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「サクラダリセット(TVアニメ動画)」

総合得点
77.4
感想・評価
732
棚に入れた
3245
ランキング
625
★★★★☆ 3.6 (732)
物語
3.6
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.5

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サクラダリセットの感想・評価はどうでしたか?

Silent_S さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

伏線が素晴らしい

能力系のアニメの中で個人的に1番だと思う
テンションは常に低めで、そこが終盤に活きてくる
よく考えられて伏線を張っていて、それを上手に回収していて、快感にも感じる
同じく能力系のCharlotteとは対照的な作品
終盤の春木と相麻の感情の揺れ動きは見もの

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 239
サンキュー:

12

otoan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

淡々と物語が進んで行く

盛り上がらない訳ではないですが、常にテンションが低めで一定。どなたか書いてらっしゃいましたが、好みがはっきり分かれそうな印象。自分はとても好きです。

投稿 : 2018/09/22
閲覧 : 217
サンキュー:

4

takeboo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

自分的にはダメです

1話の15分で断念。
タイムリープものは飽きてきたし、主人公の感情のないセリフもつまらない。
自分がアニメに求めるベクトルが違うので止めときます。
あくまでも主観的な見解だけど。暗いのが苦手なんだよね。
46点。

投稿 : 2018/09/18
閲覧 : 335
サンキュー:

2

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

“時間操作系の隠れた名作”という扱いに将来なるのかも?な《魅力作》

◆物語の構造について

2クール作品で時間操作系の優秀作/面白作というと直ちに、
(1) 『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』(“タイムリープ” 但し、終盤には文字通りの“タイムトラベル”も行われる)、
(2) 『Re:ゼロから始める異世界生活』(“死に戻り”と呼ばれる“ループ”現象)
・・・が思い浮かびますが、本作では“リセット”と呼ばれる新たな時間操作の在り方が提示されています。

因みに、
(1) “タイムリープ(時間跳躍)”は、対象人物の記憶を瞬時に過去の特定時点(※『シュタゲ』の場合は最大で48時間前)に転送して、その転送先の時点から別の世界線を分岐させる方法。
(2) “ループ(巻き戻し)”は、何らかの条件でセーブされた過去の特定時点(セーブポイント)に、別の条件(※『リゼロ』の場合は主人公の死)をトリガーとして、対象人物の時間が強制的に巻き戻される現象。
(3) そして、本作に描かれる“リセット”は、
 {netabare}①対象能力者が、自己の意思でセーブした任意の時点(最大で3日前)の時間・空間配置に、
 ②世界全体を、自己の意思によって、そっくりそのまま配置し直し、
 ③尚且つ、ほぼ全ての人々の記憶も(リセット能力者本人の記憶でさえも)セーブ時点のものに配置し直す{/netabare}、
・・・という現象を引き起こす能力であるが、但し、
 {netabare}④「記憶を保持する」能力者や、「(特定の能力者によって)ロックを掛けられた状態の空間や物体」には、この“リセット”の効果が及ばない、{/netabare}
・・・という制約がある、という設定になっています。

そして、私が本作を視聴していて特に前半({netabare}※第10話のダブル・ヒロインの片方の再生まで{/netabare})にかけて面白いと思ったのは、
{netabare}
<1> 『シュタゲ』や『リゼロ』と違って、主人公(♂)が自分自身で直接、時間操作(リセット)を引き起こすのではなく(※彼は“リセット”されても失われない“記憶保持”という別の能力を持っています)、
<2> 時間操作(リセット)を引き起こす別の能力者(♀)に指示を出すことによって、間接的にその現象を引き起こしていること、
<3> そして、そのリセットの指示を出している主人公(♂)には、さらにメタ指示を出していた別の能力者(“未来視”能力をもつ♀)が、かっていて、主人公には彼女の真意がまるで掴みかねるものであったこと、{/netabare}

・・・という能力者の指示の多重連鎖構造になっている点でした。
そしてさらに、本作の後半({netabare}※第11話の日常回を挟んで、第12話以降に展開されるシナリオ{/netabare})では、
{netabare}
<4> 主人公(♂)のパートナーの“リセット”能力者(♀)の引き起こす、ある意味で単純な“リセット”(時間・空間・記憶の特定時点でセーブされた内容への再配置)ではなくて、
<5> “能力”の存在する街・咲良田そのものの“リセット”、すなわち咲良田からの“能力”の完全消去という“グランド・リセット”(※作中でいう“サクラダリセット”)を目論む管理局の実力者が前面に登場して、
<6> 前半の構造(※主人公が協力者を集めて自己のトラウマとなっている問題を解決するという構造)を、さらにスケールアップした構造(※主人公と管理局の実力者とが、互いに能力者チームを率いて咲良田の在り方を賭けて対決する構造)に発展している点{/netabare}

・・・が、見事だと思いました。

そして、その対決が解決したあとには、
{netabare}
<7> これまで主人公(♂)の指示に従ってきた“リセット”能力者(♀)と、主人公にメタ指示を与えてきた“未来視”能力者(♀)というダブル・ヒロインが、互いの本心をぶつけ合い、ようやく本当の意味での邂逅(かいこう)を遂げる、{/netabare}

・・・という物語の締め(※主要キャラクター間の感情関係の決着)が、きちんと描かれている点も良いと思いました。


◆本作の視聴上の難点について

最後まで見終われば、結局凄く満足できたし、その後は安心してもう2周も出来てしまった作品なのだけど、1周目の視聴時はやはり、「これ、本当に面白くなるの?」という不安が大きかったのも事実です。

というのも・・・
{netabare}
[1] 登場キャラクターは、初見でいわゆる“綾波系”に見えるダブル・ヒロインの片割れも含めて、割と平凡で、『シュタゲ』や『リゼロ』が、良い意味でも悪い意味でもとにかくキャラが立っていたに比べると面白みが少ない。
[2] にも拘わらず、彼ら/彼女らが“能力”によって引き起こす現象は、自然法則からは大きく逸脱しており、派手な展開が身上の《異能バトルもの》ならともかく、どちらかというと地味な《日常系》込みの作風との組み合わせには違和感が強い。{/netabare}

