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「劇場版 響け!ユーフォニアム ~届けたいメロディ~(アニメ映画)」

総合得点
78.4
感想・評価
271
棚に入れた
1458
ランキング
561
★★★★★ 4.2 (271)
物語
4.1
作画
4.4
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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劇場版 響け!ユーフォニアム ~届けたいメロディ~の感想・評価はどうでしたか?

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

第2期を思い出しながら、しみじみとする作品

TV版本編、第1期、第2期とも視聴済み。

この作品は、第2期後半の総集編というより、あすか先輩と久美子に特化した物語というべきかも知れません。
第2期から様々なシーンが割愛されていますが、物語として違和感なく、上手く紡がれています。

私にとっては、第2期を思い出しながら、しみじみとする作品。
感動的なシーンが、ギュッと濃縮された作品です。

だけど、この作品はユーフォの魅力の、ほんの一部に過ぎません。
私一押しのポニテ先輩とかほとんど出番無いしなぁ・・・。

是非、TV版本編も視聴して下さいね。

投稿 : 2024/09/17
閲覧 : 423
サンキュー:

37

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

総集編どころか本編以上です。

【概要】

アニメーション制作:京都アニメーション

2017年9月30日に公開された105分間の劇場版アニメ。
原作は、宝島社文庫から刊行されている武田綾乃による小説。

監督は、小川太一。総監督は、石原立也。

【あらすじ】

北宇治高校吹奏楽部は今年から顧問が滝昇に変わり、
本気で全国を目指すか、ただの思い出づくりの部活動にするかを部員全員の挙手で決めて、
全国を目標にした、部員を甘やかさないスパルタ主義の指導で実力をつけた吹奏楽部は、
府大会で金賞を獲得し、そしてベストを尽くした次の関西大会では、
関西三強のひとつの秀塔大附属高校のミスがあり、吹奏楽コンクール全国大会出場を決めた。

全国大会ゴールド金賞を目指しての夏の強化合宿を終えての二学期に入るが、
副部長で吹奏楽部の支柱である三年生の田中あすか先輩を将来の邪魔であると退部させようと、
彼女の母親が学校に乗り込んできて噂になり、吹奏楽部全体に動揺が広がる。

主人公でユーフォ奏者の一年生・黄前久美子は同じ低音パートで接触が多いこともあって、
あすか先輩が部を辞めてしまわないかと気が気でない。

部員の心配をよそに飄々とした態度で笑っているあすか先輩ではあるが、
時折寂しげな表情を見せる。
久美子のあすか先輩への思いはやや複雑なのだが、
モヤモヤした気持ちを形にして何を伝えたいのか?久美子の思いはあすか先輩に届くのか?
これもまた、高校のたった三年間の濃密な青春の日々の物語なのだった。

【感想】

総集編映画を作るにあたり、本編の素材を厳選して再構成されたわけですが、
京アニでも随一の完璧主義者な理論派である小川太一氏が初監督を務めるにあたり、
選り抜きの名シーン集のダイジェストムービーにしたくなくて、
方針を決めるヒントを得ようと石原立也総監督と山田尚子氏と相談していたわけですが、
予備知識がない人でも映画単体で楽しめるようにと、映画の物語の芯の部分を何にしようかと、
当時のシリーズ演出の山田尚子氏との会話でヒントを見つけて、

くみれい(久美子と麗奈)と、のぞみぞ(希美とみぞれ)と、
ユーフォの人気要素の描写を間引いて作られたのが、
あすか先輩をより深堀りしての久美子との先輩後輩の物語になったのですね。

(公式のインタビューより)

特に2期での傘木希美と鎧塚みぞれのクライマックス話で、
ユーフォファンからは大人気の南中カルテットの至高であるとも言える名エピソードの、
第4話「めざめるオーボエ」は、小川監督が自ら絵コンテ・演出をしたものですが、
それすら映画の主題からの脇道であり、第4話を入れるなら前提の積み重ねを外せないですし、
それで尺を大量に使うならばと関西大会以前の話の大部分をカットしてしまう決断力、
そして、早朝のあすか先輩の独奏シーンを、彼女を表現するには欠かせないとして、
合宿開催の時系列を関西大会前後で入れ替えてしまう徹底さに、
小川監督にも渾身の演出をした当事者として第4話を蔑ろにしたくない葛藤がありましたが、
自分の手柄とエゴよりも作品全体を優先する姿にプロフェッショナルの魂を見てしまうわけです。

(のぞみぞ成分は「リズと青い鳥」があとに控えていますので、
 そっちで補給してくださいとのこと)

そして、小学生時代のあすか先輩とユーフォニアムの出会いの回想シーンを導入部にして、
あすか先輩の新規カットを数多く挿入することで、
主に黄前久美子を中心とした群像劇であるTV版から、
より心が鮮烈に表現された、あすか先輩が主人公の物語にリフォームされたわけですね。

それがいかなる効果をもたらしたかというと、美人で何でも出来て皆から頼られていて、
創作の世界から抜け出してきたかのような飄々とした立ち振舞で人に接する、あすか先輩。
その彼女の言葉や態度の裏に隠れている傷つきやすい普通の女の子の姿を、追加カットから、
視聴者である我々が繰り返し繰り返し想像してしまって、感極まってしまうわけです。

強いふり、傷ついてないふりの精神的な武装をして、誰にも弱音を見せずに、
周りから見た「田中あすか」を完璧に演じてきた彼女の仮面を外してみせた久美子。
久美子にも家族の話があって、そこから得た理屈ではない直感で、
全てを理解してるわけではないですが、あすか先輩の心の真実の一端に触れて、
心が折れかけていた、あすか先輩の本当の願いを背中から後押ししていったことで、
誰にも見せない、あすか先輩の素顔を久美子に曝け出してしまうことに感動があるわけですね。

人の心を動かすのは理屈で屈服させるディベートゲームの勝敗ではなくて、
素の感情をまっすぐぶつけて、相手の素の感情を引き出すこと。
この人ならば信じていいと人に思わせるのに、いちばん大事なことの話であって、
そこには意地も虚勢も詭弁も必要ないわけです。

