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「夜は短し歩けよ乙女(アニメ映画)」

総合得点
74.3
感想・評価
334
棚に入れた
1747
ランキング
921
★★★★☆ 3.8 (334)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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夜は短し歩けよ乙女の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この「世界観」初見で理解できるの? →先に「四畳半神話大系」で学習することをオススメ

【レビューNo79】(初回登録:2023/8/27)
小説原作のアニメ映画で2017作品。90分程度。
視聴理由は「四畳半神話大系」の森見登美彦×湯浅政明作品だったので。
キャッチコピーは「こうして出逢ったのも、何かのご縁」

(ストーリー)
舞台はある京都の大学。
「先輩」は、1年前から同じクラブの後輩である「黒髪の乙女」に恋をして
いる。
彼は日々彼女を追い掛け、なるべくその目に留まろうと「ナカメ作戦(なる
べく彼女の目に止まる)」を実行していた。
そんな先輩の気持ちはつゆ知らず、乙女は好奇心の赴くまま、夜の先斗町を
歩いていく。
これはそんな2人の夜にまつわる物語。

(評 価)
・「四畳半神話大系」は別格ながらも、個人的には本作も評価
 前回レビューしましたが、そもそも「四畳半神話大系」は1クール使って、
 最初は「平行世界」を描いて同じような展開を繰り返しつつも、伏線を巧
 妙にバラマキながら、終盤でこれらを見事に回収していき、皆を「あっ」
 と言わせる「神作品」ですからね。
 それを踏まえ本作は「四畳半神話大系」を彷彿させる世界観を描きつつも、
 映画の尺の中で、キャッチコピー「こうして出逢ったのも、何かのご縁」
 をしっかり落とし込んでいたので、個人的にはかなり評価できる作品かな
 と思います。

・この「世界観」初見で理解できるの?
 ただ私は「四畳半神話大系」で、この手の作品に免疫があったから楽しめ
 ましたが、これ本当に何も知らない方が視聴されたら「ついていけるの?」
 というところに疑問を感じました。
 「四畳半神話大系」も正直最初は「??」って感じで、上述の通り「平行
 世界モノ」で3回ほど同じような展開を観て、それでようやく馴染んできて、
 この作品の良さや味が判ってきたって感じなので・・・
 個人的には先に「四畳半神話大系」で、この世界観を学習することをオス
 スメします。

・内容は奇天烈感が強い(上述の補足)
 この作品の格子はシンプルで
 ★黒髪の乙女に恋する先輩は始めは縁遠く、「ナカメ作戦」等ヘタレな状
  況から、いろいろな人との「ご縁」などが巡り巡って、先輩も勇気を出
  して行動し、本当の「ご縁」にたどり着く。
 という「純愛もの」なのですが、この「いろいろな人との「ご縁」が曲者
 で、この部分の厚みが凄いんですね。ここが「森見登美彦×湯浅政明」作
 品の真骨頂であり、雰囲気を例えるなら(四畳半でも書きましたが)
 「ベクトルの違う『西尾維新×シャフト』」みたいな?!
 ストーリー展開も奇天烈感が強く、通常の「ピュアラブストーリー」感覚
 で観てると面食らう感じですね。なのでちょっと耐性が必要かなっと。

・以下簡単なあらあらすじを書いておきます(章立ては原作から)
 ・先斗町での一夜の物語
  原作では京都の四季になぞられ、各季節毎の4編の物語として描かれてい
  るらしいのですが、本作では「一夜の物語」と改変されたようです。個人
  的にはこの演出は◎。
  「夜の帳が下りてから夜明けまでを、2人がどう過したのか。」
  → タイトル「夜は短し歩けよ乙女」にピッタリハマる感じが心地よい。

 ・第一章(春):夜は短し歩けよ乙女
   {netabare}「恥ずかしながら、このとき私は単身、魅惑の大人世界に乗り出したい
   と思いました。要するに先輩方に遠慮することなく、無手勝流にお酒が
   飲みたかったのです。」
  この黒髪の乙女、かなりの酒豪です(笑)
  このお酒の「ご縁」から様々な「ご縁」を紡いでいき・・・
  樋口君&羽貫さんの「四畳半神話大系メンバー」が話を先導していく演出
  がニクい。{/netabare}

 ・第二章(夏):深海魚たち 
  {netabare}「ここはまるで本の海。私は深海魚となって獲物を求めて回遊する所存」
  「下鴨納涼古本祭り」を舞台に、2人はどんな本と「ご縁」があるのか。
  特に先輩にとっては、彼女にまつわる「古い絵本」をゲットするという、
  重要な使命が・・・{/netabare}

 ・第三章(秋):ご都合主義者かく語りき 
  {netabare}「学園祭とは青春の押し売り、たたき売り、いや青春闇市なり」
  学園祭事務局は、神出鬼没な集団「韋駄天コタツ」とゲリラ演劇「偏屈王」
  に頭を悩ませていた。そして黒髪の乙女もゲリラ演劇騒動に巻き込まれ、
  それを知った先輩は・・・
  ゲリラ演劇→「ミュージカル」と「恋愛」が見せ場になっています。{/netabare}

 ・第四章(冬):魔風邪恋風邪
  {netabare}「君はどんどん進んでいくから、なかなか誰も追いつけない。なのに何度
   も通りかかるやつっておかしいと思わない?」
  これまでの喧騒が嘘のように、巷では「李白風邪」が大流行。一人元気な
  な「黒髪の乙女」はそれまでの「ご縁」に沿って、いろいろな人の元にお
  見舞いに訪れます。
  そして最後にお見舞いに向かった先は・・・{/netabare}

テーマの「ご縁」に沿って、様々な個性的なキャラが登場しては入れ替わって
いき、上述の通り四季のイベントも入ってくるので、物語の展開はかなり早い
です。そして
「最初『点』で出会っていた人たちは、実は『線』で繋がっていた」
という仕掛けは、テーマ「ご縁」にピッタリで思わず唸ってしまいます。
{netabare}最後に「お見舞い」という形で、キャッチコピー
「こうして出逢ったのも、何かのご縁」
を回収していくストーリー展開は本当に秀逸です。{/netabare}
問題はその見せ方が好みにあうかどうか・・・
でも、こんな作品も楽しめるようになると世界が広がるのは確かなので、まず
は「四畳半神話大系」から「森見登美彦×湯浅政明作品」の世界に足を踏み入
れてはいかがでしょう。
って「何の作品のレビューやねん!」って感じですが(笑)

投稿 : 2023/08/28
閲覧 : 437
サンキュー:

12

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

正直驚いた、良い意味より悪い意味で

 私は、「四畳半神話大系」が大好きである。多くの良作をやってきたノイタミナ枠の中でも最高峰の一本、そして多くの女性アニメキャラの中でも1,2を争うほどに好きな明石さんが出ている作品である。


故に、本作の話を聞いた時は本当に嬉しかった。好きな作品のスタッフ、花澤さんなど好きな声優さんたちが全国公開映画で見れる!、こんなに嬉しい事はない。そしてその結果は?。


 正直驚いた、良い意味より悪い意味で。こんな基地の中に入れない作品が全国公開されるなんて…。とにかく全編が湯浅監督の作家性であるサイケでドラッキーな映像の大本流、「四畳半神話大系」の作風と全然違う…。


話においては、笠原和夫さん言うところのコロガリが重要である。キャラを映画という名のジェットコースターに乗せることができるかどうか、いつまでもコロガってくれないと困るし、コロガリすぎても置いてけぼりをくらう。


本作は、かなり後者に分類される。ストーリーもキャラも、こっちを置いといて突っ走ってしまってポカーンとなる。星野源さん演じる先輩も悪くはないけど、「四畳半神話大系」の浅沼さん演じる驚異的な「私」には劣るし、なにより影が薄い…。

投稿 : 2022/11/21
閲覧 : 634
サンキュー:

13

ナンカ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

まんま本の世界

大好きな本の映画化で恐る恐る観たら、まんま本の世界が再現されていて笑った。
はー、森見ワールド好きです。

投稿 : 2022/04/18
閲覧 : 228
サンキュー:

1

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロマンチックエンジン

湯浅政明監督作品、原作森見登美彦。

黒髪の乙女を語り部として、
四季折々の京都の夜を舞台に、
四つの季節の物語を一夜の出来事のように語る。
春の結婚式二次会、夏の古本市、
秋の学園祭、そして冬に流行した風邪の猛威。

意味不明でありながらどこか意味ありげ、
孤独を拗らせた若者の妄想に夜明けは来るのか!?
先輩と黒髪の乙女の恋愛ファンタジーです。

四畳半神話大系から、
娯楽性だけを抜き出したような、
奇抜ではありますがポップな作品です。
詭弁踊りがクスッと笑える、
星野源、花澤香菜の好演が光ります。

{netabare}運命の赤い糸に導かれて人を繋ぐ「ご縁」、
人は孤独ではなくどこかで誰かと繋がっている。{/netabare}
そんな簡単なことが時々わからなくなる。
人生はとても短いのですから、
そんなメッセージがここにあるのかな。

素敵な一夜を乙女は颯爽と歩く、
それは爽快で心躍る青春の日々だ。

投稿 : 2021/12/12
閲覧 : 906
サンキュー:

66

ちあき さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

正直よくわからんかった……

評価以前に、正直よくわかりませんでした。

孤独と繋がりの描写が肝なのかなとも思いましたが、それを伝えるにはあまりにも描写不足。

四畳半神話体系はとても良かったので、同じく原作森見登美彦さんの本作は期待していた分残念でした。ちなみに本作の原作は未読です。

他のレビューを覗くと、原作と本作は印象が違うようで、賛否両論らしいですね。もし原作がかなり良いなら読んでみたいですが、本作を観る限りではあまり気が進みません。
どうなんでしょうか……。原作を読むべきだと思う人がいればお知らせいただけると有り難いです。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 402
サンキュー:

5

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ化してくれてありがとうヽ(*´□`*)ッ

このアニメの原作はわたしが大好きな小説です。
森見作品の中でも1番好き。
彼の小説はラノベでもないのにドラマ化よりアニメ化の方が向いているらしく,「四畳半神話大系」や「有頂天家族」がアニメ化されているのにこちらはアニメ化されていませんでした。
是非してほしいなぁとかねがね思ってはいたのですが,なんと映画としてアニメ化されると知った時は「なんとしてでも観ねば!!」と思ったものです。
でも,結局映画館に足を運ぶこともなく時が経ってしまいました。
4年も前の作品なのか…。

こちらは「四畳半神話大系」で登場した人達が出てきたりする(というか互いにリンクし合っている)ので,同じように作ってくれて感謝!!って感じでした。
とくにキャラクターデザイン。
キャラクター原案は中村佑介じゃないと!!
あと,言っておきたいのは声優ですね。
羽貫さんの中の人はわたしの中で1番馴染みがあるのは「ゴシップガール」のセリーナなんだけど,羽貫さんの声もやっぱりぴったりでまた彼女をキャスティングしてくれて良かったと思いました。
古本市の神様は…これ小津じゃん!!ちっちゃい小津!!
ぶっちゃけこの小説読んだの多分10年くらい前だと思うので,あんまりよく覚えてないのだけど小津ではなかったと思うんだよな…(笑)。
また読んでみようかな。。
あと何気にジョニーも同じ声優さんなんですね。
とにかく残念なのは樋口師匠ですよね。。
けれど,こちらの樋口師匠も全然良かった☆
また「四畳半~」のアニメも観てみようかな。
そして,以下は「四畳半~」とは違うキャスト。
まずは先輩の星野源。
もう星野源まんまじゃん!!って感じですね。
観る前誰がやるのかチェックしてなかったから星野源でびっくりした。
わたしはオールナイトニッポンで彼のしゃべる声だけを聴くっていうことがよくあるので(最近全然聴いてないけど),そのせいもあってか終始星野源がチラついて集中できない感じでした。
でも,よく頑張ってるなとは思いました。
彼の出演作品をあんま観てない人とかだったら特に違和感なく観れたんじゃないかなと思います。
星野源は「逃げるは恥だが役に立つ」の平匡さんといいこういう地味な男性の役が合ってるなぁ。
ただまぁ,「四畳半~」の「私」が良かったからなぁ。
それと比べちゃうとね。
チラつくといえば,ロッチの中岡ですね。
彼もとても上手だったけど,やっぱ中岡だなぁって。
逆にロバートの秋山は全然分かんなかった!!
え。出てた!?って感じでした。
黒髪の乙女の声はめっちゃ良かった★
とにかく可愛くてこんな声の女の子に生まれたかったと思いました。
そして,学園祭事務局長。
やば。色っぽいしイケボすぎる。
でも,妙に聴き馴染みが…と思ったら阿良々木くんか!!
正直,阿良々木くんの声が好きではないのですが,あたしこの人の声自体はむしろ好きなんだな。
「天官賜福」でもイケボだと思ったものなぁ。
先輩と学園祭事務局長が会話するとやっぱりアニメは声優さんだよなって思っちゃう。
演技力って点ではもちろん俳優さんでも良いんだけど,声優さんはイケボなのよ。
そして,紀子さん。
しゃべってる時は普通に観てたんだけど,歌い出してからびっくり!!
「え。うま。」って思って中の人調べちゃいましたよ。

