湯豆腐 さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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夜は短し歩けよ乙女の感想・評価はどうでしたか?
湯豆腐 さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
M.out さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
一言で言うならば「最高だった」としか言えないだろう。
私は湯浅政明が好きだし、森見登美彦も好きだし、四畳半神話大系は大学生のバイブルだと思っているような人間だから、これほど夢膨らむ映画はそうそうない。そして、その期待を裏切るようなことはない。
最近のCGなどを用いたリアリズムの支配するアニメとは対極に位置する本作である。登場人物の体は軟体動物のようにくにゃくにゃ曲がり、まるで夢の中にいるかのような、抽象的な画作りがされる。
それが心底、楽しい。
奇妙キテレツ詭弁踊り、飲食時の異常なまでの過剰演出。
見るからに阿呆な画であるが、これが速い展開の中で次々に立ち現れて、奇怪な祭りのような騒がしさがある。阿呆はただの阿呆にすぎないが、高速で展開される度が過ぎた阿呆はとんでもない中毒性を持つ。一度味わってしまったら、湯浅政明ファンになること請け合いである。それくらいヤバイ。これは森見登美彦の文体に通じるところがある演出かもしれない、などと思う。
これは「ご縁」の物語。全ての出会いにはご縁がある。いくら厭世的であろうとも、人は人と繋がってしまう。不思議な運命の糸が絡み合い、一夜は一年のような濃密さで現れて、一年は一夜のように瞬く間に終わっていく。まるで祭りのようなその一夜に、視聴者すべては救われるに違いない。
otoan さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
sukepa さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ゅず さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【一言紹介】
奇怪なように見える一夜の複雑な恋ストーリー
【感想といろいろ】
やっぱり想像通りの四畳半物語で、原作の雰囲気を活かしてた。
神谷さんの女声素晴らしかった。特に歌声。もっと女役、歌やっていただきたい。
内容も伝わる
時間は楽しいことや辛いことで短く感じたり辛いことは長く感じたり。物事はどんどん進んで行く。言葉や物を通して、想いは伝わる。悪いことや良いこと、すべては巡り巡ってあるべき場所へ、落ち着くところに落ち着く。
きっと私もそう。だから今、落ち着くところに落ち着いてるのかな?
なんて思った
待たせるのはイヤ
自分の好きな人が他の人に悪くみられるのはイヤ
ちゃんと言葉や行動の奥には想いがある。
言葉や行動に感情が現実がくっついてくる。良いことも悪いことも。でもそれがきっと今になるんだな。って。
だからこそ、改めて自分自身の生き方、歩き方したいなって思ったな
【ゅずわーるど】
【日々歩けど乙女】
{netabare}
一日一歩、三日で三歩
三歩進んで、二歩下がる。
恋も愛も似ている。
うまくいってると思ったら
ケンカしちゃったり
相手の気を引きたかったり
相手のこと大事すぎて
突き放しちゃったり
それでもやっぱり
好き合ったり
運命の赤い糸ってやつは
切っても切り離せないものとかいうけど
私のは運命の天秤かな
いつもどちらかに偏るか
ちょうどいいを保つ
いつもこのくらい
いつもと同じ
少し多くしても
うまくバランスを取ってる
そんな毎日が積み重なる
そんな日々だって
同じじゃない
ほんの少しずつ
良いところは変わらず、
足りないところは変えつつ
その時に合った分量を。
そんな日々も
一つの人生だと
今は思うんだ
{/netabare}
めがね さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これ見たらお酒飲みたくなる( ´艸`)
独特の世界観に気分よく酔えました。。
ただ、一緒に見た人(非オタ・予備知識無し)は展開の速さについて行けなかったとのこと(*´;ェ;`*)
自分は原作小説こそ読んではいませんが、アニメの「四畳半神話大系」を見てたんでキャラとか世界観とかすんなり入ってきたし、大いに楽しめることができた。
個人的な意見ではありますが、「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」と云う昔の映画アニメに近い印象がありました(内容は全然違うんですが)表現の仕方とか、心理描写の感じとか。。。
この映画を観る前に一点だけ気掛かりだった、中の人に星野源さんの起用が自分的には、大人の事情的匂いがプンプンして嫌だったんですが、結果、良かったです。
いや寧ろ、すっごくよかったです。好きになりそうだ(つω`*)テヘ
ジャンルとしては恋愛なのかな?いや違うか??
