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「BLAME!(アニメ映画)」

総合得点
73.0
感想・評価
215
棚に入れた
1198
ランキング
1077
★★★★☆ 3.8 (215)
物語
3.7
作画
4.1
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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BLAME!の感想・評価はどうでしたか?

求む!神アニメ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

好きな人には、超刺さる

シドニアの騎士の原作者、弐瓶勉氏の作品

アップルシード、攻殻機動隊、GODZILLA、キラリティー、IRIA

そういう雰囲気の作品が好きな人は確実にハマる

世界観や登場人物たちの説明はとても少ないので、こういうアニメを見慣れてない人は周回する必要があるかもしれない

直接的な描写は無いが、ヒッチコック監督の「サイコ」の手法でグロ描写がある

萌え要素はほぼない

ストーリーの要所要所に、「???」の思考破壊ポイントがあるため、印象に残りやすいアニメだと思う

BLAMEは他にもアニメ化しているが、個人的にはこの劇場版が一番見やすい

投稿 : 2024/04/15
閲覧 : 71
サンキュー:

0

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SFもの、ポストアポカリプスものとして面白かったです。

2017年のポリゴンピクチュアズの映画。「シドニアの騎士」を作った会社で、原作もシドニアの騎士と同じ弐瓶勉先生ですね。
とても作画がよく、よくあるポストアポカリプスもので、近未来で、今にも滅びそうな村が舞台です。SFものとしてとても世界観がよく作られていましたね。
1時間45分ちょいとちょうどよい時間でした。

投稿 : 2022/08/17
閲覧 : 186
サンキュー:

13

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

重力子放射線射出装置

この話は人を探す人の話

原作者を見てください
そういうことです

シドニアの騎士を見たことない方へ

シドニアの騎士を知らない人は先にシドニアの騎士を観ることを勧めます。
シドニアの騎士の内容とは全くの無関係であり、シドニアの騎士を見なくても全然支障はないのですが、シドニアの騎士に出てくる用語が盛りだくさん。
知っていればくすっと笑えるのでぜひシドニアの騎士を観ることをおすすめします。

シドニアの騎士を見たことある方へ

重力子放射線射出装置や東亜重工など聞き覚えのある単語がありますが、シドニアと同じ世界観ではないそう。まぁ同じだとしても全く関係ない話なので、知ってる単語が出てきた際にはクスッと笑っといてください。

シドニアの騎士へ

貴様の出る幕はない

本題ですが、面白さは普通です。
原作者らしい世界観や設定をふんだんに使用した一品。
最初に一口がものすごく美味しい、わけでもなく、噛めば噛むほど美味しくなる、というわけでもなく、個性があふれるだけの普通の味。
美味しいという意見も理解はできるが共感はできない、といった感じです。

私のような中二を心に飼っている人は本作で「おお!」となるのかもしれませんが、「シドニアのほうが良い」という結論に少なくとも私は至りました。
映画というのもあり、あまり詰め込めなかったというのも原因の一つでしょう。原作では旅アニメみたいな展開で、色々な人間と接することで面白さが増す!らしい。なのでもしかしたらテレビアニメにしたほうが良かったのかな、というのが感想。

あくまで旅の中での一コマであり、原作者いわく本作のようなことは日常茶飯事だということらしいので、物足りなさを理由に批判するのは何か違うと思いますが、それでもテレビアニメか分割してほしかったなぁなんて。

監督は瀬下寛之さん。
シリーズ構成は村井さだゆきさん。シドニアの方ですね
キャラデザは森山佑樹さん。シドニアの方ですね
劇伴は菅野祐悟さん。Gレコの方ですね
アニメ制作はポリゴン・ピクチュアズさん。シドニアの方ですね

作画はシドニア感。嫌いな人は嫌いでしょうし好きな人は好きな作画
主題歌はAngelaさんの「Calling You」

シドニアを見たなら見たほうが良いと思います

投稿 : 2022/08/01
閲覧 : 170
サンキュー:

5

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Putin alone is to BLAME!

暴走するプーチンに正義は1ミリもない!
彼一人が責めを負うべきだ。
まだ間に合う、かもしれない。
停止権限を持つ者が出てくることを願う。

投稿 : 2022/03/04
閲覧 : 292
サンキュー:

8

lostmemory さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全面的に協力してくれた作者に感謝

BLAME!は原作を読んだ人なら分かるが
映像化がまず絶対に無理な作品だ。原作に
史実にアニメ化して面白い作品では絶対に無い。

が、今回は見事にフル3Dでアニメ化に成功した。
それもそのはずで作者がストーリー、オリジナル
キャラ等、今作に全面的に関わってくれたのだ。
監修とかのレベルではない。実際作者による
設定資料集が発売されているので興味のある方は
どうぞ。

内容だがBLAME!をアニメ化するならまあこうする
しかないよなあといったところ。霧亥はほぼ喋らないし、
シボさん常に出すわけにはいかないから、生き残ってる
人間と集落を舞台にしたのは上手い落とし所だったと思う。

最も攻殻機動隊と同じタイプで専門用語の塊の作品なので
初見の人にはさっぱりわからないのが難点だが原作からして
難解極まりないので、そこは好き嫌いとしか良いようが無い。
ただ国内はともかく海外では絶大な人気を誇る作品である。
海外はこういうサイバーパンク系が大好きなので。
ゆえに攻殻機動隊とかも海外での人気は非常に高い。

原作を読んでいる人は結構満足出来ると思う。私もだが。
もしこれが初見で面白いと思った人はぜひ原作漫画を買って
欲しい。全10巻なので買いやすいしハマる人は凄くハマる
作品なので。映像化不可能と言われた作品の映像化してくれた
Netflixには感謝

投稿 : 2022/02/18
閲覧 : 304
サンキュー:

1

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

印象度:88

機械に人間が排斥されるとか支配されるとか、ロストテクノロジーだとか、
ディストピアSFにはありがちな大枠なのですが、
世界観を構成するディテールの描写に徹底的にこだわっていて、
キャラであったり、キャラが織りなすドラマであったりの描写は
必要最小限に抑制されていて、
ストイックでヒンヤリとした独特の空気感が出ています。
人がじゃんじゃん死んでいくのだけど、湿っぽいシーンはほとんどありません。
常に絶望的な戦闘が続き、緊張感が凄いのです。


敵はカオナシのような顔で、虫のような気持ち悪い動きをするロボットなのですが、
コードギアス亡国のアキトに出てくるロボットの動きに似てるな~と思って、
ちょっと途中で飽きてしまいました。
飽きるほど後から出てくるというコンセプトなので、致し方ないのですが。

セーフガードの親玉的お姉さんは、金子一馬的なデザインだなと思ったり。

味方のお姉さんが、都市の内部に接触を図る際の映像が、
幻想的で素晴らしいと思いました。

投稿 : 2022/02/03
閲覧 : 234
サンキュー:

1

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

神話的なストーリー

メインディッシュは世界観で、世界を食べてしまうために物語が存在するような感触。

ストーリーは放浪者が村にやってきて、村の貧困を救うという神話の代からありそうな非常に古臭い感じだが、逆に新鮮かもしれない。

投稿 : 2021/09/20
閲覧 : 213
サンキュー:

0

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

続編希望

制作はシドニアの騎士と同じポリゴン・ピクチュアズですが、原作者弐瓶さんの絵柄とCGアニメは相性が良いですね。
果てしなく続く巨大な都市空間や次々と襲ってくるセーフガードなど、高度なCG技術が無ければ再現不可能だったのは間違いありません。
ポリゴン・ピクチュアズによる美しい映像に感動しました。

また、視聴前は原作未読の私にストーリーや世界観が理解できるか心配でしたが、原作未読組でも理解できるように構成されていたと思います。
とても面白かったので時間があれば原作も読みたいです。
映画は話が途中で終わっているので、是非とも続編制作を希望します。

それにしても、こういう質の高い作品を観てしまうと、日頃観ている深夜アニメがもの凄くチープに感じてしまうので困りますね。

投稿 : 2021/08/22
閲覧 : 247
サンキュー:

8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

生き延びろ―――。

この作品の原作は未読です。
恥ずかしながら、この作品と「シドニアの騎士」の筆者が同一人物であるということは、完走後にwikiをチラ見して初めて知りました。
アニメーション制作が、ポリゴン・ピクチュアズさんという共通点にも納得です。

事の発端は、「シドニアの騎士 あいつむぐほし」が6月4日から公開されると知ったことです。
最初に「劇場版 シドニアの騎士」で復習しようかと思ったら、この劇場版は第1期のダイジェスト版なんだとか…
TVアニメでは第2期まで放送されているので、第1期を復習してもなぁ…と思ったものの、元々劇場版アニメを見る気満々だった気持ちのやり場がなく、ネットをググっていたらこの作品に辿り着きました。

あにこれで検索してみると1000人を超える方が棚に入れていて総合得点も高かったのと、香菜ちゃん、天ちゃん、洲崎さんにはやみんと、期待を爆上げしてくれるキャストを見て視聴を決めました。


テクノロジーが暴走した未来。人類の希望は孤独な旅人に託された――

過去の「感染」よって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。

都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、防衛システム「セーフガード」に
駆除・抹殺される存在へと成り下がってしまっていた。
都市の片隅でかろうじて生き延びていた「電基漁師」の村人たちも、
セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により、絶滅寸前の危機に瀕してしまう。

少女・づるは、村を救おうと食糧を求め旅に出るが、
あっという間に「監視塔」に検知され、セーフガードの一群に襲われる。
仲間を殺され、退路を断たれたその時現れたのは、
“この世界を正常化する鍵”と言われている「ネット端末遺伝子」を求める探索者・霧亥(キリイ)であった。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

完走後に思ったこと…
評価の難しい作品だと思いました。

確かに物語も面白いし、バトルシーンなどの迫力も満点…
3DCGの作品におけるバイブル的存在といっても良いと思いました。
唯一引っかかったのが、アニメで物語が完結していないことです。

原作は全10巻で完結しているようなので、劇場版ではなくTVアニメ版として
それなりの尺で制作されたら、きっとアニメでも完結できたのではないでしょうか。
というのも、半ば強制的ではありましたが、絶滅寸前の人類が一矢報いるために立ち上がり大立ち回りを演じました。
多くの血が流れ痛みも伴いましたが、得られた結果が失った代償と等価だとは思えなかったからです。

ですが、この劇場版ならではの圧倒的なクオリティがこの作品の面白さを下支えしていると言っても過言ではありません。
だからクオリティの劣化を容認して物語の完結を求めるか…と問われても窮してしまうのが本音です。
これらを踏まえると評価の難しい…というのは適切な表現ではないのかもしれません。
高い評価を受けて然るべきの作品…だけど、続きが気になるので続編を是非宜しくお願いします、が最も適切なんでしょう。

見ていると、敵を含めたキャラデザはシドニアの騎士を彷彿させる感じで、個人的には入りやすく感じました。
しかもシドニアの騎士にも出演されていた洲崎さんと櫻井さんの存在も助長してくたと思います。^^

上映時間1時間46分の作品でした。
3DCGアニメを満喫するには素晴らしい作品だったと思います。

投稿 : 2021/05/23
閲覧 : 274
サンキュー:

16

やまだいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SF好きな人に

漫画は結構前に読んでいたのですが、ツタヤでアニメ映画を発見して思わず手に取りました。

観た感想としては、よくもまあこの漫画をアニメ化してくれたな、といった印象。

原作漫画はポストアポカリプスのSFもので、暴走した機械を止めるために、停止権限を持つ人間を探す旅をする主人公の物語。

映画では漫画版の一部エピソードをフォーカスしてアニメに作り替えた、といった構成をしており、そこまで漫画版と乖離してはいないながらも、上手く一つの映画としてまとめているな、と感じました。

