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「orange(TVアニメ動画)」

総合得点
67.4
感想・評価
624
棚に入れた
2913
ランキング
2506
★★★★☆ 3.3 (624)
物語
3.2
作画
3.2
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.2

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orangeの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

設定も(背景)作画も雰囲気もよい。が、キャラとシナリオが破綻している感じ。もったいないっす。

[文量→特盛り・内容→酷評系]

【総括】
普通の高校を舞台にした、普通の高校生が織り成す、普通ではない恋愛もの。

SF的な内容と恋愛の要素を合わせたものは、「Key」など、名作にもなり得るジャンルですが、この作品はイマイチでした。少女漫画っぽいキャラや展開にイライラしたのと、SFとしてストーリーが破綻しているのが問題かと。

でもまあ、実写化されるほど人気がある原作なのだし、私のように、アラを探して減点方式で物事を捉えるカスのような人間でなければ、楽しめる作品なのかもしれませんね(自爆)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
第1話を観て、思ったこと。

○→OP、ED共に実力派シンガー。特に高橋優さんは元々ファンなので嬉しい!

○→絵が非常に美しい。特に背景。キャラデザは、一目で少女漫画原作と分かる美男美女揃い。

○→ストーリーの重さ。1話の中で起承転結があった。未来からの手紙を無視もできる(した)ってところは良かった。きっと、それによるマイナスがなんであったかも、次話以降に明らかになるのだろう。(昔のバラエティー番組で、「未来日記」ってあったよね、関係ないだろうけどw)

×→成分にもなっているが、「まず手紙を全部読め」と「守らなければどうなるかまで書いておけ」。普通、全文読むでしょ、気になってw

×→未来から過去を変えたいようだが、1つ目の出来事(例えば翔を誘う)を変えた時点で、その次に起きてくることは変わるのでは? もしそれが変わらない(運命として既に定められている)のなら、不幸な未来を変えることはそもそも不可能なわけで、だとすれば、10年後から操作できる過去は、1つだけなのでは?

×→いや、あんた須和と結婚して子供もいるじゃん。過去を変換し、翔を助けちゃうと翔を好きなままだから、須和と結婚しない(今の子供もいない)可能性あるじゃん。過去の変換がパラレルワールドを生み出すってことが10年後に「解明(確定)」されているんなら良いけど、そうでない(現在の世界が変換されていく可能性がある)なら、須和(現夫)と離婚して翔と結婚したい、したかったという浮気の意思表示(須和との結婚なんてどうせ妥協なんだよ、二番なんだよ、的行動)だし、今の子供なんて(酷い言い方すれば)生まれてこなくても、翔との子供が生まれれば良いってことにならないかい? それって(未来から手紙を出す行為自体が)あまりにも酷くない? ⬅これを一番言いたい。

?→あまりにも動かない、静か過ぎる美しい背景は、まるで写真や1枚の絵画のようにも見えた。それを作為的に捉えると、「過去の世界」であることを表現したかったのかな、と思う。思い出の中の世界というか。なんか、(絵や写真といった)背景の前で演じられている人形劇を観ているような、不思議さと切なさと、少しの不気味さを感じた。

、、、タイムリープ系は数多あれど、この作品の最大の特色は、「未来からの有益な情報を生かせない、生かさない」部分だろう。それは人間が「理屈」や「打算」だけで動くのではなく、「感情」に左右される弱さや強さをもつ生き物だと表現したかったのだと思う。

でも、「人の命」がかかっているなら、別だ。(特に中盤までは)「いや、あんたの羞恥心と翔の命のどっちが大切なんだい?」とか思う。過去の失敗に「命」を入れたことが、この作品の重みであり良さなんだろうけど、単に「恋愛」だけにしておけば、名作にはなれなくても、少女漫画としては普通に成立した(反感は買わなかった)とも思う。

かといって、手紙の情報を完全活用すると、物語にならないし……「命」を扱うって、難しいね。

(同じ「命」をかけたタイムリープ系でも、シュタゲや僕街は、なりふり構わず必死にやった上での失敗だったけど、orangeの中盤までは、「そんぐらいがんばれよ、翔、死ぬんだぞ」感が半端なかった)。

