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「サクラクエスト(TVアニメ動画)」

総合得点
81.8
感想・評価
942
棚に入れた
4291
ランキング
395
★★★★☆ 3.6 (942)
物語
3.5
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.5
キャラ
3.6

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☆の総合評価
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サクラクエストの感想・評価はどうでしたか?

ストックトン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

お仕事系のアニメだけど、すごく現実的で面白かった。
地域の問題とか個人的な部分の悩みとかすごくリアルな
部分が描かれててよかったと思う。

投稿 : 2019/04/15
閲覧 : 273
サンキュー:

5

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もっと評価してほしい。

端的に言うと、地方創生、地域振興。PAWorksの本社は富山にあるから、舞台は富山のようだ。南砺市かな?
実際はこの作品のように上手くはいかないし、どこの自治体も人口減少を食い止めて、移住者を増やすための苦労は多いだろう。でも、この作品のように若い女性5人が市政だったり、町政だったりに参加してアイデアを出すだけで結構、効果はあるかもしれない。田舎に行くほど政治とか行政はおじさんばかり。これじゃ変わらない。そこへのヒントがこのアニメの中にはあるかもしれないと感じさせてくれた。
ネットが発達した現代では都会に住まなければ何もできないというわけではない。地方では高齢化問題への対策が急務だし、交通の便も悪いが、人酔いすることはないし、家賃とか土地代も安い。自分が田舎者だからだろうけど、いまいち都会に住むメリットを理解できない。しっかりと目的意識を持って住むなら何でも手に入れやすい環境の都会は良いだろうが、憧れだけでは主人公の木春由乃みたいに都会においてだけだが、陳腐な存在に。都会でおばさんになっても、田舎でおばさんになっても、大差はない。

5人は役割分担ができている?ようでITを駆使したり、お芝居を初めてみたりと町おこしに貢献している。リアルでも若い女性が地方で行政に携わることができる環境ができれば、もとい興味を持ってくれれば、地方創生を促進するきっかけになるかもしれない。

この作品の評価がお仕事シリーズの中では低いけど、自分は興味を持って見てたから面白いと感じた。

OP
Morning Glory 歌 (K)NoW_NAME:NIKIIE
Lupinus 歌 (K)NoW_NAME:Ayaka Tachibana
ED
Freesia 歌 (K)NoW_NAME:Ayaka Tachibana
Baby's Breath 歌 (K)NoW_NAME:NIKIIE
挿入歌
はじまりはいつもミステイク 歌 椿由乃[(K)NoW_NAME:eNu]
thyme 歌 (K)NoW_NAME:NIKIIE
龍の唄 歌 織部凛々子(田中ちえ美)
Alcedo Atthis 歌 Ptolemaios[(K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki]
gravity 歌 Ptolemaios[(K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki]
Ptolemaic system 歌 Ptolemaios[(K)NoW_NAME:Makoto Miyazaki]
薔薇が咲きやがった 歌 門田丑松(江口拓也‎)& 織部千登勢(日笠陽子‎)
瑞池祭「龍の唄」演劇 -急- 歌 織部凛々子(田中ちえ美)

作中の音楽は全て(K)NoW_NAMEが手掛けている。使われた歌の数も中々多い。Ayaka Tachibanaの歌声は結構好きだったので、また、どこかで彼女の歌声を聴けたらいいなあ。


主人公、木春由乃は、田舎から上京し短大の卒業を間近に控えた、いわゆる普通の20歳の女の子。東京には何でもあって、きっと特別な何かになれるのではないかと夢みて、30社以上の面接を受けるも、未だに内定はない。銀行の残高は980円。このままでは、田舎帰って普通のおばさんになってしまう・・・と葛藤していたそんなある日、以前、一度だけ働いたことがある派遣事務所から、「地域の町おこしの一環で国王をやってほしい」との依頼がある。実際は{netabare} ベテラン女優の椿由乃と間違えられただけだが。{/netabare}よくわからないが軽い気持ちで依頼先の間野山市に向かうことにした。一時的に日本中でブームになるも、バブル崩壊に合わせて今ではほとんど見ることの無くなったミニ独立国。間野山市は、今なおミニ独立国を続けている、廃れた残念観光地だった。そんなこんなで、由乃の”普通じゃない”お仕事生活がはじまった。

アマゾンプライムから引用のあらすじ。サンダルさん風のあらすじ。
1. 魔の山へ
あるところにチュパカブラ王国という名前の小さな王国がありました。昔は栄えていたというその国も、 今ではすっかり寂れてしまっていました。そこへ都会から少女がやってきました。先代の国王の命令により少女は寂れてしまった王国を救うため、新しい国王になることになりました。少女は国王として、一年間頑張ることになりました。一日と勘違いしていた 国王は逃げ出しました。でも、逃げられませんでした。

2. 集いし五人の勇者たち
逃げられなかった国王に与えられた最初の試練。それは饅頭1000箱を1週間で売り切ること。あの手この手で頑張りますが、結局ほとんど売れませんでした。国王の最初の試練は失敗に終わりました。でも饅頭は美味しかったのです。

3. マンドレイクの叫び
試練に失敗した国王は、半信半疑で1年間国王を頑張ることになりました。今日の仕事は、間野山のぬるキャラ、チュパカブラくんをテレビでアピールすることです。でも国王になったばかりなので、上手に話すことができませんでした。国王は反省しました。そして、町の人たちに色々聞いてみることにしたのです。ぬるキャラ選手権地方大会の当日、チュパカブラくんの頭がありません。色々あって、国王は怒りました。すっきりした国王は改めて4人の仲間と一緒に1年間頑張ると決心したのでした。

4. 孤高のアルケミスト
仲間になったIT大臣が国王と同じ家に住むことになりました。みんなで引っ越しの手伝いをしている時、とても素晴らしい欄間を見た国王は、彫刻を王国の繁栄に活かせないかと言い出しました。IT大臣が最先端の技術と伝統工芸を融合する案を思いつきました。でも、やってみたら伝統を馬鹿にしてるのかと、色んな人に怒られました。IT大臣は謝りに行きますが、都会から逃げてきたことを指摘され、図星だなと思い、中途半端にかかわるのは駄目だなとも思い、落ち込み、やめてしまいました。国王は悲しみました。

5. ユグドラシエルの芽生え
悲しんでいるわけにはいかないと、国王たちは彫刻の歴史を勉強しました。勉強した結果、国王は彫刻を使った巨大建造物を作るのはどうかと思いつきました。たくさんのお金を集めるために、とある画家に建造物の絵を描いてもらうようにお願いしました。国王は落ち込んでいたIT大臣を励まして、再び仲間になってもらいました。元気になったIT大臣が、国王の思いつきを良い感じに修正することになりました。駅を彫刻で立派な建造物にすることになって、怒っていた人たちも協力してくれることになりました。駅は町の玄関です。電車に飛びのっても、そんなに簡単に靴は脱げません。

6. 田園のマスカレード
国王のところに、間野山をロケ地に映画を撮りたいという依頼がきました。間野山を知ってもらうチャンスです。やってきたロケ隊と一緒に撮影場所をまわる国王たちでしたが、いつの間にか台本が変わっていました。人情モノだった作品がいつの間にかホラーモノになっていました。ドンドンわがままな監督に振り回されてしまいます。その他にも行き当たりばったりなことが次々と起こります。ドタキャンしてしまった女優の代わりを、ちょうど良いと合点大臣にお願いしたら、なぜか逆に怒られました。IT大臣は合点大臣に「みっともない」と言って去って行きました。ヒロインの娘が個人的にはとってもタイプです。

7. 煉獄の館
映画の撮影はトラブルが続きます。綱渡りながらも国王たちは乗り越えていきます。そんな中、撮影に使う空家の持ち主となかなか連絡取れません。国王が持ち主に電話をしてみると、OKの返事はしていると言われました。連絡を任せていた仲間は嘘をついていたのです。でもその家は、仲間にとって思い出がたくさん詰まった大事な家でした。そのことで国王は、仲間とケンカをしてしまいました。そしてガテン大臣は燃えている家に飛び込んだのです。でも、夏の虫ではありません。スッキリしたそうです。国王の粋なはからいもあり、みんな仲良くなりました。