原作への愛が感じられる良作ですのでお勧めです。
漫画版もお勧めなのですが、作画に好き嫌いが分かれると思いますので注意が必要です。

投稿 : 2021/05/15
閲覧 : 227
サンキュー:

2

Tomo-Q さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作画すげぇ・・・

遠い未来、都市開発ロボットが暴走、無限に都市開発をすすめ、
人間を不要なものと廃除する世界観

1時間38分の作品。

テンポよく展開するので、視聴者を飽きさせることはない

作画はトップクラスの100点。
あらすじ80点、キャラ魅力60点。

廃墟の細かい無機質なゴミみたいなのを丁寧に描画していた。
戦闘シーンとか、スキャン解析シーンとかも、かっこよい。
20代〜30代の男性向け作品っていったところです。

投稿 : 2021/03/06
閲覧 : 246
サンキュー:

0

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意味わからんけど面白い

最初からずっと意味不明な内容でしたが面白かったです。
フルCGですがそこまで違和感なかったです。逆に作画すげーって思いながら観てました。(作画といっていいのかわかりませんが)

SFアクションものが好きな方におすすめのアニメです。

投稿 : 2021/01/27
閲覧 : 218
サンキュー:

0

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

づる観賞用作品・・・!?

TVアニメの「シドニアの騎士」にハマり、その漫画にさらにハマり、
漫画BLAME!を読みました。

漫画では構図のみならずストーリーにさえ、読者置き去り感が拭いきれませんでしたが、不思議とそれを受け入れられる混沌感は独特なものがありました。

その独特な世界観やストーリー展開や人物描写は、一般ウケは難しいように感じていたため、どの話やエピソードを取り上げるのか注目して観ました。

で、映画が始まって感じたこと。。
霧亥(KILLY)の声って。。シドニアの騎士の、くなと!?なんか違和感。。
そういえばシドニアの騎士の劇中作でもそうだったみたいだから仕方ないか。。

いやいやつっこむところはそこじゃなくて。。。
そうきたか!
これって、づる観賞用作品ですかw
とにかく、づるが可愛くて驚き。
ひょっとして主人公はづるなんじゃないかと思うくらい登場するしアップで抜かれますw
CVの天ちゃんも「七つの大罪」のエリザベス等々で知り、お気に入りの声優さんだし、
シボ役の花澤香菜さんも言うまでもなく好きだし、
シドニアでつむぎ役の洲崎さんもいるし、個人的には配役は最高だと思います。
男性キャラも美男ばっかだし、キャラの面では一般受けしそうですね。
(シドニアでこれをやってれば・・・w)

で、観終わって感じたこと。。
エピソード的には、ほぼオリジナル。
導入部が長すぎの感があり、この展開でどこまで話を持っていけるのか
ちょっと心配しましたが、まあ違和感もなく続編も可能な終わり方で
無難だったのではないでしょうか。

作画の面ではさすがの感。
動きや背景は言うに及ばず、今回はシドニアに比べて人物の表情描写が飛躍的に(自分好みに)良くなったように思います。

ちなみに入場特典のちっこいフィギュアは、暗い劇場で見たらサナカンと思ってがっかりしたのですが、明るいところでよく見たらシボでしたw
(でもサナカンも原作ではちょっと憎めないんですよね。。。)

映画BLAME!が評判になって、もっとシドニアの騎士の認知度が上がってくれれば。。
そう思っているのですが、二週間限定公開では難しいかも知れませんね。。
なんとかならないものでしょうか。。。

 初投稿 : 2017/05/21
 更新 :2020秋(誤字修正)

投稿 : 2020/10/25
閲覧 : 409
サンキュー:

16

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

雑魚にも重力子放射線射出装置~!!

遠い未来、人類が機械に駆除される側になって久しい都市での物語。

ターミネーター達が作られている未来の世界観に似てるのかな~?。

そんな未来都市で人間を駆除するシステム「セーフガード」から身を潜めて暮らすある村の子供達が、飢餓寸前までに追い込まれて食糧を求めて旅に出るところから物語が始まります。

彼らの装着している装備によって廃都市の様子と共に様々な情報が
ARのように表示され、視認出来ます。

そんなゲームのコックピットから観るような映像の美しさ、アングルの
カッコよさに序盤から引き込まれます。

子供達だけの無謀な旅はすぐにセーフガードに発見されることに
(セーフガードのロボ、能面のような仮面被ってるみたいだしゴキブリ
みたいな動きで接近してくるのめっちゃ気持ち悪いんですけど~)

武器で対抗するものの数の多さに仲間がやられていきます。
子供達の中でもリーダー的な存在のづるが
やられる寸前に、圧倒的な武器でセーフガードを一掃した
キリーに救われます。

キリーに促されてヘルメットを外して顔出しする づる。
頬を赤らめちゃって、めっちゃ可愛い女の子じゃないの~。

キリーは都市の暴走を止められるネット端末遺伝子の保有者を探して
この都市内を一人で旅しているらしい。
キリー目線だと情報が文字にして出るので、その文字を追えば状況が
わかるようになってます。

づるはキリーを村に連れて行くことにします。
村ではおやっさんと呼ばれる村長に客人として迎え入れられることに。

部外者を警戒する大人達のなか、子供がキリーに飛びつくと、
チョコレート(じゃなくてスティック型の食糧)を手渡します。
なんか観たことあるシーンだなって思ったの私だけ?

