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「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ Ⅱ(TVアニメ動画)」

総合得点
69.2
感想・評価
479
棚に入れた
1837
ランキング
1880
★★★★☆ 3.6 (479)
物語
3.4
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.5

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ Ⅱの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

見習い一兵卒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

ガンダムという力の象徴

ガンダムという力の象徴をどう使うかというのをとても考えられる作品でした。
内容は視聴済みという前提で書きます。
最終話は…あまりにも現実を捉えすぎた為、その辺りで賛否両論が別れているのだろうと思います。でも、そうするしかなかったのだと思います。事実、マクギリスという人物はそういう人物だと思いますし、可愛そうな人間だとも思います。カルタイシューも同じです。立場の為に本当の自分を出すことが出来なかった。マクギリスという人物も同じです。腐敗の中で生きてきて、育ちの良いカルタやガエリオには理解出来ない狡猾さが彼にはありました。それに三日月の仲間を守るために敵に対して誰であろうと容赦はしない。それが危うさもある彼の強さだっと思います。ですがそれを、ただの「強さ」だとか、「利用価値」と錯覚してしまう所にその立場という「権力」の恐ろしさがあります。最初は火星の独立をうたっていましたが、やはり物事は一筋縄にはいかない。その事を存分に描いた作品だと思います。その過酷な現実を知ることは、果たして自分自身の人生にとって必要な事なのかは、自分には解りません。一期の最終話は狂気VS狂気とは誰かが書いていましたが、そこまで含めてガンダムです。そしてそこに残るかすかな正気が人を感動させたんだと思います。非常に判断の難しい作品だと思います。こうあるべきだと批評してはいけないと思いますが、終盤から最終話にかけて悲しい事が起こるのは確かです。(笑)
あ、ちなみに一期は放送時には全く見ていないです。狂ってるって聞いてからとりあえず一通り視聴して、2期から何だかちゃんと見ようと思って毎週見てました。

投稿 : 2017/07/05
閲覧 : 215
サンキュー:

0

ネタバレ

チョタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

マクギリス

関連以外は最高に良かった。

投稿 : 2017/06/28
閲覧 : 188
サンキュー:

0

てーお さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

次は何をすれば良い?・・・ミカヅキの冷めた視線が・・・

いぁ・・・ガンダムだ

元々、戦争の悲惨さとかを主題にした作品故に、多くの仲間や人々が
敵・味方双方の持つ理想を実現する為、互いの抱える矛盾を払拭する
べく大きな波に巻き込まれながら平和を求めて戦う話

当然、その中で、主人公のグループだから死なないって事も無く
おかげで人間ドラマも深みを増す感は有る・・・が!!
2期16話まで見て、何もそこで殺さなくても・・・って、お気に入りのキャラだったのに!!

この悲しみを越えて、少年達はどこへ辿り着くのだろうか?

お勧め度 7+/10

投稿 : 2017/06/14
閲覧 : 394
サンキュー:

3

ネタバレ

しばわ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

豚にやらせたほうがまだまし。

全世界のアニメ史上最低な駄作!実写デビルマン以下のゴミ。これを作った岡田磨里は人間ではない。長井龍雪も許さない。彼奴らはバイ菌以下の存在。鉄血は豚にやらせたほうがまだまし。以上。

投稿 : 2017/06/12
閲覧 : 432
サンキュー:

8

ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

終盤の展開にがっくし…(批判的なレビュー)

 熱く!かつ丁寧に作られていると感じた1期と比較して2期は…。

 急ごしらえで作ったのか知らないけど…展開が雑すぎると感じた。


 面白い悪役だと信じていたマクギリスが…あんな考え無しの小物に変身するとは…。
 マクギリス推しだった自分はただただ失望。
 しっかり彼を活かしたらもっと面白い作品になったと思うんだけど…。(私見)
 せっかくのバエルもイマイチ活かせてないよね…。面白い機体なのに…。

 オルガや三日月を含め、魅力的なキャラが多い作品だと思っていたけど、終盤は三日月の格好いいシーンもガクッと減り、オルガはただただ平凡な男のままあっけなく死ぬし…。
 それでいてストレスのたまるキャラはしぶとく生きる…。

 1期の熱さが嘘みたいに萎んでいった2期。
 逆転を期待してしっかり最後まで観たけど、正直期待を裏切られた続けた二期でした。

 作品として嫌いではないですが…。(終盤までは楽しかったですしね…。)

 色々勿体なかった気がします。

投稿 : 2017/06/08
閲覧 : 278
サンキュー:

16

ネタバレ

カラオケ鍛錬中 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

後半がもったいない!!

とにかくガンダムシリーズはたくさんの人が死ぬのは当たり前なのですが、この人は死なないでくれと思うようなキャラが簡単に死にます。特に後半はすさまじいスピードで死にます。ちょっとやりすぎでした。前半がかなり良かっただけにとてももったいない作品となっています。設定もキャラもすばらしかったのに・・・

投稿 : 2017/06/08
閲覧 : 219
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

泣きたくなるほど酷い話だ。

なんなのこれ。主要メンバーほぼ全滅って、これ見て誰が喜ぶんやろう。
もう、ほんと意味わかんないし、腹が立つわ。
戦場で人が死ぬのはわかる。けど、普通にショッピングしてたり、街中で撃たれるのとかほんとやめて欲しい。
あと、こいつは死んだやろうって思っても何故かしぶとく生き残ってるやつらがおるから、オルガとかラフタとかシノがあっけなく死んでしまってるのが信じられへんのよね。ジュリエッタとかなんで生き残れたん?
あと、イオクがいらんことしいすぎてもう。初登場の時は、良さげなキャラが出てきた!って思ったのに、もう最後は嫌いになりすぎて、死んでくれてありがとうとすら思ったわ(笑)
あとさ、ラスタルに追い詰められて危機的な状況やのに、三日月の両手に花状態が、ホンマに危機感無さすぎてシラケる。
これはアカンわ。ガンダムシリーズは大抵、見るとハマって好き〜!ってなるけど、これは認められへん。全然、好きじゃない!これを見てた時間を返して欲しいくらいや。ホンマに腹が立つ。
一期は良かったのに何でこんなことになっちゃったの?どうしたの?
これはホンマにどうでもいいことやけど、オルガの前髪がポケモン過ぎて笑う。オルフェンズのキャラ、みんな髪型独特すぎる〜。

投稿 : 2017/05/27
閲覧 : 243
ネタバレ

ggrks さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

実弾兵器強設定よかったのにな

実弾兵器をメインしたガンダムはすごく良かった
しかし、傭兵団と任侠と正規軍とクーデターとバエルとMAと多すぎるネタを広く浅くやったせいでどの内容も薄っぺらくネットで突っ込まれている。
まぁ俺としてはストーリーよりもあのレクスのアンビリカルケーブルみたいのが意味がわかんなかったんだけどな。
どうやってあんな動かしてんの?
スラスター付いててもあの動きがわからん。
長さと太さと収納スペースが違いすぎて悲しくなった
もうちょっと戦闘補助的な感じで使えばヤバイってなるのに
もう最後はアンビリカルケーブルメインに戦ってたからなw
ナンダコレ感はかなりあった
総評すると
1期 革命の乙女→流れた血の割に地味な革命
2期 火星の王→なれず
クーデター→失敗
テイワズ→脱退
主要キャラ→ほぼ死亡
ガンダム→全滅
せっかく設定はよかったのにな
ストーリーでやらかした感
やっぱすげぇよミカは

投稿 : 2017/05/14
閲覧 : 249
サンキュー:

5

ネタバレ

sion さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白いと思うが。

一期は奴隷兵だった少年達の快進撃。
毎回単騎最強ではなく、戦術も織り交ぜられていて胸熱な展開もあった。

二期は半クールまでは良かったがガンダム覚醒のシーンは特にカッコよかった、が、問題は終盤。
特定のキャラが完全崩壊してるのはやり過ぎだと思った。終わらせ方に賛否両論あるが、自分は好きな展開であった。

投稿 : 2017/05/14
閲覧 : 171
サンキュー:

3

ネタバレ

司遼 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ガンダム史上、いやアニメ史上最悪の作品 うすら寒いギャグでしかない。

最大の問題はシリアル・リアル、整合性・説得性というリアルロボアニメであるくせにSFとしての側面を全部投げ捨てているという大問題作品。

今の炎上具合ですら生ぬるい。こんなのご都合主義ですらないうすら寒いギャグ。
正直、高評価の人は基礎的な良識が足りてません。義務教育やり直してこい。


ドラマ性?シリアス?この作品に最も欠けてるものだよそれは。最終回なんて最低最悪以外の何物でもない。


まずご都合主義とは、発生する確率が低いが起きうる事象が最高のタイミングで実現する、何らかの超技術などのファクターにより実現している状況を指す。

しかし、鉄血の敵側にばっかり起きるご都合展開はこれらに全く合わない。ありえない出来事が意味不明に発生して、それで世界はよくなっていっていますと言い張ってるだけ。
説得性も整合性も因果性も相当性も何もない。単なるギャグかポエム。


たとえるなら、作中のバエルの扱いである。
錦の御旗とは戊辰戦争で使われ、幕府軍の戦意を総崩れにさせ薩長を勝利に導いた超重要アイテムであり、権威を表すものである。

なのに、作中味方の戦意を高揚させたのに敵には全く無影響と本当に同じ組織に属していた人間同士の戦いにあっては絶対にありえない展開である。
またラスタルはバエル奪還を大義として掲げていたが、アグニカが認めた人間だけがバエルを起動できるという伝承からこの大義では不足する。

さらに、対外的に行ってきたテロ行為を暴露されてなお自分たちの正義を信じて疑わないのなら、アリアンロッド兵は洗脳されてるか薬物でも決めてる精神異常者集団でしかない。

権威と権力の違いが分かってない典型的な馬鹿が作った作品であることを妙実に語っている一例だろう。
ぶっちゃけ素人の小説のほうがまともだ。


次に終盤のID書き換え。
ヒューマンデブリ、誘拐奴隷という戸籍=ID抹消された人間がうじゃうじゃいる中で地球でしかID書き換えができないとはどういう事だ。
そもそも誘拐奴隷などというものは戸籍管理がガバガバ状態で横行するもので、この超展開は世界観をぶち壊す所業である。

SFとしての禁忌である。
また、誘拐奴隷はたかが禁止条例を締結した程度でなくなりはしない。そもそも取り締まる戦力を撤退させて条約だけ結ぶとか馬鹿か。
現実に、誘拐奴隷などの人身売買は死刑の国がほとんどだが、その国では全く根絶できてない。その理由を少しは考えろっての

禁止する法律を作ればなくなるとか、小学生以下の見識である。


鉄華団への殲滅もおかしな話である。
鉄華団は単なる傭兵団でしかない、しかも対外的にはギャラルホルンの汚職を暴いた立役者でありよみがえったMAから火星の人々を守った英雄である。
なのに、疎まれているだけのギャラルホルンの報道を鵜吞みにするだけの世間の反応はあまりに矛盾が過ぎる。

また、マクギリスの行った謀略はすべて内的なものであり対外的には何の被害も出していない、ラスタルらは世界各地でテロ行為に勤しんでいた。
これを対比したとき、ギャラルホルンだけが信用されるのも異常極まっている。

また、先にも言ったように鉄華団は傭兵団だ。正規軍に勝てるわけがないのだ、勝って当たり前の戦いに勝って威信が回復するわけもないだろう。
鉄華団はアリアンロッドの敵ではあっても世界の敵でも何でもないのだから。

むしろ、アリアンロッドのほうが世界の敵である。これももはやコントだ。


次に屈指の問題点ダインスレイヴ。
この命中率は異常の一言に尽きる。あれほどの硬度と速力を持つ貫徹兵器では砲弾が自らの持つ運動エネルギーによって自身・対象を弾いてしまうためそもそも刺さらないという現象が発生する。

まず、あそこまでのダメージが発生していることに矛盾が生じている。
次に命中率だ、あんな大口径の実弾兵器がピンポイントでMSを狙撃できてることも異常ながらほぼ命中している。

火星の軌道上から地表まで約1億7千万キロ。わずかな誤差で数十キロじゃすまない誤差が発生する。そこからたかが数メートルのMSを頭上から撃ち抜くなどもはやチートを超えたギャグである。

発射から着弾までのタイムラグに加え、目標自身がちょこまか動きまわる機動兵器を足止めもせずに命中させる。
ギャグであるもはや。リアリティが欠片も無い。


次に、マクギリスの頭バエル加減はさておきラスタルである。
マクギリスは死文化した法律とバエルという権威を以てギャラルホルンを掌握しようとした。
大してラスタルはアリアンロッドという軍事力とダインスレイヴという禁止兵器という二つの暴力によって反旗を翻した。

此処で注目すべきは、マクギリスは曲がりなりにも法によって目的を達成しようとしたのに対し、ラスタルは始終暴力で目的を達成しようとしている。

力に固執する愚か者?お前が言うな。
さらに軍事組織の民主化など、民主性そのものを理解していない痴愚の戯言である。


下調べもせずに民主化して禁止条約結びましためでたしめでたし――ーほんとうにいい歳こいた大人の考えることかよ。義務教育やり直して来いよくそ垂れ流すしか能がないのかよ。


ガエリオも一話ごとに言ってる内容が二転三転、真正の基地外になっている。コックピットつぶされたジュリエッタも後遺症なしに復活。
すごいな、ギャグ補正だよマジ。

まだまだ言い足りないが、総じて制作首脳陣に基礎的な良識・SFを作る上で必須となる知識、行き当たりばったりはいけないという常識
これらが欠如した、頭おかしい人以外には面白くない作品となっている。



うん、マジ死ね。

投稿 : 2017/05/09
閲覧 : 1628
サンキュー:

14

ネタバレ

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ドラマ性がもっとも丁寧に描かれたガンダム作品(女性好み)

二期はクーデリアを無事に地球に送り届けてから、少し月日が経ったところから始まります。


ハーフメタル利権を得たことにより豊富な資金を手に入れ、地球にも支部を置くほどの大企業に成長した鉄華団
一方、クーデリアは自身が代表を務めるアドモス商会を設立し、火星の独立の夢に向け着々と進んでいた。


だがそんな彼等に魔の足音が忍び寄っていた。
マクギリスが提案した作戦や計画に賛同したオルガ
これが鉄華団の運命を大きく左右することとなった。


そうなんです。【上手い話には裏がある。】【ただより高い物はない。】
鉄華団は文字通り裸の王様に騙され、泥で出来た舟に乗せられるという
地獄への片道切符を買ってしまったのだ


オルガよ、鉄華団の未来を考えるなら、あれ以上危ない橋を渡らなくても良かったのでは?
安定した収入と安全の生活はあるのだから、あとは地道で良かったと私は思った。


まあオルガはまだ幼かったんだね。世界を世間を知らなかった。
人の裏を、騙されるということを知らなかった。
故に最後は
{netabare}そして誰もいなくなった{/netabare}


そんな幼い彼等の生き様だったからこそ、他のガンダム作品にない
泥臭さや友情が描けたんだと私は思います。
人を選ぶとは思う結末ですが、私は好きです♪彼等の生き様がねっ!


