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「SING/シング(アニメ映画)」

総合得点
71.2
感想・評価
51
棚に入れた
351
ランキング
1401
★★★★☆ 3.9 (51)
物語
3.8
作画
3.8
声優
3.9
音楽
4.2
キャラ
3.8

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SING/シングの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

いさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/13
閲覧 : 57
サンキュー:

0

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2021.12.2

2021.12.2

投稿 : 2021/12/06
閲覧 : 170
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

しゃべる人の生活送る動物たちだわ

 ゴリラいい声、ネズミ渋いわ。像のお嬢さんもう、歌うますぎ。これはいいアニメだったの。

 面白いわ~。

投稿 : 2019/11/18
閲覧 : 190

紅蓮参式 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

英語と日本語で1回ずつ!

英語と日本語で1回ずつ見ました。
USJでSING/シングのアトラクションを見て、気になって視聴しましたが、とても良かった!
MISIAの歌声がハンパなかった!!

英語版もいいですが日本語版もオススメ!!

投稿 : 2019/04/29
閲覧 : 248
サンキュー:

0

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SING(歌って)。最高の音楽ショーの開演です♪

ユニバーサル・スタジオの子会社である、
イルミネーション・エンターテインメント製作の長編作品・7作目。
2016年公開。

音楽が関係する作品なのは知っていましたが、
これほど音楽にあふれている作品だとは♪

海外アニメなので、洋楽のカバーが多いです。
音楽を存分に楽しめて、大満足です^^

110分ほどの作品です。
日本語吹き替え版を視聴しました。

DVDには短編アニメーションが3本入っていたりと、
特典も充実しています^^

短編も面白かった♪


● ストーリー
コアラのバスター・ムーン(♂)は、
幼い頃に見た舞台に魅せられ、劇場主となった。

しかし、劇場の経営は振るわず、ピンチだった。

起死回生をかけ、
歌のオーディションを行うことにしたバスター。

10万ドルの賞金を目指して、
歌自慢のアマチュア達がバスターの劇場に集まった。


登場するキャラクターは
みんな動物です。

だけど、表情も動きも、
まるで人間のようです。

支配人のバスター、
そして、音楽に関する夢を抱えてきた動物たち。

心のどこかで夢をあきらめていた。
そんな彼らのエピソードで構成されたストーリー。

とんとんとスムーズに流れていく展開、よかったです♪
面白かった♪


≪ ライブ ≫

音楽がメインなので、
歌うシーンが非常に多いです。

特にライブシーンは、
20分ほどじっくり時間をかけられていて、
もはや本物のライブです。

1曲終わるごとに、
素晴らしい!!!と拍手を送りたくなりました。

というか、気が付くと普通に体を揺らしながら楽しんでいて、
すっかりノリノリになってましたw

歌うだけではなく、
ライブの中でもストーリーが進んでいる演出も素晴らしい。


● キャラクター&声優
ストーリーも面白かったですが、
そのストーリーを作っていくキャラも楽しい♪

私のお気に入りは、
25匹の子豚の母親・ロジータ(♀)です^^

子育てや家事に追われる主婦業と、
歌の練習を両立させるたくましさ。

まさに母は強し。尊敬します。笑


歌がメインということもあり、
声優さんも歌が上手い方ばかりです。

というか、MISIAのような、
本職が歌手な方も声優として参加しています。笑

それだけ歌唱シーンに力が入れられていて、
ライブシーンは何度繰り返し見ても飽きませんでした。

最高でした。


ところで、トレンディエンジェルの斎藤さんがグンターを演じているのは、
「グンターさんだぞ。」を言わせるためですよね?笑

いやでも斎藤さん、
歌がすごくうまくてびっくりしちゃった。

豪華な声優陣の中でも、
後れをとっていませんでしたね。

グンターのキャラにもよく合っていたし♪

グンターと斎藤さんのコラボ動画、
ナイスコンビすぎて笑ったわwww
(↑公式サイトで見れます^^)


