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「ゆるキャン△(TVアニメ動画)」

総合得点
94.3
感想・評価
1841
棚に入れた
7315
ランキング
6
★★★★☆ 4.0 (1841)
物語
3.9
作画
4.0
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ゆるキャン△の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ここをキャンプ地とする! byふじやん

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュータイトル、「けいきゃん」と悩みました。「けいおん」に似た作風であることと、「軽いキャンプ」をかけたなかなかお気に入りだったのですが、一度、この名言を宣言してみたかったので(笑)

きらら原作らしく、ゆるい日常系の中に微百合があって、かなりの良作でした。キャンプを題材にしただけでなく、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」に注目した点は、個人的にかなり楽しかったです♪

OP、これから何か新しいこと、楽しいことが始まる予感がするようで。作風に合った素晴らしいものでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、ゆるい雰囲気の日常系として楽しめました。LINEのやりとりとか、良いよね♪ てかみんな、文章のセンスありすぎですw

成長モノとしては、なでしこの「キャンパーとしての成長」と、リンの「人としての(コミュ力の)成長」が描かれ、非常に爽やかでした。

趣味導入系としては、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」に注目したのが良かったです。これは偏見かもですが、(少なくとも私はそうなんですが)この作品の視聴者層、講読者層には「夏にみんなでワイワイBBQ的なイケてるキャンプ」に苦手意識を持っている方も多いと思います。でも、「一人でしっとり楽しむキャンプ」や「気の合う仲間と貸し切り感覚で楽しむキャンプ」という魅力もあるのだと教えてもらいました。これは、ニーズ(視聴者層)にピタリと合う趣味だったんではないでしょうか? また、経済的な部分にもちゃんと触れている世知辛さ、リアルで好きでした。実際、ああやって苦労して道具を揃えている段階って、一番楽しい時期ですしね♪

ホントに、良いアニメでした! 覇権、、、まではいかずとも、皆さん、上位には入れるのでは? 強いて言えば、「こっちを京アニにやってほしかった」と、思わなくはないけどw 背景とか、作画勝負な作風でもあったと思うので。

あと、個人的に嬉しかったのは、「水曜どうでしょう」のネタが、散りばめられていた、というか、その雰囲気を感じられる作風だったことです。

饅頭大食いとか、パスタとか、温泉とか。最終話の動画再生で、原付きの旅が流れた時は、かなり笑いましたよw
{/netabare}

【余談~ 皆さんは、インドア? アウトドア? ~】
{netabare}
私はインドアです。外、寒いし、夏は虫いるし(笑)

しっかし、いつのまにキャンプは、「手段」から「目的」に変わったんでしょうね。

私も一人旅は好きで、まとまった休みには(車デカいんで)車に布団積んで、色々行ったりしますが、それは「ホテル代がもったいない」からであり、金さえ無限にあるなら、普通に、新幹線+タクシー+ホテルで旅をしたいです。だから、私にとっての車中泊は、目的ではなく手段ですが、彼女らは完全に目的ですよね。巷で流行っているのもそうです。私は古い人間なので、キャンプと野宿の違いが、まだ感覚的にはピンときていないようでした(笑) そこだけ、ちょっと引っ掛かりがありましたが、まあ、個人的な問題ですw

でも、アウトドアに憧れる気持ちはありますね。多分、多くの人がそうなんでしょうが、「キャンプ、楽しいけど、面倒くさい」と思ってしまいます。だから私は、椎名誠さんのエッセイが好きなのです。(基本、脳内で満足できるから)インドアにいながら、ガチアウトドア気分。無敵(笑)

いや、キャンプとかアウトドアも、誘われればたまには行くんですよ。

まず、キャンプの何が嫌いかと言われれば、テント。いや、テントのように閉鎖された空間自体は好き。一人で寝るぶんには快適。でも、いくら仲良いとしても、あの狭いなかに他人と寝るのは嫌。まあ、彼女ならギリで良いが、野郎同士は面白くもなんともない(笑) ちなみに、私のベッドってクイーンサイズなんですよね(部屋が広い岩手の特権w それが家族だろうが彼女だろうが、寝ている時に自分の半径50㎝以内に人がいるのが苦手なんですよね汗 夫婦仲に関係なく、寝室にはベッドを2個置きたい派w)

あとは、片付け。バーベキューは嫌いじゃないけど、(私の場合、飯には酒がつきものなので)散々呑んで食った後に片付けなんかしたくないし、かといって、清々しい朝に洗い物とかしてると、萎える。

好きなのは、焚き火。むしろ、焚き火の為にキャンプやると言っても過言じゃない。飯食って腹も落ち着いた後に、焚き火囲みながらウィスキー呑むのは好き(椎名さん式)。

あと、朝。澄んだ空気は気持ち良いし、珈琲飲むのも定番だけど、好き。

結局、外で焚き火して、(別に惣菜でも良いから)洗い物でない飯食って、酒呑んで、ロッジに泊まるかそれぞれが自分のテントに泊まって、朝、ゆっくり珈琲でも飲んで、帰る。そんな、「軟弱なキャンプ」なら、嫌いじゃないw

でも、このアニメを観てみて、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」なら、少しやってみたいって思いました! まあ、岩手で冬キャンプすると、凍死するかもですが(笑)
{/netabare}

【余談2 ~実写ドラマを観てみた~】
{netabare}
まずは、キャストから。

志摩リン→福原 遥
有名な方ですね。容姿はあまり似てないかな? 福原さんはどちらかといえば可愛い感じですが、リンのクールな感じはイマイチ出てなかったかなと。声は頑張って低く出してましたね。あと、監督の指示でしょうけど、変なコメディタッチの演技は、原作のリンのイメージとは違いましたね。

各務原なでしこ→大原 優乃
知らない方でしたが、妖怪体操第一を踊ってた女の子らしいです。大人になりましたね~。声は結構似ていたと思うし、なでしこのアホっぽさも頑張って演技されていたかなと。ただ、鹿児島出身らしく、顔は濃い目の女優さんなので、容姿的にはだいぶ離れていたかな~と思います。

ちなみに、福原さんと大原さんは中学時代から同じ雑誌に所属し、3年A組でも共演されて、プライベートでも仲良しなのだとか。確かに、そういう仲良し感は出ていて良かったかなと思います。

斉藤 恵那→志田 彩良
チア☆ダン とかに出てた方らしいです。容姿、演技とも凄く原作のイメージに近いな~と思いました。斉藤 恵那は、一見、普通に良い子に見えますが、実は結構イタズラ好きで、「いい性格してやがるぜ」ってキャラですが、なんとなくそんな空気が出せていたように感じます。

大垣 千明→ 田辺 桃子
「こんな未来は聞いてない!!」というドラマで主演された方らしいです。容姿は、結構似てるな~と思いましたが、メイクと眼鏡、髪型どかなり寄せているんですね。元々はしっかり美人な方なのに、あえて「あんまり可愛くなく」して、変顔やオーバーな演技を多用し、原作キャラクターをちゃんと表現しようと頑張ってる感じがしました。

犬山 あおい→箭内 夢菜
チア☆ダン や3年A組とかに出ていた方らしいです。容姿は、少し南国系の顔をしているので、犬子のイメージとは大分違うかな?と思いましたし、福島出身の方ということで、関西弁にもやや違和感を感じました。正直、メインキャストのなかでは、一番原作から遠いかなと思いました。かなりアダルティでしたし。

次にドラマとして。

単純に、ドラマとしては結構面白かったんじゃないかと思う。低予算は丸出しだったけど、それが逆に、原作のユルい雰囲気を出していた感じするし。

あと、原作の台詞をあまりいじらず、LINEの演出もほぼそのままで、原作をきちんとリスペクトしていることは分かる。それから、原作漫画がきちんと取材して作っているから、ドラマの舞台もほぼそのまんまなので、アニメ好きにとってみれば、なんちゃって聖地巡礼が出来て良いとも思った。食事シーンは安定して美味しそうでしたし。

難点としては、アニメほどたっぷりした余白を作れなかったこと。少しテンポが早いように感じた。しょうがないけど。

それから、主演されている方が全員20歳以上ということで、ちょっと女子高生設定にはムリを感じた。てか、ほとんどのアニメ→ドラマはそうだよね。ガチ中学生や高校生使うと、人気や演技力の点で問題があり、20代前半の力ある人使うと違和感あるし。アニメの実写がなかなか上手くいかない一因でしょうね。

とはいえ、なんだかんだ最後まで観ちゃったから、やっぱりゆるキャン好きなんだな~と思いました(笑)
{/netabare}

【余談3 ~聖地巡礼してみた①~】
{netabare}
ほったらかし温泉、行ってみました。個人的には、人生で一番好きな温泉になりました!

