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「プリンセス・プリンシパル(TVアニメ動画)」

総合得点
86.1
感想・評価
989
棚に入れた
3982
ランキング
212
★★★★☆ 4.0 (989)
物語
4.0
作画
4.1
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
4.0

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☆の総合評価
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プリンセス・プリンシパルの感想・評価はどうでしたか?

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

今までの中で最高に可愛い主人公

ちょうど2話まで見ました
なのでストーリーとかまだわかんないんですけどキャラデザが好きすぎます。
キャラの評価 ★★★★★★★★★★
主人公のアンジェとかカッコいいと可愛いのダブルコンボです
このアニメを否定する人達はアニメにいったい何を求めてるのって感じだし
この世界観を好めない人は多分小学生ぐらいですかね
てかこのアニメって今までなかった部類じゃないですか?
スパイ+萌え
って初めてですよね?
いやぁ最近は本当にテンプレアニメ
最近ならハーレムハーレムハーレムラブコメと
もうこういう諄いのばっかりですよね
と、まあ
とにかくこのキャラデザは最高です。
(。◕ˇдˇ​◕。)/

投稿 : 2018/03/11
閲覧 : 217

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

A Page of My Story

評判が良さげだったので、観てみました。

絵がかわいいわりに話は落ち着いたものが主で
スチームパンクっていうジャンルらしいんですが、それはよく知りませんので
よくできているのかは定かではありません。

単純に好き嫌いで言えば
そこまで好きなジャンルではない感じはしましたが、
話としての完成度とかいうか見ごたえはあったので
最後まで飽きずに見ることができました。

楽しいというよりよく出来た作品を観たい
という時にお勧めできる作品だと思います。

OPやEDもよかったですよ。

投稿 : 2018/02/15
閲覧 : 176
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

姫様(プリンセス)ご本人(プリンシパル)の決意と行動

作品タイトルがちょっと難しいんだな、本作は。
お姫様(princess)が関係するお話らしいことはすぐに分かるんだけど、プリンシパル(principal)って何?
・・・・ということで調べてみました。

----------------------------------------------------------------------
研究社 新英和中辞典での「principal」の意味

●形容詞限定用法の形容詞(比較なし)
 1 主な,主要な; 第一の,先頭に立つ the principal rivers of the world 世界の主だった河川
 2 【商業】 元金の
 3 【文法】 主要な a principal clause 主節

●名詞
 1 可算名詞 [しばしば P[N16-A12A]]
   a (学校・大学などの)校長; 学長
   b 長官,社長
 2 [単数形で]  【商業】 元金; 基本財産 principal and interest 元金と利子, 元利 
 3 可算名詞 [しばしば複数形で]  (演劇・オペラの)主役,出演者; (オーケストラの)第一奏者; 独演[奏]者
 4 可算名詞  【法律, 法学】
   a [しばしば複数形で]  (代理人 (agent) に対して)本人
   b (従犯 (accessory) に対して)正犯,主犯 a principal in the first [second] degree 第一級[二級]正犯
 5 可算名詞  【建築】 主構,主材

【語源】 ラテン語「最初の」の意
----------------------------------------------------------------------

なるほど、どうやら名詞の4-a「 (代理人 (agent) に対して)本人」、または4-b「(従犯 (accessory) に対して)正犯,主犯」という意味らしいですね。

⇒ つまり、“{netabare}姫様ご本人が主犯者であらせられますぞ{/netabare}”

この意味深なタイトルから醸し出される威厳の前に、私(わたくし)めは、「ははぁ!姫様の思し召しのままに!」と畏まって本作を拝聴し奉(たてまつ)ったのでありました。


◎完走後の率直な感想

ああ、面白かった。もう一周しよう!

同じ大河内一楼氏がシリーズ構成を担当した2016年の作品『甲鉄城のカバネリ』が、イマイチ世界観設定がいい加減で、キャラもブレまくっており、シナリオもバタ臭くて、一回見たらもういいや・・・という感想しか残らなかったのに比べると、本作は、世界観・キャラ設定・シナリオとも、良い意味で「節度」が保たれていて、『コードギアス』みたいに、桁外れに面白い、とか、ラストで凄く盛り上がる、とかはなかったけれど、十分以上に楽しめて、毎話とはいかないけれど、半分くらいの回はこれからも繰り返し見直して楽しみたいな、と思ってしまうくらいの魅力のある作品と思いました。

・・・この「節度ある(temperate)」という所が肝要で、英国史の中でも謹厳な紳士淑女の時代として知られるVictorian Age(ヴィクトリア女王時代)をベースにした舞台設定が実に秀逸と思いました。


◆スチームパンク(蒸気動力社会をベースとする戯言(たわごと))の良作

大英帝国が繁栄を極めたヴィクトリア女王(在位 1837-1905年)時代の上品・優雅な上流階級の生活様式と、その一方で、産業革命の副産物として大量に発生した都市市民たちの不平不満との密かな対立構図に、やや下った時代・別の国の産物である「ベルリンの壁」や「革命」のモチーフを取り込みながら、巧みに構築された、統一感のある世界が本作の影の魅力。

何でも、1802年に英国で初めて実用化された蒸気機関車(steam locomotive 略してSL)が、大量輸送手段として威力を発揮し始め、鉄道網が次々と敷設されていったこのヴィクトリア時代、およびその次のエドワード7世(在位 1905-10年)時代をモデルとして作品舞台が考案されているSFのことを「スチームパンク(steampunk)」と呼ぶのだそうです。

----------------------------------------------------------------------
wikipediaでの「スチームパンク」の説明

スチームパンク(英語: steampunk)は、サイエンス・フィクションのサブジャンルの1つである。

(途中省略)

蒸気機関が広く使われている設定で、イギリスのヴィクトリア朝やエドワード朝の雰囲気がベースとなっている世界観である。
イギリス以外の国も概ねそれと重なる時代、アメリカでいえば西部開拓時代、日本でいえば明治時代~大正時代頃の近代化を推し進める文明開化から大正ロマンの雰囲気が代表的世界観である。
そのような世界観の中にSFやファンタジーの要素を組み込む。
ヴィクトリア朝の人々が思い描いていたであろうレトロフューチャーな時代錯誤的テクノロジーまたは未来的技術革新を登場させ、同時にヴィクトリア朝のファッション、文化、建築スタイル、芸術を描く。
----------------------------------------------------------------------

私は本作を見始めるまで、この言葉を「スチーム“バ”ンク」と読むのか?と長い間勘違いしていました(・・・「知らない子だな」と思いつつ)。
なるほど、これまた一つ勉強になりました。


◎結論

これは良いアニメ。
アニメを普段見ない人でも、歴史好きな人にはお勧めできそうな作品かも?


