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「亜人ちゃんは語りたい(TVアニメ動画)」

総合得点
86.6
感想・評価
1120
棚に入れた
5465
ランキング
192
★★★★☆ 3.7 (1120)
物語
3.8
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.9

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亜人ちゃんは語りたいの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

灰色のくま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

日常系っていいですよね

疲れた日常に、ほのぼの日常系を見るの、良いですよね。

この作品もいろんな種族が過ごす世界での学生生活です。
人間の保健の先生を中心に物語が進んでいきますが、普通にほのぼのしてます。

キャストも本渡ちゃんやトラセなど、素晴らしいのでは?←

OPはTrySail、EDは3月のパンタシア。
どちらも好きな楽曲になりました。ぜひ聞いて欲しいです。

このような作品増えていきますが、この作品もまごうことなきいい作品でした。

投稿 : 2020/08/10
閲覧 : 228
サンキュー:

7

ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心温まるお話もありつつ、コメディもあって会話のテンポがよかった。想像以上に面白かったからオススメ!!

1話の感想 ★★★★☆ 4.5
ヴァンパイアちゃんは暑がり
{netabare}
ほのぼのアニメと思ったけど、想像以上に面白い。
吸血と恋愛が似ているか。
えっちと似てるって言われたらそうなのか。
ってなると、同性の眷属がいるヴァンパイアはホモ?{/netabare}

2話の感想 ★★★★☆ 4.5
デュラハンちゃんは寂しがり
{netabare}
頭だけでは行動出来ない。
だからこそ、人の温もりに安心する。
考えたことも無かった。
発想が面白いな〜{/netabare}

3話の感想 ★★★★☆ 4.5
サキュバスちゃんは生きづらい
{netabare}
サキュバス、1番生きづらいじゃないかな。
異性に触れられない。寝てしまうと、周りを催淫してしまう。
恋愛も難しいし、結婚したら一緒に寝れるのかな?
生きづらいな〜{/netabare}

4話の感想 ★★★★★ 5.0
雪女ちゃんを守りたい
{netabare}
デミだからそれぞれ、何らかの事が過去にあったんだろうな。
ひかり、いい子だな〜
雪女ちゃんは涙が氷ってのは不謹慎だがロマンチック。{/netabare}

5話の感想 ★★★★☆ 4.5
雪女ちゃんは自分の力が恐ろしい
{netabare}
異世界でチートキャラが抱える悩みって感じだな。
静まれ、右腕!!みたいな。
悲しい涙は氷、嬉しい涙は凍らない。
男からしたら分かりやすくていいな。{/netabare}

6話の感想 ★★★★★ 5.0
小鳥遊姉妹
{netabare}
優しいお父さんだったな。
娘が浮かないために、髪の毛を染めて金髪にする。
しかも、お洒落に。
デミちゃんたちは家族や周囲の人たちの理解や手助けが必要。
いい話だったな。{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
亜人課の刑事が現れた
{netabare}
サキュバスは大変だな。
サキュバスって、男はいないのかな?
インキュバス的な。
いた場合、女のサキュバス以上に犯罪が多そう。
あの金髪のドイツ人はなんだったんだろうか。
私はサキュバスとみた!
もしくは、家族にサキュバスがいたとみた!!{/netabare}

8話の感想 ★★★★☆ 4.5
テスト勉強
{netabare}
今回は学園アニメならお馴染みのテスト勉強回。
まぁ、内容は勉強あんまり関係なかったけど。
雪がギャグ漫画好きって意外。
そして、佐藤先生が好きなのは解釈の一致。
{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
サキュバスちゃんは催淫する
{netabare}
男は恋愛的好意が先か、性的好意が先か、どっちなんだろうね。
個人的にはどっちも正解な気がする。
鉄男の考え方に同意したい!!
鉄男の照れ顔は気持ち悪かった。{/netabare}

10話の感想 ★★★★☆ 4.5
デュラハンちゃんの謎に迫る
{netabare}
確かに首がないのは謎。
ワープ技術に応用できそう。
もし、現代にデュラハンが現れたら、実験動物になるよな。
優しい世界でよかったな、町。{/netabare}

11話の感想 ★★★★★ 5.0
亜人ちゃんは先生を励ましたい
{netabare}
先生は頑張りすぎなんだよな。
ビデオレターのシーン、力入ってたな。
結構長かったし。
これは鉄男、泣いてしまうよな。
いいお話だった。{/netabare}

12(最終)話の感想 ★★★★★ 5.0
プールに入りたい
{netabare}
鉄男、お前の精神力凄いな。
最初は怯んでたけど、最後は一緒にプールに入ってたやん。
しかも、ムッキムッキだし。
1クールで1シーズンしか進まないの珍しい。
大抵は1年が立つのに。
面白かったし、続きがみたいな~{/netabare}

投稿 : 2020/07/01
閲覧 : 287
サンキュー:

16

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

継続作品(2期~)作ってほしい作品(複数回視聴)

広義ではいわゆる「日常系」になるのでしょうか。

ただ、中心となるキャラクターが「亜人(デミちゃん)」ということで既に普通の日常ではなかったり・・・、というかアニメでガチの日常を描く作品が多作されても・・・ねぇ。
そういうのはサ〇エさんがあるから。。。

などと、どうでもいいことを考えつつ、
この作品は私的にはとても楽しめました。

全体的に「~は語りたい」のタイトルどおり、亜人に興味がある高橋先生と自分たちについてもっと知ってほしい教え子の亜人(デミ)ちゃんたちのコミュニケーションの深まりを描いた作品かなと思います。

あまりギスギスする描写もなく、平和でほほえましく関係性が深まっていく様子が丁寧に描かれています。

作画もとてもきれいなほうじゃないかと思います。
キャラクターも個性的で楽しいです。

ヴァンパイアの小鳥遊ひかりは元気で明るくてかわいらしいです。
町京子(デュラハン)は実は一番普通かもしれません、ただ見た目が見た目なので見るたびにちょっとドキッとします。
日下部雪(雪女)も普通かな~と思っていたのですが、意外なツボを持つ女の子でしたね。
そして、佐藤早紀絵先生(サキュバス)は・・・一番好きなキャラクターです。まぁ、色気要素ももちろん好きは好きなのですが、いろいろと苦労をしながら、頑張っているwところ、たまに見せる悶々とした様子、自分のことを知ってもらえることについて素直に嬉しいと思ったり、生徒たちの事を一生懸命考えてみたり、とても表情豊かです。

まじめな話をすると、人間関係を作っていく上での大切な要素がいろいろと垣間見える気がするんですよねぇ。

今の世の中に、こういう作品って必要じゃないかな~と思います。

ぜひ2期~も作ってほしいと思っているのですが、
どうなんでしょうかね~、いろいろなサイトでは総合的に「可能性は無くはない」って書いてあったりするので、期待しています。

あと、その際はキャラクターが増えたりするかもしれないですが、高橋先生中心のハーレム要素なんかいれずに、今の雰囲気を残してほしいかな。

投稿 : 2020/06/22
閲覧 : 320
サンキュー:

22

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

努力はしただけ報われる

神話などで存在する亜人。
その亜人が個性であると認められ受け入れられている世界。
亜人は悩みながら、普通の人間と共生していた。

いつも世間から排除される対象は弱者や少数派。
人種差別が無いとされている日本でもアイヌ・琉球・サンカ・縄文・弥生など、
色々なルーツがあります。
江戸時代ではエタ・非人など特殊な職業の持ち主は差別対象でした。
本作品の亜人はどうでしょう?
学生3人と教師1人が亜人。
完全に少数派ですね。
イジメの対象になりやすいでしょう。

その亜人を擁護するのが生物教師の高橋。
亜人側から見たら、正義の味方。
好意を持つのは当然です。
男と女と性別が別れているので恋愛対象になりますね。
多感で難しい年頃の女子高校生。
意図的に恋愛を避けている女教師。
亜人を研究するという名目で、結果、保護している男教師。
お互いに好意を持つのは自然です。
まあ、サキュバスは別の意味で惹かれますが^^;

亜人の存在する世界。
想像するのは難しいです。
亜人=少数派
日本における少数派と置き換えて考えてみましょう。
学校という閉鎖社会。
真っ先にイジメの対象となります。
本作品では、少し排他的な表現がありました。
大多数が少数を排除させたがるのは当たり前。
同じ人間でも分かり合えない事が多々あります。
ましてや亜人。
完全に分かり合える事は無いでしょう。
しかし、歩み寄る事は大事。
自分自身の立場などを分かっていないと何事も話が進みません。

世間、特に日本では少数派は区別(差別)されます。
多数決で意見を決める民主主義。
少数派の意見は通用しません。
亜人のいる世界。
差別や偏見はあるでしょう。
学校生活を楽しむ亜人達。
普通の人間と変わりません。
亜人は少し人間と違うだけで、生物という点では同じです。
少数の亜人。
言いたい事があっても少数なので、誰も聞いてくれないかもしれません。
その点、高橋は亜人に対してアドバイスするなど親密に。
頼れる存在には話をしたいでしょう。

亜人ちゃんは語りたい。
悩みを相談する事は、中々できません。
普通の人間も亜人も根本は変わりません。
普通の高校に通っている普通の亜人。
亜人を通じて、個々の意見を大事にする事が肝心なのですよ、
という事を伝えたかったのではないでしょうか。
数は力。
これは民主主義の根本。
とりあえず選挙には参加しましょう。

投稿 : 2020/05/30
閲覧 : 323
サンキュー:

33

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

亜人ちゃん達と生物教師のほのぼの学園コメディ

原作未読。最終話まで視聴。

個性豊かな亜人ちゃん達と、心優しい生物教師のほのぼの学園コメディ。
終始、ニヤニヤしながら見られる楽しい作品です。

2話。高橋先生とデュラハンの亜人・町京子のデートのくだりは爆笑必至。
一気にお気に入りに直行決定です。

これ以外にも爆笑ポイントが多かったです。
例えば、バンパイアの亜人・小鳥遊ひかりが{netabare}ニンニクを普通に食べられるとか、ふつうに鏡に映るとか・・・{/netabare}。

3話。サキュバスの亜人・佐藤早紀絵先生が万が一のトラブルを未然に防ぐため、不便な生活を送っている、っていうくだりも好きでした。

11話は、色々と考えさせられる回。(もちろんいい意味で)
「感動回」って訳ではないけど、良回だと思います。

最後に・・・。

見た目は普通だけど、体質に特徴がある【ひかり・雪・早紀絵】
体質は普通だけど、見た目に特徴のある【京子】

面白い、よく考えられた組み合わせだと思いました。

投稿 : 2020/05/09
閲覧 : 897
サンキュー:

59

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

首の取れた人は珍しい

首の取れた人は珍しい。雪女、インキュバス、デュラハン、吸血鬼等々変わったキャラがいっぱいでてきますが、本質的には普通の人と変わりないので安心して見れました。

生物の先生の人柄がとりわけ良く、ちょっと異色の日常物のアニメとして面白かったですよ。

現実には社会的に少数派と呼ばれる等の人がいますが、暗喩してると言うのは考えすぎでしょうか。

投稿 : 2020/05/09
閲覧 : 245
サンキュー:

13

ネタバレ

HAKU さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

11話まで観てみましょう!

観ているとのほほんともしますし、デミちゃんたちがデレる(?)時とか顔を赤らめる時とかはうれしくなります!
作画も安定していて、ストレスフリー!
基本、デミちゃんたちは少し悩みを抱えています。
そんな悩みを親身になって解決しようとする高橋先生がすてきなんですよね。
そして、その問題が解決するところを見るとほっこりするんです。
雪の話、好きです!
あかりが声を荒げるところ(ちょっと極端な部分もあるけど)と、高橋先生が解決してから見せる雪の顔がいいですよね。
問題が解決してからOPが変化することもポイント高いです!

そして、一番好きなのは11話!
教師は確かに足並みをそろえる部分があります。
そんな人にひかりが放つ、「頑張るに・・・」というせりふ。
自分にも響きました。
こんなこと言われたら、頑張ってよかったって思えます。
この11話のために、いやこのせりふのために、10話までの話があるんだと言っても過言ではないと思います。

12話は後日談という感じで、物足りないとも思えますが、でも、これはこれでよかったなのかなとも思います。

ぜひ2期をやってほしいです!

投稿 : 2020/05/02
閲覧 : 256
サンキュー:

10

おーいん君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マイノリティーとしての亜人

この十代な多感な時期と亜人というマイノリティーの組み合わせ。

実に見事で。

この亜人がいる世界そのものの描き方が、よく出来ている。

キャラクター一人ひとりも生き生きとしていて、描かれる世界が狭いように感じるかもしれないが、これは見事に、そしてまた学生の世界の全てであるように思える。

お話も、丁寧で感情移入しやすいし、もっとこの世界を見てみたいと思える内容。

男女区別無く、誰にでもオススメできるアニメ。

投稿 : 2020/05/01
閲覧 : 204
サンキュー:

7

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょっと優しくなれる

まず言っておくが、
亜人といわれるのは
エルフやドワーフなどに代表される
文化体系を持った種族で
含まれる限界は、せいぜいオークまでだろう

ここに出てくる亜人種は
基本的にモンスターだってこと!

でもね
そんなこたぁ些末なこと
そこで引っかかってちゃこの作品を楽しめやしない
年季の入ったTRPG信者にはちと酷だが
ソシャゲ全盛の今となっちゃ
世界各地の神話の神々がそこかしこに出てくるんだから
そこんとこは許容しよう

さて本題

亜人とかデミとか言ってお茶を濁しているが
実際のとこは
現実社会におけるスクールカーストやいじめ問題、
ひいては人種差別にまで飛躍するシリアスな題材を扱っていると思っている

ファンタジー要素は極めて薄く
ケレン味に欠ける点で損しているかもしれないが
一つ一つのエピソードはよく練られていると感心させられ
視聴後には、ちょっと心が温かくなる気分になる
同時期には
ケンタウルやリザードマンを主として扱う
同種のアニメもあったけど
自分的にはこっちのほうが好みだなぁ

改めて
昨今のアニメやファンタジーブームの中において
デュラハンが一番認知度を上げたんじゃないかって
そんなふうに思ったりして

投稿 : 2020/04/19
閲覧 : 157
サンキュー:

12

アツ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

色々考えさせられる

私には自閉症という障害のある娘がいます。
この作品を見てどこか現代社会の健常者と障害者の関係とよく似ているなと感じました。
亜人という何千何万人に1人とかいう特殊な性質を持って生まれ、周りと違う自分に悩みそして周りに助けられて成長していく亜人ちゃん達に私は何度も関心させられました。
特にひかりとひなたの姉妹愛には涙が溢れてなんだか嬉しい気持ちにもなりました。
人と違うお姉ちゃんを自分が1番の理解者であってありたいと思う気持ちに胸が熱くなり久しぶりに感動して泣きました。
自分あまりアニメなどは見ないのですがこの作品は本当に素晴らしく障害児の子を持つ親には是非見てほしい作品です。

投稿 : 2020/04/02
閲覧 : 149
サンキュー:

9

ネタバレ

sei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白いだけではない

人間とは似て非なる存在亜人が存在し、彼らへの迫害は止んだがまだ人間との手探りの共存が進んでいる世界。主人公の生物教師が、ひょんなことから亜人と関わりのある学園生活を送っていく話。
このアニメの魅力は主に3つ。
①各亜人達のかわいさ。
ひかりの純粋さや真っ直ぐさ、町の優等生さや時に大胆な所、ゆきの繊細さや真面目さ、佐藤先生の体質に関わる苦労から生まれるかわいさ。
②ギャグ
大笑いするほどではないが、くすりと笑える箇所が随所に。ひかりの鏡のくだり、町のトイレのくだり、ゆきのおのれーのくだり、佐藤先生のドジによる催淫のくだり。
③テーマの深さ
亜人が人と異なることによる軋轢や苦労を淡々と、それでいて切実に描いていく。周囲の理解や関わり方など、そこに過剰に意味を読み込んで現実に比するのは行き過ぎかもしれないが、なかなか考えさせられる。

しっかりした芯をもった、楽しめるアニメだった。
原作は連載中らしいのでまた読んでみたい。

投稿 : 2020/03/17
閲覧 : 202
サンキュー:

7

うぐいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

デミちゃんは語りたい

生物学教師が亜人の生徒、先生と交流する事により単なる興味から強固な信頼へ変わっていくお話。
主人公は教師、いや人間の鏡と言っていいぐらい誠実。
作画はA-1Picturesらしく柔らかく優しい感じ。
プールのシーンはとても良かった。
メインヒロインのひかりは顔立ちが「俺妹」の高坂桐乃に似ていて、本渡楓が演じたらあそこまでのツンは出せないだろうなあと思いながら観ていて楽しかった。
設定があってそれぞれのキャラに焦点が当たっていき、起こる問題も気持ちの良い形で解決されるのであとくされもない。
ひかりもひまりも早紀絵先生もみんな可愛かった。

投稿 : 2020/02/19
閲覧 : 219
サンキュー:

6

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なんだろう

だいぶ前に見たのだけど
久し振りに見たくなったので…

ところどころで感動というか…

まぁ年をとったということですかね〜
ネタバレレビューはあまりしない主義なので
ここまでにしますが、本当に良い作品です
一度視聴を(笑)

投稿 : 2020/01/06
閲覧 : 263
サンキュー:

11

8bit さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

物語に起伏がなくとも人間を描けばドラマになる

タイトルと設定から敬遠していました。
「そんな都合の良い世界があるか」と思う気持ちがあったから、
設定だけの作品が蔓延しているから。
しかし丁寧なキャラ作りと丁寧なお芝居のおかげもあり、そんな感情は吹っ飛びました。

亜人はあくまでも人間の亜種であり、人間の延長。
人間社会に溶け込めるよう努めている姿が描写されます。
登場人物は全て「良い子」であり、亜人特有の「悪さ」などの描写はありません。
故にこの物語が亜人である必要性は薄いかもしれません。
この物語における亜人はあくまでもエッセンスなのですね。

深く描写をするとエグイ内容になりますし、逆に浅い描写だと「ただの設定」になってしまいます。
この作品は後者なのですが、それを気にさせないほどの丁寧な描写が心地よかったです。

どのキャラクターも人間味があり、決して設定だけに逃げない記号として描かない。
感情は顔に出るし動作にも表れる。
そういった細かい描写の一つ一つが胸に突き刺さりました。

他人とはちょっと違う特徴を持っているだけの女の子達の青春物語。
そんな物語だからこそお芝居の丁寧さが際立ちます。

そしてこの物語を一番面白くしているのは主人公「先生」の存在。
女の子を描いただけでは「亜人達のただの日常」で終わってしまいますが
この先生の存在により一歩踏み込みながらも一歩引いた視点で物語を観ることが出来るのですね。
この引いた視点からの魅せ方が上手く落とし込んでいるなぁと感心しました。