8. 妖精のレシピ
チュパカブラ王国の限定メニューを作るために、C級グルメの発表会をしようとしていました。自分たちだけで考えていても、良いアイディアが出ないということで、フレンチの修行から帰ってきた熊野さんに色々教えてもらいました。準備を進めていたら、商店会の会長に怒られました。商店会がやろうとしていた納涼会と同じ日に発表会をやることになっていたのです。国王たちは謝りました。でも許してもらえません。責任をとって発表会をやめる決断をしようとした国王でしたが、仲間の一人が代わりに発表会を仕切り、みんなが幸せになるアイディアを出しますと言い出しました。彼女は国王を必死に守ったのです。

9. 淑女の天秤
国王を守った彼女は、まだ震えています。必死でした。アンジェリカさんのお店で、食事をしていた時に、この国の人たちみんながそうめんを食べていました。故郷の味だったのです。色々と考えた結果、参加型の「大そうめん博」を思いつき、地元の物産展も同時に開催することで、商店会の会長からもOKも出ました。人が来るのか心配で心配でしたが、「間野山大そうめん博」にはたくさんの人が来て、国王は「流されそうめん」されていました。とても楽しそうでした。彼女は国王からとりもち大臣の役職を任命されましたが、すぐに辞任しました。本音を言い合える仲間っていいですね。

10. ドラゴンの逆鱗
国王のところに、青年会のひとたちからお願いがありました。都会の女のひとが、この国の男のひとと結婚してくれるようなツアーを考えて欲しいと言うのです。国王たちは色々な案を考えて、メインイベントとしてこの国に伝わる間野山踊りをやろうということになりました。でも、UMA大臣はその踊りを踊りたくないのです。みんなと違う感性をもっているUMA大臣は、ずっとそのことを悩んでいました。無理はしなくていいよと仲間たちはフォローします。ツアーは、なんだかんだ順調に進み、国王たちが間野山踊りを披露することになります。UMA大臣は遠くから見ていることしかできません。ふと気づくと、UMA大臣の姿がありません。外は、たくさんの雨が降ってきました。

11. 忘却のレクイエム
UMA大臣は、帰り道、雨に濡れて風邪をひいてしまいました。龍の伝説にシンパシーを感じたUMA大臣は、風邪の身体をおして間野山踊りの言い伝えを調べることにしました。調べると、悲しい言い伝えとは別の解釈と、龍の魂に捧げる鎮魂歌が存在していたことがわかりました。勇気を出して、他のひとたちにそのことを伝えようとしましたが、怖がってしまい聞いてもらえませんでした。悲しくなったUMA大臣は、勢い余って国王にひどいことを言ってしまいます。でも国王は、すべてを受け入れ、励ましました。国王に勇気をもらったUMA大臣は頑張って、蛍が綺麗な池の畔で「龍の唄」を歌いました。みんな良い笑顔になりました。

12. 夜明けのギルド
国王たちは、チュパカブラ王国ができてから20周年の建国祭を計画していました。 前国王が突然TV局のひとたちを連れてきました。国王たちのことを密着取材したいと言ってきたのです。取材をされながら準備をしていく国王たちですが、メインのクイズ大会の予算が全然足りません。TV局のひとがロックバンドを呼んでくれることになって、国王たちは喜びました。イベントは大きくなり、人が沢山来るチャンスです。国王たちは、繰り返し間野山に観光客が来てもらうことが重要だと、商店会や街のひとたちを説得して、みんなで建国祭を盛り上げることになりました。建国祭の前の日の夜、たくさんのひとたちがテントを持ってやってきました。明日はすごいことになりそうです。

13. マリオネットの饗宴
建国祭の日になって、たくさんのひとたちがこの国にやってきました。商店街の出店も盛り上がっています。国王はメインのクイズ大会がいよいよ始まります。池向こうの特設ステージでは機材のトラブルでライブの開演が遅れてしまいました。なんとクイズ大会の開始時間とライブが被ってしまったのです。ライブに人が流れていってしまいますが、国王たちは頑張ってクイズ大会をやり遂げました。建国祭が終わり、TVの放送を見た国王たちはびっくりしました。この国に繰り返し観光客が来てくれるために頑張っていたのですが、建国祭の前と何も変わっていないのです。国王はショックを受けました。大きな荷物を持って駅行きのバスに乗りました。でもこの物語は続きますので、安心してください。

14. 国王の断罪
建国祭でたくさんショックを受けた国王でしたが、心機一転、夏休みということで自分の故郷に帰ってきました。IT大臣とガテン大臣は東京に行きました。前国王の命により、とりもち大臣とUMA大臣は、この国の宿泊施設不足の反省を踏まえ、民泊について調べていました。国王は久しぶりに地元のお祭に行きました。神輿を担ぐ人たちや、美しい街並み、祭を楽しむ人たちの笑顔がありました。いままで地元には何もないという理由で嫌いだった国王でしたが、改めて帰ってこられる場所、集まれる場所っていいなと思ったのでした。心を充電して、また頑張るのです。

15. 国王の帰還
国王と、大臣たちが帰還しました。チュパカブラ王宮がなんだか賑やかです。中で宴会をしている外国人や他の大臣たちを見つけました。外国人たちはクリプティッド12と言って、日本で唯一チュパカブラの目撃情報のあるこの国にしばらく泊まりたいと言いました。国王たちは、せっかくはるばる来てくれた外国人の方々の宿泊先を手配するため、空き家の家主と掛け合ったりします。そんな中、桜池の水を抜く池干しが70年ぶりに実施されることになりました。誰が言い出したわけでないのに自然と人が集まってきます。夜になり、誰かが池で溺れていました。それは前国王でした。寿司桶につかまって助かりました。

16. 湖上のアルルカン
国王たちは前国王が桜池で溺れたを理由を探ることにしました。若い頃の写真に一緒に写っていたドクなら何かを知っているかもしれません。ドクに話を聞いた国王たちは、前国王が桜池から引きあげようとしていたものや、50年前まではこの国にあった「みずち祭り」の存在を知りました。そして国王は、自分が見た地元の景色を思い出して、祭を復活させようと考えたのです。しかし、まず国王たちに与えられた試練は、祭りに受け継がれていた三種の祭具を見つけ出すことでした。信楽さんが初めてしゃべりました。

17. スフィンクスの戯れ
三種の祭具、「剣鉾・吊太鼓・黄金の龍」を探すことになった国王たちでしたが、50年も昔のものなのでなかなか見つかりません。そこで、何か手がかりが無いかと山奥の蕨矢集落に住む元大学教授の鈴原さんに会いに行くことにしました。集落の蔵のどこかにあるという噂を聞いた国王たちですが、蔵と言っても数が多くて大変です。そこでIT大臣は、お年寄りたちにタブレット端末の使い方を教えてSNSで呼びかけて探すことにしました。作戦は順調でした。ある日蕨矢集落の路線バスが廃止になることがきまり、鈴原教授をはじめとした老人たちは怒ってしまいます。老人たちは、チュパカブラ王国からの独立宣伝をし、在宅のままクーデターの映像を流します。画面の端をよく見たら国王が人質になっていました。

18. ミネルヴァの盃
国王が人質になりました。クーデターといっても実際は、ほぼ宴会でした。人は楽しそうなところに集まると教授は言います。国王を迎えにきたはずのガテン大臣も参加することになりました。蕨矢集落には間野山から沢山の差し入れが集まりました。鈴腹教授の本当の目的は、もうすぐ消えてしまうであろう集落の文化をデジタルアーカイブとして残しておきたかったことだったのです。老人たちもインターネットを使いこなせることになったことで、IT大臣と路線バスの運転手の高見沢が協力し、予約制のデマンドバスを考え、試験運行することになりました。集落のお年寄りたちも喜び、独立宣言を撤回したのです。こうして鈴原教授の試験に合格した国王たちは、教授が残したヒントから三種の祭具である「剣鉾」を探し出すことができたのでした。

19. 霧のフォークロア
年の瀬も迫ってきたある夜、「吊り太鼓」を探すため、廃校になった間野山第二中学校の廊下を歩く国王たちは、この国に伝わる都市伝説「血まみれサンタ」の話をした直後、怪しい人影が近づいてパニックになってしまいました。でもよく見ると、それはリュックを背負ったガテン大臣の父・厳でした。国王たちは、厳に案内されて体育倉庫で吊り太鼓を見つけます。でも、太鼓は壊れていたので、修理が必要でした。そんな中、国王はガテン大臣の弟・浩介から、東京での映画のオーディションにガテン大臣を行かせるのに協力してほしいとお願いされました。そしてガテン大臣は、父や国王に背中を押され、意を決し、東京に向かったのでした。紙芝居は渾身の出来でした。

