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「月がきれい(TVアニメ動画)」

総合得点
94.0
感想・評価
1809
棚に入れた
7624
ランキング
8
★★★★☆ 4.0 (1809)
物語
4.1
作画
4.0
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0

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月がきれいの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ゆずぼうず さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ある意味鬱アニメwww

レビューでかなり絶賛されてますね。オリジナルとのこと。
中学生の恋愛を正面から、丹念に、愚直に描いています。
多くの人が、大なり小なり自分の経験と重ね合わせての評価の高さなのだろう。
刺激が求められる昨今では珍しく「静かな」物語です。その意図は良し。
が、天の邪鬼のオッサン的にはストーリー、演出、キャラ全てに抑揚がないと感じる。こんなんだったっけ?と遠い眼をして思う。
なんだかもやもやする、という人も一定数存在すると思われる(笑)
ラスト、後日談として赤ちゃんを抱くシーンまで端折って描かれるが、むしろこっちが観たくね?と思ってしまう。
ま、「昨今」では、相当難しいのだろうねぇ、とも思う。

投稿 : 2017/07/08
閲覧 : 610
サンキュー:

7

ネタバレ

Rafi さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

心がじんわりと温まる青春ストーリー

中学生の男子と女子が主人公の、甘酸っぱい青春ラブストーリーですね。

全体的に雰囲気がかなりふんわりとしています。とても滑らかなストーリーだな、と思いました。劇的な何かは少ないんですが、男女交友に慣れていない主人公二人のぎこちない会話や、心の不安など、思春期独特の未熟な思考と、そんな中でしてしまった恋愛が絡みついて、非常に濃いリアリティの演出がされています。しかし、ただそれだけというわけでもなく、主人公が勇気を出して一歩を踏み出して進展やしていく恋仲は見ていて胸が締め付けられるような、顔のニヤつきが収まらないような、不思議な感覚になりました。キュンキュンするというのはこういうことなんでしょうね。とてもバランスが良いストーリーです。最終回なんか最高でしたね。その後のストーリーがラインのトークで表現されてるのもこれまた良かったです。
音楽も素晴らしかったです。少ない劇的シーンの最中、完璧なタイミングで挿入されるあの綺麗な歌声とメロディーはつい泣きそうになる程素晴らしかったですね。アルバム欲しいです。買おうかな。

見て損はしません。と言いますか、このレベルの仕上がりだと一般層にもかなり受けがいいと思います。地上波なんかでも放送したら良いのに。私の大好きな作品のレパートリーが増えました。素晴らしい作品をありがとう。

投稿 : 2017/07/08
閲覧 : 176
サンキュー:

10

ネタバレ

dRarZ14713 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

絶対に見るべき

青春+恋愛アニメで一番の作品だと思いました。

投稿 : 2017/07/07
閲覧 : 154
サンキュー:

1

ネタバレ

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とても綺麗な話だった

普通の中学生の恋愛物語なのですが
その普通がとっても綺麗で美しい。
喧嘩したり、嫉妬したり、そんなことを
繰り返しながらも、相手を信頼して、
関係性を続ける事の難しさもあり、
でも続ける事の喜びもある、
とても、感動したお話でした。

続きは絶対にない!とわかっているのもまたいいですね。

最近は、続きあるの?ないの?
とモヤモヤする作品もあるので
こんなにすぱっと綺麗に終わってくれると潔いです。

これが当たったからといって、また同じ作品を
何作も作られるのは、やめてもらいたいけど。

とても良いお話でした。

投稿 : 2017/07/07
閲覧 : 167
サンキュー:

7

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

好きな人が自分を好きになってくれる奇跡

オリジナルアニメ
全12話


ネタバレ感想

中学生の初々しい恋愛
観ているこっちがこっぱずかしくなるやら、眩しすぎるやら・・・
それに、ちょっと甘酸っぱい懐かしさを感じさせてもらえました。

積極性
ここ最近の恋愛アニメと言えば、少女マンガ原作のが多い中、オリジナルで、主人公が男。ラノベのようなハーレムではなく、普通にリアルな恋愛物で、観ていてこっちもドキドキすることができました。
特に、まだ皆には付き合ってること内緒にしてた7話の遊園地でのグループ行動中、陸上部部長に小太郎が「彼女…だから…」「付き合ってんだ、俺たち」ってちゃんと言えたとこはドキドキだったし、よく言った!ってちょっと興奮したよw
文学少年な小太郎だけど、男魅せてくれましたね。拍手!

嫉妬と共感と本音
あと、同じ遊園地回で、千夏と陸上部部長のせいで二人がお互い嫉妬してたりするとこや、
10話の祭り回で、部長が茜に告白するとこを目撃した小太郎が、嫉妬であからさまに素っ気ない態度で茜を泣かせたりしたとこは、ちゃんと断った茜に対してあの態度はないわ~とか
子供だなぁ~とか
でも、中学生だからまぁしゃーないのかな~とか
そういったとこが視聴者に共感させたりして何気に上手く演出されてるなぁ~と思った。
最終12話では、小太郎が同じ高校に行けなくなった事と、千夏が小太郎に告白したことをLINEで知った茜が、悩みと不安と嫉妬で泣いてキスして逃走。。。
それでだけ小太郎の事好きでいて、なんて良い子なんだろうって思ったよ。
でも、小太郎よ そこはちゃんと追いかけて慰めてやれよと・・・
そして
いや~若いなぁ・・・・・・若いっていいなぁ~
戻れるものなら戻りたいよ。。。ってね。(苦笑)

過去の苦い思い出
流石に中学はこんな恋愛はなかったけど、自分が高校の時、男子校だったけど隣が女子高で、グランドは共用で使ってたとこだったんだけど、
3年の夏休みの時、天文部の合宿中、同じ合宿中だったテニス部の女の子とグループ同士で知り合い仲良くなって 後日、その中の一人の子から告られて付き合うようになったけど、結局自分が卒業したら上京することで別れちゃったんですよね。
なので、あの頃付き合ってた頃の想いを思い出し、感傷に浸ってしまいました。
青春っていいなぁ。

物語
普通の恋愛物だと、くっつくまでか、くっつくまでが7~8割で、その後の関係は学校卒業までが多いけど、これは一応ダイジェストだったけど、結婚してその子供まで描いてて、僕としては好きかな。
その後のことは視聴者の想像におまかせってのもいいけど、最近そういう終わり方が多い気がするので、はっきり結ばれる結果を描いてくれるのも悪くない。
てか好き。
できれば、2クールで遠距離恋愛の高校偏、社会人偏も観てみたかったってのが本音。
遠距離の辛い恋愛も、中々に見ごたえあると思うしね。
普通、高校になってからの遠距離恋愛なんて別れてしまうのが多いと思うけど
その壁を乗り越えた、二人が成長する姿も観たかったんです。
特にダイジェストにもあった 父親に内緒で1泊旅行なんてのも観てみたかったですね。
でも、電車に向かって「好きだー」と叫んだ小太郎と、それを投稿サイトの文章で知った茜の最後は、綺麗過ぎて高校生編へはちょっと続きにくいかもですね^^;
蛇足と解っててもその後のエピソード話を前クール後クールの全24話で観てみたかった。


