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「ひぐらしのなく頃に解(TVアニメ動画)」

総合得点
89.4
感想・評価
2921
棚に入れた
13690
ランキング
81
★★★★☆ 4.0 (2921)
物語
4.3
作画
3.7
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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ひぐらしのなく頃に解の感想・評価はどうでしたか?

大さじコショウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

夏になると毎年見てる

やっぱこれがひぐらしだよなぁ!ってなる
別に原作や漫画などを追いかけてないですが、これだなぁって感じがする


令和のひぐらしの〆がね……
雛見沢ファイターズじゃない雛見沢でしたから、これ見て安心を得る

作画やキャラは当然今っぽくはないですが
本作の後半の盛り上がり方はたまらなく好きで、毎年夏に見る作品です。



2期のレビュー見てる時点で、きっと画面の皆様はすでに見られてる方だと思いますが
「グロい」「怖い」がある本作はそれ以上に「仲間思い」「情熱」みたいな要素があるので
それらをぜひ味わってほしいです。
このひぐらしは大好きなのですよー!にぱー☆



(私は周回しすぎてリカチャマと同じ雛見沢に縛られてしまっているようです…)

投稿 : 2024/09/04
閲覧 : 29
サンキュー:

1

ネタバレ

AO さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白すぎる

今まで見たアニメの中で1番ストーリー好きです
一期でやめるのは勿体なさすぎるのでぜひ解まで見てほしい

投稿 : 2024/06/26
閲覧 : 31
サンキュー:

0

ネタバレ

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ミステリーホラーかと思いきや・・・

原作ゲームはWindows版をプレイ済です。物語の構成が巧みで、少々のストーリー上の粗はパワーで押し切ってしまう筆力のある原作者さんですよね(笑
 無印から通しての感想になります。

 人口2000人の山村を舞台にしたミステリーホラー作品ですね。思春期の少年少女が狂気に侵されて残虐行為をしてしまうグロシーンが有名ですが、その裏には途方もない陰謀が隠されていて予想もつかない展開のストーリーはアニメでもよく再現されていたと思います。原作には「メイドインヘブン」とか「給料いくらだ」とかネタにもなっているおふざけシーンがあるのですが、アニメはシリアス寄りになっていて大体カットされています。個人的には物語の導入部分の鬼隠し編が若干端折りすぎのように感じましたが、おおむね原作通りの展開で違和感なく楽しめました。

 キャラクターは主人公回りの少年少女たちだけでなく、その周囲の大人たちもたくさん登場します。それぞれの過去や思惑がしっかり描写されていていずれも印象深く魅力的でした。また声優さんたちも声質・演技とも声なしの原作と違和感が全くなく素晴らしかったです。

 作画はあまり良くないです。キャラクターデザインについては無印はデフォルメがきつい描き方になっていますが、解ではずいぶんと普通のアニメ風に改善されました。ただ私は原作のクセがありすぎるキャラクターデザイン(素人のイラスト風)が好きだったので、無印の崩れたキャラデザの方でも別に変らないと感じました。

 音楽はオリジナルですね。原作とくに解はBGMが本当に素晴らしかったので流用して欲しかったですね。シーンとBGMはセットで記憶されているので、原作勢にとってはもどかしく感じる点です。でも無印のOP曲も名曲ですね。正直これはこれで凄いと思いました。

 ハンドメイドの同人作品を世界的に有名にしたアニメだけあって楽しめました。かなり真面目にアニメ化した感じで視聴前の予想以上に制作陣に対して好感が持てました。 {netabare}でもおふざけ要素がイヤなのはわかるんですが、知恵先生にはあと少しだけ焦点を当てて欲しかったです。ネタキャラではあるけど、原作には知恵視点のシーンもあったほどの重要キャラですよ、というのが原作厨の感想です(笑{/netabare}
 グロ要素に少しでも耐性のある人なら楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/03/03
閲覧 : 93
サンキュー:

3

77k さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ひぐらし解答編

同人PCゲーム原作の作品「ひぐらしのなく頃に」の2期目に当たる作品。
1期が出題編で2期が解答編といった所

1期で分からなかった所、何が起きていたのか?惨劇を回避するにはどうすればよかったのか?

前作よりグロイシーンは少ないですね。

仲間達が色んな人達と一致団結して惨劇へと立ち向かって
行く友情をテーマにした素晴らしい作品だったと思います

1期はグロや鬱なシーンが多かったので観るのを途中で辞める人もいたと思いますが、是非最後まで観て欲しいです!

投稿 : 2024/01/25
閲覧 : 205
サンキュー:

8

神靈眞柱 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

富竹ジロウ

富竹さん好きでした

投稿 : 2023/08/09
閲覧 : 160
サンキュー:

3

Lilac さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

解まで見て欲しい

無印から解き明かされてなかった謎や、煮え切らない黒幕の秘密など、張り巡らされた伏線が徐々に回収されていき、そこから起こる悲劇を無くす為に仲間と奮闘して未来を変える物語が涙なしには見られない作品。無印で辞めず、是非解まで見切って欲しい。

投稿 : 2023/01/11
閲覧 : 147
サンキュー:

6

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何が当時の若者の心を打ったのか

『ひぐらしのなく頃に解』(ひぐらしのなくころにかい)は07th Expansion製作の同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』および、同ゲームを原作とする小説・漫画・ドラマCDのうち「解答編」と称される4編。
上記作品を原作とするアニメの第2期タイトル。ただし、原作と異なりアニメ版オリジナルの新エピソード「厄醒し編」(やくさましへん)が含まれ、原作の「解」に含まれる「目明し編」「罪滅し編」は第1期に含まれる。(wikipedia)

アニメのひぐらしは無印と業を視聴済み、無印は2006年の作品のようですが観たのはここ最近の話。ちなみに卒は未視聴状態。尚ゲームに関しても未プレイ。

ゲームの初出を見ると2002年、それもコミケですか……よくもまあここまでのビッグタイトルにまで上り詰めたものです。
個人的にこのゲームのことを知ったのは多分ネットの情報からだったのだと思いますが、当時としては全く興味すら惹かれませんでした。理由としては「キャラの絵」これに尽きましす。
当時はkey作品なんかでも顕著だったと思うのですが、どう考えても一般受けするわけないような絵がヲタ界隈ではどういうわけか受けていて、逆にこれが一般層の参入障壁になっていたと思います。自分はあまり自信をもって「一般層!」などと言えるような立場ではなかったと思いますが、それでも絵を理由に忌避していました。
それがあれよあれよという間にアニメ化、そして家庭用ゲーム機に移植されとんでもない人気作になったようです。ただまあ、それでもあんまり興味もてなかったです。

