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「サクラダリセット(TVアニメ動画)」

総合得点
77.4
感想・評価
732
棚に入れた
3245
ランキング
625
★★★★☆ 3.6 (732)
物語
3.6
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.5

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サクラダリセットの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

やんぬ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

世界観に入り込みづらいところはあるが

タイトル通り、最初は世界観に入り込みづらいところがあると思います。
2クールなので12話あたりまではセリフが抽象的すぎてなかなか理解できるところも少ないとは思います。(実際自分はアニメがどういう風に進んでいるのか分からなくなりましたw)
が、最終回に向けて伏線を回収していくにあたってセリフの言い回しもちゃんと理解できるようになってきます。
つまりはだんだんと見やすくなっていきます。
時系列がなかなか複雑で、理解しづらい部分もあるので気軽に流し見するというよりはガッツリしっかりアニメが見たい人向けかと思われます。
自分的にはすごく面白かったです。

投稿 : 2017/09/26
閲覧 : 148
サンキュー:

4

ネタバレ

ほげ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

全部見た。

全部見たので書きます。

伏線の数と濃淡のバランスが悪すぎです。

伏線の数は多ければ多いほど良作であり、伏線は、わかりずらくすればするほど、また後回しにすればするほど回収されたときに、視聴者は感動し、そのトリックに見返したくなるはずだ。それが作品の完成度だという偏った意図を強く感じます。

伏線は伏線。物語のテーマや感動するまで連れて行ってくれるために、
ほどよく散りばめられて、程よく回収されていく装置でなければならないようにおもいます。
それは、発生と回収のタイミング、数がコントロールされていないと
バランスを失います。
結局多くの謎めいた抽象的な会話、目的を隠したセーブポイントの設定と時間逆行、説明を意図的に伏せた各キャラクターの行動を、あまりに多用しすぎです。
このため、途中から何が回収されて何が回収されていないのか、わからないばかりか、この人たちの会話は、新たな伏線を引こうとしているのか回収しようとしているのかすら、わからないという状況に陥ります。

確かに素晴らしい伏線回収もありますが、それ以上に伏線回収のために
安易な新能力者の登場、突然現れるスーパーアイテムの出現、いきなり説明される既存能力者の仕様変更、脆弱性の出現。世界設定の補完説明で、「どや、この伏線回収は、よくできてるやろっ」と言われても、そらアンタら作り手なんだから、物語設定変更して物語が組みあがるのは当たり前やん、としか思えませんでした。
これが目に付くと伏線の状況をおさらいするためにもう一度1話から見直す気すら萎えます。

写真から生き返った人間は本物と呼べるのか、未来を予知する能力の不幸と苦悩に共感できるかといった本線が、無意味とは言わないが、多すぎて回収タイミングが遅すぎる数多くの伏線に邪魔されているとしか思えなくなりました。

結局主人公は、小難しく小賢しいことをしゃべってますが、「異世界はスマートフォンとともに」と大して変わらず最強です。
あっちのほうが、いくら何でもチート過ぎるやろと自戒している分、好感が持てますが、「(作者の力を受けて)絶対間違わない俺にサクラダを任せろっ」て共感できねーよ。

投稿 : 2017/09/25
閲覧 : 136
サンキュー:

6

ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ケイに帰依せよ

1話感想
{netabare}観測のしようがない。
ひょっとして能力を判別する能力者が居るのかな?
ってか居ないと怖くて集団生活なんか出来ないか。
とりあえずまずはそれを出して欲しい、気になって他のことが頭に入りにくい。{/netabare}

4話までの感想
{netabare}上半身の重力を遮断したところで下半身には相変わらず下向きに9.8m/s^2の力はかかってるワケで、フワフワ飛ぶことはできません。
5kgの砲弾も5gのパチンコ玉も落下速度は一緒。
もし違いが出るとしたら空気抵抗や上昇気流の影響であり、人間の下半身(の重量が)それによって著しく変化するとは考えにくく、もしフワフワしたければ上向きのベクトルを加えないと無理。
また軽くなった分高く飛べるかというと、落下速度は変わらないということは高く飛ぶにはそれだけ初速が必要なワケで、蹴り上げるスピードが数倍に増すかと言うと難しい気がする。
まぁなにが言いたいかというと、作中で描かれてるようなことはちょっと無理があるような…。
あくまで本人がそう思い込んでただけで、実際の能力は違うってことかも知れないけどねー。

また、幽霊になってみて初めて自分の能力に気付いたような発言もあり、美空が自分の能力を何故か知ってたことに「能力に目覚めた時点でどんな内容なのか勝手に自覚できるんだよ」設は否定されたかと。
やっぱ誰かに吹き込まれたんじゃない?
どうやら2クールあるみたいだし、そこら辺の掘り下げはしていってくれるんだろうと思うけど…実はもっと違った能力が~ってことになったりして。

とりあえず現段階では妙にややこしく話を組む割には根本的な部分がおざなりで、中学生が頑張って難しい言葉を使ってるような感覚を否めない。
きっとそれも全部伏線なのだろうと好意的解釈をしてるけど、あんまり続くと嫌気が差してきてしまいそう…。

あ、そうそう、それと主人公が自分の身を傷付けることで解決ってのは天丼だと思うのだが、これもウラがあるのかな?
実は痛みを感じないとか死を恐れてないとか…。{/netabare}

8話までの感想
{netabare}何が出来て何が出来ないのか分からない。
魔法モノとかによくある問題だけど、この作品はそれが顕著…。

佐々野の爺さんが「写真の中に入れる」って言ってたけど、これって間違いていうかワザと誤解させる言い方(※1)してるよね。
厳密には「破くと映ってた時間に飛べる“特別な写真”を撮る能力」でしょう。
これは似てるようで全然違う。
破くのは誰でもできるけど撮影して写真に能力を付与するのは佐々野だけしか出来ないのだから。
「ボクが能力を使って写真を破れば中に入ることができる」とも言ってたけど、破くことより撮ることのほうがずっと重要で、そっちを主眼に置いた説明をしないのは卑怯とさえ思える。
このようなキャラが説明で喋ったことと実際に起きた出来事に食い違いがあると、結局キャラの喋る言葉は信用できなくなるし作者の都合によって能力でできること・できないことの判定がコロコロ変わる、と思われても仕方ないかと。
※1で書いた「ワザと誤解させる言い方」が、キャラクターに事情があってそう言わざるを得なかったってならまだ分かるけどさぁ。

かつてケイオスドラゴンってアニメで生贄効果が発動する・しないの判定がバラバラで“作品に入っていけない”状態に陥ったことがあるけど、それに似た雰囲気。
ただケイオス~は見終わってから時間が経って丸く考えるようになったのか、あっちはTRPGリプレイみたいな作品だったらしいので、ひょっとしたら結果がバラバラになるのはセービングスローを再現したんじゃないか?と思うようになったり。
けどサクラダリセットでは、ケイはあたかも“紛らわしいまたは説明が足りてない口頭の解説のみで現象を確実に正解する”風で、セービングスローなんていうバクチを打つのとは対極かと。
村瀬が“特別な写真”を持って「全身・能力」を発動したら、写真に込められた能力は消えるのか残るのか、どっちなのか何故か知ってたかのような素振りだし。
(ってか村瀬の言葉は相変わら紛らわしいまんまですね、難しい話じゃなくて「上半身・重力」ではなく「全身・重力50%」って方のがよっぽどシンプル)
パクり元であるJOJOだって実証ナシに理屈で「~であるハズ」って思い込んでたケースでは大抵予想と違うことになって「なんだってー」ってなるのにね。
ワムウがうずくまると思ってたらのけぞったとかね。
ってかエンタメであるなら予想は外れるもんだと思うのだがのう。
例え話が続いて恐縮だけど、けもフレ11話で{netabare}黒セルリアンを当初の予定通りにバスでスンナリ船へ誘導できてしまったら拍子抜けもいいトコなワケで。{/netabare}
予定が狂って、それに対し瞬発的にキャラがどう行動するかが見どころなワケで、現状それが無いのが非常に退屈です。
つつがなく予定がひたすら成功してくだけを見させられるのはツマランというのは、ダンロン(絶望編)で嫌というほど思い知ったので…ええ。

JOJOの件でもうちょい突っ込んだ話をすると、真面目に見るとJOJOも設定自体は滅茶苦茶です。
億奏が地面抉っても断面はくっついて切れた地下ケーブルがむき出しになることはないんじゃ…とかね。
ただ、そんなことはまぁいいかと気にしないで次を見たくなる“勢い”があるワケで、サクラダ~にはそれが無い(個人的には感じない)のが致命的というか。
これって設定を理解できる・できないの話ではなく、納得できるかどうかが問題かと。
自分も冒頭で「分からない」と書いたけど、実はそれは重要じゃない、納得できるかどうかが重用かと。
紛らわしい表現をすることで「理解が難しい=上質」と思ってるなら大間違い、どれだけ納得させることに気を遣ってるかがポイントで、サクラダはそれがおざなりというか。
キャラが淡々としてて、しかも未来を見てきたかのように(※2)計画が全て成功するのが原因だと思うけど…。

…と書いたけど、2クールあるらしいのでこの先にそういう展開が来るんじゃないかなーと思って見てます。
予定と違う結果が出たり、※2のような能力が実はありましたーとか来るんじゃない?
早くそのパート行って欲しいなぁ。

9話感想はこれまた長くなったので後で{/netabare}

10話までの感想
{netabare}「写真の中に入ってたもの」を村瀬の能力で「リセット回避」するのは分かるけど「破かれた写真」は元に戻るんじゃ…。
ってか今後テーマとして扱われそうな予感の「本当に人なのか」ってのは「佐々野の能力の出来次第」ってことに帰結するだけのような…。
3Dモデリングをグリグリ動かしたことがある人なら分かると思うけど写真に写ってない“裏側”は空洞であってもいいワケで…写真がどこまで再現してるのかって話にしか発展のしようがないような…。
写真から取り出したモノがちゃんと被写体通りの物質・物理構造をしてるかも疑問のよな…地球上に存在しない物質で形成されてたりして。
画素数が荒くて細部はテキトーな再現になってたりして…。
それと能力使ってないから10分経っても消えないって…それ言葉遊びじゃん。
これは魔法科高校の劣等生の卵でも「えっ」って思った点だけど、静止してる物体は「見かけ上止まってる」だけで、常に卵と机との作用反作用のせめぎ合いは「続いてる」のであって、影響を与えてない・受けてない状態ではない。
要は存在してるだけでエネルギーはそこにある。
存在してるだけで既に能力は発動してる、発動してないのであれば紙とインクなだけ、ってのが素直な考え方だと思うのだが…。
↑でも書いたけど「写真に入る能力」ではなく、厳密には「破くと映ってた時間に飛べる“特別な写真”を撮る能力」でしょう、撮影した瞬間から能力は付与され、破くまでは「待機状態」。
アプリケーション動かしてないからパソコン組み立て直しても大丈夫だな、って、電源入ってますがな。