TV版からアレンジを加えてパワーアップした数々の演奏シーンの素晴らしさも勿論ですが、
整理されたシナリオのドラマ性など全てにおいて最高のアニメ映画であると思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/07/10
閲覧 : 117
サンキュー:

27

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

互いの瞳に映るもの<追記;再視聴>

TV版2期の劇場版。
私の最も評価の高い作品の劇場版。
単なる総集編だとたかをくくっていました。
でも、それは大間違い。
エッセンスを圧縮している分、感動もひとしおでした。
これは、TV版より高評価にせざるを得ません。
私、初の5.0点満点です。

音楽はもとよりすばらしい。
映像も当然すばらしい。
ストーリーは気絶級のすばらしさ。
声優さんは白熱の演技。
キャラたちの想いは・・・もうなんて言ったらいいか。

本劇場版は二人が主人公です。
本主人公の久美子。
そして、あすか先輩。

あすか先輩のどこか人を寄せ付けない性格のためかな。
久美子はあすか先輩のことが理解できない。
そんなとき、ある事件が発生。
{netabare}あすか先輩が部活に来なくなります。

幼少期より抱いてきた感情。
大好きなユーフォニアムを吹きたいという強い想い。
それをささえるのは、音を届けたい憧れの人の存在。
久美子は離れて行った姉へ。
あすか先輩は会えない父へ。

最大級の感動は、久美子のあすか先輩への直訴。
もう、寂しい想いをしたくない。
もう、同じ後悔はしたくない。
そんな、強い想いが久美子を突き動かしたのであろう。
その気持ちがわかりすぎるほどわかりすぎて・・・
彼女の感情を辿ると涙ボロボロでした。{/netabare}

静寂な金色の光束が似合う「響け!ユーフォニアム」
微かな風の騒めきを静める「響け!ユーフォニアム」
幾重にも重なった感情を胸に頑張れ久美子!
そして、また新しい物語が始まるのです。

<追記;再視聴>
{netabare}TV版を含めて再視聴しました。
希美先輩の復帰騒動が完全削除です。
『リズと青い鳥』へどうぞ。
と言ったところかな。

本劇場版の最大の見所は、2回の久美子のあすか先輩への告白です。
1回目は上記しているので割愛。
2回目は、卒業式後の雪のシーンです。
そう、入学式にあすか先輩を見たあの階段です。

久美子があすか先輩へ想いを吐露する。
あすか先輩が苦手だったと久美子。
わかってたとあすか先輩。
わかってないと叫ぶ久美子。
なぜなら、今では大好きだから。
そして、あすか先輩のようなユーフォが吹きたいと。

別れ際、楽譜を渡される久美子。
もう必要ないとあすか先輩。
その時初めて題名を知る久美子。
「響け!ユーフォニアム」
そして、夕日を浴びての美しいあすか先輩のユーフォ演奏。
劇場版ではこれがラストに変更されています。
だから、TV版より遥かに心を動かされました。{/netabare}

投稿 : 2024/05/19
閲覧 : 515
サンキュー:

33

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

~届けたいメロディ~

あすか先輩と久美子の家庭の事情がメインだった。
久美子の家より、あすか先輩の母が、かなりヒステリックなモンスターだった。

あすか先輩から、久美子へのバトンタッチ(引継ぎ)回だったようにも見えた。

投稿 : 2024/04/13
閲覧 : 48
サンキュー:

1

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あすか先輩の物語

あすか先輩を主軸にしたストーリーという印象でした。

冒頭から見事な演奏で見る人を惹きつけた上で濃密な人間ドラマが展開されるのですが、久美子の家庭内でのギスギスした感じ以上に、あすか先輩の退部騒動や、それに関しての久美子の奔走、あすか先輩の自宅での二人のやりとりと見応えがありました。その上で、終盤で演奏が終わって滝先生への口から「ある人」の伝言をあすか先輩に伝えるシーンは感動もの。それはシンプルな言葉なんだけど、暖かみを感じるものがありました。

テレビシリーズの二期を観ると、なお楽しめますが、劇場版単体でもしっかり感動出来るほどストーリーがしっかりしていたと思います。

投稿 : 2024/01/02
閲覧 : 79
サンキュー:

14

Tnguc さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

【お気に入り】 音色だけじゃない、声と声が心に伝わってくる。

~
 銀色と金色。1年と3年。感情と論理。2つのユーフォニアムの並びには、かつて果たせなかった、果たすことが出来なかった「後悔」という姉妹での演奏の影をあすか先輩に重ねる主人公・久美子(くみこ)の気持ち。練習の成果だけではない、あらゆる想いを、声ではなく音色に乗せて、一瞬で散っていく青春の時間を犠牲にしてまで「特別」を追い求めた生徒たち。譜面の上に貼り付けた写真たちが語る、彼女たちの努力と友情の結晶体は、今までの練習の描写があるからこそ強い説得力が生まれている…。テレビ版の総集編なのに、まるで初めから一つの映画だったかのような感動の連鎖は、久美子とあすか先輩だけにフォーカスをした構成の妙によるもの。なにより、元のテレビアニメが持つ地のパワーを改めて思い知ることができる。本来、この映画は来たる続編の復習をするためにあるような作品であるはずなのに、もう戻ることのできない、2人の閃光のような一瞬の関係の尊さが燦然と際立つ。そして、かつて形にすることが出来なかった思い出を、今度はしっかりと残すことができた久美子の情熱の痕跡は、未来に繋がらなくてもいい、この悔いのない気持ちこそが、きっと「特別」なんだと思う。


個人的評価:★★★★☆(4.0点)

投稿 : 2023/07/09
閲覧 : 205
サンキュー:

9

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

2期の総集編

私は、先輩のことが――。吹奏楽コンクール全国大会出場を控えた、私たち北宇治高校吹奏楽部。うだるような夏の暑さが去り、秋の涼しげな気配が近づいたころ。先輩が退部するかもしれない……。私たちを襲った衝撃は大きく、不安をそう簡単に拭うことができなかった。美人でカリスマ性があって、ユーフォが上手くて、みんなから頼りにされている「特別」な先輩。でも、ふとした瞬間に見せる氷のように冷たい表情、他人を突き放すような瞳、誰にも本当の自分を見せない先輩。「全国に出たい」誰よりもそう思っているのに、ただの高校生のくせに無理に大人ぶろうとする先輩。そんな先輩が私は苦手で……、もしかしたら嫌いだったかもしれない。だけど私は――。あなたと一緒に響かせたい。あのあたたかいメロディーを。だって、私は先輩のことが大好きだから――というあらすじ。


あすか先輩に対して本気で想いをぶつける久美子は良かった。
あの闇が以外と癖になる。

投稿 : 2023/07/09
閲覧 : 107
サンキュー:

4

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ユーフォの劇場版、色褪せない素晴らしい作品。

久しぶりにユーフォを観ました。

以前からとても好きな作品ということもあり、
新鮮な気持ちで終始観ることができました。

特によかったシーン・流れは、
あすか先輩と久美子が思いを伝えていく過程ですかね。
お互い、段々と信頼というか、仲が深まった感じなところ。
厳しい部活な部類なのだろうけど、こういうのイイと思います。

EDはやはり安定のTRUEさんの「サウンドスケープ」。
劇場版用に、しっとりと歌われていました♪


今度、公開される新作の劇場版も非常に楽しみなところですね。

投稿 : 2023/05/14
閲覧 : 178
サンキュー:

16

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2期のラストに感動した方たちへ

響けユーフォニアム2期の総集編的な劇場版です。
でも、単純な編集ものではなくて、新カットも多数加えたディレクターズカットみたいな感じです。

私は2期を見てから友達の勧めでこの「届けたいメロディ」を見たんですが、あすかの話を中心に編集されていて、もちろん限られた時間ですので、みぞれと希美の話とかカットされてる話もあるけど、とても良い出来だと思います♪

この劇場版を見ると、こういうシーンが見たかったと思うようなカットが新たに追加されていて、2期13話を見てから、補足的にこの劇場版を見るのがおすすめです!!
というか、2期のあのラストに感動された方はぜひ見るべきです☆

あすかに感情移入しながらこれ見てたんですが、さらに感動して全国大会後のあのシーンでは泣いてしまいました。

ラストに河原の演奏シーンをもってきたのも素敵でした。

投稿 : 2023/05/06
閲覧 : 493
サンキュー:

34

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

完璧すぎる総集編。濃密なシスターストーリーを見届けよう。

TVシリーズ第2期の総集編。みぞれと希の話はカットされていますが、今作では久美子の姉である真美子とあすかによるシスターストーリーをメインに描いていきます。あすかを中心とした追加カットも含まれており、TVシリーズ以上に感情移入がしやすい作品に仕上げられています。また、コンクールシーンもノーカットとなっているので、思い残しがないように制作されています。終始涙無しでは観られません。非の打ち所がない完璧な総集編です。ラストシーンの演出も込みで素晴らしい作品です。

投稿 : 2023/01/13
閲覧 : 299
サンキュー:

6

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

A. ネタバレ注意 – 宇治の美しい風景とユーフォのハーモニー

2017年
武田綾乃の小説  
制作:京都アニメーション キャラデザ:池田晶子

高校吹奏楽部が舞台の友情、青春、成長物語 の2期の総集編


<メモ>
1期と同じように今作は2期の総集編かと思ったら
あすかを中心にして新規絵を入れた再編集版でした。

公開告白の「先生 好きです!」さえもカットしてましたが
とてもすばらしい編集だと思います。

アニメ版でも思ったけどあすかのユーフォをBGMに映し出される宇治の風景が本当に美しい。
外国の人がアニメを観て日本に憧れるのがわかる美しさでした。

世の中を達観して大人びてみえたあすか先輩、
部員の悩みやもめごとなど「心底どうでもいい」些細な事と思えてしまう
あすかの置かれた家庭環境が悲しいですね。

先輩の未来に幸あれ。


22.1.10

投稿 : 2023/01/13
閲覧 : 139
サンキュー:

10

なご さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

総集編だけど見る価値あり

2期の総集編。

カットも多いが追加シーンもあるので、2期を観終わっても見る価値あり。
2期を観たなら、観なくてもいいとも言われているが、好きなら観るべし。

観終わって、このアニメ大好きだなと実感した。

投稿 : 2022/10/04
閲覧 : 134
サンキュー:

8

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「諦めるのは最後までいっぱい頑張ってからにしてください!」

響け!TVアニメ2期に相当する劇場版です。1期の劇場版はわりとTVアニメのダイジェスト版といった感じですが、こちらは、久美子と田中あすかの関係をメイン・ストーリー、久美子と姉の関係をサブ・ストーリーに据えて、かなり再構成しています。ストーリーをかなり絞ったことで、シンプルになり、私には分かりやすくなりました。

特にクライマックスの一つである、昼休みに久美子があすかを吹部に戻すために説得するシーンは、TVアニメ版ではあすかの久美子への口撃が酷すぎる印象があって、どうも好きになれなかったのですが、こちらはとても印象的でした。TVアニメではみぞれ&のぞみ事件での久美子についてのあすか評がひどすぎ、と感じた記憶があるのですが、劇場版ではその事件が割愛されて、この部分のあすかによる評価がわりと一般論(久美子って安全な距離から眺めてるだけだよね、みたいな)になってたので、そこまで気になりませんでした。

実際、このシーンは、空気を読むことに専念していた入学当初の久美子からの最終的な決別シーンでもあります。みんなって誰、というあすかの問いかけにより「空気」の曖昧さを突かれた久美子は、自分を前面に押し出して、あすか先輩を説得するしかなかったのですから。

唯一残念だったのは、ストーリーが絞られたことで、麗奈の「先生、好きです」シーンがなくなってしまったことくらいですね笑

この作品群はなんだかんだとても好きなので、原作も買って読み始めました。TVアニメのレビューで、原作はもっとじめっとしている、と書いている方がいましたが、確かにそんな感じはあり、ただ逆にいえば、原作・TVアニメ・劇場版とそれぞれ違って、みんな楽しめる、とも言えそうです。