無印の再放送でも観ようと思ったのがつい最近の話、その流れで「業」を観たものの今一つ内容に釈然としないまま。そして先日アマプラで「解」が見放題なことに気づき視聴したというのが今回の経緯です。尚、当レビューでは「解」だけでなく「無印」と「業」についても一部含みますのでご了承を。

ひぐらしを避けていた一番の理由はその独特すぎる絵によるものでしたが、グロが苦手だということも大きな理由としてありました。なのでアニメもずっとスルーしていたのですが、少なくとも「解」ではそれほどセンシティブなシーンはありませんでしたね。アマプラのレイティング的には「無印」「業」のいずれもが全年齢対象なのに対し「解」はほとんど全年齢ですが7話だけ「7+」という扱い。ただ正直に言って「無印」「業」の方が明らかにグロさは上でした。グロいというよりはスプラッターな感じですかね。

内容的に困ったと思ったのは沙都子への虐待に伴う児童相談所のエピソードが「解」の前半部分と(確か)「業」の一部分がほぼ完全に被ってたことです。なのでこれはちょっと消化するのに時間がかかりました。そもそもあんまり面白いエピソードというわけではなくあくまで雛見沢の団結心を強調するためのようなシーンでしたから。作品的には重要なシーンなんでしょうがどちらかというと「まあこの当時のお役所仕事なんてこんなもんだろーな」という感じで観てました。もっとも今現在は改善されているかというとちょっとわかんないわけですが。
似たようなシーンが「解」にはもう一つあって、それが鷹野の孤児院での生活。まあこれも当時はこんな感じだったんだろーなっていう感じでした。

これらのように思ったよりも誠実に当時の時代背景を調べているんですよね、この作品って。正直もっとなんちゃってな伝奇モノだと思っていたのでここが一番意外なポイントでした。作者の生まれが1973年とのことなので舞台設定の昭和58年(1983年)当時のこともある程度記憶にあったのかもしれませんが、さすがにお役所のこととか知ってたとは思えませんしやっぱりちゃんと考証したのだと思います。もっとも作中の描写(訛りなども含めて)本当に正しかったのかどうかはわからないのですが。

内容としてはミステリー半分ファンタジー半分といった感じで、伝奇ものによくある超常現象を匂わせておきながら実は全部人間の仕業的な仕掛けではないです。そのため梨花は何度も何度もタイムリープというより「死に戻り」をしてますし、後は羽入という明らかに人間ではない超常的な存在も現れます。
もっとも事件そのものは政治的な謀略によって引き起こされたと言っていいのでしょう。ただそもそもの雛見沢症候群における「女王感染者」なる概念はちょっとファンタジックに過ぎるんじゃないかなという気がしなくも無いです。というのも代々古手家の直系が該当し、それは出産時に継承されるそうですが……これって直系全員ってわけじゃないんですよね?多分一子相伝みたいな形になるんですよね?男系なのか女系なのかわかりませんが、いずれにしろそう上手く行きますかね?というのが率直な感想です。というか男系は普通に難しいんじゃないでしょうかね。女系なら子供一人に受け継がれるというのも感覚的にわからなくないですが。まあ超常的な存在がいる時点でそんなこと言ってもしょうがないのでしょうが、一方学術的にはどう考えても疑問符が付きそうな気がします。そりゃ説を受け入れられなくて当然なんじゃないでしょうかね鷹野さん。

ゲーム未プレイだからかわかりませんが、ハッキリ言ってここまでビッグタイトルにまで昇りつめた要因が自分にはわからないままでした。おそらく本来は唯一の男子キャラである前原圭一が主人公的ポジションの一種のハーレムものなんじゃないかなと思いましたが、それが良いか悪いかは別にしてアニメではそう言った感じはほとんど匂わせません。キーパーソンであることに違いはなさそうですが、別にそう大して役に立ってたような気もしません。言い方は悪いですが、過疎化した辺境の田舎が故に人材が乏しすぎたからこそ相対的に圭一が目立ったようにすら感じます。
もっとも甲子園出場投手すら圧倒する一種のカリスマがあるのですから、地力自体はあると見てもいいのかもしれません。ただまあ、これは園崎魅音の方でしたっけ?デルタフォースでもやってけるとか言われましたけど、それはいくらなんでも言い過ぎとは思いましたが。

ほんと、何が当時の若者の心を打ったのでしょうね?コミケ初なわけですから当初はある程度以上の大人から支持されていたと思いますし、それがアニメ化を経て中高生にまで人気が出たということでしょうか?そういう意味では幅広い年齢層に満遍なく受けたのが勝因だったということかもしれません。

あ、パチスロも出てたんですね。それも結構大きそう。

投稿 : 2022/09/19
閲覧 : 308
サンキュー:

14

ネタバレ

SeWgb31153 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観たい

1期より好みな内容 名作だと思います

表主人公を圭一と見立てて実は裏の主人公は梨花ちゃんだった構成や、あくまでも鷹野を憎むべき悪として描かずに物語における最大の敵は小さな田舎村に住む人々の思い違いや疑心暗鬼を生む環境が1番の敵だったと言う人間ドラマ味の強いストーリーがとても自分好みでよかった。 鷹野の過去話がこのシリーズで1番好き。

ファンタジーすぎるオチに関してはまぁ賛否分かれるのもわかりますが、始めからこのアニメは本格ミステリだと思わなけりゃ別に気にならないと思います。

投稿 : 2022/09/02
閲覧 : 178
サンキュー:

2

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この世界に敗者はいらない。

 全24話。漫画は全巻既読。

 視聴したのはだいぶ前ですが、まだ感想書いてませんでしたね。アニメにハマる初期に見たアニメなので、とても思い入れがあります。

 ただ高評価はしてるけど、今だと違和感を覚えます。だから少しだけ批判的なことを書くことをお許しください。

○違和感
{netabare}
・キャラがギャルゲーっぽい。喋り方とか仕草などが見ててこっちが恥ずかしくなる。シリアスなときは少しはマシになるが・・・
・無印はミステリーっぽい雰囲気だったけど実のところファンタジー要素も関わっている。まあこれはそもそも最初からミステリーなどと言ってなかったから、仕方ないかも。
{/netabare}

