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「さよならの朝に約束の花をかざろう(アニメ映画)」

総合得点
89.2
感想・評価
676
棚に入れた
3563
ランキング
89
★★★★★ 4.2 (676)
物語
4.2
作画
4.5
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.1

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さよならの朝に約束の花をかざろうの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

出会いも別れも、悲しいだけのものじゃない。愛する人たちが、今の私を織り上げていく。

脚本家として「あの花」や「ここさけ」が有名な
岡田麿里さんが初めて監督を務めた作品。

絶対泣かせにくるんだろうなー、
そう簡単に泣いてやらないぞー、と思ってたのに、

見事返り討ちにあい、大号泣でしたww

120分ほどの作品です。


● ストーリー
十代なかばの若い姿のまま数百年を生きる長寿の一族“イオルフ”。
彼らは人里から離れた土地で布を織って暮らしていた。

ある日、不老長寿の血を狙う国王によって里が襲われる。

少女・マキアはレナト(翼の生えた巨獣)によって遠くの森へ運ばれ、
逃げることができた。

森の中を彷徨い歩くうちに、
赤ん坊の泣き声を耳にする。

そばで母が死んでいる赤ん坊を拾い上げ、
自分が母となって育てることを決意するマキア。

赤ん坊にエリアルと名付け、一緒の生活が始まった。
エリアルはすくすくと成長していく。


長寿の種族であるマキアと、人間のエリアル。

見た目が変わらないマキアと、
どんどん成長していくエリアル。

マキアの見た目は変わらないので、
エリアルの成長が物語の中の時の経過を表現しています。

この作品は、
結局何のお話と言えばいいのか。

血のつながりのない親子の絆、
すべてを失ったはずの少女が手にしたエリアルという光、
子が育ち、親のもとを離れていくさだめ、
子は親にとって何にも代えがたいものだというメッセージ…。

いろいろと言えますが、
一番伝わってきたのは、愛の偉大さかな、と思いました。

愛は、人生を豊かにするもの。思い出を刻むもの。

人を大きくさせるのは、
愛の力なのだと思える作品でした。

子どもを持つと顔つきが変わるというのは、
強い愛のパワーと覚悟によるものだろうなと、改めて思いました。


ちなみに私はこの作品の中で2回大号泣でした(´;ω;`)

{netabare}
・別れの時にエリアルが呼ぶ「母さん」という言葉。
・エリアルとの最後の別れに、泣かないという約束を破ってしまうマキアの姿。
{/netabare}

泣きすぎて、
映画館で見なくてよかったと思いましたw

映画館で見ていても、これは泣くのをこらえられなかっただろうな…
全力で泣いてたと思うw

だけど、悲しさよりも、
美しいという印象が強い物語でした。


≪ 美しい裏の、残酷な物語 ≫

マキア視点で物語を追っていると、
辛いこともあるけれど、エリアルの存在が幸せな光を灯し続けています。

しかし、登場する他のイオルフの民たちは
ひどい境遇を生きている…。

こちら視点で物語を進めた場合、
とても鬱々とした物語になりそうです。

でもそれもまた、現実であり、
目をそらしてはいけないということなのか、

それとも歪んだ愛の形を示しているのか…。


● 音楽
【 主題歌「ウィアートル」/ rionos 】

優しい曲。
初めはマキアが歌っているのかと思いました。

マキアをはじめとする、
親としての優しい愛が感じられる曲です。

この曲でのエンドロールは、
雰囲気MAXで余韻も心地よかった…。


● まとめ
恋の話なのかなと思っていましたが、
もっとスケールが大きかったです。愛の話でした。

登場人物たちの深い愛に感動しました(´;ω;`)
いい作品でしたよ…!

注がれた愛を心に宿し、さらに紡いでいくために、
愛によって守り、育てよう、この子らを。

私たちの歴史は、
愛によって紡がれるものでありたいです。

投稿 : 2019/04/19
閲覧 : 311
サンキュー:

26

ネタバレ

ダイソン さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人生を生きるって。

長期出張が終わり久しぶりの休日なので外出もしたくなく,アニメでも観ようと思い,ここの評価が高いこの作品を選び,今見終わったところです。

私事ですが,就職して親元から離れ十年余り,仕事にも慣れて年も30を越え一人でも生きていけるようになった私は,育ててくれた親への感謝の気持ちを忘れつつあります。

この作品は{netabare}1人の人間として生まれて,血の繋がりは無く人種も違う母親の愛を受けながら育ち,思春期には他者との違いを感じて親へ反抗し,就職して自立し,自分の家庭を作り,そして死ぬまでの軌跡を,{/netabare}最初から最後まで母親からの視点で物語られる思い出のアルバムです。

アニメと現実は違うけれども,今まで育ててくれた自分の親へ愛情や優しさを思い出す良いきっかけになりました。

いつか自分も親として子供に愛情を与えられるような人生を生きてみたいと感じるほど心が動きました。

感動をありがとう。

投稿 : 2019/03/24
閲覧 : 254
サンキュー:

7

ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

がんばるお母さんのブルース

岡田磨里監督作品と聞いて。
{netabare}
ハイファンタジーの世界観の中、長命種イオルフの女の子マキアの子育て奮闘記。母子家庭のお母さんの話。
母が自分の息子を看取るってのはどれほど苦しいことなのか、子どものいない自分には正確には想像できないが、たぶん母親になったことのある人にしかわからないであろう苦しさがあるのかもしれない。