間の取り方、音の使い方、キャラクターの描写などが媚びておらず、
一本のヒューマンドラマとしてレベルが高いと感じました。

面白かったです。

投稿 : 2019/12/21
閲覧 : 317
サンキュー:

10

ゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

コメディの中にも感動あり

久々に良作とめぐりあえたので、評価をつけたいと思います。タイトルはどうやら「あじん」ではなく「デミ」と読むみたいですね。この作品はデミがいるのが当たり前の世の中で起きる、学園コメディもののようです。A-1 Picturesが作るだけあって、しっかりとしたアニメに仕上がってました。終始ずっとギャグ系が続くのかな?って思ったけれど、所々でうるっと来るような場面もあり、そこも自分としてはプラス評価かなと思いました。個人的にはOPとEDが神曲だと思ったので、全話飛ばさずに聞いてました笑

投稿 : 2019/12/05
閲覧 : 253
サンキュー:

12

LZkyL84784 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハートフルコメディ

下品なギャグコンテンツと違って、ガハガハ笑うアニメではない。落ち着いた中にドキドキしたり、目が潤んだり、ニヤニヤしたり、色んな感情を呼び起こしてくれる。青春日常って感じ。

投稿 : 2019/12/01
閲覧 : 262
サンキュー:

6

連邦の黒い悪魔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

OPとEDは飛ばせない

OPとEDが飛ばせないアニメは良アニメですw
学園を舞台とした日常系のアニメですが
とにかく優しい世界。
観終わった後はEDを聞きながらほっこりした気分に浸れます。
DVD買ったので、疲れた時によく見るアニメです。

投稿 : 2019/11/13
閲覧 : 296
サンキュー:

6

ネタバレ

mucci さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ほんわかした

亜人というファンタジーな種族が、具体的に現代に生きるとこういう感じなのかと感じました。
それだけしっかりと理屈が作られていて、楽しかったです。
また、キャラクター達も個性的で、それぞれの問題や悩みの解決の仕方が良くできていました!

投稿 : 2019/11/08
閲覧 : 281
サンキュー:

7

ネタバレ

lazflyct さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

良いシナリオなのは間違いないのだが

19/10/25 最後まで流し見で視聴断念

原作よりもどうしても劣りを感じてしまった。
非常に良い物語なのは間違いなく教師と生徒が恋愛していないのも好感高い。
教師が本当に教師しているのが魅力的な部分であり、その上でキャラも可愛くギャグの面白さもある。
しかしやっぱりアニメはイマイチ。アニメのおかげで更に可愛いと思えたのは収穫。
BGMの使い方や間の取り方など不自然に感じる部分が多いんだよなぁ。
のんびりまったり視聴には非常にオススメなアニメだと思います。逆にスローテンポ過ぎて退屈な人も多そうではある。

{netabare}個人的には新キャラ出すタイミングをもっと早めた方が良かったのではないかと思う。この人数で1クールはいくら物語性があるとはいえ辛い。{/netabare}

投稿 : 2019/10/26
閲覧 : 257
サンキュー:

4

moto1115 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

凄く良かった

とても心暖まる作品でした。
バンパイアやデュラハンと言った空想の存在が、異世界ではなく現代社会で普通に生活しているという設定を受け入れることが出来れば、楽しめると思います。
たくさんの人に見てもらいたいです。

投稿 : 2019/10/10
閲覧 : 283
サンキュー:

8

ネタバレ

ハンプニーハンバート さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

教師のあり方

この作品では、主人公の先生が人間とは異なる存在、亜人の悩みや苦悩などを相談して、解決に導くというお話です。

先生が教える一方ではなく、亜人ちゃん達から教わる事もあり、そして何よりその先生の姿を見て変わっていく生徒達。
現代では見ることが出来ない、理想の教師の姿を見たなと思いました。

投稿 : 2019/10/08
閲覧 : 241
サンキュー:

9

ネタバレ

とむ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

原作も円盤も持ってる位大好きな作品

単に面白いだけやなく見て(原作読んでも)心が暖かくなる。えぇトシしてアニメ見てこんなに泣くとは思ってもなかった。
特に4話、後に仲良くなる静香と敦美にひかりが文句を言いに行くトコとか11話で落ち込む鉄男にビデオ(&生)レター言うトコとか。

他の方のレビューにもあったけどED曲、三月のパンタシアのフェアリーテイルの内容に則した優しいメロディと歌詞でまた泣ける。そしてそのEDの映像の綺麗な事。
ホンマ、この作品と巡り会えたのは幸せやと思う。

投稿 : 2019/10/05
閲覧 : 280
サンキュー:

6

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

内包するテーマが重みを

 原作は未読。
 亜人のいる世界を舞台したコメディで、人間社会内における人間と亜人が共存する日常という
点では、「モンスター娘のいる日常」(以後、モン娘と表記)に共通する部分があるが、モン娘の
亜人達が自身バックボーンを持つ社会から人間社会にやってきたという点で、留学あるいは仕事で
海外からやってきた人のメタファーのようで、異文化の邂逅における問題点を提示していたのに
対して、本作の亜人達は既に人間社会に存在しており、そういう点では障害者などの社会的
マイノリティのメタファーになっているみたい。
 本作はこういったテーマ性を持つことで作品に重みを与えている感があった。

