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「月がきれい(TVアニメ動画)」

総合得点
94.0
感想・評価
1811
棚に入れた
7645
ランキング
8
★★★★☆ 4.0 (1811)
物語
4.1
作画
4.0
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0

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月がきれいの感想・評価はどうでしたか?

mm7 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「いつもどうしていいのか分からなかった」

彼女に「是非観てほしい」と勧められて視聴。
素晴らしい作品に巡り合わせてくれたこと、本当に感謝してます。



ストーリーは中3の春からスタート。テーマは恋愛。
それだけで個人的には「重たいな...」と思いつつ、見始めました。

持論ですが、中学の3年間というのは、心に一番負荷がかかる時期だと思うのです。
お金にも、時間にも制限があり、交友関係はクラスや部活といった狭い社会のなかで構築しなければならない。ちょっとした失敗が、生活を狂わせてしまう。そんな緊張感をつねに持ちながら、未成熟なまま過ごす時期。それでも、多くの人が初めて本気で誰かを好きになる頃で、その楽しさや、辛さを経験する時期でもあります。

本作は、そんなギリギリのバランスの上で成り立っている青春時代の恋愛を、リアルに、けど美しく描いた作品でした。
上記の持論があったので、ストーリーが友人関係に関してドロドロするのではないかと心配していたのですが、中盤以降からは安心して観ることができました。



~ 「中学生の恋愛」の描写について ~

主人公の小太郎くんと、茜ちゃん。
二人の等身大の恋愛模様は、「以前、中学生だった大人」にはものすごく刺さりますよね。
自分の時は携帯メールでしたが、好きな子と何百件もやり取りをして、学校にいる時とは違う二人だけの世界がそこにはあるんですよね。そして、それが本人たちにとってのすべて。
その描写が本当にリアルでした。

学校生活においても、心の機微がすごく丁寧に描かれています。
好きな人が別の男子・女子と話している時のモヤモヤだったり、メールでは毎日やり取りしているのに、いざ二人で会った時は上手く話せなかったり、といった経験は誰にでもありますよね。でも、ある程度大人になっちゃうと少し打算的になったりして、うまくコントロールできちゃうので、中学生ならではの心理な気がします。
そういった部分の描写が本当に細かくて、毎話、心の古傷を抉られるような感覚を覚えました(笑)




~ シナリオ・演出について(以降、ネタバレ注意) ~


本作のネットでの感想を見ると、高く評価している人が大部分な印象を受けます。
個人的にも納得で、恋愛をテーマにした作品でこれ以上の出来はなかなか無いでしょう。
本当に終盤のシナリオは心に残るもので、10話~最終話は涙が溢れて止まりませんでした。
最終回エンディングの演出は誰が観ても感動できます(今書いてても泣きそう...笑)
ミスリードが上手でしたよね。途中で気づいた方はどれくらい居るのでしょう?幸い自分は最後まで思い至らなかったので驚きと感動で大変なことになりました笑


一方で、若干のご都合主義なラストが受け入れられない故の低評価もネット上では見受けられました。
中学時代の初恋が実って結婚なんて現実感に欠ける。といった所です。そういった感想に関しては、理解はできます。

しかしながら、自分としてはリアリティに欠けるハッピーエンドだからこそ、この作品の魅力が増したように思えています。
中学での初恋が人生を左右するということは、今の時代では殆どあり得ません。作中でお姉ちゃんが「これからどうするの?」や「別れたら?」といったイジワル(茜ちゃん談)を言っています。小太郎君のお母さんも「好きな子を理由に進路を選ぶなんて」と小太郎くんを非難します。これらは、極めてまともな大人の意見です。そして、小太郎くんと茜ちゃんを応援している視聴者だって、それは分かっているのです。自身や周囲の経験上、上手く行くわけがないのは分かっているのです。

小太郎くんのように、小説でドラマチックに想いを伝えることなんて出来やしないのです。
茜ちゃんのように、自分は何も悪くないのに傷つき、それでもなお彼を好きでいられること、果たして中3の女の子に出来るでしょうか?
おそらく難しいでしょう。その辺りは誰もが理解しているはずです。

それでも、大人からしたら無駄とも思えるような未完成の二人の恋愛がこんなにも心に響いてくるのは、視聴者に中学生同士の恋愛の楽しさや苦しさを蘇らせてくれるからだと思います。OP曲の歌詞には“今”や“最高の毎日”といった言葉が何度も出てきます。彼らは、大人になってしまった僕らと違って、“イマ”と全力で向き合っているんですよね。ED曲でも最終回のセリフでも「いつもどうしていいのか分からなかった」という言葉が出てくるのは、全力で向き合った結果です。

そしてもう一つ、「どうしていいのか分からなかった」経験は、中学生だった人なら誰にだってあります。
「あの時、自分がこうしていたら...、こう言えていれば...」といった後悔は誰にだってあるものです。
そして殆どの場合は、分からないなりに選択をして上手く行かず、そして大人になるのでしょう。

そのうえで「月がきれい」という作品で一番心に残ったのは、「どうしていいか分からない」なりに必死に悩んだ二人が、上手く行く「選択」をしたこと、そして手繰り寄せた未来を描いてくれたことです。
僕らの過去は、どの道上手く行かないものだったかもしれないけれど、もしかしたら二人のような未来があったのかもしれない。未完成同士の恋愛は決して無駄ではなく、その先の未来だってきちんとあり得たこと。それに挑戦した過去の自分に胸を張っていいこと。そんな青春を送れて幸せだったこと。そういった、現実につながる可能性や希望を見せてくれたことが、過去に中学生だった人間として、とても嬉しかった。