 大まかにはこんなところかな。以上の理由で見返すのを躊躇ってしまいます。

 じゃあなんで高評価してるのか?というと、ズバリメッセージ性が良かったからです。

 この作品はミステリーやファンタジー、ホラー要素などがありますが、根底にあるテーマは「愛と赦し」だと思っています。
 罪滅し編でも最後に圭一が「悩みがあったら相談したらいい」と言っていましたが、今回の祭囃し編でも今回の事件の主犯である鷹野さんを赦しました。
 僕はそういったテーマがとても好きなので、最終的には高評価ですね。

 ちなみにアニメ見終わったあとに漫画を読みました。アニメで説明不足だったところ、またカットされたところなどが説明されていたので、より感動が増しました。漫画はより泣けましたね。ただアニメがダメというわけではなく、アニメは音楽や声優さんの演技が素晴らしく、グッとくるので、相互補完して楽しむのがオススメです。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/07/17
閲覧 : 188
サンキュー:

17

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

羽入が1000年の時を経て雛見沢に再臨するための物語

前作は、最後に古手梨花の衝撃的なセリフで幕を閉じました。

「いいわ、遊んであげる。永遠に終わらないこの6月を好きなだけね。」

この物語において、梨花が真の主人公であることを明かして終わったのです。

この物語の世界は、同じ時を繰り返していました。
正確に言えば、梨花が繰り返していた世界です。
梨花は、何回も同じ昭和58年6月を繰り返し生きてきました。
梨花は、この無限ループを「袋小路」と呼んでいます。
そして、そこから抜け出せないことを「運命」と呼び、抗おうとします。
一方、梨花以外の人物は、繰り返してはいません。
つまり、この物語では、軸となっている梨花以外は主人公になりえないのです。


それでは、この物語の目的とは、梨花が「袋小路」から抜け出すことでしょうか?
実は、それは表面的なことにすぎず、それ以上のことが裏には隠されていました。
それは、羽入が1000年の時を経て雛見沢に再臨することだったのです。


※ごめんなさい、ここから長いです・・・。
 お時間がございましたら、お付き合いいただければ幸いです。


■『サイカイ』(全1話)
{netabare}
いつものメンバーの中でレナだけが生き残った世界のその後が舞台です。
レナの回想の中で梨花が言い残したセリフが印象的です。

「この雛見沢に興味はない、次の雛見沢を探しに行くことにするわ。」

このエピソードでは、梨花がキーを握っていることが明示されます。
そして、梨花以外の人物は、繰り返していないことも分かります。
これにより、梨花だけが繰り返していると言うことを強く印象付けました。
{/netabare}


■『厄醒し編』(全4話)
{netabare}
このエピソードでは、あることが分かってきます。
それは、どのエピソードでも結末は必ず梨花の死と雛見沢大災害に帰着することです。
また、梨花が殺されることがきっかけで繰り返すことも分かりました。
クライマックスに向けてフォーカスすべきポイントを強く印象付けました。
{/netabare}


■『皆殺し編』(全8話)
{netabare}
ついに真実が明かされます。

(1)梨花の決意と羽入
{netabare}
この物語の面白いところは、同じ時を繰り返す理由が分からないことでした。
前編では、直接的な原因は、梨花が殺されることだと分かりました。
しかし、梨花は、死ぬ直前の記憶を持ち越せません。
すると、誰に何のために殺されるのか、梨花自身は分からないのです。
それが分からなければ、手の打ちようがありません。

梨花は、死に戻るたびに毎回いろいろ試しますが必ず死んでしまいます。
そして、これはもう「運命」なのだと諦め弱音を吐くこともありました。

そんな中、梨花が死んで再び戻ってきたときにあることに気づくのです。
それは、殺される日までの日数が短くなっていることです。
つまり、何か手を打つにしろ余裕がないのです。
梨花は、これがラストチャンスかもしれないと悟ります。
大事な仲間を守り、昭和58年6月より先の世界を見てみたい。
その想いから、梨花は、再び諦めず運命に立ち向かうことを決意するのです。

そして、その横に寄り添っていたのが「羽入」と言う存在でした。
羽入は、オヤシロさま、つまり、「神」です。
{/netabare}

(2)黒幕
{netabare}
ついに、鷹野三四が黒幕だと分かります。
鷹野は、雛見沢症候群の存在を立証したい、その強い想いだけでここまできました。

鷹野がまず行ったことは、雛見沢連続怪死事件にみせかけた巧妙な計画殺人でした。
オヤシロさまの祟りと銘打って、毎年2人ずつ殺し、実験の材料としていきます。
しかし、ある事情で研究の継続が難しくなったことから、ついに最終手段にでます。

雛見沢症候群は、梨花が死ぬことにより村全体で集団発症すると考えられました。
そこで鷹野は、梨花を殺すことにより雛見沢症候群の存在を立証しようとしたのです。
また、発症が村の外に広がるのを防ぐために村人全員の抹殺も同時に行いました。
しかも、それは、防疫と言う大義名分で政府の了承を得てのことだったのです。
大量虐殺なのに、一般報道では、「雛見沢大災害」となっていた理由です。

このエピソードの最終話のサブタイトルは「終末」。
「ひぐらし」の中でもこれ以上ないくらいの終わり方をします。
梨花がラストチャンスだと思った今回の繰り返しが今まで以上の惨劇で幕を閉じます。
{/netabare}
{/netabare}


■『祭囃し編』(全11話)
{netabare}
ミステリーでは、黒幕が分かったら、次は、その動機です。
この物語でも、そこは抜かりなくちゃんと鷹野の動機を説明してくれました。
かなり同情できる内容でした。

このエピソードでは、羽入がこの世に実体として姿をあらわします。
そして、梨花とその仲間たちと一緒に鷹野の計画を阻止しようとします。
それにより、鷹野は、作戦に失敗し、組織からも切られ敗北します。

鷹野は最後に、人の世の「罪」はトランプのババ抜きと同じだと言いました。
だれもが1枚のババを互いに押し付けあう。
それは勝ちを求めるゲームではなく、ひとりの敗者と言う生贄を求めるゲームだと。
鷹野は、そのババ(罪)を引いたのだと言います。
そして、その腹いせに魅音を拳銃で撃とうとします。

そこに、羽入が割って入ってきます。
人の世のババ抜きは、必ずだれかに押し付けられなければならないものなら、
それを引き受けるのが私の役目だと言って身代わりになろうとするのです。
実は、この言葉の内容こそが羽入が1000年前に「神」になった理由なのです。
これについては、後でもう一度触れたいと思います。

鷹野は、結果的には、組織に消されることなく助かります。
それは、黒幕の鷹野であっても"救い"が必要だったからです。
なぜなら鷹野がババを引いて終わりでは、この物語が成立しないからです。
その理由は、梨花言ったセリフから分かります。