今時の恋愛と家庭事情
作中やEDにも出てたけど、昔はLINEなんてなかったから、話したい時は家電するんだけど、これまたその時は父親が出るかもとドキドキでした!(苦笑)
今はそんな気兼ねしないで済むから良いですね~
そもそも中学生から携帯持ってるなんて今は普通なのか・・・
(自分の子供は高校からでした^^;)
あと、小太郎は普通の家庭だったと思うけど、公立と私立じゃかかるお金も大分違うわけで・・・
好きな子と同じ学校に行きたい気持ちは解るけど、金のかかる私立に行くことは勿論、片道2時間の電車賃もある訳で、家庭にかかる負担も考えないで平気で私立行くこと決めたのは流石に中学生でもどうかと思った。
父親はそうでもなかったけど、母親は初めは猛反対するも、受験勉強頑張る姿に折れ、最終的には応援してるから良い両親でしたね。


作画
背景は綺麗で○
キャラデザも、話がリアル路線なので萌え系でなく綺麗で良かったです。

キャラ
主人公の小太郎は、ごく普通の等身大の中学生。
彼女の茜もリアルにいそうな普通の女の子なので、二人には共感でき、感情移入し易かったです。
千夏に関しては、友達の彼氏と知っててグイグイ押してくるとこはどうかと思うけど、気さくで明るくて正直で、観ていて1番好きなキャラだったかも。
7話で、小太郎が茜との交際宣言を聞いて泣いたとこは胸が痛かったです。
最終12話では、自分の気持ちを整理するため、フラれるの解ってて告ったのには、強い子だな~と 感心してしまった。
この子にも幸せになって欲しいですね。

主題歌
OP,ED,挿入歌 殆ど東山奈央さんで、聴いていて心地いい歌声に胸がアツくなりました。
特に挿入歌は、名曲懐メロをカバーしていて、良い場面で流れる歌に おっさんの自分には胸に響きました。
CDにはアニメ版と通常?版があり、アニメ版には挿入歌の「初恋」が収録されてるのを知って、アニメ版を購入したかったんですが、発売日にアマゾンでは入荷が遅れ、ならばとアニメイトへ行ったらアニメ版は売切れ状態で、仕方なく通常版を購入。
2週間後くらいにTUTAYAでCDレンタルが解禁になったので、やっと借りて「初恋」聞けましたよ(苦笑)
あと
EDで毎回違った内容のLINEのやりとりがあったけど、これが最終話の「それから」のダイジェストで出てきて二人のその後のやり取りという伏線回収してたのは良かったね。
ああいう演出好きです。


まとめ
好きな人が自分を好きになってくれるなんて ホント奇跡!
それが初恋なら尚更。
最終話のラスト、茜が電車で涙するとこは自分ももらい泣きでした。
デキすぎかもだけど、こんな素敵な恋愛 裏山です。
感情移入し易い普通のキャラ達に共感でき、嫌なキャラもいないストレスフリーに◎
恋愛物やラブコメ好きの自分にはドストライクでした。
久しぶりにドキドキして懐かしさと甘酸っぱさとこそばゆさを味わえた良作。
上にも書いたけど、綺麗過ぎた最後だったから、蛇足と解っててもできれば遠距離恋愛になった高校や社会人になったとこも全24話で観てみたかったです。
こういう良作、毎期とは言わないけど 年一でもっと増えてほしいッス!
(例えば森橋ビンゴさんの作品とか)

眩しすぎる!や ヒュアすぎる!とか、汚れた自分には・・・など言わないで、男女問わず いい大人の人達にも観て感傷に浸ってもらいたいですね。
久々に心洗われるような感動作品に感謝です。
勿論お気に入り棚へGO!ですよ。





余談
小太郎が部屋の電灯の紐をボクシングのような真似事してたのには、思わず笑ったよw
自分も中学の頃やってたので(苦笑)
アニメだけど、ああやって人があれやってるの観ると・・・ハズいです。

今はあのタイプの電灯は少なそうだから経験してる子少ないかな?(笑)

投稿 : 2017/07/07
閲覧 : 398
サンキュー:

72

ネタバレ

ishizaka さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

単純に面白かった

続編が見たい

投稿 : 2017/07/06
閲覧 : 150
サンキュー:

3

ネタバレ

ピノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とても丁寧な作品だと思います

タイトルは漱石の言葉なのは周知の事実ですが、内容は太宰の作品の中でも数少ない、ハッピーエンドで終わる「はしれメロス」を彷彿としました。
葛藤や嫉妬、負の感情を乗り越えつつ、大切なのもは何なのかに気付き、そして結果を残す最終話は、それまでの伏線(OP含め)を回収し、心に残る1つの作品を見終わった、と言う心地好い余韻に浸らせてくれました。

投稿 : 2017/07/06
閲覧 : 195
サンキュー:

7

ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

理想の男子、理想の女子

理想の男子と理想の女子を掛け合わして、理想の恋愛を描いたような作品だと思います。
リアリティを感じて好印象だった序盤でしたが、次第になんかリアリティがが薄れ始めた中盤。終盤はフワッとしつつも、なんとかリアリティを戻してきました。

序盤のワクワクを満足させるほどの満足感は得られませんでしたが、後腐れのない終わり方で、たまにはこういう作品もいいかなと思えます。

理想の恋愛という言葉がピッタリの作品。初恋でそのまま結婚ってかなりの少数派じゃないでしょうか。ロマンチックな展開を楽しむ作品ですね。



【今の中学生っぽいし、気持ちがわかるところもある】

今の中学生男子にとって、意中の相手とlineでやり取りするというのは、二人だけがしっている繋がりを持てたという嬉しさがあるのでしょうね。私の時代はメールでのやり取りがあの子とできたら・・・という時代でした。
時代の移り変わりを感じつつも、そこにある感情は変わっていない、どの世代にも、安曇君が感じた嬉しさが通じる所があるのかもしれません。


【理想の男子、理想の女子】

安曇君には、どこか共感する部分もあって、彼の恋心を応援したくなります。どこかに優しさがある。水野さんに対して打算的に動かず、彼女の思いを優先する。
付き合い始めると安曇君は水野さんの為に勇気のある行動をします。そのたびに水野さんが安曇君にさらにほれるという展開です。正直「こんな男はいない」と思えます。それに、同時に、安曇君との恋愛は長続きしないだろうな、とも思えます。こんな、理想的な男子に、彼女は居場所を見つけることができるでしょうか?
比良と水野さんが一緒にいるとき、やきもちを焼いたシーンは安曇君は独占欲が強いんだな、と思えます。安曇君にも欠点はあるんだなとある意味安心したシーンです。


水野さんは誰かに恋愛感情を持っていないと思いつつも、安曇君に惹かれていくのが伝わってきます。周りの環境が徐々に男女を意識し始め、そのベクトルが自分にも向いていることに戸惑っている時の表情や些細な動きから、か弱さを感じます。
口調や使っている物は周りに染まっているのに、まだ誰も好きになったことのないということが、初々しくて、素直さを作り出しています。
付き合い始めると、彼氏の悪口は言わないし、安曇君の男らしい行動にしっかり反応して惚れ直し、自分の彼氏を好きになった友達にも優しく接する。
正直こんな女子はいないでしょ。