そもそも「四畳半~」と「夜は短し~」の主人公と黒髪の乙女って別人物なのかな??
明石さんも黒髪の乙女ってことだったけど,ちょっとキャラは違う感じするよね。
「夜は短し~」の方が子どもっぽいというか不思議ちゃんな感じ。
それでいうと,わたしはこの不思議ちゃんな黒髪の乙女がとても好きで,ここ10年くらいずっと黒髪なのはこのキャラクターの影響もあるんだけど…。
(カラーしようとするたび「黒髪の乙女」というワードがチラつく)
この映画観てびっくりするくらい変な娘に描かれている気がしてちょっとショックでした。
ヘンテコだけど可愛らしい子っていうイメージだったから。
特に詭弁踊り。
あんな踊りだったの!?!?
活字だとどんな風に表現されてたのか覚えてないけど…。

総括です。
第一にこの小説をアニメ化してくれてありがとうと,まずはそこです。
でも,やっぱ原作は原作の独特の文体が1番の魅力で,「四畳半~」はそれが存分に活きてた感じだったけど,こちらはそうでもなく途中でちょっとだらけちゃいました,わたし。
やっぱ長々と観るよりはテレビアニメとして30分ずつ観ていくって方が集中力がもつというのかな。合ってる気がします。
小説って純文学と大衆文学っていう括りがあると思うのですが,アニメでそういう括りがあるとしたらわたしはこちらを大衆アニメではなく純アニメとしたいです。
観て面白い楽しい感動するというのではなく芸術作品寄りというのかな。
なので,好き嫌いは分かれるというのか,このアニメの味を理解できる人ってのは限られてくる気がします。
まぁ森見登美彦の小説自体割と人を選ぶみたいなので,そこは仕方ないのかもですが…。
わたしは彼の世界観が好きなので,このアニメも好きだと思いました。
また原作読みなおしたり,「四畳半神話大系」のアニメも観直してみようかな♪
(因みに原作読んだ当時に「ラ・タ・タ・タム」は読みました。実在する絵本なのでこのアニメが好きな方はこちらも是非☆)

追記
みなさんのレビュー読んで原作と違う点をいろいろを知り,「やっぱそうだよね!!」と共感することしきりでした。
原作読んだのかなり昔だから「わたしの覚え違いかな?」とか「こんなシーンあったかな?」「こんな設定・展開だったかな?」とか思ってたので…。
原作がとても素晴らしいので正直原作通りにやってほしかったかな。
特に一夜って設定は「え。そうだったっけ?」ってなった点です。
あと「魔風邪恋風邪」はもっと冬のほっこり感があった気がするけど,アニメだとカオスになってて残念でした。
やっぱ原作読みなおします!!
そして,もっと批判的なレビューを書いてやります!!

投稿 : 2021/10/05
閲覧 : 311
サンキュー:

4

にわか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

明石さんファンクラブ会員代表としては暴徒と化したい

平成、令和と時が移ろいでも昭和に片足を突っ込んでいるような自分のような輩には刺さりまくった四畳半神話大系。
原作の風味を残しつつも大胆なアレンジでアニメとして完成度の高い作品だと思っています。

が、しかしである。
本作は同じスタッフが制作したとは思えぬ体たらく。
昭和を生きた人間の永遠のアイドル明石さんに謝れ!
学生時代に気取って寺山修司の本を読んでたようなおじさましかターゲットにしていないのに明石さんの可愛さをきちんと描けずにどうする!?
四畳半がウケたからって惰性で作りおってからに。

続けても明石さんへの愛と制作陣への怒りがむだにたれ流されるだけなのでこのへんで。見る価値はありません。原作を読まれることを強くお勧めいたします。

なお、冒頭にも書かせていただいた通り、四畳半神話大系は自信をもって推薦できます。だからこそ残念なのですよ。あんなに可愛かった明石さんが、明石さんを返…

投稿 : 2021/07/21
閲覧 : 305
サンキュー:

3

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あっちへふらふらまたゆらゆらと歩む乙女と、それを追って(偶然を装って)がんばる先輩のあれこれ

森見登美彦さんの小説を原作とした劇場版アニメ。
監督は湯浅政明さんで、原作の挿絵担当である中村佑介さんのシャレオツな絵で、やれ願掛けでパンツを履き替えないだの、春画の蒐集に没頭するセクハラオヤジだの、はては妙齢のおじさんたちが雁首揃えて大量に汗を流しながら火鍋を食い合うという、破廉恥極まりない映像が流れる90分強となっています。

主人公は京都の大学生「先輩」。
彼は、同じクラブの後輩「黒髪の乙女」に心を奪われており、偶然を装って彼女の目に止まり、印象付けた上、これはもはや運命では、と気づかせるという後ろ向きでストーカーじみた危ない作戦「ナカメ作戦(なるべく彼女の目にとまる作戦)」を日夜結構し、埋めても埋めても埋まらない外堀をひたすら埋めに埋め続け、もはや穴掘りの達人にならんとしています。
そんな「先輩」と「黒髪の乙女」の、ある長い夜の物語です。

ストーリーは原作を基準として、キャラクター、展開は一部オリジナルです。
アニメからでも十分楽しめますが、私個人的には小説から読むことをおすすめします。
後で小説だとアニメのイメージが先行してしまい、小説を読んだときの自由度が失われてしまうためと、もう一点、アニメ版は同湯浅監督、森見さん原作のアニメ『四畳半神話大系』のキャラがスターシステム的に登場していて、「アニメ化するにあたりこのキャラをこう設定したんだ」というところが面白く感じるためです。
小説の宣伝になりますが、森見登美彦さんの小説は文体が軽快でテンポが良く、普段小説を読まない方にもおすすめです。
個人的には"新釈 走れメロス"がおすすめです。腹を抱えて笑えました。