最後に言わせて下さい
イオク・クジャンがウザ過ぎる((((((ノ゚⊿゚)ノヌオォォォ

投稿 : 2017/05/08
閲覧 : 403
サンキュー:

16

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

揺るがない“鉄の華”の、新たな刹那の輝きの果て…生き様しかと見届けました。鉄血ガンダム素晴らしかった。

#26「新しい血」
血ぃ滾らせる戦いと戦火で得られた平穏(日常)・褒賞(勢力拡大)。泥臭さをガンダムサーガに組み込ませた1期の良さを、この1話はちゃんと継承していました。安心です。
長井・岡田コンビなだけにドラマ部分がガッチリしてて(下手に宇宙ステーションや無重力を控えさせて、常に渇いた荒野や大地にキャラを置かせる演出です)、キャラがSFの住人なのに親しみやすさも感じられて、思いました。”やっぱり俺はこのガンダム、相当好きだ”と改めて。
2期後半は大分批判が噴出してると聞きましたが、あくまで俺は”好きなら好き、ダメならダメ”を貫きます。
さて、またガンダムのお世話になります。宜しくです!!!

#27「嫉心の渦中で」
トドのオッちゃん、相変わらずでとっても安心しましたw飄々としてニクめない悪党ぶりはご健在で、愛あるコメディリリーフぶりは良い清涼剤ですわ(泥を潤す水みたいで、二大ヒロインに負けてませんね)。
ここで新キャラ・ハッシュに関する掘り下げも来ましたね。どこかのアニメの死に急ぎ野郎感が噴出ですが、結局ハッシュも誰かのために抗い続ける奴だったし、果たしてどう物語を動かしてくのか気になります。
生死不明な”彼”も遂にマスク被って参戦ですし、新たなED演出家は『灰と幻想のグリムガル』(の中村亮介監督)!好きどころしか見えません。
多分評価は甘いだろうけど(苦笑)

#28「夜明け前の戦い」
戦場に「正義」も「悪」も存在させない”潔さ”、泥臭い戦術と宇宙に転がり続ける「躯」…アリアンロッド隊も絡んだ三竦みの戦闘シーンでいよいよ乱戦模様に突入。それにしてもジュリエッタと三日月、ここで初邂逅とは。既に二人の因縁はここからスタートしてたのね。
混戦模様でどこまで事態が移り行くのか分からないけど(ウィキでネタバレ知っても細かいとこは分からないしね)、鉄血2期は現状まだまだ勢い落ちていないね。”良いじゃん!”と思うオレは楽観的すぎるかな?

#29「出世の引き金」
鉄血シリーズで笑える戦闘場面に会えたの新鮮だった。蛇の頭を狙って三日月&ジュリエッタは暴れまくりで、イオクは未熟(=味方ごと狙撃するとか)目立つけど、一応仕事は果たしたし、まあ現状愛すべき未熟キャラに収まったかな(振り幅が広いアニメはやっぱ良いし安心できる)。
今回「任侠ガンダム」要素を全面プッシュし出したね。いいよ!こういう血生臭い夕方アニメは有難い(ホント好きだわ)。それに悩むことを止めないクーデリアは素敵だった。前進が「血」を運んで、「対価」と「敵」を生み出すジレンマ。そこから目を背けないのは、クーデリアの良いとこかもね。
いよいよオルガとマクギリスが本格的に結託したけど、”最短距離の出世街道”。その怖さはいつ来るのやら…。

#30「アーブラウ防衛軍発足式典」
死亡フラグ充満試練が待ってそうな終わりだった…。序盤の”最短出世”代価を早速提示してきそうだし、ラディーチェの浮かない顔でどうにもコイツを責め辛いな(アレルギーって言いながら、後味悪い面してたから)。
アストンも順調に永別気配匂わせてるし、何より”家族の絆”のせいで窮地に置かれる展開どうも、スゴく苦いし『ワイスピ』チームと辿る道が真逆だな(あれも”ファミリー”という言葉を非常に重宝してるしね)。
今回ばかりはフラグクラッシャー・三日月を持ってしても避けては通れぬ道っぽいし、うーん絶対続きは見るけど、気落ちは避けられないだろうな…。

#31「無音の戦争」
胃をキリキリさせられます。延々膠着状態なのと、死亡フラグが保っているのが…。加えて命令系統に慣れ過ぎているタカキ達の危なすぎる”信頼感”が地雷原へまっしぐらなのも…。やっぱりガランは敵の者で、ラディーチェ悪っるい面してたし、もっと相手に警戒心を持てよとこっちは叫びたい(それぐらい疑うことをタカキたちは知らなすぎる。1期のクソ上司たちのことを忘れちゃったのかな)。
アストンとタカキの絆も増せば増す程苦しくなって、いずれかが殺されなきゃ終わらん未来が鮮明すぎる。もうタカキは指揮全てをガランに委ね始めてるし、ラストカットの石に潰れた華がとっても不穏すぎる。
唯一救いは三日月達が地球付近まで来れたことと、確かめるために敢えて自ら戦火へ赴くマクギリス。ガランはマクギリスの参戦は予定外と見てたらしいし、窮地とオイシイ所はまさかの”チョコの人”が奪うのかな?
まあ救ってくれるんだったら、誰でもいいかも。本心言うと。

#32「友よ」
報われない終戦だった(まあ救いを求めることすら、戦争には意味ナシだろうし)。敵討ちは果たせない上(ガランは自爆したからね)、タカキは手を血で染めた。ラディーチェは保身欲しさにみっともない言い訳ばかりで、報われるわけがないね。小物に仲間を殺されたんじゃ(平気で人を欺くガランを貶す資格はコイツにないだろ)…。
ただ弱さを知ったことで、答えが見えた救いはあった。前述のようにタカキは答えを自分自身で下したし、ハッシュは背伸びを止めて肩の力を抜いて前に進めたし、皆がそこからどう先へ歩いていくのか注目かな。
今胸中を残留するのはただ苦い気持ちだけ。やっぱり辛い回だったけど、見応えはちゃんとあった。マクギリスの災難とコメディリリーフ役を担うザックに大分救われたが(苦笑)

#33「火星の王」
いきなりイオクと大人揃っての小競り合いで始まるとか、なんか笑えてきた。でも和やか場面は以上。あとは破滅的な道へオルガが歩いて行くわけだしね。まるでパチーノ×デ・パルマコンビの名作『スカーフェイス』に出てた主役のトニー・モンタナみたいに“駆け上がって破滅”の道が…。
考えた果てにタカキが出した答えは、まあ仕方ないね。幸せは先にもあるし、目の前にも勿論ある。タカキにとってフウカと過ごす時間はやっぱり大事だし、それすら守ることさえ出来なきゃ、(死んだ)アストンに顔向け出来ないからね。生者は死者の分まで生きることを避けられないからね。
先に待ってる粛正を既に知ってる身としては、タカキが前線を降りる最後はビターだけど救われるよ。

#34「ヴィダール立つ」
舎弟ハッシュが可愛いっすw三日月に付き従う空回りぶりが素敵だし、憑き物が取れたみたいに生き生きしてるぞこの少年。あとチャドはメリビットさん、狙ってたの?違うのか?単に自分だけ知らなかった寂しさだけの反応かな(多分そっちの方だろうね)w反面一筋縄ではいかない輩も続々暗躍してるし、ヴィダールも表舞台へいよいよ登壇スタートと、またまた波乱を呼びそうな気配が充満しまくりですね…。
“崇拝対象”をアルミリアに告白したマクギリスに、『ベルセルク』のモズグス神父を想起したのは見当違い?ラストまでの評判を事前に聞いた限りだと、どうも僕はそう思ってしまうんですよね。どうなんだろ?

#35「目覚めし厄祭」
昔読んだ『サイボーグクロちゃん』のあるパート(“異世界サバイバル編”)を思い出した。舞台は高度な文明故に崩壊した世界が舞台で、「作り物の天空」で航空技術を人は捨てた。つまり技術の躍進が人を滅ぼしかけたことへのアンチテーゼがあのパートには詰まっていたし、強烈だった(今までのクロちゃんは舞台が日常だったしね)。
イオクが見事にやらかしたモビルアーマー覚醒も、滅び去った最高技術の再来を招いたし、眠らせとけば良かった怪物、叩き起こしちゃったわけね。目先の手柄に釣られ過ぎて、アブない化物(しかもレーザー吐いてたな)お呼びするとは、成るほどコイツは評判通りのポンコツ坊っちゃんだったわ(しかも自覚は望めそうにないレベルの残念キャラ)…。なんかねマクギリスを初めてマトモと思ったわ。
つかレーザーが旧文明って、技術レベル相当低いな(今に始まったわけじゃないけど)。まあ逆に新鮮かなとはちょっと思ってしまったが、これが次でどう影響をするんだ?今は分からんな…。

#36「穢れた翼」
イオクがまたバカやったよ。部下の戦死に報いるどころか、見事に台無しにしちゃうとか、こりゃジュリエッタでなくても呆れるぞ。笑えんバカに。しかも守るべき民大半をビーム兵器で虐殺とか(結果的にね)、これでよく降格処分か終身刑にならないもんだ(ラスタルは彼の何を期待して披露したんだか)。
今回はモビルアーマー、鉄華団よりイオクの悪目立ちが圧勝。当然ダメな部分の方です(苦笑)。アイツに合うのは書類をまとめる事務系仕事の方が良い(断言)。その方が世界は多分平和です。ゼッタイに(ハッシュのツメの垢を煎じて飲ませた方が良いよホント)!!
以上。他、何も出ませんw

#37「クリュセ防衛戦」
今回って笑っていいのか、深刻にとらえていいのか。困ってしまう回だった。原因はねえ…またイオク。アイツいっそモビルアーマーに殺らせた方が良かったでしょ(なんでそこでジュリエッタは助けちゃうかな。甘すぎるよ)。
マクギリスとヴィダールが遂に邂逅果たしたし、戦闘シーンもタップリあったし、まあ本編は飽きないけど、このイライラいつになったスッキリできんのかな…(多分イオクが死んでくれたら、相当スッキリするんだろうな)。
ちなみに今回MVPは次回予告のマクマードさん。ただの親戚の気の良いじいさん化してて、癒されましたわ。感謝~♪

#38「天使を狩る者」
遂に2期の1クール目を無事完走できました。いやあ疲れた。ぶっ通しでガンダム見るのは体力居るわ。もう今回はイオク関連割愛して、他言います(てかね飽きた。イオクコメント)w
一番はなんといってもバルバトスの人外ぶり。人の手で動かすレベルをとっくに超越した動きをよく作画は崩れを抑えて、描き切ったなあと感嘆。ああいう鬼神の如き動きで無双しまくるバルバトスはやっぱり他のガンダムよりも血生臭くて好きですね(戦闘よりも殺し合いって言った方がしっくり来るし)。
今回は2期で初めてアトラのこともチョイ書きます。あの子1期で『To Loveる ダークネス』のモモみたいなこと言うし(つまり“ハーレム”ですね)、今回も久しぶりに夕方アニメで“子作り”言うたし、アトラはそっち方面だとホント明後日行ってくれるよ(笑)まあそれが清涼剤になってくれてて助かるし、あの子のミカへの一途な想いは微笑ましいし、救われる。アトラはやっぱ鉄血世界の“オアシス”だから有難い。
取り敢えず折り返しまで無事到着できたから、少し体力回復させたら、2クール目行きますか。今度でやっとKANA-BOONのOPが聞けるしね♪

#39「助言」
確認だけど鉄血ガンダム、夕方だよね放送時間は。思いっきり深夜帯で流れそうなシーンがあったよ(まあそこが良いんだけど)wあと今回は名瀬のアニキの漢っぷりにまた惚れた。女を格下扱いしないで、誠実に接する振る舞い。とてもじゃないがジャスレイが逆立ちしたって出来んなアレは…。
てか新年初放送もイオクはバカ丸出しすぎだろwでもああいうモノホンバカっているから余計にタチが悪いね。ジャスレイも保守派の中での極めつけの悪い方で、ヒソヒソ陰口漏らす当たり、器ちっせえなあコヤツ。まあお陰で名瀬のアニキとマクマードさんがカッコいいから、引き立て役の仕事はしっかりできてるとこは有難いかな(ミカにお菓子に振る舞う姿が孫大好きなお爺ちゃんすぎ)。
まあ戦闘場面はないけど、これはこれで好きな回。名瀬のアニキや皆が死ななきゃ、もっと良いんだけどね…。

#40「燃ゆる太陽に照らされて」
男が頭を下げてきたら、答えてやるのもまた男。酸いも甘いも噛み分けてなきゃ出来ない名場面ですよ(男になるならこうなりたいな)。散り様すら逃げることなく、カッコよく散っちまったし、惜しいキャラをいくらなんでも亡くしちゃって悲しいです(アミダさんも本物のイイ女でしたよ)。
慈悲も一切かけねえなんか、イオク畜生この野郎です。しかも火の粉が舞ってきたら、椅子の後ろに逃げ込むなんざ…なんすかね?可哀想をまた更新しましたね(イオク坊ちゃんの良いところって逆にどこ?どこにあるの)?
裏でチマチマ動くような輩にゃ光れん死にざまでした。見応えがありすぎる。