まとめ
人に勧めていくであろうアニメ
笑える
酒飲みに見てほしい
星野源やるやん
独特世界観
大学生(元)必見
京都に住みたい
snow さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
冒頭からハイテンションで乙女がズンズン夜の街を押し進んでいく、場面が転換しても勢いは落とさずに最後まで疾風怒濤の展開で最後まで押し通した。
情報量が多く、演出と絵の工夫がこれでもかとぶち込まれてて楽しい時間だった。
その洪水のような展開を受け止めて着地させるところが弱かったような。
先輩が自分内会議で結論出して乙女と手を取り合ったところも話の筋でいうと、なるべく目に入る位しかできない臆病さを荒馬のような情欲が押し切ってということに見えたけど、その前に演劇で乱入してキスしようとするくらいまで行動は起こしてるわけだし。
しかも空飛んで手を取り合ったら、病床で目覚めてタダの夢オチとも取れてしまう。
乙女ちゃんの方もズンズン進む彼女についてきてくれる先輩みたいな感じだけど、下半身モロ出しだったしねぇ。
いや、出したのが良かったのか・・・
星野源はこんな立て板に水で理屈まくし立てるキャラには足りないわ。
浅沼晋太郎でも神谷浩史でもいいが、こういうキャラなら声優特有の不自然なほど流暢な調子で聞かせてくれないと。
風立ちぬなら庵野でもいいけど。
森見登美彦の現代風景をファンタジー世界にしてしまう作風はアニメ向きやね。
いろんなアートワークで観てみたいもんだわ。
ブロッコリー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
森見さんのペンギンザハウウェイと四畳半をみてから虜になっていて まだ原作を読んでなかった森見さんの出世作 夜は短かしを観ましたが 本当に不思議で妖艶で色彩豊かで 喜怒哀楽の人間模様 嫉妬、不安、期待などのキャラクター 一人一人の表現が本当に好きでした 映画館で笑いを堪えるのに苦労するぐらい笑いそうになったり バカ騒ぎとあり得ない表現がまさにファンタジーで みててうっとりしました ただ原作を読んでないので 李白さんの存在や オズみたいな 本の神が竜巻のようになったりとかよく分からない部分があったので 原作を読んでるひとに是非コメントで教えてもらいたいです
人との一夜限りの出会い 日が明けたら また違う明日が待っている 運命を踏み出したい きっかけはほんの少しでいい それが恋愛や友情に変わっていくのを 最後まで見て感じました 感無量です 製作会社 監督の湯浅さん 本当にいい映画でした
岬ヶ丘 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ハヤブサ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ねごしエイタ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
見ていて奇想天外なアニメ進行に目が、離せなかったです。お酒に興味を持つ主人公なのか?、名前が良く分からない女の子?(よく聞くと先輩が、黒髪の乙女だとか、乙女、出てきた年寄りも乙女と言っていた)が、酒に興味抱いていてと物語が二転三転していくです。
これに先輩とうのが、偶然を装いこの乙女の前に付きまとっていたりしたりしたです。本人は気にしてない感じも・・・・。
乙女が、年寄りと不思議な踊りをしたり、爺さんと酒を飲んだり、古本市を歩き回ったり、学園祭を歩き回たりと心の赴くままにというのか?展開が繋がっていないように見えて、次々と場面が変わるです。ある意味、物語シリーズに似ている所があるかもしれないです。
{netabare}学園祭でゲリラ演劇とかいう演劇が、面白かったです。プリンセスダルマとか、偏屈王だかミュージカル調に演劇するところとか良かったです。この劇に乙女も勢いに乗って、流され役に成りきるところも見所です。パンツ総番長とか訳の分からない名前のキャラクターも出てきて面白いです。女装して出てきた人も歌って面白かったです。
この演劇以外でも、{/netabare}先輩の妄想や、乙女の次々と動き回る行動の過程の演出も、非現実的な背景などが凄かったです。キャラデザは、よくあるような青年漫画にありそうな作画そのまんまみたいな感じだったけど、描写がある意味個性的に見えたです。
最後まで黒髪の乙女のあるがままに突き進む行動が光り、先輩に会いに行く流れも面白く、最後に黒髪の乙女も気づいたラブコメみたいな終わり方が「これでいいのだ!」みたいだったです。
2017.04.12 +
まめ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作だと並行して進む話がギュッとまとまる
カタルシスがあって好きなのですが、
映画版は上映時間的に難しかったかな。という感じ。
とはいえ、映像だと四畳半にも出てくる面々の場面なんかは
おなじみのやりとりにファン心理がグッと盛り上がります。
キャラもそれぞれイメージ通り!