外の情報を全くわかっていない村人たちは、村の下の階層で上半身の
ミイラのような姿で眠るシボを発見します。
科学者であるシボの話によって少~しだけこの世界がこうなってしまった経緯とこの状況を打破する方法がわかってきます。

自動工場で自らの体を再生?させたシボ
(前髪ぱっつんのストレートヘアーで長身。モデルのようなスタイル
冷静な感じでカッコいいじゃないの!)
カギになる偽装端末を作って村に持ち帰ります。

村ではタエをコピーして侵入していた上級セーフガードの
サナカンの容赦ない攻撃が突如はじまります。
(あの表情でビーム撃ちまくる姿はちょっとカッコいいなって思っちゃいました)

そしてバトルのシメはキリーの重力子放射線射出装置です。
あの映像と音の凄さはテレビで観ててもビリビリきたので、映画館だったらさぞ凄かったんでしょうね~。

サナカンを倒したものの、せっかくカッコいい姿になったのに
シボが片手のロボになってます。
もはや頭脳さえ残ればなんでも良い世界なのかも。
そしてシボのおかげでなんとか村以外での安住の地を
確保してこの物語はラストへ。

下階層のその地へ向うエレベーターに乗り込むづる達。
そんな中、迫りくるセーフガードを前にキリーは一人背をむけます。

一仕事を終えて出ていくその姿。
(この感じ7人の侍?荒野の7人、シェーンカムバック?古いか・・)

最後にづるはの孫が出てきて、その昔、伝説の男キリーがいたって。
ここはインディアンの部落だったのか?
そういえば村人の髪型も服装、儀式とかもそれっぽい?
なんか未来の話なんだけど懐かしい気持ちになったラストでした。

振り返って、とにかく映像、バトル、世界観のすべてカッコ良かった。
づるはひたすら可愛いし、シボ(前髪ぱっつんの時ね)もクールだけど
意外と優しいし、キリーは無表情ながらもカッコいい。

理解半分以下と思われる設定やストーリーは原作を読んでみたくなる
し、面白い世界観だなって思いました。

シドニア映画版も予定あるみたいなのでそちらも楽しみです。

全くの余談ですが、私のハンドルのシボは学生時代から好きで使ってるネームでこの作品のシボとは関係ありません。
(ただシボが素敵なキャラだったのはなんか嬉しかったな~)

投稿 : 2020/10/25
閲覧 : 311
サンキュー:

27

ネタバレ

tt さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白かった

個人的には面白かったです
私が弐瓶勉監督、SF、櫻井孝宏さんが個人的に好きというので評価が大分偏ってしまってます。

世界観はマトリックス、設定はターミネータのスカイネット→AIの反乱みたいな感じ。
世界観が個人的に大好きな作品でした。
CGについては賛否両論あるようですが、私はどっちかというとCG派です。←あくまで私個人の感想
SF好きな方にお勧めの作品です。

投稿 : 2020/10/09
閲覧 : 215
サンキュー:

3

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ハードボイルド

あまりよくない方法で偶然見ました。ラスト、え、こっちに乗らないの?という事で古いですが洋画の「シェーン」を思い出した。ハードボイルドの王道だなあと思いました。こういう古風で地味で救いのない話を、原作に忠実に高度に再現した点がすごいと思います。作画は3Dですが、劇場作品なので、作りこみがすごかったです。弐瓶さん原作というと「シドニアの騎士」ですが、この「BLAME」もいいと思います。ただしクリーチャーものが苦手な人にはおすすめしません。

投稿 : 2020/10/03
閲覧 : 253
サンキュー:

5

ネタバレ

お粥 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世界観がダークです。

CGの女性キャラがとても気合い入っててみんな美人です。
櫻井さん思ったより喋らず、無口なキャラでした(笑)
内容いまいち分からなかったので、また観てみようと思います。でも映像も音も迫力あって、ストーリーは 命に関わる事だからハラハラして 面白いと思いました。わたしはCGアニメが大の苦手なのですが、このアニメはまだ女性が可愛かったので観れました。男性は見分けつかなかったです、声優さんで判断してましたww
最初は分かりにくいですが、全体的な内容はかっこよくて残酷で面白いので暇潰しに観たりするのがおすすめです。

投稿 : 2020/09/29
閲覧 : 216
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

★4/ 構造物のエキシビジョン

ビジュアル見てカッコイイと思えば見てください。
そのまんまカッコイイです。それだけです。
なんか違うと思えば、多分ずっと違うままです。

作者は元建築関係で、構造物や世界観が主役。
雰囲気を味わう一品です。

同じ作者のシドニアと違って、
この作品はキャラやストーリーすらオマケです。

このカッコ良さを味わえるなら、
是非とも原作を手にとってみてください。
作者の他の作品も見てみてください。
一貫した芸風ですので気に入るかもしれません。

ちなみに私は信者ですが、特に言う事はないです。

ひと目見てどう感じたか。
それが全てです。

投稿 : 2020/07/31
閲覧 : 355
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

撃ち抜いたものは何だ!?

弐瓶勉×ポリゴンピクチュアズ。

映画「マトリックス」の世界。
圧倒的な世界観と映像美に心が躍る。
シドニアの騎士よりキャラに表情が生まれ、
女性キャラも可愛いし最高です。
お勧めできる方も少ないかも知れませんが、
後世に伝えたい傑作ハードSF。

遠い未来、極限にまで発達したテクノロジー。
そこは正規アクセスする人々の、
要望を叶える理想郷だった。
{netabare}しかし破局が起こり、人々はアクセス権を失う。
暴走するテクノロジーと蔓延する感染症。
正常な機能を失い、増殖する巨大階層都市。{/netabare}
人々は都市から駆除される存在となる。
セーフガードの目を逃れ短い生を生きる人々。

無機質なアートワークと音響にも注目したい。
一時期の「廃墟」ブームや、
「工場萌え」の方々も絶賛するでしょう。
構造物や美術が主人公と言っていいぐらいだ。

いったいここの地下には何があるのか!?
いったいこの迷宮は何階層あるのだ!?
そんな事を想像してみると楽しい。

果てしなく続く暗黒の未来。
孤独な旅人、霧亥は人類の生き残りを賭け、
巨大階層都市を放浪する。
彼が求め、探しているのものは何だ。

重力放射線射出装置が撃ち抜いたものは…、
僕の心でした。

投稿 : 2020/05/27
閲覧 : 955
サンキュー:

67

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

超絶カッコいい!本当に映画館で観たい。

 1時間46分ずっと圧倒されっぱなしだった。絵、音、動き、匂い、熱。匂いや熱まで感じられる気がする。それほどに作りこまれた上質な作品だと思います。ポリゴンピクチャーズさん弐瓶勉さんはシドニアの騎士でしっかりと私の記憶に残っていて、ずっと観たいなーとか考えていたのですがやっと観れた。
 NETFLIXでの視聴だったのですが、映画館で観たかった。2017年の作品という事でなぜ気づけなかったのか後悔ばかりです。(本当に映画館で観たい)

 ネタバレタグ入れますので、未視聴の方はSF好きならぜひ見てもらいたいな、そんでもってその後また読んでもらえたら嬉しいかなと思います。

 魅力を語りたい。
{netabare}
 この作品の最大の特徴は建造物に囲まれている状況であるという事。ここまで閉鎖的な雰囲気の作品も珍しいし、全体的に黒く暗い。アンダーグラウンドを舞台とした物語だという事です。
 アンダーグラウンドというのも、地下という意味だけでは無く、機械の統制を免れて逃げている人間を描いた作品であるので、これは偶然ではなく必然的にこういう雰囲気づくりになったのだろうし、それを映画としてみた時にちゃんと演出されている。
 主人公はあくまでも、キリイという青年の容姿をしたイケメンなんだけれど、それは漫画でも映画でも同じではあるものの、どの視点から観客に見てもらうか意識しているかっていう点でいえば、生き残った人間達の視点からだと思われる。
 彼らは今の私達に一番近い存在です。
 キリイという主人公はサイボーグ化されていて元々は機械側の物だったが盗まれて今の状況になっているという存在。
 シボという科学者は機械が統制を初めてから、それを人間の手に取り戻すために動いていた存在。彼女はキリイに発見されるまで2000年ほど待っていたとかって言っていた(1752万時間位待ってたって)のでちょっと理解しがたい存在になっている。
 そして、機械から逃げている人間達。ある意味一番現在進行形であるはずの人達が視聴している私たちに一番感覚が近いというのも面白いなと思う。
 キリイと科学者の会話に対して「何言ってるか、全然分んねぇ」うん私も!ってなりました。共感できる人達を主体に描いて行くのは、この短い時間でこのハードなSFというちょっと難解な物語を楽しませる上では必要な判断だったと思います。これは英断ではありますが、主人公というキャラクターにスポットを当てる事が難しくなる、なんなら一番遠い存在として描かれているから。
 この不一致に私は最初困惑するも、話が進むにつれて主人公がこの集落にいる人間を助けようと走り出すその行為に感動すら覚えてしまっていた。
 サイボーグ化によって感情がほとんど出ないからこそ、一生懸命に走ったり戦っている姿に、行為そのものに私は感動していたわけです。

更新追記:人間達の機械へのリテラシーは不思議なもので、視聴者からすると完全にロボットに見えるシボに対して、ちゃんと人間扱いしている点は面白い。他の人間を知らない、機械は集落に入れない、会話できない、などが線引きになっているのかなって思いました。これって現代に生きる私達には無い感覚ですが、どこかで機械と人間の線引きを私達だってしているはず。無自覚または無意識なだけで。ものに生命が宿るまたは神がという考え方が日本にはある訳で物に人間と同じような名前を着けるような人だっている。
 そういう意味では線引きは意外に曖昧だし、SFのAIによる攻撃がだとかっていう話になってきたりする訳であります。
 シボというキャラの造形が完全に人間のそれではない、けれど人間はそれを人間と認めることに抵抗がない。という設定は視聴している私達よとはやっぱり違ってちゃんと何千年後の未来を語っているんだという表現になっているんだと感じました。まぁ二回目を1.5倍速位で観て余韻に浸っていたら思い浮かんだことなので、追記という形になってます。
 
 アニメーションとしての魅力。
 廃墟って好きですか?私は割と好きなんです。忘れ去られた地にもかつては人が住んでただろうと思いを馳せるのは好きです。お城を見に行ったりする時にも感じる。これはノスタルジーとも言えるのかもしれませんね。
 あと広い工場とか武骨な建物がその機能のみを意識して作られている純粋さが好きなんですけれど。
 この物語はその巨大な建物が階層のように重なり続けて建設されているって設定のようで、それを表現する絵のカッコよさ、そして不思議にノスタルジックな気持ちにさせられる絵によって世界観を完璧に構築している。画面全体が建物なんです。凄い以外の言葉を見つけられないって感じです。
 そこに、アニメーションとして動きのある機械や人間も3Dでメチャクチャ動きまくります。モーションキャプチャーなのかな?人間の動きがかなりリアルで重力を感じたりすっごい飛んだりする時の踏切とか伸びとか、細かいところまで作りこまれている。
 でも3Dだと、パーツを作りこむのかな?分からんけど装備のデザインも良い。フルフェイスヘルメット必要性がいまいち伝わらなかったんですが、その中で見れるHUDとか好きね。主人公の目とかに入る演出とかも良いくて、FPS視点を入れたりしてSFって感じ出てるのが良いんだよなぁ。
 そして、この作品の一番カッコいいシーンはやはり後半の戦闘シーンですね。主人公の背中を見せながらのティルトアップにより全体像を見せていく演出はマジでカッコいいし、凄く綺麗です。あのシーンだけでも見る価値あるんじゃないかとか大げさに言っておきます。見直したら、これポップのメドローアだ…ってダイの大冒険リメイクしたらメドローアの演出はあれで行きましょう。
 
 閑話休題。
 
 音楽が良いんです。
 音楽って好みによって違うからねーとかじゃなくて、シーンに合っているか、どう見せたいかを理解するための指標にもなったりするから侮れませんな。逆に、BGMをピッタリと止ませて呼気の音だけとかにしたり、上手いんですよねー。
 四足歩行で走り回る機械のシャリシャリした足音とかも気持ち悪いのなんのってもう上手。