#41「人として当たり前の」
“死ねば皆仏様よ(記憶するわ。このセリフ)”。マクマードさんがとにかくカッコよすぎる。惚れちまうわ(同じことばっか言ってんなオレ)。アトラやハッシュもタービンズの赤ちゃん必死に世話してるし、名瀬さんは仲間や家族に恵まれていた人でしたね(当然アミダさんもね)。
ラフタ、いっそ“鉄華団に入れて”ぐらいは言ってくれよ。そこで相手の為を思う気持ちを優先するよりも、自分自身の幸せも考えたって良かったのに(我儘一度はOKでしょ)…。想いは胸に秘めたまま、戦場で散ることもなく、呆気なく銃殺ってジャスレイ一派当然酷いが、脚本ちょっと鬼すぎるでしょ(岡田さんを責めたいけど、酷評レベルの出来じゃあないから)。
まあ謀略でのし上がった輩の末路は決まってるから、ミカや皆が落とし前をどうつけるかが楽しみです。

#42「落とし前」
序盤でいきなりメリビットさんがナレーションでビビらせたよ( ゚Д゚)ちょっとしたホラーチック。いきなり飛ばしまくったなあ。
身の程を知らない奴ほど、負けっぷりは無様だな。タカをくくって相手に結果返り討ちに遭う上に、頼る仲間も間違えるとは(しかも相手はあのイオク)、つくづく真の負け犬ですな(人の話を聞けない奴って言ったが、聞ける奴かと言い返したいね)。マクギリスにも“寄せ集めの傭兵たち”って酷評されるし。処世術に長けてる奴は勝ち組にはなれるだろうけど、結局覚悟も持てない奴は勝ちへ行けても落下も早い。ジャスレイは覚悟もなく引き金引いてオジャンな終わり。スッキリするけど、スッキリ出来ない面倒くさい余韻です…。
何だかんだで残り話数はあと8話。早いなあ。全部終わったらきっと寂しくなるだろうな。絶対に…。

#43「たどりついた真意」
マクギリスの目的地と仮面を外して戻ったヴィダール=ガエリオ。少年期がキーポイントなのはこれで分かったけど、マクギリスは神話にすがった少年だったのかな(ラスタルの言葉にも頷けるところがあるし)。ガエリオが厄介な相手になってこともビックリ。アインとの共同前線、それでミカ(とバルバトス)と互角に渡るあの実力は素直に凄い。どれほどの努力と執念、糧に今まで戦ったんだか…。
今回はバトル控えめ、話の動きも控えめだけど、そろそろアルミリアのパートに来るのかな?ガエリオ出たし。

#44「魂を手にした男」
切ないし哀しかった。マクギリスは御伽噺に魂ごと捧げていたし、一人ぼっちでバエルという幻想を追い求めてた。確かここでマクギリスを“小物”認定してたらしいけど、ボクはそんな風に思ったことはなかったかな。正直言うと。
理由は同じ岡田麻里さんの『あの花』のゆきあつから。ゆきあつは文武両道・容姿端麗の男子だけど、心の底にはめんまに対する後悔・依存を抱えてた。マクギリスは女装してまでめんまを求めた彼と似てた。演者が同じという以前にその内面が酷似してた。
ただゆきあつには“超平和バスターズ”の皆がいた。でもマクギリスは崇拝者に恵まれてても“友”がいない。なるはずだったガエリオは敵として対峙してるし、協力関係の鉄華団とは単なる利害の一致なわけだし、ゆきあつよりも彼には本音を話せる相手がいなさすぎる(あ、トドのおっさんいたか)。机上の空論並べただけだし…。
考えると鉄血はグレーゾーンのキャラばかり。純粋無垢な正義感を掲げる者はほとんどいないし、皆均等に泥にまみれて、血で染まって重巡する。やるせないことばかりだけど、それも現実の形かもね。
今回はマクギリスの事をひたすら語ったけど、語りたくもなってしまうほど今回はマクギリス回。ボクは彼の気持ちがちょっとは分かる気がする(分かる気ね)。

#45「これが最後なら」
戦力と戦術の差が圧倒的に違いすぎる。なのにシノの「スーパーギャラクシーキャノン」で脱力させられたわwあくまでゴールへ止まれない鉄華団の勢いが、良くも悪くもラスタルへ一矢報いる手前へ行けた。
それでも相手は力業で倒せるほど甘くなかったね。矢継ぎ早で哀しむ暇(シノの死)すら一切与えてくれなかったけど、それでも戦火の激しさを人間ドラマと盛り込むなんざ、個人的には余分な感傷削ってくれて嬉しい限り。ほとんど戦闘回だったけど、ラスタルの采配ぶりはイオクの無能とジュリエッタに疲れ気味で逆に新鮮。やっぱこの人統率力が桁違いだよ。マッキー以上?
窮地に一気に立たされた上、シノが集中砲火で戦死。鬱度合いは低いけど、後々ジワジワ来そうかも。

#46「誰が為」
追い付こうと戦い続けた者の覚悟が宿ってました。ユージーンが焦るオルガを叱咤激励したように、ガエリオもマクギリスへ一矢報いることが出来た。ヤマギも初めてオルガへ対して怒りと意見をぶちまけた。誰かへぶつかることを止めない者だけしかできませんし、人間ドラマが戦乱の中にしっかり宿って安心しました。
マクギリスもいよいよ窮地に追われ始めてきましたし、果たしてバエルと幻想だけで一体どこまで歩けるのか?友も仲間が誰もいない今の只のマクギリスに。鉄華団も窮地だけど、そこは“家族”がまだいるから一人ぼっちじゃないわけだし、その差が後にどう影響をマクギリスに及ぼすか?そろそろトドのおっちゃん出して、白黒つける手もあるでしょw

#47「生け贄」
オルガに付いて行きたい気持ちも、ザックが皆へ苛立つ気持ちも分かるから、一概に言えない気持ちにさせられます…。最短の代償がいよいよ牙を剝きだしたし、もうザックの言うように“終わり”しか見えませんね。それでも譲れないものをオルガや皆は抱えている。そこから逃げたら自分自身をもう許せなくなってしまう。捨てればすぐに楽になれる“枷”が皆の絆でもあるから、愚策だなんて言えないぐらい、家族の血が非常に濃いです。
クーデリアの言うように皆不器用すぎるけど、だからこそ愛おしい仲間たちなんだよね。ザックもあの言葉の裏にデインへ伝えた本心あるから、鉄華団をどう思っていたかが伝わるので苦いです。真摯ゆえに尚更に…。
マクギリスは綱を失い、オルガも窮地へ立たされる。次はいよいよあの回だし、見渡す先は破滅だな…。

#48「約束」
今まで人を利用してのし上がったマクギリスが、初めて利用される側を自ら望んで手を上げた。それは三日月や鉄華団への憧れもあったのかな?ネット上ではオルガは“何も変わってない”って言われたけど、それの何が悪いのかなってオレは思ってしまうよ(生き方を変えれんドラマはフィクションだろうとアリっちゃアリだよ)。
それにオルガの進んだ道は血に染まっただけじゃない。真正面から人と向き合う「当たり前の姿勢」があった。だから危険も顧みず手を差し伸べる人がいる。そういう理屈で語り切れない仁義と意地を貫いたから、最期までオルガ・イツカは鉄華団の「団長」だった。でもねえこれリアルタイムで見てたら衝撃受けてたね。間違いなく、ご飯食べる手とか絶対止まってた。
いよいよ残りはあと2話に。既に寂しさ込み上げてるけど、GW最終日をガンダムで過ごせるのは、個人的には有難いです。明日の仕事の糧にもなるんで。

#49「マクギリス・ファリド」
帰る場所はマクギリスにも最初から残されていた。彼もまた不器用でどうしようもないバカだった。それでも譲れぬもののため、捨てきれないものの為にひたすら何かを捨て続けて、友の前で命を燃やした。見届けたのがガエリオなのもマッキーには救いだろうし、アルミリアもマッキーの罪もすべてを背負うと決めた。もう十分すぎるほど素敵な人に囲まれていた、その事実をもっと早く知れば何かは変われたのかな?ガエリオやアルミリアと過ごせたはずの別の未来を…。
やるせない気持ちになるし、喜びも湧かないけど、燃え尽きた男の命はやはり不思議と輝いてます。結局彼も刹那の輝きだけを求めて去りましたが、カッコ悪いけどカッコいいです。この名前は忘れられない。

#50「彼等の居場所」
生きてる土壌がジュリエッタと三日月とでは違いすぎるし、永遠に分かり合えることなんて在り得ない(最後までジュリエッタは気付けないまま勝利を収めた)。多分それを汲み取れるのはギャラルホルンではラスタルだけかも(彼も多くの屍の上を歩き続けた人間だしね)。マクギリスの事もきっと分かったからこそ戦い続けた。
分かっていたけど三日月や昭弘は死んじゃったし、やっとイオクも死んでくれたし、決着は苦く結んだ。でもここまで見てきてオレはスッゲー不思議に思ってしまう。一体何のどの部分をアニメファンは批判したの?ほぼ粛清エンディングを避けなかったことが原因?それともキャラの死に様が呆気無さすぎるところゆえ?オレ相当この展開スッキリしてるんだけどな…。1期も2期も今時アニメでかなり攻めた作品だったし、絶対スタッフ・キャスト陣は誇っていいと思うけど。
オレが思うにファンの批判に屈して言い訳がましいことをイベントの追加情報に込めるのはどうかと思う。批判は批判で受け取るべき。それもまた仕事の一環。こんなところで何言おうと意味なんかないだろうけど、長井監督、素晴らしい時間をありがとうございました。これから関連書籍やBlu-rayをゆっくり買ってきます。金には一切恵まれないけど、自分の部屋に揃えたい初めてのガンダムですよ。胸張って断言します!
というわけで結びです。ずっと好きでいさせてもらいます!!!あ、でも昭弘とイオクの因縁、掘り下げてほしかった。オルガから聞いたんだろうけど、場面ないと伝わりづらいかと。

投稿 : 2017/05/07
閲覧 : 555
サンキュー:

2

ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

不在の政治性

*内容に変更はありません



一期のラストで主人公と子供たちに出された「宿題」は果たされ、二期の終幕では本が読めるようになった主人公。
しかし、その「先」を自らが考え出すには、作中の時間は足りなかったようだ。


{netabare}作中で何度も、教育が無いために稼いだ金銭の使い途すらも考えることが出来ないと描かれる鉄華団団員だが、彼らをまとめる唯一の理念は「家族」として表現される。
ヤクザの「一家」に近似してゆくのも、必然かもしれない。

主人公がアトラとの間に子供を作ろうとするのも、ヤンキーにありがちな早婚ではなく、「本を読める」ようになった主人公の精一杯に見出したものが、「家族」であったからだ。
クーデリアに「赤ちゃんを作ろう」と呼びかけるアトラは、別に性的関係を結ぼうと誘っているのではなく、言葉通りに「子供を作ろう」=「家族になろう」という素直な呼びかけをしているに過ぎない。

キャラクターの一人一人を、丁寧に細かく描写しているために、彼らの「家族」は、とても自然に強固なものに見える。
が、「家族」の枠を超えて人がつながるためには、何らかの理念が必要になる。
例えば、イデオロギーはその一つだ。

「家族」の実体性を演出するため、本作では「イデオロギー」は空虚な否定性として描かれざるを得ないようだ。

二期の冒頭でクーデリアに接近する「活動家」が、三流のイデオローグとして描かれるのがその現れだろう。
いや、イデオローグを名乗る、単なる「政治ゴロ」として描いてしまう視点が、本作のストーリーラインを規定している。
終幕のマクギリスの挙兵の場面において、彼の主張が対抗勢力から「たんなる詭弁だ」と一蹴されてしまうのも、同じ流れからくる必然だろう。
視聴者からはほとんど意味不明に見えるマクギリスの主張と戦略は、説得的なイデオロギーを描写することが、設定の必然によってあらかじめ不可能と定められていることによる。

ラスタルとの開戦の後、火星へ退却するマクギリスに対して「鉄華団の戦闘は、降りかかる攻撃を退けてきただけだ」と語るオルガだが、そもそも「鉄華団」を結成し、これを経営しなければならない境遇自体が、社会からの「攻撃」であるという視点は持てない。
自分の過酷な少年時代を、社会からの「攻撃」であったと自覚したマクギリスと対照的だが、ここでも「教育」の有無が視点の差を生んでいるようだ。
しかし、「攻撃」に対抗する反抗を、イデオロギーとして表現することまでは、上記の理由で出来ない。
イデオロギーが不在である結果、オルガは、ついに「家族」の生存を超えるその先を指し示すことが出来ないまま、最後を迎える。

社会的な不正義を表現する「理論」の不在が、マクギリスの決起に際して、火星側からは鉄華団ただ一つが参加するという作劇になって展開される流れを生む。
何らかの「理念」の共有が存在していないことが、「鉄華団」が応援勢力を招集できずに単体で戦闘参加する展開を必然化する。
「家族」を超える理念を持てない鉄華団は、「家族」外の助力を応集する影響力を持てない。

作中の「世界」においては自然で必然的な展開なのだが、この必然を生むのはイデオロギーの排除という設定だ。

この現状は、火星の「全住民」に関係する不公正の現れであると「理論化」するイデオロギーの不在。
「俺は儲かっているから関係ない」と言う者も例外ではないのだ、という「理論」の不在。

象徴的に言うならば、この「世界」には「ジオン・ダイクン」が不在である、と言えるだろう。
逆説的に、イデオローグ=ジオン・ダイクンの不在によって、この「世界」の政治性は定義されている。


作中からイデオロギーが排除されるのは、アニメ作品に政治的なものが入り込むことに拒絶的な視聴者の気分を配慮してのことかもしれない。

だが、アニメに政治を持ち込むな、というのも一つの「イデオロギー」だ。
アニメは政治と切り離されている、というのは、即物的な事実ではなく、そのような「見方」をするという態度表明に過ぎない。

ウヨクが「反日アニメだ」、サヨクが「大政翼賛アニメだ」と主張するときに、それぞれのイデオロギーからの視点を明確にしなくては説得力が皆無であるように、「政治的に中立なアニメ」とみるためには、中立性を証明する必要があるだろう。
自明の事実だからそんな必要はない、と言うだけでは、説明抜きに「反日アニメ」「大政翼賛アニメ」と言い放つ人がまともに相手をされない事態をなぞるだけにしかなるまい。

