同士の関係の強化に絡めてくるんですよね
だから毎回主人公たちが前に進んでいく。過去と向き合い克服して精神的に強くなりながら、その都度南極へ、そしてあの場所へと物理的にも近づいていくんですよ。そりゃ退屈しませんわ。

そしてそのドラマを彩る(というか形作る?)セリフ回しがあまりにも好きです。これはなんか合わない人もいそうだなーとか思いながら見てましたが、僕は大好きです。(ユー○ォが好きな人は好きそう。というかそっちも花田大先生やん。女の子同士の青春を書かせたら右に出るものはいないなこれ。)
6話、11話の報瀬と日向のやりとりは言わずもがな(?)好きですが(というか日向が登場時から好きです)、一番すげえと思ったのは5話のめぐっちゃんの告白シーンかもしれない。
こういうアニメで、主人公の旧友ポジの眼鏡っ娘に、「自分に何もなかったから主人公にも何も持って欲しくなかった」って言わせます?「ここじゃないどこかに行かなきゃないのは私の方」って言わせて絶交させようとします?なんというか青天の霹靂でしたね。
そして。キマリ「絶交、無効」って。天使か。泣くわ。
(最後北極行ってんのほんとすき)

あ、そうだ。このアニメの好きなところとしてもうひとつ挙げるとすると、作中のキャラクターが、キャラクターを、その言葉や行動で泣かせてるとこですね。
個人的にそのおかげで、キャラが泣くシーンがかなり多いですが、わざとらしく感じるとこが少ないような気がします。11話ラストの報瀬たちの言葉で日向が泣くとこなんか顕著です。そりゃ泣くよねって。んで視聴者もついでに泣かせると。

あと音楽も好きです。OPとEDの曲は見る前から知ってて、どっちもまあまあかなとか思ってたんですが、いざ見たら大好きになりました(特にED)(井口ボイス主張強くてすき)。毎回挿入歌が流れるのもいいですね。全然邪魔になってないのがすごいです。

長々書いてしまいましたが、青春アニメの代表格となっていいくらい素晴らしい作品だったと思います。

投稿 : 2019/03/03
閲覧 : 274
サンキュー:

14

ネタバレ

kochan さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

青春アニメ
クスっとくる笑いが満載で飽きさせない
後半はきっちり泣かせてくれる
報瀬の送った読まれなかったメールの場面が一番かな
あと、最後の最後に北極ってのもうまい
主役の4人のみならず、脇までも豪華すぎる声優を採用した自信にも納得の作品

投稿 : 2019/02/21
閲覧 : 237
サンキュー:

10

ネタバレ

JPS氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白いけど何かに欠ける

まず、アニメ全体を見終わって構成はとても良かったと思います。
現実味があるオリジナル作品です。

途中の挿入歌がとても凄くて鳥肌が立つシーンがありましたが、最終話の締めがぬるかったなと感じます。
最終話最後に、1話の最初の描写を使ってまた4人で南極に向かうシーン、があると尚良かった。
伏線が多いと言われていますが、多すぎるのもよく分からなくなるためそこまでは必要ないかなと感じた。
でもここまで評価高い作品は稀に見ました。

投稿 : 2019/02/07
閲覧 : 206
サンキュー:

6

ネタバレ

ライス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ありがとう

アニメは好きで普段から観てるほうなのに最近になって知った。
この作品の存在を知らない全ての人に勧めたい、素晴らしいアニメです。
名場面はたくさんあるけど、1話のキマリが部屋を片付けて旅立つ所が
ED曲絶妙の入りと合わさって大好きです。関係者の方々、本当にありがとう。

投稿 : 2019/02/07
閲覧 : 194
サンキュー:

10

ネタバレ

きおくそうしつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女子高生の友情!

女子高生が南極に行く話。

色んなテーマが内包されていると思いますが、
その中でもやはり友情は光ってます!

特に10~13話は良い話ばっかりですよ~!

投稿 : 2019/02/05
閲覧 : 269
サンキュー:

9

ネタバレ

R子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

うーむ。

友人にすすめられて視聴。

偶然出会った女子高生たちがそれぞれの目標を果たすために南極へ向かう。

私はアニメの序盤で「死ぬ」という単語が使われていたことにとても違和感を感じた。
それで視聴を止めようとも思ったが、彼女たちが何かに気づくことを願いつつ視聴をすすめた。

それでも最後までやはり「死ねばいい」「軽く死ねる」といったセリフはこのアニメの特徴でもあるかのように繰り返された。(ある登場人物のクチグセなのだが)

登場人物の一人であるシラセの母・タカコは消息不明で故人ということになっている。「死」を軽んじて使用するようなストーリーでもないような気がする。

他のアニメでも使われることはあるが、このアニメに関しては特に違和感を感じてしまい、その後のストーリーがかすれてしまうほどだった。

ということで、一切感動することもできず、私のこのアニメに対しての印象は「残念」です。

投稿 : 2019/01/14
閲覧 : 355
サンキュー:

16

ネタバレ

えあ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おもしろい

観てて全然飽きなかった自分も南極に行った気分になった

投稿 : 2019/01/13
閲覧 : 206
サンキュー:

7

ネタバレ

もーも さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

毎回わくわく

感動、友情、家族
諦めず追いかければ叶うのだと、必死な姿に胸打たれる作品。
↑9話まで

10.11.12まで視聴

正直ここまで泣かされるとは思いませんでした。
ヴァイオレットエヴァーガーデンの10話が今季一だと思っていました。

12話は負けず劣らず、もしかしたら超えてきているかもしれません。

今季は当たりがないと始まりは思っていましたが、今季は感動ものの時期です。
本当に素晴らしい。

今後が楽しみ。

投稿 : 2019/01/11
閲覧 : 241
サンキュー:

15

ネタバレ

わさたい さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2018最高傑作

最高です。9話〜12話はお涙必須ですが、特に12話が神がかってます。
母親からのメッセージが、三年間もの時を超えて届いた。報瀬の複雑に入り乱れた感情も、花澤さんの演技で見事に表現されてます。正直泣きました。
この作品が不朽の名作になることを心から願います。

