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「いぬやしき(TVアニメ動画)」

総合得点
78.4
感想・評価
713
棚に入れた
3191
ランキング
554
★★★★☆ 3.6 (713)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.4
音楽
3.6
キャラ
3.6

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いぬやしきの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ひっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

犬屋敷という人

何の取り柄もなく、家庭からも社会からも疎まれ、生きる意味も見出せずにいた老人・犬屋敷が、偶然宇宙人の事故に遭遇したことで機械の身体を手に入れ、その力で人知れず多くの人々を救っていく話。

同じ力を手に入れた高校生・獅子神がそれを用いて悪虐非道な殺戮を繰り返していくのを対照的に見せることで、犬屋敷の「こんな僕でも世の中の役に立てるかもしれない」「こんな僕でも誰かを笑顔にできるかもしれない」という、人生の諦めの先に差した搾りかすの希望のような、細やかで、だからこそとてつもなく純粋な気持ちの尊さが際立っていく。そして、相対するこの両者がいつ対峙し、戦うことになるのかと期待が高まっていく構造がすごく熱い。

原作・アニメともに話の畳み方が丸すぎるというか、素直なヒーロー譚に帰着したことで若干のしぼみを感じてしまったけれど、それでも全編を通してずっと面白かったので個人的には強くオススメしたい作品。 <2024年12月追記> 最近になって最終話まで見返した所、まったく文句のつけようのない素晴らしい畳み方だった。リアルタイム当時と自身の受け取り方が変わったのかもしれない。

中盤、{netabare}獅子神によって、不特定多数を以って誹謗中傷するネット民たちが{/netabare} 次々と殺されるシーンなどからは作者の怒りや強いメッセージ性を感じる。話の節々で自分なら莫大な力を手に入れた時に何に使うのか、そんな思考実験をさせられる。

投稿 : 2024/12/21
閲覧 : 24
サンキュー:

1

ネタバレ

koboo004 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

小日向さん強すぎw

いろいろと疑問はあるけど、全体としては面白い作品だと思う。
とにかく小日向さんの声が強すぎて、もうおじいちゃんが小日向さんにしか見えなくなるw
それと、役者さんが声やると、声優さんとはまた違った感じになるんだなぁと。
色々な面で面白い作品でした。

投稿 : 2024/12/20
閲覧 : 3
サンキュー:

0

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

不気味の谷

<2024/5/13 追記>
録画、Blu-rayにコピー済み
自分の中で評点の基準を変えたので、修正レビューです。
(3.0→3.4)
1話見ておもしろいなとは思いましたがなんとなく続かず。
機会があったらちゃんと見たいなと思ってますが、雰囲気がちょっと重いのが難点かな。
これよりも「変」シリーズをちゃんとアニメ化してほしい気もする
60点/100点満点


<2017/10/16初レビュー>
視聴中なので評価はデフォルトの3です。

原作未読。

今期、期待してた作品の一つ。
ただ正直今ひとつな印象でした。

ストーリーは面白い。
奥浩哉節炸裂です。

だけど絵が・・・不気味の谷にちょい引っかかってる感じで。
3DCGとかロボットとかで人間の顔にどんどん近づけていくと急に気味悪くなっていくというアレです。
ここまでリアルにするならアニメじゃない方が良かったかも。

観てるうちに慣れるかもしれないので視聴継続しますが。
実写映画なら素直に楽しめそう。
そんな珍しい感想を抱きました。

投稿 : 2024/05/14
閲覧 : 364
サンキュー:

20

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

犬屋敷おじいちゃんは良い、が、トータルでマイナス

んー
犬屋敷じーさん、声薄いなあ。。って思ったら小日向さんか
でもじょじょに馴染んできて最後はいい感じに。

獅子神の方はわるくないけど
ダダダダがなんか覇気なかったかな

犬屋敷おじさんパートは共感なりいい話と思う
んが獅子神パートがどうにも

最初の無差別は頭おかしいサイコパスで
正体バレて母親がネットで叩かれての復讐はまぁ千歩譲ってわからんでもないかもだけど(まだそれでもアウトだけど)
その後さらに大量に無差別はほんと意味不明

そしてこれを地上波で深夜とはいえ子供も観れる環境でやったのはいかがなものか。
悪の大王が地球人を抹殺なら現実味ないけど、ただムカついてリアルな感じで人を殺していくのはちょっとダメなんじゃないかなぁ(もちろん遠隔での能力が人にはないのはわかりますが)

ストーリーに話を戻して。
地球を救おうと自爆したとしても、途中のニュースの子供のように許されないでしょうねぇ。

獅子神が自分に危害を加えたものに復讐→その後行きすぎて他の人も巻き添え→犬屋敷がとめて成敗→反省と世間からの仕打ち→最後に罪滅ぼしで
ならなんか共感できたかもですが
作者にはそれでは当たり前すぎて刺激足りんかったんだろなぁ

話としては無い設定なので興味深くはありました。
戦闘シーンはフルCGなのかな、すこし迫力なかったかな
手描きも交えて迫力もっと出せればよかったんになぁ

まぁちとグロいのと獅子神が人を殺す意味がよくわからないので、もう一度は観ないかな

投稿 : 2023/09/03
閲覧 : 142
サンキュー:

2

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヒューマニズムと残虐性の狭間で

以前に一度は視聴断念していた作品です。

それを敢えて、今回視聴してみて、
{netabare}残虐描写については、問題ないな、と。

むしろ、主人公であるいぬやしきさんと、そのライバルとなる獅子神君の対比が、構造的に面白いようで、実は「正義」の物指しは、ほんのちょっとの匙加減なのかも知れない。そんな風に思わせられた作品でした。

ラッキースケベといえばラブコメのお約束ですけど、
この作品では「ラッキー交通事故」に、
いぬやしきさんと獅子神君が遭遇してしまいます。

宇宙人の操縦する宇宙船だか何かに撥ねられてしまって、
その宇宙人が、二人を宇宙の未来器具で修繕?治療してサイボーグに!
いぬやしきさんは、おかげで癌も腰痛も老眼も完治。
そして二人揃って、超ハイスペックなサイボーグ化ww

ここからの二人の生き様の違いが、
人間を性善説でとらえるか性悪説でとらえるかという対比のようでいて、
実は二人の正義観の物指しが違うだけなのが、面白いと感じました。

いぬやしきさんは、サイボーグ化そのものに悲嘆します。
超人化できたことには、何の喜びも感じていなくて、
「人間でなくなってしまった」と嘆くばかり。
自分の超人的能力で人助けが出来ると知って、少し心の安静は取り戻せるけど、あくまで非戦主義・平和主義の人なんですね。
一方の獅子神君、自分の能力を把握するや否や、知らない他人にはとことん無慈悲に殺したり事故を起こさせたり。
対極的?
でもホントは違うと、思っています。
正義観の出発点が別物なんです。

獅子神君は、マスコミの暴走やネット住人の悪意に真っ当に怒りをぶつけていて、これって結局、いぬやしきさんが暴力団や不良少年たちを制裁するのと、殺すか殺さないかだけの違いでしかないと、そう見えてしまいます。

獅子神君の暴走は残酷なのは間違いないけど、
それも悲しい勘違いのせいなんだろうなと理解できます。

そして、この二人のバトルがダイナミックで綺麗で。

どこに着地するのか、まるでわからない感じだったのが、
最後は二人して協力して地球を救う、というのは、
ちょっとお約束過ぎかな?とは思うけど、
他に解決策もないだろうし、
{/netabare}きれいにまとまっていて、みごたえある作品だと感じました。

投稿 : 2023/05/14
閲覧 : 189
サンキュー:

13

甘口なアニオタ見習い さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ある日いきなりロボットに

ある二人の人物がある日突然ロボットになってしまうお話…
ではないですね。
いや、間違ってはいないのですが根底はそこにはないというか。
自分の守りたいものややらなくちゃいけないこと、その運命とどう向き合うか。そんな感じのことを自分は考えさせられたのかなと思いました。

全11話とおもったより短いですがしっかりきっちりまとめてうまく締めくくれています

キャストも役者ということで普段アニメ声優ばかりの声を聞いているのでみなさんがおっしゃる通り若干違和感はありました…
が!!!!見ていくうちにそんな違和感なんて気にならなくなりました。
そこが引っかかっていて見ていない人などはほんの少し我慢してみてください

詳しいことなどは皆さんが書いてくれているので割愛しますが、元気や勇気を貰える作品かなって思います。

おもしろかったです。
ありがとうございました

投稿 : 2023/02/23
閲覧 : 151
サンキュー:

4

ネタバレ

テングタケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

CGが見どころ

ロボットに改造された2人の人間が善と悪に分かれて戦うというのが大まかなストーリー。
冴えない初老のオッサンが正義で、イケメン高校生が悪だというのがミソ。高校生の振り切れた邪悪っぷりは凄まじいもので、人によっては胸糞で見ていられないかも。あとヤクザが何の咎もない女の子を拉致監禁・シャブ漬けの上レイプする話はあまりに後味悪いので、この話はカットしてくれた方が良かったです。私だってエロが見れれば常に良しというわけではないのです。
タイトルで述べたように、人間がロボットに変形して戦うCGが見事です。屈曲レーザー?の至近距離での打ち合いは板野サーカスの完成形でしょうか。胸熱です。
OPは曲自体は好みではないですが、オッサンの顔だけが大気圏突入してきたり、何かセンスが物凄いです。球がコロコロ転がってくるところはマイノリティリポートを思い出しました。
ここからはネタバレになります。同等の力を持つ2人の決着がどのようにつくのかとワクワクしながら視聴しましたが、なんと最後は地球に巨大隕石が降ってくるというトンデモ展開に。う~ん、それまで丁寧に積み上げてきたものが一気にちゃぶ台返しされたような。いいんですか、そんなオチで。トラックが突っ込んできて死~んとかいうのと大差ないじゃないですか。
主役二人のCVは俳優が担当しているようですが、やっぱりあんまり上手くないです。とくに犬屋敷のほうは慣れるまでかなり違和感がありました。
1クール作品ですが、観ていて冗長に感じたり唐突に感じるところがいくつもあり、話の展開はあまり上手とは言えません。ですが、本作のセンスとパワーは一見の価値があると思います。