● 音楽
これはもう、
聞いてくださいとしか言えません。笑

音楽が好きな人には、
たまらない作品だと思います。

私はすっかり魅せられました。

吹き替えを担当された声優さんたちが歌った歌が
日本盤サントラにも全曲は収録されていなかったのが
とても残念でした。


● まとめ
最高のショーを見せてもらいました^^

アニメーション、演出、歌、歌声。
どれもが大満足です。

続編も製作中だそうなので、
期待して待ちたいと思います^^

投稿 : 2018/02/12
閲覧 : 459
サンキュー:

23

Yui さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

可愛い動物たちの中にもドラマはある

色んな動物たちが主人公、とにかく声優さんが豪華過ぎる!
それぞれの、生活背景や歌う事に対する想い。

クスッと笑えて、可愛くて、あたたかい気持ちになれる映画でした(*´`)♡

コアラの耳は意外と可愛い様です(*´艸`)

投稿 : 2017/09/28
閲覧 : 269
サンキュー:

5

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

豪華です。

キャストは豪華で音楽も洋楽好きならわかる曲です。
 歌うことが好きな動物たちが集まってきます。それぞれ問題を抱えていますが?パワフルな歌声に驚き楽しめます。

投稿 : 2017/09/27
閲覧 : 219
サンキュー:

0

naodayu さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

至って普通

前評判の割には普通

投稿 : 2017/08/03
閲覧 : 243
サンキュー:

0

ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なにこの歌唱力の素晴らしさ!!まるでコンサートを見に来たみたい!!

☆映画館の吹き替え版にて見ました☆

〜あらすじ〜
動物たちの住む街を舞台した昔は栄えてた劇場を再建するため、オーナーのコアラが奮闘する物語

コアラのバスター・ムーンは自分が持つ劇場にすっかり客が減り没落していた
しかし心から劇場を愛するバスターは、劇場を守るため、世界最高の歌唱コンテストを開催し最後のチャンスに賭けようと決意する
さまざまな事情を抱える動物たちが、歌に夢をかけて活躍するミュージカル・コメディ。



CMで見て、歌がよかったから

外国の歌聞けるし?楽しそうだし?よし見よう!
と、映画館へ
しかし、そんな軽い気持ちで見た「SING!」は
ただの、ミュージカル映画ではありませんでした…!

{netabare}
まずはなんと言っても声優さんの歌唱力!!
なんですか!?いや、正式には声優さんじゃない人もいます
とにかくすごすぎ!
プロ顔負け!?って言えるほどでした!(日本語版)
しかも、何ヶ国でも上映しているSINGですが、歌を変えたり日本語にしたのは日本だけなんです!!
日本…すごすぎるっ!


〜今回のSING 歌について〜
歌はざっくり言って最初と最後の2回にあるわけですが、どちらも本当に引き込まれます!

特に最後!屋外でみんなと協力して作った劇場
そして成長した動物達が歌った歌…
本当に最高でした…
動物達それぞれに思いが込められていて…
ライブに行った後の余韻を感じた気分でした…

{netabare}
☆ゴリラ(ジョニー)
最初は父ともどもと悪党の手下で、仕方なく手伝っていたわけですが、こっそり抜け出してコンテストをしている間に父達が捕まってしまい、父に見捨てられてしまいます…

しかし!!
最後の歌を歌った時!父もその歌を聞き、惚れて、脱獄します!

「ジョニーだ…!俺の息子ジョニーだ!!」

そう言って、牢屋の格子?を手で(笑)壊し、ジョニーの元へ!
そして無事?に再会!
あのゴリラとゴリラの再会には感動しました(T_T)
ゴリラ〜(;∀;)
しかも、父は歌声に惚れて、ジョニーを息子だと認め、仲直り?したのです!!
本当によかったです〜(T_T)


☆ゾウ(ミーナ)
最初はおとなしくて人前では歌えなかったミーナ
コンテストでは歌えなく、照明係でパシられたわけですが(照明係うまかったです、いやほんとに!)なんと2回目の時にはみんなと一緒の劇場に出て歌えるように!!

しかも歌い出したらこの上ない素晴らしさ!
フィナーレだったこともあり、とても盛り上がりました!!

ゾウがジャンプした時は舞台が崩れるかと思いましたが、なんとか保ち、無事終わることができました!!!いやぁほんとにすごかったです!


