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「夜明け告げるルーのうた(アニメ映画)」

総合得点
68.8
感想・評価
119
棚に入れた
449
ランキング
1988
★★★★☆ 3.7 (119)
物語
3.6
作画
3.9
声優
3.6
音楽
3.8
キャラ
3.6

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夜明け告げるルーのうたの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

お話は定番的。ロリ的に見えたのがちと。。

湯浅監督好きなので
まぁ特殊な絵柄とかトリッキーな動きは
四畳半やカイバなどで慣れているので問題なし。

人魚の特性や
音楽は人間にも大事だったり、自由だよというのも良い

ストーリーは心閉ざしてる子が仲間と音楽と特殊なキャラで心を開き仲良くなるが
とあるきっかけで特殊キャラが街の人に嫌われる
しかし街の危機を特殊なキャラが救い誤解が解けるが最後には。。っと
まぁよくありがちなフォーマット。

音楽が好きなので
音楽を通じて心を開いたり仲良くなるというくだりは好きだが
幼女的な人魚が能力を一時的に分けるためにだけどせっぷんをしてその後大好きだーっと両者で言ってるのがちと。。
仲間としての好きを超えてるような描写で中学生と小学生低学年的な関係に見えてうーーーんと。

どういう企画で進んだ話なんだろうとも思いました。

投稿 : 2023/05/22
閲覧 : 97
サンキュー:

3

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2021.6.17

2021.6.17

投稿 : 2021/06/17
閲覧 : 191
サンキュー:

0

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

シナリオが足を引っ張っているような。

【概要】

アニメーション制作:サイエンスSARU
2017年5月19日に公開されたオリジナル劇場アニメ。
監督は、湯浅政明。

【あらすじ】

東京出身の中学三年生の足元カイは両親の離婚で父母の故郷に引っ越して、
水産会社に就職した父親と、船主で傘職人の祖父との三人で暮らしている。
その漁港の町・日無町(ひなしちょう)は、湾口にあるお陰岩に日光が遮られて、
昼間でも薄暗く寂れた土地であり、「人魚は人を食べる」との伝承が伝えられている。

口では語らないものの、カイは家族や今の自分のことなどで鬱屈した思いがあり、
人に心を開かず距離を置き、笑わない陰キャとなっている一方で唯一の楽しみが音楽であり、
自ら作曲した音楽を打ち込んでインターネットの動画投稿サイトに投稿していた。
その動画がクラスメイトの海老名遊歩と国夫に見つかったことからカイは、
ふたりのバンド「セイレーン」に勧誘される。カイはバンドに入ったつもりはなかったが、
「セイレーン」の秘密の練習場である人魚島に同行。そこでカイたちは不思議な歌声を聴く。
その歌声の正体である小さな人魚の少女ルーと出会い、その明るさに触れているうちに、
カイは人に心を開いて明るく笑うように変わっていくのだった。

【感想】

二度見してみました。

このアニメは原作無しの完全オリジナル作品であり、
一応は中学生の少年の心の成長をテーマにしたストーリーっぽいですね。

変わり種な作品が多い湯浅政明監督が、
日常アニメと感動アニメの脚本を数多く手掛けた吉田玲子と話し合って、
設定やシナリオを考えたっぽいですね。(脚本クレジットは連名)

「より多くの人に観てもらえるような絵柄や題材を意識して作ったのが『ルー』でした。
 だけど、僕自身の手応えとは裏腹に、世間の反響は思ったほどではなくて(苦笑)。」

と、次回作の『きみと、波に乗れたら』で湯浅監督が岡安由夏プロデューサーとの対談で、
後に述懐しているとおり、ファミリー向けや女性らのファン層を開拓する狙いがあったのか、
湯浅作品にありがちな非モテ男の情念や生臭さを前面に出した演出を封印して、
カイの見た目はイケメンであったり、ルーのマスコット的な可愛らしさを強調したりで、
従来より清潔感を大幅に増量した感じ。(一部、そうでないシーンも存在しますが)