周りに微妙に俗っぽい人を登場させて、二人が少し似た物同士感を演出していた感じもしますね。

【弱さを見せない安曇君に自分の居場所を見つけられない水野さん】

最終回で、水野さんは別の女の子に告白された事を安曇君に打ち明けないことに対して言葉に出来ない感情がわいてきます。
これから遠距離恋愛になる二人の負担を一人でしょい込もうとする安曇君をみて、不安になる水野さん。
この人にとって私は必要なのか?という不安です。
いつも男らしくリードして弱さを見せない理想の男子の安曇君。彼のどこかにダメな所があれば、そこを埋めてあげられるような存在にもなれた。でも彼はダメな所はみせない。なるほど、居場所のなさを感じた水野さんの心が離れていくわけです。

最後に安曇君が伝えられなかった気持ちを伝えることで、水野さんの気持ちを引き戻す安曇君。水野さんの、「安曇君にとっての私はどんな存在」という不安を払拭させてくれる文章だったんでしょうね。多分そこについて水野さんははっきりとした回答を得たわけじゃないんでしょう。(というか、そのほうが良いと言う作りでした)

【総評です】

理想の男子と理想の女子の理想の恋愛劇を見ているようで、中盤は落ち着きませんでした。本当の中学生はもっと子供っぽいと思ってます。それに、もっと人は弱いし、安曇君みたいなとても勇気のある人間に共感は出来ないから、最初に感じた、共感の心地よさが段々と薄れていきました。多分、中学生であるからこそ安曇君は彼女にカッコ悪い所は見せられないという心理が働いたんだと思います。中学生なりの見栄が不器用だという表現ですね。そういった不器用さで「伝えたいことが伝えられないもどかしさ」から「何も知らなかった」という初恋を表現した作品でもありました。
お互いを好きだからという理由だけで付き合っている二人の物語という、純愛という言葉がふさわしい、初々しい恋愛劇でした。

投稿 : 2017/07/06
閲覧 : 340
サンキュー:

54

ネタバレ

ちゃろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:----

媚びもなくー萌えもなくー

最近のアニメは視聴者に媚びたり、萌えだったり、異世界に代表するファンタジーだったりが主流にになっているような気がします。

そんな中で少しでも硬派でシリアスな作品だったり毛色の違う作品があれば「これは深い」「これは感動する」とか簡単に言われてるような気がします。

そういう作品で個人的にあまりハマる作品はなかったのでこの作品もあまり期待せずに見たのですが…

よかったです。


物語自体はものすごくシンプルです。恋愛の駆け引きがない分最後の最後まで山も谷もなくドストレートなほどピュアピュアなストーリーでした。シンプルを退屈と感じるか、わかりやすくて気軽で見やすいと感じるかは人それぞれだと思いますが私は後者でした。作品の癖のなさが今の癖のありすぎる設定があふれる作品が多い中でしっかりとした差別化になっていると思います。

作画も独特ですね。全体的に淡い感じですね。人物のハイライトが強めです。それに加えて背景もキレイだと思います。ピュアな純愛物語の作風とは合っているように感じました。モブはもうちょっと頑張ってほしかったですね。

音楽も個人的には大好きでした。特にEDが凄く好きです。ただ、挿入歌に使われている往年のヒット曲も演出としては素晴らしいのだと思いますが、これでもかというくらいベタなタイミングで流れるのが個人的にはちょっと狙いすぎて寒かったです。


キャラクターも全く媚要素がなく無色透明なキャラ、それが逆に新鮮に感じました。そして巷にあふれるご都合主義からくる両親がいなかったりだとか、両親キャラは年齢よりもはるかに若く美人な設定が多い中、お父さんお母さんもちゃんと居るし年相応でいい意味で不細工だったのもよかったです。
あくまで硬派です。と思いきや一人ピンクの髪の子がいますね。大学生なら問題ないですが中学生でピンクは100%学校で怒られます。それなのにピンク髪というのは非現実的で、この作品のリアルな設定とは反するのでいらなかったです。それかせめて茶髪…ギリギリ金髪位にしておくべきだったと思います。

あと、個人的にはチャラ男とギャルの絡みは言葉だけで終わらせてほしかったです。中学でもやることやってるのは構わないのだが、漫喫でも襲いにきたり、修学旅行でも制服のままホテルに入ろうとしたり、別れ話の時もホテルに入ろうとしたり…中学生のそういうシーンを見せられたのが不快でした。しかもすべて女に金を払わすというから不快極まりなかったです。別にメインストーリーには関係ないしただの女子中学生同士の会話の一部で終わらせてほしかったです。

とはいうもののキチンと適材適所というかあるべき人同士が恋人になっているのはよかったです。どう考えてもお似合いじゃない、この女がこの男を好きになったり付き合ったりするわけないだろ的な作品も多いですからね。きちんとチャラ男とギャルだったり、主人公とヒロインの様に純粋で普通な子同士がくっついているのはよかったです。

そうなんですよ。小太郎のような主人公にくっつくのは茜みたいな子なんですよ。茜みたいなヒロインにくっつくのは小太郎みたいな子なんですよ。どっちも本当にいい子なんですよ。とってもお似合いの二人です。

年を取って一通りのことを経験した大人にはもうこのようなピュアな恋愛は無理でしょうね。だからこそこの作品を観ると「あの頃に戻りたいなぁ」とか「もう一度こんなピュアな恋愛したいなぁ」とか思ってしまいます。

投稿 : 2017/07/05
閲覧 : 196
サンキュー:

11

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

SNSの時代性と、初恋の瑞々しさの普遍性。1クールのジュブナイルラブコメならではの良さが光る傑作。

中学三年生の初恋を繊細かつ力強く描いた、オリジナルアニメ全12話。
スマートフォンのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が日常に馴染んだ2010年代後半の時代性を背景に、ピュアで微笑ましい初恋や思春期の丁寧な描写は、時代を超え得る普遍性があります。
…とにかく。圧倒的に、微笑ましい!身悶えしたくなる程ピュア!
それでいて、等身大の現実感も絶妙。適度にハラハラさせつつ、不快さは殆どない。
それと「エンタメ的な面白さ」も完備しているのが絶賛の理由です。
(秒速5センチメートルより、君の名はの方を好むタイプ故)

特筆すべきは、本作が「1クール30分(23分)アニメ」である事。
私の記憶が確かならば「1クールのジュブナイルラブコメ」史上では、本作が最高峰です。(他にtrue tearsとか)
各話ごとに盛り上がり、次回に繋いでいく醍醐味は、数時間の劇場アニメには無い良さ。
歴代「時をかける少女」「秒速5センチメートル」「たまこラブストーリー」等の名作はありますが、いずれも劇場作品であり、1クールTVアニメの枠内では、匹敵する作品は中々無いです。

{netabare}『物語』
高校受験を控えた中学3年生の安曇小太郎(あずみ・こたろう。通称「ハネテル君」)は小説家志望で太宰治を引用したがる中二病少年。
クラスメートの陸上部の水野茜(みずの・あかね)と、ふとしたきっかけで、惹かれ合っていく…
ふたりはスマートフォンの通信アプリ「LINE(ライン)」のやり取りで、ぎこちなくも微笑ましい初恋を育んでいく…
小太郎が祭りの準備がんばる等、川越という舞台の魅力も、ジュブナイルに一役買っている。

あぁ^~ほほえましいんじゃあぁ^~
太宰作品引用で綴る、テレ隠しな心情描写も、文学的情緒…と見せてその実、中二病っぽい微笑ましさが。
貴重なジャンル、ジュブナイル作品で、ここまであざとくピュアラブコメをやってくれるとは!
毎話、右肩上がりでピュア度ほほえま度が増していく。
もどかしく、でも甘酸っぱい初恋で、視聴中呻きが止まらん!