◆視聴メモ
{netabare}
・「アルビオン(Albion)」は、英国の雅名(美称)であり古名(古称)。
なお、類似した言葉として「ブリタニア(Britannia)」があるが、こちらは専ら古名→それぞれ、同じ島国である日本の別称「扶桑」(雅名)と「大和」(古名)に相当する。
・第1話に出てくる「クイーンズ・メイフェア校」の校舎のモデルは、たぶん「水晶宮(The Crystal Palace)」(※1851年にロンドンで開催された第1回万国博覧会のメイン会場として建設された世界初のガラス張り巨大構造物)。
・第2話のプリンセスと侍女ベアトリスの会話に出てくる「ヌワラエリア」は、インド洋のセイロン島(現スリランカ国)の中央高地にある紅茶の名産地、およびそこで採れる高級茶葉の名称。
・第4話で登場する女王陛下の顔形(かお・かたち)が、そのまんまヴィクトリア女王!ノルマンディー公はエドワード皇太子がモデルか?
・第1~10話まで、一貫して大河内一楼氏が脚本を担当しており、全く文句の付けようのない完成度だったが、ラスト2話は意外と平凡な出来でちょっと拍子抜け(※本作の個人評価が ★ 4.1 と余り伸びなかった主要因)。
ここだけ何故別の人が脚本を担当したのだろう?橘正紀監督の方針?{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
監督           橘正紀
シリーズ構成      大河内一楼
脚本           大河内一楼、檜垣亮
キャラクターデザイン 黒星紅白(原案)、秋谷有紀恵
音楽           梶浦由記
アニメーション制作  Studio 3Hz × Actas Inc.{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== プリンセス・プリンシパル (2017年7-9月) =============
{netabare}
第1話 case13 Wired Liar ☆ 亡命希望者エリック ※説明回
第2話 case1 Dancy Conspiracy ★★ チェンジリング作戦、プリンセスの意思、取引成立
第3話 case2 Vice Voice ★ 機械の喉(ベアト)、空中戦艦グロスター潜入・共和国紙幣原板回収任務
第4話 case9 Roaming Pigeons ★ ケーバーライト採掘場・新型Cボール奪取任務、女王陛下との接見、チーム“白鳩”
第5話 case7 Bullet & Blade's Ballad ★ 極東からの使者(堀河公)、王室専用列車襲撃事件、密航者ちせVS藤堂十兵衛
第6話 case18 Rouge Morgue ★ 肢体安置場潜入・暗号表回収任務、ドロシーの屑親爺 ※挿入歌「moonlight melody」
第7話 case16 Loudly Laundry ☆ 洗濯工場潜入・毒ガスジャック拿捕任務 ※挿入歌「もひとつまわして」
第8話 case20 Ripper Dipper ★★ オライリー卿邸監視任務、黒いベールの女、王女とアンジェの過去 ※種明かし回
第9話 case11 Pell-mell Duel ★ ちせ視点の学園生活&スパイ活動、決闘
第10話 case22 Comfort Comrade ★ スパイ養成所同期生エレノア、X'mas、二重スパイの死、L更迭
第11話 case23 Humble Double ★ プリンセス暗殺命令、体制変更・ゼルダ登場、二人の亀裂、女王暗殺&革命計画
第12話 case24 Fall of the Wall ★ 続き、二人の絆回復、カサブランカの休日 ※ED「The Other Side of the Wall」{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)8、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1


OP 「The Other Side of the Wall」
ED 「A Page of My Story」

投稿 : 2018/02/10
閲覧 : 506
サンキュー:

37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

スチームパンク的世界観で「チャーリーズ・エンジェル」をやってみたい?(最終話+アンジェ・レポート視聴終了: 面白かったです!)

……というのが、第1回を観た時点での本作品に対する雑な理解です。

本作に派生してスマホゲームは作られるっぽいですが、たぶんストーリーとしてはオリジナルなTVアニメシリーズです。

キャラクター原案は黒星紅白さん。ポッピンQでもキャラクター原案を担当したイラストレーターの方ですね。アニメ用のキャラクターデザインは別な方がなさっているようですが、その黒星紅白さんのデザインらしい面影は残っていると思います。可愛くて良いんじゃないでしょうか。

メインキャラは女の子ばかりで諜報組織の工作員(= エンジェル相当)。

「L(エル)」と呼ばれる司令官的な人(= チャーリー相当: 顔出ししてるけど)がいて、その指示で女の子が様々な活動をするといった感じのお話です。

で、「スチームパンク」ですが(広い意味での)SFの一分野です。これは産業革命以降に蒸気機関が我々の知る歴史とは別の超発展をして、現在の科学技術とは別の超科学に発展しているという歴史if的な世界観の作品ジャンルです。

社会世相はイギリスが舞台だとヴィクトリア朝あたり、日本が舞台だと大正時代あたりがモデルにされる(例:『サクラ大戦シリーズ』)ことが多いです。本作では(国家名は違ってしまっていますが)ロンドンが舞台ということになっていますね。

アルビオン王国は大陸側にも広がってるみたいなので、これが後のストーリーにどう影響するのかは良くわかりませんけれども。

もちろん蒸気機関一辺倒ではテクノロジー的に厳しいのでスチームパンクには追加の謎テクノロジーが設定されることも多いです。サクラ大戦では「霊子機関」、本作では「ケイバーライト」といったあたりでしょうか。

共和国と王国、ロンドンの東西分断といった設定は単なる物語の舞台と割り切って、アクションシーンを楽しむことに徹すると楽しめるような予感はします。普通にアクションシーンは爽快感があったので、このまま観ていこうと思います。

ただ「プリンセス」の立ち位置が設定上微妙なので、ここにおそらく後のストーリー上の仕掛けはあるのでしょう。

2017.8.18追記:
ものすごくどうでも良い事なのかもしれないけど、メンバーの名前についてのメモ(英字の綴りは推定)。

Ange(アンジェ)
Beatrice(ベアトリス)
Chise(ちせ)
Dorothy(ドロシー)

プリンセス以外はA~Dのアルファベットで始まる名前にしたのはわざとだと思いますが、何か意味があるかどうかはわかりません。アルファベット1文字でメンバーが識別できた方が連絡や指示がし易いから?

2017.9.25追記:
最終回が「いい最終回だった」という言葉にふさわしいものでした。「プリンセス」と国家分断に関する設定は面白かったですね。モデルにされた国にもたくさんの植民地がありましたが、アルビオン王国も同様にたくさんの植民地を持つせっていでした。

作中で「カサブランカ」とか言っていましたが、アルビオン王国の版図が大陸にも広がっていたようですし、フランスにあたる国はあの世界には無くて、現モロッコも王国の植民地ってことだったんですかね?

女性の下着(ドロワーズ)とか水着とか、そして男性も服飾文化は確かに19世紀末っぽいのですが、ごく一部だけ超科学っていうのは絵的に面白いものがありました。2期目制作にも希望を残す終わり方でしたね。

面白かったです。

2017.9.27追記:
アニメ公式ページで配信されている時系列順総集編「アンジェ・レポート」が、本編最終回の翌週の同じ枠で放送されることになりました。

一応予備日程が取られていたものの、使わずに済んだので穴埋めということでしょうか?

2017.10.19追記:
本編最終回の翌週に放送された総集編「アンジェ・レポート」を観終わった後に更新するのを忘れていました。

プリンセスとアンジェの関係がわかりやすくまとめられたテレビ放送第1~8話についての時系列順の総集編でした。厳密に言うと幼少時の回想シーンは、第8話の内容ということで、終盤の内容となっています。

冒頭のナレーションによるロンドンの情勢の説明から始まって第8話のEDピアノ連弾バージョンでの締め、終盤を除いたストーリーの振り返りということで大変良い構成でした。

本編最終回が終わって視聴をやめてしまい見逃した方、まだYouTubeでBandai Visualが公式に配信しているので観られますよ。お見逃しなく!