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 187
サンキュー:

16

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

久美子とあすかの二人に絞ったスピンオフ作品として成功している

前劇場版「ようこそ」に比べるとストーリーの構成が格段に良かったです。
それは、久美子とあすかの二人に絞り関係ないところは潔く切り捨てたからです。
これだけ軸がはっきりしていると、ただの総集編とは呼べません。
もはやこれは「リズと青い鳥」のような二人の関係に絞ったスピンオフ作品です。

TV版との大きな違いは、全国での演奏シーンが追加されていることです。
このシーンがあって、はじめてサブタイトルが回収されます。
あすかがユーフォを始めたきっかけになった父親にむけてメロディを届けたのです。
「届ける」には、相手が「受け入れる。承知する。」の意味があります。
この物語でも、演奏後にあすかの父親から間接的にねぎらいの言葉がありました。
あすかのメロディが父親にちゃんと届いたことが分かった瞬間です。
また、久美子も同様に楽器を始めたきっかけになった姉にメロディを届けています。

そして、最後には、あすかから久美子にもメロディが手渡されました。
全国の会場であすかに「ユーフォが好きだ」と言った久美子。
その久美子にあすかは「響け!ユーフォニアム」と言うメロディを届けたのでした。
メロディとは、音の旋律だけではありません。
そこには伝えたい想いや気持ちも含まれているのだと思います。


TV版を再構成した劇場版は、物足りない部分があるのは仕方ありません。
前作は良くも悪くもただの総集編のように感じたので余計に不満がありました。
しかし、本作は、尺の短さを逆手に取ったスピンオフ風作品だったので満足でした。

ちなみに楽器に譜面台や服の映り込みまでを描くって・・・正気でしょうか?
「神は細部に宿る」とはよく言ったものですね。
細かい部分までこだわり抜くことで全体としての完成度が高まると言うことです。

投稿 : 2022/01/14
閲覧 : 277
サンキュー:

30

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

追加カットは演奏シーンだけ…じゃなかった

原作未読、テレビアニメの2期、前作の劇場版は視聴済み。

前作の劇場版が、新規カットは演奏シーンくらいしかなかったため、こちらの劇場版もそうなんだろうなと思っていたら、演奏シーン以外にも新規カットがあった。

{netabare}とはいえ、あすか先輩単独、もしくはあすか先輩と親のみが登場するシーンを中心に少し追加されただけなので、物語の内容にはほとんど影響はなかったと思う。

この劇場版では、みぞれと希美のエピソードを丸々カットし、あすか先輩との関係を物語の中心に据えて編集している。

演奏シーンは、えきびるコンサートの宝島がフル尺になった。前作劇場版のレビューでも書いたが、屋外の演奏だと、金管の色が緑がかった色になっていたから、やはりテレビアニメの時とは色を変えたのだろう。

プロヴァンスの風と三日月の舞も、ついにフル尺で描かれていた。{/netabare}

内容はテレビアニメの総集編的なものだけど、アニメでは描かれなかった全国大会での演奏が描かれていたので、それだけでも見てよかったと思う。

投稿 : 2021/01/12
閲覧 : 236
サンキュー:

5

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

また総集編と思って油断してた

TV版の1期の総集編であろう
「劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」
に引き続き
2期の総集編にあたるのかなって思ってたこちらの
「劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」を視聴しました。

1期の劇場版が自分的には少々物足りなかったのであまり期待してなかったのですけど、今回の劇場版は良い意味で全く予想を裏切られました。

2期での久美子とあすか先輩との関係性に重点を置いて、というか
ほぼ全編がその点だけを凝縮して描いてたと思います。

TV版2期の感想でも書いたけど、2年生の希美の再入部の時とか
あすか先輩の考えてることが自分にはよく理解出来てなくてモヤモヤ
したところが2期視聴時の序盤にはありました。

この劇場版では、少し追加したシーン
と今まで観てきたシーンとの掛け合わせなのに、
不思議とあすか先輩にどんどん感情移入できるんです。

こうも作り方、構成の仕方でキャラの印象が変わるのに驚きです。

さらにこの作品では
TV版で肩透かしをくらって残念に思ってた幻の演奏。
「全国大会での三日月の舞」の演奏も聴くことが出来ます。
これだけでも見る価値あります!!


卒業式、雪の降るなか久美子があすか先輩にした告白
「私、先輩のことが苦手でした 
  ~ なんか難しい人だな~ってずっと思ってました。
       もしかしたら嫌いだったかもしれません。」

あすか先輩「だって、そんなことわかってたし」

「わかってないです。だって今は大好きですから!」

まさか観てる自分まで久美子と同じ気持ちになっちゃうとは・・

ほぼ同じシーンなのに
たぶん2期で観た時以上に泣けました。

エンディング、河原で並ぶ2人。
あすか先輩の奏でるユーフォの響き
お互いを理解しあった仲良い姉妹のように
2人が心の底から弾けるように笑い合うラストカット。

ちょっと観てるこっちが幸せな気持ちになって、
もう笑ってるんだか泣いてるんだか、心ぐちゃくちゃです~~。

TV版で満足してた人にもお勧めしたい作品です。

投稿 : 2020/12/10
閲覧 : 357
サンキュー:

37

ネタバレ

aonisai さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あすか先輩との短くも貴重な思い出

この作品は二期の総集編という立ち位置になっていますがあすか先輩周辺のエピソードがかなり補完されており、また重複するエピソードの尺がある程度減らされているので二期まで見た人でも飽きずにみられる内容になっていると思います。というより重複するところの削りが大きいので二期を挟まずに見るのはやや消化不良になると思います。
二期まででは自分の中であすか先輩はつかみどころが難しい人物だと感じていましたが、{netabare}久美子や他の部員には見せない彼女の葛藤や感情の起伏を感じ取ることができて自分の中での印象がかなり変わりました。{/netabare}
既に多くの方が言及されていますが。この作品の副題は~届けたいメロディー~です。見る前はあすか先輩から彼女の父進藤正和へ届けるということだと思っていましたが。久美子から麻美子へもありますし、もっと他には滝先生から亡き妻へ、みぞれから希美へというのもあると思います。幅のある素晴らしい副題です。
{netabare}エンドロールが流れる前に河原で久美子と二人きりのエピソードを挿入したのも非常によかったです。感動しました。エンドロールの後にあすか先輩から託されたノートをしっかりと写したのもよかった。 {/netabare}

