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「宇宙よりも遠い場所(TVアニメ動画)」

総合得点
93.8
感想・評価
2806
棚に入れた
9776
ランキング
12
★★★★★ 4.2 (2806)
物語
4.3
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.2

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☆の総合評価
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宇宙よりも遠い場所の感想・評価はどうでしたか?

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

悪くは無いけど 評判程の良さは感じなかった

評判が良かったので見てみました。物語はまあよかったとは思いますが、私には合わないかなぁと・・(作品的に悪い訳ではない)。ノリが「けいおん」に近い感じがしました。一度見たらもう十分満足

投稿 : 2024/12/05
閲覧 : 194
サンキュー:

4

藤真 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

笑いあり、涙ありの、熱くて骨太な作品

終盤の畳み掛ける展開は圧巻の一言。
一方で、感動させっぱなしでは終わらない後味の良さも好印象でした。
個人的には白石結月という推しキャラがいたのも良かったです。

投稿 : 2024/12/02
閲覧 : 183
サンキュー:

16

ネタバレ

香風智乃ニ号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

キレイに終わった!

17歳前後の女子4人が南極の探索チーム入りを目指す物語。

南極でどういう活動をするかという要素はほとんどおまけで
過去のトラウマと決別するという要素が強めのストーリーでした。
そのトラウマが現実的で誰もが理解できる要素。つまり学校には嫌な奴がいっぱい居るよねってところです。観ている人は大体が共感できるんじゃないかと思います。同時に不快な要素でもあります。作中でもキャラが言っていますが胸糞な話が多めです。フレネミーって言うらしいですが友達のフリをして近づいてくる敵って沢山いたよねって。現実的でドロドロとしたお話が割と出てくるので、作中のキャラ達は最高の親友を得て乗り越えられたけど…観ている人は?トラウマが残ってる人は気を付けた方がいいかもしれません。

物語はキャラ達それぞれの心情的な要素が多くて、南極ならではの活動での感動はほぼ皆無でした。キャラデザインもそうなんですが少女漫画的な作りだと思いました。
南極の厳しさより船酔いの厳しさのが伝わってきました。笑

ラストは本当に綺麗にまとめられていて良かったと思います。ずーっとキャラ達のトラウマから欝欝たる気分を感じていたんですが最後は清々しい気持ちになれました。
最近は1クールフルで使ってたった一つの目標だけに向かって行き、名作と評価されるアニメが増えてきましたね。SHIROBAKOとかも(こっちは2クールですが)似たような印象です。
宇宙よりも遠い場所はこのサイトでとても評価が高いですが、正直万人受けする作品とは思えませんでした。ちょっとジメジメしすぎていて苦手な人は絶対一定以上いるはず。南極での冒険感ワクワク感もほぼないですし。
でも一つのテーマを一貫していて、ラストも綺麗にまとめられていたので良作ではありました。

作画はしっかり動いているんですがデザインの癖がかなり強いです。特にキャラの口。ω←これを大きく広げてニマーみたいな笑顔が個人的にあまり好きじゃないです。
少女漫画枠がアニメ化したような…なんて言うんですかね…ノイタミナ枠?みたいな絵柄を感じました。

投稿 : 2024/11/30
閲覧 : 29
サンキュー:

3

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「笑い」と「涙」、「優しさ」と「強さ」。ヒーローからヒロインへの変遷。

 本作については、もうかなり語り尽くされていると思うので、ここでは本作以外にも見られるようになってきた、夢を追う少女たちが現代アニメのヒーローとなってきいてる潮流について語りたいと思います。


 そこで現在を知りたければ、ここに至るまでの歴史的な潮流を変化を知らなければいけない、というクロニクルおじさんこと山田玲司先生の流儀に従い、ヒーローの変遷をザックリ考察したいと思います。


90年代までの日本の漫画、アニメにおいては圧倒的に男性がヒーローの潮流が続きました。しかし、95年に初めて違う流れの作品が大ヒットします。男性主人公の圧倒的な挫折を描いたエヴァンゲリオンです。


これは、正に時代の先駆けだったといえるでしょう。0年代になるとバブル崩壊後の経済不安はもはや正視せざるをえなくなり、男性はドンドンとシンジ君と化して自信喪失していきました。


その後にターニングポイントになったキャラといえば、ハルヒのキョンでしょう。エキセントリックで突っ走るハルヒに対して、ヤレヤレな消極さで対応しているようで、そんなハルヒを見守ることに実は喜びを感じている主人公。


ここに、視聴者の気持ちが積極的に事態に関わる男主人公に感情移入することから、女の子を見守る形へと変化したことを象徴しているでしょう。


更に、現実の恋愛減少がアニメにもたらした、日常系の隆盛も男性主人公の減少に拍車をかけたといえるでしょう。


これらの要素によって男性主人公の役割はドンドン減少し、女性主人公が増加の一途を辿りました。


しかし、男性の中の熱い魂が死んだのでしょうか?


さにあらず。


熱い気持ちを託したいという想いが消えたわけではなく、対象が別の物になったといえるでしょう。


それこそ、夢を追いかける女の子たちです。この流れはアイドルアニメの隆盛が大きかったでしょう。見守るから、応援したくなる女の子たちへ。


教室の中で、会社の中で、みんなの空気を読んで右往左往する夢のない狭く淀んだ時代。


 そんな中でも自分の道をしかと見据え、笑われて馬鹿にされても諦めず、外に出て夢を現実にした報瀬の「ざまあみろ!」の高らかな叫びは、南極に匹敵する広さと澄みきった空気に満ちている。


 現代の視聴者が一番感情移入できるものは、それは少女たちの熱い友情であり、不撓不屈の頑張りを見せる意志力といっていいでしょう。彼女達の元に再びヒーローの熱と活力が蘇ったのです。


