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「装甲騎兵ボトムズ(TVアニメ動画)」

総合得点
73.7
感想・評価
208
棚に入れた
1141
ランキング
987
★★★★☆ 3.8 (208)
物語
4.0
作画
3.5
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
4.0

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装甲騎兵ボトムズの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シン SFスーパー英雄(?)列伝100

いわずと知れたリアルロボット物の金字塔です。
作品としては古いため、作画については決していいとは言えませんが(汗)メカの設定など、その独特の世界観は他のロボットアニメとは一線を画すと言っても過言は無いでしょう。
自分的なポイントは以下の通りです。

①メカの設定
主役であるAT(アーマード・トルーパー)が完全な機械、つまり量産型の兵器であり、主人公の操る機体も例外ではないです。
というか、破壊されればあっさりと機体を捨て去るし、壊れた部品を集めて一から作り上げたりもします。
まあ、AT自体も魅力的なメカで、回転してズームアップなどを映像で見せるターレットレンズ、足裏のホイールを回転させ地面を滑走するシーンや着地する際の見せ方など、初めて観た時は、おおっと思わず唸ってしまいました。

②主人公であるキリコの魅力
元レッドショルダー(特殊部隊)であり、卓越した戦闘能力を持つものの、無口で無愛想(苦笑)、世間知らずという欠点もある性格ですが、とにかく強い、そんな男がフィアナ、ゴウト、バニラ、ココナらと出会い、本来の自分を取り戻していく過程がいいです。
しかし、いくら全裸とはいえ、坊主姿の美女にギロッと睨まれたらビビッてしまいますね(おいっ)

③1クールごとに変わる舞台
最初の舞台であるウドでのバトリングと治安警察との闘い、そしてどう見てもカンボジアとしか思えない第2の舞台であるクメン、特にこのクメン編ですが、印象深いです。
どうやら内戦状態のカンボジアでも、このボトムズが受信(おそらく近隣国で放送されたもの)されて見られ、人気があった模様です。
第3のサンサ編は、個人的にはイマイチでしたが、最終編のクエントでは、今までの流れが集約され、盛り上がっていく様は壮観でした。

④個性的な次回予告のセリフ
・次回「出会い」キリコが飲むウドのコーヒーは苦い。
・次回「救出」 明後日、そんな先の事は分からない。
・次回「不可侵宙域」だが、今日という日が、昨日のためにあるのだとしたら。
こう書くと、別になんとも感じないかもしれませんが(う~ん、)ロッチナ役の銀河万丈の語りは、作品に独特の魅力を与えました。

という事で、自分もやって見たいと思います。
「天地人が飲む家のコーヒーは不味い」
やっぱりボトムズのセリフはカッコいいですね(トントン)
なんだよ、うるさいな(トントン)
今いいとこなんだから(クルッ)いいかげんに・・・(ゴゴゴッ)うわーっ(悲鳴)

投稿 : 2024/02/28
閲覧 : 97
サンキュー:

5

ネタバレ

maki3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:----

古い作品なのでしょうがないかもしれないが色々荒い

作画は部分的にめっちゃいい
流石サンライズ 頑張った
中盤作画崩壊が起こるとヒロインがアントニオ猪木ばりにしゃくれて見れたもんじゃない
ロボットの描写は頑張っていた

話の内容としては後半は一気に伏線を回収しつつ大いに盛り上がるが強引とも言える終わらせ方でモヤモヤする

ロボットアニメとして放送当時はかなり斬新な切り口だったんじゃなかろうか

ロボットは手段の1つとして描かれていてコードギアスに通じる物があった


面白かったかというとちょっと微妙

投稿 : 2023/03/30
閲覧 : 196
サンキュー:

0

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最低SF野郎αさんの動画を見て一気に視聴。

 前々から見ようと思っていたが、なかなか手が出なかったリアルロボの金字塔「ボトムズ」を遂に視聴。全体的な評価としては、前半のウド編からクメン編は非常に面白くて見易かったが、後半のサンサ編からクエント編は風呂敷を広げ過ぎて上手く着地できなかったように思える。長い物語なのに最後の方は急いで畳んだ感があって、ラストの締めもズバリとはこなかった。


 正直滅茶苦茶胸糞な展開が色々あって辛みが凄いかと思ってましたが、前半は特に割と味方は気持ちの良いやつばかりで、そんな奴らとの出会を通してキリコの人間味が増していく描写が見事!(「エヴァガもこういうのを上手くやってよ」)。特に最後まで付き合うことになるゴウト、バニラ、ココナの愉快な三人組が本当に良い。逆にこの三人が良すぎて、他のキャラが少々霞んで感じてしまったし、彼等があまり輝けなくなってしまったからこそ後半は物足りなかったのかもしれぬ。


 金目当てにキリコに近づいてきたドン底連中なのに、一緒につきあっていく内に損得を超えた絆がキリコと出来てしまうのが実にええ。最初からまっさらな善人じゃなく、苦労を散々している追い詰められた後がない連中が助け助けられる関係を築いていくからこそ素晴らしい。なにより千葉繁さんなんだから最高に決まってる!。


 とりあえず初代をササッと見たので、こっから他のシリーズ作品もドンドン見ていこうと思います。

投稿 : 2023/03/10
閲覧 : 302
サンキュー:

6

はるせ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 1.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:今観てる

主人公は青髪 40年前の作品。つつくところをはあるけれど作業の脇で見るのには丁度いい。

放送時期1983年から約1年(全52話うち総集編3話)

話自体はいまなら12話で収められると思います。クメン編は見る必要なかったです。話は前に進まず人物紹介だけです。ジジリウムという鉱石が出ますが説明があまりないので何なのか謎です。
アニメの動きなんかは80年代のクオリティですね。妥協すれば見れますがロボットの勇ましい姿はあまりないです。
主人公機というのも存在せず、乗り捨ててどんどん新しい機体を手に入れます。
おもちゃの販促のために蛇足で長編をやってたのでしょうか?調べずに見たのでわかりません。
主人公の青い髪は当時の流行りだったのでしょうか。
千葉さんなど今で言う大物声優が聞けるところは一興です。

昔楽しんで見ていたから改めて見たい、というような人以外は見なくてもいいのかな?どんな話か知りたい場合は総集編だけ見ればいいと思いますよ。

投稿 : 2021/11/30
閲覧 : 397
サンキュー:

3

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

本当の戦いは「泥臭い」

主人公のキリコ・キュービーはイケメンだが、その他の登場人物はいかんせん泥臭く、売れ筋であるはずの「美少女」すら普通の萌え系ではなくバタ臭い「生身」のエロスを感じる。まるでゴルゴ13に出てくる娼婦のようだ。

メカニックに関しては、ロボットが単なる「兵器」でしかなく、使い捨てだったり、ポンコツだったり、脆かったり(銃で打たれると簡単に貫通する。)と、エヴァンゲリオンやイデオンなどのトンデモ設定とは真逆の超リアルであり、そこもマニアの中では一目置かれる仕様になってる。

主人公のキリコはよく捕まって裸にされたり、拷問を受けたりするところもご愛嬌である。

非常に地味で泥臭いロボットアニメだが、世の中の仕事や社会生活とはそんなものであり、大人になればなるほどこの「味」がクセになる。。サラリーマンものと考えても非常に面白い。

ウドのコーヒーは「ほろ苦い」のではなく常に「苦い」のである。

人生と同じですね。

投稿 : 2021/11/14
閲覧 : 619
サンキュー:

15

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

一番面白かったのはペールゼンファイルズ

『ボトムズ』シリーズ第一作。

四編に分かれている。それぞれの感想としては
・ウド編
北斗の拳みたいな世界。最初ゴウトたちと会った時どうせ最後に死に別れるんだろうなって思ってた。

・クメン
ベトナム戦争みたいな世界。カンジェルマンのこの思想好きになれないなぁ。近代化がどれだけ必要だったのかは描かれてないけど、そのために古い人間は自分諸共抹殺するって選民思想もいいとこ。しかもクメンのその後を見ると結局うまくいってないし。

・サンサ
最後まで観た後の感想だけど、結局ワイズマンはキリコをレッドショルダー時代のトラウマに浸して何がしたかったの?
それと、イプシロン対キリコの時のフィアナがウザい。イプシロンの惚れた原因がovaの『ザ・ラストレッドショルダー』で分かるけど、てめえが原因なくせに決闘の邪魔すんなよ。キリコを選んだのならキリコだけ応援してろ。

・クエント
キリコの迫真の演技。さすがにゴウトたちを囮にした時は本気で洗脳されたんだと思った。


ロボット作品の中でもガンダム、マクロスの次くらいに知名度のある作品だけど、実際にちゃんと観た人って少ないんじゃない?
序盤と終盤は“神”に関わる話だけど、中盤のイプシロンとの話は、ただの三角関係のもつれにしか見えない。何かハードボイルドっぽく見せてるけど、ただのストーカーから逃げる愛の逃避行だから(笑)


シリーズ全て観たけど、一番面白かったのは『ペールゼンファイルズ』。基本男しか出てこないし、戦う男の生き方っていうのを色濃く反映した作品だと思う。



【各話あらすじ】
1→ギルガメス軍に所属するキリコは味方の基地を襲う不可解な作戦に参加させられる。何も教えられなかったキリコは基地内部でカプセルに入った女性を見掛ける。直後部隊の仲間に裏切られ一人宇宙へ放り出される。その後ギルガメス軍に保護されメルキアに連れてこられるがロッチナ大尉にカプセルこと素体を持ち逃げした連中の仲間を思われ拷問を受ける。キリコはこのままでは死ぬと思い、基地を脱出する。

2→キリコはウドの街に潜伏するがウドを拠点にする暴走族に連れ去られ強制労働をさせられる。そんな中同じ労働者たちが反旗を翻し、暴走族と手を組んでいた警察署長を道連れに死ぬ。キリコは逃げようとするが、ごみの集積場のような場所へ落ちてしまう。そこでかつて自分が乗っていたやつと同型のアーマードトルーパー(AT)を見つけその中で眠ってしまう。

3→ATから目覚めると目の前にゴウトという男がおり世話をしてもらう。ゴウトに頼みATをもらい修理を始める。一方外では暴走族のボスブーンが脱走者を探し回り、治安警察では新しい署長が就任する。修理を終えたキリコはATに乗り暴走族と戦うが、そこに警察が介入してくる。

4→警察は暴走族を一掃する。キリコはゴウトに見初められバトリングというATを使った競技に参加させられる。選手たちはキリコの生意気な態度にきれて戦闘を申し込む。だがそこに例の作戦での上官コニンがおりキリコを試合中に抹殺しようとする。キリコは何とか倒すが体が動かなくなり現れた警察に逮捕される。

5→逮捕されたキリコはコニンと仲間だった警察署長や神父のような男に、背後に誰がいるのか尋問を受ける。一方ゴウトはバニラやココナと共にキリコ奪還作戦をやる。キリコが殺されそうになったところを救出するが、多額の賞金を懸けたバトリング勝負を挑まれる。キリコたちは罠と分かっていながらもそれに乗りキリコは再びATで戦う。敵は例の作戦にも参加したかつての上官オリヤだったがこれを倒し、作戦が何だったか吐かせようとするが署長たちに殺される。そんな時キリコは一台のリムジンを目にする。

6→キリコたちは逃げる。ゴウトたちはキリコに事情を聞くがキリコもよく分かっていなかった。キリコは事情を知る署長を捕まえるため警察に潜入する。一方キリコがいなくなったことに気付いたゴウトたちは警察が保管するジリリウムを奪う作戦に乗る。キリコは署長を捕まえ事情が分かると言う場所へ案内させる。すると署長に逃げられ攻撃を受けるがそこでジリリウムを取りに来たゴウトたちと会う。四人は不思議な場所であの素体と呼ばれた女と出会い、キリコは女を追いかけるが警察に見つかり仕方なく退散する。

7→隠れ家に戻った四人だったがキリコは単独でも行動しようとする。ココナがキリコをつけキリコが警官に吐かせたジジリウムの移送計画を盗み聞きする。ゴウトたちはそれを聞き作戦を練るがココナが暴走族に喋ってしまいかちあうことは必至だった。消極的になったゴウトだったがキリコが焚き付け四人で乗り込むことに。移送当日、キリコ達は暴走族と警察の戦いに乱入しジジリウムの乗ったトラックを奪う。キリコはジジリウムと素体が関係あるとふみ素体が行動を起こすことを期待する。

8→ジジリウム奪取に喜ぶゴウトたちだったが街が封鎖されジジリウムを売ることができなくなる。一方キリコに仕込まれたシグナルを追ってロッチナ大尉がウドに潜入し素体を探していた。ゴウトは警察に売ればいいと考え署長に直接取引をする。だが署長は裏切りゴウトたちは襲われるがキリコが現れATで一掃する。ゴウトとバニラは金を持って逃げようとするがキリコは署長を捕まえようとする、だがそこに謎のATが現れキリコを圧倒する。

9→ゴウトたちは金を手に入れはしゃぐがキリコが帰ってこないことに気付きココナが助けようと言う。最初は渋った二人だったがココナに説得されキリコを助け出すことに。警察のヘリを使って移送中のキリコを助け出そうとするが失敗、二度目に手に入れた金をウドにばら撒いて攪乱、その隙にキリコを助け出す。キリコは仲間と言われ少し照れ臭くなる。

