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「アリスと蔵六(TVアニメ動画)」

総合得点
75.7
感想・評価
562
棚に入れた
2484
ランキング
779
★★★★☆ 3.6 (562)
物語
3.6
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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アリスと蔵六の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

chiro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメらしいアニメ作品だったと思います

原作を知らなかったため、アニメジャパンで、この作品のプロモーションを観たとき、蔵六?ということで、いまいちだなぁと思っていました。

不思議な能力をもつ女の子と爺さんとの交流を描いた物語ですが、戦闘シーンなどがあって魔法少女まどかマギカ的な路線かとも感じたのですが、実際にはメルヘンチックな世界観であり安心して観ることができました。

最近は大人が大人として存在せず若者に注意もできない世の中ですが、経験のない若い人に年長者が教え諭すのは当たり前のことであり、そうやって子供も大人になり、また同じことが繰り返されるというのが社会のありようだと思います。

何でもかんでも好きにしてもよい自由にしてもよい。という一見物わかりのよい大人が増えることに対して作者としては蔵六という存在を置くことで、本当の愛とか優しさってなんだろうという問いかけではないかと思えます。

また、異能の存在を爪弾きにするのではなく、受け入れること。いじめや仲間ハズレが多い昨今、ここにも作者の主張を個人的には感じた次第です。

最後に主人公の女の子が大人になったシーンが出てきますが、蔵六やその家族みんなが彼女を受け入れた結果がラストで描かれたのでしょう。

作品としてはアニメでしか描けない世界でありアニメーションらしいアニメ作品ではないかと思います。

投稿 : 2017/07/06
閲覧 : 204
サンキュー:

6

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

優しさや温かさを感じられる作風には好感が持てる作品

とんでもなく強力な超能力を使えるけれど、普通の生活に必要な知識や常識は全くない少女(幼女?)・紗名が、研究施設から脱走して、頑固者の老人・蔵六といっしょに暮らすようになる、といったストーリーのファンタジー作品。
全12話を第1部と第2部、大きく分けて2つの物語で描いています。第1部には結構激しいバトルシーンなどもありますが、作品の根本部分はハートウォーミング系という印象。普通の子供以上に、なにもかもを知らない紗名に対して、蔵六とその娘・早苗が本当の家族のように優しく受け入れて、でも間違ったことをしたときは蔵六が厳しく叱りつけ、紗名は真っ当な人間の生き方を学んでいく、みたいな感じでしょうか。序盤を観た時点では、紗名が暴走→蔵六が叱る→紗名が反省→蔵六が深い含蓄のある言葉をかける→視聴者の目に涙、みたいな流れを期待したのですが、観ていて蔵六の言葉で感動するというところまでは至らず、まあ、ちょっと勝手にハードルを上げすぎたかもしれません。
また、ワンダーランドという、紗名が作り出す不思議な空間が作中に登場するのですが、その描写はやや空想の飛躍に乏しいというか、ワクワク感が足りない感じがしました。眺めているだけでも楽しくなるような独自の世界観、あるいは映像的な美しさなどが、もう少し欲しかったです。
声は、紗名役の大和田仁美は喋り方がかわいく、蔵六役の大塚明夫は頑固ジジイっぽさが伝わってきて、どちらもキャラにぴったり嵌っていました。
最後まで観終わって、優しさや温かさを感じられる作風には好感が持てる作品でしたが、欲を言えば、やや「決め手」のようなものが足りない感じがしました。どこかに、こんなの見せられたら泣くしかないよね、みたいな場面が1つでもあれば、もっと評価が上がったように思います。

投稿 : 2017/07/05
閲覧 : 420
サンキュー:

22

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通に面白い

ジジイずきなので観ました。想像していた内容と違って、エルフェンリートみたいな内容で面白かったです。といっても単純なバトルアニメではありません。ヒューマンドラマの割合の方が強いです。
ロリキャラが出てきますが、そこまで不快な気持ちにはならなかったので普通の人が観ても問題無いかと思います。自分がアニメ慣れしただけなのかも知れませんが…。

一般向けのストーリー重視アニメだと思います。

投稿 : 2017/07/05
閲覧 : 216
サンキュー:

5

ネタバレ

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ええかげん感動させよる。

もんのすごい超能力をもった子供たちがでてくるハナシは『AKIRA』とかそんなんでまたかーって気持ちもなかったわけではないのですが、見始めてすぐに、ああもう2017年なんだなぁ。20世紀が終わってずいぶんとたって、いろんなところでパラダイムシフトが起きてて、超能力少年少女はいまやこうなってしまったのかぁー。だからややこしいおじいさんがでてこなきゃダメなわけかー。といっぱつですとんと腑に落ちたのでした。

うめてんてー的なキャラ(ファンの人がいたら気を悪くするかも。ごめんね。)はやっぱり好きになれないんですけども、ハナシはとてもおもしろいと思います。

OP・EDもホントに素晴らしい出来栄えで、OPでは能力でなんでもできる闊達な少女を。EDではホントはとってもやさしくかわいらしく、そして成長してゆく少女の内面をあらわしているのかいないのかわかりませんが、なんとなくそんなふうに受け取ってみるととても感動します。