冒頭に持論として書いたように、中学時代というのはかなりストレスのかかる時期です。もう絶対戻りたくないとずっと思っていました。ですが本作を観て、少しくらいなら振り返ってみても良いかなと思えるようになりました。





他にも背景や、作画・声優さんの演技、挿入歌のチョイス、二人をとりまく登場人物たち。本作の魅力は数多くありました。
こういった素晴らしい作品を作っていただいたスタッフの皆様に心から感謝しています。

とんでもない長文になってしまいましたが、それだけ心が揺さぶられました。
そして、この気持ちを残しておきたいと思い、珍しくレビューなどしてみました。
ここまで読んでくれた方(いるのか?)、お付き合いいただきありがとうございました。




さいごに

最終回を観てから、この作品を教えてくれた彼女のLINE表記は「彼女さん」になっています(笑)
いつか二人で川越に行ってみたいな。

投稿 : 2020/11/18
閲覧 : 238
サンキュー:

12

定年退職 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

きゅんきゅんさせやがる

中学の頃って、あんなだったなあって感じのごく普通の中学生の日常で突飛なイベントもないシナリオ。だがそれがいい。
毎回のエンディングも凝っていて、良いスパイスになってます。

投稿 : 2020/11/05
閲覧 : 196
サンキュー:

9

ネタバレ

はなちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

純粋な気持ちにさせてくれる

物語の大半は、特にドロドロした事もなく穏やかな時間経過と共に進んでいく
主人公とヒロイン役は純粋で、中学生時代ってこうだったのかな?と思い返す
まだ観ていない方は、案外と飛ばしがちになるエンドクレジットも各話で確りと視聴してみて頂きたい
最後にグッと引き付けられる気持ちになれます

ストーリーとしては、本当に純粋なものでベタな感じもありますが、お互いに物静かな性格で少しずつ前に進むといった感じです
けれど、少しずつ進むにつれてお互いがお互いに、更に距離感を縮めていき会話が増えてきたり、それでもまだ何かしら遠慮しがちで、そんな心理描写が妙にムズムズしたりしながら観れる作品です

押しの強い恋愛を求められる方には、余りにも淡い感じで進むストーリーに不満が生じるかもしれません
ただ、思春期の頃のまだ知識や経験の乏しい中で繰り広げられる恋愛なので、その独特の距離感を楽しみたい方にはお勧めです

{netabare} 各話のエンドクレジットで毎回背景にLINEのやり取りが異なるが、最終回の「それから」の部分で全てが伏線回収として描写される
こんな表現の方法があるんだなと思うと同時に、何も無いまま終わりを告げていてもそれなりに続くんだろと考えられる終わりに対して、更に確りとしたその後を描いていて気持ちの良い終わりになっている {/netabare}

投稿 : 2020/10/28
閲覧 : 266
サンキュー:

11

すぴりっと さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

憧れとか思い出とか

ちょっとにやにやしちゃう様な純愛です。
こんな経験無かったから憧れも。
ちょっとおとなしめな中学生の心情もよく出てて、凄く好みな作品でした。
大人になればなるほど段階が一足飛びになってしまうから、こういう経験は出来なくなっちゃいますよね。
だからひたすらいいなーと思いながら観てました。
中学生時代に戻りたい…いや、チキンだったから告白とか多分戻れても無理ですけど笑

投稿 : 2020/10/24
閲覧 : 236
サンキュー:

14

ネタバレ

damian さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

平坦

中学生の恋愛を描いた
絶滅危惧種のようなピュアな恋愛…
というイメージでしたが、
主人公の男の子が自己中心的で、
かなりイライラさせられた。

私にはとてもピュアな恋愛には見えない。

まぁ中学生男子なんてこんなもんなんだけど笑

エンディングでその後を描いて、
すっきり最後まで描ききったのは良かったけど、
大人が見て面白い話ではなかったかな。

投稿 : 2020/10/21
閲覧 : 260
サンキュー:

3

ネタバレ

よいよい さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最後に泣けた

小太郎と茜が不器用ながら付き合っていく様子が何だか泣けてきた。恋とか勉強とか部活とか思春期とか。色んなこと学んだ。いいなぁ。
「あぁこんな恋したな」とか「あの時はよかったな」とか「親には苦労かけたな」とか。いろんな事を考えさせられた。
受験勉強の時小太郎にお母さんがおにぎり作ってくれる時の挿入歌の「未来」には本当に泣けた。
最後は何だかんだでハッピーエンドだった。

投稿 : 2020/10/14
閲覧 : 229
サンキュー:

11

さとぽて さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高の作品

純度100%の恋愛はもちろん、友情との葛藤
リアルな親心まで描いてあり、泣けた。

投稿 : 2020/10/13
閲覧 : 175
サンキュー:

8

ネタバレ

USB_DAC さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「傾くまでの月を見しかな」

★物語
・原作 : オリジナル
・監督 : 岸 誠二
・脚本 : 柿原 優子

とてもピュアな初恋の結末。制作Pが「たまこラブストーリーに影響
を受けた」と語る通り、仕草や表情の描き方が本当に良く似ています。
飾り気の無い二人は何処か懐かしい。でも少しムズ痒い、かな。w


★作画
・作画監督 : 松本 剛彦

敢えてアニメに関わりの薄いイラストレーターを起用したという通り、
地味だけれど現実的なキャラデザイン。背景もそれに見合って美しい。
非常にバランスが取れた作画です。