しかし、この潮流はプリキュアによってだいぶ前から為されていたものとも言えます。


 0年代に始まったとはいえ、初代とSSは明らかにDBを女の子でやる、といった方向で男性主人公たちが失っていった熱さを体現しているような作品でした。


 時代が経てDB路線から変化しましたが、彼女たちの友情と人の心の力を信じる方向は、作品ごとに程度の違いはあってもずっと輝き続けているのは驚嘆すべきこと思います。

投稿 : 2024/11/17
閲覧 : 2049
サンキュー:

104

あつ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

失って初めて輝きを知る

大人になると体力、知力、そして財力が養われ、出来ることが多くなるけど、人生で一番充実し輝ける時間は中高生の頃だと分かるのです。その大事な時期に、部活に打ち込むことも勉強に打ち込むことも、何かに打ち込むこともしないで、よく分からない理由でダルイダルイとしか言わずに過ごした自分のような人間にとって、眩しすぎるアニメだと思います。その時間のリア充はそうでもないかも。

投稿 : 2024/10/15
閲覧 : 72
サンキュー:

3

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2期はいらない。でももっと観ていたかった

視聴後の余韻と充足感が最高でした。
物語としてはとても綺麗に纏まっているものの、この素晴らしい青春模様を見せてくれた4人をたった1クールで放ってしてしまうのは名残惜しすぎる。この見事な完結状態を崩して欲しくないので2期が出来るほどの大きなストーリーラインは間違いなく蛇足。だけど4人のこれからは観たい...本当に

投稿 : 2024/09/14
閲覧 : 74
サンキュー:

2

ネタバレ

とまと子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

旅の終わりは

最初はきまりの「ここではないどこかに行きたい!」っていう願望に「?」だったんです。
ここで頑張れないヤツはどこに行ってもダメなんじゃない?…みたいに。
わたしは毎日いまの会社で頑張っていて もう女子高生でもないし。

でもとにかくわたしはがむしゃらに出発する彼女と一緒に南極への旅にでました。
彼女たちはどこにいってもおめでたい日本人観光客みたいに右往左往します。
とっさに冷静な判断なんかできない、計画していたつもりがいきあたりばったり、足並みだって揃ってるかどうかわからない。
あー、みっともない!


でも彼女たちは、わたしがリアルの暮らしの中で 迷ってやりたくても、どうしてもできなかったことをどんどんクリアしていきます。

{netabare}初対面だけど心に引っかかっていた子に
「ともだちになろう」って手を差し伸べる

長い時間働いてためてきたお金を
失敗したともだちの手を引っ張るためだけに使ってしまう

困ったことが起きて苦しいとき
「自分が選んだことなんだ」って認めて笑ってしまう

当事者ではないし事情も知らないけど
ともだちのために卑怯者に向かって怒って叫ぶ

 {/netabare} 
「ざまあみろ!」
しらせは斜に構えてばかにしてたわたしに向かって怒鳴ります。

わたしはモニターのこっち側で ぽろぽろ泣きました。


彼女たちはとにかく旅に出て そして旅を終えて帰ってきます。
旅の終わりは はじまりよりも荷物が増えます。 おみやげとか?
でも彼女たちの荷物にはもっとおっきなもの。

{netabare}常識のレールなんか関係なく自分を助けてくれるひと
ひらがな一文字で通じるともだち
1000通ものメールに込めていた過去の自分の想い
そして次の旅への確かな出発点 {/netabare} 


今日は1月4日。
わたしは帰省して実家にいます。
実家のわたしの部屋は ちょっと小さく感じます。
この部屋を出たころには持っていなかったものが、わたしにも少しは増えたのかな?

旅の終わりは 旅の始まり
ここから、ここから

あさってから また仕事です!

投稿 : 2024/09/09
閲覧 : 71
サンキュー:

7

いただき豚太郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

昔はこういうのが沢山リリースされてた

退屈で昼寝が捗るので疲れてる人にはお勧めできます

投稿 : 2024/08/04
閲覧 : 106
サンキュー:

1

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

南極へゆくまでの壮大なドラマ、良作だが人物描写に多々難あり、おすすめ度★★★★☆

私は行く、絶対に行って、無理だって言った全員にざまあみろって言ってやる。

脚本家の花田十輝の最高傑作とも名高い作品。物語の前半は南極へ行くまでの過程、後半は南極へ到着してからの物語が描かれる。

作画や劇伴に関しては余裕で及第点超え。雄大な白い世界、南極の風景を描いた作画や劇伴のドラマチックさが印象的で、見ていて引き込まれる。

100万円の落し物というトンデモ展開から始まる本作だが、その100万円から南極を目指すというまぁまぁ突拍子もなく現代系の作品にしてはリアリティに欠ける始まり方だが、物語への引き込み方は上手く、女子高生4人組が南極へ行きたい理由、一人一人のドラマが鮮明に描かれるため面白い。終盤の報瀬の母のメッセージは分かっていても涙無しには見られない。

作劇上の不満はあたり無いが、ご都合主義満載でガバな所もあるのは花田脚本の悪癖であるので、あまり突っ込みすぎないようにはする。

ただしキャラの性格や行動には難があるので擁護できない。女子高生らしさと幼稚さを履き違えている描写が多々あるためか、面倒くさいと感じる場面が多かった。キマリの親友のめぐっちゃんは特に酷かったが、キマリ自体問題児そのものなのでノープロブレム。

後年のいしづか監督のドングリーズはキャラの不快感やご都合主義が減った代わりにドラマのボリュームがごっそり減ったので出来としてはどっちもどっちかなぁ。

投稿 : 2024/07/14
閲覧 : 93
サンキュー:

3

ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

山崎のロックを南極の氷で飲みたい

<2024/5/24 追記>
自分の中で評点の基準を変えたので、修正レビューです。
(3.8→3.2 100点満点換算で55点)
レビューに書いた通り、あまりのめり込めなかったです。
南極探検隊を目指すためにその道のプロフェッショナルを目指す話かとなんとなく想像してたこともあり、ちょっと肩透かし喰った気分で。
でも超人気作で多くの人から絶賛されている本作
もう一回見たら評価変わるんだろうか

