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「BLAME!(アニメ映画)」

総合得点
73.0
感想・評価
215
棚に入れた
1198
ランキング
1077
★★★★☆ 3.8 (215)
物語
3.7
作画
4.1
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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BLAME!の感想・評価はどうでしたか?

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

3DCGの進化と可能性~すべての映画はアニメになる~

本作は、2017年5月に、
劇場公開と同時に、日本初のNetflixオリジナル映画として全世界へ配信されました。
「シドニアの騎士」で知られる弐瓶勉のデビュー作であり、
原作発表から20年後に、アニメ映画化。
制作を担当したのは、瀬下寛之監督とポリゴン・ピクチュアズという
「シドニアの騎士」の2期の制作タッグですね。

レビュータイトルの「3DCGの進化と可能性」というのは、
2014年に投稿した「楽園追放」のレビューで使用したものです。
「楽園追放」では、
セルルックの3DCGの出来にアニメの新たな可能性を予感させるものでしたが、
粗さも目に付きました。
比して本作は、画作りという点では、軽い衝撃を受けました。
日進月歩の3DCGの技術は、すでにハリウッド映画を視野に捉えているのかもしれません。

これは実写の話になりますが、SFを始めとするスケールの大きいストーリー、
ド派手なアクションシーンなんかは、邦画はハリウッド映画に後塵を拝していると思います。
なんてたって予算の規模が違いますからね。
ただ、日本にスケールの大きいストーリーを作り出すノウハウがないのかというと、
それは違うと思います。
その分野は、日本では主に漫画・アニメが担ってきたのです。

しかしいくら優れた原作があっても、いざ実写化ということになると、大概コケますw
観客が望むレベルに対して、映像の迫力、アクションシーン、演者の演技等の
クオリティが明らかに足りてないからです。

もしこれらを3DCGで補うことができれば・・・
ハリウッドのSFアクションに引けを取らない大作が作れるかもしれません。
演者の演技に関しては、動作を3DCGが担当すれば、後は声の吹き込みです。
そして、日本には、アニメーションによって鍛えられてきた
声優というプロフェッショナルが存在します。

これまでは2次元(漫画やアニメ)と3次元(実写)と明確に区別されていた壁を、
3DCGの技術の発展によって、取り崩されることにより各々のリソースを共有し、
新たな作品が生まれる可能性が拓けるはずです。

「現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)」
これは、庵野秀明が総監督を務めた「シン・ゴジラ」のキャッチコピーですが、
日本における稀有のSF大作「ゴジラ」を、
「新世紀エヴァンゲリオン」等の作品を作り出してきた庵野秀明が手掛ける。
その観点から言えば、「現実(実写)≒虚構(アニメ)」です。

このように現実と虚構のボーダレス化の兆候というのは既に存在している訳ですが、
3DCG技術の進化によって、より現実と虚構は接近することになると思います。
押井守の「すべての映画はアニメになる」という発言は、
実に先鋭的だと感じる今日この頃です。

おっと、まったく本作の感想を述べていないので軽く触れておきますw
話としては、連載前の読み切りのような位置づけです。
この劇場版だけでは、すべての謎が解ける訳ではないですし、
まー作品紹介みたいな感じですかねw
それでも充分におもしろかったですよ。
それに、「シドニアの騎士」の中性や光合成なんて設定もそうなんですけど、
弐瓶勉は作品の肉付けが非常に巧いです。
そうしたちょっとした設定の妙によって、ストーリーにぐっと引き寄せる力が帯びてきます。
ただ、本作はストーリー云々の前に視聴価値があると思いますよ。

日本アニメーションのルーツは大正6年(1917年)と言われていますが、
それから100年後に公開された本作は、新たな時代の到来を予感させるものでした。
それはアニメーションに限らず、日本映画シーンをも変えてしまうかもしれません。
現実と虚構の境がなくなっていく中で
「アニヲタ」なんて言葉はそのうち死語になるかもしれませんよw

投稿 : 2018/08/11
閲覧 : 865
サンキュー:

33

oxPGx85958 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

実写映画と比べられるステージに入ってからの苦難

原作者の弐瓶勉、制作会社のポリゴン・ピクチュアズ、『少女終末旅行』のインスパイア元など、好みの要素が満載で、冒頭の10分ぐらいは凄いものを見てるという感覚がありました。以下、本作がアニメ作品として凄いものだということは大前提の話です。

この100分近い作品を見終えての感想は「つまらない映画だった」というものでした。大きな物語が語られず、局所的なエピソードだけに焦点を当てている、ということ自体が問題ではないのです。そういうもので面白い映画はたくさんあります。ただ、本作は特に面白くなかったのです。

アニメの技術が本作ぐらいにまで極まってくると、比較対象が実写映画になってくる、と感じました。劇場用映画の長さの作品となるとなおさらです。ポリゴン・ピクチュアズの作品は、そういうステージに入ってしまった。そんな中で『亜人』はたとえばアメリカ製のTVドラマと肩を並べるような完成度だと感じたけれども、この『BLAME!』はハリウッド映画の中に入れると、ストーリー・テリングがうまく行っていない凡庸な作品に見えたわけです。