ただ少し気になるところがあるとすれば{netabare}あすか先輩を説得する場面。自分の間違いでなければ二期10話とは別に声を取り直したと思うのですが正直二期の声のほうが久美子の必死さが本当にひしひしと伝わってきていたのでそこは少し惜しいなと思いました。{/netabare}

しかし全体としてみればエピソードの補完やあすか先輩へのフォーカスという点で二期とは違った面白さがありました。また演奏をフルで見られたのもよかったですね

投稿 : 2020/12/10
閲覧 : 235
サンキュー:

10

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2の総集編です。

シーズン2の6回からの再構成、総集編。

我らが、あすか先輩の物語ですね。

シーズン2の、のぞみとみぞれのエピソードは全カットです。

それで、「リズと青い鳥」が出来たのかな?

やっぱり、「響けユーフォニアム」はテレビ編を見て欲しいです。

映画も映像が綺麗でいいんですけどね。

 すべてのアニメ関係者に感謝を!!

京アニショックから、まだ、立ち直れないけど、

やっぱり面白いです。

精神的にも物理的にも厳しいかもしれないけど
京都アニメーションの皆様には
間が空いてもいいので、
是非、このアニメの続編を制作して欲しいです。

投稿 : 2020/10/27
閲覧 : 211
サンキュー:

14

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

先輩と後輩

久美子と吹奏楽部のあすか先輩の関係がこの作品のストーリー。二人のきずなが徐々に深まっていく。久美子と同じユーフォニアムを弾くあすか先輩は勉強もでき完璧に見える。しかし、久美子はあすか先輩のことが少し苦手。しかし勉強を教えてもらったり、部活動でめんどうを見てもらっているうちに久美子はあすか先輩にこころをひらいていく感動のストーリー。最後あすか先輩が卒業して久美子と別れることになるのジーンとくる。

投稿 : 2020/10/11
閲覧 : 143
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

う~ん。。シーンはいいけどエピソードが・・

2期のエピソードを、久美子とあすかを軸に、新規カットを交え再構成した本作。
1期の劇場版、~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~に続き視聴。

正直、2期の内容もあまり覚えておらず、新鮮といえば新鮮。
でも駆け足感は否めなかったかな。

内容は、演奏や部活よりも人情ドラマが主体。

特定キャラにフォーカスしたので、そのキャラを好むかどうかにより満足度が左右されてしまうワケですが。。

個人的には、キャラとそのエピソードは、あまり刺さってくるものではなかったんですよね。。

~{netabare}
あすかのcv・・
寿さんだったんですね。
前作の劇場版でそれに気付きましたが、物語に集中するには、気付かない方が良かったかなー。中の人の顔が浮かんでしまうことがしばしばw

序盤は関西大会・・
本作だけ観るとなんだか、あっさりと通過したみたいになっちゃって。
全国大会出場の喜び、もっと盛り上げてもいいのに。

京都の駅ビル、大階段・・
なつかすい。また行きたいw
ホントにあそこで演奏できるんかな。
そういえば実際に備え付けのピアノで演奏してた人いたっけ。。

ドラム演奏・・
吹部ってドラムもやるんだ。
みんなでの演奏はホント楽しそう。
うらやますい。

ドラマ部分・・
久美子やあすかの家庭事情。
正直あんまり楽しい話ではない。
親が女子高生の娘をビンタとか。。
話としては珍しくも、切なくもない。ただ嫌なだけ。
姉と妹の確執は現実味あるけど共感するのは厳しい。
今回ちょっとストレス系の話が多いような。

吹部のみんな・・
うまくなったのか、それとも劇場版だから省いたのか、
努力するシーンがあんまりなかったのもちょっと惜しい。

あすか・・
練習しなくてもできるんだ。
でも全体の練習のために揃ってやることが大事ということか。

そんだけ何でも完璧にこなして、模擬試験で好成績って、どれだけ睡眠を削ってるんだ・・とか考えても不毛かw
万能過ぎて、さすがに違和感も。
せめて目の下にクマでもあれば感情移入できたかも。

渡り廊下で久美子があすかに訴えるシーン・・
グッとくる部分もあったけど、こんなもんじゃないはず。刺さり方が浅い。。

全国大会・・
演奏シーン使いまわし?
ハルヒのエンドレスエイトでは同じストーリーを色んな異なる美麗な絵で魅せてくれた、あの京アニが・・?
ちょっとだけとはいえ。。う~ん。。

トランペット・・
やっぱ花形だわw
ユーフォは練習では聴かせてくれるけど、合奏では残念ながら目立たせるのは難しいかw
それにしても、演奏が長い・・・好きだからいいけど。
ヘッドホンで聴くと迫力がハンパない。
でも音楽自体がそう好きでもない人にはどうなんだろう。

って、銅賞だったんだ・・忘れてた。
本作だけではみんなの頑張りが見えてないから悔しさも伝わって来ませんでした。

父との再会・・
なしですか。
姉との再会シーン・・
なしですか。
サブタイトルは何?w
何のために熱くなってたんだっけw

しかし他のキャラ・・
影うすっw
{/netabare}~

興業収入は前作の半分位という事実が何かを物語っている気がします。

些細な点でちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、
演奏シーンや、京都の景色など、ベース部分は相変わらず素晴らしかったです。

特に・・川辺のシーンはいいですね。
川面の輝きなんか、写実的でもあり、絵画的でもあり、ホントに美しい。

 2016年4月 2期放送(リアルタイムで視聴)
 2017年9月 本作公開
 2020年9月 dアニメストアで本作初視聴

さあ、ようやく「リズと青い鳥」だ。
劇場版~誓いのフィナーレ~は、配信待ち。。

投稿 : 2020/09/13
閲覧 : 279
サンキュー:

20

ネタバレ

まつまつ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久美子とあすか先輩との話

基本的には2期の久美子とあすか先輩の話の部分の総集編に新しいカットが挿入されている感じ。
みぞれと希美の話や久美子が風邪を引いた話、麗奈と滝先生の話等はカットされていてユーフォ奏者2人に焦点が当てられている。

2期で無かった全国大会での演奏シーンがあったのは良かった。
でもあの演奏で銅賞なのか・・・
どんだけ上手いんだよ他の高校。

後は久美子のあすか先輩に対する思いの感情が2期の時よりもより強く気持ちが声に表現されていた気がするので、ただの編集では無く録りなおしているのか?
そこら辺の事は良く分からないがそんな気がした。

でも部活をやっている大半の生徒はそうなのかもしれないけど、人によっては小学生の頃からずっとやり続けて青春を捧げてきた物を高校の部活が終わった時点で辞めてしまうのって何かもったいない。
プロになれる人間はほんの一握りだけど、趣味として楽しく続けて行くのもいいんじゃないかなと思ってしまう。
ただ、逆に青春の全てを部活に打ち込んで来たから、もうやらなくて良いと安堵したり、新しい事を始めたいと思ったりするのだろうか。
中高帰宅部の自分としてはそこら辺の気持ちが良く分からない。

2期での消化不良分を補足してくれたという点で観て損は無い作品だった。

投稿 : 2020/07/23
閲覧 : 251
サンキュー:

8

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お父さん… 届いたかなぁ 私のメロディ

お父さん
聞こえますか?
私の音が

お父さん
わかりますか?
私の顔が

この銀色のユーフォ
お父さんが買ってくれたんだよ。

このユーフォで音を奏でると、
いつもお父さんの姿が見えてくる。
このユーフォを吹いていると、
なぜかお父さんと話しているみたい。

お父さん
私、頑張ったよ。
頑張って頑張って、予選を勝ち抜いて…
頑張って頑張って、お母さんを説得した…。

そして…、
ようやくここに来たんだよ。
お父さんに会うために…
お父さんに聴いてもらうために…



~  ~  ~  ~  ~ 

まもなく私のソロ…
響け! 私のユーフォニアム
届け! 私のメロディ
伝われ 私の想い

今は他に何もいらない
神様 お願いします。

~  ~  ~  ~  ~ 



お父さん
届いたかなぁ
私のメロディ

お父さん
伝わったかなぁ
私の想い

お父さん
私はもうすぐ
大人になります。

そうなればきっと…

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 448
サンキュー:

37

ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ユーフォ観た人の見たかった場面がしっかりあります。

あにこれの方のレビュー観て興味が湧きましたので行ってきました。
これはいいです!!
ユーフォ観た人は是非視聴をおすすめします!
表題の通り、ユーフォ観た人の「あの見たかった場面」がしっかりあります。
焦点は 主人公の黄前ちゃん 主役のあすか先輩で進んで行きます。
2期で省かれた演奏はしっかりやってますし
ほとんど新規で作っているのではないかと思うくらい補填された内容が充実しています。
各演奏終了後には思わず観客として拍手してしまいそうな位、映像と演奏の一体感が素晴らしい出来です。
またまた京都アニメーションさんの凄さによって感動させていただきました。
因みに {netabare}滝先生及び麗奈の恋愛要素は0%でした。この切りっぷりもすばらしい!(笑){/netabare}

投稿 : 2020/05/24
閲覧 : 835
サンキュー:

76

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

響け!ユ-フォニアム

今映画館で期間限定で公開されてて
ユ-フォのこの作品だけ観てなかったので
観てきました。

テレビシリーズの2期は観てるので
あすか先輩と久美子の姉ちゃんとの
絡みが中心の2期のダイジェスト版て感じで
久美子のナレーション多め。

でも所々この映画オリジナルもあったかな。 {netabare}
特に全国大会の演奏が2期ではやらなかったのに
この映画ではやってくれたので良かった。

最後銅賞と言えど全国大会まで行くし
2年になって彼氏出来て3年で部長。
なんか出来すぎな位の青春だな久美子。 {/netabare}
高校時代が人生のピークになりそうな位に?

それにしてもみぞれ、何かしゃべった?
(エンドロ-ルに種崎さんの名前はあったが)

投稿 : 2020/05/20
閲覧 : 265
サンキュー:

14

ヴァッハ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

二期の総集編

前映画同様、アニメ版の総集編。

でも、前作より追加シーンが多く、二期の補足といった感じでした。

みぞれとのぞみ、滝先生やれいなの話を端折った代りに、あすか先輩と黄前姉妹の話に深く突っ込んでいました。
特にあすか先輩。導入も先輩の話だったので、メインは間違いなく彼女の話でしょう。

前作と比べ、本編そのものを見ていないと分からない描写があるかもしれません。

本編ファンは、補足として見てみると楽しめると思います。

投稿 : 2019/11/04
閲覧 : 306
サンキュー:

12

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

田中あすか先輩と久美子のストーリー中心の2期総集編的映画

響け!ユーフォニアムの劇場版で、前作と同じく2期の総集編的位置付けの映画です。もちろん劇場版なので、いくつか削られているところもあり、今作では久美子とあこがれの先輩である田中あすか先輩の関係について掘り下げた内容になった印象です。ただそのせいで他のキャラが陰が薄くなってしまったのが残念。でも久美子と田中あすか先輩が好きな人にはおすすめできる作品。2時間弱で観られてしまうのもgood、響けユーフォニアムファンなら観ておいて損はないと思います。

投稿 : 2019/08/31
閲覧 : 463
サンキュー:

37

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

わたし、気になります!