投稿 : 2022/11/03
閲覧 : 204
サンキュー:

4

ネタバレ

maki3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:----

ちょっと盛り上がりに欠ける

最初の胸糞展開は見ていてしんどかった

中盤からの展開は面白くなりそうだったが最後は雑に隕石振って来て止めて終わり

もうちょっとラストは捻って欲しかった

投稿 : 2022/07/29
閲覧 : 248
サンキュー:

1

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

どうしようもないから悲しいの

機械の体になった男2人のSFアクション

最後までサイコパスな感じが目が離せない

都合のいいところもあるけどいい話

犬屋敷壱郎の行動とセリフたまに笑ってしまう

声優さんでゎなく俳優さんが主キャストだからちょっと違和感

愛する者の為に世界を的にするか、世界を守る為に…ってことだよね

しおんちゃん、世界を救ったのゎあなた。

最初から最後までブレなかった獅子神くんに乾杯🍻

ちょっと大げさにしすぎちゃった作品

投稿 : 2022/05/27
閲覧 : 256
サンキュー:

3

ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私だけのヒーロー

※古いレビューを書きなおしました。

最初、主人公が冴えないおじさんで、声も元気がなくて、キャラデザも独特でなんだこのつまらなさそうなアニメはって言うのが第一印象でした。
なんだこれは、切ろうって1話の途中まで思っていました。
ですが、結果的に切らなくて良かったと心の底から思える名作でした。

【作者のうっぷん晴らし?】
ヒロのエピソードもいぬやしきさんのエピソードも共通するのは、世の中の嫌な人達が制裁を受けるという点です。
ヒロは匿名の掲示板で悪口を言っていた人たちを一人一人殺していきます。
いぬやしきさんは、覚せい剤を使って性犯罪をしていた悪党の体の自由と視界を奪いました。
殺すヒロと殺さないいぬやしきさんという対比以外にも、作者自身がストレスを感じたことに対するうっぷん晴らしのような印象を受けました。
作者の好きにすればいいと思うんですが、若干くどくてちょっと気分が悪くなるエピソードではありましたね。

【シナリオ】
最初は覇気のないおじさんというかおじいさんだったいぬやしきさん。
でもだんだんとこの冴えないおじさんがカッコよくなっていく。
気づいたらこの冴えないおじさんを応援している自分がいる。

絶対に最後まで見るべきです。最後まで見たあなたは、果たして涙なしで見られるでしょうか?
とにかく最終話含めた終盤が素晴らしかったです。

とにかくこの作品で良かったと思うのは、いぬやしきさんとヒロの対比ですね。
同じ能力を持ちながら、ただ困っている人を助けたいという純粋な心で動くいぬやしきさんと、手に入れた力を使って自分と自分の親しい人の幸せだけを追い求めるヒロ。
ヒロは異常殺人者とみなされているけれど、急に宇宙人にサイボーグにされて力を持ってしまったら、それを隠して普通の生活ができるかっていうと、なかなか難しいと思うんですよね。
親しい人には優しく、そうでない人には冷たくって言うのはそんなに珍しいことじゃないし、手に入れた力は使わなきゃ勿体ないという考えも理解はできる。

そのヒロも、人類側の対応がちょっと違えば止まることができたかもしれませんね。
ヒロの母親が世間によって殺される(自殺に追い込まれる)ところは、他人事とは思えないですね。あれはヒロに同情してしまいました。

そして一番いいところは、娘を必死に助けようとしているいぬやしきさんですね。
「いやだ、お願い、いやだいやだいやだ、お願い、助けて、助けて」
いぬやしきさんの必死な想いが通じて本当に良かった。
絶対死んだと思っていました。

あの場面はいぬやしきさんと一緒に願っていました。
奇跡でもご都合主義でもいいから真理を助けてあげてって。

あれだけ家族からうとまれていたいぬやしきさんが娘や妻から受け入れられたところも良かったし、涙なしでは視聴できませんね。

ほぼ満点ですが、結末だけ。
地球を守って人知れずヒーローになるいぬやしきさんとヒロがカッコ良かったけど、やっぱりハッピーエンドが良かったですね。

いぬやしきさんが娘の夢をそばで見守るエンディングが個人的には見たかったです。


【音楽】
OPもEDもかなりいい曲です。
特にEDはアニメ終盤になってくると本当にこの作品のために書いた歌詞だってことが良く伝わってくる名曲だと思う。
終盤の3話くらいはEDテーマが流れるたびに涙出てきた。
アニメとEDテーマが合いすぎ。
OPはOPでこの作品によく合ってるとおもう。

投稿 : 2022/04/16
閲覧 : 588
サンキュー:

17

ネタバレ

ビッグマウス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

えげつない!!

1話目でおもしろそうだったので期待していたが、2話目ではやくもえげつない場面に出くわし、見る気が一気に失せた。続きが良かれそのまま見ようと思わない。気分が悪くなった。

投稿 : 2022/03/28
閲覧 : 243
サンキュー:

1

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

俳優起用の成功例

声優に賛否両論の声がありますが、僕は圧倒的に賛成派の人間です。人間としての感情がまだ微かに残っているのだけれども、完全に殺人兵器と化してしまっている。その間を保つ村上さんの声がジャストすぎる。いぬやしきを演じる小日向さんも頼りないおじさん感が出ていて、二人とも役にはまっていた。
物語も綺麗に1クールで終わらせられていて良かった。

投稿 : 2021/12/05
閲覧 : 549
サンキュー:

2

ネタバレ

トリプレット さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

突然戦闘機械に体がなってしまったらどうなる??

この物語は、ある日たまたま公園に同時にいた老人と青年が戦闘タイプの機械人間にされてしまい、その後全く別々の道を歩み始めるが、最後は協力して地球を救うというストーリ―。

やっぱり人によってその力をどのように使っていくかは、その人の個性が出ていて面白い。今回は2人が同時に戦闘機械になったことで、最終的にパワーバランスがとれていたと思う。

ちなみに老人と、その娘(高校生)の破綻していた関係から、老人が一気に信頼を取り戻して熱い親子愛が繰り広げられるシーンも見ものです。(涙)

以下詳細。

青年のほうは自分が大切に思う人以外、他人の命を軽く考えていて、故に戦闘機械となった自身の能力で、次々と悪人(?)たちを殺害していく。

一方で老人のほうは、常に正義感に溢れて、戦闘機械になったのも何かの運命だと考え、次々に弱い人たちを守るためにその力を行使していく。

しかし、母親の何気ない一言で、もう人を殺すのはやめようと穏やかな決断をした矢先、警察に容疑者として追い詰められてしまう。

青年は逃走に成功したが、残った彼の母親はマスコミとネット民に追い詰められて、自死へと追い込まれてしまう。怒り狂った彼は、追い詰めたマスコミとネット民を殺害し、復習をしていく。

そんな中、クラスイメイトの女の子とそのおばあちゃんは、彼のことを信用し、彼を家に匿っていた。青年は次第に暖かい家庭の雰囲気に心を癒され、女の子に感化され、その力をに人のために使うようになっていった。

しかし、そんな平穏な日々も長くは続かず、警察に彼女の家にいることがばれ、特殊部隊の突入により彼女とおばあちゃんが殺されてしまう(そのあと何とか救った)。

彼はまたまた再度社会に失望し、そして、絶望した。そんな彼が行きついた結論が、日本国民全員あの世に送ることだった。

とまあ長々と書いたけど、青年は絶対悪ではないけど、人の命を軽く考えているところがあって、そんな人間が力を持ってしまったがゆえに悲劇は起こってしまった。そして、その悲劇に拍車をかけたのが、彼が大事にしている人たちの死である。

彼は2度までして、殺人をやめて、その力を人のために役立てようと決めたのだ。それなのに警察のやり方がまずかったせいで、彼を叛意させることになってしまった。←当然危険人物に対する対処なのだけど、おばちゃんや女の子まで銃で撃つのは最悪すぎる。

でもでも、最後はおじいちゃんと協力して、彼の大切な友人を守るために、隕石衝突を地球から守ることができてよかった。

そして、ずっと正義のヒーローであることを家族に隠していたおじいちゃんが、高校生の娘からもヒーローだと思ってもらえるような熱い展開もあって、そこだけはこのアニメで感動した場面だった。

なんだかんだで、一度見始めたら気になるので一気に見てしまうアニメです。人がたくさん死ぬのでグロイシーンが多少なりともあり、見返すことはありませんが。

投稿 : 2021/10/11
閲覧 : 250
サンキュー:

3

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バトルアニメってゆうよりちょっとグロすぎ感動系SFドラマ

公式のINTRODUCTION
{netabare}
定年を間近に迎える冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎は
会社や家庭から疎外された日々を送っていたが、
ある日突然、医者から末期ガンによる余命宣告を受け自暴自棄になる。

その晩、突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ
機械の体に生まれ変わった彼は
人間を遥かに超越する力を手に入れることに。

一方、同じ事故に遭遇した高校生・獅子神皓は、
手に入れた力を己の思うがままに行使し始めていた。

自分の意に背く人々をただただ傷付けていく獅子神と、
獅子神によって傷付けられた人々を救い続ける犬屋敷。

人間の本質は善なのか、それとも悪なのか…?

