当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series(TVアニメ動画)」

総合得点
78.8
感想・評価
755
棚に入れた
3307
ランキング
535
★★★★☆ 3.7 (755)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Seriesの感想・評価はどうでしたか?

KINAKO音大生 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キノの旅

とあるアニメでうんざりした後にふと目について観たら、えっ?何これ?めっちゃいい作品やん!!
本当にラッキーな気分になった。いいアニメにふいに出会う瞬間を味わった。
何がいいって、淡々と進む…えっそこ説明なしか…でも、すぐに気にならなくなってキノの世界観に連れていかれた。説明ないのがいい。ダラダラしてるようで全くしてない。観る側に委ねるところがいい。最近押し付けアニメと説明ダラダラアニメ観てたから本当にスッキリしました。
1話でグッともっていかれましたね。設定、内容、世界観、キャラ…、これかなり芸術的要素のかたまりの作品。個人的にはアニメランキングベストテン入りです!!

投稿 : 2019/03/12
閲覧 : 403
サンキュー:

3

ぽるん。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私のお気に入り

子供の頃よくもしもこんな世界があったら…こんなルールがあればいいのに…こんな世界に住みたい!とか、今考えればあり得ない突拍子もない事思ったりしてませんでしたか?
私はよく思ってました。社会の仕組みや常識を知った今じゃ思い付きもしない事を沢山。

凝り固まった頭をふにゃふにゃにしてくれる、そんな原作を小学生の頃に読んでから成人した今でも読むたびに面白い面白いって夢中になれています。

是非!原作を読んでほしい!!読むたびに面白さとは別に何か教訓?のようなものを教えてもらえているような気がする…そんな本です。

前にもアニメ化されてるけど前のシリーズは作画重視の私には苦しくて…観れなかった…でも!でも!今回は!!!!!
す!!き!!!好き!この言葉に尽きます大好きです。

作画も綺麗だしストーリーは勿論、あぁ好きだなぁと落ち着ける、感動する作品です。
予想外で最後まで展開が読めず、伏線も綺麗に回収してくれてすっきりします。


原作を知っていて結末が分かっていても泣いてしまう涙脆さでした、、( ; _ ; )

投稿 : 2019/01/19
閲覧 : 361
サンキュー:

3

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

前作よりテンポ・キャラデザ等が改善、眠くならない作品に

 私にとってはキノはまるで銀河鉄道999で、到着した地で、いろいろな価値観、考え方に触れ、それを正すでも意見を言うでもなく降りかかる火の粉を払うだけで去っていく、それの繰り返しだと感じています。
 前作は演出が退屈ですぐ眠くなってしまったのですが、本作はキノの作画が少し大人っぽくなり、カット割りやテンポも改善されていたような気がします。眠くならず、さして期待していなかったこともあり、結構楽しめました。話も時系列にそわせなかったり、途中キノ以外のキャラの話を差し込んだりするのも工夫だと思います。

 AT-Xで前作の再放送をしているので観ています。以前ほど退屈しないようになっていました。私自身がキノの世界観に浸れるようになったのだと思います。今度、本作も再放送するみたいですので、録画して見比べてみたいと思います。

投稿 : 2019/01/04
閲覧 : 326
サンキュー:

9

ネタバレ

アニオジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

地味な旅の物語だが、奥が深い作品

主人公キノが相棒である言葉を話すバイクのエルメスと、様々な国を旅するといった作品。
昨今の主人公最強・無双ものが全盛のなか、派手なアクションシーンや秘密兵器、魔法などは一切なし。
ただし、キノが訪れる国はそれぞれ独自の世界観・価値観といったものを持っており、旅人のキノを通していろいろと考えさせられてしまう。
その国々の物語が一話完結なので、重くなりすぎずに丁度よい。

ついでに、キノのCVが悠木碧ですが、最初は気が付かなかった。
恐ろしい声優さんですね。

投稿 : 2018/11/04
閲覧 : 274
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 1.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1期に大幅に劣る

今作は、1期より全然劣ると思う。
まず、新作で良かったのは5話の嘘つき達の国くらい。
この回は神回だった。
他は、リメイク(2話以外)を除いて微妙なのが多め。
1期と比較したら微妙という意味だ。
もう少し良い話をセレクトするべきだったと思う。
作画も前作の良さが無くなった。
CGをかなり使っていて1期のキノらしい独特の雰囲気が崩れてしまった。
クオリティーが低い訳では無いと思うが...
音楽はOP、EDは普通。
劇中BGMは場面と合ってなく悪目立ちしている時もあった。
1期と比べて良くなったのは声優くらい。
陸だけは酷かったが
まあ、まとめると作品として1期の方が圧倒的に良かった。

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 304
ネタバレ

8bit さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

動いてない…

4話まで視聴、脱落。

キャラクターの意思がまるで伝わってきません。
悪党を描くのに悪党らしい行動・言動を取らせる
「悪党だから」って理由で記号的に動かされているキャラクターがただそこにいるだけ。

そこに至るまでの経緯を考えたらそんな行動は取らないだろっていう行動を安易に取らせる。
どのキャラクターも終始その調子。
動いているのではなく動かされている。

コロシアムの回は笑っちゃうくらい酷いですね。
人間の描写じゃない。

以下コロシアム回の突っ込み。
{netabare}
門番を必要以上に悪者に描く。それはもう分かりやすく悪者。
「ひゃっはー」とかリアルに言わせちゃう。80年代のアニメかよ。

1回戦の相手、裸姿に武器は鎖鉄球。
コロシアムにちなんだ描写なんだろうけど舞台設定としては現代に近い世界だよね?バイクとか現代的だし。
そんな時代に裸で鉄球って…
服装一つとって見ても統一感・説得力がない。

更には行動にも説得力がない。
重火器の使用が許可されている時点で生身で勝てないのは誰でも分かるでしょ。
案の定一発撃たれて戦意喪失降参ってさ。
強制出場ならまだしも任意出場でコレは無いでしょう。

