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「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(アニメ映画)」

総合得点
68.8
感想・評価
463
棚に入れた
1784
ランキング
1989
★★★★☆ 3.3 (463)
物語
2.9
作画
3.9
声優
2.9
音楽
3.7
キャラ
3.2

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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てんてん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ひどい

昔cmやってたから見てみた。
内容ひどすぎ。俳優を声に起用するな!!作画と曲で成り立ってる作品。

投稿 : 2024/07/11
閲覧 : 53
サンキュー:

1

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

眺めているのが良い映画もある。不思議な気分になります。

 夏になると見たくなる映画の1つです。世間の評判は悪いのは知っていますし、その理由もドラマとの差とか、声優とか、歌とか、意味不明とかそれぞれの意見は分かります。

 が、私すっごい好きなんですよね。この作品。不思議な感覚になって何となくトリップします。下のレビューはちょっと否定派に反論の意味で考察したりしましたけど今はどうでもいい感じです。好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いなのが(中間も無関心も含めて)アニメ作品なので、少なくとも私は大好きな映画の一つです。もちろんEDの「打上花火」は素晴らしいですし。

 でまあ、レビューです。

 エロい女子中学生が桜色のツヤツヤお肌を思いっきり出して、しかもスク水で寝そべったり、安定のシャフト感でしたね。ナズナは化物語シリーズに出てきても全然違和感はありません。
 
 さて、本作はタイムリープものなんでしょう…か?なぜ疑問形かというと話の後半、要するに花火が平らの世界になったところから、架空の世界と見る事ができるからです。実際平らな花火は文字などの特殊技術の花火ではあるみたいですが、尺玉は普通は球形に広がります。
 そうなると、1回目にナズナが母親に捕まってガラス玉を投げてリープが起きた次の段階でもうユウスケは花火は平だ、と言っているし、映像も平らな花火になっていました。

 駅名が茂下と書いて「もしも」ですからね。駅そのものも架空かもしれません。
 最後の方でガラス玉を打ち上げるシーンがありましたが、あそこはもう完全にファンタジー世界に入っていました。つまり、現実とファンタジーのシームレスな連続性に幻惑されるところにこの映画の面白さがあるんだと思います。

 冒頭のワンシーン。スク水のナズナとノリミチのカットがあります。ここはその後の話には出てきません。そして最後のナズナの「次会えるのどんな世界かなあ」というセリフとあわせると何度も幻想の世界を、行き来しているのでしょうか。

 本作、始めて見たとき、ナズナがユウスケを誘うシーンがあることで、どっちつかずか?と思いました。ですが、ホースで水をかけるシーンのナズナの表情がユウスケとノリミチで全然違いますね。さすがの演出力で本作はそういう細かいところに仕掛けがあって、十分計算されているんだろうなあと思います。
 で、ナズナがユウスケを選んだ回は、自分の選択を運にまかせて、その結果に従って進んだんでしょう。だからユウスケに対する「好き」という言葉が軽くでてきたんだと思います。

 最後、ナズナの名前がないのは、存在しないからではなく転校したんでしょう。ノリミチがいないのは東京に合いに行ったとも取れます。ナズナが咲いているので春なんでしょうか。
 というのは、巨大なガラス玉が砕け、それぞれのIFが降り注いだ時、ノリミチだけがナズナとお台場みたいなところでキスしているシーンをつかみ取っていました。つまり、実現するのはそのイメージで東京まで会いに行ったということかなあ、と取れます。

 が、ナズナの父親が溺死していたとき、ガラス玉持ってましたね。駆け落ちの結果死んでしまうというのは、ノリミチにとって悪い暗示の気もしました。が、どうなんでしょう?ナズナの母と共通の一族の浮気性の呪いだったりして。
 父親からナズナへのギフトだととることもできます。夏の海の不思議ともとることができます。

 あるいは松田聖子さんの歌をなぜ歌うか?です。もちろん歌詞に灯台のイメージがあるし、ガラスの海という本作に近いイメージがあるからだとは思いますが、聖子さんは恋多い女で、しかもお母さんが歌っている…ですからね。ちょっと不穏な感じもあります。

 まあ、考察しようと思えばいくらでもできるんですけど、本作ってそういう非現実感の中、中学生という思春期の初めの幼い恋物語を感じ取れればいいんだと思います。
 美しい海の風景と花火の情景、幻想的な電車の映像が非常に感傷的な気分にさせてくれました。そして最後のガラスと灯台ですね。まあ、それでいいでしょう。ハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもなく、想像にお任せします、ということで。

 ちなみにナズナの花言葉は「あなたに私のすべてを捧げます」だそうです。


 
 21年6月に書いたレビューを23年7月に書き換えています。以前ハッピーエンドだろうという考察をしましたが、今回改めてじっくり見ているうちにどうでもよくなりました。「眺めているのがいい」という映画があってもいいかなあと思います。

 繰り返し視聴している映画なので、5にします。世間の評判は悲しいですが、映画は嗜好品なので仕方ありません。

投稿 : 2023/07/07
閲覧 : 435
サンキュー:

9

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

広瀬すずはまだいい、菅田将暉は・・・・・・・

皆が言う通りストーリーと声、この二つに尽きる。

アニメに限らず全ての作品に言えることだけど、こういう中途半端な終わらせ方が一番ムカつく。
オチを匂わせるにもひと段落ついてから匂わせるものなのに、この作品に関してはどういう展開で終わったのかすら分からない。せめて駆け落ちが成功した描写か、母親と話し合う描写がないと、視聴者には「?」しか残らないし、最後に点呼を取ってた世界が改変後の世界なのか戻った世界なのかとかも良く分からなかった。
映画のレビューサイト観てると原作とは描き方が全く違うようだから、原作というより変なビー玉を出した制作陣に問題があったのかも。そもそも原作はifの世界線を描いてるはずなのに、この作品の場合ifじゃなくてタイムループと改変だからまずそこから間違ってる。


次に主人公の声優が酷すぎる。
広瀬すずはまだ良い、多少なりともキャラクターの感情表現が出来てたし、歌は下手だったけど許容できる範囲だった。
それに比べて菅田将暉はホントに酷い、キャラクターの感情表現よりも発音を重視してるし、元々菅田将暉は声というより表情や動きの演技力が高い人なのに、実写の時と同じような演技をするから余計に酷い。ちゃんと声優と俳優の演技を分けられるになるまで声優としては活動しない方が良い。

それとこれは個人的な感想だけど、菅田将暉の声で素直になれない男子中学生のキャラ見てるとイライラする。


アニメーションに関しては「一般向けのシャフトだった…」くらいの感想しかない。
もちろん良かったんだけど、シャフトの劇場版は『まどマギ』と『傷物語』のイメージしかないから、こういう正統派なラブストーリーで描かれると少し違和感がある。

歌が大バズりしたのは知ってたけど、今観たら再生回数5億回って……海外の人はこういうのが好みなのかな?