メインはマキアとエリアルの親子関係や成長を描いているのだけど、レイリアやクリム、ディタ、イゾルなど、それぞれのキャラの持つ価値観や思いも描いていて、群像劇っぽさも感じた。
その分どこにテーマを置いたのかわかりにくくて、終盤少しごちゃっとしてる感もある。

かわいらしい絵柄で不意打ちを受けるが、ここに描かれていたのは単純でハッピーハッピーな物語でなく、全体的にやりきれないブルースのような物語だった。
戦記ものの要素もあって、略奪や強姦を連想させるヘビーな展開があるのでそこは好き嫌いが分かれるところかなと。

映像も美しいし、キャラクターもみんな魅力的だったと思う。

タイトルについて。岡田磨里は長いタイトルをつけなきゃいかん呪いでもあるのかと思うが、なんだかオシャレな感じは演出できてるけど、正直意味不明だと思った。
{/netabare}
いろいろ書いたけど、初監督作品としてはかなりの出来だと思う。
今後の活動にも期待したい。

投稿 : 2019/03/12
閲覧 : 430
サンキュー:

6

○とーる○ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

親なら泣ける

すべての子の親は最後に泣けると思う。
期待を裏切らなった。




あの花もそうだけど、主人公をもう少し大人びた描写にしてくれたらもっといいんだけど…。

投稿 : 2019/03/10
閲覧 : 257
サンキュー:

5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

愛して、よかった。

「GOSICK」「花咲くいろは」「あの花」などの作品に携わった脚本家岡田麿里さんの初監督作品。
アニメーション制作はP.A.WORKS。
そしてタイトルは「さよならの朝に約束の花をかざろう」

繊細で緻密なP.A.WORKSさんの作画と、この作品のそれ以外の構成要素を勘案すると、視聴後に目を真っ赤に腫らしている自分が容易に想像ができてしまうので、中々視聴する機会が取れませんでしたが、ずっと視聴したかった作品です。
そしてようやく視聴できるタイミングが訪れました。
「この機を逃す手はない」
こうして視聴に至った作品でしたが、視聴後の自分の姿は概ね予想通り…
というか、ラストシーンを思い返すだけで今でも涙腺が緩んでしまうんですけど…
もう自分の涙腺の「おんぼろさ」を嘲笑するしかありませんね。

この物語の主人公は「イオルフ」の一族の少女・マキナ。
イオルフ族は、十代なかばの若い姿のまま数百年を生きるため、彼らは「別れの一族」と呼ばれていました。

縦糸は流れ行く月日。横糸は人のなりわい。
人里離れた土地に住み、ヒビオルと呼ばれる布に日々の出来事を織り込みながら静かに暮らしていました。
ですが、そんな静かで平和な暮らしが、イオルフの長寿の血を求める輩によって一瞬にして崩れ去る出来事が起こったのでした。

ある者は連行され…そしてある者は殺害され…みんな散り散りになってしまったんです。
そしてそれはマキナも然り…
帰る場所を失ったマキナが暗い森を彷徨っている時、ふと物音に気付きます。
その物音の方に近寄ってみると…母親に抱きかかえられた赤ん坊が泣いていたんです。

でも残念ながらその母親は既に絶命していました。
物語が始まって凡そ10分と少し…まだ始まったばかりであるにも関わらず、こんな無情で…かけがえの無い状況が目の前に広がるなんて思ってもいませんでした。

きっと母親に選択肢は無かったんだと思います。
それでもたった一つ自らが選んだ道は絶対に踏み外さず全うする…
それが親の愛情であり、強さなんですけどね。
こうしてマキナは偶然出会った命と共に歩むことを選択し、物語が動いていきます。

物語の随所に散りばめられているのは、母親であり続けようとするマキナの懸命な思いと姿です。
マキナが共に歩むと決めたのは「エリアル」という男の子でした。
マキナは見た目が十代半ばのままなので、一つの場所に長く留まることができず、あちこちを転々とする生活を余儀なくされていました。

数百年の時を生きるイオルフと人間は、当たり前ですが成長の速度が全然違います。
幼い頃には全然気付かなかったことも、年齢を重ねて周りが見えるようになると否が応でも気付いてしまいます。
この気付きは必然…
そして、この必然の先には無限の選択肢がある筈なんです。
そこで何を感じ、何を選択するかは十人十色…

だからマキナとエリアルが何を選択しようと、ただ見守っていれば良い…
そうして視聴していれば良い筈なのに、この作品を見ていると胸が痛むんです。

きっとマキナには無限に広がる選択肢が見えていなかった…
いいえ、そんな選択肢なんて彼女には必要なかった…
だって、マキナの全てはエリアルだけなんですから…

気が付けばエリアルはマキナよりずっと背が大きくなって力も強くなっていて…
そして何よりエリアルは男の子ですから…
マキナに対する思いが複雑になるのは理解できなくはありません。
でも、出来得るならエリアルには違う選択をして欲しかったのが本音です。
私もエリアルくらい若かったら、自分の思いに先走ってしまうことでしょう。

勢いがあるのは決して悪いことではありません。
若さ故の選択…なんでしょうから、エリアルを決して非難はできません。
でも、もし自分がもっと無知じゃなかったら…もっと相手の事を色んな角度から考えられていたのなら…
もしかしたら物語の方向性は少し変わっていたのかも…
どうしてもそんな考えが頭をよぎるので、マキナを見ると涙が溢れて止まらないんです。