投稿 : 2019/01/09
閲覧 : 181
サンキュー:

9

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

傑作

涙腺崩壊まちがいなし、何もかも完璧!
この4人のオーロラ隊の友情と青春の物語は
毎話毎話、感動の渦を作らされます。
気づくとジーンときて、そっと涙が出る

個人的に、パスポートの話と
ゆずきの過去
ひなたの過去
きまりと幼馴染の絶交回

どれも泣けた
最終話の、団長?が笑いながら静かに涙を流す
シーンめっちゃ好きです

南極に行くまでに時間がかかりすぎたけど
そのてん、友情が芽生えみんな隠し事をしなくなったのが
また一歩絆が深まったなと思ってみてた。

投稿 : 2019/01/07
閲覧 : 228
サンキュー:

12

ネタバレ

人類の宝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最終話より一つ前の話しが素晴らしかった

言わなくても分かると思いますが12話のラストが鳥肌立ちっぱなしでした。見ても損は無いと思います。

投稿 : 2019/01/05
閲覧 : 214
サンキュー:

10

ネタバレ

毒舌Z さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

頭の悪い方は

2回以上見ることをお勧めしたい作品です。
批判ではありません。私自身が放映時は気づかず、某掲示板で他の方の意見を見たり、観直して気づいた事がいくつかありますから。
おかしいと思ったシーンでも、観直してみると示唆するシーンが有ったり、前の話から通してみると理由が出ていることがあります。(勿論全てわかった上で低評価の方もいるとは思っています。)

※放映開始一周年を記念して!
ちゃっかりと、入力ミスやらを治させてください。ついでにちょっと修正追記も。
最初の投稿はこれよりさらに長い文をコピペ繰り返しで短くしようとし、グダグダになり過ぎたのが気になっていまして。
自戒の意味でパッと見少しの修正にしますが。

まず、これから観る方へ。
1話を見終わった後に「南極はツアー旅行で簡単に行けるのに」と思った方は、何回観ても無駄かもしれません。批判ではありません。時間の無駄になるのでは、と忠告です。
危険を乗り越えるとか、遭難するとかでなければ納得できない方も観ないほうが良いと思います。主人公たちが同行するのは「探検隊」ではなく「観測隊」ですし、最初から一貫してweb予告編でも「旅」と言っており、「冒険」とは言ってなかったはずです。
それでわざわざ観て“そこを”批判するのは、旅番組を観て「なんで山に分け入らないんだ! 湖に潜らないんだ!」というようなものです。
そして「南極は宇宙よりも近い」と仰る方は、毛利衛さんに宇宙と南極のことを教えて差し上げてください。

まず、キャラ設定からして、いいですね。
{netabare}高校1,2年生という、縛りがある義務教育も終わり、でも受験や大人として働く準備をしなければならない時期までもう少し猶予がある。逆にその事が将来に漠然とした期待と不安になる年齢を選んだことにより、私は高校生当時を思い出し共感できました。私もあの頃なら行ったでしょうね。
それに大人の目線ではあり得ない大きな事でも若い頃って手が届くような気がしたり、それがどれほど大きな事か分からないまま挑戦してしまうってあるでしょう。(私も高校生当時は「いつか世界を制せる」と結構本気で思っていました…)
「自分はそんな事を思わない」というので否定するのは勿体無いです。
自分語りになりますが、私も今のビジネスモデルを確立するまで、周囲から「そんなの無理だ」「前例がない」と言われました。でも現状を打破するのは自分を信じて突き進んだ者だけだというのが思い起こされました。
(私の場合は、周囲は私の事を思っていってくださっているのは分かっているので、「ざまあみろ」とは思いませんでしたが。)

ちなみに他所で現役高校教師の方の考察が話題になりましたが、単位所得出来る可能性は高いそうです。
それに1話の「ズル休みもしたことが無い」というのも、キマリの性格を表しているだけでなく、その時点まで欠席日数は少ないという二重の意味になっているのも、考えられていますね。

同性4人にしたのも、テーマを青春の中の友情に特化して、13話で濃密に描かれていた作品だと思います。差別ではありませんが、男子高生でうじうじするのを見せられても、つまらないでしょう。{/netabare}

主人公が報瀬でなくキマリなのがいいですね。
{netabare}当初報瀬以外の南極意識が低いのがいいです。
出会いを経て、曖昧なまま走り出した目標が明確になっていく。仲間出会い想いを聞いて、共に向かいたい場所は「どこか」ではなく「南極」と、同じ景色を見たいと思う。そして様々な経験を経て意味を見つけ、最終話でまた戻ることを誓う。王道じゃないですか。
もしも報瀬を主人公にしていたら、母親の件に重点が置かれ過ぎて、それは凡百の物語が待っていたのではないかと思います。
それに主人公はレッドで全ての問題を解決しなければならないわけではないでしょうし、報瀬の心を救うきっかけの正解を出したのが、頭のいい日向でなくキマリだったのが、理屈でなく主人公だなと私は感じました。
ただ、最終話の「また来る」という場面、グッときました!が…次は高校卒業後でしょうから、さすがにその時は大人としての戦力で行かないと…大丈夫ですかねと、少し心配になりました。特にキマリ、君だ。{/netabare}

萌えキャラ{netabare}ならファンになる方も多い昨今、キャラデザインもあえて古い感じにしたそうです。ここは制作者さん、旅でなく冒険していて、いいですね。
「そんなキャラデザで大丈夫か?」って心配したら、問題ないどころか一気にクリアされたような気分です。制作スタッフもそうですがGOサインを出した経営陣が素晴らしいです。
そういった点からも、作画は高評価です。
でも萌えキャラだったら、低評価だったのが高評価に変わった人もいたかも…

あ、キャラ、けいおんと似てますかね? 
う~ん… 女の子4人ならけいおんのパクり、5人ならセーラームーン、3人ならスケバン刑事、大勢ならあずまんがかラブライブか…{/netabare}