投稿 : 2023/04/01
閲覧 : 174
サンキュー:

1

ネタバレ

ハル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 1.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

脚本が残念

監督が松田聖子好きなのかしらんが、謎の松田聖子カバー祭り(当方は飛ばしました)からの、視聴者の想像におまかせしますEND・・・作画と音楽が良いだけに非常に残念な作品でした。 エンドクレジット後に後日談的なのがあれば未だ観れる作品でした。

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 166
サンキュー:

1

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

新SFスーパー英雄(?)列伝29

畑○葉子
「下から横から どうぞ♪」
(や、やめろ~物をなげないで~ うぎゃっ)

まあ後ろから見るか?前から見るか?好きなところから見ればいいんですけど(おい)大事なのは誰と見るかですよね(うんうん)

って、何の話だ(汗)
よ~やく見る事が出来ました。
映像はキレイですし、曲も良かったです。
ただ、あまり心に残らないと言うか、引き付ける何かがあとひとつ足りない感じでした。
同じ時間を繰り返す作品として
「時をかける少女」
があります。
あっちは見てるうちにどんどん引き込まれていったんですけど、この映画はそこまでいかなかったというのが、正直な感想です。

おまけ
なずなを救えなかった典道は、不思議な玉を投げつける。すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた・・・
なずな
「いや~だ~(典道を見て)このままだと天地人のしょーもない感想にサンキューさせられるの、助けてーっ」

・・・いや、そこまでいやがらなくても(涙)

おまけその2
なずなを救えなかった典道は、不思議な玉を投げつける。すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた・・・
「おいっ」
「(典道)えっ?」
「こんなに簡単に時を戻せるってズルイだろ~が。俺なんて時を戻すのに死ななきゃいけなんだぞ」

・・・いや、それはRe:ゼロ(ぎゃ~)

投稿 : 2022/06/26
閲覧 : 223
サンキュー:

12

福松 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

【ネタバレなし】ジュブナイル・ファンタシィの映像美

あえて拘って「ジ」ではなく「シ」にしてみました笑。

たまたまYouTubeで劇中歌の動画を観たのをきっかけに、なんとなくふわっとした短い推薦文を書いておきます。
観たのはかなり以前のことなので、記憶があいまいですが、ご了承ください。評価はすべて3のままにしておきますが、作画と音楽は上げても良かったかな、とも思いました。

序盤から「ん、これは甘酸っぱい若者の青春・恋愛物か」と思わせておいて、という流れで、徐々に本作はファンタシーだということが判っていきました。ファンタシーなので話に整合性は必要ないと思います。キャラは重要ですけどね。映像美と音響、これは映画館で観たかったなあ、と思いながら視聴した記憶があります。
主なターゲット層についてですが、劇中歌から言って、中年男性をある程度意識しているのではないかなと感じました。決して上手な歌唱とはいえませんが、中学生が歌っている設定なので、非常にマッチしていたと思います。松田聖子さんの原曲は私が好きな歌のひとつです。
さて、季節は梅雨に入ったばかりです。間もなく夏がやってきます。ひと夏のとある経験や冒険を描いた作品は数々ありますが、ちょっと不思議な感じの作品を求めておられる方には、視聴をお勧めできる一作となっております。アニメ慣れしていない方でも大丈夫だと思います。

最後に本作とまったく関係ない話題を一つさせてください。私はパソコンで3つのモニターを使っています。中央のメインモニターはリフレッシュレートが低い旧式で、解像度も低く、画面サイズが大きい事だけが取り柄です。実は古いテレビです。そのメインモニターでアニメなどの動画を観ると、画面パンの時になんだか目がクラクラして疲れていました。この点は私のあにこれ投稿頻度が落ちたことに3%くらい関係しています。一方、右側の第二モニターで本作の劇中歌の動画を再生した時に、「パンの時に目が疲れる・目が追いついていけない」という現象が発生しない事が判りました。第二モニターはまともなPC用モニターですので、当たり前と言ったら当たり前なのですが。これに今更気づいたため、今後は快適なあにこれライフが送れそうです。ここ半年以上に渡って、つながりのある皆様には多数のサンキューをいただいたお礼も全くできておらず、申し訳なく思っております。この場をお借りしてお詫びとお礼を申し上げさせていただきます。

投稿 : 2022/06/19
閲覧 : 226
サンキュー:

12

イザヤ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

3回は見ました,が・・・

この作品はなんだかんだ,3回以上視聴しましたが,私は面白いと感じたことがありません。
放送される度に,次こそは,と思うのですが,やっぱり無理です。低い評価も多いですが,これは正当な評価だと思います。音楽だけは良いと思う・・・以上

投稿 : 2021/11/04
閲覧 : 336
サンキュー:

2

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

打ち上げ花火、この世界から見るか?あの世界から見るか?

公式のINTRODUCTION
{netabare}
夏休み、とある海辺の町。花火大会をまえに、「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか?平べったいのか?」で盛り上がるクラスメイト。そんななか、典道が想いを寄せるなずなは母親の再婚が決まり転校することになった。なずなは典道を誘い、町から逃げ出そうとするのだが、母親に連れ戻されてしまう。なずなを救えなかった典道は、もどかしさからなずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた…。原作は『Love Letter』『リップヴァンウィンクルの花嫁』の岩井俊二。脚本は『モテキ』『バクマン。』の大根仁。総監督を務めるのは『化物語』『魔法少女まどか☆マギカ』の新房昭之。アニメーションスタジオ「シャフト」と最強タッグを組み、“繰り返される夏の一日”を描いたラブストーリー
{/netabare}

スタッフ{netabare}
原作 : 岩井俊二
脚本 : 大根 仁
総監督 : 新房昭之
企画・プロデュース : 川村元気
監督 : 武内宣之
キャラクターデザイン : 渡辺明夫
音楽 : 神前 暁
アニメーション制作 : シャフト
主題歌 : DAOKO × 米津玄師 『打上花火』
(c)2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会
{/netabare}
キャスト{netabare}
なずな : 広瀬すず
典道 : 菅田将暉
祐介 : 宮野真守
純一 : 浅沼晋太郎
和弘 : 豊永利行
稔 : 梶 裕貴
なずなの母の再婚相手 : 三木眞一郎
三浦先生 : 花澤香菜
光石先生 : 櫻井孝宏
典道の母 : 根谷美智子
典道の父 : 飛田展男
祐介の父 : 宮本 充
花火師 : 立木文彦
なずなの母 : 松 たか子
{/netabare}


感想
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夏休み、とある海辺の町。花火大会をまえに、「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか?平べったいのか?」で盛り上がるクラスメイト。そんななか、典道が想いを寄せるなずなは母親の再婚が決まり転校することになった。なずなは典道を誘い、町から逃げ出そうとするのだが、母親に連れ戻されてしまう。なずなを救えなかった典道は、もどかしさからなずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた…。
{/netabare}
感想
{netabare}
おはなしは
アニメ版「時をかける少女」の男女逆バージョンみたいな感じかも?