 脚本が良い。
 回想から入り、速攻で見せ場、敵との遭遇、主人公に助けられる、主人公の目的、集落の目的、相互の利害関係の構築、中盤で訪れるピンチ、集落への敵の侵入、敵の排除、逃避、エンディング。
 最初から全開で見せ場を持ってくる、中盤でもまたピンチからの脱出後半へのネタ仕込み、後半での最高の戦闘シーン。
 この3幕構成の全てにアニメーションの見せ場を持ってくる。プロットポイントを動かしているのはやっぱり雨宮天さんが演じる づる という少女。この映画ではこの子が物語を動かしているので主人公であるとも言える。ここから見てもこの映画は人間の目線で描かれていて、ちゃんと観ている人を意識した作りになっているんだなって脚本からも感じますね。
{/netabare}

 最高だった訳だけれど、じゃあ物語として、テーマとしてどうなの?ってなると、映画だし良いんじゃない?って感じます。
 結局作り手がどういう作品を作りたいか、どういう物を観てほしいかな訳でそれがハマるかハマらないか。今回は映像として、アニメーションとして最高の作品であるからそれで満足なわけです。私はねw
 テーマがあってそれを見せたいって作品もあるんで、そういう物はそういう物としてちゃんと観れるようにしたいとは常々思っておりますが、この作品に関してそこはあんまり強く描いてないんじゃないかなって思うので、物語としての評価だけは低いです。

 長々と書いてしまいました。全部読んでいただけていたら嬉しいです。

投稿 : 2020/03/29
閲覧 : 318
サンキュー:

7

ネタバレ

haiga さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

カッコイイです~~

今観終わりました~霧亥カッコよすぎです~~

シドニアの騎士で有名な弐瓶勉さん原作漫画のアニメ作品ですが、シドニアの騎士と同じくポリゴンピクチュアズが制作されています。弐瓶勉さんといえば私は現在ナンバーワンのSF漫画家だと思っています。ロボのカッコ良さと言い退廃的なデストピアの雰囲気作り、それでいて女の子がめっちゃ可愛い!!1番のお気に入り漫画家さんですね。

シドニアの騎士のアニメ化も素晴らしい出来でしたがBLAMEも素晴らしい映像美でした。弐瓶勉作品はもうポリゴンピクチュアズ以外には作って欲しくないかもですね^_^;現在連載中の人形の国も是非ポリゴンピクチュアズでアニメ化お願いします。あ、それより先にシドニアの騎士3期ですね!

あ、全然BLAMEの事を書いていませんでしたねwww

んと~~AIに支配された階層都市で、細々と生きている人類。AIの防衛システム、セーフガードは人類を排除しようと襲ってきます。そこに現れる旅人、霧亥。重力子放射線の拳銃でドキャアアア、ズギューンっと蹴散らします。階層都市で拾ったロボ博士のシボ(cv花澤香菜)や集落の女の子づる(cv雨宮天)と出会って、数少ない人類の味方をしながらセーフガードとの苛烈な闘いをするのでした。




え、説明が適当って??


だってそういう映画なんですもんw映画本編だけじゃさ~っぱりお話は分かりませんがとにかく凄い映像美に酔いしれましょう。

特に炎や火花、爆発の表現は凄すぎですし、破壊の描写がとにかく美しいです。セーフガードのデザインや、ロボ博士のシボの造形とか本当に独特でとても良いですね。あんまり考えずに雰囲気を楽しむと良いと思います。この作品がきっかけでシドニアの騎士も見てくれると嬉しいですね。

投稿 : 2020/03/19
閲覧 : 252
サンキュー:

16

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とにかくカッコイイ!

前から気になっていたのだが、試しにNetflixに入ったので期待して見てみた映画。
非常に特殊な世界観の中で描かれる、最初から最後までバトルアクション満載の劇場版CGアニメ。
ストーリー的には、わずかに残った人間たちが、襲ってくる機械からひたすら逃げるだけのお話。まあ、単純なストーリーだし、世界が変わるわけでもないのだけれど、とても見応えのあるアニメでした。

とにかく登場するアンドロイド?機械?がカッコイイ。一番気に入ったのは最強の敵として出現する上位セーフガードの女性。サナカンと言うらしい。主人公のキリイもイケメンだし、サナカン対キリイは美男美女の戦いなんですよ!
ルックスだけで素晴らしいのに、モーションキャプチャーと思われる格闘も素晴らしい。
いや、殺戮を目的とする兵器にルックスを凝る必要なんて全くないのだが、やっぱ美人じゃないと見栄えしないよねえ。良く上がる足で、スタイルいい人が完璧な回し蹴りをしたら、そりゃあカッコイイでしょう。
そんでもってバックは独特の機械の町に、爆発の炎が渦巻くとくれば、どこのシーンを取っても絵になる映画になりまさぁねぇ。
というわけで、魅せる映画としての目的をしっかり果たし、こういう雰囲気の好きな人にとってはたまらない映画ではないでしょうか。

それにしても原作の弐瓶勉さん、いつも東亜重工が出てきます。一貫してこの巨大企業が諸悪の根源って感じですねえ。
私、バイオメガに登場するフニペーロのファン楽曲のPVを作ったことあるのですが、こういう世界観好きだなあ。
おっと、宣伝になってしまった。ではこの辺で。

投稿 : 2020/03/03
閲覧 : 300
サンキュー:

13

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

割と世界向けにブラッシュアップされている

原作は未読であるが、フルデジタル3Dアニメとしては日本で発表された中では1、2を争う出来だろう。

ネットフリックスというインターネット経由の大手企業から出資を受けているので予算が潤沢なのか、作画や音響が地上波アニメより凝っていてちゃんと劇場で鑑賞できるレベルになっている。つまりは世界配信しても恥ずかしくないレベルのクオリティである。