 内容的にはタイトル通りにキャラ同士の語り合いが多く、時折問題が生じたりもするが、それも
あまりドラマティックな展開になることもない。そういう意味では全体的に静的な淡々とした印象。
 亜人の穏やかな日常を描くという点ではこの淡々とした感じがいい味を出していたと思うが、
一種の学園ドラマとして捉えるとちょっとおとなしすぎるかなという感も。
 その理由の一つとしては高橋 鉄男と亜人達との関係性が亜人への関心という点では他者より
深いものになっているが、まだ個と個のつながりは弱い感があった。現実だと教師と生徒が
そこまで深い関係になる必要はないと思うが、そこはドラマという点でもう少し踏み込んで
欲しかったかな。
 キャラの関係性に関しても高橋先生と亜人達のラインがほとんどで、人間と亜人の生徒同士の
関係性も始まったばかりという印象。
 こういった諸々の点では、ストーリー的にはこれからというところで終わってしまった感が
あった。

 コメディとしても淡々とした味わいやシリアス性を内包したテーマ性を大事にしているためか、
あまり派手なギャグに走ることもなく、落ち着いた感じ。
 逆に言えば笑いは少なく、コメディにしてはダイナミックさに欠ける印象に映るかも。
 他作品ではファンタジー要素で語られる亜人の特徴を科学的考察する要素はなかなか興味深く、
こういう点は「蟲師」を思い出したりもする。

 亜人のヒロイン達は小鳥遊 ひかり、町 京子、日下部 雪の三人の生徒に、教師の佐藤 早紀絵も
含めて、いずれもいい子達ばかり。
 ただ、これもヒロインの可愛らしさを堪能する分にはありがたいが、ドラマ的には少し物わかりが
良すぎたかなという感が。
 一人ぐらいは知り合った当初の当たりはきついような一種の攻撃的な要素を持ったヒロインが
いても良かったんじゃないかと。

2019/09/29

投稿 : 2019/09/29
閲覧 : 236
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

優しさと思いやり

タイトルだけでは全くわからなかったんですが
いざ観てみるとこれが非常に面白い

人間社会において亜人(デミ)たち吸血鬼、デュラハン、雪女、サキュバス等
(女子高生、教師)
が社会的弱者の立場で描かれていて
日常に普通に存在していたらというif的要素が興味深いです

人間にとってはなんてことない日常も亜人にとっては
苦労することもあったりして
そのことを主人公である生物教師高橋鉄男に相談し
信頼を深めあっていくことになりますが
鉄男は亜人を一つの個性として捉えていて
(単純に興味があるとも言っています)
また一人の生徒、同僚として一定の距離を保ちつつ
彼女達の悩みに真摯に向き合い分析しあって
自分達なりの解釈、辻褄合わせをするところなど面白かったですね

何より全編通して優しさや思いやりに満ちていて
観ていて非常に心地よかったです

その雰囲気は三月のパンタシアが歌うEDテーマ
「フェアリーテイル」が見事に表現しています

観終わって優しい気持ちになれる本作は
個人的には自信を持ってオススメ出来る作品です

投稿 : 2019/08/22
閲覧 : 356

錯乱坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春お悩み相談(個性豊かな生徒たち)

『カッパの飼い方』の仔カッパたちを人間の乳幼児に置き換えても何ら不都合なく話が成立するように、このアニメの亜人ちゃんたちをちょっぴり個性豊かだけど普通の女子高生に置き換えてもお話は全然違和感なく成立します。

むしろ亜人ちゃんたち以上に現実離れしているのが、主人公である高校教師の高橋鉄男くんです。ついつい画面に向かって『こんな善人どこにおるんやっ』て突っ込みを入れたくなってしまいます。(主人公が恋愛感情に疎いのはお約束として置いておいて)

こんな風に違いを分かりあえるようになれば世に差別や紛争は無くなるのだろうなぁと思えるほのぼの感の中お話はさして大きな山もなく進行していきます。

このアニメの最大の特徴は主要登場人物すべての声に違和感がないことです。誰が決めたのかわかりませんが、これほどキャラと声がしっくりくるケースは珍しいと思います。

投稿 : 2019/08/11
閲覧 : 202
サンキュー:

5

よろず さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観たい

伝承に基づいた、しっかりとした作品

実際にあるドラキュラ、デュラハン、雪女の伝承をしっかりとまとめつつさらにわかりやすく解説したり所々かわいいシーンもある、しっかりとした作品。
2.3回はみれるアニメ

投稿 : 2019/07/15
閲覧 : 186
サンキュー:

3

ガイヒラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良い。

ヒロインズが亜人で可愛い。そして学園物。面白く無いわけがない。主人公が大人な先生が良い。とても良い。久しぶりに一気に完走しました。

投稿 : 2019/07/09
閲覧 : 186
サンキュー:

5

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

亜人の存在を科学していて楽しい。何より亜人ヒロイン達が可愛い。

1話感想:
そんなガツっと面白いってわけじゃないですが、ほんわか可愛くてまったりしていていいですね。なんか癒されます。
デュラハンちゃんとかの動きが面白いですね。

全話感想:
もしも亜人が存在するなら、というテーマできちんと真面目に考えられている良い作品です。理系心をくすぐります。
それでいて理屈っぽいだけじゃなく、きっちりキャラがかわいくて魅力的で楽しい。さっきー先生が特に良い。
主人公の先生も良いですね。モテるのがよくわかります。
キャラの心情に共感できて生き生きと描けている。
とても質が高く素晴らしいアニメでした。

投稿 : 2019/06/02
閲覧 : 241
サンキュー:

7

ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ひとのはなし

理性があるから人なんだろう。

例えば、人は栄養さえ取れれば十分な食事を済ませることができるだろう。
なのに、セブンに行くとたくさんの食べ物があって色んな味や食感の物を選べる。
私が夕食前に小腹が空いてパンコーナーに行き、
数ある中からカスタードと生クリームの入ったクリームパンをたった一つだけ買う。
こんな風に夕食や金や好みなどを考慮して判断するような生き物はそんなにいないだろう。
単純に意思疎通が取れないだけで、他の生き物も理性があるのかも知れないが、
分からないことは分からないのでそう判断するしかない。

亜種であっても人は人。
この作品は『亜人』、デミヒューマンと人との人の話かな。

バンパイア、サキュバス、雪女、魔女(いない)からのデュラハンが登場する。
どこかで見たことあるメンツだね。

小鳥遊ひかりは元気で明るくて優しいけどお調子者のバンパイア、
町京子はまじめで運動体形でマッチョ好きで乙女なデュラハン、
日下部雪は可憐そうで活発でギャグやコメディのサブカル好きで裏表のない発言をする雪女、
佐藤早紀恵先生は地味で控え目で恋愛経験の薄いグラマラスな美人な先生のサキュバス、
そして高橋鉄男先生が主な登場人物。

高橋先生が理性的でまじめで頭が良く落ち着いていて分け隔てなく人と接して
身長高くて筋肉質で亜人に興味津々な先生。

亜人は一般の人間と異なる確立した性質をもつ人間だ。
首がなくて頭と胴体が分離しているとか、異性を無意識に魅了するとか、
基本的に血を摂取するとか、体から冷気が漏れるとか。
なので、日常の生活を送るだけで大変だ。
彼女らは高校の新一年生、早紀恵は新任教師。
新しい出会いや環境での生活が始まっていた。

中学校の同級生もいないし、引っ越してきた人もいるので、
そこから生まれる新しい人間関係+αで悩んだりしている。

幸いなのは首がなくても多くの人はあまり驚かないこと。
亜人のことが世間一般に認知されているのだ。

「世の中がなんとなく丸くなった」ことによる差別意識の薄れは好意的なものであり、
そうすることはとても難しい。
政治や法律的なもので環境整備はできても、
人の意識を短時間で変えられるものではない。

日本は昔に比べて、労働者、観光客として外国人が増えた。
受け入れているかどうかは人それぞれだし、地域にもよるだろう。
それでも受け入れている人は増えてきたと思う。
なんとなく受け入れた、
と言うよりも見たり話したりする経験の積み重ねの結果だろう。
日本人、日本国籍を持つ人かな、は冗談で済まない速度で人口が減少しているので、
私が生きている間に日本人よりも外国人の人口が多い町や村も出てくるかもね。
そしてそれを当然と思える未来もあるのかな。

人と亜人との間にある大きな問題は少なくなっているが、
個人間では別、
知らないことは知らないのだし、警戒したり、何となく怖がってしまうものだ。
英語話せないのに英語で話しかけられたら困るじゃん。

亜人の子たちは大なり小なりそういう壁にぶつかってきた。
それっぽいのに高校に入ってからぶつかったのが雪だ。
物語の山の一つ。

ひかりは自由奔放としているが、
優しいし気遣いができるし人に対する言動に芯がある。
ひかりが決して平坦ではない人生を歩んできたからだろう。
それは、
高橋先生が亜人に簡単に会えたことで縮こまっていたときに、
亜人を嫌いなのかと警戒し嫌悪感を表したこと、
ひかりの家族の言動や恰好、生活様式からも分かる。
(高橋先生は、全然会えなかった亜人に一日で4人も会えたことで、
驚きやら喜びやら過去の経験を思い出したりやらで変に驚いただけ)