10→寝ていたキリコたちだったが治安警察の急襲を受ける。命からがら脱出した一行だったが、キリコはまたも警察に行こうとするが、その際キリコは自分の事情を話す。さすがについていけない三人は別れを言い、キリコは単独行動をする。キリコは競技用ATを改造するが三人が現れ手伝う、するとそこに治安警察が現れキリコ達を包囲する。

11→署長イスクイと仲間のボローは以前謎のATに乗せたようにまた素体に戦わせようとするが素体は拒否、実は例の作戦で出会ってしまったため彼女の深層にキリコがうえつけられていた。キリコたちは包囲を突破し警察署を目指す。ゴウトたちの助けで署内に入ったキリコは再び素体の乗るATと対峙する。キリコはそのATよりも署長を狙うが失敗し敵ATにやられる。だがハッチを開けたところを捕まえついに素体と二人っきりになる。キリコは警察ビルを占拠し素体と話し、彼女はプロトワンと名乗る。

12→素体ことプロトワンと話すキリコだが彼女自身何も知らなかった。イスクイたちは組織の上司にせかされ、バトリングの選手を使うことを決定。すぐにビルへ突入が開始される。二人は地下を通って逃げようとするが敵の猛攻を受ける。ココナは渋る二人を脅し地下からキリコを助けに行く。一方街に潜伏していたロッチナは状況を察知し、司令官のバッテンタインに増援を要請する。キリコたちは地下にたどり着くがプロトワンが投げ出され、キリコは咄嗟にフィアナと叫ぶ。二人で地下に着くがフィアナは警察に捕まりキリコは仕方なくココナたちと逃げる。すると上空からロッチナの呼んだ増援部隊が降下してくる。

13→軍と警察が交戦しウドが崩壊を始める。キリコは再び戻ることを決め降りるが、素体やパーフェクトソルジャーのことを聞いたゴウトたちはまた手伝ってくれる。一方ロッチナは組織を知るイスクイを捕まえようとするが殺してしまう。更にフィアナもジジリウムが保管してた場所へ移送されていた。キリコたちは通信でそれを聞き、かつて潜入した保管基地へ入り、キリコはフィアナと再会する。だがフィアナは装置がないと生きていけず、ボローと共に組織の脱出艇に乗りウドを去る。キリコは軍のATを奪取し、ウドの崩壊と共に戦う。

14→ウドを脱出してしばらく。キリコは内戦が起きているクメン王国の傭兵団の中にいた。だが身体検査でロッチナたちが仕掛けたビーコンが見つかりカンユー大尉にスパイ疑惑をかけられる。だがそこにゴウトが現れキリコを庇い、ゴンヌー将軍に取次PSのことを話し疑惑を晴らしてもらう。その後キリコはバニラやココナとも再開するが、すぐに反乱軍の攻撃が始まりキリコは使い慣れたATで出撃する。カンユーに嫌われたせいで一人突撃させられたキリコはそこでとてつもない動きをするATと出会い、フィアナだと直感し顔を見せるが操縦席を潰されキリコは間一髪脱出する

15→キリコは結果的にカンユーを助けることになったが、顔を見せた現場をカンユーに見られゴンヌーたちに聞かれる。仕方なく敵にPSがいることを伝えるがフィアナだということは隠す。バニラのバーで飲んでいるとビーラーと呼ばれるゲリラが爆弾テロを行うがキリコが未然に防ぐ。その後キリコはゴウトからPCを借り、対PS用の戦闘プログラムを作る。キリコは同じく傭兵のポタリア、キデーラ、シャッコーと共にカンユーの補充物資護衛作戦に参加する。だが途中敵の攻撃を受け、例のフィアナと思われるATを発見。キリコは戦闘プログラムを使い戦い一定の効果はあったがフィアナに話しかけても応答はなかった。

16→ゲリラがキリコたちの基地に夜襲をかけその中の逃げたゲリラの女を見てポタリアは驚く。ゲリラが拠点にしている村が判明し、キリコたちはカンユーの指揮のもとその村へ向かうが、カンユーは村人をロシアンルーレットで脅そうとする。最後の女になった時ポタリアはその女がゲリラの女で幼馴染のモニカだと分かると庇おうとするがモニカは自分がゲリラであることを否定しなかった。その後キリコとキデーラの機転で村の奥でゲリラのATを見つけ戦闘になる。キリコは単独行動をしてまたあのATと遭遇する。キリコはメルキア軍の暗号でついにATと話をすることに成功するが、それはフィアナではなかった。

17→ATの中に乗ってたのはフィアナと同じPSのイプシロンだった。イプシロンと戦うキリコだったがATを破壊され逃げる。基地へ戻ったイプシロンはボローにキリコのことを報告し基地にいたフィアナは反乱軍の首謀者カンジェルマンにバランシングという槍術を教わっていた。一方キリコは村人を買収して川を渡り基地へ潜入するが無人ロボットに見つかりイプシロンに捕まる。キリコはやっとフィアナと再会するがイプシロンとバランシングで戦う羽目になり最後はフィアナに刺され投獄される。夜中フィアナはキリコを脱獄させる、キリコはフィアナに一緒に逃げようと言うがフィアナは拒否。一人逃げたキリコはモニカの助けを得てボートで逃げる。

18→キリコは重傷を装ってカンユーやゴンヌーの尋問を逃れる。ゴンヌーはメルキア使節団とクメン王国の会談に出るため基地を離れる。キリコはゴウトにゴンヌーを追うように頼む。一方フィアナはキリコを助けたことはバレず罰は無かったがイプシロンから釘を刺される。キリコはゴウトからの情報でメルキアとクメンが和平を結んだことを知るが、カンユーがゴンヌーの言い付けを破りキリコを捕まえ拷問しようとする。だが反乱軍の攻撃とポタリアの助けで危機を脱する。キリコたちは出撃し反乱軍を迎え撃つが囮だと気付いたキリコはポタリア、キデーラ、シャッコーと共に別行動をとる。

19→ゴンヌーはロッチナと会いキリコのことを話していた。一方キリコたちの読み通り反乱軍は傭兵が駐留する街を襲っていた。そこにバニラたちの店もありキリコたちの奮戦で命は助かったが店は焼けてしまいバニラは落ち込む。キリコは戻ったゴンヌーに呼ばれる、最初はカンユーの命令無視が理由かと思われたがゴンヌーはカンユーを怒り退席させる、するとロッチナが現れキリコに協力を要請する。その代わりにキリコはPSについて知る。大規模な作戦が開始され、キリコたちも出撃する。バニラはそれに従軍しようとするが連れてってはもらえなかった。

20→ウドの総集編(後半)

21→キリコたちはゴンヌーより敵本拠地へ奇襲をかける隠密作戦を受ける。川を下る間はカンユーが指揮を執るが本拠地に着いてからはキリコが指揮を執るように言われる。だが川の途中カンユーは一般人かもしれないボートを撃ったり、隠密作戦なのに怪しいボートは調べたりと失態続き。カンユーの命令で寺院で調査中にゲリラの秘密基地と判明し交戦する。戦いには勝利したもののボートは潰され作戦は中止になる。本部から連絡員が来るがなんとバニラだった。バニラは正式に軍に加わり戦闘ヘリに乗っていた。

22→ゴンヌーやロッチナはカンユーの独断に怒るが、本拠地への攻撃作戦を再び開始する。ヘリで移動していたキリコたちはバニラの戦闘ヘリが敵の戦車隊にやられているのを発見し助ける。一方キリコたちの狙いがPSだと分かったボローはフィアナだけでも組織の本部へ帰そうとするが組織の上司に止められ、イプシロンにキリコを殺させそれをフィアナに見せれば元のPSに戻るはずだと言う。キリコたちはボートに乗り換え敵本拠地へ向かうが途中イプシロンの部隊の襲撃を受ける。イプシロンとキリコの一騎打ちが始まりそれを上空からフィアナが見せられていた。イプシロンに苦戦しやられそうになるキリコ、するとフィアナがヘリを動かしキリコを助けようとし墜落する。

23→フィアナは墜落したヘリから脱走する。キリコは川の中で生身でイプシロンのATに挑み、故障させる。イプシロンは独断でフィアナを追い、キリコもカンユーの命令を無視してフィアナを追う。ヘリから脱出したボローは本部へ戻り、カンジェルマンにフィアナを殺すように頼み皮肉を言われながらも実行してもらえる。フィアナを見つけたイプシロンだったがすぐに反乱軍に囲まれる。味方を絶対に撃てないイプシロンはフィアナを守れず、フィアナは一人逃走しキリコが助ける。だがフィアナはカンユーに捕まり、キリコはそれを助けようとして負傷する。何とかカンユーから助けたフィアナに手当てされながら敵本拠地へ向かう。

24→キリコは敵の待ち伏せに遭うがポタリアたちに助けられフィアナと自分のこと、カンユーを殺したことを説明する。ポタリアはかつて自分の上司で道を違えたカンジェルマンを殺すためキリコに味方しキデーラも同行するが、シャッコーは傭兵任務のため拒否する。キリコたちは本拠地へ向かい、途中味方のヘリを攻撃したことでゴンヌーに裏切りを気付かれる。キリコたちは敵の前線基地へ着き、まずフィアナが単独で潜入し攪乱、その後キリコたちが突入する。基地の制圧も済んだ一行だったがポタリアは本拠地に全戦力を集めるカンジェルマンのやり方に疑問を抱きキリコも同意する。

25→実は生きていたカンユーはジャングルを進み反乱軍に狙われるもシャッコーに助けられる。キリコたちは敵のAT輸送トラックを奪い敵の本拠地の宮殿へ潜入する。一方反乱軍ではカンジェルマンのせいで式が下がっていた。モニカは直接真意を確かめようとし偶然知ってしまう。実はカンジェルマンの目的は自分たちはわざと負け国の近代化を加速させることだった。モニカはカンジェルマンに銃を向けるが結局撃てず。基地に潜入した一行は暴れまわり、ポタリアは生身でカンジェルマンの命を取りに行く。その途中モニカと遭遇しカンジェルマンの目的を聞くがモニカは流れ弾に当たり死亡。一方ボローは急ぐイプシロンを止めるも、イプシロン専用機が到着したため戦闘を許可する。

26→ゴンヌーの部隊が宮殿に到着し総攻撃が始まりバニラもそれに加わっていた。イプシロンは新型機を手に入れキリコを探すが、目の前にカンユーの部隊が現れ攻撃をする。バニラはキリコたちと合流し行動を共にする。一方ポタリアはかつての上官カンジェルマンに会い、命懸けのバランシングを挑む。カンジェルマンはわざと負け自分が死ぬこともシナリオの一部だった。一方キリコはボローを見つけ追いつめる。

27→キリコはボローを尋問し、PSをもとの人間に戻せるかと聞くが無理だと言われる。その後イプシロンが現れキデーラが背後を取るがバレており逆にやられる。それを合図にイプシロンとキリコの戦いが始まる。一方イプシロンにやられたカンユーとシャッコーは生身で宮殿に潜入していた。バニラは負傷したポタリアを助け、ポタリアがカンジェルマンから受け取った脱出キーをバニラに託す。キリコとイプシロンは地下のジジリウム貯蔵庫に落ちる。イプシロンは生身での戦いを望むが、フィアナが遺伝子的に撃てるはずのないイプシロンを撃って止める。その後ゴンヌーの部隊に囲まれるが、傭兵たちごと葬る予定のメルキア軍が無差別攻撃を開始しその最中ボローは死にゴンヌーも死ぬ。キリコとフィアナはバニラから脱出キーを受け取り二人で脱出しようとするがそこにカンユーが現れキリコたちを殺そうとする。だがさすがに見かねたシャッコーがカンユーを殺し、バニラと共にキリコたちの脱出を見守る。

28→ウドの総集編(前半)

29→キリコとフィアナはシャトルで脱出後、謎の光に包まれていた。二人が目覚めると戦艦の中にいたが他に人はいない上に食料まであった。不思議に思う二人だったが、突如爆音で音楽が流れ、流れている場所へ行くとかつてキリコがいたレッドショルダーの凄惨な所業が映し出されていた。その間に戦艦はバララントの宙域に入ってしまい、バララント軍の攻撃を受ける。レッドショルダーの映像でストレスの溜まったキリコはフィアナの制止を振り切って戦艦内部にあったATで出撃しバララント軍と戦う。

30→フィアナはキリコの援護に出て敵を追い払うがキリコは負傷する。その後バララント軍ではキリコが無線で言ったPSに反応し、捕縛隊が編成される。ロッチナもバララントの情報とクメンでの出来事を照らし合わせキリコ絡みと踏みバッテンタイン将軍に頼みに行くが度重なる失態を理由に更迭される。だがロッチナは驚かず、むしろ動きやすくなった言い残し去っていく。キリコはずっと流されるレッドショルダーの映像と音楽で幻覚を見るほどおかしくなっていた。するとバララントの捕縛隊が艦内に侵入、正気じゃないキリコを助けるためフィアナも出撃する。