手紙の効果が半信半疑になってきた辺りからは面白くなってきたけど、5人全員に手紙が来てる設定はいらないと思う。もしそうするんなら、「あっ、あの時のあのキャラのあの行動は手紙のせいだったんだ」と分かるような、伏線やミステリー的手法が必要だったと思う(けど見当たらない)。5人全員に手紙が来るなら、「他の4人は知らない翔とのエピソード」が必要なんだけど、それもあんまり(体育祭の怪我くらいしか)ないし。

ただ、評価できる点としては、「未来の自分にすら、解決方法の分からない過去」を変えていこうという点だ。ゴールは分かるのに道順が半分しか分からない、というのは面白かった。それに、「過去の事実を変える」のではなく、「過去の人の心を変える」という点も新しい。やはり、方法の分からない、不確実なものは観ていて面白い。

体育祭、マットを皆で持つシーンの「皆で持てば重くない」は、「翔のトラウマを分かち合う」という分かりやすい比喩だけど、そこで風が吹いてきて背景が動くのは、第1話目感想の?に書いた「止まった背景」の理屈が正しい証明になると思い、嬉かった(けど、我ながら嫌なアニメの見方だ……)。

とにかくまあ、須和が良い奴過ぎて(笑) 誰よりも須和に幸せになって欲しいと思った視聴者は、私だけではないでしょう。「捏造トラップ」の「武田」と、一緒に呑んだら親友になれると思う(笑)

あとはまあ少女漫画だからしょうがないけど、「とっとと付き合えよ」感も半端なかったw

ラストに向けての興味の対象は「①翔は本当に助かるのか(どうやって助けるのか)」「②どうやって過去に手紙を出せたか」の2点のみに。

②は、都市伝説と奇跡で強引に解決。まっ、ここがタイムトラベルものの一番難しいとこだよね。なんてったって、誰も正解が分からない部分だから。でも、あんまりにも乱暴な解決方法でガックリ。

①は、う~ん、これといった奇跡も驚きもなく普通に救えちゃいましたね。好意的に解釈すれば、これまで積み重ねてきた小さなことが実を結んだということなんでしょうが、やっぱり尻すぼみ感がいなめない。自分でハードルを上げるだけ上げといて、まったく飛ばずにゴールしちゃったというか、ボクシングの試合に例えるなら、序盤からジャブとボディーを積み重ね、いつかストレートで沈めると期待してたら、そのまま判定勝ちしちゃう試合を見せられた気分になった。

設定は面白く、作画がもよく、雰囲気も良かった。ただ、如何せんシナリオに荒さがあった。まあ、単純に原作者の力不足なのでしょう(原作も読んだけど、まんまだったし)。やっぱり謎解き要素があるものは難しいなぁ~。イマイチな作品だった。


最後に一言。「BUMP OF CHICKEN」の「藤原基央」さんの名言です。

「生きてれば必ず良い事がある? なに言ってんだ! 生きてる事が必ず良い事に決まってんだろ!」

とても好きな言葉です。自殺、ダメ。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
まず、「1話目に手紙全部読めよ」と、多くの視聴者が思うだろうし、ここからすでにご都合主義がアリアリ。人の生き死にがかかっている場面なのに、自分の羞恥心に負けるヒロインと、メンヘラ男な主人公にイライラ。なのに、あんなに素敵な須和にヒドイ対応をするなんて、どうかしている。須和、世の中にもっと素敵な女性はいっぱいいるからな。須和に幸せになってほしいアニメでした(笑)
{/netabare}


【余談1~ずっと前に聖地巡礼~】
{netabare}
松本、1回行ったけど良いところ! 2泊で蕎麦屋に7軒行ったw どこも美味しかったな~。時間がない人は、駅にくっついてる榑木野(くれきの)さんがオススメ! 駅ナカ店のクオリティじゃないよ! でも、時間があるなら三城(さんじろ)さんがオススメ! 前日までに要予約&メニューなし&値段なしでビビるけど、日本酒と小鉢がいくつかと蕎麦が出て来て2000円。ちょっと、コースを食べた気になれます! メチャ旨でした♪ 松本城は、「格好良いけど、攻めやすそうな城だな~」って思いました(笑)
{/netabare}