13話で綺麗にまとっていて、テンポがいいです。
ストーリーもブレずに青春に特化して、描き切った感じがします。
{netabare}彼女達がバリバリ観測活動をしても、3か月の活動でプロになっても嘘くさいだけで、それこそ「科学をナメるな」とか「ありえない」と騒がれるのがオチだったでしょう。
そういった意味でも観測実務はしっかり手伝っていましたし、あのくらいの関わりにしていたのは大正解だったと思います。私は十分描かれていたと思いましたし。
そういう点でも、女子高生達の仕事を広報にしたのも上手いですね。リポートの時以外は、まだ高校生が旅行気分ではしゃいでいても、何の問題も無いですし。{/netabare}

見聞きする限りでは大分観測隊員の方に取材なさっているようで、いいですね。
監督のインタビューによると、観測隊員の方々に取材してみて、南極での生活は「普通」だそうです。
{netabare}観測の仕事の描写もそれなりに有ったと私は思いますし、夏隊とはいえ環境は楽ではない描写もありました。ですから観測隊員が遊んでいる描写も多々ありましたが、厳しい環境での労働はやはり休憩が多くなるのは、大人なら「南極も同じなんだ。」と納得する描写だと思います。
ただ、南極の場面や高校生がリポートすることに「南極をなめている」「リアリティがない」というご意見もあるようです。こんな世間一般に馴染みのない場所や仕事なのですから、間違いなく南極観測隊やメディア勤務を経験された方のご感想でしょうから、リアリティはないようです。
特に南極の方は、仕事も遊びの描写も極地研究所や観測隊の隊長隊員の方への取材に基づいているようですから、批判されている方は確実にそれらよりお詳しい方のご指摘です。世の中に南極に行かれた方、多いみたいですよ。
リポートの方は、高校生だけでリポートしたほうがインパクトがありおもしろいと思いますし、局も社員を派遣しない分安く上がって一石二鳥と思ってしまいそうですが、それは素人考えのようです。{/netabare}

実写映画の南極料理人という作品がありますが、安易に真似していないのがいいですね。
その方向性にして越冬の基地をリアルでいくなら、シモの話やガツガツ飯を食うのを繰り返す「汚らしいアニメ」という評価になったでしょう。さらに盗み食いやらで、ここや某掲示板で「窃盗だ」なんだと騒ぎ立てられて面倒になったでしょうね。そもそも南極料理人自体、そこまで大した作品でないですし。
また、専門知識をこれでもかと入れて南極観測をリアルにふんだんに入れれば「骨太」だなんだと、だからといって金を出すわけでない一部から称賛されるでしょう。
ですが盛り上がりに欠ける作品になり、そんなに南極が気になるなら深夜アニメ見てる間に専門書を読めよ、って話です。

高校生達が元気なのも、見ていていいですね。微笑ましいです。
{netabare}ただ、ひょっとしたら大人目線と若い方の目線でも評価は分かれるのかもしれません。以下お子様のために。
大人だって24時間365日スーツを着ているわけではなく、大して追われていない時は余裕をもって冗談を言ったり笑顔で仕事をしています。笑顔のないような職場はブラックだと思ってください。そういう職場で働かれている方は、仕事中笑顔があるとムカつくのかもしれませんが。
私も体験学習を受け入れますが、この業界に興味を持って欲しいとは思いますけれど、そうでなくても今後の人生のために何某かでも得てもらえればと思って受け入れています。制作者さんもそういったイメージだったのでは。
ちなみに大人と同等の責任の話はしますが、実際に高校生に求めるわけがありません。高校生なんですから。当たり前の話です。{/netabare}

この作品は、過程や結末を想像する余地を残しているのがいいですね。
そういった心理描写も、丁度良く提示されていたと思います。
しかし、他所でも感想を見ていると、ちょっと難しかったところもあるのかもしれません。
例えば11話。他所だと明らかに誤認されている方がいるので、わかっている方がほとんどでしょうが一応書かせてください。
{netabare}陸上部員の言い分も11話中盤に出てくる陸上部から日向へのメールで出ていて、報瀬達は認識しています。
陸上部員から基地へのメールで「あの時先輩達に一言、私達が言ってあ」という文言が映されたことから、続く文は「先輩達に一言、言ってあげられていれば」か、「一言、言ってあげられなくて」くらいではないですかね。
結果窮地に追いやるような焚き付けになったのは仕方ないとして、一言言わないどころか嘘をついて保身に走り、相手は高校まで辞めて人生狂ったのに正直に謝る気はないわけで、そもそも「友人が南極に行ったと自慢するために接触だって」とメールを見た後に日向が言っていますし、その他にも本気で謝罪に来たのではない描写もあり、創作物としてどちらに非があるかをハッキリさせているのも、わかりやすいです。
あれで許すというのは、“成長”といわず“悟り”で、日向は乙女座の黄金の人になれます。
加害者の言い分も聞いて、陸上部員を友達と思っていない日向の意思も確認した上での報瀬の啖呵。流れが見事です。
これらを見逃すと、「陸上部員は謝りたかったかも」とか「日向の許しの邪魔をした」等、頓珍漢な批判をする羽目になるかもしれません。{/netabare}

そういう点で、めぐっちゃんと陸上部員と対比もいいですよね。
{netabare}キマリは大切な親友で、号泣しながら自身のしてきたことを正直に話してケジメを付けるようとするめぐっちゃんと、自分がかわいくて常に保身だった、ヘラヘラしながら断り辛い公開の場で許されようとする陸上部員。
それで酌量しない人は少ないから、この作品の評価に繋がっているのでしょう。
キマリを単純な子にしたのも、最初からうまく考えていますね。少なくともあの場で、報瀬にも被害があったことを思い出せる子でないでしょうから。
その後キマリは気づいても、友達のAさんとBさんが一方の原因で仲が悪くて、謝って欲しいと思っていても無下にしないってことは、世の中いくらでもあるでしょう。{/netabare}