20. 聖夜のフェニックス
国王たちは、廃校になった校舎を使って給食会を開いていました。そこに、東京でオーディションを受けたガテン大臣が帰ってきました。誰も来ないので、スタッフで美味しく給食をいただきました。ガテン大臣から中学校に関心が薄い理由を聞いた国王は、閉校式をしようと考えました。閉校式のメインイベントとして「血まみれサンタ」の劇をガテン大臣制作総指揮でやってもらうことにしました。色々準備するガテン大臣はとても楽しそうでした。当日、劇は成功して、国王は学校を文化の発展拠点にしましょうと演説しました。そして、ガテン大臣はこの場所に劇団を立ち上げ、みずち祭りで「龍の唄」の劇をやることにしました。

21. 氷の町のピクシー
雪景色の間野山を車で移動していると、道端にヒッチハイカーを見つけました。それは、東京に出るために家出をしたアンジェリカの娘・エリカでした。家に帰りたがらないエリカを王国寮に連れ帰り、大臣たちは東京の話をすることで、なんとか引きとめることに成功しました。そして国王は、商店街の人たちにみずち祭りのお願いをしていました。祭りの準備は進んでいますが、三種の祭具の最後の一つ「黄金の龍」はまだ見つかりません。ひょんなことから昔高見沢たちが公園に埋めたシャイニングドラゴンの話になります。ひょっとしたらそれが「黄金の龍」かもしれません。掘り出そうとしたのですが、場所を特定するためには暗号を解かなくてはいかない感じでした。

22. 新月のルミナリエ
暗号を解こうとする国王や高見沢たちでしたが、なかなか解けません。その頃、大臣たちに宥められていたエリカが突然の歯痛に襲われました。この国には夜遅くまで営業しているお店はありませんが、千登勢のおかげで商店街の薬屋さんがお店を開けてくれました。雪が吹雪く夜、今度はエリカの弟・杏志がいなくなってしまったと連絡が入り、みんなで探しまします。偶然通りかかったカバ公園にいたので、交番に連れて行きました。杏志はエリカに東京に行ってほしくなかったのです。そんな杏志を見て野毛も思い立ち、廃校の教室でブックカフェを始めました。なんだかんだで暗号は解けてシャイニングドラゴンを掘り出しました。あと、とりもち大臣のアイディアで商店街全体を明るくするため各商店主に吊灯篭を配布しました。商店街も日々、生きているのです。

23. 雪解けのクリスタル
国王たちのところに、隣の富蔵市にある人気の洋菓子屋さんから、みずち祭りに協賛したいと連絡がありました。しかも間野山にも支店を出したいということで、商店街でお店を貸してくれそうな人を探すお手伝いをすることにしました。でも、お店を貸してくれる人はなかなか見つかりません。空き家となっている物件を色々あたってみたところ、秋山のことを知りました。でもなぜか秋山は首を縦に振ってくれません。商店会全体の会合を開きみんなで話し合いました。途中、ひやひやしましたが、なんとか無事にお店を貸してくれる人が見つかりました。そして、みずち祭りの実行委員会へ商店会が参加してくれることが決まったのです。国王は、見つからない「黄金の龍」の代わりに、シャイニングドラゴンを祭具として使うことにしました。全部そろって喜んでいましたが、前国王が急にビックリすることを言うもんだから、思わずビックリしました。

24. 悠久のオベリスク
みずち祭り開催に向けいよいよ準備も大詰めとなった国王たち。そんな中、前国王は間野山市がなくなるかもしれないことにたくさんショックを受けていました。そんなある日、TV局の人がやってきて、龍の唄のお芝居にTV局発のアイドルを出して欲しいと提案してきました。祭りを広く知ってもらうためには、無下にもできないと迷う国王でしたが、前国王は、問答無用にTV局の人を追い返しました。その姿を見て国王は安心しました。来る祭りに向け、国王たちは龍の石碑のある祠を掃除していました。そこで桜池を建設した時の功労者たちの名前が彫られた石碑を見つけました。それを見た放浪の画家が、自分のルーツをやっと見つけたと言いました。国王へのサプライズも大成功して、いよいよみずち祭りの当日、前国王が石碑を見て、外国の都市との姉妹都市を結ぶ計画を思いつきました。もしかしたら合併の話を有利に進められるかもしれません。

25. 桜の王国
職質を経て前国王は金沢でナウマン市長と合流できましたが、戻ってくる途中にガス欠でエンストしてしまいました。前国王を迎えに行こうとしますが、祭りのため交通規制があり、車が停めてある観光協会まで人ごみをかき分け、とりもち大臣は走ります。そこへ高見沢がデマンドバスで駆けつけ、ナイスなドライビングテクニックで送り届けます。無事に「龍の娘」の舞台が始まり、UMA大臣も「龍の唄」を精一杯歌います。この国の人々の気持ちが一つになり、祭りは大成功しました。翌朝、国王と前国王は王宮でこれからのことと、お互いの決意を固めます。ついに退任式となり、国王はこの一年間の想いを立派に演説します。前国王も、これからのこの国のことを真剣に考え、答えを出したのです。五人は、それぞれの未来を語り合い、一本の桜をこの国の記念樹として植えました。こうしてこの町をちょっとだけ元気にした国王は、自分もたくさん元気になったのでした。

投稿 : 2019/04/06
閲覧 : 469
サンキュー:

13

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

間野山(復興)クエスト

視聴理由 ラインナップにあったから

一話 ただようブリリアントパーク感。

中盤 まぁ。嫌なおばあさん・おじいさんが出てこなくてよかった。そんなもんよね。町おこしって

最終話 普通に面白かった。そして最後にタイトル回収

手違いで名誉を手に入れた少女が金を得るために町おこしを始める話。
最初は嫌がっていたが...的な。
いろんな人間模様があって面白かった。

投稿 : 2019/04/03
閲覧 : 280
サンキュー:

9

ネタバレ

アベベ晴明 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

10話くらいまですごく長く感じる

一年という作中の時間軸を考えると、一月1話、1時間枠で全12話の実写ドラマ化したら話題になりそう。

滅茶苦茶面白いわけではないけど、一応きらら系の作風に乗っ取った、とても見心地の良いアニメでした。

投稿 : 2019/03/17
閲覧 : 340
サンキュー:

4

あああ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

田舎のリアルを描く

女の子が町おこしをする話。
こう書くと薄っぺらい話に思えてしまうかもしれませんが、実際は田舎のリアル、厳しい現実を描き、心揺さぶられる作品であった。

投稿 : 2019/03/09
閲覧 : 295
サンキュー:

5

ネタバレ

既読です。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

デジャブ?

「シロバコ」→「花咲くいろは」と観て
「サクラクエスト」を観ました。

何だこの既視感?
調べてみれば、製作会社が同じ。
そりゃあ、似るよなあ。

「花咲くいろは」は最初の数話が当方ムリな
展開でしたが、最後は普通に終わりました。

「サクラクエスト」はほぼ「シロバコ」と
同じキャラ、同じ展開で、まあ、安定感は
ありましたが、いい意味で予想を裏切る
という内容ではありませんでした。

働く女の子シリーズらしいですが、
ドタバタ感は「シロバコ」の方が
ありましたね。

ただ、アイデア倒れしていく展開は
安直にならずに良かったと思います。
過疎化や町の吸収合併など、アニメ化
してもさして面白くもないような話題を
扱ったのもなかなか頑張ったと思います。

安定した職に付けた子、不安定なまま
夢を追うと決めた子、町の将来等
不安を残した終わり方になりましたね。

投稿 : 2019/03/05
閲覧 : 354
サンキュー:

6

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

町興しを題材にしたアニメ

主人公が、仕事の為に田舎へ訪れ、そこで1年間国王をするという変わった設定。
観光協会の会長が町起しに熱意を燃やしている事から、物語が始まる。と思う。

見ていて、熱い展開にならず、話数が進んでも進展が無く途中で断念した作品。
結果を直ぐに求める人には向かない作品なのかも知れない。

同時期にサクラダリセットというもう1つのサクラアニメがあり「こっちのサクラがダメならもう1つのサクラを見よう」と視聴者が分かれたのも大きいと思っています。

投稿 : 2019/02/22
閲覧 : 310
サンキュー:

7

ネタバレ

らいか さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心が温かくなります

まず初めに、曲が凄くいいです!
(K)NoW_NAMEさんは「灰と幻想のグリムガル」で知ったのですが、そのエンディング「Harvest」に強く心を打たれました。
本作では特にエンディングの「Freesia」が気に入っています。
本作、第1話から最終話までエンディングが変わることはありません。
しかし、物語が進むに従いその曲が私達に与えくれるものには確実な変化がありました。
曲の良さがアニメの内容に従って増していく。
とても素晴らしいアニメです!