内容から『崖の上のポニョ』とよく比較されているのですが、
初期案ではルーたちは吸血鬼であり、それが山の妖怪→人魚と設定が二転三転。

「映画館に会いに行きたくなるようなかわいらしいキャラがいいんじゃないですか?」

変更の理由は、吉田玲子の提案で子どもたちらの目を引く愛くるしいキャッチーさを、
取り入れた結果らしいですね。

吸血鬼設定の名残として人魚は陽の光を浴びれない、人魚に噛まれた生き物は人魚になる。
基本的なストーリーを残すために人魚の設定は、吸血鬼のものを引き継いでいますね。

もともとがアニメーターとして頭角を現した経緯のある湯浅監督は、
シナリオ云々よりアニメーションとしての楽しさを見せたい欲求を優先してるように見える、
演出家としては自分が好きなものを何度も再利用する傾向がありますね。

昔、TVアニメ『キテレツ大百科』の「ひんやりヒエヒエ水ねんど」(1988年放映、第19回)
に原画マンとして参加した際、固形状の水を描くことをえらく楽しんだようで、
「もっと描きたい!」「いつか水をメインに据えた作品をしっかりやりたい。」
との宿願を29年越しに叶えたわけで、不思議な力で水を操ったりするのが本当に描きたいメインで、
ルーも波も固形水を描くための脚本なんでしょうかね。

そのアニメーションづくりの情熱はクリエイター同士では共感できる。
だからこそプロからは評価をされるし、受賞する。

吉田玲子だから湯浅監督の要求を叶えつつ無難な形に話にまとめたけれど、
でもやっぱり、一般向けに妥協をある程度しても、
監督の中での優先順位が映像表現>>>ストーリーなので、
と、アニメ映像作家として審査員受けが良くて、

・2017年アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門クリスタル賞(最高賞)
・毎日映画コンクール大藤信郎賞
・文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞

と、受賞できても商業的には苦戦したように、
クリエイター以外の視点からの一般受けは難しいんだと思いますね。

まずこのアニメの場合は叫んだり歌ったりしてもキャラの持つ感情のパワーを観ていても、
心に染み渡るには伝達不十分だったりするかも。伝わった人もいたかもしれませんが、
自分はそうではなかったですね。

吉田玲子が脚本を担当した人気作品って、まずキャラを気に入ってもらって、
何気ない日常や横のつながりを丹念に描いて、視聴者の感情移入を誘う、
そのやりかたが多いじゃないですか。原作ありきやTVシリーズの延長線上の劇場版なら、
原作読者向きに作ったり、TV版での積み重ねを前もって知っていることが前提で、
これはこういうキャラでこうすると視聴者が予めわかってくれるから作り手も余裕がある。
その点ではオリジナル劇場版は一発勝負なわけでして、
限られた尺の中でキャラ紹介をはじめとして全部やらないといけない。

ルーの「好き!好き!だ~いすき!」という感情や、人間の嫉妬や怒りや後悔など、
いろんなものが入り混じってるシナリオですが、そこまでの流れがパージされてたり短かったりする。
コミカル寄りの人物作画があっさりしすぎてキャラの感情補完に向いてなかったりで、
キャラがシナリオを動かしているのではなくて、シナリオにキャラが動かされている感。
特に遊歩が、とある出来事でガッツリ落ち込んでいたかと思えば、
次の場面ではカイの不機嫌さを逆撫でするという結果を生み出すために、
翻意したのか何事もなかったかのように上機嫌であるとか脚本の都合で情緒不安定すぎる、
展開の都合優先での感情が迷子になる整合性の無さが気になったでしょうか。
人の心の迷いや弱さを情緒として味わいにくいのは、そういうところです。

ポニョと違って人間の理不尽で身勝手な部分が強調されているシナリオ。

マッチポンプ式に問題が起こり解決していくのは結構ですが、
気分で人魚を持て囃したり簡単に手のひら返しを繰り返すモブたち。
ただ人間に都合がいいだけの心優しい人魚たち。人魚への迫害に同調したくせに、
祟りでピンチになっては助けられて人魚バンザイになる人間たち。

映像はユニークで非常に面白かったものの、テーマを作って物語を消化するには、
どこかで見たような内容であったり展開の強引さが気になりました。
良いところも悪いとこも含めてそれが人間ということなのでしょうけど、
登場人物の多くが、その感情を咀嚼するには魅力不足ということで、
お気に入りレベルまでは行かなかった作品であるというのが正直なところでした。
まあ、ポニョよりは好きですけどね!