景色は特に、最高です。眼下に見える甲府盆地。これだけ山に囲まれた土地で、信玄はよく戦ったな~。てか、ちょうど見下ろせる範囲に盆地が収まるので、「この土地に暮らす人々を皆、幸せにしよう」と、自分が殿様だったら思ってしまうな~なんて考えながら、風呂に浸かってました。

ほったらかし温泉には、「あっちの湯」「こっちの湯」の2つがあり、私は日の出を観たかったので、「あっちの湯」に入りました(あっちの湯は、甲府市を見下ろせる大パノラマが魅力で、こっちの湯は、富士山が正面に見えるのが魅力だそうです。あっちの湯からは、右斜め前くらいに、富士山が見えました)。

アニメでは正面に富士山が見えているため、本当は「こっちの湯」なのでしょうが、なぜか「あちらの湯」と表示されてましたね。多分、あっちの湯とこっちの湯の景色の良いとこ取りをしたかったのでしょう。

あくまで男湯ですが、お湯はぬるく、水位が低いの(40cmくらい?)で、普通に座れば半身浴になります。あの水位なら、「胸が丸見えになる」ので、水位に関してもアニメで改変したのかもしれませんね、ちっ(笑)

また、それが魅力でもあるのですが、屋根もないため、雨天時や冬は、寒くてやや満足度は減るかもしれません(内風呂は温度も高いので、そこと交互に入れば、冬もいけそうですが)。もし行く際は、天気予報をみて、できだけ晴れた日に行くことをオススメします。全然違うと思います。

私が行ったのはGW、晴れていたので半身浴でも最高でした。むしろ、2時間くらいずっと湯船に入り続けてました。

風呂上がりは、卵かけご飯朝食が食べられます。私はそれに、ノンアルビールをつけました(笑) 朝食としては満点です!

アニメで食べてた「温たま揚げ」、食べたかったのですが、9時半からということで、まだ2時間近くあったので、断念。まあ、次の楽しみにしておきましょう。

「ここにはきっとまた来るな~」と思いました。岩手からは遠いけど(笑) 次は夕方から夜にかけていき、夕日と夜景が観てみたいですね♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
いきなり知らない、焚き火道具がw OPイイね、「楽しい」が詰まっている感じ。かなり丁寧な作りだね。火起こし面倒くさいとか、悪さもちゃんと見せていく作りなら、好みだな。暗闇の全力ダッシュからのチェーン足払い、は、メッチャ危険(笑) 1500円w このアニメは、普通に面白いな。

2話目
狭い(笑) 窓ガラスのやつ、下手すりゃ死ぬぞ。分かりやすく「けいおん」だけど、面白いからよし! キャンプって、何気に金かかるよね。2匹目の犬、声だして笑ったわw

3話目
朝日は、パワーもらえるよね。私も毎年、初日の出だけは、実家の裏山から見ます(笑) こうやって、自分のテリトリーにズガズガ踏み込んでくる人って、面倒くさくもあり、嬉しくもあり。

4話目
てか、ホームレスだな(苦笑) 大丈夫! ウチの実家も熊出るし(笑) キャンプに憧れる初心者ワイワイキャンパーと、キャンプが好きな中級者ソロキャンパーの対比だね。

5話目
免許とりたてでも大丈夫! 洋ちゃんは初めてで東日本縦断したから(笑) でも、1日150㎞は、ミスターと洋ちゃん以上だ(笑) 余生じゃなく、進路(笑) まあ、ルーで作るカレーは、水分量間違えなければ失敗しないしね。星空と夜景の交換。なんかこう、古風で現代的なやりとり。

6話目
何でもそうだけど、道具を買いそろえてる時期って楽しいよね♪ リンとお姉ちゃんにフラグが(笑) でも、なんか仲良くなれそうな二人だよね♪

7話目
祖父だったをかい(笑) キャンプ飯、旨そうだな♪ コミュ力の違い(笑) リンちゃん、何気にノリがよかったり、女子力高かったり、怖がりだったりで、萌え度アップ(笑)

8話目
アウトドアはリッチな趣味。リアルだけど、なんか本末転倒だよねw バイトの店員が変なアダ名つけるのはアルアルだろうけど、この作品、結構毒があるよねw

9話目
どんどんハードルが上がっていく(笑) 動画見ながらクッキングとか、リアルw 早太郎、メッチャ見てる(笑)

10話目
最後、ソロキャン少女からの成長を画くのかな。

11話目
良い肉を味わうなら、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉の3択だよな。背景、もっと綺麗だったら言うことないんだけどな~。

12話目
CEOのとこで、撫子の妄想だって分かったわw 動画のクダリで最初に映ったの、完全に「水曜どうでしょう」の原付き旅じゃねえか(笑) 声だして笑ったわw やっぱり、意識してたか(笑) まあ、パスタとかまんじゅうとか温泉とか、所々にどうでしょう要素あったしね。
{/netabare}

投稿 : 2022/05/09
閲覧 : 675
サンキュー:

87

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

“冬はつとめて” 変わらず続く美意識の発露

原作未読


メセボでもご推薦いただいたり、皆さんの2018年BEST10も拝見しながら視聴に至った作品です。2期やることも決定しましたしね。

個人的にはきらら系は2018年夏の『はるかなレシーブ』に続き2作目。『けいおん』『ひだまりスケッチ』『がっこうぐらし』等々視聴の優先順位は未だ上がっていない・・・そんな私です。
なお、アウトドアはみんなでわいわいが基本。そこそこの資材揃えて家族でGO。もしソロならフェス込みのアウトドアイベントに足を運ぶでしょう。

アウトドア経験の有無やスタンス、日常系空気系の嗜好度合いなどによって捉え方が変わりそうな題材にもかかわらず多くの支持を集めたのってなんだったんでしょうね?
タイトル『ゆるキャン△』そのまんまの、タイトル詐欺なし、看板に偽りなし、の良作でした。
高校生がキャンプをするだけの話なのですが、きらりと光るポイントが複数あり、まったく飽きることなく完走です。


1.冬キャンプとそれに自然体で臨む彼女たちとの組み合わせの妙
この作品の魅力の最たるもの。夏だと台無しだったんじゃないかな。冬は防寒対策等で備品購入費用が跳ね上がるため手つかずでしたが、本作を観ると行きたくなりますね。冬枯れの景色と雑踏とは無縁の静謐さがもたらす魅力といったらいいのでしょうか。とりわけ早朝の描写が素敵です。彼女らの目を通して私たちも擬似体験ができました。
また冬だからこそ、温かいご飯や温泉のありがたみが伝わってきます。{netabare}温泉シーンはサービスではなく、必然性がある描写なのです。いやほんとに(-_-メ){/netabare}
そして冬イコール厳しい環境であることはキャンパーの数からわかるように想像に難くありません。それなのに主要キャラの面々が構えることなく極めて自然体で向き合っています。ギリギリ「冬なめんな!」と言われる手前の準備をしてです。
厳しくも美しい冬景色と自然体な彼女らの組み合わせが醸し出す空気は深夜まったり観るのに最適だったと思います。