2018.1.29追記:
『アンジェ・レポート』の公式での配信が終わってしまっていたので、情報更新。

投稿 : 2018/01/26
閲覧 : 1052
サンキュー:

70

tikuwa さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

普通に面白い。

12話で完結でした。全体的、簡単な評価をまずしますが。久々に面白いのを見たということと、内容と設定がとにかく面白い。そう感じました。

キャラは1人1人しっかり立っていて、とても好印象でした。また声優に関しても文句なしだと思います(^ω^)
また、内容はスチームパンクな、シリアス系なそんな感じがします。内容は飽きず。必ず楽しめると断言できます。(*^^*)

私はこの作品をお勧めします。是非とも見ていない方は見た方がよろしいかと思います(*^^*)

以上がレビューになります。

投稿 : 2018/01/26
閲覧 : 215
サンキュー:

10

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

条件付き名作

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
内容的には、スチームバンクの世界観で美少女が活躍するスパイアクション、というイロモノ感が満載なもの。

しかし、様々なミスリードが光る、楽しく素晴らしい作品になっていました。構成の面でも工夫がみられますが、まあ、この辺はヘタに前情報を入れずに観た方が絶対的に面白いアニメですね!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
問題点を指摘してはいますが、☆4は、自分的にかなり高評価です。良い作品であることは間違いないんですが、だからこそ、惜しい部分があったな~と。

まずは、良い点から。

◎ミスリードの上手さ。大きなミスリードでいくと、プリンセスとアンジェが実は逆だったという点。小さなミスリードでいくと、10話で委員長が実はドロシーの方に憧れていたとか、どの話にもいくつもいくつもあって、これは完全に脚本の素晴らしさ。本作の最大の魅力だと思います。

◎(特に序盤の)細やかな作画。例えば、1話冒頭の望遠鏡を、レンズを重ねるタイプにするなど、言葉ではなく作画で作品の世界観や時代感を表すのは素晴らしい。他にも、美しい作画(特に背景)はいくつもあった。

◎構成の面白さ。時系列を入れ換えるのはこれまでもある構成だが、「堂々と話をとばす」というのは、今まででなかったと思う。OP後にcase○○と出てくるが、12話でcase24までやっているわけだから、単純に半分飛ばしている。これは、「空いているところは想像力で補って」ということだろう。その効果は、「いきなり仲良くなったり」「急に社会情勢が変わったり」しても、「文句をつけられない」ということ。「いや、だから行間を読んでよ。空いてるところにいろんな事があったんだよ」と開き直れるし、OVAや様々な媒体で補完(セールス)もしやすい。多分、話のスピード感に違和感を持たせたくなかったのと、1話目にインパクト出したかったから、時系列をバラバラにしたのだろう。まあ、冷静に考えれば反則なのだがw、1本取られた感じがして楽しめた。でも、こういう裏技は、二番煎じだとダメだから、他のアニメには真似しないでほしい(笑)

○キャラデザの良さ。まあこれは単に好みだと言うことだけど、どのキャラも可愛かった。個人的には、ドロシーが好き。性格的にも、めっちゃ良い子だな~と♪

次に悪い点。

△(特に後半は)作画の「雑(適当)」さ。綺麗とか下手とかじゃなく、意思の疎通や確認が出来てない感じ。例えば、(長いからたたみます){netabare}ちせの刀の使い方。恐らく左利きの設定で、左手だけで刀を扱うシーンが多々あり、これはまあ良いのだが、両手で持った時に左手が上だったり、鞘が右にあったりした。これは「日本の侍」ならあり得ない。利き手がどちらであれ、持ち手は右手上しかない(文化的な意味でも)。時代考証やってるのかな? まあ、ファンタジーだからこれも最悪良いとしても、一番の問題は、それらが「まちまち」であること。例えば、5話のちせの戦闘シーンなんか観ればよく分かるが、場面によって、鞘が右や左、後ろに付いていたりと安定しない。鞘がなくなっているシーンもある。あと、場面によって、両手を重ねたり右手上や左手上など、剣の持ち方も安定しない。他にも、最終話のトンネル内のシーンとか、後続する列車の砲撃が、平気で自分が走る線路に直撃していたり、壁走りのシーンも(作画自体は良かったが)、緩やかなカーブの内側を車が走っている。あれだと遠心力で剥がれるから、やるなら外側だと思う。{/netabare}こういう細かい部分の作画は、「画力」の問題ではなく、「スケジューリング」や「意志疎通」「確認体制」なんかの問題だと思うので、(全体的には素晴らしい作画も多かったので)作画マンは死ぬ気で頑張っていたのでしょうが、かなりドタバタした現場だったのかな、、、なんて、想像したり。

×投げっぱなしエンド。これが一番悩むところだけど、ラストは明らかに「2期見たければ、円盤かグッズを買えエンド」に思えた。別に、「おれたたエンド」は否定しないけど、6、7、9、10話などの、単発のストーリーや日常回を削ればどうとでも完結出来たので、明らかに狙ってやってる(いや、個人的には10話が一番好きですが)。「おれたた」にしたって、11話、12話のような大事件を起こさず、普通に女王への道を進めることは容易だったはず。あからさまに、視聴者の消化不良を狙ってる感じがして、しかもそれがある程度成功していて(実際、私も2期を超観たいし)、なんか腑に落ちない(悔しい)。

この辺がレビュタイの「条件付き」名作の意味。つまり、「2期をやるなら名作の1期目」「これで終わりなら駄作」になるということ。実際に、10話まではマジで面白いとアニメだったし、とりあえず期待を込めて☆は4にしておきますが、後でどうするかは、後で考えたいと思います(^-^;)

というか、11話、12話、それまでと(ストーリー的に)完全にレベルが落ちたと思った。それまであった美しいミスリードも影を潜め、ただの大アクション連発になっていたし。と、思って調べてみたら、11話から脚本変わっているんだね。1~10話は大河内 一楼さん(原作なしは、コードギアス反逆のルルーシュ・甲鉄城のカバネリ など)、11、12話は檜垣 亮さん(原作なしは、クロムクロ)。まあ、勿論実績は大分ちがうけど、本作のシリーズ構成は最後まで大河内さんだしな。なんで脚本変わったんだろ? 規定路線?