ただ、主人公の典道クンが、性格がはっきりしなくって
ダラダラなんどもやり直す、みたいなところが気になった。。

はじめなずなにさそわれたのが友だちの祐介クンで
その祐介クンがはっきりしないからなぐって、べつの世界線に移ったのに
こんどは自分もはっきりしない態度で失敗して
なんどもくり返して、やっと。。ってかっこよくなかった。。

それで、ただでさえ、おはなしがくり返すのに
典道クンがはっきりしないから
おはなしが長く感じちゃったのかも?


そんな、はっきりしない男子が変?
ふつうのラブコメって、もっと男子がかっこいいよね?
って思っててみんなのレビュー読んだら
原作だとみんなが小学生だったみたいで
それで、なんか、ラブコメっぽくない理由が分かったかも?

にゃんは、典道クンも祐介クンもふつうに子どもで
クラスにいたら、なずなはきっとどっちも好きにならないって思う。。

なずながはじめ、祐介クンに声をかけたのって
ほんとはどっちでもよかったから、じゃないかな?って

なずなは恋にあこがれてただけで
もし、幼なじみに、カッコイイ高校生とかいたら
その人に声かけてたかも?w


それに男子たちも、女子を気にしてるみたいだったけど
恋愛とかより、ふつうに友だちと遊んでる方が楽しかったんじゃない。。

だからさいごは、ムリヤリ、キスさせて
ムリヤリ、ラブストーリーにしたみたいな気がした。。


あと、さいごのシーンで、なずながいなかったのは当たり前だけど
典道クンまでいなかったのは何だか、ぜんぜん分からなくって
灯台が映ってたのは、何だったんだろう。。


そんな感じ」だから、おはなしははじめダラダラ。。
とちゅうからちょっと「どうなるんだろう?」っておもしろくなってきたのに
さいごはイミフな終わり方で「えっ!?」

そのあとが何かありそうで、エンドロールもさいごまで見たけど
何にもなし。。って
見てる人たちに考えてもらおうって思ったのかもだけど
ヒントくらいないと、何だかダマされたみたい。。


あと、声優さんだけど
中学生にしては、おじさんっぽい低い声で
とくに典道クンは棒読み、ってわかるくらい。。

なずなもそんなにうまくはなかったけど
ふつうの新人声優さんでも、そうゆうときがあるから
そんなに気にならなかった。。


キャラデザはシャフト、ってすぐ分かる感じで
背景とか、花火のスペシャルエフェクトみたいのとか
絵はすごくきれいだった☆


音楽は、あんまり気にならなかったけど
電車の中でなずなが歌った歌とか、EDはよかった☆
{/netabare}
{/netabare}


見おわって。。

恋にあこがれる気もちって、みんなにあるって思うけど
恋にあこがれてただけの男子を
ムリに、かわいい女子とくっつけようってしてたみたいで気になった。。

ホントにやり直したかったのって
このおはなしを作ってる、おじさんたちだったのかも?

投稿 : 2021/11/03
閲覧 : 449
サンキュー:

61

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

原作が気の毒。

【概要】

アニメーション制作:シャフト
2017年8月18日に公開された劇場アニメ。
原作は、タモリがストーリーテラーを務めたオムニバステレビドラマ『if もしも』
の第13回のエピソードで1993年8月26日に放送された岩井俊二監督の実写ドラマ。
総監督は、新房昭之。
監督は、武内宣之。

【あらすじ】

海辺の茂下(もしも)町。夏休み中の8月1日の登校日。
その晩には茂下神社で夏祭りと花火大会が開催される。
快晴の通学風景のなかで海の浅瀬でガラス玉を拾う少女がいた、

中学一年生の島田典道は、同級生のその美少女・及川なずなが密かに気になっていた。
教室内でぼんやり彼女を視界に入れていた典道は、同じクラスの男子・安曇祐介に、

「なずな可愛いよな」「つうか、告りてえんだけど」

と、くだけた口調で打ち明けられた。

その後、掃除当番でプール掃除に行った典道と祐介の二人。
プールには先客の水着姿のなずながいた。
賭け水泳をする典道と祐介だったが、なずなも参加して3人は50メートルプールで競争。
勝った祐介は、なずなに花火大会を一緒に観に行こうと誘われた。

そして、教室に戻ると男子3人が「花火は横から見たら丸いのか?平べったいのか?」
の話題で盛り上がっていて、会話に加わった典道と祐介を含めた男子5人で灯台に行って、
打ち上げ花火を真横から見て確認しに行く約束をした。そして帰宅。

父親を亡くしていたなずなは、母親が新しく別の男をひっ捕まえて再婚が決まっている、
そして自分も親たちの都合につきあって転校しなければならないことに不機嫌だった。

一方で祐介は、典道の家で一緒にテレビゲームで遊んでいた。
なずなを相手にすることに臆病になったのか?男の付き合いでサボる口実が出来て安堵したのか?
自分はなずなとの約束を完全にすっぽかすつもりでいるのを典道に言う祐介なのだった。

プールでの勝負で足を怪我していた典道は、祐介の紹介で彼の父親の病院で診てもらうことになり、
典道は、約束どおりに祐介を迎えに来ていた浴衣姿のなずなと病院で会い、
治療を終えた典道は伝言を頼まれていて、祐介は来ないことを代わりに彼女に告げたのだった。

病院を出て歩きながら話す典道となずな。

スーツケースを持っていて実は家出をしてきたと典道に言うなずな。
彼女は、プールでの勝負に勝ったほうを花火に誘うつもりだった、
典道が勝つと思っていたことを告白するのだった。

結局、なずなは母親に見つかり捕まって引きずられて、典道に助けを求めるのだが、
なずなと母親が去っていくのを為すすべもなく見ている典道なのだった。

その母娘の修羅場を目撃した、祐介たち花火を見に行く男子4人。
笑ってる態度にむかついた典道は、祐介に馬乗りになって殴りかかるのだった。

「もしも、あの時プールで怪我せずに自分が勝っていたら?」と思いながら、
なずなが海で拾って、ついさっき落としたガラス玉を典道が投げつけると、時間が巻き戻った。
異なる世界線のプールでの競争に勝った典道は、なずなに花火大会見物を誘われたのだった。

【感想】

アニメのついでに実写の方も観てみました。

主人公の島田典道を演じるのは『あっぱれさんま大先生』に8年間出演していた山崎裕太で、
当時中学1年生。ヒロインの及川なずな役の女優・奥菜恵は中学2年生。
このふたりが実写では小学6年生を演じています。

週刊少年ジャンプとスーパーファミコンが大好きで勉強に興味なく友達と遊んでばかりの、
声変わり前のありふれたガキンチョな小学6年生な典道が、
皆より一足早く少女に成長してしまったものの心が身体に追いついていない、
なずなの背伸びや両親への小さな反抗にドキドキしながら付き合わされる話。

子どもには子どもの世界があり、おとなになって同じことをやっていたらバカだと思われる、
半ズボンの男子どもの子どもであるが故の無邪気な身勝手さにノスタルジーを感じつつ、
そこに小6設定にしては背が高く大人びた奥菜恵演じる少女の姿との対比を見せながら、
恋と呼ぶには感情が幼いふたりの一夜限りの小さな冒険を描いた情緒的な作品でしたかな。

それをアニメでリメイク!「君の名は。」と同じ川村元気プロデューサーで制作担当はシャフト。
「化物語」「魔法少女まどかマギカ」など数々の人気作品の実績を評価されてのことでしょうが、
シャフトのアニメ演出はネタを仕込みまくった動く紙芝居が基本路線で、
アニメーションが一般層に再評価されるきっかけになった作品の監督である、
新海誠的なものとは正反対ですね。
原作の空気感を再現したいならバッチリ実写でリメイクすれば良いことなのですが、
ここは敢えて実写に寄せたりせずにシャフトにしか作れないアニメ表現が期待されたのでしょうか?