京都府内のある料理店で、大学のクラブのOBの結構披露宴に出席した「先輩」は、これを機会に「黒髪の乙女」と懇ろな仲になろうと画策していたのですが、「黒髪の乙女」は二次会に出席せず、ひとり酒を求めて夜の町を練り歩く。
これに気づいた「先輩」は、黒髪の乙女の行く先に偶然現れんと、黒髪の乙女を追うのだが、パンツは奪われる、春画の闇取引に巻き込まれると散々な目に合う。
一方で、黒髪の乙女は、知り合った酒飲みから『偽電気ブラン』という幻の酒の噂を聞き、夜の街を練り歩くという展開です。
『電気ブラン』というお酒の存在を本書で初めて知って、神谷バーまで購入に行ったのも懐かしい記憶です。
文章でも魅力的に書かれていますが、美味しいお酒を嗜むシーンや夜の古本祭り、夜の学園でゲリラ公演されるミュージカルのシーンなど、魅力あふれるシーンがアニメーションで表現されるのはやはりいいものだと思いました。

主題歌はもちろんアジカンです。
この組み合わせが好きな人は(既に見ていると思いますが)、間違いないと思います。

投稿 : 2021/03/15
閲覧 : 230
サンキュー:

6

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

傑作とは言い難いが

以前、アニメ関係の仕事をしていた時の話だが、湯浅政明さんはアニメーターとして業界の他の人とは一線を画した天才とみなされている。

恐らく、金田伊功さんの血脈なのかもしれないが、デッサンやパースの狂いなど一切気にせずに勢いや構図だけで見せる大胆な手法はほかの誰にも真似できないともっぱらの噂である。一目置かれる存在だということだ。

ほかのアニメーターがより現実的に、よりリアルを追いかけてレイアウトを描いたりCGを多用したりするのだが、湯浅政明は一切そんなことはせず、アニメをアニメらしくデフォルメに徹している希な監督である。

「四畳半神話大系」のスピンオフとしてまさかの劇場公開ということだが、「四畳半」とは違い、今回は唐突にお話が始まり終始ハイテンションで進んでいくのでややおいてけぼり感がある。

声優の演技も非常にうまいのだが、テンションが先走っているだけでテンポが保ててないように思えた。

しかし、後半に進むにつれて物語の着地の仕方と作画がさすが湯浅政明と言わんばかりに全開になるので、そこからの怒涛の展開は一度は見ておいたほうが良い。

なんでも来月ももう一本映画が公開するとかで、このペースは前代未聞である。

天才たる所以はそういったところから発揮しているのだろう。

投稿 : 2020/10/30
閲覧 : 726
サンキュー:

20

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人の縁とは奇遇か、はたまた必然か

森見登美彦×湯浅政明のタッグ再び。
2017年に放映されたアニメーション映画で、『四畳半神話大系』の制作メンバーが再結集して作られました。
ちなみに四畳半の劇中で何気に今作が出てきてたりするので興味のある方はご確認ください。

やはり前作同様森見登美彦の描く独特の世界観を、これまた湯浅監督の独特の感性で描いております。しかし前作以上にエンタメ性も全面に押し出され、エンターテインメントな映像作品として一級品な仕上がりに。

本作が描くは人の縁。
皆さんは「六次の隔たり」という言葉をご存知でしょうか?全ての人や物事は6ステップ以内で繋がっていて、仲介人に5人も挟めば世界中の誰とでも間接的な知り合いになりえるという仮説です。実際にはそこまで広い範囲までは難しいでしょうが、日本国内においてはいくつかのバラエティ番組でも実施されており、4~7人程度でたどり着く例を私も複数目にしました。
一見世の中の大半の人々は自分には無関係なように思えるのですが、しかしながら世界というのは広いようで案外狭いもので、自分からわずか数人を辿っただけで巡り合えるような関係だったりするようですね。

そこで浮かび上がるのは、人との出会いをどう捉えるかということです。これだけ広い世界で巡り合えたことは偶然?はたまた6人辿れば誰とでも繋がれる世界であるのだから必然?人によって色々な考えが夢想出来てしまいますね。
今作はそんな人と人との繋がる様子を面白おかしく描いてくれていた作品だったように思います。

個人的には花澤香菜さん演じる黒髪の乙女のキャラクターがすごく好きです。真っ直ぐで天然で、見ていて非常に愉快でした。

しかしやはり京都はこうして傍から見ると惹かれるものが多分にありますねー。住んでる時は全然気付かなかったのに。また機会があれば足を運びたいものですね。

投稿 : 2020/10/30
閲覧 : 316
サンキュー:

22

レイン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

センスが無い。

原作未読。
四畳半神話大系が面白かったので期待して視聴。

始まりは面白そうと思ったがすぐにつまらなくなってくる。
ミュージカル調になったりしてるけど演出全体にセンスが無いなぁと感じる。

作画もあまり良くなかった。
最初と最後の作画は良かったので途中の作画が
イマイチなのは単に手抜きか下手だったって事なのかな。

声優は合っていたと思う。

登場人物に魅力的な感じがしなかった。

音楽は記憶に残らないレベルでした。

もう少し面白い話にして欲しかった。
残念。

投稿 : 2020/10/24
閲覧 : 258
サンキュー:

1

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

初湯浅作品はこれで御座いました

森見登美彦って誰? そこからスタートです。


『映像研には手を出すな!』を放送するNHKでの畳みかけかなにか。湯浅正明監督の過去作品『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』を正月二本立てで地上波放送です。

昨年今頃は今敏作品にずっぷりだった私。ちょうど一年前にこの道を通った夜。今年は湯浅監督です。
お薦めいただく『ピンポン』『四畳半神話大系』はまだだったりします。つまり本作が初湯浅作品。


タイトルから想像するに

「命短し 恋せよ乙女」
「書を捨てよ 町へ出よう」

あたりの大正期ないし昭和初期の浪漫な匂いがします。
それは遠からず近からず。雰囲気重視な作風に思えました。

星野源さん演じる冴えない大学生。“黒髪の乙女”との偶然の出会いを装うことウン十回かウン百回。いつか添い遂げるその日まで。
そういえばずっと夜の出来事でした。夢か現か大学生の妄想か。ファンタジーな演出と現実っぽいのが入り乱れ、場面も良く変わる。足元ではあまり見たことのない独特な映像。

わたし混乱しとります。例えるならこんな感じ↓

・お作法知らずに吉本の新喜劇を鑑賞する
・とりあえずの現代アート美術館で途方に暮れる
・ストーリー求める心持ちでインド映画観てしまう

心のコンディションで受け取り様が変わってきますね、こりゃ。
正直よくわからなかったしつまらなかったです。実際よりも長く感じる不毛な時間。


第20回山本周五郎賞受賞作品。第137回直木賞候補。2007年本屋大賞第2位。
これ原作の受賞歴。そしてアニメーションもいろいろ賞を獲っております。

勲章がっつりぶら下げた制服を着た軍人さん目の前にしても、魅力を感じないといいますか。
どういう態度を取ったらいいか困る感じに似てます。実際そんな場面人生でなかったけど。。。