★声優
・安曇 小太郎 : 千葉 翔也
・水野 茜 : 小原 好美

茜役を演じた小原好美さん。自信無さげな声と泣き声は中学生らしく
自然で等身大の演技をされていたと思います。


★音楽
・OP:「イマココ」/ 東山 奈央
・ED:「月がきれい」/ 東山 奈央
・音楽 : 伊賀 拓郎

3話で流れた東山奈央さんが歌う「初恋」。思わず故・村下孝蔵さん
の若かりし頃を思い出します。その他カバー曲全てを彼女が歌うとい
う一貫性もとてもいい感じ。


★キャラ
・キャラクターデザイン : 森田 和明
・キャラクター原案 : loundraw

小太郎の両親にはグッと来るものがあり、茜の姉の指摘も的を得てい
て凄く共感しました。家族の本当の優しさを感じることが出来るこの
作品。時に暴走しがちなこの若い二人を陰ながら応援し見守る家族の
優しさは、物語をより引き立てている。そんな印象を受けました。

それにloundrawさんのイラスト、いいですよね。僕は好きです。w



[感想]

第8話『ヰタ・セクスアリス』(著 森鴎外)。

異性への関心が芽生え始めるこの世代。それが直接性欲には結びつか
ない、本当の恋愛を知る一歩手前の時期。それは誰にでも必ずあった
心と身体の成長の過程。

初めての恋。例え付き合えたとしても何をしていいのか分からず戸惑
い、ただ好きと言う気持ちだけが先走る。それは互いの心を常にとき
めかせ、時に胸を締めつけ苦しめる。

やがて二人きりの空間にも慣れ、互いの距離が一歩一歩近づくにつれ、
その未成熟な心は、いつしか強烈な不安感や嫉妬心を生み出していく。

友に告白されたことを言わなかった小太郎。そんな彼を信頼し切れず、
川辺で一人泣きじゃくる茜。そして彼と対等でいたいのに負担を掛け
てしまうという思い。男としてハッとする瞬間でした。もしかしたら
あの最後のくちづけは、彼との別れを覚悟していたのかも知れません。
そんな彼女の気持ちを思うと、切なくて胸が張り裂けそうになる。

そして、彼女の想いをあの場面で受け取ることが出来なかった小太郎。
ここに男性と女性のセンシティブな違いが感じられました。(1話で
のファミレスで小太郎が感じた、彼女の制服への違和感もそう)

結局、擦れ違ったまま離れ離れになった二人。しかし互いの同じ想い
がそれを懸命に繋ぎ止める。そして彼が投稿した小説第10章。一途
な彼の想いは街を離れる彼女に密に伝わり、その結末が彼女の不安を
一掃し、奇跡とも言えるラストシーンを見せてくれました。

確かに綺麗過ぎるストーリー。それに大抵の初恋は自然に消滅してい
くものでしょうし。それでも数は少ないけれど、初恋を大切に育み結
ばれたカップルがいることも確かです。もしかしたらそんな二人にも、
こんな素敵な恋がきっとあったのかも知れません。賛否あるその後の
行く末も、そう思うことで素直に受け入れることが出来る気がします。


もし生まれ変わることが出来るなら・・・・、

こんな甘酸っぱいドラマの様な初恋を是非してみたいものですね。


因みに余談ですが、茜が乗るJR川越線。市川に向かうなら遠まわり
で当然運賃も高くなります。中学生の茜にとっては最短の東武東上線
を使う方が安くて妥当と言えますが、電車の絵的な理由からでしょう
か?細かい事ですが、ちょっとだけ不自然に思える部分でした。w



以上、最後までお読み頂きありがとうございました。

投稿 : 2020/10/01
閲覧 : 395
サンキュー:

32

ネタバレ

O.Y さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良い意味でアニメっぽくない[90.4点]

純情恋愛アニメですね。良い意味でアニメっぽくないです。声優の声の入れ方も他の恋愛アニメは違うというか…、息の入れ方も他のアニメにはない独特なものがありました。

なかなかこういうアニメを見てなかったというのもあり(今まで見てたのは学園ラブコメ×ハーレム系)、見ていて凄く新鮮でしたね。メインキャラは全く増えず、2人の様々なやりとりを中心にストーリーを展開しているのに飽きることがなかった。心情描写がよく感情移入もできた。自分の中で恋愛系アニメTOP3に入ってます。また詳細は次の機会に書きましょうか。

投稿 : 2020/09/26
閲覧 : 289
サンキュー:

18

ネタバレ

キャンキャン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良かったです。

見始めは中学生の恋愛ストーリーと言うことで
感情が入り込めるかな?と思いながら見ましたが…
まったく飽きることなく完走しました。
子供から大人へと変わる思春期時代の、リアルな淡いラブストーリーて感じで良かったです。

投稿 : 2020/09/26
閲覧 : 210
サンキュー:

8

くろわっ3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

きれいすぎる

ここまで混じりっ気なし
純度100%の恋愛ストーリーを、
アニメオリジナルで、よく作ったなぁ・・・
ただ、ただ感心、降参の気分になった。


恥ずかしい話をすると
当時「耳をすませば」を観て
まったく用もないのに聖蹟桜ヶ丘に何度も通ってしまった私だから

思春期にこんなものを観てしまっていたら
まったく用もないのに川越に通ってしまうところだった。
あぶないあぶない・・

いやぁ、いい大人で良かったです。



(ちょっと川越、散歩に行ってみようかな)

投稿 : 2020/09/24
閲覧 : 281
サンキュー:

14

gkm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

現実とかけ離れた恋愛作品が多い中、割と現実寄りだけど空想。

現実と理想をどれだけ乖離させることで視聴者を妄想の世界に引き込むかに躍起になっている現代の恋愛アニメにおいて、一度初心に戻り、現実目線で理想のカップルがどのような恋愛をするのか、現代の設定で恋愛アニメにした作品である。

(つまりここに、ツンデレ金髪娘やヤンデレ自傷女子などは主人公と関わらないし、御曹司系男子やダウナー系男子がヒロインを奪い合うことはない)

そして、この作品は恋愛前のドキドキを味わう作品でもなく、恋が実ったあとのなんてことはないちょっとしたすれ違いを優しく戻してあげるお話である。まるで38度のお湯の中にずっと漂っているかのよう。

(付き合う前の恋の駆け引きは男性が好きで、付き合う後の甘々な愛は女性が好きなのか?)