「この世界に敗者はいらない」

これは、この物語の主旨であり、梨花が1000年の時を経て出した結論だからです。
それが、黒幕の鷹野であっても例外ではありませんでした。
この物語では、鷹野の動機にも触れることにより単純な悪者にしなかったのです。

こうして、梨花は、袋小路を抜け出すことができました。
それは、惨劇も大災害も起こらない理想的な形でした。
{/netabare}



■羽入について
{netabare}
羽入は、オヤシロさま、つまり、「神」です。
とても可愛くて好きなキャラです。
しかし、物語としての存在意義については、いろいろ悩んでしまいました。
私は、最初、羽入の存在を否定的に捉えました。
不要とすら思いました。
しかし、いろいろ考えてみた結果、その存在に納得できました。
その経緯について書いてみたいと思います。

(1)羽入の存在は必要か?
{netabare}
オヤシロさまとは、歴史であり、信仰であり、祟りであり、疫病であり・・・。
それは、雛見沢症候群のことを知らなかった村人の懐疑心が生んだ架空のものです。

一方、雛見沢症候群のことを知っている鷹野は、裏では、そのことを利用しました。
つまり、オヤシロさまの祟りを借りた連続殺人です。
もちろん、裏で行っていることなので、村人はそれを知る由もありません。

すると、この2つのギャップから得体の知れないモノへの恐怖心が生まれます。
そこに妙なリアリティがあったのでミステリーホラーとして面白かったのです。
つまり、目の前で起きているのは、実は「祟り」なんかではない。
それには、ちゃんとトリックがあり、黒幕がいて、そこを追求していく面白さです。

しかし、実際に「神」が出てきてしまいました・・・。

すると、この時点で今までミステリーホラーとして考えてきた要素が吹っ飛ぶのです。
鷹野がでっち上げた「祟り」の謎を解明していくというミステリー的要素が、
神の存在を肯定したことにより、薄まってしまった気がしたのです。
つまり、「祟り」の裏にある「オヤシロさま」と言う得体の知れないものへの恐怖心、
それが消えてしまったと感じたのです。

梨花は、タイムリープしてきて、何度も運命を変えようと奔走します。
そして、何度も失敗し挫折を味わいながらも、仲間と運命を切り開こうとします。
しかし、そんな梨花がいつも相談していた相手が実は神だった・・・。
これにより、正直、物語が軽くなってしまったと感じたのです。

私としては、オヤシロさまは、架空のものにしておくべきだったと思いました。
触れてはいけないもの、実体は見ることはできないが、いると信じられているもの。
つまり、人の持つ恐怖心の集合から生まれる「鬼」のようなものです。
それこそが、この物語の肝になっている「疑心暗"鬼"」なのですから。
{/netabare}


(2)羽入は、観測者的役割にしておくべきだったのか?
{netabare}
確かに何度もタイムリープし、記憶が一部欠落するする梨花にとって、
なんらかの指針となる存在は必要なのだろうと思います。
そもそも、梨花がそのような力をもった理由も必要です。
その裏付けとして、羽入と言う人ならざる者の存在は必要なのだろうと思います。

でも、それなら観測者でとどめておくべきだったのではと思ってしまいました。
ハッキリ言えば、この世へ出てきてはダメだろうと思ったのです。
一歩譲って、梨花だけが見ることができる存在ならまだ許せたのです。
なぜなら、梨花は、オヤシロさまの生まれ変わりと称される特別な存在だからです。

しかし、そんな神が、実体化して、しかも、学校へ転校してきたのです。
正直、えっと思ってしまいました。
神が途端に手に届く距離の存在になってしまったからです。
この物語は、得体の知れないものに対する恐怖心が引っ張ってきたはずです。
なのに、それがなくなってしまったと感じたからです。

それでも、実体として現れたのなら、何かすごい展開があるのかなと期待もしました。
しかし、物語の最後に鷹野と対峙したときのことです。
鷹野が撃った拳銃の弾丸を逸らしただけでした。
「神」と言う存在に期待したレベルの内容では到底ありませんでした。
{/netabare}


(3)羽入の現出は、実は、本来の「祟り」の意味通りかも!?
{netabare}
「祟り」とは、神霊,死霊,精霊,動物霊などが一種の病原体として,
人間や社会に危害を加え自然界に災禍をもたらすとする信仰現象のことだそうです。

しかし、もともとは、「神」が何らかの形でこの世に現れることを意味したそうです。

そうなると、実は、羽入の現出は「祟り」の本来の意味通りなのかもしれません。
そう考えると、羽入の存在については、もっと深い意味がありそうなのです。
{/netabare}


(4)「オヤシロさま」信仰が作り上げた偽りの理想郷
{netabare}
ここからは、OVA「礼」の「賽殺し編」の内容も踏まえます。

羽入は、1000年前に神になりました。
神になった理由は、人は罪を押し付けあい、醜く生きていたことに絶望したからです。
そして、人の世の罪のすべてを引き受け自分を討たせることでその罪を祓ったのです。

そして、羽入を討ったのが、羽入の娘でした。
娘は、それでも母親に戻ってきてほしいと願いました。
羽入は、この世界が良くなったら必ず舞い戻ると言いました。
それは、「人々が力を合わせ協力し合い、互助の精神で助け合う」世界です。

娘は、それを信じ母親が夢見る理想郷を作り上げようとしました。
そのために「オヤシロさま」信仰をつくり、村を統治したのです。
そのおかげで、村は平和を取り戻しました。

しかし、羽入は、この世界には戻りませんでした。
なぜなら、その統治した方法、つまり「オヤシロさま」信仰に問題があったからです。
その信仰とは、まずは、互いが信じあう、助け合うためのルールで縛ります。
そして、不和の心があれば「祟り」があると恐れさせることでした。
つまり、羽入が夢見た理想郷とは程遠い、偽りの平和な世界だったのです。
{/netabare}


(5)羽入は、「神」と言う名の罰により閉じ込められていた
{netabare}
羽入にとって、神になると言うことは人の世の罪を引き受けた罰のようなものでした。
しかし、奇跡が起こると再びこの世との接点を持つことができることも分かりました。
その奇跡とは、古手家に8代続けて第一子が女子だった場合です。
そして、それが梨花だったと言うわけです。

この背景があったからこそ物語の中で羽入と言う存在が現れたことに納得できました。
羽入は、「神」と言いつつ、実際は、罰で閉じ込められていたという存在だったからです。