次に内容についてです。

言うなれば「ドキュメンタリーアニメーション」だと感じました。
何故なら主人公達の行動が実に自然に描写されていると感じたからです。
世に存在する数多くのアニメには、それぞれ視聴者に伝えたいことや与えたいものがあると思います。
それは感動であったり興奮であったり元気であったり。
本作は他作品のような強い興奮や感動は得られないかもしれません。
しかし、私に凄く自然な感動を与えてくれました。
都会に住んでいて忘れていた地域の人の暖かさというものを私に思い出させてくれました。
それだけで見た甲斐があったと実感しています。
{netabare}
第1話から第13話までは主人公達の失敗と挫折の物語です。ここでは商店会の人達との信頼関係も築けておらず、地域の為という謳い文句でやりたい事をやっている段階でした。
ここで見るのを諦める人が結構いたのかなぁと感じています。
しかし、第14話からは主人公達の考え方が大きく変わります。やっとその土地の人々の事を思っての町おこしをするようになっていきました。
それに伴い、主人公達への地域住民の信頼が増し、それが国王任期最期のイベントであり唯一の成功である、みずち祭の成功へと繋がりました。

数々の失敗を乗り越え、その度に反省と試行錯誤を繰り返し、最後には地域の人と共にやっと成功を収めることができた。{/netabare}
本作はそんな「ドキュメンタリー」だと思います。
最後まで見通すと、主人公の国王任期である一年間を共に過ごしてきた感覚になります。

凄く胸が温かくなりました。
ありがとうございました。

追記
サクラクエストのCDの中に第13話で登場したプトレマイオスの曲が入っていたのですが、思いがけずいい曲で驚きました!

皆さん是非聞いてみてください!
私は特に「gravity」という曲が気に入っています!

投稿 : 2019/02/14
閲覧 : 261
サンキュー:

6

北海イクラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

観光

地域おこしのために女の子5人がメインとなって奮闘する物語です。12だと足りないけど25は長すぎる感じ。このテーマに触れるのであればもっと踏み込んだ内容にして欲しかった。

投稿 : 2019/02/08
閲覧 : 278
サンキュー:

4

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

町おこしって観光客を呼ぶことだっけ?

最終話まで視聴。レビューを全面更新しました。

【はじめに】
「花咲くいろは」、「SHIROBAKO」に続く、大人気の『働く女の子シリーズ』第3弾アニメ。
OA前から期待度の高かった本作ですが、期待値が高過ぎたためか、いまいち盛り上がりませんでしたねぇ。
ただ、いまいち盛り上がらなかったのは期待値を上げ過ぎたこちらのせいかも?

「人の成長」と「人と人とのつながり」の部分だけでいえば、心温まる良い物語だったと思います。

【物語】
やっぱり『観光協会』、『1年間』の縛りの中で、『町おこし・町の活性化』を描くのは難しいよね。

せっかく13話で{netabare}『イベントに客を集めるだけでは町おこしにはならない。』という解答を導き出したのに・・・。
結局、最後もイベントで終わってしまった。

お年寄りがSNSを使いこなせるようにしたり、路線バスからデマンドバスへの変更を後押ししたり、廃校になった学校の再利用、商店街の活性化を図ったりと、せっかく『観光協会』の枠組みから大きく逸脱したのに、結局、最後の最後に逆戻り{/netabare}・・・。

田舎生まれ田舎育ちの私としては、かなり期待していたテーマだったので、少し残念な気がしました。
ちなみに私の住んでいる町は、ここ30年で人口は50%近く増えましたけど、観光客は増えてないです(笑)。

最後の最後まで『観光協会』の縛りが足かせになってしまった感があります。

【作画】
前半は本当に綺麗だったと思います。
後半になると、徐々に作画に乱れが見られるようになります。
特に最終話は作画に乱れが目立って少し残念です。

【キャラ】
個人的に、評価の分かれ目は「丑松」のキャラ。
頑固なのは悪くないけど、トラブルメーカー過ぎ(笑)

あとは「ドク」。
何でも出来すぎ。こちらは逆に羨ましい・・・。(笑)

【最後に】
結論として「働く女の子シリーズの第3弾!」って触れ込みが足かせになったと思います。
前作の2作品が評価が高い分、どうしても評価が厳しくなってしまう。

「人気シリーズにあやかりたい」という気持ちが、逆に足を引っ張ってしまった作品。

投稿 : 2019/01/28
閲覧 : 810
サンキュー:

76

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルのサクラクエストがわかりにくい

過去に視聴済み。

町おこしがテーマのアニメ。
困難があったりイベントを企画したりという
内容ですが、日常系みたいに
ダラダラと見てしまい
あまり印象に残らなかった。
そうそうチュパカブラはインパクトあった(笑)

投稿 : 2018/12/20
閲覧 : 275
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

女の子たちを応援したい

あるキッカケから女の子5人が中心となった町興しが始まり、その1年の中で町と、5人を含めた住民たちが成長していくお話。

女の子たちが「間野山」を盛り上げるために試行錯誤していくのだが、登場人物全員がしっかりと理性を保っているおかげで展開は至って現実的であり、試みの結果にはシビアなものがあった。
正直、題材そのものがあまりアニメ映えしていないのでは、と思うこともあった。

しかし、それゆえに、彼女らの活動をたかがフィクションとは考えられず、気付くと彼女らを心の底から応援している自分がいた。

成人してなお、純真無垢な瞳でプ◯キュアを見ているお兄さんたちも、きっとこんな気持ちで
「ぷいきゅあ がんばえー」
と、叫んでいるのだろう。

『P.A.WORKS』『働く女の子シリーズ』の作品ということで期待を最大にして視聴し始めたこともあり、
ややハードルを潜り抜けてしまった感は否めないのだが、
観終わってみれば「うん。良かった…」と、しみじみと思えるような作り込みだったので、これはこれで1本の作品なのかなと思う。

投稿 : 2018/12/15
閲覧 : 258

itopo さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

正直期待していなかった。

タイトルからは内容が想像出来ない社会性の強い作品でした。
最後は切なさと感動でグッと来ます。
2クールでしっかりと描写がされており、内容も腑に落ちるものです。
この作品を知らない方にもっと知って頂きたいと思います。

投稿 : 2018/12/12
閲覧 : 223
サンキュー:

4

8bit さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何とも評価が難しい作品 だんないよ~

地方の観光協会に属し町おこしをする物語。

観るにあたり最初に危惧したのは題材の難しさ。
現実を描くとエグイ内容になるだろう。
理想を描くとチャチな内容になるだろう。
さてどうやってバランスを取るのだろうと。

結果から言えばどちらに偏る事もなく
「失敗する時は失敗し」
「成功する時はそれなりに成功する」
という当たり障りのない内容に仕上がっている。

PA社のアニメ作品ではこの「嘘半分:ホント半分」で物語を構成する事が多いのだが、今作ではそれが成功だったのかどうなのか正直分からない。
同社が手掛けた SHIROBAKO では「アニメを完成させる」という明確な目標があり「嘘半分:ホント半分」が上手く機能していた。
しかし今作は「町おこし」がテーマ。正解がない。
可愛いキャラクター達に助けられポップな雰囲気で町おこしを(それなりに)成功させたという結果は中途半端と言えば中途半端だし、リアルと言えばリアルだ。
ザックリ言うとどっちつかずで退屈。

キャラクター達に目を置くと非常に好感が持てる。
一人一人が立っており、町を盛り上げたいという気持ちがきちんと伝わってきた。
少々無理のある展開があるも、地味にやったらひたすら地味になるテーマだからキャラクターはこれくらい誇張されていても良いだろう。

視聴中何度も驚いたのが主要キャラの服装。
毎回ちゃんと変わってる。しかも人数分。
こだわってるなぁ、女性スタッフが多いのかなぁ、可愛い服装だなぁ等と思いながら観ていた。
デザイン班大変だったろうなぁ・・・