ただ、12話の報瀬{netabare}が泣いた理由、話の流れやセリフ、表情に大体の答えが出されていて、いい演出だと思ったんですが… 他所で「だから花田の脚本はダメだ。」と仰っている方の解釈を見ると、分かりづらい脚本だったようです。
全体的に、もう少し、アンパンマンやドラえもんのような作品にした方が、作品の評価は上がっていたのかもしれません。{/netabare}

そう思うとこの作品は良くないのかもしれません。
{netabare}南極に着いた報瀬の第一声が「ざまあみろ」も誤解を与えるかもしれませんね。
後に明確にですが、報瀬の目的地はここでない、「南極=宇宙よりも遠い場所」でないことを思い起こされ、私はやられましたが、制作者の説明不足なんでしょう。
個人的にはそういう理由が無くても、第一声が「ざまあみろ」でもいいと思いますが。
すれ違うだけで嘲笑されたり、カツアゲまでされそうになっていたんですから、「ざまあみろ」くらい言わせてあげてもいいんじゃないですかね。人を嘲笑したことのある方は、自身が言われた時を想像して、拒絶反応を起こしてしまうかもしれませんが。
高校辞めるって重大ですよねっていう日向の件も。私でも履歴書に「高校中退」って子が就活できたら、どんなに面接が好印象でも、かなり悩みますもの。大卒でも。
現実で、南極に着いて雄大な景色を見ただけで「カツアゲや嘲笑、高校辞めるまで追い込まれたことを許せる。」って聖人は、普段からアニメも見ずにボランティアに勤しんでいるので、そんなアニメ作っても視聴者の共感は得られません。
ただ、「ざまあみろ」の後のセリフは、もうほんの少し丁寧にしてもよかったのでは。
1話で、途中で同行を断念した人には「それが普通だと思う」と理解していることから、「ざまぁみろ」の対象外でしょう。
一括で「ざまあみろ」であって、対象其々に強さニュアンスが違うかもしれませんが、ばあちゃんも含め心配して言ってくれた人に対しても悪意の強い「ざまぁみろ」なら、私も若干マイナスです。高校生くらいはそんなものでしょうから、若干程度ですが。{/netabare}

でもやはり、この作品はいいですわ。
前の話で出てきたセリフや行動、ちょっとしたシーンや物がその人物の性格やその時の心情を表していたり、また後に繫がっている物も多く、話が1話から13話まで筋道立っています。
ここは語り始めたら終わらないので、止めておきます。
しかし一つだけ、{netabare}批判の多い観測隊の大人たちの「ざまあみろ」の対象も、4話に答えがあるのではないかと思います。
4話の山に向かう車中で、かなえさんは批判的な報道があるたびに「うるせえバーカ」と言っているとの場面があり、そこから推察すると「ざまあみろ」の対象は、現実社会でも正義面で無責任に、批判前提であることないこと垂れ流すメディアに対して、ではないでしょうか。私もスポンサー等に言っていたなら不満点になったでしょうが、マスコミ相手なら私は納得です。{/netabare}

そういった観測隊の大人たちの事も、よく見るとちゃんと描かれているのがいいですね。
{netabare}観測隊の大人目線で見れば、報瀬の事を本当は母親の行ったところに連れて行ってあげたい。そう思っているから成長を見て大人達も決心する。隊長達の描写もしっかりできていたと思います。
ですから3話南極に行けることになる過程は、何にしろ権利を得るという、あれでもいいと思いました。彼女達は引き籠っていた訳でなく動いた結果ですし。動いた最初のアクションで物事がうまくいくことなんて多々ありますし、努力の面では報瀬がずっと努力してきた描写もあるんですから、そこもしっかりしていると思いましたけどね。
親の目線も、結月の母親もですがキマリの両親が担っている点も良くできているなと思います。最初から「臆病で一歩踏み出せない子」としていることにより、親なら“そんな子が自分から強い意志を持って「やりたい」と言い出したことは応援したくなる”というところも上手く考えていますよね。出発の日に泣いた親父さんが、それでもやはり心配なのもはっきり表していましたし、妹も。

それと観測隊を民間にしたのも、考えていていいですね。他国では民間基地が既にあるようですし。
国の事業だったら隊の判断で連れてはいけず、公募して審査が無ければおかしくなりますから、偶々行くことが決まった後集まった若者達が「私達はもう私達」なんて仲になる確率は低いでしょうし。
{/netabare}

それに、キマリ達もですが報瀬の成長が泣けてきますね。{netabare}「私は行く」「私も同行できないか掛け合って」が「この4人で(行くの)!それが最優先だから!」に。そして「みんなが一緒だったからここまで来れました」。
12話の「友達ができました」のところなど、自分の娘の事の様に泣きそうになりました。というか、泣きました。

その12話から13話に続き場面が素晴らしい。
12話最後で母の死を実感して涙する報瀬と、報瀬を想いドアを隔てた外で泣く三人。その場面で報瀬はきっと大丈夫だと視聴者に確信させる演出。
そして最終話の13話はそのことは殆ど引きずらず帰還の物語。並の作品なら13話は報瀬の立ち直りの演出を入れ、陳腐な演出や蛇足のセリフ回しに時間を取られて帰還の場面が駆け足になって、感慨も爽快感もないラストだったでしょう。
{/netabare}

最終回、いいですね。
{netabare}ちょっぴり強くなった。雄大な景色を見たからといって覚醒するわけないですからね。
最後のそれぞれ4人のセリフで、大人から見ればちょっとの成長のような気がしますが、実は大人でも気づいてなかったり忘れがちなことに気づく、大きな成長ですよね。
しかも、もともと内向きだった4人がですから、尚更です。
12話のキマリと報瀬の会話、そして13話の報瀬の挨拶から、舞台が最果ての地南極であった意味が集約されている、上手くまとまった作品です。{/netabare}