このぞうろくとゆうおじいさんはいわゆるカタギのひとではありません。(とボクは解釈しているのですが)相当な修羅場をくぐってきてどおゆうわけか花屋になってるので、少々のことでは驚かないのですな。そんでもって、アリスがただのバカではないとゆうことを出会ったときにすぐに直感で見抜いているのだと思います。

そおゆう人間関係の上にさらにややこしい人間がのっかって話が進んでいます。

そおゆうハナシなんだと思います。
だからこの話はおもしろいと思うのです。
 
おわり。



とゆうことで、最終回までドハマリしてみました。

つまんないとゆう人の気持ちもわからんでもないですが、ボクしょっちゅう泣いてましたよう。

なんてゆうか、ほんとはそんなことないんですけども、あっとゆう間に大人になっちゃった自分の子供とか、そのへんのちっちゃいころの出来事をラッシュで見せられたような、なんともいえん感じだったですよ。

ほんとにねぇ、9歳とかの小学生3~4年生くらいのときって、ほんとかわいい盛りで、天使みたいなんですよ。

ほんで最後にはやっぱり{netabare}きれいなレディ{/netabare}になった姿もちょっと映ったりしてですね。
まあ、涙腺崩壊とまではいきませんが、それはやっぱり泣きますってば。

思春期になったさなちゃんで2期とかないかなぁ。

投稿 : 2017/07/05
閲覧 : 224
サンキュー:

8

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ほんわかした~w

蔵六さんだいすきです^^

ダメなものはダメ!良いことは良いと
はっきりと子供に対して言える大人って
やっぱりいいですね~w

投稿 : 2017/07/05
閲覧 : 160
サンキュー:

3

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あっさり

最初は結構ハードな話なのかと思ったが、あまり凝らずに面白い。

投稿 : 2017/07/04
閲覧 : 200
サンキュー:

4

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なかなか みれた

なかなか みれた 最近 居ませんね 蔵六みたいな人

投稿 : 2017/07/03
閲覧 : 181
サンキュー:

2

ネタバレ

古酒(クース さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

盛り上がりに欠けるが

すんごい超能力をもった女の子のお話
最初は超能力バトル物かと思ったけれど

如何にすごい超能力をもっていようとも、子供は子供
大人がちゃんとしてないとダメだぞ!って言うお話だった。

こういう話は、よくあるのだけど大体が
多少の善悪はわかる子供が主人公の場合が多い。が、

この作品の主人公は善悪の判断どころか、一般的な常識すらない。
似たような他の作品より、子供。精神は赤ちゃんに近い。
どんな作品なのかを、一行で言うなら

とんでもない力をもった子供の子育てを観るアニメ。

そういうテーマだと思うので、凄く盛り上がる場面っていうのはない。
それでも最後まで観れてしまうのは

主人公の女の子が
幼い可愛さがあり、根が優しい子だから。かな

投稿 : 2017/07/03
閲覧 : 215
サンキュー:

12

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何か短すぎるみたいで、もしゃもしゃするです。

 研究所と呼ばれる施設から、外の世界に飛び出したアリスの夢という能力を持った少女・紗名をはじめとした、出会う人達のアニメだったですねです。

 曲がったことが大嫌いな爺さん蔵六との出会いが紗名を大きく変えたんだなぁです。追っ手の能力者との絡み、蔵六の孫・早苗との交流が、紗名にとって女の子としての影響を与えたと思うです。

 前半は紗名を追う研究所がらみのお話で、後半は樫村紗名としての生活から、新たなアリスの夢の能力者の触れ合いを描いていたです。

 ところどころに、謎の紗名のお姉さんなのか?未来の紗名なのか?存在感もあったです。紗名の生まれたワンダーランドという所もどこか名前がべたすぎる気がするです。

 長くなりそうな展開と思いきや、どことなく「これでいいのだ!」な終わり方があっけなくも見え、どこか物足りなさがある気もしたです。

 紗名のキャラは、子供らしかったなぁだったと思うです。
 

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 224
サンキュー:

11

ネタバレ

北山アキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

セカイと社会、そして自我

原作未読

最後まで観て
あまり期待したテーマ性が深まらず終了したので、残念。

2話まで観て
1話のアクションからのほのぼの展開も悪くは無かったが、異能をバトルの手段から切り離し、本当のテーマを明らかにした2話はずっと良かった。
とっつき易い雰囲気ながら、頭を空っぽにして観るものじゃなさそうだ。
何も考えずに観られる能力炸裂ものを期待した人にはがっかりだったかもしれないが。
今期では他作品とは比べられないレベルの思索的な作品になる可能性があると期待する。
{netabare}
「ふたりの出会いがこの世界の運命を変えていく」(CM)と言われると、「セカイ系ってやつ?」って感じだが、これはミスリードなのかもしれない。
劇中のさなのモノローグはすごく私的な経験の物語っぽいからだ。
蔵六は無条件に「セカイ」に巻き込まれてくれない他者の象徴といったところかも。
年少期の全能感が創るセカイが他人が生きる社会に出会ったら、「自我」の行方は?
豚がいる場所といない場所の区別とか、脈絡の無さに無頓着なところとか、そういうさなのセカイはどう変わるのか、変わらないのか、化学反応が起こるのか、みたいな。(頑固ジジイの言い分ばかり通ってはいけないし)