また、「祟り」とは、神が何らかの形でこの世に現れることを意味します。
今回の「祟り」騒動の中で羽入が現れたことと上手く関連付けていると思いました。
{/netabare}


(6)「オヤシロさま」信仰の消滅と羽入の再臨
{netabare}
羽入が最後に鷹野と対峙した時に言いました。
「自分が罪を引き受け、そなたを許す」と。
なぜこのようなことを羽入が言ったのでしょうか?
それは、もともと羽入が神になった理由そのものだったからです。

そして、また、最後に羽入がこの世の中に留まった理由も分かります。
それは、村に罪の擦り付け合いがなくなったら再臨すると言っていたからです。

この「ひぐらし」は、村人同士の妬みや罪の擦り付け合いが象徴的な物語でした。
ダム戦争による分裂、北条家への恨み等々です。

この物語では、沙都子の叔父の虐待と児童相談所の件にそれなりの時間が割かれます。
正直言うと、あまり面白いエピソードとは言えませんが、これがとても大切なのです。
なぜなら、これにより村が一致団結するからです。
そして、ダム戦争のわだかまりや、北条家への罪の押し付けもなくなるからです。

なぜ、これほどまでに、この児童相談所のエピソードを引っ張ったのか?
それは、この雛見沢と言う村から醜い罪の擦り付け合いの解消を描きたかったのです。
醜いものが渦巻き淀んでいた雛見沢に新しい風が吹き込む必要があったからです。

これこそが、羽入がこの村に再臨するための必要な条件だったからなのです。

「人々が力を合わせ協力し合い、互助の精神で助け合う」と言う理想郷。
それが本当の意味で実現した世界だったのです。
それは同時に諸悪の根源となっていた「オヤシロさま」信仰の消滅も意味しました。

こうして、羽入が1000年の時を経て、やっと雛見沢に再臨できたのです。

また、このことを象徴する鷹野との対決後の梨花のセリフが印象的でした。

「この世界に敗者はいらない。
 それが、古手梨花が奇跡を求めた1000年の旅の最後にたどり着いた答えよ。」

このセリフは、直接的には、鷹野も含めだれも死なないことを言ったのでしょう。
しかし、このセリフの裏には、やはり、羽入のことがあります。
なぜなら、羽入は、自らの死と引き換えに罪を引き受けました。
そして、1000年もの間、罰を受け続けてきた「敗者」だったからです。

最後に羽入が再臨したことにより、その死も取り消されたことになります。
これで、羽入も「敗者」ではなくなりました。

本当によく練られた物語だったと思います。
{/netabare}
{/netabare}


■まとめ

キャラデザ、作画、微妙なギャグ、最初はいろいろ不満がありました。
でも、物語にどんどん引き込まれていくうちに問題にならなくなりました。

最初はパラレルワールドと見せかけておいて実はループだったと言う設定。
そして、何度もループするが、その理由が分からないと言うミステリーさ。
その分からない理由を「運命」ととらえ抗おうとするところ。
そして、諦めかけていたところに、想いの強さから「奇跡」を信じるところ。
そして、最後は、ループの原因と黒幕が分かり、大団円で終わる。

この物語は、仲間と運命に抗う物語でもあり黒幕を追求していくミステリーでもある。
他のタイムリープものにはない面白さがあった作品だったと思いました。

投稿 : 2022/05/19
閲覧 : 255
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20

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

繰り返される運命に抗う少女の物語。

前作「ひぐらしのなく頃に」視聴レビュー済み。
何度も繰り返されていた惨劇の種明かしが描かれた作品。

解まで辿り着いてやっと根本の原因が分かって思うことは、この作品とても壮大なストーリーということ。ひとりで諦めずに全員で立ち向かう姿良かった。

前作のそれぞれの編のグロシーンもきつかったけど、今作の鷹野の過去編が1番辛かった。大人が子供をっていうのは1番見たくない。本気で滅入りました...。

今までの積み重ねがあるから、なんとか乗り越えられたんだろうけど、もう最終的な結果がどうなるか分かりながら視聴するので、誰が欠けるかソワソワはしつつも、ちょっと退屈でした。
あと、詩音が出る度どっかでキレるんじゃないかとビビりながら見てました。
今は外に出せない。って聞いた瞬間殺しに飛びかかってくるんじゃないかとヒヤヒヤしてました。地雷踏みそうで怖い。

謎の存在だった羽入がたくさん活躍し、見た目も可愛いし声も可愛いのでシリアスな作品の中とても癒されてました。かわいい。
エンディング後の黒梨花コーナーでもいじられてて可愛かった。癒し。

前作と合わせて見ると、一致団結する強さとかけがえのなさをより感じれるので、心が元気な時にぜひ一気に見ることをオススメします。

投稿 : 2022/05/19
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13

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2回目2022.3.14

2回目2022.3.14

投稿 : 2022/03/14
閲覧 : 165
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0

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

印象度:97

先にいろいろな批判をなんとなく聞いていたので、あまり期待はしていなかったのですが、
期待以上に、広げた風呂敷が綺麗におさまっていて、感動的でした。

人の意思や行動、様々な事象の組み合わせにより、
運命は無限数のパラレルワールド(可能性)として存在するという世界観を
分かりやすく示した上で、

些細なめぐり合わせの違いで、人の運命は大きく左右され、
正気と狂気は紙一重であること。

そして人の意思によって運命は変えることができ、勝ち取ることができること。

これらのことを、ここまで端的に熱く示し得た作品は、他にないと思います。



本作の評価は、第1期との合わせ技となりますが、
出題編は冗長な部分を大胆に省き、解答編の前半を第1期に押し込み、
第2期では、人の意思により運命が少しずつ変えられていく描写を、
丁寧に行ったのが功を奏したと思います。

また、真犯人の生い立ちと意志の強さを十分な尺を使って描いたことにより、
めぐり合わせにより、たまたま狂気に陥ってしまったことが暗に示され、
他のいくつもの狂気との相対化がなされているのもよいところだと思います。

投稿 : 2021/11/23
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7

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まあ、本作を語るのは無粋でしょう。全部見てください。

 前作の主要キャラがガラリと変わり視点が移り変わるのを、上手に導入部の厄醒し編で吸収していましたね。ただ厄醒し編ではほとんど話は進展しなかったように思います。ここはアニメオリジナルでおそらく前作までの振り返りなどの目的だったのでしょう。