【余談2~文学部的レビュー(中原中也)~】
{netabare}
2話の冒頭で使わ(朗読さ)れた詩は、中原中也の「春の日の歌」ですね。中原中也といえば、「夭折(若くして亡くなった)」「ダダイズム(秩序や常識の破壊、否定)」の詩人として有名です。

また、3話で黒板に書かれた古文は、藤原道綱母の「蜻蛉日記(夫への恨み辛み嫉みが書き連ねられた恐ろしい名文ですw)」の冒頭です。

これらを、単に「高校生活の一場面の描写」とみるか、「作為的(隠喩表現的)」なものとみるか。

前者なら論じる必要もないので、とりあえず後者の立場で(そして私は古文は専門外なので、スルーするーw まあ、恋愛モノの有名な古文ってことで作風ともマッチしてるネ☆って位で終わらせておきます)。

しかし、中原中也とは、大分面倒くさいところを……。しかも、「春の日の歌」? 中原中也で教科書に載るとしたら、「汚れちまつた悲しみに」「サーカス」「一つのメルヘン」とかだけど……あえてってところが、怪しい(朗読までしてるし、やはり何らかのメッセージを受け取るべきと考える)。

また、この人は詩人の中でもかなり難解な詩を書くし、私は「雰囲気を楽しむ詩人」だと思っているので、細かい解釈は苦手(そして、中也の中でもそこまでメジャーじゃないから、ネットにも解釈は転がってないし⬅ということは、探して楽しようとしたw)。んじゃ、自力で(笑)

まず、「春の日の歌」は、詩集「在りし日の歌」に収められています。「在りし日」とは中也にとって、「実際には過ぎ去ったが、詩的世界の中では生き続けている世界」と思われます。この辺、「未来から過去(在りし日)に手紙を送る、orangeの世界観」に共通する部分も。実際、「在りし日の歌」の中には、「死」や「幻想」を感じる詩が多い(それに「春の日の歌」は中也の死の1年前に書かれていて、体調も悪く、精神的にも病んでた時期ですし)。

まず、「春の日の歌」全文を。

《流(れ)よ、淡き嬌羞よ、ながれてゆくか空の国? 心もとおく散らかりて、エジプト煙草たちまよう

流(れ)よ、冷たき憂い秘め、ながれてゆくか麓までも? まだみぬ顔の不可思議の、咽喉のみえるあたりまで……

午睡の夢のふくよかに、野原の空の、空のうえ? うわあうわあと涕(な)くなるか

黄色い納屋や、白の倉、水車の見える彼方まで、ながれながれてゆくなるか》

……うん、意味わからん(笑)

多分、「淡き嬌羞(女性的な恥ずかしさ)」や「冷たき憂い(心配)」が「空の国」や「麓」に「流れていくのか?」と問いかけているのでしょう。第一連の「流」は「エジプト煙草」とあるから「風」を表し、第二連の「流」は「麓」から「水」を表すのでしょう(もっと性的な解釈もありますが、好みじゃないので)。

それらがどこに流れていくかというと、「空の国(うえ)」「水車の見える彼方まで」です。こうみると、雄大な自然を歌ったようにおもいますが、あくまで流れていくのは「人の心」です。

この時期の中也が「空」と書くと、やはり「死後の世界」を連想してしまいます。また、「黄色い納屋」「白の倉」「水車」は、いかにも牧歌的で幻想的で、「中也の故郷(山口県の温泉街)」とも言われてますが、私はなんか「ヨーロッパの田舎」を連想します(中也は仏語の翻訳家だし)。中也は確か海外行ったことないんで、未だ見ぬ自らの詩の元風景なのかな? とか思ったり。

自らの、あるいは人の心にある、重く苦しいものが、フッとどこかに流れて行ってしまう感覚。「嬌羞」や「憂い」なんてなくなってスッキリするはずなのに、「うわあうわあ」と声をあげて泣いてしまう。やはり、それすらも自分の大切な一部なのだから、抱えていくべきなのか? それとも、そんなものを後生大事に抱えているから、死へと向かっていってしまうのか?