「研究所」も単純な悪の組織じゃないかもしれない。
個人を公権力に組み込む装置、例えば学校を矯正施設とみることもできるし、そういう社会システムの象徴という役割も担っているかも。
{/netabare}

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 222
サンキュー:

6

ネタバレ

たーきー999 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かった

後半が特に面白かった。

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 199
サンキュー:

3

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

良作

一条とミニーCの戦闘シーンはエフェクト使いもうまくて見ていて飽きないし、色鮮やかなワンダーランドも見ていて楽しい。

アリスの抱える葛藤もほどよくシリアスに描かれていて見応えあった。

それに、紗名がとにかくかわいい。

続編制作希望。

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 217
サンキュー:

2

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ネオSFスーパー英雄(?)列伝91

アリスを探しに向かう蔵六と早苗
一条「あにこれランドはアリスと蔵六が投稿できる場所ですが、まだ分からない事が多いんです。お2人共、充分気を付けてください。」
蔵六「(心配?)お前はどうなんだ」
早苗「前に別作品が投稿された時はすごく不安だったけど、最後にはちゃんとサンキューもらえたでしょ。だから今度も大丈夫だって決めたの。それに、私はコリン星人なのです!(いや、そのフレーズは○×△□・・・)」
原作見てないので、最初は展開が分からないまま観てたんですけど、映像的には超能力の描写が面白かったですね。
曲がった事が大嫌い(許せない)蔵六と何も知らない紗名が出会い、成長していく展開と、その紗名を追う研究所との闘いが描かれる第1部(前半)は良かったですね。
で、終わりかと思ったら、後半・・・あったんですね(汗)あるとしても研究所の背後にある海外の組織(国?)との闘いになるかと予想してたんですけど、いい意味で裏切られました。
でも、後半はやっぱり地味だったかも(おいっ)蔵六の出番も少なかったし。
いや、決して後半がつまらないという事ではないんですけど、やっぱり、この作品は蔵六が出てくると画面が締まるというか、面白いんですね。
ただ、ラスト2話での一条さん、ほとんど忘れ去られた状態だったような(苦笑)

これはー
ひとりのオタクが・・・
「天地人」になるために
「ネタ」を書き続ける物語ー

天地人
「(パソコンに書き終えて)まあ、感想はこんなもんでしょう(おいっ)えっ?(あわわわわっ)」
蔵六
「天地人!とりあえずマウス置け(ガクブル)」
「おれは曲がったネタが大嫌いなんだ(ひや~っ)」

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 347
サンキュー:

16

ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

不思議な少女が人を知り、人として生きることを学ぶ物語

【第一部終了】
可愛らしいキャラデザイン、どっかの国、あるいは異世界からやって来た世間知らずのお姫様が、アルムのおんじのような風貌をした日本の頑固じいさんと暮らして成長していくほのぼのストーリー。

と思っていたら大間違いでした。

そりゃそうだ、メディア芸術祭の賞を獲るくらいの作品ですからね、そう簡単な話ではなかったです。良い意味で裏切られました。

紗名の存在や能力の謎を解き明かしながら、紗名を追いかける組織に、守ろうとする組織。蔵六と早苗。一部終了まで出てきた人物は限られているのですが、それぞれうまく絡んでおり、無駄がありません。無茶な設定に思えるところも背景が分かりやすいので違和感はありませんでした。全体的に面白いと感じる作品です。

内容はシンプル。{netabare}「アリスの夢」と呼ばれる特殊能力を持つ人々の中でも特に能力の高い「紗名」。自分でも素性が分からない紗名が研究所が嫌なところだと思って逃げ出し、たまたま出会った花屋の蔵六が引き取る。蔵六の孫の早苗とも打ち解けるが、研究所の手が差し迫って捕まり、そこから脱出して一件落着というもの。{/netabare}紗名も蔵六も魅力的なキャラなんですが、早苗の存在がとても大きく感じました。紗名と蔵六だけではけっこう厳しい設定になったと思うのですが、早苗が間に入ることによって緩和されます。
それからミニーCと一条雫の存在もこの物語をうまくまとめていたと思います。ミニーCの思いは最後まで口から出ませんでしたが、紗名の能力で何をしたかったのか、とても切なく描かれています。また、雫がいることによって紗名の存在は誰が守ってくれるのかがはっきりしてくれるので良いです。{netabare} メイドコスプレ魔法少女は笑ってしまいましたが。{/netabare}