強大な力を手に入れた2人が、いま、それぞれの想いで動き出す――。
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原 作:奥浩哉(講談社「イブニングKC」所載)
総監督:さとうけいいち(「TIGER&BUNNY」「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」監督、「GANTZ:O」総監督)
監 督:籔田修平(「甲鉄城のカバネリ」「進撃の巨人」3D監督)
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司(「亜人」「残響のテロル」)
キャラクターデザイン:恩田尚之(「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」「GANTZ」キャラクターデザイン・総作画監督)
音楽:池頼広(「相棒」「TIGER&BUNNY」「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」)
オープニング・テーマ:MAN WITH A MISSION「My Hero」
エンディング・テーマ:クアイフ「愛を教えてくれた君へ」
制 作:MAPPA(「この世界の片隅に」「ユーリ!!! on ICE」)
{/netabare}
キャスト{netabare}
犬屋敷 壱郎:小日向文世
獅子神 皓:村上虹郎
安堂 直行:本郷奏多
犬屋敷麻理:上坂すみれ
渡辺しおん:諸星すみれ
{/netabare}


1話ずつの感想

--------------------キリトリ線--------------------

第一話「犬屋敷壱郎」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
老人のような見た目の冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎。
念願のマイホームを建てるも愛する家族に疎まれ、やるせない日々を送っていた。
そんな犬屋敷を末期の胃がんという更なる悲劇が襲う。家族にもがんの事を言い出せず途方に暮れていた犬屋敷はその夜、突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ、兵器ユニットを搭載した機械の体に生まれ変わる。
「私は、私ではない...私は機械...」人間ではなくなってしまった犬屋敷。自分の存在に悩む犬屋敷は偶然、男性が少年たちに襲われそうな場面に遭遇する。
勇気を振り絞り助けに入った犬屋敷を少年たちはバットで殴りつける。犬屋敷が意識を失ったその時、彼の体に眠る人智を超えた力が目覚めて...。
{/netabare}
感想
{netabare}

なんだかすごいおはなしだったけど
UFOの事故に巻き込まれて改造されたってゆうのは
「かしまし ガールミーツガール」といっしょだねw


キャラデザはリアルっぽくってちょっとグロいかな?
絵はきれいとくに機械がすごいこまかくって。。


犬屋敷壱郎さんのキャラデザがかわいそうだった^^
にゃんのパパと5歳くらいしかちがわないのにおじいさんみたい。。
それにアゴにボタンがついてるみたいで^^;


おはなしは前半が地獄少女たちが出ない「地獄少女」
一生けんめい働いて家まで建ててあげたのに家族からバカにされたり
ガンであと3か月ってお医者さんに言われて
伝えたくっても家族は無視して。。ってかわいそう。。

そんな壱郎さんがうらみをはらす代わりに
兵器になってホームレス狩りにあってた人を助けるんだけど
キャラデザとかグロい感じだったから殺しちゃうのかな?って思ったら
止めるだけで殺さなくってよかった☆

そのかわりそのときの様子をネットにUPして
狩りをしてた男の子たちはこれからつかまったりしそう。。
って何だか地獄流しのない地獄少女そのままだったみたい^^

でも、誰も死ななかったから見てて気もちよかった☆


ただ、あの男の子たち。。みんな顔が出ちゃってるし
これからつかまってロウヤとかに入って
ふつうに働いたりできなくなっちゃったら
悪い人がもっとふえるだけなんだけど。。

でも、これだけこわい目に会ったんだからちゃんと反省してくれるよね?
{/netabare}
{/netabare}
第二話「獅子神皓」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
生まれ変わった機械の体で人を救っていくことに自身の存在意義を見出した犬屋敷。
一方、犬屋敷と同じく機械の体に生まれ変わった高校生・獅子神皓。獅子神は家族や親友以外の人間にはまるで思い入れを持たず、機械の体の力で無差別に殺人を繰り返していた。
彼は犬屋敷とは逆に人の死を間近に感じることで、生の実感を得ていたのだ。
ある日の夕方、学校帰りの獅子神は軽い足取りで適当な民家に立ち入ると、そこに住む住人一家を機械の力で容赦なく皆殺しにする。獅子神の凶行を察知した犬屋敷は急いで民家へと向かう...。
{/netabare}
感想
{netabare}

うわぁ。。今までいろいろグロいおはなし見てきたけど
今回のって今までの中で1番ダメなのかも?

血が飛びちるところとか目をふさいじゃったけど
ほんとにひどいなって思ったのは
おふろで死んだお父さんがかぶさって子どもがおぼれるところ。。

「おねがい早く助けてあげて!」って
皓クンに心の中で何回も言ったけどダメだった。。

あんなところうつさない方がいいのに☆彡


皓クンって分かんない人。。
友だち思いみたいなのに知らない人は平気で殺すとかって。。

ちょっとでもおはなしとかしたらもう知らない人じゃないって思うけど。。

それに相手が友だちの家族とかだったらどうなのかな?
それでも平気なのかな?

人を殺すと自分が生きてるって感じるってゆうのもよく分からない。。

きっと何かこわれてるんだって思う


皓クンは悪い人で犬屋敷さんはいい人で
これからバトルがはじまるのかな?

でも、12話くらい使って1人の人とバトルって
どんなおはなしになるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第三話「安堂直行」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
殺したはずの犬屋敷が無傷で立ち上がったことに獅子神は動揺すると、その場から飛び去った。
その姿を見て、犬屋敷は獅子神が自分と同じ機械の体であることを確信する。
その翌日から犬屋敷は飛行能力や治癒能力など新たな能力が使えることに気づくと、その能力を駆使して更に人助けを行っていく。
一方、獅子神はなぜ犬屋敷を倒せなかったのか戸惑いながらも、親友である安堂直行をいじめの標的としていた不良グループと対峙する・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}

獅子神クンってホントに何考えてるか分からない人。。
友だちの安藤クンをイジメる子たちを殺して
安藤クンから絶交されても「学校来いよ」って安藤クンの心配してあげる。。

それって何だろう?
安藤クンのこともう自分の1部みたく思ってるとかなのかな?


犬屋敷さんが火事で人を助けたところで泣いちゃった。。
自分がいて誰かに喜んでもらえるってうれしいよね♪

でも、ネコを助けてあげたところからちょっと心配になってきちゃった。。

かわいそうだから助けてあげてそれでよかったって思うけど
病気の人、こまってる人っていっぱいいて
世界中のみんなは助けれないから。。

「すごいぞ!神さま!」って言ってた感動していいおはなしだった

でも「Fate/Zero - フェイトゼロ」にもそうゆうおはなしがあったけど
誰かを助けるって誰が死ぬかを決めるってゆうこととおんなじだから
はじめは助けられてうれしいって思うけどそのうち悲しくなってきそう。。

そう思ったら獅子神クンとちょっと似てるのかも?
獅子神クンは助ける人は家族と友だちって決めてて
そのほかの人は死んでもいい人ってわけ方が分かりやすい。。

だけどイジメた人のことなんか死んじゃっても気にしない
イジメっ子だったら殺されてもしょうがないけど
悪いことしてない人まで殺すのってどうしてなんだろう?

さっきもニュースでアメリカの教会で銃乱射があって
何十人か殺されたって言ってた。。


きっと撃った人ってまわりの人はみんな友だちじゃなかったんだろうな。。
きっと獅子神クンもそうなのかも?
さびしいよね。。

犬屋敷さんは家族からもバカにされてて
きっと友だちが欲しかったんじゃないのかな?
だから誰かの友だちになりたくって人を助けたいんじゃないのかな?

さいごは殺しあいで終わりじゃなくって
2人が友だちになれて終わりだったらいいんだけど☆彡
{/netabare}
{/netabare}
第四話「鮫島」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
全身に入れ墨をまとった極悪非道な暴力団員・鮫島は気に入った女性を見つけると拉致し、薬漬けにした上で乱暴することを繰り返していた。
弁当屋で働くふみのは背は小さいが美人で、恋人の悟ちゃんからのプロポーズを受け、幸せな日々を思い描いていた。
しかし、ある晩、ふみのは鮫島に目をつけられ、手下たちによって拉致されてしまう。
ふみのは何とか鮫島の元から逃げ出して、悟の家に逃げ込むが、そこに鮫島たちが押し入ってくる。
ふみのを守ろうと立ちはだかる悟の首に手をかける鮫島。その時、鮫島の凶行を察知した犬屋敷が駆け付けるが、鮫島に銃弾を撃ち込まれて昏倒してしまう...。
{/netabare}
感想
{netabare}

今回はやくざの人にさらわれた女の子を犬屋敷さんが助けるおはなしだった

とちゅうまでは「地獄少女」みたいだったけど
やくざの人たちみんなを犬屋敷さんが半殺しにしちゃって
みんな生きてるけど地獄に行くくらい苦しまなくっちゃいけないみたい。。

「地獄少女」よりグロかったけどこっちのほうが見ててすっきりしたかも?