しかしてその内容だが、SF作品としては正直一世代か二世代古い。80年代の士郎正宗的なハイパーテクノロジーと人間との主従関係の逆転や退廃した未來観。。。これはすべてそれまで何度も繰り返されてきた内容なので目新しさは正直なところない。

極めつけはそういった映画の決定版と見える1999年の「マトリックス」とほぼ丸かぶりな為、観る人が見たら辟易してしまうかもしれない。

なのでクオリティーは認めるが、作品自体の出来は65点くらいである。同作者のシドニアの騎士よりは面白かった。

投稿 : 2020/01/14
閲覧 : 501
サンキュー:

13

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

限りなく追い続ける咎め

弐瓶勉氏デビュー作のスタイリッシュなSF作品。
膨大な情報を持つ原作をしっかり纏め上げた傑作だと思います。

無口な探索者『霧亥』の圧倒的な強さとCoolさ。
押し寄せる敵・防衛システム への恐怖感、『重力子放射線射出装置』から放たれる攻撃の爽快感、
そしてフル3DCGがもたらす映像クオリティとスピード感。原作とは結構違う演出も、分かり易さ
に重点を置くためとすれば、トータライズ的には納得出来るものだと思います。

無作為に構造物を『建設』し膨張を続け、『珪素生物』に汚染され躊躇なく人が殺されるこの世界。
そしてあるべき姿の『ネットスフィア』を取り戻すため、『ネット端末遺伝子』を持つ者を探して
終わりの見えない戦いを続ける霧亥。

これは絶え間なく進化し続ける現代社会への警告と取るべきなのか。

Anjelaが歌う「Calling You 」がこの悲壮感にやけに良く似合います。

投稿 : 2019/08/10
閲覧 : 220
ネタバレ

アニオタガチ勢 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

某宝石の国と間違えて借りてしまいました。

5分間見させていただいたものです。
冒頭20分間はずっと宝石の国だと思って視聴させていただきました。
この作品は世界観がとても素晴らしく、宝石の国を思い出させるものでした。
また作画がとても丁寧に描写されていて、宝石の国を思い出させるものでした。
これからは令和ということで気持ちを切り替えていきます!

投稿 : 2019/05/01
閲覧 : 360
サンキュー:

1

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

予想通りの出来と反響

まさか生きている間に弐瓶の漫画が世間に評価されて、更にはBLAMEを起こしてくれる日が来るとは思わなかったため、一種の感動を感じた。
弐瓶は建築物を広大に書き、キャラを小型の置物の様に設置していく手法で世界観を描いていく為、やはり元祖弐瓶節はアニメではうまく表現しきれないところだったが、しかしそれも一つの狙いの様にも感じる。
建物を主人公として書いている様な弐瓶作品はまさにサブカルが好む漫画としての芸術なのだが、まさかの小規模ヒットを叩き出したシドニアではキャラやセリフに多くの焦点を当てる事が成功の秘訣だったと思われる。
結局この業界の娯楽作品は如何にプログレッシブな行為を施そうとも、マジョリティから評価を得るには何をしようともキャラ重視なので仕方ないのだが。

そこで今回折角のアニメ作品という事で、生物の目線から見る色のあるブラムの世界を見る事が出来た私は非常に満足でき、内容もこれから漫画を読む楽しみと興味をしっかり掴むような出だしと幕引きであり、非常にセンスを感じた。

ただ反響に於いては絶対に多くのレビューでこの痛い発言が出るというのは予測済だった。

「原作ファンからしたら弐瓶の良さを出せていない」

まさに的外れな表現なので、同じ古くからの原作好きとして余りこの目でみたくはなかったのだが、そうもいかなかった。
当たり前の話であって、これが評価点に下げる理由にはならず、特に私も実のところ所謂典型的な”原作厨”であり、何を見始めるにも基本的には原作を見た上で楽しめたならアニメ等メディアミックスに移行したり、それでおいて辛い批評をする事が少なくは無いのだが、原作が好きという事は寧ろアニメと原作とを同一の裁定をする事自体がナンセンスであり、アニメはアニメとしての表現法を上手くやってくれなければ寧ろ作品として劣悪になる可能性は高いのである。
というよりも、漫画ならではの構成、演出とアニメならではの構成、演出、ゲームならではの構成、演出などとそれぞれ長所と短所を引き延ばさなければ表現方法を変える事に何の意味もなく、今回のアニメ化ではそれを意識して制作を出来ているのではないかと私は考える。
いずれにしても漫画とアニメ映画を繋げるような見方をする必要性は無い。

ただこれはゲームや先進性のある漫画等の特異なケースによるもので、アニメ的表現を重んじる漫画、例えばワンピースやハンターハンター、ハガレン等そういった物は原作の表現に忠実に行ってもらわないと誰も喜ばない。

これについては原作のアタッチメントとしての作品なのかどうかで見方は変わる。
少なくともアニメ映画を作るのであれば仮に原作から話を引っ張ってくるものでも独立した作品としての立場を築く為、監督が独自のセンスを出さないといけない。

とにかく総評としては、この映画で表現と世界観が似た作品でテクノライズがあるが、ああいうのこそ寧ろ漫画にすべき動かし方だったと考えられるし、この作品について全体的に文句のある部分は個人的にはとても少ない。
ただ原作で存在するテーマは独自の描写に盛り込んでいる為、それらを薄める必要があった今回、物語を忠実に動かす上で一貫した何かしらのテーマをそこに介在させる事が不可能だったのが若干の薄味と言える。

投稿 : 2019/04/07
閲覧 : 428
サンキュー:

6

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ブラム

2019.2.4視聴完了。

崩壊した世界と機械に攻撃されるという
訳わからん状況から始まる。

なかなかスリルがあって面白い作品でした。
できれば1クール連続でやってもらいたいです。

投稿 : 2019/02/04
閲覧 : 380
サンキュー:

9

コンソメポテト さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ化はうれしいけどなんか違う!