そしてめぐっちゃんの成長{netabare}も、北極に行ったことに関して「そんな簡単に行けるなら、あの4人も大した事なくブチ壊し」という方も某掲示板にいましたが、めぐっちゃんからの写真の背後に木が見えることなどから別に北極点まで行ったとかではなく、30万円からのツアー旅行でも行けるオーロラが見える北極圏くらいでしょう。
なんかこの作品の制作者さん、批判を予想して煽ってるのではという気さえします。
でも兎に角、彼女も小さな一歩を踏み出したのが爽やかですね。
{/netabare}

声優さん、ごめんなさい。特に主役の方が出演するアニメはほとんど見たことがなかったので、「アイドル声優」さんだと思ってました。

音楽は、多分別の作品で同じ曲を聞いたら評価が違っていたかもしれませんが、挿入歌のタイミングが絶妙でした。騙されているような気もしますが。
歌われている方も最初はどうかと思いましたが、まだ未熟っぽさが作品に合っていたと終わるころには感じていました。

色々書きましたが、私はこのアニメが完璧だとは思いません。
{netabare}結月が加わる過程はいいとして、日向の加入の部分は、アニメとはいえもう少し偶然の要素を排してもよかったような気がします。
それと南極への航路で、海が荒れる中で甲板に出るシーンは、別の表現の方が良かったと思いました。
ただ、それ程マイナスではありません。もし現実でああいう事があったら、悪いのは大人なんですよね。経験ない子って、分からないんですよ。危険なことが。キマリが船の大きさに感嘆している場面が何度もあったのは、伏線なのかもしれませんね。ですが教えるのは大人の仕事です。
ただ、大人も当たり前のことはつい言い忘れるのも分かります。自分はまさか絶対にそんなことはしないですから。私も「嘘でしょ?!」とヒヤリとさせられた経験がありますし、その時は自分を責めました。
その時って当然相手を怒ります。ですがどこまで怒るかは相手によりますよね。ふざけて「迷惑? 関係ねぇ」というタイプなら厳しいですが、悪気が無い子にはそこまで怒れません。あの4人は後者でしょう。
{/netabare}
話は逸れましたが、マイナスの面を引いても5点満点くらいなら5点ですし、ここで満点付けておかないと、今後満点のアニメはないかもしれませんので。

あ、他所でテンプレ通りだとか同じような作品は沢山あるというレビューを見かけましたので、「私はこういう作品を面白いと思いましたので、是非とも作品名を教えて欲しい」とお願いしたら、その方は何かあったのか残念ながらレビューを消してしまいました。
ここの方の方がお詳しいでしょうし、同じようにこういう作品は山ほどあると思われる方が居られましたら、ご教授頂きたいものです。
あにこれの“類似作品”もいくつか観ましたが、青春がテーマでも、似てるなって思えるものが見当たらないです。イヌとキツネくらいの差で、共通点は青春(イヌ科)ってだけくらいに感じました。

2018.9.12追記 それとさっと見直して変換間違え等もちょっと直しました。

※以下はいづれ消すつもりだったんですが、ご好評頂いた方もいましたので、残しておきます。
 更新で以前とレビューの並びも変わりますので、何故こんな追記をしたか意味不明になるでしょうから私が変人と思われるくらいなんで、まぁいいかなと。


私も他の方の書き込みを見て、思い直しました。本当に分かり辛い作品です。制作者さん、猛省してください。
{netabare}9話の報瀬の第一声が、意図的な「ざまあみろ」だったのが分かり辛いようです。全話見ておきながら、それでも気づかない方もいるようです。制作者の責任ですよ。

報瀬の目的地は、行きたい理由の台詞から1話の時点から明確と思ったんでしょうが、ダメです。
「ざまあみろ」の前から、報瀬の「どう思ってるかなんて全然分からない。(帰りを)待っている毎日と変わらない。変えるには行くしかない。お母さんがいる、宇宙よりも遠い場所に。」という台詞がありますが、これでもかなり中略ですが、長くて理解が追い付かない方もいたんでしょう、制作者さん。

一人でぼーっと母親が天板に描いた星空を見上げるシーンがあったり、結月が「お母さんが来たところですよ。」と“わざわざ”言ったのに「ざまあみろ」で、キマリ達が驚き「そっちかよ!」と日向がしっかりツッコミを入れるという流れで、これで報瀬が母親の事を言わなかった意図が制作者にあるのでは? と思わない方もいるんですから。
南極の景色を見ても虚ろな表情なだけでは、何も分かるわけないです。
12話で「ざまあみろ」だった理由がキマリ達との会話で語られ、出発時「最後の旅が始った。(中略)宇宙よりも遠い、彼方に思えたその場所に」、終盤に「もうすぐ着きます。お母さんがいる、その場所に。」と、通してみれば「ざまあみろ」の時点で母親のいる目的地に辿り着いていないことを物凄く明確にしてはいますが、それでもダメです。

12話最後のメールでようやく母の死を実感したという演出で、逆に言えば「ざまあみろ」の時点で母の死は「まるで夢のようで、未だ覚めないでいる。」と、実感できないでいるといったところで分からない人もいるので、制作者さん、論外です。

上記のそれらが母親への並々ならぬ強い想いを表していますが、認められません。報瀬は南極に行くだけなら100万円で格安ツアー旅行に行って南極圏で「お母さん」と叫べば達成なのに、観測隊と目指す事に固執した理由を考えることができない方もいるかもしれないことを、制作者は考え無かったんですかね。許せませんよね。

最初から脚本でしっかり練られていると思っているのは、制作者と、理解している高評価な多くの人だけです。これだけ沢山描写しようが、「ざまあみろ」の時点では報瀬にとって未だ「無理だ行けないと馬鹿にされてきた、南極圏に着いただけ」という事が理解できない方もいるかもしれないことを、制作者は考慮すべきです。

ちなみに某所でも、9話の直後は「母親への想いが〜」という批判が少なからず有りましたが、全話通して振り返っての議論ではほぼ無くなり、「ざまあみろは汚い言葉だ」という“おとぎの国の住人の方ですか?”という批判になっていたのを覚えています。{/netabare}