 初めはレビューでこの後の話についてゴチャゴチャ書こうかと思いましたが、あまりに長くなったのと何より無粋ですね。謎を物語を通じて知る話なので、このシリーズは1期目から連続して本編を見たほうがいいでしょう。
 本作についてはプレイヤーたちの視点の切り替えや、過去の因縁について疑問が解けて行くプロセスが楽しめるでしょう。


 不満を言えば「ひぐらしのなく頃に」のオドロオドロしさが無くなっていしまっていました。ストーリー的に仕方がないですが、配慮があったのでしょうか。特に祭囃し編の冒頭の恐ろしい雰囲気が消えてしまい〇〇が狂気に走った表現としては少し甘くなってしまいました。1作目であれだけチャレンジしてたのにちょっと残念ですね。
 また本作も引き続き超常現象ではあるのでしょうが、オカルトあるいはスプラッターっぽさが消えて、陰謀またはバトル系?になってしまいました。

 アニメは非常に奇麗でした。1作目のカートゥーンぽさが消えました。これが鷹野三四の物語を描くのに良かったと思います。ただ、テンポが悪かったですね。ストーリー上で同じ話の繰り返し部分が減って来てるので省略が難しいからでしょうか。丁寧な説明は親切といえば親切ですが、1作目のサクサク進む感じが消えてしまいました。

 本作では物語の解決による納得感とカタルシスが重要なのでしょう。「ひぐらしのなく頃に」の「人間の裏の顔」「村の因習」「祟り」などの「無意識に訴えかけるような恐怖」と「得体のしれない謎」はなくなってしまいました。 
 もちろん50話で起承転結をやればこういう構成になるのはしかたがないと思いますが、やっぱり1作目の雰囲気が好きでした。


追記 地方病(日本住血吸虫)とニオス湖の話を思い出しました。最近ではようつべ等で簡単に概略わかりますが、本作の原作の時代にそこまで簡単に取材できたとは思えません。発想したなら素晴らしいし、取材して調べたならもっとすごいと思います。
 もし、調べたのだとしたら、クリエータとして事実に取材して物語を作り上げる姿勢は本当に賞賛したいと思います。

投稿 : 2021/10/03
閲覧 : 238
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9

アニマル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

繰り返し観ても飽きないです

無印の解答編です。
謎だった部分が次々に判明していくので観ていて気持ち良かったです。

グロやホラーで有名ですが、みんなで協力すれば不可能も可能に出来るという前向きな作品です。

作画も無印と比べて崩れる場面が減り、安定してきたと思います。

投稿 : 2021/09/12
閲覧 : 224
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3

佐藤拓海 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感動したでしょ。

ひぐらしのなく頃にを見終わった方。これでスッキリします。さぁ、感動編です。

物語。
この話要らなくね?って思った話もありましたが
それも必要だとは、1話1話が楽しみで、楽しかったです。何か書くとネタバレになるので書けません。

作画。
ひぐらしのなく頃に。と違って解になると途端にキャラクターが可愛くキレイに書かれてる。全体的にキレイ。
しかし昔のでもあるため透明感があって、今の人にはちょっと物足りない感じがある。

キャラ。
いいね!書くとネタバレになるので書けませんw


最後に。
一段落、ひぐらしのなく頃には完結しました。
同じキャラの作画の雰囲気で番外編があるので、そちらもオススメです。

投稿 : 2021/08/14
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3

ネタバレ

蜜爺 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やっと最初のひぐらしと繋がった…。

めちゃくちゃスッキリしたし泣けるほどではないけど心にジーンときた!
圭一のおかげというより赤坂のおかげで世界が変わった感じがした。
ハッピーエンドで終わるのが少し意外だった。

投稿 : 2021/08/12
閲覧 : 215
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3

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゼロ年代的想像力における政治と文学の再統合

前作終盤でこれまでの各世界は梨花の繰り返してきた平行世界であった事が判明する。そして本作では梨花の随伴者であるオヤシロさま=羽入が物語へと介入する。

この羽入は原作ゲームにおいてはプレイヤーの隠喩である。同作の原作ゲームは形式的にはゲームであるにも関わらず選択肢によるシナリオ分岐が生じないサウンドノベルである。

本作においてプレイヤーは繰り返される惨劇をただ眺める事しかできない。この点、これまでの世界において繰り返される惨劇をただ傍観する事しかできなかった羽入はプレイヤーのアバターとして機能する。

そして最終章祭囃子編においてついに羽入=プレイヤーはゲーム世界へと降り立ち、物語内のキャラクターだけでは解決不可能であった事態を見事に解決する。ここに本作のゲームとしてのカタルシスがある。

ゆえに東浩紀氏は本作は一方で「小説のようなゲーム」であり、かつ他方で「ゲームのような小説」でもあるという。つまりこの作品は単純にゲームとしては大きく退化した上で再び、ゲーム的リアリズムの作品内への再導入を試みる「ゲームのような小説のようなゲーム」とでも呼ばれる作品である。

また本作はゼロ年代的想像力における「政治と文学」の一つの回答でもある。

この点、ゼロ年代前期においては、経済成長神話の崩壊に伴う社会的自己実現への信頼低下を背景に他者性なき母性的承認を希求するセカイ系的想像力が一世を風靡した。

これに対して、ゼロ年代中期においては、米同時多発テロ、新自由主義的政策による格差拡大といった社会情勢を背景に様々なセカイが決断主義的に正義を奪い合うバトルロワイヤル系想像力が台頭した。

こうしてセカイ系において一旦切断された「政治(正義/悪の記述法)」と「文学(ナルシシズムの記述法)」はバトルロワイヤル系の台頭により再統合を求められるのである。

この点、本作は「昭和58年6月」というバトルロワイヤル状況(政治)にゲーム的リアリズム(文学)によって介入する。ここで「政治と文学」は様々な物語(シュミラークル)を生成するシステム(データベース)をハッキングする欲望のもとに再統合される事になる。

そういった意味で本作は、物語(シュミラークル)とシステム(データベース)から成るポストモダン的二層構造における実存の在り処を照らし出した作品と言えるのではないか。本作がゼロ年代の代表作の一つに数えられるのは故なきことではないだろう。

投稿 : 2021/07/23
閲覧 : 227
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3

ネタバレ

スー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

50話もあったのに途中グダらずに完走してしまった

久々にイッキ見というものをした。
特に、二期(解)に入ってからはあっという間だった。

子供の頃に見ようとしたときは、怖すぎて途中で断念したけど今回は完走できた。怖い話が好きで見始めた人には、最後の方は物足りないかもしれない。一期の前半はかなりホラー要素が強めであるのに対し、一期の終盤からは解答編ということでミステリーの要素が幅を効かせてくるからだ。