・・・但し、こうした難点も、本作のシナリオの大きな転換点である第10話まで、何とか我慢して視聴し続ければ、解消していくものと思います。

確かに、『シュタゲ』や『リゼロ』に比べると、前半での面白みが不足していたせいで、視聴者の振り落としが進んでしまった本作ですが、せっかく視聴を始めたのならば、頑張って第10話までは何とか辿り着いて欲しい作品です。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
かなり特殊な設定の作品なので、合わない人は合わない気がする。
でも、本作を主人公の少年の《頭脳ゲームもの》として楽しめる人にはかなり合いそう。
あと、2周目で分かったことですが、菫とケイの会話にでてくる「善と偽善」の例え話は、オリジナルの菫(自分の痛みを打ち消そうとして善を為した=偽善)と、彼女のスワンプマン(オリジナルの善行をただ模倣しているだけ=善)の仄めかしであり、この時点で菫は、自分の行いが「偽善」であることをとっくに自覚していることになる(※このあと彼女が自殺した原因か)。
・第2話視聴終了時点
ここで早くも主要キャラの一人が退場。早めの仕掛けで作品への興味が増す。
・第4話視聴終了時点
「マクガフィンを手にした者がサクラダの能力全てを支配できる。」という都市伝説がケイに知らされる(津島教師)。
管理局に激しい敵意を抱く村瀬陽香との対立事件を通して、ケイの「今の管理局のやり方を変える」という決意が明確に表出する回でもある。
・第6話視聴終了時点
スワンプマンの思考実験がケイの口から春埼に語られる。
・第9話視聴終了時点
中学2年の秋(菫の死亡から2週間後)のケイと春埼の奉仕クラブ員としての初仕事完遂後に、ケイが携帯電話のクマのストラップを春埼にプレゼントするシーンあり。
・第10話視聴終了時点
「マクガフィンを手にした者がサクラダの全てを支配する。」という再生した菫の言葉が今後のケイの行動を規定していくことになる。
・第14話視聴終了時点
春埼がチルチルによってもう一人の自分と対話する内容。
「相麻菫は咲良田に留まるべきかも知れない。」
「どうして。」
「ケイはきっと、相麻菫といることを望んでいるから。私が純粋に浅井ケイの幸せを望んでいるのなら、相麻菫をこの町に引き留めるべきなのかも知れない。
貴方が本当に嫌っているのは、心の底から恐れているのは、それ。貴方自身が浅井ケイの幸せを最優先していないのではないか、という可能性。
貴方は彼を独占したいという感情をとても感情的に嫌っている。私も貴方もどちらも感情。貴方は貴方の小さな楽園にいた。とても安易な場所で貴方自身を守っていた。さあ、教えて。」
「君の望みを言ってごらん。」
「チルチル、私はようやく私自身が望むものを理解しました。」
「それは。」
「私は成長したい。ケイにとって、私が何よりも価値をもつ人間でありたいのです。だからチルチル、貴方に望むことは何もありません。」
「そうか。」
→最終回の菫と春埼の対話とその結末へと繋がる内容。
・第15話視聴終了時点
「神は人のために笑い、悪魔は自分のために笑う」(野良猫屋敷の老人の言葉)
・第18話視聴終了時点
相麻菫のスワンプマン(直訳すれば“沼男”)がシャワー室からケイと会話して正体を告げる・・・という演出がなかなか良い(※シャワーを頭から浴びて濡れた女=スワンプウーマン?)
・第19話視聴終了時点
本作のタイトル“サクラダリセット”の意味が明かされる回。
また、春埼の時間が巻き戻される瞬間、彼女の短い髪がケイに出遭う前の長さにブワっと戻る描写が◎。
・第20話視聴終了時点
浅井ケイの漢字が“恵”と判明。
・第24話(最終話)視聴終了時点
ラストで、“サクラダリセット”続いて“聖なる再生”という字幕が入る。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       河野裕(角川スニーカー文庫 2009年6月-2012年4月)
監督           川面真也
シリーズ構成・脚本  高山カツヒコ
キャラクターデザイン 下山智之
音楽           Rayons
アニメーション制作  david production{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

====================サクラダリセット (2017年4-9月) ==================

 ------- Ⅰ. MEMORY in CHILDREN (3話中の2話) ---------------
{netabare}
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ OP「Reset」、ED「トナリアウ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第1話 ★ 南校舎屋上への呼び出し、浅井ケイと春埼美空(共に中2)の初会話(4月28日)、「リセット」能力と「記憶保持」能力、相麻菫(すみれ)の謎かけ(正義、善と偽善、アンドロイド捜し、ケイと春埼のこれからの予告)、「能力をコピーする能力」(坂上央介)、菫の自殺
第2話 ★★ 7年前に死ん少女の身代わりの救済(ケイと春埼の初めての協力)、「強制的伝言」(中野智樹)、信頼の獲得、春埼とのキスのリセット、回避できなかった菫の死(9月1日)、2年後(芦原橋高校奉仕クラブへの強制入部){/netabare}

 ------- Ⅱ. CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (2話) ------
{netabare}
第3話 ★ 高1の7月13-15日の出来事、「身体部位強化・対象消去」能力者(村瀬陽香)の猫救済依頼、「猫との情報共有」能力者(野ノ尾盛夏)、マクガフィン、皆実未来の「幽霊」ケイ宅出現
第4話 × マクガフィン盗難、管理局への敵意(村瀬)と疑念(ケイ)、「情報屋」非通知君の素顔、夏祭り(髪飾りプレゼント)、村瀬陽香ギブアップ(ケイの協力者となる) ※展開が強引かつ分かり辛い点が残念{/netabare}

 ------- Ⅲ. ビー玉世界とキャンディーレジスト (1話) -------------
{netabare}
第5話 ☆ 入学式に遅れた少女(「ビー玉の景色に入り込む」能力者(世良佐和子))の救済(4月1日){/netabare}

 ------- Ⅳ. WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (3話) ----------
{netabare}
第6話 ☆ 自称“魔女”のケイ接触(小6時)、管理局創立メンバーの一人「中に入れる写真を撮る」能力者(佐々野宏幸)の能力回復依頼、菫の写真、「未来視」能力者“魔女”との対面(8月10日)、「記憶操作」能力者(岡絵里)のケイ挑発
第7話 ★ ケイと菫の出遭い(2年半前、海岸)、春埼の能力喪失、管理局の影(岡絵里への依頼者) ※ラストで写真の中の世界にケイのみ転送は設定矛盾×
第8話 ★ 春埼の能力回復(ケイのチート成功)、ケイへの写真送付、魔女の望みの成就(8月9日)、ケイの未来(魔女の後継者との再会)告知{/netabare}

 ------- Ⅴ. Strapping / Goodbye is not an easy word to say (1話) --
{netabare}
第9話 ★ 2年前の初秋、リセット行使へのケイの逡巡、春埼のリセット能力発動条件(自ら真に行使を望むこと)、「物質変形」能力者(宇川沙々音 (うかわ・ささね))との出遭い、リセット成功(9月14日)、ケイの望み(菫の救済){/netabare}

 ------- Ⅵ. MEMORY in CHILDREN (3話中の残り1話) ------------
{netabare}
第10話 ★★ ケイと蒲池の出遭い・管理局との契約(小6時)、マクガフィンの意味、菫のシナリオの実行・2年後の再会(再生)(8月30日) ※大きな異変のある注目回{/netabare}

 ------- Ⅶ. ある日の春埼さん (1話) --------------------------
{netabare}
第11話 ★ 春埼と野ノ尾のとりとめない会話、ケイのお見舞い ※日常回として○{/netabare}

