当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「恋は雨上がりのように(TVアニメ動画)」

総合得点
81.5
感想・評価
722
棚に入れた
3198
ランキング
410
★★★★☆ 3.7 (722)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

恋は雨上がりのようにの感想・評価はどうでしたか?

矢神 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

たぶんゲスな私が悪いのでしょう

ドラマチックな展開を期待して挑んだだけに余りにも平淡なストーリーに肩透かしを食らったっていう感じです

作画が3D彼女的でぎこちなさが仇となった…です

恋愛というよりは、乙女のほろ苦い一方的な片想い、揺れる恋心

が、ヒロインが大人しすぎる、クール、無表情なのが災いし、とにかく淡々とストーリーが流れていくだけでした

予備知識がないためとりあえず最後まで見ただけです


店長は立派なオトナですね
私が店長の立場なら五点の評価をもらえるくらい期待通りの展開をお見せいたします


サイテー


オープニング、エンディング共に良い曲でした

悪い作品では決してありませんが、ゲリラ豪雨も欲しかったかなということです

(毎回中身のない投稿、すんません)



…で、一月ほど経ち、評価を4に格上げ変更スマスター

Aimerの歌がすごくよくてもう一度観ると、独特な雰囲気で心に残る作品のひとつになりマスター!

投稿 : 2018/11/24
閲覧 : 321
サンキュー:

7

ディルド村田 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 4.0 作画 : 1.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

とにかく顔がダサいす

うーん...ダサい
最初から最後まで見慣れることなく顔がダサかったす

西田さん以外みんなダサい
そんな西田さん あんまし出番ないし

店長はパトレイバーでよく見る顔だし
ゆうきまさみ風味とかそういうレベル振り切ってたから
いっそタチバナさんもカヌカさんみたいな顔にしちゃえば...て

まま
内容はしっとり、んでもって じわぁ~
顔がダサくなけりゃもっと沁みたよなぁ

皆さん言ってるように歌良かったすよぉ

投稿 : 2018/11/10
閲覧 : 240
サンキュー:

2

ネタバレ

ふっくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高のOPとEDから

久しぶりにOPとEDを飛ばさずに見ました。

個人的には7話でのこのセリフがたまりませんでしたね〜。

今 このひととき 傘をとじて君の雨に濡れよう
どこまでも あおく
懐かしさだけで触れてはいけないものを
今 僕だけが守れる 今このひととき
降りしきる君の雨に 君と濡れよう
どこまでも あおく
あおく輝き続けられるように・・・
今 僕だけが祈れる

投稿 : 2018/10/10
閲覧 : 207
サンキュー:

5

猫耳サイクロップス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

年の差ラブコメ

現実だと逮捕レベル。JKのアグレッシブなところがすごかった。

総評:
「オジサン萌えJKアニメ面白かった」

投稿 : 2018/09/30
閲覧 : 250
サンキュー:

4

きつねりす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

文学的でしっとりとした美しさが持ち味

個人的な期待値よりはるかに高いクオリティで非常に満足しました。原作&劇場版もチェックしましたが、そのいずれも綺麗に締められていて、それぞれの手法で違う結末に持って行けて、なおかつすっきりとした結末が描けることの凄さを感じました。
内容は女子高生が中年男性をふとしたきっかけで好きになり、その思いを募らせていくというもの。作中でも何度も周囲からは「上手くいかない」だの「ありえない」だの言われながら、それでも折れることのない主人公・あきら。その一途な思いを最初は世間の一般的な見方から遠ざけようとする店長も、次第に自分の心の内を吐露するようになります。店長のモノローグ、店長とあきらのやり取りは文学的にもはっとさせられる言葉が多く、美しいうえにあきらちゃんが更に美しいときたら・・・もう画面いっぱいに美しさが溢れてかえっています。
演出としても、心をときめかせている瞬間の幸せオーラがいい。泡がはじけるような音とともにレースのような可愛らしい模様がくるくると動く独特の表現が素敵でした。少女漫画と呼ばれるものにあまり触れてこなかったので、こういった表現の仕方はかなり印象に残りました。加えてそのオーラに包まれるあきらちゃんが美しい(2回目)。
店長の頼りないオヤジ感、一方その内に秘める捨てきれなかった文学への確固たる思いを持ったダンディズム(?)の両方を見事に演じきった平田さんは流石。一見透明感を持った、ちょっと悪く言うと今時の冷めた若者っぽい風貌ながら胸に熱いものを持ったあきらにまさにこの声!という声で命を吹き込んでくれた渡部さんも良かった。
年の差がある故に気付けない、気付いたところでまともに取り合えないという難しさを抱えながら動いていく二人の距離感をじっくり何度も見たい作品です。いいエンディングだし、可愛い子が可愛い仕草で可愛いことを言っているだけで心が穏やかになります。癒しと哲学の共存、まさしく良作。

投稿 : 2018/09/26
閲覧 : 245
サンキュー:

6

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

決してつまらないとは思わないが…

物語前半と後半で話のテーマがかなり変化した。

前半は、あきらの店長への恋心が中心に描かれ、雨がふったりあがったりするシーンに合わせて二人の心情を演出する描写がよかった。背景で演出する方法は若干古臭いような気もしたが。

後半は、二人がそれぞれ心のどこかにしまっていたものと向き合う展開が中心。

最初からそういうストーリーになると予想できるのならよいのだが、タイトルや前半の内容からはちょっと想像しがたい方向に話が進んでいって、悪い意味でだまされたように気になって釈然としなかった。

肉まんを食べ始めて、半分くらい食べたら、いつのまにか中身があんまんになっていたような感覚。

作者が描きたかったのはむしろ後半の話だと思うのだが、この後半の展開を描くために、店長と女子高生という立場の二人でなければならなかったのか、後半の展開はこの二人でないと成り立たない話なのかというとそうでもない気がする。

むしろ同年代の二人がお互いの道をゆくために離れていくほうが良い展開な気がしてならない。

投稿 : 2018/09/23
閲覧 : 317
サンキュー:

6

ネタバレ

ostrich さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

恋はことの始まり

「女子高生が中年男性に恋心を抱く」という程度のあらすじだけ流し読みしてから視聴した。

■近藤店長の造形

あらすじを読んだ際、もっとも気になったのは中年(近藤店長)のキャラクターデザインだった。こういう物語は中年がイケメンじゃ絶対にだめだが、最低限、「女性に惚れられる可能性はある」程度の容姿でもなければならない。どういうバランスなのかという関心を持って臨んだのだけど、なるほど後藤隊長(機動警察パトレイバー)か。

もちろん、たまたま本作とデザインが似通った可能性も否定できないが、原作者の年齢的にパトレイバーはギリ引っかかる。加えて後藤隊長は近藤店長とデザインだけでなく、職場での立ち位置や二面性を持ったキャラクター像も似通っているので、ほぼほぼ、元ネタだと思う。

話は若干それるが、私は小学生のころ、パトレイバーに熱中していて、後藤隊長は一番好きなキャラクターだった。私は後藤隊長と同性(つまり男性)なので、彼のキャラクター像は自分が大人になった時の理想像のようなものになったのだが(そして、ある面においてはその通りになってしまったのだが)、異性(女性)からみた場合、恋愛の対象になるのかもしれない。なお、ご存知の方も多いと思うが、原作者は女性だ。

私が小学生のころはパトレイバーを観ている女子なんて周囲にいなかったが、どこかにはいたのだろうし、今でもいるだろう。原作者もそういう女子の一人で、私とは違うベクトルだが、同じキャラクターに魅力を感じていたんじゃないかと想像し、視聴のかなり早い段階から親近感を覚えた。

■自分との約束

パトレイバーあたりを引き合いに出せば、最早、明白なことだが、私自身は近藤店長に親近感を覚える年齢で、それゆえ、彼の諦観や閉塞感は息苦しいほど身近に感じる。特に、「寝かせたままの自分との約束」という言葉は非常に重かった。私にもそういうものは確かにある。

だから、 {netabare}本作が物語の進行とともにそちらのテーマに向かっていったのは、私としては非常にありがたかった。ていうか、すべての「寝かせた約束」を持つ中年を代表して言わせてもらえば、こんなことを描いた挙句、そこに決着をつけずに女子高生とイチャイチャして終わらせ{/netabare}たら、マジ許さん。

われわれ(前述の特定の中年)は生きていくために{netabare}「約束を寝かせている」わけだが、時間の経過とともに自力で「約束を起こす」ことが困難になるし、だからと言って、そこを他人に触れられるのも困る、{/netabare}という状態にある。
だが、本作は{netabare}「約束」に触れてくる。そういう意味では主人公あきらは作品そのものだ。グイグイ来られるのは困るが、だからと言って、拒むこともまた難しい。
私には作中、近藤店長があきらを拒めない理由がよくわかる。それは彼女が女子高生で美人だからとかそんな理由では断じてない。彼の中で「約束」が死んでいないからだ。彼女に触れると「約束」が蠢くからだ。{/netabare}

本作は、正直なところ、原作ものの宿命か、すべてのキャラクターが掘り下げられて、決着がつくシナリオにはなっていない。
でも、少なくとも私にとってもっとも肝要なテーマはきっちり描いて決着をつけてくれた。おじさんは安心したよ。{netabare}私の「約束」が蠢いてちょっと困ってもいるが。{/netabare}

■恋愛

映画評論家の町山智浩さんが「本当に恋愛映画と呼べるのは『恋愛について』の映画だ」というようなことを言っていた。加えて、イケメン男女がイチャイチャするだけの映画は「恋愛ポルノ」だ、とも言っている。

で、本作がどちらに該当するかといえば間違いなく「恋愛映画」だろう。もちろん、映画じゃないから「恋愛アニメ」ということになるが、呼び方はどうでもいい。「恋愛について」の作品であることが肝心なことだ。

本作は当然、恋愛的な状況を何度か描くけれど、かなり控えめ、かつ、店長とあきらには一定の距離感があって、多少の間合いの変化はあるが、{netabare}最後まで消えることはない。何しろ、店長からあきらに何かを持ちかけることはほとんどないのだ。{/netabare}

しかし、主人公2人の中では大きな変化が起きている。この変化が性別と年齢差を超えて相似しており、{netabare}2人とも恋愛を通じて「寝かせていた約束」が蠢き、結果、店長は小説、あきらは陸上に向き合いなおすことになる。
そして、2人は同じ変化を共有した強い「点」で結びつくことになるが、おそらく物理的には離れていくことが{/netabare}暗示されて物語が終わる。

この点の関係を何と呼べばいいのかよくわからないが、私の感覚でいえば、「戦友」が最も近い。語義的にはおかしい部分もあるとは思うが、いわゆる「友達」では括れない、人生の大きな変化や特異な状況を共有したが、今は離れている存在という意味で当たらずとも遠からずかな、とも思う。そういう人は私にも何人かいる。

さて、2人は恋愛を通じて{netabare}変化して、最後は「戦友」{/netabare}になった。

これは恋愛の一つの側面を端的に描いている。恋愛は人を動かし、変化をもたらすものなのだ。たとえば、その帰結として、恋人になり、結婚して家庭を持ったりすることもあるだろう。いわゆる「成就」と呼ばれるものだが、しかし、それらは恋愛がもたらす結果のいくつかに過ぎない。本作のように{netabare}「成就」せずとも、「寝かせていた約束」と向き合うことになったり、「戦友」を得ることもある。{/netabare}
そして、それらの結果よりも肝心なのは、先に書いたとおり、恋愛により衝動と衝突が生まれ、動きが生まれることだ。

主人公2人が出会う前、{netabare}彼らは閉塞的な状況にあった。あきらは怪我により陸上を奪われ淡々とした学校生活を送っていたし、店長は小説家になる夢のために家庭を失い、長く小説をまともに書くことができずにいた。

それがファミレスでの出会いで生じたあきらの恋心によって動き出す。
出会いのシーンの手品が象徴している。恋はマジック。
動かないと思っていたものが、あら不思議、動き出す。
あるいは、雨上がりの晴天のように人を内から外へ突き動かす。{/netabare}