それに配慮不足です。
{netabare}偉業を成し遂げた人の自分に向けたわけでもない発言にも、自分が可とすることを言わなければ不満を持つ人だって世の中いるかもしれません。何を言おうが当人の歴史があってその人の人生なんですから、勝手でしょうけれど、気を付けるべきでした。
ちなみに偉業を成し遂げた人と言えば、宇宙飛行士でしょう。アームストロング氏は伝わっている言葉は言ったようですが、ガガーリン氏は「地球は青かった。」とか「神はいなかった。」とは言っておらず、見たままの状況をレポートしただけな様です。何だったらガッカリしなくて何だったらガッカリか、基準が欲しいですね。
第一声ではないですが、近年W杯の優勝セレモニーで敗者を揶揄するダンスを踊った世界一流選手達もいますし、現実で成し遂げた方もそういう行為に及ぶんですから、是非とも基準を。

奥さんを亡くした役者が子どもを元気づける為に娯楽施設に行ったり、事故で母親を亡くしたお嬢さんがランチを食べに行ってSNSに上げただけで、関係ない第三者が「愛情が無い」と攻撃する時代です。
そういう方にも配慮したセリフ回しにするべきで、これからまだ遠い母親のいる場所に行きたいので今現在実感は無いけれど取り敢えず「お母さーん!」と叫ばせるべきです。そしていよいよ宇宙よりも遠い場所に着いたら再度「お母さーん!」、南極星見つけてオーロラ見てかき氷食べてペンギンと写真撮っても、メール見ても「お母さーん!」。

そして母親のために必死に貯めた金を盗られそうになって。辛いから、自分の過去を知っている人のいない、しがらみも何もない南極に逃げて来たのに。そこまでズカズカ踏み込んで来た人生を狂わせた相手が、嘘を吐きながらヘラヘラ形だけ謝れば「TVにも出られる」と思っていようが、南極に行った“だけ”で全て許せる「聖人、南極へ行く」というアニメにしたほうが共感を得られたようです。

やられた行為の重要性は行為が行われた時点の話なんで、南極に行った行かないで大小が変わるわけがなく、南極に行ったら本人が「浮世の小さいことだった」と気づくというだけですよね。
そう考えると一話のカツアゲの場面は、あんな小さくてどうでもいいシーンをいれた制作者の器を表していますね。恐喝未遂なんて刑法に規定がある程度の、悪質だと判断されても最長で懲役10年ってだけの小さな事なのに。そんな程度の事に、「ざまあみろ」ですよ? 恐喝されても告訴する小さい人なんて、いませんよね。(カツアゲとは恐喝の隠語です。)
逆に報瀬の100万円はカツアゲをして作ったとか設定で、キマリをカツアゲして出会うとかにすれば、ご都合でなかったんです。小さい事なんですから、恐喝は問題にならないでしょう。報瀬がやられたのは未遂ですが、盗られたか未遂かで量刑が決まるわけでなく悪質性が重要…申し訳ございません、小さい事でしたね。

陸上部員達がやったことは小さい事だと、重大な事だと思ってしまっていた私のような小人物にも、しっかり意識させる演出も欲しかったですね。
小さい事なんですから、日向がキマリ達に出会えず、他人を信じられずに無為に歳を重ねて青春時代が過ぎてしまったという、パラレル設定の番外編も見たいですね。11話までの日向のメンタルならキマリ達に出会えなければありえましたし。多くの人が楽しいと感じる時期を孤独に過ごす事になる可能性があったくらい、そんな事は小さな事ですから。

後日談で日向が大学に進学した後一流企業にも遜色ない成績でも、高校中退という学歴で入りたい企業に入れなかったシーンが入ってたら、よかったかもしれません。実際現実で綺麗事でなく可能性は低くない話ですし。人生は大きく狂いますが、そんな事は俗世間の小さな事です。気持ちの上でも。南極に行ったんですから。

嘘をついてヘラヘラ謝った陸上部員を日向が許すと言って陸上部員はスッキリ、嘘を吐かれ続けている事を知っている何ら非のない日向は、余計に思い出すたび「ざけんなよ」と心が痛くなるという結末でも問題なかったでしょう。報瀬との会話と日向の表情から推察すれば、報瀬が啖呵を切らずスルーしたら十分有り得た話ですから。そうなっても小さいことに拘る日向の責任です。南極に行ったんですから。
自殺をしようとしてしまう方は、前に進みたいと思ってはいても不意に「死ねば今の苦しさから救われる」と思ってしまう方もいるそうです。
ですが例え後に日向が突発的に自殺してしまっても、追いつめた相手を更に騙そうとして日向のことは一切考えず自分達だけ救われた陸上部員は何ら悪くありません。そんな小さな事を引きずる日向が悪いんです。《だって南極に行ったんですから。》

小さい事かをチャレンジする、南極チャレンジというのが有っても面白いかもしれません。
漫画「ミスミソウ」のように、家族を惨殺された子は小さい事かとかを判定するとか。
南極チャレンジ審査会を立ち上げて、小さい事かを審査会会長に判定して頂く事になるんでしょうかね。
晴れて“小さい事”と認定された子は南極に連れていってあげれば、全て昇華されてハッピーエンドです。
当人がどんなに傷ついているか苦しんでいるか、そんな小さな事は関係ありません。

そもそも南極に行っただけでそんなに人間変わるらしいですから、現実でも義務教育で南極に行くカリキュラムを設けたらいいんです。いじめ問題も全て解決、確実に犯罪もない美しい国になるんでしょう。{/netabare}

※この追記の部分は、頃合いを見ていずれ消させて頂きます。
 洒落です、はい。

2018.9.  初稿

投稿 : 2019/01/02
閲覧 : 407
サンキュー:

22

ネタバレ

たいち さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

南極いってみたい

南極に行きたくなった。

投稿 : 2018/12/26
閲覧 : 186
サンキュー:

3

ネタバレ

試しに作ってみた さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「南極」の良さも伝わるお話!