物語では描かれなかった空白の時間…
誰がどんな時間を過ごしたのかは分かりません。
けれどマキナがその時間をどの様に過ごしてきたか、だけは容易にできてしまうのだから堪りません。

そしてこの先で描かれているのは、きっとある意味究極の愛のカタチの一つ…
縦の糸と横の糸の交差によって生じる翻弄は無情以外のナニモノでもありません…
深く…静かで…とても大きい愛はどれだけ募るんだろう…
どれほど焦がれるんだろう…
包み込む手と支えようとする心はどれだけ温かいんだろう…
身を裂くより辛かったと思います…振り返って戻っても誰も彼女を責める事はしなかったでしょう。
それでも、歩みを止めなかったのは、それだけ愛が深かったから…?
その選択はこれまでの人生で知り得ない程の寂しさに支配されるとしても、きっと彼女の選択は変わらなかったと思います。
そして、どれだけ自分の選択に下唇を噛んできたんだろう…
こうして物語は究極のラストシーンに帰結していきます。

兎にも角にもマキナの優しさと愛情に満たされた作品です。
少し頼りなげな表情の中に秘める芯の強さには脱帽することしかできません。
それもこれも、マキナのCVが石見舞菜香さんだったから…と言っても過言ではないでしょう。
彼女が演じたから、マキナはこんなにもカラフルで…ラストシーンがあんなにも儚く胸に刺さったんだと思います。

「ひとりぼっちがひとりぼっちと出会い紡ぎ出される、かけがえのない時間の物語。」
「愛して、よかった。」

どちらも公式HPに記載されている一文ですが、この言葉の意味と重みは伊達じゃありません。
そして単語一つ一つに嘘偽りが無く、作り手の全力が感じられる作品です。
ホント、これがあるからアニメはやめられないんですよね。
アニメを心から好きで良かった、とまた本気で感じさせてくれる作品に出会うことができました。
作り手の皆さまに感謝です。

投稿 : 2019/02/16
閲覧 : 407
サンキュー:

36

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もう少し早く見たら2018年ベスト10に入れたのに

見終わったときに卑怯だっ、と思ってしまった。最後の泣かせる演出で涙ボロボロだよ。
そんなあざとい演出だったとはいえ、この作品の評価が落ちるわけではありません。それまでに綴られた物語が素晴らしく、誰にでもオススメできる、見てよかったと思える、すばらしい作品でした。

あらすじ等はここで書くつもりはありません。主人公マキアとエリアルの親子愛が素晴らしかったです。子持ちの方がどれくらいこの作品を見たのか分かりませんが、マキアとエリアルに恋愛感情はありえません。子供に対する無償の愛情は、本当に子供を持った人ならすんなりわかるものなんですよ。だからこそ最後の別れのシーンが生きてくる。異世界の物語として描かれていますが、ここで描いている親子愛というものは、本当にどこにでもあるもので、だからこそ普遍的で大事なものなんだというのを再認識させられます。
誰しも絆を持って生きています。作品の冒頭で、イオルフ一族は他の世界と交流を持ってはいけないという話があり、ずっと違和感を感じながら見てましたが、作品の最後にはマキアが打ち破ってみせました。それでこそ主人公!
Good Jobでした。

投稿 : 2019/02/09
閲覧 : 360
サンキュー:

17

ネタバレ

キロノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

子を想うお母さんの気持ちが分かる、切なくも暖かい作品

・異世界でのとある特殊な民族の少女の話。
・母と子のそれぞれの愛のかたちが物語の中心。
・一見、ほのぼのではあるが、一部 戦争が関わっている。
・親子愛で泣ける。
・世界観が、クジラの子は背上に笑う に近く感じた。

投稿 : 2019/02/07
閲覧 : 383
サンキュー:

5

ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

映・像・美!

長編アニメーション映画/劇場公開日:2018年2月/上映時間:115分/アニメーション制作:P.A.WORKS

率直にいって、どんだけ作画に気合入ってるんだと目を見張るほど細部に渡りとにかく映像が綺麗な作品でした。主人公・マキアもずっと見守っていたくなるような魅力あるキャラだったし、一風変わった家族愛といったストーリーも良かったと思います。

{netabare}ただ、物語が足早に過ぎていくこともあってドラゴンなど作品での固有名称が覚えづらかったり、マキアの髪色がなぜ変わったのか、レイリアが娘の前でダイブした瞬間になぜマキアがドラゴンに乗って現れたのか、などなど視聴中は幾つかの疑問に溢れ、ちょっと見難かった印象が…。

作品の温かさや心地よすぎたこともあってか視聴中に一度寝オチを挟んでしまい、続きから再視聴したことで把握できなかった点もあるかもしれませんが、それにしても同じ場所に長期滞在できないはずのマキアの神出鬼没っぷりが目立ち、幾度も繰り返されるものだから、スラムダンクの「なぜ桜木がそこにいる!?」が都度、頭をよぎってしまった。そういった突っ込みどころに目を瞑れば、とても心温まる作品だったと思います。{/netabare}

視聴者側の年代や立場によっても感じ方が大きく変わるものと思われますが、兎角、映像美に秀でた一作だったと思います。

投稿 : 2019/01/24
閲覧 : 275
サンキュー:

33

ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あのP.A.WORKさんの劇場版アニメ

●視聴したきっかけ

正直あまりこのアニメに関しては、
一応見ておこうと思ったくらいで、
ここまで評価が高いアニメだとは知らずに視聴を致しました。

視聴方法としては、レンタルDVDで視聴をしました。

●評価するべきポイント

まずは作画面が本当に素晴らしい。
世界感の作りあげるP.Aさんの実績と
実際にこの世界にあるのだと思うぐらいのクオリティは
もうこういう作品から始まっていくのだと。

逆にこの作品に関しては評価するポイントが
ほぼ全てと言っても過言ではないと思います。
2010年代の映画でもトップクラスの出来だと思う。

視聴者が何もない知識ゼロからここまで世界感に
魅力を引き付ける能力とキャラの演出と声優さんの
キャスティングがとてもマッチしており、
世界感ではなく、実際に今このキャラたちが生きている
ように見てる手法の技術点が素晴らしい。


P.A.さんお得意の恋愛というか青春というか
凪のあすから感が凄く出てた作品とも言えました。
雰囲気というかオーラというべきなのか
恐らくは、空の描写が似ていたせいでもあるかもしれない。

どれもこれも素晴らしいので、上げる点としては
作画面やシナリオはP.Aさんらしいストーリー展開で
これは他のアニメーション会社では出来ないことで
あると思う。


●感想

ストーリー ★4.5

ストーリー展開はほぼ完璧です。
アニメの視聴をすると「あのキャラあのままで終わりか」や
「○○って結局死んだの?」や
「○○はそれからどうなったの?」などの
これからキャラたちの今後の展開についてを
最後の演出を含めて全てを教えてくれているのは
意外とこの作品だけなのではないでしょうか?

今回は戦争っぽい描写もありましたが、
素直な気持ち、この戦闘がなくても全然評価は
高く評価をつけていた気がします。

子供の成長物語というのは実際にはなかなか
ないので、凄く新鮮に視聴が出来たようにも感じました。

ただ、少し気になったのは途中から時系列が少し複雑化してきて
大体の時代は把握出来たのですが、戦争をする動機が
しっかりと決まっていた描写が恐らくあったと思うですが、
私が視聴したときは、完全に?状態だったので
最後らへんから急に話が展開されるので
少し話の内容について行けなかったのが苦労しました。

でも、そんなことがあっても全然素晴らしいシナリオだったので
取り敢えず高く評価を致しました。

作画 ★5.0

久しぶりに5.0を付けさせてもらいました。
ほぼ作画崩壊もなく、安定した作画で少しクオリティ高い。

上記でおっしゃたように、
アニメが動いているのは普通ですが、これは
人間が生きている・空が生きているといったほうが
褒め言葉に近いです。

アニメーションから人が生きているようにも
見えたり空の描写は流石すぎました。

P.Aさんやる気がとても作品から伝わり
このアニメを知ったことでますますP.Aさんの作品に
興味が出たきっかけにもなりそうです。

投稿 : 2019/01/21
閲覧 : 393
サンキュー:

22

makiano さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

つまらなくはない、
でも、もう一度観たいとは思わない。

投稿 : 2019/01/20
閲覧 : 228
サンキュー:

4

スロトム さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

繊細で綺麗で、そしてとても切ない世界

あの「花咲くいろは」「凪のあすから」「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」などで数々のヒット作を生み出した岡田さんの初監督作品。
勿論始まる前から期待値は高かったと思いますが、それを上回るような完成度でした。

まずストーリーに関していえば満点です!
ただ終盤になると若干説明不足な面もあり理解が追いつかない場合もあります。まぁこれについては尺の問題ですし、それだけ様々な要素が複雑に絡みあった作品なのでしょう
声優さんは有名と無名をバランスよく織り交ぜており、特に主演の石見さんを発掘したセンスには脱帽です。
作画はやはり美術の東地さんが見所でした。東地さんのTwitterを見ると、背景に沢山の意味が込められてたことが分かります。キャラデザに吉田明彦さんを起用したのも大きな加点要素です。

結論:PA.works×マリーのタッグは期待を裏切らない!!!!

投稿 : 2019/01/19
閲覧 : 238
サンキュー:

6

まさき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作画が綺麗

作画はとても綺麗ですね。ただストーリーはちょっと・・・。
この壮大なストーリー設定をいかすには、2時間ではあまりにも短かったのかなと。

放映時間が短いせいで心情の移り変わりがあまり描かれていません。
登場人物が以前の言動に伴わない行動をとったりします。
当然、時間の経過によって心情や考えが変わるのは理解できます。
しかし、それが違和感となって、作品にはまれなかった理由です。

投稿 : 2019/01/12
閲覧 : 246
サンキュー:

5

てっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

思いを持つことの大切さと重さ。

あらすじは割合。

人が人を思い愛するという事の素晴らしさとその重さ。

子を思う親の愛や親を思う子の愛、家族の愛や誰か誰かを愛おしいと思う愛。
人々が持つ全ての『愛』を描いた作品。

悲しさや寂しさとは少し違う。
気が付いた時には『儚さ』に似た感情を抱かずには居られず自然と涙が頬をつたう。
そんな素敵な作品。


さぁ、素敵な別れの為に出会いを探しに行こう!