もちろん、恋愛の結果としてひどく傷つくこともあるし、作中のあきらのように{netabare}胸が苦しい{/netabare}こともある。でも、どんな結果になろうとも、動くこと、動けること、それ自体がとても貴重なことなのだ。私は店長寄りなのでよくわかるが、どうしたって、年齢を重ねるごとに動機や衝動を失っていく。
{netabare}そこに衝動を持ったあきらがぶつかって、店長も動き出す。{/netabare}
私自身は正直なところ、恋愛とかもう面倒だなあ、と思ってはいるのだが、それでも、店長の状況はちょっとうらやましいとも思った。
これまた、相手が女子高生だからでも美人だからでもない。自分を突き動かしてくれる、変化をもたらしてくれる存在がいることがうらやましい、ということだ。
もっとも、そういう相手は恋愛じゃなくても存在しうるとは思うけど、恋愛のマジックは強力だから。

もしかしたら、人がいくつになっても、程度の差こそあれ、恋愛を(あるいは恋愛をしていた時代を)忘れないのは、それが何かが動き出す始点だってことを知っているからかもしれない。

本作はこういったことを考えさせてくれる作品で、「ポルノ」じゃない。「恋愛について」の作品だ。


■年齢差

あらすじを読んだときに、ちょっとコメディタッチなのかな、と思った。
年齢に限らないけれど、立場や性別など様々な「差」を使ったコメディは多い。

実際は、たしかに多少、コメディっぽい部分もあるけれど、そこは添え物みたいなもので、年齢差は上記の「恋愛について」の諸々をより明示的に描くために活かされていたと思う。

本作を端的にいえば、{netabare}時間の重みで動けなくなったおじさんと、怪我によって動けない(走れない)女子高生が出会うことで、2人が動き、変化していく{/netabare}物語ということになるのだけれど、実はこの話は「おじさんとおばさん」でも、高校生同士でも全然成立する。
ていうか、恋愛物は一言で言ってしまえば「誰かと誰かが出会って恋をして変化する」フォーマットになるので、それだけに登場人物の設定と関係性にいかに特色を出すかが肝になる。

本作は年齢差を設けることで、{netabare}年齢とは反対に女子高生がけん引役になったり、年齢通り子弟的な関係になったりする状況を生み出していて、もちろん、これらは大きな魅力になってはいるけれど、最終的に2人は「約束を果たす」ことを誓い合った「戦友」として、同列になっている。少し乱暴かもしれないが、「恋愛(と、それがもたらすもの)には年齢差はない」{/netabare}という着地だ。
ちなみに、これは「だから、どんな相手でも恋愛しようぜ」みたいなことではない(もちろん、そう思う人がいてもいいけれど)。
実際、物語の終盤になると{netabare}恋愛色はどんどん薄まって、主人公2人は各々、自分の「約束」のために動き出して、恋愛は{/netabare}ことの始まりに過ぎなくなっている。
つまり、先の言葉をより正確に言うなら、「恋愛がことの始まり」であることに年齢差はないということになる。

年齢差によって様々なシチュエーションを生み出しつつ、最終的には{netabare}それを超えた普遍に至る構成には、ラストで2人が「戦友」となったこととも相まって、{/netabare}とても清々しい印象を持った。
これもひとつの成就のかたちだと思う。

※蛇足

本レビューを書いているうちに思い出した恋愛ものの作品を挙げてみました。
関心があれば、ぜひ、ご覧くださいませ。

・年齢差恋愛

「ハロルドとモード」
アメリカ映画。親子どころではなく、祖母と孫ほどの年齢差の恋愛もの。
本作との共通点はあまりない。というか、部分的には正反対のベクトル。

・「おじさんとおばさん」の恋愛

「恋愛ものはおじさんとおばさんでも成立する」みたいなことを書いているときに思い出した作品。若い人には想像が難しいかもしれないが、自分がおじさんになると、きっちり、おばさんが恋愛対象になってくるから不思議。

「コキーユ」
日本映画。おじさんとおばさんの恋愛もの、かつ、不倫ものでもある。
と書くと嫌悪感を抱く人もいるのかな。
私はそれなりに若い時に当時の彼女と観た。彼女は「浮気、ダメ絶対」な人だったが(まあ、普通はそうだと思うが)、号泣していた。
少なくともそういう作品ではある。とても切ない純愛もの。

「レスラー」
アメリカ映画。落ちぶれたプロレスラーが再起をかける話で、恋愛が中心ではないが、恋愛要素はある。もちろん、おじさんとおばさんの恋愛。
おじさんとはもちろん、再起をかけたプロレスラーなのだが、メンタル的には近藤店長(と後藤隊長と、認めたくはないが私)と共通したものを持っている。
「恋雨」とも「コキーユ」とも違うのはおばさんもまた、似たようなメンタルを持っていることで、そんな2人が出会うとどうなるかが見所といえば見所。想像できると思うが亀よりも遅い発展速度。残念ながら個人的には本レビューに挙げた作品の中でもっともリアリティがあった。
最後にこんなことを言うのもなんだが、あきらのようにグイグイ来てくれるのは、男としては楽だよな、とちょっと思う。こういう場合に「嬉しい」よりも「楽」が先に立つのが(一部の、だが、それなりの数の)おじさんのメンタルである。女子のみなさまは覚えておくといつか役に立つかもしれない。

投稿 : 2018/09/19
閲覧 : 510
サンキュー:

5

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

雨をモチーフとした純文学(風味)

2018.06.04記

原作未読。

JKとオッサンの恋物語をノイタミナでどう調理するのかと期待して視聴した作品。悪くなかったです。

はじめ数話は自分は乗り切れなかったのですが、{netabare}近藤の過去話が出てきたあたりからようやく全体が見えてきて、あきらとはるか/近藤とちひろの絡みが良いスパイスになって物語に厚みを持たせ、{/netabare}ラストは雨上がりの晴れ間のようなさわやかな印象を与えるような作りでした。

全体通してくっついた離れたの恋愛全開の内容ではないですが、モチーフである雨だったり劇中引用されてる漱石や芥川との関連を考えればちょうどよい塩梅だったと思います。

前半イマイチと感じたのはキャラに共感ができなかったから。
{netabare}あきらが恋に落ちるきっかけが唐突に感じましたし、アプローチも一直線過ぎで不器用なJKのほほえましさとストーキング一歩手前の怖さが同居する状態。それに加えて、吉澤バカ過ぎ、ユイちゃんアホっぽいと周りの固めると思えたキャラにもあまり魅力を感じず、チャラ男加瀬さんがちょっとアクセントになってるかな?近藤は何か抱えてるんだろうな?はるかは後々どう絡んでくるんだろう?が少し気になったくらいで正直なところ途中切りも考えました。{/netabare}