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/11/29
閲覧 : 322
サンキュー:

34

ネタバレ

P さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.2
物語 : 1.5 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

遊歩と国夫が忘れられなくなる話

普通の人魚かと思いきや、吸血鬼を足したような存在で斬新でした。
下げて上げるという手法はよく見かけますが、個人的には浜辺で皆仲良く踊ってって所で終わらせていた方が楽しめたかな。
その延長上か、違う可能性の世界の方が見てみたかったです。

人魚への偏見と不当な待遇は必要だったのでしょうか…
少なくともヒロインポジション?の女の子(遊歩)がSNSで
「みんな人魚に食われちゃうよ。助けて!!!」
と虚言を吐く病み落ちは見たくなかったです。
自分のせいで大事になり、ルーや父親等が死にかけたりしたのに、
遊歩が主人公(カイ)へ
「ルーを助けて。皆がルーを誤解している。
カイが1番知ってるでしょ。
ルーは良い子で、皆と仲良くしたいだけ。
皆に本当の事教えて」
って言う場面があるんですよ。
間髪入れず
「いやいや、あなたのせいだからね。皆を誤解させたのはあなただからね」
と心の中で突っ込ませてもらいました。
勿論反省しているという状況もわかります。
しかし「この子がこれ言うかー」感は私の中から消えてくれませんでした。

その後、遊歩に気のある男友達(国夫)が曲を流すのですが
遊歩「あ、これ私の好きな曲だ」
国夫「そう」
遊歩「なんで?」
国夫「俺が考えているのは、いつもお前の事だからだ。なんちゃってー」
遊歩「ありがと国夫。愛してんよ。私ルーの所行く」
っていう所では
「他の事も考えようよ」
「流石に不謹慎でしょー」
「何どさくさに紛れて告白してるの、君」
という思いが次々に浮かび…
町が浸水していってる中、周りがここまで空気の読めない行動をしてくると話に集中出来ませんでした。

ここまで濃いと、私にとってのメイン(主役) は遊歩と国夫という認識になっています。
制作者の意図とは違うと思いますが、彼らの愚行により視点が変わり、ある意味面白かったです。

落ちてからは上がっていくだけなんで後半楽しい部分もありました。
しかし、主人公の歌は敢えて学生らしく歌ったのでしょうか。
歌唱力が気になり、あまり引き込まれませんでした。
ルーに告白した割に消えてしまい、その後どうなったのかもよくわからず。

ラストもあっけなく拍子抜けでした。
遊歩の台詞で締めたのは流石だなーと感心しましたが。

投稿 : 2020/10/27
閲覧 : 214
サンキュー:

4

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「君の"好き"は、僕を変える」好きと言えるようになる。

日無町では,人魚は忌み嫌われる存在だそうですが
そういう前提は,「ポニョ」とはかけ離れた映画です。
「ポニョ」は聡明で母性的な作品ですが,「ルー」は堅実で
父性的な作品と言えます。

絵柄の独特さ,村人が躍る様子は湯浅政明監督の
お得意とするところで,見慣れないと
奇妙に感じますが

今回の作品では『四畳半神話大系』のような
くどくどしさがなく
万人向きをねらって描かれているため

ジブリの作品と比べられることになります。

「ルー」は一貫して音楽好きの女の子
カイとの友情を越えて「ルー」はカイが
大好きです。

バンドや音楽は,「ルー」を鼓舞させます。
人魚ランドは人間たちのエゴに映りました。

反対派はかつて人魚に肉親や大事な人を
奪われた人たちで最後に誤解は解けますが
その気持ちはわからないでもありません。

結局は「ルー」や「ルーの父親」を忌み嫌うものとして
捕えてしまいます。

「ルー」が,遊歩の失踪の犯人されるところは気の毒でした。

お陰様のたたりで村が沈んで行くのは,奇想天外な
監督のアイディアでしょう。

日本の民間伝承や祟りを取り入れて話を急展開
させるというのはジブリにはない手法です。

人魚たちはこぞって村人たちを救います。
村人たちも人魚を見直して日傘を供与します。
(人魚は日に当たると燃えてしまうと設定から
=これもユニーク)