PA社の地元である富山を舞台に町おこしアニメを製作したのも好感が持てる。
町おこしがテーマなのに他県が舞台だったら情けないもんね。
会社としての意地みたいなモノを感じられて良かったです。


テーマがとても難しく「早く次が観たいぜ!」ってなる作品ではなかったんですけど
(というか正直退屈で何度も寝オチしたんですけど…)
意欲作って点で個人的には評価したいですね。

投稿 : 2018/11/25
閲覧 : 269
サンキュー:

13

フェメニスト さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

決して面白いとは言えないけども、、、

決して万人うけするアニメではないけれどもとても面白いと思ったし感動した。
人々の細かい心情が入り乱れているとまでは言い過ぎかもしれないがとても現実に近い。
このアニメは数字を欲していなかったアニメだと思う。キャラの露出は抑えるし出てくるのは老人ばかりで恋愛の要素もない。だからこそエロさを追求するブタがクソみたいな評価をするけど徳のある人にはわかる。
アニメはまあまあ見て来た方だと思うがこれは相当素敵なアニメだと思う。万人ウケしないかもしれないけど是非見てほしい!
あと主人公は普通にタイプだった。

投稿 : 2018/11/21
閲覧 : 307
サンキュー:

6

みーた  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

働く女の子シリーズと銘打ってしまった以上

P.A.WORKSらしく作画は丁寧でしたし、
確かに後半の展開などは見ごたえのある話も多かったのだけれど、
とにかくテーマからして2クールでやるにはかなり勇気がいる地味な内容で、
脚本もかなり難しかったのだと思う。

決して悪い作品ではないのだけど
放送開始前から「働く女の子シリーズ3部作」の3作目と銘打ってしまった以上、
名作であった過去2作と比較されてしまったのが失敗だったなという印象で、
評価が難しい。

投稿 : 2018/11/18
閲覧 : 250
サンキュー:

6

ネタバレ

べる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お仕事シリーズ第3弾

PA製作の働く女の子シリーズ。
個人的にはこれとSHIROBAKOどっちが好きか迷うレベルの傑作。
過疎化の激しい町おこしという非常に難しいテーマを扱っており、アニメやドラマにありがちなご都合主義で大成功!とはならないのが非常にリアル。
ストーリーの尺の都合でご都合主義も存在しますが基本、四苦八苦しながら失敗の連続。くじけそうになりつつも仲間や地元の人たちとの絆でひとつづつ乗り越えていく。また町の中でも構造的な対立があったり利権や行政やらいわゆる「オトナの事情」が物語りにふんだんに出てきます。当然、理不尽極まりないものや人のチカラではどうしようもない問題まで。
テーマが大きすぎて焦点がボヤけて感じる方もいるかもしれませんが、普段目を向けることがあまり無い行政の問題なども見て取れます。
こういう作品なら他人にも勧められます。
他にもそれぞれの感情や人生観などいろいろ考えさせられる描写もたくさんあり非常に見ごたえのある作品に仕上がっています。
未視聴の方はもったいないです。

投稿 : 2018/11/08
閲覧 : 234
サンキュー:

9

-Cha sMIN- さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

楽しかった♪

.
期待せずに 視聴を始め
楽しさに一気観してしまいました

ツッコミどころはありますが
アニメですので ˆᴗˆ

全25話 まったく飽きることなく
楽しむことが出来ました


ちょっとウルっとしたり (〃▽〃)

投稿 : 2018/10/31
閲覧 : 227
サンキュー:

6

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

昆布だしのようにジワジワと来る、P.A.WORKSにしか作れないかも?な《隠れた良作》

本作は多分、第1話を観終わって「何コレ、ちょっと面白いかも?」と思った人には最後まで楽しめる作品だと思うし、逆にその時点で「あんまり面白くないな」と思った人は無理して見続ける必要のない作品と思います。

とにかく本作は、展開が地味・・・というか、割と現実に起こりそうなことばかりしか起こらないし、登場キャラたちの情動も至って常識的なものに終始していて、ドラマチックさやロマンチックさは余り感じません。

これを肯定的にいうと、「ナチュラルな作風」ということになると思いますし、制作会社P.A.WORKSは元々そういう作風を得意としている会社ですが、それにしても本作は、同社のそれまでの制作アニメ、例えば、『花咲くいろは』、『SHIROBAKO』(※どちらも「お仕事系アニメ」という点で本作と類似)に比べても、その地味さが際立っています。

・・・というか、『花咲くいろは』の主人公(兼ヒロイン)の松前緒花が、結構自我が強くて面倒くさい性格だったり、『SHIROBAKO』の場合は、主人公は割と地味だけど、周りの人たちがいずれも一癖も二癖もある自信家・才能もち、もしくは奇人・変人ばっかりだったのに比べると、本作の場合は、主人公(兼ヒロイン)は「周囲の状況をよく見て、自分が譲れるところはなるべく譲って、みんなにとって最適なやり方をなるべく選んでいく」タイプで、その周囲の人たちも、ほんの一握りの人を除いて、そんなに押し出しは強くありません。

でも私は、松前緒花のような自我の強いタイプよりも、本作の主人公(木春由乃)のような「一歩引いてから考える」タイプのヒロインの方が断然好きなので、本作は第1話からほぼ最後まで、ずっと楽しめてしまいました。

あと、本作の題材については、「寂れつつある地方小都市の町興し」があると思いますが、視聴しながら、本作と似た題材を扱った作品として、『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』(2014年夏)を思い出しました。

一応、両作の違いを述べると、

(1) 『ろこどる』の方は、{netabare}女子高生が自分の地元である首都圏近郊の中規模都市の「ローカルアイドル」になって{/netabare}町興しをする話
(2) 本作は、{netabare}就職浪人をする羽目になった短大卒業生が、自分とそれまで余り縁のなかった地方小都市の「ミニ独立国の国王」(※実際には市観光協会の嘱託員)に任命されて{/netabare}町興しをする話

そしてまた、

(1) 『ろこどる』の方は、どちらかというと{netabare}「町興しを手伝うローカル・アイドル」{/netabare}というエンタメに振った緩い内容、
(2) 一方、本作の方は、{netabare}日本各地の地方小都市で実際に起こっているようなシリアス寄りの「田舎あるある」(※限界集落とか若者定住者確保への苦労とか都会からの婚活ツアー募集とか地元TV局のゴリ押し企画とか地元有力者同士のいがみ合いとか){/netabare}を、ヒロインの視点から視聴者が食傷気味になるくらい次から次へと描き出す内容、

・・・ということで、私は、『ろこどる』の方も ★ 4.2 と高めの評点を付けていますが、本作はそれよりも「町興し」に関しては数段深く踏み込んだ内容となっていると思うので、★ 4.4 という、私としてはかなり高めの評点にしました(※これは、『花咲くいろは-劇場版-』の ★ 4.3 よりも高い評価です)。

《まとめ》
ここまで地味な作風だと「人気が出ない」ことは、P.A.WORKSも元々承知の上での企画だったのかも知れません。
それでも、もう少し派手な他の作品で稼げるから、ここは採算を度外視して「地元(※P.A.本社のある南砺市が本作の舞台だそうです)の今」を確り描き出すメモリアルな作品を作ってやろう、という割り切りがあったのだとしたら、それはそれで大したものだと思います。