 ------- Ⅷ. ONE HAND EDEN (4話) ---------------------------
{netabare}
第12話 ★ 眠り続ける少女(片桐穂乃歌)の夢の中の世界へ(9月23日)、チルチルとミチル、菫の不機嫌、夜のモンスター

  ~~~~~~ OP「だから僕は僕を手放す」、ED「Colors of Happiness」 ~~~~~~

第13話 ★ シナリオの写本を書き続ける野良猫屋敷の老人(9月24日)、世界のシナリオ、管理局対策室室長(浦地正宗)との鉢合わせ、「感情を色で見分ける」能力(索引さん)
第14話 ★ 宇川の箱庭世界破壊、「対象をロックする」能力(加賀谷)、チルチルとの対面(ケイ&春埼)、シナリオ写本407、春埼の望み(成長すること)、ミチルを救う方法
第15話 ★★ 9月23日(3回目)、モンスターの消滅、菫の指摘(ケイがリセットで失ったもの=春埼の普通の女の子としての恋心){/netabare}

 ------- Ⅸ. BOY, GIRL and (4話) ----------------------------
{netabare}
第16話 ★ 二代目魔女と浦地との交渉、芦原高文化祭、ケイと春埼の進展(10月22日)、浦地の計画(咲良田からの能力消去)、翌日の事件
第17話 ★ 能力の連続暴発事件発生、40年前(浦地夫妻と魔女、管理局の発足)、菫の計画着々進行、10月24日、ロックされていた夢の世界
第18話 ★ 浦地の計画進行(津島を使った宇川説得、岡を使った能力剥奪)、「対象の時間を巻き戻す」能力(浦地)、浦地とケイの対立顕在化
第19話 ★★★ 菫のケイ宅来訪(種明かしの約束)、浦地の生い立ち、スワンプマンの本心吐露、春埼の時間巻き戻し(ケイとの出遭いの前へ)、咲良田の能力消去(蒲池の母のロック解除=“サクラダリセット”){/netabare}

 ------- Ⅹ. BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (5話) ------
{netabare}
第20話 ★★ 10月25日、記憶の書き換えられた世界(世界5分前仮説の実現)、普通の恋する少女になっていた菫、ケイの母親との再会、リセット(10月22日) ※春埼の本来のリセット条件(相手の涙)を引き出した点は◎
第21話 ★★ 10分間だけ存在する少女、未来視の能力コピーとケイに委ねられた選択、二代目魔女の逃亡、追い詰められた魔女、チート救出劇成功(咲良田域外への一時逃亡指示)
第22話 ★ 10月23日、岡絵里への協力依頼、能力者のカラオケBOX集合、浦地との対面勝負、蒲池誘拐
第23話 ★★ 車内チート会話、加賀谷説得成功、ケイの能力維持・管理案採用(蒲池の“手帳”放棄)、菫の能力・記憶の回復と本心の自覚
第24話 ★★ リセット前のケイの記憶流入(春埼)、再び夢の世界へ(菫の“2番目に大事な人で納得”獲得交渉、菫と春埼の正面対決~相互理解、菫のアイデンティティ確認) ※ED「だから僕は僕を手放す」{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)7、★(良回)13、☆(並回)2、×(疑問回)1 ※個人評価 ★★ 4.6


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※以下、取り留めない補足メモ


◆本作の独創性は、スワンプマンのアイデンティティ不安を作中に持ち込んだこと
{netabare}
独創性(オリジナリティ)溢れる作品というのは実際にはまず存在しないもので、ほぼ全ての作品は、それまで発表されてきた様々な同ジャンルや隣接ジャンルの先行作品の色々な要素をあれこれ組み合わせ換骨奪胎し、それに僅かに他媒体や学術部門の著作から借りてきたそのジャンルにとっては新奇となる要素を継ぎ足すことによって、僅かばかりの独創性を付け加えることに成功しているものと思いますし、中には新鮮味ゼロといいたくなるような作品も沢山制作されているように思います。
(※別に「新鮮味ゼロ」の作品が悪い・ダメだ、という訳ではなく、新鮮味はなくても素材の調理の巧さで魅せている作品も多く存在すると思います。念のため。)

・・・で、本作の場合は、現代哲学の分野でしばしば言及される「スワンプマン(Swampman)」という有名らしい「思考実験」を作中に明示的に組み込んだ点が、個人的に斬新で、大きな注目点となりました。

※例えば、あにこれで非常に高い評価をとっている『攻殻機動隊』だと、ある人物がボディを乗り換える場合、彼(彼女)の「ゴースト」(GHOST 文字通り“霊”“幽霊”)が本人の自己同一性(アイデンティティー)を保証するから、こういう問題は生じない、という設定になっていますが、これだと私の感覚では「え?GHOSTの存在を認めちゃうの?それだと、プラトンの「霊―肉二元論」とか17世紀のデカルトの「心身二元論」の発想だな。現代では「心悩一元論」がとっくに常識では?」となって、妙に設定が陳腐な印象を持っていました(※まだレビュー書いていませんが)。

※これに対して本作の方は、本人とは外見も記憶も同一だけど別個体という「スワンプマン」という存在を持ち出し、かつ「ゴースト」みたいな(かっての)本人との同一性を保証する非物質的なモノは一切認めない(※但し、死後に「幽霊」になる能力者は存在する)ことにして、スワンプマンが自己同一性(アイデンティティー)不安に囚われる様子を巧みに描き出したのは、なかなか見事だったと個人的に思っています。

具体的にいうと、本作の第19話(唯一の★★★回)。
ダブル・ヒロインの片割れであり、本作のキー・パーソンである相麻菫(そうま・すみれ)の再成体が、主人公であり視点人物の浅井ケイ宅のシャワー室から、ドア越しにケイに「自分は相麻菫本人ではなく、そのスワンプマンである」ことを告げ、その苦しく切ない心情をぶちまけるシーン。
※スワンプマン(SWAMPMAN)とは、文字通り“湿地(沼)の男”だけど、この菫の再生体も、わざわざシャワーを頭から浴びた“ビショ濡れ女”(swampwoman)の状態で告白している。
※つまり、原作者やアニメ制作者としては、こういう演出を入れることによって、このシーンに特に注目して欲しかったのだと私には思えました。{/netabare}

▲用語説明(wikiからのコピペ)
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1.思考実験
{netabare}
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%9D%E8%80%83%E5%AE%9F%E9%A8%93

思考実験 (しこうじっけん、英 thought experiment、独 Gedankenexperiment)とは、頭の中で想像するだけの実験。
科学の基礎原理に反しない限りで、極度に単純・理想化された前提(例えば摩擦のない運動、収差のないレンズなど)により遂行される。

◎概要
思考実験という言葉自体は、エルンスト・マッハによって初めて用いられた。

思考実験の例としては、古代ギリシャの「アキレスと亀」やガリレオといった古典から、サンデル講義で有名になった「トロッコ問題」、映画『マトリックス』のモチーフとなった「水槽の中の脳」、アインシュタインと量子力学の闘いといった先端科学までわたる[3]。
有名な例としては、アインシュタインが光の速度と慣性系の関係についての洞察から特殊相対性理論に達した考察が挙げられる。

実際に実験器具を用いて測定を行うことなく、ある状況で理論から導かれるはずの現象を思考のみによって演繹すること。
いわゆるシミュレーションも実際の対象を使わない点で共通するが、シミュレーションはモデルを使って行うものであり、少なくとも具体的な数値や数式を用いて詳細な結果を得る。