先輩の声だけ、気取った感じがして苦手でした。
もっとナーバスでダサいイメージなんだけどなあ。
再編集してTVアニメで 先輩編、乙女編、エンディング編 とか
やってくれたら名作確定でしょう。
おぬごん さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「四畳半神話大系」の、森見登美彦原作×湯浅政明監督のタッグによる映画作品
製作委員会にはフジテレビが名を連ね、脚本の上田誠、キャラクター原案の中村佑介、主題歌のASIAN KUNG-FU GENERATIONや一部キャスト等、「四畳半」のスタッフが集結していますが、アニメーション制作はマッドハウスから湯浅監督が設立した「サイエンスSARU」に、樋口師匠の声は藤原啓治の休養のため中井和哉に変更となっています
私自身、お気に入り棚のトップに置くくらいには「四畳半」のファンですので非常に期待していました
ただ、四畳半に比べると幾分か、いやかなり物足りなかった印象です
確かに作画は凄かったです
とんでもなくよく動いてましたし、特徴的なデフォルメや色彩に代表されるアニメーション表現の極致を見たように思います
でも………「だから何?」っていうのが正直なところでして………
こういった演出や表現が好きな自分としても意外なことだったんですが、この作品、あまりにアニメーションや演出に凝りすぎていて、肝心の内容・物語・台詞が頭に入ってこないんですよねえ
怒濤の台詞量がすんなりと入ってきた四畳半とは対照的でした
24分かつCMという休憩があるTVアニメのメソッドを、90分ノンストップの映画に持ち込んでしまっても、私のような並の視聴者じゃついて行けないみたいなんですよね
さらには潤沢な資金とスケジュールを以てとんでもなく気合いを入れて作画に取り組んだ結果、空回りしてしまった…そういう印象さえ受けました
話が入ってこなかった要因としては、先輩役の星野源の声にもあるかと思いました
星野源って声も顔も良い意味でめっちゃ普通なので、先輩に合うんじゃないかと思ってたんですが、
さすがに本職じゃないだけに聞き取りにくかったです…四畳半の浅沼が凄かっただけに
特に終盤の先輩の脳内議会は何言ってるかさっぱり分からず、勿体なかったです
(※星野源という政治色漂うキャスティング自体は否定しません。売れればなんぼの世界です。)
森見作品の見所って、そこそこ決まったストーリーと、綺麗なだけじゃないごちゃごちゃした京都の描写や、気取った蘊蓄、小気味良い文体だと思うんですよね
「四畳半」ではそれらがアニメという媒体を通し輝いていたように思いました
オリジナル要素さえも全て作品の魅力を反映していました
しかし本作ではむしろ演出に演出を重ねた結果それらの魅力が霞んでいたように思いました
湯浅監督、この後にオリジナル作品の「夜明け告げるルーのうた」を控えてるじゃないですか
この作品でここまでやりたい放題する必要あったんですかね…?