不器用で危なっかしくても、力強く進展していくので、多くのラブコメにありがちな、ウジウジした冗長さを微塵も感じさせぬのが魅力。
(危なっかしいな~、これは中々進展すまい……何ィ!ハネテル君そこで行ったァァ!?)
毎話、小さく波乱やすれ違いの紆余曲折でハラハラドキドキさせられつつ、次話への引きで右肩上がりに盛り上がる、こういう醍醐味は「連続30分番組」なればこそ。
その波乱やドキドキ感も、過度なシリアスでストレスにならない絶妙な塩梅。
女子あるある?の関係性から、茜ちゃんイジメられちゃうか!?とハラハラするシーンも、絶妙に不快な展開は回避してたり。
小太郎と茜それぞれに恋のライバル登場で(これはマズイぞ…どうなってしまうんだ!?)と終始揺さぶられつつ、終わってみれば絶対の安心感のあるピュアなベストカップルだったという。
恋のライバル、特に茜の親友の千夏ちゃんのトリックスターぶりと、いじらしいドラマもハラハラドキドキ。
ジュブナイル抜きにラブコメディーとしても終始飽きさせず、理想的でした。

本作もう一つの見所は、誰しもが過去に思い当たりそうな、瑞々しい思春期あるある描写です。
小太郎が昂る気持ちを抑えられず、自室の電球の紐でボクシングしたり、あぁ~、これやったなぁと身悶えたくなる。
小太郎と茜が偶然、家族でファミレスで同席したエピソードも秀逸、あぁ~これは堪らん気恥ずかしさだろうな~、と。
小太郎が、気になる女の子の手前、背伸びしてブラックコーヒー飲む傍ら、小太郎父は飄々と砂糖入れる一幕も地味に良かった。
大人になろうと背伸びしなくなるのが大人故。これが若さか…。
以降も随所に思春期ネタを入れ、それが瑞々しいジュブナイルラブコメに一層の華を添えている。

ラブコメ以外でも、高校受験という進路選択を控えた時期に、小説家を目指す小太郎の青春劇としても非常に良い。
夢と現実の狭間、若い情動、親との関係…
揺さぶられつつも過度なシリアスにはならぬギリギリの展開、これも終盤のピュアラブコメの山場に繋がっていく。
特に親との関係でもジーンと来る、理想的。

…本編後のCパートのコメディーでも、秀逸なあるあるネタ連発。
このCパートも見所で、Cパートだけで短編アニメにしても十分すぎる面白さ。
精神的にお子ちゃまな男子と、タテマエ本音駆使するあざとい女子の対比が面白かった(この年齢帯では女子には勝てんな…)w
Cパートはコメディーとしても良い上に、本編ドラマもしっかり補足しているのが上手いです。
こういう構成も、やはり劇場やOVAには無い、テレビアニメならではの良さかも。

本作の一番の特徴であろう、SNSツールに馴染んだ世代の恋愛模様も。
文面からも、微笑ましさが伝わってきて身悶えそう。
離れていても、夜中でも、リアルタイムでやり取り出来る時代。
それでも、本当の気持ちや関係は、会って育まないと伝わらぬのも、普遍的。
…なんですが。本作が一線を画すのは、「SNSをネガティブに捉えていない」事。
「SNS如きじゃ真実の気持ちは伝わらんぞ」と押し付けるオールドタイプの陳腐な思想なぞ関係ない。
現代っ子なふたりの初恋は、たしかにSNSが育んだのだから。
新時代のコミュニケーションの在り方を肯定的に描きつつ、古典的なジュブナイルラブコメの普遍性に昇華していく。
ここが本作が名作たり得る着眼点だと思います。
もし何十、何百年後、SNSが過去の遺物と化す時代が来たとしても、本作「月がきれい」はきっと、色褪せない。
普遍性を持ちうる事は、名作の条件だと思う。(絶賛しまくっているが、時期尚早は承知)
…SNS故のすれ違いや葛藤もハラハラするドラマにしている為、SNS礼賛でもないバランス感覚が良い。
ふたりはぎこちなく、何度も顔を合わせ、何度もメールし合い、その他愛のない一行一行が、かけがえのない恋を育んだのです。
終盤の山場で、旅立つ茜にメールしようとして…自分の足で走れメロスの如く駆けたシーンは王道的な共感を呼ぶ一方、茜に最高の形で気持ちが伝わったのが、ネット投稿小説だったのも素晴らしい。
茜ちゃんが泣くシーンは涙腺崩壊でした…。


総じて、1クールのジュブナイルラブコメとして、非の打ちどころが無いです。
ハラハラさせつつ過度なストレスが掛からず終始飽きさせず右肩上がり。
エンタメ的に視聴が楽しかったのも重要で、アニメはいかに高尚でも、観てて楽しいに越したことはない、と常々思うので。
その点において新海誠監督の「君の名は」とは方向性違えど、エンタメ性も完備している点において匹敵します。

…強いて、強いて難を挙げるならば。
Cパートの一部で、友人カップルがラブホに行く話は、中学生らしくないかな~?
それと、ラストの締め、ぐうの音も出ない完璧なハッピーエンドは最高ではあるのですが…その後を将来に渡って描き過ぎるのは、若干、ほんとに若干ですが、興醒めかも。
遠距離恋愛でもちゃんと成就したよ!と仄めかしてくれるだけでも十二分にハッピーエンド、その方が好みだった。
とはいえ!本作の評価下げる程ではないです。



『作画』
ハヤカワ文庫JAのSF小説の表紙を手掛ける、イラストレーターのloundraw氏によるキャラデザ、ジュブナイル作品に相応しい上に、しっかりと萌えも感じさせる可愛さ十分。
奥ゆかしい美少女な茜ちゃん実に好みでした。赤面する等のあざとさもポイント高い。
川越の街や、学校を、美しくノスタルジックに描いた風景も素晴らしい。
作画クオリティーは完璧ではなく、若干崩れたり、CGと人物が噛み合わない場面も散見されるも、評価下げる程ではない。
劇場版の名作たちには当然及ばない、されど、1クール番組としては、十分すぎるでしょう。
…メタ的な戯言かもですが、若干噛み合わぬCG使用もまた、2017年というこの時代に作られた作品特有の味わい、と後世に映る(かも)?


『声優』
小太郎役の千葉翔也さんは弱冠21歳ながら結構ベテラン、ジュブナイル作品らしい等身大の演技非常に良かったです。
茜役の小原好美さんも、奥ゆかしく瑞々しい好演、どちらも深夜アニメらしくないジュブナイル感と、アニメ好きが聴いても違和感少ない絶妙な塩梅。
若手の演技が軒並み文句なし、親世代も豪華で深みがある。
千夏役の村川梨衣さんも、千夏の魅力存分に感じました。こういう村川さん良い!

歌も担当している東山奈央さんは、美人教師役。
「きんいろモザイク」では先生困らせる問題児だった、なんか面白いです。


『音楽』
OPもEDも挿入歌も、東山奈央さんづくし!透明感ある美声ステキです。
挿入歌はベストマッチして盛り上がるシーンもあれば、やや余韻の邪魔なシーンも…
ED「月がきれい」が最高でした。最終話の感動は、あざとい!