後半持ち直したのは主人公二人の背景に共感できたから。
{netabare}あきらが近藤の書斎を見つけ、後々「俺の何がわかんの?」をきっかけにこの恋愛のルールを学習していく過程で相手に向き合えるようになっていき、さらにあきらにとってははるか、近藤にとってはちひろとのやりとりを通じて自分にも向き合って・・・という流れは自然で、それから物語にひきこまれていきました。{/netabare}

漱石が 「I love you .」を日本語に訳すのに、「月が綺麗ですね」とでも訳せばいいと言ったとか言わなかったとかの有名な逸話よろしく、中盤以降の二人のやりとりではあきらの直接的な愛情表現は控えめになり、それと反比例してお互い理解しあってるかなと感じられる婉曲的な表現が増えていきます。悪くない。
タイミングや作画含めて雨の演出も綺麗でした。

作中の引用の影響もあるかもしれませんが、背景含めた描写であったり物語の終わらせ方を含めて純文学を読んでる感覚に近かったかもしれません。OP/EDどちらも楽曲単体としても良いし、作品の内容を反映していた見事な選曲でした。

ただ感想としては、「悪くなかった」になるかと思います。
あきら役とちひろ役のCVさんがしっくりこなかったのも理由のひとつ。チャラ男加瀬さんもフェードアウトしちゃって結局なんだったんだろうだし、普段は気にしない細かいところもやけに気になりました。


-----
2018.09.17追記
《配点を修正》

ED『Ref:rain』のAimerさんですか?
一昔前のアルゼンチン代表みたいだなぁ、と名前だけ見てふざけた第一印象持っちゃいましたが、歌聞いて一変しました。
伸びやかでビブラートの効いたハスキーな声。たまらなくせつねー(ToT)
私的にドが3つくらい付くストライクな良い声、良い曲です。
調べたら、実績のあるシンガーさんなんですね。
そういえば、PVでこの曲聴いてアニメも観ようとしたのを思い出しました。そんな観てるわけではないと前置きしつつ、2018年冬クールのアニソンの中ではほぼトップ。曲自体の良さと作品とのシンクロぶりという点で、宇宙よりも遠い場所の『ここから ここから』と並ぶ楽曲でした。

投稿 : 2018/09/17
閲覧 : 452
サンキュー:

44

R子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

綺麗な物語

キャラデザと設定で敬遠するのはもったいないほどいい話だった。

設定上、この物語をハッピーエンドにするには色々問題がある気がする。となると、どう展開されていくのか?・・・と、一話見て引き込まれて、止まらなくなった。
物語が進むうちに明らかになっていく、それぞれが秘めていた大切なものへの想い。

このアニメ(漫画)を、「女子高生と45歳中年男の恋物語」と言ってしまうのは少し語弊がある気がする。

手を伸ばせば届くものと、手を伸ばしても届かないもの。
でも、必ずしも手に入るとは限らないもの。

あまりにも純粋すぎて、後半は泣きっぱなしで、最終話を見てからもあとを引いていた。

視聴する年代によって感想が変わるかと思うが、とにかく多くの人に見てほしい作品だ。

投稿 : 2018/08/23
閲覧 : 325
サンキュー:

14

ネタバレ

guru さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

古い感じが、鮮やかに。アニメになってよかった。

ただの恋愛ものではないです。
ふとしたきっかけで人は変われたり、蘇ったりする。
何歳になっても大して変わらず、「青春」と呼べるものはあって、
{netabare} 「重ねた約束」と言い換えられる?{/netabare}

自分次第でいいじゃないか、全ては物語だもの。

漫画のもつ「古さ」がアニメになって鮮やかに新しく新鮮なものに変わって、
個人的には見やすくなっていて大変よかったです。

オープニング曲もエンディング曲もいい感じ〜。

投稿 : 2018/08/19
閲覧 : 267
サンキュー:

8

ネタバレ

スマートなトーマス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

可愛いけど残酷

可愛いけど残酷ですよね。人を好きになるのは必ずいいことだけじゃないんだなって思いました。

投稿 : 2018/08/13
閲覧 : 287
サンキュー:

2

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作品紹介の絵なんとかならんの

原作未読。
色々と青くささ(甘酸っぱいというか)が感じられる作品。自分は店長に近い側の人間なんだけどやっぱり終わった感を抱えながら日々生きてるわけです。故に若いってだけで妬ましくもあるわけですが(笑)。もし、自分にも何かしらエネルギーを与えられるような出来事があればその時は「どうせ・・・」と思わずに受け入れてやれる事をやってみよう。
ところで、作品中の主人公なんだけど個人的には陸上への思い入れがそれほど伝わってこなかった分、友人とのやりとりがイマイチ切迫感が感じなかったんだよなぁ。原作ではうまく表現できてるのかなぁ。


私のツボ:雨に打たれるのすきねぇ

投稿 : 2018/08/11
閲覧 : 271
サンキュー:

9

BZ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

純文学

終始流れる、純粋で清々しくて切ない匂いがするアニメでした。図書館が水族館になる描写とか純文学的なところも好きもです。

投稿 : 2018/08/07
閲覧 : 254
サンキュー:

4

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

恋愛?友情? 61点

OP、EDは良いです。
背景も横浜市と川崎市を良く再現してます。

では、肝心のストーリーとしてはどうかというと、あまり面白くなかったです。
部分部分としは良いシーンはありましたが、
恋愛物としては変化があまりにも無さ過ぎ、友情としてもなんだかなぁと、ストーリーの軸が定まっていない感じに受け取れました。

もやもや、じれったいにもたどり着いていないかな。

原作は未読なので、この先があるかわかりませんが、最終回は、これで最終回なんだよなぁと思ってしまう程度でしたので、一歩踏み出したを表現したかったのかもしれませんが、煮え切らない作品かと思います。
それこそ、純文学が好きな方には良いのかな?