中学生で二人のスペックに足る人間がどれだけいるのか。主人公もヒロインも結構な上玉だ。こういった理想のカップルの他愛のない恋愛を見て何が面白いのか。カップルYoutuberがなぜ人気なのか、バチェラーやテラスハウスがなぜ人気なのか、こういった人気コンテンツに疑問を抱くのと似ている。そう、批判ではなく疑問である。

日経XTECHによるとそれは「親近感」や「共感」が人気の理由らしい。このアニメもそうなのだろうか。そうなるとこのアニメに共感できない人は恋愛経験の乏しい人が多いということか!?

ハチャメチャドタバタラブコメディの方が好きな私は「月がきれい」よりも、「かぐや様は告らせたい」の方が性に合っていた。

投稿 : 2020/09/20
閲覧 : 222
サンキュー:

7

とまっち さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画がもっと良ければアニメ史に名を残したであろう作品

青春学園アニメにありがちな現実とかけ離れた情景、キャラの性格、セリフなどそれらしいものを一切感じさせずより視聴者側に身近に感じさせる作品だったと思う。
主人公とヒロイン同士のもどかしさや甘酸っぱさを含んだやり取りは心に響きました。
ただ...一つ。作画が足りなかった。製作費の関係なのだろうか、キャラのタッチには違和感を感じ、背景描写はいわゆる作画崩壊を起こしている場面も多々ありました。
こればかりは仕方ありませんが作画に敏感な方にはあまりオススメは出来ません。

気にせずに視聴出来る方には是非ともオススメしたい作品です!

投稿 : 2020/09/02
閲覧 : 215
サンキュー:

6

mahia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

告白していい?

不器用で真っ直ぐな青春をもう一度。

それはものすごくクリアで宝石のようなキラキラした宝物のような思い出。

当時、多くの青春が抱いていたような経験を思い出させてくれる。

恋愛も、そして親ってかけがえのないものです。



中学生ならではの不器用な恋愛を綺麗にまとめている。
中学生の恋愛をニヤニヤしてみれちゃうなんて
これは逆に大人な作品なのかもしれない。

ただそれは恋愛だけでなく、全てを覆う親の愛情を思い出すのも含めて。

挿入歌のカバー曲が神曲ばかりでソワソワしちゃうよね。

投稿 : 2020/08/28
閲覧 : 158
サンキュー:

6

ネタバレ

ksk84 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

初恋をもう一度擬似体験できる

「あにこれ」で評価が高かった本作品、気になって鑑賞。

いいなぁ…見ちゃうなぁーこれ…(´∀`)
とても素敵な作品です。

本作品の魅力は「初恋をもう一度擬似体験できること」に尽きると思います( ̄∇ ̄)

中学、高校…あの初恋だけにしか存在しない、甘酸っぱい感覚ってありますよね。

2人きりで会話するとか、目が合うだけで嬉しくなるとか、ご飯を一緒に食べるとか、放課後一緒に帰るとか、手を繋ぐとか、お揃いの人形を持つとか、手編みのマフラーが長過ぎるとか…(笑)

なんとそれ…
全て本作に詰まっています(*´∀`*)

もう二度と味わえないと思っていたあの感情がまた楽しめるなんて…素敵過ぎると思いませんか(笑)

本作品では大事件は起きません。
でも、初恋のあの心の動き方、それを繊細にそして純粋に寄り添って表現しています。
そういう作品って、今までは逆に無かった気がします。
そういった意味で、恋愛を地で描く作品なのかなぁと。

あと、設定も良い気がします。

主人公はいわゆるモテキャラとは正反対、小説を書くことに打ち込むインドア派。

そんな彼でも素敵な恋ができるんだと。
しかも、彼女はそこそこモテる可愛いコ(笑)

キャラ設定が良かったので、陰キャラだった自分も感情移入できたと思います(笑)
やっぱり人気が出るアニメって、そこらへんの設定の妙がある気がしますね。

あと本編には直接関係無いですが、夏目漱石大先生やっぱロマンチストですねぇ…(´∀`=)

「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳すって…もうセンスがズル過ぎる。

「『月がきれい』という作品を観るべき瞬間が、時間の上に存在しているとしか思われないのです」って感じかな( ̄∇ ̄)

<内容(「oricon」より)>
茜と小太郎。中3で初めて同じクラスになり、出会った2人。クラスメイト、部活仲間、教師、親… 周囲との関わり、自分の成長。変化と不安に追いかけられながら慌ただしく駆け抜ける季節の中で、瑞々しくもめくるめく、思春期の恋。

投稿 : 2020/08/21
閲覧 : 318
サンキュー:

11

kaito さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメアニメしてなくて良い

隠れ名作と聞いて観てみましたが、とても良かったです。主人公たちが素朴で、純粋で、アニメを観ている感じがしません。時折作中で挿入されるヒット曲の選曲も良かったと思います。