<2018/8/4初投稿>
BSで南極料理人やってるの観ててこの作品思い出しました。

いやあ。
南極料理人面白い。

そうじゃない。

ここはそういう場ではありませんでした。


「宇宙よりも遠い場所」
南極を目指す4人の女子高生たちのお話です。

東京から南極まで一万五千キロメートル
対する宇宙は直線で100キロくらい
言われてみれば確かに「宇宙よりも遠い」場所ですね。

でもそれを言い出したら、東京から東伊豆まで100キロくらい?
「あまんちゅ!」や「ぐらんぶる」で既に「宇宙よりも遠い」
エヴァは箱根の辺りだからギリ宇宙よりは近い。

実はたいしたこたないじゃん

とかいう屁理屈は置いといて

一万五千キロは遠いですねー!
新幹線で片道60時間
マラソン選手だったら750時間
あれ?
なんかこう計算すると行けそうな気がしてきた。
徒歩だと・・・毎日30キロなら500日、一年3ヶ月の旅です。
やっぱ遠いわー。

そんな「遠い場所」を彼女たちはなぜ目指したのか。
それは一人の女の子の強い強い思いから始まります。

というお話自体は好みなんですが、
ところどころ突拍子もないところもあり、観ていてお話にのめり込めなかったのが残念。

観始めたら全話サラッと観れたので好みの作品だとは思うんです。
ただのめり込むことはできなかった。
なんか乗り遅れた気分です。

女の子4人に男を1人足したら良かったかも。
ハーレムとか恋愛要素が欲しいとかではないですよ。
アクセントとして。
その方がお話に深みが出るような気もするんですがどうでしょう。

「突拍子のなさ」については、{netabare} 南極まで連れてく過程{/netabare} であちこちの無理が気になってしまって。

最初に気になったのは。
南極は現実では民間だけでは入れないのですが、それをなぜ無理矢理「民間の観測隊が・・・」という話にしたのかな、と。
調べたら極地研で隊員募集してるじゃん。
それじゃだめだったのかな?
国の機関である極地研から{netabare} 「隊員が事故で死ぬ{/netabare} とか縁起でもないから勘弁してください」とか言われたんかな?
とか余分なこと考えてしまい、肝心のお話があまり頭に入ってこなかった。

一つ気になりだすともうなかなか。
次から次へと気になりだしてしまって

でも一方で、{netabare} 南極観測船しらせに乗り込んでから南極に着く{/netabare} まではもんの凄く楽しめました。
{netabare} 自分も不思議な船旅してるような気がして。
「しらせ」に乗りてえ。{/netabare}

ところが{netabare} 南極についてからの生活が割とインパクトが薄く、サラッと感。
(本筋のお話は盛り上がってましたよ)
南極といっても夏だし昭和基地だしそれがリアルなのでしょうけど、ちょっとがっかり。
どうせ突拍子ないことするならウィルスもいないマイナス60℃の世界「ドームふじ基地」で越冬{/netabare} してほしかったなーとか詮無いこと考えたり。。


結論:やっぱ「南極料理人」は面白い

投稿 : 2024/05/24
閲覧 : 581
サンキュー:

57

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

清々しい面白さ

観て損はないですね。観てから結構経っててリピートしてないので内容は大体しか覚えてないけど人に薦めたいアニメです。
音楽はそんなに良かったかな。。?音楽含めの総合評価だと少し評価下がるんだよな。

投稿 : 2024/05/19
閲覧 : 148
サンキュー:

3

ぬぬ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なにかを見つけた

これから高校生・いま高校生に観てもらいたい作品です。
みなさんが評価しているとおり文句ありません!
涙ぐむ作品は多いですが、涙がこぼれる作品は少ないです。ボロボロです。
貴重な経験をして、自分はなにがしたいかが分かった彼女たちが羨ましいです。
進む道が違えど、ずーっと友達でいることでしょう。
ぜひ観て下さい。
あと花澤香菜さんの名演技に星5つです。

投稿 : 2024/05/14
閲覧 : 118
サンキュー:

6

ヨハネ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

女子高生の青春を観たいという人にはいいかも

【評価したい点】
・演出は観やすい

【評価しがたい点】
・山場が弱い

【ヨハネ的採点】(10段階評価)
ストーリー:4
構成:5
演出:6
独創性:5
エンタメ性:4

それを言ったらおしまいと言われるかもしれないが、女子高生達が南極に行くまでの青春を描いているだけなので、特にストーリーに捻りは無い。
終始演出は悪くないと感じたが、いつ物語の盛り上がりがくるのだろうと思っているうちに終わってしまった。
いい場面は数点あったがそれは所詮キャラづけのスパイスでしかなく、物語の根幹にはそこまで影響のないお話ばかりだったためこの点数にした。
冒頭でも言ったが、女子高生の青春を観たいという人ならば楽しめると思う。

投稿 : 2024/04/06
閲覧 : 116
サンキュー:

2

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観終わった後の充足感、高揚感は半端ないものがありました

タイトルだけ見るとよくあるSF作品かな?と思って見たら少女達が南極を目指していく中で友情を育み成長していくロードムービーといった内容の作品でした。

1クール13話で南極に行く為に出発する前の段階からしっかり人間ドラマが描かれていて、これが中盤以降の怒涛の展開に生かされている。何より当たり前のように厳しい現場の様子が描かれていて、そこに身を置いた四人の少女たちが過酷かつ極限に近い状況の中で結束しながら日々を逞しく過ごすさまが印象的でした。

堺雅人主演の「南極料理人」では有名なシーンでオーロラにも構わずに一向が夢中でラーメンを啜るシーンがあるのですが、その一方で「宇宙よりも遠い場所」最終話でのオーロラのシーンでその見事な美しさに言葉を失い、眺めるさまを見て「南極料理人」の主人公たちはこんな素晴らしい瞬間を放棄するほどラーメンに飢えていたのかと二作品を通して強い説得力を感じました。

ラストでの四人のやりとりでなんとなく伏線(お金を宇宙よりも遠い場所に置いていった等)を張ってる印象ゆえ続編も作って欲しい思いが強いのですが、そう思わせる時点でこの作品は間違いなく稀代の傑作であると感じました。