「ルーはカイのことが大好き」,でも
私たちは,好きというは持ちを素直に
周りの人に伝えているでしょうか。
カイが歌う最後の歌はそんなメッセージを発しています。

カイは,「ルー」のことが大好きだからずっと
そばにいてほしいと叫ぶのも空しく
人魚たちは,日光を遮るお陰岩が無くなったため
一斉に去っていきます。

しかし不思議と淋しい感じのしないエンディング
でした。

海外でも広く認められた作品らしく
日本では「ポニョ」の陰に隠れがちな作品らしいですが
湯浅政明監督の傑作映画の一つだと
思って鑑賞してみてはどうでしょうか。

投稿 : 2020/07/26
閲覧 : 208
サンキュー:

5

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

やや

途中少し眠くなった。

投稿 : 2020/03/14
閲覧 : 193
サンキュー:

4

ネタバレ

緑のラン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

お上から評価された映画はロクなのは無い

いろんな賞を取ってるんだけど、私の感想は失敗作。
(吹き替えも多国語で作られてたり、いろんな国の賞に出したり、文化庁から賞もらったり、きちんと作られてるし気合は入ってるんだけど、お上から評価された映画は大体ロクなのは無い。)

都会育ちの主人公カイが人魚伝説のある祖父の居る田舎の漁港に父と暮らし始め、その港町で音楽を通じて友達とそして人魚のルーと出会い成長していくお話。
 何時もの湯浅さんのコミカルな絵は、このストーリーと合わない。また尺が足りないのか内容も判りにくい。大事なことを端折りすぎ。そのに湯浅さん独特なコミカルな動きに力を入れすぎててチグハグに感じました。
 伝えたいことが何とか判るけれど、あまりに話を端折りすぎてキャラの行動が唐突に感じるし、全てが後付けでご都合主義。(夜は短し歩けよ乙女では登場キャラが自嘲して自分で言ってるけど、これは観客からご都合主義だ!と言われないといけないレベル。)
 みんな、分かり合える。それは判る。判るんだけど、そこに至るいろんな事があまりに無理やり。絵柄も含めて、コミカルすぎて、このメッセージやストーリーが軽くなりすぎてしまってる。リアリティを失いすぎると共感を失ってしまうの悪い例。湯浅さんの良いところが逆に災ってしまってました。脚本と湯浅さんとの相性がとても重要だと知った一作でした。(この作品はめちゃめちゃ相性が悪かった)

投稿 : 2019/07/03
閲覧 : 299
サンキュー:

4

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ビジュアルがダメ

ひなびた田舎町で繰り広げられる人魚と少年の心温まる交流物語。
と一見、ファンタジックストーリーだけど・・・

最初にいっておきますが、私的に評価は高くありません。
まずなんといっても絵柄が苦手です。
口の大きな人魚が薄気味悪い。
色とりどりな背景がどくどくしい。
登場人物がオーバーアクションでしらける。
主人公の声が棒で、気になってしょうがない。
ストーリーが唐突で、ついていけない。
どれをとっても今一な出来です。

ただし、人魚が操る超能力的水描写。
「祟りじゃ」の後の上を下への大騒ぎ。
人魚が噛みつくとゾンビ的に人魚増量。
歌って踊れる人魚ミュージカル。
等々が斬新でした。

もっとも気になったのがモーターボート槍おばあさん。
人魚にされたのは本望だったのだろうか。
あの後、どこに行ってしまったのだろうか。
どう考えてもアンハッピーエンドにしか思えない。

投稿 : 2019/06/20
閲覧 : 303
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

泣いた。

最初は絵が好かんなぁと思ったけど、話はすごい良かった!!!
最後はもう泣いたよね。
絶対あると思ったけど、人魚に食べられた人たちとの再会はほんま泣いた。てか、人魚になったら歳取らんの?
そして、ルーのお父さんめっちゃカッコいい。惚れた。サメカッコいい。
わん魚たちもめっちゃかわゆかった!捕まってしまったときに肉球で扉トントンしてんのかわゆす。
元飼い主がクソでも助けてくれるわん魚がいいこすぎて、飼い主がクソすぎて破産しろって思た。