店長の同級生は良いキャラでしたので、2クールでもう少し全体を掘り下げて、各キャラのやり取りがあるのであれば良かったかもしれませんね。

薄味過ぎて、味気なく感じてしまった作品です。

投稿 : 2018/07/28
閲覧 : 207
サンキュー:

8

かんろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

諦めかけた人生や忘れかけた夢に勇気を与える、雨上がりにかけた文学的感動ストーリー、

中年の私としては、
45歳の店長に共感ばかりしてしまって、
とてもよかった。

私としては、
こういうアニメの評価は困るのだ。
ストーリーが素晴らしいのだが、
私的には、絵や音楽やキャラはさほどでもない。
だけど総合すると
この作品は素晴らしくて、
名作だし多くの人に見てもらいたい。
だから、総合評価としては、
☆5つ付けたい位感動したのだが、
☆5つにならない。

まあ、その位感動したし、
よく出来たストーリーだった。

私も老体に鞭打って、
中途半端になった夢をどうにか
しなきゃなぁ〜?と思いもした。

しかし、あの店長さん、能力以外、
パトレイバーの後藤さんに
被りまくりです。

投稿 : 2018/07/24
閲覧 : 296
サンキュー:

18

ネタバレ

さかまがはら さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

実写映画も見ました

レビューのタイトル通り、先日実写映画も見てきました。実写映画について語りたいこともいっぱいあるんですが、ここでは割愛させていただきます。少し言うなら、キャストのハマり方はピカイチだった。小松菜奈めちゃくちゃかわいいです笑

今さら冬アニメの話かよ!って思った人もいるでしょうが、一言、言わせてください。本当にすんません(春アニメもまだ見てないし夏アニメも当然見てない)。

正直このアニメめちゃ好きです。なにがいいって、JKが45歳のおっさんのこと好きになっちゃうってこと除いたら、非常に現実的な話です。こういうアニメにありがちな、都合のいい展開とか、何やっても許される感はないです。

それを象徴するのが、店長です。この人が恐ろしいぐらいの常識人なんですね。あきらちゃんが店長にアプローチしまくるなか、店長はかたくなに拒み、今の関係壊れないようにします。しかしこれは決して店長が冷たいとかではなく、店長があきらちゃんにとって、1人の大人、ないしは友達であり続けようとした結果なんですね。その大人の役目として、あきらちゃんを導き、背中を押すことをしていきます。そう、あきらちゃんの居るべき場所、陸上の道にですね。同様に、店長もあきらちゃんと話していく中で、小説の道をあゆみ続けるとことを決意させられます。2人は『友達』として、お互いの背中を押しあうんです。あきらちゃんの思いは成就することはないんです。悲しいことではありますが、それこそが店長の意思であり、彼女もそれを理解しています。この、都合のいい両思い展開とかじゃなく、2人を繋ぐのは『友情』でありながらも、どこか切なく、儚いこの関係が、この物語を安っぽくしなく、厚みのある魅力的なものにしていると思います。

学生が出てくるアニメで、しばしばテーマになる青春という言葉。あきらちゃんの恋、友情の描写がいっぱいありますから、彼女の青春が描かれているのは言うまでもないですが、面白いのは店長もまた青春してるってことなんです。いや、してると言うよりは、とらわれている、という言い方が正しいですね。店長は同級生のちひろとの再会で、あのころ、青春を謳歌していた頃の友、そして没頭していたものであり、今も自分につきまとう小説が、45という歳になっても自分のかけがえのない財産であることを認識させられます。そして、同じように、あきらちゃんにも今いる友達、そして陸上を財産にしてほしいと思うんですね。

最終話で、2人がバス停で抱き合うシーンがあります。あのハグには、2人の様々な思いや決意が交錯していることでしょう。2人は決して結ばれません。しかし、お互いに背中を押しあって、自分たちの中にあったくもりをなくすことが出来た彼らの気持ちは、非常に晴れ晴れとしていることでしょう。そう、雨上がりのようにね。なんつって(激寒)。

投稿 : 2018/07/18
閲覧 : 249
サンキュー:

12

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生の雨宿り

原作コミックは未読。

中年ファミレス店長と女子高生の恋愛ということで、
胸キュンできるのか?との懸念から様子見していましたが、
ハマった方々の半端じゃない心への刺さり具合に触発され、
私も雨に打たれに飛び込み、無事、感動し、打ちのめされ、
お気に入り棚に直行と相成りました。


触れてみると、本作は恋愛ドラマでもありながら、
それ以上に、進むべき道から外れかけて彷徨っている登場人物たちによる、
人生の雨宿りといった風情の純文学的な人間ドラマがステキな良作でした。
(と言いつつ恋するJKの慕情や仕草にも終始ドキドキさせられっぱなしでしたがw)

45歳の中年男からは、瑞々しい青春など、とうに干上がっていまっていたが、
一度、JKの純情という潤いに触れれば、吸湿するだけの文学的感性を備えていた。
彼にとって彼女と雨はまさに恵みの雨。

一方の女子高生にとって、雨は自身が怪我で陸上部を辞めた挫折の象徴。
彼女にとって店長は湿った心を受け止めて乾かしてくれる存在。


ただ、{netabare}この年の差恋愛はいつかは区切りを付けなければならない。
それは単に援助交際を想起させる背徳の構図といった世間体ばかりではない。
中年店長、女子高生共に自分との約束を誤魔化して、
自分に嘘を付く道を彷徨う途上で出遭い、始まった恋。
疎外感を抱いている二人の止まった時を動かすきっかけを与えるのは同世代ではなかった。
その点でこの年の差恋愛には必然性はありましたが、
二人が各々の心に従った豊潤な人生を歩み直すためには、
この恋は精算されなければならない。

自分との約束を果たした上で、もう一度二人が恋を始めるにしても、
それは青天の下でも続けられる関係でなければならないだろう。


雨もまた難儀な気象現象です。降らなければ世界は成り立たないけれど、
いつまでも降り続いていても立ちゆかない。
何より雨天の下では陸上など始められない。
雨はいつかは上がらなければならない。
いつまでも雨宿りを続けているわけにはいかないのだ。{/netabare}