P.A.WORKS作品だと、個人的に評点が高いのは『凪のあすから』(※個人評点 ★★ 4.7)ですが、一番好きなのは『TARI TARI』(※個人評点 ★★ 4.6)、その次が本作かな。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
チュパカブラって何か聞いたことのある言葉だな、と思ったら『響け!ユーフォニアム』のサブキャラ(葉月ちゃん)が自分の楽器(チューバ)に名付けた名前だったんですね。
就職浪人の短大卒女子が、何かの勘違いで昔流行(はや)ったミニ独立国の国王になってしまい町興しに奮闘する話なんだね。
かなり強引な展開だけど、ラストの写真で最初に繋いだのは◎で急に印象が良くなる。
・第3話視聴終了時点
町を変えるのは「若者・馬鹿者・よそ者」の三拍子そろった者だって。
上手い語呂合わせだと思った。
・第7話視聴終了時点
P.A.WORKSらしいちゃんとした《感情描写系》作品と確定(初の★★(優秀回))。
・第8話視聴終了時点
冒頭の農作業にちょい違和感あり(7月に稲刈りは早すぎるので、もしかして麦?)。
・第9話視聴終了時点
「小麦が採れるから、素麺(そーめん)」…なるほど、やっぱり麦刈りだったんですね(6月が収穫期)。
・第13話視聴終了時点
チュパカブラ王国20周年記念建国祭(8/27)の大成功と、その後の厳しい現実にヒロインが初めて挫折感を味わってしまう注目回(2度目の★★)。
・第14話視聴終了時点
由乃の残りの国王任期について言及のある回
・第16話視聴終了時点
アルルカン(仏語 arlequin)は即興劇の道化役という意味(英語だと Harlequin)。
2017年から50年前というと、ビートルズ来日(1966年6月)から間もなくの頃で、全国でグループ・サウンズが流行した時代みたい。
・第17-18話視聴終了時点
こららの回は限界集落の問題を扱っていて、とっつきにくいのが難点(※でも、P.A.らしくて個人的には◎)
・第21-22話視聴終了時点
寂れて将来性の見込めない商店街と町から出ていきたい若者たちの問題を取り扱う注目回だけど、やはりとっつき難さは残念。
・第25話視聴終了時点
最後は綺麗にまとめてくれました。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作         Alexandre S.D. Celibidache
監督         増井壮一
シリーズ構成     横谷昌宏
キャラクターデザイン BUNBUN(原案)、関口可奈味
音楽         (K)NoW_NAME
アニメーション制作  P.A.WORKS{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

==================== サクラクエスト (2017年4-9月) ==================

 - - - - - - - - - - OP「Morning Glory」、ED「Freesia」 - - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 魔の山へ ★ 20歳短大生・木春由乃の間野山行き、チュパカブラ王国新国王戴冠、観光協会との1年契約
第2話 集いし五人の勇者たち ★ チュパカブラ饅頭1000箱売り切り作戦(サイト構築・動画制作)、桜の季節まで
第3話 マンドレイクの叫び ★ 町の人々の意識、ヌルキャラ選手権、由乃の本気宣言、4大臣任命
第4話 孤高のアルケミスト ★ 5人の共同生活開、木彫りで町興し(いかきぼ計画)開始、香月早苗(WEBデザイナー)リタイア宣言
第5話 ユグドラシルの芽生え ★ サンダルさんの名デッサン、IT大臣・早苗復帰、間野山計画と“桜池ファミリア計画”開始
第6話 田園のマスカレード ★ 映画企画「ふたたびの森」、緑川真希の後輩女優(萌)の活躍
第7話 煉獄の館 ★★ 四ノ宮しおり(観光協会職員)の思い出の家、真希の代役志願、ロケ終了 
第8話 妖精のレシピ ★ C級グルメ料理選び、しおりの姉(さゆり)とフランス料理店シェフ(熊野)の再会、商店会との衝突、しおりの決意表明
第9話 淑女の天秤 ★ 商店会との合同企画(大そうめん博)、さゆり&熊野の勘違い解消・進展
第10話 ドラゴンの逆鱗 ☆ 青年会お見合いツアー、間野山踊りと織部凛々子の憂鬱
第11話 忘却のレクイエム ★ 続き、サンダルさんの町の縁、龍の歌(凛々子)
第12話 夜明けのギルド ★ 王国20周年建国祭(8/27)企画、町興しガールズ密着取材、地元TV局のバックアップ、商店会・青年会の協力取り付け
第13話 マリオネットの饗宴 ★★ 予想外の人手、クイズ大会、人気ロックバンド・コンサート、TV放送の違和感{/netabare}

 - - - - - - - - - - OP「Lupinus」、ED「Baby's Breath」 - - - - - - - - - -
{netabare}
第14話 国王の断罪 ★ 由乃の遅めの帰省(地元の祭り(安住祭))、それぞれの今後の思案
第15話 国王の帰還 ☆ UMA探査グループ(クリプティッド12)、桜池の池干し開始、丑松(観光協会長)の水難事件
第16話 湖上のアルルカン ★ 丑松・毒島・千登勢の50年前の黒歴史(ザ・ガレージ・バンド、神輿渡りのアクシデント)、瑞池(みずち)祭り復興計画
第17話 スフィンクスの戯れ ☆ 瑞池祭りの「三種の祭具」捜し、SNS導入、限界集落・蕨矢のバス路線廃止問題、国王人質になる(わらびや共和国独立騒動)
第18話 ミネルヴァの盃 ★ 続き、まのやまデマンドバス導入、元文化人類学者(鈴原)の死と遺産(日誌と「剣鉾」発見)
第19話 霧のフォークロア ☆ 12月、廃中学校舎探索(「吊太鼓」発見)、真希の進路の悩み
第20話 聖夜のフェニックス ☆ 映画オーディション失格(真希)、間野山第二中学校閉校式(真希脚本の演劇、由乃の「開放式」提案)、太鼓修理のサンタ
第21話 氷の町のピクシー ★ 鈴木エリカの家出騒動、シャッター商店街の内情、黄金の龍(シャイニング・ドラゴン)捜し
第22話 新月のルミナリエ ☆ 理想と現実、エリカの弟(杏志)行方不明事件、シャイニング・ドラゴン発見
第23話 雪解けのクリスタル ★ 第二中OBの人気洋菓子店「ベレン」出店申込、商店会解散話、8年前の夜逃げ事件、貸店舗決定、丑松&千登勢の和解
第24話 悠久のオベリスク ★ 隣市(富蔵市)との合併話、みずち祭への地元TV局タイアップ企画断り、祭り準備進行、由乃の誕生日祝い、祭り当日(神輿復活) ※姉妹都市話は唐突×
第25話 桜の王国 ★ ナイマン市長&由乃の家族来町、民話芝居&神輿の桜池渡りの成功、国王退任式・チュパカブラ王国解散、由乃の新しい着任先(沖縄の離島){/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)17、☆(並回)6、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4

投稿 : 2018/10/19
閲覧 : 1013
サンキュー:

32

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

題材の難しさ

P.A.WORKSの「働く女の子シリーズ」の中だと少し微妙な評価になってしまった作品。

はっきり言うと題材がアニメ向きではないと思う。
町興しがテーマの作品だと思うが、アニメで扱うにはシビアすぎる。
町興しを妨げる少子高齢化や観光客減少問題といった要因は、いくらアニメとはいえ簡単に解決されると違和感を感じる。それも短期間なら尚更。

結局、ストーリーの展開として、非現実な魔法レベルの改善方法か、現実的な地味な落としどころを見つけるかを選択する羽目になると思うが、この作品は後者を選んだ。
賢明な判断だと思うが、地味なのはどうしても否めない。

キャラの成長に関しても満足に描けてない気がする。
メインの5人は、就職活動が上手くいかない、職場の風当たりが悪い、役者のオーディションに受からない、コミュニケーションが苦手といった、現在進行形で大きな壁に当たっている経緯があるが、どのような原因、或いは欠点の所為でそういう状態に陥っているのか、いまいち伝わってこない。
欠点が良く伝わってこないのでは、キャラの成長は感じ取れない。

町興しという、現実的な課題をアニメで描くには、ノウハウやスキルが足りてないように感じた。
同シリーズの作品のように、ゴール地点が明確であったり、情熱と青春を前面に押し出した作品作りが出来ていれば、アニメならではの面白さをもっと追求できたかもしれない。

投稿 : 2018/09/28
閲覧 : 227

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

正直軽くみていたアニメ

大したことないアニメを見るテンションで見始めた割りには、大したことのあったアニメ。名作や傑作、欠点はあってもそれを上回るパワフルなアニメを期待すればがっかりするかもしれませんが、必要なことをしっかりとした良くできたアニメです。

正直、前半は微妙です。
かわいい女の子キャラクターも、萌えというよりは共感を誘うような「すでに失敗したor踏み出せない大人たち」であり、デザインはともかくいまひとつ萌えに走りにくいです。
強く共感を誘うには女の子が5人いて散らしてあり、「こいつは俺だ」と菊千代になるほどでもありません。

前半は導入に3話、女の子たちの個別エピソードを2話ずつというペースでゆっくりとやり、わたしが「かなりおもしろい」と感じはじめてきたのは15話の後半からでした。
たぶん15,16話あたりがターニングポイントのようです。
前半で切ってしまった人、切ってしまいそうな人で「おもしろくなりそうなのになんかなあ」くらいのイメージの人もうちょっと見てみた方がいいかもしれません。
そこまで見ないと判断できないのはさっこんの多くのアニメがある中では欠点と言えるでしょう。

しかし、1つのアニメの完成度という点ではなかなかのものがあるアニメです。
完成度が高く、終わりかたがよいアニメはあとに幸福感があります。これは意外に貴重なものです。
2クールアニメでじっくりのんびりやったことは、この気持ちのよさと無縁ではありません。

投稿 : 2018/09/11
閲覧 : 358
サンキュー:

11

ネタバレ

ねこまっしろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

可もなく、不可もなく良かったと思う。

花咲くいろは、SHIROBAKOに続く「お仕事シリーズ第3弾」!

