おおかみ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
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亜人ちゃんは語りたいの感想・評価はどうでしたか?
おおかみ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ちあき さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
亜人。人間と似て非なる生物、デミ・ヒューマン。それが実際に日常の中に存在したら、こんな作品のようになるでしょうか。私はなったらいいなと思いました。
亜人は人間に似ていながら人間にない特殊な能力や特徴を持っていて、どちらかと言えば、恐れられる存在として様々な話の中で描かれています。悪役になることも多く、ひねくれもの私は時に、時にそちら側にも感情移入してしまうことがあります。勧善懲悪の作品の場合は特にです。そういう複雑な感情をうまく受け止めてくれた作品でした。
また違いを理解するってのは、人間の凄い所だと思いました。
しゅん さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
【物語の評価】
ほんわかな日常系にみえるが、11話はただの日常系に収まらない、現代の障害者とかそういう何かしらにつながるのが見えた気がする。
そういう一部の生徒たちだけと教師が仲良くすることがいいとはいえないのかもしれない、大切なのは一人一人がその体質などが違って、それに悩んで、たまにいじめみたいなのがあって、それでも互いに理解し合う。そういう関係性に向かっていけたら。
【作画の評価】
【声優の評価】
【音楽の評価】
【キャラの評価】
ヴァンパイア、デュラハン、雪女、サキュバス。
誰も個性豊かで
【感想】
その作品が埋もれているのはもったいない。続編もストックは十分あるので制作してほしい。
でもこの作品、亜人って女性が多くないか?
nobody さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
なっぱ𖧷𓈒𓂂 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
えりりん908 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
くろゆき* さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
剣道部 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
[文量→中盛り・内容→雑談系]
【総括】
久々に観直してみたのですが、改めて素晴らしい作品だと思いました。
私はストーリー重視でアニメを観るので、実は、2周以上するアニメってかなり少ないんです。ガンダム系を除くと、10作品あるかどうか。
本作は、とても優しくて、とても深い、稀有なアニメです。基本はラブコメや日常系的ですが、その枠に留まらず、人生にとって豊かな指針を与えてくれるようなアニメです。心が疲れた時に観るには、すごくぴったりな癒し系アニメ。
剣道的に、かなりオススメのアニメです。未視聴の方にはぜひ観て欲しいですね♪
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品は、全編を通して徹底されて貫かれる、優しく温かな視点に心が洗われます。
それは、同じく亜人(デュラハン)を愛した、「デュラララ!!」の「新羅」とはまた違う、もっと広義での愛の視点。
亜人という特性を、「そんなの関係なく、君は君じゃないか(数多の亜人系アニメ)」なんて綺麗事で片づけるのではなく、また、「だから良いんだよ~(新羅)」とマニアックに振り切るのでもなく。
短所は短所、長所は長所と認めつつ、基本的に受容するという態度が貫かれていました。
「亜人だから苦労している」「亜人でも関係ない」というのは、どちらも真実なんでしょう。亜人ちゃん達が普通の日常を送るためには、普通じゃない努力をしていて、そのことを真っ直ぐに理解してあげることが大切なんですね。
現代のヴァンパイアが血を吸わないことを、「ベシタリアンみたいなもん」とサラッと言ったり、(あくまで友達のノリの中で)、「デュラハンなんだから、Hで特殊なプレイができそう」といじってみたり、本当にフラットな視点が貫かれていました。あんな風にみんなが思えたら、様々な差別とかも次第に無くなっていくのかな、と思えたり……。
私は、人外萌えしないというか、容姿があまりにも人と離れるのは苦手なのですが、マチは例外! かなり良い娘でした♪
という部分に集約されるように、とにかくキャラが良いアニメでもありました♪
メインの四人は、本当に甲乙つけがたい。
まず、ひかりは、私が好きな「ダメな娘」と見せつつ、意外としっかりしてたり、弱さもあったりで、お調子者でいたずら好きで憎めなくて、ホントに良い子! これまでの視聴アニメの中でもかなりお気に入りのヒロインでした♪
マチは作中最も成長した人物で、容姿は最も「亜人」らしい。けれど、好きです。高橋先生にベタ惚れなところも可愛い。(私は巨乳は苦手ですが)ああいう、控え目な隠れ巨乳には萌えますw ヒロインズの中では、一番高橋先生とくっついて欲しいかな♪
ユキは4人の中では一番キャラが弱かったのですが、ギャグ漫画のクダリでハネましたね♪ 今後、皆に属性がバレた後のユキも観てみたいです(笑)
佐藤先生は、ド下ネタに笑ったw 最近、年のせいか、女子高生キャラより、大人なキャラに萌えるw 一緒にお酒呑みたいですね~♪ サキュバスなのに、ウブなのが良い(耳年増的なw)。
EDは、このアニメの良さを象徴していますね。スケッチブックに手描きしたような柔らかなタッチと、音楽は、このアニメの空気感そのもの。次第についていくカラフルな色は、亜人ちゃんを含め、「十人十色(個性の尊重)」を暗示しているようでもあり、高橋先生と出会ったことで色づいていく、亜人ちゃん達の心情を表しているようでもあり。名EDでした♪
{/netabare}
【余談 ~差別についての私見~】
{netabare}
胴体と首が離れた「デュラハン」の同級生(女子高生)がいて、あなたならどんな声をかけますか?