って、能力そのものはどうでもいいんだ、問題はそこじゃない、ってのは↑のJOJOの億奏の件で説明した通り。
9話の感想書きますと言って下書き書いてる最中に10話放送まで経ってしまったワケだけど、そこで書いてた一文を抜粋。

──────────────────────────
・原理(理屈)
・事象(実際起きた出来事)

どんなに原理を説明されても、それが曖昧なもので結果的にどんなことが起きるか不明瞭な事象を描くことは──作り手の選択次第、としかいいようがない。
問題はその作り手の選択内容が特定の方向に寄り過ぎる・都合のいいことばかりだと「あれー?」となるワケで。
「フェアでない」とでも言えばいいのかな?
実際には作家と読者でフェアな関係なんて無いのだけど、少なくともフェアさを演出してくれないと不満を抱いてしまう。
要は作り手は作品におけるレフリーみたいなもので(実際はどの作品も依怙贔屓してるとはいえ)観客に悟られないようにするのがテクだと思うのだがのう。
グダグダ長文書いてしまったけど、根幹はシンプルなものです。

ルール(原理)を提示したなら審判(作り手)は公平にジャッジしろよと
──────────────────────────

さて、これを書いてた時に危惧してたことがあったのだけど、10話でそれが的中してしまいました。
作り手による依怙贔屓があからさま過ぎると指摘してるワケだけど、それを回避する究極の言い訳がひとつ存在します。

未来を知ってるから正解が分かる、作り手による依怙贔屓じゃないよ

…。
これ言ってしまえば何でも通用してしまうワケで。
未来視って夢オチとかデウスエクスマキナとかのような禁じ手というか…諸刃の剣だと思うんだがのう。
要はテストの問題サッパリ分からなくても100点取れるってことでしょ(予測とは別の知りえない情報を知ることができる)。
ぶっちゃけたことを言ってしまうと、こんな手の込んだ仕掛け作る必要、ある?とも。
未来視できるなら2年後に復活の説明書を“たまたま”ケイが発見する場所に隠しておくとかも出来るハズで…そうしなかった理由が今後明かされたりするのかな?

能力のことを追求してもどうしようもない(作家の裁量次第)のだけど、未来視がどこまで見れるのかも気になる。
そうさねぇ…例えば、赤い花:白い花を咲かせる比率=3:1の植物のタネ袋からタネをひと粒取り出して、それは何色の花を咲かせるのか分かるのだろうか。
これは遺伝子解析でもしなければ「実際育ててみないと分からない」ワケで、その手順をカットしても結果は分かるのだろうか。
(シュレディンガーの何とかと違ってタネを取り出した時点で結果は決まってる、確認が取れないだけで)
もし育てる人が居るのであるなら分かるだろうけど…。
そんな問題に直面した時に「何色の花を咲かせるか分からないの、育ててた人が途中で枯らしてしまったから」なんてネタを放り込んでくれたらおおっと感心するけど、果たして…。

ついでに「なにをもって本物と呼ぶ?」ってテーマは今期ではID-0がやってます。
あっちは遠い未来が舞台なので大抵は凄い科学力でフォローしてるんだろうなって思えるけど、こっちのフォローは「また別の能力者」に頼らないといけないのでキツいような…。{/netabare}

15話までの感想
{netabare}発想がゲーム的すぎるというか…↑でも書いたけど“GMの匙加減次第”なことが多すぎる。
…。
ひょっとしてこの作品ってゼーガペインのパロ?
舞浜サーバーよろしくサクラダサーバー内での幻体のなんやんやを描いた作品だったりして?
それなら面白いかどうかは置いといて、↑でゴチャゴチャ書いてきた“違和感”に対し納得はできる。
半年でリセットじゃなくて数年周期でリセットって感じね、それならシナリオも未来予知もサーバーコントロールで説明が付く。
セレブラントになりかけの幻体が能力使えるようになって、あれ?この世界なんか変じゃね?と気付きかけてる段階…ソウマはセレブラントね。
いやぁ~どうしてもね、この手の箱庭設定って「実は外側って滅亡してるんじゃない?」またはその逆パターンで「トゥルーマンショーやってるだけなんじゃない?」ってのを真っ先に思い浮かべてしまいまして…。
つかどう考えてもサクラダ市内が外に対して飛躍しすぎちゃってるもの…その気になれば世界どころか宇宙支配できるぞ?外の世界が存在してて干渉できるなら。
最終回はサクラダサーバーをリセットしてサクラダリセットってタイトル回収して〆ってところでしょうか。
あくまでで予想です、原作知らない者の。

…けど、もしそうだったらそうだったで、2クールも引っ張るネタかいな?と疑問は残る。
例としてゼーガ挙げたけど、ゆゆゆなり叛逆なり、似たものは幾つもあってそんなに目新しさは無いと思うんだが…。
ってか、もし普通に外の世界が存在しているのなら、もうお前ら外に出ろとしか思えんのよねー。
ただの人間は持ち得ない、この地球上に存在し得ない(物理法則を無視した)能力を持つ、いわばバケモノが闊歩する世界でまともな精神は育まれないって。
いわばサクラダ市内の連中は全て狂人で、狂人が狂人らしく振舞うならまだしも、あたかも“ただの人間”かの如く正義はなにか幸福はなにかとか語られると滑稽というか、ちゃんちゃらおかしい。
隣人を笑わせられるか?ってねぇ…18歳未満が車乗り回してる、それ以上にヤバい環境の中で笑えるのはやはり狂人の理屈でしかない。
“なんの能力も持っていないただの人間”の不在、狂人のクセに常識人の皮を被って正義や幸福を説く気持ち悪さ…ああ、これって○○(ディスるのが目的ではないので伏せときます)見た時に抱いた印象と同じだ。
好きな人は好きなんかねぇ…自分は違和感バリバリで、「キャラがおかしいのは当たり前、だって世界自体がおかしいから」って解釈に持っていきたがってしまう…。{/netabare}

18話感想「す、救われた?」
{netabare}グダグダ文句言いつつここまで見たのは「まさかこんなバカバカしい話なだけで最後まで行くことはないだろう」と、微かに期待してたから。
原作はキチンと完結してるみたいだし、2クールも使うんだし、話を途中で放り投げるようなことも無かろう。
そうしてようやく18話にて…

やっと来たあああああ!!!

外部の人間ではなかったけど、市の住人でありながら能力を持ってない(らしい)津島が本心(そういいつつそうじゃないかも?)を吐露してくれました。
自分が↑でダラダラ書いてきたことの「不満」の根源はコレだ。

津島「私は能力が怖い、ずっと昔から怖かった。怖いから管理局に入った、得体の知れない恐い物から目を逸らさないために(中略)サクラダの能力は過剰だ、物理法則を越えて何でもできるような力は人間の許容量を超えてる(中略)能力なんか無くても人は幸せになれる」

ああ…これだ…自分が言いたかったのは正にコレ、1話感想の段階で既に書いてある、「怖くて集団生活なんか出来ない」と。
“こういった視点”が抜けたまんま、ず~~っと能力持ちの間だけで人生訓語ったりケイSUGEEやったりしてるのが気持ち悪くて仕方なかったんだ。
仮想現実論を思ったのも、中の連中(能力持ち)が外(能力ナシ)のことを慮らない、自分が外からどう思われてるのか考えないのが不自然で仕方なかったから。
いやぁ、マジで津島の本心聞いた時は「救われたー」と思っちゃいましたよ、ここまで見続けてやっと聞きたかった言葉が聞けた~って感じ。
この感覚、マキャベリズムで「蟲毒」ってワード聞いた時以来だ…って最近じゃん。
…そういいつつ、津島の発言が本心かどうかまだ安心できないんだけどねー。
実はスゲー能力隠し持ってるって可能性もまだ捨てきれない、原作未読ですんで。
ほ、本当に原作やネタバレ見てませんぜ、車の話とか出てビビったけど。
ってことで手放しで喜ぶってほどではないけど、評価は上向きになりました。

それにしても、ではどうしてここまで津島の本音を後回しにしちゃったんだろう?という疑問が。
原作がそうだから~ってのは置いといて、週30分を6ヵ月にも渡り放送するTVアニメっていう体裁で考えると、ちょっと、ねぇ。
早い内から明かしといて…ハッキリ明かさずとも視聴者が「なんかコイツら(能力者)気持ち悪いよね」と『思っても良い』といえる見せ方出来たんじゃないかな~、と。
「そうです、気持ち悪く思って良いんです」って見せ方と、「気持ち悪いと思ってはいけない、これを素直に受け入れるべし」って見せ方は全然違うと思うんだ。
どうもこの作品、序盤は後者のノリが続いて…そんなのでは「なんか気持ち悪いな」って思った人は普通逃げるって、視聴切るって。
(例えばけもフレで、廃墟めいた描写を最終話付近まで見せずに「わーいたのしー」以外の見方をしてはいけないってノリで進められたら、今のようなヒットにはなってなかったと思うぞ?)
また「気持ち悪い」と感じたことを「そう思ってはいけない」と否定されてしまうと、反発して「どこをそう思っちゃいけないんだよ、〇〇がおかしいだろ?××がおかしいだろ?」とあれこれと突っ込みたくもなる。
自分のように突っ込みながら見続けてくれる人が多いと判断したのだろうか?
う~ん、切る人の方が多いでしょー。
それともアレかね、みんなすぐに原作やネタバレ見ると思った…とか?