以降の対戦も同様。
こんなの銃を持ってるヤツが勝つルールでしかない。
なんでそれすら疑問に思わず生身で出場するんだこの世界の住民は。

観客も大いに記号的。
「いけー!」だの「そこだー!」だの、盛り上がってはいるけれど、上記の理由で盛り上がる要素がない。
何故なら銃持ちの一強だから。
もし自分が観客なら銃持ちが出てきた時点で「もうコイツの勝ち確じゃん、他に銃持ちが出ない限り」でとても盛り上がれないと思うけどね。
現実なら銃持ちが出てきた時点で「ザワッ」とすると思うよ。
「これでよりいっそう盛り上がるぜ!」なんてならないでしょ。

モブだって生きている、そこに感情はある。
そういった本来ならあるのモノを一切省いた結果がコレ。
薄っぺらい。中身がない。人間ではなく人形。
{/netabare}
勢いや世界観(ギャグ等)で誤魔化すならまだ緩和されるんですけどコレは無理です。

投稿 : 2018/09/22
閲覧 : 343
サンキュー:

9

lostmemory さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

旧作の方が断然良い

久々の新作だが旧作と比較して良かったのは
キャラデザぐらいだろうか。声優に関しては
好みの問題なので触れないようにする。

差が大きくついたのは演出というか、この作品の
捉え方。旧作はこの作品がどういう作品かを非常に
理解したうえで作られていた。亡くなられたのが
非常に残念だがさすがは中村隆太郎監督だったと思う
今作はこの作品の解釈を間違っているというか
どういう風に見せるべきかを勘違いしている

この作品は世界があり国がありそして人があるのだ
その中でキノが旅をする話だ。だから見せる順番
を間違えてはいけない。優先度としては世界、国、
そして人の順番だ。キノは人に入るので優先度として
は最後だ。それをこの作品は間違えている。

この差は旧作とかなり大きかった。一見似たような
作りでこうも違うのかと。

簡単に言えば人ばかり見せて世界や国をほとんど
見せてなかったし掘り下げもしなかった。
これではこの作品の良さをまるで引き出せて
いないしまるで話にならない

投稿 : 2018/09/19
閲覧 : 342
サンキュー:

12

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

切ない旅物語

キノは、アニメ視聴前にネタバレされたので
性別が女子ということは分かっていました。
そして名前も本名ではないことも…

その話が明かされるエピソードを見て
唖然というか衝撃を受けました、
キノという男性の旅人がいて彼が載っていたバイク
そのバイクにキノが乗ることになります。
理由は、キノという旅人と出会って
少しずつ国への考え方が変わったキノを
実の両親に殺されかけ旅人がそれを守ってくれました。
ただ、旅人はキノを庇って死んでしまったので
ずっとあそこにいたらいずれ殺される
その時バイクが喋りだし
生きたいなら逃げろ

その言葉を聞いて運転もしたことがなかった
主人公はバイクに乗り生きるためにバイクに乗り
名前がなかった主人公に、死んだ旅人の名前をつけて
今に至る

この話が印象でいまでも映像が浮かびます
他は、いろんな国にキノが行って
3日たったら、次の国へを繰り返す
ただ、国によってはバトルロワイヤルなどもあるので
命懸けです

投稿 : 2018/09/08
閲覧 : 291
サンキュー:

4

yowano さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

多種多様な国を舞台にした連作短編

多種多様な国が出てくるので単純なファンタジーとして面白く、
それぞれの国ならではの物語が綴られるので飽きを感じることが少ないです。

額面通りの展開にはなることは少なく、結末に驚くことがままあります。
ハッピーエンドもバッドエンドもあり得る作品なので、
オチがある程度読めてもどちらに転ぶか分からないという緊張感があります。

ただ、どの話も安定して楽しめるクオリティだったと思う反面で、
物凄く面白かった、物凄く感動した、といったことはありませんでした。
連作短編なので、カタルシスを形成するのが難しいという事情もあると思います。

投稿 : 2018/08/26
閲覧 : 241
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

寝ているシーンが多い

微妙な立ち位置でのアニメ化だったと思います。原作はまだ続いていて14年越しの新作アニメ。相変わらず旅人がやたらもてはやされてるのがシューール。
別に無理に旧作と全く同じ話を入れる必要性はなかったと思います。どういうスタンスで物語を楽しめば良いか分かりませんでした。
大人の国のエピソードは脚本演出ともに素晴らしかったです。しかし圧倒的な不条理をキノの旅の原点として描いていることを踏まえた上で作品全体を振り返って、感情に訴えかけてくるような余韻が全く感じられません。
原作から適当にピックアップして並べただけという印象が強いです。。
ストーリー構成力、雰囲気に関しては1期に大きく軍配が上がると感じました。
師匠の話も新キャラもなんかいまいちで、ほんと中途半端でしたね...

投稿 : 2018/08/26
閲覧 : 232

-Cha sMIN- さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一気見してしまったことに間違いはないのですが

.
果たしてこの物語を
みなさんにオススメしてもよいものか

なるほどと興味深く
一気見はしてしまったのですが…


予備知識を入れずに視聴を始めるので
評価点も高く タイトルから 
「さわやかな旅の物語」
と思っておりました


決して
たぁのしぃ~
と視聴できるお話ではなく…

ときに苦しく酷な話もありました


ですが やはり
次はどんなストーリーだろう
と興味をそそられ

最後まで視聴してしまいました

投稿 : 2018/07/31
閲覧 : 273
サンキュー:

4

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

意外なキャラが実はその回の主役だったりするので意外性のある展開にハッとしました。

まず観る前に思うことは私は録画した分をまとめて観るやり方で観ているので
録画したビデオ一覧を見るとサブタイトルに「人を殺すことができる国」
だとか「嘘つき達の国」だとかあっ・・・独特な色んなきまりのある国に行く旅の内容なのかな・・・
と思い。観る前は独特なきまりのある色々な国に行く旅に出るという興味が出る
面白そうな内容だなと期待感がありましたね。

設定は少女か少年か青年かは判断しかねる絶妙な容姿の持ち主の人物が
バイクで旅をするというもので
1話1話、違う国に毎回滞在するものとなっている。
なお自分は2003年版は観ていないのであくまでも
2017年版を観ただけの感想になります。