2.各務原なでしこ(CV花守ゆみり)、志摩リン(CV東山奈央)、犬山あおい(CV豊崎愛生)、大垣千明(CV原紗友里)、斉藤恵那(CV高橋李依)の距離感が良い
適度な距離感なんです。キャラ毎の性格を散らしていることはもちろんなのですが、自分の意見を抑えることなく相手に伝えることは伝え、利益相反ありそうならそれ以上いかない。
“ゆるふわ”一辺倒ではなく、相手のことわかってるなぁ・思ってるなぁと感じられる心地よい会話のやりとりになってます。
{netabare}最後の偶然居合わせたシーン。会えたのを喜ぶ発言があっても良さそうなところを、なでしこのセリフの選択が「晴れて良かったね~」←ここに集約されてます。{/netabare}

3.演出特に音楽が良い
OPの「SHINY DAYS」イントロがJackson5の「I Want You Back」インスパイア系ですね。モータウン系列楽曲のグルーブには血が騒ぎます。
劇伴をすごい良いと感じたのは久々かもしれません。バグパイプ使ってると思うのですが、ケルト系の香りがする劇伴がめちゃくちゃ合ってます。特に朝。その他ギター一本、ちょっとだけハーモニカ。練られてそうでシンプルに聞こえる優しい音楽が全編流れてます。

4.志摩リンに味わいがある
だいぶモノローグ多めだったと思います。少なめの掛け合いでのボケツッコミも素晴らしいのですが、こういった無口なキャラってたまにデレてくれればOK!で終っちゃうじゃないですか。
それが回を重ねるにつれて、いろんな顔を見せてきます。寡黙な女の子として処理されなかったこと、予定調和のキャラ設定内に留まらなかった意外性などなど、本作でのお気に入りキャラNO.1です。

概ねこんなところが自分には刺さりました。

その他、1,000円の攻防など身の丈にあった関わりぶり、あおいの「嘘やで~」、{netabare}スマホ使って遠隔地でも一体感を感じる描写、{/netabare}メッセのゆるいやりとり等ほっこりポイントは日常系の強みでしょう。
アウトドアのチュートリアルを大塚明夫さんのナレーションで語る演出も作品に合ってましたね。


{netabare}作品を彩ったキャンプめしの数々。締めは早朝、富士山を望みながらの味噌汁でした。心を掻き立てられたりするわけでもなく自然と涙がこぼれます。{/netabare}

美しいことはいいことだ。癒されるってこういうことなんですね。観て良かったと思えた作品です。



※閑話休題
どうやら癒しを求められる日常系空気系と呼ばれる作品群のなかでも、“ゆるふわ”+αのα部分で光るものがあると自分もイケるようです。
ちょっときらら系の食わず嫌いは改めようかと思う今日この頃です。




視聴時期:2019年1月

-----
2020.03.24追記

スピンオフ『へやキャン△』放送。最終話放送日に2期について告知あり。
2021年1月開始とのこと。
そういえば実写もなかなかでした。しばらくこのコンテンツ楽しめそうです。


2019.01.18 初稿
2020.03.24 追記 
2020.10.18 修正

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 1043
サンキュー:

117

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女子高生×キャンプ

女子高生がキャンプをする
ただそれだけのアニメなのに何でこんなに人気なのか

のほほんとしてる雰囲気と
キャラクターのかわいさとまるでキャンプに行ったかのようになれるのと
LINEでのやり取りだったり
何より実際のキャンプ地をつかっていてこれをみてキャンプをやり始めるアウトドアな人が増えてるのは間違いないことですかね(❁´ω`❁)

ちょいちょいはさまるギャグもめちゃくちゃわらえるんじゃないけどクスって微笑ましい気分になれるのがすごくよくて心温まるよね(´˘`*)
個人的にソロキャン一筋だったしまりんが
なでしこに気を許すようになって2人でもするようになり最後はみんなでキャンプしたりってのが良かった!
毎回キャンプメンバーが違うのも楽しさにありますね

投稿 : 2022/02/18
閲覧 : 275
サンキュー:

11

まひろん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

頭空っぽにして見れる

1話目から面白い.頭空っぽにして見れるいいアニメ.キャラが動物的なかわいさでほっこりする.疲れた時に見ると絶大なリラックス効果が期待できる.2期を見るのは疲れた時のために取っておこうかな...キャンプに行きたくなるけど,お金かかりそうだなぁ...ソロキャンもグルキャンも両方いいなぁ.

投稿 : 2022/02/12
閲覧 : 182
サンキュー:

4

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何回みても楽しい不思議なアニメ。

いや~第2期を観て、コメントを書こうとしていたら・・・、1期のコメント書いていなかったわ。

ちょっと、自分でビックリした。
ズバリ、忘れていた。

タイトルのとおり、既に何回も視聴してしまっている。

書きたいと思いついたコメントは2期のコメントに書いてしまったので、
それをもとに振り返ってみると。

1期はやっぱり昨今のキャンプ・アウトドアブームのハシリの頃だったかねぇ。
こちらが先なのか、それとも世のブームの方が少し先だったのか。
とにかく、最初は物珍しさもあったと思うんですよねぇ、この作品の魅力の一つに。
女子しかも、かわいらしい女子高生がキャンプ。
ソロキャン女子もいる・・・、
みたいな。

今これを言うとまた、ジェンダー的な何かでたたかれそうですが、
確かにあったと思うんですよねぇ。
それにプラスして、色々な要素ももちろん優秀だった、だから皆さんに愛される作品、キャラクターになったと。

まぁ、実際、視聴して楽しければ、そんな要因・要素探しはどうでもよくって、楽しく観れたかどうかかで言えば、非常に楽しく、面白いアニメでした。
人気になったのも、十分理解できます。


事実、私も複数回視聴していますし、それに耐えうる魅力を持っている作品です。
機会がありましたら、積極的に視聴をしてみてほしい作品です。

投稿 : 2022/01/30
閲覧 : 382
サンキュー:

39

ぽにぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ここをキャンプ地とする

かわいい女の子たちがゆるーくキャンプするお話。
日常系でありながら、5人の関係性や成長が随所から伺えるのが高評価。
キャンプに行きたくなる作品。

投稿 : 2022/01/07
閲覧 : 216
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

けいおん好きならハマると思う

けいおんより先に見た作品だから気づかなかったけど、久々に観たらけいおんに似てると思った、特にキャラ設定が、だけどゆるキャン△ならではの魅力があるので、けいおんとはまた違う、楽しみ方が出来る作品だと思った、例えば飯テロ(なでしこが美味しそうに食べるから、腹減るw)キャンプの知識、楽しみ方など

投稿 : 2022/01/01
閲覧 : 206

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゆったり楽しむ冬のキャンプ。それは自分だけの特別な時間♪

女子高生×キャンプ。

このゆるさがとてもよかった♪

この作品見るとキャンプに行きたくなる…。

引きこもりが至高だと思ってるのに、
そんな私もキャンプに行きたくなる…。笑

それほどの魅力がありました^^

1期は全12話です。


● ストーリー
一人キャンプが好きな女子高生・志摩リン(しま りん)。

オフシーズンの冬のキャンプを楽しんでいるとき、富士山を見に来てそのまま夜まで寝てしまったという各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)を助ける。

なでしこはリンと過ごしたことをきっかけにキャンプに興味を持ち、
高校の野外活動サークル、通称:野クル(のくる)に入部する。


キャンプが好きな女子高生たちによる、
ゆるいキャンプアニメ♪

内容はゆるゆるしてますが、キャンプ慣れしているリンをはじめ、
キャンプが好きな女子高生が多く登場し、知識もそれなりに持っているため、内容はちゃんとしています。

無知な女子高生じゃないところがミソ。
足りないのは資金力なのが、なんだかリアルな女子高生。笑

この作品見ると、
とにかくキャンプに行きたくなるのでそこは要注意…!