もう少し抑えめに、というか作品の魅力を活かす作りにしてほしかったです
戸愚呂(青春) さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
こた さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
原作未読。
正直言うとストーリーあまり入ってこなかった…。
それほどに展開が目まぐるしかったと言おうか。
90分と映画としては短い時間に集約され過ぎているせいか、少しばかし無理があったと思える。
ユーモアがふんだんに使われていて、演出もところどころ恥ずかしくなるくらいにはっちゃけていたのはまあ良しと…(^^;
あと四畳半神話大系で御馴染みのキャラがいたのも嬉しい要素。
因みに原作読んでる友人と観に行きました。本当は3部とかになっていてそれぞれ別な話?なのを一夜の出来事にまとめたのだとか。
アジカンが手掛けるEDは耳に心地いい。カッコいい。
あとアニメファンは心配なところ、キャストに俳優・芸人の起用。
そこは{netabare}星野源さん、ロバート秋山さん、演技はとても良かったと思う。キャラもハマってた。{/netabare}
黒髪の乙女……
黒髪の美少女とも違う響きと奥ゆかしさ。
黒髪の萌えキャラは数多いけれど、黒髪の乙女というフレーズが似合うのはこの作品(と四畳半)。
追記。
なんか違和感が否めなかったので、タイトルの「感性」→「要素」に訂正してみました。
やまやん さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
森見登美彦 原作の作品は全くみたことがない状態で見に行きました。
物語の内容に衝撃の展開とかは無かったんですけど。
物語後半からのスピード感と、現代をノスタルジックかつシュールに表現した演出に引き込まれていきました。
そして、キャスティングがキャラクターの性格に完璧にマッチしていてズルいと思いました。
人との繋がりを感じさせる作品でした。面白かったです。
aki さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルで書いた通り、
原作ファンとしては少し内容が物足りないと感じました。
内容が物足りないと感じた理由として
二つのことが挙げられます。
一つ目の理由として挙げられることが、
原作通りというとことです。
四畳半神話大系で感じたアニメオリジナルという面は
感じることができず、アニメ映画という短い時間では
表現することができなかったのではと感じました。
二つ目は、先輩の声が少し気になった点です。
自分の思い描いていた先輩の声よりこもって聞こえました。
しかし、私はこの映画を観てよかったと思っています。
作画に関しては、世界観がしっかり出ていてとても好きでした。
また、映像という面で、小説では理解することができなかった
部分がいともたやすく、表現されていることに感動しました。
結果として、観に行ってよかったと感じています。
ぶたどん さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 2.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
もう数年前の「四畳半神話大系」の放送終了後から、
この「夜は短し歩けよ乙女」のアニメーション化を望む声が
ネット界隈で目にすることがあった。
その頃から、表題の「夜は短し歩けよ乙女」という独特なタイトルに
興味を惹かれ、その声に付いていくように
個人的にもアニメーション化の動向を注意するようになった。
ついに、2017年の4月に映画化として公開されることを知ったとき、
必ず劇場で見ようと心に決め、この度拝見することになった。
勿論、映画として公開されたアニメーションも面白いものが見れて、
満足出来た映像作品でした。
視覚的に、色鮮やか、表現豊かで、
たった一夜の出来事が、本当に十数年の年月に感じ
ヒロイン視点の世界が、地理的には狭いところでも、
至る所に幸福に溢れている世界でした。
お酒、古書の豆知識も物語に散りばめられ
登場人物の豪快な飲みっぷり
古本の神様の、本の繋がりの説明も魅力的でした。
終盤の主人公の葛藤を表現した場面もスケールが大きく
あのシーンの作画の緻密さは、この作品の代表的なシーンでしょう。
複数回見れば見るほど、色んな楽しみを発見できる作品だと思います。
MegRR90523 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
こんなことを言うと随分と偉そうですが、正直な感想です。
四畳半神話大系が同じ監督によって数年前アニメ化されました。その際、原作の特徴、長所をこんなにうまく引き出せる人がいることに感心しました。
個人的には、森見さんの作品の面白いところは主人公の思考がはっきりと表現されていることだと思います。ただただ映像にしただけでは、その特徴が死んでしまいます。その点、四畳半神話大系は素晴らしかったと思います。
そして、今回。
四畳半と同じようにうまく仕上がっているのだろうという気持ちで映画館に足を運んだ私は驚愕しました。映像の配色、声優陣の熱演、BGMと映像のマッチングなどなど、四畳半よりレベルアップしていました。
内容は、少々変わっているところはありましたが、作品の長所ははっきりと出ていたように感じます。
文章だけでは伝わってこない部分が目にダイレクトに飛び込んでくるので、とても印象的で迫力があります。
