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「夜は短し歩けよ乙女(アニメ映画)」

総合得点
74.3
感想・評価
334
棚に入れた
1747
ランキング
921
★★★★☆ 3.8 (334)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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夜は短し歩けよ乙女の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

湯豆腐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私は四畳半が大好きなので

どうしても比較しちゃいます。すいません

正直期待してた分もの足りなさがありました
単純に四畳半の明石さんの方が黒髪の乙女よりも魅力的だな
と感情移入しにくかったのもあるのですが、主人公の人間性も
あまり分からぬまま進んでしまったので、のめりこめなかったです。

あと、私はロバート秋山さん嫌いじゃないです。最初に言っておきますw 
でも
インパクトないんです。羽貫さん役の甲斐田さん学園祭事務局長の神谷さん
お二人は凄い引きこまれるものがあったんです。
もちろんプロの声優さんですし比較するのがおかしいのですが、
ロッチの中岡さんも役にハマってて足跡あるのに対して
秋山さんは他の役でも良かったのかなぁと
もちろん多才な方ですので、わざと声を変えて秋山感を出さないように
されてるのでしょうが そんな事を思ってしまいました。
偉そうに述べてすいませんw

と、まぁ散々偉そうに文句言ってますが
観て良かったです。だってこの世界観は素敵すぎますもん
ぶーぶー言いながら私はお酒呑みつつ何度もDVDみてますw

投稿 : 2017/11/10
閲覧 : 170
サンキュー:

4

M.out さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

このアニメーションは至高です

 一言で言うならば「最高だった」としか言えないだろう。

 私は湯浅政明が好きだし、森見登美彦も好きだし、四畳半神話大系は大学生のバイブルだと思っているような人間だから、これほど夢膨らむ映画はそうそうない。そして、その期待を裏切るようなことはない。

 最近のCGなどを用いたリアリズムの支配するアニメとは対極に位置する本作である。登場人物の体は軟体動物のようにくにゃくにゃ曲がり、まるで夢の中にいるかのような、抽象的な画作りがされる。
 それが心底、楽しい。
 奇妙キテレツ詭弁踊り、飲食時の異常なまでの過剰演出。
 見るからに阿呆な画であるが、これが速い展開の中で次々に立ち現れて、奇怪な祭りのような騒がしさがある。阿呆はただの阿呆にすぎないが、高速で展開される度が過ぎた阿呆はとんでもない中毒性を持つ。一度味わってしまったら、湯浅政明ファンになること請け合いである。それくらいヤバイ。これは森見登美彦の文体に通じるところがある演出かもしれない、などと思う。

 これは「ご縁」の物語。全ての出会いにはご縁がある。いくら厭世的であろうとも、人は人と繋がってしまう。不思議な運命の糸が絡み合い、一夜は一年のような濃密さで現れて、一年は一夜のように瞬く間に終わっていく。まるで祭りのようなその一夜に、視聴者すべては救われるに違いない。

投稿 : 2017/07/18
閲覧 : 202
サンキュー:

8

ネタバレ

otoan さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あじかんソング

四畳半がとても好きな作品なのですが、オマージュはありながら異なる世界が描かれており、とても楽しめました。原作も好きなので、像の尻エピソードがなかったのは少し残念です。

投稿 : 2017/06/27
閲覧 : 219
サンキュー:

4

ネタバレ

sukepa さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

90点

おもしろいです。テンポ早いです。師匠声変わってんじゃんww

女主人公かと思えば男主人公じゃん。誰だ?四畳半神話体系と主人公が真逆とか言った奴は?
ヒロインが好きな男性がヒロインを求めて京都中を彷徨い、色んな出来事に巻き込まれるラブコメかな?

●良かった点
①キャラがみんな良い。生きてます‼︎
嫌いなキャラは居らず、一人一人丁寧に描いてますね。個性や役割がしっかりしており、リアルにこんな人がいれば面白そう(面倒そう)ですね。

②ミュージカル
途中(主に後半)にミュージカルが学園祭にてあるんですが、皆さん声がいいですね。プロのミュージカルレベルでは無いですが、それも学園祭という設定にマッチしてると思います。
けど1番凄いのは、

"ロバート秋山が声変えて歌ってる! しかも上手い!!!!"

これ以上の驚きはなかったです。これだけの為に見る価値はあります!
…嘘ですねヾ( ̄ω ̄;)

③舞台が京都
これは私が京都出身だったから大きな要素です。

●悪い点
なし。
強いていうなら設定がいつのタイミングか(四畳半神話体系より過去か未来か)がわかりませんでした。例えば四畳半神話体系の城ヶ崎先輩(だったかな?)の話が出た辺りで未来を想像しましたが、師匠達が登場してるので同時期かも。とか考えていたら宇宙人がガキで登場‼︎

"訳がわからないよ…"

でも考えさせられた事は悪い気はしません。

投稿 : 2017/06/25
閲覧 : 212
サンキュー:

1

ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時間の感覚が歪む、夜時々恋愛模様

【一言紹介】

奇怪なように見える一夜の複雑な恋ストーリー

【感想といろいろ】

やっぱり想像通りの四畳半物語で、原作の雰囲気を活かしてた。

神谷さんの女声素晴らしかった。特に歌声。もっと女役、歌やっていただきたい。

内容も伝わる

時間は楽しいことや辛いことで短く感じたり辛いことは長く感じたり。物事はどんどん進んで行く。言葉や物を通して、想いは伝わる。悪いことや良いこと、すべては巡り巡ってあるべき場所へ、落ち着くところに落ち着く。

きっと私もそう。だから今、落ち着くところに落ち着いてるのかな?
なんて思った
待たせるのはイヤ

自分の好きな人が他の人に悪くみられるのはイヤ

ちゃんと言葉や行動の奥には想いがある。

言葉や行動に感情が現実がくっついてくる。良いことも悪いことも。でもそれがきっと今になるんだな。って。

だからこそ、改めて自分自身の生き方、歩き方したいなって思ったな
【ゅずわーるど】
【日々歩けど乙女】
{netabare}
一日一歩、三日で三歩
三歩進んで、二歩下がる。
恋も愛も似ている。
うまくいってると思ったら
ケンカしちゃったり
相手の気を引きたかったり
相手のこと大事すぎて
突き放しちゃったり
それでもやっぱり
好き合ったり

運命の赤い糸ってやつは
切っても切り離せないものとかいうけど
私のは運命の天秤かな
いつもどちらかに偏るか
ちょうどいいを保つ

いつもこのくらい
いつもと同じ
少し多くしても
うまくバランスを取ってる
そんな毎日が積み重なる

そんな日々だって
同じじゃない
ほんの少しずつ
良いところは変わらず、
足りないところは変えつつ
その時に合った分量を。

そんな日々も
一つの人生だと
今は思うんだ
{/netabare}

投稿 : 2017/06/01
閲覧 : 241
サンキュー:

7

めがね さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すっごい面白い!!(予備知識無しにはきつい??)

これ見たらお酒飲みたくなる( ´艸`)
独特の世界観に気分よく酔えました。。

ただ、一緒に見た人(非オタ・予備知識無し)は展開の速さについて行けなかったとのこと(*´;ェ;`*)

自分は原作小説こそ読んではいませんが、アニメの「四畳半神話大系」を見てたんでキャラとか世界観とかすんなり入ってきたし、大いに楽しめることができた。
個人的な意見ではありますが、「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」と云う昔の映画アニメに近い印象がありました(内容は全然違うんですが)表現の仕方とか、心理描写の感じとか。。。

この映画を観る前に一点だけ気掛かりだった、中の人に星野源さんの起用が自分的には、大人の事情的匂いがプンプンして嫌だったんですが、結果、良かったです。
いや寧ろ、すっごくよかったです。好きになりそうだ(つω`*)テヘ

ジャンルとしては恋愛なのかな?いや違うか??

まとめ
人に勧めていくであろうアニメ
笑える
酒飲みに見てほしい
星野源やるやん
独特世界観
大学生(元)必見
京都に住みたい

投稿 : 2017/05/14
閲覧 : 228
サンキュー:

6

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

演出の大洪水やー<72>

冒頭からハイテンションで乙女がズンズン夜の街を押し進んでいく、場面が転換しても勢いは落とさずに最後まで疾風怒濤の展開で最後まで押し通した。
情報量が多く、演出と絵の工夫がこれでもかとぶち込まれてて楽しい時間だった。

その洪水のような展開を受け止めて着地させるところが弱かったような。
先輩が自分内会議で結論出して乙女と手を取り合ったところも話の筋でいうと、なるべく目に入る位しかできない臆病さを荒馬のような情欲が押し切ってということに見えたけど、その前に演劇で乱入してキスしようとするくらいまで行動は起こしてるわけだし。
しかも空飛んで手を取り合ったら、病床で目覚めてタダの夢オチとも取れてしまう。
乙女ちゃんの方もズンズン進む彼女についてきてくれる先輩みたいな感じだけど、下半身モロ出しだったしねぇ。
いや、出したのが良かったのか・・・

星野源はこんな立て板に水で理屈まくし立てるキャラには足りないわ。
浅沼晋太郎でも神谷浩史でもいいが、こういうキャラなら声優特有の不自然なほど流暢な調子で聞かせてくれないと。
風立ちぬなら庵野でもいいけど。

森見登美彦の現代風景をファンタジー世界にしてしまう作風はアニメ向きやね。
いろんなアートワークで観てみたいもんだわ。

投稿 : 2017/05/07
閲覧 : 232
サンキュー:

6

ブロッコリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

森見さんの世界観と言葉選びに感服

森見さんのペンギンザハウウェイと四畳半をみてから虜になっていて まだ原作を読んでなかった森見さんの出世作 夜は短かしを観ましたが 本当に不思議で妖艶で色彩豊かで 喜怒哀楽の人間模様 嫉妬、不安、期待などのキャラクター 一人一人の表現が本当に好きでした 映画館で笑いを堪えるのに苦労するぐらい笑いそうになったり バカ騒ぎとあり得ない表現がまさにファンタジーで みててうっとりしました ただ原作を読んでないので 李白さんの存在や オズみたいな 本の神が竜巻のようになったりとかよく分からない部分があったので 原作を読んでるひとに是非コメントで教えてもらいたいです
人との一夜限りの出会い 日が明けたら また違う明日が待っている 運命を踏み出したい きっかけはほんの少しでいい それが恋愛や友情に変わっていくのを 最後まで見て感じました 感無量です 製作会社 監督の湯浅さん 本当にいい映画でした