可愛いキャラデザインなのに、シリアスな場面ではギョッとなるシーンもけっこう多いのが特徴です。特に{netabare}紗名が失禁したシーンや足を撃たれるシーン{/netabare}はそこまで描くのかと驚いたほどです。
一部は5話(初回一時間なので実質6話)でしたが、本当にうまくまとめられていると思います。これから後半、どんな話しになるのか楽しみです。

【後半終了】
前期が紗名の人であることの意味を知るパートなら、後半は人として生きる意味を知るという感じだったと思います。{netabare}紗名は蔵六の家で普通の子供として暮らすようになり、蔵六や早苗と日常を送っていた。そこにアリスの夢の能力をもつ羽鳥とかち合い、ワンダーランドに迷い混み、脱出するまでを描いています。かなり大雑把ですが。
後半の主役となる羽鳥の物語もけっこう重いものです。自分のせいで親が不仲になり、自分への目線も冷たく感じる。これは9才の子供にとって辛すぎる話であり、みんな変えちゃえ、そして思い通りにという思いも当然かと。羽鳥にとって紗名との出合い、ワンダーランドの10日間はこの子を救うために必要な出来事に思えます。
そしてラスト。かっこいいお姉さんの思い出語りで締めるという、綺麗にまとめました。そうだよね、紗名がかっこいいお姉さんくらいの年齢の時には…でも蔵六ならばまだまだ丈夫な気がしてなりませんでしたが。紗名の花のデザインを見て「なっとらん‼」とか言っていそう。{/netabare}

紗名は普通の子供として生きていくことが嬉しくてしょうがない。その感じがうまく表現されていて、見ていてほっとしました(前半が紗名にキツい状況だっただけに)。蔵六の頑固っぷりと優しさがまたたまりません。きちんと道理をもって叱ることができる。いま、そんなじいさんが少ないことへのメッセージだったのではないかと思えます。{netabare}それでもワンダーランドへの説教は笑いましたが。{/netabare}それから早苗、本当に良いキャラです。この子がいることによって蔵六と紗名を繋ぐだけではなく、紗名が安心できる環境を作っていました。前半に比べて影が薄くなった警察の面々、特に一条は好きなキャラだっただけに、ちょっと残念。まぁジョーカーみたいなものですから仕方ないのかな。

全体的に良くできた作品だったと思います。さすがはメディア芸術祭で賞を獲得した原作です。キャラデザインがほのぼの系なんですが、展開がシリアス。が、どこかほっとさせてくれる描写がこの作品の真骨頂かと思います。OPもEDも良い曲でした。コトリンゴを使う意味が分かります。

人と人との関わり、生きていく意味、そういったものが好きな人にお勧めしたい良作です。

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 627
サンキュー:

37

ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

OP・ED曲が最高!

 「アリスの夢」と呼ばれる超能力を持った少女たち。研究所から脱走した最強の能力者とそれを追う二人の刺客。少女たちが出会ったのは……筋金入りの頑固ジジイ!? 人ならざる力を持った少女たちに、花屋の爺さんが人の道を説く!!

 OP、EDともに曲が最高です!だからレビュー書きました。以上。

 内容は……。
 まあ、面白かったです。
 魔法少女、成長もの。「ほのぼの系」というよりは「シリアスな流れの中にほのぼのがちりばめられている」感じです。蔵六がシリアスな流れを断ち切ってくれるかと思いきや、別にそんなこともないので、基本的には自分の超能力に戸惑う少女たちを描く作品です。
 超能力の裏設定が無駄に凝っていたりするのに、いざ戦闘となるとテキトーというか捻りがないというか、そういう戦闘に重きを置いてない魔法バトルものって感じがささみさんっぽいかな。まあでも嫌いではないです!
 ただやっぱ肝心の蔵六の活躍が少なかったような。
 なんかとりあえず現場に急行して、一回怒鳴って終わりみたいな(笑)
 蔵六以外の設定にこだわりすぎて「魔法少女+頑固ジジイ」という当初のテーマ(タイトル的にそうかな?と思ったけど)がブレたっぽいです。その設定自体はなかなか面白いですが。目新しいかといわれると、うん、まあ、んー。……ルイス・キャロルってすごいよね。
 まあ蔵六はいいや。双子がかわいかったから。
 双子のどっちかの「弓矢を召喚する」能力は不遇すぎwそこに萌えるw

 9話前半が神回です。今思えばいつか来るであろうここを見たいがためにかったるい戦闘シーン、伏線シーンに耐えていた気がします(笑)

 原作の漫画は読んでません。ここからほのぼのしていくなら読んでみたいです。ここからさらにシリアスになっていくなら……もしゃもしゃするからやめとこうかな(笑)

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 313
サンキュー:

18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「アリスと腹巻き」このミスマッチこそ家族愛の証…

この作品の原作は未読です。
この作品に惹かれたのは、キャラがニコっとした笑顔に「ゆゆ式」がオーバーラップしたから…
あにこれのジャケットには小さな女の子と白髪のおじいちゃんが写っていたので、この二人が「アリスと蔵六」だと思っていましたが、蓋を開けたら全然違っていましたね。