これに対して、思考実験はよりあいまいで概念的な結果を求めるものを指す。

とりわけ科学史上、特殊な状況に理論を当てはめることによる帰結と、実験を必要としない日常的経験とを比較することによって、理論のより深い洞察に達してきた考察や、元の理論を端的に反駁し、新たな理論の必要性を示すとともに、それを発展させるのに利用されてきた考察を指すことが多い。{/netabare}

2.スワンプマン
{netabare}
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%9E%E3%83%B3

スワンプマン(Swampman)とは、1987年にアメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンが考案した思考実験。
思考などの心の状態や発話の内容を主体がその時とっている内的な状態だけでなく、来歴にも依存するものとして捉える彼の理論への可能な反論として提唱された。
ルース・ミリカンの目的論的意味論などの同じく歴史主義的・外在主義的な志向性や内容の理論への反例としても論じられる。
スワンプマンとは沼 (Swamp) の男 (man) という意味の英語。

◎思考実験の詳細
ある男がハイキングに出かける。道中、この男は不運にも沼のそばで、突然 雷に打たれて死んでしまう。
その時、もうひとつ別の雷が、すぐそばの沼へと落ちた。
なんという偶然か、この落雷は沼の汚泥と化学反応を引き起こし、死んだ男と全く同一、同質形状の生成物を生み出してしまう。

この落雷によって生まれた新しい存在のことを、スワンプマン(沼男)と言う。
スワンプマンは原子レベルで、死ぬ直前の男と全く同一の構造を呈しており、見かけも全く同一である。
もちろん脳の状態(落雷によって死んだ男の生前の脳の状態)も完全なるコピーであることから、記憶も知識も全く同一であるように見える。
沼を後にしたスワンプマンは、死ぬ直前の男の姿でスタスタと街に帰っていく。
そして死んだ男がかつて住んでいた部屋のドアを開け、死んだ男の家族に電話をし、死んだ男が読んでいた本の続きを読みふけりながら、眠りにつく。
そして翌朝、死んだ男が通っていた職場へと出勤していく。{/netabare}
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◆もう一つの注目用語(マクガフィン)
{netabare}
前記のスワンプマンの他にもう一つ、有名な映画監督のアルフレッド・ヒッチコックの造語とされる「マクガフィン(McGuffin)」という謎めいた用語も作中に組み込まれていますが、こちらは、その内容を知れば特にスワンプマンほどの独自性を本作に付与するものではなく、これまでも他の先行作品(※アニメに限らず)に言及例があるのではないか、と思えるものでした。{/netabare}

▲用語説明(wikiからのコピペ)
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3.マクガフィン
{netabare}

マクガフィン (MacGuffin, McGuffin) とは、何かしらの物語を構成する上で、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる、仕掛けのひとつである。
登場人物たちの視点あるいは読者・観客などからは重要なものだが、作品の構造から言えば他のものに置き換えが可能な物であり、泥棒が狙う宝石や、スパイが狙う重要書類など、そのジャンルでは陳腐なものである。

◎概要
「マクガフィン」という言葉は映画監督のアルフレッド・ヒッチコックがしばしば、自身の映画を説明するときに使った言葉である。
フランソワ・トリュフォーによるヒッチコックの長時間インタビュー集『映画術』には、この「マクガフィン」への言及が何度もある。{/netabare}
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投稿 : 2018/08/26
閲覧 : 1571
サンキュー:

26

ネタバレ

kenkenpa さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

主人公が好きになれん

酷評です
主人公が傲慢で全てを思い通りにしてるとこが俺には合わなかった
全登場人物の会話のいい回しが純文学を熱読してそうないい回しが気持ち悪かった

特に最後のお前は2番目だけど能力は優秀だから俺のそばで支えてくれってほざいてるのを笑顔で受け入れるスミレにも理解できなかった
俺はスミレ好きだったからケイに殺意すらもったけどな

投稿 : 2018/06/18
閲覧 : 372
サンキュー:

2

まゆげ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイムリープもの!

タイムリープものです。
2クールあるのでとても見ごたえがある作品です。
主人公最強です。
2017年春の一番のオススメアニメです。

投稿 : 2018/05/16
閲覧 : 301
サンキュー:

5

luna さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

文学的?なセリフが独特

なんとなく不思議雰囲気の始まりかたで期待しましたが、後半のなんでもありみたいな展開が残念でした。

頭脳明晰の主人公が弱さがある部分も見せるけど、基本完璧すぎて近寄りがたいです。

文学的っぽい演出?の台詞も、もう少し柔らかい表現のが良かった。

ところどころ休憩回はありましたが、、、少し息苦しい作品でした。

投稿 : 2018/05/15
閲覧 : 562
サンキュー:

3

ネタバレ

オリヴィエ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルに驚愕

春埼ちゃんが感情を獲得していきながら普通の女の子になる過程が可愛すぎた。
正直5話ぐらいの番外編ビー玉回ぐらいまではうーん?って感じだったんだけれど徐々に面白くなっていって、前半折り返しぐらいまでには続きが楽しみになってました。
{netabare}相馬菫復活あたりからほんと驚きの連続で結構楽しめましたヾ(。・ω・)ノ{/netabare}

最初のアンドロイドやマクガフィンにスワンプマン、石が意思を持つ話等その場だけの会話に終わらずきちんと後に繋がってくるあたりや、{netabare}能力リセット後の屋上階段前でのケイと菫の{/netabare}会話なんかは、以前と同じなのに意味がまったく違って聞こえてきたりしてほんと凄いなと。

確かにずっと会話劇主体なので合わない人もいるのだろうなとは思うのですがそれはまぁ仕方のないことですよね。
このタイトルの意味{netabare}サクラダの能力のリセット、サグラダリセット(聖なる再生)で相馬菫の再生とか{/netabare}を理解した時こそ本当に見続けてよかったなと思いました。

投稿 : 2018/04/30
閲覧 : 381
サンキュー:

20

れい さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

見終わって

心に何かが沁みた。
全体的に静かであるが、1話1話見終わったあとは何かが心に残るアニメだった。
絵もキャラの表情も性格もサラッとしていて薄い感じがしていたが、これも制作側の意図なのかと...
見て損はしないと思う。個人的にとても好きな感じだった。熱気はないけど暖かい。
実写化してしまってキャラが全然変わってしまったのが残念だと切に思うが、そちらの方も見てみようと思う。

投稿 : 2018/04/28
閲覧 : 312
サンキュー:

4

darko2806 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