でも。。力に勝つにはもっと強くなくっちゃいけないって
さいごは悲しいなって思った。。
{/netabare}
{/netabare}
第五話「獅子神優子」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
連続民家襲撃事件が大きく報道され、獅子神の犯行を唯一知る安堂は苦悩する。
そんな安堂は偶然目にした「各地の病院で治療困難な患者が回復している」というニュースから、獅子神と同じ能力を持った人物がもう一人いるのではないかと仮説を立てる。
安堂が助けを求めるウソの声を上げたところ、安堂の家を大慌てで犬屋敷が訪れた。
犬屋敷がニュースで報じられていた重病人を回復させている人物である事を聞いた安堂は、犬屋敷を本物のヒーローだと称賛し、獅子神を止めて欲しいと懇願する。
一方、離婚して別居している父親の家から帰宅した獅子神は、最愛の母から末期のがんに侵されていることを告げられる...。
{/netabare}
感想
{netabare}

お母さんはかんたんに治して
さいごに獅子神クンはお母さんを悲しませないようにって
もう人を殺さないって決めたんだけど
次の日の朝警察が来て獅子神クンはつかまっちゃった。。


お母さんが悲しむからってやめようって思ったのはいいんだけど
それくらいふつうの高校生だったら分かるって思うけど。。

やっぱり獅子神クンってふつうじゃなくなったのかも?

でも、改心したとたんに警察が来るってどうなのかな?
ちゃんとつかまって反省したら。。
ってゆうか獅子神クンってロボットだよね!?

裁判とかどうなるのかな?
ってゆうかその前にちゃんとつかまるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
第六話「2chの人たち」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
十人以上の警察から逃れた獅子神であったが、直後、連続民家襲撃事件の容疑者として全国に指名手配され、母との幸せな時間は終わりを告げた。
行き場を無くした獅子神は、彼に好意を寄せるクラスメイト・渡辺しおんの家に身を寄せる。
一方で犬屋敷は安堂のサポートを得て、機械の体の能力を使いこなしつつあった。
そんな折、獅子神の母・優子がテレビで謝罪する姿を見た犬屋敷と安堂は、獅子神の動向に不安を感じる。
獅子神も優子の身を案じていてニュースをチェックしていたが、「連続民家襲撃事件 犯人の母親が自殺」と速報テロップが入る。
獅子神は上空へと飛び出すと、終わらない慟哭を響き渡らせるのであった・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}

お母さんが死んで
1番わるいのって自分なのに2ちゃんの人たちを殺して回るのってひどい。。

でも、自分も殺されるかもしれないなんて考えないで
テキトーなこと書いた人たちって
獅子神クンと変わらないくらいひどいって思う

どうしてどっちも人が苦しいの分からないかな?
ってやっぱりこの世界って地獄なんだって思う。。

それでこのおはなし見て
その人たちがどうしてそうなったかとか考えないで
私はちがう。。って2ちゃんねるの人たちをせめるのも
自分はちがうって獅子神家の人たちをせめるのもおんなじだって思う

だれかが痛いのとか苦しいのとか
自分のことみたくみんなが感じれたら
だれもキズつかなくっていいのにな。。

生きてる間にそうゆうこと考えないとダメだから
死んじゃダメなんだって思う。。
{/netabare}
{/netabare}
第七話「渡辺しおん」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
獅子神は自身の無実を信じるしおんに自分の体が機械になったこと、
また生を実感するためにこれまで多くの人の命を奪ってきたことを告白する。
「もっともっと人を殺す...この国の人間を全部...」しおんに無情な宣告をする獅子神。
しかし、しおんはそれでも獅子神に置いていかないでほしいと懇願する。
これまで獅子神が奪った人にも未来や大切な人がいたと泣き叫ぶしおんに獅子神はある提案をする・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}

獅子神クンがしおんのゆうこと聞いて
今まで殺してきた人の数だけ人助けをするって約束して
病気の人を治すおはなしだったけど見ててなみだ出てきちゃった

獅子神クンがしおんのこと大事だって思うまでのところもよかった☆

お母さんが死んでも言いたかったことやっと分かったみたい?

でも、ちょっと遅かったかな?
また警察がしおんのアパートのまわりをとりかこんでる。。
{/netabare}
{/netabare}
第八話「犬屋敷麻理」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
侵入した特殊部隊から銃の乱射を受ける獅子神。
獅子神は銃撃の巻き添えになり倒れたしおんとしおんの祖母を抱え、何とかその場を脱出する。
気絶した2人を安全なところに避難させると、しおんとの幸せな生活に別れを告げ、涙を流し飛び去る。
別の日、獅子神や安堂のクラスメイトで犬屋敷の娘、麻理は偶然にも犬屋敷と安堂が一緒に病院に入るところを目撃し、彼らの後を追う。
彼らが入っていった病室の様子を窺うと、そこでは麻理には信じられない出来事が起きていた。
その後、犬屋敷が火災現場へと飛び立っていく姿を見て呆然とする麻理。
同じ日の夜、深い絶望に打ちひしがれた獅子神は復讐を決意し、警察署を襲撃する・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}

おはなしはあらすじに書いてある通りなんだけど
何だろう?このおはなし。。

人を殺すとことかすごいグロいんだけど
ちょっとした人の気もちとかとっても伝わってくるみたい。。


警察にしおんとおばあちゃんが撃たれて
獅子神クンが警察署をおそって復しゅうするおはなしだったんだけど
それだけじゃなくって

犬屋敷麻理がマンガ家を目ざしてて
きつい性格だったけどバカにしてたお父さんのヒミツを知っちゃって
ボーってしてたり

そんなお父さんが
麻理の夢を応援してくれそうだって分かってうれしかったりして
そうゆう日常みたいなおはなしをちゃんと見せてくれるから
これからどうなるんだろう?って思っちゃう。。

それで思ったけど
獅子神クンが警察をおそったのってもしかして復しゅうじゃなくって
しおんたちといっしょに住みたいから
警察をぜんぶつぶしたら
追いかけられないんじゃないか?とかって考えたのかも?

ふつうだったらそんなことってゼッタイないけど
獅子神クンの能力ってふつうじゃないから
警察も自衛隊もぜんぶつぶしちゃったら日本の王様になれるかも?

そうしたら誰にもジャマされないけど
それまで何人の人殺さなくっちゃならないんだろう?

それってふつうに考えたら悪いことだけど
もしこんなことがホントにあったら戦争とおんなじ。。

獅子神クンってふつうじゃないんだから
ふつうに悪いって言えない気がする。。
{/netabare}
{/netabare}
第九話「新宿の人たち」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
獅子神による警察署襲撃事件が大きく報じられる中、獅子神は各地の街頭ビジョンをジャックし、日本に対し宣戦布告をするとともに「今から100人殺します」と宣言。手始めに新宿で無差別に殺人を開始する。獅子神が携帯電話を通して無差別殺人を行っていることに気づいた安堂は、犬屋敷の能力で緊急警報を発信し、人々を携帯から遠ざけることに成功する。携帯からの殺人を邪魔された獅子神だが、今度は街頭ビジョンを通して引き続き発砲を行い、100人を殺害すると「明日から1日1000人」殺害すると宣言し姿を消す。獅子神の凶行を止められず肩を落とす犬屋敷。あくる日、獅子神はまたも非情な行動に出る。
{/netabare}
感想
{netabare}

また殺すところばっかりでいやだなぁ。。
ただ、男の子が携帯をすてて助かったところはほっとした。。

獅子神クンの「日本人がキライ」ってゆうのはにゃんも分かる気がする。。

もともと
安藤クンをイジメた人たちと助けなかった人たちみたいな人ばっかりだし

でもね、ってにゃんは思うんだけど
きっとみんなどうしていいか分からないだけなんじゃないのかな?

にゃんも電車で座ってたときおばあさんが前に来て
どうしていいか分からなかったから立って
次の駅でおりる駅じゃなかったけどおりちゃった。。


それにイジメを止めるのに
「オレはこいつとちがういい人間だからいいことするぞ!」って思うのって
何だかちがう気がする。。

にゃんはにゃんもイジメる人もそんなにちがわないんじゃないかな?って思う

にゃんはイジメはキライだからしない。。
でも、それってキライだからしないだけ

「Fate/Zero - フェイトゼロ」でもあったけど
人を助けることがホントにいいことかどうかってにゃんには分からない。。

前にたぶんTVだったと思うけど

魚を釣って小さい魚はかわいそうだから逃がしてあげる。。
ってみんないいことだって思ってるけど
そうすると大きい強い魚がいなくなって子どもをのこせなくなって
弱い魚ばっかりになっちゃう。。んだって


もしかして人間だってそんなこともあるかも。。
ってにゃんは思っちゃう。。

にゃんがいいことだって思うことって
もしかしたらほんとはわるいことかも?って

にゃんには分からない。。
きっと誰も分からないんじゃないのかな?

だからにゃんはいいことだからやるとか
悪いからやらないとかって思わない。。

やりたいって思うことでにゃんができそうなことするだけ

だから自分がされてイヤだからイジメはしないだけで
こまってる人を見て何とかしたいなって思っても
にゃんは話しかけたりするのニガテだから逃げちゃう。。

そんなにゃんは獅子神クンが悪いなんて言えない。。


ただ、にゃんがしおんだったらやっぱり
「お願いだからやめて!」ってゆうと思うな。。


犬屋敷さんって人を助けたい。。よろこんでもらいたい☆彡。。
って思うから人助けをして
獅子神クンは日本人がキライだから殺す。。

にゃんはどっちもおんなじかも?って思う
やりたいことしてるだけ。。

でもにゃんは見ててかわいそう。。って思う
殺される人たちも殺す獅子神クンも。。

それで
どうしたら獅子神クンが
人を殺さなくっても幸せになれるのかな?って思う

きっとみんなが
ほかの人の気もちとか痛みとか分かるようになったら
誰もほかの人をイジメない、誰もほかの人を殺せない世界になると思う

ただ。。それって
この世界だとむずかしそう。。
{/netabare}
{/netabare}
第十話「東京の人たち」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
新宿での無差別殺人を行った翌日、より多くの人を殺害するために獅子神が取った行動は、都内に飛行機を次々と墜落させるという非情なものだった。安堂から連絡を受けた犬屋敷は墜落を阻止すべく、能力を駆使して何機もの飛行機を操り、ギリギリのところで無事に着陸させることに成功する。
更に犬屋敷は、飛行機墜落による火災で高層ビルに閉じ込められている麻理の救出に向かおうとするが、そこに現れた獅子神から攻撃を受ける。一刻の猶予も無い中、必死で麻理のもとへ向かおうと飛ぶ犬屋敷とそれを追う獅子神。
同じ機械の体を持つ者同士の戦いは熾烈を極めていく・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}

東京の街に飛行機がふってくるところはとってもシュールで
本当に起きてるってゆう感じがしなかった。。

飛行機を支えて飛ぶってゆうのもすごすぎてピンって来なかった。。


でも麻理から「たすけて!」って電話があって
早く行こうってする犬屋敷さんを獅子神クンがジャマするところからかな?
間に合うかな?って気になって
ふつう眠っちゃうバトルもぜんぜん大丈夫だった☆

バトルはすっごくよく動いてて
ふつうのハーレムバトルとかとはくらべられないくらい。。

くらべるとしたら「進撃の巨人」で
立体起動装置で飛び回るシーンがあるけど近いかも?