投稿 : 2017/04/24
閲覧 : 189
サンキュー:

5

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

文字通り、「夜は短し歩けよ乙女」

原作既読。森見先生の原作「四畳半神話大系」のスタッフが再結集して、製作されたのが本作「夜は短し歩けよ乙女」。「四畳半神話大系」はこれまで見てきてアニメの中でも個人的に3本の指に入るくらい好きな作品で、また森見先生の作品の中でも一番好きなのが、「夜は短し歩けよ乙女」。となるとこれは期待せずにはいられないと劇場にて鑑賞。

今回の劇場版は原作の大まかな流れは踏襲しつつも、様々なアレンジも加えられている。最も大きかったのが、原作では一年で描かれていたお話を、本作では一夜で一気にまとめあげたこと。そのため息つく暇もなく場面が展開され、その度色々なキャラクターが入り混じり、妄想愉快な作品になっている。この改変は原作ファンとしては少し複雑で、確かに一夜のお話にするとしっくりくる部分もあるが、代わりに色々と省かれてしまった部分も多く・・・。やはり原作ではその季節ごとのそのエピソードだから感じる楽しさや趣があったので。脚本的に難しい注文ではあるとは思いますが。

もう一点の改編としては原作よりも「先輩」の出番がかなり減っており、乙女が主人公感が強まっていたこと。こちらは乙女が楽しいキャラで、乙女役の花澤さんのかわいらしく、たくましいお芝居もあって乙女の魅力が最大限生かされていた。先輩にも見せ場はあり、物語のラスト、外堀を埋めてばかりだった先輩が葛藤し、最終的に彼女への一歩を踏み出すシーン。そして最後の喫茶店の場面は丁寧に描いてくれていたので嬉しかった。また乙女と李白の人生や時間に対する価値観の対比が原作よりも強調されていて、そこに「一度きりの人生をみんなで楽しもう!」という気持ちが込められていたのかなと感じた。

どちらにしてもタイトルの「夜は短し歩けよ乙女」通り、黒髪の乙女が長く不思議な一夜を歩いた、という意味でそのままの内容に収まったと思う。

個人的にはアニメ「四畳半神話大系」は原作を超えた名作だったが、劇場版「夜は短し~」は原作を超えることまではできなかったのかな、というのが率直な印象。ただ原作のメッセージやコンセプトは踏襲されていると思うし、映像化が叶っただけでもとても嬉しかったのも事実。原作は原作、アニメはアニメと割り切って見るのが大切だと感じた。

投稿 : 2017/04/22
閲覧 : 209
サンキュー:

10

ネタバレ

ハヤブサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

湯浅アート缶

作画に関しては独特の味わいがあり所々に工夫が凝らされていてがあって満点です。まるでアート館へ行ったような雰囲気を味わえます。
そして「四畳半」好きなら特に理解できるあちこちニヤニヤしてしまう演出も楽しめました。

‥だけど何か満たされぬ
大切なシーンごとにあるキャラの感情に私の心が揺さぶられない‥軽く感じられてしまい、終始アート館見学気分で終わってしまいました。ストーリーうんぬんよりも「ザ・ワールド」を楽しめっていう色を強く感じました‥リアリティもほどほど感じられないと楽しめないというのは私個人的な好みの問題でしょうけど‥
あと、率直に役者も「先輩」が浅沼晋太郎さんだったらよかったのになぁと思いました。不運不遇な学生感が伝わってくるからこそ、しかるべきシーンでカタルシスを感じて「ウヒョ〜」ってジョニーになれるはずなのに‥姿形は同じでも、声とか演じ方でキャラの印象はずいぶん変わるものなんだなという印象受けました。
私はジョニーにはなれず、ただアートを観ていた感じになってしまいました。
‥とややブラック入りましたが、森見湯浅ワールドが好きな方なら充分楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2017/04/20
閲覧 : 253
サンキュー:

21

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

歩きまくる乙女 +

 見ていて奇想天外なアニメ進行に目が、離せなかったです。お酒に興味を持つ主人公なのか?、名前が良く分からない女の子?(よく聞くと先輩が、黒髪の乙女だとか、乙女、出てきた年寄りも乙女と言っていた)が、酒に興味抱いていてと物語が二転三転していくです。

 これに先輩とうのが、偶然を装いこの乙女の前に付きまとっていたりしたりしたです。本人は気にしてない感じも・・・・。

 乙女が、年寄りと不思議な踊りをしたり、爺さんと酒を飲んだり、古本市を歩き回ったり、学園祭を歩き回たりと心の赴くままにというのか?展開が繋がっていないように見えて、次々と場面が変わるです。ある意味、物語シリーズに似ている所があるかもしれないです。