最近、日本製アニメを見るようになって、この分野での最大の問題はシナリオにある、突き詰めれば脚本家にあると思うようになりました。これはアニメだけの問題ではなく、日本の映画やドラマにも影響を与えている重大な問題なわけです。日本製アニメの技術的進歩により、世界のステージに立つようになると、この点がいままで以上に露わになっていくだろうと思います。

投稿 : 2018/06/06
閲覧 : 371
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

久しぶりに良いもの見た感じ

ちょっと足りないストーリー感が

自分の中で補おうとして世界観が広がってゆく感動

言葉では言い表せないけど

まあ夢中で見たから面白く感動

お勧めですよ

投稿 : 2018/03/07
閲覧 : 290

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ハリウッドCGアクションにさんざん模倣されているうちに、時代が追い越してしまったけれど、23年前にスタートした時は突出した世界観が素晴らしいSFマカロニウェスタンだったんで、

そのアクションのゾクゾクするような美しさと
20年の間に長足の進歩を遂げたCG技術があったればこそ、
SFマカロニウェスタンってだけじゃなく、
ハリウッド映画みたいな大掛かりな画面も堪能出来て、
長年待った甲斐があったというものだ。

アクションも、展開も、
スピーディで面白いですよー!

ただし劇場の大スクリーンで、
いい音響とともに鑑賞しないと、楽しさは3割減かな。

それでも孤高のダークヒーロー「キリイ」のキャラはまるで、
往年のマカロニウェスタンの
ジュリアーノ・ジェンマか
リー・ヴァン・クリーフかってぐらいにカッコよくて、
終幕での後ろ姿なんて、ホントもうガンマンそのもの。

ポリゴンさんも最近の仕事の充実ぶりが見事に反映されていて、
アクションシーンだけでなくて、
キャラの表情や日常での動きもしっかり表現できるようになって、
こういう画作りは、
今の時代じゃないと無理だったのだと思うから、
これはもう理屈抜きで、楽しみましょう!

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 669
サンキュー:

31

インド人を右に さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

重力子放射線射出装置のSEが最高。

重力子放射線射出装置のSEが最高。エミレーツ航空の機内で見たけど、劇場で見ればよかったとちょっと後悔。

原作はほぼ未読。月刊アフタヌーンに載っていたのでなんとなく知っている程度。結構独特な世界観だが、それでも登場人物の会話の中で丁寧に説明してくれるので、割と問題なかった。

どことなくアニメ映画というよりは、ハリウッド映画っぽい雰囲気。

投稿 : 2018/01/26
閲覧 : 307
サンキュー:

2

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

正直よくわからん

当時、絵だけ見て虐殺器官とかのSF強化版かな?と思っていた。原作はマンガ。

wiki見ながら視聴してようやく理解できるレベル、シドニアと作者が同じと聞いていたから、相当人が死ぬんだろうなと思っていたが、まあ予想通りだったな(笑)でもいかんせん暗い階層での出来事だからかちょっとだけ見にくさがある、まあしょうがないんだけど。

統治局とシボの前半の会話が理解不能、たぶん文にすれば理解できるんだろうけど、言葉だけ聞いてもピンとこない。

原作知らないからか、正直面白いとは思えなかった、引き込まれるものもない、ただ駆除系の気持ち悪さだけは良かった。

投稿 : 2017/12/25
閲覧 : 288
サンキュー:

1

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

駆除系キモすぎ

これはもう文句ののけようがねえですぜ!旦那!
ってくらいすんごい作品です。

世界観やら人物関係やらなんだかよくわからないんだけれども、なんてゆうか、見てるものをほったらかしにせず、『あれはああなんじゃないかな』とか『きっとここはこおゆうアレなんじゃないかな』とか勝手に思いをめぐらせてしまうような、そおゆう小気味よいややこしさで、実に愉快。

原作があるとゆうことなので、本当は人物も世界観ももっと細かくつじつまの合った設定になっているのだろうと思うのですが、映画ではあんまり説明はないです。

いやところどころあるんだけれども、実はよくわからないww
『なんか難しいこといってるけど、とにかくそうなるってことだな!』みたいなボク程度の理解力しかなくても全然面白いです。

ストーリーはまあ既視感がないかってゆわれるとあるんだけれども、まあ近未来SFの王道は今どきはこれなんじゃないかと割り切ってとりあえず見ましょう。

そんなこと全然気にならないぐらい、とにかく戦闘シーンはバカみたいに迫力あるし、ボスキャラはえれえつええし、またこっちのええもん側も負けじとえっれえつええし、わきを固めるキャストもなんだかやたらカッコいいし、可愛いしで。

うおーかっけー!!!とかなります。

超クールなジャパニメーション。
これは見とかないとですぜ。

投稿 : 2017/12/04
閲覧 : 400
サンキュー:

9

ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

BLAME!診断書

●つまらなかった方
{netabare}
3DCGアニメに馴染めなかったのかもしれません。
今後、流行する気運が高まっているため、
早めの対処をオススメします。
『頭文字D』等、初期の3DCG作品で免疫をつけてください。
{/netabare}