「大変そうだね?」「何か手伝おうか?」「私達は何も変わらないよ!」
いずれも間違っていないし、優しさ溢れる、素敵な言葉だと思います。
本作の主人公、ひかりは、こう言います。
「特殊なエッチプレイができそうだね」
私はこの言葉に、度肝を抜かれました。一見、危うく差別的に見えるこの言葉には、凄く深い部分での「公平」な視点があることに気づきます、作品を見て、ひかりのキャラクターを掴めば、必ず。彼女が差別的な意図をもった発言をする人じゃないことは分かります。
日本人はよく、「人種差別に対する意識が低い」と言われます。アメリカとかフランスとかみたく、「なぜ、戦わ(デモをし)ないんだ」とか、「配慮が足りない」「相手の文化や背景を知ろうとしない」とか。
いままあ、それは確かにそういう一面もあるでしょう。
でも、それは日本人の「差別意識の少なさ」故だと思うんですよね。「(差別をしないし、されないから)差別に興味がない」と言い換えても良い(まあ、一歩海外に出ると、黄色人種が被差別階級だと感じますが、日本国内で暮らしてるとね)。
だって、アメリカとかフランスとかの方が、絶対に差別も差別意識も凄いでしょ。目に見えやすい部分だけを取り繕っているだけでしょ。と、冷めた目で見てしまっています(苦笑)
若い時ですが、車を修理した時に代車がなくて、しょうがなく実家から親父のBMWを借りて仕事に行ったことがありました。その時の職場には60台くらい車が並んでたんですが、次の日には言われたんですよね。「BMじゃん。買ったの?」みたいなことを何人かに。
正直、「怖っ」って思ったんです。
だってそれ、まず「あ、駐車場に昨日まで無かったBMWがある。誰乗ってるんだ?」「(たくさんの車の中から探して)あ、剣道部の車がない。じゃあ、剣道部がBMW買ったんだ」ってことじゃないですか(気付き+疑問+捜査)。
私、それまでも自分がどんな車乗ってるかなんて特に公表してませんでしたし、職員の誰がどの車に乗ってるかもほぼ知りませんでした。
だって、興味がないから。
まずそもそも車自体に興味が薄いし、誰がどんな車に乗ってるかなんてもっと興味がないし。
でも、世の中には「誰がどの車に乗ってる」かを凄く気にしている人もいるし、その中には、人の価値の一部を乗る車のランクで考える人もいる(実際、前述のBMの件では、ややヒガミを感じることもありました)。若い時、そんなことを感じました。
おそらく、普通に日本で生まれ、日本で暮らしてきた日本人の多くにとって、人種差別はとても縁遠いものでしょう。また、日本人は基本、自己肯定感が低く、海外の文化や人をリスペクトですからね。無条件に「スゲェー」って思っちゃうというか。
昔、外国のある記事で「日本人は黒人を差別している。なぜなら、アニメに出てくる外国人の多くが白人であり、日本人キャラですら、白人のような肌の色をしている」というバカみたいなものを読んだ。
いやいや、そんなに深く考えてないから(苦笑)
多分、作り手には何の差別意識もない。が、普段から差別について敏感な(=差別されたり差別したりしている)人からすれば、そう見えるのだろう。
もし、作り手に恣意的なものがあるとすれば、「黒人キャラを出したら、あえて黒人にした意味を持たせる必要がある(面倒くさい)から」かな。
それを、「ほら、白人中心の社会を受け入れてるじゃん」と言われれば、まあ、確かにそうだが。ただ、多分、「あえて出す方が差別っぽい」というところもあると思う。
例えば、ハリウッドでは出演者の人数比を、肌の色で均等にしていくみたいな方向性にあるが、日本でそういう議論が出ないのは、「そういう風に、配慮して取り上げることが、逆に差別的じゃないか?」と考える人が多いからじゃないかと。
これに関しては、どちらが正しいとか間違ってるって話じゃないだろうけどね。
というか、多分、もっとシンプルな問題で、「単純に白人の女の子の方が可愛く感じてる」からじゃないかなと。
私個人の好みを言えば、白人女性と黒人女性なら、一般的に、白人女性の方が可愛いと感じます。黒人女性の「強い」顔があんまり好みじゃないんです。というか、白人女性の整った顔よりも、日本人女性の「優しい」顔立ちの方が、なお、好みだしね。
これって、、、差別なのかな? 別に、黒人女性のような顔立ちや、東南アジア系が好きな人がいても全然良いと思うし、なんなら黒人男性とか格好良くて、若干憧れるしね。
話はズレましたが、おそらく、悪意の中で生きていた人は、他人の悪意に敏感になるし、自分の中の悪意や、悪意と思われてしまうかもしれない言動に敏感になる。
逆も然り。善意の中で生きてきた人間は、他人にも優しくなれたり、他人からの悪意に気づきにくかったり、自分の発言で相手を傷つけてしまう可能性にも無頓着になってしまう気がします。
ひかりの「特殊なエッチ」発言もそう。(下世話で申し訳ないですが)だって、普通の女子高生同士だって、例えば体操部でめっちゃ身体柔らかい同級生とか、吹奏楽部でオーボエ吹いている同級生に、下ネタトークしてもおかしくないじゃないですか(知らんがw)。