しかしながら、実際に出てきたアニメは好きではないですね。
原作から変更した主人公の典道の登場シーンではトイレでウ○コの真っ最中で、
更にはトイレの扉越しにカレーの話を母親としだすという。
こういうのを面白いと思ってやっているのでしょうかね?

典道ら子供たち全員を小6→中1に設定を変更したせいで、
甲高い声の半ズボン男子共の子ども特有の稚気ゆえの大人をからかうなどの行動が、
野太い声のイキった学ラン中学生の幼稚で下品なセクハラに。
あの世代の子どもにしか出せない輝きを映像であらわした原作ドラマと趣が変わってしまいましたね。
あの年代の一学年の違いは大きいです。

演技上の都合で年齢設定を変えたということですが、
菅田将暉に広瀬すずと人気俳優を典道となずなに使いたいがために、
演技をキャラに合わせるのでなくて演者の都合にキャラを合わせるということに。
結果的に特に菅田将暉の声が実写とは逆に野太く、背の低い中1少年に合ってないですね。

ぽよよんろっく(渡辺明夫)氏のアニオタ向けの媚びたキャラデザ。
ヒロインなずなは、「化物語」の戦場ヶ原ひたぎにキャラデザも服装も酷似。
公立校である設定のはずの女子制服のスカートが妙にフリフリなスリット構造で視線を誘導している。
男子も、典道と祐介が普通のガキンチョだった原作ドラマと比べて祐介の見た目が無駄にイケメン化?

評価されている過去の原作ドラマ&人気アニメ会社&人気俳優と、
大人の都合で人気要素を寄せ集めた結果、深夜アニメそのままのやり方で作ってしまいました?
良くも悪くも子どもたちの直情的な純粋さを扱っていた原作ドラマと比べて、
やたらローアングルや胸元重視でなずなを性的に描くわで媚びた画作りが鼻につきます。

そこは思春期?の典道の目線で性への目覚めを意識して、
「なずな、エロかった!」と視聴者に満足して欲しかったのでしょうか?

また、分岐するストーリーのどちらを選んでも成就しない典道の恋心が切ない原作と比較して、
このアニメではバッドエンドを迎えるたびにタイムリープして典道に都合の良い世界に改変して、
リープを繰り返すたびにヒロインなずなも男の妄想の産物のような媚びた存在にどんどんなっていき、
ついには電車の中で松田聖子の『瑠璃色の地球』を歌い出すという、この映画のハイライトシーンに。

おとなになる前の少年少女の素材を活かしたのが原作の実写ドラマであるならば、大人の事情で、
深夜アニメら創作の人気要素や俳優起用などトッピングをごてごてとしまくった厚化粧がアニメ版。
シンプルな構成の原作ドラマから、アニメ的な演出の映像と音楽で二倍の長さに引き伸ばしています。

ひたすら男性目線に媚びまくったアレンジの数々が、
ターゲットを絞ったオタク向けの深夜アニメとして作られたのならともかく、
約300スクリーンで一般層向けを狙ったにしてはTPO(時と所と場合)を弁えた作りになっていなく、
やってることはいつもどおり普段着のシャフトですが芝居でキャラの魅力を引き出すでもなく、
背景を利用した虚飾たっぷりの演出のやり方が今回は原作ドラマとの相性が悪すぎたのかな。

ネットでは酷評が多いアニメ映画ですが、映像で伝えていることが変わってしまったためか、
これを見ずに1993年の原作ドラマを見たほうが良いと言われるのも当然かな?と思いました。

物語シリーズが好きでいつもどおりのシャフト作画と音楽が楽しめればいい!
という割り切りが出来ていて原作ドラマとの差異を気にしない人ならば、
それなりには楽しめるとは思いますけどね。


これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2021/08/15
閲覧 : 369
サンキュー:

39

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ドラマ派に鞍替え

アニメから観ました
ドラマも観たので追記します

ドラマ視聴前の感想
≪粗はあるけどつまらない程でもない≫
ドラマ視聴後の感想
≪分かり易くしたつもり?逆にわかりづらくなってるよ!≫

ドラマ視聴前は、原作ファンから不評を買っているのは、思い出補正がかかっているからだろうと思っていました。話の主軸が同じならそこまで違いはないだろうと…
違うわ…
ドラマの方が圧倒的に好き

ドラマの視聴前、「ドラマを観ずにアニメを観たのは果たして正解だったのか、不正解だったのか…」
と問いかけをしていましたが、
大正解でしたね
これ、絶対ドラマから観てたらもっと評価低くなると思います
50分程のドラマなので観視聴の方、是非見てみて下さい。
ついでに、同監督のアニメ映画『花とアリスの殺人事件』も面白いのでお勧めします。

そもそもドラマでは最後ちょっと切ない感じで終わってるのに、なんでアニメになると両想いになって良かったね。みたいな感じになってるのか…
ドラマ派に鞍替えした途端に結末に納得がいかなくなりました。


{netabare}
・ここが良い!
ミュージカル演出で気分が盛り上がる!
ifの世界へ移り変わりが謎の玉の不思議な光と過去の描写で分かり易い
化物語ファンとしては嬉しい新房演出
広瀬すずの声が可愛い!
時々何を言っているのかわからない感じにリアルみを感じる
ナズナちゃんが色っぽい
渡辺明夫の洗練されたキャラクターデザイン
風景が綺麗!
安心のシャフト演出
劇伴がとにかく神!

・ここがダメ!
とんぼ、止まってんぞ!
主人公達の設定が小学生から中学生に変わってる!
なずなの両親の設定が離婚から再婚に変わっている!
下から見るか?が説明されていない
菅田将暉の演技が不安になる
宮野真守の演技にウブさが足りない
中学1年生に見えない!
自転車のCGが残念!
EDでいきなり大衆向けになる!{/netabare}

投稿 : 2021/08/12
閲覧 : 493
サンキュー:

27

栞織 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作画が安定していない・・・・・・

作画重視とか思われると思いますが、本当にロングの人物とアップの人物の作画が一致していません。かなり製作は苦しかったのではないかと思います。アップの場面は本当に美しいと思いましたが、ロングではあちらの作画かと思うような場面が多かったです。声優さんの出演が、ああその筋から?という方がいて、その為に松田聖子さんの歌を歌ったのかとか、そういう部分があって、かなりあれな作品です。ストーリー的にもファンタジーというよりも、シナリオ原作者の思い入れだけで引っ張っている感があり、作品として成立していないようなきらいがありました。ラストも主人公たちがひょっとして死んでいるのかとかいう感じのバッドエンドを想像させ、なんというか、ちょっと後味が悪いです。ただ夏の風物詩として、夏の青春映画をちょっと見たいというライトな層には受け入れられるのではと思います。灯台内部やデザイナーズ設計の学校建築などをCGで表現している部分は、建築好きなスタッフが集まったものと推測されます。