小説を読んでいる方もそうでない方もぜひ、劇場まで足を運んでみてください。
見て悔いなし。
普通の映画に少し飽きを覚えている方、一味違う映画、森見ワールドをぜひご覧ください。
映画も本も一種の出会い。
こうして出会ったのも何かのご縁。
明日は明日の風 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
90分と比較的短めな作品ですが、見終わったあと二時間以上の作品に感じるくらい、中身の濃い作品でした。
先輩が主人公ですが、黒髪の乙女の方が圧倒的に出演しています。ざーさんファンにはたまらない作品でしょうね。
話は実は簡単。{netabare}先輩が惚れてしまった黒髪の乙女に、なんとかモーションをかけようとするものの、なかなか前に進まず。黒髪の乙女は我道を行くで女の子で、色んな人たちを巻き込みながら、最後は二人が向き合うというもの。{/netabare}こんな話なのに、とにかく濃い展開と濃すぎる登場人物引き込まれます。個人的には「詭弁部」という名前、パンツ総番長のくだりがツボでした。{netabare}途中でパンツ総番長が一目惚れした相手、何となく気づいたのですが、そのとおりで笑いました。短いなかにちゃんと伏線張っていて感心します。{/netabare}
世界観は四畳半と同じ感じといっていいと思います。が、四畳半のように繰り返したり、ややこしい感じは受けません。これは映画で時間が限られた中で進めるからだと思いますが、四畳半が苦手と言う人にも見やすくなっていると思います。登場人物には四畳半で出てきた者も多いのですが、これは四畳半と同じ世界の中で生活していからだということらしいです。ちなみに、四畳半の主人公は出てきませんが、とある場面にどう見ても彼がいたと思います。
独特の世界観は、時間軸が曖昧というか、不思議な感覚がこの作品の良いところ。スマホやPCが当たり前に使われているのですが、どこをどう切っても70年代、80年代の昭和の香りがするようなキャラや雰囲気も色濃く使われます。それから酒の場面はとにかく飲みたくなりました。飯テロは聞きますが、まさかの酒テロでした(笑)。
中の人たちは声優さんと俳優さんと芸人さんと、ばらばら何ですが、違和感は感じませんでした。星野源さんの出番が比較的少なめなのが上手くいったかもしれません。樋口師匠がね…どうしても藤原さんのイメージが強すぎて。中井さんも十分にキャラ生かしていたのですが、ゾロっぽくて…。こればかりは仕方がありませんね。
四畳半が面白いと思った人は是非とも見に行ってもらいたい作品です。万人受けするわけではないと思いますけど、色んなアニメを見ている人にほどお勧めしたい作品です。
KBDK さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
四畳半神話大系以来、湯浅監督と演劇界の鬼才上田誠脚本のタッグ。
森見登美彦の文章を鮮やかに軽やかに画として起こしていく様に湯浅監督の天才を再認識させられました。
テンポ感も非常に心地よく、原作のリズムを損ねることなくアニメとして楽しめる構成になっていたのは上田誠脚本ならでは。笑い所も非常に多く劇場では時折声ありの笑いも起きていました。
大島ミチルさんの音楽も素晴らしく特に終盤の「先輩」の脳内妄想が暴走する場面は音楽と相まって素晴らしいシーンになっていました。
宣伝で押されていた星野源さんの芝居も「先輩」のハイテンションな屈折ぶりを見事に表現していて素晴らしかったです。
「画を動かすもの」根本的な意味での「アニメーション」として本当に完成度の高い作品だったので是非是非劇場で観て頂きたい作品です。
yyyisn さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作の小説を読んでから観ましたが、期待を裏切らない面白い映画だったと思います。独特の世界観が絶妙なテンポで語られていくので、観ていて飽きず、かつ疲れない良作です。
原作を読んでいない友人と観に行きましたが、その友人も十分満足していたので小説を読んでいるいないに関わらず、誰でも楽しめると思います。
因果 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
79 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
映画なんだから当然といえば当然なのですが、四畳半神話体系に比べても絵のクオリティが異常に高いです。「先輩」の脳内の様子を描く場面など見入ってしまいました!やっぱりこの絵のスタイルは良くこの作品と合っていますね。
そして音楽がすげえ。大島ミチルさん、流石です。
お酒を呑み比べるシーンなんか、明石さん(この作品では黒髪の乙女)と李白さんの台詞が切り替わるごとに音楽も変化していたりして、感動しました。
四畳半の時と声優が違うので違和感は拭えませんでしたが、そんなの関係ないくらい素晴らしい作品です。楽しい時間をありがとうございました。
かつ→→→ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
天才湯浅監督の最新作
四畳半好きな方はまず見て損はないかと
四畳半のキャラたくさん出てきます
記憶では4部構成
1.飲み比べ編
2.古本屋編
3.ミュージカル編
4.風邪編
わたし自身ミュージカルが好きということもありミュージカル編がお気に入り
いろいろ伏線があってそれがギュッとなったとき感動が待ち受けていました(錦鯉ナイス!)