ひかりの両親が、ひかりのヴァンパイアとしての特質を、配慮する部分と配慮し過ぎない部分をちゃんと区別して、「双子の妹」と同じ温度感、愛情をもって育てたことが、ああいう感性をもった子供に育つのでしょう。
本作は、めっちゃ萌え度も高い上に、こうい小難しいことも考えさせてくれる懐の深さもあるから、私は好きなんですよね~。
{/netabare}
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆
ヴァンパイアが血を吸わないのを「ベジタリアンみたい」。デュラハンに対して、「(首持ってるから)カバンとかもてなくて大変そう」など、なんかスゴくフラットな目線に好印象。小鳥遊ひかりは、どことなく、「ちー様」っぽいかな。
2話目
京子回。デュラハン=寂しがり屋 って、なんて優しくて新しい解釈。「先生も首が飛ぶ」って、デュラハンギャグw エッチで特殊なプレイ(笑) 薄い本が出そうだ(笑)
3話目
佐藤先生回。サキュバスの現代的な悩み。家呑みしてる眼鏡女子に萌えるw サキュバスなのに、いや、サキュバスだから純情なんだね。ひかりも馬鹿可愛いw 図書室のシーン、空いてる本棚の横でずっと映っている本が、森鴎外の「ウィタ・セクリアス」ってのが良いね。(内なる性欲を)暗示してる。
4話目
雪女ちゃん回。とみせかけて、ひかり回。いや~、ひかり妹が、可愛いドラキュラのキャラのキーホルダーをつけてるとか、良いね~。おっ、デュラハンちゃんに巨乳要素を付け加えるわけですな。屁理屈デミ好き教師w しかも否定しないとかw
5話目
雪女回。悲しい涙は凍るけど、嬉し涙は凍らないとか、素敵だな。ひかりのカジカジ、可愛いなw 佐竹君、良い感じのキャラだw
6話目
ひまり回。ひかりとひまりの姉妹喧嘩がウケたw 血の慣用句連弾w アニメでは珍しい、仲良し家族にほっこりする♪ ひかりの通常の髪型も良いね、てかあの髪型、セットしてるんですね。ひまり、良い娘やな~。ラストのマチと先生のクダリも胸キュンですね♪
7話目
佐藤先生、テンパり過ぎw 男と男の会話やな~。良い感じ。
8話目
雪の「ウソです」からの独白、かなり笑ったw 普通に良い娘過ぎて、デミ3人娘でキャラ負けしてたけど、ここにきて挽回だね。テストか。まあ、ひかりの期待を裏切らない馬鹿っぷりがナイス! ひまりはプライスレスとか、いちいち視点が温かい。
9話目
佐藤先生の、冒頭の一人呑み、ウケたw 「三角定規が~三角の部分が、え? 分度器もなんですか? チョークもお願い! 教育されちゃう~」って、ド下ネタですやんw このアニメ、たまにぶちこんでいく下ネタも良いよね♪ 眼鏡をとった佐藤先生、可愛い! 宇垣さん→佐藤先生にも、温かい視点があるね。雪のツッコミ、なんか可愛くて良い感じ。
10話目
デュラハンの便利さw 説教されて泣くマチ、可愛い。ひかり、LINEでドラキュラのスタンプ使うんかいw ん? 大学のつくり(内部)が、ウチの大学にそっくりなんだが。あ~でも校章的には普通に武蔵野大学がモデルか。まあ、ウチの大学、文系だしな。マチに夢が出来た。素晴らしい夢だね♪
11話目
少しだけシリアス回。まあ、亜人というより、障害を持っている方への差別という視点もあるんだろうね。ビデオレター、ひかりだけないのが、また良い。信頼感やな。はい、ひかりさん、正論です。素敵♪ なんだよ、教頭も良い奴かよw
12話目
はしゃいで恥ずかしがるひかり、可愛いw アクティブな佐藤先生、可愛いw ゆきの笑いのツボが浅いw たかだかプールの中も、生まれて初めて見たなら感動するよねw 最後の遅刻のクダリも良いね♪
{/netabare}
マーティ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Prospero さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
れるびい さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
メモ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ハートフルな良作。
亞人に限らず、元来、各々が持つ
異なる体質や個性。
お互いに語ったり、語らない中で
理解し、大切にし合うことの
温かさ&ときどき難しさを
この作品はゆるりと投げかけてきます。
本来、人と人の関係で
当たり前なことのはずなのに
見ていて癒されているのは、
疲弊した差別の多い現代社会があるからかなと。
そして、キャラクター達全員の優しさと
可愛さがそこにあるからだと思います。
疲れた休日にはぴったりな作品です。
アハウ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
nyaro さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