☆ハリネズミ(アッシュ)
恋人とロックなギターをやっていたわけですが、アッシュだけ、コンテストで選ばれた為、恋人はショックかやけになりアッシュを降ってしまいました…

最初は落ち込んでいたアッシュでしたが、最後の歌には思いを込めて、そして吹っ切れた感じだったので見ててとってもじーんとしました!

そして、その歌を聞いていた元彼もカッコいいと気にいり再び惚れ直していた…!?
アッシュの服もかわいかった…ですよ笑


☆ブタ(ロジータ)
超超ちょ〜子沢山なわけですが、(なんと25匹も!?!?)とっても家庭思いの良いお母さんなんだと思います♪

家族多めの家庭でコンテストに行くため子ども達の面倒が見られなくなってしまう…
そこで考えた発明がいつもやっている事を機械化すること!

1日でその機械を作るなんてすごすぎでした!(詳しくは劇場で…m(_ _)m)
あんな事が出来るものなんだと!
見てて感心しましたいやすごすぎでしょっ!!

そして最初は乗り気じゃなかったオス(斎藤さんだぞの人)ブタさんとも最後はノリノリに歌っていてとても感動しました!一瞬夫を諦めて浮気したかと…笑
でももちろんちゃんと夫とも仲良しですよ♡

私の中では1番と言ってもいいほどのお気に入り、(すごすぎる機械作ったから)尊敬できるキャラでした♪

長々とキャラについて書いてしまいましたが…
{/netabare}内容ももちろん良かったんですがもう一つ!すごいなと思ったことが!
絵の使い方!背景転換などの演出法がとっても上手くキレイで「はわわ〜」って見惚れるほどでした!
ほんとにすごすぎです!!!

などなど、話したいこと書きたいことはたくさんあるのですが…

とにかく!{/netabare}この歌の上手さ!絵の使い方!もちろん内容も!
笑いあり涙あり歌あり!の最高の映画だと思います!
歌の余韻も…!

まだ見てないよーって人は見ることをオススメしますよ♪
私は今回日本語版を見たわけですが、英語版もぜひぜひ見てみたいなと思いました♪

そして!!なんとなんと!
続編!
がやるんです!!!!(日にちは未定)
映画の最後に発表されてとっても驚きましたが、ぜひまた映画を見て、そして出来たらまたレビューに書いて出したいなと思いました♪

5/12のMステにも出てるんですよ…|*゚ω゚)ノ"
何度も歌が聞きたくなる♪そんなオススメ映画です♪

投稿 : 2017/05/13
閲覧 : 431
サンキュー:

10

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

挫折の下の太陽

 映画.comなどで、このレビュ作成時点においてランキングが1位になっている事、レビュなどで興味を抱き、吹替版を見に行ってきたです。何で平日にと思ったら、春休み中で親子連れ賑わう中の鑑賞になったです。久々にこんな感じも悪くなかったかなです。

 何といっても各キャラの歌唱力が、凄かったです。見に行って素晴らしいと思ったです。見に行って損はなかったです。モアナの歌とかもいいと思ったけど、それ以上の衝撃だったです。

 子供の頃に羊のナナ・ヌードルマンの舞台をきっかけに劇場の舞台の虜になった主人公コアラのバスター・ムーンの現在における生き物達とのハチャメチャあり、涙あり、挫折あり、元気あり、感動ありのアニメだったです。

 印象に残ったのは、出だしのゴリラのジョニーの歌がうまいのなんのって、と思っていたら後に次から次へと個性的なキャラの歌が光ったです。

 倒産寸前になったバスターの劇場を再生するために、バスターは昔目にした舞台への情熱を胸に歌唱オーディションの選考を賞金つけて行うことにするです。そこから、手違いがあってそれをよそに、ショーを成功させるべく進んでいくですよねです。

 キャラそれぞれ個性的です。ジョニー以外にも家事の合間にグンター(豚)とレッスンこなすロジータ(豚)、レッスン中失恋したロックのアッシュ(ヤマアラシ)、欲張りだけど歌と音楽はピカ一のマイク、舞台で働くことになったけど、内気で秘めた才能を持ったミーナ(像)みんな良かったです。あと親友のエディ(羊)、秘書のクローリー(トカゲ)も個性的だなぁです。