まず思うことは作画が綺麗ですね。
城壁のタイルが1枚1枚色の塗りの濃さが違い
それだけでなく見て自然な感じに違うように見える
ようになっていたり、城壁に絡みつく藻などの植物なんかも
実に自然にまとわりついていたり
地面のひび割れがこれも自然な感じのひび割れを
演出しており全体的に綺麗な作画で自然な世界観を演出していたのは
凄く良かったです。
うーん、CG全盛期の時代にこれだけ自然な感じの世界観を出せたのは感心しました。

1話の「人を殺すことができる国」については
インパクトはありましたが想像の範疇の内容で実態については1枚上をいっている
裏を描いたものではなくて普通でしたね。
驚きとかはなかったです。
今回のケースはみんなが見ているからそれで良かったけど
そうでない場合はどうするんだ?と思ったり
そうなってくると所詮私刑だし気になる部分は多く
意味や言いたいことはわかりますが説得力に関してはやや弱い。
ただセリフまわしは皮肉がこめられて1つ1つのセリフに意味があり
それを聞くと伝えたいことはきちんと伝わってくるので
制作者の主張は理解は出来る。
オチの部分はこれから「人を殺すことができる国」に行く人と
主人公との会話になるのだけど
これは「人を殺すことができる国」を観ていた視聴者が
聞くとニンマリする内容になっているので
こういったさりげないシーンでニンマリ出来るオチを持ってこれたのは
良かったのではないでしょうか
この点については「おっ・・・」と思いました。

その後も色んな国に行ってましたが
やはりインパクト重視でしたね。
衝撃的な展開や不思議な世界観をもつ国など
強い印象度が残る作風でした。
風刺やらもあったりで皮肉で制作者の伝えたいことは伝わってきたし
オチまで観ると最初はわからなかったけど、なぜその国が存在していて国の目的まで
わかることもあったりで1話完結ストーリーで各1話1話
最後まで観ると毎回全てが繋がりそういうことだったのかと
実感出来る内容だったのはよく考えて作っているなと思いました。
風刺も効いていることもあったりでいいスパイスになってその点も良い。
キャラのセリフも断言するのではなくて
視聴者にその意味を考えさせるヒント的なものが多くて
それを聞いたら視聴者があらためて整理して
自ら答えを導き出すものとなっていて
視聴者自身が自分で考えることにより、「あっ・・・」
そういうことだったのかと、これも実感出来る作りで
セリフまわしは効果的に作用していました。
伏線も1話完結型なので引っ張らずに毎回回収するので
ああ・・・ここが伏線だったのかとわかりやすくスッキリとする作りで
複雑にならないことによるプラス面がよく出ていて
その点は1話完結型の良さをいかしていましたね。

キャラは全体的に地味でしたが1話1話色んなキャラが出てきて
ストーリーの流れに強く絡むキャラが多くて
地味ながら印象に残りやすいキャラの使い方は上手かったと思います。
色んなキャラのストーリーがみれるので飽きにくい作りで楽しめました。
ゲストキャラなのかサブキャラなのかモブキャラなのか
最初はわからないのですが、ストーリーの流れで
ゲストキャラなのかサブキャラなのかモブキャラなのかがわかってきて
その配置は上手いし
意外なキャラが実はその回の主役だったりするので
意外性のある展開にハッとしました。
そういう驚きの展開もお楽しみの仕掛けになっていたと思います。
なのでキャラの配置は上手いし意外性があってよく考えていた。

キャラの設定、キャラの性格も上手く設定しているなとストーリー上で
わかる作りなので、その作りこみはこれもよく考えていました。
例えば主人公は終盤実は「○○○」だったとわかるのですが
そこに至るまでそれでおかしくないキャラの設定、キャラの性格が出来ていているので
その瞬間、そのことに説得力を感じたので設定が上手いな・・・と思いました。

問題点はインパクト重視な作風なので衝撃的な展開が合わない人には合わないでしょうね。
終盤はやりすぎて流石にまたか・・・と思いました。
その傾向が強いので・・・世界観は色んな国があるので統一性がないのは
ある程度はしょうがないとは思いつつも
中世ぽかったり現代ぽかったり近代ぽかったり人工知能がある未来的だったり
犬が喋ったりバイクが喋ったり何でもありなので自由度の高さは
印象が残り不思議な世界観もあって面白さになっているのだけど
流石に自由すぎるだろうとは思いました。

声優さんについては主人公役の方は地味でしたね。
やや無感情で起伏はない演技でしたが
喋り自体は一言一言しっかりと発言していて演技自体は悪くはなかった。
終盤の主人公の子供時代の演技は別の演技作りになっていて
演じ分けが出来ていて上手いなと思ったので
演技が下手とかではなくてこういう役だと思いました。
全体的にも地味ながら声質は合っていたし
演技力もまずまずで問題はありませんでした。

まとめるとインパクト重視な展開は否めないが
その分、印象には残りやすいし不思議な世界観も魅力的でした。
1話完結ストーリーで各1話1話オチまで観ると
30分間の色々な出来事が毎回繋がっているとわかるストーリーで
ストーリーの作りもしっかりしていました。
キャラも地味ながらストーリーに絡むし設定もきちんと考えているなと思いました。
キャラのセリフも視聴者にあらためて考えてもらう
言い回しになっているのも考えらせられましたし
1話の私刑じゃないのかな?の点と自由すぎる世界観やインパクト重視が気になったが
面白かったです。

投稿 : 2018/06/30
閲覧 : 346
サンキュー:

7

ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

旅人にはなれない

アニメ前作も原作も見ていないですが、
リメイクされるほどの作品ならストーリーにも一定の評価があるのだろうと思い、視聴中です。

何がストーリー面で評価されているか振り返ってみます。

話はいくつかのジャンルに分類出来ると思います。
それはキノが話の中でどのような立ち位置にいるかで変わってきます。

{netabare}
まず、大きく注目されているジャンルは、「国のあり方」。
「人を殺すことの出来る国」「迷惑な国」はその中に分類されます。
現代の倫理観を逸脱した法律を定めていたり、
国の形として特殊な国であったりする話です。

ここではキノは傍観者に近いポジションに立ち、
視聴者に国を見せることをしています。
そこから視聴者が何をメッセージとして受け取るかは自由ですが、
キノという「旅人」と、視聴者という「旅人」でない人間の、
その国へ思うことは全く違います。