因みに反発って書いたけど、相変わらず能力についての設定は酷いと思います、無茶苦茶です、考えるだけ無駄だとさえ思ってます。
2クール目からの新OPの歌詞なんか皮肉ってるというか自虐してるように聞こえるのだが…。{/netabare}

22話までの感想
{netabare}1話の頃からずっとハルキの能力はどのように知ったんだろう?ってのが謎なワケですが、てっきり19話で能力(の使い方)を忘れたハルキにリセットさせるため、どのように知ることになったか掘り下げがされるかと思ってたので、あんな解決方法でガックリ。
能力の仕組みについては突っ込む気力も失ってるのだけど…写真の中からもセーブファイルにアクセスできるのか。
写真(もしくはそれに込められた能力)も消えようよ、晴れ間が無くなったようにさ。
やっぱ他人でも──能力の使い方知らないヤツでも「写真を破る」という指示だけで発動できる能力ってのはアカンと思うぞ?
まぁ能力に対する突っ込みポイントも大体見えてきた。
写真に込められた能力・ハルキのセーブファイル・ケイの記憶・伝言くんの伝言ファイル等、これらの能力は別次元(同等の次元ではなく上位の次元。「シナリオ」もここに存在する?)に保存されてて、保存内容は各能力者当人しか干渉できない。
使用の際はこっちからアクセスが必要なものと上位次元から自動でアクセスしてくるものに分かれてて、「使い方を忘れる」というのはアクセスの方法を忘れる、と解釈するとシックリきそう。
上位次元から自動アクセスする系は「使い方を忘れる」の影響を受けない、と。
んで、上位次元に保存されるものそうでないもの、自動アクセスされるものそうでないもの、これらの違いはどうやって決まる?といったら「作者の都合」と。

いやさぁ、ハルキの能力の仕組みだけが妙に詳細なので、誰かが吹き込んだんじゃない?と予想してましてん…これは初期の頃から指摘してるけど。
そこからちょっと発展して「本来はもっと別の能力なんだけど(嘘を吹き込まれて)本人が気付いてない」ってオチが来るんじゃないかなーと思ってましてん、そういうネタは別能力者で何度もやられてるし。
そうさねぇ、例えばセーブスロット1個だけじゃないとか72時間制限無いとか。

それはそうと、ケイvs浦地みたいな展開になって来たけど、正直困惑。
ケイの主張、人々が幸福に~って、もうその時点で間違い(言ってることとやってることが矛盾してる)だと思ってるのでどうにも共感できない。
だって、能力あるのに何で市民はリアル(試聴者と同じ)世界のような生活して普通に働いてるのさ。
あの世界の学校って物理や化学を習う気は起きないと思う、意味無いのだから。
恐らく“正解するカド”のワムみたいなのが作れる、放熱し続けるお茶が作れるならそれでエネルギー問題解決よ?
燃料無くても燃え続ける炎、電池無くても点灯し続ける電球が可能でしょう。
インフラの充実とでも言えばいいのかな、「人々」が対象であるならそれを目指さないのは矛盾している。
それを究極まで進めると人は何もしないで生活できる、それが良いかどうかは置いといて。
逆に「そうできない外の人」を嘲笑してるんじゃないか?とさえ思ってしまったり。
エネルギー問題であくせくしたり、地震も火山噴火も原発事故もいつ起こるか分からず、それでも生きてる外の人を、だ。
そうねぇ、サクラダ市民がガリアンのランプレート人(マーダル帰還前)みたいな生活をしてたのなら違和感の多くは生まれることもなかったと思う。
そっちのが管理もしやすかろうて。
実際非通知君がこれといった仕事もしないで引きこもってるワケだけど、みんなそういう生活すればいいじゃない。

能力者が、なんで「特別な能力なんて持ってないただのヒトでしかないが故に導き出された哲学」を語ってるんだ?ってのが大きなイラつきポイントなので…。
高度な文明築いて「能力の恩恵を独占してる」ってのを描いてくれた方が世界観の異常さが前面に出て、キャラの異常さは打ち消されたんじゃないかなー?


そんなことを思いつつ(ケイの考えには賛同できないと思いつつ)最新話の22話の感想。
対症療法(能力の取り扱い)してるばっかりで根本解決に向けた問題追及(なぜ能力なんてものが生まれてくるのか)には目を向けようとしないのに違和感。
治療不可能な難病と付き合いながら生きてく方法を模索するだけで、本当にそれは治療不可能なのか?なぜそんな病気が発生するのか?には目を向けない感じというか。
突然人類が能力を使えるようになり出して、このままでは世界が大変なことになるといち早く察知した3人がサクラダ市だけを残してそれ以外の宇宙全域を能力が生えてこない状態に「抑え込んでる」って経緯だよね?
作中能力を消す消す言ってるけど実際は能力でもって能力が沸き出るのを抑え込んでるだけで、ひょっとしたらもっと簡単な能力の消し方があるんじゃない?と思ってしまう。
現状能力を嫌って市の外へ出たとしても、そこは「能力を忘れる能力」の影響下にあるだけで、いつ「能力を忘れる能力」が途絶えるかは分かったモンじゃない。
「そうなってるんだから仕方ない」じゃなくてさ…浦地の考えを聞けば聞くほどにそこに考えを巡らせないことを不思議に感じてしまう。
つまりはケイ側も浦地側も目指してるものが不正解に見える。
悪い言い方をしてしまえば「能力に目覚めるのは自然なことで、それを無理して抑えつけてる、勝手に」なので、前々から指摘している「外の人に目をやらない」ことへの不満は更に高まっています。
あーうん、現在行われてる能力の抑え方以外の消し方の探索もちゃんと行ってるけど見付からずにいるってことなんだろうけどね、そういうシーンはちゃんと入れといた方が良くね?
というより、根本解決できないんだったら受け入れるしかないんじゃない?ってのが自分的な価値観なので、どうにも感情移入できんぞ?
それで人類滅ぼうがナンだろうが勝手に能力沸いてくるならしゃーないっしょ、抗うんだったらやっぱり「なんで能力沸いてくるの?」の追及をしてくれないと、ちょっとなぁ…。
“新世界より”は受け入れた後の世界を描いた作品だったけど、ああなるしか無いんじゃない?
最後の最後で根本解決する話だったりするのかな?

そんな中、22話の最後でこの作品唯一賛同できるキャラ、津島がやっとこさ登場。
自分的には今後、能力発生の根本解決するかどうかと津島の扱い方がこの作品の最終評価を決めるポイントな気がする。
「うるせぇテメーら能力者の考えなんか知るか。こっち側(非能力者)の意見聞くこともなくゴチャゴチャ抜かして勝手に決めて、死ねよ」くらい言い放って欲しいぞ?
それを願いとした能力に目覚めて全部解決したら笑える。
そうでなくても…実は津島も能力持ってて、他人の能力を言い当てる能力だったりして(願望的にありそう)、それが「ハルキの能力どう知ったの?」に繋がるとかだったり…ないかのう?{/netabare}

最終回まで見て(酷評注意)
{netabare}結局問題は先送り、対症療法しただけで根本解決はしないオレたたエンドでした。
もう何度も言ってる気がするけど一番の問題は

市の外側の人間が能力を得る機会を洗脳という手段で奪っている

じゃないの?
本来能力が使えるところをその存在すら気付かない状態にするってのは立派な洗脳ちゃうかなぁ。
そうでなくても単純に「能力について忘れるという能力の支配下にある」ってのが気持ち悪くて仕方ない。
要はこれ、外側の人間は能力を正しく使えない下等生物で、それを生かしてやってるんだという驕りの精神が見え隠れするのは自分だけだろうか。
「下等生物は粛清しちゃおう、ハルマゲドンだ」ってのを実行しようとした連中がリアルで過去に居たワケで…どうしてもそれが頭をよぎる。
もうさ、能力を忘れるといっても、能力についてそのものを忘れるんじゃなく使い方を忘れるってだけにして、能力の存在自体は公表してもいいんちゃう?
(「能力?なんですかそれは」ってのと「すいません、使い方が思い出せません」っての違い。後者の状態にして使いたい人はサクラダ市においでませ~でいいのではないだろうか、入国審査厳しくして※)
完結してる小説のアニメ化らしいので、これの決着つけるのを期待したのだけど無理だったかー。
23話でケイが「現実を見てない」と迫ったので、「お、そっち向くか?」と思ったら素っ頓狂な方向へと話が進むし…どっちが現実見てないんだか。
まるで赤いリンゴを目の前に「これは黄色だ」「いいや緑だ」と言い合ってるのを見させられてる感じ。
非通知君みたいなモノを食べずに腹を満たせる能力欲しい欲しい思いながら餓死してる人沢山居るっしょー?
「能力は手足みたいなもの」だと言いながら市の外側の人間の手足縛るマネをして一切悪びれない。
「サクラダ市に起きた奇跡」って、人類に能力が発生するのは奇跡でいいけどそれが市内に限定されてるのは一部の人間による恣意的な運用に因るもので決して奇跡ではない。
この2つを一緒くたにして良いことのように語るのは詭弁でしかない。
やってることは独占であり侵略。
今現在は秘匿されてるので神奈川県警が事件性ナシと言ってるようなもので、それに責任は無いかと言ったらそんなことは無く…。

で、こんなゲスい行為をしておきながらグダグダご高説を垂れて美談かのように装飾する様はやっぱりどうしても〇〇〇の××や△△の言い訳会見を彷彿とさせる。
ってかご高説だけならソイツらの方が何枚も上手です、既存の宗教の切り張りなので一つ一つのパーツはマトモですから。
この作品を深いとか綿密だと思う方は、○○○の教本読めばいいんじゃないかな。
結局この作品はケイに帰依せよって内容だったし、親和性は高いと思われる。
それにしても…どんなにご高説だろうが含蓄のあるお話だろうが「ナニを言ってるんだ?コイツ」と思われたらお終いってのは90年代で証明されたと思うのだが、今となっては記事で読むだけで当時のTV番組を知らない人も多くなったってことだろうか。



この問題に関しての別の解決方法は作中描写から薄々勘づいてます…恐らく多くの人が気付いてると思うけど。
スタートレックのボーグやマクロスFのヴァジュラみたいに意識共有体にすれば全てが丸く解決するんちゃう?
最終回、ハルキがケイの能力をコピーして中学時代リセットで失われた出来事を知る。
ん?それが可能ならかつて夢の世界でリセットで失われたハルキの「決意」も植えつける(決して思い出すではない)こともできるんじゃない?と思ったり。