Netflixで映画化された 漫画BALME!のアニメ映画化作品です。
原作のBLAME!も連載当時からのファンで全巻もちろん集めております。

同じ原作者二瓶勉作品の「シドニアの騎士」がアニメ化されその中の劇中作品としてBLAME!が映像化されていたので BLAME!もアニメ化くるかなとは予想してたのですが・・・原作好きとして映像化されるだけでも嬉しいは嬉しいのですが
原作好き故のう~んなんか違うって感じがどうしてもなくなりません 

ビジュアル面的には原作の汚い黒い感じが3Dアニメでは表現できないかな~
観やすくはなっていますけどね その分味が無くなったなっていう感じがします。 なんでそうしたのかが判ら無いのですが原作ではこの世界の人間は網膜に視覚情報が表示される(ただし文字は読めず意味は判ら無い)設定なのですがヘルメットに写し出される表現にかかわってますね 
キャラの動きは良いですよ 恐らくモーションキャプチャーで動きを付けてるんでしょうね自然な動きに見えます。カメラワークも良いですしそういうとこだけ観るとかなり高評化なのですが・・・
顔の表情もかなり手描き風に近い感じで技術の高さがうかがえます CGのパキッとした感じは薄くなりましたね 
敵メカのセーフガード駆除系の動きもワシャワシャしててキモくて良いです。 

物語は 原作の電基漁師達の話を継ぎはぎしてダイジェストに一つの話としてまとめたって感じですね 原作の話はそのままやると相当にややこしいので その判断はわからなくは無くはないのですが 原作の味は相当に薄まってしまいますね  個人的には原作の1~2巻を題材とした方が BLAME!の世界観を色濃く映し出せたんじゃないかなって思うのですが・・・

キャラとしての主人公霧亥(キリイ) は原作でかなり後半の人間味が薄くなった殆ど喋らなくなったものをこの作品のモデルにしてるんじゃないですかね 原作ではまだこの頃は 怒りやとまどいの感情を表にだしてましたので この作品単体で観ると主人公霧亥はメカっぽい何考えてるか判らない意志疎通し難いキャラに見えてしまいます。 

女性科学者 シボ 体は原作ではヒロイン?格ではありますが人格がデータ化してる上に体が機械だったりして容姿が幾つも変わってしまうので固定イメージが無いんですが 人間味がある感情をもち涙さえ流すキャラでしたが 今作ではデータ人格っぽい機械的な実験を優先するようなキャラになってますね でも霧亥よりは意志疎通できてますね

この作品ではヒロイン電基漁師づる 原作のキャラをかなり肉付けしたより
人間味溢れるキャラになってますね 主人公霧亥に情をよせる描写もありますが 原作にはありません  

なので相当にキャラの性格付けや設定をディフォルメして判りやすくしているのでそれがハリウッド映画にありがちな原作を平坦な判りやすい作品にしてしまい原作好きには物足りない感じになるパターンの作品になってしまってはいるのですが ただBALME!は尖ってる部分が多いので原作の風味はかなり残ってますから原作未読のハードSFが好きな人には楽しめるのではないでしょうか
原作好きの自分としても不満はありますが映像化してくれてありがとうと言いたいですね

投稿 : 2019/01/27
閲覧 : 327
サンキュー:

1

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

映像化だけでも偉業<59>

原作のエピソードを切り出して荒野の用心棒みたいな頼れるハードボイルドおじちゃんが事件解決して去っていく映画に仕上がってますね。
まとまりの良さと引き換えに、原作のなんか解らんけど凄い→提示されていく重厚な世界観→SFSFした終盤みたいな超体験は得られず。
しかし、BLAMを1本だけの映画にして何をやるかといえばこうするしかないような。
全編映像化は無理だろうし、尺の20%をBLAM学園にするって訳にもいきませんしねぇ。

ちなみに、原作読み返してみたら序盤にキリィが珪素生物を煽り返してニヤつくという初期ゴルゴ13的なシーンがありましたわ。

投稿 : 2019/01/05
閲覧 : 301
サンキュー:

4

ザカマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

自分はダメだ

画も暗さも自分はダメだった
マトリックスのような設定だけど、微妙
絶望感もイマイチ伝わってこない
時間も無駄に長い

投稿 : 2018/08/31
閲覧 : 334
サンキュー:

1

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BLAME!のストーリー・あらすじ

テクノロジーが暴走した未来。人類の希望は孤独な旅人に託された――。

過去の「感染」よって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。
都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、防衛システム「セーフガード」に駆除・抹殺される存在へと成り下がってしまっていた。
都市の片隅でかろうじて生き延びていた「電基漁師」の村人たちも、セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により、絶滅寸前の危機に瀕してしまう。
少女・づるは、村を救おうと食糧を求め旅に出るが、あっという間に「監視塔」に検知され、セーフガードの一群に襲われる。
仲間を殺され、退路を断たれたその時現れたのは、“この世界を正常化する鍵”と言われている「ネット端末遺伝子」を求める探索者・霧亥(キリイ)であった。(アニメ映画『BLAME!』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2017年5月20日
制作会社
ポリゴン・ピクチュアズ
主題歌
angela『Calling you』

声優・キャラクター

櫻井孝宏、花澤香菜、雨宮天、山路和弘、宮野真守、洲崎綾、島﨑信長、梶裕貴、豊崎愛生、早見沙織

スタッフ

原作:弐瓶勉『BLAME!』(講談社『アフタヌーン』所載)、 監督:瀬下寛之、副監督:吉平"Tady"直弘、総監修:弐瓶勉、CGスーパーバイザー:吉平"Tady"直弘、脚本:村井さだゆき、プロダクションデザイナー:田中直哉、キャラクターデザイナー:森山佑樹、ディレクター・オブ・フォトグラフィー:片塰満則、美術監督:滝口比呂志、色彩設計:野地弘納、音響監督:岩浪美和、音楽:菅野祐悟、音楽制作:キングレコード

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