投稿 : 2020/08/17
閲覧 : 230
サンキュー:

7

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初から最後まで美しい。

少し前に学園の恋愛ストーリー「Just Because!」のみなさんの
レビューにこの「月がきれい」を比較している方も多くみかけたのが視聴するきっかけです。

設定はやっぱり似ていて
前者は高校3年生、後者は中学3年生での学生生活でのお話し。
いずれも最終学年で、将来について不安な気持ちや、受験が迫ってたりで、人生がそれぞれ大きく分岐するであろう本人達にとっては、早く終わって欲しいけど、終わって欲しくないような微妙な時期なのでは。

語られるのは
中学3年生のとっても純粋で美しい恋愛ストーリーです。

中学最後のクラス替えで、初めて一緒になった
クラスでもそんなに目立たない文芸部、部長の安曇小太郎。
ヒロインは陸上部の短距離選手で水野茜。

その姿をお互いをなんとなく意識していた2人が、委員会での連絡事項を共有するためにLINEのアドレスを交換したことで、2人だけの秘密な世界がスタートします。

学校のクラスではほとんど会話することはないので、クラスメイトは2人の関係をほとんど知りません。

気になっている人を遠目に片思いを募らせるって経験はあるものの、
2人だけの会話をこんなにスムーズに実現させてしまうLINEってツール。
自分の学生時代にこんなのあったら、違った展開もあったのかな・・

月夜での告白
「付き、 あって。」小太郎の勇気。・・・・

自分の気持ちを相手に伝える。
この作品では、結果はどうであれ、みんな告白します。

千夏なんて小太郎だけでなく茜にまで自分の気持ちを伝えてしまいます。
最初はかき回す子なのかなって思ったけど、ただただ、自分の気持ちに正直なだけで必死に頑張る姿に応援したくなる子でした。
遊園地での茜と小太郎の姿に影で涙する姿。
こういう恋に破れちゃう子にいつもやられちゃうんだよな~~。

小太郎と茜が付き合ってることが周知の事実となった後に
陸上部の比良にしても千夏にしても、ダメなのが確定している中でも、改めて必死に自分の気持ちを整理するために告白をします。
(好きになってしまったら、空気を読むなんて余裕ないだろうけど、
自分なら、ダメな闘いに怖気づいて、引いてしまうと思うので、彼らの
こんなにも真っすぐで、一生懸命な姿が心にきました。)

あの頃に戻って自分の背中を押しまくりたいです(笑)

修学旅行での出来事とか、遊園地でのグループデートでの抜け駆けでの流れとか、ベタでよくある展開なんだけど、意外とクラスの子達が茶化すことなくて気遣う姿に好感。
打ち上げ花火での初キス、あ~良いっ、いや良いな~。

夏祭りでの回は、浴衣姿の茜、誕生日のプレゼントって、おそろいのマスコットを渡してのキュンキュンデート。
クライマックスの橋の上でのキスシーン、
「君が、いた夏~は、遠い夢の中~空に消えてった打ち上~げ花火~」
こんな演出、ズルいです。
口元ゆるゆるで観てる姿。とても人には見せられません。

全てが上手くいっていた2人にラストは受験に引っ越しの試練が。
結果は遠距離恋愛になってしまったけど、もはやこの2人にはそんなの
障害にはならないですね。
小太郎のネット小説。
途中まで読んだ茜のコメント「この先はどうなっているんですか」
終章~ 「どんなに遠く離れたとしても気持ちは変わらない。
     ずっと大好きだ。」

やっぱり歌、歌詞もそうだけど、文章の伝える力って素晴らしい!!
最後のED。将来の幸せな姿に、こんな2人ならって素直に喜べます。
最初から最後まで美しい作品でした。

あと中盤までED後の小ネタ、メガネちゃんや先生の妄想好きでした。

投稿 : 2020/08/10
閲覧 : 358
サンキュー:

44

れんぼー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメとは間を楽しむもの

このアニメを見ると心境を長々喋るアニメを見れない期間が出来てしまうほど、セリフとセリフの間を楽しむ作品。

投稿 : 2020/08/04
閲覧 : 202
サンキュー:

5

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とても感動したけど…

純粋な恋愛物で素直に感動しました。
文学部少年と陸上少女という、一見あり得なさそうな組み合わせなのですが、自然に惹かれ合って行く様子がとても良かったです。
画も実際の建物を忠実に再現していて素晴らしかったです。

ただ、逆に中3でこんなに大恋愛ができるなんて、かなりレアケースなのではないかと思ってしまった。
挿入歌が昔の曲のリメイクが多い事から、この物語は中年になった大人が、中学時代にこんな恋愛ができていたら良かったなーという願望からできているのかと思います。

投稿 : 2020/08/02
閲覧 : 572
サンキュー:

14

うぐいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

太宰や漱石は必要だったのか

壮大な妄想による淡い初恋の物語。
やたら影が多く粗いキャラデザは好みが分かれそうだが、口の動きに合わせた声優、特に小原好美の泣きの演技は素晴らしかった。
作家を目指して書き続けている主人公と女子陸上でトップのヒロインがなぜ校内で目立たない存在なのか。
ジブリ的な雰囲気も醸し出しているが、声優はちゃんとしてる。
このアニメから「文学」をまったく感じなかったが、悪い人が出てこないので時間が余っていれば観て損はない。

投稿 : 2020/07/31
閲覧 : 247
サンキュー:

4

ネタバレ

oxPGx85958 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

文学・映画に対する挑戦状

文学・映画に対する挑戦状

通俗的なアニメの味付けを抑え、ハイ・アートの位置づけにある文学・映画に対する挑戦状として作られた、脚本、演技、演出、カット割り、音楽のあらゆる面で細かく計算された大傑作。みたいにまとめたくなりますが、現実には、いまの日本映画界にはこういうものは作れなくなっているんじゃないでしょうか。私としては、アニメが黄金期の日本映画の後継者になっていることを示す例の1つだと思います。

要するに素晴らしい作品だった、ということは大前提として。見ていて唯一違和感を覚えたのが、最終話での盛り上げ方でした。それまでのリアリズム指向から一転して、シナリオの面でも演出やカット割りの面でも別の方向に進んだように思えたのです。でも本サイトを含め、本作を肯定的に捉えているレビューのほぼすべてで、この最終話は賞賛されています。このズレはどういうことなのかなと考えているうちに、これも作り手側の計算の内だったんだろうなと思うに至りました。本作が素晴らしい作品であるということは他の方々がたくさん書いているので、私はこの点に絞って書いてみようと思います。

本作の脚本はリアリズムを指向してよく練られていますが、私が特に凄いなと思ったのは、各エピソードのタイトルに文豪たちの作品のタイトルをつけるぐらい「文学趣味」であるのに、小太郎の小説家志望という側面をきわめて冷徹に捉えているところでした。{netabare}出版社の編集者には才能がないと言われてライトノベルを書くように勧められ、古書店の主人には君の書いているものはライトノベルと大差ないと言われ、母親には女心がわかっていないと評され、国語の点数はかろうじて平均点よりは上というぐらい。{/netabare}

{netabare}「文学志望の若者の挫折」はよく扱われるテーマだけど、この小太郎のように、これほど最初から才能がない者として描かれるケースも、中学三年生という若さで諦めるケースも、(これは解釈の違いもあるかもしれませんが広い意味で)「生活のために」あっさりと諦めることをこれほど肯定的に描いているケースも、私はほとんど見たことがありません。{/netabare}

作話上の仕組みとして何よりも興味深いのは、{netabare}小太郎が書いていた小説のテキストを視聴者には一切見せなかったことでした。「文才がなく女心がわかっていない中学三年生が書いた純文学」のテキストを作るという難問は回避しているわけです。ところが最終話で、高校受験に失敗した小太郎は、心境の変化があって「ライトノベル」を書いてウェブ小説サイトにアップロードする。そのテキストの内容が、茜が読む場面で、視聴者に初めて明かされます。{/netabare}

{netabare}
最終話を見ていて抱いた違和感の1つに、千夏から小太郎のテキストを見せられた茜は、どこでどれだけの時間をかけてそれを読んだのだろうか、ということがありました。親から電車で来ていいよと言われ、千夏と葵と一緒に過ごす時間を与えられた茜は、そのあとどんな流れであれを読み、コメントを付けたのか。一緒に喫茶店に入って、「私これ読んでるから二人でおしゃべりしてて」とか言って、たとえば1時間かけて読んだのか。そんな時間的・心理的余裕があるのか?
{/netabare}

{netabare}
でも最後まで見て、ネット上のレビューなどを読み、いろいろと考えていてわかったんですが、たぶん茜はそれこそ5分とか10分の短時間で読み終えたんです。小太郎のウェブ小説はそのように読めるものだった。考えてみると、茜は文学はもちろん本一般を読む人として描かれていません。そのような人が、作中で紹介される太宰治の『女生徒』の、「先生は、私の下着に、薔薇の花の刺繍のあることさえ、知らない」みたいな文を読んで咀嚼することはもともと不可能なわけです。
{/netabare}

{netabare}
小太郎がなぜ文学からライトノベルに転身することにしたのか、その動機ははっきりとは説明されていませんが、私の解釈では、自らの才能の欠如を自覚したということもあったでしょうが、高校受験の失敗の後、茜との未来を現実的に考える中で、編集者の助言にあった「食える仕事」という観念を受け入れたということなのでしょう。後日譚から察するに、その後、ライトノベル作家になることも諦めたようですが、それも含めて、ほとんどの視聴者はこの転進を肯定的に捉えているようです。
{/netabare}

{netabare}
上に書いたように、この「生活のために諦める」というモチーフがこれほど前向きに屈託なく扱われている作品は珍しいと思うんですが、これを支えるための重要な仕掛けが、最終話の流れだったということに気づいた、という次第です。要するに、小太郎が茜に通じるようなライトノベルを書いてウェブ小説サイトにアップロードしなければ、茜との将来の生活自体がなかったわけです。
{/netabare}

{netabare}
この仕掛けは別の角度からも描かれています。小太郎は茜の高校生最後の陸上大会をこっそりと見に行く。小太郎は茜が何をやっているかを知っていて、実際に見た。しかし茜は、小太郎の祭りでの舞は見たけれども、小太郎が書いている小説は読んだことがなかった。それが最終話で初めて私小説的なライトノベルの形として彼女に届き、実際に彼女の心を、最も重要な、意味のある形で動かした。
{/netabare}

本作の作り手たちが、文学や映画への強いあこがれを持っていることは明らかです。そういう人たちがアニメというフィールドで、「文学青年の挫折」という古くからのテーマをこんなにプラグマティックな形で料理している、というこの構図を、ちょっとイヤらしく感じる人もいるかもしれません。私も正直言って、諸手を挙げて賞賛していいのか迷います。だいたい、最終話のエンディングで描かれる主人公たちの行く末を、作り手たちが「ほんとうに」「全面的に」肯定しているのか、私には確信が持てないし。でもその曖昧さを踏まえた上で、本作のこの問題意識はパワフルだなと思ったし、まさに純文学的なテーマだとも感じました。