淡白なのは否めない

全体的に静かなトーンで、メインキャラも感情に乏しく表情もあまり動かない
これは恐らく狙っているものであり、静かで大きな動きが無いからこそ沁み入るものがある
そしてそんな中だからこそ相馬菫の切ない感情が痛く胸に突き刺さり、演出としては非常に効果的だったのではないかと思う

最初から最後までガッツリ伏線が張られてて、じっくり腰を落ち着けて噛み締めながら視聴する事をおすすめする

蛇足だが、台詞回しや禅問答に対する振り幅が大きくちょっと物語シリーズを想起させた
が、同時に物語シリーズがいかに完成された作品であったかも思い知る

投稿 : 2018/04/17
閲覧 : 342
サンキュー:

4

ネタバレ

oxPGx85958 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

コメディとして見ています -> 心地よい映画でした

最後まで見ての感想

2クール目に入って話がつまらなくなったように感じ、放置していましたが、放映開始から1年経って一気に最後まで見通しました。大きな物語の仕掛けとその解決、そして中心人物たちの感情的要素の解決は、個人的には必ずしも満足できるものではありませんでしたが、本作のそれ以外の要素は最後まで高いレベルを保っていたと思います。

私にとって本作を見ての一番の収穫は、花澤香菜という人の凄みを知ったこと。つい最近アニメを見始めた私には、すでに人気を集めていたこの人の魅力が今ひとつわからなかったのだけれども、本作を見て、この人にはずば抜けた能力と魅力があるということがよ~くわかりました。そもそも春埼美空というキャラクターは役者冥利に尽きるであろう設定ではありますが、この花澤香菜以上の造型がありうるとは想像できないぐらいの説得力がありました。

やはり良かったのが石川界人。この人には特にいい印象を持っていなかったけれども、本作の全体的なセリフ回しのコントロールの仕方は素晴らしかった。ここの部分が変だったら、本作は見るに堪えないアニメになっていたでしょう。

最後に、劇中音楽を担当しているのは Rayons というアーティスト。この名前を知ることができたのはよかったです。特にアニメ作品の流れに合っているという感じはしなかったけれども、純粋に音楽としてきれいで、気持ちよく、面白かった。


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12話まで見ての感想

今期、当初は面白くなりそうに感じたアニメが次々と失速していくなかで、本作は12話までずっと楽しく見ることができています。それだけでなく、今期の作品の中で唯一つ、何度も見返しています。

謎解きの要素やストーリーテリングの構造上、見返す意味があるということもあるけれども、それ以前に、見ていて不快感がないということが非常に大きい。ていねいに、クリーンに作られていると感心します。

石川界人は相変わらず素晴らしい。あと、12話まで見てきて花澤香菜の良さを改めて確認しました。もともと振れ幅が小さい中で、春埼美空というキャラクターの演じ方を微妙に変えていっている。役者冥利に尽きる役だったのではないかと。

ミステリ的な要素の設定とその解決も、アニメとしては珍しく、いまのところ大人の鑑賞に堪えるものです。おおもとの設定がバカバカしく非現実的だということが有利に働いているのは間違いない。ちょっとP・K・ディック的な陽気なバカバカしさを感じます。


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6話まで見ての感想

第1話の時点では、ATG映画っぽい凡作になるか(これまで見たアニメで言うと『すべてがFになる』みたいな)、ライトノベル的に底の浅い駄作になるか(『ココロコネクト』みたいな)のどちらかだろうなと思ったのですが、第3話あたりからちょっと印象が変わり、6話の時点ではかなり楽しんで見ています。

シュールリアリスティックな状況を皮肉っぽく描くコメディとして。

原作がそういう趣旨のものなのか、私は知りませんけれども、少なくともこのアニメには皮肉っぽいユーモアのセンスがあるように感じられます。物語のシリアスなところから一歩離れてニヤニヤ笑っている感じ。英語でいうと、自分自身を take seriously していない。登場人物たちの仰々しいセリフや語り口、無理矢理な設定が、バカバカしいものであるとわかっている。

そんな印象を私が受けているのは、主にコメディのタイミングがうまく行っているからです。声を出して笑ってしまったシーンがこれまでにいくつかあったけれども、普段がとてもロウキーであるだけに、またコミカルな要素が押しつけがましくないために、コメディの効果が強化されている。例を挙げれば、{netabare}幽霊が宙に漂っているとか、自ら頭に手を貫通させるとか。{/netabare}。誉めすぎですけれども、ブニュエルの喜劇作品を連想しました。

ストーリーと舞台設定がめちゃくちゃなせいで、先が読めないという好ましい副作用が生じているのもいい。

紙芝居かラジオドラマか、という感じのアニメーションを、あまりいらだつことなく見ていられるのは、主役を演じている石川界人の力が大きいと思います。この人には型どおりのアニメ的演技をする人という印象しかなかったのですが、本作の抑えた演技(というかむしろ「ナレーション」ですね、これは)は絶妙なライン上にあって心地よい。

あとは、小さな役でしたが、「クラカワマリ」を演じた久野美咲の凄さを改めて感じました。

この先、もうちょっと意味のある感情移入が可能なストーリーが展開して、オーソドックスな作品になっていくのか、このままずっとコメディをやっていくのか見届けたいと思っています。仮にこの先変なことになっても、ここまでの展開で十分に記憶に残る作品になりました。

投稿 : 2018/04/11
閲覧 : 364
サンキュー:

8

ネタバレ

上杉達也 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

始まりは恋?

私は、よかったと思います。w

まゆしぃでタイムリープ系で期待値下がってましたが、最終的にはありでしたね。

色々重ねつつまとまってたのはたしかかな?

伏線回収もほぼいいのでは~

始めはつまらないがよく見といたほうがいい、~ながらアニメではなかったです。

投稿 : 2018/04/08
閲覧 : 272
サンキュー:

3

猫耳サイクロップス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

リセットだ

ジャンル:異能力推理バトル

総評:
「そこそこ面白い」

投稿 : 2018/03/17
閲覧 : 291
サンキュー:

4

春原最高! さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

じわじわくる

昨日三周目を見終わったところです。
一周目の時も感想書いたんですが、それから二周、三周とするごとにいろんな発見があって自分の中の評価がじわじわと上がってきたので書き直しに来ました。

二周目で気づいたことは、とにかく伏線が多いこと。一周目に見たときは哲学的でなんでもない(正直尺の無駄とも思えた)会話が、二周目に見ると、「ああ、このときはあのことが言いたかったんだな」ってスッキリ理解できることが沢山あって、返ってこの作品の中の台詞って全く無駄がなくスマートで奥深いなと感じました。ですので、この作品はむしろ二周目の方が楽しめるって方も多いと思います。そういう作りになってる作品なんだなって感じました。
一週目に見たときは、「この作品のキャラは無駄にポエマーだなw」と思っていたんですが、少なくとも無駄ではなかったです。ポエマーであることはそうなんですが、その言葉全てに重みを感じられるので、むしろこれでこそのサクラダリセットだと思うようになりました。