最低限の荷物を積んで、
本を読んだりラジオを聞いて、ゆったり過ごしたり。

現地の食べ物を楽しんだり、
有名スポットをなんとなく訪れてみたり。

いいなあー。
何もすることがなさそうだけど、
この何もしない時間がプライスレスなんだろな。

こんなふうに無計画で自由な時間の使い方、素敵。

非日常な世界で、ここだけ別世界みたい。

リンのようなソロキャンも素敵だけど、
もちろん仲間でわいわいするキャンプも楽しそうで♪

そしてとにかくキャンプ飯が飯テロすぎてやばかった…
ご飯がおいしそうでおいしそうで…。

普通に食べていてもおいしそうなんだけど、やっぱり野外で食べるというところが魅力を何十倍にも引き上げますよねえ。

野クルメンバーはキャンプそのものに憧れはあるけれど、
実際の活動はほぼなかったので初心者に近く、

私のようにキャンプしたことないなーという、
そんな視聴者目線に近いのも助かります。

キャンプ道具の解説もあったり、
初心者に優しいのも嬉しい♪

これでキャンプ始めた人は絶対多いだろうな…。笑

でも実際に女の子一人でキャンプするのって危なくないのかな。
オフシーズンは周りに誰もいないことも多いし、怖くないのかしら。

そこだけ少し気になりました。


● キャラクター
ソロキャンを楽しんでいて、
仲間とつるむのは好きではないため野クルには入部しないリン、

キャンプに興味を持って野クルに入部した、
明るく無邪気ななでしこ。

この二人が中心となっています。

リンのソロキャンや、
リンとなでしこの二人キャンプ、
野クルのキャンプ、
そして全員でのキャンプ。

いろんなメンバーやシチュエーションの組み合わせがあり、
さらにキャンプをする場所も毎回違うので、
マンネリしません♪

リンが一人でキャンプしているときも、
SNS(LINEのようなもの)でやり取りしていて、

一人なのにつながっているという、
現代のツールがうまく活用されています。

このSNSのやり取りだけでも可愛いんだから、ずるいよね。笑

私のお気に入りはなでしこでした^^

おいしそうに食べるところとか、
口角がにゅいーんと上がるにんまり顔とか、
可愛くてたまりませんでした♪


● 音楽
【 OP「SHINY DAYS」/ 亜咲花 】

わくわくするOPですね♪

朝など、何かを始める前に聴くと、
とてもいい気分で始められそうです^^


【 ED「ふゆびより」/ 佐々木恵梨 】

こちらは穏やかなED。

キャンプの夜にラジオで聴いているシーンがありましたが、
まさにそんなときにぴったりの曲ですね。

早朝の澄んだ空気にも、すごく合いそう♪

この曲を聴くと寒い冬も悪くないなと、
好きになれそうです(*´ω`*)


● まとめ
とても楽しめて、
あっという間の12話でした♪

ただキャンプをするだけではなく、
メンバーや場所、食べ物など、
細かな変化が続くので、飽きずに楽しめます^^

もちろん、キャラの魅力も大きいです。

冬のキャンプはものすごく寒いだろうしハードルは高いけど、みんなを見ていると、部屋に引きこもっているのはもったいないと思っちゃいます。笑

準備とかも大変なのだろうけれど、
それと引き換えにしてでも手に入れたい時間が、
キャンプにはあるのだろうなと感じました。

私もキャンプを!は、現実的に考えてみるとやっぱりハードルが高そうなので、まずはチェアリングあたりから始めてみたいなと思いました。笑

2期も楽しみです♪

投稿 : 2021/12/25
閲覧 : 288
サンキュー:

31

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なでしこが教わるキャンプの楽しさと、リンが教わるキャンプの楽しさ

キャンプの楽しさがわかるほのぼのとした物語です。
BGMが心地よく響きわたり、とても心がくつろげます。


志摩 リン(しま リン)は人と話すことが苦手で、一人キャンプを楽しむ女の子。
リンはある夜、寒さに震えていた各務原 なでしこ(かがみはら なでしこ)を助けます。

なでしこはいつも笑顔で明るい女の子。彼女は浜松から山梨に引っ越してきたばかりで、夜の寒さがわかってませんでした。

リンはたき火を起こし、カップ麺をなでしこに与えます。
なでしこは、実に美味しそうにカップ麺を食べます。おそらく寒さに凍えていた体にとって最高のごちそうだったのでしょう。
そして、その夜にリンから教えてもらった富士山の景色のすばらしさに感動します。

リンの影響でキャンプが大好きになったなでしこは、野外活動サークルに入部します。
そして仲間と共にキャンプを楽しむのでした。

人と話すのが苦手なリンも、なでしことならばキャンプを楽しむことができるようになりました。
そして…
いつのまにかリンは、なでしこの仲間とも一緒にキャンプができるようになるのです。


リンはキャンプの名人です。なでしこはリンから多くのことを学びます。
それに対してなでしこはキャンプの初心者です。ですがリンはなでしこから今まで気づかなかったキャンプの楽しさを知らず知らずのうちに学びます。

リンが教えてくれたキャンプの楽しさは、景色を眺めること、自然を間近で楽しむこと、自然の中で食事を楽しむこと…etc。
そしてなでしこが教えてくれたキャンプの楽しさは、仲間と一緒に食事すること、仲間と一緒に過ごすこと、仲間と一緒に夜遅くまで語り合うこと…etc。

二人はまったく違う性格ですが、最高の友達です。


また、犬山 あおい(いぬやま あおい)ののんびりとした関西弁や、斉藤 恵那(さいとう えな)の上手な気配りは、なでしことは違った独特の癒しを感じます。


そして佐々木 恵梨さんが歌うエンディングの「ふゆびより」は最高に癒しの曲でした。

投稿 : 2021/11/23
閲覧 : 482
サンキュー:

73

ace さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良い

キャンプの知識がばんばん入るので見ていて爽快
すぐに時間がすぎる
おもしろいです
作画もとてもがんばっていてgood

一方、キャンプよりも萌えを強く推しているようで
女の子はかわいいし、
男キャラが必要最低限のおっさんしか登場せず、
視聴者や読者のことをわかっている

なんだかみんな同じような顔しているという
萌アニメ(萌漫画)共通の弱点は払拭できなかった
そこだけは残念
まぁ顔のかき分けは一流絵師でも難しい難関技術なので
しかたがないが・・・

まだまだ親の依存があっても良い高校1~2年という年齢で
自分でバイトして稼いでキャンプ道具を購入し
スーパーカブで目的地まで運転し、キャンプ道具を設置する
シマリンやその他キャラたちの行動力は素晴らしい

特に、なでしこは登場時は姉や親に甘えるおっとりなキャラだが
シーズン2や、シーズン1の最終盤は
しっかり働いてキャンプ道具を購入するようになり
成長が見られ、とても良かった

うん、良作です

投稿 : 2021/11/09
閲覧 : 212
サンキュー:

8

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ユルい!

ムダにセリフで全部説明しないゆったりした(でも必要なことは必ず言う)脚本はすばらしかったです。音楽も合っていてすごくリラックスできるアニメだったという感想です。
ガス?がなくてコンビニに買いに行くって適当なキャンプだなと思いましたが、そういえば本作品タイトルは「ゆるキャン」でした。

投稿 : 2021/10/19
閲覧 : 272
サンキュー:

11

ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

東山さんキャラということで

原作は未読。
その他関連物もノータッチです。


観ようと思った切っ掛けは
ネット上で見かけた某ランキング。

東山さんといえば
個人的に応援したい声優さんNo.1なわけでして、
パッと思いつくキャラといえば
『由比ヶ浜結衣』『九条カレン』『川島瑞樹』
というところでして。

その中に、聞きなれないキャラ名が上位に入ってまして。
『志摩リン』
それがこのアニメに興味を持ったタイミングでした。


ということで簡単に採点してまいります。

●物語●
{netabare}
元々あまりキャンプというものに馴染みがなかったせいか、
諸々解説やルール、知識などが新鮮で、
予想以上に楽しめた感があります。

主人公である、なでしこを軸にしつつ、
キャラとキャラの距離感や関係性が変化していく様も
ゆっくりと確実に感じられて、良かったと思います。
(Season2含めると余計にですかね)
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
作中でも触れられてましたが、
食事をしている時のなでしこの表情が、また何とも。
あれはズルい。同じ物食べたくなりますよ。
ご時世と手段と時間が許すならば、
その為だけに聖地巡りしたいところではありますね。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
メインキャラから隅々まで、
何だかんだで豪華なキャスティングでして。

東山さんも、
淡々としつつも感情が無いわけでは無い
そんな演技が聞けて、大変幸せでございます。
(強いて言えば・・・GATEのレレイに近いのかな?)