ただ作画は風邪編がズバ抜けてました
大平さん・湯浅さんワールド全開!
色使いや発想が凄い奇抜だけどスッと腑に落ちるオチ
これ作れるのおそらく湯浅さんだけかと思います
ほんと凄かった
途中、夜明け告げるルーのうたの3人が出演したり千と千尋の神隠しのパロもあるので見応えも楽しみも充分満たされます!
終わり方も湯浅作品にありがちな???で終わるのではなく、ハッピーエンドなので好印象
音響も画面の豪華さも素晴らしかったので是非劇場で!
Yuki さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ROM さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
kuroneko さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
夜は短し歩けよ乙女のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
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クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は今日も『なるべく彼女の目にとまる』ようナカメ作戦を実行する。
春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて…。
京都の街で、個性豊かな仲間達が次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、季節はどんどん過ぎてゆく。
外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いはどこへ向かうのか!?(アニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』のwikipedia・公式サイト等参照)
星野源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次、中井和哉、甲斐田裕子、吉野裕行、新妻聖子、諏訪部順一、悠木碧、檜山修之、山路和弘、麦人
原作:森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫刊)、キャラクター原案:中村佑介、 監督:湯浅政明、脚本:上田誠、音楽:大島ミチル
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2010年春アニメ
『四畳半神話大系』(よじょうはんしんわたいけい)は、森見登美彦の小説。冴えない生活を送る京都大学3回生の「私」は、期待していたバラ色のキャンパスライフを求めてもう一度ピカピカの1回生に戻ってやり直したいと願う。本当はあったかもしれない学園生活が、4つの平行世界で繰り広げられる。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2004年8月7日
ある日、西は電車内に飛び込んできた初恋の相手・みょんと再会を果たす。彼女の案内で姉・ヤンの経営する焼き鳥屋に案内されたが、そこで彼女がりょうと婚約している事を知り、落ち込む。その時、突如借金取りのヤクザが押しかけ、それに巻き込まれた西は、お尻の穴から銃弾を撃たれて脳天破裂とい...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年夏アニメ
京都には人間と狸と天狗が住んでいる。下鴨神社・糺(ただす)ノ森に暮らす下鴨家。狸界の頭領であった父・総一郎は、ある日何の前触れもなく狸鍋にされたのだが、その経緯は今も謎に包まれていた。残された四兄弟のなかでも偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎は「面白きこと...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2017年5月19日
寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移したのだ。父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2008年春アニメ
記憶のデータ化ができるようになり、肉体の死がもはや死と呼べなくなった世界。記憶はデータバンクに保存され、新しい身体への「乗り換え」や、記憶の売買といったことが可能になり、違法に記憶を改ざん、記憶を盗むことも行われていた。社会は混沌とし、力を失い停滞化していた。そんな世界を主人...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2019年夏アニメ
手品が大好きだけど、アガリ症のせいで失敗率は100%!? そんな「先輩」に、無理やり奇術部に入部させられ、あげくに「助手」扱い…。大道芸姉弟の「咲ちゃん」と「まーくん」、それに化学部の「斑さん」まで巻き込んで、先輩は、今日も元気に、ちょっぴりエロスに大失敗! 見てられないけど、見ていた...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2006年夏アニメ
食人鬼を狩るため古より続く戦闘集団「愧封剣」。その師範代である桃田俊彦は、事もあろうに愧封剣館長殺害の疑いをかけられた食人鬼の上月由香と恋に落ち逃亡してしまう。俊彦の弟の桃田一馬は、逃げた二人の追跡と愧封剣の館長職を継いで愧封剣の運営に乗り出す。元愧封剣メンバーの大葉久太郎の...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2019年6月21日
小さな港町へ越してきたひな子は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、消防士の港(みなと)と偶然出会い、恋に落ちる。お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は溺れた人を助けようとして、海で命を落...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2019年秋アニメ
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲から怯えられ、上手く他人と関わることが出来ない孤独な高校生・亜久津拓真は、ある時、一人の少女を助けたことがきっかけで、悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)たちと、一つ屋根の下で暮らすことに――。恋をするほど強くなるとい...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年夏アニメ
テニス部でありながらテニスをほとんどしない女子高生4人組を描いたコメディの第5期!!