●物足りなかった方
{netabare}
映画ならではの、その尺の長さに起因していると思われます。
世界観には堪能しつつも、
ストーリーに少々盛り上がりが欠けるとの指摘もありましたので、
映画『エイリアン』にて緊迫感を補ってください。
{/netabare}

●満足された方
{netabare}
きっと原作既読、もしくはシドニアをご覧になっている方でしょう。
すでに二瓶ワールドにどっぷりハマって
病みつきになったそんなあなたには
処方するものは現存しません。
映画の余韻に浸りつつ、
『BIOMEGA』の映像化を夢見て
早めの就寝を心がけてください。
{/netabare}

以下、テキトーに感想
{netabare}
個人的には物足りなかった感じでしょうか。
原作未読ではあったものの
シドニアを通じて、二瓶ワールドを堪能していたため、
少々期待値が高すぎたのかも。

原作との相違点を注視しながら観るのは
自分としては良しとしていないため、
(原作未読のまま)今作を単体として評価すると、
鬼気迫る感が物足りなかった。
もう少しセーフガードがキモいくらいに怖さがあっても良いのでは。

それでも
映像化できないとの判断から見送られてきた作品が
今こうして映画作品として鑑賞できることに
素直に喜びを感じた方がファンとすれば正しいのでしょうね。

あとは
建設者などのメカ要素をもっと取り上げて欲しかったなぁ{/netabare}

投稿 : 2017/11/25
閲覧 : 361
サンキュー:

11

ネタバレ

sukasuka さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

次はバイオメガをよろしく!

円盤視聴。
原作コミックの大ファンです。

観終えた感想を手短に。
まぁ・・・・・無難というか何というか。

{netabare}物語全般のベースは電基猟師達であり、霧亥は通りすがりの旅人。
とりあえずラスボスにサナカン出して盛り上げとけみたいな?

個人的にどうにも我慢ならなかったのはシボの扱い。
腕だけになって生き残るなら、片腕を失った霧亥と合体して二人で旅を
続けるような終わり方にして欲しかったなぁぁぁあ!{/netabare}

できれば2クール放映版、あるいは劇場版3部作くらいでじっくりやって
欲しかった作品だが・・・そこまでのネームバリューは無かったか。
ちょっと残念。

投稿 : 2017/11/10
閲覧 : 267
サンキュー:

5

ネタバレ

クロシバ710 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スーパーリーチ

まるで、錆付いた、鉄くずを積み上げたビルが、どこまでも続く世界、
弥生時代と、西洋の騎士をミックスしたような服を着た人々、
それらの絵が、アニメーションとなり、動いているのを見た瞬間に、
僕の心に魔法がかけられた。

100点満点の素晴らしいアニメ映画だった。

でも、僕は考える。

最後から2番目のバトル・シーン
お互いにレーザー銃を撃ち合って、画面全体が炎に包まれ、
何も見えなくなり、さて、勝ったのはどっち?
まるで、パチンコのスーパーリーチの画面みたいだった。
 
アニメ映画として興行成績を上げるためには、
これらの、まるで、脳みそに電気ショックを与えるような、
派手な表現や、CGで作った迫力のあるバトル・シーンを
取り入れる事は、必要不可欠だ。

しかし、アニメとは本来、人が描いた絵が動く事で、
見る人の想像力を、呼び覚ますものではないのか。

正直、僕の目は、CGで作ったバトル・シーンは、動きが早すぎて、
追いつく事が出来ない。

たとえ迫力がなくなるとしても、
すべてのシーンを、絵で描いたアニメで作ってくれないかな?と、
僕はふと、考えてしまった。

投稿 : 2017/11/09
閲覧 : 329
サンキュー:

3

ネタバレ

アンデルエレーラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

俺はネット端末遺伝子を探している。

私は映画館で観たのですが…

圧倒的な世界観、大迫力のバトル、豪華声優陣と、
どれをとっても今の所今年1番の映画です!

原作未読なので、ぜひぜひ続編を製作して欲しいです。


世界観は…
{netabare}技術が発展し、世界そのものが巨大なネットワークを持つ都市となった未来。
かつて人類は「ネット端末遺伝子」を持っており、自在にネットワークを管理できていた。

しかし、ある日感染が起こり、人々から「ネット端末遺伝子」が失われた結果、人類はネットワークにアクセスする権利を失った。

制御が失われた都市は、その防御機構である「セーフガード」が、アクセス権を有さない人類を不法居住者として駆除するようになった。

そんな中、主人公の霧亥は、感染前の「ネット端末遺伝子」を探し続けていて、
生き残っている人々と共に「セーフガード」と戦って行きます。 {/netabare}

投稿 : 2017/10/11
閲覧 : 404
サンキュー:

11

ねいばー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

弐瓶勉天才かよ

原作ちょっと読んだときは、
そんなに面白いと思わなかったけど、
アニメだと非常に良かった。
何も文句のつけようのない仕上がりだった。

投稿 : 2017/09/08
閲覧 : 248
サンキュー:

2

ネタバレ

おぼ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バーン!ドカーン!