 それぞれのキャラの織りなす内輪の事情も物語にうまく組み込み進む設定は、思っていた以上に私には面白かったです。その中でも、家事をいない時にも工夫してこなし、後半スーパーで踊るロジータが、絵になってたです。リハーサルのライトアップが、面白く夢の舞台みたいだったです。

 後半予期せぬトラブルに見舞われ、バスターが落ち込むけど、体を張って働くシーンやミーナの秘めた歌声がgoodです。

 遂に行われたステージは、正に挫折の下の太陽とでもいうような素晴らしいもので、一つ一つの歌が終わった瞬間拍手したくなるぐらいだったです。 息子の歌を聞いて、派手に飛び出し駆けつけるキャラもいるぐらい、見てる私もその気持ちに共感できた感じです。
 歌は人の心を繋ぐとでもいうのでしょうかです。歌は、「神秘、元気、勇気、希望、命、愛」と言うとワルキューレみたいですねです。
 各キャラ甲乙つけがたい歌、演出だったけど、ラストを飾ったミーナ、凄かったです。

 このステージが、後の感動のフィナーレにつなげるのは、過言でもなかったです。「これでいいのだ!」です。見に行って良かったです。
 結構、長い時間のアニメという事もあり、字幕版鑑賞は、別の日に見たいと思うです(英語良く分からないけど・・・)。


(余談)EDは長かろうと、全て終わってから席を立って欲しいと思いましたです。前を横切ろうとされたし・・・。良かったのになぁ・・・・!

                      2017 3.28


 字幕版見てきたです。 英語ほんの少し聞き取れするぐらいでよくわからないけど、米国アニメということもあって、外人声優の声がバスターなどに日本語声優さんともどこか違う雰囲気を見たと思うです。

 こっちのジョニー、ミーナ特に歌良かったです。他のキャラも当然中々だったです。字幕版もおすすめです。

 

投稿 : 2017/04/07
閲覧 : 261
サンキュー:

9

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『LA LA LAND』でも『MOANA』でもなく『SING』という選択肢 今回“も”吹替がアツイ!!!

『ミニオンズ』『ペット』と世界的ヒットを続けざまに出しているユニバーサル発イルミネーション制作の3DCG長篇映画の最新作
コメディ映画や洋楽PVを多く手掛けるガース・ジェニングスが監督
擬人化された動物キャラクター達が暮らすアメリカ西海岸風の街を舞台に落ちぶれた劇場の再建をかけて素人の集まりが歌謡ショウを繰り広げるという音楽映画
途中、物凄くリアルな“洪水”の描写があり、それが見どころの1つなのですがあらかじめ断っておいた方が良さそうです
ちなみに既に続編の製作も決定しています


オンボロの劇場を運営するコアラの支配人、バスター・ムーン
彼は劇場の再建を掛けて一世一代の大博打を打つ
それは、誰も観たことのないショウ
一般の参加者から選び抜いたまだ見ぬ才能を持つ素人歌手を発掘し、ショウで発表するというものだった
賞金を誤魔化し、電気を盗電し、強引な買収まで行い彼は計画を実行に移す
オーディションでバスター・ムーンに選ばれたのは5組
家事と育児に追われる日々で疲弊しきっていた豚の主婦、ロジータ&彼女とペアを組むこととなったまるで正反対の性格のコミカルな豚のダンサー、グンター
ギャングのボスである父親にしごかれながらも、胸の内には歌手になることへの憧れを秘めた心優しいゴリラの青年、ジョニー
彼氏にコキ使われながらも、共に売れないパンクロッカーとしての巡業を繰り返すヤマアラシの少女、アッシュ
経験者であることを鼻に掛けてお高く留まる欲張りなネズミのジャズミュージシャン、マイク
音楽一家の長女で美声を持ちながらも内気で極度のあがり症の為に実力を発揮出来ずくすぶり続けているゾウ、ミーナ
そしてショウの成功を信じる楽観主義だが、ショウへの情熱だけは人一倍なバスター・ムーン自身を含めた6組の主人公達が織り成す音楽エンターティメント!