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
高校生兼ライトノベル作家である主人公和泉正宗には、引きこもりの妹和泉紗霧がいる。一年前に二人は兄妹となったのだが、妹はまったく部屋から出てこないほど徹底した引きこもりである。 ある日和泉正宗は、担当イラストレーターエロマンガ先生が自分の妹であることに気づき……。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
キャッチコピーは「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……」で、中学3年で初めて同じクラスになって出会った水野茜と安曇小太郎の成長、周囲との関わり、思春期の恋などが描かれる。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
超大型巨人の出現により人類の平和と幻想が破られたあの日から、エレン・イェーガーの果てしない戦いの日々は続く……。抵抗する術もなく巨人の餌となった母の最期を目の当たりにして、この世から巨人を一匹残らず駆逐することを誓ったエレン。しかし、過酷な戦いの中で彼自身が巨人の姿に変貌してし...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
オタク高校生の「安芸倫也」は桜舞い散る坂道で、ある少女と運命的な出会いをする。インスピレーションを受けた倫也は、その少女をメインヒロインにしたギャルゲーの制作を思いつき、同学年の美術部エース「澤村・スペンサー・英梨々」と学年一位の優等生の先輩「霞ヶ丘詩羽」をスタッフに迎えよう...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
《人間》は規格外の《獣》に蹂躙され、滅びた。たったひとり、数百年の眠りから覚めた青年ヴィレムを除いて。《人間》に代わり《獣》を倒しうるのは、《聖剣》(カリヨン)と、それを扱う妖精兵のみ。戦いののち、《聖剣》は再利用されるが、力を使い果たした妖精兵たちは死んでゆく──。死にゆく定...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
自室でアニメ “精霊機想曲フォーゲルシュバリエ” を観ていた水篠颯太の目の前に、画面の向こうに映っていたはずのアニメのキャラクター、セレジア・ユピティリアと、軍服を纏った謎の少女が現れる。 両者の戦いに巻き込まれた颯太は、2人を追って代々木公園へと向かう。そこにPCゲーム “追憶のアヴ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
ある事件をきっかけにNo.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。出久はオールマイトの厳しい訓練を経て雄英高校に見事入学し、爆豪勝己や麗日お茶子らヒーロー科1年A組...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
主人公、木春由乃(こはるよしの)は、田舎から上京し短大の卒業を間近に控えた、いわゆる普通の20歳の女の子。 東京には何でもあって、きっと特別な何かになれるのではないかと夢みて、30社以上の面接を受けるも、未だに内定はない。銀行の残高は920円。このままでは、田舎帰って普通のおばさんに...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
魔術と科学が共に発展した世界――ルヴァフォース。 魔導大国・アルザーノ帝国の南部に位置する「アルザーノ帝国魔術学院」はこの世界で最先端の魔術を学べる最高峰の学び舎である。 およそ四百年の歴史を有するこの学院は魔術の道を志す全ての者の憧れであり、学院の講師や学生たちも自信がその輩...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年春アニメ
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。 妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たち...