地味にしゃべる松ぼっくりさんの中の人って・・・
{/netabare}

●作画●
{netabare}
キャラも背景も、総合的にレベルの高い出来だったと思います。
丁寧に作られてるといいますか。
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
個人的にはOPが好みでしたね。
特にSeason1の方。
BGMとしては・・・何調というのかわかりませんが、
独特の曲調が耳に残っていますね。
{/netabare}

余談
久しぶりにレビューを書いてみましたが・・・
諸々書き方とか忘れてますし、
表現とか語彙力がさらにヤバい事になってるのに気付いて、
ちょっとショックです・・・。

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 222
サンキュー:

14

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意外に面白い

インドア派ですが、実写版を先に観て
意外と面白かったので、アニメも観て
みました。
ほのぼの、まったりしたアニメでした。

投稿 : 2021/10/02
閲覧 : 206
サンキュー:

8

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャンプ女子たちがゆるーくでもちゃんとキャンプする作品→2期視聴終了追記あり。

原作はまんがタイムきらら系の女子校生たちがキャンプを楽しむ作品です。
タイトルはゆるキャンでも内容は解説とかも含め本格的にキャンプを取り上げていると思います。
静岡から山梨に引っ越してきた主人公の各務原なでしこをはじめ準主人公の志摩リン、犬山あおい、大垣千明、斉藤恵那、を中心に進んでいきます。
基本的には野外活動サークル=野クルのメンバーのキャンプや志摩リンのソロキャンの様子を眺める作品です。

2018.10.7追記
2期が発表されました。
まあ同じくリンがソロキャンしたりなでしこが野クルでキャンプしたりすると思いますが、どんな場所に行くのかは楽しみです。

2021.9.22 追記
2期を見終えたので、追記。
やはり1期と同じくキャンプに行くのは変わりませんでしたが、やはり飯テロだったりSNSで会話したり、1期と変わらぬ癒し作品でした。

投稿 : 2021/09/22
閲覧 : 589
サンキュー:

72

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アウトドアの魅力をゆる~く教えてくれます♪

原作未読。
誓いのフィナーレで全力燃焼したので、
クールダウンのため緩そうなやつを探して視聴開始。

【作品概要】
 女子高生がキャンプします。
 (をい!

【作品に対する感想】
 この作品特有の魅力を3行で示します。
 一、空気感
 一、アウトドア知識
 一、飯テロ
 
 私ゆるめの作品はあまり高評価にならない傾向があるんですが、
 これはかなりお気に入りです。
 2期が発表されてますが、めっちゃ楽しみです。必ず視聴します。
 
1)物語
 アウトドアの魅力と初歩的な知識を余すことなく伝えてくれてます。
 なんでくそ寒い冬なん?という疑問は作中で答えてくれてます。
 1話目あたりではメディアで冬のアウトドアをアピールし、
 季節変動が大きい(要は夏↑冬↓)市場を安定化する業界の狙いが
 あるのでは?とか勘ぐってました。(ひねくれ者)

 こういう知らないことを知れる作品っていいですよね。
 いつかどこかで役に立つことがあるかもしれません。

2)作画
 この作品の作画が素晴らしいのは、上でも書きましたが空気感。
 冬のキャンプだけに恐らく夜は氷点下の世界と思うのですが、
 吐息、鍋からの蒸気などで張り詰めた空気感を出しています。
 肌が冷気でピリピリしてる感じが伝わるほど本当に寒そうです。

 そしてそんな中で食べる温かい食事。
 たとえカップ麺でも家で食べるより3倍おいしい。
 本当に美味しそうに見えます。

 またアウトドアの魅力の一つ、雄大な自然を余すところ描いて頂いた
 美術班に敬礼!
 ゆっくりな時間の流れを絵で表現できていて、これを視聴してる間は
 分単位でセセコマ働いている普段から解放された気がします。
 テントの設置とか細かい手順をちゃんと描いてるのがいいです。

3)声優
 ➀東山奈央(志摩リン)
  ぼそっと突っ込む演技がGJでした。
 ➁豊崎愛生(イヌコ)
  かなりゆるふわ系の声でこんな声もいけるん?って驚きました。
 ➂大塚明夫(ナレーション) 
  贅沢!カッコよすぎです。

 1点気になる点を挙げると、ココアや汁物をすする音。
 もうちょいリアル寄りにしてほしかったかなと。
 あんな音立てて飲む人いないですよね(笑

4)音楽(2021/5/9追記)
 牧歌的な雰囲気の音楽で、作品にめちゃくちゃあってます。
 
 サントラ買いましたー。
 【利用方法】
  ➀家でごろ寝しながら読書中にローテ再生
   凛のようにキャンプして読書している気分になれます。
  ➁車で山に行って、窓全開で読書してローテ再生
   凛のようにキャンプして読書している気分に、よりなれます。

 特徴的なのはキャンプ場のテーマ。
 同じメロディーの繰り返しではなく、2,3回曲調が変わります。


5)キャラ
 私のお気に入り
 志摩リン>>イヌ子≧なでしこ=恵那>千明

 ➀志摩リン
  この娘、プライベート時の自分と言動が似てます。
   ・人見知りで、一人でいるほうが落ち着く。
   ・ノリで中二病的な発言をする。
  心の中の突込みはほぼ同調してましたね。
  すごく好きなキャラでした。
  しかし原チャリで片道150kmって実際行ける距離です?
 
 ➁各務原なでしこ
  美味しそうにご飯を食べる娘は正義です(笑
  最初勢いだけの何もできないおバカキャラかと思ってましたが
  無限の体力とアウトドア飯の腕前にじわじわ魅力上昇。
 
 ➂犬山あおい
  おっとり系おねいさん担当。
  こういう娘に転がされていたい(笑。
  突っ込みが的確でかなり笑わせてもらいました。

 ➃大垣千明
  やかましい系担当。
  一緒にいると勝手に適度に振り回してくれそうで、
  飽きなさそうです。

6)好きなシーン
{netabare}
 ➀志摩りん何もしない
  志摩りんが椅子に座って何もしてないシーンが好きだったりします。
  無音の音を感じていたい。

 ➁志摩りん犬タックルくらう
  ぐぇっって声が最高でした。
  
 ➂まっちぽんぷ
  言っちゃった(笑

{/netabare} 

7)気になること
 作品とは全然関係ない話です。
 作品に触発されてアウトドア人口が増えるのはいいことなんですが、
 女性のみでテントで寝泊まりというのはやっぱり
 危ないかなーって思ってしまいます。

8)実写版について(2021/9/18追記)
 実写版視聴しました。
 感じたことは3点。
 ➀アニメ準拠 再現率すげぇ
  声のトーンから喋り方までアニメに寄せてるなと感じました。
  アニメファンからすると親近感湧きますが、
  実写は実写での解釈や演じ方があってもいいんでは?とは思いました。
  なでしこや大垣はアニメだから許されるキャラであって、
  実写でやると流石にちょっと鬱陶しいですね(^^;
 ➁ドローン大活躍
  景色を愛でる作品だけに、実写で再現するの大変だなと感じました。
  同じ場所でも映え具合は天候に左右されますし。
  ある程度は画像処理でどうにかなるんでしょうけど、
  やり過ぎるとわざとらしい絵になりますしね。
  雄大さの演出にはドローンの力を感じました。
 ➂これを見た一般人はどう感じたんだろう
  アニメにおいて「日常系」ってジャンルは
  ある程度認知されているものですが、
  アニオタ以外の人が視聴したであろう実写版はどう受け取られたのか。
  ドラマらしい展開やドロドロ人間関係とかもなく
  言ってしまえばキャンプして飯食ってるだけ…ではありますので。

投稿 : 2021/09/18
閲覧 : 380
サンキュー:

45

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今となっては主流な趣味アニメ風景作画も魅力

趣味を主体にしたアニメは近年かなり増えていますが、これはキャンプのアニメです
タイトル通りゆるくキャンプを楽しもうといったような作品なのですが、富士山などの作画も綺麗で楽しめます
これを見てキャンプを始めた人もいるそうなのであなたも新しい趣味に出来るかもしれません
現実的であり忠実に描かれていているのでイメージがしやすいですね
興味がある人はぜひ