おはなしはふつうによかったけど
死んでる麻理を生き返らせようってして一生けんめいがんばったけどだめで
あきらめたら生き返って
神さまみたいな力を持っててもできないこともあるんだって思った。。

生き返った麻理が前はバカにしてたお父さんに抱きついて泣くところは
なみだが出ちゃった。。

ほんとは力があってもさえないお父さんでもおんなじ人なのにね。。

そのあと犬屋敷さんが
自分が生まれてきた理由が分かった
って1晩中人助けしてたところは感動しちゃった。。

自分が生まれてきた理由なんて
きっとみんな知らなくって当たり前だから
それが分かったってゆうのはすごい力をもってることよりすごいことかも?


獅子神クンはこわされて落ちてったけどまだ生きてて
さいごに通りすがりの女子から水のかわりにジュースをもらってたけど
これってシュールすぎない?
TVのドッキリとかだったら分かるけど。。

でも、これで人を殺すのやめてくれたらいいんだけど☆彡
{/netabare}
{/netabare}
最終話「地球の人たち」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
新宿で多くの人を救い、自宅に戻る犬屋敷。犬屋敷は帰宅を待っていた家族に自身が機械の体である事を告げ、家族のもとを去ろうとする。しかし、家族は機械になった彼の存在を受け入れ、涙を流して抱き合う。
一方、犬屋敷との戦いで両腕を失った獅子神は安堂のもとを訪れていた。安堂は獅子神の来訪に戸惑うが、獅子神を激しく断罪する。大切に思っていた親友に強く存在を否定された獅子神は、失意の中、安堂の前から姿を消す。
犬屋敷は自分を受け入れてくれた家族と幸せな時間を過ごしていたが、巨大隕石が直撃する未曽有の危機が地球に迫っている事を知る。世界中が絶望に暮れる中、犬屋敷は家族を守るという決意とともに隕石に向けて飛び立つのだった・・・。
{/netabare}
感想
{netabare}

最終回ははじめから泣いちゃった。。


犬屋敷さんが機械の体を見せても
奥さんが「お願い。。うちにいて。。」は
獅子神クンが正体をばらしたときにしおんも同じようなこと言ってたけど
どんな人でも受け入れてくれる人って見ててなみだが出ちゃうよね^^

それで麻理もだきついたところまではよかったんだけど
ワンちゃんまで!ってちょっともり上げすぎかも?って思ったら
男の子(剛史クン)が
「いや、おかしいって。。」ってツッコミ入れたから笑っちゃったw

麻理は知ってたし助けてもらったから当たり前だけど
にゃんは奥さんってちょっとイジワルな感じかな?って思ってたから
機械を見てもびっくりしない奥さんに
にゃんのほうがびっくりしちゃったかも^^


それからにゃんは
安藤クンがあんまり好きじゃないかなぁ。。

べつにいい人だって分かるからキライってゆうのとはちがうし
自分のこと心配してくれてる獅子神クンのことうらぎって
犬屋敷さんとつながってたからでもなくって
さいごまで人を殺すのやめるようにって説得しなかったからだって思う。。

1番の親友が悪いことしてるって思うんだったら
殺される誰かのためだけじゃなくって

獅子神クンのためにさいごまでいっしょにいてあげて
「人殺しなんかやめろよ!」
って言ってあげた方が良かったんじゃないかなぁ。。って

それって犬屋敷さんの奥さんとかしおんとかが
相手がどんな人でもいっしょにいてほしいって思ったやさしい気もちで
そうゆう思いが伝わったら
獅子神クンだって変われたんじゃないのかな?って

あと、犬屋敷さんと剛史クンのおはなしとか
いろいろな思いが伝わってきてずっとうるうるしてた。。

ただ。。
巨大隕石が落ちてくるってゆうのはアニメでよくあるおはなしだけど
きゅうに人が宇宙船につぶされて機械にされて。。
ってゆうだけでもめったにないことなのに

たまたまおんなじときに隕石で人類滅亡って
ちょっとおはなし作りすぎたかな?って思った^^

でも、宇宙人さんって2人をまちがえて殺しちゃったから
兵器に作り直した。。みたいに言ってたけど

もしかしてホントは隕石のこと知ってて
地球人を助けてあげたいって思ったけど協力したってバレるとまずいから
わざと事故ったフリして2人を兵器ロボットにした。。んじゃない?って
だから2人に「星をほろぼす力がある」なんて言ったのかも。。って

実は宇宙人さんっていい人で
「地球人なんか好きじゃないんだからねっ!」
ってゆうツンデレ宇宙人だったw


それで犬屋敷さんが隕石を止めに行ったんだけど止められなくって
そしたら獅子神クンが来た☆

にゃんは獅子神クンは隕石を止めに来るんじゃないかな?って思ってたから
(だってジュースもらったところで終わっちゃってたら何だかヘンでしょ?)
やっぱり来た!って思った^^

それでにゃんは獅子神クンも反省して
自分が死んでかわりにみんなのこと助けたい
って変わったのかな?って思ったら

「オレにも死んでほしくない人がいる」って言って
やっぱり獅子神クンってブレないなぁ。。って

でも、しおんにも安藤クンにも分かってもらえなくって
悲しいのにうらんだりしないで変わらないで助けてあげたいって思うのは
いいイミでもブレないなぁってちょっと感動しちゃった☆

獅子神クンって悪いこともいいこともするフシギな人。。って思うかもだけど
ふつうの人だってチョウチョとかトンボは助けたいって思っても
「G}を助けようって思う人はいないんだからおんなじだって思うな。。

獅子神クンってきっと
自分の家族とか友だちじゃない人たちのこと
仲間だって思えないだけなんじゃないのかな?


それから大統領が
「今なら何をしても罪にならない」って言ってたけど
みんなあと3日で死んじゃうってゆうときに
悪いことする人っているのかな?

お金とか物とか持っててもあんまり役に立たなさそうだから
ぬすんでもしょうがないし
みんな3日後には死んじゃうんだったら
だれかを殺したっておもしろくないんじゃないのかな?


さいご獅子神クンが自爆しただけじゃ足りなくって犬屋敷さんも自爆したけど
これでよかったんだって思う☆

これでもしロボットの犬屋敷さんがニセモノだったってしても
死んじゃった犬屋敷さんが
今まで生きて感じたり思ったりしてきたことがムダにならなくって
あの世でよろこんでそう。。


EDは泣くってゆうか
なんだかじわじわ。。ってした感じだった。。


Cパートで剛史クンがイジメっ子にやられるだけじゃなくなって
麻理のマンガがジャンプで賞をとって。。ってゆう
ロボットでも犬屋敷さんがいたおかげでよかったって思えてよかった☆
{/netabare}
{/netabare}


見おわって


おはなしはバトルかな?って思ってたけど
じわーって感動するSF系ドラマだったみたい
とってもよかった☆

ただ、とちゅう
目をつぶっちゃうくらい暴力とかグロいところがあって
べつにそんなシーンなんかいらなかったのに。。ってゆうか
なかった方がよかったって思った


メインの声優さんは俳優さんであんまり合ってなかったし
大げさすぎてさいごまでなんかちがう感じがした。。

キャラデザは線とかこまかくって汚い感じだったけど
背景とかはきれいだったしバトルもすごい動いててよかった☆

投稿 : 2021/08/21
閲覧 : 1495
サンキュー:

75

merolin08 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

犬屋敷さんがツボでした笑

【全体の大まかな感想】
・ストーリー面白い
・作画は好き嫌いありそう
・犬屋敷さんなんでこんなに面白いの?笑
・胸糞展開がまぁまぁある

 UFOの墜落(?)に巻き込まれたことで、証拠隠滅のために兵器ユニットを使って機械の体にされてしまい、超高度文明の力を手に入れた犬屋敷壱郎と獅子神皓。2人は同じように自分が人間である実感を得ようとするが、それが犬屋敷は「人の命を救うこと」であったのに対して、反対に獅子神は「人の命を奪うこと」であった。機械の体を使って殺人を繰り返す獅子神。犬屋敷は獅子神を止めることが出来るのか…?