視聴者は旅人ではないので、自分の属する現代社会へ何か思ってしまいがちですが、
何にも属する物が無い旅人としてみたら、どのようにその国は見えたでしょうね。
ここから感じるのはキノの旅であっても視聴者には旅ではなく、
他国のあり方を見て自国のあり方を見させられているという、
少し窮屈な話があるなという感想です。(一つのジャンルにおいて、です)



次に上げられるジャンルとして「キノの旅」。
これはキノもしくは主要な登場人物が国に干渉し、
そのあり方が変わってしまう話。
このジャンルの本質は、旅人の旅を見るというところにあると思います。
「コロシアム」や「船の国」「歴史のある国」といった話が上げられます。

現実的に考えれば旅人が干渉することで
国のあり方や腐敗が正せるなどというのはありえない。
視聴者に「旅人の話」もしくは英雄譚のような沸きあがる話を見せるジャンルです。

「船の国」におけるシズのあり方は旅人とは少し異なるのではないかと思います。
キノとの比較だと、わざわざ干渉することを避けたキノと、自ら国に干渉し民を救おうとしたシズ。
沈み行く国で満足している民にシズは自分のしたことを非難されます。

旅人が訪れた国に干渉しては悪いというルールはどこにもありませんが、
訪れた国をありようをただ見る旅人は、シズには当てはまらない。
彼には干渉して押し付けたいルールが有り、キノにはそれが無い。
シズという視聴者に近い存在にスポットを当てることで、
中々ニュートラルな話になっているかと思います。



3つ目のジャンルは、「人間模様」。キノが干渉もせず、国のありようもあまり特異なものがない中で、人間模様を描くディープな話。
「嘘つき達の国 / 旅人の話」や「雲の中で / 雲の前で / あの日から」が当てはまります。

私はこのジャンルが一番好きですね。
小さなコミュニティの中での人間模様の美しさや、精神的な強弱を描いた最も「旅」感のあるジャンルです。
キノが干渉する必要が無いのは、そこに素敵な物や関係が有り、
旅人がきても変化させようとする、もしくは変化してしまう物が無いのでしょう。
私が旅をするなら、こういう人の触れ合いを見たい、という事なのかもしれませんけどね。
人の触れ合いにより、旅人と私は、何かを与えられた気分になる。そういうジャンルだと思います。


さて「大人の国」の追記で最後にしたいと思っています。
上記したジャンルのミックスとも取れますね。
作者さんの構成力が上がったのかな?と思いましたが、
この話自体は第1巻の5話目だそうです。
そういう情報を込みで考えると、
作者のありとあらゆる物を詰め込んだような荒削りな章なのかもしれません。

大人たちの描写には作者の大人に対する不満や、社会に対する不満が見え隠れし、
旅人とキノ(主人公)の問答により、常識の破壊から生じる世界の変化を描き、
モトラドのエルメスとのやり取りの中に旅の相棒に対する感情と、
大人からの開放、もしくは旅によるキノの変化を描く。

様々なジャンルの要素を詰めこんでおり、作者の磨きすぎていない原石的才能が光る、
確かに多くのファンに評価される事はある章ですね。

{/netabare}


総評

1話完結方式なので、各話で選り好みされるのは納得です。
各話によって話が受ける層が異なるのが違うなと感じています。

旅をする国によって旅人へ与えられるモノもあれば、旅人から国へ与えられるモノがあります。
与えられる物は、秘密であったり、意思であったり、感情だったり。
旅人が国に与えるのは、おおよそその国の変化のきっかけですね。

旅人が何を貰い、旅人が何を与え、私達視聴者に何を伝えようとしているか。
そんな事を考えながら見ると面白いのではないでしょうか。

投稿 : 2018/06/09
閲覧 : 519
サンキュー:

50

ネタバレ

kurosuke40 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世界の美しさについて

「あのシズって人はよくいろんな国に干渉するけど、キノは基本不干渉だよね。」
「そうだね。」
「なんで?」
「なんでって……。性格によるところもあると思うけど」
「性格?」
「えーと……。そうだね、ここに絶妙に積み上げられた石があるとする。」
「絶妙? 今にも崩れそうな?」
「そう、なんで崩れてないのかわからないような。」
「僕はね、その状態自体が好きなんだと思う。だけどシズさんは危なっかしいと思って地に降ろしちゃうんだろうね」
「なるほど、性格の問題だ」
「だね」
「でも、キノも干渉したこともあったよね。そのシズって人の国とか」
「僕にだって好きな作品もあれば嫌いなのもある」
「キノの好き嫌いが激しくなくて良かった」
「全くだ」

--------------------

原作ははるか昔学生のころに。
口調とか呼び方とかは異なっていたらごめんなさい。

国と国の間を巡る旅人のキノとエルメスの寓話的お話群。

1巻の冒頭にある「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい」という言葉について、なんとなくそういうことかと腑に落ちた。


世界は美しくない。
世界は理想とはかけ離れた、不揃いなものばっかりだ。
完全な円なるものもなければ、理想的な人や人生なんてものもない。

世界を構成するのは人の臆病さ、あるいは偶然だ。
準安定的な位置で立ち止まって、より安定的な位置に怖がって移動しない人の弱さ、
あるいは、たまたまとしか言いようのない周りの環境やいろいろなタイミングの偶然。

ただそれらがあれやこれやと積み重なった状態が、今ここに現存するということ。
どうやったらこの状態になってしまうのか、と訝しる状態。
砂上の楼閣のごとく成り立っている一見平凡に見える今の状態。
設計という言葉とは無縁な構造物が世界に存在する。

キノが感じる美しさとは、さながら、「定規では描けない不規則な人模様」といったところか。
世界には完璧さ、完全さという意味の美しさはないけど、
絶妙なバランスで積み上げられた石に対するような感銘を与える構造物になっている。

嘘つきたちの国の構造が見えたとき、
あなたはその構造の美しさを感じなかっただろうか。


また、その美しさは当の本人たちには往々にしてわからないものらしい。

キノ自身だってなぜ今彼女自身がここにこのようにいるのか。このようになっているのか。
彼女自身には意味がわからない。
彼女にとって、彼女はただ彼女であり、普通で、何の変哲もないものである。醜くさえ見える。