視点・テーマが3つありました。1つ目は亜人のそれぞれの性質についての考察があります。次が、亜人の生活上の苦労とか注意点。そしてもう1つが亜人と人間のかかわり方です。
なお、メインヒロイン3名+先生の4人が亜人です。この4人は皆キャラデザが可愛いです。特にひかりちゃんはメチャメチャいい造形をしていました。明るく爽やかな感じに癒されました。雪女ちゃんは可愛いですがちょっと華がありませんでした。
1つ目の性質についてです。例えばメインヒロインのひかりちゃんとの会話やエピソードで、吸血鬼の性質として、吸血、ニンニク、日光、鏡に映るかなどの考察が可愛く、ちょっとギャグっぽく話が進みます。
雪女の伝承に基づく考察とか、デュラハンの頭と胴がどうやってつながっているかの物理的考察とか。ヒロイン3名の設定を活かしてかなり興味深い話になっていました。
サキュバスの先生は、催淫の考察はあまり深掘りはなかったと思います。
それから2つ目、生活については結構面白かったです。吸血鬼の冷蔵庫の中身とか、デュラハンが頭を持ち歩くことの生活上の苦労とか。サキュバスの先生はこっちの生活上の注意が面白かったです。服装はダサイジャージにしなきゃとか、人から離れて住むとか。痴漢冤罪などの話もあって、亜人の生活上の苦労の話が面白いエピソードになっていました。
で、3つ目の異質な亜人と人の関わり方ですね。ここは普通の学園ストーリーの範囲をでなかったかなあと。エピソードはそれぞれ工夫していますが、中心になる主役の男の先生の振舞や言動がどうしてもテンプレになります。
これは「メイドラゴン」でも感じたのですが、異種族の偏見や対立の中間に立って融合のストーリーを回す人物はどうしても「善人」になってしまう事ですね。
彼が亜人の女性たちに好かれながら、相談役になって物語の中心になりますが、一番「作られたキャラ感」がありました。登場時は多少の悪意というか目的がありましたが、やっぱりこういう話だと、テンプレ善人にならざるを得ないみたいですね。ここが残念でした。サキュバスの先生に対する性欲の問題ももうちょっとだらしないストーリーにしてよかったのでは?
ということで、全体的には面白かったですが、多分一番盛り込みたかったであろう、亜人と人間の問題がちょっと浅く終わったなあという感じでした。
作画はものすごく良かったです。ひかりちゃんのポーズがいちいち可愛いのはかなりのこだわりを感じました。
なお、「小鳥遊」(たかなし)という苗字はいい加減、クリエーターのレベルが知れてしまうので止めて欲しいです。ずーっと昔に難読の苗字で知られて以降、あまりに多すぎでしょう。ラノベその他一般小説含めるとどれだけいるかわかりません。
実際はごく少数の苗字です。苗字をキャラの人物造形に合わせてきちんと考えるのもクリエータの力量です。珍しい苗字を使えばいいと言うものではありません。
アニマル さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.0
作画 : 1.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
たまご丼 さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
深い考察は既に沢山の方がされていますのであえて割愛しますが、間違いなく名作です。
YouTubeなどのアニメ名作トップ 10とかの動画で、この作品が取り上げられる事が少ないのが不思議で仕方ありません。それとこれは本来この作品のレビューとは違うのですが、このサイトの星システムに総合評価という項目を出来ればつけて欲しいです。この作品のように作画や音楽が突出していなくても、総合的には名作と呼ぶに相応しい作品があります。その手の作品の満足度がどうしても本来より低くなってしまいます。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
サキュバス、デュラハン、雪女、そしてバンパイア。
人間とちょっと違うそれが「亜人」。
亜人も最近じゃ"デミ"と呼ばれています。
そんな女子高生の彼女達と女教師とその亜人に興味津々な高校教師、高橋先生が繰り広げる日常作品です。
(あらすじ)
何度か試聴しようか迷っていた作品でしたが、やはりタイトルが個性的なので、かなり躊躇していましたが、結果的に試聴して良かったです。
人間とは違う亜人達の生きづらさを高橋先生と一緒に解決していくというか、寄り添っていく作品なのですが、その中にもギャグを挟んでいるところが、この作品の見易さでもあり良さかなと思いました。
OPやEDも作品に合っていて良かったです。
ファンタジー×ハートフル×コメディ×日常といった感じでジャンルとしてはかなり斬新ですが、内容はとても良いので、笑えるけど、心温まる作品が見たいと言う方におすすめの一作です。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
亜人が普通に存在している世界の日常ハートフルコメディですかね!