この物語の主人公はアリスではなく、小学校低学年くらいの金髪の女の子で名前は紗名(さな)。
紗名は、これまで私たちが暮らしている世界と切り離された場所で生活していました。
物心ついた時からずっと…
だからそれが彼女にとっての当たり前…
ですが外の世界の事を知って彼女はこれまでの居場所から飛び出してきました。
荒れ狂う天候でコンディションは最悪…
そして何故か彼女を追いかける大の大人がたくさん出てくるのですが、何とか追手を振り切った先で、紗名は見るからに頑固親父っぽい樫村蔵六と出会い…物語が動いていきます。

彼女が今の居場所から飛び出して大の大人がたくさん追いかけてきたのは、紗名が「そういう力」を持っていたから…
でも、そこについては本編でご覧頂ければと思います。
私がこの作品を通して一番胸に響いてきたのはそこじゃなかったので…

タイトルにも記載しましたが、私が感じたポイントは「家族愛」でした。
蔵六と合ったばかりの紗名は全くの世間知らずでまるで無垢な赤ちゃんのよう…
でも仕方がないんです…だってこれまで居た場所には不必要な情報でしかなかったから…
だから出来るのは意思疎通を交わす会話程度…
でもきっと、その会話すらこれまでは単に自分の生理的欲求などを満たす事にできるツール程度としか認識していなかったのかもしれません。

だから紗名は蔵六と出会ってビックリしたと思います。
口を開けば「あれはダメ」「これはダメ」
その上、口のきき方や態度にまで散々ダメ出しをされて…
きっと蔵六の世界は紗名のこれまでと真逆…

思い通りにならないと怒る…単にそれを繰り返すだけならただの動物…
紗名も蔵六の孫である早苗が傍にいなかったら、きっと獣になっていたかもしれません。
この早苗ちゃん…おっとりとしていて優しさで包まれているみたいな雰囲気の彼女…
彼女の笑顔には癒しのパワーがあって、私も紗名同様何度助けられたことか…
そして早苗の促しに気付いた紗名は見違える様に変わっていくんです。

パジャマの上から腹巻きをするのは、夜寝ている時にお腹が冷えないように…
蛍光灯の紐に小さなマスコットが付いているのは、背の小さな紗名でも手が届くように…
どんなに寒くても毎朝ポストに新聞を取りに行くのは、この家での自分の仕事だから…
そして…苦しい時や困った時には絶対に手をさし伸ばす…
それはどんな時も…只の一つとして例外はない樫村家の絶対遵守事項…

だから樫村家の誰一人としてムキになっていたり意固地になっていた訳ではありません。
これって家族の絆としての固さは相当で…「優しさに溢れている」ってこういう事を言うんだろうなぁ…と強く感じました。
家族の繋がりの形は十人十色…中盤から登場した羽鳥も家族の繋がりを欲し続けた一人だったのではないでしょうか。
住む家が綺麗で大きいとか、ブランド物の小物をたくさん持っているとか、本質は決してそんな見せかけなんかじゃなく、根っこの部分で家族というしっかりとした繋がりがあるから私たちは強く生きていけるんだ…そう思わせてくれる作品だったと思います。

オープニング主題歌は、ORESAMAさんの「ワンダードライブ」
エンディング主題歌は、toi toy toiさんの「Chant」
どちらも作品のイページにピッタリの楽曲だったと思います。

1クール12話の物語でした(第2部放送直前特番の5.5話を除く)。
モノと情報に溢れかえった現代は人をより多様化させています。
その結果、人と人の繋がりの希薄さが助長されている、と言っても過言ではないこの世の中に「家族愛」という一石を投下した作品だったのではないでしょうか。
しっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 425
サンキュー:

22

ネタバレ

アンデルエレーラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

何か、もしゃもしゃするぞ!

超能力を持つ少女と曲がったことがきらいなおじいちゃんの話です。
最初はほのぼの日常系かな?と思っていましたが、前半はバトルも結構あります。紗名ちゃんのため口キャラは好きです。
{netabare}ストーリー前半は、研究所から逃げたばかりで外の世界についてしらない紗名ちゃんと、花屋を営む頑固な蔵六が徐々に家族のようになるのが描かれており、楽しめました。しかしストーリー後半は、ワンダーランドについて説明不足で雰囲気で押し切ってる感がありました。最終話で、蔵六がワンダーランドに説教して問題解決?というのは、無理やりすぎだー!笑 {/netabare}

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 227
サンキュー:

11

pooki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

<50> 超能力少女のバトルとお爺。

2 話まで。ネタバレ見ちゃったせいで逆に続きが気になるんだけど、時間も空き容量もないんで諦める。

1 話視聴。
超能力少女のバトルとお爺。初回は 1 時間。
よくある設定にひと工夫加えて人情ものに寄せた感じ。絵や台詞は粗めだけど、お話は悪くない。どう転ぶにしても、そこそこに落ち着きそうな気配。
ED まぁまぁ。視聴は保留。

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 197
サンキュー:

6

四季姫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

蔵六がかっこいい!