投稿 : 2021/05/08
閲覧 : 231
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4

御宅忍者 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

広瀬すずさんの孤軍奮闘映画

主人公を俳優の菅田将暉さん。そしてヒロインを同じく女優の広瀬すずさんが担当されています。日本でも名の知られている俳優さん2人が初の声優ということですが、思った以上にひどかったです。ですが、広瀬すずさんに関しては結構頑張っているなという印象を受けました。確かに下手なところもあったが、悪くはないという印象。
だが、菅田将暉さんが終始下手くそすぎて、よく音響監督もOK出したなという感じだった。「オイ,マテヨー,フザケンナヨー」全てにおいて棒読み。
また、原作は小学生の設定だが、今作は中学生の設定。
そのこともあってか「女と遊ぶことは格好悪い。恥ずかしい。」というあまりにも思春期拗らせた中学生すぎる設定で共感性羞恥だった。
またタイムリープというオリジナル脚本なのだが、その理由が「引っ越ししてほしくない。離れたくない。」といったもの。確かに純粋な中学生らしい発想ではあるが、このせいで臭すぎる棒読み演技を何回も見せられます。頑張ってみてましたが耐えられませんでした。

投稿 : 2021/02/15
閲覧 : 279
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3

ネタバレ

桃ちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

なるほど

酷評されてたのでついつい敬遠してましたが、先日たまたま観る機会がありました。

なるほど…

酷評される気持ちもわかりますが、期待値低かった分私は思ってたよりは…ってのが正直なところ。

酷評されるべきはメイン2人(特に男w)のCVですね。

これが全てを台無しにした感あります。

脇の声優陣はしっかり固められてましたし、作画も流石のレベル、ED曲も良曲、唯一メイン2人の声で色々入るものも入らなかった感じですかね。

1時間半のPVとして観れば良いかとw

投稿 : 2021/02/06
閲覧 : 269
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7

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

映像はすごい

歌がヒットしてたので作品は知ってたのですが観てませんでした。
先日テレビで放送してたので録画して観ました。

ストーリーははっきり言って面白くはないです。
このアニメを観て一番びっくりしたのは、ヒロインの声が〔広瀬すず〕だったってことです。最初全然気付かなくて、知ったとき「えーっ!」てなりました。
正直、広瀬すずは演技上手いと思ったことがないのでビビりました。普通に声優上手いです。あと歌も上手いと思いました。
逆に、〔菅田将暉〕が声優クソ下手いです。菅田将暉は実際の演技は上手いと思いますが声優は間違いなく下手です。
広瀬すずと菅田将暉の意外な一面を知ることができたので観て良かったです。
あと作画のクオリティがハンパじゃないです。作画は5点満点付けました。

投稿 : 2021/01/25
閲覧 : 197
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4

ミルク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

edが素晴らしい

物語も声優も作画もいまいちでした。

物語は原作を大きく変えて制作され、オリジナル要素がこの物語に傷をつけてしまったように思います。

声優は主人公の男の子があまり上手ではなく、違和感がありました。また、モブのキャラクターは本業声優の方が演じていたのですが、何人か違和感がありました。ヒロインを演じた広瀬すずさんに批判が集まっているように思いますが、彼女はキャラクターと合っていたと思います。

作画はきれいなのですが、普段深夜アニメを見ないような人には受け付けられないような癖の強い作画で、自分自身シャフトの絵があまり好きではなかったため作画に対してはいい評価ができません。(シャフトでもまどマギのように好きなアニメ作品はあるのですが)

終わり方は賛否両論あるのですが、自分はあれでよかったと思います。
edがこの映画の中で一番良かったです。

投稿 : 2020/12/23
閲覧 : 185
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3

ネタバレ

Fanatic さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 1.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ラストシーンを、わたしなりに考察(◍>◡<◍)

まずは作画から。

新房監督×シャフトの劇場版アニメということで、当然クオリティは高いです。
もっとも、これくらいの物は作ってくるだろうと予想はしていましたから驚きもないですが、キャラデザも物語シリーズ等を手掛けた渡辺明夫さんなので、一目でシャフトと分かる絵作り。
シャフト節はそこまでキツいとも言えませんが、それでもアニメを観慣れていない一般層には、ちょっとエキセントリックに映るかもしれませんね。

序盤、花火を横から見ると、丸いか平べったいか……という疑問について、男子生徒たちが真剣に話し合っているシーンがあります。
中学生にもなってそんなことも分からないのかな?と違和感を覚えましたが(今は平面的な特殊花火もあるので、平面が一概に間違いとも言えませんが)、これの原作は、設定が小学生なんですね。

花火についての話題は作品の根幹に関わるので変更はできなかったのでしょうけど、それならなぜ、わざわざ中学生の設定に変えたんでしょう?
小学生の設定のままでは売れないと思ったのかな?
そんなこともないと思うのだけど……。

内容は、いわゆるタイムループもの。
主人公の島田典道が「もしもあの時、〇〇だったら……」と呟いて謎の玉を投げる度に、分岐点まで遡って過去をやり直せる、というお話。

但し、単なるタイムループではなく、過去に戻る度に、友達の意見が変わったり、電車が海の中を走ったりと、世界に異変が起こっていきます。
世界線の移動ではなく、トワイライトゾーンのような平行異世界に迷い込んでいく感じは、湯浅監督の「四畳半神話体系」に少し似ています。

主人公二人のCVは評判が悪いようですが……確かに、これは擁護できないか。
典道役の菅田将暉さんのミスキャストが悪目立ちしていますが、及川なずな役の広瀬すずさんも、良いわけではありません。
脇役のほとんどは本職の声優さんで固められているので、余計に主人公二人の拙さが浮いてしまっています。

この手の劇場版アニメを観る度に思うのですが、いい加減、本職以外の俳優を起用するのは止めて欲しいなぁ、って思います。
話題作りで脇役に起用……くらいならまだいいのですが、メインキャラともなると、作品に対する影響度が悪い意味で大きすぎます。

ただ、この作品が埋もれてしまった根本的な理由は、脚本が地味だということに尽きるんじゃないでしょうか。

脚本を担当された大根仁さんはテレビドラマなどを中心に活躍されている方で、アニメ作品に携わったのは本作だけ。
そのせいかどうかは分かりませんが、展開にワクワク感もないですし、印象的なシーンも少ない。
脚本のせいではありませんが、典道も、魅力的なヒロインのなずなに比べてかなり見劣りするというか……ぶっちゃけ、カッコ良くない。