31→フィアナはキリコを庇いながら戦うが、キリコは被弾しキリコ本人も酷い熱だった。フィアナがキリコを看病している間にバララント兵が艦内を捜索する。フィアナはPSとしての能力を駆使して敵を倒す。すると突如艦が動き出し、不可侵宙域に入ってしまう。バララント軍は撤退を余儀なくされるが船籍を隠し戦艦を尾行する。一方同じく戦艦を尾行する艦があり、それはイプシロンが乗った組織の船だった。イプシロンはキリコへの憎悪とフィアナへの愛情を強化されていた。

32→キリコは依然として動けず、フィアナはキリコを助けるためバララント軍に投降しようとするが、組織の船が妨害する。組織の船が攻撃を開始する、その間にイプシロンは科学者の兄弟により調整を受けていた。組織の攻撃で惑星に落ちた戦艦、組織はイプシロン率いるAT部隊を降下させる。フィアナが現れキリコと引き換えにわが身を引き渡そうとするがイプシロンはキリコを殺そうとし、フィアナと一騎打ちになる。艦内に逃げたフィアナだったが他のAT部隊に追い詰められる。するとキリコがATに乗って現れ、フィアナを援護し、イプシロンと対峙する。

33→キリコ&フィアナ対イプシロンの戦いが始まる。フィアナはキリコが囮になり戸惑いながらもブースターでイプシロンたちをやっつける。だがイプシロンは生きており、怪我も治らぬ状況のまま再出撃する。その間に元気になったキリコは船にブースター色々と細工をする。その時キリコはこの星がサンサだと気付く。一方宇宙ではバララント軍の増援が駆けつけ組織の船と戦闘になっていた。キリコは複数のブースターでイプシロンたちを倒し、船を自爆させる間に自分達はトラックで脱出していた。安堵するフィアナだったが脱出したキリコたちを囲む集団があった。

34→その集団はキリコたちのトラックを奪おうとするがキリコの戦い方を見て通信が入る。通信はゴウトからでキリコを襲ったのはゴウトの商売相手の鉄クズ屋だった。キリコは久々にゴウトやバニラたちと会うが、ゴウトはキリコのココナに対する態度から少し喧嘩になる。その後イプシロンが来てキリコを引き渡せというがゴウトは当然拒否、だがキリコが元レッドショルダーと知った鉄くず屋の頭ゾフィーがキリコを引き渡すという。実は鉄くず屋のメンバーは家族をレッドショルダーに殺されていた。キリコはそれを聞き一人でイプシロンと決着をつけようとするがフィアナはそれに反対する。

35→キリコとイプシロンが戦う時、上空からバララント軍が現れ鉄くず屋たちの基地を破壊する。キリコとフィアナはその隙に脱出するがゾフィーが家族の仇を討つため追いかける。途中キリコは軍人の死体と地図を見つけるがそこにゾフィーが襲い掛かる。逆にゾフィーを捕まえたキリコだったがゾフィーは遠くに運び置き去りにする。キリコたちは屋根がある場所で休憩するがフィアナがジジリウム切れで体に異変をきたしていた。キリコは急いで目的地の補給基地へ行こうとするがバララント軍に襲われ更にゾフィーにも襲われる。実はゾフィーがバララントに通報していた。再びゾフィーを捕まえたキリコだったがまた殺さず解放し、体が動かないフィアナを連れて補給基地へ向かう。

36→ゾフィーは執念で追いかける。キリコはゾフィーにも酸素ボンベを分け与えたため補給基地まで持たない。キリコは武器の残骸からこの星で起きた戦争当時自分はレッドショルダーにいないことが分かるがゾフィーには伝えなかった。キリコは途中で酸素ボンベを見つけるが武器をゾフィーに取られてしまいやられそうになる。だがそこに車でゴウトたちが現れゾフィーを止める。しかもそこにバララント軍も現れ、皆で補給基地へ逃げ込む。キリコは単独で敵ATを倒すがゾフィーに武器を向けられる。だがココナが戦争で失ったのは皆同じだと言い、ゾフィーは去っていく。キリコはフィアナをジジリウムに浸し復活させる。

37→ゴウトたちはすぐに去ろうというがジジリウムがあるためキリコは動かないと言う。ゴウトたちは嫌味を言いながらも一緒に補給基地に残る。するとバララント軍が現れキリコは戦うがゴウトたちが捕まり仕方なく投降する。キリコは指揮官のもとに連れていかれるが指揮官はなんとロッチナだった。ロッチナはゴウトたち三人の解放条件としてイプシロンとの対決を望みキリコはのむ。イプシロンは船との通信を切り独断でキリコたちを捜索していた。その後イプシロンはキリコたちがいるバララント軍を見つけ襲い、キリコもバララント軍のATで出撃し、ついに相まみえる。

38→キリコとイプシロンの激しい戦いが始まる、だが大崩落を起こしキリコとイプシロンは空洞にとじこめられる。ロッチナはキリコの救出を命じゴウトたちは身を案じるがロッチナは生きているのを確信していた。最初イプシロンは手伝うことを拒否していたが一緒に抜け出す作業をする。その時キリコはイプシロンのPSが特別な存在であることを否定するがなぜフィアナと呼ぶのかと聞かれた時何故か自分でも分からなかった。バララント軍が瓦礫を撤去しキリコを救出し、イプシロンは迎えに来た仲間に連れられ脱出する。その姿を見ながらゴウトたちは安全に移送される。帰ってきたキリコにフィアナはイプシロンと戦うのを止めてと言うが拒否される。

39→帰ってきたイプシロンに組織の船テルタインの艦長は再出撃を拒否するが科学者兄弟アロンとグランは行かせようとする。一方キリコもフィアナに止められるが拒否し再戦に向かう。一方ギルガメス軍メルキアではバッテンタインがキリコとフィアナがサルサにいてロッチナがバララントにいることを知らされギルガメス軍の大艦隊を差し向けることにする。キリコとイプシロン再戦の日、お互いATに乗って戦い、キリコは勝つが止めを刺すとこでフィアナに止められる。そしてフィアナはキリコがPSであると言い最初否定していたキリコも対PSプログラムが焼けてたことで疑うようになる。イプシロンは戦闘怪我で死亡、キリコはロッチナにお前はPSで真実を知りたければクエント星へ行けと言われ一人で向かう。

40→サンサ編の総集編

41→クエントに来たキリコだったが熱砂の影響で倒れてしまう。そこを行商人のゲッコが助け、クエント星の現状を知る。星唯一の街についたキリコはクエント人を探しに傭兵センターへ向かいクエント人と会う。一方ゲッコは街のチンピラたちからキリコの居場所を聞かれ喋ってしまう。キリコは代表と呼ばれるクエント人に会うがPSのことは聞けず、たくさんのクエント人に会えとだけ言われる。傭兵センターから脱出したキリコだったがチンピラに捕まり、依頼人だったアロンとグランに引き渡されそうになるが、街の市長が来てキリコを引き取る。キリコが目を覚ますとそこにはかつてクエンで戦ったクエント人のシャッコーがおり、ゲッコから知らされていた。キリコはとりあえずシャッコーの村にいくことにする。

42→シャッコーと共に村を目指すキリコ。一方クエントの軌道上にいる組織の幹部キリーはアロンたちにキリコ抹殺を命じるがクエント人には手を出すなという。キリコはシャッコーたちクエント人の生活に疑問を抱きつつも行動を共にしていたが組織のATに狙われる。クエント人が住むと言う裂け目に落ちたキリコたちはトラックを押しながら先へ進むが、アロンたちの独断で襲撃を受ける。だがキリコとシャッコーはトラックを失いながらも敵を倒しATを一機奪う。クエント人の村近くで戦闘を起こしたことでアロン達は叱られる。キリコたちは再びシャッコーの村を目指す。

43→アロン兄弟はついに自分達が降りることにする。シャッコーの村についたキリコはまず村長に会うが、聞きたいことは聞けずシャッコーに薬を盛られ眠ってしまう。目が覚めたキリコはシャッコーからお前が作られた人間か調べたと言われ、結果を待つためまた眠る。一方ロッチナはフィアナを連れクエント星へ向かっていた。キリコは村長と会い結果を聞くがかもしれないと言われ確証はなかった。キリコは村長より長生きしてるメジという老人に会いクエント文明が滅んだ経緯と神という存在を聞く。キリコはシャッコーから聞いた万能材料のクエント素子が取れるとこに行くがアロン兄弟に襲われ追い詰められる。アロン達が麻酔銃を撃った瞬間不思議な現象が起きる。

44→なんとアロン達はキリコの前から姿を消し、数百キロ離れた街ゴモルに飛ばされていた。軌道上の船に帰還したアロン達はキリコよりクエント文明の解析が先だと言い、キリ―を説得しゴモルの街にAT部隊を降下させる。一方キリコはメジから状況を聞き同じく文明がある場所を聞く。街に展開したAT部隊はゴモルにある文明の遺産へ向かう。街にいる唯一のクエント人は狼煙?でクエント人に知らせシャッコーからキリコに伝わる。キリコはシャッコーと共にアロン達が飛ばされた装置でゴモルへ行きAT部隊と戦う。だが遺産内部での戦闘中、遺産が起動しATを次々消していき、キリコは急いでATのシステムを切る。

45→システム切りが間に合わずキリコたちもアロンたちも飛ばされてしまう。アロンたちは遺跡の外に飛ばされたがキリコたちは謎の場所に飛ばされていた。一方ゴウトたちはギルガメス軍に捕まっていた。サンサへ向かっていたギルガメス軍だがロッチナがクエントにいると聞き方向転換しクエントへ向かう。ロッチナとフィアナは二人で遺跡内部に入る。ロッチナはこの奥に自分の支配者がいると言う。キリコたちはわけもわからぬまま歩き続けると突然キリコに電撃がありキリコに文明の歴史を見せ何かメッセージを伝えようとしていた。その電撃も収まると突如ロッチナ達が現れフィアナとキリコが再会する。キリコとロッチナはお互いに質問するが答えは出なかった。その後キリコはフィアナとシャッコーを連れて出口を探すが本部の指令で侵攻を開始したギルガメス駐留軍と出会ってしまい逃げる。謎の減少で色んなとこに飛ばされるが結局ロッチナの元へと戻ってしまう。

46→ギルガメス軍のレイパード少将率いる艦隊が到着。ロッチナに会談を申し込む。アロン兄弟やキリーは会談が失敗に終わることを期待する。レイパードはロッチナにフィアナを引き渡せと言うがロッチナは逃げたと言い張る。だがそこに証人としてゴウトたちが連れてこられロッチナは仕方なくフィアナを引き渡すことに。キリコは護衛のATパイロットに化けロッチナやフィアナと一緒にギルガメス軍の戦艦へ向かう。ロッチナはフィアナを引き渡した時クエントからの撤退を要請するが拒否される。するとキリコがフィアナを守るため暴れまわりギルガメス軍とバララント軍の戦争になる。ロッチナはフィアナを連れて脱出、キリコは混乱に乗じてゴウトたちを助け出す。

47→数で勝るギルガメスが押し始める。ゴウトたちはロッチナのもとに戻るがフィアナと共に幽閉される。ロッチナの旗艦もやられはじめキリコを回収後脱出しようとした時、クエント星から謎の光が現れギルガメスとバララントを無差別に攻撃する。この攻撃でギルガメス軍は全滅しレイパードも戦死する。対処法を知っていたキリコのおかげで助かったロッチナ達は小型艇で脱出する。だがすぐ後ろにキリーたちの船が現れ小型艇を捕縛する。ロッチナは元ギルガメス軍人のキリーとの出会いに驚くが、すぐに処刑されそうになる。すると船が何者かに操られる。キリコがワイズマンだと呟くとロッチナとキリーだけが反応した。ワイズマンこそキリコを呼び出した謎の意志だった。

48→船はワイズマンに動かされ未知の科学が集結する構造物へ案内される。ワイズマンはロッチナとキリーにキリコを自分のもとへ案内するように言うが、キリーはロッチナとゴウトたちを閉じ込め自分たちだけで行く。処刑されそうになったゴウトたちは自力で脱出しロッチナとフィアナを救出しキリコたちを追う。一方ギルガメス軍本部ではバッテンタインが幹部を集めて対策会議をしており、バララントと対談することにする。ワイズマンのもとについたキリコは後継者だと言われその運命を受け入れる。ワイズマンは用済みとしてキリーを殺す。

49→ワイズマンはアロンたちをキリコの部下にする。一方ギルガメスとバララントは学者たちの報告でワイズマンの存在が知れ、連合艦隊の派遣が決定した。一方キリコのもとに追いついたゴウトたちだったがキリコは冷たくあしらう。一人逃げていたロッチナはキリコに通信を入れ何が目的だと聞き、キリコはワイズマンに会うことと答える。連合艦隊が構造物に迫る。キリコは構造物の周りを囲むフローターで足止めしつつキリコたちは脱出する。だが敵の戦闘機が迫った際、ゴウトやフィアナたちが乗った後部を切り離し囮にしようとする。それを聞いたゴウトたちは怒り自力で脱出する。その際キリコは自分も目的を話す。実はワイズマンの本体はクエント星の地下にありそれに会いに行くのが目的だった。