投稿 : 2024/04/01
閲覧 : 262
サンキュー:

25

ネタバレ

てらし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

確実な前進

04
本番に向けての夏期訓練が実施され、その後12月から休学して南極に行く予定
しかし親にまったく報告してなかったらしいキマリ
そりゃあ親御さんもブチギレでしょう…

報瀬は相変わらず冷たい視線と嘲笑が投げ付けられ
キマリはめぐみからは祝福どころか微妙な塩対応
バイト、赤点回避のテス勉、夏期訓練と試練は山積みだけど、キマリ達にとっては学園祭の前日状態
副隊長から中止は絶対に無いと断言される位置まで進んだ今、彼女等が止まる理由はもうありません
むしろ結束がより固まるってもんです
こういう時、同じ道を歩める同士が1人でもいるというのは本当に心強いでしょう

夏期訓練が始まり、テンションが上がる3人とは対照的に無口になっていく報瀬
藤堂隊長とは共通の大切な人を失くした者同士の複雑な想いがありそうで、モヤモヤはしてるけどどう接していいか分からないんじゃないでしょうか
2人で会話とかほとんどしたこと無さそうだしね

キマリの主人公パワーでも2人の間に入ってお互いの持つ印象を聞き出すのが精一杯の距離感
しかし母、貴子さんの当時を一番知ってそうなのは藤堂隊長なので、この2人の関係性が中盤以降のメインになっていきそう
結局全てを知る為には南極に行くしかない
まだまだ答えは出ないだろうけど、南極に行った後2人の間にはどういう変化があるでしょうか

ラストは何やら不穏な空気が漂う終わり方
たしかに前から伏線っぽい描写はあったけど
これが南極行き最後の試練になりそう?

03
{netabare}今回も新キャラ追加
現役女子高生の有名タレント、民間の観測隊として南極行きに同行する白石結月
話の展開上かなり都合のいい鴨ネギキャラではありますが、都合のいい立場であるが故の業も背負わされていて、それが彼女の人格形成にも繋がっているのは効率的で巧い設定ではないかと思います

冒頭から3人揃ってドタバタ感が更に加速
この辺は日向が加わったシナジー効果と見るべきか
前回今回でコメディ色が強まった感があるのは結月という外客が加わる前に3人のコミュニティを強化しておきたかったというのがあるかもしれません
そこに結月の孤独感を対比させるという演出的にも必要だったという理由はあるでしょう

南極行のチャンスが舞い込んで突っ走ろうとする報瀬を諌める日向、本当に気が利くいいキャラです
洞察力が高く冷静で的確なツッコミ役が入るだけでこうも違うのかと思いますが、裏を返せばそれだけ神経質で繊細な面を持ち合わせているという見方も
4人の中で日向だけバックボーンが一切描かれていないのも後々の伏線とも取れます

結月の自分語りに思わず抱き締めてしまうキマリ
打算無く相手の気持ちに共感しようとするのはキマリだからこそ出来る主人公ムーヴ
結月的に切っ掛けは何でもよく、ただ友達らしいことがしたかっただけ
クラスメートとのラインなんかよりもっと直接的に
だからこそ彼女の心は動いた

その夜結月の見た夢はまさにストレートな願望
彼女は外から風が吹いてくれるのを待っていたんだろうけど、そんな都合よく吹いてくれるわけもなく、所詮はただの夢
でも彼女の心が外に向いていたからこそホテルの窓は開かれていた
そしたら3人が内側から扉を開けに来てくれたということですね
それにより風の通り道が出来、外から風が入ってくるという演出でキレイに締めています

これで全員揃ったことになりますが、同じ方向を向いたというのはスタートラインに立てたということでしかなく、物語は本当にまだまだこれから
船はまだ停まったままです{/netabare}

02
{netabare}南極観測船乗り込み作戦がいよいよ動き始め、期待に胸膨らませる2人…だけど当然ながらそんな都合のいい話があるわけもなく、現実を知れば知るほどネガティブになる2人
特にキマリは1話で覚悟を決めたとはいえ、現状は報瀬の後を付いて来ているに過ぎず、前しか見てない報瀬と気持ちのズレが生じてしまいます

アバンで描写されたグラスの氷は今から話が動き出すようにも取れるし、自分達の狭い世界から出れずに踠いている様を表しているようにも見えます

そんな中、キマリがバイト先で知り合った新キャラ日向がメンバーに加入
ムードメーカー的な立ち位置でありバランサー、報瀬とは違うベクトルで南極行きに高いモチベーションを持っています
サバサバしてて楽観的でポジティブ、だけど何処かリアリストな性格は若干陰キャで天然な報瀬やおっとり天然キャラなキマリとの相性が良く、特にキマリの南極行きに対する気持ちには少なからず影響を与えたのではないかと思います
彼女が加わることで画面に視点の広がりを与え、テンポにリズムが生まれ、明るさと躍動感をもたらしているように感じました

その後、観測隊員の親睦会を狙う作戦(どうやって場所と日時を知った?)が予想通り失敗し、なぜか歌舞伎町で始まる鬼ごっこ
いつも報瀬の傍を付いていくだけだったキマリが自分から報瀬を追い抜き、自分から違う道を進みます
今回は日向の魅力が存分に発揮された回だけど、キマリが報瀬と日向に並ぶ為の通過儀礼的な意味合いもあったのではないかと思います

結局逃げた3人は元の位置に戻ってしまい釈迦の手の上状態、報瀬の直談判も実を結ばず、子供が浅知恵でワチャワチャやってるだけのレベルで終わったわけですが、今はこれでいいと思います
どのみち正攻法で行くのは不可能だし、無茶な作戦があったから4人目のキャラと接点が出来たわけで

日向が加わったことで話が重くならず、全体的にコミカルな雰囲気でまとまったのが印象的な回でした
3人がそれぞれ抱える物や現状も見えてきました
報瀬の母親や日向の過去に新キャラや観測隊員など、今は色々な伏線が撒かれている状態で、まだまだ始まったばかりという感じです{/netabare}