無価値に思っていた自分の言動が、思いがけず他人の心を動かす煌めきとなり得る。
視点によって様々な表情を見せる雨を精緻な背景作画で再現し、
それらの天候描写も、恋愛模様に絡めつつ、揺れ動く心情を表現していく。
事象だけ記せば一文で終る雨天を、百行にする。
文系脳の真髄が随所に発揮された私好みの逸品でした。


視聴の時季は、放送された冬アニメ期間中でも悪くはないのでしょうが、
やはり梅雨が明けて、夕立の季節に移っていく……。
このタイミングがベストなのではないか?と私は思います。

もし、この機会に本作の情報やレビュー欄に興味を持ってアクセスした方がいらっしゃったなら、
これはまさに、潜在意識の鑑賞欲求と季節がリンクした奇跡だと思うので、
躊躇せず視聴に直行することをオススメします♪

投稿 : 2018/07/15
閲覧 : 735
サンキュー:

57

ネタバレ

lulonin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

尻切れトンボ

最初から結末は分かっていたし、普通。

投稿 : 2018/07/13
閲覧 : 228
サンキュー:

1

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

雨上がり…空を見上げた先に… 貴方(貴女)を思い出す。明日を教えてくれた人を…

この作品、なんか知らないけどかなりの炎上してますね。原作見たら分かるのかな?
アニメ観ただけですが中々良かったと思います。

原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全12話・30分)

小さい女の子が年上の男性に憧れる…の上位版って感じがしました。『橘あきら(17歳)』と『近藤正己(45歳・バツイチ)』の2人が主となるストーリーです。
簡単なあらすじとしては『橘あきら』は陸上部でしたがアキレス腱を大ケガしてしまい手術。
失意の中、帰りに雨が降ってきて雨宿りの為にファミレスに。そこで『近藤正己』とのやり取りが彼女にとってとても大きな励ましになる。
そしてそこのファミレスでバイトするんですが恋心は秘めたまま…だったけど、あるきっかけが鍵となり恋心が抑えきれなくなり爆発!真摯に想いを…って感じ。
しかし、年齢差や世間の目、ジェネレーションギャップ等が邪魔をする。
んー…こんなとこかな。
個人的には好きに理由はいらない、後は覚悟のみ!だと思います。そして結果を受け止めること、かな。

私の知り合い、年上の人が30歳後半(男性)なんですがその方を思い出しました。その方は世間では叩かれる事ですが当時女子高生の方と真剣なお付き合いをしてまして、卒業するまで健全な関係を保ち、その女子高生が卒業したらそのまま結婚した方が居ます。今現在も良好な夫婦生活をやってるみたいなのでこの作品の設定もスッと入ってきました。

『雨』が1つ1つの起点になってるとこがニクイ演出だったなと思います。『近藤正己』の被害妄想…っていうかあのおよび腰も正直頷けるなと思いました。あれぐらいの年齢の方となるともう保守的になると思うので。
それからあの真っ直ぐで純粋な『橘あきら』もかなり好印象。真っ直ぐ過ぎて直球ストレートがかなりの速さでキャッチャーもビックリなほど(笑)
それが行動にも出てるのがまた…うん、面白かった!クールなキャラなのに…フフッ。

ただこの作品、観る方の年齢によっては評価が変わると思います。1番の理由は視点…です。
年齢の若い方は『橘あきら』。
年齢を重ねた方は『近藤正己』。
に、なるかな?と思います。
そうなると感情移入の仕方、考え方、恋愛の受け取り方等が全然違うと思うので。
そこも加味するとまた面白いかもしれません。

ストーリーは問題ないかな。物語の抑揚も良く、悪役?もちゃんと茶々入れてくる。ちょっとラストが気にくわない人が居るかもだけど。
純文学みたいな表現をしてたとこがあったのも良かった。
作画は少し古め…に感じました。
声優さんも合ってたと思います。
OP・EDの両曲も作品に合ってたと。OPはHoneyWorksさんが手掛けてるので、こーゆー作品にハマる作詞をしてたなと思いました。
EDは『橘あきら』を表現してるのかな?聴いてて切なくなりました。
中盤から後半あたりの『近藤正己』と『九条ちひろ』のやり取りも好きです。なんか良いなぁ…てね。
(認知科学の分野なのですが、1話であきらが近藤のシャツを嗅ぐ[クンカクンカする]シーンがあります。認知科学では女性は最終的に見た目ではなく、匂いで異性を選ぶというものがあります。だからあきらの行動は的を得ているなと…。)

作品を観ていると建物や出てくる学校や駅などから『横浜』がロケ地かな?と思います。なんか横浜市とコラボしてたみたいですね。
(調べたら協力にガストとか神奈川県立氷取沢高等学校ってありました)

年の差恋愛?物が観たい、ド直球なJKがおよび腰なオジサンにどう行動するか観たい、きっかけで2人がどんどん行動していく事を観たい等に関心がある方にはオススメします。
恋愛物が苦手、年の差なんてありえない、枯れ専は嫌だ!…等の方にはオススメしません。

私はこの作品を観ていたらとても胸が苦しくなりました。切なく、恋をした・恋に落ちた感情、青臭さやエネルギーが沢山ある娘に対し片方は等身大しかない…。
教え、教えられて…ラストが本当に苦しくなりました…。

この恋愛?が上手く行くか行かないかは分からない。だが成就する事も恋愛。失恋する事も恋愛。そして自然消滅するのも恋愛…、そこから色々知ってゆく。
だけど『近藤正己』が放った言葉は失意の中の『橘あきら』の心の中の雨を止ませた。そして雨上がりの先には…
とても綺麗な作品でした。

投稿 : 2018/07/12
閲覧 : 356
サンキュー:

14

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

さわやか

絵が独特で、主人公の魅力がとても上手くアニメ化出来ていると思った。

高校生と中年男性という、倍以上の年齢差の恋はさすがに・・・
と初めは思っていたけれど、ただの恋物語だけではなく
断念してしまったとても大切な事にもう一度目を向けるきっかけになった
とても良い出会いだったねと、じーんとなる良い展開だった。

原作の方もこれ以降も少し続き綺麗に終わったようだし、一度見てみたいと思う。
実写化も大泉洋さんが中年店長役なので、きっとコミカルな名演技が見られるんじゃないかと興味が沸いた。