 {netabare}学園祭でゲリラ演劇とかいう演劇が、面白かったです。プリンセスダルマとか、偏屈王だかミュージカル調に演劇するところとか良かったです。この劇に乙女も勢いに乗って、流され役に成りきるところも見所です。パンツ総番長とか訳の分からない名前のキャラクターも出てきて面白いです。女装して出てきた人も歌って面白かったです。

 この演劇以外でも、{/netabare}先輩の妄想や、乙女の次々と動き回る行動の過程の演出も、非現実的な背景などが凄かったです。キャラデザは、よくあるような青年漫画にありそうな作画そのまんまみたいな感じだったけど、描写がある意味個性的に見えたです。

 最後まで黒髪の乙女のあるがままに突き進む行動が光り、先輩に会いに行く流れも面白く、最後に黒髪の乙女も気づいたラブコメみたいな終わり方が「これでいいのだ!」みたいだったです。

2017.04.12 +

投稿 : 2017/04/20
閲覧 : 260
サンキュー:

11

まめ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

四畳半、森見ファンなら終始ニヤニヤ。

原作だと並行して進む話がギュッとまとまる
カタルシスがあって好きなのですが、
映画版は上映時間的に難しかったかな。という感じ。

とはいえ、映像だと四畳半にも出てくる面々の場面なんかは
おなじみのやりとりにファン心理がグッと盛り上がります。

キャラもそれぞれイメージ通り!
先輩の声だけ、気取った感じがして苦手でした。
もっとナーバスでダサいイメージなんだけどなあ。

再編集してTVアニメで 先輩編、乙女編、エンディング編 とか
やってくれたら名作確定でしょう。

投稿 : 2017/04/19
閲覧 : 231
サンキュー:

4

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

演出と表現に囚われ、作品の魅力がぼやけていた

「四畳半神話大系」の、森見登美彦原作×湯浅政明監督のタッグによる映画作品
製作委員会にはフジテレビが名を連ね、脚本の上田誠、キャラクター原案の中村佑介、主題歌のASIAN KUNG-FU GENERATIONや一部キャスト等、「四畳半」のスタッフが集結していますが、アニメーション制作はマッドハウスから湯浅監督が設立した「サイエンスSARU」に、樋口師匠の声は藤原啓治の休養のため中井和哉に変更となっています

私自身、お気に入り棚のトップに置くくらいには「四畳半」のファンですので非常に期待していました
ただ、四畳半に比べると幾分か、いやかなり物足りなかった印象です

確かに作画は凄かったです
とんでもなくよく動いてましたし、特徴的なデフォルメや色彩に代表されるアニメーション表現の極致を見たように思います
でも………「だから何?」っていうのが正直なところでして………
こういった演出や表現が好きな自分としても意外なことだったんですが、この作品、あまりにアニメーションや演出に凝りすぎていて、肝心の内容・物語・台詞が頭に入ってこないんですよねえ
怒濤の台詞量がすんなりと入ってきた四畳半とは対照的でした

24分かつCMという休憩があるTVアニメのメソッドを、90分ノンストップの映画に持ち込んでしまっても、私のような並の視聴者じゃついて行けないみたいなんですよね
さらには潤沢な資金とスケジュールを以てとんでもなく気合いを入れて作画に取り組んだ結果、空回りしてしまった…そういう印象さえ受けました


話が入ってこなかった要因としては、先輩役の星野源の声にもあるかと思いました
星野源って声も顔も良い意味でめっちゃ普通なので、先輩に合うんじゃないかと思ってたんですが、
さすがに本職じゃないだけに聞き取りにくかったです…四畳半の浅沼が凄かっただけに
特に終盤の先輩の脳内議会は何言ってるかさっぱり分からず、勿体なかったです
(※星野源という政治色漂うキャスティング自体は否定しません。売れればなんぼの世界です。)


森見作品の見所って、そこそこ決まったストーリーと、綺麗なだけじゃないごちゃごちゃした京都の描写や、気取った蘊蓄、小気味良い文体だと思うんですよね
「四畳半」ではそれらがアニメという媒体を通し輝いていたように思いました
オリジナル要素さえも全て作品の魅力を反映していました
しかし本作ではむしろ演出に演出を重ねた結果それらの魅力が霞んでいたように思いました
湯浅監督、この後にオリジナル作品の「夜明け告げるルーのうた」を控えてるじゃないですか
この作品でここまでやりたい放題する必要あったんですかね…?
もう少し抑えめに、というか作品の魅力を活かす作りにしてほしかったです

投稿 : 2017/04/19
閲覧 : 239
サンキュー:

17

ネタバレ

戸愚呂(青春) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

全力疾走、歩けよ乙女

いやこれは、、、
久々ネガティヴレビューになりそうです。
以下、原作との比較+否定的な内容なので注意です!
この作品においては原作厨です。
主観なのは仕様です。


結論から言って、「楽しめなかった」

原作は既読で、四畳半含め同作者の他作品も何作か読んでいます。
よく比較される四畳半とであれば、個人的には夜は短しの方が好き、というか夜は短し自体、かなり特別に好きな作品の1つです。
ちなみに四畳半のアニメは観てません。