思うに、活字が合うのだろうなというのは伝わってきます。夢か現か妄想かの幻惑は活字で読者の想像を掻き立てるのに具合が良さそうな仕様。原作を読んで想像したとことの答え合わせが面白そうです。
メタもふんだんにありそうでしたしきちんと鑑賞すればってとこでしょうか。偽電気ブランばりのアルコール飲みながら鑑賞した自分が悪いのさw



■李白風邪か~

{netabare}李白といえば杜甫ですね。
なるほど、杜甫=徒歩の言葉遊びでしょうか。よって黒髪の乙女は夜通し歩く。なんちゃって。{/netabare}



偽電気ブランにはそそられる。それだけ。



視聴時期:2020年2月 

-------


2020.02.21 初稿
2020.09.19 修正

投稿 : 2020/09/19
閲覧 : 742
サンキュー:

46

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

湯浅政明監督が醸し出す不思議で魅力的な世界

京都府の木屋町の料理店から始まって春の先斗町,
夏の古本市,秋の学園祭,そして冬が訪れて…

とコロコロと場面が変わりますが,
奇想天外のようで支離滅裂ではなく

奇々怪々にして話の筋は黒髪の乙女を通じて
一本通っているというお話です。

黒髪の乙女は好奇心旺盛で奔放かつ酒豪だったり
ゲリラ演劇「偏屈王」のヒロインをすすんで引き受けたり
と「天然で快活な性格」です。

結局は,先輩と呼ばれる大学生が黒髪の乙女と仲良くなるまでの一夜を
描いているのですが,若い者と年寄りでは時間の感覚が違い

黒髪の乙女にとっては春夏秋冬も一夜の出来事であったらしいです。

李白という謎の富豪老人。

樋口 清太郎は『四畳半神話大系』にも登場している謎の大学8回生。

古本市の神様も『四畳半神話大系』では小津役として出ています。

学園祭事務局長,女装趣味のある学園祭のまとめ役兼引っ掻き回し屋。

パンツ総番長,運命の恋を信じるほどのロマンチスト,
でも願いが叶うまでパンツを履き替えない変人。

などの出演者も筋金入りの奇人変人の集まりですが,
それらが一夜に巻き起こす大騒動劇です。
,湯浅政明監督が醸し出す不思議で魅力的な世界
が理解できないと・・・,しかし,

理解というより同化し,感情移入というより
浸って沈んでしまわないと楽しめない作品かもしれません。

黒髪の乙女の探す絵本「ラ・タ・タ・タム」を李白から,もらい受ける
ため,火を吐くほどの辛い鍋を競争で食べて先輩が勝ち取るところは健気
だなあと思いました。

京都の町に風邪が大流行して「こうして出逢ったのも、何かのご縁」
とばかりに嵐に逆らいながらも黒髪の乙女が風邪をひいた先輩の下宿に
向かう姿も健気でした。

一方先輩も黒髪の乙女がなぜか来るのを察知して
夢の中であれやこれやと葛藤するシーンが湯浅政明監督
独特の表現方法だと思い笑えました。

『四畳半神話大系』もそうですが,京都大学?界隈と京都の風情が
良くマッチしていてこれも一種の傑作だなあという感想を持ちました。

投稿 : 2020/07/27
閲覧 : 228
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5

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

イロモノ。

【概要】

アニメーション制作:サイエンスSARU
2017年4月7日に公開された劇場アニメ。
原作は、森見登美彦による小説。
監督は、湯浅政明。

【あらすじ】

京都にある某国立大学(某の意味がない)に通う学生「先輩」は、
同じクラブの後輩である「黒髪の乙女」に恋していた。
彼女とお近づきになるために偶然を装い、
「ナカメ作戦(なるべく彼女の目に止まる作戦)」を実行し、
自然な形で外堀を埋めて、ゆくゆくは恋人になろうと、
日々彼女に接触しては挨拶を繰り返していた。

一方で「黒髪の乙女」は、「先輩」の行為をストーカーだと全く認識せずに、
裏表なく接してくれる、とても良い子なのだが、
「先輩」の気持ちに全く気づいてくれない。

この作品は、そんなふたりのそれぞれの視点から進行する、
京都の長い一夜の不思議な物語である。

【感想】

『四畳半神話大系』と同じ世界線の物語なのかな?
んで、多分あっちのアニメの視聴者を随分と意識したファンサービス的な作りで、
原作との変更点がいろいろありますね。

原作小説と、琴音らんまる氏による漫画版を踏まえて視聴してみると、
未読の場合と比較してイメージが変わるかと。
こっちはあくまでも湯浅監督の解釈で調理されたクセの強い映像作品。

同じ森見氏原作の『ペンギン・ハイウェイ』が映像のアプローチが違っていて、
全く違ったイメージなのも考えると、これは森見作品というよりも、
湯浅ワールドの映像表現を楽しむ作品なんだなと思えてきますね。

原作では春夏秋冬の四つのエピソードがアニメでは何故か一晩の物語にすべて押し込められて、
無理があったり、他にはキャラの性格や設定のアレンジが多めであったりする。

それは、原作では言葉を交わさずとも「黒髪の乙女」に安心感と心地よさを与えてくれた、
漫画版では笑顔が素敵で仙人を彷彿させる李白翁が、アニメでは、常に人生に絶望していて厭世的。
容姿も大人(たいじん)の器に見えず、原作などと比較すると格落ちな存在になっている。
原作や漫画では見目麗しい少年という設定の“古本市の神”が何故か、
アニメ版『四畳半神話大系』の小津そっくりなブサイクなキャラに変更されていたりと、
原作の文章にあるキャラの魅力を映像で表現しようという意欲が皆無で、
監督が得意とするアニメ芸を見せるのに最適化されたマイワールドの住人に変換されている。
諸々の敢えて変えてある部分を踏まえた上で、その違いを楽しむことができなければ、
色々文句が出てくる内容だと思います。

なかでも、個人的には一番良くないと思ったのは、『ご都合主義者かく語りき』の章の改変。
それは、大学祭での一組の男女の一年越しの純愛のエピソードであったのですが、
とある男の原作での恋の対象である須田紀子さんが登場せずに、
コメディタッチのミュージカル&ホモホモしい展開に差し替えられおり、
オチとして別キャラに紀子さんの名前が与えられて話が大きく変わっていることに。
男と紀子さん。この、ふたりの純粋なラブロマンスが物語に与える影響。
男が紀子さんに一目惚れしているのと同じように、紀子さんの男に抱く熱い情熱に感化されることで、
「黒髪の乙女」が、生まれてはじめて恋愛に興味を持ち、のちの展開につながるのですが、
その重要な部分が丸ごと無くなっていたりと原作の物語上で意味があるエッセンスを捨ててまで、
奇抜さとウケ狙いに走りすぎているのが滑っています。

と、こんなふうにアニメを作った人たちは、物語を構成する心理要素に無頓着ではないでしょうか?