ああ、その瞬間をケイは見てないのね→じゃあチルチルだかミチルから記憶移植してもらおう→同様に世の中で起こる森羅万象全てをケイに「記録」させとこう、シェアクラウドのようにそこから必要な情報引き出せるようにしよう→なにが必要な情報かなんて判定できないから全部ダウンロードしよう→人類総ケイ化

全世界の人間の記憶をケイに集めて、それを全世界の人間に植え付ける、人格もケイにする、個の垣根を無くす。
元々能力に目覚めるのは子供に車を運転させるようなもの・赤ん坊に銃持たせるようなもので危なくってしょうがないだろ、って思いは初期の頃から抱いてました。
洗脳するでもなければ“新世界より”のように厳しい思想教育をするしかない。
この問題は人類全員がケイという精神共有体になれば解消される、利害の衝突も起きない。
設定的にも可能だよね?全宇宙を対象に記憶を操作する能力の発動が出来てるんだから。
何か足りない部分があっても都合のいい能力者が生えるでしょう。
で、これ、別に「文句言いたくてゴチャゴチャ考えて導き出した考え」じゃないのよね。
最終回までにまで薄々感じつつ、最終回の冒頭で「あぁそういう…」と形になったというか。
で、そんな考えの元最終回を見続けると…ソウマ二号さん発言だけど、これも納得。
今は二番だけど将来は一番だ二番だいう発想は意味を成さなくなる、みんなケイになるんだから。

と、そんなことを思ってしまったのだけど…これにて問題は解決されるけど、果たしてそれがハッピーエンドかどうかは…知らんがな。


余談
声優に関しては+でも-でも滅多に評価しないのだけど、ソウマの演技は爆笑を必死に堪えてるみたいでどうにも馴染めませんでした。{/netabare}

投稿 : 2017/09/23
閲覧 : 912
サンキュー:

11

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

程々に、万人受けといった感じです。

特にドーンと急展開ってことはなく、安心して見れました。
主人公最強アニメと言っても良いんじゃないでしょうか。頭良すぎ(笑)

投稿 : 2017/09/23
閲覧 : 207
サンキュー:

3

384 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

頭脳派度は抜群だが、エキサイティングさに欠ける。

異能系タイムリープモノなのだけど、ファンタジー要素の少ないちょっぴり地味目な作品。

頭脳派ストーリーはとても丁寧に作り込まれてると感じたけど、おバカな私にはちょっと難しい…てゆうか、理解するのがめんどくさくなってきちゃったのが残念。
あと、主人公をはじめ冷静なキャラが多すぎたせいでのめり込めなかったってのもあるかな。

2.3周みれば作品の醍醐味も堪能できそうだけど、私はそこまではいーや、って感じです。

投稿 : 2017/09/23
閲覧 : 216
サンキュー:

4

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異能力コンボと禅問答

[文量→特盛り・内容→感想系]

【総括】
頭脳系の能力バトルとしては、一級品に面白かった。ほとんど記憶にないレベルで、名作級だと思う。ミステリーとしてみてもレベルが高い。ラブコメとしてはイマイチだが、番外編みたいなところではかなり楽しめた。総じて、レベルの高い作品だと思う。

ただ、如何せん地味で面倒くさいw 多分原作はかなり良いんだろうけど、イマイチアニメ向きじゃないというか、とにかく回りくどい。展開も超スローテンポ。それを丁寧と見るか、イライラするか。そこが評価の分かれ目になるかな。

個人的にはオススメです。地味ですが良作です。頭使うアニメが嫌いじゃなければ、どうぞ♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
私は大好きだが、「こりゃ人気出なくてもしょうがないよな~」と思うアニメだった。

本作の面白さは、「単体では大して役に立たない能力を組み合わせることで、問題を解決していく」部分と、「小さな伏線をたくさん散りばめ、綺麗に回収していく」手腕。まあ、伏線を回収していくというより、(リセットという特性を生かし)結論ありきで(逆算的に)伏線を配置しているという感じだが。

本作のストーリーの縦軸は、「春埼美空」の成長(心の獲得)と、相麻菫・浅井ケイ・春埼美空の純愛三角関係にあるんだけど、にしてはキャラが少し弱かったかな、と。春埼自体は綾波系ヒロインとして良かったけど、やっぱりアスカもいてこそ際立つ、綾波の魅力というか、ね。ほぼ全てのキャラがみんな鬱々としているので、地味感が凄かった。あと、もう一人のヒロインともいえる、相麻菫の純愛がいきすぎて、怖いと感じられる危険性がある。正直重いというか、考えすぎというか。でも、ああいう面倒くさい人は、好きなんだけどね(私個人はあくまで純愛キャラとして好きだったが、一般ウケするかは疑問)。

しっかしこの作品、(メインは勿論、サブキャラ含め)登場人物の大抵が面倒くさい性格をしているねw 哲学的な悩みに苦しんでいるというか、いちいち回りくどいというか、もはや禅問答というかw サクラダの特殊能力どうこうでなく、こんな面倒くさい高校生が揃っていることが、サクラダの一番の奇跡かもしれない(笑)

というのは冗談としても、私自身も面倒くさい方の人間だという自覚もあるし、面倒くさい人はわりと好きなので、この作品のキャラ達も好きだったが、イラッとする人も多いだろうねw

あと、難点としては、「アニメーション」(という媒体)の良さがあまり生きない作風だってことかな。ほぼ会話劇で構成され、わりと複雑な設定や伏線があり、明らかに小説向き。文だけで想像し、前のページに遡って、伏線を確認したい感じ(とはいえ、アニメにしてきれたからこそこの作品に出会えた。感謝!)。

能力の設定は面白い。タイムリープではなく、「事象の再構成(リセット)」にした点は、タイムパラドック云々の議論を呼ばず、上手い設定だと思った。ただ、なんとなく、「涼宮ハルヒ」に近い能力なのかな? とも思った。リセットと完全記憶のコンボは、=「(エンドレス8中の)長門有希」っぽいしね(作中、世界5分前説も出ていたし)。

それから、(どの能力にも)ちゃんと弱点を作って、早いうちから視聴者に明示したのも良かった。良い能力バトルものの条件だね。

また、「特殊能力を使えるのが、咲良田市内のみで、そこから出ると記憶を失う」というも良かった。色々、世界を広げずに済んだし(これで日本政府がどうこうとかやってると、収拾がつかない)。一方で、そうなると「誰かが咲良田市を作った」ということは、早いうちでなんとなく想像できたかな。

ただ、「強度」というのは、分かりにくい上に便利過ぎる設定だと思った。(原作では知りませんが)アニメでは、どの能力の強度が強いのか弱いのかが明示されていなかった(結論から推察するしかない)ため、視聴者が「自分だったらこうやって解決するな」と考えられない部分もあった。

本作はミステリーの要素も強いが、良いミステリーとは、「読者(視聴者)にきちんと情報を与え、作者と同じ条件の中で推理させ、それでもトリックを思い付けない」=「よくよく読み返せば、そうかここが伏線になってたのか! なんで気付かないんだよ、俺!」という「一本取られた感」があるものだと思っている。そんな時、解決編の段階で後出しジャンケンのように、読者が知らない情報を小出しにされると、ムリゲー感が出て一気に冷める。本作はそこまで悪質ではなかったものの、「強度」は凄く大切な要素なのだから、早い段階で明示するか、それ(各能力の強度)を想像できるだけの描写が、事件発生前に欲しかったな~と。そこだけ、ちょい不満だね。

終盤の展開は、より一層難しかった。簡単に言うと、「何を(自分の命すら)捨てても、ただ浅井ケイと一緒にいたいだけの、相麻菫」が、その願いが唯一叶う世界を創造したのに、「やっぱり春埼美空と一緒にいたい、浅井ケイ」が否定するって話なんだけど、「付き合って」「ごめんなさい」で済む話を、まあよくこれだけ複雑にして広げたもんだと、半ば呆れながらも感心したw 安易に「能力者を集めて管理局を倒す」(ガチバトルもの)という方向にいかなかったのが良かった(管理局を倒しても、「自らが監禁されず」「浅井ケイと一緒にいられる」という相麻菫の目的は達成できたと思うけど、浅井ケイはそんな未来を許さないだろうしね)。

そして、中ボスたる浦地正宗との戦い。これぞサクラダリセット的能力バトルの真骨頂って感じ。まさかここで(一番使えないと思っていた)野ノ尾さん(猫)の能力が生かされるとは。予想を超えられた展開に、心地よい敗北感を覚える。しかし、作中に登場した主な能力を使い捨てることなく、あますところなく使いこなす伏線回収力はすごいな。

最終話は、ラスボスたる相麻菫との決戦。いや、ただ相麻菫に「俺(ケイ)にとっての都合の良い女になってくれ」というクソ男みたいなことを、納得してもらうだけなんだけどねw 最後の最後に、(偶然なんだろうけど)「君の名は」「月がきれい」と連続し、(シリアスな場面なのに)アニメ好きなら笑ってしまいそうになったのは不幸だけど、あれもまた、行間のある良いシーン。

ラストに浅井ケイは、(目覚める時にどちらの側にいるかという問題において)春埼美空より相馬菫を選んだわけだけれども、それには2つの「根拠(条件)」があった。①相麻菫の方が早く起きそうな気がした。②月明かりが当たって綺麗だったから。これが絶妙に上手い。

①は、つまりは実利。非常に論理的で即物的な理由。②は、相麻菫を世界で2番目に好きだという証明。つまり、浅井ケイにとっての相麻菫と春埼美空の差は、月明かり程度しかないということであり、しかし一方で月明かり程度の差は確実にあるということ。相麻菫とはこれからビジネスパートナー兼友人兼2番目に好きな相手として付き合っていこうと思っている浅井ケイの言葉の裏側を汲めば、「現実的なメリット(①)がなく、同条件(②がない)なら確実に春埼美空を選ぶ」という、断り(ふるため)の言葉に感じた。もちろん、優しさと美しさに溢れた、断りの言葉だ。この辺の行間の読ませ方は非常に小説的だ。やはり、「恋は理屈ではなく感情」というところか。って、本作の考え過ぎ感が、自分にもうつったのかもしれないw