ほんわかしたイラストに反して、かなり良い作品でした。
一番イメージとして近いのが、「宇宙兄弟」でしょうか。(私はそんなイメージでした)
あと、「けいおん」ですね!

4人の女子高生たちが、それぞれ行きたい理由は違うけれど、
彼らの力で、南極へ向かうお話です。
本当に南極へ行っちゃいます。。お話の中盤にはもう南極にいます!

全員、過去のトラウマなど、さまざまな思いを抱えているので、
それをゆっくりと紐解いていく様子がしっかり描かれています。


私が感動したポイントとして、
{netabare}
・報瀬(しらせ)ちゃん & 報瀬ちゃんのお母さん 
 →小さいときに、お母さんを南極で亡くした報瀬ちゃん。
  お母さんがたどった道を追う姿が感動的でした。
  南極でお母さんとのツーショット写真が見つかるところ、よかったです。

・マリちゃん & めぐっちゃん 
 →南極に向かう直前に、絶交!!!はびっくりしましたが、
  最終話まで期待を裏切らない。最後の写真を送ってくれるシーンが
  素晴らしかったですね。めぐっちゃん大好きです。

・日向ちゃん & 過去の中学校の友達 
 →日向ちゃんにそんな過去があったなんて。。
  でも、報瀬ちゃんが昔の友達に、思いっきり言ってやってました。
  すっきりしました。

・結月ちゃん      
 →結月ちゃん、「友達」に対するあこがれ、かわいかったです。
  4人が出会えて、いい友達になれてよかったよね^^
{/netabare}

宇宙よりも遠い場所を見て、
私も明日からがんばろうかな?って気持ちになりました。
終わり方も100点満点です!

投稿 : 2018/12/15
閲覧 : 242
サンキュー:

16

ネタバレ

つぼ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

若者の行動原理に理屈はいらない!です

いや~、ビックリしました、凄く良い作品ですね!

実は初見で「いくらなんでも荒唐無稽過ぎる」って引いちゃって1話で観るのを止めてしまいました、
ですが、評判があまりにも良いのと最近観た若女将は小学生を思い出し「児童アニメならアリかも」と思い再視聴、一気見しましたww

実に良くできた作品です!(2回目)

おそらく、13話できっちり図って物語の骨子を作りエピソードの肉付けを何度も何度もやり直し作り上げたのでしょうね、それは物語を通して観た時に良作特有のムダの無さからハッキリわかります、全てのシーンとセリフと行間に意味があるのです、

特に良かったのは主人公達の「ざまぁ、みろ!!」隊員達の「ざまぁ、みろ!!」がシンクロするところと、日向の所属していた陸上部員への決別宣言がいいですね、

報瀬による日向代理の決別宣言は男の発想では先ず出て来ません、女性監督ならではでないでしょうか?
男の発想って何だかんだで結構無難に穏便に済まそうとするズルさがあるんですよね、

青春の色って美しさだけじゃなくて激しくてドギツイものちゃんとあるんですよ、それをズバッと描いています、素晴らしい、これぞ10代の乱暴な美しさですよ、

いや~、凄い作品だ(3回目)

タイトルの通り若者の行動は衝動的で良いんです、実際に経験しなくちゃわからない楽しさは世の中には山ほどあります、

おそらく、製作陣は若者向けにこの作品を発信したのでしょう、私もついでに発信しましょう、

「みなさん!!さわやか万太郎も青春の朝立ちを、いや、旅立ちをした!!君たちも今こそ青春の旅立ちの時だ!!」(すすめ!!パイレーツ日上金造のセリフを変則的に引用)

みんながんばれ!宿題やれよ!風邪ひくなよ!風呂ちゃんと入れよ!

投稿 : 2018/12/07
閲覧 : 465
サンキュー:

43

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ここではないどこかへいきたい

ここではない何処かへ行きたい人には参考になると思います。
1、目的(地)を誰かと共有する
2、自己資金を準備する
3、スポンサーを見つける。
でも、なぜ?
何処かで誰かが待っているわけでもなく、死者が何かを実際に期待しているわけではないのは、行く前からわかっていることです。
{netabare}故人のコンピュータには何もなかったし、過去の遭難現場にも雪原しかなかった{/netabare}
それでもそれを再認識し体感する必要があるのかな。なんであれ、その次に進めるように。

(追記: 5周程しました。毎回同じところで涙腺決壊します。もう洗脳されたか、合法ドラッグレベルです。が、残念ですが、自分はここではないどこかにまだいけませんが。)

投稿 : 2018/11/28
閲覧 : 346
サンキュー:

51

ネタバレ

順順 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

表情が

表情が少しうるさく感じた。

投稿 : 2018/11/27
閲覧 : 240
サンキュー:

4

ネタバレ

ふなこけし さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少しの勇気だけが特別

とっても面白かったです。このアニメの凄いところはぼく達でも少しの勇気があれば同じことができたかも知れないと思わせてくれるくらい、普通なあり得た日常が舞台なのがすごい。作中でも言われているように「あり得ない」とバカにしてた、なんとなく無理だろうと思いやらなかった事を出会いによって少しの勇気をもらったキマリが進み出す。というところが本当にすごいストーリーだと感じました。

投稿 : 2018/11/20
閲覧 : 228
サンキュー:

16

ネタバレ

けん3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

すごくいい!