今回は田舎で働く女の子達!
1話目から、今後に期待が持てるスタートでした(*^o^*)

正直、ここ最近のP.A.WORKS作品は、今ひとつなのでサクラクエストと同時期に放送する有頂天家族2と合わせて今期のP.A作品に期待したいと思います!

4話、{netabare}とても感慨深い回でした。 間野山彫刻を町おこしに使えないかと考える5人。ドクさんの発明品とコラボさせようとするも、一志さんの彫刻師としてのプライドから、あえなく断念。 IT大臣と国王が一志さんに謝りに行くも、一志さんにIT大臣の過去を指摘される・・・。

4話を見て感じたのが、歴史の中で培われてきた伝統工芸を生半可な考えによって簡単に変えてはいけないこと、そして、伝統工芸を守り続ける職人のプライドは揺るぎない決心があるからで、発展途上国のように急速に開発が進むのではなく、何もないけれど昔から変わらぬ風景が広がる田舎のように、どんなに生活が苦しくても、職人達が今まで培ってきた技術を1つの作品に込めることがどれだけ大変か、その1点を作れるのにどれだけの苦労と年月がかかってるのか。 一筋縄でそれを成し得ることが出来ないからこそ、それを簡単に崩してはいけないと今回改めて実感しました。

新しい発展も重要だけれど、昔からある伝統も絶えることなく続いて欲しいと思いました(*^^*){/netabare}

投稿 : 2018/08/31
閲覧 : 260
サンキュー:

18

ネタバレ

菊門ミルク大臣 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

正直、見所は後半から

様々なことを経て迎える終盤の展開が見所でそれまでは土台作り。
地味だけど最後まで観て損はない作品です。
教授登場辺りからグッと引き込まれました。

任期1年で出来る事は限られておりそんな短期間で都合良く町が再興するわけがないので
そこに暮らす人々の意識を変えて前向きに終わるだけ。
そこが良かったというか納得のいく落とし所ではある。が、正直インパクトは薄い。


田舎の抱えてる問題を詰め込んだ内容でそこは良い。
が、失敗から学ぶ展開にしたいのはわかるけど
由乃が来るまで何一つ問題が見えてなかったのかとか色々と序盤は幼稚というか雑な部分があるのは残念。




登場人物多目だけど皆いいキャラしてて各所で活躍するのは非常に良い。
しかしその分メイン5人とその関係性や成長部分が無いこともないが何か物足りなさを感じてならない。
特に主人公の由乃の進路に関しては最後まで見えなかった。
これは意図的にかは知らないけどやはり作中でほのめかしていかないと。
次の依頼なかったらどうしてたんだ?と言う話になってしまう。


残念だったのは劇中で使われてる曲は良いのですが主題歌に関しては何かしら有名で健在な歌手のモノマネっぽくて正直どうかなと。

投稿 : 2018/08/16
閲覧 : 222
サンキュー:

6

スマートなトーマス さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

インパクトが薄い

気付いたら見終わってました

投稿 : 2018/08/13
閲覧 : 234
サンキュー:

2

さぁ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なかなか良かった

ちょっと中だるみしたりしたけど

町おこしとかあんまない設定やし、
作画も声も良いし

良い終わり方やった。

けどもうちょい話数少なくても良かったかな

投稿 : 2018/07/07
閲覧 : 224
サンキュー:

5

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「レイアウト」主義

アニメーションにおける「レイアウト」とは、背景美術を決定する際にキャラクターの立ち位置構図をあらかじめ絵コンテの段階で指定することである。。といっても作ったことのない人にはわからないだろう。。。

アニメにおいて「キャラクター」と「背景美術」は全く別ものとして制作される。キャラクターはアニメーターが描く「動きのある絵」の連続だが、背景は主に美術班の仕事であってアニメーターの仕事ではない。アニメーターは絵を「動かす」のが仕事であって、基本は背景や構図、脚本にはノータッチなのである。

背景は写真や映像を実際に撮ったものを用意し外注することがほとんどであり、そういった専門の会社も存在する。。。。ので、非常にめんどくさいのであるが、絵が上手い演出や監督だと絵コンテの段階でレイアウトを決めてその辺をスムーズに進行させることができる。

特に今は亡き今敏(「千年女優」「パーフェクトブルー」「パプリカ」などの監督)や押井守は「レイアウト」主義で知られており。絵コンテの段階でほぼ完成図像を作ってしまうのである。そうすることによって、「連続する絵」と「背景」が見事に合致して現実味のないアニメの世界をいかにも「映画的」な俯瞰やあおりを多用して視聴者に現実味を与えるのである。

P.Aワークスの凄みはそのレイアウトが完璧に練られていることであり、キャラクターの立ち位置、背景の構図が非常に考えられて配置されているのでまるでTVドラマのようなリアリティが感じられるということだ。

これはこの会社の全作品共通することである。よほど絵に自信のある演出が存在するのだろう。

投稿 : 2018/06/19
閲覧 : 474
サンキュー:

19

ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

サクラクエスト振り返り

【概要】
 P.A.Worksの「働く女の子シリーズ」第3弾として制作された2017年春夏2クールアニメ。全25話。就職難民の短大生、木春由乃が派遣事務所のちょっとした手違いで田舎の観光大使に就任し、廃れた観光地の再起のために奮闘する物語。

【感想】
 結論から言うとこのアニメは失敗に終わりました。売り上げ的に苦戦し、各種評価サイトでの評点もあまり高くありません。もちろん地方問題という難しいテーマに取り込んだことやP.A.Worksらしい人間ドラマを重視した作風を評価する方もいらっしゃるのですが、僕は残念な出来だったと感じました。

 お仕事アニメということで、どうしてもサクラクエストは「SHIROBAKO」「花咲くいろは」という過去のヒット作と比較される運命にありました。まずそこで観る側と作り手の間で齟齬が生じてしまったように思うのです。視聴者がお仕事アニメに求めるものは何でしょうか。働くことの第一の理由は収入を得ることですが、その目的だけでは視聴者の共感は呼び込めません。やはりプロの世界の厳しさや夢と現実の狭間で生まれる挫折や葛藤、それを乗り越えたときに得られる達成感を得ること。そして「働きがい」や「生きがい」を見つけていく様をキャラクターと一緒に共有すること。それがお仕事アニメの醍醐味ではないかと思います。

 しかしサクラクエストはそういった充実感をなかなか味わうことができませんでした。特に1クール目の展開はかなり厳しいものがあります。主人公は人違いで観光大使に就任したために歓迎ムードではなく、社会人一年生でしかも見知らぬ土地で初めての仕事をする由乃に対して観光協会の人間のぞんざいな扱いは印象が悪い。もっと手厚いサポートをしてしかるべきでしょう。一緒に町おこしを手伝ってくれる仲間たちは同性で年齢も近く由乃の心の支えになってくれます。ただ彼女たちもしおりを除いて観光客誘致に関しては素人同然で、協会に勤める男たちは頼りにならない。会長に至っては「この爺ちゃんのせいで町が廃れたんじゃないか」と思うほどに無能。

 さらに悪いことに間野山の人々は町おこしに対して無関心で非協力的。「田舎の人は親切」という幻想化された固定概念を取り払う意図があるのは分かるのですが、視聴ストレスがたまるのは事実です。右も左も分からない状況で、由乃たちはいつも矢面に立たされる。率直に申し上げて、とても若者が働きたいと思えるような職場環境ではありません。

 視聴者からしても我慢の続く展開で、由乃たちと共有できたのは働くことの充実感よりもむしろ先行きの見えない不安感と心細さ。任期は1年間と決まっているものの、ゴールがどこにあるのか今ひとつ掴めない。そして最後まで見ても彼女たちの仕事の目的が地域の平均所得を上げることなのか、人口の減少を食い止めることなのか明確ではなかったように感じました。