特にこれといった大きい展開って言うのはなかったけど
個人的には4話の雪女の回は少し泣けました、
悲しい気持ちになりつつもって感じですがやっぱり
雪女ちゃん可愛いし
最初デュラハンも見た目が怖いのもあって苦手でしたが
回を追うごとに魅力的になりました!
個人的にはハーレムものでもあるこの作品の主人公に好感持てるですよね、なかなか珍しいと思います女の子が魅力的な作品なら沢山あるがこの作品に関していえば主人公がモテモテになるのも納得いくんですよね。
飽きずに見れる隠れた名作です
にゃん^^ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
マーティン さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
面白かった!
ゆるい日常なお話し。一気に観れた。
あとはやっぱり声優さんってすごいと思った。諏訪部さん、イケボです。
クマリャフ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
日本ではあまり見かけないが外国でよくある人種差別的な観点を亜人系で扱った作品と言えよう。
そこに日常系を挟むことで見やすくなっており、とてもいいと思いました。
ftdCU91959 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
うにゃ@ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
登場するヴァンパイア・デュラハン・雪女・サキュバスが亜人なのかどうかというと、悩むところもあり個人的に人と違う特徴を持つ人を亜人と呼んでいると帰結。世界観はすごくよくできており練られたものだと思う。
なので人と少し違う特徴を持つ女子高生の日常系で、日常系のよくあるテンポのよいコメディーで話は進んでいく。
個々の特徴が伝承を持つアンデットや妖精に寄せており、亜人に興味のある先生がそれぞれの伝承の特徴を踏まえ女子高生達とかかわっていく。
個人的には、流水が苦手とかすべての伝承を使ってるわけではないが、ヴァンパイアの日焼けや夜目等伝承と特徴の結びつけや、デュラハンの伝承等はよくできていて好きだった。
亜人としての特徴を個性として接していく先生に周りの生徒が感化されていく話は他にない考えさせられる日常系でもあった。
あと、ひまりやゆっきーの表情は作画は良かったなぁ。
100点中78点
はなちゃん さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
とにかく、メッセージ性は強くないものの、何かしら様々な分野について考えさせられる作品でした
寧ろ、メッセージ性が強く感じられない事もあり、亜人という分野に対して「よく理解して」ではなく、知ってもらえると嬉しいや、でも結局は同じ世界で生きているという事だけを理解してもらいたいのかもしれません
単に珍しい目で見るのではなく、特定の性質は知ってもらった上で、他と変わりなく接してもらえたら良いだけって話にも見えました
それって案外と簡単そうで難しく、何処と無く珍しい目で見たり特別な視線になったりとする事もあるので、考えてみれば結構奥が深いテーマなのかもしれません
実際の本編ですが、冒頭で書いた事を重々しい雰囲気では表現しておらず、あくまでユルい流れで歩んでいきます
なので誰でも楽しく観る事が出来る作品で、その中で少しだけ心のどこかに感じる部分があったりするのも特徴的です
そういった事を感じなくとも、単純に楽しくアニメ作品としても観れます
横比較無用ノ介 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
亜人(デミ)が女性だけなのはお約束。
可愛らしさを描くのもこの作品の一つの肝。
もう一つはデミならではの悩み。理解し合うためには柔軟性が大切。
柔軟性は年と共に失われます。保つためには努力が必要ですよ。
もし自分がデミなら、ポツンと一軒家暮らしだな。
あと、セクハラは無意識でもNGだよ。
意識的なら下衆の極みだ!