動物擬人化コメディということで『ズートピア』みたいなノリを想像していただけると分かりやすいかと思います
そして『LA LA LAND』や『モアナ』という風になぜか同時期にミュージカル映画が集中してしまった中で、今作は明白に音楽映画、しかも群像劇というジャンルを貫いているので他作品との差別化はちゃんと出来ています


つまり『天使にラブソングを』や『スウィングガールズ』や『フラガール』と同じです
ぶっちゃねこの手の映画の構成はほとんど完成されてしまっています
この半世紀ぐらいほぼテンプレート化されていて、今作も例に漏れず“特に物珍しさを感じる映画では無い”ことは断っておきます


具体的には
人生の低空飛行を続けてい主人公らが

音楽の楽しさに目覚め上昇志向で目標を目指す

だが思いがけない大トラブルに巻き込まれ一時はドン底に落ちる

最後のチャンスをモノにすべく全力で大舞台に挑む

ハッピーエンド
正直ネタバレでも何でもないので、今作もこーゆー映画の類と思っていただくのが正解でしょう


さて、では何が今作の魅力なのでしょうか?
まずひとつは劇中で流れるBGMや実際にキャラ達が歌う楽曲が、一部のオリジナル曲を除き世界的ヒットを飛ばした人気洋楽の原曲やカバーや日本語訳で、ソレが実に64曲も流れるということです
古いところではフランク・シナトラやビートルズ
懐かしいところではシンディ・ローパーやワム!
新しいところではレディー・ガガやケイティ・ペリーやカーリー・レイ・ジェプセンやテイラー・スウィフト
あとネタ的な役どころとしてきゃりーぱみゅぱみゅが3曲ほどかかかります(笑)
これだけで豪華なサントラが出来上がることが容易に想像出来ると思います
洋楽ファンなら高揚のあまり劇場でジッとしてるのが辛いぐらいです
しかもこれを動物キャラが真顔で歌っているのが笑いどころw


そして、歌う映画ということで本家アメリカのキャストも豪華
楽天家なバスター・ムーンはコメディもシリアスもこなす名優として数々の受賞暦を持つマシュー・マコノヒー
豚の主婦、ロジータ役に妖艶な魅力のリース・ウィザースプーン
傲慢なネズミのマイク役は『テッド』の監督とテッド役を兼任したセス・マクファーレン
悩めるティーンエイジャー、ネズミのアッシュ役は少佐、またはブラック・ウィドウことスカーレット・ヨハンソン
ゴリラのジョニー役には名門演劇学校出身の若手イギリス人で『キングスマン』で注目を浴びた、タロン・エガートン
ゾウのミーナ役にはyoutubeやオーディション番組で注目を集めた話題のシンガーソングライター、トリー・ケリー
コメディアンなグンターには、同じくコメディアン、そして声優としても人気なニック・クロール


『モアナ』のモアナ役には日米共に疑問が残った中、今作はなんとも気合の入ったキャスティングで申し分ないですね
ちなみにガース監督自身はカメレオンの受付嬢(200歳)ミス・クローリー役で出ている


で!ユニバーサル発イルミネーション制作の映画といえばやはり吹替版の出来が素晴らしいことはもはや周知の事実ですよね!?
昨年の『ペット』の吹替は今年度の「声優アワード」を受賞したことも記憶に新しい
今回もその大きな期待に応えてくれています!


バスター・ムーン役がコメディもシリアスも出来るマシュー・マコノヒーなら、日本ではウッチャンこと内村光良だ!


内気が故ほとんどセリフをまともに喋れないミーナ役
誰だ?このヘンテコな声の主は?
しかし歌いだすとすぐ分かる圧倒的声量、ってまさかのMISIAじゃねぇか!w


アッシュ役には東宝シンデレラ、長澤まさみ
昨年の『君の名は。』でもいい仕事してました!
ラストに彼女が歌うオリジナルソングは日本語詞に翻訳され、本編の彼女の心境とマッチしていて思わず泣いちゃいましたね;;


大きな体に優しい心と柔らかい歌声、ジョニー役にはスキマスイッチの大橋卓弥
ゴリラの姿と美声とのギャップが溜まりません


グンターさんには歌うま芸人として一躍有名になったトレンディエンジェルの斉藤さん!