投稿 : 2021/09/01
閲覧 : 203

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高の癒しアニメ。悪意の無さと音楽が素晴らしかったです。

 一時期BGMとしてずっとかけっ放しにしていました。音楽も素晴らしいですが、女の子の掛け合いに癒されていました。親父趣味日常系のテンプレではありますが、これほど魅力的な作品は今のところ思いつきません。

 一番初めに視聴したときに驚いたのは、悪意のなさ、ですね。いたずら心程度はありますが、ダークサイドが全くありませんでした。これが最大の本作のポイントでしょう。
 とりわけ感じたのが、アルバイトでノクルの2人が自分たちだけ働いて、なでしこがリンちゃんとキャンプに行くときに、心の底から「いってらっしゃい」とか「気を付けてね」を言うんですよね。ニッコリ笑って。あれ、びっくりしました。そんな優しい世界があるのかと。その心地良さが本作の魅力だと思います。

 あとはリンのツンデレですよね。心を開いて行く過程をニヤニヤしながら見ていました。可愛かったです。特に夜景の写真を送り合ったところがクライマックスでしょう。
 他のエピソードも不思議なくらいダレるところが無く、全話面白かったです。

 キャラも魅力的でした。特になでしこのお姉さん。リンちゃんと性格が似てるんでしょうか。なでしこにツンデレでした。

 もちろん、一人キャンプ、冬キャンプの魅力を上手く描きました。ブームが来たのも分かる気がします。澄んだ空気の中、富士山見ながら焚火とか。鍋とか。湖のほとりで読書とか。憧れます。やらないですけど。
 後は趣味を楽しむための努力と工夫の部分ですね。日常系の中にうまく取り込んでウンチクとしても面白かったです。食べものもおいしそうでしたし。

 強いて欠点を上げれば、冒頭に最終話を持ってくる必要があったかですが、まあ、当初はこんな人気が出るかわからなかったので、女の子をいっぱい出したかったんでしょう。
 
 そして特筆すべきは音楽です。音楽の出来そのものも素晴らしいのですが、ラジオから流れる曲の不思議な郷愁というか安らぎというか、そういう雰囲気をアニメで感じ取れる演出もすごかったと思います。

 というわけで、語ろうと思えば本編よりも長く語れるくらい面白かったです。癒しという事にかけては最高のアニメだったと思います。

投稿 : 2021/08/09
閲覧 : 305
サンキュー:

19

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

C. ネタバレ注意 – キャンプ飯が美味しそう

あfろの漫画 まんがタイムきららフォワードで連載

山梨の身延の高校に通うJKがキャンプを楽しむ青春・友情アニメ


〈メモ〉
カレー味のカップ麺が美味しそうだったのと、JK5人の距離感が良かったのと、山梨やキャンプ場の風景が美しかった印象はあるけど肝心のストーリーが思い出せず2期視聴前に1期を見直しました。

人付き合いが苦手な女子高生に友達ができて良かったねというような話ではなく、友達がいても1人時間を大切にするリンと天真爛漫で友達が多そうな なでしこ が良い距離感を保ちつつお互いに影響しあうのが心地よい。

絵の綺麗さに感動して、後の実写版でアニメの絵が実際の風景やキャンプ場を忠実に描いていたことに再感動したのだけれど
2期が始まって綺麗な絵が実はトレースどころか写真の加工だったのでは?という疑惑が出て素直にキレイな絵とは思えなくなってしまったのが残念(泣)


〈登場人物〉
・志摩リン(しまりん):東山奈央
・各務原なでしこ:花守ゆみり 野外活動サークル

・大垣千明:原紗友里 野外活動サークル
・犬山あおい:豊崎愛生 野外活動サークル

・斉藤恵那:高橋李依


〈ストーリー〉
人気のない冬季キャンプ場で1人キャンプを楽しんでいた志摩リンは自転車で富士山を見に来たものの夜まで寝込んでしまい帰れなくなってしまった各務原なでしこを助ける。
なでしことしまりんは高校で再開する。浜松からここ身延近郊に引っ越してきたなでしこがしまりんと同じ高校に転校してきたのだ。

しまりんと出会ったことでキャンプに興味を持ったなでしこはメンバーが2人しかいない「野外活動サークル(野クル)」に入会する。
人懐っこいなでしこはしまりんのために料理を作ったりキャンプに誘ったりソロキャンプを好んでいたしまりんも少しずつ皆で協力するキャンプの楽しみも知っていく。


21.6 (再視聴)

投稿 : 2021/07/29
閲覧 : 235
サンキュー:

10

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この渦中だからこそ、いつか未来を信じ、安心して出かけられることを願って

今の渦中を耐え忍べば、明るい未来が訪れることだろう
それを信じて...

{netabare}冬のキャンプ場にやって来た少女
そこでぼっちキャンプすることに
あれ?なんぞあの寝ている子...
まあいい、テント張って、たき火作って...
しかし、その夜トイレ後...おったwwwwwしかも泣いてる

おいちょ、暗いけど帰れる?⇒無理ですごめんなさい
スマホ持ってる?⇒それ任天堂の原点、トランプwww
そうか、引っ越したばっかで電話番号分からんし、自分のスマホ番号も機械音痴だから分かんねーのか
まあとりあえず、腹減ってるなら、食べるか?カレーめんだけど

ここに来たのには理由がある
そこに富士山がある、夜になれば...
だが、その後急に電話番号を思い出し、姉貴にげんこつ食らって帰るのだったwww{/netabare}

志摩 リン=ちーちゃん、パフ、(ドラマ版)ひまり
各務原 なでしこ=花小泉杏、シズ、エレメントさん(花、宝石etc)、さんご
大垣 千明=本田未央
犬山 あおい=初春、モモデビルーク
斉藤 恵那=みらい、エミリア、めぐみん

ナレーション=スネーク、ムシバーン

2話
部室にやって来たなでしこ、すれ違ったリンとはスルー
部室はすげえ鰻の寝床で狭かった...(また松ぼっくり喋ってる)
どうやら4人いないと部活に昇格できない模様
そんな中、部室に会ったポール付きのテントを建ててみることに
だったが...折れた...
そこで、図書室におったリンと再会~

今日も一人でキャンプ場に赴くリン
そこは逆さ富士も撮れる場所だった
散歩で犬に戯れ、写真撮影を堪能した
だが、ぼっちが好きな彼女にとってなでしこに悪いことをしたなと思っていた
が...
お  っ  た
しかも鍋のセットを持って

3話 姉貴に送って貰ったようです
ちょっと辛い奴だけど食べよ
そりゃあ周りは寒くても暑くなるわ
そして、夜は明ける
全ては絶景のために

4話
次は長野へ赴くリン、こちらもそうだし、向こうも準備している模様
なでしこ達は山梨へ
そこで食べるアイスが
うめえ~~

リンはバイトして貯めた金がある。いくら利用代をはたいたとしても
上乗せしてボルシチを...サーシャ「ガタッ」

5話
風呂に入る3人
そして一人でキャンプ場に向かうリン
40kmは流石にきついな...寒いし、風呂入りて~
やっとこさ着いたけど、畳 ん で た
しょうがねえ、絶景だけでも見るか...
ん?あれUFO!?

6話
今日はりんと共に湖へ
そこで肉を...
だがシーズンでは無いからホルモンはねーんだ、悪いな
だが焼き鳥やハンバーグ肉を購入~~
その後姉貴に送って貰ったのだが、このキャンプ場には、出るんだよ...
アレが...