投稿 : 2019/05/18
閲覧 : 250
ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

一夏の出会いによる成長譚

 一発で湯浅 政明監督と判る作品で、独特のポップセンス溢れる映像はアート的と言えそうだが、
それだけでなくデフォルメにより対象のイメージを明確にする役割も果たしているように思える。
 それでいて、背景などはやけに写実的だったりして、このブレンド具合が面白い。
 こういった強い個性は一つの武器なんだろうけど、この癖の強さは苦手な人もいるわけで
好き嫌いがはっきりしやすい印象が強い。

 内容的には自分の感情を出せなかった少年の足元 カイが、人魚のルーとの出会いで自分に正直に
なっていく、結構シンプルな印象のもの。
 メインモチーフは人魚だが、一般でイメージされる人魚とはまた違った感じが面白い。
 もう一つ重要な要素が音楽で、特にダンスシーンに代表される映像とのリンクシーンが見どころの
一つといった印象。
 この人魚と音楽の組み合わせが独特の面白さを出しているが、作中のバンド名でも出てくる
セイレーンの歌声の伝説辺りから音楽と関連付けたのかな。

 キャストに関して、劇場公開オリジナル作品の場合、非声優で主要キャストを固める作品と、
テレビアニメ同様に声優中心にするものとあるが、本作はその中感的印象。
 ルー役は子役の谷 花音氏がいい感じだったが、足元 カイ役の下田 翔大氏はイマイチ感が。前述の
非声優で固めたような作品だと逆に気にならなかったりするけど、本作のようにバンド仲間の
寿 美菜子や斉藤 壮馬、カイの父親の鈴村 健一といった声優らしい人に囲まれてしまうと、やはり
浮いて聞こえてしまう。

2019/04/20

投稿 : 2019/04/20
閲覧 : 222
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

ちょっと苦手かも・・・って最初は思っても
可愛いのかなんだかよく分からないルーとか
あの独特なダンスが、だんだん癖になってきます。

見たことない、なんか不思議な動き。


{netabare}
STAFF

監督:湯浅政明
脚本:吉田玲子・湯浅政明
音楽:村松崇継

アニメーション制作:サイエンスSARU
キャラクター原案:ねむようこ
キャラクターデザイン/作画監督:伊東伸高

主題歌:歌うたいのバラッド/斉藤和義


CAST

ルー:谷花音
カイ:下田翔大
遊歩:寿美菜子
国夫:斉藤壮馬
{/netabare}

投稿 : 2019/04/14
閲覧 : 168
ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ルーが有名アニメ映画に見える

最初は他の人達の言う通りポニョだっと思いました。でも、こアニメはルーとカイそして村のみんなに、海のことや人間じゃなくても仲良くなれる事を教えてくれます。
流れる曲も懐メロです。ルーのお父さん印象が強かったです

投稿 : 2019/03/26
閲覧 : 238
サンキュー:

2

ネタバレ

2010sw さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

唄に泣けるわww

ファンタジックで良かったです。
唄がまた、沁みるんだわ・・・
”歌うたいのバラッド”ね。

あぁ、これDだな・・って
ギタ鳴らしながら観たww
コード調べたらずーっと複雑だったけど・・

ポニョとカブるとこもあるのだけど、
こっちのほうが、視野が広い感じかな。

湯浅カントク個性的でいいな・・

投稿 : 2018/11/10
閲覧 : 234
サンキュー:

4

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

言葉って音楽、気持ちって音楽

 さびれた港町で鬱屈とした気持ちを抱え日々を送る中学生の男の子・海が同級生からバンドに誘われたことをきっかけに、人魚のルーに出会う。海はルーと不思議な体験をしていく中で明るさを取り戻していく。しかし人魚の存在が町の人々に知れ渡ったことで人魚を町おこしに使おうと画策する者、古くから伝わる伝説から人魚を忌避する者が現れ、ルーや海たちは人間の感情という大きな渦に巻き込まれていく。お陰様のたたりによって危機に瀕する町の人々を助けるルーやその父たちだったが、その力にも限界が見え始めたとき、海はルーに向けて心を込めた精いっぱいの歌を歌うのだった。