『キャラ』
主人公もヒロインも同級生たちも大人も魅力的で層が分厚く、文句なし。

主人公のハネテル君こと安曇小太郎君、内向的な文学少年…と思わせて、意外とやる!
多くのラブコメ主人公だと足踏みしそうな状況で、一歩踏み出すのがハネテル君の強さ、このお陰で、何度も(おお~!そこで行くか!?)と盛り上がりました。
文学中二病少年の未熟さと一途さ、若さの全てが、好感の持てる主人公でした。

ヒロイン・水野茜ちゃん、かわいい!
清楚なスポーツ美少女、平然とジャージ姿も可愛い、リアルに奥ゆかしい性格がかわいい、幼い嫉妬もいじらしい、地味だけど、こりゃあ男子に好かれるタイプですよ。
奥ゆかしいけれど、中学生らしい瑞々しい感情も可愛い、あと妹キャラなのも可愛い。
…とにかくヒロインが可愛い(萌えを感じる)のはエンタメ的に大変重要。

恋愛劇で波乱巻き起こす、西尾千夏ちゃんの魅力もヒケを取らない。
ボーイッシュなスポーツ美少女、何気に策士!腹黒い…これはハネテル君を寝取られるか!?とハラハラ感が。
策士だけど、茜との友情は揺らがなかった良い子、終盤の立役者でした。
策士といっても、ちゃんと等身大の子供らしい。
負けヒロイン史上でも印象に残る子でした。

同級生たちが男女ともに良いキャラ多く、青春あるあるを演出。
Cパート寸劇で個別事情が伝わり、増々愛着が。
特に、見た目は一番可愛いけれど、性格が一番黒かった今津美羽ちゃんのインパクトが。
Cパート…こわい!でもかわいい。
本編では全く目ただない地味な眼鏡女子・田中さくらちゃんも良いキャラしていた、わたモテのもこっちみたい。
まろん(本名)も小太郎の良き友人としてのナイスアシスト、東山もとい涼子先生へのアタックなど、彼一人とっても主役足り得る。

東山先生もとい涼子先生は普通の美人教師…と思いきや、Cパートの生徒との禁断とは…!
主題歌挿入歌は全部涼子先生が歌ってたんですねぇ。

この他、小太郎に良きアドバイスくれる古本屋のお兄さんなど、大人の存在感も素晴らしい。
一見無理解な母親に思えた、小太郎母の、本当の愛情…これはジーンと来ますよ…
一見呑気な父も、息子の夢応援してくれる理想の親だったり、親の魅力も高いです。
子供主役で大人も疎かに描かないアニメは良作率高い、本作は名作でした。{/netabare}

投稿 : 2017/07/04
閲覧 : 337
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49

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ドキドキ

たまにはこういうのも初々しくて良い。

投稿 : 2017/07/04
閲覧 : 200
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4

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チョタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春したかった

おっさんになってしまった自分。
やってみたかった青春が描かれてました。
好きな人が、自分を好きになってくれるなんて、奇跡だと思った。
そんな奇跡が中高位までに欲しかった。
下のコメントでも書いてありましたが、いろは、凪のあすから、とらドラ辺り好きな人にとって大好物の作品です。

ただ、茜の事を好きになる小太郎の気持ちは同姓なので分かるのですが、小太郎の事を好きになる茜の気持ちは…どうなんでしょ。
異性なので、そこら辺の評価分からないです。

OP、ED共、綺麗で最後まで楽しめました。
個人的に去年の春ぶりに良作。

投稿 : 2017/07/04
閲覧 : 151
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4

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pota さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

好きだよと言えずに初恋は振り子細工の心

 この作品はなんとなくだが、名作とまではいかず。良作の上の方って感じの作品だと思った。

 どこまでもベタな展開であり純愛もののお手本をほぼ究極にまで極めたような作品。

 作品内の最後の方にも似たようなことを言ってたが、リアルだと奇跡のような話。だけど近くに中学から付き合って結婚までしている人がいる。本当に信じられない。恋愛ってなにと思う日々を送る私にはつらい半面少年を応援したい気持ちでいっぱいになる作品だった。彼らのような勇気を出せる人間をうらやむことしか出来ない悲しさ。

 中学校2、3年生の時一回も学校へ行ったことのない私にとって中学生がどこまで大人なのかそして子供なのか謎の部分ではあったけど、私が高校生の時には彼らのように積極的に恋愛することは出来なかった。この作品がどの程度リアリティーがあって人にどのような影響を与えるのかはいまいちわからなかった。しかし、私の方が恋愛においては子供だとすぐに悟ったのである。作品の中でキスの仕方すらわからないみたいな内容があったが全くその通りである。アニメで人との接し方を学んだ私はアニメを見て高校行くことを決め(エンジェルビーツ)アニメを見て進路を決め現在の仕事になっている(サーバントサービス)私にとってどのファンタジーアニメよりもファンタジーな純愛ものであった気がした。

 とりあえずこの作品で一番評価したいのは「初恋」という古い曲を劇中歌として採用したことだ。まったく世代ではないが数年前からとても好きな曲で最近もはまっていてよく口ずさんでいた。三話でなんとなく口ずさんだら少し遅れて曲が流れて来たときは謎の感動が襲ってきた。ちなみに初恋はABCで知った。その他にも有名な曲が流れていたが、夏祭りぐらいしかわからなかった。

 本当に振り返って見るとどこかで見たような使われてばかりの展開ばかりだった気がするが、家族というリアリティーがとてもいい作用を起こしていたし、ベタな感じを感じさせない見事なつくりだと思った。本当に不思議である。太宰治の小説がとても気になりだしたこの頃だが、活字アレルギー治らない。

 タイトルから思ってた「月がきれいですね。」は出たが、太宰の話しかしないから太宰か漱石かみたいになったときは不安に駆られてググって漱石が訳してると分かった時は安心した。あとまさか月からの付き合ってくださいだとは思わなかった。本当に衝撃だった。ここはベタさはなかったな。


 純粋に純愛でとにかくストレートでスマートですっきりとした作品。いままでにないぐらい勝負を挑んでる作品だと思う。特別なことは何一つないのに視聴者の心を揺さぶれる作品いままでにあったような展開を使いつつ今までにない作品を作り出した制作陣を褒め称えたい。書いてるうちにだんだんこの作品の凄さに気が付いた。

恋は純粋であるべきだと思うその中で揺れればいいのよ振り子のように。

 まだまだ書けるけど感情が爆発しそうなのでここまで!最後まで見てくれる人が存在する気がしないけど全部見て共感した人がいればうれしいです。

投稿 : 2017/07/04
閲覧 : 143
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12

ネタバレ

天カス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

よかった

序盤の新鮮さでまず惹かれた。
中盤はちょっと飽きが入ったけど、最後がよかった。

主人公の不器用さにむず痒さを感じずにはいられなかったけど、またそこが面白かったし。
初恋のときってこんなもんだったけなぁ。。。と初めて好きになった人のことを思い出してしまいちょっと辛いぐらいww

音楽も作画もなかなかよかった。

これから恋人ができる人にはいい予習で
もう思い出になっちゃった人には初恋を懐かしめる。そんないい作品でした。

投稿 : 2017/07/03
閲覧 : 172
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6

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ダイヤソー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

良い意味でクソみたいな主人公

中学生の頃に体験した恋を思い出させてくれたアニメ。
私が体験した中学校の時の恋愛に似ている箇所が多くて、みんな同じような経験をしたんだなぁと、ちょっぴり嬉しく感じました。