 基本ほのぼの系アニメ大好き人間なので、面白いとは聞いていたもののなんやかんやで今まで放置してきたんですが、ふと思い出して観てみました。いや~、面白かった。休日だったこともありノンストップで完走しちゃいました(笑)。

 まずジジイが主人公というのがチャレンジングでいいですよね。その精神はアニメ版にも引き継がれており、主要キャラクターを俳優が演じているという稀有なTVアニメ作品となってます。
 これまた主要男性キャラの俳優さん3人がいい!安堂役の本郷奏多さんは、ただただ上手。ちょいちょい声優業もやられてるイメージはありましたが、本業の声優さん顔負けの自然な演技で、エンディングでキャスト見るまで全然気づきませんでした(笑)。獅子神役の村上虹郎さんは第一声「おっと…」と思いましたが、見終わってから思うとキャラクターに合った絶妙な演技だったような気がします。ちょっと調べてもやはり批判が出てきましたが、「棒読み」という批判は少々浅い気がします(最初から獅子神のキャラを知ってた原作ファンは特に)。
 ただ僕が褒めちぎりたいのは何といっても犬屋敷壱郎役の小日向文世さん。なんじゃこの演技は⁈こんなの見たことなさ過ぎて衝撃でした。いい意味でアニメのセリフっぽくないんですよね。初めて空を飛んだシーン、「あ、靴脱いどけばよかった…」。いや、そこ?(笑) ちょっと抜けてる素のカワイイおじちゃん感のあるアドリブっぽい演技(実際はどうかわからんけど)がめっちゃ面白くて、犬屋敷の発言(というか雰囲気)に終始笑わせられてました。

 獅子神の殺人が最初に描写されるシーンは、放送コードぎりぎりってくらいガッツリ殺人を描写していて、ほのぼの系アニメ好きにはかなりキツかったです。他にも結構胸糞展開盛りだくさんで、面白いけどやっぱりしんどいので、この手の作品は脳死で見れるほのぼの系アニメ2作品ずつでサンドイッチしないと身が持ちません(笑)。

 3DCGをふんだんに使ったバトルシーンはCGならではの疾走感や迫力を最大限に生かしていて、CGそんな好かん勢の老害ですが←、これは認めざるを得ない…(笑)。ただ犬屋敷VS獅子神は、内容的には結構淡白な印象を受けました。もうちょいしっかり心理描写があったほうが面白かったんじゃないかなという気はします。

 個人的にご都合展開大歓迎人間なので、このアニメの終わり方に関しては単純に後味悪いとも言い切れませんが「んー」って感じです。全然悪いとかじゃなくて、むしろ明確にメッセージもくみ取れるし綺麗にまとまってるし、最高のラストといっていいと思うんですが、んー。いろいろと考えさせられる作品でした。

投稿 : 2020/10/31
閲覧 : 448
サンキュー:

3

ストックトン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

原作未読なんで知らない作品だったんだけど、さすがに
奥浩哉さんらしいSF作品だったと思う。

主人公がおじいちゃん?ていう設定もちょっと面白い。

ただその辺の華やかさはないかもしれんけど。

でもCGを使用した映像や音響なんかもスゴク良かったと思う。

とくに戦闘シーンなんかはもの凄く迫力があって、他のアニメに
比べてもかなり高かったんじゃないかな。

かなりグロイシーンとかも結構出てきたりして。

最初観始めたときは、なんだこの鬱なストーリーは?とか思っていたけど。

もう一人の主人公の獅子神の心情の動いていくさまも面白かったかも。

投稿 : 2020/08/01
閲覧 : 405
サンキュー:

4

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

露悪的な世界の物語。

【概要】

アニメーション制作:MAPPA
2017年10月 - 12月に放映された全11話のTVアニメ。

原作は、『イブニング』に連載されていた奥浩哉による漫画作品。
総監督は、さとうけいいち。
監督は、籔田修平。

【あらすじ】

犬屋敷壱郎は58歳であるが見た目は70歳過ぎの老人に見える。
サラリーマンであるが、真面目にコツコツ勤め上げるだけで会社では存在感が全く無い。
小言が多い妻と、老けてて格好良くない父親を疎ましく思っている高校生の娘と中学生の息子がいる。

念願の新居を購入したものの、日当たりが悪く狭いことから溜息をつかれるなど、
家族から尊敬されず、言葉からは愛情が感じられず関係が冷え切っている。

犬屋敷は真面目で温厚ではあるが身体が小さく非力で、
目の前で理不尽で嫌なことが有っても勇気を持てずに何も言えない自分を好きになれずにいる。
更には健康診断で胃ガンで余命3か月と宣告され、家族に打ち明けようとするがなかなか出来ない。

犬屋敷は『ボクの人生はなんだったんだろう』と飼い犬を散歩に連れて公園で泣き腫らしていると、
そこに居合わせた男子高校生・獅子神皓と共に不思議な事故に巻き込まれる。

UFOの墜落の巻き添えで原住民を害してしまった後始末をする宇宙人によって、
犬屋敷と獅子神は新たな肉体を与えられるが、人間の時の見た目と意識と記憶はそのままに、
宇宙人の兵器と様々な機能を備えたロボットに作り変えられてしまう。

戸惑いながらも人間を超えた力を、自分が人間であることを実感しようと人助けに使う犬屋敷。
そして、機械の身体になってしまった自分が生命ある存在であることを確認するために、
人を殺し続けることで目の前が生命が消える様子を観察しようとする獅子神。

二人は行動は対照的であるのだが、同じ能力を持ってしまった者同士で、
救う者と奪う者の考え方の違いで、やがて衝突することになるのだった。

【感想】

人間の尊厳みたいなものがテーマにあるのかな?

犬屋敷壱郎が置かれた状況。

人は一人で生きているのではないですよね。様々な人々が仕事なりで自分の役割を担って、
顔も名前も知らない赤の他人の生活に繋がっているのが社会。

そして、家庭でも会社でも感謝されることのない存在ではないか?との疎外感に悩まされてきた、
犬屋敷壱郎の、『自分は必要とされていない人間ではないか?』という孤独と絶望は、
表情や言葉で表現されている以上に根深いですよね。

原作者の奥浩哉氏は、ひこきもりの青年が社会復帰するまでのお話を過去に連載していたこともあり、
その手のネガティブな感情を取り扱うのが、比較的に得意なのかも知れません。

“機械になった自分が人間なのだと実感したい”それは匿名の行動で金銭的な見返りが何がなくとも、
特別な力を使って善行を繰り返すことで、たとえ顔を忘れられてもやったことは人の記憶に残る。
それは、これまでの人生に寂しさを感じてきた犬屋敷壱郎にとっての勲章になる。
完全な無私の善意とは言えないまでも、力を人のためだけに使う犬屋敷壱郎は、
十分すぎるほどに良い人と言えるでしょう。

一方で、機械の力を連続した一家惨殺事件などの殺戮行為に用いる獅子神皓。
女子供関係なく無慈悲な殺人行為を繰り返す一方で、
自分の家族への愛情、そして親しい人には人間らしい感情を見せる、
その獅子神の見せる表情が、流す涙が全く心に染みないですね。

声優向きとは言えない俳優の村上虹郎の獅子神の演技が一因でしょうかね。
犬屋敷役の小日向文世は、まだ慣れることが出来たのですが、
村上虹郎の演技が拙いせいか、獅子神どれだけ深く傷つき涙流そうとも、
その涙や叫びの全部が薄っぺらい自己憐憫にしか感じられないのですよね。

もしそれが計算通りで、獅子神に感情移入させないための故意の配役ならば凄いのですが、
単純な演技力不足ならば、アニメの獅子神は救われないキャラだと思ったりしますね。
まあ、身勝手に人間の生命を奪い顔色一つ変えずに行う殺人の規模がエスカレートしていく、
獅子神の異様なキャラ立てに棒っぽい演技が一役買っていますね。

家庭内や会社で居場所を感じられないながらも、社会正義の観念を持つ犬屋敷と、
複雑な家庭環境であるが両親の愛を受けながら、自分のごく狭い半径しか大切に出来ない獅子神。

そんなふたりの対比。彼らの行動を隔てたものはなにか?単なる善悪ではなくて、
それぞれが欲したもの。犬屋敷は社会の不特定多数相手に自分が必要とされている実感。
内向的な犬屋敷が他人との関わりを求める一方で、
見た目はリア充イケメン男子な獅子神は、自分が心許せる僅かな人と一緒に幸せになれる、
そんな環境さえあれば、その他は死のうがどうなっても良いと殺戮を実行する閉鎖的な感情。

明らかに獅子神の行動は狂っているものの、
自分が欲しいものを只管求めているという一点では一見正反対に見えても実は似ているふたり。

その構造の物語を、3D動画技術を駆使したレベルの高いSFアクション作画や、
ホームレス狩り、ネットの中傷事件、ミヤ○殺害、アメリカの某事件を連想させるエピソード等の、
不謹慎でショッキングな事件の数々の映像で楽しむ?
見る人によっては心が痛いのですが、なかなかに飽きさせない作りの作品ではあると思いました。

ただ終盤の駆け足気味な展開…。機械になってしまったふたりが心とどう向き合いどう決着つけるか?
家族と向き合えた犬屋敷はともかく、獅子神のほうが丁寧に扱えなかったのか?
原作自体の描写不足そのままであり、深く丁寧に獅子神を描ききっていれば物語の評価が上がるのに、
ちょっと残念に思うところがある作品でした。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/06/12
閲覧 : 552
サンキュー:

41

ネタバレ

ライジン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

個人的にはないかな

ある日、同じ能力を手に入れたおじさんと若者が戦う物語なんですけど、
若者は罪のない一般市民を自分の力の誇示の為に使っていて、
正直、見てて気持ちよくはなかったです・・・
おじさんは若者の暴走を止めようとしていて、見ててかっこいいって思いました!