前半は結構エグい話ですけど、後半は結構楽しいですね。
意外と微笑ましいシーンが沢山あります。
とにかく、蔵六が凄くカッコイイ!!!

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 165
サンキュー:

3

ネタバレ

しぃち(゚▽゚ノ)ノ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

少女の夢と現実と

12話(終)までみました

原作は漫画だそうです
制作会社はJ.C.STAFFで、監督は桜美かつしさんです
「ふらいんぐうぃっち」やってましたね・・・
シリーズ構成を担当しているのは、髙山文彦さんです
「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の監督や「青い花」の脚本やってた人です

ストーリーは、割と早い段階で最後まで観られるんじゃないかと思ってました
途中で5.5話というものがありましたが、万策尽きたわけではなくて2部構成にしたということだそうです
大きい展開はないものの、お話の流れとしては悪くなかったと思います
作画は、キャラデザがあまり好きではなかったものの、悪くはありません
音楽面は悪くはなかったと思います

{netabare}研究所から脱走した紗名は、生まれからしても育った環境からしても現実はそんなにあまくなかったはずです
ですが、引き取られた先の蔵六とその家族に恵まれたようです
周りの人たちに恵まれるということは、とても幸せなことだと思います
最後の場面でで大人になった紗名が出てきますが、きっと幸せに育ったのでしょう
蔵六に感謝していたようですし{/netabare}
特筆するほどおもしろいというわけではないですし、心を揺さぶられるということはないかもですが、決してつまらないというわけではないと思います

投稿 : 2017/06/29
閲覧 : 173
サンキュー:

12

エクスカリバー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

35点 「俺は曲った事が大嫌いなんだ!」

実験体で世間を全く知らない女の子「紗名」と
花屋の頑固おじいちゃん「蔵六」が引き取る話

蔵六は頑固だが「俺は曲った事が大嫌いなんだ!」
が口癖の正義感あるおじいちゃん
見ててほのぼのとなる作品

投稿 : 2017/06/29
閲覧 : 176
サンキュー:

6

ぽんたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

第1部好きだった

1クールのアニメで総集編(特別編)を挟んでの2部構成という割と珍しい気がするやりかただった。

1部は研究所との戦いが多く描かれていて個人的に見ていてわくわくしながら見れた。
2部は日常で葛藤し成長する紗名が描かれていた。残念だったのが2部になって蔵六の出番がなんかがっつり減った気がするところ。

1クールでまとめるのであればバトル路線か日常路線かもう少し絞ってもいい気はする。
キャラや設定は結構好きだったので残念に感じる。

投稿 : 2017/06/28
閲覧 : 150
サンキュー:

7

ネタバレ

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一人の少女が「私」になるために「自分」を探し続ける物語

「アリスの夢」と呼ばれる超能者が現れるようになった世界。その中で途轍もない能力を持った幼い少女・サナは、あることがきっかけでアリスの夢の研究所を脱走し、外の世界を初めて知る。資質はあるが未熟が故、能力をうまく使いこなせず途方に暮れていた彼女の前に現れたのは、日本の由緒正しき頑固爺・カシムラゾウロクだった。この出会いが紗名の運命を大きく変えていくことになるというストーリーです。
-------------------------------------------

絵は私の好みではありませんが、見やすいデス。
5話までは異能力バトルが多いですが、6話以降は日常での話が続きます。
この話において、ゾウロクの存在は大きいと感じます。
悪い事を悪いと怒ってくれるだけでなく、表には出さないが愛情深い人、素的デス。
全体的にまだ把握できないところもあるのですが、それを抜きにしても良かったデス。

投稿 : 2017/06/28
閲覧 : 197
サンキュー:

7

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

結局アニメ版は不思議の国のアリスの自分探しの旅

高度なテーマともいえるし、消化できなかったともいえると思う。

原作は関係ないので無視。

この構成だと、ラストシーンの「さな」が原型で、それから戻って考えざるを得なくなる。
すべては自分探しの幻影か。
アニメ内では真実として描きつつ、意味を残せないという「不思議の国のアリス」そのものですね。
もう2期は無いだろうし、原作で保管する人はともかく、
アニメで終わらせる人にとっては、途中がどのくらい面白いかがすべて。

映画「魔女の宅急便」のようなものです。
終わらない幻想を見続けるか、終わったものとして忘れるか。

幻想を見続けるにはあんまり魅力的ではなかったかな。
ラストシーンは無いほうが良かったと思います。

成功した自分探しほど語る価値の無いものはない。

と、私はキメ顔でそう言った。
 

投稿 : 2017/06/28
閲覧 : 304
サンキュー:

33

かんろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アダルトチルドレンに向き合う児童発達心理学的ファンタジー 小学生の細やかな心情の表現にホロリ…