と、中也も悩んでいるように私は感じます。「春の日の歌」では、全体を通し疑問系が多く使われ、実際は何も言い切っていないしね(笑)

「orange」との関連を考えると、「orange」最大のキーになるのは、「結局、翔の最大のトラウマ(母の自殺)は取り除けなかった」ということでしょう。母の自殺は、=「冷たき憂い」。それにより、翔の心は「とおく散らかる」状態に。このままでは翔は「空の国(死後の世界)」に行ってしまう。そういう、漠然とした不安感を、この「春の日の歌」にのせたのかな? それとも、そういう悲しみを背負ったまま、それでも生きていけということかな?

……うん、こじつけですなw 多分、あんまり内容に関係ないな、素敵な雰囲気で使っただけの詩だな(長い読解の結論w)。それもまた、ある意味この作品らしいがw
{/netabare}

投稿 : 2018/05/04
閲覧 : 702
サンキュー:

47

chaosT さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ちょっと期待してただけに

いろいろ残念だった

内用もそうだけど、終盤にかけて物語的には盛り上がってきてるのに作画は糞味噌レベル...気にするなって方が無理なレベルの作画でした

投稿 : 2018/04/22
閲覧 : 346
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

やや酷評になってしまいます...

途中までは青春ドラマを時に涙を流しながら楽しく鑑賞させていただきました。

中盤を過ぎたあたりから設定が明らかになっていきますが、ちょっと納得できない部分が多過ぎて次第に心が離れていってしまいました。

具体的には、10年前の自分達に手紙を送るのですが、ブラックホールから届けるとかなんとか…どうやって送ったかは割愛されているけれどそんないいかげんな送り方をしたものがそれぞれの家に、個人に届く形できちんと宅配されている…細かいことを言っていますがこういう設定もきちんとしないと(あるいはもっと雑にして開き直るのはよいかと)感情移入しづらいです。

それから母親の自殺の理由が最後までよくわかりませんでした。こどもを思う親は本当に偉大で、愛するこどもを残して死ぬという選択は絶対にありえません。

また、翔がどう考えても1番わがままに生きてしまっており、人間的な魅力は須和の方がずっとあるのに主人公は翔にぞっこん…よく分かりません。

翔が死ななかったあとの未来のことまったく描かず、結局この作者にとって世界はどんな構造なのかも理解できません。答えをすべて見せて欲しいなんて言ってないんです。こんな視点から、世界を見つめていたという情報は与えてもらわないと、何が言いたかったのか、どんな世界を見せたかったのか、どんな人間を見せたかったのかが不透明なままになってしまいます。

前半かなり期待して観ていただけになんとも残念でした。

投稿 : 2018/04/08
閲覧 : 264

ka さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

設定が活かしきれず陳腐になってしまった駄作

過去改変物としては突っ込みどころ満載のお粗末なお話でした。特に手紙を過去に送る手法が失笑レベル。陳腐な恋愛物として見るのであればそこそこ楽しめるかもしれませんが、SF要素は蛇足でしかない。

また、作品の柱として掲げている「10年前に死んだ友人の救済」すらも、寒い友情ごっこで人の尊厳すら無視してご都合主義のハッピーエンドという強引な展開。更に心情描写が乏しく感情移入しにくいこともあり、物語に深みがありません。
設定だけ見れば面白そうなのに料理の仕方を間違ってしまったんでしょうか。

声優、音楽、作画(一部作画崩壊あり)は良かったのが救い。

投稿 : 2018/04/05
閲覧 : 286
サンキュー:

9

Dave さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.5 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

画が面白すぎて内容が入ってこない

1話目、なんか(普通の意味で)面白くなるかな、と思ったら作画が小学生の図工みたいな絵になってきて(ギャグとして)面白かった。巷でよく「作画崩壊!」って様々な作品が批判されているのをみてもイマイチピンと来てなかったけど、さすがにこれは吹いた。もはやどんなシリアス展開だろうと、誰が死のうと死ぬまいと、画面の前で爆笑。製作現場では一体何があったんだろう?Wikipediaの【作画崩壊】という欄にでも入れるといい。