羽生や、雛見沢症候群の原因病原体、宇宙人、雛見沢から離れてはいけない理由などなど、説明されていなかったことに若干の心残りはある。しかし、だんだん謎が語られていく構成、部活動メンバーや雛見沢の結束、途中では敵だった大石や園崎家が最後には皆味方になるストーリー、そして7月を迎えて終わるというハッピーエンド、、、。圧倒的に面白かった。(僕はハッピーエンドが好きだ。)

まだ一期と二期しか見ていないので、他の作品(礼とか業とか)がどんな立ち位置なのか分からないが、とりあえずここまでの50話の完成度は他のアニメのほとんどに追随を許さないと言って良いと僕は思う。

あまり他の作品と比較するものでもないが、僕の中では、キルラキルとか、サイコパスとか、宇宙よりも遠い場所とか、ストーリーが高く評価されているアニメと肩を並べている。

アニメを見終わって喪失感を覚えるのはとても久しぶりの感覚で、とても心地がよい(と同時に本当に寂しい)。怖いのが苦手な人にも、ぜひ見てほしい。

誰かと感想を語り合いたい気分でしたが、周りにひぐらしを見た人がいないので、ここで独りで語りました。読んでくれた人はありがとうございました。

投稿 : 2021/06/21
閲覧 : 179
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6

ネタバレ

よれん。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

文学作品のような

一期二期と計50話を終えたときはとてつもない達成感でしょう。繰り返し見て考察を確認して僕はようやく感動って感じでした(笑)。これはどういうことだったんだという解答に値する箇所がアニメで回収されていなかったのは残念です。ただこの発想と仕掛けは天才以外の何者でもない物だったと思います。噛めば噛むほど味が出るような文学作品さながらのような面白い作品でした。

投稿 : 2021/06/20
閲覧 : 211
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2

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

先に「ひぐらしのなく頃に」を見てね☆ 

「ひぐらしのなく頃に」のつづきってゆうか
「ひぐらしのなく頃に」を見て分からなかったところの
答えのおはなしかな


前とちがってこっちは明るいとか
すっきりしたとか感動したとかってゆう人が多かったから
楽しみにしてた

1話目は人が死んだりしなくってほっとしちゃった^^
1期でおきた事件ってこうゆうことがあったんだって
これならいいかなぁって見はじめた
前に分からなかったところとかもたくさんあったし

でも見はじめたら
はじめのうちはそんなでもなかったけど
だんだん1期とそんなにかわらないくらい{netabare}人が殺されたり
かげで悪いこと考えてたりしてて{/netabare}
う~ん。。

ただ
1期みたいにとつぜんおかしくなって
いままでいい人だったのに急に殺しはじめたりするのが少なくって
前よりも気もちがつたわってくるおはなしだった

{netabare}みんなで助け合って話し合って
そしたらだんだんよくなってくるって分かってきて{/netabare}
そこもよかったって思う

ただ
感動したってみんながゆうの分かるけど
そんなにたくさんの人殺したりしなくってもよかったかなぁって
やっぱり思っちゃった。。

それから
高野さんの子どものときのおはなしってほんとうにかわいそうだった
見てて苦しくって泣いちゃった(ぐすん)
だから
{netabare}ひふみ博士がむかえに来たときはほんとによかったなぁって。。

でも
そんな高野さんが
あんなに分かってもらえなくって悲しい思いして
それでやっとやさしい博士に助けてもらったのに
そんなにかんたんに人を殺したりってできるのかな?

もしかして高野さんって
ずっと前から自分がひなみざわ病になってたのかも。。{/netabare}

あとさいごの方はとってもドキドキしちゃって
たのしかったかな♪

{netabare}みんなで
どうして高野さんがそんなことしたのとか考えたり
トラップをしかけたりとか
(にせもののおとし穴のそばにほんとの穴をほったりw)
頭いい~って思ったw

高野さんも助かったし
みんな助かったみたいでよかったって思う
さとしくんも助かるといいなぁ☆{/netabare}

それからリカちゃんの声
子どもみたいな声と大人っぽい声
にゃんははじめ別の人の声かなって思っちゃったw
「のうりん」のリンゴの人だよね
とってもじょうずだなぁ^^


あと
にゃんはおばかだからかなぁ
{netabare}はにゅうってゆう神さま(?)が
解のおはなしに急に出てきたみたいでちょっと気になっちゃった
(もしかしてにゃんが気がつかなくって1期にもでてたのかな?)

だって解って答えでしょ?(たぶん)

それってミステリーのドラマとか見てて
あやしい人いっぱいいて
でも
みんなアリバイとかあって分からないなぁって思ってたら

探偵さんが
今までぜんぜん出てこなかった人をつれてきて
この人が犯人です!とかって言ったら
みんなびっくりしちゃうと思うケド。。

だからこのおはなしって
答えとちょっとちがうみたい
やっぱりつづきってゆう感じなのかな。。

それで
神さまとか出てくるんだったら
事件はおやしろさまのたたりのせいで
どうやったらたたりを止めることができるの?とかって
答にしたらよかったかも。。って

そしたらみんなで仲よくして
おやしろさまにあやまって助けてもらう。。とかになって
よかったかもってにゃんは思った
{/netabare}

投稿 : 2021/06/17
閲覧 : 1415
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218

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

掴んだ未来

出題編を終え、いよいよ解答編。解答編ということもあるので怖さなどは一期に比べると見劣りしますが、2期では疑問に思っていたことがどんどん明らかになっていくので、見るのを止められませんでした。様々な視点から真実がわかっていくシナリオはやはり面白いです。

投稿 : 2021/03/09
閲覧 : 246
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4

かとー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

解で名作になる。

解までみれば神アニメ。
無印で放棄したらクソアニメ

最初の印象は、
絵が汚い
グロい
話の展開が意味不明
声優に時代を感じる

途中で見たくなくなりましたが、こちらのサイトの評判を見て、最後まで鑑賞。ストーリーがやばい。最後に全てが繋がる。名作と呼ばれてる意味がわかりました。

もし見るなら、必ず50話全て見る事!

投稿 : 2021/02/15
閲覧 : 234
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5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

1期のあの残虐なシーンの謎が全て明かれるのだが、
ここまで深い話だとは思わず、改めてよく作られた作品だなと思った。
評価が高い理由も納得。
アニメが好きなら見て損は無いと思う。

投稿 : 2021/01/06
閲覧 : 149
ネタバレ

ぱえりか さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作と呼ばれるものはやっぱり名作でした

リアルタイムで見たときは
難しくてよくわからなかったけど
見直して感動しました!