主人公の大人びた雰囲気と、優しいけれどダメダメな中年店長のミスマッチがとてもハマッた面白いストーリーだった。

投稿 : 2018/07/09
閲覧 : 226
サンキュー:

4

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

複雑な深層心理

一言とか簡潔にまとめることができない作品
ハニワを起用したとのことでオープニングは知名度が上がった。

不器用で、だけどちょっと気難しい
店長とあきらちゃん。
年の差カップルまでには至らず
恋は実らなかったが
あきらちゃんと店長

この2人が出会わなければ
2人は変わることもできなかっただろう

友達とうまくいったあきら
夢を諦めないでみようと試みた店長

合間に挟む、ラブシーンもあるので
恋的にバッドエンドなのが多少イラつく
2人はずっと、友達のままなんだろうなぁ
店長は元嫁のこと忘れられないだろうし
息子だっているし…

投稿 : 2018/07/06
閲覧 : 237
サンキュー:

3

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女子高生と45歳男性店長との組み合わせは新鮮味がありました。

まず思うことはじっくりとした開始かな
じっくりと進みますね。開始して主人公の女子高生が
ファミリーレストランでバイトしていて
そこでの日課が描かれていて
そこには、どういうキャラがいて、女子高生の主人公との関係がどうなのか?が
描かれてました。
HPの紹介文とか見なくていいぐらいわかりやすいので
舞台設定の描写は丁寧だと思いました。
開始がわかりやすいのは好感が持てます。

設定はそのファミリーレストランでバイトしている女子高生と
そこの店長の45歳の男性に女子高生が片思いをしているもので
45歳の男性と女子高生の恋愛ストーリー
女子高生が店長に子供がいたり、離婚していると聞いたら
女子高生が店長のことを好きだとよくわかるショックな態度や戸惑いなど
の描写が繊細で丁寧なので感情表現は上手く
丁寧な女子高生の感情表現や心理描写のおかげで共感しやすく物語に入っていきやすかったです。

ストーリーはこの女子高生と店長を中心に進めてました。
女子高生は店長のことを好きだけど店長はそのことに気付かないという
のがよくわかるファミリーレストランでの日課が描かれてました。
序盤はそれが楽しめるかどうかでしょうね。
この店長は年齢は別としても見た目がカッコいいわけでもないし性格も普通で
普通のおじさんなので、その辺が面白いかどうかに影響しそう
ただ、好きだけどそのことに気付かないの展開は
45歳の男性と女子高生でなければ成立しないエピソードばかりなので
そういうエピソードは新鮮味があり楽しめました。
テンプレートな設定でない強みかなとは思う。

その後の展開は急展開かな付き合うまでのストーリーかなと思ったけど
実は告白後のストーリーだったんですね。
45歳の男性と女子高生の告白後のストーリーがまじめに描かれていました。
女子高生が告白し45歳の男性がその好意に対して45歳の男性らしい
対応をして、いわゆる大人のストーリーて感じでした。
女子高生は積極的なのだけど、店長は年齢差を考えて
上手くなだめて諦めさせるストーリー展開で
女子高生の年齢差は関係ないという思いと店長の現実的な考えの
2人の考えが交差するストーリーだったかと
うーん、近い年齢だとありえないこのアニメの設定ならではの
ストーリーだったのでこれも新鮮味がありました。
特に店長が女子高生のゆさぶりに心を許しそうになるも
我慢して理性をたもとうとする姿なんかは心を打たれましたね。
理性に流されまいと常識的な大人の対応をする姿は視聴者的にはカッコいいなと
思えるのではないでしょうかこういった大人の対応はとてもいい。

女子高生の好きだという思いも、店長と一緒に食事した時の店長が支払ったレシート
を手に入れようとしたりや一緒に店長と映画を観た時のパンフレットがわからなくなった時の
残念そうな表情やそのパンフレットなんですが演出的に店長と一緒に映画を観た時のじゃないと
嫌だという心にくい仕掛けがあるので、それらを見ると一途な思いは伝わってきたので
細かい丁寧な一途な描写は恋愛ものとして良い演出をしていました。
女子高生はあまり喋らないのだけど、細かい描写で色々伝わってくるのは良かったです。
なので中盤ぐらいまではしっかりとした45歳の男性と女子高生の恋愛ものとして
楽しめる出来でした。

ただ、後半は恋愛ものていうよりは別のジャンルになってたかな
店長や女子高生の過去が掘り下げられてそれがテーマになってましたね。
店長は過去に未練があり、その思いが語られていました。
店長は深く掘り下げられていて友人との人間ドラマになっていて
シリアスでしたが話自体は良かったと思う。
店長がどんな夢を見てきたのか、そして今はどう考えて生きているのかなど
その思いや考え方は伝わってきました。それは悪くない。
女子高生の過去は女子高生自体よりは女子高生の友人が掘り下げられてました。
その友人を通して女子高生が影響されるもので、それはいいのだけど
女子高生自体の掘り下げはかなり甘かったので
そのせいでストーリー展開に説得力はあまりなかったかなと思いました。
最後のストーリー展開はあらすじだけ見れば
そんなに悪いものではないのだけど実際出来たものを観ると
別にそうならなきゃいけないという気がしなくて
未練があったようには見えなかったので違和感がありました。
恋愛ものとしても最後の方は完全に忘れられているし
視聴者の想像におまかせする形になっているので
もうチョット丁寧にまとめてほしかったな1クールなのは
わかるけど雑すぎるまとめ方は好意的にはみれない。
そりゃ想像は大体は出来ますがやっぱり描写してもらわないと・・・

作画についてはキャラクターデザインは手足が長かったり頭身がかなりあり
女性向けでチョット古めな感じでした。
こういった恋愛ものとしてみれば良かったのではないでしょうか
雰囲気に合ってました。背景はとても綺麗でいい雰囲気が出ていました。
作画の質自体はかなり安定していて安心して観れるクオリティーがあり
演出もこのアニメのタイトルにもなっている
「雨」の演出が幻想的でしみじみした感情を心にうったえるものとなっていて
感動的なシーンを演出していました。
なので作画は力を入れていて文句ない出来でした。

声優さんについては声質は合っていたし演技力はそこまで高いとは思いませんでしたが
演技は良いと思えるだけの喋りは出来ていました。

まとめると開始直後の舞台設定の描写は丁寧で女子高生の心理描写も丁寧なので
物語に入っていきやすかったです。
女子高生と45歳男性店長との恋愛も新鮮味があり
その組み合わせならではのエピソードは面白かった。
その後は大人のストーリーで大人の対応の店長と女子高生の純粋な思いの
交差も良かったと思う。
ただ後半は別のジャンルになり店長の人間ドラマは良いのだけど
最後のストーリー展開は別にそうならなくてもいい感じがしたので説得力がなかったかなと思うし
雑にまとめたからな・・・後半が残念かなと思う。

投稿 : 2018/06/26
閲覧 : 265
サンキュー:

8

さぁ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん まあまあ

もっとオープニングのようなんを期待してたのに…

思春期の葛藤多過ぎ?
目デカ過ぎ…!