投稿 : 2019/01/10
閲覧 : 302
サンキュー:

24

ネタバレ

まるいぬ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今作の「変わらないもの」は

変わるものと変わらないもの

「あの花」「凪あす」などの岡田麿里作品ではこの二つの対比がとても繊細に描かれてきた
満を持して、この岡田麿里初監督作品である「さよ朝」

時間によって変わっていくものと、それでも変わらないもの。
を描いたという今作品ですが、岡田麿里の良さを出し切ったとは言い難いと私は思う。

母子の愛を描いた作品としてはとても良作だと思う。
シングルマザーの母親に育てられたという岡田麿里ならではの作品だったかもしれない。
リアル寄りの(胸糞悪い)描写は岡田麿里作品の魅力の一つで
今作でもそれがスパイスみたいに生かされていた。

ただ、人生を描くというのが岡田麿里の作品に(劇場版の尺にも)合ってなかったと思う。

「あの花」「花いろ」「とらドラ」では
青春時代にスポットを当てて、その中での「変わるものと変わらないもの」を描いてきた。
「さよ朝」では
人の一生という長い年月を描いていて、これまでの作品と比べてスパンが圧倒的に長い。
「変わるもの」が容姿、環境、立場など数多く、圧倒的であるため
魅力であった細かい心情の変化、成長などの描写が薄れているように感じる。
登場人物の関係性が少しずつ変わっていくのを楽しめた「凪あす」「とらドラ」「ここさけ」とは違った演出だった

{netabare}
エリアル(cv.入野自由)の赤ん坊時代、幼児時代、青年時代、兵士時代、おじいちゃん時代と
気づいたら数年が経っている描写が多かった。

・レイリア(cv.茅野愛衣)が娘を大切に思うようになった
・クリム(cv.梶裕貴)が母親をやっていたマキアに軽蔑の言葉を吐くようになった
・エリアルがマキアではなく、ディタ(cv.日笠陽子)を妻に選んでいる
{/netabare}
このあたりの心情の変化は、すでに「変わり終わったもの」として描写されていて、
そこまでの葛藤や決意は描かれていない。
1クールのアニメ作品であれば、それらも細かく物語に組み込めたかもしれない。
岡田麿里なら、より名作に仕上げられたのではと思わずにはいられないのだ。

もちろん今作はマキアの物語で(題名も当初は『マキア』だったとか)
だから、それらが繊細に描かれていないとしても、問題はない。
容姿が変わらないからこそ、マキア自身の変化や成長は対比で素晴らしく表現されていて、
良作だったと思う。
{netabare}
どれだけの変化があっても、それでも変わらない母の愛。を描きたかったのかなと感じ取れた。
{/netabare}

{netabare}
また、今作は、リタがラング(cv.細谷佳正)の告白をあっさり断ることからもわかる通り、(ラングもそれをひきづらない)
代名詞であった恋愛のドロドロは意図的に封印されていて、新しい岡田麿里も見れた作品だと思う。
{/netabare}

ブルーレイが売れない中で、劇場アニメのほうが収入が見込めるのはわかるが、
しかし、これをどうしても1クールで見たかった。
文句なしの完全な名作にして欲しかった。
岡田麿里監督の次回作に期待


以下どうでもいい雑感想
{netabare}
どんなアニメを名作だと人は言うのかって
結局どれを一番最初に見て感動したか、なんじゃないかと思う。
私は「あの花」を一番最初に見て深夜アニメにはまり、「凪あす」で岡田麿里にはまった。
両方とも5本の指に入る名作だと思ってる。
だが名作であるとされる「true tears」をその数年後に見たが、全く心に響かなかった。
「true tears」を一番はじめにみた古参アニオタにとっては、それが一番に見えるのかもしれない。

「さよ朝」で岡田麿里を知った人は、「さよ朝」を名作と言うんじゃないかな。

結局何が言いたいのかというと
もう目が肥えてしまっていて、
同じような感動に慣れてしまっていて、
だから「あの花」を越える作品にはもう出会えないのかもしれないということ。
思い出補正が強すぎるんじゃないかってこと。

一言で言えば期待しすぎたということなんだろうけど
ただ、それを認めてしまうと、どうなのだろう。

私が気づいてない「さよ朝」の魅力をどうか教えて欲しい
「true tears」の話でもいい。
アニメももう潮時だと思わせないで欲しいのです。
{/netabare}

2回目視聴
{netabare}
映画館で見てからだいたい一年ぶりの視聴
どうやら一年前の私はいくらか冷めていたようで,そこまで高評価にはしてなかったみたいなんだけど...

いや〜 泣けた!

クラナドとか,泣けるアニメてのは「ここで泣け!」ていうポイントがあって,
それが分かると逆に冷めちゃうとかいう人もいると思うんだけど,
素晴らしい作品てのは,理性を飛び越えて泣かしにくるからスゴイ.


凪あすスタッフの新作「色あす」はストーリーにいまいち魅力を感じなかったけど,
やっぱり岡田麿里がいれば何か違っただろうなと思ったり...