そして、一週目ではストーリーを追うのが精一杯で気づがなかったのですが、春埼美空の成長が全話を通じてかなり細かく描かれているなと感じました。
初めは本当にアンドロイドのようだったけれど、ケイと出会ってから感情を持ち始めて、恋を通じて最終話では本当に人間らしい姿を見せてくれた。春埼の成長譚というのもこの作品の見方の一つとして十分楽しめました。

自分がこの作品が好きな大きな理由は、両者の正義というか、自分の信念を貫こうとぶつかり合う熱い展開と、ある一つの計画によって動いてるという物語の連続性、そして心から願うと能力が手に入り、みんなの能力を合わせればどんな不幸も取り除ける(予定)という優しい世界観です。
特に最後の「優しい世界観」というのが自分は大好きで、CLANNADやAngel Beats!などkeyに共通するものを感じます。

キャラクターも、前に書いた通り初めはポエマーとかスカしたやつばっかだな、と思っていましたが何度か見ていると皆の言葉に重みを感じられて、しっかりと個々のキャラクター性が描かれていて、返って全員が好きになりました。敵キャラですら好感を持てるアニメは間違いなく良作だと思っています。

曲は、OPが二つともすごくいい。OP1は相麻菫の心情を歌ったもので、全話見た後だととても心に刺さります。OP2は本作とはそこまで関係のない歌詞のように感じましたが、いい歌であることに間違いはないです。最近毎日聴いています。EDの二曲は個人的には好きではなかったんですが、どちらも人気なようです。特にED1は、初めは納豆などとネットリした歌い方をネタにされていましたが、ED2になると、なんだかんだで前の曲が好きだったことに気づかれる方も多くいたみたいですw
BGMの良し悪しは自分には全くわからないのですが、特に違和感もなかったし悪くはなかったでしょう。
個人的にはOPの二曲だけでも曲面に関しては大満足です。

声優もすごく良かったです。みなさんキャラにとてもあっていて、特に悠木碧さんの時々寂しさを含むような声と花澤香菜さんのだんだんと感情を出していく演技が良かったように感じました。

とまあ、ここまでどれを取っても褒め称えてばかりきましたが、やはりこの作品にも自分なりに改善点があるように思います。
(一般ウケしないのはここでは問題とはしません。何故ならこの作品は初めから一般ウケを目指して作られてはいないように思うからです。ついてこれる奴だけついてこい、という制作意図は、そのおかげでこんなに詰め込まれた作品に仕上がった訳で個人的にはむしろ大成功だったように思います。)

それは、能力についての説明の少なさ、及び矛盾点(?)です。

まず、説明の少なさというのは、一番は宇川沙々音の能力についてです。柵を作ったり雲をちぎったり月に穴を開けたり出来る、世界を作り変える能力だ、一分でどんな工事も思いのまま、くらいしか作中では明言されていません。しかも、発動に一分かかるということが発覚したのは物語終盤で、見ていればわかると思うのですが、「それもっと早く言えよ」って感じる状況なんです。
また、調べたところによると、一分間「能力を使った後の世界」を想像することで発動できる、物質変化の能力なのだとか。いつも指輪をはめて能力を使うのは、意識を集中させるためだったようです。
このあたりは説明が欲しかったところです。
他にも、原作にあるらしいのですが、AとかBとかの能力のランクの説明もして欲しかったです。アニメでは智樹の能力がAランクだとサラッと流されてしまったくらいだったのが返って気になってしまいます。
まあ、こういう細かな説明は尺の関係上省かざるを得なかったのでしょう。

また、能力の矛盾点(?)について。これは村瀬陽香の「全身、能力」を使っている最中に春埼のリセットが使われた場合、村瀬はリセットの効果を受けないから、リセットする前の記憶を持ったままリセットされる前にいた場所にいる、ということを一つ例にしてみます。リセットは宇宙全域に及ぶものであると思うので(時間の概念も再配置によってリセットされることから、少なくとも太陽系には効果がある)当然地球の公転運動もリセットされますよね。ここで村瀬はリセットされる前にいた場所にとどまるので、村瀬は地球の公転運動がリセットされた分だけ地球から遠ざかる訳で、結果的に宇宙に放り出されるはずなのです。
まあ、浦地の言葉を借りれば、「こんなことは問題の本質から目をそらしている、前提を理解していない愚かな答え」かもしれません。たしかに村瀬陽香の能力は春埼のリセットを受けない、という前提なのだと思います。これはあくまで物語で、その上現実ではありえない事象なのだから、そういうものだと素直に受け止めておくのが正しいのでしょう。
ただ、この例に見られるように、理論的に見るとこの作品の能力はやや曖昧なもので、これは改善すべき点なのかと聞かれればそういう訳でもないのですが、ストーリーが緻密であるだけに少しギャップがあるというか、気になってしまうところです。

思ったよりずいぶん長くなってしまいましたが、三周見た感想はこんなところです。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
自分ではこの作品をほぼ理解できたと思っていますが、隠れたところ(何気ない会話や表情など)に伏線があるのがこのサクラダリセット。
ストーリーの流れもとても好みですので、今後何度でも見れそうです。

控えめに言って神アニメです!

投稿 : 2018/03/01
閲覧 : 295
サンキュー:

13

ネタバレ

-萩- さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

ニコニコ動画で視聴。

最初から中盤まではイマイチだったけど、後半で多少巻き返した印象。
最初の方で視聴を断念した人が多いのではないかと思える。

その街に住む住人は特殊能力が使える人間が多く、しかし街を出ると能力の事を忘れてしまう。
自分の見聞きした記憶を完全に覚えている能力を持つ主人公(ケイ)と最高3日分リセットして同じ日をやり直せる能力のヒロイン(美空)。
その2人を出会わせた、未来視能力のもう1人のヒロイン(菫)が謎の死を遂げる。
基本は「死んだ菫を生き返らせる事」を目的として色々な事をする。
強制入部の奉仕クラブの活動でで困ってる人を助けたり、色々な能力者と出会ったり。
時には目的の為に自分の死を厭わずにリセットで戻る(規制はしてあったが結構グロい)ような事も。
結構菫に執着していた割にはずっと一緒に居た美空とくっつく。
完全に菫は負けヒロイン。

最後にしか大きな盛り上がりは無かったけど、最後近くの今まで出会った人達の能力を使って目的を成し遂げようとするのは面白かった。
でも見ている時は面白かったけど、暫くしたら忘れるような、そんな薄めの作品だと私は感じました。(実際大団円だったのは覚えてるけどほぼ忘れてたw)

「サクラクエスト」と「サクラダリセット」という似た名前のアニメが同時期で2クールやってたので最初はちょっと混乱しましたw

個人的には美空は髪が長い方が好みですw
前半EDの曲の歌い方が散々ネタにされつつ中毒性が高かったようで未だにネタコメを見かける事があるw

投稿 : 2018/02/13
閲覧 : 353
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

春埼はロングの方がいい。

なかなか面白かったけど、小難しい話ばかりする奴らだな〜(笑)
ラスト終盤で坂上くんの能力でケイが相麻の未来視の能力を使う場面で、坂上に残った時間で相麻と話していいって言ってたと思うねんけど、なんか話す時間残ってなかったよね(・・;)どゆこと。
実写映画にもなってて、アニメを見るの暫く敬遠してたけど、見て良かった。

投稿 : 2018/02/12
閲覧 : 260