本作におけるイデオロギーの積極的な排除は、視聴者の欲望に応えて、中立性を自己証明する意図があるように見える。

しかし、イデオロギーの不在は、反対に立つギャラルホルンの、特にラスタルの立場をも不安定にする。

終盤の決戦におけるラスタルの立場や役割が、今一つすっきりと視聴者に了解されないのは、イデオロギーの不在が反対者のイデオロギーをも曖昧にするからだろう。

思い出したように「合法/非合法」や「マスコミ工作」が持ち出されるが、いかにも唐突だ。
作中の設定に入り込んでみれば、支配システムが劣化して「法治」が形骸化している、平たく言えば、「影響力」があれば法律に違反しても罰を受けなくても良いという、「支配者」が法律を捻じ曲げて世の中が動いているという状況だが、これも視聴者の政治観に寄り添った表現なのだと言えるかもしれない。
「政治」は「えらい人」が「上の方で」動かしている「難しい」ごちゃごちゃで、「自分なんか」には「カンケー無い」出来事であるという政治観を反映しているのだと。

だとすれば、自分の予想や期待に反する展開に出会うたびに「クズ」「カス」とレッテルを貼ることが権利であると疑わない視聴者が、終幕の不透明ですっきりとしない展開を間接的に制作者に要求したのだ、と言えなくもない。


だが、イデオロギーが不在であっても、それがそのまま政治性が無いということにはならない。

確かに、イデオロギーによる「正義」の争奪を、製作者は退けているように見える。

それぞれの立場に、それぞれの「正義」があり、互いに尊重し合うべきだというのが現在主流の考え方だろう。
それぞれの「正義」に応じて、「現実」はそれぞれに異なって見える。
他者の見え方を否定することはできない。

だが、通常の普通人は、他者と共に一つの現実に生きていると「信憑」しているはずだ。
歩行者天国に車が突っ込んできたとき、逃げ惑う人々を見ながら「彼らにとっての『車』は私にとっての現実とは限らない」と傍観する人はいないだろう。
誰でも一斉に車から逃げ惑う。
車から逃げなければならない同じ「現実」に、他者も自分も所属していると疑いの余地なく感じている。

いわば物理的に唯一であると信憑されている「世界」を、多様な価値観による異なった「世界」という解釈で取り仕切るのは、もう無理がきているのではないか。

「無理」は、「現実」的な衝突に至るほかないだろう。
本作の戦闘シーンにおいては、戦うキャラクターたちは、互いに交感することは無い。
敵手は、ただの邪魔者、排除すべき対象として現れ、殺すことに互いにためらいはない。

敵であっても殺してはならない、戦いは肯定されてはならない、といったアニメ的な理念は、つまるところ「現状の社会を乱すものが悪」というタブーへ行き着く。
いっけん非情な殺し合いを描く本作は、このような「タブー」の欺瞞を冷静に対象化する製作者の視線を物語っているようだ。

体制の不変を絶対とする「タブー」は、社会に圧殺されようとする者に反撃を禁じる。
普通に物語を構想すれば、反撃をするには、「タブー」を覆すに足る「正義」が要請されるだろう。

しかし正義を裏付ける「イデオロギー」が排除されていれば、残るのは、いかに体制から虐待されているかという事実性しかない。
マクギリスの空想的な決起の呼びかけの背後にも、社会に虐待を押し付けられた幼少期という具体性がある。
ともすれば「奴隷の鎖自慢」のように、一番不幸なものが一番正しいという「不幸自慢」に陥りかねない作劇だが、ラスタルや、イオクですらも背負うものがあることを丁寧に見せることで、製作者は巧妙に切り抜けているようだ。
こうした点で、キャラをかき分ける製作者の手腕は非常に巧妙だ。

こうして、互いが互いの邪魔者として、互いに排除しなければならない敵である非情な戦いは、製作者の怜悧な視線の下に実現した。

同時に、「正しい」を主張し合うのではなく、「許せないもの」を撃滅するという形での政治性が浮上する。


一期のレビューで、作品世界に「影響力」の綱引きという形で「政治」性が登場したと記した。

影響力は「正しさ」を主張するイデオロギーによってだけ生まれるものではないのではないか。

視聴者が「政治」が作品内に入り込むのを嫌うのは、イデオロギーの主張する「正義」が不完全で、自分の「正義」と完全に一致することが無いからだろう。
不完全な「正義」を、唯一絶対の「正義」だと主張するイデオロギーへの不信。
こんな「正義」で人が殺されるのを正当化されるのは、いかにもグロテスクに見える、と。

だが、政治性は「正しさ」を競う形でだけ現れるとは限らない。
何が「許せない」かという形での闘争もあり得る。

現実の政治においても、選挙の投票率が低いのは、「正しさ」が完全であるかという面からのみ「政治性」が捉えられているせいだろう。
商店で商品を選ぶように、「私を100パーセント満足させる商品=正しい候補に、対価=投票を与える」のが選挙であると考えていれば、どの候補にも投票できないのは当然だ。
が、絶対に「許せない」ものは何かという視点もまた、政治的だろう。
「許せないもの」を殴りつける棍棒のような道具として有効な候補者を選ぶ、という視点もあり得る。

「家族」的な絆で内向きに結束する鉄華団が、それでもクーデリアやマカナエと協同できたのは、「許せない」ものが共有されていたからだ。
理由は異なるかもしれないが、「現に、私が」許せないものが同じである共有性が、彼らを結び付ける。
こうして作中の闘いは、互いに「許せない」ものを叩き潰すものとして、描き出されることになる。
戦いの帰結が、互いの「許せない」ものをどれだけ消滅させるかの「影響力」の増減を生み出すだろう。


一期の終幕において、「許せない」ものへの攻撃として起ちあがった鉄華団の「蜂起」は、二期においてはマクギリスによって担われたようだ。

社会に敵対するものとして起こされた彼の決起は、主観的には「蜂起」なのだろう。
「蜂起」の同志は、彼と共に起った部下たちではない。
死の間際に、社会に反逆して戦いに挑む者たちの登場を予期したように、あとに続く無数の「蜂起」者へ向けて、先陣を切ったアジテーターとして自己了解していたのではないか。

殆んど一貫した理屈の見えないマクギリスの演説だが、そもそも「理論」は問題ではない。
「反対するなら代案を示せ」は、現状維持勢力が、反対=「許せない」と言わせないために持ち出すイデオロギー言語に過ぎない。
何よりもまず「許せない」と宣言すること。代案は反対の必要条件ではない。それが蜂起だ。


ラストで、再び影響力のプレーヤーとしてクーデリアが浮上する。
プレーヤーとしての登場自体が影響力の駆け引きの結果と描写されているが、駆け引きの結果でヒューマンデブリや火星自治の状況が改善されたのであれば、鉄華団やマクギリス艦隊の戦闘と死は、無意味だったのだろうか。

もちろん、彼らの闘いが支配階層を「改心」させて「正義」に目覚めさせたわけではない。
それが不満ですっきりしない視聴者もいるかもしれない。
結局、頂上に立つギャラルホルンの支配性はそのままではないか、と。


フランスでは1789年の大革命以来、19世紀を通じて共和制、帝政、王政と目まぐるしく政体が変わり続けた。
しかし、共和制から王政に変るときでも、選挙権や労働権、福祉などは、少しづつでも拡大してきた。
大革命という暴力と、続く大小の市民の蜂起という実力行使が、時々の支配者に、市民に「配慮」させざるを得ないよう強制し続けたのだ。

本作の「世界」で、ヒューマンデブリが存在し続けたのは、彼らを搾取することで利益を得るものが、存続を望み続けていたからと言える。
ヒューマンデブリが消滅すれば、それによって不利益を被るものが必ずいる。
破産して自死するものも出るかもしれない。

だが、「影響力」の駆け引きの地図が、支配者に、ヒューマンデブリに配慮しなければ「ならない」と強制するよう変化した。
これまでの既得権益者を死なせても、ヒューマンデブリを無くすようにと。

鉄華団の闘いこそが、支配者に「配慮」をさせる「影響力の地勢変化」を生み出したことは疑いないだろう。

支配者を打倒したかという意味では、鉄華団は「敗北」して「犬死」したと見える。
が、「許せない」ものを殴りつける闘いは、影響力の綱引きのバランスを変化させた。
一見、敗北したように見える闘いは、決して「敗北」ではない。
帝政によって覆されたかに見えたフランス革命が、市民権の拡大という意味で「敗北」ではなかったように。

このように政治アレルギーが嫌う「正義を掲げるイデオロギー」に導かれたものとは全く違う、「許せない」ものに抵抗する政治性が、本作には刻まれている。

本作ラストの火星と鉄華団生き残りの境遇は、「正義」の実現したユートピアとはとても見えない、不十分で微温的なものにしか見えないかもしれない。
実際にユートピアなどでは無いし、アドモス商会とテイワズの関係すら、将来は破綻してもおかしくはない。
いずれ、別の場所で別の誰かに「社会」の負が押し付けられてゆくのは、避けられないように見える。

だがその時には、新たな、別の「鉄華団」が生まれるのだろう。
マクギリスが望んだように、蜂起はいつでも繰り返され得る。
「許せない」ものへの反抗がある限り。


「正義」を掲げるイデオロギー不在の物語は、「許せない」ものへの抵抗という、より一層強固な政治性として現れたようだ。

政治的なものから遠ざかるという宣言は、消極的には現状の政治への賛成という形となって、現状の固定の威力として統合されてしまう。
中立であるという自己認識は、意図せずに、現状という「特定の」政治的立場への賛成となって政治性を帯びざるを得ない。

果たして計算の結果かは分らないが、いっけん政治性を拒絶している本作は、安直な「中立」の罠に囚われることなく、現代的な政治性をあらわにしている。


二人の「母親」とアカツキの前に広がる、希望に満ちている未来とも、凡庸で灰色の未来とも決めかねるラスト。
「泣ける」とも「笑える」ともレッテルを貼られることを拒絶する両義性が、象徴的に思える。{/netabare}

正義に反する「から」許せないのだ、と考えて行動するとき、まず「正義」が先行して在る。
もしも「正義」を支える基準が変化したり、行為が敗北した時、「正義」の名においてなされた一切の行為も否定されざるを得ないだろう。

が、「許せない」がまず先行し、「なぜ」許せないかの根拠づけとして「正義」が生じるとしたならば、「正義」が否定されたとしても「許せない」の存在は決して消去し去ることはできない。
蜂起の純粋性とは、「許せない」の先験性にある。

本作において、「許せない」を裏付ける「正しさ」の描写は確かに十分ではない。

「正義」が先行して戦いを正当化する、という従来型の作劇になれていれば、意味が不明なところも多いだろう。

しかし、「許せない」が先行する蜂起を描き出したところに、本作の独創を見たい。

投稿 : 2017/05/06
閲覧 : 590
サンキュー:

3

snn1123 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

深い。素晴らしい。

すべてにおいて高水準。
特に脚本が凄い。深い。どれほど人生経験を積めばこのような素晴らしい脚本が書けるのか。脱帽です。
良い作品をこの世に送り出してくれた製作陣にただただ感謝します。

投稿 : 2017/05/04
閲覧 : 314
サンキュー:

4

ネタバレ

kurosuke40 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

だってしょうがないじゃないか

1期と2期通しての簡単な感想。

他に行く当てもなく、食い扶持を稼ぐために戦う少年たちの話。
彼らは正義とか悪とかで動くことはなく、ただただ目の前の火の粉を振り払うために戦う。
時間も経験も知識も何もかもない中でも前に進まないといけない。
切羽詰まった状況下の決断はおそらく長い目で見て最適ではない。
メリビットさんが顔を覆ったように「こんなの間違っている」んだけど、
そう彼らを批判できるのは、当事者ではない傍観者だからのように思えてしまう。
当事者も傍観者もどちらが正解と言えない。そんな話。

「無能な怠け者は兵隊にしろ、無能な働き者は即座に銃殺しろ」という言葉があり、
戦場において命令をそのまま実行してくれる存在は作戦完遂には必須で、かつ、深い考えなく命令を変更して動かれると余計な問題が発生するので、兵隊は下手に考えない方が良い。
他に道のない少年兵は(人道的な問題は別として)能力ではなく環境的な素質として兵隊に適格なんでしょうね。
目を見張るのは兵隊として抜きんでて最適化されている主人公のミカで、
ハッシュは追いつこうとしていたけど、ミカの才能・厄災はパンドラの箱よろしく神からのギフトの世界であり、
GH(ギャラルホルン)側からは悪魔との契約にしか見えないですね。
考えないことの強さと恐ろしさを感じますね。
そんなミカの生き様は鉄華団の象徴のよう。

物語の数奇は、ミカが強すぎたことにも一端があるように思えます。
弱くては最初のGHからの襲撃に耐えきれなかったでしょうが、
強すぎたためにクランクとの決闘に勝ち、GHとの闘争や他の利害関係に巻き込まれるようになってしまった。
チョビ髭の言うように、あそこは良心を殺してでも負けるが勝ちだったのかな。
またミカが強すぎたことにより、前への進み方は色々とあるが、愚直に最短で走れるようになってしまった皮肉を感じますね。
強すぎる力は身を亡ぼすという一例で、そこそこの強さであれば身の振り方も考えたでしょうに。

また神からの別のギフトとして、マッキーが「力こそすべて」という価値観を承ってますが、
ガエリオが別の価値観に気付かせようと、復讐という名目の友情を貫いたのが格好良かった。
マッキーから「見えていながら見えないふりをしていた」という言葉を引き出したときがこの作品で一番印象に残っています。

社会的で文化的な資産を生まれつき「持つ者」と「持たざる者」の対立と関わり合いを描いた作品でしたね。
クーデリアとオルガたち、ガエリオとマッキー。他勢力と鉄火団。他にも色々。
面白かった。


蛇足
脚本があれこれ言われているのは、状況だけ用意してあとは登場人物たちが動くように脚本の作り方をしているために、キャラは生き生きするものの、細かい点の整合性は(描写からうかがえる範囲では)難が出てしまっている。
1期はその良い面が出たのだけど、2期は悪い面が出てしまったのでしょう。