原作未読/105分間

[シドニアの騎士]の作者、弐瓶勉のデビュー作。
20年前には映像化出来なかった理由が良くわかる
良作でした。

( 'ω'o[ネタバレレビュー]o
{netabare}
弐瓶勉の作品が物凄く好きなので、期待どMAXで視聴しました。

ジャンルはもちろんSF(`・ω・´)
最初は微妙かな?といった感じでしたが、
後半は完全に世界観にのめり込んでいました!

なんといっても良かったのが戦闘シーン( ´'ω'` )
登場人物が銃を打っただけで映画館に音が響き渡り、イスが物凄く揺れましたΣ(・ω・)(本当に)

びっくりして、最初くしゃみをしちゃったぐらいです(;´Д`)

世界観は
{netabare}時代も場所も明らかでない超未来。コンピュータ・ネットワークは極限まで発達し、高度に階層都市化された世界は、堅牢な『超構造体』に内蔵された『システム』により支えられていた。『統治局』により管理された一大ネットワーク社会『ネットスフィア』は、実社会と同じか、それ以上へと拡大し、ネットワークへの正規アクセスを可能にする『ネット端末遺伝子』の保有そのものが市民権と同義となる。人々の生存圏はネットワーク・スペースへと置き換わり、その仮想空間の事象を現実世界へと反映させるなど、理想の世界を構築した。

しかし、厄災によりネットスフィアは機能不全に陥り、人々は『珪素生物』による感染症の蔓延によりネット端末遺伝子を失ったことで、ネットワーク社会は崩壊する。制御が失われた『建設者』により際限なく拡張され続ける都市構造物は、やがてその惑星系すら内部に取り込み、不安定な連結がネットのカオスを加速させる。ネットスフィアの番人である『セーフガード』は、管理規定にのっとりアクセス権のない人類を不法居住者として排斥し続け、珪素生物はネットの機能回復を阻止すべく人類を襲撃する。人々は繁栄の記憶を忘れ、全てが壊れた世界の片隅で、目を盗むようにして短い生を生きる。人類の黄昏の世界が舞台である。(wikiより){/netabare}

こんな感じ。

みたら分かる通り、とても練られた世界観なので、
SF好きの人は絶対見た方がいいと思います(*´ω`*)

それでは、短いですがここで終わります{/netabare}

( 'ω'o[観点事のレビュー]o
{netabare}[物語]/4.0★★★★☆
設定を生かしたいい物語でした。
ただ、終わり方が雑だった点や、短い間に仲間意識が高まりすぎている点など、気になる所もあったかな……(;´Д`)

[作画]/5.0★★★★★
これに関しては正直[神]としかいいようがないです。
作り込まれた世界観の中で繰り広げられる戦闘は、本当に圧巻でしたΣ(・ω・)

[声優]/4.0★★★★☆
皆さんキャラに合った声優さんだと思いました。
特に良かったのは花澤香奈さん!
いや~(*´ω`*)良かったです

[音楽]/5.0★★★★★
なんというか、効果音が物凄かったです!(表現力皆無)
迫力の音量で戦闘が見たい方は是非!

[キャラ]/4.0★★★★☆
キャラ自体はありきたりな感じですが、
この作品だからこその良さはあったと思います。

[総評]/☆4.4{/netabare}

点数【81点】

投稿 : 2017/08/29
閲覧 : 672
サンキュー:

34

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作とは違うよ

netflixで視聴。原作も続けて読みました。
原作はもうちょっと難解で、想像をかきたてる。
弐瓶ファンは映像化を心待ちにしていたみたいで、
良くも悪くもスッキリ見やすくなってます。
桜井さんの声がかっこいい。
映画館で見れば良かったと後悔するほどくらい出来が良かったです。

投稿 : 2017/08/20
閲覧 : 202

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

72点 圧倒的な作画とSF世界観。2時間1話のNetflix

72点。
2時間で見れるので、さくっと見たい人にはお勧めです。

SF映画が好きな人にはメチャクチャオススメしたいです。
実写映画と同じくらい、SFの世界観は完成度が高く、心を魅了されます。

投稿 : 2017/08/13
閲覧 : 262

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かった。

他の映画を見に行った時の予告編に出てきて興味を持って見に行った。
予告編見てシドニアの騎士っぽいなぁって友達も言ってたけど、原作者同じなんだねー。どうやら原作とは関係ない?のかどうかはわからないけど満足した。自分は作者の世界観とか文字のフォントがかっこいいなあって単純に思った。こういう機械の世界みたいなのには興奮する。やっぱりCGに抵抗がある人はまだいるみたいだけど、これはCGでよかったと思う。個人的にポリゴンピクチュアズのアニメっぽくしたCGは気に入っているのでよかった。エンディングのCALLING YOUも気に入ってしまってずっと聴いてる。一度見てみるといいと思う!
  