最初は好きだったかどうか自分でも分からなかったけど、自然と彼女を目で追うようになり、次第に目が合う回数が増えていくものの、思春期の男子には学校で積極的に話しかける勇気もない。
それなりに目が合う事に満足していたけど、ある日友達と遊んでいた時にその彼女に友達が電話しようと言い出し、初めてまともに電話で話す事に。そこから毎日電話をするようになって、お互いが好きだという事が発覚し・・・まぁ結局はコタと茜たちのように長くは続かなかったけど、とにかく共感できる要素が多すぎて毎回キュンキュンさせられました。

そして最終話。コタの煮え切らない行動にとにかくイライラさせられたけど、思い返せば思春期の中学男子なんてあんなもんだよね。何だか昔の自分を見ているみたいで余計に腹が立ったけど、良い意味でイライラさせらた感じかな。

結局は監督と脚本家の思う壺というか、見事にハマった気がする。

ただし、2人の関係性は良かったけど、周囲の友達にはすげー違和感を感じたので、キャラ評価に関しては厳しめにしてます。

投稿 : 2017/07/03
閲覧 : 183
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6

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わんわんk さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

若き日の純愛

全体的に良かったですよ。

色々な意味で、最後までぶれることはなかったですね。
このような純愛系で胃が痛くなる作品はよくありますが、13話にしてはよくまとまっていました。
「君の名は」現象にみられるように、最近のトレンドは「純愛系」と「不倫系」のようですね。
さすがに不倫系はアニメではないです・・・よね?

気分を悪くするような悪意ある登場人物がいないのも評価ポイント。
陸上部の人間やリア系女子が若干怪しかったですが、最後まで楽しむことができました。

「秒速」とは対極の作品ですw

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 190
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4

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NIUSR90143 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

美しい恋の物語

中学3年生で小説家を目指している男の子(小太郎)と陸上を行っている女の子(茜)との恋の物語。舞台は埼玉県川越市。
中学生にありがちな楽しい日常?を描いており、昔、確かにこんなことあったなあとか、やったなあとか共感を持てます。(対象はOVER30か??)
内容はちょっとしたきっかけからお互い意識し、次第に好きになっていくというもの。文章で書くとなんの変哲もないストーリーで確かにその通りなのですが、とにかく全編において静か。文学っぽいです。言葉が少ない中、息遣いや表情、しぐさで結構多く表現しております。その間合いでどういう感情にあるのかが読み取れます。
次第に二人を暖かく見守りたくなり、のめり込んでいってしまい、ホントに応援してしまいました。
最終回、高校受験の結果があり、その後お互いすれ違ってしまい・・・卒業へ。。。後半からはもう感動せずにはいられない。EDからの展開はもう秀逸&大感動しかありません。情けないながら号泣&「やったー!よかった!!」と口に出てしまいました。
特に現在おじさんな方々はノスタルジーを感じるかもしれません。ただし、相手とのコミュニケーションツールは昔手紙or電話、今ライン(笑)。
見ていない方は是非見てください。絶対損はないかと思います。

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 202
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9

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chiro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大人にこそ観て欲しい恋物語

個人的な経験ですが、中学の時にものすごく人を好きになった経験がありました。中学時代は遥か彼方の過去ですが、この物語を観て自分の中学時代のことを思いだし、懐かしいやら恥ずかしいやら、なんとも言えない気持ちになりました。

高校生でもなく、ましてや大学生でもない、中学生でなければ描けない恋物語があると思います。この作品は、それを描き切ってくれたと思います。

この作品は、純愛ストーリーという人がいますが、個人的には、当初、二人の恋は愛とは呼べないものだったと思います。しかし、最終話あたりでの受験や茜の転居といったイベントを通じて少し愛に近づいたところで本編は終了したと思います。

ラストで小太郎がスマホのラインではなく、自分の言葉で声で叫んだシーンで涙が溢れました。

エンドロールでは、2人の関係をきちんと愛に育て上げた2人の今後が描かれています。

脇役の比良君や千夏さんも、自分の気持ちをよく伝えたと思います。結果はどうであれ、自分の気持ちを相手に伝えたことは、きっと人生にプラスになる。

昨今、恋愛は面倒だといった風潮や恋愛ものも流行らない傾向にありますが、まっすぐに人のことを想うことは、こんなにも素敵で、こんなにも人を感動させる力があることに改めて気付かされた作品でした。

様々な経験を積みながら人生を歩んできた大人にこそ観て欲しい作品です。

音楽も素晴らしくて東山奈央が歌う曲やBGMが、本当にマッチしていました。

最後になりましたが、このような素晴らしい作品を制作してくれた企画、制作の皆さんにありがとうと言いたいです。

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 192
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11

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Kapppaaa さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

素晴らしい

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 97
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1

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古川憂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

行間を読ませるリリカルな恋愛もの

 本作のキャラデザインを担当するloundraw氏が表紙イラストを描く小説を、書店にてしばしば目にする。映画化も果たした『君の膵臓を食べたい』、電撃大賞受賞作『君は月夜に光り輝く』等、いずれも男女の関係を詩的に描く――(最近風に言えば「エモい」?)――良作である。新海誠監督作品「君の名は」がヒットしたことからも分かるように、「恋愛」要素は「美的感覚」と上手く調和したとき、良作に昇華されうるらしい。
 そういうわけで、本作のキャラデザインが公開された時点でおおよその雰囲気は掴めていた。問題は、思春期特有の危うさや純粋さがどこまで表現されるのか、という点であったが、果たして美麗なイラストを裏切らない抒情的なストーリーが展開されたため、個人的にはかなりの満足感を持って視聴を終えた。
 特に良いと思った点はいくつかある。その最たるものは、「行間」の読ませ方だ。近年のアニメ業界においては設定の飽和状態故に、新しさを追求する為にひねりにひねった作品が多いように見える。すると、その作り込まれた設定を説明する為に登場人物たちをスピーカーとして利用し、『画面で魅せる』という映像作品として本来あるべき意識が奥の方へと引っ込み、『セリフで全てを語らせる』ことが多くなったように思う。
 一方で本作は、単純明快なストーリーラインの上に最低限の台詞を乗せ、小物や動作で心理を表現する「シャレード」を活かし、映像として非常に効果的な魅せ方が出来ていた。
 個人的に一番印象に残った場面は、安曇小太郎の告白。「つき――」ときてタイトル回収かな、と予測したところで――という巧妙な演出には思わず感嘆の声が洩れた。

 個人的に気に入ったのは、西尾千夏という人物。いわゆる「負けヒロイン」ポジションではあるのだけど、全体的な行動の軌跡を通してみると笑顔の裏に秘めた腹黒さが見える。一点の汚れも無きまでに濾過された水野茜というヒロインとは対照的に千夏は妙なリアリティを感じさせる。奥ゆかしい茜に対し、積極的な千夏、という構図も展開上で絶妙な役割を果たしている。この人物も含め、各話Cパートで描かれるエピソード等、一人一人の際立たせ方が非常に巧い。

 少しだけ気になったのは、最終話エンドロール。それまでのエンドロールでも仄めかされたLINEのやり取りの意味が明確に提示されるところだけど、本編の「開いた(いくつもの未来を想像させる)」ラストシーンに対して、「大団円」という一つの結末に閉ざしたな、という感じはした。ここに至って雄弁になったのはそれまでの感覚にそぐわないようにも思えるが、こんな時代だからこそ翳りないハッピーエンドを提示したかったということなのかもしれない。