恋愛モノとして楽しむには、アニメではギャグとか色物方面にアレンジや演出が偏りすぎていて、
それが物語の雑音になっていて、何故あの登場人物はこう思ってこうしたか?などの、
原作の物語を大事にしてほしいと思う自分にとっては、これも原作からのアレンジが入ってますが、
シンプルに「黒髪の乙女」の心理を拾っている漫画版のほうがしっくり来る内容です。

比べると、こっちはジョニーなど『四畳半神話大系』のネタ的な部分を流用したり、
鼻水やゲロまみれでばばっちく、お遊びの演出部分がくどく過剰装飾になっていて、
物語を補完するため演出ではなくて、演出を見せる素材として原作を利用しているという。
主従関係の逆転状態で作品全体を塗りつぶしている状態であり、
原作の文脈から拾われるべきキャラの内面の微妙さの扱われ方が丁寧ではない。

結局は万事、原作の魅力を映像として昇華することを目的として作られていなく、
湯浅監督のアーティスティックな演出を楽しみたいファン向けという性格が強い作品で、
素直に楽しみにくい。ハッキリ言うと原作のほうが面白かったですね。

いっそのこと『ペンギン・ハイウェイ』のスタッフで湯浅バイアスを取り除いた演出で、
瑞々しさを強調された恋愛ものとして見てみたい作品であると個人的には思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/05/25
閲覧 : 409
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41

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2020.4.23

2020.4.23

投稿 : 2020/04/23
閲覧 : 237
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0

ネタバレ

ろだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

思った以上に期待以上。
原作を読んだときの気持ち良さをそのまま感じることができた。

2020.02.25

投稿 : 2020/02/25
閲覧 : 199
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1

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

森見・湯浅タッグ再び

 原作は未読だが、原作者の森見 登美彦氏の作品は幾つか読了。
 原作者が同じで、アニメ制作スタッフが被っていることもあって、出だしから
「四畳半神話大系」と似た雰囲気を感じていたが、話が進むにつれ「四畳半神話大系」のキャラが
登場してびっくり。どうやら同じ世界観を共有しているみたい。
 更にキャラこそ登場しないものの偽電気ブランや三階建電車など「有頂天家族」とも同じ世界観
なのか?と思わせてしまう。こうなると樋口 清太郎が天狗を自称していたが、本当に
天狗なんじゃないか?と思ったり。
 作品は別でも同じ世界観を持たせる作家さんがいるが、森見氏も森見ユニバース的世界観の中に
作品を展開させるタイプなのかな?。

 展開的には青春らしさを感じさせる賑々しくも馬鹿馬鹿しい一夜を描いたもので、中身こそ
ハチャメチャで非現実なものだが、ノリ自体は青春時代を過ごした人は結構共感できるもの
なんじゃないかと。
 こういったスラップスティックコメディ感は原作の森見氏の小説からして感じられるものだが、そ
れに湯浅 政明監督のポップ感が加わって、「四畳半神話大系」と同じく、より楽しさが
溢れるものに仕上がっている印象。
 特に中盤の学園祭でのミュージカル展開などは、音が付いて絵が動くアニメならではの魅力に
溢れたもの。
 原作では1年に渡る物語を、アニメでは一夜の出来事にまとめたものらしいが、印象としては青春時代そのものを一夜に凝縮したようなイメージ。
 青春時代の一夜における様々な出会い、馬鹿騒ぎなどを描いた点で、ジョージ・ルーカス監督の
「アメリカン・グラフィティ」に似たようなものを感じてしまった。

 キャストは声優と非声優の混成で、劇場公開作品ではよくあるパターン。
 こういったキャスティングは非声優の演技が浮き上がって見えてしまうことがよくあるが、
本作ではロバートの秋山 竜次氏がうまく溶け込んでいた印象があった。
 私感だが、非声優の中でもテレビドラマや映画だけでなく、舞台経験者は割とアニメのアフレコに
親和性がある印象がある。
 カメラのアップがない舞台の場合、客席に演技を届けるためにメリハリのあるデフォルメ的演技に
なる傾向があるが、これがアニメのアフレコに向いているんじゃないかと。
 そういう点ではコントも一種の舞台劇ということで親和性があったのかな?。

2020/02/23

投稿 : 2020/02/23
閲覧 : 292
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4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 1.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

はぁーーーーーーーーーーつまらん

アジカンのために見に来たけどこれはつまらん。

投稿 : 2020/02/06
閲覧 : 219

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これもまた湯浅政明監督作品として楽しめた作品。

四畳半神話大系を観終わりこれも湯浅政明監督作品として長編アニメ映画として視聴してみたいと思ったので視聴した作品です。

お話としては主人公である先輩と先輩♂が思いを寄せる後輩の黒髪の乙女の2人の視点で話が進んでいきます。
そして先輩は後輩である黒髪の乙女がある絵本を欲しがっていることを知って、それを手に入れるために奔走するという内容です。
舞台の時間軸としては本斗町・古本市・学園祭の3つの場所での一晩の出来事となっています。
キャラも「四畳半神話大系」と同様濃いキャラ達で先輩を始め樋口師匠や羽貫さん、古本市の神さま、李白、パンツ総番長、学園祭総局長など魅力あふれるキャラが勢揃いです。
主題歌のアジカンの「荒野をあるけ」の他にも作中出てくる曲もインパクト大の曲ばかりです。

投稿 : 2020/01/03
閲覧 : 303
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20

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

命短し 恋せよ 男子も。

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
原作組なので、チト辛めの評価です。

非常に不思議な映画。映画単独で内容を理解するのは難し、、、いや、ほぼ無理なんじゃないかと思います。

アニメーションとして本作を観たとき、他にはない独特の映像表現が観られますから、アニメ好きなら観ても損はないでしょう(第41回オタワ国際アニメーションフェスティバル長編部門グランプリ、第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞)。

ただ、もし映画を観て、ちょっとでも興味をもった方は、是非、原作を読んでほしいとおもいます。

第20回山本周五郎賞受賞作品。第137回直木賞候補、2007年本屋大賞第2位。2017年2月時点で累計売上130万部を超えるベストセラーとなっている(Wiki参照)のは、伊達じゃないということが分かります。