50→クエントに先についたゴウトたちはシャッコーに事情を話す。シャッコーもメジの遺言である程度は知っていた。一方キリコたちはアロンが裏切り航路をずらしていた。アロンはキリコに殺されグランは仕方なくキリコに従う。クエントに着いたキリコはシャッコーと出会い、シャッコーは何も知らないふりをしてキリコに協力する。謎の光などの動力室に着いた時、シャッコーはキリコから真意を聞こうとするがキリコはワイズマンの後継者になろうとしていた。キリコはシャッコーを撃つがシャッコーは装置を破壊して謎の光などを出なくする。そこにゴウトたちも現れキリコを説得しようとするが失敗、だがフィアナは一人でキリコを追いかける。しかし連合艦隊がすぐ近くまで来ていた。

51→ゴウトたちは傷ついたシャッコーを連れクエントから脱出する。一方キリコは組織のAT部隊を率いて連合軍のAT大部隊と戦いつつ目的地を目指す。フィアナはシャッコーのATに乗ってキリコを追いかける。キリコはグランを降下させ自分たちを援護させる。キリコは敵の輸送艦を奪いグランの船を弾避けに使う。その渓谷に入ったキリコは輸送艦を捨てATで突っ込む。グランの船は墜落しグランは死亡、だが船に隠れていたロッチナはキリコの運命を見届けるためキリコを追う。そしてついにキリコはワイズマンの声が届く場所まで来て力を寄越せと言う。

52→最後にフィアナがキリコを止めに来るがキリコはフィアナを撃つ。ATが故障したため生身でワイズマンの元へ向かうキリコ。ついにワイズマンの知識が詰まった装置にたどり着き手を触れば受け継がれる。だがその時キリコは装置を撃ち、周りにあるワイズマンの記憶装置を外していく。実はキリコの目的は最初からワイズマンの抹殺だった。ワイズマンは止めるように言い、更にフィアナの出会いであったりレッドショルダーの宿命は全てワイズマンが仕組んだことだった。だがキリコはひるまず装置を外していく、そこにロッチナが現れ止めるように言うが生きていたフィアナが気絶させキリコを手伝う。ついにワイズマンを殺した後、ロッチナはキリコを罵倒しながらクエントの自爆装置を起動させる。クエント星は自爆し、近くにいた連合艦隊も巻き込まれる。1年後、ワイズマンがいなくなってもギルガメスとバララントの間で戦争が起きた。キリコとフィアナは戦争がある限り自分達を利用すると考え、ゴウトたちに頼みコールドスリープで宇宙に放出してもらい戦争が無い時代へ向かう。

投稿 : 2021/06/13
閲覧 : 383
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1

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

若かったから

見た当時は夢中になってのめり込んだ作品です。それなので今こうしたところで言うのは微妙ですね。その後のシリーズで、いろいろエピソードが追加されて、当初とは考えを改めざるを得なくなった本作です。放映当時はラストのコールドスリープが、キリコたちの「逃げ」ではないかと取りざたされた事もありました。しかし「赫奕」が作られた今、それは「言ってやるな」の世界に落ち着きました。フィアナが死亡しましたからね。こちらもココナたちのように子供ができた今、永遠の青年のキリコはうらやましくもあり、気の毒でもありでいろいろです。

あまりいろいろ言いたくないのですが、作画がやはりちょっとあれだったです。谷口作画が好きでなかったので、仕方がないです。好きな人にはたまらないみたいですがね・・・・。塩山氏も鬼籍に入った今、もうボトムズを往時のように作れる人はいなくなってしまったのかなと思います・・・。設定など本当に海外SF作品のようで、当時は見ていて胸を躍らせました。80年代、こちらもまだ若かったですね。しかしロボットものでは私にとっては、ボトムズの右に出る作品はないという事です。

投稿 : 2021/05/13
閲覧 : 566
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8

sudo0911 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ミリタリー・リアルロボットアニメの頂点

ATというロボット兵器に際立ったリアルさがある。話が進むにつれて明らかになる主人公の出自も魅力。また、サブキャラたちの魅力も随一。

投稿 : 2021/04/19
閲覧 : 279
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0

AvMme83528 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大人向けロボットアニメの金字塔

小学生の時にこれを見て、面白さが分からなかった。
大学生の時に見直して、びっくりした記憶がある。
何度でも見たくなる名作。
ラストだけは私の好みと違ったかな。
それ以外は最高。

投稿 : 2021/02/14
閲覧 : 358
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ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

完走した感想。

かつて全話視聴済みで、最近になって二度目の鑑賞をしていたのだけど、どうにも視聴のモチベーションが維持できず、クメン王国編終了段階で視聴を断念しました。

同監督の作品だと【太陽の牙 ダグラム】を最近全話観ており、そっちと比べるとどうしても痛快さに欠ける。

主人公のキリコは、PSと呼ばれる強化兵士に勝るとも劣らぬ実力者、と劇中でよく触れられているんだけど、キリコの強さってすごい地味なんだよ。
ロボットアニメにおける主人公の強さって、単純にロボットの操縦技術とかセンスが抜群ってのが挙ってくると思う。

しかし、キリコの強さはそこじゃないんだ。
操縦技術もまぁ確かにあるけど、ズバ抜けている訳じゃない。どのような状況においても生き延びる、生存能力の高さにある。そしてそこ悪運の強さも加わっているから、実感しにくい。
おまけに搭乗する機体は量産機。

同じアプローチでもより派手でエンタメ性に特化してる【新機動戦記ガンダムW】の方が僕は好みかな~。

投稿 : 2019/06/25
閲覧 : 419
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6

ずんびー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

硬派リアルロボットとネタの中間

リアルを突き詰めたようなロボットや
世界観でカルト的な人気もあるが
実際みてみるとなんともいえないアニメだ

話の大筋としては
一人の男がある女を追い続けるというのが核で
あまりSF的なテーマはない

さらに、50話弱ありかなり冗長な進み方をして
結構観続けるのは辛い

それに各章ごとに洋画をモチーフというか丸パクリした世界がでてくる
ブレードランナーや地獄の黙示録、2001年宇宙の旅等
特にラストの2001年宇宙の旅のパクリ具合はちょっとまずい

コピペやむせるといったネタが先行してしまい
中身を見ずに硬派なリアルロボットだとおもっている人はおおいだろうが
そんなことはない

結構ふにゃふにゃしたアニメだ

だがスコープドッグは最高だ
コレに勝るロボットはない

投稿 : 2019/06/20
閲覧 : 380
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1

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

特殊部隊上がりのキリコ君が、俺TUEEEしてモテまくる大勝利アニメ!?

「むせるアニメ」という評判から、きっと、むっさいオッサンがいっぱい登場するダサいロボット・アニメだろう、と思って見始めたら、イケメンPS(パーフェクト・ソルジャー)のキリコ君が俺TUEEEE!してモテまくる作品だった。

・・・何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何を見たのかわからなかった…イデの発動だとかニュータイプだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。(AA略)

「俺TUEEEEアニメ」の代表作といえば、『ソードアートオンライン』(2012年(第1期))ですが、その30年近くも前に、こんな大先輩がいたとは!
・・・って、単に主人公の名前が、SAOのキリト君に似ているだけなんですが。
{netabare}
キリコ    → キリト
フィアナ   → アスナ
ゴウト    → エギル
バニラ    → クライン
ココナ    → リズ
カンユー大尉 → キバオウ
ワイズマン  → 茅場晶彦{/netabare}

・・・と考えれば、だいたい合ってる気がしないでもない(責任とりませんから)。

次のような「一般人の認識」という有名コピペまであるようですし、『ボトムズ』は、きっとアニメファン必見の名作なのでしょう。

--------------------------------------------------- 引用開始 ----
■一般人の認識■
{netabare}
◎ガンダム:安室とシャーがたたかう話
◎エヴァ:パチンコ
◎マクロス:歌う
◎ギアス:知らん
◎ボトムズ:アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。
その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公「キリコ・キュービィー」は、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。
作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。
その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。{/netabare}
-------------------------------------------------- 引用終わり ---

一般人の認識とは上記のコピペである。
アニヲタの間では有名なロボットアニメに対する一般人のイメージを分かりやすく表したものである…とされている。
http://dic.nicovideo.jp/a/%E4%B8%80%E8%88%AC%E4%BA%BA%E3%81%AE%E8%AA%8D%E8%AD%98

・・・『ガンダム』とか『イデオン』(※ともに富田由悠季監督作品)といった、評判ばかり高くて実際に視聴してみたら結構アレな作品を我慢して見続けるくらいだったら、同じサンライズ制作でも、『太陽の牙ダグラム』、『ガサラキ』と併せて、「ロボットアニメの真の名作」といっても過言ではないこの『ボトムズ』(※この3作は全て高橋良輔監督作品です)を試しに視聴してみる、という選択肢もある、ということで、簡単ながら作品紹介レビューを書いておきます。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1部(ウド編)は、ロンリー・ソルジャーの格好良さに感嘆して、作画の古さはマイナスながら、★ 4.0 と評価が高くなる。
・第2部(クメン編)も、東南アジア某国をモデルとした舞台設定に面白味を感じるものの、流石に今度はシナリオの冗長さに飽きてきて、☆ 3.9 と若干評価を下げる。
・第3部(サンサ編)、第4部(クエント編)は、それぞれ特殊な惑星を舞台とした展開に。特に終盤は意外な展開の連続で目が離せなくなる。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作・監督       高橋良輔
脚本           五武冬史、高橋良輔、吉川惣司、鳥海尽三
キャラクターデザイン 塩山紀生
メカニックデザイン  大河原邦男
音楽           乾裕樹
アニメーション制作  日本サンライズ{/netabare}


◆パート別評価

(1) ウド編   (第1-13話)  計13話 ★ 4.0
(2) クメン編  (第14-28話) 計15話 ☆ 3.9
(3) サンサ編 (第29-40話) 計12話 ☆ 3.9
(4) クエント編 (第41-52話) 計12話 ★ 4.2
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  総合              計52話 ★ 4.1


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= 装甲騎兵ボトムズ (1983年4月-1984年3月) ==========

 - - - - - - - - ウド編 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
  ※百年戦争の戦災で出来たクレーター内に造られたヂヂリウム採掘の街ウドが舞台(聖書にある悪徳の街ゴモラがモデル)
{netabare}
第1話 終戦 ☆ 百年戦争終結、キリコ曹長の災難(目的不明の作戦、素体との遭遇、捕囚、拷問、脱走)、ビーコン監視
第2話 ウド ☆ 惑星メルキア、ウドの町、酸の雨、暴走族ブーンファミリー、ヂヂリウム集め、脱走
第3話 出会い ★ 三人組(ゴウト、ココナ、バニラ)との出遭い、装甲騎兵ボトムズ修復・起動、暴走族との交戦、治安警察の介入
第4話 バトリング ★ バトリング契約、AT(Armored Trooper)リアルバトル、コニー少尉殺害、キリコ拿捕 
第5話 罠 ☆ キリコ尋問・拷問、三人組のキリコ救出、オリア大尉隊との市街戦
第6話 素体 ★ キリコが追われる理由、治安警察基地侵入、素体との再会
第7話 襲撃 ☆ キリトと三人組のヂヂリウム略奪
第8話 取引 ★ ゴートと署長のヂヂリウム売買交渉、キリコ搭乗ATvs.謎の赤いAT、キリコ敗北
第9話 救出 ★ 三人組の仁義、キリコ救出失敗、金貨空中散布、市内騒乱、救出成功、仲間意識の発生
第10話 レッド・ショルダー ★ 監視者、集中砲火からの脱出、メルキア戦略装甲騎兵団特殊任務班X1(吸血部隊) ※ラストにキリコの内面独白
第11話 逆襲 ★ PS(パーフェクト・ソルジャー)、キリコ単騎治安警察本部急襲、キリコ機vs.プロト・ワン機、プロト・ワン捕縛 ※同上
第12話 絆 ★ キリコとプロト・ワンの意思疎通、二人の包囲網突破作戦、「フィアナ」奪わる、監視者(軍)の介入
第13話 脱出 ★ フィアナの逃亡拒否、軍vs.治安警察(素体争奪戦、署長死亡、ボロー司祭フィアナを連れての逃走成功)、ウドの街壊滅{/netabare}{/netabare}

 - - - - - - - - クメン編 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
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   ※ウドの町を離れて3ヶ月後、内乱のクメン王国が舞台(クメール=カンボジア王国がモデル)
{netabare}
第14話 アッセンブルEX-10 ★ 傭兵初日、ビーコン除去、三人組との再会、ビーラーゲリラの夜襲、PSとの遭遇戦
第15話 疑惑 ★ ココナの店爆破未遂、キリコへのスパイ嫌疑、対PSプログラムの成果
第16話 掃討 ★ ゾンム村奇襲(カン・ユー大尉隊)、村民への尋問、ロシアンルーレット、新たなPS(イプシロン(プロト・ツー))
第17話 再会 ★ キリコ置き去りの撤収命令、キリコ敵拠点へ単身乗り込み、フィアナとモニカのキリコ脱走幇助
第18話 急変 ☆ キリコ帰還、クメン王国とメルキアの停戦協定発効、敵襲
第19話 思惑 ☆ 基地防衛成功、キリコとロッチナ大尉の再会、ムナメラ河遡行作戦開始
第20話 フィアナ × ※総集編1、新規シーンほぼ無し
第21話 溯行 ★ ラモー寺院の捜索・戦闘、バニラの合流
第22話 触発 ★ ゲリラ戦車隊との遭遇戦・撃破、河中の対イプシロン戦、フィアナの捨て身の妨害
第23話 錯綜 ☆ カン・ユー大尉vs.キリコ、フィアナ解放
第24話 横断 ☆ キリコ指揮下の特殊部隊、前後の敵
第25話 潜入 ★ ゲリラへの撤退命令、特殊部隊サンジェルマン宮殿突入、ミニカ死亡
第26話 肉迫 ★ 宮殿攻防戦、政府軍AT部隊降下、カンジェルマン第3王子死亡
第27話 暗転 ★ キリコのボロー司祭尋問、キデーラ戦死、イプシロンVS.キリコ、メルキア軍AT大量降下、宮殿壊滅、ゴン・ヌー死亡、ボロー司祭死亡、カン・ユー大尉死亡、キリコ&フィアナ脱出
第28話 運命(さだめ) × ※総集編2、新規シーン特になく見なくてよい回{/netabare}{/netabare}