投稿 : 2018/03/30
閲覧 : 440
サンキュー:

1

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「君の名は」と同じ構造をしている。

orange!の原作コミックスは1冊100万部を越える大ベストセラーだそうで、全6巻で手短で週刊連載のような長いスパンではなくテーマを絞って映画的に売ったのがよかったのだと思う。

内容に関しては同時期に公開され大ヒットを記録した「君の名は」に近く、ジュブナイルSFということで設定を凝っているような感じではなく、非常にわかりやすく登場人物の心情を追う為に作られている真っ当な少女漫画である。

岡田麿里作品に近いといっても良い。

読者層がおそらく10代~20代前半の女性と括っている感じで、非常にヴィヴィッドかつ、作者もそれ以上を視野に入れていないので狭き門に感じる。

基本的に漫画読みが読むというのではなく、デートで映画を見に行く感じでライトな層に受けてる感じが非常に現代的で、それが年長者には薄く感じてしまうかもしれない。

青春モノなので、爆発的な人気は出るもののその後に繋がるような漫画ではない気がします。

補足:「君の名は」もそうだが、重要なのはどちらも「都内」ではなく所謂「地方」を舞台にしているところだ。描かれている高校の風景も東京のような人で溢れかえり、雑多で猥雑な何でもアリな感じではなく、綺麗な小川が流れていて山々に囲まれた西高東低とも言うべき「地方」が主である。「サイタマノラッパー」のような地方には地方なりの苦悩や閉塞感があるのだろうが、少女漫画では逆にそれが「人」と「人」の繋がりが濃く、男女の密接な関係と結びつけ易いので舞台としては適しているのだろう。都内のリアルな恋愛ではこういった描かれ方はされないはずだ。そういった意味ではこの大ヒットは首都圏を中心としてではなく、道府県に拡散した形で広まっているのではないかと思われる。

投稿 : 2018/03/21
閲覧 : 342
サンキュー:

7

A-kun@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なんだか…

この作品は結果的にはとても面白かったです。
矛盾点を感じる方はいると思いますがアニメだと思えばそれほど気にはなりませんでした。
私も学生時代にいろいろやっておけば良かったと思える作品でした

投稿 : 2018/03/09
閲覧 : 260
サンキュー:

1

ネタバレ

あおん さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

「転」がない

1話で主人公の行動指針が決まって、大した転換がないままラストまで進みます。(新キャラもモブが1人追加された程度)
主人公とカケルのイライラ積もるネガティブな話よりも、その2人以外の現在の4人と未来の5人の葛藤を絡めた物語のテンポが良かったかも。
手紙に関しては、終盤参戦する3人が後付感満載な上に空気すぎて、ちょっとこれは無いんじゃないかなぁと思いました。
また、作中の矛盾を解消する為に利用されたせいか、スワが多感な高校生とは全く思えない仏キャラに仕立てられ、余計に感情移入できなくなったのもマイナス評価。

原作が元々微妙なんでしょうけど、「転」がなく話のスケールも小さく単調なのに、描写が雑という残念な作品でした。

投稿 : 2018/03/09
閲覧 : 218
サンキュー:

5

さき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

キラキラした青春と友情の物語

あにこれでは酷評ですが、なかなか良かったと思います。
甘酸っぱい恋愛の描写が沢山あって微笑ましかったです。
キュンキュンしました。
あと、キャラクター同士の会話もコミカルで面白かったです。
須和がとにかく優しくて、コミュ障気味の主人公を凄く助けていたと思います。あと、貴子とあずさもグッドジョブが多かったですね。最終的には萩田が救ったようなもんだと思ってます。笑
最終的に一番直接的に役に立っていた気がします。笑
主人公のなほと翔が凄くなよなよしててイラっとする代わりに周りの仲間たちがしっかりしていて私は見ていても大丈夫な人でした。
と言っても飛ばし飛ばしで全部見たので早送り無しではちょっとイライラして見てられないシーンもあったと思いますが。笑
全体的には綺麗なストーリーと描写で楽しめました。現実性を考えず、フィクションだと割り切って見れるなら凄くおススメです!
13話と短いので見やすいですしね。
強いて言えば、
手紙を送る方法が微妙に現実性を含むようなやり方で、それがまたさらに非現実的さを煽り興ざめですね。
あとは、8話あたりでキャラクターの作画がちょっと崩壊してました。それ以外は綺麗な絵で良かったです。
あと、ed曲が特にアニメっぽくなくて、重かったです。内容が死に関わるのであのトーンのed曲を聴くのはしんどかったです。好きな人は好きだと思いますが。笑