kabaj31 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おもしろい。

動きが少なくて、BGMがあまり鳴らなくて、淡々として
地味だけど、内容は結構おもしろい。
原作を読んでいないので何とも言えないが、アニメ化するに
あたって、見せ方にもう少し工夫が欲しいなって思った。
時々、今がいつなのか、いつからいつに飛んだのか、分からなくなる時がある。
カレンダーかなんかで演出を加えて、その辺を分かりやすくして欲しかった。

投稿 : 2018/02/07
閲覧 : 350
サンキュー:

2

ほほほい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイムリープもの

サクラダという超能力者が住む街を舞台にしたアニメ。住居者はサクラダを出ると超能力を含め記憶を失うため、住人はそれを希望する気がない限りは街から出ない OR 出れない。主人公は「記憶保持」能力を持ちヒロインは「世界を再構成(リセット)」=世界を最大3日分前のセーブポイントまで戻すことができる。そんな2人が組み、サクラダでおこる出来事に関わっていく話。

リセットは正確にいうとタイムリープではないのだが(ここらはアニメを観るとわかる)、伏線ありきのタイムリープもの好きな自分は結構、楽しめた。

投稿 : 2018/01/28
閲覧 : 390
サンキュー:

3

車にポピー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

つまらない!

私がアホなのか、話が理解出来ず断念
主人公の感情が無く物語が淡々に進んで行くのも観ていて面白くない。
自傷行為をしても表情一つ変えない主人公は、ターミネーターかと思いました。

4話で断念

投稿 : 2018/01/24
閲覧 : 364
サンキュー:

4

ネタバレ

うーぽんた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かった!

人様のレビューを拝見して視聴を決めました。

キャラ淡々としてる
内容の割に長い

という意見があったが…

楽しめた私でも確かに、落ち着いてる人と話し方が目立つなぁとは感じた(笑)
氷菓よりもあっさりしてる感じかな?異能力はシャーロットよりは弱目な印象。
でも、不自然にテンション高いキャラや中二病キャラが得意ではない私には特に問題にならず、一気見!!!
頭のいい人なら、最後の解決策を主人公みたいに考えられるのかも?とか思ったけど、私はまるでたどり着けなかった(_ _).。o○

相変わらず適当な感想でした。

投稿 : 2018/01/22
閲覧 : 231
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全てがつながる瞬間の価値は計り知れない

視聴して得るものが「ある」といえる作品。

作品全体は地味な印象はぬぐえない。
アニメ的とは言い難いためおそらく人気は出ない作品だ。

ただ、完成している作品だと感じた。
物語もキャラクターもぶれることはなく、最初から最後まで
提示される情報に無駄はなく、実に見ていて楽しい。

ぜひ、視聴をお勧めしたい。

投稿 : 2018/01/21
閲覧 : 227
ネタバレ

先手失踪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

もったいない

全体的に面白くて、作りこまれた脚本というか伏線だと思った。
ただ前半部が話的に難しい部分が多々あり、途中で切ってしまう視聴者も多かった。これさえなければ物語評価は☆5。
それだけに後半以降の綺麗すぎる伏線回収を見ていると非常にもったいないアニメだと感じた。
キャラクターも上手く作られていた。
声優の演技そのものが伏線であることもあったので声優の評価は高め。
作画は可もなく不可も無くといった感じ
音楽はEDがあれなんで。

投稿 : 2018/01/21
閲覧 : 336
サンキュー:

8

ネタバレ

kochan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

会話劇的なアニメ。
やや難解で、あまり理解してないまま雰囲気で見てしまった。
と言うか、細かく見ようとまでは思わなかった。
写真の能力とか異能力が特殊すぎるのも×

投稿 : 2018/01/18
閲覧 : 314
サンキュー:

3

ネタバレ

Maskwell さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

選ばれたヒロイン、選ばれなかったヒロイン

女性向け

でも、ヒロインに男のエゴを押し付けてしまっている気もする。


異能力という大きい風呂敷を広げながら、まるで立体パズルような頭脳戦で組み立てられている物語。

テンポは若干ゆったりしているので「異能力」という単語だけで見出した人にはかなりしんどいと思う。

このレビューを読んで視聴しようという方ははじめに私が書いた「立体パズル」という言葉を頭の片隅に置いていてほしい。
パズルは間違えれば途中から組み立てなおす。

そんな前進しては後退してを繰り返すアニメだ。


以下ネタバレ

主人公はゆるーい感じの優男。
優男は元来の意味ではなく、本当に「優しい」だけの男。

そんな彼は選ばれた「主人公」だ。

完全記憶能力。しかも時間さえ超越する記憶を持っている。
彼が持っている武器はその記憶と優しさだけ。

その二つだけで「正義」を貫こうとする姿はとても痛々しい。
正直、ご都合主義はどうしても否めないのでストーリー自体が完全無欠にきっちりしているかと聞かれれば疑問が残る。

この物語の最も見所といえるのは二人のヒロインであろう。
主人公は常にブレることなく春埼美空というヒロインを思い続けている。
しかし、彼女との時間それどころか彼女への思いそのものが相麻菫というもう一人のヒロインによって支えられていることを知ってゆく。

相麻菫は自分を犠牲にして、自分が選ばれないことを知りながらそれでも愛する主人公のために行動し続ける。
主人公の中で相麻菫というヒロインがどう映し出されていたのか、相麻菫自身が主人公の未来をどんな気持ちで見つめていたのかを考えると胸が痛くなる。

そういったヒロインと主人公の心理描写がとても素敵な作品だった。
細かな心理描写を演じ分けた声優陣にも脱帽。

正直大手を振ってお勧めする作品ではないが、記憶にはきっちりと残る作品だった。


P.S.
最後の総力戦の中でビー玉少女だけ世界の安寧に加われなかったのはなんか
すごい可愛そうだった。作者忘れてただけとかな気がする。

投稿 : 2018/01/15
閲覧 : 386
サンキュー:

7

アデュー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

2期分はキツい

1クールでなんとかして欲しかった。
最初から最後まで、ずーっと、物語が淡々と進んで行く。これが24話はキツかった。

投稿 : 2018/01/14
閲覧 : 263
サンキュー:

1

ネタバレ

パルフィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大好物なのですが・・・万人受けしないようです

いつもおすすめする時はこのように伝えています。
ネタバレにはならないだろうと思っていますが、一応ネタバレ含みますので隠しております。



咲良田という地方都市があり、そこにいる人々は特殊な能力を使えます。
しかし、街を出ると『使えること』自体を忘れてしまいます。

その咲良田でストーリーは進みます。街には、リセットという世界を3日間巻き戻すことのできる能力を持った少女がいます。しかし、彼女は能力を使うと、使ったことさえ忘れてしまうのです。