女子高生が南極に行く物語。
友情、夢、親への想いなどの青々しい感情があふれ出してる作品。笑いあり、涙ありで電車の中で観ていて思わず口元を隠したりすることも度々あり困った。南極に行けるようになるまでの過程が少し安易な感じもしたものの本質的に行く場所はどこでもよかったからこれでもよかったのかなとも思う。逆にそこに時間を使ったら他が描けなくなったかもしれないのかな。

主人公と同じぐらいの子どもたちに一度は観てほしい作品だった。

投稿 : 2018/11/16
閲覧 : 248
サンキュー:

17

ネタバレ

bcnfne さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

良い作品だと思うけど80点超えるほどではない

男性です。

話題になっていたので自分も見てみましたが正直なところイマイチでした。
理由は色々あるのですが、要約すると

・玉木 まり ←使い古された天真爛漫キャラ。特に深い設定もなければ気の利いたセリフもはかない。
・小淵沢 報瀬 ←南極に行方不明になったお母さんを探しに行ったのに、いざ南極に到着するとお母さんのことなどどうでもいい発言
・三宅 日向 ←退学して中卒フリーターだが、退学理由が足が早く部活で先輩から嫌われたとのこと
・白石 結月 ←この中で一番スペックが高いのに誰から嫉妬されない。

・南極 ←ラスト数話しか描かれていない。そもそも南極にいく必要があったのか?
・その他登場人物 ←女子多すぎ!!そもそもデフォルメが萌えない。
・最終回 ←この後こいつら半年経ったら絶対的合わないだろ的な別れ方。

などです!!
声優はよかったかな

きっとあにこれでのここまで評価されているのは、近年女性の視聴者が増えていのに伴い、若い女性をターゲットにした作品を描けているからだと思います。

悪い作品ではないがそこまで過大評価される作品でもないと率直に思いました。

投稿 : 2018/11/08
閲覧 : 272
サンキュー:

18

ネタバレ

かんざき さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観ないといけない作品

内容は現実離れしていますが
青春・友情・と言った点では学生だった頃のことを思い出させるような身近なもので、とても入り込みやすいです!
お母さんに宛てたメールが溜まるシーンでは泣くしかありません。

投稿 : 2018/10/27
閲覧 : 187
サンキュー:

17

ネタバレ

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

丁寧な物語、素晴らしい芝居、完成度の高い傑作

2018観了。

やばいよー素敵すぎるよー!これは4クールやって良いアニメ―‼!

まぁ、13話とは思えない密度でしたが。
旅立つまでが長いアニメは必ず名作。
はった伏線は残らず回収。丁寧な物語作りー!

つか、
マッドハウス謹製の大自然も素晴らしいのですが、声優さんの力を感じられるアニメでしたわ~
水瀬いのりはハマり役だった…というか、作中で成長した?
早見沙織の魅力にようやく気付きました。(遅い!)
安定の井口裕香と”やっぱり凄い”花澤香奈の掛け合い最高でした。
日向の「自称友達」に報瀬が啖呵を切るシーンは震えた―!
(4人の担当回は全部良かったですー…結月を抱きしめるキマリちゃんが男前すぎて惚れたわ。)
そして貫禄の能登、日笠の「オトナ」陣営…うむ、素晴らしい。
隊長の能登さんは最初気が付かんかったー不覚!

途中、泣き顔が多かった(それぞれ良かったけど)からかもしれんけど、
最終回の爽やかさは出色ですねぇ…つか、スゲー多段オチ!
終わったと思ってもまだ先がある!なんと、オーロラの後があるんだよ!びっくり!
オーラスの「私は今、北極だ」で涙腺崩壊しましたわ…めぐちゃんは金元さんなんだよなぁ…

投稿 : 2018/10/17
閲覧 : 259
サンキュー:

18

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良い作品

すごく良かった。

南極に行くことを決意し、方法を模索して、船に乗り、南極で観測生活をして帰国するまでに起こる旅の経過に、いろんな友情ストーリー、熱血ストーリー、成長ストーリーを自然に絡めて物語を展開させていく構成・展開がすごく上手。

キャラ同士の会話の内容や会話のテンポも良く、キャラがすごく生き生きとしているように感じた。

報瀬が母の死ときちんと向き合い、髪を切ることになった12話は、内容も演出もよかった。登場人物の心情問題を考える高校の現代文の題材としてもいいのではないだろうか。

作画は、たぶんキャラの表情を重視していると思われ、作風にも合っていてよかった。が、このシーンの作画が良かったというシーンもなかったといえばなかった。

文句があるわけではないが、南極に着いてからの話は思ったよりも少なかったことと、南極についてからは報瀬、日向、結月が話の主役になることが多くキマリの存在感が弱くなったのがちょっと予想外。キマリの話は5話まででこれでもかというくらいやったからいいけどね。

投稿 : 2018/09/29
閲覧 : 231
サンキュー:

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宇宙よりも遠い場所のストーリー・あらすじ

いつだってボクらの一歩は好奇心から始まった。
見たことのない風景を、
聞いたことのない音を、
嗅いだことのない香りを、
触れたことのない質感を、
味わったことのない食物を、
そして感じたことのない胸の高鳴りを、
いつの間にか忘れてしまった欠片を、
置き去りにしてきた感動を拾い集める旅。
そこにたどり着いたとき、
ボクたちは何を思うのだろう。
吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度、
荒れる海原を超えた先にある原生地域。
地球の天辺にある文明を遠く離れた遥か南の果て。
これは《南極》[宇宙よりも遠い場所]に向かう
4人の女の子たちの旅の物語。
ボクらは彼女たちを通して、
明日を生きるキラメキを思い出す。(TVアニメ動画『宇宙よりも遠い場所』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年冬アニメ
制作会社
マッドハウス
公式サイト
yorimoi.com/
主題歌
≪OP≫saya『The Girls Are Alright!』
≪ED≫玉木マリ(CV.水瀬いのり)小淵沢報瀬(CV.花澤香菜)三宅日向(CV.井口裕香)白石結月(CV.早見沙織)『ここから、ここから』

声優・キャラクター

水瀬いのり、花澤香菜、井口裕香、早見沙織、能登麻美子、日笠陽子、Lynn、金元寿子、本渡楓、大原さやか

スタッフ

原作:よりもい、監督:いしづかあつこ、シリーズ構成・脚本:花田十輝、キャラクターデザイン・総作画監督:吉松孝博、美術設定:平澤晃弘、美術監督:山根左帆、色彩設計:大野春恵、撮影監督:川下裕樹、3D監督:日下大輔、編集:木村佳史子、音響監督:明田川仁、音響効果:上野励、音楽:藤澤慶昌、音楽制作:KADOKAWA、協力:文部科学省/国立極地研究所/海上自衛隊

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