2期は滅びゆく鉄華団という大筋のバッドエンドだけど、整合性が弱く、結果的に"なるべくしてこうなった"感が薄い。
私みたいにバッドエンドを肌で感じていた人には拒絶感は少ないだろうけど、
心のどこかで鉄華団が隆盛していくことを願っていた人からしては受け入れられるものではないだろう。
ノンフィクションでは死ぬ死なないは運の要素が強く、事実は小説より奇なりとなるが、
フィクションでは死ぬ死なないは脚本の裁量であり、納得できないと脚本に殺された印象が残る。

戦略的な部分を大いに含む物語はバッドエンドは綿密に描かないと多くの人には受け入れられない節があるんでしょうね。


マッキーの無能化についてはおそらく彼は一騎当千の力を手に入れるまでが目的で、
その先の転覆は実は真の目的ではなかったということなんでしょうかね。
彼自身ただの先導と自己認識してたし。
マッキーが判断基準に伝説を持ち出してきたところは、鉄華団の分水嶺でしたね。うさんくせー。
あそこらへんでマッキーの真の目的と手法がちゃんとわかっていれば。
ただマッキーには実績があったから難しいところでもあったかな。

追記
あと私が脚本が気にならなかったのは、私自身の趣向の問題の気もする。
例えば、オルガの死について。
脚本的には突然「逃げられるより殺しときました」とか一見ふざけるのかとも思えるけど、
脚本の意図はそのあとの鉄華団やミカの内心に迫るためで、
私自身気になるのは内心の方なので、気にならないというか。
そっちの方が見たいという節がある。
もちろん死んでほしくはないのだけど。
物語は思考実験のように考えているから、かな。

投稿 : 2017/05/03
閲覧 : 260
サンキュー:

5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャッチコピーは「いのちの糧は、戦場にある」其の2です。

機動戦士ガンダムシリーズ…私は初期とここ数年で放送されたレコンギスタやUC以外がスッポリと抜け落ちているので、ガンダムシリーズには疎いと思っています。
ですからこの作品に関して巷の噂はチラホラ聞こえてきますが、私にとってこの作品の評価は決して低くありません。
むしろ分かりやすく面白い、という印象を持った、というのが正直な気持ちです。

決して枯れることの無い鉄の華を掲げた「鉄華団」
枯れない華は彼らの希望であり、居場所そのもの…
だから失う訳にはいかなかったから全力で立ち向かった…だってもし失ってしまったら自分だけじゃない…大切な家族の居場所を奪ってしまうことになるから…

鉄華団に入ったのは、もしかしたら「たまたま」という人がいるかもしれない…
オルガのカリスマ性…一度歩み始めたら成し遂げるまで絶対に立ち止まらないミカの勇姿…アトラの優しさやクーデリアの魅力…
こんなにも強く輝く個性が揃った組織が、行く当ても…明日の食べ物すら無い自分に手を差し伸べてくれている…
自分を家族だと言ってくれる…

こんな温かい場所なら身を置きたいと思います。
頑張らなきゃ…って思います。

そしてそれはミカやオルガも一緒…
鉄華団の事を何より優先してきたオルガ…
その双肩には鉄華団という重圧がいつも重く圧し掛かっていて、いつ潰れてもおかしくなかった。
オルガだって、人生経験なんてそれほど積んでいる訳ではないのだから…

だから例え間違ってもおかしくないし、許されて然るべき年齢だと思います。
ですが、彼に対する世間の風当たり…正直厳しすぎると思いました。
もちろん、大人の事情も分からない訳ではありません。
それを差し引いてももっと情状酌量の余地はあったのではないでしょうか…
だって彼らは未来の希望…金の卵なんですよ。
オルガから選択肢を奪ったら…鉄華団の進む道って一つしかないじゃないですか…

視点を少し変えて登場人物ですが…
個人的なイチオシは断然アトラです。CVは金元さんという鉄板の組み合わせ…
機転の利く頑張り屋さん…ちょっとブカブカの鉄華団のユニフォームが何故かとても良く似合っていて、鉄華団をしっかりと陰で支え続けてくれました。
彼女がミカを想う気持ちはきっとオルガだって敵いません。

だからどんな状況でも気持ちは微塵も揺らぐことがないから、本当に言いたい事が言えたんだと思いますし、受け止める事ができたんだと思います。
鉄華団の躍進は確かに奇跡的だったと思います。
でももう一つの奇跡は…間違いなくアトラが起こしてくれたと思います。
そしてその軌跡はアトラだけでは起こす事はできません…きっと思いが通じ合った二人に神様がくれたプレゼントだったのではないでしょうか。

そして主人公の三日月・オーガス…小柄であどけなさが残る顔立ちの彼は、失敗の確率が高い阿頼耶識システムの手術を3度も受けた強者です。
この手術も彼の特徴ではありますが、一番の特徴は戦闘スタイルだったと思います。

目の前の障害物を全力で排除する…
あいてとの力量がどんなにあっても決して手を抜かない…
その両の目は常に前を見続けている…
これって鉄華団の生き方そのものだと思いませんか?

だからオルガは理想や空想を並べ立てていた訳じゃなく、ミカが一つ一つ具現化していたんだ…と考えるとミカとオルガの関係の深さがうかがい知れます。

…ここまでレビューを書いてきて一番思うのは「無駄な血を流し過ぎた」という事です。
オルガを支え続けたビスケット…
クーデリアの痒いところにしっかり行き届いていたフミタン…
名瀬のためだけに在り続けたアミダ…

只でさえ苦しい状況が続いているんです。
そんな時に寄りかかって安心できるのは仲間の存在…
それを大人の事情に子供を巻き込んだ挙句、筋の通らない事を平気でやってのける…
途中からどっちが大人か分からなくなるほど無念さを感じました。

その後、ラフタの一件ではそんな気持ちを取り越して激しい憤りを感じましたけれど…
もし、この一件が無かったら…たらればを言っても仕方ありませんが、どうしても考えてしまいます。
結果は覆らなかったかもしれない…けれど向かう気持ちは全然違ったと…

オープニングテーマは、SPYAIRさんの「RAGE OF DUST」とKANA-BOONさんの「Fighter」
エンディングテーマは、GRANRODEOさんの「少年の果て」とUruさんの「フリージア」
流石ガンダムシリーズ…良曲揃いだったと思います。
個人的に好きだったのは「少年の果て」でした。
カラオケでは散々でしたけれど…

今期は2クール25話で、全体では4クール50話の大作でした。
生きていくため…家族を守るために戦うんだ…
そんな鉄華団のみんなは間違いなく輝いていたと思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2017/05/02
閲覧 : 293
サンキュー:

23

nf918 TELL さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

枯れずに散っていった華達の物語

 一期から楽しませていただいていた作品でした。しかし、最終話の一歩手前で評価大幅ダウンです。ああなってしまうのは当たり前といえば当たり前なのですが、まさかあそこまで無計画だとは…あの展開は物語を楽しむという点では評価ダウンです。それでもこの作品のいいところでもあるご都合主義をなくした容赦のない展開は好感が持てました。と同時に受けるショックも大きかったです。
 理不尽や汚い正義を掲げる者たちに挑み続けた少年たちの物語、ただ自分たちの居場所を求めただけで散っていった華たちの物語です。最後はそれなりに綺麗に終わっていましたし、土台である世界観はとてもしっかりしていました。

投稿 : 2017/04/29
閲覧 : 227
サンキュー:

10

ネタバレ

Nasty.* さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

結末もうちょっと・・・

1期を見て、期待が膨らんでいましたが。。。
結末がなぁ・・・ってかんじですねw
まぁ、物語的には仕方がない終わり方だったとも思えますけど、
個人的にはHAPPEY ENDを好むので評価は低めです^^;

投稿 : 2017/04/24
閲覧 : 194
サンキュー:

1

ネタバレ

アッキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんかやるせない結末だったなぁ

やっと観終わった。

1期は期待感あってワクワクしながら観てたが
だんだん全滅感漂ってきてから
何人殺されるんだろうって思い始めたら
フラグばっかり気になりはじめ。
やるせなさが半端なかったよホント…

ラフタ殺された辺りからは
あぁ、もう全員死んでもおかしくないなぁって
絶望しかなかったわ。

色恋話に向かない主人公が
流れで子供つくって
子供の未来が希望かな?的な終わり方ってのは
なんかいい加減過ぎる設定では?
と、そんな事を思ってしまったさ。

最後までみて感想言えって言われたら
うん。
やっぱ、「やるせないアニメ」この一言だね。

鉄火団の多数の皆さん
ならびに、戦死されました多数の皆様
御冥福をお祈り申し上げます

投稿 : 2017/04/21
閲覧 : 205
サンキュー:

1

ネタバレ

こーたんΩ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

子供対大人!

敗北ENDとは予想していたがここまで無惨とは思わなく、最終回のバルバドスの勢いは驚かされました。

しかし、全体的にみると鉄華団やタービンズ達の死亡等見所はあったが話の内容が薄く楽しめる要素が少ないのが不満でした。
もっとMAの要素を使ったり鉄華団メンバーの話を掘り出せたのではないかと思います。

そしてバエルを手にした後のマクギリスの行動の点も不満です。
鉄華団の話の為に立場を急落する展開は分かりますが、『愛(友人等)』を捨てたキャラなので『愛』に負けたという要素があって急落という話が欲しかったですね。
それがあれば最終回前のマクギリス対ガエリオ回が良い回になったと思います。

後、個人的に不満なのがハッシュを死亡させた事です。
序盤で言われていた『阿頼耶識無し』の事。その象徴とされたハッシュが死亡したのは納得できません。
ザックやデインがその思いを引き継ぐならまだしも、そんな描写も無く死亡で終わったのは個人的に1番の不満です。

1期よりは薄味でしたが鉄華団の成長ドラマとしては良かったと思います。
最初のラスタル戦敗北後のオルガが逃げる事を覚えたり、ユージンがオルガに任せず話し合おうという姿勢になった事等の大人として成長したシーンや、最終回で火星が自治体制になったので結果論的に戦わなくてよかったのではないかという虚しさを感じさせたのも良かったです。

そして『もしビスケットが生きていれば良い方向に進んでいたのではないか』という考察所があったりしたのも良かったです。

個人的にタカキが無意味な戦いの後、責任を感じ妹を守るために鉄華団をやめた回が1番好きです。


1期も鉄華団のドラマが良かったので期待してたのですが内容が薄かったのは本当に惜しかったです。

投稿 : 2017/04/19
閲覧 : 164
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

戦士の生き様に感動

このアニメは異色で、味方や敵も含めて、それぞれ様々な生き方をしているのだなと思いました。己の信じる道、あるいは他人に付き従い、使命を全うする。それぞれのキャラの生き方に感動しました。

投稿 : 2017/04/19
閲覧 : 230

LySby34526 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

主人公たちが皆殺しにされて終わった

色々意味不明な駄作だった。

投稿 : 2017/04/17
閲覧 : 626
サンキュー:

4

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「任侠と書いてガンダムと読むきん」 ~仁義なき戦い~

燦(サン)ちゃんがこれ観たらそう言いそうw

1期2期まとめてのネタバレ感想です。

任侠世界のガンダムでしたね。
言葉使いもそうだけど
主要メンバーが次々と死んで逝くストーリーに、ただただ悲しくなった。
(ヒットマンでとか草)
2期ものなので、好きで観てればどうしてもキャラに愛着も湧く
そんなキャラ達が、死ぬ前に解りやすいフラグ立てるからお前もか!って萎えたよ。
あと、死んでほしいムカつく敵キャラほど中々死なず、無駄死にさせるからイライラMAX!
それに、使用禁止兵器のダインスレイヴ使ったり、自分たちの正当性を知らせるため、投降すら許さない殲滅戦とか
弱い者いじめを通り越して、非人道的虐殺
敵側のやり方が汚くて超ムカつく!
ストレス溜まるわ~。

最後はよくありがちな、愛した人の子供が唯一の救いEDっぽくなってて、綺麗に終わらせた感が なんだかな~でした。
主人公が死んで終わる話って、コー○ギ○スの時もだったけど、しばらく軽い鬱になるからあまり好きじゃないんだよね。

任侠ものが好きなら面白いのかもですが、そうじゃなければ、一回観ればもう十分!
2回目は、当分観たくない!ってのが感想です。


最後くらい上げときますね。
良かった所
バトルの作画は綺麗でよく動いてたし、バルバトスがカッコ良かった。
あと、ビームライフル&サーベルのない戦いは、リアルで迫力ありました。
そんだけ。


主題歌では、EDの「フリージア」歌 - Uru が良くてCD購入しました。
おわり。

投稿 : 2017/04/17
閲覧 : 263
サンキュー:

36

ネタバレ

ラルさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

賛否両論上等なイメージ

全編見終わっての感想。

 主役側が完全敗北という珍しいパターンですが
着地点としては無難なところに収まりこれはこれであり。
ただ結論ありきで話が展開してるように個人的には感じたので
そこが気になりました。
最終的にラスタルが民政の代表になりますが
世界規模で言うと英雄的行いをしたわけでなく内紛を鎮圧しただけなので
地球圏の連中にそこまで推される理由がいまいちわかりづらい・・・
そもそもあの過程でGHの権威なんてどうあがいても
失墜するだけなのでは・・・

 作画・音楽はどれもよかったと思うのでこの評価。
声優さんも全体的にはいいと思いますが一部次回予告での
悪ふざけが受け付けないので減点で。
キャラも同じく敵側のキャラにまったく魅力を感じなかったため
この評価とします。

個人的には駄作一歩手前の凡作かな。

投稿 : 2017/04/16
閲覧 : 128
サンキュー:

6

ネタバレ

星々 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

駄目な女作家の典型例

派生形ガンダムアニメの新作
メッセージ性をまったく感じさせないロボアニメでした。

従来のバトルアニメの糞テンプレ
キャラ死亡→キャラ死亡→キャラ死亡→オチなし

それに
ショタ・ホモ・レイプ・サブカプ作り・サブカプ上げてからの死亡エンド等々載せたのが鉄血って感じでした。胸くそが悪いだけでまともなオチが作れない糞女作家特有の筋書きですね。こういう人は少女漫画とかそっち系から出てこないで欲しい。