01
{netabare}1話を見た素直な印象としては「脚」
アニメ作品において脚を見せる場面は決して少なくないし、何ならサービスカットとして積極的に多用されることもあります
本作1話でも脚を映す場面が多く、一見そういう意味合いとして使われているようにも見えます

例えば車は運転手が自由に動かせる移動手段、いわば脚(足)の代わりです
車を通してその人の性格や内面がモロに出てしまうことがあるように、自分の脚なら車以上に感情が駄々漏れてしまうこともあるでしょう
目標がある、何処かを目指すというのは同時にそこに向けて動くという行為が必須となります
本作1話は心の動きを脚で表す作りになっており、同時に肉感的な役割も持たせているように見えました

主人公のキマリはよく脚を曲げています
ベッドでも下駄箱の前でも教室でもベンチでも
脚を曲げるというのは感情表現として心が内に向いていることを表しているのかもしれないですし、逆に言えば立って伸ばしたがっている(何か行動を起こしたい)とも言えるんじゃないでしょうか

雨の日の早朝、学校をサボるキマリは駅まで走っていきますが脚はほとんど映されません
結局電車に乗らずホームで立ち尽くすキマリの脚は雨に濡れ、とても重苦しく描かれています
教室でめぐみにサボらなかった言い訳をするキマリは座って脚をモジモジさせています
動くのを諦め(座って脚を曲げ)ながらも未練が残っている(モジモジ)といったところでしょうか

その後帰りの駅で初めて小淵沢報瀬と出会うキマリ
迷いなく走る報瀬の脚がアップで描写されます
報瀬の後を追って走るキマリは小さく弱く描写されます
小渕沢は自分の意志で進むために走っているのであり、キマリは流されて走っていたんだと思います

その後報瀬と学校で顔を合わせたキマリは報瀬の母が書いた南極の本を見せられます
おそらくはここがキマリにとってのトリガーになったんじゃないでしょうか
自転車置場でイジメ役2人が報瀬の自転車を占拠しますが、これは報瀬の進む道を阻む物であり、キマリは機転でその障害を取り除きます
この時点でキマリの心は動き始めていたんでしょう
これでキマリと報瀬の仲がグッと近付き、心を許すように本音で語り合います
報瀬の南極行きを手伝いたいと言うキマリに対して報瀬は一緒に踏み出そうと二択を突き付けます

翌日報瀬に会いに行くキマリ
決意を固め、元気よく走るキマリの脚がアップで写されます
更にダメ押しで港に停泊する南極観測船まで全力で走る2人の脚のアップ
ここでようやく2人揃ってスタートラインに立ったということなんでしょう
導入としてもよく出来た1話だと感じました
次回以降が楽しみです{/netabare}

投稿 : 2024/02/10
閲覧 : 175
サンキュー:

3

ネタバレ

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

リアルタイムで観たかった。2024年1月Eテレ再放送中。

2024年1月

もう何度再放送観たことか・・・でも
EテレGJ!!
ここのところ他に面白いアニメ無いし。

観ていてこんなにワクワクして
胸が熱くなって感涙するアニメは
何度でもおかわりOKです!!



アニメでこんなに泣いたのは「まどマギ」以来です。
良いアニメは何度も繰り返して観れます。
繰り返すほどに、細かなシーンに気付き感動します。

私の好きな回は

第6話で、報瀬が自分優先から4人で行くことが
最優先と熱く語るシーン。

第11話で、これも報瀬が日向を「親友」として
熱く語るシーン。「ざけんな!」は鳥肌です。

そして皆さんが挙げられる第12話。
こういう泣かせ方があるんだと感心しました。
報瀬の声優さんも上手で、何度観ても泣けます。

途中で挿入される音楽もどれも決まってて
完成度の高いアニメだと思いました。

全ての世代が観れる作品です。

投稿 : 2024/01/26
閲覧 : 451
サンキュー:

38

きゅん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

満足

良いアニメ〜

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 62
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

また見る

普通に面白かった

投稿 : 2023/12/19
閲覧 : 67
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マサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

【68点】知識なしの初見なら泣けるかもしれない作品。キャラの行動は理解し難い。

オリジナルアニメ。南極に行くことを目指す女子高生たちの物語。

当時は割とガチ泣きしたけど、今思い返すと微妙…的な作品。(昔も前半面白くないな…とは思っていたが)確かに後半は団結力が芽生えたり報瀬の母のメッセージの場面で泣いたりしたが、南極行くまでにうだうだしてる所とかヒステリーを起こしてギスギスさせる場面がひたすら不愉快…というより本編全話通してキャラの描き方が悪い意味で花田十輝らしい。花田脚本はキャラに無意味に不快感を抱かせる行動を取らせて話をこじらせてくるので普通のアニメのギスギスよりよっぽどタチの悪い描写を入れてくる癖があるのか、このアニメも例に漏れず花田十輝の悪い手癖のようなキャラ描写が悪目立ちしていて、当然ダメなタイプだった。

艦これ1期やスパスタ2期でもわりと花田脚本のそういう所は叩かれてる節はあるので花田さんはいい加減キャラの描き方を学んで欲しいと思います…

投稿 : 2023/08/30
閲覧 : 361
サンキュー:

6

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nbf85jhmW さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

なぜ評価されているのか理解不能

良かったところはメールの件くらいかな
まずいちいちセリフがキモい
「軽く死ねますね」「ざまぁみろ!!」など
単純にウザイ、気持ち悪い、イライラします
アクションがオーバー過ぎるので逆に泣けない
キャラクターデザインも酷い、正直言って不細工、ストーリー重視だから敢えてなのか知らないけど

南極要素もほぼゼロ、せいぜい氷が割れるくらい
そもそも南極でなくても一工夫で完結できてしまう
んだよね。完全にPVとOPと表紙詐欺。見る前は南極行ってあの手この手のドタバタ展開(メイド・イン・アビス的)なの期待してたのですが、その様なワクワクする描写は何一つなかった。大事件がない。