おおっと???何も芸能人だけが主役じゃないぜ!本業のプロ声優も豪華な顔ぶれです


家弓さん亡き今の世、マイクが歌うフランク・シナトラの曲を物真似出来る声優・・・といえばやっぱり山ちゃんこと山寺宏一
彼がいるのに劇中で『バックトゥザフューチャー』のオマージュを入れたのは偶然が生んだ奇跡なのか、思わず笑いました
(山ちゃんは『BTTF』の吹替でマーティーもドクも演じたことがあります)
また、このマイクというキャラが「実力はあるが性格は最悪」という美味しいキャラで、彼の問題児っぷりは恐らく次回作に引き継がれることでしょう


ロジータは歌が上手い人妻!(だが豚だ!)
ソコにまさかの坂本真綾を連れてくるとは恐れ入ったwww
まさか真綾が豚を演じる日が来るとはwww
真綾が歌うテイラー・スウィフトの大ヒット曲「シェイク イット オフ」は聴き逃せない!
しかもデュエット相手が斉藤さんなのがまたなんともwww


その他にも田中真弓、宮野真守もおいしい役どころで登場
物語の鍵を握る引退した伝説の歌手、ナナ・ヌードルマン役として大地真央を起用するのはニクい


ちなみに『ペット』でもやってくれましたが水樹奈々、柿原徹也、村瀬歩、木村昴、佐倉綾音がネタ的に一瞬出てくる(ホントどうでもいい役w)ので探してみてほしいです


あと藤原文太こと石塚運昇さんが息子にドラテクを指南してるのも狙ってやってるとしか思えないw


『モアナ』の場合、いつものディズニーらしさを残しつつ意外性のある物語で中盤以降引っ張っていったのに対し、今作は純粋な意味で【可愛いキャラが!豪華なキャストで!!楽しい歌を歌う!!!元気の出る映画!!!!】というところに重きを置いていることを評価したいと思います


音楽映画って先にも言った通りもはや新鮮味に欠けるジャンルではありますが、“これぞ王道”と呼べる映画が毎年一本ぐらいあってもいい
そう感じさせてくれるパワフルな作品でした

投稿 : 2017/03/30
閲覧 : 742
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

音楽の素晴らしさはもとより表現の奥深さに感服

話題のSING/シング、字幕版で観賞してきた。

物語序盤から中盤にかけてはなかなか乗り切れずに、少し退屈さを感じてしまった。これは群像劇の宿命とも云えるもので仕方ないのだが、「この先本当に面白くなるのだろうか」と心配してしまう程であった。

だが、クライマックスに差し掛かれば、そんな心配は杞憂に過ぎなかったと分かる。

最後のライブは感動で常に涙腺が緩んでしまい、その迫力とノリの良さで身体が自然に動き、足踏みを近くの客に迷惑を掛けないよう抑えるのに苦労したぐらいだ。

さて、この映画1番の見所である音楽に関しては私があれこれ語るより、たから さんの素晴らしいレビューを見てもらえれば良いと思う。

https://www.anikore.jp/review/1631218/

その楽曲、選曲のセンス、表現力は云うまでもないが、それ以外にも演出の奥深さに私は参ってしまった。
{netabare}
1つには「月」の表現である。
主人公はバスター・ムーン。彼が劇場の支配人を目指す最初のきっかけ、ナナ・ヌードルマンの公演で映る美しい満月。
しかし、その後ムーンが舞台で使い続ける月は三日月である。これは欠けている何かを表している通り、ムーンのやる事なす事は全て上手く行かない。
しかし一旦どん底に落ちた後、生まれ変わったムーンと仲間たちで行う最後のライブで、ムーンが憧れていた、夢に見ていた、目指していた真の公演が叶い、最高潮に達した時に…象のミーナが歌うバックにハプニングの末に現れる満月…!