そもそも筋書き的に打ち切りエンドっぽい。もう1期追加構想はあったんじゃないかな。

他のバトルアニメだと黒白、曲がりなりの正悪の対立だったりがあるので面白くなくてもオチがきちんとしてるんですけど、それすらないっていう斬新なガンダムでした。大義を守る理由をエピソードじゃなくて、ただの指揮官の演説だけで終わらせてるし・・・・。だから両者(敵も主人公側)ともに感情移入もできないし、観ていてしまりがない感じ。

んで敵側は大量の名無しモブが死ぬだけでたいしてドラマのあるキャラが死ぬわけでもない

キャラ殺しで物語の起伏を作ってまた殺してっていう従来の糞タイプ筋書き+αのこの作品は個人的には好きじゃないですね。

やっぱりキャラ殺しで話の起伏つくるアニメは面白くないです。

投稿 : 2017/04/14
閲覧 : 222
サンキュー:

6

ネタバレ

D.D さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

簡単に説明すると

武闘派ヤクザ物をガンダムでやりました。ですかね

お話的には
{netabare}
まんま武闘派極道作品の流れのままで
結末まで全く想像を裏切らないでガッカリと言った感じ

超個人的には最後に生き残る方が意外性があったかなと
逆にその辺はやはりガンダムなのでこの結末は想定通りかな
{/netabare}

まぁそれでもやっぱり戦闘シーンとかガンダムはカッコいいですしで面白かったですけどね


武闘派極道作品等に触れる機会の無かった方は新鮮かもしれません
超個人的には展開が読め過ぎて意外性が無いので、純粋にドキワクしながらは楽しめなかったかなと

ガンダム作品としては?と聞かれると
私はファーストリアルタイム世代なのでガンダム作品はやはり宇宙世紀物が好きです

投稿 : 2017/04/14
閲覧 : 248
サンキュー:

2

ネタバレ

chariot さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

結末はともかく盛り上がりに欠ける終盤がネック。

オリジナル作品、分割4クール(2クールずつ)の後期分で全25話(トータル50話)。

続きの話なので1期視聴は必須です。


以下放送中の感想。
{netabare}7話までの感想。(というか7話の感想)
{netabare}2期開始7話、通しで32話目で地球支部編が終了したのでとりあえず感想を。

{netabare}1期の感想を読んでもらえるとわかると思いますが僕は大好きな作品です。
2期が始まり、毎週楽しみに観てます。
が…

アストン…
王道と言えば王道、なんの捻りも見所もない選択肢「タカキをかばって死ぬ」
放送前から予測出来る範囲というか、タカキを残すならそれしかないってオチ。
厳しい世界で優しすぎる少年タカキが成長する為の起爆剤。
アストンがタカキを助けて死ぬのは彼にとっては本望なんだろうけど、イマイチあっさり。
まあ、それでもどっぷり浸かった僕は目頭が熱くなるぐらいには持っていけましたが立派だったぞ、と言ってやるにはやや弱い。。
破片が胸を貫通している状態でグレイズリッターを押さえ込んだ気迫は認めるけど…

アストンは好きなキャラなのですがまあ覚悟は決めてました。
助かる方向じゃないだろう、と。
マッキーがオルガの命令かと話しかけた所は一瞬助かる道も見えたんですけどね…
長く続いた終わりの見えない戦闘…これが終われば帰れる…そんな思考がタカキの判断を狂わせ、アストンの制止を聞かずに特攻。
…ってけしかけてるのアストンじゃんか。。
思考を止めたヒューマンデブリだった彼がタカキと出会い、考える事をし始めた。タカキが何に違和感を感じているのか、アストンなりに答えを探してみたり。
でもタカキの焦りまで理解するにはまだ足りなかったんだろうね…
ここにいるのが地球支部の子たちだけでマクギリスと鉄華団はつながりがある事、そしてマクギリス自体をあまり知らなかったのが悔やまれます。
関わりを知る団員がいれば停戦からの共闘も有り得たのに。

最期は人間らしく「死にたくない」と感情を持って逝けたのはタカキやフウカとの出会いのお陰。
元ヒューマンデブリではなく人としての最期として悔いはないでしょうね。。

このシーンと対になってるのかどうかわからないけど、その後三日月がハッシュを助けるシーンはハッシュ機蹴飛ばされてましたね。
ちゃんと助けてはいるんだけど邪魔って・・・相変わらずだなあと思いつつもなんというか…今日のこの日に笑いを持ってこないで欲しい。。

アストンの死より熱かったシーン。
昭弘が「ガランは俺が殺る」と言うシーン。
元ブルワーズの少年兵たちは元々名前しかなく、2期から昭弘の姓でもある「アルトランド」姓を名乗っています。
元ヒューマンデブリの子供たちを他の鉄華団メンバー以上に家族と思っている昭弘だからこそ、アストンの死への怒りは計り知れない。
ガランとの決着も脳筋だけど比較的人道的な昭弘にしては非道に思える攻撃で彼の怒りの度合いが限界を超えているであろう事が観て取れる。
ガンダムグシオンリベイクフルシティ(なげーよw)の新装備もばっちり使いこなしての戦闘シーンは◎

三日月、チョコもらってる場合じゃねえぞ。
結果的にマクギリスを助けた三日月。
この悲惨な戦争を起こしたのはガランだとしても直接アストンやったのはそいつだぞ……
オルガに死なせるなって言われてもチョコもらってモグモグしてんじゃねえよ…

7話(32話)サブタイトル「友よ」
タカキとアストンの事だろうと放送前は思ってましたが、ラスタルとガランの関係もまた「友よ」…ダブルミー二ングだったのか。。

と、まあ書き殴ってみましたが。
グレイズリッターとの開戦直後のアストンのランドマンロディの後退シーン(阿頼耶識の動き=鉄華団かとマクギリスが覚るシーン)やデインがハッシュに言った「自分の置かれた状況を正しく判断出来るのはパイロットの素質のひとつだ」という言葉から考えても、アストンはグレイズリッターをひとりでは倒せないと判断して体制を立て直そうと言った辺り、生きていれば鉄華団内でもトップクラスのパイロットになっただろうに…
5話で出土したガンダムフレーム、乗るならシノかアストンで、シノは流星号にこだわりそうだからアストンかなと思ってたのに…
やっぱり覚醒した(するんでしょ?多分そのうち)ハッシュなのかなあ。。{/netabare}

後期2クール、先はまだ長いですが出土した新ガンダム登場やどこかで聞いた声のヴィダールさんがどう動きどこでマクギリスと接触するのか、まだまだ予想がつかない状態で、次回以降も楽しみにしたいと思います。


蛇足:(1期ネタバレ含む為、未視聴者は開けない事)
{netabare}今回気づいたんだけど鉄華団寄りの死はかばって死ぬパターンしかない…
昌弘→グシオンの攻撃に気づき昭弘を突き放す形で攻撃を回避させ自分は死亡。
フミタン→クーデリアを狙撃からかばって銃弾を受け死亡。
ビスケット→オルガとMWで出撃中にカルタの追撃からオルガを逃がし攻撃を受けて死亡。
アストン→攻撃を受けそうになったタカキのMSを突き飛ばし代わりに攻撃を受けて死亡。

ワンパターンだなあ。
大切な者を守って死ぬのは格好いいけど、そればっかりだとどうなんだろう。
クランク二尉の死に様は無様だったか?
ガランの最期は惨めだったか?
守って死ぬ以外にも記憶に残るような壮絶な死があると思うんだけど…{/netabare}{/netabare}


8話感想。(愚痴愚痴してます)
{netabare}今回の軸はタカキ退団、ですかね。
以下、偏った自論を展開しますのでご注意ください。

アストンの死を考える。
{netabare}前回も書きましたがアストンの死はタカキの成長の起爆剤だ、と思ってました。
確かに人を手にかける事など出来ないと思われていたタカキがラディーチェを粛清し、優しいだけじゃなくなった成長(なの?)はあったと思います。
更にはアストンの死を受けてフウカに「お兄ちゃんはいなくならないで」と言われた事(+地球支部撤退で妹と一緒にいられなくなる可能性も出た)で退団を決意したのかと思われますが…
大切な友を失う悲しみをかなり話数と手間をかけて貫いた結果がこれですか。。
現実に人の死に意味がある事なんてそんなにある事じゃないと思いますが、フィクションで名のあるキャラを死なせ、死に際に情に訴えるような言葉を喋らせて、その結果がタカキの離脱ってどうでしょう。
少年兵たちの経験の少なさからくる甘さや長引く戦争が思考力を奪っていく等、地球支部編単体としては良く出来ていたと思いますが、これからのオルフェンズを通して見るとタカキの退団でこの一連の話は終わってしまうんですよね。
僕がアストン推しなのもありますが、タカキにはアストンの分まで頑張って欲しかった。
ブルワーズ編で拾われて1期ではそれほど出番もなかった彼を急にタカキとセットで押し出した辺りで彼の末路は決まっていたのかもしれませんが、そこを足掛かりに優しすぎるタカキが精神的に強くなって憧れている三日月のように仲間を守れるようになっていくものかと思ってました。
タカキ自身にとっては三日月が「ほっとした」と言っていたように良い選択だと思います。
しかしストーリー上で意味を求めると彼の死は特に必須とは思えず、死なせなくても良かったんじゃないかとも思います。
誰か死んだら感動!なんて安易な考えでなければ良いのですが。。

尚、火星の権利がもらえるキャンペーンではビスケットがいたらまず止めたんじゃないか、と思いますので彼の死に関してはまあ脳筋しかいなくなっちゃった鉄華団が益々巻き込まれて行く展開には必要なのかなあと思います。

タカキが今後戻ってくる可能性も考えたんですが、地球に残る時点で戦域から離れてますし、特殊な状況下にならなければMSに乗る事もないでしょうね…。
彼が出たところでそれほどの力がある訳でもないので…何か事務的なもので支援するならありそうですが、戦闘には入って来ないかな。
しかし地球では阿頼耶識はどう認識されているんだろうか。
冬場はいいとしても夏場に首を隠すのは難しいし…
一般的にはガエリオのように「気持ち悪い」と認識されていそうですが。。{/netabare}

「バエル」について。
{netabare}今話で幼いマクギリスが欲しいと答えたバエル。
ガンプラの発売が決まっているガンダム・バエルですが、恐らくギャラルホルンの創始者だという「アグニカ・カイエル」が厄祭戦で搭乗した機体ではないか?
アグニカに何か思い入れのあるマクギリス少年がその搭乗機に憧れるのは納得出来るし。
見た目も結構バルバトスに似ているのでそこら辺の関係も気になりますね。

もう1機大砲を2筒搭載したお前、ガンキャノンかよ!という機体(フラウロス)もあるのでどっちが出土したのかな?
色々憶測からこちらの出土が有力かなと思ってますが、登場が待ち遠しいです。

とりあえず次回ついにガンダム・ヴィダール登場!
何がどうなってるのか謎の機体ではありますが敵機ながら期待してます。
{/netabare}{/netabare}


18話(43話)まで視聴。
{netabare}まず10~14話の対モビルアーマー戦。
ハシュマルもいいけどやっぱりロマン溢れるフラウロス。
{netabare}まさかの変形機能に「うお、自ら銃架になるのか!」と大興奮。
いや、もうこの辺はどうにもメカニック班の思う壺というか…「お前らこういうの好きだろ?」的な思惑を感じるとともに「俺たちも好きだぜ!」的な王道ロマンを理解した挙動にお手上げです。{/netabare}

お話的な事。
{netabare}このMA戦のポイントはMSの力を解放すると身体の一部に障害が出る(1期終盤のアイン戦の強調)かと思います。
まだ秘められた能力を有しながら阿頼耶識システムがリミッターをかける事でパイロットを守ろうとする訳ですが、悪魔の名を冠した機体に身体を生贄のように捧げる事で力を解放出来る…
既に右目の視覚と右腕を捧げた三日月のバルバトスルプスでさえハシュマルに対抗するには足りない事から、厄祭戦でのMSパイロットたちはもしかしてグレイズ・アインに近い状態だったのではないか?と推測されます。
バルバトスにはまだ未知の可能性がある、けれどその解放には三日月の力を欲する強い意思と生贄が必要になる…
今後、どのような敵と対峙し解放するに至るのか…不穏さ満載の結末でした。{/netabare}


15~17話は脱テイワズ編…なのかな。(後できっといいシリーズ名つけてくれるはず)
個人的には見返したくもないぐらい落ちるシリーズです。
《ネタバレ要注意》
{netabare}15話でいきなり名瀬兄貴たちの過去をやりだした辺りでああ、これはタービンズやばいと感じてはいたのですが…
怒りと悲しみとそれに混じったカッコよさと…色々な感情が交錯しながらもやっぱり何回も観たいとは思えない切なさでいっぱいでした。
イオクの身勝手さとジャスレイの狡猾さのどちらも腹立たしく、鉄華団をやりたいなら直接来ればいいものを…と苛立ち。。
最初から最期までいい兄貴であり続けた名瀬と最高の姐さんアミダ。
この2人の死もさる事ながらMSパイロットがMS戦で死ぬ事さえ許されなかったラフタの死は衝撃的で、そういえば極道物ってこんなあっさりした死に方するよなあとどこか今更な感想を持ってみたり。
でしゃばる事なくそっと鉄華団を支えてくれたタービンズの最期は虚しく…
非常に重い話でした。

アジーさん大丈夫かな…名瀬さんとアミダさんがいなくなった状況じゃ一番まとめなきゃいけない立場だったし目を離した時に起きた襲撃で守れなかったショックは大きいよな… {/netabare}

ルプスレクス。
ラテン語で「狼の王」だそうですが、いや、なんというか爪が素敵。
尻尾も素敵。
バルバトスは他のガンダムに比べてどんどん進化するのでプラモデルもどれにするか悩みますが、とりあえず爪が好きすぎてレクスは買い即決でした。