ただ我々から見て、キノの人生は壮絶なもので、
実際、キノという男性の旅人や師匠との出会いや、彼女自身の1つ1つの選択から成り立っている。


私にとって私の人生は何の変哲もないものだけど、
きっと他の人から見ると美しくも見える。そういうものなのでしょうね。
誰の人生も。


蛇足
アニメは主要人物に関わる話を選んで、1つの物語としてまとめている。
いわゆるコナンで言うところの黒ずくめの男たちに関わる話をピックアップした感じで、
そのため、キノと同じ楽しみ方は原作より薄いかもしれない。

人模様を描いた作品だから、皮肉になり、寓話になるのでしょうね。

優しい国はちょっと非現実的じゃないかなーと、郷土愛がない私からは思えてしまうけど、
郷土愛にあふれた人だとああなるのかな。

もう視聴したのは結構前ですが、ちゃんと感想は書いとかないと前に進めない感じがあったので、書いとく。

投稿 : 2018/05/20
閲覧 : 312
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「少女終末旅行」と比べてみると( ゚ ρ ゚ )ボー

(;-ω-)ウーン

「少女終末旅行」はアニメ的に好き♪
「キノの旅」は個人的に好き♪

まっ、どっちも好きなのです♪

先に「少女終末旅行」を見てしまったせいか、「キノの旅」もそうかと思っちゃってましたww

先に情報を入れて無かったので、より楽しめました(*-`ω´-)9 ヨッシャァ!!



【銀河鉄道999を思い出してしまう…】
{netabare}
1話からかなりハードで先すぼみしていくかなぁと思ってたら、最後まで楽しめました♪

途中でふと…

「なんか雰囲気が銀河鉄道999に似てるかな?!」

と、思ってたら作者はこの作品の根源にあるらしいと仰ってた♪

でも、他にも今までで見てきたアニメや漫画に似てるような作品があるんだよなぁ(;-ω-)ウーン

特に5話の後半「嘘つき達の国」がなぁ(;-ω-)ウーン


あっ!そだ!Σ(゚□゚)

魔夜峰央がパタリロでよく使ってる手法だ!

(*´д`*)スキーリ
{/netabare}


【11話がいろいろと…】
{netabare}
初代キノがあっさりと殺されてしまう!

えっ?そのまま放ったらかしで逃げるの?

(;-ω-)ウーン

なんか物足りなくてスッキリしなかった…

いろいろと考えさせられた…

そうだ!今のキノには初代キノの言葉が心に残っている。これって重要だと思う。


今はネットで誰とでも気軽に繋がる事ができる時代。

でも…

付き合いが無くなると、その人の事を忘れてしまう人もいる。

これって、その人が亡くなったのと一緒じゃないかなぁと、いつも思ってしまう…

だけど…

特に気に入った人は覚えている♪
今でも私の中にはその人が存在している♪

リアルでもそういう人は何人かいる…

私の大事な存在であり、思い出だ♪

簡単に連絡がとれなくて、もう生きてるか死んでるかは分からない人もいるんだけどね(´∀`*)ヘヘ

原作を読んでいないので、初代キノも もしかしたら、どこかで生きててくれたらなぁ。
と、ほのかに期待してます♪
{/netabare}


【道徳観とかモラルとか…】
{netabare}
「キノの旅」の国によって道徳観や正義感とかモラルとかの…価値観がいろいろ違ってて、自分のそれとは違うと話がピンと来ない人が多くいると思う。

身近な価値観(文化)を思い出して欲しい…

「日本人はクジラを食べる」
これは欧米諸国から忌み嫌われている。
若い人は知らないだろうが、「クジラの竜田揚げ」は格別だ!(・¬・)

「犬を食べる国」もある。日本人やペット愛好家が多い国にからは忌み嫌われている。

このように、国や部族、時代や世代等、価値観は違ってくるものだ。


さらに、もっと身近な…

ネットの…特にコミュニティでは価値観の近い人が集まっている。

コミュの数だけ価値観があり、同じコミュの中でもグループがあって各々価値観が違ってくる。


そして…

そこに当てはまらない人は排除されてる気がする…特に「無視」という形でねww

攻撃される(殺される)場合も時々ある。

そのグループのモラルという事で注意(排除)される時も…

こういった事を「酷い」と思うかもしれないが、価値観が近い人同士が集まると、こういった事は常に起こっているものなんだと思う。


人の価値観を考えてみると…

同じようなエゴを持ってる人が、同じような価値観なのかと思う。

ネットでは特に理性が無くなりやすいから、エゴが出やすい。

反面…エゴが出るからこそ、個性が出やすくオモロい奴もいる。


まっ、どんな価値観(エゴ)を持ってようが、オモロかったら私は何でもOKですけどねwwこの作品にしても♪

私にとっては、気に入ったのが「正義」、気に入らないのが「悪」という価値観しかないので(´∀`*)ヘヘ
{/netabare}



【続きはあるのかしらん?】
{netabare}
最終話はなんか私の中ではあっさり終わった感じに思えた。
羊のあからさまに人が言ってるような鳴き声には笑ってしまったが、何かの意味があるのかしら?

どうしてこれを最終話にもってきたかは、わからない…

(;-ω-)ウーン

9話のエンディングに作者の「あとがき」が流れた。

あれ?これで終わりと思って話数を確認すると、あと3話ある。

もしかしたら…

本当の最終話は9話であって、残りの3話はエピローグ?!

10話→「優しい国」視聴者を感動させたかった?!オマケ?!
11話→「大人の国」でキノの過去を
12話→エピローグ付けるのに「羊たちの草原」の後に付けるしか、なかった

(;-ω-)ウーン

無理やりだぁww

10話が最終話ならなぁ。
どっちにしてもスッキリしないorz

どうやら投票でアニメ化のストーリーが決まったみたいだし、原作者も制作に口を出してるみたいだし、いろいろあってこうなってしまったのかな?!

ハァ━(-д-;)━ァ...わからんちん。

とにかく!物足りない!
だからこそ続きを切に願います♪


漫画版もそんなに刊行されてないみたいだから、活字嫌いだけど原作読んでみようかなぁ…

嫌!ダメだ!