2期はかかったが、佐良田の能力の行方・相麻菫と春埼美空と浅井ケイの三角関係の解消・春埼美空の内面的成長、というストーリー上の三本柱を、いずれも視聴者が納得できるようにキッチリ締めくくった構成力は見事だった。ここまで、次回作が気にならない最終回も珍しい(良い意味で)。もし、これ以上なんかやるなら、5話(アメ玉の中に入る話)のように外伝的な話か、11話(春埼美空が浅井ケイのお見舞いに行く話)のような気軽なラブコメが観たいかな。正直、シリアス&メインストーリーは、もうお腹いっぱい(笑)

これから、新たな秩序を構成しようという、浅井ケイとその仲間達。なぜ舞台が「佐良田(サクラダ)」というネーミングなのか(桜と関係ないし)気になっていたけれど、もしかしたら「サグラダファミリア」からきているのかもしれない。「サグラダファミリア」のように、長く難しい大事業に臨んでいく若者達へ、幸多からんことを願って、ほぼ誰もここまで読んでいないだろう長文レビューを閉じたい(笑)
{/netabare}

【余談~ 作中のお菓子で気になった、ガチでどうでも良いことw ~】
{netabare}
どうでも良いんだけど、(5話で)「チュッパチャプス」は「キャンディキャンディ」に、(12話で)「ポッキー」は「ロッキー」に名前を変えたのに、(9話で)「キットカット」や「コアラのマーチ」は実名で、しかも連呼したのはなぜだろう? 森永やグリコはダメで、ネスレやロッテは良いという、アニメか原作における大人の問題でもあったのかな(笑)?
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
タイムリープ系は、名作と駄作がはっきり分かれてるイメージ。ふ~ん、タイムリープに対抗する能力を持っているってのはなかなか面白い。それから、タイムリープ風だけどタイムリープじゃないのも面白い。雰囲気とは違って、シリアス、ダークな感じにしていくの?

2話目
ロボット工学三原則、「イヴの時間」で習ったなw デスノート風w 超展開だな。

3話目
なんだその、おしゃれな会話w 完全にミステリー。

4話目
なかなかのグロ。あれは勇気いるな~。死んだ感触は記憶として残るわけだし。

5話目
美しいものを美しいとおもう、あなたの心が美しい(みつを)。本編と関係ない話なのかな?

6話目
注意してないと、時系列がよく分からなくなるな。

7話目
能力バトルって感じ。

8話目
すげえゆったりストーリーが進むね。

9話目
時系列をポンポン飛ばして戻してやるのは、かなりプロットをちゃんと作らないと破綻するよね。チュパチャプスは実名がアウトで、キットカットとコアラのマーチはOKなんだねw キーホルダー、自分の帰るべき場所になってほしいってことね。

10話目
この時点では、自分の能力が未来予知か完全記憶かは分からないよね。復活して、さあ、ストーリーが大きく動くかな?

11話目
相変わらずのスローテンポw 5話のように、外伝的な話? 「一度会ったら友達で~毎日会ったら兄弟さ~(笑)」出汁からとるお粥w てか、お粥作るだけの話で10分も使うなよ(笑)

12話目
またもや不思議な世界だね。

13話目
スカートの下りは良い感じ♪

14話目
宇川さん、強すぎ(直接的な意味合いで)。これまでの能力のバランスを壊さない?

15話目
春埼から「リセットしますか?」と聞いてきたな。成長?

16話目
メインストーリー、進んでいるん、だよね?

17話目
だからなんだその、アメリカ的なオシャレな会話は(笑) これ、索引さんと相麻がグルで、索引さんが嘘をついていたら、浦地の計画は簡単に破綻するよね。

18話目
静かなる聖域の崩壊

19話目
浮気ですな、しかも手慣れてる(笑) カレーにヨーグルト、チキンカレーの基本を押さえてるなw

20話目
世界5分前説って、だからハルヒやん(苦笑) だから、完全に禅問答w 母、妹とのやり取りは、かなり切ない。連れ去りって、下手すりゃ犯罪行為やん(笑)

21話目
なるほど。菫は、自分にとっての最良の未来、しか考えられないほど、恵が好きだったから、恵なら、違う未来を見つけられるということね。緊迫感があって良かったな。

22話目
能力バトルの真骨頂は連携だね♪

23話目
アニメに出した能力は全部ちゃんと使うのね。猫がここで生きてくるとは、予想外。ただ、野之尾さんめっちゃ猫好きだけど、やってくれるのかな? 瀕死の猫とかなら良いのか? さあいよいよ、ラスボスかな?

24話目
やはり最後まで、会話が空中戦w なんだその素敵な間違いは(笑) 小石に恋が出来るかという伏線の回収ね。私の名は(笑) 月がきれい(笑) なるほど、月明かりくらいの差しかないよ、でも、月明かりがなければ逆転できない差はあるよ、ってことかな。魔女まで自由な、若き新体制に、幸あれ。
{/netabare}

投稿 : 2017/09/23
閲覧 : 678
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46

askima さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

無表情で視聴し続けられるアニメは面白いと言えるのか、について考えてみる

偏に「面白い」と言っても、この面白さには複数の意味合いが含まれている。笑える、感動する、泣ける、高揚するなど、これらも言ってしまえば面白いでまとめることができる。

サクラダリセットに関して言えば、上記のような感覚はない。視聴していても無表情である。たまにあくびをすることはあるが、基本的に無表情だ。
では、サクラダリセットは面白くないのか?と言われるとそうは思わない。なぜなら、興味をそそられるからだ。抽象的だが、続きが気になってしまうことが「面白い」と感じている所なのではないだろうか。

物語も半分が終わり、ここからどこに向かって終着するのかはわからないが、必要なピースは散りばめられたのではないだろうか。これらがどのように混ざり反発しあって収束するか、非常に興味がある。

このような作風は珍しいので、個人的には気に入っている。自身の理解度不足で見直すこともあるが、それだけ頭を使って集中して観る必要があるのもたまには良い。
映像作品は基本的に向こうから一方的に情報が入ってきて、それを見聞きして瞬間的に理解できることが必要とされる場合が多い。サクラダリセットは瞬間的な理解とは遠い部分もあり、視聴者側にも理解を必要としている〔気がする〕ため、娯楽としては評価されないかもしれない。

哲学的な言い回しや人物間での長めの会話がメインで進むアニメが苦手なら、尚更数話で飽きてしまうだろう。

だが、それが意欲を掻き立ててくれて良いと感じられているため、無表情ながら毎回楽しみにさせて貰っている。

さて、今後はどうなるのか。


全部見終わっての感想だが、まあなんと言うか、ちょっとばかし薄っぺらかったかな?と思ってしまった。毎回の会話は言葉遊びのようでそれなりに楽しませてもらったから、ケチをつけようとは思わない。

それなりに満足ではある。

花澤、悠木ペアがダブルヒロインなところは、非常に評価できる。

投稿 : 2017/09/22
閲覧 : 226
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10

四文字屋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

何故完走出来たのか? 完走出来た自分が謎。な、会話劇にして不思議な異能バトル作品

実際お話のほとんどが、会話で進行して行く。

様々な能力者がいて、お互いを牛耳ったり自分の利益や誰かの利益のために能力で競うのだが、バトルという解りやすい形式にはなっていなくて、能力を組み合わせたり移動させたりして当面の敵、というか利害の一致しない相手を無能力化かしようとしたり協力者にしようとしたりするという、一言で言えば、回りくどい話。

トリッキーな展開は、実は面白いんだけど、
台詞回しが下手すぎた。
で、アニメという媒体とは決定的に相性が悪かった。

残念。

投稿 : 2017/09/21
閲覧 : 225
サンキュー:

15

ゆかたん半島 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最終までみたけど話し方が好きではない

あの、単調な違和感のある話し方だけがしっくりこなかった。
長すぎて、きっと深い内容なのだけど
もう一度見たいとまでは思わない。

投稿 : 2017/09/21
閲覧 : 183
サンキュー:

6

ネタバレ

しぃち(゚▽゚ノ)ノ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

できちゃったって?・・・リセットだ

24話(終)までみました

原作はラノベと漫画だそうです
制作会社はdavid productionというところです
監督は川面真也さんです

物語自体の評価なんですが、整理して観ないとちょっとわかりにくいシナリオになっています
とはいっても、ストーリーは大して難しくもなく面白くもなくといった印象です
キャラですが、ちょっと人間味の無い感じの演出をしていると感じました
声優さんのセリフの読み方もそんな感じです

{netabare}こういう感じのアニメは嫌いではないのですが、激しい変化を期待してしまっていたのでちょっと拍子抜けといった感想です
たくさんのピースがラストで組み上がるとどうなるだろうと思っていましたが、何も無かったのではないでしょうか
心理描写も粗かったですし、感情移入もしにくかったです{/netabare}
個人的にはいろいろ残念だったな思いました


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


ONE HAND EDEN(12~15話)は比較的わかりやすい内容ですが、時間経過だけ整理します

{netabare}検索さんから依頼を受け、片桐穂乃歌の能力(ワンハンド・エデン)を知る
9月22日 12:47 セーブ
片桐穂乃歌が作る夢の世界と現実との相違点を調べる目的で春埼美空と食事をする
9月23日 19:00
↓リセット
9月22日 12:47
相麻菫が "シナリオ No.407" を見るように言っていたことを知る
夢の世界に行き、ミチル(片桐穂乃歌)と会う
9月23日 11:50 セーブ
ケイと春埼美空がリセット前と同じ場所で食事をする
野良猫屋敷のおじいさんに会う
ケイはシナリオNo.407をチルチルから入手して、相麻菫をサクラダから出すシュミレーションを依頼する
春埼は自分を変えようと決断する
↓リセット
9月23日 11:50
ミチルは野良猫屋敷のおじいさんによって、夢の世界で生きる意味を得る

野良猫屋敷のおじいさんの能力は、世の中の真実(シナリオ)を書き写すという能力です
この人の言っていることはよくわかります
100%正しいことなんて存在しないんですよね
それと、シナリオNo.407の内容はまだわかっていません{/netabare}
浅井ケイが考えている結末と、相麻菫が望んでいる未来はどういうものなんでしょうね