7話
日中に寝ると丑三つ時に眼が冴えるよ~~
なでしこが周りを見ている間に、火を焚くか...
始めての着火剤だ。ちょっとケチるか?いや...
結局、別の場所でキャンプしていた兄さんに頼むことに
その後、やっと鍋ができる~~
ジャンバラヤも貰いました~~

8話
テストが終わり3人でアウトドアショップへ
そこでランプとかを見たのだが...たけえ
その後、饅頭を買いました~

9話
折角リンとキャンプ場に行こうとしたなでしこだったが、風邪を引いてしまい、まーたぼっちで行くことになったリン
さてどこいこ...
一方、なでしこはほうとうを食べました~

10話
今日も今日とてキャンプに赴くリン、でもまだ暗い...
その後なでしこ達は次のキャンプのために、たき火の練習をすることに
そこに先生が...
え?顧問やってくれるの!?

11話
皆と合流~
おっ犬も連れて来たのか

12話
そして最後は映画鑑賞をしてお休みするのだった
悪いが流れ星はうっそ~~

実はまだ12/25
あけましておめでとうございますじゃねーのwww

そして朝飯食べている間に日は登る...
これこそ絶 景 か な
帰宅後、今度は大晦日にキャンプを計画しようとするリンだった
だがまず、バイトで金稼ぎに走るのであった

投稿 : 2021/07/05
閲覧 : 394
サンキュー:

14

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この名作がある限り、キャンプ業界は安泰でしょ!

「男の趣味やスポーツを可愛い女の子にやらせてみた! キャンプ編」という安直さを感じていたが、そのこだわりと魅せ方に一切の手抜きは感じられず、たった1話でそんなマイナスな印象は何処へと消えてしまっていた。
キャンプの中でも“冬キャンプ”に焦点を当てた本作。関連アイテムが売り切れ続出というムーヴメントまで起こしたその魅力が私のレビューでも伝わればいいな、と思う。

【ココがすごい!:冬キャンプを魅力的に見せるシナリオとキャラクター】
そもそもどうして彼女らは冬にキャンプをするのか?キャンプといえば夏じゃないか、寒空の下でアウトドア趣味に勤しむ意味が解らない。
開始5~6分まで、大半の視聴者はそう思うことだろう。しかし閑散としているキャンプ場に着いたメインキャラの1人・志摩リンは心の中でこう呟く。
(貸切状態……シーズンオフ最高♪)
そう、まず冬キャンパーは夏秋の人混みが出来るキャンプ場を好まない。冬の風と湖の波打つ音しか響かない自然なキャンプ場の方に趣を感じているようだ。それを理解してもらおうとしてるのか、第1話のAパートは独りの少女の静かで丁寧なキャンプシーンを送り届けている。テントに加えてロールテーブルにアウトドアチェアと、何もなかった河川敷をキャンプ道具でテキパキと自分の快適空間にする流れがアニメを観るようなインドア派にとってとても新鮮なものに見えるだろう。
キャンプの醍醐味であるキャンプファイアー──即ちたき火も冬なら“暖をとる”という真っ当な使用目的が与えられる。起こす本人は「燃料集めるのがめんどくさいし、肌が乾燥するし、けむり臭くなるし、火の粉が飛んだらやけどしたり服に穴が空くからイヤ」とフルボッコ並みのダメ出しを最初にするのだが、カイロの熱が心許ないと「結局この暖かさには抗えない」と掌を返すところにチョロい系の可愛さを覚えてしまう。それでいて準備は独りでそつなくこなすのでしっかり者な印象もある──と、リンは多方面で魅力的なキャラクターに仕上がっている。
まあ流石に彼女1人では持たない間もあるので、キャンプに関する豆知識はMr.スネークこと大塚明夫が天の声として解説してくれる。あの独特な低音が日常モノで聴けるとは思いもしなかった(笑)
そして各務原(かがみはら)なでしこ。常軌を逸した行動とミスの連続にはちょっとご都合も感じたが、そのおかげで出会い助けられたリンへの憧れを切欠に冬キャンプにのめり込んでいく所は説得力がある。冬キャンプをよく知らない者ばかりだろう視聴者は主になでしこの視点で本作を追っていくことになる。可愛くてアグレッシブな彼女も中心とする物語は決して退屈せず、不快感なく完走できる筈だ。

【ココもすごい!:如実に再現された冬景色】
ゆるキャンは「背景がリアルですげえ!」と話題になった作品でもあるが、残念ながら2期の第2話でGoogleストリートビューからの景色をフォトバッシュしていたことが露見した。「そりゃ現実と変わらない背景が描けるわな」と幻滅したファンもいることに違いない。
しかし手法はどうあれ、現実にあるキャンプ場を忠実に描写することで、アニメーションながら一種の旅番組のような雰囲気も作り出しており、一般層でさえもアニメ化された山梨県の絶景目当てで視聴できる作品になっている。私のコミュニティでも普段はきらら系アニメを趣味としてない友人がこぞって本作は観ていた──なんてオチもあったくらいだ。現実の背景を忠実に美しく描くこともまた美術であり、多くの人を惹き付ける要素と言えるだろう。権利関係はしっかりしてほしいが……(汗
また、冬キャンプ独特の空気感は決してGoogleストリートビューだけでは表現することができない。登場人物の吐く白い吐息やたき火の煙、キャラクターの身震いなどから、冬空のピリピリとした冷たい空気を目で感じ取ることができる。
これらの美術背景が本作を通じてのキャンプの疑似体験に一役買っていることには間違いない。

【そしてココが面白い:巻き取るように縮めていくリンとなでしこの距離感】
{netabare}1人キャンプが好きな志摩リンとグループキャンプが好きななでしこ。相容れないスタイルの2人が物語を通して徐々に変化していく。この変化がとても繊細かつ丁寧に描かれているのが面白い。
なでしこはフレンドリーな性格だが急にリンと距離を縮めたりはしない。しようとはしたが彼女の嫌がる素振りを見て入部した野外活動サークル(野クル)への勧誘を断念している。助けてもらったお礼を兼ねて料理をふるまいに1人キャンプ中の彼女を訪ねた時も、寝床は別にする配慮も持ち合わせていた。
リンは、そんななでしこ1人を先ず受け入れて、次のキャンプは2人で計画を立てて食材の買い出しや寝床のテントも共にする。1人キャンプが好きなことに変わりはないが、1人キャンプの様子をSNS等に上げて彼女との繋がりを保とうとする。
2人は互いのキャンプスタイルを尊重する所から始めており、そこから話数をかけて徐々に距離を詰めていく。だからこそメインキャラ全員のクリスマスキャンプが本作のクライマックスとしてきちんと成立していた。1人キャンプの好きなリンが「誰かと一緒にやるキャンプも悪くないな」という変化と、なでしこの「友達みんなとキャンプがしたい」という願いの成就が同時に描かれている。{/netabare}
【他キャラ評】
大垣千明
なでしこに負けず劣らずの行動派で、なんか男っぽい(笑) なでしこやあおいと一緒に風呂にまで入れる男友達といった感じ。
見てて面白いし、良い性格でもあるけど「女……女なのこれ……?」という疑問が常に頭から離れなかった。多分、ウェーイ系のノリで振る舞っているのと中の人の演技のせいだろう。

犬山あおい
デカァァァァァいッ説明不要!!
いや説明すると季節上、厚着が多い本作でもその主張は中々強く、温泉などで脱がれたら良い景色そっちのけで胸部にしか目がいかない、男子なので
加えてはんなり関西弁と属性増し増し。マンガだと「んなわけないやろがい」だったのが「うそやで~」に置き換わってるので、ゆるくのんびりとしたお姉さん口調は製作陣の粋なアレンジと中の人の演技の賜物だと推察できる。

斉藤恵那
『からかい上手の斉藤さん』という異名を与えられた通り、他者との関わりにエッセンス程度の“弄り”を含めた立ち回りが絶妙。彼女抜きではなでリンの成立はガクッと減るし、彼女自身とリンの絡みも学生のノリが出ていて微笑ましい。
掴み所のなさそうな中の人の演技から、実は只の犬好き&インドア派というのもギャップと共感を誘う良キャラだ。ペットの幸せを恵那ほど考えている人は現実には中々いないだろう。自分も飼っている猫の幸せを考えて行動に移したいものだ。