      (誤字・脱字・間違った文章・適当な文章構成は許して下さい)

投稿 : 2017/07/25
閲覧 : 243

hcdNV25310 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 1.0 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

スプリガンを観ましょう。

キャラの頬を赤らめるシーンは好き嫌いはありますが、私は引きました。

終始鬼ごっこです。
セリフがださいです。
今どき風の若者のノリが、この作品にもあります。
ダンディさやカッコよさはゼロ。
ストーリーの予測がすぐについて「やっぱりか」で、ひねりが足りません。
同じ暗い空間をさまようのですが、ストーリーもぱっとしない為ぐだらない映画を見た感覚と同じでした。
見たらわかると思います。

https://youtu.be/dFwRwTYrRaA
まだ、スプリガンの方が記憶に残ります。

投稿 : 2017/07/02
閲覧 : 323
サンキュー:

2

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

都市に駆除される人間が命綱にする先人からの伝承

原作コミックは本作劇場鑑賞後に新装版を2巻まで購読中。
他に弐瓶勉氏の関連作品は『シドニアの騎士』をアニメで視聴したくらい。


にわかにコミック版に手を付け始めてすぐに、
私は本劇場版が原作構成等を大幅に組み立て直した作品だと知り驚きました。

こうした改変の試みはたいてい大惨事に終わりますがw
本作の場合は硬派なハードSF漫画を、スタッフたちの作品愛で、
未体験の鑑賞者にもより状況把握し易いSFエンタメ映画として
再構築することに成功していると思います。

映画館行った時点では『BLAME!』が『シドニアの騎士』の
遙か遠い昔の前日譚と解釈することも可能な作品らしい……。
との予備知識くらいしか持っていなかった私が
ちゃんと理解して楽しめたのだから間違いないと思います。

アニメ『シドニアの騎士』にて、ヒロインの目が小さくないか?との一部指摘を真に受けたのか?
“東亜重工”スタッフは、づるちゃんをパッチリ眼の萌えCGキャラに擬態?させ投入する等、
色々と懐柔策を仕掛けて来ますw


とは言え、本作は柔らかくなっただけ、アクションが派手なだけじゃなく、
弐瓶氏×ポリゴン・ピクチュアズのCGアニメ作品らしい、
ゴツゴツした魅力が、シナリオ、作画等にしっかりと滲み出ています。

相変わらず使い倒され擦り切れ、年季の入ったスーツが、
人類を駆逐しようと増殖し続ける都市の鋼板をゴンゴン叩く様に、
スタッフたちの気骨を感じます。

鉄サビ臭い世界観の中で思いのほか際立つ人間臭さも健在。
暴走都市に土俵際まで追い詰められた人類が、
遠い祖先から受け継がれた伝承や経験も拠り所にしながら、
徳俵に足がかかりつつも踏ん張り、アイデンティティを保つ……。
その生き様に私はグッと来ました。


で、感銘を受けた勢いで、原作コミックにも興味を持った私。
最近、漫画はかさばらない電子書籍で購読することが多かったのですが、
本作観た後だと、スマホ等の電子書籍端末が、
人類を凌駕、支配する勢いで強大化する
AIの手先、“セーフガード”にも思えて来て気持ち悪さを感じたこともありw
気が付いたら超かさばる新装版大判コミックを両手に抱えて書店のレジに並んでいましたw

私の不器用な手先には太古の昔から受け継がれて来た、火を起こす技術などはありませんがw
暖かみがある灯の側で、紙の本をめくって、
心身を落ち着かせ、先人からの知恵に思いを馳せつつ、
引き続き、『BLAME!』の世界観に浸りたいと思います。

投稿 : 2017/06/28
閲覧 : 382
サンキュー:

33

missing31 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

文句無しで最高

漫画はどちらかと言うとアート寄りで、分かりづらいし人を選ぶ二瓶作品だけど映像化はシドニア同様素晴らしい。しかもスタッフの作品に対する愛やこだわりが伝わってくるクオリティで文句なし。劇場で観たかった。

投稿 : 2017/06/26
閲覧 : 340
サンキュー:

5

ネタバレ

チャチャ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

弐瓶勉ファンなら必見!

【あらすじ 】
舞台は螺旋状の階層都市である超構造体。そこで繰り広げられる巨大ネットワークのネットスフィアと、それによって駆除の対象にされた絶滅寸前の人類との戦いを描く作品。

【スタッフ&その他】
原作: 弐瓶勉。(シドニアの騎士)  
制作: ポリゴン・ピクチュアズ。(シドニアの騎士、亜人) 
時間: 106分。


【レビュー】
{netabare}この作品は、2017年5月20日よりNetflixオリジナル映画として全世界へ配信されたものです。視聴環境にある方は是非ご覧下さい。


この作品をざっくりと大雑把に言うと、ネットスフィアが人間を駆除するために送り込んできたセーフガートと、それに抵抗する絶滅寸前の人間との「追って追われて」の展開です。ですから、難しいSF用語が出てきますがストーリー自体は単純です。


ストーリー自体は単純なのですが、逃げる側の人間側から見たFPSゲームやマインクラフトのような一人称視点の演出は良かったですね。これによって緊迫感や重々しい雰囲気が増したように思いました。また、一人称視点は3D酔いし易いのですが、それもうまく抑えてありました。


ストーリーの舞台は超構造体です。分かりやすく言うと、錆びれた配管むき出しのプラント工場のような所です。このような無機質で空虚な空間を作り上げる事に関しては、弐瓶勉は本当にお上手ですね。改めて彼の奇才ぶりを再認識しました。