 人魚・ルーの登場によって対立していた人魚と人間、あるいは町の人間同士が町の危機を乗り越え、明るい町になったという基本的にいい話、といのが見終わった第一印象。湯浅監督他作品同様、物語は比較的シンプルだが、やはり演出がとにかく独特。とにかく様々な面で画面上の動きが激しいので、画的な情報量は多い。ラストのカタルシスも味わえたが、他湯浅作品に比べるとややおとなしめな印象も受けた。

 登場人物も安定のバタバタ感のなかで、しっかりとキャラの過去や葛藤を描いていた印象。特に海の祖父の過去や恋人を失ったおばあちゃんのエピソードは素晴らしかった。多くの町の人々にとって辛い過去や消し去りたい記憶を、人魚伝説と重ね合わせてしまうことで蓋をしてしまっていたのかも。

 主人公を通して伝えたかったメッセージは「自分の伝えたいことを伝えることって、大事だよね」といった具合か。そして歌も誰かに自分の気持ちを伝えるための手段の一つで、作品全般を通して強い効果を発揮しており、特に主題歌「歌うたいのバラッド」がそれを代弁してくれている。

 演出面では人魚が操る海の水がジェリー状になって縦横無尽に画面を駆け巡り、音楽が鳴り始めるといきなり人々は踊り始め、全体的に色彩豊かな美術、独特のカットなど見所はたくさん。ただ普段の背景描写はリアルな部分もあり、その使い分けや落差も印象的。

 全体的に「人魚」という設定のせいか、過去作品に比べると作品のもつ荒々しさはややマイルドで、意図する視聴層の狙いがあまり見えなかったか。マイルドとはいえ湯浅演出は健在で、子供に見せるにしては少し刺激が強すぎる気もした。ただ「夜は短し」に続き劇場版作品を2本連続公開というのは凄まじい。そのモチベーションはどこからくるのだろうか。

視聴日 18/3/7

投稿 : 2018/03/13
閲覧 : 250
サンキュー:

10

さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/04/26
閲覧 : 11

ドウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/08/27
閲覧 : 13

moony さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/05/17
閲覧 : 28

ラミー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/18
閲覧 : 21

hayaa2744 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/01/16
閲覧 : 25

マツリカ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/10/19
閲覧 : 28

Gz さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/10/05
閲覧 : 35

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/06/07
閲覧 : 54

スイキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/04/09
閲覧 : 60

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/02/24
閲覧 : 64

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/11
閲覧 : 58

ねも さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/10
閲覧 : 61

けちクマ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/06
閲覧 : 62

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/05
閲覧 : 64

ポリー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/11/04
閲覧 : 57

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/09/14
閲覧 : 70
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夜明け告げるルーのうたのストーリー・あらすじ

寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移したのだ。父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活にも後ろ向きのカイ。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。

ある日、クラスメイトの国男と遊歩に、彼らが組んでいるバンド「セイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚の少女・ルーが3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踊るルー。カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。

しかし、古来より日無町では、人魚は災いをもたらす存在。ふとしたことから、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれてしまう。そして訪れる町の危機。カイは心からの叫びで町を救うことができるのだろうか?(アニメ映画『夜明け告げるルーのうた』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年5月19日
制作会社
サイエンスSARU
主題歌
斉藤和義『歌うたいのバラッド』

声優・キャラクター

谷花音、下田翔大、篠原信一、柄本明、斉藤壮馬、寿美菜子、大悟、ノブ

スタッフ

キャラクターデザイン原案:ねむようこ、 監督:湯浅政明、脚本:吉田玲子/湯浅政明、音楽:村松崇継、、キャラクターデザイン・作画監督:伊東伸高、美術監督:大野広司、フラッシュアニメーション:アベル・ゴンゴラ/ホアンマヌエル・ラグナ、撮影監督:バティスト・ペロン、劇中曲・編曲:櫻井真一、音響監督:木村絵理子、制作プロデューサー:チェ・ウニョン、製作:清水賢治/大田圭二/湯浅政明/ 荒井昭博、チーフプロデューサー:山本幸治、プロデューサー:岡安由夏/伊藤隼之介、企画協力:ツインエンジン

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