 そしてトドメを刺したのは第12話「マリオネットの饗宴」ではないかと思います。観光客を増やすという方向性の限界を感じさせるこの回は、各所でのアンケートの結果を見ると全25話で一番評判が悪い。なんとこの回で今まで観光客のためのイベントを開催し、地道にコツコツ続けてきた活動を否定してしまう。1クール目の最終話だったため、皮肉にも「キリが良いのでここで切った」という方が多かったのではないでしょうか。

 ストーリーの構成としてはここで仕切り直しを行い、2クール目からは土地に根差した町おこしへと方向転換を行います。つまりテーマ自体を観光業の振興から地域再生へと変えてしまうということです。確かに町おこしの在り方としては正しい。でも観光大使が、観光客を増やすための活動を間違っていたと切り捨てるのはいかがなものでしょうか。 せめてイベントは表面的な成功を納めた上で、さらに高みを目指してステップアップするような見せ方をした方が良かったのではないかと思います。これなら別に後半の内容を1クールにまとめても良かったのではと感じてしまう。

 もう一つの問題は、「お仕事アニメ」というのは一種の擬態で本当は地方創生が主題のドキュメンタリーアニメだったというのを1クールの終わりに至るまで伏せていたことだと思います。裏切られたように感じた視聴者も多かったはず。

 さらに、地方創生をテーマに掲げた作品としても訴求力に欠けていたように思います。本作に出てくる「よそ者、若者、ばか者」という言葉は実は地方問題の標語です。その土地に住む人にとって日常化し、当たり前となった風景。地元民が気づけないその町の特色や良さに気付けるのは「よそ者、若者、ばか者」だという意味です。

 では、町の人達がふるさととして誇りに思えるような間野山の特色や独自性は何だったのでしょうか? ・・・というと「よく分からなかった」としか言えないのではないだろうか。最終回のスピーチで、{netabare}由乃は「間野山にはこの街にしかない歴史…この街にしかない文化…この街にしかない風景がある」と言い、会長は「間野山が大切にしているのは異文化を排除することなく、知恵として受け入れ、常に変化し生き残ろうとする心だ」{/netabare}と語り、良い事を言っている風に聞こえたけれども、具体的にそれらが何を指すのかピンと来ない。間野山の将来像もやはり見えてこない。
 
 「地域活性化に即効性のある解決策なんてない」という意見も分かるのだけれど、これはフィクションであり、これはアニメなんですよ!せっかく架空の町(いちおうモデルはあるようですが)を設定したのだから、間野山の特徴と独自性、すなわち「まち再生の理念」を打ち出して再意識化するという町おこしのプロセスをもっとダイナミックに見せて欲しかった。みずち祭りがそうだったのかもしれないですが、あまり印象に残りませんでした。例えばタイトルがサクラクエストなのだから、「間野山を桜の街にする」くらいのことをしてみてもよかったのではないでしょうか。

 放映中にひたすら地味・地味と言われ続けたサクラクエスト。ライトノベルの異世界転生風にしてみたり、女の子5人組できらら的な空間を作ってみたりとアニメファンの気を引こうとあれこれやってはいるのですが、やはりそういった小手先の仕掛けで2クール引っ張るのは難しいのではないでしょうか。きららにコミカライズ連載をするとなると、男性キャラとの恋愛要素を盛り込めないというストーリー上の制約が入りますし。これ脚本家の人にとっては相当痛かったのでは。「毎週10時間の脚本会議を丸2年続けた」という関係者のツイートがありましたが、ストーリー作成に行き詰っていたことの裏返しのように思うのです。

 でなければ、{netabare}UMA好きの外国人旅行者が間野山に訪れて凛々子と仲良くなる{/netabare}なんて話が脚本会議を通るわけないでしょ!どう考えてもつまらないから!!制作者の皆さん凛々子のキャラを持て余してたでしょ!!!

 アニメを観て社会問題を識るというのは回り道です。書籍を読んだりドキュメンタリー番組を見たりするほうが近道に決まっています。アニメで扱うのであればエンタメとしての面白さ、そして見た人の記憶に長く残るようなインパクトが欲しい。つまり「地味」という感想が並ぶのは、サクラクエストが失敗作であったことを物語っているように思うのです。

 最後に…このアニメの17話・18話(早苗回)は突出して出来が良いです。続く19話・20話(真希回)も評判が良いです。これらの回は人間ドラマとして完成されているし、きちんとお仕事アニメになっています。この4話だけでも見て損はないと思います。(逆に話の核になる由乃・しおりをうまく活かせていれば全く印象が違う作品になったように感じます)

投稿 : 2018/06/03
閲覧 : 505
サンキュー:

42

ガムンダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

憶えてない と言うメモ

すみません、だいぶ前に完走した筈なんですが、内容を何となくしか憶えておりませぬ。
オチに至っては微塵も思い出せませぬ。

「SHIROBAKO」「花咲くいろは」と並んでお仕事三部作なんだそうですが、
「SHIROBAKO」と他の2つを同列に並べる事がどうかしてます。

正直視聴中は「早く終わらないかな」しか考えてませんでした。
きらら系だと思えば許せます。

評価点としては断念 並 という事で…

投稿 : 2018/05/07
閲覧 : 306
サンキュー:

6

ネタバレ

筋肉モリモリマッチョ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観たい

絵は綺麗で良かった。

物語は自分的には少しだけ、物足りなかったかな。

投稿 : 2018/04/30
閲覧 : 189
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

上品なバカ

田舎の町おこしという題材はけして明るいものではない。
暗くてややこしいものだ。
それでもこの作品は全体的に馬鹿げていて、
馬鹿げているのにどこか静かで、しんみりしている。
そのギャップがとても好印象だった。

「花咲くいろは」や「SHIROBAKO」と比べ、
ところどころ中だるみをするところがあり、
その点で両作より評価は劣るだろう。
それでもこの「馬鹿げた静けさ」を持つ作品は他にない。

{netabare}
不可能なことに立ち向かう時、泣き叫ばないのならば、
笑うしかない、その笑いに似た優しさ、本作の馬鹿っぽさは、馬鹿なんじゃない。
自分に馬鹿さを肯定することで、不可能であることを肯定しているのだと思う。{/netabare}

歴史的に唯一無二の、ぜひ見届けておくべき作品だと思う。

投稿 : 2018/04/30
閲覧 : 185
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サクラクエストのストーリー・あらすじ

主人公、木春由乃(こはるよしの)は、田舎から上京し短大の卒業を間近に控えた、いわゆる普通の20歳の女の子。
東京には何でもあって、きっと特別な何かになれるのではないかと夢みて、30社以上の面接を受けるも、未だに内定はない。銀行の残高は920円。このままでは、田舎帰って普通のおばさんになってしまう・・・と葛藤していたそんなある日、以前、一度だけ働いたことがある派遣事務所から、「地域の町おこしの一環で国王をやってほしい」との依頼がある。よくわからないが軽い気持ちで依頼先の間野山市に向かうことにした。
一時的に日本中でブームになるも、バブル崩壊に合わせて今ではほとんど見ることの無くなったミニ独立国。間野山市は、今なおミニ独立国を続けている、廃れて残念な残念観光地だった。
そんなこんなで、由乃の”普通じゃない”お仕事生活がはじまった。(TVアニメ動画『サクラクエスト』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年春アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫(K)NoW_NAME『Morning Glory』、(K)NoW_NAME『Lupinus』≪ED≫(K)NoW_NAME『Freesia』、(K)NoW_NAME『Baby's Breath』

声優・キャラクター

七瀬彩夏、上田麗奈、安済知佳、田中ちえ美、小松未可子、斧アツシ、伊沢磨紀、小西克幸、下野紘、濱野大輝、ヴィナイマーシー、森なな子、黒沢ともよ

スタッフ

原作:Alexandre S. D. Celibidache、キャラクター原案:BUNBUN、 監督:増井壮一、シリーズ構成:横谷昌宏、脚本:横谷昌宏/入江信吾、キャラクターデザイン・総作画監督:関口可奈味、美術監督:佐藤歩、色彩設計:中野尚美、撮影監督:横山翼、3D監督:小川耕平、編集:高橋歩、音響監督:飯田里樹、音楽:(K)NoW_NAME

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