ようやく、欠けた月が満ちたのだ。

これは素晴らしい演出だった。

また、そのクライマックスに入る前のどん底のシーン。劇場が崩壊し、失意のうちに去って行くムーンが持って行くのはお金や楽器ではなくお父さんのバケツと1番輝いていた頃の想い出の写真だ。
彼がやってきたことは全てゼロになった。プライドも何もかも打ち砕かれた。
一旦腐るムーンだが、奮起して行う仕事はなんと、水をかけられ泡まみれになった身体を使った車洗いだった。
根拠の無いプライドが邪魔をして自己中心的だった彼が、父親の仕事であった車洗いを、毅然と、誇りをもって行うのだ。
財産に甘えたニートな友達もその姿に心打たれ、一緒に車洗いの仕事を手伝う。

なんという素晴らしいドラマだろうか!

{/netabare}
軽いギャグの中に深みがあるストーリーに音楽がばっちりハマった構成は見事であり、感動の嵐が吹く事は間違いない。

ただ、登場人物(動物)の中には本当に悪い奴も居るので、その辺りで乗れない、白ける人達も居るかも知れない。
だが、そのいけすかないキャラも、現実にこういう人間居るよねと納得せざるを得ない。人間性を排したが故に技能を高めることが出来た人の存在も、社会の縮図と云えよう。

そして、そういった冴えないヤツや悪いヤツ、野望を持つヤツや落伍者が集まって努力して成功するというチャーリー・シーンのメジャーリーグ的な古典的なサクセス・ストーリーも土台にあるので、最後の展開に大きな感動が生まれるのだ。

ディズニーやピクサーの作品も殆ど観ているが、あれは観ている間は面白いのだが、あまりの完成度の高さに満足してしまって、後に余韻が残らないのが残念である。隙が無いというか…とにかく語りたくはならない。

その点イルミネーション作品、特に今回のシングはその2社と比べれば圧倒的に不完全な故に余韻があり、色々と考えたり話し合ったり、「思い出し感動」をしてしまう。
その意味では優れた邦画と同じく文学性が高いとも云える。

今回、スカーレット・ヨハンソンの歌を聴きたかったので字幕版で観たが、吹き替え版も遜色無い出来らしいので、吹き替え版も時間があれば観賞してみたいと思う。
まぁまだ今年は始まったばかりだが、私的にはサバイバルファミリーに次ぐ暫定2位、な映画になった。

子供向けというより、大人が観てこそ味わい深いこの作品、映画館の大音量で楽しまなければ損な大作である。

投稿 : 2017/03/27
閲覧 : 337
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

チャレンジすることへの応援歌

劇場で吹き替え版を鑑賞。
(再)チャレンジすることへの応援歌。
バスターのタフさが際立っていました。
そして、歌とアニメーションとの相性のよさを再確認。
劇場で観てよかったなと。
字幕版も観てみたい。

投稿 : 2017/03/19
閲覧 : 199

ぴょーこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/04/16
閲覧 : 6

りゅう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/03/17
閲覧 : 9

M さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/22
閲覧 : 13

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/12/16
閲覧 : 366

おみや さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/12/03
閲覧 : 15

Nagisa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/06/26
閲覧 : 20

kkkkk54 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2022/06/08
閲覧 : 30

暴走インコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/09
閲覧 : 79

碧悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 28

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/03/13
閲覧 : 26

ダイクニ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/01/20
閲覧 : 34

twin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/11/21
閲覧 : 71

こんちきち さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/26
閲覧 : 34

リュラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/08/15
閲覧 : 40

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/02/08
閲覧 : 27

みかづき さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/07/26
閲覧 : 56

210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 59
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SING/シングのストーリー・あらすじ

人間世界とよく似た、動物だけが暮らす世界。コアラのバスターが劇場支配人を務める劇場は、かつての栄光は過去のものとなり、取り壊し寸前の状況にあった。バスターは劇場の再起を賭け、世界最高の歌のオーディションの開催を企画する。極度のアガリ症のゾウ、ギャングの世界から足を洗い歌手を夢見るゴリラ、我が道を貫くパンクロックなハリネズミなどなど、個性的なメンバーが人生を変えるチャンスをつかむため、5つの候補枠をめぐってオーディションに参加する。(アニメ映画『SING/シング』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年3月17日

声優・キャラクター

内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥、斎藤司、山寺宏一、坂本真綾、田中真弓、宮野真守、谷山紀章、水樹奈々、大地真央

スタッフ

吹替え版/演出:三間雅文、日本語歌詞監修:いしわたり淳治

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