どんな作品にも言えますが、原作からの改変自体は勿論あって良いものであると思ってます。
今回のこの作品でも改変はいくつかありました。
ただその改変が重要な要素を削いでしまっていると、どうしても良い印象は受けません。

所々で不満な点がありましたが全てを
具体的に挙げてたらキリがないので、、個人的に許容できないポイントを。

まず全体的を通して、先輩と乙女、それぞれの「想い」というものが全く伝わってこなかったです。

原作は、先斗町での飲み歩き編、古本市編、学園祭編、風邪編、の4章で構成されており、それぞれ春夏秋冬それぞれの一幕を描いています。

1章→ただひたすらに乙女を追い求める
2章→身を削り、乙女の求める絵本を得るために奮闘する。
3章→命をかけて乙女と共演する。
4章→竜巻から乙女を助ける。

とても大まかに書くとこんな感じです。
章を重ねるごとに、先輩の行動に焦点を当てると、活躍が目に見えて大きくなり、それぞれ内容はとてもドタバタしつつも綺麗な流れになっています。

さて、今回の映画ですがどうでしょう。

まず、物語全体が不思議な一夜で起きたことになっています。
(乙女にとっては一夜だった、、のかもしれませんがどちらにせよ)
この点でまず先輩の想いの深さや、行動という面がどうしても薄くなってる気がします。

原作1章にあたる先斗町での飲み歩きですが、先輩が乙女を「探し追い求めている」という描写が圧倒的に不足。

乙女はひたすら夜の街を歩き、先輩は乙女の行方を追い、それぞれ先々で人との関わりがあり、全てが繋がってゆくところに面白さがあるのに、その繋がりも感じる事ができませんでした。

原作を読んでいるので、なんとか補完できますが、原作を知らずに観た方はそれを感じることは難しいでしょう。

原作2章にあたる古本市編、ここでもはやり繋がりに欠けると思いました。

ラタタタムを介した乙女とのやり取りが無くなってしまった点が問題かと。

原作でも直接乙女にラタタタムを直接プレゼントしたというものではありませんが、2章終盤のラタタタムを介したあのやり取りは面白いと思った部分だったし、2人の接点として重要なシーンだと思っているので残念でした。

そして、3章に当たる学園祭編。
個人的に原作を読んでいて最も面白かったと感じたのがこの章でした。

この章でのポイントは何と言ってもパンツ総番長と紀子さんの恋の顛末でしょう。
総番長の恋、韋駄天コタツ、偏屈王の劇、それらの要素が素晴らしく綺麗に繋がって、、、

それを、、、どうしてこうなった?と思わざるを得ないです。

原作の総番長についての話は割愛、先輩と乙女の「想い」という点での問題点を挙げると、
原作では総番長と紀子さんの恋の顛末を見て、乙女と先輩は共に涙し、先輩の涙を見た乙女が「このひとはたいへん良い人だなあ」と思う。
これ、この描写は絶対的に必要であったと思います。

そういった面からも、総番長の恋についての改変にはただただ残念です。

先輩が劇に現れる+この涙とその後のやり取りで乙女の乙女心をグッと引き寄せることができたのでは?

今回の映画では、本当に砕いて言ってしまうと、ただ単に劇で抱きしめられただけで好きになった。そんな印象になります。
ナカメ作戦で意識させていたと思わせるのも難しいでしょう。

原作4章にあたる部分ついて、もはや特に書くこともないですが、原作の4章は今までの1〜3章の集大成の章でした。

書いてきた通り、映画版では先輩、乙女それぞれの「心」が全くこちらに伝わってこない為、特に何も感じず、先輩の脳内会議が雑音に聞こえました。

乙女を救うシーンもただの夢みたいになってしまってるし、、、

あの締めだって、過程があってこそじゃないですか、、、


■まとめ

つらつらと書いてしまいましたが、結局1番許容できなかったのは、先輩と乙女の「想い」が伝わらないという点と、原作での美しい「繋がり」を感じ取れなかったという点でした。

前述した通り、改変はあって良いと思いますが、その改変が人物の「心情」を大幅に削いでしまったり、物語の面白さを欠くのは問題だと思います。

原因としては、2人の接点を無くしたり薄くしたことだと思いますが、それを序盤の「ナカメ作戦」の説明で補完しろと言われても、無理ですよ。

短い時間に納めなくてはならないといのもわかりますが、全体的に走りすぎてた様に感じます。
それもかなり全力で走ってました。


いや、歩けよ乙女。


そのくせ劇はミュージカルで変にテンポ悪くなってる気がしますし、、、なんの劇かもわかりにくいし、、、(というかアレでは劇の内容なんて全くわからん)という具合に、自分が思う核の部分で否定的な印象を抱いてしまうと連鎖的に否定を呼んでしまいます。

映像は独創的で画面映えもしてたと思いますが、、内容がコレでは、、、

ちなみに、原作を全く知らずに観に行った連れの感想は
「面白いつまらない以前によくわからなかった。」
でした。
私個人としては、当然の感想だと思います、、、
そんな人にこそ原作を読んでほしい!