10話の少しややこしかったところを整理します

{netabare}相麻菫を写真から取り出すシナリオがありました{/netabare}
これについてはシンプルに考えると割とわかりやすいと思いました

{netabare}まずは、写真の中にいる相麻菫だけにリセットの影響を受けない状態にします
そして、彼女以外の世界をリセットによって2日前の状態に作り変えるということです
リセットという能力が、時間を巻き戻すわけではないというところを忘れてしまいがちなんですよね
↓ついでに補足します
佐々野宏幸と一緒に写真を破れば、全員が写真の中に移動できます
坂上央介の能力については下記を参照してください
村瀬陽香が「全身、リセット」と唱えましたが、これは全身がリセットを打ち消すということです
ここで1つ疑問があります
相麻菫の肉体は取り出すことに成功しました
しかし、記憶に関しては村瀬陽香の能力が及ばない範囲ではないのかということです
そうなると、記憶においては無の状態になってしまうはずなのではないでしょうか{/netabare}

自分の頭では疑問ばかりなのでこのへんで考えるのを終了しときます



原作を知りませんし、2話を整理してみます

{netabare}まずは、1話の最後で相麻菫が雨の日に橋から飛び降り自殺をしています
これについては後述します

2話に関係する登場人物とその能力など

浅井ケイ…自分の記憶を保持し、任意の記憶を取り出すことが出来ます
     ※リセットの影響は受けません
春埼美空…世界の時間を最大3日前に戻せます(リセット)が、制限があります
     ①事前にセーブしないと使えない(効果は72時間)
     ②リセットしてから24時間経たないとセーブできない
     ③美空自身にも有効(リセットしたことすら覚えていない)
相麻菫……未来視(2話時点ではよくわかりません)
     ※ケイに対して好意を抱いている
中野智樹…特定の時間に特定の人物に対して智樹が聞いている音を届けます
     ※リセットの影響を受けません
坂上央介…右手で触った人の能力を、左手で触った人にコピーします

クラカワマリ…7歳の女の子
       胎児の状態で死んでいたが、母親によって再生されます
マリの母親…命を作り出す能力を持っています 
津島信太郎…教師で、管理局に勤めている。マリを引き取りに現れます

時系列で出来事を整理します

8月14日(土)15:15 津島によってマリが引き取られていきます
↓リセット
8月12日(木)15:15
美空の記憶を取り戻します
津島を呼び出します
8月13日(金)20:15 セーブ
管理局に逆らいたくない坂本の能力を使うため津島と交渉します
津島との会話を智樹の能力によってリセット後の坂本に届けます
↓リセット
8月13日(金)20:15
智樹が津島にキャンセルの電話を入れる?(管理局を名乗る?)
8月14日(土)
以下の方法で、マリの母親と交渉します
①ケイと坂本の能力を使い、7年前を思い出させる
②智樹の能力を使い、今のマリの本音を聞かせる
8月30日(月) この時点でマリと母親は一緒でした
※ここからは、自殺をした相麻菫のお話になります
8月31日(火)14:45 セーブ
8月31日(火)15:00 菫がケイの家を訪ねる(雨が降っています)
そして、ケイの気持ちを菫が確かめます
答えがわかり、別れ際に「さよなら」を言います(その後、山に行く)
9月 1日(水) (晴れています)
美空の気持ちをケイが確かめます(キスします)
答えがわかり、美空にリセットを要求します
↓リセット
8月31日(火)14:45
8月31日(火)15:00 ケイが菫に電話をする(菫は、この時に自殺?)
その後、明るくなってから菫の死をニュースで知ります

セーブに対してのリセットがどうなっているのかがわかりにくいです
あと、菫がケイの家に訪ねてきた時間のくだりがあったんですけど理解できてません
セーブ後でかつ、リセット前に死んだなら世界が再配置されて生き返ってしまいますね
実は、ケイと美空がキスをしてからリセット後に自殺したのかもしれません
これに関しては、3話以降にわかるのかもしれませんね
それと、マリの記憶が消えてないのが不思議でした{/netabare}

訂正や加筆するかもしれません



         

投稿 : 2017/09/21
閲覧 : 677
サンキュー:

16

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

理解するのに

特殊能力を持った仲間たちと主人公の物語なんですが、何度もリセットされて繰り返されるため意味がよくわからなかったです。
 ヒロインとサブヒロインが主人公を巡って恋のバトルをしているのだけは理解できました(;''∀'')ハイスペックすぎて?マークだらけでした。

投稿 : 2017/09/20
閲覧 : 192
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

悲しみと〇〇を消すために・・・

浅井ケイ「春埼、”リセット”。」
春埼美空「”リセッシュ”。」(シュッ、シュッ、シュッ・・・)
浅井ケイ「春埼、何をしているんだい?」
春埼美空「ケイのシャツを消臭しています。これは”プロテクトガード”なのでハウスダストにも安心なのです。」
浅井ケイ「ありがとう春埼。僕はどちらかというと”除菌EX”の方も捨てがたいよ。」
春埼美空「はい、私もそう思います。しかし”プレジャーブーケ”は好みではありません。私にはあの匂いが強すぎてむせかえるのです」
浅井ケイ「それなら”デオドランドパワー”はどうだろう?除菌効果99.9%と言われているし、香りが残らないタイプもあるからね。」
春埼美空「それは良いこと聞きました。今度試してみます。」

ナレ「咲良田の街から悲しみと嫌な臭いを消すために少年・少女たちは何と向き合い、何を成そうというのか?今、その試練が試されようとしている・・・」(・・・って、おいおいおーーい。〇王のCMかー!)
そんな小芝居はさておき、

咲良田でしか使えない「能力」と、それによって起こる様々な「問題」。
解決するためには、また新たな「問題」が。淡々と続く上質でテンポの良い会話劇。論戦になれば如何に相手よりイニシアチブを取るかの駆け引き。何時どこで入るか解らない伏線。その為に気を抜けない展開。静かに進行していると時たま激情にかられた事象に衝撃を(ビックリしたぁ)受けたり、ハラハラしたりと中々見応えはありましたが、せっかちな方や頭を使うのがイヤな方には不向きなのかもしれませんネ。また未成年のクセに大人以上の論理思考を持ち合わせている事が鼻につく(癪に障る)・気に入らないという僻み根性の方にもオススメできかねます。
アニメなのに昂揚したキャラや派手さはなく、静かにストーリーが進むのが「現実的」な雰囲気を出してるようで面白かったと思います。(”夢の中”の「アレ」は、まあ夢だからいいでしょう)BGMも抑え気味で中々良かったと思えました。時間があれば答え合わせで再視聴したいものです。

浅井ケイ「よし春埼、”リセット”だ。」
春埼美空「”ミゼット”。1950年代中期(昭和30年代)に活躍した『国産三輪自動車』。トラックより積載貨物量は少ないですが、当時の住宅事情による狭い小路や悪路を軽快な小回りと迅速な運搬で人気がありました。まだ一般家庭に数少ないTVのCMでは俳優『大村崑』が出ていたと聞いたことがあります・・・」
浅井ケイ「春埼、漫才のボケもそろそろ止めないと皆、気が立ってくると思うよ。」
春埼美空「はい、すみませんケイ。しかしこうしないと『天地人』さんにウケないと思ったのです。私の願いは『天地人』にウケたいのです。これは私の『ワガママ』なのでしょうか?」

投稿 : 2017/09/20
閲覧 : 257
ネタバレ

にしやまん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一気見するべきアニメ

できれば一気に見るべきアニメ。少し時間をおいたり、他の情報を入れてしまうと間柄がってってしまう。
主人公の発想の幅広さは関心させれる。
気持ちよく伏線を回収しつつ、理解しきれず回収できないモヤモヤが残ってしまう感じ。もう一度みるべきだけど、それは疲れてしまうので少し時間を空けてからがいいかも。

投稿 : 2017/09/20
閲覧 : 237
サンキュー:

3

LOLO さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

謎解き系異能バトル

面白かった。

まず冒頭二話のプロローグ、そこで泣いた。
声優の久野 美咲さん(思わず名前調べた)泣きの演技がすごい。ちょい役なのにもらい泣きで涙ぼろぼろ。

三話からが本編、内容についていくのが大変。人の名前、各人の能力、突然ぶっこまれる意味不明な伏線、そこをしっかり覚えて考えて視聴しないと付いていけない。

見ごたえのある良作か、意味不明な凡作か、意見が分かれるのはそこかもしれない。

投稿 : 2017/09/19
閲覧 : 237
サンキュー:

7

ネタバレ

零弍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ここまで人に勧めたくなるアニメは...

最初は独特の世界観に馴染むための準備段階
中盤からの盛り上がりが本当にヤバい

様々な能力の絡み合いとか
文学的な言い回し、頭を使うところもあれば
作画、主題歌等芸術的な一面も見せ、

何より心情表現、声優さんが本当にすごい。
客観的視点にいながらも
やっぱり感情移入してしまう
BGMの雰囲気作りが本当に匠

毎週続きが観たくてたまらなかった
2クール連続だったので
いつもトナリアウってた気持ちだった分
終わってしまったのが本当に寂しい

少しネタバレ注意
{netabare}
色々な物が伏線で綺麗に回収される。
これ伏線だったのか!とか、
此処に繋がるのか!とか
話数が重なるたびに前のはなしの厚みが増す
{/netabare}

気軽に見るアニメではない。
じっくり、本当に頭を使うことで、
真に楽しめるアニメ
思考を巡らせる度に深みが味わえる

投稿 : 2017/09/19
閲覧 : 229
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9

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

スカした異能日常ファンタジー

角川スニーカー文庫のライトノベルが原作
アニメに先んじて今年春に実写映画が前後編で公開されていましたが、結果は散々だったようですね…

内容としては町内限定の能力者が集う町・咲良田を舞台とした、異能日常ファンタジーミステリーラブストーリー…ってところですかねww
いやこの作品、ほんとジャンル分けが難しいと思うんですよ!
Wikipediaには学園ファンタジーって書いてあって確かに間違っていないと思うんですが、それで過不足無いかというと違うような…w