18話。
新章スタートです。
{netabare}終盤どうなるのかも気になりますがとりあえずギャラルホルン対クーデター軍の勢力争い、ですかね。

バエル、ヴィダール、レクスと3体まとめて出てくるともうイケメンに囲まれて失神しそうな勢いの女子のようにきゃーきゃー言っちゃいますけど(笑)
(でも本命はランドマン・ロディです。あれは可愛い…)

ヴィダールの以前のセリフからアインがいるであろう事は予測出来ていたんですが(ジュリエッタとの会話でアインの事を聞かれた時に「近くにいる」等)、やっぱりか!と思うと同時にワンクッション置けばパイロットの身体は守れる、という発想には驚きでした。
マクギリスがアグニカ、アグニカと呼び続けるバエルにもやっぱりいるんだろうか…
あと成人でも阿頼耶識つけられる技術が開発されたのかなあ?
マクギリスのあれは間違いなく阿頼耶識だし…以前から手術済みだったとは思えないし…研究成果がどうのとか言ってたし…{/netabare}


お話的にどうだろう。
{netabare}マクギリスの腐敗したギャラルホルン討伐の大義名分も、それを許さないヴィダールもどちらの正義も理解出来なくはないのですが、ちょっと待って?
この話の主人公って鉄華団だよね?
現在の鉄華団の立ち位置はマクギリスの支援。
マッキーのちらつかせた火星の王となる権利を得る為に頑張っていると思われますが、どうだろう?
僕は観ていて「さあ、開戦だ」「やっちまえー」的な高揚感もなく、鉄華団のパイロットたちが何を信じて命を張って戦うのかイマイチ大義が見つからずに困惑しています。
前回の戦闘でタービンズへの強い想いを糧にして(まあ圧勝すぎですけど)戦った時よりなんの目的で戦うのか、命を賭けるのか、はっきりしていないように感じます。
結局は世界に抗えない少年たちのお話にしてしまうんでしょうか。
足掻いても平穏は手にはいらない、そんなお話なんでしょうか。
あと7話あるのでどうなるのか楽しみです。{/netabare}

イオク様。
{netabare}謹慎させられているけどどう出るのかな。
色々やらかして(MAの起動とその後の無駄なMAへの攻撃での被害、タービンズへの非人道的な攻撃)視聴者側からはかなり倒すべき相手と見做されているけど、鉄華団的にはどうだろう。
MAの件ははっきりしていないだろうし(専用機で出てくれば周波数で判断出来るか?)、タービンズに関しても彼が指揮していたかどうか分かるのだろうか?(マッキー経由なら分かるだろうけど)
生かして置きたくはない感情はありながら、鉄華団的に見ると何が何でも倒すべき相手には思えない…{/netabare}{/netabare}


21話まで視聴。
{netabare}18~21話はクーデター編(仮)。
ラスタル率いるギャラルホルン軍とマクギリス率いる革命軍の戦闘をメインとしたシリーズになりますね。

メカ。
{netabare}ガンダム・キマリスヴィダール。
あー、うん…
別に悪い機体じゃないんだけど…
ヴィダールよりイケメン度下がってる。。
しかしドリル系武器が追加されているけど、それってアインの好みなの?(笑)
グレイズもキマリスもドリル系を持つ機体はないのにアイン機だけグレイズアインとキマリスヴィダールとドリル持ちって。

バエル。
思ったより活躍しないんで売り上げとか気になっちゃいますね…
元々改修を重ねたバルバトスなんかに比べると性能が劣ると言う事ですし、ギャラルホルンの象徴である事以外用途の薄い機体かもしれません。
翼のようなスラスターウイングが大物感出してるだけにもうちょっと何かあっても良かったかなと…{/netabare}

展開。
{netabare}すっきりしない展開が継続してます。
マクギリスに協力する形で戦闘に巻き込まれ、これが終わればみんなで幸せになれると信じて戦う鉄華団。
しかしガンダムを4機有するとは言え、艦隊数からも不利な状況。
しかもギャラルホルンお得意のマッチポンプ作戦でダインスレイヴ隊を配備され戦況は思わしくなく。。
とにかくマッチポンプは異様に腹立たしいのは勿論なんですが、マクギリスが何したいのか解らないのが辛いです。
今後の展開次第で布石であったと言われれば納得するかもしれませんが、現状では無策すぎる…
敵の将がラスタル・エリオンであるなら素直に戦いで決着する訳もないのに打たれそうな策を先読み出来ていない…
以前のマクギリスであればもっと根回ししてそうなのに。。
戦う事しか出来ない鉄華団に必要なのは頭脳。
彼らを使うならもっと道を作ってやらないとならない。
そんな事は解りそうなものなのに。
反撃の兆しも見えない戦闘はただただ苦痛で失ったものの大きさは計り知れず…あと4話…ラストに向けて胸熱な展開があればいいのですが。。{/netabare}

ノルバ・シノ。
{netabare}遺体回収が出来ていないので生死不明ではありますが…
まあ無理でしょうね……あれで生きていたら嬉しい反面、やっぱりご都合主義だと罵るでしょう。。
20話を観た段階では最前線で特攻を仕掛けて成功しても帰艦は困難と思われ、なんで単機で行かせたのかと思ったんですが、21話でチャフ撒く仕掛けがあったんですね。
でもはずした瞬間に一斉射撃を食らっているのでやっぱり無謀すぎる賭けだったと思います。
シノ自身が悲壮感を出さず、いつも通り明るく強気だったのが何故か行けるんじゃ…と思わせてしまう妙。
それと同時にヤマギの表情は硬く、嫌なフラグを立てまくり、やっぱり無理なんじゃ…とも思い。
結果、無理だった訳ですが…これしか打開策が見出せなかった戦況が歯痒く…{/netabare}

デルマ・アルトランド。
{netabare}21話で離脱。
撤退時に攻撃を食らい左腕を欠損。
元ブルワーズの子で名前のある子はこいつだけしか残ってなくて、アストンの死後ずっとデルマだけは残って欲しいと思っていました。
帰艦したデルマに同じランドマン・ロディに乗る元ヒューマンデブリの仲間と昭弘が声をかけるシーンはボロ泣きでした。。
多分、そんなに意識してなかったんですが僕はブルワーズが好きみたいです。
1期でもブルワーズ編のオルガの言葉が好きでしたし、アストンも好きでした。

腕を失くし戦えなくなったデルマは役に立てないなら死んでも良かったと言い、昭弘が生きていてくれてありがとうとデルマの頭を撫でる…
いや、もう号泣レベルです。。
昭弘だからこそ、このセリフ。
僕は内心、これ以上何もかも失くすなら昭弘も死んだ方が楽なんじゃないかと思ってました。
昌弘にアストンにラフタ、思いの強い家族を失くし続けた昭弘だから戦える戦えないじゃなく素直にただ生きて戻ってくれた事を喜んでくれる…
戦力としてではなく家族として認められている事を元ヒューマンデブリのデルマが実感してくれた事も良かったと思います。

…そう思うんですがこの程度の描写で感極まれる僕ってやっぱり単純なんだなあと思います(笑){/netabare}

アトラ。
{netabare}これ、どうなんですかね?
ハッシュとの会話から三日月と…なんて思う訳ですが…。
僕の想定では三日月はバルバトスに全部投げ出して生存エンドはないと思ってます。(勝手な予想です)
なのでラストにアトラが三日月の子と…なんてエンドも予想されているんですが…
どうなんでしょうねえ。。
何より三日月にそういった知識が備わっているのかずっと疑問に思ってたんですよね。
以前にもアトラとの会話でアトラは子供作らないの?とか俺ならいいの?とかわかってる風な事を言ってはいたんですが、彼の性格や育ってきた経緯から全く興味のない子だと思っていたので、意外な気もします。
名瀬の子供を見て命を繋いでいく等の流れから三日月が生きられない未来ならこの方向で希望を繋ぐしかないんでしょうかね。{/netabare}


今後。
{netabare}次回から火星に戻るようです。
火星に入る許可が出ない状況ですが…予告観ると入れるようです(笑)
今期はクーデリアが割と空気なので革命の乙女として何か動くんでしょうか。
現在ボロボロの鉄華団ですので、何かしら繋がりのある人の力添えが必要な気もします。
勝利の暁に貰う予定の地であんまり派手に戦争するのは問題ではありますが火星で始まり火星で終わるのも悪くないですね。
現状の展開はあまりにも酷く、マクギリスの無能さが際立っているのでどうにか打開して欲しいです。
悲しい結末であっても虚しいだけの終わりにはして欲しくない…
残り4話。ここまでフラストレーション溜めまくってますので、ここから楽しませて欲しいです。{/netabare}{/netabare}


24話まで視聴。
{netabare}ラスト1話を残しまして…
1期1話からずっと好きでどんなエンドになるのだろうと楽しみにしていたのですが…
正直、もう無理。。。
以下愚痴愚痴。

{netabare}MS。
{netabare}まず優秀なMSデザイン、メカニック監修がついていながらこのザマですか。
なんで後半戦でMSの活躍するシーンがほとんどないんですか。
ねえ、ホントにガンダムの冠要らなかったんじゃないの?
あれだけいい機体揃えてプラモもガンガン発売して、その見せ場らしい見せ場も用意してやれないの?
せっかくデザインした機体が大破、半壊するだけの用途しかないなんて可哀想じゃないですか。
まさにバエルが体現したただの象徴にすぎない状態。
ヒューマンドラマも大事だけどガンダムである以上、MSが活躍しないなんてがっかりです。
最終話も三日月次第でレクス大暴れもありえますが今更でしょ。
1期のグリムゲルデもそうだけど今期のヘルムヴィーゲ、ヴィダール、辟邪、ジュリア、バエル、どこに見せ場があったの?
もう少しMS戦を楽しませて欲しかった。
ここ数年で観たロボ物でもトップクラスに見た目も性能もいい機体が揃っていたのに……
唯一良かったのがルプス対MAハシュマル戦の5分間だけって…{/netabare}


演出。
{netabare}ラフタの死とオルガの死がヒットマンによる銃殺。
ラフタの時はビックリしたのもあってこれもアリかと思えましたが同じ手でくるとは…
しかも鉄華団は狙われているのにマーク入った上着着て歩いてるとか…防弾チョッキすら着てないとか…
せっかくのオルガという大物の死に際して全く感情が揺さぶられないというこの流れ。
なんかこう…キャラに愛情のない扱いですよね。
同じ結末でも見せ方次第でもっと映えるのに。
オルガはいずれ死ぬだろうと1期の頃から思ってはいましたが、それは三日月の成長を促す為のものだと思っていました。
もうあと2話まで来た今頃死んだって何も変わらない。(僕の中では三日月も死ぬ予定なので)
最終的に鉄華団の名のあるメンバーはほぼ死亡的な可哀想な未来の為に殺されたとしか思えません。
現在ギャラルホルンとの戦場に出ているのは三日月、昭弘、ユージン、ダンテ、ハッシュ。
うちハッシュは絶望的。
ハッシュの死に対して暴走しなかった三日月がバルバトスに全て投げ出して無双する事を想定するともう少し犠牲が出てから…
ラスタルがまだ部隊を向かわせるような事を言っていたからそれが来てからかな。。
どれだけ無駄に死なせれば気が済むんだか。{/netabare}


マッキーという存在。
{netabare}2期になってから彼の行動がめちゃくちゃ。
策もないのに鉄華団(三日月)に英雄を重ね、どうにかなると思ってる節が…
あれだけ信じてくれたガエリオを裏切ってまで成そうとした革命が力任せでどうにかなると思ってる辺りに苛立ちます。
彼なりに思いがあり、自分がダメでも同じように出自や立場に苦しむ者にそこに留まることなく立ち上がるよう旗を振る訳ですが、孤高の王として単独で成そうとした所に無理があったんですよね。
理解を示さない訳ではなさそうなガエリオ、火星生まれで蔑まれていたアイン、信じてついてきた石動、鉄華団のメンバー…上手く使えばもっと追い詰める所まで来れたんじゃないか?それだけの頭脳があったんじゃないのか?
力で屈服させるには相手に勝るだけの力がないと出来ないし、内部から工作しつつマッチポンプの隙をつけなかったのか。
力に固執したが為に何も残せず散ってしまった…
鉄華団を道連れに……
もう少し立ち回りの上手い理性派だったら良かったのに。{/netabare}


あと1話。
{netabare}この状況だと世界は変わらないし残った鉄華団が地球で生きて行くにしても犠牲が多すぎてハッピーにはなれないし、子供たちが我武者羅に生きようとしてもずるい権力者たちには勝てないんですよ、って話なんですかね?
何か少しでも親も帰る家もない子供たちにとって良くなる終わりに出来るんでしょうか。
頼みの綱はガエリオなんじゃないかと思えるんですが…そこまで動けるかどうか。。
残り1話でやるなら雑にまとめて終わるしか見えない状況が辛いです。{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}


最終話を観終えて。
1期から楽しんで観てました。
そう…2期中盤ぐらいまでは。
{netabare}上の中間感想でもなんとなく理解いただけると思いますが、後半は圧倒的にフラストレーションの溜まるだけの展開で最後も上手くまとめてあると言うより丸め込まれた感の強い終わり方になってます。
形として登場以降ラスタルの人となりをブレる事なく示し続け、本音と建前をしっかり大人らしく使い分ける有能な政治家として確立した事で終盤のまとめに利用する算段は結構上手く機能していた気もします。
僕が危惧した「子供たちの命を賭けた戦いで何も変わらない」結末は避けられ、火星からの撤退とクーデリアの働きなどで表向きは平和に暮らせるようになった、と。
まあ、お話としては綺麗にまとめたと思います。{/netabare}

しかし中身は、というと…
{netabare}中盤以降はタービンズや鉄華団内からは死人が多数出ているのに敵側には殆ど被害らしい被害が出ず、イオク・クジャンを倒した程度でカタルシスを得るには至らず。
且つ、禁止兵器を大義名分の元に使用してダインスレイヴさえあれば世界を手に入れられるぐらいの威力を誇示して片付ける安直な展開で、主人公側がそれを打開する手を考える事すらしないような見事なやられっぷりには辟易。
個人的にMSを扱った作品でMSが活躍出来ない兵器を多用して熱いバトルを展開しない流れはいかがなものかと。。{/netabare}