投稿 : 2018/03/09
閲覧 : 266
サンキュー:

3

ネタバレ

不良中年 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

面白い題材だけど菜穂にイライラする。

 パッケージと裏書だけで借りたけど、結構面白いかも。未来の自分から後悔を消すために届いた手紙により未来を修正する話なのかな。

キャラクターや背景もきれいだし、主人公は花澤さんで声がぴったりですごくいいんだけど結構引っ込み思案な性格らしく見ていてイライラすることがあります。

特に初めは信じていなかった手紙の内容も、次々と現実化する内容に信じられるようになったはずなのに、肝心のピンポイントでお願いされている事を躊躇ったりするのはどうして?

あとこれだけ衝撃的な内容を秘めた手紙を全部読んでいないってどういうこと?
普通ここまで未来が当たっていたら、全てに目を通すでしょ。

しかも翔が事故で死ぬ日まで書いてあるんだから、それを阻止するために日付指定のイベントやお願い事をノートに書きだして今後の対策を練るというのが割と一般的な行動かと思うのだが。

まだ2話しか見てないけど、他の人の評価では酷評してる人も多いので少し心配になります。

投稿 : 2018/03/08
閲覧 : 3005
サンキュー:

1

ネタバレ

まめもやし♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

諏訪君が好きになるアニメ

メインキャラは菜穂と翔の2人、それに4人の友達を加えて話は進みます。翔の未来を変えようと奔走する中での6人の友情・青春の物語。

と簡単なストーリーはこんな感じなんですが、途中まで翔が取扱い注意全開のめんどくさいキャラだった(と思っていた)こともあり、メインの2人より諏訪君の株が爆上がりでした。

毎回毎回、どんだけ聖人だよ諏訪!とツッコミを入れながら見てました。
最終回で放った名言「この世界は〜〜〜〜の世界だから」って… カッコよすぎるぞ諏訪。

まだ16、17歳の高校生でしょ諏訪?一体どんな生活してたらこんなに器のでかい人間になるのよ。。
ぶっちゃけると、菜穂!大人しく諏訪を選んでおけ!って思った事が何回もあります笑

メインの話も最終回では、こんなにも本気で友達の事を想ってくれる仲間がいて翔は幸せだな、自分もこんな友人欲しかったなと、少しうるっときてしまいました。
いい終わり方だったと思いつつ、願わくば諏訪君も幸せな未来を歩んで欲しいと心から思いました。

投稿 : 2018/03/06
閲覧 : 235
サンキュー:

3

ネタバレ

一言 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

キャラクターに全く感情移入が出来ない

一言で言えば、設定は面白いのにキャラクターで損しているアニメ。


同級生の自殺という「後悔」に苛まれている10年後の自分から届いた手紙をもとに、主人公の高校生たちが自分や未来を変えるために行動していく様を描いたSF青春ラブストーリー(wikiより)


これだけで、『おっ?』と目を惹く。
過去に戻るとか、時間軸が変わるファンタジー展開が好きな自分としては結構期待していた作品。
少女漫画が原作なのもあって、萌えアニメにはない女の子の可愛さが描かれていたのも、深夜美少女アニメばかり視聴している自分には新鮮で良かったです。

真面目な作品なのに作画崩壊によって笑えてしまったりで、そこは残念だったけれども、美術背景は綺麗でした。
毎回、毎回続きが気になる作品だったので、最後まで視聴。
しかし、、回を進めるごとにつれ、もやっとする部分が多くなる作品と化してしまった。