この作品は、「シドニアの騎士」同様に3DCGが用いられています。弐瓶作品と3DCGは相性が良いとのもっぱらの評判ですが、ただ、私はシドニアもBLAMEも原作既読なのですが、原作ではシドニアとBLAMEとでは作風がだいぶ変わっていたので当初は心配していました。が、観てみるとやはり相性が良くて取り越し苦労でした。


【まとめ】
シドニアと比べると、BLAMEの方が弐瓶色が強いように感じましたね。弐瓶勉の独特な作風が好きな方には必見な作品だと思いますよ。{/netabare}

投稿 : 2017/06/25
閲覧 : 318
サンキュー:

13

ふーた さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

CGの違和感

挙動、目の動きの違和感。

モーションの抑揚のなさ。

ディズニーレベルでお金をかけられないならCGをやるべきではない。

投稿 : 2017/06/25
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かかのん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

デザイン秀逸、世界観渋い!映画としてはどうだ?

BLAMは連載時から終了までアフタヌーンを購入していたので目の端にはいれていたのですが序盤しか読んでませんね。原作の印象は「設定は面白そうなのに話が進まない、分かりにくい」という印象かな?

アニメBLAMですが世界観に3DCGがよくマッチしてますね、ここ数年3DCGアニメがかなり増えましたが楽園追放、アルペジオ、現時点ではID-0ともうモデルの造作の進歩とエフェクト処理の進歩が進んだのでそうそう粗探しをしても専門家か製作者くらいしか実は分からないレベルになってきています。

もう2Dと3Dの画の造作で差を言い募るの無駄というか、ハッキリと別物なので何時迄も「手描きアニメの方が柔らかい」とか言うのはナンセンスかなあ?と思うようになってきましたねw

脱線したところで、独特の世界観をCGを使って映像化したのは正解でしたね、劇場のスクリーンで見ると巨大建造物と虚無感がよく出ていて気持ちよかったです。

電基漁師の装備フォルムは少し甲冑風味でしたが個人的には好きですね、敵のサゴ排除メカ?がアイアムロボットのメカ風で出てきた時に笑ってしまった。

キリーの服装は正統派無頼ヒーロ風、シボさん、サナカンのデザインはフォルムがエロくてエッジが立っていて良かったですね。音楽もエフェクトも静かな中にも良いインパクトでした。

キリーが何かにつけてに専用BGMをまとって現れるので後半おかしくて思わず劇場で「キター」と小声が出てしまいました(^_^:

で!映画としては…序盤の子供六人が逃げる時に着地して足を石に挟まれるシーンですが、?飛び降りたよね?その時に岩が上から堕ちてきて挟まれたの?それとも飛び降りた時に割れ目に刺さったの?と、映画はTVと違って一度でシーンを画で説明しなければならないので、わかりずらいシーンって意外と心に残るんですよね。

後なぜキリーは動きが遅いのか?ドーピング剤?を注入しないとまともに動けないの?色々なシーンで何故銃を撃たないの?撃つのが遅いのか?等々、演出家の意図なのか?設定なのか?が上映中に映画説明されない、演出として統一感が今ひとつ不明瞭なので、困惑する事が何度かありました。

原作を読め!というのはオタク系アニメの周辺グッズビジネスとしては常套なので理解はするものの、魅力的なBLAMが映画一本で満足できないのであれば残念ですね。

お話として王道だしシンプルで分かり易いんですが、キャラクター個々の些細なカットで分からない事や?疑問に思う事があるのでそこが残念でしたね。

あとこのアニメは映画館のスクリーンと音響システムが良い劇場で見ることをお勧めします。この独特のBLAMの世界観は必見です。

上映期間が短いのが非常に残念かも?

個人的には非常に気に入っている作品ですが映画として100点満点中60点くらいでしょうか?こういう作品なので勿体ないと言いませんが、分かり難いシーンの見せ方の整理と、説明台詞の挟む位置と後ほんの少しの増加で映画としてもっと魅力が増したと思いました。

投稿 : 2017/06/24
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amZ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ネット端末遺伝子を探している

機械が自己増殖を初めて人間の言うことを聞かなくなったばかりか人間を駆逐し始めた。 
それから数百年?、ごくわずかな人間が生き残り隠れ住んでいる。
そんな世界の中で機械に命令できる存在「ネット端末遺伝子を持った人間」を探しているといった内容です。

あまり多くは書きませんが原作よりかなりわかりやすく、そしてキャラがかわいい!! づるおまえそんなに可愛かったのか!!

取り乱しましたがストーリーが一直線なので原作を見ていない人でもSF好きな人は楽しめるのではないかと思います。

{netabare}
映画は切りのいいところで終わっていてここで見終えてもいいですが、できれば最後まで映画化してほしいですね!
{/netabare}

投稿 : 2017/06/24
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トラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

超ハイクオリティなダイジェスト映像

ポリピクと弐瓶作品との相性の良さが全開。しかしストーリーとしてダイジェストの感が否めず、消化不良になってしまっている。

投稿 : 2017/06/10
閲覧 : 197
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py さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ターミネーターとマトリックスの間のような世界観?