投稿 : 2020/05/30
閲覧 : 621
サンキュー:

2

MMA原理主義者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

声優で台無し

原作は『GANTZ』の奥浩哉。
『GANTZ』と違い感動系なのでわかりやすいと思います。
問題は声優で、主人公2人を俳優が演じているんですがまったく合っていませんでした。
声優は演技のすべてを声だけで表現するのに対し、俳優は演技のリソースを表情や動きに割いているので、声のみで演技したときの表現力が乏しすぎます。
犬屋敷のほうは徐々に慣れていったんですが獅子神のほうがひどすぎで、周りの声優が優秀なだけに悪目立ちしていました。
主人公2人を俳優にしたのは、すでに発表されていた実写化も同じキャストでやるためかと思ったら実写の俳優は別人だし、今回なんのために俳優を起用したのかわかりません。
物語はすごくいいので、ちゃんとした声優を起用してほしかったです。

投稿 : 2020/05/22
閲覧 : 377
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2

DB さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

原作見てませんwww物語の良さはもちろん、作画も素人目には非常に緻密に描かれていて素晴らしいと感じました。声優も含め、完成度が高い作品ではないかと感じました。凄惨なシーンが多かったのであまり見返さないとは思います・・・

投稿 : 2020/04/28
閲覧 : 359
サンキュー:

2

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一風変わったヒーローもの

 原作は未読。
 初老の風采の上がらない男性がヒーローになるという基本設定が面白い。
 自身の能力をよく判っておらず、その辺の苦労やそこから生まれるユーモアなどは、往年の
アメリカのテレビドラマ「The Greatest American Hero(邦題 アメリカン・ヒーロー)」を
思い出す。
 主人公の犬屋敷 壱郎だが、見た目こそパッとしないが秘めた正義の心や家族愛など、その内面は
なかなか魅力的で、この壱郎と同時期に機械化された獅子神 皓の活動がストーリーの主軸と
なるが、その裏で当初はバラバラな感があった犬屋敷一家が一つにまとまっていく
ファミリードラマ的側面も楽しかった。

 壱郎と獅子神のぞれぞれの能力を使った行動だが、いずれも機械となった自身が人間であることを
確認するためのものであるのに、結果としてかなり違ったものになっていることが興味深い。
 壱郎の行動理念が「世のため、人のため」的な比較的シンプルなものであるのに対して、獅子神は
人間の善悪の二面性が出ているのが面白い。ある意味非常に人間らしいというか。
 善行とも言うべき部分も母親、安堂 直行、渡辺 しおんと祖母といった自分と親しくしている人の
ための行動であるのが、社会正義的に見地に立つ壱郎と異なる点がこれまた面白いところ。

 終盤、獅子神が日本に対して宣戦布告する展開は、強大な力を持った個が国家に戦いを挑むという
図式が「亜人」に通じるものがあり、その結末が気になったが巨大隕石の接近でうやむやに
なってしまったのが残念。
 この巨大隕石だが、いかにも話を締めるために起きたイベントという感じで唐突感は免れず。
 その展開自体もやや詰め込んだ感もあったが、それなりにちゃんと締めた感はあった。

 壱郎、獅子神、安堂といった主軸となるキャラのキャストがいわゆる非声優さんだが、それほど
違和感なく作品に馴染んでいたように思えた。

2020/03/01

投稿 : 2020/03/01
閲覧 : 336
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4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

中の上って感じ

ラストが気に食わなかったけど、それまでは面白かった。

投稿 : 2020/02/04
閲覧 : 344
ネタバレ

リプトン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

cg..

そんなことよりストーリーが面白い。さすがGANTZ作者、
終わり方感動です。いいお話

投稿 : 2019/09/30
閲覧 : 344
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4

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

視聴開始...断念

視聴理由 特になし

正直つまんない
声優さんもあってない。
opのman with a missionさんの曲はよかった

展開が面白くなさ過ぎて中断した
また機会があったら

投稿 : 2019/05/30
閲覧 : 464
サンキュー:

9

ネタバレ

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人の存在意義

視聴回数 5回くらい

本作品は日本社会を風刺した物語です。

原作者の奥 浩哉さんは「GANTZ」や「いぬやしき」で
様々な人間模様を描いています。

珍しく作品内のキャラクターが奥 浩哉さんの大好きな巨乳女性が
登場しないので、少し残念感があります。

特にこの作品では人の繋がりをテーマにした物語で、社会と個人に
ついて考えさせられる場面が多く感じられます。

以下は視聴済みの方向けの内容です。

{netabare}
「GANTZ」で加藤に対して「偽善者」という表現がされていましたが
犬屋敷は人として完全ではないですが「善人」。

逆に獅子神の殺人行為は「悪人」ですが、人の気持ちとしては
「常人」だと感じられます。

善人と悪人を作り出したきっかけが日本社会のシステムで
あっただけで、誰しもがどちらの境遇に陥る可能性があり
気持ちを変えられるのは本人の意識次第ではないかと
考えさせられる物語ではないでしょうか。

人の気持ちは良くも悪くも環境次第で変化します。
{/netabare}

個人的に制作会社のMAPPA作品を高く評価しています。
他のMAPPA作品で楽しめる方にはオススメかと思います。

実写の劇場映画もありますので、気に入られた方はそちらも
視聴されるといいです。

(余談)

先進国の社会システムで、人の気持ちが疲弊しきっている描写は
視聴していて気分がいいものではありません。

しかし現実へ向き合わなければ見えてこない自分があって、
それにより変化する自分がいることを認めないといけない
自覚も必要です。

まわりから見て「いい人」は「どうでもいい人」ではなく
「好(い)い人」へ変われる自分になれれば素敵だと感じています。

そんな「好(い)い人」が、いぬやしきです。

投稿 : 2019/05/26
閲覧 : 419
サンキュー:

12

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

残酷描写は嫌いだが最後は感涙した

冴えないおじさんが大活躍する作品。さえないおじさんが活躍する作品は自分の好みになることが多いかもしれないと思ったけど、主人公が冴えないおじさんの作品があまり思いつかない。実際、この作品すごく好き。おじさんかっこよすぎる。
{netabare}娘の麻理を助けるときと最後自爆して地球を救うシーンは涙ちょちょぎれた。かっこよすぎる。あの一家に完全に感情移入しちゃった。今までぞんざいに扱っていたのに掌返しは虫が良すぎる気がしないでもないっていうのは内緒。最初は犬だけだったもんな、犬屋敷壱郎に懐いていたのは。家族の会話はないし、癌の宣告受けたことを誰かに伝えたくても全く取り合ってくれない。だからこそ余計引き立つ。{/netabare}

同時期に機械の体になった獅子神は犬屋敷壱郎が人助けで生を実感するのとは対照的に人を殺すことで生を実感している。そのシーンを描いている2話がしんどかった。{netabare}適当に選んだ家に入って母親を惨殺。風呂に入っていた父を撃ち抜き、一緒に入浴していた幼い息子は死んだ父の重みで水から出られずに窒息。極め付けは最後に帰ってきた娘に脈絡なくワンピースの話を持ち出した挙句、射殺。ここが耐えられないポイント。母にそういったことをしていたと知られ、絶望で自殺され、悲しみからさらに暴走する。そんな彼を愛するしおんの登場や犬屋敷壱郎との戦闘で最後はさすがに更生している。途中、人助けもしている。{/netabare}

OP
My Hero 歌 MAN WITH A MISSION
映像がなんか色々凄い。泣いた顔とか。
ED
愛を教えてくれた君へ 歌 クアイフ
この曲は獅子神のほうに焦点を当てているように感じる。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 犬屋敷壱郎
老人のような見た目の冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎。念願のマイホームを建てるも愛する家族に疎まれ、やるせない日々を送っていた。そんな犬屋敷を末期の胃がんという更なる悲劇が襲う。家族にもがんの事を言い出せず途方に暮れていた犬屋敷はその夜、突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ、兵器ユニットを搭載した機械の体に生まれ変わる。 「私は、私ではない…私は機械…」人間ではなくなってしまった犬屋敷。自分の存在に悩む犬屋敷は偶然、男性が少年たちに襲われそうな場面に遭遇する。勇気を振り絞り助けに入った犬屋敷を少年たちはバットで殴りつける。犬屋敷が意識を失ったその時、彼の体に眠る人智を超えた力が目覚めて…。

2. 獅子神皓
生まれ変わった機械の体で人を救っていくことに自身の存在意義を見出した犬屋敷。 一方、犬屋敷と同じく機械の体に生まれ変わった高校生・獅子神皓。獅子神は家族や親友以外の人間にはまるで思い入れを持たず、機械の体の力で無差別に殺人を繰り返していた。彼は犬屋敷とは逆に人の死を間近に感じることで、生の実感を得ていたのだ。 ある日の夕方、学校帰りの獅子神は軽い足取りで適当な民家に立ち入ると、そこに住む住人一家を機械の力で容赦なく皆殺しにする。獅子神の凶行を察知した犬屋敷は急いで民家へと向かう…。

3. 安堂直行
殺したはずの犬屋敷が無傷で立ち上がったことに獅子神は動揺すると、その場から飛び去った。その姿を見て、犬屋敷は獅子神が自分と同じ機械の体であることを確信する。その翌日から犬屋敷は飛行能力や治癒能力など新たな能力が使えることに気づくと、その能力を駆使して更に人助けを行っていく。一方、獅子神はなぜ犬屋敷を倒せなかったのか戸惑いながらも、親友である安堂直行をいじめの標的としていた不良グループと対峙する・・・。

4. 鮫島
全身に入れ墨をまとった極悪非道な暴力団員・鮫島は気に入った女性を見つけると拉致し、薬漬けにした上で乱暴することを繰り返していた。弁当屋で働くふみのは背は小さいが美人で、恋人の悟ちゃんからのプロポーズを受け、幸せな日々を思い描いていた。しかし、ある晩、ふみのは鮫島に目をつけられ、手下たちによって拉致されてしまう。ふみのは何とか鮫島の元から逃げ出して、悟の家に逃げ込むが、そこに鮫島たちが押し入ってくる。ふみのを守ろうと立ちはだかる悟の首に手をかける鮫島。その時、鮫島の凶行を察知した犬屋敷が駆け付けるが、鮫島に銃弾を撃ち込まれて昏倒してしまう…。