このアニメはストーリーを知らない方が楽しめる!アニメが気に入ったらアニメを最初に見たい!
3期まで我慢するしかないなぁorz

それにしても…1期を見た人の酷評も多く見かけたし、私は2期から見れて良かった♪1期見てもまた魅了されるだろうからね(〃艸〃)ウフフ♪
{/netabare}

投稿 : 2018/05/15
閲覧 : 284
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

キノとエルメスがちょっと風変わりな国々を旅する話

原作未読。今作は最終話まで視聴。前作は未視聴。

少し風変わりな国を、かなり風変わりなバイクと旅する話。

中学生の頃、やたらとハマっていた「星新一」や「小松左京」を思い出した。
SF+ショートショート。ブラックユーモアが溢れる作品。

この作品の最大の面白さは、主人公が決して善人では無いところだと思う。
小柄で華奢{netabare}な少女{/netabare}なのに、やっていることは、決して、単なる善人では無い。
{netabare}殺人{/netabare}をはじめ、身を守るためなら何でもする。

最終話に至っては、『こんなシーンを放送してもいいのか?』を疑問を投げかけたくなるほど酷いことをする主人公。
動物愛護云々言うつもりはないけど、一気に後味の悪い作品になってしまった。

11話までなら、そこそこ高評価だったのに・・・。
少し残念な最終話でした。

投稿 : 2018/05/14
閲覧 : 639
サンキュー:

57

ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

流れの革命家ごっこ

2話までの感想
{netabare}あっれー?こんな作品だったっけ?
あっれーーー?
ま、まだ2話だしね、今後の挽回に期待。{/netabare}

3話までの感想
{netabare}↑の感想ではあんまりなので2話の感想から。
敵を倒して──イヤな奴をやっつけて気分爽快って内容な場合、相手のやろうとしてたことを挫(くじ)くのが最も爽快であり、じゃあ相手のやろうとしてたこと(=意思)が見えないのであればそれは物足りないこととなる。
将棋…でなくてもでも勝負事でよく言われるのは「相手の最も嫌がる手を打つ」であり、じゃあ何を最も嫌がるのかってのは相手の意思を読まなければ(エンタメだったら見えてこなければ)ならない。
これといった理由を書かずとも納得させることができる「一番嫌がること」は死ぬことで、ぶっ殺せばそれで爽快ってのはある意味正解ではあるけど、それだけではやっぱり手抜き感を覚えてしまう。
そんなんだったら敵はモンスターにでもしとけばよく、人間である必要性が無い。
要は主人公側の意思だけでなく、それぞれの立場のそれぞれの意思(それが正しいかどうかは関係ない)が描かれてなければ面白いとは思えない。

で、2話の王様って、単に気が触れてただけちゃうん?
保身のために国民を蔑(ないがし)ろにしてたなら「保身=死にたくない←嫌がること」としてぶっ殺してザマァとなるが、ただ狂ってた奴を殺したのであれば「楽にしてやった」だけにしか感じない。
別に国のためを思ってああいう制度を入れたワケでもなさそうだし、国が滅んだとしてもやっぱりザマァにはならない。
むしろ国を思ってた者にとってはトンだ迷惑であり、そしてそういう立場のキャラが登場しないことに違和感。
王子がそうなんじゃないのかよと思うのだが、王子も王子で国はもう諦めてるみたいだし…。
教条染みた内容であるが「○○党は出来が悪いから××党に“試しに”政権執らせてみよう」ってことをして手痛い目に遭った経験を知る者なら「トップを挿げ替えれば良くなる」という発想には至らないでしょう。
あの事件が起きる前ならまだアリだったのかも知れないが、今となってはどうしても時代遅れのような…。
これはもう作者も「あの頃は若かったな」と苦笑いしてそうな予感…いやどんな人となりか知らんけどさ(※)。

そして3話は…ああ、うん、まぁアレか。
政治的な話はあんましたくないのだけど、領土の概念がハッキリしてないのでテーマとしてイマイチのような。
それこそ移動する国は摩擦を起こしたくないのであれば自分とこの領土を決めてその中でグルグル回ってれば良いだけ。
城壁を築いて通せんぼも、某島の実行支配を揶揄ってるように思えるが、先にも書いた通り領土の概念、領有権が不明なのでナンともかんとも。
こういうのって当事者同士でどうこうだけでなく第三国にどう映るか(バックに何が着いてるか)ってのが問題で…999だったら星系レベルで離れてるから気にならないけど、キノの場合は…ねぇ。


1話から通して謎なのは、国であることの必要条件、城壁外の統治・治安、城壁は無尽蔵に広げていっていいの?等。
恐らくリアルでは海なところを森にして比喩ってるんだと思うけど、それにしたって実際には領海があるし、何処の領海でもないのなら好きにしていい(海洋投棄など)ってことでもなかろう。
「城壁の外はどの国の支配下にもしてはいけない」って取り決めでもあるんかな?その場合も結局は国際合意の元でしか無いワケだが…。
例えば城壁の外で金脈見付かって、その鉱脈の所有権巡っての争いとか…今後そういう話来るのかな?
他の国との経済交流など必要なく自給自足で各国が独立して存在できるとしたら、どれだけ身勝手に振舞えるだろうか?というシミュなんかね?



今の時代に軍のコンピューターが「地球ノ環境ノタメニハ人類ハ不要ダ」とかいって暴走する話なんかやったら「古っ」ってなると思うんだ。
科学万能説も、あるいは科学万能説に警鐘を鳴らす作品も、今となっては古臭いと思うのだが…。
だからといって昔そういう作品が多く作られたのはくだらないってワケではなく、キノについても似たようなもので…別に作者批判ではないのだが、人によってはそう見えちゃう?{/netabare}

4話感想
もうどこから突っ込んでいいやら分からない。
下書き書いたらめっちゃ長文になってしまって誰も読まない予感。
次回以降どうにかうまくまとめて書ければいいのだが…。

8話までの感想
{netabare}真面目に書いたらすごく長くなってしまって誰も読まなさそうだし、簡単に。

5話、ああ、木枯し紋次郎のディスりね。
7話、安田講堂かあさま山荘の映像見て思い付いたのかな、連合赤軍大勝利で機動隊が大惨敗ねぇ…。
8話、ラマルク主義批判か…まぁそれはいい。
ただ、シズは真実をいきなり市民に明かすのではなく、国のトップにだけ明かし、どう報道するかはお任せしますって行動は思いつけないのか。
この「間違ってないから正しい」と、必要な過程を何段も飛ばす行為は船の国でやらかしたのと一緒、まるで成長してない。