個人的にいいなと思ったのは、なずなが親に連れ戻されそうになった時、思いのたけを叫ぶシーンと、同じくなずなが瑠璃色の地球を歌うシーンくらいでしょうか。

致命的だったのは、ラストシーンの分かり辛さ。

以下では、私なりに、ラストシーンについて考察を加えてみました。
ネタバレ度が強いのでご注意下さい。
{netabare}
クライマックスの海のシーン、

なずな「ねえ典道くん、次会えるの、いつかな?」
典道「え?…あっ……なずな!……」
なずな「……なによぉ? 言ってよぉ?」
典道「俺は、なずなのことが……」

ここで、砕け散る謎の玉と共に、空に散らばる欠片たち。
その一つ一つに、二人の〝未来〟の映像が映し出されていきます。
最後に典道が掴んだ欠片には、口付けを交わす典道となずなの姿が……。
それを見て、何かを決意したように海へと飛び込み、なずなの元へ向かう典道。
恐らくこの時、彼はなずなと共に別の世界へ旅立つ決心をしたのではないでしょうか。

二人を祝福するように輝く、満天の花火。
再び見つめあい、微笑みを交わし、抱き合う二人。

なずな「次会えるの、どんな世界かな?」

どう答えてよいのか分からず、黙ってなずなを見つめ返す典道。
やがて、「楽しみだね」と囁いて典道の元から泳ぎ去っていくなずな。
少し寂しそうに微笑むなずなと、ボォ――ッと彼女を見送る典道……。

一瞬、離別ルートの結末だったのかな?と思いましたが、ラストの教室で典道も消えていたことから、やっぱり二人は別の世界で結ばれたんだと解釈しました。

一緒に泳いで行かなかったのは、これまでの世界に全く未練のないなずなと、まだ僅かに後ろ髪を引かれる典道の違いかな?
ただ、見ようによっては、二人で神隠しにあったような不思議な印象も受けます。

様々な解釈ができる余白を残したラストシーンは、狙ってそうしたのでしょう。
しかし、全編を通して観念的・抽象的な演出が多かっただけに、最後くらいは制作サイドの解をはっきりと示したラストシーンが用意されていたなら、評価もだいぶ違っていたように思います。
{/netabare}
以下は、テーマ曲「打上花火」の一節です。

パッと光って咲いた花火を見ていた
きっとまだ 終わらない夏が
あいまいな心を 溶かして繋いだ
この夜が 続いて欲しかった……

――酷評が多いようですが、そこまで悪い作品ではないと思いますよ(ˊᗜˋ;)

投稿 : 2020/11/10
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6

ネタバレ

ブラッキー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

数々の人から内容を忘れられる日本アカデミー賞受賞作品

この映画はオタク向けに絵を描いているシャフトとオタク向けの映画を作る新房監督とが一般向けに売り出すために作った映画らしいです。
まあどっちにもそっぽ向かれたんですけどね
まず、シャフトはやはり奇麗な絵を描きますね。とはいえやはりアングルなどは一般向けにしては独特で過激すぎた印象
主演に俳優を使っていますがこれは俳優自体の能力というより演技が死ぬほどかみ合わなかったように感じます。広瀬すずの方はまだかみ合ってたのですが菅田将暉のほうは俳優の演技と声優の演技との剥離が際立っておりきつかったです。監督の演技指導あるいはキャスティングに原因があります。
原作は1995年のドラマでなぜこれをアニメにした?映画にした?というような内容。原作では小学生だった主人公たちを中学生にしてしまった異性で様々な台詞回しがかなりきついものに。中学生なのにうんこは連呼しません。
あとは原作が50分程度なのを90分に伸ばすために様々な引き延ばしを行ったようですが{netabare}(タイムリープ設定など)ここを伸ばしたというところが何となくわかってしまうところが流石にまずいですね。まずタイムリープは何回かやるのですが、方法はとりあえず試してみた程度でもわかるのですが、なぜか口にした出来事をそのまま再現してくれるという能力を伏線もなしにそれを実行したため目が点になりました。主人公は何かしらの超能力でも持っているのでしょうか?{/netabare}
ストーリーもありきたりでこれといった面白みもないですし売上爆死というのもうなずけます。
金ローで放送しなければ誰も思い出さずに忘れていたので日本アカデミーの件と言い放送したのは大人の事情なのだろうなと察します。
もしかすると酷評を書いた以外は忘れているかもしれないため、もしこれを見て内容を思い出せたらぜひとも自分をほめたいと思う作品でした。

投稿 : 2020/09/28
閲覧 : 254
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6

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

予想はしていたが……

 なんとなく予想はしていたが、あまり楽しめなかった。物語がタイムリープのような構成になっているのはよいが、繰り返しにあまり意味が見いだせなかった。ラストもかなり曖昧な終わり方だし、モヤモヤが募る。

 作画や音楽は素晴らしかったが、総合的に見て、この作品をわざわざアニメ化する意味があったのか疑問。

視聴日 20/8/12

投稿 : 2020/09/21
閲覧 : 226
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2

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

花火シーンは美しい

2020.9.20 視聴完了。

金曜ロードショーで放送後、酷評されたという話は聞いていた。
で、今日見たわけですが・・・
なるほど・・・ファミリー向けじゃないね。

そして、
アニメあまり見ない層には
セクハラ表現に耐えられない
世界観についていけないなど。
私のようなアニメ好き層には
主役2人に俳優使うなよ台無しだ
声優なら良かったのに。

両方に媚びを売り好かれたいと願った結果
どちらからもそっぽを向かれるという。

キャラデザは典道は戯言遣いのいーちゃん似
なずなは物語のひたぎ似でした。

良かったのは映像が綺麗だったこと。
花火シーンはどの世界のも素晴らしく
私は最初平たい花火を見た時は圧倒されました。

もし、2人の主役を演じたのが
声優だったらと考えずにはいられない。

投稿 : 2020/09/20
閲覧 : 265
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13

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

地上波でもつまらない作品をながすんだね

背景の作画はとてもきれい。よって始めは期待感が高まっだが、だんだんとそれはしぼんできた。始めの一時間はよくある高校生の学校の生活を描写しただけ。ストーリーが変化した場所といえばプールで競争した場所だけ。退屈で仕方なかった。なぜ退屈なストーリーになったのかといえば原作をアニメのために引き伸ばしためらしいとネットに書いてあった。
一時間過ぎたあたりから駆け落ちみたいなストーリーになったが、あまり共感できなかった。誤った選択肢を選び、恋愛が失敗するとタイムリープして過去に戻ってやり直すというストーリーだったけれども、後半に内容を詰め込みすぎてついていけなかった。

投稿 : 2020/09/18
閲覧 : 190

うさぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

昔やってたドラマ版や原作ファンからは酷評されてるらしいが、どちらも知らない側からしたら普通に面白かった。シャフト特有の映像美がとにかく凄まじかった。大人っぽい美少女×低身長ショタの組み合わせが好きなので、キャラにも満足。

投稿 : 2020/09/17
閲覧 : 270
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1

ネタバレ

たくと さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

もったいない、最高のスタッフが・・・

最高のスタッフ、制作会社、シャフト が集まって
世にも奇妙な物語 の流れをくむ  if もしも の名作のリバイブ映画。


絵はさすがシャフト、崩壊することなくとても綺麗に見せてる、
主題歌はあの米津玄師、琴線に触れてくるメロディライン
絵と音楽がばっちりの世界観。

君の名はの成功を見て、
過去の名作探してきて、
君の名は、シュタゲ、千と千尋、時をかける少女、化物語、まどかマギカ 等々の
いい場面をつぎはぎして、
実績ある演技ができる声優陣、

若者に大人気の菅田将暉くんと、広瀬すずちゃん!