ライドという少年。
{netabare}最終話でライドはオルガの仇を取ります。
元鉄華団の子供たちが働く場所ではなく、仇を取る事だけを糧に生きているようでした。
ヤクザ物のオマージュ的な面もある作品ですが、やっぱりライドのような子には平和に生きて欲しかったです。
復讐は新たな復讐を生むだけですからね…

正直、これ必要だったのかな?と思う訳です。
ノブリス・ゴルドンがオルガ殺害を指示した訳でもなく、クーデリアの監視についていた部下が自己判断で撃っただけですし、ノブリスが悪で倒さなければ納得行かない相手でもない訳です。(視聴者的には、ね)
どちらかと言えばラスタル殺って欲しかったんですよ…
まああの人いなくなると政治的にまた面倒になるんで生かしておく方向しかないんですが。
自分をかばって撃たれたオルガに報いたい、落とし前はつけなければと頑張ったんでしょうけど…
三日月たちが命を賭けて守り、残った鉄華団の団員は幸せになれるエンドを期待していたので、負の連鎖を止めないラストはちょっと後味が悪く思いました。{/netabare}

ジュリエッタという少女。
最終回で株が上がった感アリ。
{netabare}大儀もなく何故戦うのか?戦闘中に三日月に問い続けて、三日月から回答はなかったけれど、しっかり理解したのは意外でした。
そうなると気になるのは初登場のシーン。
あの子蝶々食ってたよね?あれはなんの意図があったんだろうか。
あれ以外に奇行はなく、イオク様のお守りも毒吐きながらきっちりこなしていたし…
結局謎のままです。{/netabare}

生贄の謎。
{netabare}僕はずっと三日月は最後に全てをバルバトスに明け渡して無双するんだと思ってました。
しかし悪魔的な活躍はあったもののそういう描写はなく、単にダインスレイヴを受けても立ち上がるのも気迫のみのようで…
結局はアトラが三日月を失ってしまうのではないかと焦る感情を引っ張り出す為のシステムだったんですかね。
あとは身体機能を失っても仲間を守る為に戦う三日月の底知れぬ強さと無謀さを明確にする為のもの?
若干その辺に納得行かない面もありました。
こういう最後の手段で、視聴者が「ダメだ、三日月!それはやっちゃダメだ…」と思いながらもそれしか手がない緊迫した場面で「ああ…」と嘆きながらそれでも戦い続ける姿に感動したりするもんじゃないんですかね?
せっかく1期から引っ張って来た重く熱いシステムが発動しないのは勿体ない気がしました。{/netabare}


まとめ。
結構ぐだぐだ書いてますのでまとめ…ましょう。

孤児である子供たちの集団・鉄華団が戦う事で幸せを手にしようと犠牲を出しながらも諦めることなく奮闘して行くお話です。
爽快感は少なく、後半に進むにつれ悪い未来しか見えないような流れになってきます。
納得行かない部分も多くありましたが、とりあえず色々期待しないで観る分にはまずまず楽しめるんじゃないかなと思います。

MSのデザインだけならハイレベルな作品なんですけどね。。
もう少しだけ活躍するシーンがあれば良かったです。



どうでもいい話。
{netabare}三日月とアトラの子・暁は「暁・オーガス・ミクスタ・バーンスタイン」らしい。
オーガスは三日月の姓、ミクスタはアトラの姓、バーンスタインはクーデリアの姓。
この世界じゃ親の姓を全部くっつけるのか……
ちなみにバーンスタインが入っているのはアトラとクーデリアが同性婚をしたそうな。
一夫多妻制じゃなくてそっちに行くのか。。

そういえばアトラは設定ではファリド事件の頃16~17歳のはずなんだけど何故5~6年後の時点で成長したんだろうか。


ガンプラ:
ヴィダールとレクスの1/100購入。(ヴィダールは個人的にイケメンすぎて好き。レクスは爪と前傾した姿勢が好き)
フラウロス1/144購入。(可変型ってロマンだよね)
オプションセット9購入。(マン・ロディと組み合わせてランドマン・ロディ作るぞ)

原点を思い出した。
ランドマン・ロディのフォルムとレクスの爪が好きだった訳ですが、ふと考えたら僕の一番好きな機体はズゴックだった。
首がない感じ+爪……なるほど。。{/netabare}

投稿 : 2017/04/13
閲覧 : 345
サンキュー:

18

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

しんどい展開

 しんどい展開ながらも、最後まで、じっと見入っていました。
 生き残った人たちが、その後も一緒にしたたかに生きているところがまた、鉄華団らしいかなと。
 戦うことが生きること、生きることが戦うことという日常。
 そこから脱出するためにもがくお話でした。

投稿 : 2017/04/12
閲覧 : 177

NANA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

興味深い要素はあるものの

途中で視聴が止まってしまったので評価はしていません。


一期から視聴、硬派なガンダムという印象でした。
自分は二足歩行ロボットにリアリティを持たせるためには神経接続(+重力制御技術)しかないと思っていたので、オルフェンズの設定は興味深かったです。(仕組みがやや生々しいですが。)
設定だけでなく、物語もフィクションでありながらリアリティを追求しようとしていた意欲作だと思いました。
でも、リアリティを追求するあまり、身動きが取れなくなってしまったような…(結末は知りませんが)

1期視聴時からハッピーエンドにはなりにくいガンダムだと思ってました。誰が死んでもおかしくない、クーデリア以外は皆死んじゃうんじゃないかとか。でも、思い入れのあるキャラもいないので、辛いと言うよりひたすら暗い話だなという印象でした。
特に、主人公があの性格では共感し辛く、視点が定まらないので集中出来ませんでした。(^^;;
自分の場合、キャラに共感出来ないと興味が続かず、ストーリーも頭に入ってきません。当然、話が理解出来ず面白味が感じられないので視聴が苦痛になってしまうようです。(だからアニメ苦手なのかも)

三日月は、死ぬキャラだからわざと感情移入し辛く描いているのかなとすら思いました。(結末は知りません)
三日月が共感し辛いので他のキャラ視点で見れれば良かったのですが、皆真面目で良い人…でも、いまいち個性に乏しい。いや、感覚的なものなので、やっぱり自分に合わなかっただけかも。

最後まで見ていないのでわかりませんが、三日月がストーリー上どういう役割だったのかは気になります。幼少期から悲惨な境遇で生きてきたがために感情が欠落した主人公が、仲間と一緒に戦い傷付きながらも人間らしく生きることを望みそれを勝ち取る…ようにも思えませんでした。(^^;;
字を覚えたりはしていましたが、人間らしい変化は感じられず。ひたすら破滅に向かって突き進んでいる悪魔の申し子のようにしか見えませんでした。

仮にそうだとしても、それはそれでアリなのかな。ただ、アニメなのでやっぱりホッとしたりスカッとする瞬間が欲しいわけです。ご都合主義と言われても。そういう点では、アニメ的な見せ場(カタルシス)が足りなかったように思います。

投稿 : 2017/04/12
閲覧 : 293
サンキュー:

10

ネタバレ

ああああ27 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

実に惜しい

本日最終話が公開され完結した鉄血のオルフェンズ
今後の記録として感想を書いておきます
ストーリーに関してですが、最終話が放送されてまだ時間が経っていないためほかの方がどう考えられ感じられたのか分かりませんがオルフェンズ全体としてはよかったものの個人的には2期として一つのまとまりと考えるのであればあまりよろしくないものだと思います。

良かった点としてストーリーとしては面白いことが挙げられます。{netabare}革命の英雄として始まった鉄華団は最後逆賊となって散っていきます。これは一期とは真逆の展開に当たりますがそれによってきれいに幕を下ろすことができたと感じます。最終話の石碑の演出はガンダムシリーズでは新しい主人公の死と敗北という形に挑戦された面白い演出であったと思います。{/netabare}中だるみも感じるといえば感じさせますが50話も放送された長期シリーズではある程度仕方のないものですし話のテンポも1期に比べてはだいぶ改善されているように感じました。
最終話のCパートは一気に話を丸め込む、いわや「なんやかんやありましたが結果的には何とかなりました!!」というありがちな結末でしたが個人的にはこれでよかったと思います(後述のノブリス・ゴルドンを除きます)
ヒューマンデブリや恵まれない子供たちを救う云々は形は違えど現代社会でも問題の一つとして挙げられるような難しいテーマです。すべての解決をガンダムに求めてしまうのは無理があると思います。
ガンダムとして盛り上がりの壺をきちんと押さえ要所要所で見せ場を作ること。そして何より鉄華団の結末をきちんと描かれていた事はとても評価される部分であると思います。
他には作画は戦闘シーンを筆頭に全体的に出来がよく多少の乱れも十分許容範囲です。特にMA戦の作画は1期最終話と比較しても引けを取らないほど迫力のあるいいものであったと思います。

次に今後何かと物議をかもしそうな新キャラクターに関してですがこれは是非が分かれるポイントであると思います。
{netabare}人として強くあったジュリエッタが悪魔の機体ガンダムバルバトスに搭乗した三日月を打ち取るという展開は対比という面において強い印象を受けました。ジュリエッタはアインのように強くありたいと願いながらもマクギリスや三日月とは違う道をたどっていった点も含めて彼女が2期の中では一番成長したキャラクターであると思います。{/netabare}ラスタルエリオンもまた同じように出演時から成長こそしていませんが秩序を重視したり器の大きさを示すシーン、さらに冷静な見解は賢い大人のように描かれた恵まれたキャラクターであったと思います。作中で本人が語っていたように汚い大人そのものをしっかりと表されていたことはとても評価されるべきポイントであると思います。
であるため掘り下げが少なくどういう背景(生い立ち)がありどのような思想を持ったキャラクターかいまいちわかりません(2期の新キャラクター全般に言えますが)が彼女達に関してはよくできていたと思います。

問題は不要なキャラの掘り下げや登場、見せ方です。これは私の読解力の問題もあるのですが前述のジュリエッタ、ラスタル・エリオン等物語において一定の役割を果たしたキャラに比べハッシュやノブリス・ゴルドン、ジャスレイ・ドノミコルスなどの新キャラクター(ノブリス・ゴルドンは1期から登場していましたが)の意味が分かりませんでした。
ハッシュはほかの鉄華団メンバーと同様の境遇であった(正直既存のメンバーに後付けで間に合った)のに他とは違うような設定もなく三日月のお供として存在しただけのようなキャラクターで、新機体の操縦手がほかのキャラクターには当てはまらなかったため作られたようで残念です。
ノブリス・ゴルドン、ジャスレイ・ドノミコルス、イオク・クジャンなどはストーリーを進めるためとはいえ明らかに小馬鹿にしたような演出で最後まで意味のないキャラクターだったと思います。イオク・クジャンは最終話まで生かせておいたのにも関わらず結局アキヒロの敵討ちで死ぬのは正直理解に苦しみます。ノブリス・ゴルドンもあの形にするならまだ適当な理由で失脚させた方がましに感じました。鉄華団のメンバーが殺したんだから文句ないでしょ!みたいな最後は無理矢理納得させようという気が満々であまりにも適当だと思います。

この作品を評するなら結末としては上手に丸め込んだもののその過程において謎の演出、不必要な展開が目立つように感じます。しかし、最初に述べたようにオルフェンズ全体としてはよかったというのが結論ですね。なによりもきれいに幕を閉じる、ということができたので歴代ガンダムシリーズと比較しても個人的ではありますが良作の部類に入ると思います。

ガンダムシリーズは視聴者のハードルが高く私のレビュー同様ファンの意見は基本的に否定的でファンが一番作品を貶めるといわれますが、それはガンダムシリーズに皆さん愛がありそれぞれ考えがあるが所以です。このレビューを読まれた方がガンダムシリーズやこの作品に嫌な気持ちを抱かれることなく視聴されることを願います。

投稿 : 2017/04/10
閲覧 : 193
サンキュー:

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ Ⅱのストーリー・あらすじ

大仕事を成し遂げ火星に帰還した鉄華団は、テイワズの庇護の下、ハーフメタル利権に由来する豊富な資金を元に、地球に支部を置くほどの大企業となる。一方、彼らの活躍によって少年兵の有用性が示されたことで、戦場に駆り出される子供やヒューマンデブリの数は激増し、世界の治安は悪化の一途を辿る。エドモントンでの戦いから2年後のある日、アドモス商会の社長となったクーデリアからハーフメタル採掘場の視察の護衛を依頼された鉄華団は、サンドバル・ロイター率いる宇宙海賊夜明けの地平線団の襲撃を受ける。テイワズ本部からガンダム・バルバトスルプスを受領した三日月の活躍で撃退に成功するも、地平線団は主力艦隊を投入して鉄華団を殲滅しようとする。鉄華団と協力関係を結んでいたマクギリスは、部下の石動・カミーチェ率いる援軍を派遣するも、そこにマクギリスを警戒しているアリアンロッド司令のラスタル・エリオンが派遣したイオク・クジャン率いる第二艦隊が介入し戦況は混迷を極めるが、三日月がサンドバルの身柄を抑えたことで戦いは終結。彼らと手を結んでいた活動家団体テラ・リベリオニスも三日月たちによって粛清される。その頃、アーブラウでは防衛軍の発足式典が行われるが、その最中に蒔苗を狙った爆弾テロが発生する。やがて、この事件はSAUの関与が疑われ始め、両者の間では戦争の機運が高まる。(TVアニメ動画『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ Ⅱ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2016年秋アニメ
制作会社
サンライズ
主題歌
≪OP≫SPYAIR『RAGE OF DUST』、KANA-BOON『Fighter』≪ED≫GRANRODEO『少年の果て』、Uru『フリージア』

声優・キャラクター

河西健吾、細谷佳正、梅原裕一郎、内匠靖明、村田太志、天﨑滉平、田村睦心、斉藤壮馬、寺崎裕香、金元寿子、櫻井孝宏、大川透

スタッフ

原作:矢立肇/富野由悠季、 監督:長井龍雪、企画:サンライズ、シリーズ構成:岡田麿里、キャラクターデザイン原案:伊藤悠、キャラクターデザイン:千葉道徳、メカデザイン:鷲尾直広/海老川兼武/形部一平/寺岡賢司/篠原保、美術:草薙、音楽:横山克、制作協力:創通・ADK

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