「南極いけるのかなぁ~?」「行ける!私達なら行ける!!」
こんなんばっか。凄い眠くなる。退屈
さっさと行けよって思いましたね
結局南極に着いたのは物語の超後半っていう笑
シュタインズゲートやコードギアスのような
続きが気になるような超展開がなく睡眠導入剤にもってこいの作品。

ただの女子高校生が、南極いきたくなって、仲間つくって、南極ついて、母の死を確認して、帰ってくるだけのアニメ。

なんでこんな評価されてるんだろう。最近のアニメに盲目な学生達が評価してるんだろうなぁ...w
そんなに面白いか?これ
ここ最近のアニメなら『マシ』なレベル
流石に駄作とまでは言わないが、トップクラスの完成度かと言われると疑問しか湧かない

あにこれは割と正当な評価をされているかと思ったが最近は明らかにおかしい
上位100作品を視聴した人のみ評価可能にしてほしい。思い出補正や世代のおかげで正当な評価をされないダメなサイトになってしまいますよ
ていうか2位がこのすばの時点で失笑もの
もうメチャクチャですね
この作品もせいぜい20位~30位くらいが妥当

このアニメを称賛してる人は詐欺に引っ掛かるほどの真性のバカか、ただのJK好きの萌え豚のオッサンのどちらかです。
あーつまんなかった。時間返してほしい。

投稿 : 2023/08/26
閲覧 : 3403
サンキュー:

31

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

自分の信念を持って努力し続ける物語

自分の信念を持って努力し続ける物語
信念を持ってなにかに向かうのってすごいなぁと思える!

投稿 : 2023/08/22
閲覧 : 93
サンキュー:

2

赤羽カルマ最強 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

個人的評価 神アニメ

ストーリー 20点 1話1話の完成度が高い、伏線の回収も上手くいっていた
作画 20点 映像はかなり綺麗
声優 19点 有名な実力派の声優ぞろい
設定 19点 キャラクターはきちんと掘り下げがあり、魅力的に感じる
音楽 20点 OPは名曲
総得点 98点
1クールなのに完成度は結構高く感じました。花田さんにしては脚本は上手いと感じました。

投稿 : 2023/08/10
閲覧 : 139
サンキュー:

4

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カール さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

君たちはJKが好きか

3年前、消息を絶った母親がいる南極へ。
堅牢な決意で南極を目指す少女と、

賑やかしの友人たちによる、
JK4人組の南極体験ツアー。
みたいな感じ。

物語は2部構成で、
1部は、南極行くのって大変よ。
2部は、南極にやっと着いたよ。
と、なっています。

正直な感想ですが、
1部は面白いです。

南極にJKが行くことがいかに難しいか。
金銭面や学校生活、初めての海外に、
トラブルが続出。

いざ観測船に乗り込めば、
慣れない船内生活に、
襲いかかる津波の脅威。
未だに引きずる敗戦国の憂鬱。

さまざまな経験と学びから、
JKたちはようやく南極に辿り着く。

そして2部が始まった途端、
南極を舞台にした、
のんびりJKの
日常アニメへと変貌してしまう。

1部において、
ルート工作の訓練模様があり、
少女たちの特性を見せるシーンは、
後半での伏線なのかと思いきや、

南極に着いてからは、
遭難するような危険もなく、
終始穏やかな生活が続きます。

その原因となっているのが、
彼女たちJKは、
観測隊にとってはゲストキャラであり、
専門的な仕事は任せられない点です。

JKたちの仕事は、
あくまで雑用であり、
当然ながら命の危険はありません。

その結果、
南極がもたらす
大自然の脅威に悩まされるのではなく、

「友達って何?」
といった、
人間関係に悩む始末。

そんなことは日本で悩みなよ。
って思うわけですが、

ごみ処理や荷物運びなどが
主な仕事のJKにとっては、
そっちの方が重要なのかもしれません。

最終的に母親の死を乗り越え、
少女は成長を遂げますが、
ここで時間切れ。

日本に帰りますよ。
っとなり、涙の辞別となります。

他3人は、南極に何しに来たの?
と、ツッコミたくもなりますが、
彼女たちもいろいろと働いていたので、
無意味とはいいません。

ただ、せっかく南極に来たのだから、
雄大な自然に立ち向かう姿や、
ゆるくないキャンプ生活などを、
見せてほしかったわけですよ。

救える可能性があるにも関わらず、
二次災害を防ぐために、
仲間を見捨てなくてはならない非情な決断。
あの南極での苛酷なシーンを見せておいて、

いざ南極に着けば、
「ペンギン可愛いー! 臭いー!」
と、ほんわかシーンの連続だと、
犠牲になった人も浮かばれないでしょう。

できることなら、
主人公を成人女性にして、
正式な観測隊員とすれば、
厳しい南極の生活も描けるので、

立派なお仕事アニメとして
差別化できたと思うのですが。

やっぱり見てもらうには、
主人公はJKじゃないと駄目なんですかね。


ありがとうございました。

投稿 : 2023/07/31
閲覧 : 132
サンキュー:

3

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

どうしてもキャラだけは好きになれない

話は良かったと思うよ?南極に対してかける思いとかは引き込まれたし終盤の展開は普通に感動した。

ただ、キマリとめぐっちゃんだけはどうしても好きになれなかった。スタンスが終始適当なキマリ、嫉妬心で戦犯ムーブかますめぐっちゃんの2人がひたすらノイズになってた印象、キマリはもう少し落ち着いて行動させた方が話的にストレス溜まりにくかったかもしれない。他のキャラも扱い方が微妙なんだよな。

話はわりとできてたとは思うがやはりキャラの酷さは花田由来のものだからそこはどうにかして欲しかったなぁ…

投稿 : 2023/07/15
閲覧 : 124
サンキュー:

2

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

作画も声優も良かったけど…

簡単なキャラ評。
キマリ→同情できる要素がないから、観ててイライラした。

シラセ→めんどくさいキャラだけど、人間味があって一番青春してた気がする。

ヒナタ→良くも悪くも一番大人だった。

ユヅキ→ヤンデレキャラ。だけどそれ以外あまり印象がない。



大手アニメ会社のオリジナルだから、作画も声優も良かったけど、正直好みじゃなかった。

「南極」ってことを除けば普通の青春作品だから、主役キャラに感情移入できなくなった(orイラつきを覚えた)時点で面白くなくなるけど、そのキャラがまさにキマリだった。

典型的な青春系主人公キャラだけど、観てると何故かイライラしてくる。「新しいことがしたい」っていう誰しもが思う動機だから、一見感情移入しやすく見えるけど何故かキマリだけはイライラした。
このイライラの正体は自分でもよく分からないけど、強いて言葉で表すなら「無神経さのご都合主義」ってとこかな。もっと作中でキマリが苦労をする場面(大人に怒られたり、家族と不仲になったり)があれば、このイライラも消えたんだろうけど……。

投稿 : 2023/07/04
閲覧 : 157
サンキュー:

4

hidehide さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

南極って…

背景に砕氷船…この時点で、
氷…?…女子なので、ペンギン的な?…と
思っていたのですが…

まかさの、真っ向勝負で南極、とは…

今の日本、
ナンとも生きづらく、せちがらい、
何かにつけて、やんやと騒ぐ倫理ナンとか、
世の中、親、PTA などがウヨウヨと…

『女子高生が南極に行く!』

ナンてなった日にゃ、バッシングの嵐でしょう…

ひがみ、生意気と思いつつ、心では羨ましがり、
危険だからと、いう理由を押し付け、
その大元すら否定し叩く事でしょう…。

めぐっちゃん、は
そんな世の中の象徴、の様にも感じました。

アニメだから、と言ってしまえばそれまでですが、
設定的にはありえず、

…が、しかし!

『不可能ではないのかも!?』

…とも思わせられる設定にはワクワクしましたね。
『俺も南極、行きてぇ~!!』みたいな。

15、16の高校生が、
まだまだ長い人生の『階段はこちら→』的 案内板の、
更にその案内板の『案内板はこちら→』の先に、
きざし、かけら、をやっと見つけた、宝探しの様な、
そんな輝きに満ちた挑戦と未来には、
南極すら、
1つのアイテム、通過点でしかないのでしょうね。

声優よし、設定よし、展開よし、テンポよし、
13話、凄く詰った映画の様に感じました。

歳を重ね、改めて見たのですが、
やはり、イイ作品は、今見ても本当にイイですね。

そして、歳のお陰で、また違った思いが馳せる…
イイ作品の醍醐味です。

投稿 : 2023/06/13
閲覧 : 481
サンキュー:

32

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

エモさ以外を捨てたアニメ。

【概要】

アニメーション制作:マッドハウス
2018年1月 - 3月に放映された全13話のTVアニメ。
監督は、いしづかあつこ。

【あらすじ】

群馬県に住む高校2年生の玉木マリ(キマリ)は、高校生になったらしたいことが色々あったはずが、
何も出来ないままだった。高校に入学したらやりたいことを書いた手帳を自室で見つけ、
「青春する」という文字を見て号泣。友人にアリバイ作りを手伝って貰って、
学校をズル休みを一人旅を目論むも、踏み出せずに諦めて結局は登校してしまう。

その日の帰宅途中、駅のホームで駆け込み乗車をしていた同じ学校の女子生徒が、
スポーツバッグから落とした封筒をキマリは拾ってしまう。中身は100万円の札束だった。
持ち主である女子生徒は小淵沢報瀬。南極観測隊員で行方不明の母親がいた場所に行くために、
高校生が行けるわけないとバカにされながらも日々のアルバイトで貯めたという。

バカにされながらも頑張っている報瀬を応援するとキマリは言うが報瀬は素直に受け取らない。
更には、南極に同行する気があって広島県呉市にやってくる南極観測船の下見に行くのなら、
応援が本気だと信じると言う。後日、広島行きの新幹線の中でキマリは報瀬と再会。
それは、一緒に南極を目指す少女たちの第一歩だった。

【感想】

アルゴリズムの変更に伴い、総合ランキング1位に躍り出た作品。

ALL5を付ける人が多い一方で、

『数々の名作を差し置いて、これが1位はおかしい!』

という意見も多く、画像無しのアカウントでALL1を付ける人もちらほら。
それはさておき、実際に観てみた感想ですが、かなり作為的なアニメに見えます。

このアニメで伝えたいことは、4人組の南極行きを通じた様々な出来事で、
何を思い何を感じたか?の一点に絞られて4人組の主観・視点で構成されています。

なので、彼女らの感情に反する人たちは、
原則的に徹底的に負の存在&雑音として扱われています。

南極に行きたいという話にしても、
身内として反対してたはずの保護者(説得シーンカット)
&許可できないとしていた民間南極観測隊(芸能人レポーター参加の交換条件で承諾)
ですら簡単に折れる“物分りの良い存在”ですし、
未成年者に対して責任を持って対応しているはずの大人の言い分すらオミットしている。

明確に自分の考えを持って南極行きに対してアンチ工作していた例の人も、
結局はマイナスの感情で卑怯なことをしていたとの話ですし、
夢みたいな主人公らの気持ちに歯向かう存在には、正しい行動がないという作為。

これが、P.A.WORKS作品であるならば、ババーン!と年長者が若者のふわふわに対して、
丁寧に諭して導いたり厳しく躾けて鼻っ柱を折るところでしょうが、

大人キャラの視点からの常識的で冷静な指摘や提案などは、
それらが作品で伝えたい主題に背反して、展開に収拾がつかなくなる要素であるからこそ、
スポイルされまくった物語と言えるでしょうね。

“肯定されたいティーンズの欲求を代弁するアニメ”から不必要な要素を伐採し、
その要素を敵視しまくった作品。このアニメには、こんなイメージを持ってしまいますね。

『やりたいからやる!』
『夢を否定しないで!』
『今までと違う自分になりたい!』

未成年時にありがちな感情なのですが、夢を叶えるのは一筋縄では行かず、
夢に向かう者は“気持ち”だけでは不十分。目指すステージへの参加資格を得ようと、
知識・経験・技術を得る鍛錬と努力をしていますよね。
受験に合格するにも学力が、スポーツ選手がプロ入りするにも実績やスカウト評価が、
必要なのと同じです。