 - - - - - - - - サンサ編 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
   ※クメン王国からの脱出後、謎の宇宙航行船に取り込まれたキリコ&フィアナ2人だけの宇宙空間~惑星サンサでの戦い
{netabare}
第29話 二人 ☆ 謎の宇宙航行艦、レッドショルダー(特殊部隊)記録映像、休戦協定侵犯、バララント来襲
第30話 幻影 ★ ロッチナ大尉更迭、キリコ・フィアナ各々の戦う理由
第31話 不可侵宙域 ☆ 艦内戦闘、バララント軍撤退、キリコの様態悪化
第32話 イプシロン ★ フィアナの投降申込み、キリコを狂わせた船(テルタイン)接近、・キリコ助命嘆願
第33話 対決 ☆ イプシロン撃退、惑星サンサ漂着、キリコ回復・離艦
第34話 惑星サンサ ★ ゴウト達との再会、キリコの異常戦闘・回復能力、キリコ捜索AT部隊来襲、レッドショルダーへの恨み(ゾフィー)
第35話 死線 ★ フィアナの様態悪化(液体ヂヂリウム切れによる身体硬直)
第36話 恩讐 ★ ゾフィー&バララント軍の執拗なキリコ追跡、酸素枯渇の危機、補給基地到達
第37話 虜 ★ フィアナ回復、キリコ囚わる、バララント軍指揮官ロッチナ、イプシロン隊来襲・応戦
第38話 暗闇 ★ イプシロンとキリコの対話、三人組の解放
第39話 パーフェクト・ソルジャー ★ キリコVS.イプシロン最後の戦い、PSの同類、イプシロンの敗北宣言・死、クエント星への孤独な出発
第40話 仲間 × ※総集編3、新規シーン特になく見なくてよい回{/netabare}{/netabare}

 - - - - - - - - クエント編 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
 ※ロッチナ大尉に示唆された惑星クエントへ渡り、PSと自らの秘密を探るキリコ
{netabare}
第41話 クエント ☆ 傭兵の町ゴモル、ル・シャッコとの再会
第42話 砂漠 ☆ 3000年前に文明を捨てた星、谷底のクエント人の村へ
第43話 遺産 ★ 長老との対話、手を加えられた者(PS)、神?、シュミッテル兄弟(双子科学者)の追跡、瞬間転移
第44話 禁断 ★ クエントを守る謎の力、シュミッテル隊のゴモル進駐、キリコ&シャッコ瞬間転移、交戦
第45話 遭遇 ★ 再度の瞬間転移、驚異の古代クエント文明(謎の支配者のメッセージ)、フィアナ&ロッチナ大佐との再会
第46話 予感 ☆ バララント&ギルガメス両軍代表会談、フィアナ引き渡し決定、キリコのフィアナ救出作戦
第47話 異変 ★ ロッチナ艦キロコ収容・エネルギー停止、バララント&ギルガメス両軍艦全滅、謎の軍艦接近、キリィとロッチナの再会、ワイズマン(賢者)の意思
第48話 後継者 ☆ 人工星到着、神殿へ、ワイズマンの依頼・キリコの受諾、キリィ死亡
第49話 異能者 ★★ バララント&ギルガメス両軍同盟成立・「神の子達」撃滅作戦開始、包囲網突破戦、キリコの非情命令、生まれながらのPS・異能者キリコの宣言
第50話 乱雲 ★ 惑星クエント帰還、キリコVS.シャッコ、迫るパララント&ギルガメス同盟軍
第51話 修羅 ★ 同盟軍のキリコ追撃、キリコ最後の試練(ワイズマン本拠へ)、ワイズマンとの直接対話 
第52話 流星 ★ キリコの反逆、仕組まれたキリコの旅(ワイズマンの種明かし)、神殺し、惑星クエント爆発、1年後(エピローグ、2人の冬眠){/netabare}{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)33、☆(並回)15、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「炎のさだめ」
ED 「いつもあなたが」
挿入歌 「たのまれグッバイ」

投稿 : 2019/02/27
閲覧 : 966
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19

ネタバレ

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

硝煙の向こうから、奴がやってくる

視聴回数 全話10回以上

250億分の1の遺伝確率で生まれた最強主人公のSF戦争物語。

この作品の見所は多すぎて書ききれないのですが個別に挙げてみます。

・サイバーパンク世界観が十二分に満喫できます。
・オープニング&エンディングが子供向けではない。
・次回予告がシブすぎて、毎回凝っている(たまにジョークあり)。
・{netabare}主人公が窮地の状態でも、まず死なない。{/netabare}
・ロッチナという人物がいなければ物語が盛り上がらない。

既に視聴された方だと、ご納得いただけるところだと思うのですが、このアニメは無茶苦茶です。スケールが大きすぎます。

寡黙な主人公と対なるヒロインが、何とも言えない愛の切なさを演出しているところもポイント。

OVAで過去物語や続編が多数作成されていますので、本編を全部見終わっても十分楽しめることが残っています。

(余談)

放映当時、スコープドックのプラモデルが発売されていましたが、塗装の具合とかパーツの組み合わせなど凝った楽しみ方ができていました。
ホビージャパンを見ながら、胸を熱くしてジオラマを作ったりなど、たくさんの想像を与えてくれました。

キリコのCVは郷田ほづみさんしか有り得ないです。ずっと現役で頑張ってほしい。

投稿 : 2018/05/12
閲覧 : 435
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10

みねお さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

52話の長編アニメ。
戦闘のため作られた戦士が中心の物語。
主人公のキリコは作られた戦士をも上回る戦闘力。
その強さの秘密は最終話近くで明らかになる。
そしてラストは意外な終わり方だった。

投稿 : 2017/04/23
閲覧 : 390
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1

でんどうず さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

年代的評価

水戸黄門、ウルトラマン等に代表されるように
とりあえず正義vsとりあえず悪と言う概念を無くし
戦争アニメを打ち立てたガンダムと言う作品はその事だけでも評価出来る。
しかし、道具(ガンダム)が勇者に置き換わり使い捨て出来ず
名残は残しまくっていたけど
この作品は道具として使い捨てる潔さがある。

投稿 : 2017/04/15
閲覧 : 329
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1

ネタバレ

アベベ晴明 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

にわからしく、あえてこう言おう!

「むせた」と。

作画的には省力気味でバンク多用、ぶっちゃけ今時のアニメの方が色数も多く手間かかってるし、物語的には中だるみも多数あるのだけど、監督らの本気感はひしひし伝わってきます。

中盤あたりになると話の粗がぽつらぽつら見えてくるのだけど、それでもみんなキャラクターとして生きてる感がすごくありますね。

39話で敵役のイプシロンが死ぬのだけど、PSというキリングマシーンとして生まれてきて、人間相手なら絶対負けないという自負のもと、最後までたった一つの矜持を大事に大事に守って死んでいった姿に、奴もまた、この物語の中で生きていた一人だったんだなと再認識しました。

投稿 : 2017/04/06
閲覧 : 492
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2

ネタバレ

tora さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

リアル系のロボットアニメ

ロボットアニメと言いながら、決まったロボットに乗らず、そこら辺のスコープドッグにポンッと乗ってしまう。

焦点は、ロボット同士の戦闘ではなく、主人公であるキリコの存在そのもの。
超人的な戦闘力を持ちながらも、泥臭く戦闘に明け暮れるキリコ。その能力の高さの真相は如何に。

淡々としているし、52話と長いのだけど、渋い物語は大人にはぴったりかなと。

投稿 : 2017/03/14
閲覧 : 279
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2

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

名作ゆえか今のところは肩に力が入って見ちゃう・・・

第1話 「終戦」
親から仕切りに薦められて、結局見れずにここまで来たけど、今回地元tvkで再放送と聞いて視聴。
まだ1話だからかそれとも名作ゆえの緊張か、肩の力を抜いてアニメを見ることそんなにできなかった。とはいえメカやキャラデザイン、世界観は非常に好み。それにキリコがあんな新兵剥き出しキャラとは知らなかった。てっきり僕はクールキャラだと見る前思い込んでいたから。
お気に入りになるかどうかは現状まだ分からないけど、”キーリコちゃん!”を聞くまでは視聴継続ですね。これはw

投稿 : 2016/07/03
閲覧 : 359
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2

XnX さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

リアル系ロボアニメが好きなら見て損はない

前評判通り、硬派なアニメだった。
キリコは格好いいし、ATは格好いいし、空挺の描写は斬新だったし、むせるし素晴らしい。

ただ、巷で言われているほどリアルな作品ではないと思う。
シナリオも、後半になり話が大きくなるに連れて粗が目立ち始める。
(逆に言えば前半、具体的に言えばクメンあたりまでは文句無し)


文句を言ったが、総合してみると素晴らしい作品であることには違いない。
ロボアニメが好きで、全52話という長さに耐えられるならば見ることを考えてみて欲しい。

投稿 : 2016/05/10
閲覧 : 251
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1

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

機動戦士ガンダムに匹敵するリアルロボット金字塔。不朽の名作ですが、冗長故に敷居が高いかも

全50話の、サンライズロボットアニメ。機動戦士ガンダムに比肩する不朽の名作。
「太陽の牙ダグラム」に続き高橋良輔監督が手掛けた代表作にして、リアルロボットの金字塔です。

…間違いなく不朽の名作ではあるのですが。
細かいストーリーの起伏は意外と乏しく、全50話に渡り、ひたすら「キリコ」という男の逃走劇と戦場での生き様を延々と綴っていく感じ。
よって現代的な繊細なストーリー脚本に慣れた視聴者だと、かなり地味で退屈するかも?
名作ではあるのですが、古いロボットアニメに不慣れな人には敷居が高そうです。
細かい話は気にせず、戦場の「むせる」雰囲気を楽しめる人向きかも。
※高橋良輔監督が書き、銀河万丈さんが読み上げる次回予告が最高にむせる!
…本編は敷居高いですが、是非とも予告だけでも見てください!
(検索するとニコニコ動画などにあります。何故名作と称されているか雰囲気ヒシヒシと伝わりますよ!)

※2014年11月1日に亡くなられた、フィアナ役の弥永和子さんのご冥福をお祈りします。

{netabare}『物語』
強くてカッコイイ主役ロボツトが無双!…する普通のロボットアニメと違い、とにかく泥臭いです。
単なる量産兵器に過ぎないボトムズ(最低野郎)をガンガン使い捨て、果てしない闘争に明け暮れる…。
…また「次回予告」がカッコイイのも見逃せない。
センス抜群の名調子な上に、世界観や状況説明が分かり易い。
本編が寡黙な分、次回予告でだいたいのストーリーが分かります。
逆に言うと「本編は淡々と戦っていて、ちょっと分かり辛い上に退屈」かも。

世界観は、銀河系を二大勢力が二分して100年も戦争続けていたようなスケールのでかいSFです。
…普通のお話なら、主人公がどちらかに属して敵勢力と戦うのかな?
と思いきや。
本作はバララントとギルガメス(という二勢力)の戦争すらもバックボーンに過ぎず。
物語は開幕から徹頭徹尾、主人公のキリコ・ビューイーを中心に動いていく。
世界観の巨大さに比して、話はひたすら(一見すると一兵士に過ぎない)キリコの逃走劇なので、意外に地味です。
地味ですが、話の中心は常にキリコ…敵の謎の思惑や巨大な意思すらも、キリコを最重要目標にしていく。
物語の中心に常にキリコあり。その意味で本作は究極の主人公無双系だったり。

そのキリコは寡黙でストイックな男で、ただひたすらに「自分が生き残る事」「自分の運命を狂わせた謎の女の秘密」を求めて、黙々と追手と戦ったり、逃亡し続ける。
キリコの強い意志は終始一貫していて大筋の話はとても分かり易いです。
…でも、1話1話は地味で、かなり冗長に感じるのが難。
延々と先の見えない逃亡と闘争を続ける日々。
一山いくらの量産兵器に過ぎないAT(アーマードトルーパー)スコープドックを次々と乗り捨てたり、ATにすら乗らずに生身で軍隊相手に逃げ回ったり。
ここで細かいストーリーを排しているのが本作の作風でしょうか。
キリコはあまり喋らない。BGMが流れる中を、ただひたすらに黙々と死闘が続く。
…現代的な感覚からするといわゆる「テンポ」は最悪です。冗長過ぎて飽きます。
でも、この戦場の雰囲気こそが「むせる」のです。
ボトムズという作品を楽しめるか否かは、この雰囲気自体を受け入れられるか否かでしょうか。