■総番長と紀子さん
{netabare}
割愛とか言いつつ書いてしまう。
ただ、詳しくは原作を!

パンツ総番長は、リンゴが降ったあの時に出会った彼女を想い、パンツを履き替えないという、とんでも野郎です。しかし一途な想いを持っている人物だと思ってました。
映画のアレでは、パンツ総番長の「想い」という面でもとても薄い印象になってしまいます。

「鯉」が頭に当たって新たな「恋」?
それじゃ総番長がただの単純野郎じゃないか!

そりゃなにも美しくないし、当然先輩や乙女も感動しないし、結果的に大事な描写が抜け落ちている。

鯉をここへ持ってきたのはまぁいいとして、そもそも鯉が飛んでいったところもサラッとしていたしもう、、、

大分吐き出したので、
ここいらでやめておきます。

{/netabare}

とにかく、繋がる楽しさと人物の想い!これが薄いから楽しめなかった!

投稿 : 2017/04/18
閲覧 : 300
サンキュー:

25

ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

芸術的要素多め

原作未読。
正直言うとストーリーあまり入ってこなかった…。
それほどに展開が目まぐるしかったと言おうか。
90分と映画としては短い時間に集約され過ぎているせいか、少しばかし無理があったと思える。
ユーモアがふんだんに使われていて、演出もところどころ恥ずかしくなるくらいにはっちゃけていたのはまあ良しと…(^^;
あと四畳半神話大系で御馴染みのキャラがいたのも嬉しい要素。

因みに原作読んでる友人と観に行きました。本当は3部とかになっていてそれぞれ別な話?なのを一夜の出来事にまとめたのだとか。

アジカンが手掛けるEDは耳に心地いい。カッコいい。

あとアニメファンは心配なところ、キャストに俳優・芸人の起用。
そこは{netabare}星野源さん、ロバート秋山さん、演技はとても良かったと思う。キャラもハマってた。{/netabare}

黒髪の乙女……
黒髪の美少女とも違う響きと奥ゆかしさ。
黒髪の萌えキャラは数多いけれど、黒髪の乙女というフレーズが似合うのはこの作品(と四畳半)。

追記。
なんか違和感が否めなかったので、タイトルの「感性」→「要素」に訂正してみました。

投稿 : 2017/04/18
閲覧 : 667
サンキュー:

44

やまやん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

演出が素敵

森見登美彦 原作の作品は全くみたことがない状態で見に行きました。
物語の内容に衝撃の展開とかは無かったんですけど。
物語後半からのスピード感と、現代をノスタルジックかつシュールに表現した演出に引き込まれていきました。
そして、キャスティングがキャラクターの性格に完璧にマッチしていてズルいと思いました。

人との繋がりを感じさせる作品でした。面白かったです。

投稿 : 2017/04/15
閲覧 : 225
サンキュー:

5

aki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作ファンとしては少し物足りない…

タイトルで書いた通り、
原作ファンとしては少し内容が物足りないと感じました。
内容が物足りないと感じた理由として
二つのことが挙げられます。

一つ目の理由として挙げられることが、
原作通りというとことです。
四畳半神話大系で感じたアニメオリジナルという面は
感じることができず、アニメ映画という短い時間では
表現することができなかったのではと感じました。

二つ目は、先輩の声が少し気になった点です。
自分の思い描いていた先輩の声よりこもって聞こえました。


しかし、私はこの映画を観てよかったと思っています。
作画に関しては、世界観がしっかり出ていてとても好きでした。
また、映像という面で、小説では理解することができなかった
部分がいともたやすく、表現されていることに感動しました。

結果として、観に行ってよかったと感じています。

投稿 : 2017/04/11
閲覧 : 166
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5

ぶたどん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2017年一発目の湯浅ワールド

もう数年前の「四畳半神話大系」の放送終了後から、
この「夜は短し歩けよ乙女」のアニメーション化を望む声が
ネット界隈で目にすることがあった。
その頃から、表題の「夜は短し歩けよ乙女」という独特なタイトルに
興味を惹かれ、その声に付いていくように
個人的にもアニメーション化の動向を注意するようになった。
ついに、2017年の4月に映画化として公開されることを知ったとき、
必ず劇場で見ようと心に決め、この度拝見することになった。

勿論、映画として公開されたアニメーションも面白いものが見れて、
満足出来た映像作品でした。
視覚的に、色鮮やか、表現豊かで、
たった一夜の出来事が、本当に十数年の年月に感じ
ヒロイン視点の世界が、地理的には狭いところでも、
至る所に幸福に溢れている世界でした。