もやっとの一番の原因は主軸になっているヒロインのなほと相手役のかける。

ヒロインのなほ、察せなさすぎるし、色々と残念過ぎる。
例えば、{netabare} かけるが手をつなごうと手を伸ばすときも、ポカーンとしていたり。 {/netabare}
自分から地雷を踏んで行ったかと思えば、何かを尋ねられてもキョドってはっきりしない態度。
言い方は悪いがアスペルガーではないのかと思うほど。

また、かけるがどうしたら喜ぶかをいちいち友達に聞く…。人に聞かないと分からないとか、自分に自身がなさすぎていて第三者の目からみるとストレスでしかない。

もちろん、色んな作品で弱気なキャラクターをみてきたけれども、どの作品もそんな性格・考え方になってしまった背景が説明されていたんですよね。
だから共感もできたし、できなくとも理解はできた。

このヒロインはそういうものがない。
それに脇役ではなくヒロインなだけに、このなほというキャラを始終見て行かなくてはならない…。ストレスです。


相手役のかけるも非常に面倒くさい性格をしている。
理不尽にキレたり泣いたり、意味不明な言動だったり、なほ同様はっきりしない態度が何とも言えない。なんというか男版のメンヘラと言えば分かりやすいだろうか。
掲示板で言われていた、イケメンヘラだとか、かけるの介護物語というのはいい得て妙だと思う。

ただ、かけるの場合はなほとは違って {netabare}母親が自殺したという理由があるので{/netabare}視聴していてストレスはあっても頭で理解はできる。

しかしなほ、てめーはだめだ・・・・。
{netabare}手紙を全く生かせてないうえに、かけるを助ける選択肢をミスし、すわにまともに礼も言わない…。そもそも手紙を何故全文読まないのか…。。。 {/netabare}


主軸となる2人のキャラクターの行動が理解できない・ストレスを感じてしまう点から、せっかく斬新な面白味ある設定なのに、視聴し終わって、何とも言えない気持ちになってしまった。
ただ、毎週続きが気になると言えば確か。
怖いもの見たさで視聴するのはいいと思う。ただ、面白い作品を見たい!満足する作品を見たい!という方には断じてお勧めできない。


ただ、OPとEDは最高でした。
あと須和はこの作品の唯一と言える良心でした。

なほとかける抜きで、やり残した過去を少し変える~みたいな青春ものの方が成功したんじゃないかなあ。

投稿 : 2018/03/03
閲覧 : 296
サンキュー:

8

ネタバレ

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

胸にジーンとくる

途中から、翔に対して苛立ちを感じる事が多くなる。
けれど最後まで見た時、彼側のストーリーがあるのでそこで初めて翔の気持ちが分かり納得した。

ストーリーの構成上、前半はやはり未来からの手紙を持つ菜穂達の描写が多いのでそちらに感情移入しやすいからかな。

こんな友達って良いよなぁ。自分も欲しかったなあ。
とよく感じるアニメが沢山あるが、これは本当の意味で深い絆が表現されているアニメだと思った。
前へ踏み出す勇気、自己犠牲、結束力、色んな事が盛り込まれていて熱いアニメだった。

投稿 : 2018/02/06
閲覧 : 228
サンキュー:

4

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

友情の物語です

未来からの手紙で、悲しい過去を変えようと努力するお話です。
現在の物語に未来のお話が挿入され、はらはらしながら楽しめます。

過去を変えるために、精一杯頑張る高校生達の友情が眩しいです。
特に、自身にとっての楽しい未来を変えることになりかねない立場でも、自分の意思を貫こうとする諏訪君には、感動てす

投稿 : 2018/01/20
閲覧 : 259
サンキュー:

9

ネタバレ

くろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

過去改変モノにも当たり外れが

私には合わなかった。

{netabare}未来から手紙が届いて、そこには当時好きだった人が亡くなる旨が
書かれていた。
未来を変える過去改変モノ…のSF要素は全くなく、
知ってしまった事実をどうにかしようという恋愛青春モノ。



最初はどういう結末を導き出すのかなぁと、やや期待していたが
好きだった男性が死なないようにヒロインや周りの友人が
手厚く介護してるように思えて仕方なかった。
相手役受動的すぎィ!
人生は色んな辛いこともあってそれを自分でなんとか頑張ったり
皆の力を借りて(自分から手を伸ばしたりして)乗り越えてこそ強くなるって
ものじゃないのだろうか。

ストレス取り除いたりメンタル支えるだけで人は死なないのだろうか?
相手役はヒロイン死んだら生きていけなそう。


そして未来の旦那が良い人すぎた… {/netabare}

投稿 : 2017/12/03
閲覧 : 329
サンキュー:

7

いさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

途中から

なぜにアクション?