亜人特有の問題で物語を描くというより、
問いがあってどう答えて、そう答えた人間はこんな人たち、って内容が主かな。
解決した問題は二つだけだし、解決していない問題、性質もある。
性質や問題とどう付き合うか、どう生きるかってのもある。
どう生きてきたかってのは人格形成にも大きく関与している。
そう考えると普通の話だなぁ。

雪は当初、人間関係を希薄にし、暗くうつむいた感じだったが、
蓋を開ければ、親父ギャグや下ネタで笑ったりカラオケを楽しんだりと快活だ。
佐藤先生は異性と接することを怖がり、自分のことを話すことはなかったが、
安心して話せる相手には絡んだり愚痴を言ったりする乙女な女性だ。
ちょっとしたことで自らの人格を塞ぎ込んでしまうことはあるのだろうね。
何でも曝け出せばいいってもんでもないけど。

亜人の悩みを安心して相談できる高橋先生がいることは彼女らにとって、
本当に幸いなことだろう。
何にしても、自分や自分がかかえている物事や問題に理解がある人は、ありがたい。
特殊であまり知られていないことであればあるほど、それに精通している人、
興味があること自体が稀かも知れない。
河豚を調理できる人とか、食べられる茸を見分けられる人とか。

きっと、車椅子とか目が見えないとか腕がないとか、
何でも記憶できるとか文字を覚えられないとか感情の抑えが効かないとか起伏がないとか、
そういうのでも物語を作れそう。
(亜人、体に不自由なところがある人、脳の働きが異なる人、
との違いを語弊なく伝えられないのでここでは控えます)


こんな風に多くを語りたくなるような素適な内容でした。
こうものめり込めたのは登場人物が魅力的なこともある。
登場人物は感情、表情、言動が豊かで同じではない。

ひかりは一つ一つの言葉や手足がくるくるコロコロと跳ねるように動き回る、
雪は強気や元気や疑問や笑いを隠さずに表情に出す、
町の控え目からはみ出して驚く、
その様が可愛らしい。

何より高橋先生が好奇心を絶やさずに、先生としての振る舞いを忘れずに,
人として思いやりのある行動ができるところが凄い。

主役以外の登場人物も魅力的だ。
私の中では、ひかりの妹のひまりを除いて脇役っぽいのは四人いる。
中でも輝いているのは佐竹。
その四人はサブキャラと言うほど登場していないのに印象に色濃く残っていて、
物語にも大きく影響を与えている。
それでいて登場するのが自然だ、物語を通して成長しているし。
物語、登場人物の構築がとても上手い。

主題歌も優れていて、
OPの絵本の様に開かれて表現される亜人たちの特徴が内容も絵としてもいい、
EDのクレヨンで表した鍵盤、小さい頃にしか見なかったスケッチブックの紙みたいなタッチ、
それに合わせた色合い、何より曲良過ぎ。

既にいくつか述べているが、作画イイ。
たまに廊下とかタライとか変なことになったりすることあるけど。
それ以外が良過ぎるから満点にした。


面白いだけではなく、たくさんのことを学んだよ。
男がモテるためには、
身長が高くてマッチョでユーモアがあって好奇心を絶やさないで
思いやりがあって分け隔てがなくて行動力があってけど弁えることができる、
立派な大人で社会人であるということを!

投稿 : 2019/05/10
閲覧 : 229
サンキュー:

6

takeboo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アホっぽそうで実は深い

設定はあり得ない亜人の話だが、イジメ問題も上手に解決していてセリフに感動すら覚える。内容が考えされるところが多く、よく練られた脚本なのである。
キャラクターは魅力的な娘が多いのだが、それぞれ悩みがありその解決法を探るという道徳的であり実は真面目なアニメなのだと思う。
71点

投稿 : 2019/05/09
閲覧 : 252
サンキュー:

8

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亜人ちゃんは語りたいのストーリー・あらすじ

サキュバス、バンパイア、デュラハン。僕ら人間とちょっとだけ違う、それが「亜人」。
そんな亜人の生態に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男と、生徒である「亜人」ちゃんたちとの少しだけ刺激的な新学期がスタートした!(TVアニメ動画『亜人ちゃんは語りたい』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年冬アニメ
制作会社
A-1 Pictures
主題歌
≪OP≫TrySail『オリジナル。』≪ED≫三月のパンタシア『フェアリーテイル』

声優・キャラクター

諏訪部順一、本渡楓、篠田みなみ、夏川椎菜、日笠陽子、Lynn

スタッフ

原作:ペトス(講談社『ヤングマガジンサード』連載)、 監督:安藤良、シリーズ構成・脚本:吉岡たかを、キャラクターデザイン:川上哲也、美術監督:針生勝文、色彩設計:赤間三佐子、撮影監督:宮脇洋平、CG監督:那須信司、編集:西山茂、音響監督:明田川仁、音楽:横山克

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