タイトルにも入れている通り、この作品を見始めて一番最初に引っかかるのは、作品全体から感じるスカした雰囲気じゃないでしょうか
やたら哲学的で遠回しなキャラと会話、綺麗に整理され雑味のない画面、明らかに意図的に無機質な演技…
もう何というか…こう…とにかくスカしてるんですよ!(語彙力)
後述するように内容自体は面白かったんですが、他のアニメに溢れているようなキャッチーさが非常に乏しくて、何とも取っつきにくいアニメだったと思います
まあ原作の雰囲気をそのままアニメに落とし込んだ結果なんでしょうけど、特に序盤のメイン3人の会話で視聴者をだいぶ篩に掛けてしまったのでは
小説の文章としてならまだしも、声がついて「会話」になってしまうとどうにも違和感がありました

作品の軸になるのは登場人物たちの持つ能力
基本的に能力を使ったバトルは行われず、能力自体もバトル向けじゃない地味なものがほとんどでした
しかしこうした能力・登場人物を主人公が複雑に組み合わせることで困難を解決するパズル的な爽快感が素晴らしく、非常によく作り込まれているように思いました
ただ能力それ自体の設定の複雑さはもちろん、あまりキャッチーさのないキャラが大勢絡んでくるため、しっかり作品を見て覚えてないと話に付いていけなくなっちゃうんですよね
これ原作の小説なら分からない所はページを戻して読み直せば済む話なんですけど、週1回のTVアニメでやるならアイキャッチで能力の説明を補足するとか何らかの工夫を入れて欲しかったです

そしてこれに触れずにはいられない…1クール目のED!!
なんだあのねっとりボイス!?
しかもよく聞いたらいい曲!!(笑)
この作品で唯一と言っていいネタ要素だったかもしれませんw


ストーリー自体は素晴らしく練られていて面白かったんですが、アニメ向きでも実写向きでもなく、小説として完成された作品のように感じました

投稿 : 2017/09/19
閲覧 : 208
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22

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もう一度、観直そうかな・・

アメリカのTVドラマ「HEROES」(ヒーローズ)を思わせる設定ながら、
この作品は戦闘ものではなく人間ドラマが中心。

登場する能力も意外だし先が見えない展開で面白い。

ただ長いセリフも多く各話の間に1週間も空けると、
過去の出来事や全体の流れを忘れがちに。

もう一度、最初から観なおしたいかも。

リセット!

投稿 : 2017/09/18
閲覧 : 186
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14

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニメ化はまだしも実写化までするんですね^^;

原作未読 全24話

あらすじ
能力者が生まれる町で色んな事が起こるお話し


では感想を
ネタバレしないように感想ですか……
個人的に物凄く深いストーリーだと思いました。
なぜアニメ化したの?これ、実写化は無理でしょうと思っているぐらいです(苦笑)

と言うのも、時間軸や人物の能力詳細など覚えることが沢山あります。
それこそ1回で理解できる人は凄い人です。

マンガでじっくり読む(あるか知らないけど)&アニメで一気に見る!
推奨アニメ!!!って感じですかね^^

ちょっとでも時間を空けちゃうと
(あれ?私、1話飛ばした?)って思うぐらいでしたwww

あとは内容が地味かな~ってwww
超能力がメインなのにサスペンス系なの?って個人的に思っています
謀略系スパイスが効きすぎて、恋愛スパイスも消えかけているのもちょっとね^^;


作画に崩壊はありません!
特別に良かったとも思っていません!普通です!

声優さんは凄かったの一言です!
文句は全くありません。

音楽は個人的には1期のOPは好きでした。
世界観にも合っていましたし^^

キャラに関してはアニメを見てください。
私は独特過ぎて好きなキャラが1人もいませんでしたよwww


完走出来る人、出来ない人がはっきり分かれるアニメです!
内容が深すぎる事が気楽に見れないアニメとなっているって言うのが理由です。

多分ですが2周目を視聴したら感想がもっと深く書ける気がします。
でも見る気は全くありません。
無理です。2周目は苦行になる気がする^^;

好きな人は好き、嫌いな人は嫌いなアニメです。
無理にお薦めはしません。

とりあえず自分の目で1~2話、出来たら4話まで見て判断したらいいと思いますよwww


では最後に一言
絶望した~!これを実写化する制作会社に絶望した~!
前編後編の2部作かもしれませんが、これを詰め込むのは無理だと思います~!
何でもかんでも実写化するのはやめてください~!
氷菓の実写化も本当にやめて欲しかったです~!!

投稿 : 2017/09/18
閲覧 : 234
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21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「少年と少女と正しさを巡る物語」

この作品の原作と実写版は未視聴です。
ですが、丁寧さを感じる作画とキャラデザ…それに花澤さん、悠木さん、牧野さんが出演されるとあっては視聴しない訳にはいきません。

この物語の舞台は咲良田…この街はとても不思議な街で、住人の約半数が何らかの「能力」を持っているんです。
能力…能力は千差万別なので個性とも似た感じを受けますが、決定的な違いは自分が望めば自分を含めた自分以外に干渉できる…という点です。

本来能力は付与されるモノではなく先天的なモノ…
そして能力の効果が発揮されるのは咲良田の街中だけ…
それは、管理局がこの能力が外部に漏洩しないように隠蔽しているから…
管理局が情報を統制する社会…というと聞こえは悪いですが、状況が状況だけに仕方ない面もあるかと思います。

それだけ、管理局は絶対的な権限を持っていました。
これまでこのシステムはずっとうまく機能してきました。
だからこの状態を維持し続ければ絶対に大丈夫だと思ってきました。

けれど、世の中に「絶対」的存在が無いように、この咲良田にも絶対が存在しないことは誰でもピンとくると思います。
主人公である浅井ケイの能力は、見聞きしたことを完全に思い出せる「記憶保持」
そして本作のヒロインである春埼美空の能力は、最大3日分時間を巻き戻す「リセット」
リセットによって時間が巻き戻されると、全てが巻き戻された状態に逆戻りするのが世の常なのですが、なぜか浅井ケイの記憶だけは巻き戻らずリセット前の記憶を全て覚えていたんです。

本来逆戻りするはずのモノが巻き戻らない…
そんなイレギュラーに端を発してこの物語は動いていくのです…

序盤は、物語の幅も狭いしゆっくりとしていて静か…
振り返ってみると、春埼美空はとっても不思議な女の子という印象です。
無垢っぽさを感じさせる面も持ち合わせていますが、彼女独特の思考パターンが独特なので、彼女と対話を重ねると無垢っぽさは影を潜めてしまう気がします。
彼女が虚しさを感じたり望んだりしている訳でもないから虚無とも違う…
やっぱり不思議な女の子です。

誰でもそうですが、人は無限の可能性…選択肢を持っています。
そしてそれは彼女も同じ…
でもそんな無限の選択肢の中から浅井ケイの隣を選んだのはきっと正解だったと思います。
殆ど表情を変えることの無かった彼女に笑顔と涙がこぼれるようになりましたから…

そんな彼女が選んだ浅井ケイは春埼美空と同じ高校1年生なのですが、とても年相応に見えないほど冷静沈着で聡明な印象を持っています。
何故、彼は聡明でなければならなかったのか…
彼のポリシーなのか…それとも彼の「忘れられない」という能力が所以しているのか…
この物語は、彼に刻まれた運命をなぞらえながらその理由を突き詰めていく…そういう類の作品という印象を受けました。

でもこの作品を語っていく上で、相麻菫の存在は外せません。
きっと春埼美空より不思議…というより可哀そうな立ち位置の女の子だったのではないでしょうか。
素直と天邪鬼をコロコロと入れ替えながら浅井ケイと接し続けた彼女の真意…
それは彼女の内に秘めた本当に触れて明らかになるのですが、彼女の思いの深さに思わず涙腺が熱くなりました。

誰かのために自分の気持ちを完全に押し殺す事ができますか…?
誰かの願いを叶えるために全てを厭わず差し出せますか…?
そしてそれを笑って自らの本懐だと言えますか…?

きっと一番遠回りをしたのは彼女だったんでしょう…
物語の中で色んな彼女を見てきました。
でもきっと彼女の事をより深く理解できると思います。

誰よりもまっすぐで…
誰よりも自分の一番を大切にして…
誰よりも無欲で、でも本当は誰よりも強欲で…
この物語の中で一番人間らしさに溢れた存在だったと思います。

浅井ケイ、春埼美空、そして相麻菫は何を望み、何を選択するのか…?
彼らと対峙する相手に深く刻まれた意志と思いは…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、牧野由依さんの「Reset」と、WEAVERさんの「だから僕は僕を手放す」
エンディングテーマは、THE ORAL CIGARETTESさんの「トナリアウ」と、牧野由依さんの「Colors of Happiness」
牧野さんの曲が最高過ぎ…特に「Reset」は私の中で「ど真ん中」の曲でした。

2クール全24話の物語でした。
作品全体がとても丁寧に作られている上、とても真面目な作品なので時折
この作品がファンタジーであることを忘れそうになりましたが、とても見応えのある作品だったと思います。
最後までしっかり描き切ってくれた事に感謝です。

投稿 : 2017/09/18
閲覧 : 334
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29

ネタバレ

kurogoma さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

前半はよかったんだけどなぁ…

主人公の独善性や傲慢なエゴが誰にも指摘されず、糾されず、ヒロインや作品そのものから全肯定されている感じが受け付けず、楽しみ切れませんでした。
また、主人公を嫌っている相手に助力を要求乞う際に、ヘラヘラと上から目線で
助力を求めてもきちんと助けてくれたり、主人公と結ばれなかったヒロインに
2番目として傍にいて支えてくれ(意訳)という要請を主人公がしても一切怒らず受け入れたりといちいちご都合主義にすぎる展開もマイナスでした。
ただ、声優の演技は素晴らしく、特に、菫役の悠木女史の演技はこの作品でも
素直に素晴らしいと感じました。

投稿 : 2017/09/18
閲覧 : 187
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3

ぽよお さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

話の作り込みが凄い

Steins;Gateといいタイムリープ系(これはタイムリープでいいのかな?)は最初の数話で下手に切れない力作ばかり。
正直序盤はガキんちょが難しい言葉を並べてるだけだって印象でしたが、最後まで見れば話の作り込みがすごいので満足感に浸れます。
自分は一回見ただけじゃ細かい理解が追い付かなかったからじっくり見る作品だなと。
1クールでは確実にここまで面白くできない。

中盤辺りから引き込まれる作品なので腰を据えて見るのがいいかもしれません。面白い作品でした!