…ボトムズを一通り知った後で振り返ると、序盤の「ウド編」(1~13話)も見所十分なのですが。
キリコにとって得難い仲間達との出逢い、共に逃げ回る共闘関係。
敵の謎の思惑とキリコのアイディンティテイーを求める渇望の意味…
後から振り返るとよく分かります。
…ただ、初見だとここら辺は淡々と戦闘繰り返すのみ、13話が長いです。
正直飽きる。でも、粘り強く観ていくと…段々とむせる雰囲気にハマります。

14~28話の「クメン編」が一番面白かったです。
ベトナム?っぽい惑星の戦場で政府軍の傭兵として反政府ゲリラと戦うキリコ。
…特に大きな目的も無く、ただ「戦場に居たい」「自分の居場所」というのがキリコらしい。
傭兵仲間との男くさい友情や、無能だが何か憎めない上司カン・ユー大尉、敵将のカンジェルマン王子、もう一人のPS(パーフェクトソルジャー)イプシロンとの因縁など、見所多し。
キリコ以上に戦友のポタリアの方がクメン編の主人公っぽい。
ポタリアとカンジェルマン、臣下と王子でありながら盟友同士だった二人の理想と決別のドラマは熱かった。
…ここでキリコとフィアナの愛のドラマも加速していく。
ジャングルでのAT戦も泥臭い魅力あり目が離せない。
バトルも全編通してクメン編が一番好きです。

この後は、謎めいた巨大な意思に流されるままにキリコとフィアナが銀河を彷徨う…。
見所は二人の愛が深まっていくロマンスでしょうか。
宇宙戦闘も砂漠戦も中々派手ではあるのですか、ATはジャングル戦の方が好きです。
何故か追われ続けるキリコ、彼自身に重大な秘密が…
終盤に向けて核心に迫る展開は面白いのですが、それまで些か冗長にも感じました。

終盤クライマックスのまさかのどんでん返しは驚愕。
あくまでも自分自身を見失う事無く、何者にも…神にさえも屈しなかったキリコ・ビューイーの物語でした。
キリコとフィアナのラブコメ…以上の深いロマンスも魅力。

物語評価はちょっと迷うところ。きちんと真価を知れば不朽の名作で間違いないのですが、全50話は冗長(2度の総集編含む)で飽きやすいのが難でした。
…正直な所、私には凄く合っている…とまではいかなかったです。
(聖戦士ダンバインのファン。ファンタジー好き)
この「むせる」雰囲気を気に入るか否か、かなり人を選ぶのでは。
続編の諸作品も含めて、ボトムズの雰囲気とキリコのドラマは続いていくので、過去編の「ペールゼンファイルズ」等を視聴していくと、更に世界観にハマれる…かも。


『作画』
全体的にはあまり綺麗とは言い難いかも。バトルも意外と地味。
でも、AT(アーマードトルーパー)の量産兵器としての泥臭い戦場の雰囲気は素晴らしいです。
量産メカ・スコープドックかっこいい!
キャラ作画は、キリコかなりイケメンだと思う。
フィアナは美人だが、現代的な萌えるタイプではない。ココナの方が可愛い。
戦闘中はキリコも敵も同じ量産機でスコープ装着している為、敵味方が分かり辛いのが難。

『声優』
キリコは郷田ほづみさんの代表役、地味ですが、キリコといえば郷田ほづみさん!
淡々とストイックに、でもイケボです。
…私的に郷田ほづみさんといえば「金色のガッシュ!」のサンビームさんのイメージ強かったです。

フィアナの弥永和子さんの悲憤の美女なヒロイン役も素晴らしい。
キリコへの愛が伝わる演技は心に響きました。
…2014年11月1日に亡くなられたそうです。
ご冥福をお祈りします。

ゴウトの富田耕生さん、バニラの千葉繁さん、ココナの川浪葉子さんも存在感抜群でした。

ロッチナ大尉の銀河万丈さんは、予告編も担当。
あの名文章の読み上げ…最高にむせます!

無能上官カン・ユー大尉は広瀬正志さん。ガンダムでは超有能なランバ・ラル中尉だったのに…でもヒステリックな小物軍人も良い感じでした。
ちなみに「ガンダムビルドファイターズ」のラルさんの人。

…私的に絶対外せないのが、速水奨さんです!
クメン編の主人公ともいえるポタリアかっこいい、声が若いです。
実はポタリア以外でも、序盤のモブ兵士として登場、グワーッ!とやられまくってますw

他多数の豪華声優。


『音楽』
ボトムズは音楽が素晴らしいです。音楽面で文句無し。
乾裕樹さんが手掛けた代表作であり、戦場のBGMが熱い。
淡々と泥臭く戦う地味な展開続いても、音楽の力で理屈抜きに盛り上がれる。
主題歌「炎のさだめ」も、キリコという男の生き様綴った完璧な主題歌。
当時としては歌詞に主役メカ入れてないのに、歌詞のセンスはズハ抜けてます。
ED「いつもあなたが」も、キリコとフィアナのラブロマンスという本作一環したテーマ貫いた名曲。

『キャラ』
キリコ・ビューイーは徹頭徹尾、物語の渦中にいた。
キリコ本人が不屈の意思で突き進みつつ、話のスケールでかくなっても、常にキリコを中心に世界が回る。
キリコこそは、究極の主人公といえるのでは。
寡黙でストイックな戦士だが、決して人情味が無いワケではない辺りも魅力高いです。
一見地味。けれど、ロボットアニメ史上でも名主人公の一人に違いない。

ヒロイン・フィアナは自己のアイディンティティーに苦しみながらも、キリコに惹かれていく過程で、次第に魅力発揮。
初期のミステリアス、中盤の救われヒロインと来て、終盤のベストパートナーとなる。
キリコが恋愛面で不器用な分、フィアナの存在は大きかった。

ウドの街で知り合った腐れ縁トリオもしぶとく話に食い込んできて、キリコにとっては数少ない気の置けない仲間として安心感あり。
ココナは80年代っぽいお転婆娘で今の感覚だとウザいかもですが、これで中々可愛いです。

クメン編の傭兵仲間が気の良い奴らで好きでした。
ポタリアは高潔な男、クメン以降出番ないのが残念。
カン・ユー大尉はとことん無能上官で困った男なんですが…これが何故か妙に憎めないんですよねぇ。

敵はあまり大物出てこないのですが、常にキリコの存在に振り回されている感じはむしろ本作らしいのかも。
ロッチナ大尉も、ある意味裏の主人公だったのかも。
ラスボスは意外なスケールのでかさでした。{/netabare}

投稿 : 2015/12/28
閲覧 : 478
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30

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝61

いわずと知れたリアルロボット物の金字塔です。
作品としては古いため、作画については決していいとは言えませんが(汗)メカの設定など、その独特の世界観は他のロボットアニメとは一線を画すと言っても過言は無いでしょう。
自分的なポイントは以下の通りです。
①メカの設定
主役であるAT(アーマード・トルーパー)が完全な機械、つまり量産型の兵器であり、主人公の操る機体も例外ではないです。
というか、破壊されればあっさりと機体を捨て去るし、壊れた部品を集めて一から作り上げたりもします。
まあ、AT自体も魅力的なメカで、回転してズームアップなどを映像で見せるターレットレンズ、足裏のホイールを回転させ地面を滑走するシーンや着地する際の見せ方など、初めて観た時は、おおっと思わず唸ってしまいました。
②主人公であるキリコの魅力
元レッドショルダー(特殊部隊)であり、卓越した戦闘能力を持つものの、無口で無愛想(苦笑)、世間知らずという欠点もある性格ですが、とにかく強い、そんな男がフィアナ、ゴウト、バニラ、ココナらと出会い、本来の自分を取り戻していく過程がいいです。
しかし、いくら全裸とはいえ、坊主姿の美女にギロッと睨まれたらビビッてしまいますね(おいっ)
③1クールごとに変わる舞台
最初の舞台であるウドでのバトリングと治安警察との闘い、そしてどう見てもカンボジアとしか思えない第2の舞台であるクメン、特にこのクメン編ですが、印象深いです。
どうやら内戦状態のカンボジアでも、このボトムズが受信(おそらく近隣国で放送されたもの)されて見られ、人気があった模様です。
第3のサンサ編は、個人的にはイマイチでしたが、最終編のクエントでは、今までの流れが集約され、盛り上がっていく様は壮観でした。
④個性的な次回予告のセリフ
・次回「出会い」キリコが飲むウドのコーヒーは苦い。
・次回「救出」 明後日、そんな先の事は分からない。
・次回「不可侵宙域」だが、今日という日が、昨日のためにあるのだとしたら。
こう書くと、別になんとも感じないかもしれませんが(う~ん、)ロッチナ役の銀河万丈の語りは、作品に独特の魅力を与えました。

という事で、自分もやって見たいと思います。
「天地人が飲む家のコーヒーは不味い」
やっぱりボトムズのセリフはカッコいいですね(トントン)
なんだよ、うるさいな(トントン)
今いいとこなんだから(クルッ)いいかげんに・・・(ゴゴゴッ)うわーっ(悲鳴)

投稿 : 2015/11/01
閲覧 : 467
サンキュー:

11

kakizaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメからする、あの硝煙の匂いが忘れられない・・・

【20151101】
GYAOで無料放送がやっていたので、久々に視聴してみました。
ロボットアニメというのは、専用機+エースパイロットが主人公であるというのはお約束だが、このアニメに主人公専用機というのはない。

そこら辺に捨ててある汎用機をみつけては、組み立てて戦いにいく。勝てない敵に会えば、自分で戦闘プログラムをプログラミング仕出す。

そんな主人公が行く先々は、酒や暴力、戦争で乱れた街、硝煙の匂いがついて回る。主人公は重大な秘密を持っている・・・そこから国や組織などの陰謀に巻き込まれていく・・・

何度も観ても、切なくもなり、ワクワクもする。

一度は観たほうが良い作品です。


【以前の酷い感想】最後まで見て納得した
むせる~で有名なこの作品、むせるという言葉から分かるようにこの作品は本当に生々しい作品だ!

そこにこの作品の魅力がある。

是非敬遠しないで見て欲しい

投稿 : 2015/11/01
閲覧 : 521
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

リアルロボット、ここに極まれり。
そんな感じのする作品でした。ロボットが世界観の前面に押し出されているのではなく、あくまでも世界観に溶け込んでいる。(埋没しているワケではない)
リアルロボットなので当然、ロボットに対する認識や扱いはリアル。キリコなんてとくにそれが顕著で、ATを兵器の一つとしてしか認識していないし、ロボットは現地調達が基本とか、普通のロボットアニメならまず考えられない。
ついでに言えば、現実的に考えて一人一人に合せた調整なんてしてらんねーよね。

さて、では本作の良かった点をば。

本作の魅力を語るうえでまず挙がってくるのがこれ。素晴らしいの一言に尽きる。
ボトムズの世界は、非常に過酷だ。一日を生きるだけで精いっぱいなところも少なくない。そんな中で結ばれる人間関係は、損得勘定が当たり前。自分に利があるか、相手に価値があるか、それが行動原理の大半を占める。
キリコを取り巻く人間も、それは例外ではない。

ゴウト、バニラ、ココナ。ウドで出会ったこの三人とも、最初はキリコにそれぞれ異なる価値を見出して関わって来たんだもの。
だけどこれ以上に信じられる関係もない。なんたって、価値有る限り、その人との関係は約束されたも同然なのだから。
キリコには、命を賭けるだけの価値がある。そう踏んだからこそ、ゴウトもバニラもココナも、キリコを幾度となく助けてきたんだ。
その下心を隠そうともしないところがまた、人間臭くて魅力的だ。偶然出会ってなんだかんだで信頼関係を築くのもいいけど、互いを利用する関係から信用する関係に変わって最後は信頼関係になる。こうやって段階を踏んでいったのが、観ていて気持ち良いところだったなぁ。

ウド編だけでなく、クメン王国編でもそれは健在で、キデーラは最初こそ嫌味なヤツだったけど、キリコが口だけじゃない存在と分かってからは良き戦友としての一面も魅せてくる。
親交を重ねてみて、初めてみえてくるキャラの魅力というのも、本作の美点だ。
下心や打算だけでなく、貸し借りといった義理で動くときもある。「貸し一つだ」や「借りが出来ちまったな」といった科白は印象的で、とくにキデーラが死の間際に言った「へへっ、結局、借りは返せず仕舞いだったなぁ!」はグッとくる。
他にも、カン・ユーのようないっそ可愛いとさえ思えてくるウザさ、双子オネェの無能っぷり、ロッチナの胡散臭さ。

こういった、キャラクターから感じるむせるような人間臭さは、今観てもまったく薄まるどころかより一層深みを増していってる気さえしてくる。
今のアニメのキャラが悪いとは言わないけど、今の作品にはない魅力なんだよ。