脚本家に良いように邪推すると、{netabare}大河内さんが「こんなラストにするなら脚本は書けない」と駄々をこねたとか(まあ、そうならシリーズ構成受けないか)? もしそうだとしたら、檜垣さんも被害者というか、{/netabare}「大人の事情」なのかなと思ってみたり。

まあ分からんけど、そのくらい、ラスト2話に関しては???だったということ。誰か、事情通の方、いないかな(笑)
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
ミスリードの上手さが光る作品だった。萌えキャラに騙されがちだが、ストーリーが抜群に面白い。作画も美しかった。

が、所々手抜きというか、意思の疎通が上手くいっていないような作画も見られて残念だった。

変則的な構成は、アイディア賞といったところ。

まあとにかく、2期をちゃんとやれば、「名作の1期」、2期をちゃんとやらなければ「ラストが残念な作品」。そういった意味で、「条件付きの名作」とした。
{/netabare}

【余談~ どうした? Studio 3Hz&アクタス(良い意味で)w ~】
{netabare}
まず、とても面白く、よく出来たアニオリ作品でした。

内容的には、「スチームバンクの世界観で美少女が活躍するスパイアクション」。設定とタイトルが、なんか凄い駄作感があり、リアタイではスルーしていた作品。制作会社も、、、でしたし(笑)

ところが、いざ放送が始まると、多くのレビュアーさんが高評価しており、実際、AT-Xの一挙放送を機に視聴してみると、なるほど面白い! 自分の選球眼の無さにガッカリしました(苦笑)

余談のタイトルはまあ、失礼ながらも素直に感じたことだったので(^-^;

ガルパン以外はこれといった作品もなく、万策尽きるのが定番化していた印象のアクタス。(個人的には好みなのですが)イマイチ大衆ウケしないオリジナルアニメが多い印象のサンヘルツ。だから、期待度は低かったのですが、この素晴らしい作品。驚きました。やはり、プロなんだな~と。

ちなみに、最近の両制作会社の作品への(私の評価はこんな感じです)

◎Studio 3Hz
・Dimension W「☆4。話は少しとびとびながらも、世界観もよくキャラも格好良い」

・フリップフラッパーズ「☆4。雰囲気アニメの決定版というか、作画も良いし、各話の世界観がメチャクチャで面白かった」

◎アクタス
・レガリア The Three Sacred Stars「☆2。手描きへのこだわりだけは評価したいが、キャラ、シナリオ、アクション、全てにおいて終始ビミョーで誉める部分を見つけられない」

・ろんぐらいだぁす!「☆3。作画こそヒドイが、全体の雰囲気は悪くなく、ロングライドという新しい世界を描いたことを含めて、なかなか楽しめた作品。導入系としては優秀だった」

、、、どうせなら、次もこのコンビでアニオリ作品を制作し、本作がマグレ当たりじゃないことを見せてほしいです!
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
レンズを重ねる望遠鏡、芸が細かい。冷却時間というリスク。ちゃんと書類を書くタイプのスパイ。1話目から分かるレベルの高さ。テンポが良くて無駄がない。

2話目
? 過去編? 最終話から始める構成かな? 王女、悪い女(笑) 有能な王族って好きだな~。二重三重のウソ。楽しい。

3話目
2。喉を機械化。できる範囲の特殊能力。忠誠心。ウソでの会話(笑)

4話目
ここで9話? 凄い構成だな。それぞれに出来ること出来ないことがあるのは良いよね。物理的に声をとめるなよw 白ってのが、特にいい。1話完結だから出来る構成だね。

5話目
んで、過去(7)に戻るか。ちせの加入。五右衛門ポジション(笑)

6話目
18話? すげぇな、飛ばしたところは想像で補えと(笑) ドロシーパパ、なんか切ない。典型的なDV。ドロシー、、、きっと普通に良い子なんだよな。

7話目
16か。歌とハチマキのクダリだけ、やや安っぽくなったかな。これ、ちゃんとプリンセスに儲けが出るようにした(マージンの話とかあった方)が、作風に合ってると思うけど。サブキャラつながりw

8話目
20。なるほど、核心だね。入れ替わりものの定番と言えば定番だけど。ピアノの話は、良い話だな~。なるほど、20話だな(笑)

9話目
11。ちせメインの日常系としてはかなり面白いとは思うけど、作風には合わないかも。本物の銃を使うんかい。間違った日本の解釈(笑)

10話目
22。ドロシー、良い子だな~。ここでもミスリードの連発。今まででも一番好きな話かも。アンジェが委員長の前で飛行を使わなかったのは、委員長の実力を認めていたからだよね。

11話目
23。アンジェのためってやつかな。さあ、どちらが本物かな? どこまで視聴者を裏切れるかな? 次話が魅せ処だね。

12話目
24。う~ん、そのままか。ドロシー、良い子w いやいや、線路を壊したら機関車がダメになるだろ(苦笑) 壁走り、やるならカーブの外周だろ? 内側なら遠心力で飛ばされるやん。断頭台で、、、そのつもりなら、アンジェは手助けしないだろ。ちせ、刀の持ち方が逆、、、。右手上だよ? 心の壁も、は良い表現かな。ん? ここで終わり? アニオリでこの展開でそりゃないぜ、、、。2期をやるなら、許します(笑)
{/netabare}

投稿 : 2018/01/18
閲覧 : 340
サンキュー:

43

老倉育 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

少女5人のスパイの話。

面白かったです!迫力がありました!

作画が凄かったです!特にOPが好きです。つい「おぉ!」と言ってしまいましたw

音楽はOPEDともに英語(多分)で、作品の世界観が表現されていました。ちなみにEDはキャラクターが歌っています。

私は6話に全てが持ってかれました。切なく泣いてしまいました。個人的には最終回よりも記憶に残ってます。

投稿 : 2018/01/12
閲覧 : 241
サンキュー:

21

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良質

とにかく良質の作品。脚本、作画、キャラ立ち、演技…全てが高水準で溶け合っている。お見事。こんなに良いアニメが出てくると嬉しくなっちゃう。

本当にいろんな要素を詰め込んだ作品で、美少女×スパイ×サイバーパンク×百合×アクション×ハードボイルド×…って感じで挙げだすとキリがない。とにかく面白いもの何でも付け足してけみたいな製作陣の気概が最高です。

チーム白鳩の五人はみなそれぞれの魅力を持っているし、声優陣の演技も素晴らしい。特にノル公演じる土師さんはグレート極まりない。

そして私がこの作品で一番好きなのはその台詞回し。アンジェのつく嘘や、白鳩の日常会話の中でも次々と粋なセリフが出てくる。特に好きなのは第四話ラストのドロシーのセリフ。もちろんその前のLのセリフがあるからこそ際立つわけだが…そこは実際に見ていただきたい。

とにもかくにも非常によくできた作品なのでおすすめだ。


…最後にどうしても一つだけ言っておきたいことがある。プリプリに対して「全然スパイっぽくないw」とか「もっとスパイらしく」とか言っている人は一体どんだけ硬派なスパイ作品にばっかり触れてきたんだ⁉007を始めとしたスパイ映画だって大体ノリ重視じゃない⁉只今公開中のキングスマンなんて頭悪いの代名詞みたいじゃん‼ひょっとしてあなたたちはジョンルカレの小説とかばっか読んできたの⁉
…是非真相のほどを教えていただきたい。

投稿 : 2018/01/11
閲覧 : 206

衛狸庵 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

可愛いは正義

まぁ、スパイ物としては甘すぎるけど、可愛いからすべてを許す。
ストーリーはありきたりの物だけど、その方が安心して楽しめた。

投稿 : 2018/01/10
閲覧 : 206
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一風変わった作品