おもしろい。

機械VS人間というジャンルが好きな人は観ると幸せになれるかも?

ターミネーター2がものすごく好きなので、似たような世界観の映画と聞いて観ることにしました。

原作の漫画は読まずに映画を観たんですが、世界観が超好みなので原作を読むことにしました。早く読みたいです。

こういう寝る前の妄想がはかどるストーリーというか世界観最高です。



余談ですが、ターミネーター2は人生の進路に影響を与えるレベルで衝撃的でしたねー。SF好きになったのもターミネーターのせいだったかも。

タイムマシン、機械、人工知能、アクション、構成要素が完璧ですよね笑

機械VS人間って思うことがたくさんあるんですよ、また暇なときにでもつらつら書いていこうかなー笑

投稿 : 2017/06/06
閲覧 : 209
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さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

モーションキャプチャー使ってないんだー

今まで見たCGアニメの中でもかなり動きが自然だった。
ポリゴンピクチュアズは手付けアニメーションに力を入れていると言いながら、亜人ではモーションキャプチャーを大々的に使っていたから、技術が理想に追いついていないのかな、なんて思っていたけれど…
手付けアニメーションでもすごく自然だった!

一方、物語に関しては、尺に詰め込み過ぎな感じがしたのが残念だった。{netabare}序盤は世界観が綿密に練られていて、どこまでも広く感じワクワクしたが、中盤に差し掛かって残り1時間くらいで完結できるはずが無いのでは??と気づいてしまうと、急に冷めてしまって尻上がりの楽しみ方が出来なかった。{/netabare}まあ、漫画のアニメ化としては成功なのかもね。
1本の映画としては消化不良だったけど…

投稿 : 2017/06/06
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pooki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

<65> 廃墟系ディストピアを愉しむアクション系ハード SF。

原作初出は 20 年以上前の、なんとなく和テイストなハード SFで、すごく大雑把にいえば、大友克洋、士郎正宗に近いにおいがする。硬質な 3DCG がマッチしてて、その意味では、いまアニメ化されてよかったと思う。
SF らしい世界や設定は楽しいけど、物語の導入部みたいなお話は大味。地上波アニメのクオリティも上がってるせいか、劇場版らしい特別感はそれほど高くないけど、シドニア好きなら観てもイイかも。

投稿 : 2017/06/05
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はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こだわりの世界観で描かれた重厚なSF作品

地球の遥か未来であろう舞台。
人間が、かつて自ら築いた高度な都市サイバーシステムの暴走により滅亡に瀕する中、人類の生き残りをかけた戦いが描かれます。

重厚なSF感に引きずり込まれる!

序盤、強力な武器を使う旅人『キリイ』と科学者『シボ』の短く自らを語るセリフ {netabare}
どこから来た?「下。6000階層。」!!
「長かったわ。1750万時間ずっと待ってたの。」(後で計算すると約2000年!!!){/netabare}で、その舞台の深淵さと、時間の悠久さに思いを馳せて、ストーリーに引き込まれます。

徹底した精細で無機質な世界観に圧倒される!

目に写る景色は、システムが造り続けるダークで硬い金属による構築物と、かつて人間の営みがあったであろうビルの風化し朽ち果てた残骸のみ。
耳に入る環境音は、硬質な金属の衝撃音と電流の放電音と蒸気のスチーム音くらい。
わずかな人間と数瞬に見えた1種類の虫以外、動植物は無く、土や風や雨の自然も無い。
わずかな有機物である食料も単色のブロック形状で、砕いて「美味い!」と食べる姿に、風味など全く感じる事のできない徹底した無機質ぶり。
作り手の一貫したこだわりの世界観は、作品に没入できます。

束の間の休息を挟んでの戦闘の連続、息もつかせぬストーリー展開に、ラストまでもっていかれる事でしょう。

《作画について》

フルCGの作品を映画館で観たことの無い私には、CGならではのアングル移動によるキャラの追尾に、導入部では戸惑いました。
見慣れると、微細なデジタル表示は美麗で、戦闘シーンも滑らかな動きと硬質な効果音は迫力満点!
メインキャラ『づる』の可愛い造形もダークな作品の中で際立った癒しでした♪

《声優さん》

無機質で殺伐とした映像や効果音が続き、ともすれば息苦しく疲れかねない。そんな重さを和らげ、視聴感を程よく保つ影の効果が女性声優陣の声音では?

現在、人気・実力ともトップクラスの雨宮天さん、花澤香菜さん、早見沙織さんを重要なキャストに据えた点は、監督の見事な采配だと思えます。
このお三方に共通する癒し系の温もりのある人の声が、要所要所で重い視聴感を知らぬ間に低減し、観賞後の後味の良さを生んだのではないでしょうか。

《キャラについて》

魅力的なキャラ設定ですが、誰が主人公なのか、判然としない。掘り下げも少なく感情移入できないのが作品の難点かもしれません。
その中で『シボ』だけは自身の過去を語り、感情の一面を見せ、魅力的に感じました。

謎めいた男『キリイ』。{netabare}
「人間だ。」と言った彼の体は、上位セーフガードの素体らしい。
彼が、どうやって始まったのか?目的を果たす事は出来るのか?
その答えは続編で明かされるのでしょうか~{/netabare}
興味がつきません。