もんちろー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:----
カミタマン さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
オッサンハーレムですw
早紀絵先生可愛いなー,マッチーとゆっきーもカワイイなー
そしてひかり!いやー降参です,表情豊かでとにかくカワイイ!!
以上,レビュー終了wでもいいんだけど・・・ちょっと付け足しを・・・
亜人(デミ)って何だろう?
自分の亜人(demi-human)のイメージはエルフとかドワーフ,ノーム,ホビット,ゴブリン,オーク,リザードマン,ハーピーなどなどいわゆる人間以外の人に近い形の種族的なイメージなのですがこの作品ではちょっと違うようです。
どうやら普通の人間の両親からでも亜人は生まれるようです。それどころかひかりは双子ですが(しかも,そっくりという表現があるところから推測すると一卵性双生児)ひかりはバンパイア,ひまりは人間です。デュラハンは世界に3人しか居ないそうだし・・・
そうした設定を考えると,亜人とは何か違う物の暗喩に見えてきます。
障害や難病などなどなかなかストレートに表現しづらい様々なものを連想させます。
{netabare}ひかりが自分が亜人であることについてクラスメートに話をしようとすると,さりげなく話題を変えられたり。サキュバスに至っては性犯罪者予備群的な結構シビア扱われ方だったりします。(でも学校の先生になれているという,なかなか懐の深い世界観ですね。){/netabare}
当然話はバリアフリー的な事や共生,周囲の理解などの内容にも触れられていきます。
こうしたデリケートなテーマに例えば「聲の形」がストレートに鋭く切り込んだ作品だとすると,「亜人ちゃんは語りたい」はあくまでソフトにふんわりアプローチした作品と言えるのではないかと思います。
2020/10/19
鰺鱒 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作知らず。
楽しく笑い、そして、ちょっと世の中について考えるきっかけになる。コメディーと問題提起との二面性を併せ持つ、上質の作品と思います。多くの方にご覧いただきたい作品の1つです。
―― 以下、ヒトと表記する場合は生物種としてのヒト(=ホモ・サピエンス・サピエンス)を指します。ひと・人・人間と表記する場合は、社会的存在としてのひと(人格を有するもの)を指します。センシティブな事柄も含むので気をつけて書いてはいるつもりですが、問題に思えるものが合った場合にはお目こぼしいただければ幸いです。 ――
ほとんど我々の世界と同じ世界。でも、ここでは基本はヒトだけど、ヒトとはちょっと違うバンパイアや雪女などが稀に生まれてくる。彼・彼女らは「亜人(あじん)」と呼称されるが、女子高生など若い子の間ではこれを「デミ」と呼ぶ。そんな世界のとある高校に通うバンパイア、デュラハン、雪女の女子高生、勤務するサキュバスの先生と、生物担当の屁理屈デミ好き教師(ヒト)・高橋鉄男を中心に描くセミファンタジー日常もの。
―― お話・物語・キャラ
基本はコメディー。かなり上質と思う。設定の妙味を軽快なテンポと実力十二分のキャスト、随所に見せる「顔芸」、そして不意に放り込まれる下ネタで展開していく。デミちゃん達の性質を、とても上手く笑いにつなげている。
ほとんどヒトだけど、ヒトとは異なる存在「デミ」が話の中心になるのだが、この設定がほどよく練りこまれている。デミがヒトとは異なりながら同時にひとであること、それによって生じる苦労や悩みを、時に面白可笑しく、時にシリアスに描いている。もちろん、「この先は深く考えてはならない」が結構露わになっているが、デミそれぞれに対する設定が面白さにもシリアスさにも大きく寄与している。
全体としては、高校を舞台としたデミ女子高生、デミ女教師と男性教諭の日常もの。だが、脚本・構成が秀逸で各エピソードがあっというに感じる。エピソードの引き方がうまく、ほっこりとした気持ちで終われることが多い(緊迫した終わりのエピソードもあるにはある)。終盤のドラマ(第11話)はclichéではあるが、"機能するCliché"であり何ら問題ない。むしろ、、よかった。ぐすん。最終12話は1つ前のエピソードで展開されたドラマから、「せんせーとデミちゃん達の日常」にきっちりと戻しつつ、第1話を踏襲しながら上手くまとめていたと思う。とても良い幕の引き方だった。
お話の中心となる高橋教諭を(僕でも声だけでわかる)諏訪部順一氏、バンパイア女子高生・ひかりを本渡楓氏が演じている。ひかりがとにかくかわいらしい。元気はつらつな女子・・・高校生にはあまり見えないのだが・・・自身がデミであることでの「陰」をもちながらも、元気に明るく過ごす女子を好演している。
―― 作画
静止画としても動画としても上の上。