お酒、古書の豆知識も物語に散りばめられ
登場人物の豪快な飲みっぷり
古本の神様の、本の繋がりの説明も魅力的でした。

終盤の主人公の葛藤を表現した場面もスケールが大きく
あのシーンの作画の緻密さは、この作品の代表的なシーンでしょう。

複数回見れば見るほど、色んな楽しみを発見できる作品だと思います。

投稿 : 2017/04/11
閲覧 : 203
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4

MegRR90523 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

森見さんの良さが出ていた

こんなことを言うと随分と偉そうですが、正直な感想です。
四畳半神話大系が同じ監督によって数年前アニメ化されました。その際、原作の特徴、長所をこんなにうまく引き出せる人がいることに感心しました。
個人的には、森見さんの作品の面白いところは主人公の思考がはっきりと表現されていることだと思います。ただただ映像にしただけでは、その特徴が死んでしまいます。その点、四畳半神話大系は素晴らしかったと思います。

そして、今回。
四畳半と同じようにうまく仕上がっているのだろうという気持ちで映画館に足を運んだ私は驚愕しました。映像の配色、声優陣の熱演、BGMと映像のマッチングなどなど、四畳半よりレベルアップしていました。
内容は、少々変わっているところはありましたが、作品の長所ははっきりと出ていたように感じます。
文章だけでは伝わってこない部分が目にダイレクトに飛び込んでくるので、とても印象的で迫力があります。

小説を読んでいる方もそうでない方もぜひ、劇場まで足を運んでみてください。
見て悔いなし。
普通の映画に少し飽きを覚えている方、一味違う映画、森見ワールドをぜひご覧ください。

映画も本も一種の出会い。
こうして出会ったのも何かのご縁。

投稿 : 2017/04/11
閲覧 : 173
サンキュー:

5

ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

中身は色んな話が詰まった玉手箱…世界観抜群な良作

90分と比較的短めな作品ですが、見終わったあと二時間以上の作品に感じるくらい、中身の濃い作品でした。

先輩が主人公ですが、黒髪の乙女の方が圧倒的に出演しています。ざーさんファンにはたまらない作品でしょうね。

話は実は簡単。{netabare}先輩が惚れてしまった黒髪の乙女に、なんとかモーションをかけようとするものの、なかなか前に進まず。黒髪の乙女は我道を行くで女の子で、色んな人たちを巻き込みながら、最後は二人が向き合うというもの。{/netabare}こんな話なのに、とにかく濃い展開と濃すぎる登場人物引き込まれます。個人的には「詭弁部」という名前、パンツ総番長のくだりがツボでした。{netabare}途中でパンツ総番長が一目惚れした相手、何となく気づいたのですが、そのとおりで笑いました。短いなかにちゃんと伏線張っていて感心します。{/netabare}

世界観は四畳半と同じ感じといっていいと思います。が、四畳半のように繰り返したり、ややこしい感じは受けません。これは映画で時間が限られた中で進めるからだと思いますが、四畳半が苦手と言う人にも見やすくなっていると思います。登場人物には四畳半で出てきた者も多いのですが、これは四畳半と同じ世界の中で生活していからだということらしいです。ちなみに、四畳半の主人公は出てきませんが、とある場面にどう見ても彼がいたと思います。

独特の世界観は、時間軸が曖昧というか、不思議な感覚がこの作品の良いところ。スマホやPCが当たり前に使われているのですが、どこをどう切っても70年代、80年代の昭和の香りがするようなキャラや雰囲気も色濃く使われます。それから酒の場面はとにかく飲みたくなりました。飯テロは聞きますが、まさかの酒テロでした(笑)。

中の人たちは声優さんと俳優さんと芸人さんと、ばらばら何ですが、違和感は感じませんでした。星野源さんの出番が比較的少なめなのが上手くいったかもしれません。樋口師匠がね…どうしても藤原さんのイメージが強すぎて。中井さんも十分にキャラ生かしていたのですが、ゾロっぽくて…。こればかりは仕方がありませんね。

四畳半が面白いと思った人は是非とも見に行ってもらいたい作品です。万人受けするわけではないと思いますけど、色んなアニメを見ている人にほどお勧めしたい作品です。

投稿 : 2017/04/10
閲覧 : 349
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25

KBDK さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映画館で観る価値あり

四畳半神話大系以来、湯浅監督と演劇界の鬼才上田誠脚本のタッグ。

森見登美彦の文章を鮮やかに軽やかに画として起こしていく様に湯浅監督の天才を再認識させられました。
テンポ感も非常に心地よく、原作のリズムを損ねることなくアニメとして楽しめる構成になっていたのは上田誠脚本ならでは。笑い所も非常に多く劇場では時折声ありの笑いも起きていました。
大島ミチルさんの音楽も素晴らしく特に終盤の「先輩」の脳内妄想が暴走する場面は音楽と相まって素晴らしいシーンになっていました。
宣伝で押されていた星野源さんの芝居も「先輩」のハイテンションな屈折ぶりを見事に表現していて素晴らしかったです。

「画を動かすもの」根本的な意味での「アニメーション」として本当に完成度の高い作品だったので是非是非劇場で観て頂きたい作品です。

投稿 : 2017/04/10
閲覧 : 157
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4

yyyisn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

誰でも楽しめる作品

原作の小説を読んでから観ましたが、期待を裏切らない面白い映画だったと思います。独特の世界観が絶妙なテンポで語られていくので、観ていて飽きず、かつ疲れない良作です。
原作を読んでいない友人と観に行きましたが、その友人も十分満足していたので小説を読んでいるいないに関わらず、誰でも楽しめると思います。

投稿 : 2017/04/10
閲覧 : 140
サンキュー:

3

ネタバレ

因果 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大学生、かくあるべし!