さらに言うと、本サイトのものを含めて、ほとんどすべてのレビューで、この作品の流れとエンディングが「ハッピー・エンディング」と受け止められていることは、アニメのマーケットが文学のマーケットをあっさりと超克していることを示している、と言えなくもないと感じます。文学のファンなら「文学を舐めんな!」と怒り狂ってもおかしくない事態です。作り手たちはこれを見てほくそ笑んでいるのでしょうか。幾ばくかの哀しさを感じているのでしょうか。

最後に、千葉翔也と小原好美が素晴らしいのは言うまでもありませんが、その他のキャストも全体的に良く、特に、千夏の村川梨衣、葵の白石晴香、小太郎母の井上喜久子が強く印象に残りました。

投稿 : 2020/07/28
閲覧 : 286
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9

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レモリア さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青春だった!

ほんとに面白い。
ここ最近のアニメとはジャンルが違い、清純。
正直、主人公たちが羨ましいと思えた!

評価できるエンディング。

投稿 : 2020/07/23
閲覧 : 236
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8

とーよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

甘酸っぱい思春期の恋を。

中学生のリアルな恋愛模様を丁寧に描き、誰もが通り過ぎたであろう思春期の甘酸っぱい青春の1ページを想い起こさせてくれる素晴らしい作品。狙った可愛いヒロイン声ではなく、どこにでもいそうなひとりの女の子を演じた小原さん、本作のOP、ED、全ての歌を担当し、挿入歌では懐かしい素敵な曲のカバーを披露した東山さん。綺麗な作画と魅力的なキャラ達。中学生の恋愛を眺めていた筈なのにいつのまにか自分も同じ中学生になってしまいました。世代は違いますが、高校生恋愛の「Just Because!」と共にもっと評価されて欲しい作品のひとつです。

エンディング曲中の「ラインのやり取り」は、なるほど面白かったです。

投稿 : 2020/07/11
閲覧 : 271
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24

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クリステラフラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

中学時代を思い出して、涙腺が揺さぶられます。

【物語】
・主人公の小太郎とヒロインの茜がお互いを好きになっていって、付き合うまでの過程のところどころに中学生らしさが出ていて、良かった。
・物語全体でも中だるみもなく次回を早く見たいと思うくらいに引き込まれた。
・また、本編の後に流れる茜たちのクラスメイトの小話のようなものも良かったと思う。
・最終話はバッドエンドであるべきかハッピーエンドであるべきか賛否両論あるかもしれないが、自分は小太郎の茜に対する思いがちゃんと伝わったので、大満足だった!
【作画】
・重要なシーンはとてもきれいな作画で物語をしっかり引き立てており、素晴らしかったが、逆に大人数の生徒の引きの場面などの物語に支障が出ない部分ではニュースの交通事故再現3Dイラストのような作画で描かれていた。(笑)
・しかし、多少の崩れさえもなく、自分は3Dイラストを大して気にしないのでとても良かったと思う。
【声優】
・ヒロインの茜役が小原好美さん、個人的にはドンピシャだなぁと。
・その他のキャラも中学生か?みたいな違和感を感じる声優もおらず、ばっちりハマっていたと思う。
【音楽】
・OP、ED、挿入歌全て、東山奈央さんが歌われていた。
・挿入歌のチョイスはいいと思ったが、東山さんばかりでなく、小太郎や茜が歌っても良かったのではないかと少しばかり...
・演出面も歌詞や曲調含め、自分はエンディングの方がOPよりも好みだった。
・そして、EDの映像はめちゃ凝っているので未視聴の方は是非、全話飛ばさずに見て欲しい!!
【キャラ】
・個性的で魅力的なキャラが多かった。
・ヒロインの茜、主人公小太郎の母親、が特に自分は魅力的だと感じた。
・女の子キャラは全体的に可愛く描かれていた。
・ぶっ飛んだ髪色のキャラは1人だけいたが、それ以外は基本的に黒髪や茶髪だったので、個人的にそこは高く評価したい。

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 238
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12

牧場しぼり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

思春期の恋愛物語

1年前ぐらいからいつか見ようと思っていて、やっと全話視聴。
中学3年生という思春期真っ最中、恋人ができても周りの目を気にしてしまう甘酸っぱさがあり、自分もこんな中学時代なら楽しかっただろうなーと見ながら思った。でも茜と小太郎は最後まで教室ではあまり喋らなかったような笑
最後のエンドロールで2人の未来を描いてくれたのはよかった。
あっという間の12話だった。

投稿 : 2020/06/15
閲覧 : 288
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8

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rolex さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

純粋な気持ちを持って…

視聴者自身も中学生の頃に戻ってみた方がいいですね。
随所にあるある感や、納得してしまう部分がありますよね。
中学生で恋愛していた人ほど、共感ができると思います。
でもだいたいこういう恋愛しても、きれいな思い出となるだけかなとは思います。
たぶんそんな綺麗な思い出をお持ちな方にはなおさら楽しめるアニメだと思います。

投稿 : 2020/06/05
閲覧 : 266
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11

ecot さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

どんないいアニメでも、不向きな人はいるんだね。

知人に過去勧められた事があったのと、あにこれでの高評価を見て、4話まで視聴。ダメ、私にはどうにも向かない。ヒロインの女の子のもじもじ度合いがどうにもイライラする。好きになれない。1ヶ月だけ定額視聴サイトに加入したのをきっかけに視聴を始めたけど後回しにする。   2020.06.03