1話を観た時は、
キャラクターデザインが軽くて、
またありきたりの異能力バトルかと思いましたが、
それはまだ早計です。
1期とされる5話までは、
ブリュンヒルデ?みたいなストーリーみたいですが、
この作品の本当の話は、6話から始まるのです。
5話終わりのお爺さんとさなちゃんが
東京の夜景の上空を飛ぶシーンは、
グッと来て泣けるし、美しいシーンでした。

ハードSFや超能力バトルの話を期待すると、
ちょっと違うかもしれない。
これは、ジブリのような
小学生の児童発達心理学の話なのです。
人間の基本的姿勢を叱ってくれる
古臭い頑固なお爺さんに、
なぜか安心感や暖かみを感じさせられます。
アダルトチルドレンに悩む人は、
癒されるかもしれません。
小学生の心理がきめ細かく描かれていて、
子どものいる人は、共感できる事も多いのでは。
小学生の心理といえば、
ちょっと団地ともおも、彷彿とされる印象もあります。
ホロっとさせられることもしばしば。
良い作品です。

ファンタジー世界と現実世界のリアリティの
ギャップが素晴らしく、
ほんわかした印象なのに、ぐいぐい引き込まれます。
色々な作品を日夜研究し、
レイアウトや人の仕草にこだわりを持つ監督の
演出の力が感じられます。
生活感ある日常生活が細かく描かれていて、
舞台に厚みを与えています。
現実世界の小学生のリアリティある動き、
ファンタジーの世界がまるで隣合わせのように、
唐突に現れるタイミングに驚きます。
ファンタジー場面も負けていません。
ハラハラして、息の詰まるようなシーンもあり、
面白いです。

原作が良いのか、
思った以上に深い内容を垣間見れます。
って、
原作者は、文化庁メディア芸術祭漫画部門の
新人賞を取っているのですね。
アニメアニメしていない感じがして、
児童文学的な良い映画を観てる感じです。

あまり期待していなかったのですが、
回が進むに連れ、
真摯な作画への姿勢が出て来て、
後の方は、表情などもよく描けています。

思った以上に、
評価してもらいたい、
期待出来る出来の作品なのではないかと
思います。
また、ここで原作の話の続きを見ると、
2期か続編か映画か、
まだその先が見たいと凄く思います。

投稿 : 2017/06/28
閲覧 : 342
サンキュー:

14

oxPGx85958 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

イマジネーション不足

全体的にあまりいいところがない作品でしたが、最大の弱点は、それを活かせたはずのファンタスティックな映像があまりなかったことでしょうか。視覚的なイマジネーション不足。

第1話で初めて彼女たちの能力が使われるシーンや、初めて早苗(蔵六の孫)と一緒に瞬間移動するシーンにはセンス・オブ・ワンダーが感じられました。しかしその最初の印象を超えるものは結局出てこなかった。

終盤の、紗名が生まれた世界の描写がとても凡庸だったことに、制作陣のアーティスティックな才能の限界がもろに露呈していたように感じます。逆に、ここの部分さえうまく行っていれば、作品全体としてなんとかなっていたように思う。というか、ここで勝負しないで、他にこの作品のどこに勝負できる点があったのか、と。

ストーリーの構成、サウンド、演技・演出など、全般的に見るべきところなし。特にこども役の声優陣の演技と演出が典型的なアニメ演技できつかったです。

投稿 : 2017/06/28
閲覧 : 195
サンキュー:

5

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一条さんかっこよす推し

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:設定がいい。蔵六の頑固おやじっぽさもいい。作画もいい。超期待。
期待度:★★★★★

原作今出ているところまでは読了。
ずーーっと心温まる話が続く。とにかく子供を温かく見守る蔵六の懐の深さと生きざまのまっすぐさ。

サナもかわいいし、はーちゃんもあーちゃんもええ子や。。。

お姉ちゃんもボケボケだけどいい人だし、何ツーカ、こういう悪い人がいない話っていいな。

作画も最後まで超安定している。

一条さんがとにかくかっこよくて素敵。


今期一押しかも

投稿 : 2017/06/28
閲覧 : 219
サンキュー:

18

ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

平凡に終わった

年寄りに月下美人は鉄板、もしくは君子蘭。
ちゃんとした取材した成果なのかたまたま親戚知人にそういう人が居たのか、そこまでは不明だけどこういった点をしっかり描かれてると「おおっ」と思ってしまう自分は結構安っぽい。
しっかし、原作エイリアン9の人かと思ったら違ったのね。