そこに、何が起きても忘れることのない能力を持つ主人公です。リセットの影響さえ受けないのです。

{netabare}
二人は協力して人々を救うことを決めます。
しかし、リセットには時間を戻し続けられないという制約があります。
とある出来事でリセットを人のためでなく、自分のために使うのですが、その戻せない時間に、二人をつなげた大切な友人が死亡します。
ここから話が展開していきます。
{/netabare}



面白そう!ということで観てくれる方も結構いました。
私は、キャラクターたちのセリフにみられる知的な言動や、哲学がかみあわさっていくのが好きで、飽きるどころかドハマリしました。

実際に面白いと感じるのは、上述の部分ももちろんなのですが、ストーリーの展開がとても丁寧かつスマートに作られていて、すべてのキャラ・設定が良い役者になっているのです。

最初はつまらなくても最後まで見れば・・・!なんて思ってしまいますが、冷静になってみると、たしかに会話の内容がいちいち濃い・多いため、かなり頭を使って整理しながら観なければなりません。

私はアニメから入っていますが、あえてアニメで観る必要性はあまりない作品だと思いますので、最近は原作の方をおすすめしています。

感情的な表現があまりないため、声も結構平坦なシーンが多いです。
アニメにしてよかった点は、映像作品として観れることに尽きます。
(個人的には、相麻菫役に悠木碧ちゃんを起用した采配が最高にクールでした笑)

投稿 : 2018/01/07
閲覧 : 221
サンキュー:

4

ネタバレ

土偶 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ややご都合主義

時間をリセットして、予めセーブした日時に戻る事が出来るヒロイン。そしてリセットを知覚出来る絶対記憶能力の主人公。
ゲームで言うと主人公はモニターの前でセーブロードを繰り返すプレイヤー、その他はゲーム世界の住人みたいな立ち位置です。

ストーリーはよくねられていたと思います。タイムリープ物が好きならおすすめです。

ですが、異能力は若干ご都合主義が目立つ感じで、設定も荒削りな印象でした。
一番の引っかかりは、ハルキはリセットした事実を記憶出来ないのに、なぜその異能に気づいたのか?
作中の説明でハルキがリセットを使い、リセットが出来なければ1度リセットが行われた世界と認識出来るみたいな話でしたが…リセットしてリセット出来ないとハルキが知覚するのは不思議w
リセット後にケイからリセットしたと告げられないと、リセットを認識出来ないハルキなのに、おかしいね?と。
え?何言ってるか分からない?すいません、私もわかりませんw
まあ、ハルキにはリセットの記憶は残らなくても、リセットが発動したか、しなかったかの知覚が出来るんですよね?まあ深く考える事ではないか。

何はともあれ最後まで面白く視聴出来ました。
ありがとうございました!

投稿 : 2018/01/05
閲覧 : 265
サンキュー:

5

うぃず さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

reset

感情の緩急もさほど見られず、全てが淡々と進められていくこの作品。
内容の全ては牧野由依さんの歌う「reset」(名曲過ぎます。)に集約されている様にも感じました。

私自身、何度の視聴を試みても掴み所が無く「?」が残ったりするのですが、それでも大まかな世界観は伝わってきます.....よ。笑

「シュタゲ」視聴時もそうでしたけれど、
核心をぼやかすパズルの様なストーリー進行は、
ミステリー小説等に慣れていないと呑み込めるまでに時間がかかりそうかな。それこそ、せっかちな人にはムリな作品かも。笑

無表情に近いキャラクターが
能力を使う度にジレンマを抱え、
時に吐露する姿に、やるせなさがこれでもかと伝わり、
感情を高ぶらせてくるのです。

私的には2017年の5位以内に入る面白さでした。

投稿 : 2017/12/29
閲覧 : 278
サンキュー:

18

スマートなトーマス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なかなかいい

綺麗にまとまっててよかったと思います。

投稿 : 2017/12/24
閲覧 : 239
サンキュー:

1

ネタバレ

しゅう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何気なく見始めたけど…

伏線多くてしっかり見ないとついてけなくなりそうですが、なかなか面白いストーリーですね♪
2クールあるようなので継続して見ます。

投稿 : 2017/12/21
閲覧 : 275
サンキュー:

8

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サクラダリセットのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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サクラダリセットのストーリー・あらすじ

住人の半数が特別な能力を持つ街、咲良田(さくらだ)。
能力者の監視を行う「管理局」の下、住人は平和に暮らしていた。
「目の前の人の涙を消したい」、「誰かに声を届けたい」。
そんな優しい細やかな“願い”とともに、この街の能力は生まれていった。
主人公の浅井ケイは、七坂中学校の2年生。ある日、下駄箱に一通の手紙が届けられていた。差出人は相麻菫-。その呼び出しに応じて、屋上へ向かう浅井ケイ。彼はそこで一人の少女と出会う。彼女の名前は春埼美空――。彼女の一言「リセット」によって、浅井ケイは手紙を受け取った瞬間に戻ってしまった。世界は再構成(リセット)されてしまった。そんな時を戻す「リセット」にはただ、一つ欠点があった。春埼美空自身も「リセット」の影響を受けて記憶を失ってしまうこと。どんなことも決して忘れない「記憶保持」能力を持つ浅井ケイのみが、「リセット」の影響を受けずにいることができる。二人が出会うきっかけを作った少女相麻菫―。彼女は彼にある言葉を告げる。
「貴方たちが、二人でいることには大きな意味がある―」
ケイは春埼と力を合わせることで過去をやり直せることができると思い、協力しようと提案するが……。
能力者が住む街で、出会った浅井ケイ、春埼美空、相麻菫。なぜ、相麻菫は二人を出会わせたのか?二人は、どのようにこの世界を変えていくのか―?見る人の心を捉えて離さない切なくも優しい、時を駆けめぐる奇跡の物語。(TVアニメ動画『サクラダリセット』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年春アニメ
制作会社
デイヴィッドプロダクション
主題歌
≪OP≫牧野由依『Reset』、WEAVER『だから僕は僕を手放す』≪ED≫THE ORAL CIGARETTES『トナリアウ』、牧野由依『Colors of Happiness』

声優・キャラクター

石川界人、花澤香菜、悠木碧、江口拓也、山田悠希、牧野由依、三澤紗千香、相坂優歌、西山宏太朗、逢田梨香子、井口祐一、大原さやか、上田燿司、久野美咲、中博史、喜山茂雄、小清水亜美、櫻井孝宏、内田真礼、河西健吾

スタッフ

原作:河野裕『サクラダリセット』シリーズ(角川文庫/角川スニーカ文庫)、原作イラスト:椎名優、 監督:川面真也、シリーズ構成:高山カツヒコ、キャラクターデザイン:下谷智之、プロップデザイン:高瀬さやか、美術設定:谷内優穂、色彩設計:水野愛子、3Dディレクター:池沼勇人、美術監督:海野有希、撮影監督:石黒晴嗣、編集:長谷川舞、音楽:Rayons、音響監督:亀山俊樹、録音調整:内田誠、音響効果:小山恭正

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