注:氷菓と間違えてレビューしているわけではありません。

いつの間にか、自分の中で最も好きなアニメとなっているユーフォです。
基本的には2期後半を再編したものなので、2期が好きなら文句のつけようがないのですが、気になったところが何点かありました。
といっても些末な点なので、作品としては素晴らしかったということを前置きしておきます。

以下、時々千反田えるが出てきますが気にならないようにして読んでいただければ幸いです。

・あすかの子供の頃のメガネ
高校生のと同じ下半分縁なしの時と、全周フレームありの時がありました。
一番最初のシーンの新規作画と、テレビ版の流用とでメガネが違っていたようです。どーでもいいのですが、作画が完璧な作品だけに、わたし気になります!
あすか母にユーフォやってるのがバレて顔を殴られてメガネが割れたのだったら不憫過ぎるけど。

・アフレコし直している?
学校で久美子があすかを呼び出して激情をぶつけるシーン、2期では声がうわずっていたり裏返ったりしてましたが、本作ではスムーズに声が出ていました。声優としては上手くなったのかもしれないけど、声の危なっかしさに迫力があったのに、せっかくの名シーンが薄くなった印象で、わたし気になります!

・全国大会の演奏
2期のレビューにも書いたけど、是非フルで見たいと思っていた全国大会の演奏が見られて嬉しかったです。ただ、演奏している絵に関西大会などからの使い回しが割と多くて、それを見つけ出すと止まらず、演奏に集中できないほどにわたし気になります!

投稿 : 2019/05/28
閲覧 : 369
サンキュー:

24

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あなたと一緒に響かせたい…

この作品は、「響け! ユーフォニアム2」から、北宇治高校が関西大会を勝ち抜いて全国大会出場が決まってから3年生までの卒業までを、久美子とあすかを軸に新規カットを加えながら再構築したものです。

TVアニメ2期の構成で見ると、第5話の関西大会で最後の部分しか聞けなかった演奏がイントロとして用いられ第6話~第13話までの8話分が本作品の範囲となっています。
1話20分として8話分+イントロで計160分強。
劇場版の上映時間が約105分なので尺的には約6割…

私はてっきり2期の焼き直しかと思っていたのですが、第5話までの前半部分と後半での久美子とあすかが主軸となっていない場面はバッサリ削られていました。
そこまでそぎ落とした構成で個人的には正解だったと思います。
TVアニメで感動した名場面は漏れなく含まれている上、1曲丸々使った演奏シーンが兎に角凄いんです。
運指や体の動きが演奏とバッチリ合っているんですから…

モーションキャプチャーの様な技術を使えば演奏と合わせることは可能だと思います。
でも、この作品はそんな技術に頼らず純粋なアニメの技術のみで勝負しているんです。
作り手のこだわり…だけじゃこの様な作品は生まれないと思います。
こだわりと…それに見合うだけの技術が無ければ成し得ることの出来ない世界だと思います。

物語の内容はTVアニメ2期と時間軸が合っているので割愛します。
黒沢さんの鬼懸かった演技が印象的だった校舎裏の廊下での久美子とあすかのシーン…
電車の中でドアにもたれかかりながら久美子が姉のことを回想するシーン…
雪の降る卒業式の校門前で久美子があすかに思いを吐露するシーン…

他にも2人に纏わる印象的なシーンはあると思います。
でも大丈夫です…こういう大切なシーンは残さず含まれていますから…
だからTV版で見て内容を知っている筈なのに、内容に圧倒されてしまいました。
もちろん、上で挙げたシーンでは私の涙腺は全くの役立たず…^^;

それとTV版から加えられたのが「楽器に対する思い」でした。
楽器への向き合い方は人それぞれです。
久美子のユーフォへの思い…この劇場版の見どころだと思います。

でも、残念な点が一つだけ…
名古屋における久美子…見つけて…追いかけて…本音を曝け出したシーン…
ここも大好きなシーンだったのに…

久美子にとって姉である麻美子の言動が久美子自身の成長の一助になったのは間違いありません。
あすかと姉がダブって見えたから、本音をぶつけられたのでしょう…
これまでの久美子のままだったら、きっとあの名場面は生まれなかったと思います。
考えてみると、そこまで久美子とあすかに特化した作品だったということなんでしょうね。

私はこのシリーズの作品を視聴するまでユーフォニアムという楽器の存在を恥ずかしながら知りませんでした。
どんな楽器なのかネットで調べてみようと思い、「ユーフォニアム」で検索したら、目に飛び込んでくるのは「響け!ユーフォニアム」の文字ばかり…
結局どんな特徴がある楽器なのかは探しきれず…
やっぱり楽器自体はまだマイナーなんですね^^;
でもこの作品がキッカケでメジャーな楽器になるかもしれません。

ようやく見つけたのはヤマハのHPに記載されていた楽器の型式と値段だけ…
しかも、「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~ コラボキャンペーン!」が開催されていました。
期間中に対象のヤマハ管楽器をご購入で豪華賞品が100名様にあたります…だそうです。
まさか、ヤマハのHPでこの作品に触れることができるなんて思いもよりませんでした。
しかし…楽器って結構なお値段するんですね^^;

上映時間が約105分の作品です。
もう一度この作品に触れることができて良かったと思います。
これは機会を作って完全新作の劇場版も視聴しなきゃですね。

投稿 : 2019/05/04
閲覧 : 451
サンキュー:

30

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一人一人の届けたいメロディ

2018.12.04記


1期2期視聴済


公式にもありますし、キービジュアルからも想像できるように久美子とあすかの物語。
2期第5話以降から最終話までを切り出し、ごっそり削って再構築した印象。TV版の要所は押さえつつ、総集編という単語ではくくれない全くの新作と言ってもよいでしょう。それこそうまいことリフォームしたな、という構成になってます。


『全く別の作品のように見えてTV版の本筋との差異はない ※1』
  ※1 一部TV版と時系列が違う描写があります。


総集編かと高をくくっていた私の全編観終わっての率直な感想です。


以下両者ともイケそうです。
①TV版観てない人
②TV版2期まで観た人

私は②。おそらくこのレビューをご覧の多くの方がそうでしょう。TV版では前後関係を基に想像で補ったりしてた箇所の大部分が補完されており、従来ファンも納得の内容です。いや納得どころか非常に満足する一品でした。
さらに①のご新規さんにとっても許容範囲ではないでしょうか。それは、TV版のみならず、最初の劇場版~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~を観てない人も含みます。もちろん②が望ましいところですが、お時間ない方や興味薄い方には一考の価値があると思います。
全くさらの状態、、、冒頭からあすかと久美子、とりわけあすかについてだいぶ尺を取って取り上げており、この二人の物語であることがわかりやすく提示されます。そこに、あすかとあすか父の関係、久美子と麻美子の姉妹関係が絡むTV版の屋台骨はそのまま。あたる焦点が限定的なため焦点がぼやけず、初見さんにも優しいとするのはこういったところが理由になります。