キャラデザはいずれも好ましい。デミ3人娘はいずれも可愛らしく、デミ先生もサキュバスの名に恥じない。比較の問題でThe最高とはいえないが、アニメーションとして上質。特にバンパイア娘・ひかりの細々とした動きは愛らしく、みていて楽しい。顔芸もふくめた表情の描写が秀逸だし、3枚絵回しを上手く使ったコミカルな演出も良かった。
随所に「視覚言語」を盛り込んでいて({netabare}ひまりと高橋先生の下校シーン、車道外側線を挟む二人→おなじ歩道を歩く二人、など{/netabare})、こった作りになっている点も良かった。図書室で並べた本のタイトルには結構笑った(視覚言語ではないですが)。
―― 声優・演技・演出
会話が軽快に交わされる会話劇の側面もあるが、先に述べたとおりキャストのいずれもが秀逸。
高橋先生とひかりの会話は聞いているだけで楽しい。サキュバス先生の表の声と裏の声はさすがのひとこと。後半にキャラ崩壊を起こしていく雪女・ゆきも楽しい。全話を通して、ひかりの演技は賞賛に値すると思う。個人的には、第1話のデュラハン・まっちーの愛想笑いのシーンの演技が作画面も含めてとても良かった。
また、脚本のせいか原作のせいかはわからないが、作中で語られる日本語が綺麗だと思った。ひかりの話す言葉は少し強調された軽いノリの現代の女子高生なので例外だが、たとえば京子や雪が高橋に向かって話す言葉や小鳥遊家での会話シーンなどでは「丁寧な日本語」で脚本が作られている印象を受けた。舞台が高校であり、対話の一方は「先生」なので当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが、良い意味で気になった。
―― OP・ED・劇伴
OPは、おそらくこの作品のために作られた楽曲だと思う。OP作詞が彼の方で驚いた。作品によくマッチしていて、気分をあげてくれる良い楽曲だと思う。EDは一転して落ち着いた雰囲気。気持ちの底を持ち上げてくれる気がして、こちらも好き。本編中の劇伴は「使い方がうまい」という印象を持った。曲自体はこれといって印象に残っていないものの、とにかく使い方、さし込み方がうまい。
以下、思うこと(長い・・・長いです){netabare}
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そうはいっても、頭を手で持って運ぶのはやっぱり怖く、いかがなものかと思う。
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「海外の反応」とあわせてみていた。「海外の反応」動画としても、結構楽しい。
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サイエンスフィクションっぽい一面もあるが、そちらに関しては粗っぽい印象はある。雪の氷・冷気の発生に関しては、熱力学の大原則が抜けていて「そうはならんやろ」な部分もある。京子の「首」の理屈には無理があると思う(量子云々は深く知らないので何とも、でも、10話での量子論の説明自体は「おっ」となった)。サキュバスの能力は科学的論証ゼロだった。なんとなく辻褄が合いそうなのは、バンパイアだけだったかな。いやでも、経口摂取で貧血おさまるものなん?
一方で、細部の理屈には違和感を感じるところがあるものの、作品が語る人文学的・倫理的主張にはおおむね同意する(↓)。
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自称社会派・人権派やらフェミニストやらにこそみてもらいたい。そして、本作に対する感想なりレビューなり考察なりを公開してもらいたい。それを元にその人を信用するかしないかを判断したいので。特に、前半のエピソードに対して、テレビや雑誌やらで物言う「ゆうしきじん」な方々がどのような言葉を並べるか、興味がある。
・・・僕自身の人間性を疑われることを覚悟をしつつ。{netabare}
本作のデミなる存在が、社会的マイノリティーの代置たり得るという点は、いまさら指摘するまでもないことと思う。作中でも「差別」を口にしている。
ところで、「個性化・多様化」に関連して道徳の教科書に採用されたり(おくすり問題で)議論を呼んだりしたあの有名な楽曲、「世界で一つだけの花」が僕は大嫌いである。おくすり問題はラチ外なので気にもしていない。この詩がもともとはまるで違う観念のなかから出てきたものだということもよく知られた話だが、言葉は受け取った側が解釈するものなので、作詞者の実態もここでは考えていない。
嫌いな理由は、この詩が100点満点にすると50点にしかならないと思うから、そして、詩自体に矛盾が見えてしまうから。以下に対しては、批判や反論は当然あるものと思いますが、僕の一方的な主張として流していただければ幸いです。
A) どんなヒト(ここは「ひと」でも可)でもみんなOnly Oneなのだから、君は君のままで良い。
これはその通りだと思う。現実はどうか。こと、日本においては「みんなとおんなじOne of them」に押し込めることから始まるように思う。
これはこれとして、しかし、