全12話

【感想】
キャラデザが可愛かったので視聴し始めたのですが、内容がスパイという男心くすぐられる展開に惹かれました。

また、最初は謎であるヒロインたちの正体も回を重ねるごとに判明してくるので、後半になるにつれさらに面白くなっていきます。

興味がある方は是非ご覧ください。

投稿 : 2018/01/09
閲覧 : 177
ネタバレ

幽霊な校舎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アンジェ押しの歌

『やさしいウソをして』

あなたが眠る頃には 彼女は任務に就いている
明かりの灯る街で 仲間に優しい嘘をつきながら

弾丸を避けて 宙をかけて ジェームズボンドばり
たまにオコで 銃を向けてくる

相棒が心配だと どこからともなく飛んでくる
何もかも放り出してくる

報われなくても ギクシャクしても
相棒は
ただ一人の 運命の人

どんな日でも 一緒にいられたら
彼女は多くを望まない
お茶をして 見つめ合って 優しい嘘を言う

黒とかげ星の物語 ふとつぶやく そこに本当の気持ちを乗せて

 このレビューはフィクションです。
 登場する人物・団体・名称等は架空であり、
 実在のものとは関係ありません。

投稿 : 2018/01/07
閲覧 : 217
サンキュー:

12

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久しぶりのビバップ方式

作画がとても良かった。
最終2話がとりあえず1クールの〆として作った感があって、少し展開が飛ばし過ぎに感じた以外は全体的に安定で面白かった。
エピソードがビバップ方式で放送されない話もあったので、続きがあるなら期待してしまう。

強いていうなら、1クール完結でキャラ背景や世界観の作り込みを前に出すが故の話がコンパクトで壮大な所やスパイ設定の割に話が単純だったってぐらい。

投稿 : 2017/12/12
閲覧 : 258
サンキュー:

6

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

細かく作り込まれた名作

キャラクターは魅力的で、設定も細かくておもしろい。

根本となるストーリーはシリアスだけど、その流れの中にうまくキャラの背景や個性を絡めて話数を進めているので、見ていて全然退屈しなかった。

OPは曲も映像もカッコイイ。

文句をつけるところなど見当たらないが、強いていうなら、キービジュアルがちょっとしょぼい。

ないに等しい背景にメインキャラ5人の立ち絵とは…。

もうちょっと本編の魅力を伝えられそうな構図などがありそうな気がする。

アンジェたちの目標はまだ達成されていないので、目標が達成されるまでのストーリーも見てみたい。続編が制作されることを期待。

投稿 : 2017/12/10
閲覧 : 241
サンキュー:

9

ネタバレ

サクマ式ドロップス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

私達スパイだもの

投稿 : 2017/12/03
閲覧 : 205
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1

ネタバレ

anime さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

可愛くハードボイルド

革命により王国と共和国に分断された架空のロンドンを舞台とする女の子のスパイアクション。

まず1話のハードボイルド感のインパクトがなかなかだったと思います。

この種の話って割とゆるめの日常から入ることが多いけど、一気にこの作品の空気に突入する感じが心地良かった。

アクションシーンもテンポよく痛快。一方で女の子らしいキャラの表情とか仕草も丁寧に描かれている。

個人的にはドロシーのお父さんの話はもうちょっと救いが欲しかったかな。あんなキレものスパイなら父親が危ないことも察知できるはずだろうに・・。

あと終盤でてくる悪役の女性の見事な悪人顔にはちょっと笑ってしまった。

押さえるところをバランス良く押さえた良作だと思います。

投稿 : 2017/11/26
閲覧 : 233
サンキュー:

3

ネタバレ

kurosuke40 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

灰色から白へ

1話が好みでした。が、自分の想定と違って物語は外向きよりも内向きに進んだかな。

「5人」か「1人」のどちらかを犠牲にしないといけない場合、
数から「1人」を選ぶのが『正義』の話であるならば、その「1人」の個人を殺すために状況を用意するのが『政治』である。
真の目的を知られることは、敵に弱点を晒すに等しい。故に水面下での腹の探り合いが主な戦場になる。

1話で眼鏡がスパイに向いてないと言われた原因の1つは、行動原理がわかりやすすぎるんだよね。
家族関係を調べただけで、どう考えても妹のために行動している。
アンジュが心優しいのは、自分の仕事をしっかり果たすだけでなく、眼鏡の真の目的も達成させるところ。
嘘の中に本音を隠す彼女は、自分の内心だけで処理できない程度に心を鬼にできていない。
さぁね?とごまかすのではなく、わざわざすべてを嘘で塗り固めるのは、
言葉ではなく振る舞いから本音を察してほしいという彼女なりの甘えなのでしょう。
知られたら駄目なのだけど、外に出さずにはいられないという。
そんな心優しいスパイと、目的のために手段を選ばなさそうなプリンセスの組み合わせを見て、
1話はこれからどんな物語が展開していくのだろうと心躍りましたね。


ですが、以降はプリンセスがのし上げっていく物語というより、
プリンセス組の内心や、白か黒かという「信用」に関する話で、ちょっと肩透かしを感じたかな。
また敵側の心境が一切出てこなくなって、その配慮もないのはちょっと物足りないかな。
(まぁスパイの本業としては配慮する必要はないのだけど)

「信用」に関して。「信用」するか否かは、なんからの基準があるわけではなく、
理屈で考えても「この行動は私を信用させるためにしたのでは」と考え始めると、無限ループに陥って結論が出せないものです。
「二重スパイ」「三重スパイ」が当たり前の世界で、やすやす「信用」なんてできない。
「灰はどこまで行っても灰色」という態度が求められる世界ですね。
それでも、どこかの一定の基準を超えれば「信用」してもいいかなと思えるもので
基準の高さは人それぞれですが、得てして判断材料は行動や空気など直接対峙しないとわからないだったりします。


「信用」に必要な基準の高さでいうと、アンジュは高い。
どちらかというと彼女は信用できないというよりも頼れないって感じはしたけど、
クライマックスは彼女が周りを「白」だと思ってもいいと確信できる出来事になったのだと思います。
「灰色」だらけの世界で少なくても「白」と確信できる存在が、プリンセス以外にも彼女にできたのでしょう。

スパイものだけど、心がスパイとして向いてない少女たちのスパイものって感じでした。
できれば次があるならば1話の方向性ならいいなー。

ご精読ありがとうございました。


蛇足

プリンセスとアンジュの関係を知らない司令部から見ると、プリンセスとかほぼ黒に近い灰色にしか見えないわけです。
リーダーも「白」だと確信してしまっているともなれば、
懐柔や利用される前にさっさと入れ替わってしまえというのはそれなりに合理的だと思う。
入れ替われるのだから表沙汰にはならんしね。
現場の判断に任せるというのも良い上司だが、リスクマネジメントも必要。
要は彼女らは組で行動するスパイには向いてない。リーダーは本当に向いてない。
リーダーが白だと思うなんて上に上がってしまったら、そりゃさっさと入れ替われと言われる。
本当に白だと思っているなら、殺したくないために、少なくても黒の可能性は検討していると言わないと。
まぁそこらへんは左遷前の上司を信用してたのかな。

正直、お姫様もう2回ぐらい誰かと入れ替わってそうと思っていました。私の心が汚れていたようです。
(そうしないとエンタメとしては落ちないよーと思ってた)

もう1つの案としては、「二重スパイ」「三重スパイ」ばっかりで、灰色だったからこそ楽しかった日々を回顧させるのかなーと想像してました。
曖昧は曖昧なままが一番いいというやつ。

投稿 : 2017/11/19
閲覧 : 240
サンキュー:

10

ネタバレ

ソラージュ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

親が大嫌いな5人の姉妹

この作品は面白く考えさせられた
それは主役5人が似た者同士だから。
5人とも程度は違うもののそれぞれ親に愛情を与えられず道具のように扱われており、奴隷のような立場だった。
なので歪んだ性格になってしまい危険で野蛮な捨て駒職業のスパイの仕事を
してしまうという話は面白い。
1話で子持ちの裏切り者スパイに保険をかけ、その後銃でメッタ撃ちにして殺害。病弱の子が保険金を受け取るようにする展開がまさにそれ。

もっと面白いのは自分の野望と組織の利益のためにお互いを出し抜くはずだったのに、似た者同士であるがゆえに仲良くなってしまい、本当の友達になるとこ。(友達は自分の鏡というのが今作のテーマかもしれない。)
なので建前の友達関係が、お互いチーム名を考えるまでになってしまう。なので、5人が所属する組織それぞれがメンバーの暴走の危険を感じ、
「プリンセスを監視しろ」や「我々の目的は王国か共和国、どちらの味方したら我々が得をするかが任務」と注意するところが面白い。(第4話)

けど11話、12話で暴走しちゃうんだけどね。

だが、それすらも咎めないという組織の対応が良い。懐が深いというか。

「親」のいなかった5人の親は武装組織というオチか。
(プリンセスは別かも。彼女を大切にしていたのは女王陛下なので。)

ラストも面白い。
第三話で任務中、ベアトリスに「私とプリンセスは姉妹なの」といい、OPでプリンセスに「二人で暮らそう」というアンジェ。
そして、ラストはみんなでバカンスと任務を楽しんでいる姿は「二人で暮らそう」というアンジェの思いがある程度叶ったのかなととれるし、「5人全員が姉妹になった」ともとれ、考えさせられた。

人間心理中心のサスペンス作品で考えさせられた。
続編が出たら、ベアトの両親やアンジェの父親も登場させてほしい。
悪役でお願いします。

投稿 : 2017/11/17
閲覧 : 259
サンキュー:

7

ネタバレ

キロノ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

梶浦さんが音楽だったとは。。。 可愛いいスパイアニメです。

・梶浦さんが音楽。。。にしてはイマイチだったかなぁ
・スパイアニメだが、スリルとはかけ離れている。
・どんでん返しを期待してたが、まぁ なんてことない初歩的なカラクリだった。
・キャラは良かったが、もう少しキャストを増やして欲しかった。
・世界観はまぁ良かったかと。。
・キャラそれぞれのエピソードにもっと突っ込んで欲しかった。
・盛り上がりが乏しいと思った。

投稿 : 2017/11/14
閲覧 : 251
サンキュー:

5

しょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観て良かったと心から思える作品

良かった点を挙げればキリがないけど、特にキャラの表情が丁寧描かれて心内描写がなくても、心情が伝わってきた。
一つ難点を言えば、時系列をバラバラにする必要性が分からない。むしろ、キャラ(特にベアト)の心理的変化が見えづらくなってるのは残念

投稿 : 2017/11/06
閲覧 : 251
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4

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

2017/夏個人的にようやく普通の作品

オリジナル作品。
ほんと6本目にしてようやく普通に観れる作品でした。普通って大事だね・・・。作画もキャラの表情も違和感なく丁寧な作りだと思いました。ほぼ一気観できたので押さえる所はきちんと押さえられていたんだと思います。ほんとね”アビスショック”の後だけに調整するには実にいい先品でした。
内容はあれこれ書きませんがスパイもの。少女達が色々の生い立ちがある中で国家の陰謀や取引の裏で暗躍しその中でシリアスなドラマを見せてくれます。少女達がメインなので華があって丁度良いバランスかなと思います。


私のツボ:欧州人は植民地の下人を犬畜生と思ってたから平気で裸でいたんだよ。みんなペットの前じゃ裸気にならんでしょ。

投稿 : 2017/11/03
閲覧 : 264
サンキュー:

8

ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スパイす効いてぷりっぷりやで

ドロシーとベアトリスとプリンセスとアンジェとちせかわわ♪
ええ、私の好感度の順です。
・・・ドロシーとベアトリスが1,2を争う感じ。

いつもちょこちょこ観直しながら書いておりますが、勢いで☆



なんかUKが分断されてて、
アンジェが持っているマイクログラビティボール(仮)※次から「重力軽減装置」と称す
の技術でどっちかのUKが実際の第二次世界大戦ぐらいの時期に圧勝。
でなんかUK、多分イングランド辺り『イングランドの壁』が造られている。

(というか、そもそも現実も
 イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド
 で分かれてるじゃん、ワールドカップとか)

で、西と東のイギリス(もう「イギリス」でいいや)のスパイがいて、
多分、西側のスパイとしてアンジェが東に潜入したのが始まりかな。

物語は順不同形式で最後の3、4話ぐらいだけ時間が揃う感じかな。


緊張感がある物語を堪能しつつ、
かわいらしいスパイが四苦八苦している様を愛でるのが紳士の振る舞いだと思っております、
どうも日本人のbuonです。

この『プリンセス』自体と、プリンセスとのチェンジリング作戦が基軸にあるが、
ちょこちょこおまけの話が入ってくる。
4割ぐらいがチェンジリング作戦とプリンセスの話。
って今気づいたけど「チェンジング」じゃないから言葉だけでは意味が分からないや。

正直、他の6割の方が好きです。4割もまあまあ好きです。


ドロシーも西のスパイ あの容姿とのギャップがかわええ、
プリンセスは東の王女 かわええ、
ベアトはプリンセスの親友兼召使 子熊っぽくてかわええ、
ちせは極東の侍兼忍者 かわいらしい 将来有望、
ついでにアンジェ かわええ 特に田舎娘兼猫被っているときのギャップ。

もうお分かりだと思いますが、
物語も悪くないのだが、どうしてもこの可愛らしさが先に来る。
これを良しとするかギャップたまらんとするか、
何かちゃうわーとなるかが分かれそう。

あと個人的にちせ登場回はそこまで好みじゃない。
{netabare}映像はキレイなのだが、あの戦い方は陳腐だ。
刀の使い方とかタイマンでちせがクルクル回るところとか、
何か良く分からないけど好きじゃない。
師匠と弟子の戦い方ちゃうやん。{/netabare}

好きな話は
{netabare}・保険屋
・出会い
・ドロシーの父ちゃん
・お洗濯
・相撲
・ドロシーお姉さま
{/netabare}回、って結構好きやんwwwwww


結末が気になるので2期を希望します。
そう、物語は完結していない。

もう激おこぷんぷん丸 プリプリ!

投稿 : 2017/11/01
閲覧 : 240
サンキュー:

10

daruma さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

 友達に進められるまでタイトルすら知らなかったので危なく見落とすところだった。

 スチームパンク x スパイもの。
OP,EDが英語だったりしておしゃれな雰囲気の作品。
どことなくルパン三世っぽい。
スチームパンク系の作品は視たことがほとんどなかったので新鮮で良かった。

 ジョーカーゲームと違い主人公が平気で人を殺すのでびっくりした。

 どのキャラクターも良かったが、ベアトリスが終始可愛かった。

 続きが気になるが全ての問題に白黒付けていたらきりがないので丁度いい終わり方だと思う。
 ジョーカーゲームのようなスパイものが好きない人は好きだと思う。

投稿 : 2017/11/01
閲覧 : 204
サンキュー:

7

ゆーちゃん卍 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

(о´∀`о)

なかなかおもしろかったです。
二期あるといいなぁ

投稿 : 2017/10/30
閲覧 : 202
サンキュー:

2

ネタバレ

にしやまん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一人ひとりが個性的で魅力的

個々のキャラが魅力的で良かった。お互いを思いやったり、仲良くなるきっかけのエピソードも良かった。ただ全体的にもう少し物語に緩急があった方が良かったかも。
分かりやすくスカッとする感じは○。

投稿 : 2017/10/29
閲覧 : 200
サンキュー:

5

しゅう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白い

すごい良い作品だった!身始めたら止まらなかった!