作劇に於いて、他の作品や出来事を見て「オレだったらこうする」って書くのはよくあることだと思うが、だからといってテーゼまで描き切れないのであればアンチテーゼじゃなくてアンチでしょ、ってのは何かの感想で書いた気がするが、キノは正にそれを感じる。
「あてつけがましい」って言葉が一番シックリ来るかな。
こうなってくるとマグリットもディスってるんじゃないかとさえ思えてくる。
他にも色々言いたいことはあるけど、それは最後まで見てから(書かないかもしれないし、気が変わるかも知れない){/netabare}

断念{netabare}
8話で断念。
いつか見るだろう見るだろうとずっと「今観てる」状態のままでしたが「途中で断念した」にします。

↑でも書いた通りグチグチと小姑みたいな小言は長々とあるのですが、それは割愛するとして、その一方でゲゲゲの鬼太郎第六期が始まりまして。
それを見て「ああこれだ」と思ったのでこちらの〆の感想を書くに思い至った次第(あんまり他作品と比較するのは良くないんだけどさ)。

鬼太郎の方を先に書くと4話、妖怪の森へ少年が迷い込み、持ち出し禁止の木の実を持ち出して森の主が激怒するって話でして。
オチは木の実を返して謝罪して「どの世界にも侵してはならぬ掟がある」と説教されてエンドですが、自分の価値観的にはこっちでして。
これがキノだと山の主をスタイリッシュに銃殺して、エルメスが「木の実は本来タネを遠くに運ばせるもので、森の外へ持ち出したっていいのにね」と知ったような口聞くんかなぁ、と思ったり。
つまりはその世界の歴史文化風習を踏みにじるのがカッコイイと思ってるみたいで、自分にはどうにもダメでした。
「それぞれの国はバカにしやすいようにバカな風習しか書けない」ってのが透けて見えるけど、例えそうだったとしてもそれが歴史としてそうなってるのならそうならざるを得ない沿革があったんでしょう、と自分は思ってしまうので。
女人禁制の土俵に女性議員登らせてニヤニヤしてた政党もあるくらいなので、そういうのを支持する人も居るってのは分かるけど、ちょっとねぇ。

まぁなにより何話だったか町の英雄の遺品をディスったこと、元々“誰かが整備した道路”が無ければ役立たず、その程度でしかないバイク如きがその“誰か”に感謝することなく常に上から目線なこと。
住所不定無職が地に足ついて生活してるカタギに知った口聞くのがどうにも耐えられませんでした。
(木枯し紋次郎はカタギの人が道を歩いてたら自分は端っこを歩くと仰ってますぜよ)
よく銀河鉄道999に例えられるけど、あれは「あんなトンでもない路線を敷ける鉄道会社が発行した切符を持ってる」ってのが身分保障になってるワケで、それすらないキノは賊と同じなワケで…。{/netabare}

投稿 : 2018/05/10
閲覧 : 624
サンキュー:

10

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

淡々とキノの旅は続く・・・

原作未読。視聴順 2作目→1作目(劇場版含む)
実は1作目はキャラデが無理ぽいと断念してました。今回、リメイク?版で再度挑戦したんですが・・・沁みますね。物語は1話完結でキノが色んな国を旅してその国の人々の苦悩や価値観を客観的に見つめる(たまに巻き込まれます)。ある意味キャラデに似つかわしくないハードボイルド的な作品です。派手さはほぼ皆無ですがキノとエルメス(バイク)のコンビの軽妙なやり取りが作品に色づけしています。2作目を見てから1作目他を視聴したんですが声優さんの変更もほぼ気にならないほどキノとエルメスというキャラが完成してるなと感じました。1作目と3つ位被る話もありますがそれぞれ演出の仕方なども違うのでこれはこれで面白かったですよ。同じ期に「少女終末旅行」もあって雰囲気にてますね。こちらは1話で断念したんですが・・・。


私のツボ:こんにちわ、たびびとさん

投稿 : 2018/05/03
閲覧 : 289
サンキュー:

11

ネタバレ

HANIHO さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

タイトルなし

おもしろい!

投稿 : 2018/04/23
閲覧 : 264
サンキュー:

3

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作でした。物足りないのでぜひ長編化を

2017年度版アニメが初見です。2003年にもアニメあったんですね。
まったく存ぜずででした。

各話完結で飽きずに見れる作品でした。
現実にありそうで無い いろんな国を回るキノのお話。
11話は必見です。ただし、1話から見てきた人だけ見てね^^

全体的に不満はありません。見ていない方は毎日1話づつでも楽しめるアニメなのでのんびり見てみてください。
いっこだけ不満は、完全に尺足らずアニメで終わってしまいました。
旅なの完結も特にないし、原作も話数以上にあるようですが、どっか駆け足で最終回迎えてしまった感じです。
あと、サイドストーリー的な面もあったのですが、どっかいっちゃいましたね

2期でもいいし、また1話から新作アニメでもいいので、50話くらいオリジナルストーリー入れて作ってもらいたいくらいです!
オリジナル入れたらたぶん終んないなwこのアニメ。

いいアニメありがとうございました。

投稿 : 2018/04/14
閲覧 : 269
サンキュー:

9

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

めちゃくちゃ面白い

10年以上前にアニメ化もされた有名な作品で、名前だけは知っていたのですが観てませんでした。
2017年に新しくアニメ化されるということで初めて観たのですが、想像していたのと違ってめちゃくちゃ面白かったです。
絵やタイトルからすると穏やかな日常系かなと思ったのですが、実際はけっこう激しい内容で、最後まで飽きずに観ることができました。特に11話がやばかったです。あとフォトの話も良かったです。

一般向けのストーリー重視アニメだと思います。

投稿 : 2018/04/12
閲覧 : 236
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

旅アニメ!