青春とは刹那である。些事に気を取られ無為に足を止めること勿れ、豪放磊落にその一歩を踏み出すべきであるのだ。

そうして夜の街をサンダルで闊歩しながら辿り着いた果ての新宿TOHOシネマにて「夜は短し歩けよ乙女」を鑑賞することもまた刹那的青春に分類されよう。

さて、森見登美彦原作、湯浅政明監督、伊東伸高作画監督、アジアンカンフージェネレーション主題歌という満を持しての体制下において封を切られたこの映画であるが、相変わらずの圧倒的世界観には舌を巻かざるを得ない。

湯浅政明といえば「マインドゲーム」や「四畳半神話大系」などでその才気を遺憾なく発揮し、サイケデリックな色彩と踊り跳ねるような物語展開で数多の支持者を獲得し、文化庁をはじめとする諸方面からは賛辞の嵐を受けた。

そして本作においてもまた、その溢れ出る才能は迸って止まなかった。

原作では1年間かけて展開された物語をなんと一夜の出来事にまで圧縮してしまったのだ。これを外在的制約と取ることも可能だろう。だがしかし、否、私はそうは思わない。

矛盾さえもが湯浅政明の前では単なる外連味に還元される。「一晩で四季が巡るわけねーだろバカ」というパラダイムは瓦解し、ファンタジー映画の一要素としてむしろ作品を際立たせる。

ここら辺は実際に観に行って、実感として味わっていただきたい所存である。

アジカンの退廃的な歌唱も本編の内容にぴたりと合致しており、エンドロールにて絶品のカタルシスを醸出してくれる。

暇を持て余す善男善女の皆々様、殊に大学生の皆々様、未来に怯え億劫に竦むその足を、今こそ前へと踏み出すのです。

貴方を満足させるに値する「それ」はそこにあります。

さぁ!夜は短し歩けよ若人、大学生かくあるべし!

投稿 : 2017/04/08
閲覧 : 263
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9

79 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

圧倒的なクオリティ

映画なんだから当然といえば当然なのですが、四畳半神話体系に比べても絵のクオリティが異常に高いです。「先輩」の脳内の様子を描く場面など見入ってしまいました!やっぱりこの絵のスタイルは良くこの作品と合っていますね。
そして音楽がすげえ。大島ミチルさん、流石です。
お酒を呑み比べるシーンなんか、明石さん(この作品では黒髪の乙女)と李白さんの台詞が切り替わるごとに音楽も変化していたりして、感動しました。
四畳半の時と声優が違うので違和感は拭えませんでしたが、そんなの関係ないくらい素晴らしい作品です。楽しい時間をありがとうございました。

投稿 : 2017/04/08
閲覧 : 204
サンキュー:

5

かつ→→→ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

天才湯浅監督の傑作

天才湯浅監督の最新作
四畳半好きな方はまず見て損はないかと
四畳半のキャラたくさん出てきます


記憶では4部構成
1.飲み比べ編
2.古本屋編
3.ミュージカル編
4.風邪編

わたし自身ミュージカルが好きということもありミュージカル編がお気に入り

いろいろ伏線があってそれがギュッとなったとき感動が待ち受けていました(錦鯉ナイス!)


ただ作画は風邪編がズバ抜けてました
大平さん・湯浅さんワールド全開!
色使いや発想が凄い奇抜だけどスッと腑に落ちるオチ
これ作れるのおそらく湯浅さんだけかと思います
ほんと凄かった


途中、夜明け告げるルーのうたの3人が出演したり千と千尋の神隠しのパロもあるので見応えも楽しみも充分満たされます!


終わり方も湯浅作品にありがちな???で終わるのではなく、ハッピーエンドなので好印象


音響も画面の豪華さも素晴らしかったので是非劇場で!

投稿 : 2017/04/07
閲覧 : 189
サンキュー:

6

Yuki さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/17
閲覧 : 18

ROM さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/04/23
閲覧 : 5

kuroneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 6

Metamon! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/30
閲覧 : 3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/05
閲覧 : 7
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夜は短し歩けよ乙女のストーリー・あらすじ

クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は今日も『なるべく彼女の目にとまる』ようナカメ作戦を実行する。
春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて…。
京都の街で、個性豊かな仲間達が次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、季節はどんどん過ぎてゆく。
外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いはどこへ向かうのか!?(アニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年4月7日
主題歌
ASIAN KUNG-FU GENERATION

声優・キャラクター

星野源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次、中井和哉、甲斐田裕子、吉野裕行、新妻聖子、諏訪部順一、悠木碧、檜山修之、山路和弘、麦人

スタッフ

原作:森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫刊)、キャラクター原案:中村佑介、 監督:湯浅政明、脚本:上田誠、音楽:大島ミチル

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