重たいところもあったけど、よくできた作品。
観るか迷ってる人がいるなら、まず見て観るといい!
後悔はしないはず!

投稿 : 2017/10/24
閲覧 : 185
サンキュー:

5

ときにん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

可憐スパイにインスパイア

あらゆるジャンルを駆使したスパイ作品!

彼女たちは鑑賞者の予測と心までもスパイしている。
「私が騙してあげる、あなたも、世界も、...そして、...私自身すらも...。」

この作品に出会えたことを感謝します。

投稿 : 2017/10/24
閲覧 : 158
サンキュー:

5

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

彼女たちが本当に無くしたかった壁とは何なのだろうか?

完走後、手の込んだスパイ物語の脚本に唸らされ続けた高揚感と共に、
まるで雲を掴まされたような、
話の芯を掴みそこねたような空振り感も残りました。

私は本作が序盤、単に1クール分の話数を入れ替えただけの、
単純な時系列シャッフル構成だと舐めてかかっていました。
時系列前後で絡まった伏線の接続も、まずまず順調でした。

ところが、中盤以降、2クール分の話数から1クール分の話数をピックアップしてシャッフルした、
高度な芸当であることが判明。
油断していた私の時系列整理は大混乱w
加えて抜けた話の部分に、まだ語られていない重大な転換点があるのでは?との期待感。
これらが私の未消化感に拍車をかけたのだと思います。


因みにTV放送順(BD/DVDではまた微妙に順序が変わるらしい)にエピソードを並べると……

case13 1 2 9 7 18 16 20(注) 11 22 23 24

注・case20は過去話の語り聞かせが多いので実質case0とも解釈できる。

それらを時系列順に並べると……

case1 2 7 9 11 16 18 20 22 23 24

さらにそれらが元々、分割2クールであると想定して、抜けた部分を*で埋めて並べてみると

case1 2 * * * * 7 * 9 * 11 * 13 * * 16 * 18 * 20 * 22 23 24 ?(注)

注・?は分割2クール目が13話である。
またラストで示唆された最後の一仕事?を想定して埋めてみました。


並び替えて、時系列順に追えば何か分るのだろうか?

そう思いつつも、改めて見直すのも面倒臭いなwと匙を投げかけていた所、
番組終了間際に第1話~8話(caseで言うと1~20)を時系列順にダイジェストしたという、
「アンジェ・レポート」なる動画が公開&本編放送終了翌週に放送され、興味が持続。
流石はスパイ。こういう所は抜かりがありませんw


で、持続した興味を原動力に、本作の感想を整理してみると……。

ラストの着地点自体はスパイ物でよくある王道展開だったと思います。

最初はスパイ同士として、打算も含めて関わり合っていた。
互いに承知の上で、虚飾で塗り固めた関係も受け入れた上でミッションを遂行していた。
けれど、一緒にスパイやっている内に、信愛の情が芽生え、真実であったはずの各々の使命より、
半分芝居であったはずの仲間の関係の方が大事になってしまった。
世界を救うより君とのバカンス♪嘘が誠になるスパイの十八番。
ただ、やはり嘘が真実に切り替わる決定的瞬間を目撃できてない感覚が残っているのです。

上記の時系列順の歯抜けエピソードナンバーを俯瞰してみると、
前半の、プリンシパルの5人が互いの信用できる部分、できない部分を整理する過程。
後半の、各々が背負う使命より女子高生スパイという
芝居で始まったはずの友情が大事だと確信するに至った過程。
これらが未解明だと考えられます。

例えば、case9辺りではドロシーなんかは、
プリンセスの二重スパイ疑惑の懸念を深めてすらいましたが、
終盤ではこれらの疑念も乗り越えた上で?
アンジェ&プリンセスを友人として救う選択をするにまで至っています。
この辺りの心境変化の契機が隠されていると感じて、私はとても気になっています。

もっと言えば、そもそもプリンセスが再三、口にしてきた
女王になってロンドンの壁や、王侯貴族と貧民との壁などの、障壁を無くしたい。
との理想も、どうも怪しいと私は思っています。

大体、幼い頃のアンジェ&プリンセスにとって王女としての役割云々自体、
入れ替わりごっこをして大人たちをからかうための玩具に過ぎなかった。

結局、彼女たちにとって大事だったのは個人間の友情。
革命だの使命だの、それらは友情を阻害する各々個人間の壁を取り払うためのフェイクだったのでは?

何より、第1話(case13)即ち、エピソードの中盤戦までは、
嘘に塗れた捻くれクロトカゲ星人だったアンジェの無表情が、
終盤では、すっかり友情に時めく純情な乙女の顔になってしまっている。
どんな経緯で彼女の鉄仮面が剥がされていったのか?気になって仕方がありません。

「アンジェ・レポート」のラスト、アンジェ&プリンセスのピアノ連弾という、
世界情勢とはかけ離れた、極めてプライベートなシーンを選択した
脚本の選択を眺め、憶測を巡らせつつ、
解答編の二期、分割2クール目の実現を渇望する尊氏なのでした。


ロンドンの霧は未だ晴れていません。



【二話感想】これはかなりガチな嘘つきエンターテイメント!

{netabare}正直、一話の嘘連発を観た時点では、私はまだ本作が萌えキャラに、
騙し合うスパイの伝統芸を纏っただけの深夜アニメだと侮っていましたが、違いました。

一話は言ってみればガイダンス。騙されることに慣れてない視聴者に、
嘘を読み解く下地を整えて貰うためのオリエンテーションに過ぎなかったようです。

状況が二転三転する度に、脳汁が出る。
噛み応えがある騙し合いの脚本に、私がこれほど興奮するのは、
ゲイリー・オールドマン主演のスパイ映画『裏切りのサーカス』以来です。

目指す所がハイレベル故に、今後、脚本には一つ踏み外せば破綻する可能性だけでなく、
視聴者がふるい落とされるリスクもつきまとうと思われます。

スタジオが万策尽きて総集編wもあり得そうな制作陣容ですが(苦笑)
本作の場合はむしろ、考察が追いつかなくなった視聴者が万策尽きる前に、
六話辺りでまとめレポート風の振り返り総集編を挟むのも一手かもしれません。{/netabare}



【一話感想】嘘つきの一分(いちぶん)

{netabare}古今東西スパイはみな嘘つき。
必然スパイを描いた物語は嘘を美化した演出を多用します。
嘘は罪と糾弾するなど無粋。
時に毒舌やユーモアも交え、如何に華麗に騙すか。
存在そのものが虚飾であるスパイたちは、嘘にかける情熱が半端じゃありません。
欺し騙され……業を背負ったスパイ稼業は見る者を惹き付ける娯楽へと昇華するのです。