全話見ての感想
{netabare}原宿の昏睡?事件で映画“光る眼”※が頭をよぎり、全くそんなことにならないことに違和感。
クレープ屋とかタダじゃ済まない気が…。
「そこんとこどーなてんのさ?」ってところがフワフワしてるというか。
絵的に富沢ひとしや鬼頭莫宏的なのを期待してしまった部分があるのかも知れない。
けどさー、タチバナ(ミニーc)の能力とか、そっち方面思っちゃっても仕方ないと思うぞー?
んで見てる最中は「早く誰か死ねよ」と思い続けてました、視聴姿勢完全にズレてるのかも知れないけど、なーんかそう思わせる内容だったというか…。
また、フワフワしてるのであればメルヴェイユ…もといワンダーランド内の不思議描写を期待したのだが、それもいま一つ。
基本巨大オブジェクトが配置されてるだけで、もっと妙ちくりん世界を描いて欲しかったのだけど…無理かー。
黒くもなければフワフワもしてない、なんとも中途半端な印象で終わってしまいました。
う、薄い…。

テーマは恐らく赤の女王仮説に対するアンサー、走るつもりも留まるつもりもないけど勝手に育ってく、ってところかと。
しっかし今期は「なにをもってヒトと呼ぶか」ってテーマの作品が多かった気がする。
ってかアリス自体が多い気が…。


※光る眼
白黒の方(そっちは自分も知らない)じゃなくてジョンカーペンターの方。
田舎町で謎の昏睡事件が起きて~って内容なのだけど、ホラー映画監督らしく、運悪くバーベキューやってた最中に昏睡してしまった人が居て、皆が昏睡から覚めたら丸コゲになってて「キャー」というセンセーショナルなシーンを掴みにしてましてん。
むしろそこから後は覚えてないんだけどねー。


余談
花屋の描写は…こんなもんでしょう。
市場や切花農家に出向くでもなし…ま、まぁ、うん。
あと8話の緑のグシューってやるやつはオアシス。
作中名前出なかったのはなんでじゃろー?と思ったら、セロテープやポラロイドと同じ商品名なのね。
それが理由かどうかは知らないけど、別会社の類似商品があったとしてもオアシス呼び…だろうなぁ。{/netabare}

投稿 : 2017/06/28
閲覧 : 279
サンキュー:

9

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

え!戦闘シーン!?

あらすじ

{netabare} 「月刊COMICリュウ」(徳間書店刊)連載中の第17回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門新人賞受賞作のアニメ化(TVアニメ動画『アリスと蔵六』のwikipedia・公式サイト等参照){/netabare}

日常アニメかと思いきや能力使うわ戦闘シーンあるわで最初はびっくりしつつも、日常と異能が上手く融合できていたと思います。
蔵六の仕事の花屋がどんな仕事で何をするかなど考えれば分かるかも知れませんがこういうのって意外と知らないものなので普通に花屋ってこんな感じで仕事するんだなぁと思いましたね、
自分とはほぼ無縁の仕事ですが関係ないからこそ関心が持てました
今回は普通のおじいちゃんが子供たちに大事なことを教える役割をしてましたが、正直お年寄りの方のイメージがそんなによくなかったのでとってもいい人でこんな人なら色んな話を聞きたいですよね。
日常回の雰囲気もよかったですし、思ってたより面白かったです。ただ、すごい印象に残る作品でもなかったですかね

点数86点

投稿 : 2017/06/28
閲覧 : 187
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アリスと蔵六のストーリー・あらすじ

彼女はそれまで“外の世界”を知らなかった。
初めて触れるモノ、初めて見る風景、そして初めて出会う人々……。
そんな“世界”の広がりに、戸惑い、驚き、目を見開く。

名前は紗名(さな)。
“研究所”と呼ばれる施設で、“外の世界”を知らずに生まれ育った少女。
しかも、あらゆる想像を具現化する——「アリスの夢」と呼ばれる特殊な能力の
持ち主でもあった。

そして初めての“外”で、彼女はひとりの老人と出会う。
名前は樫村蔵六。「曲がったことが大嫌い」で「悪いことは悪い」という
頑固じいさん。
そんな蔵六との出会いが、紗名の運命を大きく変えていく。

紗名を追う謎の組織、次々と現れる能力者たち、そして心優しい人々との
出会い……。
世間知らずだった“アリス”は、鏡の門(ルッキング・グラス)を抜けて、
世界の本当の姿を知ることになる。


——そう、これは、私がまだ、自由に夢の国へ行けた頃の話。(TVアニメ動画『アリスと蔵六』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年春アニメ
制作会社
J.C.STAFF
主題歌
≪OP≫ORESAMA『ワンダードライブ』≪ED≫toi toy toi (kotringo edition)『Chant』

声優・キャラクター

大和田仁美、大塚明夫、豊崎愛生、藤原夏海、鬼頭明里、小清水亜美、大塚芳忠、広瀬ゆうき、能登麻美子、松風雅也、内田秀

スタッフ

原作:今井哲也(徳間書店『月刊COMICリュウ』連載)、 監督:桜美かつし、シリーズ構成:髙山文彦、キャラクターデザイン:岩倉和憲、美術設定:廣瀬義憲、美術監督:柳原拓巳、色彩設計:田辺香奈、撮影監督:大河内喜夫、編集:後藤正浩、音楽:TO-MAS、音響監督:岩浪美和

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