 太宰は言った。「弱虫は幸福をさえおそれるもの」と。

 だから、恐れずに幸福を掴んだ二人は、強い人間だったのだと思う。

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 174
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10

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零弍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こんな青春したかった

ひたすらに2人のことを応援したくなる><
毎週結構楽しみにして多分終わっちゃってちょっと寂しい。
最初のぎこちない感じから
だんだんとそれらしくなっていく感じとかもう、、
(何回テレビの前で悶えたことか…)

実際にありそうな設定である分、
感情移入もし易かった感じする。
スマホやSNSでのやりとりってのが
今の時代って感じでさらにリアル感増してる

勉強してるシーンが多いってのも
何気に他のアニメにはない特徴だったりするかも
このアニメのおかげで勉強のモチベが上がったことも何回も。

OPやEDも含めて本当にきれいなアニメだった。
風景の作画がすごくリアルで自然な雰囲気がでてた
EDのLINEは毎回一時停止して読んでた。
{netabare}
誰のかなーって毎回気になってたけど
最終話で謎が明らかになりました!
まさか大人になった二人だったとはw
名前が毎回変わってたから別人だろうと思ってた分
けっこう衝撃だったな
ちゃんとこれまでの分いっぺんに流してくれたのはmjNICE
最後は本当にこれ以上ないってくらい綺麗に
終わってくれて、さすがっって。
2人にはほんとに幸せになって欲しい。

今のアニメは結構ヒロインが沢山出てくるのが多いから
終始本命一筋ってのはほんとに良いとこだと思う

最終回はマジでキスが多かったな…[正に俺特!]

{/netabare}

各話終了後のおまけパート、これもなかなか面白いw
まさに食後のデザートって感じで毎回楽しんでみてました><

小太郎君みたいに文学に詳しくないし、文章力もないけど
これだけは、、、、、

こんな青春したかった!!!!!

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 170
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13

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あひる123 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なかなか面白かった

絵がきれいなだけでなく、描写も素晴らしい。
ストーリーもわかりやすいが、なぜか心に残る。

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 119
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1

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ぽんず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

癒された

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 133
サンキュー:

1

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

みてるこっちが恥ずかしい

いつからだろう・・ 誰にでも簡単に好きって言えるようになったのは
あの頃と 好きの言葉の重みが変わったと考えさせられた・・
汚れた大人になったものだ



いやぁ いい話でした 久しぶりに悲しい記憶を思い出して胸が締め付けられましたね

只 その後は いらないでしょ 電車でさよならでよかった気がするが

初恋で結婚 はぁ~って感じかなあ あり得ないと感じるのは汚れた大人だからだろうかぁ


ま こんだけ 長いコメントしてる所を見ると かなり きにいってるんだろうなぁ

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 309
サンキュー:

10

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buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

詩的描写 中学生の拙い恋愛小説

この気持ちをどう言葉にあらわしたらいいのだろうか。
ただ ただ 
「ありがとう」
と伝えるには足りな過ぎる。

言葉とは、何を言うかではなく
誰が言っているのかが大事である。
その誰かを認識して
初めて意味を成す、言葉が届く、重みが生まれる、想いが伝わる。

過程が存在をつくり
存在が経験を積み上げ
経験が関係を生み出し
関係が言葉を届ける

伝わって良かった。


新しい学年を迎え、文学少年が陸上少女を目に留めたことから物語は始まっていたのだろう。

内気や控えめなどの言葉だけでは彼、彼女を評価はできない。
趣味や部活や興味関心が異なるであろう友人の間で、
彼はとても楽しそうにはしゃいでいる。
2年以上続いているであろう陸上部の仲間たちの中では、
彼女は感情を隠さずに和気藹々とその時間を、その空間を楽しんでいる。

登場人物は皆、大小は違えど、中学生の誰しもが持つ不器用さを携えて
思い悩みながらも時間を過ごしている。
勉強もするし、趣味や部活動に励むし、恋もする。
足を止めることもあるし、感情に振り回されることもある。

安曇小太郎くんと水野茜さんをただひたすらに丁寧に描いた作品で、
特に小説家を目指している安曇くんの独白、
太宰治の小説との語らいは印象的であった。

きっと一番好きな小説家なのだろうが決してその言葉を鵜吞みにはしない。
彼が行動する際のきっかけになったり、
実体験がそれを否定したり、
でもやっぱり好きだから思い悩まされたりと、
小説が彼の中で生きていて、
創作と彼の間柄は、
何か爽やかでありながら濃密でしかし縛ることない気持ちの良い関係に思える。

安曇くんと水野さんはそれぞれに相手を思いやり、
関係を深め、時にぶつかって、それでも分かり合おうとする、
伝えようとするステキな関係である。

こんな素敵な恋愛物語を見せてもらえて、本当に良かった。
ありがとう。





ここ数年の恋愛作品では断トツ好きな作品である。
ただ、若過ぎて純粋過ぎて眩暈を起こしそうになる。
そして羨まし過ぎて、自分の人生と比較し挫折と後悔を与える、
とても破壊力のある作品だった。

Cパートは照れ隠しか、付け合わせ的なあれで、
メインディッシュを程よくするなんかでしょ。
嫌いじゃなかった。
とくにオカッパと悩めるイケメンの話が好きだったなwww
涼子先生とメガネの小話も良かったw



ただ、一つだけ言わせてくれ。










埼玉と千葉の距離ごとき、遠距離じゃねぇよ!!!!!










※二人は中高生だもんね♪





一話感想→{netabare}

2017.04.07 16:23 ★★★☆☆ 3.7
物語 : 3.5  作画 : 3.5  声優 : 3.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

【「つつつつ、つき、つき、つきが、き、きれ、きれい、だ、にゃ」】

やめてよしていじめないで過去が苦しいから
カップルなんて嫌いよ、顔も見たくない、ふん!



こう、人のツボやらトラウマやらを自然体で刺激してくれます。

話は良く分からんが、
ショーン節夫と健 康美がイチャイチャする過程を楽しむものと思われます。

ところどころリアリティがあって恥ずかしいやら痛いやら。

あとラインの宣伝です。



こういうの見ると
未成年のときにラインとかない時代で良かったわ。
ポケベルとガラケーぐらいだったからなぁ。

なんだろうね、あの中高の女子の感じ。
男子も男子であれなのだが。
{netabare}トイレは一人で行きたいときもあるだろう!{/netabare}

なんか物語の展開が
{netabare}
健 康美を狙ってる男
健 康美を従えている上流階級
ショーン節夫が投稿
用具係
アイドル本(グラ)
女生徒
{/netabare}
などチラつかせていたので何となく読めなくもない。
私はあの本を何に使うのか節夫くんを問いただしたい所です。

ちなみに健 康美の性格は控えめです。



・・・なんでイケメン友人の髪の色、あんなんなんだろう{/netabare}

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 267
サンキュー:

27

ネタバレ

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

赤い糸の運命と偶然性で生まれた純愛

小江戸と有名な埼玉県の川越市を舞台とした中学三年生の男女の恋愛物。

今期(2017年春)の中では飛び抜けて素晴らしい作品です。

全くファンタジー的な要素もなく、大きな事件もない。
言ってみれば、日常物であるが、偶然の出来事が常にドラマチックであります。

主人公の小太郎と茜の出会いも実に平凡であるが、
お互いに何故か惹かれあう瞬間が自然で演出が上手い。
外食でお互いの家族に会うことや、
体育祭でのイベントでの担当係の一致。
茜のトラブルでの優しい小太郎の援助。
実に偶然の積み重ねでお互い更に惹かれあうが
どうしても言い出せないもどかしさ。
性格が二人共内気で恥ずかしがり屋なので、
付き合い始めても友人にも秘密にしてしまう。
神社ので出会いのシーンも綺麗です。
修学旅行の京都でのすれ違い。

そして最終回までの二人の恋愛模様はとても純情で綺麗です。

とても幸せな気持ちにさせてもらったこの作品は非常に心に残るものでした。

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 204
サンキュー:

15

ネタバレ

洋麺屋羅刹門 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハッピーエンド好きへのご褒美。

ハッピーエンドが好きな方にお勧め。

最終的にハッピーエンドになる作品は多いですが、
毎話、こんなに充実感、達成感(というより幸福感?)を満たしてくれる作品は初めて。

ホントに製作陣には感謝しかない、この3ヶ月の生き甲斐でした。ありがとうございます。

1話見た感想は
なんだゆったりしたアニメだなぁ。でした。
絵柄から勝手に判断して、きっと2人は最終回で結ばれるんだろうなぁ、とか予想してたのに…

これから視聴しようか迷ってる方は
3話、3話まで見て欲しい!(鉄則ですよね?苦笑)
(ネタバレレビューだけど苦笑)
始めたばかりで使い方よく分からないし…

個人的良かった点
優しい世界。
周りの人達、優しすぎませんかね!(褒めてる)
お互いが好きになった奇跡に加えて
家族、友人、町内会の方々のアドバイス、協力が2人の関係を助けている事が1番の奇跡と感じた。
最終話とか、茜ちゃんに小太郎くんの言葉を届けたのは大輔さん、親友ろまん、千夏たちよね。

小太郎くんと茜ちゃんが人の言葉に耳を傾けるという謙虚さがあってのことなのだが、2人のそういう純粋なところも好感が持てたな。
(だが茜姉、おめーは駄目だ!笑。この世界では目立つリアリスト過ぎるのです)

毎話視聴後の幸福感
起伏がない作品は、視聴する側としては何も面白くないであろうから、ストレスになるストーリーが用意されてる事を覚悟してたけど、2人がお互いを想うという芯になる部分が全くブレなかった事が良かった。NTR要素とかひたすら回避w

声優さん
特に声優さんの演技には脱帽です。
ぎこちない2人の関係から、打ち解けていく様子。初々しさとか悶えたしw
茜ちゃんの涙…嬉し泣きなんかは、もらい泣きしました…

小太郎くんと茜ちゃん
見てて微笑ましい!応援したくなる!
小太郎くんの決断力と行動力は感心した。色んなアニメ主人公には見習ってももらいたいものだ。
茜ちゃんの態度。小太郎くんと比良くんへの落差が酷すwだがそこがいい!
時期が進むにつれ、小太郎くんへの想いが強くなっていくところが表現されていてマジで可愛いw

努力して欲しかったところもある。
たまに崩壊する作画苦笑
マジで勿体無い。もうちょい頑張れしw

11話、12話は泣いたなー
来週からないと思うと切ないなー
月がきれい
色んな人に見てもらいたい作品です。

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 177
サンキュー:

25

ネタバレ

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思春期真っ盛りの中学生達による恋愛物語。

小説家志望の文芸部員、コタロウ。アカネは陸上部で短距離走専門。中学3年になり、初めて知り合った2人。家族と食事に出かけたファミレスで出くわしたり、運動会の用具係で一緒に作業したりが続き、互いを意識し始めるところから物語は始まる。
-------------------------------------------------------

絵は見やすいデス。
コタロウとアカネが二人とも奥手なので、全体的にヤキモキしました。
ゆっくりと話が進んで行くのですが、徐々に引き込まれていきます。
最終回はホント良かったデス。
とくに最後は、二人の恋が結ばれた後まで見れたので、感動しました。
純粋な気持ちを思い出させてくれるイイ作品デシタ。

投稿 : 2017/06/30
閲覧 : 180
サンキュー:

11

ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

上級のラブストーリー、春アニメのダークホース。

 小説家志望の中学生と陸上部少女が織りなす恋愛物。
 三話時点で丁寧に作られていて良作の部類に入る。

 中学時代の男子は蛍光灯の紐にボクシングするのは誰しもがやった筈。

 最終回まで観た感想
○物語
 中学生同士の恋愛ということで如何様なものになるのかなと期待と不安がありましたが、中々の高品質な物語になりました。男女のお互いの夢や愛が交差して茜の引越しという重大な試練を乗り越える様は見事でした。
 愛憎というよりかは純愛物語が主なアニメなので観ているこっちが悶絶するシーンが多数あたのは評価点。

○キャラ
 クラスで四番目くらい(?)の可愛さの茜と、クラスで目立たない立場に居る小太郎。
 お調子者ろまん(ひらがなが本名)柔道部の大地、恋のライバルポジション拓海(陸上部長)茜の親友、千夏など様々な人間模様がある。
 それぞれ違和感を少なくしたキャラ造形だったと感じました。
 面白かったのは妄想系、夢女子系とされる田中さくらでした。

○声優
 いわゆるアニメ的な演技ではなく生っぽい演技だったと思います、水島努監督が好きそうな感じ。

○作画
 体型はザ・中学生を再現していて身長はまだまだ伸びますよといった感じ。顔も一見淡白な作りですが、ここぞという時に崩すので生き生きします。

○音楽
 東山奈央の挿入歌がマッチしていた部分もあればちょっと邪魔かなと思う部分もある。ここは好みの問題か?

○まとめ
 まさにダークホース。蓋を開けてみれば中々の良作でした。総集編を挟んだのは汚点でしたがそれを消しとばす展開と演出があるアニメになったと思います。
 後追いのアニメ作品が出てくるかも?

投稿 : 2017/06/30
閲覧 : 221
サンキュー:

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月がきれいのストーリー・あらすじ

キャッチコピーは「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……」で、中学3年で初めて同じクラスになって出会った水野茜と安曇小太郎の成長、周囲との関わり、思春期の恋などが描かれる。(TVアニメ動画『月がきれい』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年春アニメ
制作会社
feel.
公式サイト
tsukigakirei.jp/
主題歌
≪OP≫東山奈央『イマココ』≪ED≫東山奈央『月がきれい』

声優・キャラクター

千葉翔也、小原好美、田丸篤志、村川梨衣、筆村栄心、金子誠、石見舞菜香、鈴木美園、千菅春香、井上ほの花、広瀬裕也、石井マーク、白石晴香、熊谷健太郎、岩中睦樹、東山奈央、岡和男、井上喜久子、斎藤千和、前川涼子

スタッフ

キャラクター原案:loundraw、 監督:岸誠二、助監督:岩崎光洋/池端隆史、構成・脚本:柿原優子、キャラクターデザイン:森田和明、美術設定・デザイン:宮越歩、美術監督:安田ゆかり、色彩設計:伊藤さき子、撮影監督:中村雄太、編集:平木大輔、音響監督:飯田里樹、音楽:伊賀拓郎、音楽制作:フライングドッグ

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