果たして次のPA+岡田麿里作品はどんなだろう
恋愛か,青春か,母子か
群像劇か,ファンタジーか...
期待して待ちたい.
{/netabare}

投稿 : 2019/01/09
閲覧 : 197
サンキュー:

21

ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

母子の話と人の一生の物語…PAと岡田磨里のタッグによる美しい映画

見に行きたいな…と思っているうちに公開が終わってしまい、レンタルで視聴。行けるときに行かないとダメだな、と後悔しました。

岡田マリーは本人も認める「ひねくれた」性格。これまで彼女の作品をたくさん見てきましたが、これほど素直な物語ははじめてかもしれません。マリーの特徴は、大筋・終着点は実は分かりやすい。が、そこにたどり着くまで登場人物たちの関係や心情を複雑にしてしまいがちです。そこが当たれば面白く感じ、逆に邪魔になったらスカンになってしまいます(個人的に)。前者で言えば「とらドラ」「truetears」「花いろ」「あのはな」「凪あす」「ひそまそ」で、後者は「迷家」「オルフェンズ」といったところ。というか、自分はマリー作品、けっこうお気に入り多いので、どこかひねくれているのかもしれません…。

そのマリーが監督もしてしまったこの作品。実に「素直」な作品だったなというのが感想です。{netabare}母と子の愛情とすれ違いを血の繋がらないマキアとエリアル、血の繋がったレイリアとメドメルの2組の母子で見せ、マキアがエリアルの最後を看取ることで人の一生を見せます。{/netabare}
この話を軸に、中世ヨーロッパ舞台のファンタジーっぽい要素を取り入れ、人と人の繋がりや、人の成長といったものを盛り込みながら結末に向かっていきます。ひねくれた要素はまるでなし。マリーっぽいなというのが、冒頭で物語の根幹を何気に伝えているところ。マキアと長老の会話がこの作品の全体像なんだろうなというところです。

作画はPAですから、綺麗なのは当たり前。とはいえ、この絵でなければ伝わり方が半減したんじゃないかというほど、物語にぴったりだったと思います。さすがとしか言いようがありません。中の人はベテランから期待の若手まで、それぞれの役に合ったものでした。最近、アニメ映画はどっかに俳優を使いたがりですが、それもなく、いかにもアニメ見ているなというのが良かった気がします。俳優でも合っていれば問題ないのですが、なかなかそうならないのが現状だと思っています。

人生もの、親子のもが好きだという人におすすめです。

投稿 : 2019/01/07
閲覧 : 270
サンキュー:

30

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

圧倒的美麗な作画の良作だが、傑作にはなれないと感じた

故郷を滅ぼされ、逃げた先で親を失った赤子を拾い育てる親子愛の物語
特に圧倒的美麗で描かれた作画が素晴らしい
作画の一枚一枚がもはやスクリーンというキャンバスに描かれた美術作品の様に感じましたねぇ~
ファンタジー作品を絵だけでここまで表現しきった作品は観たことがないです。
これだけでも一見の価値があるように感じますね。


ただ所々描かれていない部分があったり

Ⅰ.マキア、レイリアを除いたイオルフの一族は全員死んだのか?長老のラシーヌはどうなった?

Ⅱ.メザーテの馬鹿王と馬鹿王子は最後どうなった?

Ⅲ.エリアルが母親(マキア)に対して、酷い言動をしてしまったが本当は愛していると思わせる描写(幼い時から今に至るフラッシュバック)がない。

共感することができない部分もありました。

レイリアがクリムの助けを拒み、自分の娘であるメドメルを優先するほど愛しているにも関わらず
その後で特にこれといった心情変化の描写もなく
メドメルのことは忘れる、貴方も忘れてなどと言い別れた場面が全く理解できませんでした。


観て来た作品が圧倒的に多いので、辛辣な評価になりがちな私が
逆にこれだけしかめぼしい欠点を挙げられないのは凄いと思いますねぇ~

ただマキアがエリアルにあれだけ愛情を注いで育てたのに関わらず
エリアルがあの様な言動をしてしまったことはまあいいとしても
酷い言動をしてしまったが本当は愛していると思わせる描写(幼い時から今に至るフラッシュバック)は個人的に欲しかったですねぇ~
これだけでエリアルのマキア(母親)に対する本当の想いが伝わって来ると思いますので


色々と辛辣な事象を書きましたが
映画という限られた時間の中でここまでの作品を描くということは素直に感動しますし、賞賛を送りたいと思います。
アインズ様も喝采せよと仰っておられます。

投稿 : 2018/12/30
閲覧 : 356
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10

是正 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

こういうのが見たかったファンタジー

長命種族の親と普通の人間の子供の親子を描いた作品(正確にはそれ以外にもいろいろ描いてるけど)
映像美は☆6つけていいほど美しく、声優も一人か二人棒がいただけでほかは全員物語に熱を添える素晴らしい演技。
非常にオススメです。

投稿 : 2018/12/23
閲覧 : 251
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5

ネタバレ

BZ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

綺麗で切ない物語

ストーリー、作画、音楽すべてが美しい物語でした。愛の深さ、切なさを感じる名作です。

投稿 : 2018/12/16
閲覧 : 287
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7

ナルセッチ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

岡田麿里の傑作映画

一言で「傑作」と言い切れる感動のストーリーと
ここまで進歩しているのかという映像美。
どこまでも自然な劇伴

映画という制限時間の限られた中で
一切の無駄を感じず、何一つ物足らなさを感じさせない

岡田麿里脚本の作品が好きで結構視聴しているが、
本作品は劇場で観るべきだったと後悔しています。

家族の愛情と成長を表現するのは
「麻枝准」の作品が有名ですが、

斬新な世界観やスピード感のある戦争シーン
を極めて自然に表現する本作は映画としては
それらを超える気がしました。

まさに記憶を消してもう一度観たい作品です。

投稿 : 2018/12/07
閲覧 : 246
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9

ネタバレ

datteba さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

親より先に死ぬのは一番の親不孝とは言うけれど...