全13話

【感想】
毎週1話完結の構成となっており、それでいてしっかりとまとまっている作品です。

毎回一つの国を舞台に物語が描かれていて、奇妙な国や面白い国など様々あります。また時折、主人公であるキノの過去について触れることがあり、個人的には一番印象に残っています。

冒頭でも述べたように1話完結なので、非常に観やすい作品となっています。気になる方は、是非ご覧ください。

投稿 : 2018/04/05
閲覧 : 220
ネタバレ

ぽーんぽん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

タイトルなし

良きかな

投稿 : 2018/04/03
閲覧 : 225
サンキュー:

3

どやすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バイクが好きなので

このアニメ見ていたらまた旅に出たくなりました。

面白かったのでリメイク前の方もアマゾンで並行して見ていましたが、両方ともそれぞれ良さがあると思いました。

投稿 : 2018/04/03
閲覧 : 200
サンキュー:

2

菊門ミルク大臣 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

寓話

表面的にはオチに向かって行動させられてる感ありあり。
作者のそれが暗に何を示してるのか自分や観たもの同士であーだこーだ言って考えつつ楽しむのがいいんじゃないかなぁ。

最終話の映像はかなりシュール

投稿 : 2018/03/30
閲覧 : 229
サンキュー:

3

ユウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1話1話が楽しめる

一期は未視聴。
原作は3巻まで完読。

1話ごとに違う内容を楽しめる作品です。

主人公は躊躇なく人を殺したりもします。

話によっては面白かったり、分かりづかったりしますが。
毎話楽しめる作品でした。

投稿 : 2018/03/29
閲覧 : 153
サンキュー:

3

Dave さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

日本昔話のファンタジー版のような

さほどドキドキやハラハラはないが、一話完結型だし、苦にならずに走破できた。そこそこ面白い話もあったが、さりとて2期を期待したり、2クールを期待するほどでもなく。暇つぶし的には十分。

投稿 : 2018/03/28
閲覧 : 182
サンキュー:

4

うなたまごはん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素敵なアニメです

世界観がしっかりした独特なアニメだと思います。
主人公の、男の娘っぽい女の子のキノがとても良いです。
かっこいいし強いし、冷徹なとこも良い!表情があまり変わらない媚びない感じも好きです。
絵も綺麗です。
原作のラノベも読んでいますが、作者さんが銃マニアのようで、銃の細かい描写(手入れや火薬を手作りするシーン)が興味深いです。
思わずキノが持っている銃のモデルガンが欲しくなってしまいます。
ちょっと道徳的な、考えさせられるお話もあります。(アニメになっていない原作のお話は、ただただ殺しまくるような回もありますが)
1話完結ものなので疲れないし、何度でも見たいアニメです。
昔にもアニメ化されているみたいですが、絵が好きではなかったので見ていません。この絵で2期も作ってほしいです。

投稿 : 2018/03/25
閲覧 : 236
サンキュー:

7

猫耳サイクロップス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白かった

前作は知らないけど楽しめました。

総評:
「面白かった」

投稿 : 2018/03/25
閲覧 : 190
サンキュー:

2

ネタバレ

sunnyday さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

残酷で、そして美しい世界

キノの旅は、電撃文庫でかなり前からやっている人気のラノベシリーズです。
…恥ずかしながら自分はこのアニメを見るまで原作についてほとんど知らなかったのですが、そのことでより先入観を持たずに見ることが出来ました。

-物語について-
原作と同じように1話完結の短編集。キノが相棒のエルメスと一緒にさまざまな国を回ります。1つ1つが寓話のような話なので、あまり身構えずに見れました。
・{netabare}優しい国はとても良かった。あの話を見終わった後の、なんとも言えない悲しい気持ちが、この作品の醍醐味かも知れませんね。{/netabare}

-作画について-
かなり凝っているように感じました。特に世界観に合わせた背景とエルメスの車体が、物語に説得力を持たせています。

-声優について-
悠木碧さんの声がキノの冷徹な感じを上手く演じていて、素晴らしいなと感じました。悠木さんは前作のキノの旅にも縁があるらしく、なんかすごいな〜と毎週思いながら見てました。エルメスの声も自分は好きです。

-音楽について-
やなぎなぎさんのOPとEDがすごい好きでした。OPはわくわくして、EDも美しい終わり方です。

-キャラについて-
原作に登場するキャラは一通り出てましたが、キノの傍観者的な所や、シズのお人好しな所など、よく表現できていると思います。

この作品のおかげで原作のキノの旅を知ることができたので、本作にはすごく感謝してます。最終回の終わり方が2期を匂わせる感じだったので、またいつかこのアニメで、残酷で美しいこの世界を観れることを楽しみにしています。

投稿 : 2018/03/22
閲覧 : 200
サンキュー:

12

次の30件を表示

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Seriesのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Seriesのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Seriesのストーリー・あらすじ

主人公の人間キノと言葉を話す二輪車エルメスは、目的もなく、世界をあちこち旅している。世界のあちこちには個性豊かな国があり、人々は自分たちなりの法や常識をもって暮らしていて、キノとエルメスはそんな国々を訪れ、基本的に3日間だけ滞在し、また次の国へと旅立っていくのだ。そんなキノとエルメスの旅の話は、時に優しく、時に哀しく、時に滑稽で、時に胸に突き刺さる。そして、珠玉の物語たちは、一言では言い表せない鮮烈な光景を読者に見せてくれるのだ。“美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい"世界を。(TVアニメ動画『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年秋アニメ
制作会社
ラルケ
公式サイト
www.kinonotabi-anime.com/
主題歌
《OP》やなぎなぎ『here and there』《ED》やなぎなぎ『砂糖玉の月』

声優・キャラクター

悠木碧、斉藤壮馬、梅原裕一郎、松田健一郎、佐倉綾音、Lynn、興津和幸

スタッフ

原作:時雨沢恵一(電撃文庫刊)、キャラクター原案:黒星紅白
監督:田口智久、シリーズ構成:菅原雪絵、キャラクターデザイン:アミサキリョウコ、総作画監督:アミサキリョウコ/立川聖治、プロップデザイン:廣瀬智仁/竹上貴雄、色彩設計:合田沙織、撮影監督:平川竜嗣、編集:森田編集室、音楽:出羽良彰、音響監督:飯田里樹、音響効果:上野励、音響制作:マジックカプセル、プロデュース:EGG FIRM

このアニメの類似作品

この頃(2017年秋アニメ)の他の作品

ページの先頭へ