映画がかなり原作改編しているので、ある意味、映画を観てても関係なく、原作を楽しめると思います。

個人的には、映画版は☆3.5。原作は☆5です。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
細かな点での、改編の文句は勿論あります。(李白がショボすぎるとか、実行委員長の女装ピックアップとか)言い出したらキリがないのですが、一番を挙げるなら、文化祭編。パンツ番長と紀子さんのエピソード改編は酷すぎる。

原作では、紀子さんは紀子さんで、象の尻を展示するというエキセントリックな方法で、パンツ番長を探しています。そんな紀子さんを手助けするのが、「黒髪の乙女」です。そして、同じような廻り合わせの中で、パンツ番長の願いを叶えようと奮闘するのが、「先輩」。本作は、語り手がコロコロ変わるのが特徴の小説で、「黒髪の乙女」と「先輩」が微妙に繋がりながら、絶妙にすれ違いながらストーリーが進んでいくのが楽しいのですが、この学園祭編は、まさに真骨頂という感じ。最終的に、パンツ番長の願いを叶えるために必死になる先輩を見て、初めて「恋」の兆しを感じる「黒髪の乙女」。もの凄く大事なところなのに、映画では、「先輩」が「パンツ番長の恋より、自らの願いを優先している」ように見え、なぜあれで「黒髪の乙女」が惚れるかが謎です(抱き締められたからって、そんなバカな。確かに、原作でもそうだけど、抱き締めるまでの過程が違いすぎるでしょ)。

とまあ、予定より長く書いてしまいましたが(笑)、実は、そんなのは些事です。

一番大事なことは、監督が、この原作の「一番の旨味」を勘違いしていること。

本映画の独特の映像表現は、原作者「森見登美彦」さんの独特の文体を表現したものでしょう。夢と現実の境目が曖昧で、どこか酒に酔っているような、自分に酔っているような、古めかしくも新しい、軽妙な文体。いわば、「森見節」を表現するものとして、この映像表現は、非常に素晴らしい。その点に関しては、何の文句もない。

でも、本作に限って言えば、作品の一番の旨味(魅力)は、「キャラクターの良さ」なんですよ。

(奇しくも、入賞歴引用するためにWikiを開いたら載っていたけど)山本周五郎賞の選考委員だった重松清は、同賞の授賞理由として著者が黒髪の乙女の「一人称の「天然」を描ききった」ことを理由に挙げている。

とあるように(流石、重松さん♪)、とにもかくにも、黒髪の乙女の魅力なんです。

原作の彼女は、もっとつかみどころがなくて、可憐で、軽やかで、芯が強くて。天然ですけどバカじゃない。いや、高いレベルのバカではあるんですが、とにかくもっと、可愛いんです。

変態親父におっぱいを触られても、友達パンチ1発で終わらせ、鯉のリュックをワクワクして背負い、ご飯主義者とパン食連合の討論会で、「ビスコを食べれば良いのです!」と宣言し、りんご飴をチロチロ食べながら夜の町をトテトテ歩くような、不思議な可愛さなのです。

勿論、対となる先輩も、不器用ながら一途で、素敵な人です。

もし、この原作を映像化するなら、森見さんの文体の不思議さを表現するよりも、ヒロインの魅力をちゃんと表現し、主人公との恋愛を丁寧に描写した方が良かったとおもいます。スタート地点を間違え、ずっとボタンをかけ違え続けた映画化に感じました。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/03
閲覧 : 459
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22

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

難しかったので、また、ゆっくり視聴したいと思います。

四畳半神話大系を視聴し、興味があったので視聴しました。
同作と同じ世界観のファンタジーというか、芸術作品のような作品です。
映像に圧倒されながら、ちょっと、世界観とかが難しく感じました。
エンドロールの声優の名前で驚きました。

もしかしたら、原作を読んだ後の方が楽しめるのかもしれませんね。
機会があったら、原作を読んだ後、ゆっくり視聴したいと思います。

投稿 : 2019/10/17
閲覧 : 326
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10

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fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難解、そのわからないが心地良いのかも

中村佑介さんの絵は好きなので観る
中村さんのキャラだけでなく、絵の背景の世界観もそのままアニメにしてるのが素晴らしい
しかし話がテンポよすぎてかつわかりやすさを考えてなくて???となるが
それがまたみているうちに何か面白くなってくる
人はわかりやすいものばかりもとめ、飽きると難解なものを求めるものだと、どこぞの作家さんが言うような感じなのかもw
順番逆ですが面白かったので四畳半観たらさらに不思議ワールド加速でしたw

関係ないですがちょうどパンティアンドストッキングとスペースダンディも見返してたので
古本市の神?四畳半では小津の吉野裕行さんの声がやばいーと好きになりました

星野源もはまってましたね
ロバートの秋山お笑いでは好きじゃないけどここでははまり役

いやぁヒトにすすめても面白くないと言われるかもな作品
でも好きだなぁ

余談
夜は短し歩けよ乙女はゴンドラの唄の歌詞からの変換かな?
ゴンドラの唄の印象的な黒澤明監督の『生きる』もまた名作

投稿 : 2019/08/23
閲覧 : 266
サンキュー:

3

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これも何かのご縁!朝を迎えましょう

視聴理由 湯浅監督

視聴前 どんな内容だろぅ

視聴後 これは原作もこんな感じなのだろうか

この話は本来は短い(はずの)長い(そう感じる)夜の話
ジャンルはお酒・恋愛
夜というのは暗喩なのでは、と私は考えている。夜というのは「朝」の前にある段階。今回のラストは「朝」です。オチまでの経緯を夜と捉えるとあの長すぎる夜の説明に納得がいきます。そして夜とい物は人生で何度も経験します。そして、私達はあたり前のように眠ったりしています。その当たり前に過ぎていく人生の経験として今回のオチがあるように感じました。
さらに湯浅監督特有のあの不思議な作画はこの不思議な作品にはピッタリな気がしました。本当に湯浅監督が原作者じゃないの?

テーマとしては面白いかもしれませんが、漠然としたものしかわかりません。「なんかよくわからない」といった感想が目立つと思います。まぁ私も思ったのですが...