最初は、なんだろうこれ異種族の娘と逃避行でもするのかな?と思って見たけど...
長寿の種族の娘が敵から落ち延びる際に親を失った赤ん坊に出くわして拾って育てるお話

血が繋がらなくても手探りで懸命に子供を育てる彼女こそ親と呼ばずして何と呼ぶのか
ほんとに良い作品です。
見終わった後にその場から動けなくなって、彼女が最後に{netabare}老衰で旅立った我が子に、もう泣かないって約束を守れそうもないと泣き出した時は{/netabare}座ってたのに膝から崩れ落ちそうになりました。

すぐさまDVDを注文しましたが、まだもう一度見る気力がありません


そんな感じ

投稿 : 2018/12/05
閲覧 : 290
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5

ネタバレ

順順 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とても良かった

映像も動きもとても綺麗でした。
最後の方は涙が出そうになりました。

投稿 : 2018/12/03
閲覧 : 275
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4

ユーヤ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 1.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

タイトルなし

嫌いな声優やキャストが出ている時点で楽しめる、感動できるはずのものも楽しめない、感動できなくなるということを再確認した劇場アニメとなった。

今後は暇があっても本当に見ないようにしようという教訓になった。

ただ作画は凄すぎた。

舌を巻いた。

投稿 : 2018/12/03
閲覧 : 154
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1

(=゜ω゜)ノ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

かなり物語・作画・音楽・が素晴らしい

投稿 : 2018/12/03
閲覧 : 190
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2

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

けっこうみんな泣いてはるみたいですが。

ボクはまあ、泣きませんでした。

泣きませんでしたが、ものすごええ映画やなと思いましたぜ。
別に泣きゃあいいってもんでもないですしね(笑)。

ハナシはどちらかとゆうと鬱展開なんですけども、じつはそんなに悲しくはない。
なんとゆうか、なるほど人生とはそんなもんかもしれんなと。

生きている時間のうちほとんどが悲しみで満ち満ちていて、ときどきちょっとだけうれしいことがあって、だから生きていけるんだよ人は的な王道ストーリーはやっぱり人の気持ちを揺さぶるに十分なパワーを相変わらず持っているのだなと改めて感じざるを得ないハナシなのでした。

子育てには完全に失敗したなー。とか娘には悪いですが実はボクはちょっとそう思っていて、例えば映画や小説なんかで子供の成長をメインテーマにおかれるとちょっとつらい思いにさいなまれる部分が実は勝手ながらあるんですけども、このハナシは親子の愛とかそおゆうことをテーマにしつつも切り口は実はそこになく、どっちかゆうたら親のほうに焦点があって、その親もなんとゆうかスーパーウーマンでなくて、標準的なとゆうか特筆すべきタレントがあるような女性ではない(まあめっさ長生きはするんですけども)人が送った人の半生を描いたお話だったので、ああなんかわかるなあとエンドロールを見ぃもって唸ったのでした。

そおいえばですねこの映画見ててトムハンクスが出てたグリーンマイルのラストを思い出しました。
たしかあれは自分だけ生き延びて周りの人がどんどん死んでいくのは自分に対する業苦であるとゆうアレだったような記憶ですけども、このハナシはそおゆうんではないんですよね。そこがよかったなと。

とくにシンパシーを感じたのが、ラスト。
要するに普通なら人生の終盤に訪れるようなシーンですけども、実は主人公のマキア氏は{netabare}人生としてはまだまだ中盤で、これからまだまだ人生は続いていくのだ{/netabare}とゆうのが落とし所だった点ですわ。

子育てとかそのへんが一段落したシニア世代の人はこのシーンをみて、きっとこう思うはず。

・・・もう自分にはなにものこってないけれど。
ボクも(私も)まだまだがんばれるかな。やれるかな。
マキアのように前むいてあるいていかなきゃ。。。

この映画を見終えてそう思って涙した同世代の皆さん方には約束の花を飾りたいなと思いました。



や。きれい!ww

投稿 : 2018/11/30
閲覧 : 226
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14

cbr さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いい話だったよ。心身ともに疲れた時におすすめ

本当の孤独とは何か・・・
考えさせられました。
胸の奥深い所をくすぐるのがうまい作者ですね。

心身ともに疲れ果てた時に観て良かったです。
少し元気になった気がします。

投稿 : 2018/11/30
閲覧 : 211
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4

yEFWc74789 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

岡田麿里さんの脚本の中で断トツの傑作

親を知らない長命なイオルフという民族の少女が孤児を拾い
成長の速さや価値観の違い、他人の思惑に翻弄されながら
親子とは何かを学ぶ壮大なファンタジーアニメです

P.A.WORKSの作画はアニメ史上最高と言えるかもしれません
構成も岡田麿里さんの力で不自然さを感じる暇などなく
特に本作品では、ただ悲惨なだけな展開も僅かです

その一方で演出家や脚本の育成不足が叫ばれる日本ゆえか
アニメにありがちな感動を引き出そうとするカットの連続や
過度に叙情的で狙いすましたセリフ回しは残っています

そうした演出がクドいと感じる方もいれば
上手く感情に押し流されて気にならない方もいるでしょう
それを考慮しても、勢いを持った素晴らしい作品でした

投稿 : 2018/11/30
閲覧 : 206
サンキュー:

6

hiro@ki さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心が綺麗になった気がした

マジで良かった。

ひとりぼっちになった女の子が母親になっていく物語。

ひとりぼっちになった赤ちゃんの人生を描いた物語。

どんな作品かというとCLANNADのようにこの作品も「人生」だった。

ラストシーン本当に感動する。

投稿 : 2018/11/28
閲覧 : 185
サンキュー:

5

セノビック さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメっていいなと思わせる作品

素晴らしいの一言に尽きる

投稿 : 2018/11/23
閲覧 : 176
サンキュー:

1

めっぷん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お母さん

おっかさーんって感じです。

投稿 : 2018/11/23
閲覧 : 183
サンキュー:

1

ネタバレ

コマキノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

母子愛と命のストーリー

視聴済み。レンタルで視聴

{netabare}

十代半ばの姿のまま数百年生きる不老長寿の種族、イオルフの主人公マキアは、襲撃された故郷から流れ着いた先で人間の赤ん坊を見つける。エリアルと名付けられたその赤ん坊はマキアのもとで育てられるが、成長とともにマキアとの血が繋がっていないことを悟り、葛藤を抱えながら生き続ける。マキアも自分の母親としての資格の有無に悩みながら、己や周りの環境と闘いながら成長していく

前情報無しにこの作品を見たこともあり、何をテーマとしたものなのかは開始15分まで謎のままだったのですが、異世界風な世界観から織り成す母子愛と命の物語という題材を扱った感動ストーリーに終始圧巻されました

イオルフはその長寿な生態から人間との別れを数多く経験する不幸な種族として描かれており、この作品のもっとも重要なキーポイントになっています。マキアとエリアルもその運命に翻弄され、すれ違いや葛藤を引き起こす大きな要因として描かれています

(以下全体の感想)

まずこの作品、時系列や登場人物を整理するのが比較的難しいものになっています。イオルフは個々で見た目にさほど差がなく、見た目だけで判断するのも難しい。またシーンの変わり目で一気に数年後に移ることもあり、その場合子どもだった人物が大人の外見に成長するなんていうこともあります。
それでもとりわけ整理不可能というわけでもなく、それなりに考えれば理解できる作りになっている所はひとつ高評価に挙げてもいい点だと思っています

そしてマキアとエリアルの母子関係
イオルフのマキアと人間のエリアルでは時間とともにどうしても容姿に差が出てしまい、エリアルが思春期に至った頃にはお互いに溝が生まれてしまう。そして時代の流れにより命を繋げていく人間(エリアル)とそれを看取っていくイオルフ(マキア)
血縁関係の無い親子という現実にも存在する社会的なテーマと命の移り変わりという二重のテーマをフィクションの人種と絡めて深く、複雑に掘り下げたストーリー展開はとても斬新であり、メッセージ性としてもとても説得力のあるものになっていました

最も印象に残った場面が、終盤マキアがディタの出産に付き添うシーン
赤ちゃんが産まれる場面と城内の戦闘で兵士たちが次々と命を落とす場面を交互に映すシーンは生と死、命の重さと軽さの対比を表したこの作品最大級の見せ場だと思います。戦闘で軽々命を落とす兵士一人一人の人生にも、かつて彼らの親や誰かの慈愛を受けて成長した証がある。命の扱い方に強弱をつけることによって命という漠然としたテーマを見る側に訴えかけた、高度な演出だと感心しました。
その後もマキアが産まれた赤ん坊の手を握り、それをエリアルとの出会いの瞬間と重ねる場面に繋げる。命の誕生とその移り変わりを示した一連の演出には圧倒的な映像、演出センスを感じました

ただ最後まで見終わって私自身正直に泣けたかと言われると、ギリギリ泣くことはできませんでした
物語のクライマックス、エリアルの死でそれまでのエリアルとの思い出がフラッシュバックされる演出には正直くどさを感じました。感極まって涙を流し、流れるようにそのままひっそりと家を去るという展開なら個人的にはもっと感動できたかなと思います
{/netabare}

全体を通して、高度な作画、表現演出。それも相まって説得力のあるメッセージ性。作品としてのレベルはとても高く、十分に感動できるものに仕上がっていると思います
他人に自信を持って薦められる良作でした

(11/21 加筆)

投稿 : 2018/11/21
閲覧 : 315
サンキュー:

11

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さよならの朝に約束の花をかざろうのストーリー・あらすじ

一人ぼっちが 一人ぼっちと出会った

出会いと別れが紡ぐ永遠の一瞬

少女はその時 愛にふれた

『あの花』『ここさけ』の岡田麿里、初監督作品。(アニメ映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2018年2月24日
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
rionos『ウィアートル』

声優・キャラクター

石見舞菜香、入野自由、茅野愛衣、梶裕貴、沢城みゆき、細谷佳正、佐藤利奈、日笠陽子、久野美咲、杉田智和、平田広明

スタッフ

キャラクター原案:吉田明彦、監督:岡田麿里、副監督:篠原俊哉、キャラクターデザイン&総作画監督:石井百合子、メインアニメーター:井上俊之、コア・ディレクター:平松禎史、美術監督:東地和生、美術設定&コンセプトデザイン:岡田有章、音楽:川井憲次、音響監督:若林和弘

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