投稿 : 2017/09/18
閲覧 : 146
サンキュー:

6

†悲魔† さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いくら何でもこんな高校生いないだろ系

表題の通り、中高生が発するセリフじゃないと思う部分が多すぎ。物語の内容は悪くないです。全体的に盛り上がりには欠けるけど、こういうのもありだと思います。

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 145
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7

ネタバレ

がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

時を超えて少年と少女が奇跡を起こす物語。

能力者の存在する街・咲良田に住むアサイケイは見聞きしたことを完全に思い出す「記憶保持」の能力を、ハルキミソラは世界を最大3日分擬似的に巻き戻す「リセット」の能力を持っている。ケイ達は、能力者を管理する公的な機関・管理局の「奉仕クラブ」に属し、依頼されて能力を使いながらも安全を保障されている平穏な日々を送っていた。そんなある日、「マクガフィン」を巡る事件の発端となる依頼が舞い込んでくるところから物語は始まる。
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ラノベ作品デス。
絵は見やすいデス。
キャラは全体的に感情の起伏が少ないので、地味な印象デス。
ストーリーはアニメにしては難しい感じがします。
この作品は哲学的で、ほぼ会話中心で話が進んで行くので、見てるのが結構疲れます。決して、気軽には見れません・・・。
後半に向かって、どんどん加速していく展開は見ものデス。

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 202
サンキュー:

6

ミュー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ちゃんと見れば面白いアニメ

内容が難しく、ちりばめた伏線を回収していく物語なので何となくで見ていると最後の怒涛の展開についていけなくなります
しかし最初からしっかり見ていれば丁寧な作りになっていて終盤の展開にもついていけると思います

主人公の設定上どうしても会話シーンが多くなるため、絵面的にも地味で、さらに登場人物が詩的な表現を用いるためキャラの性格も含め好き嫌いは分かれると思います

繰り返しになりますが絵面が地味で難しい内容のため評価は得られにくいかもしれませんが、ただ見ずに敬遠してしまうには勿体ないアニメです

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 147
サンキュー:

12

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最後までわからなかった……

こういうアニメは結論を求めてはいけないのだろうか。結末はこうです!(能力がなくなりました!とか)っていう感じに分かりやすくしてしまうと面白くなくなるのだろうか。

1週間ごとに最新話を見ると、前の記憶が薄れていってしまって……たくさんの伏線が用意されていて、おそらくそれらは回収できたのだろうけど。

とりあえず、ケイとハルキが幸せになった感じでよかった。スミレもそれに納得したのかな?

さて、これは誰の物語なんでしょう?感情を手に入れ恋を知り彩りを取り戻した少女か、世界に多大な影響を及ぼす能力という重荷を背負わされた少女か、能力者すべての運命を受け止め世界を守った少年か………それぞれの視点で見るとより面白くなると思う、3回見直さなきゃ。

p.s.
スミレとアホガールが同一人物なんて信じられんぞw

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 190
サンキュー:

8

スージー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

理解できれば面白いのかも

内容が複雑で理解するより先に眠気がくる話だった
全体的に地味なのも眠気の原因かもしれない
2ndOPがとても好き

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 226
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やはり今期一の注目作品だ

無機質な問答が延々と続くところが、淡白な作画にマッチしていて心から気に入っている。要注目。

みんな「難しい」と言うが、哲学のネタをふんだんに使用した「ふつうこういうことは言わないよな」的な日本語に、爆笑した。

ラストまでSteins Gateほどまでドラマチックな展開もなく、不自然で淡白な日本語の会話のやり取りが続き、それが最後まで好きだった。たぶんDVDはあまり売れないだろうけれど、本当によく頑張ってくれた。

投稿 : 2017/09/17
閲覧 : 231
ネタバレ

富士山 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

考えることの面白さが実感できる

スワンプマンについて皆さんは知っているだろうか?
この作品で、何回か使われる言葉だ。

スワンプマンは思考実験の一つである。知らない方は是非調べてから視聴してほしい。

私は、このスワンプマンの問題、つまりアイデンティティーの問題がこの作品の一つの大きなテーマであると感じていている。

興味を持てた方なら、この作品を十分に楽しむことができるだろう。

本題に入るが、今作品の序盤はヒロインの突然の事故死という衝撃的な展開から始まる。
そのヒロインは未来が見えるはずなのにだ。

その彼女の死の真相が分かったとき物語の終着点が見えてくる。

この作品の最大の特徴は、私たちが普段考えることのないどちらが正しいともいえない複雑な問題をアニメの登場人物の台詞をヒントに考えることができる点だ。

考えることの面白さを実感できたとき、きっとこの作品の虜になっているだろう。

投稿 : 2017/09/16
閲覧 : 283
サンキュー:

10

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ストーリーについていけない・・・

とてもよく練り込まれたストーリー。
ホントに感心するが・・・
そのためか登場人物が多く、それぞれの能力も把握していないと話を見失ってしまう。
正直後半は良く分からず雰囲気で観ていた。
それでも秀逸だと思った。

作画はいかにもアニメ!という感じ。
作画と内容がアンマッチな気がする。

声優さん達はあえて棒読み風にしているのだろうが、意図が分からない。
演出家は何を狙ってのことなんだろう。

もっと分かりやすく作ったなら名作になった気がする。
(尺の関係もあり無理か・・・)

投稿 : 2017/09/16
閲覧 : 268
サンキュー:

18

天カス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

難しかった

ストーリー
設定にはすんなり入れて面白そうだと感じたが、やや重みのある展開と時間軸のごちゃつきなどなど。
あれ?1話抜かしたか?
となるレベルに話が難しかった。
後半はかなり置いていかれてしまった。
一気に見た方が入り込めるかな?
一度みた評価としては尻すぼみになってしまってちょっと残念。

作画
ちょっと似たようなキャラデザがあるかな。特に男キャラ。えと、誰だっけ?ってなる感じ
とはいえヒロインをはじめメインキャラは好きな部類。
全体的な絵もいいし。動きなども特に悪いところは見当たらなかった。
そもそも、ストーリー重視の作品だろうからね。

声優
難しいセリフ回しやキャラクターの心情の移り変わりなどもすんなり入ってきた。全体的に小説的な言葉だけど、それが悪くない世界観を出してたと思う。
花澤香菜安定すぎるなほんと。

音楽
OPED、2クールともによかった。好き。
作中のBGMも効果的。

キャラ
割と多いキャラクター数で全体的に個性を出し切れなかった感じ。割と物語のキーになるキャラがモブキャラかよ。ってぐらい印象が薄い。
2クール作品なんだからもうちょい頑張って欲しかった。これだと作品に入り切れない。
メインのキャラクターに関しては文句なし。とくにハルキのキャラクターはデザイン、設定ともによかった。


総評
2クール作品ということで中々長丁場だったが、中盤までは毎週楽しくみれた。終盤は置いていかれたけど。
もう少しわかりやすく、、、とも思うけどそれだとこの作品のよさ?みたいなものがなくなってしまうのかな。。。好きな人は大好物な匂いがする。

まぁ個人的には凡作という評価で。。。

投稿 : 2017/09/16
閲覧 : 165
サンキュー:

8

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サクラダリセットのストーリー・あらすじ

住人の半数が特別な能力を持つ街、咲良田(さくらだ)。
能力者の監視を行う「管理局」の下、住人は平和に暮らしていた。
「目の前の人の涙を消したい」、「誰かに声を届けたい」。
そんな優しい細やかな“願い”とともに、この街の能力は生まれていった。
主人公の浅井ケイは、七坂中学校の2年生。ある日、下駄箱に一通の手紙が届けられていた。差出人は相麻菫-。その呼び出しに応じて、屋上へ向かう浅井ケイ。彼はそこで一人の少女と出会う。彼女の名前は春埼美空――。彼女の一言「リセット」によって、浅井ケイは手紙を受け取った瞬間に戻ってしまった。世界は再構成(リセット)されてしまった。そんな時を戻す「リセット」にはただ、一つ欠点があった。春埼美空自身も「リセット」の影響を受けて記憶を失ってしまうこと。どんなことも決して忘れない「記憶保持」能力を持つ浅井ケイのみが、「リセット」の影響を受けずにいることができる。二人が出会うきっかけを作った少女相麻菫―。彼女は彼にある言葉を告げる。
「貴方たちが、二人でいることには大きな意味がある―」
ケイは春埼と力を合わせることで過去をやり直せることができると思い、協力しようと提案するが……。
能力者が住む街で、出会った浅井ケイ、春埼美空、相麻菫。なぜ、相麻菫は二人を出会わせたのか?二人は、どのようにこの世界を変えていくのか―?見る人の心を捉えて離さない切なくも優しい、時を駆けめぐる奇跡の物語。(TVアニメ動画『サクラダリセット』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年春アニメ
制作会社
デイヴィッドプロダクション
主題歌
≪OP≫牧野由依『Reset』、WEAVER『だから僕は僕を手放す』≪ED≫THE ORAL CIGARETTES『トナリアウ』、牧野由依『Colors of Happiness』

声優・キャラクター

石川界人、花澤香菜、悠木碧、江口拓也、山田悠希、牧野由依、三澤紗千香、相坂優歌、西山宏太朗、逢田梨香子、井口祐一、大原さやか、上田燿司、久野美咲、中博史、喜山茂雄、小清水亜美、櫻井孝宏、内田真礼、河西健吾

スタッフ

原作:河野裕『サクラダリセット』シリーズ(角川文庫/角川スニーカ文庫)、原作イラスト:椎名優、 監督:川面真也、シリーズ構成:高山カツヒコ、キャラクターデザイン:下谷智之、プロップデザイン:高瀬さやか、美術設定:谷内優穂、色彩設計:水野愛子、3Dディレクター:池沼勇人、美術監督:海野有希、撮影監督:石黒晴嗣、編集:長谷川舞、音楽:Rayons、音響監督:亀山俊樹、録音調整:内田誠、音響効果:小山恭正

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