投稿 : 2020/06/03
閲覧 : 515
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11

24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ずっとリアル 神作。

物語⭐︎4
いわゆる超展開などはない。
だがそれが良い。
中学生のリアルな心情を映えさすが為の良きストーリー
作画⭐︎5
素晴らしい。
世界観とマッチしているのは勿論、作画でそれぞれの気持ちを表現できていてかなりのクオリティ。
声優⭐︎5
またまた素晴らしい。
どのアニメも声優さんは上手だがこの作品は他のアニメより演じる上で難易度が高いと思う。
キャラの心情を短いセリフで伝えたり、間を持たせたりとても大変だったと思う。
音楽⭐︎4.5
挿入歌がそのシーンにあった名曲をバラードにアレンジし胸に響いた。
キャラ⭐︎4
リアルな中学生達。
それ故にキャラは立っていない。
ただキャラをそこまで立たせる必要がないのでこちらも作風とマッチしている。


評価の高い作品でいざ観て見ると評価の高さは妥当だなぁと思わされる圧巻の出来栄え。
セリフで伝えるだけでなくそのほとんどがキャラの表情、声優さんの演技力で伝えている。
それがこの作品がリアリティの高い理由だろう。
各話ともに各キャラの想いや葛藤が本当に丁寧に描かれている。
エンディング後のサブキャラ達の関係性をポップに描いていてるのも好み。
全13話で途中1話総集編が入っているので全12話。
この短い話数で表現したいことをしっかり表現しているのは凄いとしか良いようがない。
見終わったあとわかるがopの中に伏線があったりと細部にもこだわりが見て取れる。
ストーリーで評価されているというよりかキャラの思春期故の葛藤、受験期での親子の想い、どれも本当にリアル。それが評価が高い理由だろう。
各話クオリティが高いので最終回はハードルも自然と上がったがまぁ見事に超えてきた。

恋愛にフォーカスを当てた感動シーンではあまり泣かない自分でも最終回は涙が溢れた。
神作。

投稿 : 2020/05/24
閲覧 : 317
サンキュー:

11

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さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

どうぞお幸せに!!

等身大の中学生の清らかなお付き合いです。全然ドラマチックじゃない。観ているとぞわぞわしてきます。

わかってみたので、否定はしません。
むしろ一貫し、芯が通っていたことに拍手を送りたいと思います。

いつもなら、進んで観ないタイプのアニメなんですが、NACK5のキラスタで流れてきた挿入歌の「初恋」があまりに綺麗だったので…つい観たくなってしまいました…まさかyoutubeで全話配信されているとは、ありがたや。
で、そのきっかけとなった3話の神社のお参りシーン、すごく良かったです。
一つの所作があまりに丁寧で凛としていて、鳥肌が立ちました。

あと、観てから気づいた、埼玉県民には見覚えのある風景。
川越のモダンな街並みは情緒があってアニメの舞台にはもってこいだなあ…としみじみ考えてしまいました。


作画について
絵柄の印象は、英語の教科書に載ってたら素敵だと思いました。
派手過ぎず、キャラの個性も落ち着いていて、私が使っていた英語の教科書、SANSHINEの大矢正和さんの挿絵にどことなく似ているような安心する絵柄です。
ただ、作画の安定性についてはやや不安があります。
評価下げようかなあと思った部分もあったのですが、最後まで日常芝居に力を入れていたことと、面倒なハイライトを途中で投げ出さずに完走したのには好感を持ちました。
小太郎母がおにぎりを作るシーンが特に良かったです。

投稿 : 2020/05/24
閲覧 : 400
サンキュー:

31

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コロ助 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

同年代の子をもつ親御さんにおすすめ!

学校ではうまく話せない、引っ込み思案な少年と、恥ずかしがりやの少女が、LINEを通して仲を深めていきます。
序盤はLINEのステマが凄い。
観るのやめようかと思いました。

中盤以降は、思春期、反抗期の心情が描かれていて、思春期、反抗期にありがちな行動に一喜一憂。

思春期の少年少女が成長していく過程が描かれているわけでもなく、一途な想いをただひたすら追った作品でした。

{netabare} 11話が一番好きです。じ~んときます。
あと、最終回のEDは賛否ありますが、私は賛成派です。 {/netabare}

投稿 : 2020/05/17
閲覧 : 273
サンキュー:

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月がきれいのストーリー・あらすじ

キャッチコピーは「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……」で、中学3年で初めて同じクラスになって出会った水野茜と安曇小太郎の成長、周囲との関わり、思春期の恋などが描かれる。(TVアニメ動画『月がきれい』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年春アニメ
制作会社
feel.
公式サイト
tsukigakirei.jp/
主題歌
≪OP≫東山奈央『イマココ』≪ED≫東山奈央『月がきれい』

声優・キャラクター

千葉翔也、小原好美、田丸篤志、村川梨衣、筆村栄心、金子誠、石見舞菜香、鈴木美園、千菅春香、井上ほの花、広瀬裕也、石井マーク、白石晴香、熊谷健太郎、岩中睦樹、東山奈央、岡和男、井上喜久子、斎藤千和、前川涼子

スタッフ

キャラクター原案:loundraw、 監督:岸誠二、助監督:岩崎光洋/池端隆史、構成・脚本:柿原優子、キャラクターデザイン:森田和明、美術設定・デザイン:宮越歩、美術監督:安田ゆかり、色彩設計:伊藤さき子、撮影監督:中村雄太、編集:平木大輔、音響監督:飯田里樹、音楽:伊賀拓郎、音楽制作:フライングドッグ

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