5. 獅子神優子
連続民家襲撃事件が大きく報道され、獅子神の犯行を唯一知る安堂は苦悩する。そんな安堂は偶然目にした「各地の病院で治療困難な患者が回復している」というニュースから、獅子神と同じ能力を持った人物がもう一人いるのではないかと仮説を立てる。安堂が助けを求めるウソの声を上げたところ、安堂の家を大慌てで犬屋敷が訪れた。犬屋敷がニュースで報じられていた重病人を回復させている人物である事を聞いた安堂は、犬屋敷を本物のヒーローだと称賛し、獅子神を止めて欲しいと懇願する。一方獅子神は、離婚して別居している父親の家から帰宅した獅子神は、最愛の母から末期のがんに侵されていることを告げられる…。

6. 2chの人たち
十人以上の警察から逃れた獅子神であったが、直後、連続民家襲撃事件の容疑者として全国に指名手配され、母との幸せな時間は終わりを告げた。行き場を無くした獅子神は、彼に好意を寄せるクラスメイト・渡辺しおんの家に身を寄せる。一方で犬屋敷は安堂のサポートを得て、機械の体の能力を使いこなしつつあった。そんな折、獅子神の母・優子がテレビで謝罪する姿を見た犬屋敷と安堂は、獅子神の動向に不安を感じる。 獅子神も優子の身を案じていてニュースをチェックしていたが、「連続民家襲撃事件 犯人の母親が自殺」と速報テロップが入る。獅子神は上空へと飛び出すと、終わらない慟哭を響き渡らせるのであった・・・。

7. 渡辺しおん
獅子神は自身の無実を信じるしおんに自分の体が機械になったこと、また生を実感するためにこれまで多くの人の命を奪ってきたことを告白する。「もっともっと人を殺す…この国の人間を全部…」しおんに無情な宣告をする獅子神。しかし、しおんはそれでも獅子神に置いていかないでほしいと懇願する。これまで獅子神が奪った人にも未来や大切な人がいたと泣き叫ぶしおんに獅子神はある提案をする・・・。

8. 犬屋敷麻理
侵入した特殊部隊から銃の乱射を受ける獅子神。獅子神は銃撃の巻き添えになり倒れたしおんとしおんの祖母を抱え、何とかその場を脱出する。気絶した2人を安全なところに避難させると、しおんとの幸せな生活に別れを告げ、涙を流し飛び去る。 別の日、獅子神や安堂のクラスメイトで犬屋敷の娘、麻理は偶然にも犬屋敷と安堂が一緒に病院に入るところを目撃し、彼らの後を追う。彼らが入っていった病室の様子を窺うと、そこでは麻理には信じられない出来事が起きていた。その後、犬屋敷が火災現場へと飛び立っていく姿を見て呆然とする麻理。同じ日の夜、深い絶望に打ちひしがれた獅子神は復讐を決意し、警察署を襲撃する・・・。

9. 新宿の人たち
獅子神による警察署襲撃事件が大きく報じられる中、獅子神は各地の街頭ビジョンをジャックし、日本に対し宣戦布告をするとともに「今から100人殺します」と宣言。手始めに新宿で無差別に殺人を開始する。獅子神が携帯電話を通して無差別殺人を行っていることに気づいた安堂は、犬屋敷の能力で携帯を使用しないよう緊急警報を発信し、人々を携帯から遠ざけることに成功する。携帯からの殺人を邪魔された獅子神だが、今度は街頭ビジョンを通して引き続き発砲を行い、100人を殺害すると「明日から1日1000人」殺害すると宣言し姿を消す。獅子神の凶行を止められず肩を落とす犬屋敷。あくる日、獅子神はまたも非情な行動に出る。

10. 東京の人たち
新宿での無差別殺人を行った翌日、より多くの人を殺害するために獅子神が取った行動は、都内に飛行機を次々と墜落させるという非情なものだった。安堂から連絡を受けた犬屋敷は墜落を阻止すべく、能力を駆使して何機もの飛行機を操り、ギリギリのところで無事に着陸させることに成功する。更に犬屋敷は、飛行機墜落による火災で高層ビルに閉じ込められている麻理の救出に向かおうとするが、そこに現れた獅子神から攻撃を受ける。一刻の猶予も無い中、必死で麻理のもとへ向かおうと飛ぶ犬屋敷とそれを追う獅子神。同じ機械の体を持つ者同士の戦いは熾烈を極めていく・・・。

11. 地球の人たち
新宿で多くの人を救い、自宅に戻る犬屋敷。犬屋敷は帰宅を待っていた家族に自身が機械の体である事を告げ、家族のもとを去ろうとする。しかし、家族は機械になった彼の存在を受け入れ、涙を流して抱き合う。一方、犬屋敷との戦いで両腕を失った獅子神は安堂のもとを訪れていた。安堂は獅子神の来訪に戸惑うが、獅子神を激しく断罪する。大切に思っていた親友に強く存在を否定された獅子神は、失意の中、安堂の前から姿を消す。犬屋敷は自分を受け入れてくれた家族と幸せな時間を過ごしていたが、巨大隕石が直撃する未曽有の危機が地球に迫っている事を知る。世界中が絶望に暮れる中、犬屋敷は家族を守るという決意とともに隕石に向けて飛び立つのだった・・・。

投稿 : 2019/04/23
閲覧 : 823
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13

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

老人Zかと思いきや

お父さん58歳
なんだかOPはサイバーチックで
1話の内容とギャップありすぎでちょっと苦笑
この曲ランニングとかに聞くと良さげ
MAPPAとさとうけいいち
これだけでも見る価値あると思って見てたけど

さすがやで

58歳にしては老けすぎのお父さん
哀愁漂うというか
もうちょっとお父さん大事にしようよと思いながら見てたのだけど
お父さんめっちゃいい人なん

想像力のない子供

実は多いのだよね
誰かと誰かは繋がっていて
大事に思う人もいるし
死んだら悲しむ人もいる
わからなければいいや感覚でやると
痛い目を見る

若さと年寄りの経験値の差だろうけど
自分のやったことに責任持って欲しいな

気になったんだけど
防犯カメラあちこちにあるし
よく見つからなかったよねw

投稿 : 2019/04/14
閲覧 : 345
サンキュー:

15

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すんげーかったっすよ

すんげーのなんのってこの容赦のない描写!
徹底的にやらにゃ気が済まん!てな気迫がバリバリ伝わって来よりますわ~
作画とかまず変態的に上手いし、メカ・戦闘その他CGもハイセンス&ハイクオリティー。
ストーリーはなかなかにハードでございましてね~、
いやほんとに怖い怖い、半端じゃないでしょう
奥先生は怒らせたら怖い
この、作家としての凄みと申せましょうか、物語の根底にある怨念とでも申せましょうか、作り物とは思えない生々しさとモウせましょうか、、、
オープニングが、既にカッコイイので、毎回食い入るように見てしまった
傑作の、アニメーションだと、思います!!(;.:◉;.:◞౪◟;.◉;)!?

投稿 : 2019/04/13
閲覧 : 223
ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

力を手に入れた時どうするか…二人の対比が面白い

1話感想
作画が素晴らしい。

内容も何とも面白いですね。
別に斬新ってわけじゃないんですよ。宇宙人に殺されて代わりに力を得るなんてウルトラマンの頃からの定番で。
しかしそこに哀愁漂う老人を持ってくる所に得も言えぬセンスを感じます。

全話感想
非常に面白かったです。
作画は素晴らしく、内容も面白い。

獅子神君の声、最初は演技していなくて変に思いましたが、よく考えると普通の高校生って皆あんな感じの話し方していますよね。

演技っぽくない自然な演技として、むしろ良かったのではないでしょうか。

身に余る力を手に入れてしまった場合、きちんとした大人と、未熟な高校生が対比になるというのも理解できる話。

自分だって高校生の時は、世界よ滅べ、的な中二病を患ってましたからね。
非常に質が高く楽しめる傑作でした。

投稿 : 2019/04/13
閲覧 : 283
サンキュー:

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いぬやしきのストーリー・あらすじ

定年を間近に迎える冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎は会社や家庭から疎外された日々を送っていたが、ある日突然、医者から末期ガンによる余命宣告を受け自暴自棄になる。

その晩、突如飛来したUFOの墜落に巻き込まれ機械の体に生まれ変わった彼は人間を遥かに超越する力を手に入れることに。

一方、同じ事故に遭遇した高校生・獅子神皓は、手に入れた力を己の思うがままに行使し始めていた。

自分の意に背く人々をただただ傷付けていく獅子神と、獅子神によって傷付けられた人々を救い続ける犬屋敷。

人間の本質は善なのか、それとも悪なのか…?

強大な力を手に入れた2人が、いま、それぞれの想いで動き出す――。(TVアニメ動画『いぬやしき』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年秋アニメ
制作会社
MAPPA
主題歌
≪OP≫MAN WITH A MISSION『My Hero』≪ED≫クアイフ『愛を教えてくれた君へ』

声優・キャラクター

小日向文世、村上虹郎、本郷奏多、上坂すみれ、諸星すみれ

スタッフ

原作:奥浩哉(講談社『イブニング』連載)、 総監督:さとうけいいち、監督:籔田修平、シリーズ構成・脚本:瀬古浩司、キャラクターデザイン:恩田尚之、音楽:池頼広

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