さらに今をときめく米津玄師さんと、名作を生み出すシャフトさんを絡めれば、
絶対名作できますよ!!!!

・・・できませんでしたー 笑。

菅田君は悪くないと思う、キャスティングした大人が悪いw。

すずちゃんは頑張ってた。今後も期待できるかなと。

最初1時間は全く話が進まない、
残り1時間はだんだんいりくんできたなってとこで、
とんでも展開w。

最後も投げっぱなしジャーマンで、映画好きの友達もどういうことだったの?って
聞いてきたくらい 笑。

シャフト、広瀬すず、米津玄師ファンならMVとしていいかもしれない。

雰囲気映画。

ただ、
広瀬すずちゃんかわいかった、瑠璃色の地球も最高だった。

投稿 : 2020/09/04
閲覧 : 212
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3

涼宮 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

作画と米津に全振りした作品

映画より予告動画の方が面白かった

投稿 : 2020/09/02
閲覧 : 245
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2

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2020.8.23

2020.8.23

投稿 : 2020/08/23
閲覧 : 244
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0

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

視聴者をタイムリープさせる映画

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
中学生の恋愛をテーマにしている。青春アニメって感じ。

原作は、1993年にフジテレビで放送されたドラマで、その後1995年に実写映画化。そして本作は、2017年にシャフトによってアニメ映画化。米津玄師さんの作った歌が、かなり耳に残ります。

シャフトらしさは残しながら、一般受けするように演出は控えめにしている印象。作画は流石の劇場版クオリティ。

私は本作の評価を☆3(普通)にしましたが、☆3の中でもやや低評価です。良さもある作品だと思うので、レビューでは、その両面に触れたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
つまり、「可能性はたくさんあり、自分の行動、言葉選び、そういう選択によって変化する可能性があるのが、未来」であることと、「それでもどうしようのないこと、変えられないことはあって、その現実の中でどんなかたちであって前に進んでいくこと」を表現したかったのだろう。

それは、相反することではあるけれど、人生というものは、そういう矛盾を孕んでいる。

それを、少年少女が実感し、体得するための装置が、あの丸い球。

人が、なぜこれほどまでに花火を愛するかというと、花火には華やかさと儚さがあるから。パッと咲いてサッと散る。その美しさが心の中に残るから、また観たい、また感じたいと思う。求める。

でもそれは、完全なかたちでは叶わない。

同じ様な花火はまた見られるけれど、全く同じ花火はもう二度と見られない。それは、青春時代(思春期)にも似ている。

美しくて、儚くて、もどかしい。「あの時ああしていれば、ああしなければ、今、どうなっていただろう」というある種の後悔はつきものである。丸い球が砕け散ったとき、様々な「あったかもしれない未来」を見ることで、ようやく一歩を踏み出した少年少女。ある者は長年伝えられなかった愛を叫び、ある者は海の中でキスをして別れを伝える。

アニメという美しい世界の中で、そんな眩しい青春時代を擬似的に追体験できるのは楽しい。

でも、どんなに美しい花火も、常夜灯のようにそのまま一年中夜空に開きっぱなしなら、逆にウザくなってくる。クソ、眩しいんだよ、と。だから多分、実際は思春期なんて、大人が回顧するほど美しいものではないのだろう。アニメで懐かしむくらいでちょうど良い。

「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」という印象的なタイトルは、「恋」の捉え方なのだろうか。

美しい「花火」=「恋愛」を、「下から見る(見上げる)」のは、「恋に恋する」状態を指す。ようは、1周目の状態。好きだけど、素直に言えない。好きだ好きだと言いながら、いざ実際に付き合うことになると、ビビって逃げてしまう。駆け落ちとか無謀なことを言う。「横から見る」は、恋を自分の現実として受け止めている状態。最後はみんなこの状態になった。うまくいかないことも含めて、相手との付き合い方を考えられる。

少年少女達は、下から見上げるだけではその正体を掴めなかった花火を、高い位置から見る(自分が成長する)ことで、その全貌を掴んだのだ。

シャフトの幻想的な演出、美しい映像、米津玄師の印象的な歌によって、こういう切なさを表現したかったのだろう。それは、ある程度は成功していて、挑戦的だ。

と、ここまであえて、詩的で難しい言葉を連発しながらも、あまり中身のない、「この作品のような」誉め言葉レビューを書いてみたが、要約すると、「綺麗だけどつまらない」(苦笑)

クオリティ的には悪くなかったが、作品全体を俯瞰すると、やはり失敗している部分が目立つ。

まず第一に、この物語には「ドラマ」がない。

シャフトの演出を抜き、タイムリープという装置を取っ払うと、ただ単に、「好きな人が転校しちゃう」というだけの話だ。中身が空っぽなのを、どれだけ華美に装おうと、かえって虚しく見えてしまうものだ。

中身、というのは例えば、二人がお互いを好きになる過程や理由だ。二人は小学生からの付き合いのようなので、まあ、きっとなんか色々あったのだろう。でも、映画の中だけで分かることは、典道はナズナの「顔」が好きだということくらい(まあ男子中学生なんてそんなものだが)。ナズナに関していえば、典道のどこをそんなに好きなのかが全く分からない。他の男友達に比べ、典道が何か特出しているわけでもないし。あれだと、「母親への反抗」の為に、「好きでもないのに好きになった」感じすらする。(実際は純愛なのだろうが)そう感じさせてしまうこと、視聴者が典道を好きになれないことが、この作品の「無理矢理盛り上げてます感」に繋がっているように感じる。

てか、両思いで、ただ転校するだけなら、LINEでもテレビ電話でも、毎日繋がれる。90年代の中学生なら、転校なんて「永久の別れ」に近いものを感じたかもしれないが、今時の学生なら、「そんなにおおごとか?」と思うのではないだろうか。

また、映画のターゲットが誰なのかも不明。

主役の2人に、旬の若手俳優を使う時点で、我々のようなアニメ好きに照準を合わしたわけではなく、一般受けを狙ったのだろうが、だとしたら世界観が複雑で、演出も(シャフトにしてはシンプルだとしてもまだ)クドすぎる。あれなら、小学生には理解できず、中高生なら中身の空っぽさに気付く。親子で見るにしては、ちょいエロもあって、気まずい。

ちなみに主役の2人は、俳優の中ではマシな方で、特に広瀬すずさんは頑張ってた(菅田将暉さんは微妙)と思うが、当然、プロの声優には及ばない。普通に、花澤香菜さんと宮野真守さん(か、梶 裕貴さん)がやってれば、これだけアニメ好きに叩かれはしなかっただろう。