【総評:この名作がある限り、キャンプ業界は安泰でしょ!】
総合的によく出来ている。きらら系にありがちな『かわいい女の子+α』のαがおざなりになっておらず、冬キャンプというニッチだった題材を、ゆく先々の絶景や美味しそうなキャンプ飯、キャラクターの活き活きとした表情にまったりとしたストーリー展開で描いて「キャンプは夏か秋」という固定観念を、視聴者を傷つけることなく優しく壊してしまった。
そんな魅力ある冬キャンプと野クルの漫才のような活動を繰り返すことで5人の女の子たちが徐々に仲良くなっていき、みんなでキャンプをするようになるまでの過程を1クールでしっかりと描いていた。
流行るのも納得だ。観れば少なからずキャンプ趣味を肯定的に捉えることができる。この1期だけでは冬キャンプの厳しさや敷居の高さまでをハッキリとは描いていないので誘導された思考かも知れない。それでもきらら系において、題材の魅力をここまで引き出している作品は他に見当がついていない。そのくらいの名作だと言えてしまう。
屋内でしっかりと視聴するだけでなく、キャンプ先で作業用BGMとして本作を流してもいいと思う。収録された音楽はOPの『SHINY DAYS』を始め、小旅行に適した良曲ばかりでもある。そんな風に利用したい方は是非、「U―NEXT」へ加入しスマホやタブレットでも本作を観れるようにすべき!(宣伝)

投稿 : 2021/06/17
閲覧 : 567
サンキュー:

24

十文字 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

設定がよかった。

今までキャンプを主軸にしたアニメはなかったので、そこは、高評価。そして、この作品の系統的に、別にストーリーそこまで良くなくても、キャラを押し出せば、自然と良いアニメになる作品なので、それプラス設定がよかったのが、あにこれでの高評価につながっているのでは、と思いました。

投稿 : 2021/05/24
閲覧 : 240
サンキュー:

6

bilililili さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白かった

キャンプに行きたくなるような作品だった。
日常系アニメの上位に食い込むと思う。
風景の作画も良くとても引き込まれた。

投稿 : 2021/05/24
閲覧 : 202
サンキュー:

7

daruma さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キャンプ行きたくなった

 視ててキャンプ行きたくなったので今度行きます。
 キャンプ飯がどれも美味そうだった。
 キャラのボケとツッコミのテンポが丁度良かった。
 キャンプの魅力を感じるアニメだった。

投稿 : 2021/05/23
閲覧 : 218
サンキュー:

14

シュラ吉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゆるゆるしたい人にはおすすめ

Jkがキャンプするアニメ。ストーリーは中身がなくゆるゆる感をただ楽しむアニメ

投稿 : 2021/05/22
閲覧 : 156
サンキュー:

5

Hatomy さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まったりと楽しめました

二期を視聴するために
あらためて視聴しましたが

ゆる~く
まったりと楽しめました

投稿 : 2021/05/10
閲覧 : 189
サンキュー:

6

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ゆったりとした時間を過ごせるプロモーション

最近やたらと職場の人がゆるキャンおしてくるので
観てみました。
うーむ、まったり。
優しいのんびりした時間。旨そうなメシ。
悪くは有りませんが
これと言って刺さるポイントもなし。
淡々と観終わりました。
正直ソロやってた時期もありましたが
マナー悪いキャンパー多いし
キャンプ道具高いの買ってろくに使えてない人いるし
面倒くさいのとかを楽しめないならキャンプすんなよ
なんて感じてしまってね。
アニメだと楽そうで良いよね。
キャンプ場までの苦労は表現されてるけど
後片付けとか帰りの移動とかもっと見せて欲しい
ってそれするとプロモーションにならないか。
たしかこのアニメの影響で荒らされたキャンプ場も
あったようなニュースを見た気が、、、
ともあれ素敵な時間は過ごせました。
きちんとマナーを守った節度あるキャンプ文化が
根付くとよいですね。

投稿 : 2021/05/09
閲覧 : 214
サンキュー:

8

ばぶこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

めちゃくちゃキャンプしたくなる
ソロキャンは寂しさも楽しむもの、という言葉が好き。
なでしこが可愛くて癒される。

投稿 : 2021/05/05
閲覧 : 159
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

心地よすぎる緩さ。

原作未読です。

{netabare}
もうこの作品は癒されるしかないですね。
「けいおん」にも通じる緩さ。
この雰囲気大好きです。

色んなレビュアーさんが解説はしてるのでボクは感想だけ…

キャンプという題材も一人でもみんなでも、
スゴく楽しく、魅力的に描かれてイイなと思うのですが、
ボクはやっぱりこのコミュニティの
関係性がとてもイイなと思ってしまいます。

お互いがお互いを尊重し合えてる。
優しさや思いやりを持てて接するコトができる。
皆がそれを自然にできてる…
…悪意や敵意のない世界…
…すごく優しい世界…
…完成された世界…
もうその在り方を見るだけで涙が溢れてきます…。

自分も含めて、そんな風にできたら
この現実世界ももっと良くなるのに…

なんてコトを考えてさせてくれる、
ボクもなでしこチャンみたいに
一生懸命に、ひたむきに、精一杯に
過ごせるようにもう一度がんばってみよう
そう思えるような素晴らしい作品。

「けいおん」でも感じましたが
気持ちが疲れた時に何度も見たくなる
そんな優しい作品でした。
ありがとう、「ゆるキャン△」
{/netabare}

投稿 : 2021/05/03
閲覧 : 171

takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

キャンプしたい!

コミックとほぼ同時に視聴。


嫌な人間が誰1人出てこない、ストレスフリーな作品。

友達とアホな事をノリでして大変になっても、何年か後にみんなで笑える

ならそれもありかな。って思い出す作品でした。

癒やされる感じはのんのんびよりに似てるかな?

コミックではギャグ要素が強かったので、それも入れて欲しかった。


キャンプ・・行こうかなあ。

投稿 : 2021/05/02
閲覧 : 193
サンキュー:

7

ネタバレ

HataHata さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あったらいいながちゃんとあった良作品

おじさん趣味を女子高生にやらせてみたらブームになるかもしれないムーブメントを作ったといっても過言ではない(と思っている)作品。

単なるキャンプやってみた話ではなく
キャンプを行うための知識、道具などの紹介がうまく話に取り入られており
初心者の主人公と一緒にキャンプを学ぶことができた。
実際に行ってみたい、やってみたいと思わせる良いアニメ。

音楽は劇中のBGMがカントリー調でキャンプの雰囲気とも合っていた。
そしてキャラクターがかわいい(超重要)

残念なことに作品の放送後、アホなオタクが登場したキャンプ場で
ゴミを片付けない・直に地面で焚火をする等非常識な行動をやらかしたことで
一時的に閉鎖されてしまったりと残念なニュースが出てきてしまった。

2期が1期に比べ注意喚起やトラブル対応にしっかり気を配っているように感じたのは
その辺りが影響したのか?と考えてしまった。
基本的に我々アニメオタクは日陰者であるという謙虚な認識(卑屈ともいうか?)を持って
社会に対しては常識的な行動を心がけなきゃ、いつまでも理解は得られないだろうなと思う。

なんか感想からずれてしまったけど
作品自体はキャンプに対して強い訴求効果のある、楽しいアニメだったということは間違いないです!

投稿 : 2021/04/18
閲覧 : 214
サンキュー:

24

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ゆるキャン△のストーリー・あらすじ

1人でキャンプをするのが好きな女子・リンと、キャンプ初心者・なでしこの出会いからはじまるアウトドアコメディ。本格的なキャンプのノウハウをゆるく楽しげに描く。(TVアニメ動画『ゆるキャン△』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年冬アニメ
制作会社
C-Station
公式サイト
yurucamp.jp/
主題歌
≪OP≫亜咲花『SHINY DAYS』≪ED≫佐々木恵梨『ふゆびより』

声優・キャラクター

花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、井上麻里奈、大塚明夫

スタッフ

原作:あfろ(まんがタイムきららフォワード 芳文社刊)、監督:京極義昭、シリーズ構成:田中仁、キャラクターデザイン:佐々木睦美、色彩設計:水野多恵子、美術監督:海野よしみ、撮影監督:田中博章、音響監督:高寺たけし、音楽:立山秋航

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