B) そんな君のまま、君はひと・人間として生きていく
がこの詩にはない(バケツの中、花束をどう捉えるかによるが、Only Oneほど明示されていない)。
A)の上にB)が成立して初めて、つまりはどんな形であれ他者と関わってはじめて、「ひととして生きる」が充足されると思っている。別に経済活動に参加しなきゃならないとか、社会貢献がーとかではなく(あればなお良いのはその通り。でも、なんなら、ここ[あにこれ]でぽちぽちサンキュー押すのだって他者との関わりだと思ってます)、他者との関わりを考えずに「とりあえずそのままでいいよ」は無責任だと思う。だから50点。もちろん、状況によっては簡単にB)を実現することが出来ない場合もあるだろう。それは承知の上で。
歌詞の中に「それなのに僕ら人間はどうしてこうも比べたがる?」とあるが、これが矛盾だと思うところ。はじめて聴いたときから「馬鹿なのかな?」と思っていた。当たり前じゃないの、比べるからこそ「他とは違うonly one」たり得る。この「比べる」が順位付け(No.1)に対する批判として持ってこられたのは間違いないだろう。でも、1番2番を比べるのも、同じか違うかを比べるのも、本質的に同じではないだろうか。ヒトは物事を比べる生き物であり、そうであるからこそ、ひとはひと同士の間で比べられるものだと考える(ヒトに限らず、でしょうけど)。比べる・比べられることなく存在する「only one」が成立する世界は、個体数1の世界でしかない。比べた上で理解・認識されたOnly Oneだからこそ、その違いが何に由来するのかがわかり、かつ、必要であれば助けることも助けられることも可能になる。大前提ではないか、と。
僕にとってこの曲はダイバーシティ・多様性の尊重をうたったものではなく、手段の伴わない目標、すなわち夢想にしか思えない。見たい側面だけを見て、コインの裏側をさも忌避される物のような雰囲気に仕向けている様に思えてならない。だから、この曲が嫌い。
では、いかなるOnly Oneなものも「ひと」としてあるためには、すなわち、A)かつB)が満たされるためにどうしたら良いか。ここまで偉そうに言っておきながら、残念ながら答えはわからない。でも、可能性があるとすれば(これもありきたりですが)C)相互理解と(お題目ではなく手段/実践としての)多様性の尊重だろうと思う。
本作では、第1話からこの点に真っ向からぶっ込んでいる。先に挙げた町京子とクラスメート(ひかり以外)と会話しているシーンがこれにあたる。"デュラハンである自分の体質"を町が口にしたとたん、クラスメートは腫れ物に触ることを避けるかのように話題を変える。「違う」ことには触れない、触れてはいけないというこの空気。相互理解の真逆を行く日本の風潮をスタート時点でぶち上げている。そして、作品全体を通してB)彼女らがデミ、かつ、ひととして生きる姿を描き、C)相互理解/違いの尊重にむけた「デミの特徴・性質」の理解を高橋教諭が実践している。それが、第11話でC)に向かう学生の意識変化として結実する、という展開となっている。もちろん、第11話はデミちゃんsと高橋先生の間でのハートウォーミングなお話しが主題だが、その土台にあるのはA)->C)の展開だと思う。
僕が本作を評価するのは、お題目のみの「Only One」やら「共生」やら「相互理解」をぶち上げるのではなく、「ちょっと違うけど、ひととして生きていく」ことを全面に押し出しているから。その上で、ともすれば暗い物語になりかねない問題を真正面から扱いつつも、コメディーとして成立させていることがすばらしいと思う。
上で述べた問題は突き詰めるというか並行するものとして、さらにドロドロとした事柄を孕む。が、コメディー作品としてきっちりまとめた作者・アニメスタッフの意を汲むなら、必要以上に踏み込むべきではないのかもしれない。という建前で、ここら辺で留める。{/netabare}
{/netabare}
[2020/09/07 v1]
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サキュバス、バンパイア、デュラハン。僕ら人間とちょっとだけ違う、それが「亜人」。
そんな亜人の生態に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男と、生徒である「亜人」ちゃんたちとの少しだけ刺激的な新学期がスタートした!(TVアニメ動画『亜人ちゃんは語りたい』のwikipedia・公式サイト等参照)
諏訪部順一、本渡楓、篠田みなみ、夏川椎菜、日笠陽子、Lynn
原作:ペトス(講談社『ヤングマガジンサード』連載)、 監督:安藤良、シリーズ構成・脚本:吉岡たかを、キャラクターデザイン:川上哲也、美術監督:針生勝文、色彩設計:赤間三佐子、撮影監督:宮脇洋平、CG監督:那須信司、編集:西山茂、音響監督:明田川仁、音楽:横山克
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