あと、走って電車に追い付く中学生集団には噴飯し、ちょっと絡まれたくらいでよく知らない中学生に顔面パンチし放置して帰る、ナズナの義父と、それを咎めない母親にはドン引きした。あんなクソ親の下で過ごすなら、そりゃナズナも家出したくなるわな。むしろ、あのクズ義父と暮らすナズナの身を案じてしまう。

本作、私は正直、3回寝落ちして、その都度巻き戻した。もしこれが「視聴者をタイムリープさせる演出」だとしたら、脱帽する(笑)
{/netabare}

投稿 : 2020/08/22
閲覧 : 928
サンキュー:

26

退会済のユーザー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

どつまらんやん

終始意味不明。
声優も違和感だらけ。映像もそこまで褒められたものではないでしょ。これに高評価つける人の感性を疑うレベル。

投稿 : 2020/08/11
閲覧 : 234
ネタバレ

みーた  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

評価が難しい作品

公開以降、なんとなく喰わず嫌いになっていましたが、
お盆の時期に暇だったこともあって視聴。
ちなみに岩井俊二の原作は未見、本作視聴後にあらすじのみ把握。

まずよく言われている主演声優が拙いという意見についてですが、
確かに予告を見ると「うーん、これはどうか」という出来でかなりの覚悟をしてみたのですが、
全編を通してみると個人的にはほとんど気になりませんでした。
菅田将暉に関しては、
若干棒に聞こえたり、表情と声のテンションが合っていなかったり、という場面がないわけではありませんでしたが、
作品に集中できないといったことは全くありませんでしたし、良さが出た場面も多かったです。
広瀬すずに関してはむしろ素晴らしかったです。大人っぽさと悪戯っぽさが上手く両立していて、型に嵌まった声優には出せない良さがありました。

音楽は主題歌、挿入歌、劇伴どれも素晴らしかったですし、
作画も全体を通してみると美しく、
かけるべき場所にきっちりお金をかけたいい映画という印象です。

ただ、、、
シナリオがどうしても納得できないんですよね。。。
{netabare}
まず、時代背景からしてさっぱりわかりません。
円形校舎、ONE PIECE、次世代ゲーム機、観月ありさ、といった背景やセリフは容易に特定の時代を想起させますが、それがばらばらで意図が伝わってきません。
また、この映画の登場人物は全体的になんというか
セクハラというかコンプラ的に真っ黒な発言が目立っていて、
それもその時代背景がはっきりしていれば別にいいと思うのですが
この映画の場合その部分がぐっちゃぐちゃなので
なんかいいとか悪いではなくただただ気持ち悪いんですよね。

ラストシーンに関してもよくわからないです。
物語がタイプリープ以降は現実からどんどん離れる方向に進んでいて、
最後現実に戻るのですが、
ラストシーンはどう解釈しても矛盾が生じる気がして…

水泳のシーンで祐介に対してだけ「好きだから。」と言ったシーンや、
なずなの父があの玉を持ったまま倒れていたシーンからすると、
タイプリープ以降は典道の妄想世界で、
ついには現実に帰ってこれなくなったと解釈するのが自然な気がしますが、それだと時間軸的に2学期の初めに先生が何も把握していないのは不自然ですし、
かといって実際に駆け落ちした系の解釈は、前述のシーン含め辻褄が合わないことが多すぎて・・・
となると学校サボったか風邪ひいたかくらいの想像しかできなくなるのですがそれはそれであまりにしょうもない。

{/netabare}

全体的に雰囲気だけで作って感じがして、ただただもやもやという印象です。

投稿 : 2020/08/11
閲覧 : 192
サンキュー:

4

すぴりっと さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

声って大事ですね

メインの2人の声に違和感があって感情移入出来ませんでした。
他のキャラはそんなことないのだけど、、新人さん起用したのかな?
あと3Dのキャラ絵がどうしても受け付けないのです。
自転車のシーンとか。
アニメはやっぱり2Dが良いです。
はい、単なる好みのお話なんですけどね笑

内容は…なんだろう、よくわかんないです。
でも、絵は綺麗です。

投稿 : 2020/08/09
閲覧 : 291
サンキュー:

4

lostmemory さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

花火じゃなくてスカートなら答えは簡単だ

Lは言った「…何が何だかわからない…」

銭形警部は言った「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの時間です」

ポプ子は言った「あーそういうことね。完全に理解した」

ドラえもんは言った「日本じゅうがこの作品のレベルにおちたら、この世の終わりだぞ!!」

岩井俊二は言ってないがたぶん思っている「人の作品を勝手に駄作にするな」

花火は言葉を話さないが言った「見え方は花火の種類によって違うよ」

物語シリーズファンは言った「ガハラさんはやっぱり可愛いな」

私はこの作品が一刻も早く成仏するように般若心経を唱えてつつ
こう思った「スカートなら下からに決まってるよな…」

投稿 : 2020/08/09
閲覧 : 207
サンキュー:

3

久遠 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:----

タイトルなし

シャフトの頑張りは伝わった。景色とかはすげえ綺麗だったし。キャラも可愛かった。音楽は普通。正直言って、面白くはなかったが、よくあるつまらん映画程度のレベルだったし、そこまで問題は無い。
何が問題かと言うと声優。そう声優。こんだけ頑張ってるんだからプロの声優を使えばいいものを…。広瀬なんたらと菅田なんたらを起用したせいで、メインキャラはボロボロ。大根を使うならせめて皮くらい剥いてから使えと。人気で忙しく、時間が割けないと言うならやるなと言いたい。
公開当時、映画館でも見て、この間金ローで見て改めて思った。この映画は近年稀に見るゴミ映画だと。そのゴミ要素の多方は声優(笑)のせいだと。
映画業界は、女優俳優が声優をやることで、注目が集まり、売上も上がるということは分かるが、売上のためにこんな映画をつくってて良いのかと言いたい。所詮、監督も金には勝てないのか。僕の大嫌いなジブリ等に至ってはもう諦めてるが、この映画の制作陣でもう一度やることがあれば、その時はもう少し声優をしっかりと起用して欲しい。期待している。

投稿 : 2020/08/08
閲覧 : 219
サンキュー:

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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のストーリー・あらすじ

物語の舞台は、夏休みのある一日。花火大会をまえに「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」の答えを求め、町の灯台から花火を見ようと計画する少年たち。一方、クラスのアイドル的存在・なずなに想い寄せる典道は、時間が巻き戻る不思議な体験のなかで、なずなから「かけおち」に誘われることに……。何度も繰り返す一日のなか、なずなと典道を待ち受ける運命は? そして、果たして花火は下から見ても、横から見ても丸いのか?(アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のwikipedia・公式サイト等参照)

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放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年8月18日
制作会社
シャフト
主題歌
DAOKO×米津玄師『打上花火』

声優・キャラクター

広瀬すず、菅田将暉、宮野真守、松たか子、花澤香菜、浅沼晋太郎、豊永利行、梶裕貴

スタッフ

原作:岩井俊二、 総監督:新房昭之、監督:武内宣之、脚本:大根仁、企画・プロデュース:川村元気、音楽:神前暁、キャラクターデザイン:渡辺明夫

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