作画は湯浅監督の特徴ある絵です。なにか癖になりそうですね
主題歌はASIAN KUNG-FU GENERATIONさんの「荒野を歩け」
声優さんは豪華。主人公の星野源さんは微妙だったけど、ほかの人があってたから4.0かな

総評 まぁ湯浅監督を知るのには良い気がする。その程度。テーマとしては良いんだけどね

投稿 : 2019/08/23
閲覧 : 299
サンキュー:

8

ヴァッハ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

絵本や戯曲を見ている気分でした。

不思議と頭がホワっとする作品。
今作は否応無く御都合主義なのです。究極的な御都合主義故に全てが繋がっており面白い。

先輩は利己的で浅いが、この世界にアンチとして存在しているようにも見える。でも作品に倣ったテンションや受け入れる姿勢が見られるので、やはりこの世界の住人なのだなぁと。

対して黒髪の乙女は積極的で、前向きで、見ていて楽しい気持ちになります。知らない世界が詰まっています。


時折挟まれる野次等、刹那的な笑いも挿入されていて、映像作品として優秀だと思います。取り分け演出面が。

こう書くと、どこか今敏作品っぽいと感じられるかもしれませんが、共通する点はいくつかあれど、やはり異なる雰囲気を持っています。

ナンセンスのようでしっかり流れや意味がある。不思議な映画でした。

投稿 : 2019/08/21
閲覧 : 274
サンキュー:

2

ネタバレ

緑のラン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大昔の大学の屁理屈と詭弁の雰囲気を持った作品

 夜は短し歩けよ乙女は、四畳半神話大系と同じ原作。この原作者が好きな人なら楽しめるしダメな人は全く判らないし受け付けないのでしょう。

 この作品は、ある男が天真爛漫な後輩女性に恋をした事でドミノ倒しの様に次々にトラブルが連鎖して起こっていく一夜の物語。そのトラブルの中で体験する物は40~50年前の大学風景。これを楽しいと感じる人は、その世代の人や逆に全く現在と違う体験を楽しむ人でしょうね。学生闘争時代の単純なご都合主義な思考パターンが全てにまかり通る、学生の中の本能と理不尽と屁理屈がそのまんま現実化した世界。それがこの作品。

主人公の先輩が風邪を引いて布団の中で見た詩が竹久夢二。これがとても印象に残りました。これを見て尚更に、大昔の学生達に思いはせる、そんな映画。

人をまつ身はつらいもの
またれてあるはなほつらし
されどまたれもまちもせず
ひとりある身はなんとせう
by 竹久夢二

投稿 : 2019/07/03
閲覧 : 303
サンキュー:

2

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ルート2

本作品を感覚的に詩にしてみました。

{netabare}一夜人世に人見頃
四条木屋町先斗町
京の都を丁々発止
酒とパンツと男と女

人の恋路を邪魔するものは
馬に蹴られてなんとやら
たった一夜の物語
黒髪女の生きる道

如何なる嵐が来ようとも
林檎の雨が降ろうとも
すべてに意味があることよ
収まる所に収まった{/netabare}

このアニメ、個性の強い人々がテンポよく逝っちゃってるって印象。
ハチャメチャ感が半端ありません。
それに概念の闇鍋状態。
不可思議な既視感を感じます。

癖の強い作画、オーバーアクション、意表を突く演出。
そんなこんなに目が奪われるが、単に奪われるだけ。
ポカーンとしてしまって残るものがありません。
ミュージカル展開なんて、思いっきり浮いているような気がします。

これって、一夜の物語?
ひょっとして、一年を疑似的に一夜に縮めているのかもしれません。
なんて深読みかなあ。
とにもかくにもわかりません。

投稿 : 2019/06/01
閲覧 : 307
サンキュー:

13

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 1.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

面白さもありうんちくもある

 気になっていたアニメ映画です。声優さんたちに加え人気歌手やお笑いの方が声優をしていたので、どんな風な感じかなと期待してました。
 まずは、乙女さんが可愛らしくて素敵なキャラクターでした。何事にも真っすぐなところも若々しさを感じました。物語は面白さもありうんちく部分も少し大人な場面もと展開が様変わりして飽きませんでした。
 しかし、説明場面になると早口になっていたり青年さんだけが、可哀そうな場面が多々ありました。大人な場面を語るのが青年さん、純粋な乙女さん。青年さんがずる賢い、優しすぎるよ乙女さんとツッコミを入れたくなる箇所がありました。

投稿 : 2019/04/02
閲覧 : 327
サンキュー:

2

ネタバレ

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

よくわかんない

僕には早すぎるのかな?
理解できなかった。
湯浅 さんだけあるなぁ・・・

投稿 : 2019/03/29
閲覧 : 351
サンキュー:

1

daruma さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

四畳半を見直したくなった

 原作既読

 だいぶ前に原作を読んだときにはそこまでおもしろく感じませんでしたが、アニメではとても満足できました。

星野源やロバート秋山など芸能人枠が思ったよりもはまっていてよかったと思います。

四畳半神話大系の雰囲気がまた味わえてとても嬉しく思いました。森見登美彦作品の登場キャラクターや偽電気ブランなどが再登場していてにやけてしまいます笑。四畳半もテレビアニメでは長すぎたので、映画としてまとめ直して欲しいなと思いました。

全体的にミュージカル、幻想的な感じが強く感じたのでもうちょいサクサク進んで欲しいな〜と思いましたが、これもこの作品の見せ所の一つなのかなと..

ラストのアジカンが締めにベストマッチしていました。

投稿 : 2019/03/22
閲覧 : 286
サンキュー:

2

2010sw さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

飲んでばっかりじゃないかww

自分と同じだなー
飲んでばっかりww

幾度も体験したカオスな夜。
こんなにもの人と人とのつながりの中を
自分も歩きたかったな。
短い夜が終わる前に。

短い夜の彼女の長い旅は、
暖かな着地で終わった。

でも現実にはその”夜”は、
けっこう長い日々だったのかもしれない。

アートな映像と突き抜けた演出。
おすすめは既に夜を越えたオトナの
酒のつまみに良いのではないかな。

あと色使いとかパースとか・・
これは凄いなぁ・・・

投稿 : 2019/01/31
閲覧 : 271
サンキュー:

1

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夜は短し歩けよ乙女のストーリー・あらすじ

クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は今日も『なるべく彼女の目にとまる』ようナカメ作戦を実行する。
春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて…。
京都の街で、個性豊かな仲間達が次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、季節はどんどん過ぎてゆく。
外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いはどこへ向かうのか!?(アニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年4月7日
主題歌
ASIAN KUNG-FU GENERATION

声優・キャラクター

星野源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次、中井和哉、甲斐田裕子、吉野裕行、新妻聖子、諏訪部順一、悠木碧、檜山修之、山路和弘、麦人

スタッフ

原作:森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫刊)、キャラクター原案:中村佑介、 監督:湯浅政明、脚本:上田誠、音楽:大島ミチル

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