ほんまに なんでこんなおっさんが って感じやったけど
声は良かったなあ

是非オープニングのような内容を二期で見せて欲しい。
そしたらこの不燃焼気味な気持ちが晴れる気が…

投稿 : 2018/06/24
閲覧 : 204
サンキュー:

1

ネタバレ

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おじさんには夢のような物語

女子高生が40代のおっさんに恋をする。
ありえんだろう普通。
でもね、おじさん達には夢のようなお話で
現実にあったらなぁと期待してしまう。

物語は、単調な流れですね。
ちょっと退屈でした。
祭りの夜店では、恋愛物語の鉄板場面!
でも何もないよね。
変化が弱かったように感じます。

最後は予想とおりですが、所詮アニメなので
超えてはいけない関係が欲しかった。

評価したいのは、作画です。言葉少ない作品ですが
雨や風景による作画による表現力は素晴らしいものがあります。

投稿 : 2018/06/24
閲覧 : 233
サンキュー:

12

木村天祐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

嫌味のない作品でした。恋愛ものというより恋愛未満ものです。

いやー、面白かったですね。最近の恋愛アニメものだと一番好きかも、一年以内だったら間違いなくNo.1。

主人公の女の子の恋する相手が、バイト先の店長のおっさんなんですよね。
それだけで「ちょっとどうなの?社会的に」と始めは思ったんですが、杞憂でしたね。
私にとって恋愛もののネックである、変な思考回路を持つキャラがおらず、納得できる思考をするキャラが多かったです。

結局恋愛ものではなく、全然そのラインに最後までたどり着かなかったんです。
あんな若い女の子に告白されたら、多少妄想してしまうのもわかりますし、かといって年齢差もやばいのでそういった常識的な思考をするバツイチ店長をはじめ、色々なキャラの嫌味が少なくて好感触でした。

また、この出会いが悲恋という形で無意味に終わらないところが最も良かったです。
彼女との出会いで、昔の情熱を取り戻した店長にとって、主人公ちゃんは間違いなくヒロインだったと思うんですよね。
この出会いは恋愛以上に意味があるものだったと思います。

声優も良かったです。主人公の声優さん新人かと思ったら違うんですね。
見たことない人だったのであれ?と思ったんですが、うまくてびっくり。
調べたら10年近くキャリアあるし、アニメ声優じゃなかっただけらしいです。

百聞は一件にしかず。是非みてください。
オススメです。

投稿 : 2018/06/20
閲覧 : 224
サンキュー:

4

ミチ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

年の差恋愛、JKの方がすごく恋愛に真っ直ぐでいいと思った、内容もなかなか好きだった、演出も結構好きで良かった

投稿 : 2018/06/17
閲覧 : 176
サンキュー:

1

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

後藤隊長。。。?

内容はよくある恋愛ものであり、キャラクターデザインも古臭くて正直あまり面白くなかったですが、作画のクオリティは非常に高く、演出も俯瞰の構図や長回しが多いのにも関わらずデッサンの狂いがほぼないので手練ている感じです。

店長は。。。。あれ。。。。僕の目に間違いがなければ「後藤さん」。。。。「後藤隊長」じゃないですか!!!

投稿 : 2018/06/16
閲覧 : 358
サンキュー:

8

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

純文学だね、このアニメ

あらすじの内容に如何わしいと否定しながらも、頭の中ではそうなって欲しいと期待する自分がいたが…。

人間にとって本能的に生きるのが息苦しいこの御時世、やはりそうなるよね…。
ちょっと残念かな。

恋は、良いクスリにもなる“毒”のようなもの。

投稿 : 2018/06/14
閲覧 : 184
サンキュー:

8

小田原富士夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これいい。

これ、いい。
中年おやじの夢物語だろって、スルーしてたんだけど、あまりに暇なんで、観たら。。。。
はまった。
心が動きます。
お勧めの作品です。

投稿 : 2018/06/12
閲覧 : 213
サンキュー:

7

ip さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まさかの面白さ

なんとなく映画化されると聞いて1度は1話で切ったこの作品。オジサンに恋する女子高生とか設定からして好きじゃなかった。
でも見ていると単なる恋愛アニメではなく、様々な感情がでてきて嫌悪感は何一つ無かった。
結局アニメ、映画、漫画全てを観てしまった。どれも何度も見れるし、思い出す度何度も懐かしく思える。

投稿 : 2018/06/10
閲覧 : 209
サンキュー:

7

次の30件を表示

恋は雨上がりのようにのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
恋は雨上がりのようにのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

恋は雨上がりのようにのストーリー・あらすじ

ある事件がきっかけで走ることを諦めた元陸上部エースの女子高生・橘あきらと、彼女のバイト先のファミレス店長であるさえない45歳男性・近藤正己の恋物語が描かれる。(TVアニメ動画『恋は雨上がりのように』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年冬アニメ
制作会社
WIT STUDIO
主題歌
≪OP≫CHiCO with HoneyWorks『ノスタルジックレインフォール』≪ED≫Aimer『Ref:rain』

声優・キャラクター

渡部紗弓、平田広明、宮島えみ、福原遥

スタッフ

原作:眉月じゅん、監督:渡辺歩、シリーズ構成:赤尾でこ、キャラクターデザイン・総作画監督:柴⽥由⾹、音楽:吉俣良

このアニメの類似作品

この頃(2018年冬アニメ)の他の作品

ページの先頭へ