本作のロボットはガンダム以上に地味だ。ビーム兵器はなく、ただの銃火器のみ。もちろん、サーベルだってありゃしない。
しかし、それでも本作の戦闘シーンは迫力満点。
まず、随所に見られるロボットへの拘り。降下してきた時に膝で衝撃を緩和させる1アクション、手でぶん殴ると空になった薬莢が飛び出したり、頭部のカメラが絞られるところとか、ロボット感を表す数々の表現に胸躍る。

そして、肝心の戦闘シーンだが、これが凄い。なにが凄いって、その規模だ。
一度の戦闘で破壊されるATの数が凄い。地上戦がメインの為か、ATに当たらずとも常になにかが爆発するので、画面内は常にド派手。銃撃音が鳴りやまない。
破壊のカタルシスとでも言うのか、爆発の中を駆け巡るATの姿は、ビジュアルからは想像もつかないほどのカッコ良さがある。
加えて、本作は明確な章分けをされており、章の最後には大規模な戦闘が起こっている。その最終戦なんてもう、「これでもか!」ってぐらい爆発するんだ。量より質ではなく、質ではなく量の戦いは、単純な迫力に満ち溢れており、見応えは抜群だ。

これが宇宙戦になると今度は、被弾する対象がATしかないからか、一度の戦闘に登場する機体数が地上戦以上になる。
サンサ編では1話の中で四十機ものATが破壊されてるんだぜ。ここまで破壊ありきのロボットアニメって、そうそうないよなぁ。
本作は、「リアルロボットだから」と言い訳せずに戦闘シーンもしっかり工夫している。


ここからは悪い点。といっても僕が言えるのはこの一点のみ。
クエント編が面白くなかった。この章では、それまでと一転してキャラドラマではなく、ストーリーが主体となった。
そのせいか、キャラのドラマは薄味であり、戦闘シーンもオマケみたいな扱いとなってしまっている。僕が感じた本作の魅力がこの二点だった為、非常に悔やまれる。

これまで魅せられてきたキリコの凄さは「異能者だから」の一言で済むレベルになってしまったのもそうなのだけど、色々と説明不足が粗が目立つ。
ワイズマンが後継者を望む理由は不明だし、結局、秘密結社の活動目的は不透明なままだったし、そもそもワイズマンの関わること自体がポッと出の印象を拭えないんだ。
それでも今まではあくまでキャラドラマがメインだったから多少の粗も気にならなかったんだけど、ストーリー主体となるとそうも言っていられない。

支配への欲求よりも支配への反発を選んでワイズマンを破壊して世界を混沌にしたキリコが、ギルガメスとバララントの戦争には参加せずに安息の地を求めるというのも腑に落ちない。
安息の地が戦場にしかなかったからこそ彼は苦しんでいたはずなのに、どういう心境の変化があったのかが分からない。
他にも、「フィアナを必ず人間にしてやる」というキリコの決意はいつの間にか無くなってるし、クエント編に入ってからフィアナは「キリコ」と叫ぶか呟くかだけのキャラと化してしまったりと、なんだか色々と残念だった。
ワイズマンが世界を裏から支配して異能者の覚醒を待っていたというなら、例えばどこかで【ATはみんな当たり前のように作ってるけど、そもそも誰がいつ考案したのか明らかにされていない】ぐらいの設定があれば、また違ったんだけどなぁ。

投稿 : 2015/08/15
閲覧 : 325

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私の中でのガンダム以降一連のリアルロボット物の最終到達点

ごく個人的な話です。
ガンダムの大ブームの当時、小学生だったんですけどね。
もうね、ほんと凄かったですよ。特にガンプラを巡る子供同士の熾烈な争いw
同じクラスの女の子ですら(ごく一部ですが)作ってましたもんね。
信教の関係で見れなかった子が居たのが周りから浮いちゃってて気の毒でしたね。

んで、私は時々再放送見てましたがイデオンはおこちゃまには難しかったので別として、大人たちが次に投下した"ガンダムの次"はダグラムだったかと。()
宇宙から水中まで戦えるガンダム見て当時の小学生すら思ったです。
もっと"リアル"なものを と。
ダグラムは巨大な人型兵器の運用が如何に大変かが当時としては丁寧に描かれてました。ガンダムにもMS運搬トレーラーは出てきましたが、ダグラムの場合は専用の運搬手段がない状況での分割輸送なんかも描かれてました。
緊急の長距離輸送はヘリで吊るして運搬してますしね。
他にもコンバットアーマーの稼働時間が実は極端に短い故の兵站への依存性とか色々と出てきまして、当時の子供の兵器としてのロボット物としての需要を満たしましてプラモも売れましてね。高かったですけどね~ダグラムのプラモは。当時は1/48のクラブガンナーなんて買えなくてねぇ。

んで次がザブングルとかマクロスすかね。
ただこの頃になると移り気なお子様の関心が"ガンダムの次"から離れだした頃でしたので、見てない子多かったです。私自身も映画マッドマックスにご執心でして、チョロQを車種関係なく真っ黒く塗りましてね。黒いインターセプターこそ男の世界!と思ってた時期ですw
んなもので、たまに見てはいたしプラモも買いましたが個人的には思い入れは少ないです。

ダンバインは面白いとは聞いてましたが、オーラバトラーは生物の殻を外殻に使ってるから生物的なフォルムで個人的には好きになれず。

あぁもっと兵器っぽいのTVでやんないかな~と多少は洋画に興味持って見出した頃、ボトムズが来た訳です。
よく言われてる事ですが、ブレードランナー・地獄の黙示録・そしてスターウォーズ(或は砂の惑星)という当時人気の映画をモチーフにした舞台で戦うAT。カメラ剥き出し、車輪で走り火薬で打ち出すパンチやピック。今までのロボットものでは言わばエリートの為の戦局を大きく左右する強力な万能兵器だったものが、ボトムズでは歩兵と変わらない底辺に近い使い捨てにされる悲惨な兵器として消耗される様は、まさに私が欲した世界でした。
セリフもカッコよかったすしねぇ。シャッコのピーラーの村でのゲリラの炙り出しの回の「人間に聞いて駄目なら、神様に聞いてやらぁ」と仏像壊すシーン、痺れたなぁ~。あと遡行の回の寺院での乱戦、もうたまらなくカッコよかった~
そしてクエントでの神に選ばれた後継者と秘密結社・神を殺すと手を結んだギルガメスメス・バララントの両軍の戦いと最後のキリコの選択。
神殺しって設定は当時としては斬新だったと思うんですよね。

少年だった私には、欲しいものがすべて詰め込まれた最高の作品でした。
今の若い人達にはオワコンと言われようとも、当時お子様だった私たちに今でも"アストラギウス銀河"を継続して見続けさせてくれてる高橋監督には大感謝なのです。

投稿 : 2015/03/29
閲覧 : 510
サンキュー:

10

猫田にゃむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

このアニメがむせる

これは鉄と硝煙とオイルのにおいにむせるアニメである。

見どころはキリコとフィアナの愛。
そして愛すべき最低(ボトムズ)野郎どもが織りなす戦争。
ATのアクションシーン。

ぜひともキリコの地獄に最後まで付き合ってほしい。
OVAも必見。

投稿 : 2015/03/27
閲覧 : 358
サンキュー:

1

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

One And Only……ワンマン・アーミーの意味するもの

鉄と油のにおいが漂ってくるようなメカが、強烈な印象を残す。
ポリマー臭や電子臭のするようなメカよりもツボに入ってくるのだが、主人公が単独で修理、運用するストーリー上の要請とぴたりと噛み合って、一つの世界を構築する強力なピースとなる秀逸なデザインだ。

評価は決して低い方ではなく、発表後30年たっているが、本作の後継と目されるような作品は、いまだに目にすることはできない。
本作の、独特の印象的な作品世界を生み出す設定も演出も、すべてがひとつの主題のために緻密に用意され構成されているのだが、同じ主題がないため、必然的に同じ印象の後継作が登場しえないように思える。

本作について、主人公キリコ・キュービーの魅力が語られることは多いが、主題が話題になることはあまりないようだ。それは、ある意味、キリコ自身が主題そのものと言っていいからだろう。

そう、本作のテーマは、社会的な主題が多い諸作品とは異なり、言ってみれば実存的なのだ。

主人公キリコの行動は、最初から状況に強制された緊急避難として登場する。そして以降の52話に及ぶ全ストーリーにわたって、状況に流されながらひたすらに今日を生き延びることを求めて駆け抜けてゆく。

この行動に、何か目指すべき目標や理想といったものは皆無だ。求めるものは、ただ今日の生存であり、ストーリーの一つの軸であるキリコの出生と世界の秘密にしても、「生存のために必要な」知るべき情報である限りにおいて、キリコの関心を呼ぶに過ぎない。
出生と世界の秘密自体は、それを知ることによるアイデンティティの確立が、その「秘密がもたらす状況」の圧力が、自身の生存に対して決定的な影響力を持つ、という媒介を経てしか、キリコを動かすことはない。

文字通りのワンマン・アーミーとして、全世界が自分を殺しにかかる状況に、一人、自身のみで対抗するキリコにとって、生存こそが究極の目的だ。

こう言い換えられるかもしれない。生存=実存が究極の目的であると。

(潜在的に)全世界がキリコ一人に敵対している、という状況は「唯一無二の私が、ひとりで全世界と対峙している」という実存主義哲学の世界観と全く構造を同じくしている。終幕において、神=全世界と同一化するものとして生存を保証される誘惑をキリコが退けるのも、「私」という実存こそが主題であることを示しているように思う。

この「実存」という主題は、優れて「青年」的であるといえる。

バトルもののアニメでは、2つ(あるいはそれ以上)の勢力の争いとして設定されている作品がほとんどだ。

古典的で典型的な例では、「正義の味方」が「悪の軍団」と戦う物語。
主人公が、正義の勢力の代表として、「みんなの期待と希望を一身に集め」、悪を撃つ。
主人公と「みんな」の意識がブレなく一致して発揮される一体感は、少年誌のキャッチフレーズ「友情」「努力」「勝利」と同型的で、自他の自我があいまいに溶けあっているような、極めて「少年」的なものだ。

あるいは共同体の一員である主人公が、その責任ある大人の当然の義務として、防衛の戦いを遂行する物語。
いわば「成人」的な類型か、(青)少年的な類型、アニメでは主流のこれら類型に比して、中間である「青年」に主題を置いた作品は、ほぼ見られない。

自他があいまいで他者も自身と同じであることを無自覚に信じる少年期と、自立した個人として所属する共同体の義務を承認する大人。
両期の移行において、「唯一無二の自分と全世界の対峙」を経験する「青年期」にフォーカスしたアニメ作品は、やはり本作にとどめを刺す。
(作中の描写としてキリコに同調者が登場しないわけではないが、第一義的には生存のための都度の協力者という側面が強く、少年類型的な仲間とも存在性格が異なり、成人類型的な共同体を構成しているわけでもない。)


ワンマン・アーミーの戦いを特に好むのは、青年期の実存に二重映しするからかもしれないが、時代遅れの感性だろうか。
何かというと国家の特務機関や秘密結社に所属したがるラノベ原作アニメの主人公を見ると、後継作への期待は望み薄だが、本作が観かえされる機会が増えるといいなと思う。



ラストで虚空へと漂流する主人公。

生存を行動原理とするゆえに自殺は絶対に選択し得ない主人公が、「世界」に叩き付けたこのギリギリの回答に、「青年」特有の決断を見て、今でも深く感動する。

投稿 : 2014/11/02
閲覧 : 512
サンキュー:

8

ネタバレ

クールジャパン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ロボットアニメの究極の一つ!

初代ガンダムの少し後に放映された古~いアニメ。

従来の(今でもほとんどそうですが…)主人公に合わせたロボットというわけではなく、あくまでも兵器の一つとして扱われたロボットものは新鮮だった。

絵は今からするとずいぶん粗くて手抜き的な観もあるものの、その世界観、ストーリー性、効果音など時代の先を行っていたと思う。

主人公のキリコは、絶対的な強さがあるわけではないが、異能者として死なない存在が面白かった。全体的にご都合主義的なところが比較的少ないところもよかった。

戦闘シーンが多くて、その迫力はいまだにすばらしく、今風の絵にしたら大変なことになると思う。(ATの宇宙戦が特に好み)

放映後も、その後話が出たが、世界観が同じであればいい。(中に?と思えるようなものもあって残念…)

ぜひ一度見てもらいたいと思う作品。(30年以上前にこういう作品があったことを知ってほしいです。)

投稿 : 2014/06/01
閲覧 : 393
サンキュー:

3

ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

こ~きりこ~の~た~け~はし~ちすんご~ぶじゃ~まどのさんさも・・・ホレ・・・?・・・デデレコデンだよ、あ○にゃんw・・・なんかよく分かんないけどロボ物:第9弾

視聴するアニメ作品を選択するにあたり
いつも本サイトのレビューを読み
吟味させていただいているのですが
この作品はちょっとばかり違ってました

情報元は「あにこれ掲示板」です・・・

とあるスレッドに貼り付けられていた
主人公「キリコ・キュービィー」の画像を見て

おぉっ!なんかイイ男^^(あえて”イケメン”なんていう野暮な表現はしない)

って
わりとどうでもいいような
側から見るといかにも不純な動機で
視聴を開始しました

そして
レンタルDVD1枚目(4話)であえなくギブアップ(理由は後述)

でも
あるレビュアーさんのレビューを読ませていただき
再度視聴を決意しました

やっぱりレビューは参考になりますね~^^


視聴して最初に
というか終始気になったのは
映像の粗さですね

作画がかなり雑で
しまいには作画崩壊してるのでは?と思うほど
(っていうか明らかに崩壊してる)

特に肝心のキリコの顔がやたらと変化して
お話ごとに
ひどいときにはシーンごとに
顔の角度が変わるたびに
どれが本当のキリコの顔なのか分からなくなるくらいです

キリコ目当てで観てる私にとっては非常に残念でした

古い作品だと
こういうのって仕方のないことなのかな?