投稿 : 2017/06/04
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ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

電脳世界と生き抜く彼

【紹介】
閉ざされたSF世界の階層
死と隣り合わせの世界
生きていくための犠牲
生きぬくための行動力
心動かす出会いや別れ
痛みを伴う近接戦闘
彼は振りかざす
人間の人種は様々
謎、不安よりも生存を選ぶしかない
そんな物語

【ゅずわーるど】
【闘う心】
{netabare}
私はバトルものは苦手だ
なんで争わなきゃいけないのか
理解に苦しむ

でもね
世界の軸が最初から
戦う選択肢しかないのであれば
それを受け入れる

平和な世界が闇に染まる
闇に染まったのを救う世界は
平和があったからこそ
大切に思う気持ちがあるが
不幸になってから平和に気付くのは
悲しいこと。
平和を取り戻すことは良いことだとわかっていても傷つけ合って解決して欲しくない

平和を知らない人達が
一生懸命平和を望んでいるほうが
生きている。美しく思える
本当の感覚を得られる
{/netabare}

【彼の背中】
{netabare}
たくさんの戦いを切り抜け
いろんな場所を旅し
いろいろな人と巡り合った
だけど彼の求めるものは
いつもそこにはない
自分が何者かも知らず
ただ定められた目的を果たすため
彼は自ら多様な困難を乗り越えて行く
道中、出会った人々を見て
身体が動く
彼自身、その感覚は理解できないが
感情があるのであれば
人々に心揺さぶられる
ということなのだろう。。
{/netabare}

投稿 : 2017/06/01
閲覧 : 619
サンキュー:

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めがね さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映画化した時点で感無量(笑)

原作(コミック)からファンです!
この感想はある種のバイアスがかかってますので、公平性を欠いてると思われます(つω`*)テヘ

そして、はじめに申し上げたいのは、この作品は「世界観」と「雰囲気」が全てです。(褒め言葉)それが凄くカッコイイんです(●´U`●)
(もちろんキャラデザもかっこいいですが(敵とか))
故に、初見さんは「???」となる危険が大いにあるかもです。
作中説明とか少ないです。
二瓶先生の作品は大体同じような世界観なのでいずれかを観た事あれはたぶん大丈夫。。。たぶん(シドニアは異質かも)


まず、世界観なんですが。。。
言えねぇ。。語彙力が無さ過ぎて。。。伝えられねぇ。。。
一言で言えば、「サイバーパンク」かな。あと、「ハードボイルド」「遥か遠い未来」とか。。語彙力ねぇ。。。
というか、見て感じるのが一番な作品ということでww

キャラは、独特なのっぺり顔。(褒め言葉)
その無機質な感じが世界観にマッチして余計引き込まれてしまいます。
個人的には敵(サナカン)の感じが好きです。尊いです。

作中のアクションシーンとかスピード感あってとても良く、何より、{netabare} 駆除系がキモイキモイ {/netabare}www
ただ、スケール感がもっと広がってても良かったかなって(老害的意見)
武器や表示が厨二くさくて本当に最高でした(褒め言葉)

長くなりそうなりそうなので、強引にまとめますww

・アニメ好き(男)に薦めたいアニメ
・原作好きに薦めたいアニメ
・懐古厨ホイホイ
・SF好きに薦めたいアニメ
・原作も読んで欲しい

投稿 : 2017/05/28
閲覧 : 270
サンキュー:

4

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BLAME!のストーリー・あらすじ

テクノロジーが暴走した未来。人類の希望は孤独な旅人に託された――。

過去の「感染」よって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。
都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、防衛システム「セーフガード」に駆除・抹殺される存在へと成り下がってしまっていた。
都市の片隅でかろうじて生き延びていた「電基漁師」の村人たちも、セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により、絶滅寸前の危機に瀕してしまう。
少女・づるは、村を救おうと食糧を求め旅に出るが、あっという間に「監視塔」に検知され、セーフガードの一群に襲われる。
仲間を殺され、退路を断たれたその時現れたのは、“この世界を正常化する鍵”と言われている「ネット端末遺伝子」を求める探索者・霧亥(キリイ)であった。(アニメ映画『BLAME!』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年5月20日
制作会社
ポリゴン・ピクチュアズ
主題歌
angela『Calling you』

声優・キャラクター

櫻井孝宏、花澤香菜、雨宮天、山路和弘、宮野真守、洲崎綾、島﨑信長、梶裕貴、豊崎愛生、早見沙織

スタッフ

原作:弐瓶勉『BLAME!』(講談社『アフタヌーン』所載)、 監督:瀬下寛之、副監督:吉平"Tady"直弘、総監修:弐瓶勉、CGスーパーバイザー:吉平"Tady"直弘、脚本:村井さだゆき、プロダクションデザイナー:田中直哉、キャラクターデザイナー:森山佑樹、ディレクター・オブ・フォトグラフィー:片塰満則、美術監督:滝口比呂志、色彩設計:野地弘納、音響監督:岩浪美和、音楽:菅野祐悟、音楽制作:キングレコード

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