副題の~届けたいメロディ~。
あすかから久美子へ、久美子からあすかへ、あすかからあすか父へ、久美子から麻美子へ、北宇治の音を全国でという部の動向と並行するかたちで、各々の届けたいメロディが奏でられてることがわかると思います。見方によっては、あすか父からあすかへ、麻美子から久美子へ、も含まれますね。これはお見事な編集だったと言えるんじゃないでしょうか。

{netabare}「プロヴァンスの風フルVer」「三日月の舞全国大会Ver」「長尺の駅ビルコンサート」「あすかのちびっこ時代」{/netabare}
この劇場版で追加されたカットは数多くあります。劇場版に合わせてなのか演奏シーンの追加はうれしいところ。曲の盛り上がりどころで一段ボリューム上がるなど作画のみならず音響面の演出にも工夫がみられました。


ご新規さんも既存ファンもウェルカム!
少なくとも既存ファンは必見の劇場版でしょう。控えめにいってオススメです。



■劇場版ユーフォって
「北宇治高校吹奏楽部へようこそ」「届けたいメロディ」「リズと青い鳥」(2018年12月現在)、どれも既存客にも新規客にも遡及できる作りになってるように思えます。
3作とも群像劇の色を極力減らし、ごく限られた少人数に絞って一対一関係を浮き立たせる仕様でした。前二作は編集の妙に唸りました。TV版製作にあたりキャラ設定を練りこんだからこそできたことだと今は思ってます。リズに至っては、TV版主人公黄前久美子はその他扱いでしたが、裏を返せば脇を固めるキャラが魅力的であることの証左と言えるでしょう。
群像劇といった特長を捨てても物語を構築できるTV版ユーフォの懐の深さを再認識するとともに、焦点絞ったことで生じる“わかりやすさ”は、あくまで他の総集編的な劇場版と比較して、という前提はあるものの、一見さんを置いてけぼりにしないことに繋がっているのでは?と思いもします。

切り取り方もテーマがあって好感です。

「北宇治高校吹奏楽部へようこそ」
構成:1期全般
特色:やや総集編の色合い強め。総花的な内容のため新規取り込みにやや軸足を置いてる印象。スポコン色強めのTV版を反映した内容。

「届けたいメロディ」
構成:2期後半部分
特色:やや再構築の色合い強め。前作より抽出する話数が少ないことで新規カットを盛り既存客向けにやや軸足を置いてる印象。人間ドラマ色強めのTV版を反映した内容。

「リズと青い鳥」
構成:2期前半部分を起点としたスピンオフ
特色:完全新作。TV版で丁寧に描かれた人気キャラ二人に絞った山田監督の意欲作。ユーフォの冠がないので、新規も既存もいらっしゃいな内容。



これは私自身の願望もありますが、これまで3作ともに単独での鑑賞に堪えうる作品になっているとの前提に立てば、これはもう「いくらでも続編作れますよ」と。キャラ設定の緻密さや安易な総集編を作らないスタッフであれば可能なことと思います。
“ポニテ先輩と優子先輩”“あすか・中世古・小笠原の三年組”“後藤夫妻”“立華高校の面々”主要キャラならどこ切り取ってもそれなりのを作れる気がします。事実、小説では番外編が出てますからね。
主要どころでなくても“パーカス一同”“希美たちが1年生だった頃の話”“滝先生の学生時代”。夢は膨らみます。



再構築された物語を堪能しつつ、いつまでもユーフォを堪能し続けたいなぁと思わされる秀作でした。


-----
2019.02.14追記
《配点を修正》

投稿 : 2019/02/14
閲覧 : 948
サンキュー:

63

ネタバレ

glashutte さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

田中あすか関連に要素を絞った増補改訂版

やばい。完成度が高すぎる。アニメ版の総集編かと思ったら、田中あすか関連に要素を絞った増補改訂版だった。 

投稿 : 2018/12/24
閲覧 : 428
サンキュー:

10

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劇場版 響け!ユーフォニアム ~届けたいメロディ~のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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劇場版 響け!ユーフォニアム ~届けたいメロディ~のストーリー・あらすじ

私は、先輩のことが――。吹奏楽コンクール全国大会出場を控えた、私たち北宇治高校吹奏楽部。うだるような夏の暑さが去り、秋の涼しげな気配が近づいたころ。先輩が退部するかもしれない……。私たちを襲った衝撃は大きく、不安をそう簡単に拭うことができなかった。美人でカリスマ性があって、ユーフォが上手くて、みんなから頼りにされている「特別」な先輩。でも、ふとした瞬間に見せる氷のように冷たい表情、他人を突き放すような瞳、誰にも本当の自分を見せない先輩。「全国に出たい」誰よりもそう思っているのに、ただの高校生のくせに無理に大人ぶろうとする先輩。そんな先輩が私は苦手で……、もしかしたら嫌いだったかもしれない。だけど私は――。あなたと一緒に響かせたい。あのあたたかいメロディーを。だって、私は先輩のことが大好きだから――。(アニメ映画『劇場版 響け!ユーフォニアム ~届けたいメロディ~』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年9月30日
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
anime-eupho.com/

声優・キャラクター

黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、寿美菜子、早見沙織、茅原実里、石谷春貴、沼倉愛美、櫻井孝宏

スタッフ

原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム』シリーズ)
総監督:石原立也、監督:小川太一、脚本:花田十輝、キャラクターデザイン:池田晶子、シリーズ演出:山田尚子、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:竹田明代、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、音響監督:鶴岡陽太、音楽:松田彬人、音楽制作:ランティス、音楽制作協力:洗足学園音楽大学、演奏協力:フレッシュマン・ウインド・アンサンブル2014、音楽監修:大和田雅洋

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