さて
この作品
一番の見所は
やっぱりロボット

作中ではAT(アーマード・トルーパー)と呼ばれ
当然キリコも兵士として搭乗するのですが
そのATの扱いがとにかくハンパない

どこかに落ちているのを修理して再使用したり
肩やら脇やら背中などに武装を施して
自分好みの仕様に改造したりと

ATを特別扱いしているという感じが全くしません

自分の持ってる銃火器など武装の中の一つ
っていう感じでしょうか

だから
壊れたときなんかは躊躇なく
捨てる
破壊する
相手にぶつけて葬り去る

さらには
相手のATを奪う
脅し盗る^^
パクる^^

そして
作中でのそんな扱いを考慮してか
ATが
とても現実的で実用性のある仕様で描かれています

高さは約4メートルほどでかなり小さめ

上から・・・
頭があって
腕が二つ
足が二つ・・・

まあ普通の人型ロボットです

特徴として

頭部にはカメラが装備されていて
どのATにも照準や広角などの機能別に
2~3つついている

腕には飛ばないロケットパンチを装備し
火薬の爆発力で相手を殴り攻撃する(殴ったとき薬莢が飛び出ます)

足にはローラースケート
新型ATになるとホバーみたいなものがついていて
ローラーが回転することで
高速移動する

膝や腰の部分に手すりがあり
搭乗者はそれに手や足をかけて乗り込む

操縦するときは専用のゴーグルを装着

コックピットがやたら狭い

モノによっては水に潜ると溺れる

などなど

そのほか
背中にいろいろなオプションが装着出来るようになっていて
パラシュートでの降下や
宇宙空間での運用も可能

足を小さく折りたたんでコンパクトに収納
{netabare}そのままお買い物にもお出かけできて
とっても便利・・・{/netabare}

多分
実際に見てみないと
とんでもないブツを想像してしまいそう^^

見た目はロボロボしていますが
動きはとても人間臭く描かれていてとてもリアルです

操縦は
足のペダルと手のハンドル
そしてカメラが映しだす限られた視界だけ
それなのに
走ったり
殴ったり
しまいには山をよじ登ったり

よくよく考えると
普通では信じられないような動作を
いとも簡単にこなしている
でも
そこがロボットアニメのいいところなんですね^^


お話についてですが
簡単に書くと
キリコにまつわるとても理不尽(?)なお話です^^

謎の女性「フィアナ」との衝撃的な出会いから
そのフィアナを巡る軍と謎の組織の争いに巻き込まれていくという展開

全体的に暗い雰囲気で
特に最初の「ウド」編は作画の暗さも相まって
心が折れてしまいそうです
(だから一度断念したのです^^!)

ただ
キリコのキャラを生かすという意味では
むしろこれくらいの演出のほうが
いいのかも知れません

ストーリー展開は
いい言い方をすれば
そんなに難しくない

悪い言い方をすれば
工夫や捻りが感じられない
といった感じ

はっきり言ってお話自体はあまり面白くない

中盤あたりまでは
フィアナの謎やキリコのキャラ
そして
ATの戦闘シーンで
そこそこの盛り上がりはあるのですが
終盤は
軍や謎の組織の構図が表に出すぎてしまって
内容が重くなってきます

さらには
「天○の○ラ○ュタ」を彷彿とさせる
ファンタジー的な展開もあったりと
全部を観終わっても
しばらくは
「???」でした

ヒロインのフィアナも
「PS」(パーフェクトソルジャー)という
とんでもなく強力な兵士というキャラ設定で
{netabare}「プロト・ワン」や「素体」や「あれ」
「ファンタムレディ」などなど
いろいろな”呼び名”が付いて
特別な存在だったのに
終わりのほうでは
全くなりを潜めてしまいます{/netabare}

当初はキリコとフィアナの
バトル&ラブロマンス的展開で終始するかと
期待していたのですが
そもそもキリコのキャラがそっち方面に向いていない

特に「サンサ」編でのキリコのヘタレっぷりには同情すら覚えるほどです

それを裏付けるお話がこちら

{netabare}謎の宇宙船に意味も分からず乗せられたキリコとフィアナ

「私たち二人だけw」
こんな状況でも不敵に微笑むフィアナ

あからさまな“私を好きにして~w”アピール痛み入ります^^

なのに
そんなフィアナの大サービス発言があったにもかかわらず
無粋なキリコは知らん顔

気がきかね~野郎だ~(怒

と思いきや
キリコが
おもむろに酒瓶とグラスを手に
「やるかいw」

キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
女酔わせてなにするの~(怒

{netabare}ナニをするの~(笑{/netabare}

がしかし
{netabare}お酒を口にした瞬間
撃沈しました{/netabare}

{netabare}「ゲホっゲホっ(オエェェェ)」(吐いてないよ){/netabare}

{netabare}むせてやがる^^!{/netabare}

{netabare}キリコにとっては
初めてのお酒なのでした~^^{/netabare}

このヘタレ野郎っ!
最低野郎っ!
カッコ悪っ!{/netabare}


話をもどして
良かったと思えたのは
ATでの戦闘
市街地やジャングルや砂漠など
それぞれの舞台にあわせた戦闘シーンは見ものです

ただ
これもお話の展開の煽りというべきか
終盤は
大量のAT(しかも同じ種類のATばかり)の
物量戦がほとんど

まるで
どこかの国の人○解○軍のノリ

大量のATと派手な破壊シーンで
盛り上げようとしているのはわかるのですが
これでは
キリコやフィアナの個人技が
逆に目立たなくなってしまってます

最後は一応丸く収まった感じでしたが
なんだか
とってつけたような終わり方で
正直
消化不良気味でした


さて
いろいろ文句を書き連ねてしまいましたが
全てを通して印象的だったのは「音」「セリフ」へのこだわり

効果音・・・
BGM・・・
声優さん・・・

聴覚にうったえかける演出


まず
いろいろな動きに細かい効果音が付いてます

弾が当たったときの音
当たった後のビリビリする音
ATが吹き飛ばされる音

さらには
ATの蓋(コックピットの扉)がしまる音
ゴーグルを上げ下げする音まで・・・

ゴーグルを動かすだけで
なんであんな電子音(“キュィ”みたいな)が発するのかは最後まで謎でしたが・・・

そして
シーンに合わせたBGM

戦闘シーンのBGMがとてもハマっていて
(っていうかほとんど戦闘シーンばっか)
良かったのですが

一方で数少ない悲しい(?)シーンで流れる
OP曲のピアノソロのインストがとてもいい感じでした

あのダサダサのOP曲が
キリコとフィアナの三文芝居じみたシーンを
こんなに盛り上げてくれるなんて・・・

あんまり感動的でもないシーンでも
この曲が流れると
迂闊にもホロリとしてしまいます

ちなみに
OP曲の「炎のさだめ」
歌っている「TETSU」さんの正体が
「織田哲郎」さんだと知り
こちらもなぜだかホロリとしてしまいました^^

さらに特筆なのが
声優さんが豪華なこと

「クメン」編での
ロッチナ役の「銀河万丈」さんと
ゴン・ヌー役の「玄田哲章」さんの会話は
聞いてたら
まるで洋画の吹き替え版みたい^^

さらには
銀河万丈さんの”次回予告”の「語り」がすばらしい^^

声もさることながら
ポエムのような予告は
それだけでも聞き応えがあります

その次回予告で
とても印象に残ったものを一つ

目を瞑って
銀河万丈さんの声を想像しながら読んでみてください
(あ~目を瞑ったら読めないか^^!)

 {netabare}何故にと問う
 故にと応える
 だが人が言葉を得てより以来
 問いに見合う答えなどないのだ
 問いが剣が
 答えが盾か
 果てしない撃ち合いに散る火花
 その瞬間に刻まれる陰にこそ
 真実が潜む
 次回”イプシロン”
 飢えたるものは常に問い
 答えの中にはいつも罠{/netabare}

続けて
エンディング曲

 {netabare}さみしいときも
 かなしいときも
 いつもあなたがめにうかぶ・・・♪{/netabare}


かっけ~
「なん○も鑑○団」でもこの語りでやってほし~^^


最後に
作品タイトルについてですが
「ボトムズ」っていうのはロボットの固有の名前ではなく
作中では
AT
あるいは
ATに乗る兵士のことを指すスラングのようなものだそうで
「VOTOMS(Vertical One-man Tank for Offence & Maneuver-S):攻撃と機動のための直立一人乗り戦車」(wikiよりコピペ)や
「Bottoms:最低の奴(ら)」(wikiよりコピペ)の意味と紹介されてます

でも
作中では最初のほうで何度か「“ボトムズ”乗り」という呼称が出てきましたが
ほとんどが「AT」で統一されてました

参考までに
「装甲騎兵ボトムズ」のサイトでは
そのタイトルを冠した
日本酒「最低野郎」と
キリコが所属していた部隊「レッドショルダー」を冠した
梅酒「赤肩」が紹介されています

興味のある方は一度試してみては^^

余談で
全く参考にならないけど
{netabare}私
日本酒入ると暴れます~^^
てへ (*≧∀≦*)b{/netabare}

投稿 : 2013/11/18
閲覧 : 851
サンキュー:

27

ネタバレ

泉たける さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

The 男臭い

とにかく男臭さ全開のロボットアニメです。
あと、戦争をリアルに描いています。

普通のロボットアニメの様に強い主人公機とか出てきません。
ワンオフ機は、製造も整備も高額になるために(パーツが専用で高い)、戦線にバンバン投入できるものではなく、一度壊れると整備しなおすだけで莫大な資金や時間がかかるので、普通のアニメで行われていることは実際の戦闘では行われないのです。

しかし、この作品の主人公機はその辺の量産機ですから、主人公は機体を平然と乗り捨てるし、乗り換えちゃいますw
とても合理的です。

そういう一風変わったロボットアニメを見たいなら是非。

投稿 : 2013/10/09
閲覧 : 384
サンキュー:

1

ネタバレ

ゴノウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメだけどアニメの枠に嵌っていない

まず1番目は世界観なのだが、現在世界各地で起こっているまたは過去に起こっていた戦場やその周囲の町の雰囲気をそのままアニメにしている。それまでに無かった手法である
それに昨今の戦争アニメは綺麗な作品が多い中リアルに一番近いアニメだと思う

そして2番目はもちろん使う武器、アーマードトルーパー(AT)だけじゃなく銃、ナイフ、体術など実際の歩兵が訓練、戦闘を行う内容が盛り沢山
今の技術があればATは作れるのではないか?
ただ歩く走るだけではなく車輪をつけて前傾姿勢での滑降などは凄く良い案だと思った

次に3番目は人物、主人公キリコは過去の記憶を消されてその空いた部分に戦闘プログラムを入力された戦闘マシンの様な存在。そのキリコが戦友や出会った人々そして恋人を通して人間に戻っていく。同じ存在であるイプシロンとの戦闘などは必見

これが嫌いと言う人は戦争アニメを見ない方が良いと断言する程のアニメです
戦争が題材なので全体的に暗いイメージがありますがシリアスやハードボイルド、戦争アニメ等が好きな方は必ず見て下さい

投稿 : 2013/07/19
閲覧 : 403
サンキュー:

5

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装甲騎兵ボトムズのストーリー・あらすじ

アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントの陣営は互いに軍を形成し、もはや開戦の理由など誰もわからなくなった銀河規模の戦争を100年間継続していた。その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士だった主人公「キリコ・キュービィー」は、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。作戦中、キリコは「素体」と呼ばれるギルガメス軍最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、町から町へ、星から星へと幾多の「戦場」を放浪する。その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。(TVアニメ動画『装甲騎兵ボトムズ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1983年春アニメ
制作会社
サンライズ
公式サイト
www.votoms.net/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%85%E7%94%B2%E9%A8%8E%E5%85%B5%E3%83%9C%E3%83%88%...

声優・キャラクター

郷田ほづみ、富田耕生、千葉繁、川浪葉子、銀河万丈、戸谷公次、玄田哲章、広瀬正志、郷里大輔、速水奨、政宗一成、麦人、上恭ノ介、緒方賢一

スタッフ

原案:矢立肇、原作:高橋良輔
監督:高橋良輔、企画・製作:日本サンライズ、構成:高橋良輔、演出チーフ:滝沢敏文、脚本:五武冬史/吉川惣司/鳥海尽三、キャラクターデザイン:塩山紀生、メカニカルデザイン:大河原邦男、音楽:乾裕樹、音響監督:浦上靖夫、美術:東條俊寿/岡田和夫/中山益男/宮前光春、プロデューサー:長谷川徹

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