振り返ってみれば、「南極少女」と陰口を叩かれていた報瀬が『ざまあみろ』と見返すために、
とった手段は、専門的知識・経験を持った技術者として観測隊の公募に応募することではなく、
本人が手回しをしていないにせよ、コネで芸能人にくっついて観測隊に参加という裏技。

母親を南極で失った報瀬以外には南極に行かなければならない切実な理由がなく、
4人組のやりとりは気分的には観光旅行と大差がない。あと自分探し。

南極観測隊員の仕事がメインではなく、
あくまでも南極行きを肴に友情を育んだり観測船などで日常をする話でありますので、
4人組の感情を理解して共感して、彼女らの視点で物語を楽しめないと、
ただ単に毎回泣かせに来ているだけのアニメとして充足感が中途半端に終ってしまいます。

このアニメに否定的なニュアンスを持つ人は物語の作り方が気に入らないし、
肯定的な人は、『良いんだよ!アニメで表現したい部分は4人の気持ちだから!』
評価を分けるポイントは、そこだと思います。

個人的には、
・日常コメディが笑えるほどに面白くはなかった。
・南極観測隊員の大人キャラ(特に男性)にプロとしても人格面でも魅力が薄かった。
・4人が南極行きに苦労をしてないし、遊んで帰ったという印象が強い。
・↑報瀬の母親の死と12話後半の感動ドラマに比してあっさりしすぎて軽いという印象。

大人の職業人や老成した人格が描かれているアニメ作品が他社に存在していて、
作品で伝えたい主点が全く違うこともありますが、比較すると意図的に狭い視野で作られてて、
主人公たちの友情や泣かせ以外の描写がイマイチに見える。

友情や自分の知らない世界に接する感動で少女たちが心を動かされる話にせよ、
彼女らは特別な景色・特別な友達で無いと決定打にならない人たち。
どことなく、4人の少女たちの心のなかで序列と区別を作ってしまっている。
それが周囲にも見透かされていて、心の溝を作っているのは彼女たち自身ではないか?
とも思えてしまいます。本質的には少女たちの“好き”と“嫌い”で、
彼女らの眼鏡にかなわなかったものが、毀損されている部分があるのではないか?

と、純粋に物語を楽しむには脳内に雑音が多すぎたので、
ちと点数が微妙になってしまいました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/05/23
閲覧 : 858
サンキュー:

79

ごりたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:----

青春アニメの最高峰『ここじゃないどこかへ』

圧倒的青春。コメ主が中高生くらいの時に感じてた思いを1話から主人公達にバッチリ言い当てられて痛く共感し、ボロボロと泣いてしまいました。
いい意味で期待を裏切るキャラ達の行動に終始飽きることはありません。
特にすごいなと思ったのは南極について最初に言う言葉が「ざまぁみろ」だったこと。凡人が作るアニメキャラであれば涙を流しながら「お母さん…着いたよ」みたいなこと言う場面ですが、しらせは違います。いつも大きな行動を起こそうとする人は周りから非難されます。何にも関係のない人からでさえも。僕もそういう経験がありましたし、そういう周りのガヤたちが心底嫌いでした。でもこの言葉を聞いた時、自分自身がとても救われた思いになって超〜スッキリしました。

最初から最後までどのエピソードを切り取っても面白い。ここまで1クールで完成されきった青春アニメは今後出ないかもしれないですね。ありがとう、よりもい。

投稿 : 2023/05/02
閲覧 : 152
サンキュー:

11

T.N さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

時間を忘れて見てた

女子高生達の友情がよく響くアニメだと思います。

時にけんかしたり笑い合ったり泣いたり分かち合いがとてもよく描かれている

作品です。また南極に関して作画含め丁寧に描かれている作品だと思います。

見終わり良いアニメだったと心から思えました。

投稿 : 2023/03/07
閲覧 : 92
サンキュー:

3

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宇宙よりも遠い場所のストーリー・あらすじ

いつだってボクらの一歩は好奇心から始まった。
見たことのない風景を、
聞いたことのない音を、
嗅いだことのない香りを、
触れたことのない質感を、
味わったことのない食物を、
そして感じたことのない胸の高鳴りを、
いつの間にか忘れてしまった欠片を、
置き去りにしてきた感動を拾い集める旅。
そこにたどり着いたとき、
ボクたちは何を思うのだろう。
吠える40度、狂う50度、叫ぶ60度、
荒れる海原を超えた先にある原生地域。
地球の天辺にある文明を遠く離れた遥か南の果て。
これは《南極》[宇宙よりも遠い場所]に向かう
4人の女の子たちの旅の物語。
ボクらは彼女たちを通して、
明日を生きるキラメキを思い出す。(TVアニメ動画『宇宙よりも遠い場所』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年冬アニメ
制作会社
マッドハウス
公式サイト
yorimoi.com/
主題歌
≪OP≫saya『The Girls Are Alright!』
≪ED≫玉木マリ(CV.水瀬いのり)小淵沢報瀬(CV.花澤香菜)三宅日向(CV.井口裕香)白石結月(CV.早見沙織)『ここから、ここから』

声優・キャラクター

水瀬いのり、花澤香菜、井口裕香、早見沙織、能登麻美子、日笠陽子、Lynn、金元寿子、本渡楓、大原さやか

スタッフ

原作:よりもい、監督:いしづかあつこ、シリーズ構成・脚本:花田十輝、キャラクターデザイン・総作画監督:吉松孝博、美術設定:平澤晃弘、美術監督:山根左帆、色彩設計:大野春恵、撮影監督:川下裕樹、3D監督:日下大輔、編集:木村佳史子、音響監督:明田川仁、音響効果:上野励、音楽:藤澤慶昌、音楽制作:KADOKAWA、協力:文部科学省/国立極地研究所/海上自衛隊

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