投稿 : 2020/11/26
閲覧 : 222
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5

ネタバレ

まーたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

解答編

1期の解答編。
え、まじそういう事なのwwwって感じなのが多かった。終わり方というかもう全てにおいて完璧なアニメやったかな。かな?(笑)
好きなアニメTOP10に余裕で入りますわね。いまリメイク版(業)のやつと照らし合わせて1期から改めて振り返るのもありかも?

投稿 : 2020/10/18
閲覧 : 352
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4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白いんだけど

1期の解答解説である2期。

小説だったら気づかないが、モブキャラにしてはそのCV起用ってありえねぇ~!
動機はハッキリしないが最重要人物。
だろ?!やっぱそのまんまとは解りやすかったな。
登場人物たちの違う一面や生い立ち等の繋げ方は面白いんだけど、推理するのと種明かしどちらが面白いのか?であるし、自分は推理だが、衝撃という点でも1期ほどではない。

そういや大石や捜査員たちはワクチン接種していたか?
ストレスなさそうだし、9時間以上の睡眠とっているかもだから平気なのか?
設定からしたら誰がなっても不思議ではないので、細かい事だがモヤモヤするんだよ。
エピローグのフレデリカもな。

投稿 : 2020/09/05
閲覧 : 230
ネタバレ

noRespect さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

完璧なアニメ

完璧なアニメだった。アニソンは一期に続いてとてもよくさらに二期のopは逆再生で一期のopになるという恐怖演出付き。最高。キャラに関しては一期では好きなになれないキャラもいたが、事情があることを知り、全員いいキャラだと分かった。作画もよくなっていてキャラが可愛くもなっていた。何よりシナリオがとても良かった。一期でできた謎と恐怖のカラクリを知った時、呼吸を忘れるほど息を呑んだ。仲間たちが運命に立ち向かい、全てのキャラ、全ての伏線が完璧に歯車として回っていてとても面白かった。

投稿 : 2020/08/13
閲覧 : 412
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4

カカオ副担任 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作から入った私にとって少し心残りがあった

無印・解も同じ評価なのでここで書かせていただきます

ニコニコでひぐらしに興味を持った私は原作にほぼ近いSteam版でプレイし始めました。
ホントに素晴らしかったです。正直ここまで印象に残る作品は生まれて初めてでした。今でも好きな作品の一つとなっています。

せっかくなのでアニメも見てみようと思いましたが、「え、そこカットしちゃうの!」というシーンが多くあり残念でした。ですが、声優の演技力はピカイチです。感情の表現がホントに上手かったです。音楽も素晴らしかったです。OP・EDどちらも大好きです。

10月にリメイク版が出るらしいですが、ぜひ原作準拠にしてほしい。「you」も流してほしいです。それだけ素晴らしい作品なのでどうか完璧に仕上げてほしいです。

投稿 : 2020/08/13
閲覧 : 295
サンキュー:

5

ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『いいわ遊んであげる…永遠に終わらないこの6月を。好きなだけね』

心の芯に響く名作を視聴出来て、感激しています。
この作品の製作に携わった全ての方々に、心からの敬意と惜しみない賞賛を送ります。

ED曲「対象a」が、世界観にぴったりの哀愁を呼び起こしますね。
ホラーゲームが原作のこの作品、中高生対象の色モノ作品と思っていましたが、受け手の魂をゆさぶることができる素晴らしい作品でした。

1期と違って凄惨なシーンが少なく、後半盛り上がりに欠けるという批評もあるようですが、ワタシの感想は全く逆です。
残虐に、無慈悲に殺戮が繰り返される悲劇だからこそ、解は全ての救われなかった魂の救済のために、正々堂々と真っ向から悲劇に立ち向かう必要があるのです。
悪意に対してそのような手段で打ち勝つことは、気の遠くなるほど難解なことです。
しかし世界には底の見えない悪意が存在し、確実にジョーカーをひいてしまう被害者がいる。
その不信感から、疑心暗鬼になって軋轢が生じ、悲劇は始まってゆく。
回避するにはお互いが心を開いて、絆を結び直し、仲間と困難に立ち向かうしかない。
それが道を切り開いてゆく唯一の道だというメッセージは、1期で敷いた伏線を登場人物たちが丁寧に回収してゆく姿に現れています。
このため人形を渡すという些細なシーンでさえ、心を揺り動かされます。
この徹底した作り手の意図に本当に感動させられました。
犯人も注意深く考えて観ていれば、1期で気付いてしまいます。
しかし悪を為そうという魂が、その歪んだ愛なのだという設定は、困難を乗り越えようとする登場人物たち自身が、1期で様々な悲劇と過ちを繰り返しただけに、立場が紙一重と感じられ、憎むことが何の意味もなく、赦すことができなければ前には進めないと教えてくれます。

「全ての人が絶望や孤独に打ち負かされず、運命に立ち向かい、幸せを掴んで欲しい」

そんな気持ちにさせてくれる作品でした。

投稿 : 2020/07/10
閲覧 : 343
サンキュー:

8

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ひぐらしのなく頃に解のストーリー・あらすじ

昭和58年の夏、都会から遠く離れた鹿骨(ししぼね)市にある寒村・雛見沢の夕暮れ時にはひぐらしの合唱が木霊していた。
圭一達いつもの部活メンバーは、他愛のない日常を過ごしていた。ただ、その平穏な日常を一変させるあの日が近づいて来ていた。
毎年6月に行われる祭「綿流し」。過去4年続く、祭りの日に繰り返される惨劇…。はたして、惨劇は今年も繰り返されるのだろうか?それとも…。(TVアニメ動画『ひぐらしのなく頃に解』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2007年夏アニメ
制作会社
スタジオディーン
公式サイト
www.oyashirosama.com/web/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%81%90%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AE%E3%81%AA%...
主題歌
≪OP≫島みやえい子『奈落の花』≪ED≫anNina『対象 a』

声優・キャラクター

保志総一朗、中原麻衣、ゆきのさつき、かないみか、田村ゆかり、堀江由衣、茶風林、大川透、伊藤美紀、関俊彦、折笠富美子

スタッフ

原作:竜騎士07/07th Expansion『ひぐらしのなく頃に』『ひぐらしのなく頃に解』、ストーリー原案・監修:竜騎士07、 監督:今千秋、シリーズ構成:川瀬敏文、キャラクターデザイン・総作画監督:坂井久太、音楽:川井憲次

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