19世紀・蒸気機関の煙が立ち籠める大英帝国風のロンドン。
新物質「ケイバーライト」により空中艦隊実現、覇権国家へとぶっ飛んだ挙げ句、
革命により「ロンドンの壁」を境にアルビオン王国とアルビオン共和国に二分された架空世界。

対立の狭間に“女子高生”スパイをロンドンに暗躍させる本作は、
“嘘つきエンターテイメント”を自称し、嘘を多用どころか濫用w
個々の嘘には一定のセンスを感じたものの、
嘘が多すぎて、風味は出しすぎた紅茶の如く渋いw

このまま“小さな嘘”の乱射ばかりが続いたらしんどそうですがw
本作は冒頭から産業革命社会の貧困と矛盾、「ケイバーライト」の不都合な真実?など、
“大きな嘘”暴露の伏線も垣間見え、いい意味で不穏なムード。
全ては煙るロンドンの空に霧消する嘘に過ぎないのだろうか?
それとも各スパイ女子高生が嘘を纏った理由が開示される過程で、
スモッグの切れ間から一筋の“真実”の光明が差すこともあるのだろうか?

魔都ロンドンに蠢く謀略と嘘に巻き込まれないよう、
ある程度、斜に構えて楽しみたい、ビターな雰囲気の作品です♪


……黒蜥蜴星より愛を込めて(嘘w){/netabare}

投稿 : 2017/10/23
閲覧 : 403
サンキュー:

41

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

個人的に夏アニメの大穴枠でした!!

原作未読(あるの?) 全12話

あらすじ
スパイになった少女たちのお話し

では感想を
超~面白かったです!
夏アニメの大穴枠でした!!

スパイアニメって事で(ジョーカーゲーム)風な作品だと勝手に思い込んで敬遠していました^^;
でも、他のレビュワーさんたちの感想を読んで視聴。

うん、全く違いましたねwww
個人的にはこっちの方が面白くて好きでした^^
本当に面白かった!

(ジョーカーゲーム)は本当にスパイで情報戦って感じで盛り上がりがちょっと^^;
でも、こっちは複雑な設定にアクションが絡み合って、かなり良質なアニメになっていましたね♪

印象的にはトム・クルーズ主演の(ミッションインポッシブル)のアニメ版って感じですかね。

話数の途中で物語がチームの出会いの話になったり、過去の出来事の話になるのは演出なのかな?
個人的にはそのおかげで一気見できたと思っています。

ただ、単純にストーリーを進めるのではなく、キャラをより深く知る事が出来ました♪

残念なのはキャラデザですかね?
凄く、超~可愛いのですけど、世界観にはちょっと・・・ね。
まあ、可愛いは正義なんで個人的にはおkです
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

作画ですが、崩壊はなかった気がします。
背景とかも(あ~アニメ)って感じですかね。

声優さん、良かったと思います。
が、プリンセス役の関根明良さん。もう少し、本当にもう少しだけ頑張ってくださいwww
あとベアト役の影山灯さん、張り切り過ぎですwww

音楽はとっても良かったと思います。
OP,EDともに世界観にあっていて、印象的でした^^

キャラは先ほど言いましたが可愛すぎ^^;
可愛すぎて世界観にあっていないってwww


2期があったら私は必ず見ますね^^
それぐらい面白かったです♪

あの終わり方なら2期があっても良いと思います^^

アクション系とかスパイ物が好きならハマると思いますよ。
ちょっとファンタジー要素も含んでいます。

百合成分とまではいかないけど、女性の友情成分が良い感じに含まれています。
コメディー成分はちょっぴりだけで、恋愛要素は一切なし!
女スパイですけど、せくし~なシーンとかもないですよwww

2話まで見たら最後まで視聴したくなるアニメです^^
キャラデザやスパイアニメって敬遠されている方。
ぜひ、視聴しちゃってくださいなwww

多分ですが、誰が見てもそれなりに面白いって言えるアニメだと思いますよ
(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン



では最後に一言
絶望した~!途中途中に神回を挟むアニメに絶望した~!
あんなことをされたら最後まで一気に見るしかないじゃないですか!
睡眠時間を削って最後まで見ちゃいましたよ~!
面白いアニメは睡眠不足からの美容の敵な事に絶望した~!

投稿 : 2017/10/23
閲覧 : 296
サンキュー:

23

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

かっこいい!!こんな女の子憧れちゃうなぁ~w

女の子なのにとにかくカッコイイ!

OPからゾクゾクってしちゃった^^
The Other Side of the Wall
Void_Chords feat.MARUさん

全12話ですけど、物語の順番はバラバラで、
case23(Take23みたいな?)とかもあるので、
もっと長く続くのかと思ってましたw

ある意味ダイジェスト版的な感じなのかなぁ??
でもしっかり最後は〆てくれてますw
最初疑問に思ってたこと、出生とか関係とかはちゃんと理解できました^^

2クールとかそれよりも長く続いてくれたら良かったかもですね~

投稿 : 2017/10/23
閲覧 : 163
サンキュー:

7

daika さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

DTBを匂わせた

一話を見てDarker than blackのような雰囲気に大きな期待を持ったが、終盤すこし失速した感じ。

キャラデザインが自分にとってはあまり合わなかったのと謎が少し残ったのがマイナスだった。しかし、最後まで視聴したし、楽しめたので良作だとは思う。

投稿 : 2017/10/19
閲覧 : 198
サンキュー:

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プリンセス・プリンシパルのストーリー・あらすじ

舞台は19世紀末、巨大な壁で東西に分断されたアルビオン王国の首都ロンドン。伝統と格式ある名門、クイーンズ・メイフェア校には、5人の少女たちが在籍していた。彼女たちは女子高校生を隠れ蓑に、スパイ活動を展開。変装、諜報、潜入、カーチェイス……。少女たちはそれぞれの能力を活かし、影の世界を飛び回る。

「私たちは何?」
「スパイ。嘘をつく生き物だ」(TVアニメ動画『プリンセス・プリンシパル』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年夏アニメ
制作会社
Studio 3Hz / アクタス
主題歌
≪OP≫Void_Chords feat.MARU『The Other Side of the Wall』≪ED≫アンジェ(CV.今村彩夏)プリンセス(CV.関根明良)ドロシー(CV.大地葉)ベアトリス(CV.影山灯)ちせ(CV.古木のぞみ)『A Page of My Story』

声優・キャラクター

今村彩夏、関根明良、大地葉、影山灯、古木のぞみ、菅生隆之、沢城みゆき、山崎たくみ、土師孝也、飯田友子

スタッフ

キャラクター原案:黒星紅白、 監督:橘正紀、シリーズ構成・脚本:大河内一楼、キャラクターデザイン・総作画監督:秋谷有紀恵、総作画監督:西尾公伯、コンセプトアート:六七質、メカニカルデザイン:片貝文洋、リサーチャー:白土晴一、設定協力:速水螺旋人、プロップデザイン:あきづきりょう、音楽:梶浦由記、音響監督:岩浪美和、美術監督:池信孝、美術設定:大原盛仁/谷内優穂、色彩設計:津守裕子、HOA(Head of 3D Animation):トライスラッシュ、グラフィックアート:荒木宏文、撮影監督:若林優、編集:定松剛

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