投稿 : 2017/11/13
閲覧 : 445
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1

ネタバレ

タケシロ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

面白かった

投稿 : 2017/10/17
閲覧 : 225
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1

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まぶしすぎて直視できない

それぐらいの眩しさを放ってました。

青春の光と影…とかゆうとすかざずジョニミッチェルを思い起こしますが、まさに光と影をチョーせつなく、そしてかわいい、ちょっぴり泣けるハナシでした。

未来から自分が書いた手紙が送られてくるなんてゆう日常的なSFものがたりとかボク、大好きですから!

山崎くんとタオちゃんの実写版もいずれみたいなあとおもいます。

投稿 : 2017/10/12
閲覧 : 278
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6

ネタバレ

プチキセキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

納得いかないことだらけ

なんで菜穂はあんななよっとした男に惚れたのか全く理解できません、共感できません。本来の世界線では須和と結婚してますが、須和に惚れるのなら納得はいきます。 
あと、よくわからんのだが、バミューダ海域に手紙を入れたから過去に手紙が届いたの?バミューダ海域に郵貯局でもあるのかな?
あと、運動会での作画崩壊。あれは酷かったな

投稿 : 2017/10/12
閲覧 : 213
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6

Arcadius さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

なんか。。。。微妙

母さん母さんて、、、、カダージュかよ
過去に手紙を送る方法以外は内容はしっかりしていたと思う、パラレルワールドの説明もしかっりしてくれていた
少し重い青春恋愛アニメ

投稿 : 2017/08/02
閲覧 : 268
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5

にゃんちゃこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ある意味リアルかな?

ん~友情と未来、現実と過去、矛盾なストーリー、
でも最後まで見たくなる。

投稿 : 2017/07/24
閲覧 : 237
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1

ネタバレ

もふぅ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

サイコパス判定アニメ

原作未読。

原作大人気、実写化映画も大成功、と聞いて期待して見始めました。
ですが。

途中作画ちょっとやばかったよね、とか、
こぶくろの歌はアニメには重いね、とか、
花澤香菜は何やらせてもうまいなー、とか、
{netabare}どんなに時空がねじれても、海に流した手紙が自宅のポストにどうやって届くんだよ{/netabare}、とか
もう全部どうでもよくて。


登場人物の行動原理に何一つ共感できませんでした。
相手を思いやっているようで実際は全く相手を見ていなくて、
すべてが自分視点の自己満足/自己不満で進むストーリー。
サイコパスにでもならないと理解できないんじゃないでしょうか・・・


逆に自分の頭がおかしいのか不安になった作品。
見終わった自分をほめてあげたい。

投稿 : 2017/06/26
閲覧 : 210
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7

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

地に足のついていないイリュージョン作品

世界観:5
ストーリー:4
リアリティ:2
キャラクター:4
情感:4
合計:19

高校2年生の春、菜穂に届いた「手紙」。
その差出人は、10年後の自分だった。
初めはイタズラかと思ったが、
書かれていることが次々と現実に起こり、
「手紙」がこれから起こることを綴っていると知る。
転校生の翔を好きになること。
そして、17歳の冬に翔が亡くなってしまうこと。
翔を失った〈26歳の菜穂〉の
後悔と願いを知った〈16歳の菜穂〉ができることとは?
(公式サイトより)

たまたま、外国人のlive reactionで1話を見て、綺麗なOPや楽曲に名作の予感を感じて視聴開始しました。予約録画をしていたもので、最後まで見てしまいました。

見てしまったと表現したのは、自分のあまり好きでない純愛物に、ツッコミどころばかりのリアリティがない設定が乗っかっていて、途中何度も中断しようと思いつつ、録画されているので、この後少しは良くなるのではないかと望みをかけて視聴していました。結局巻き返しはありませんでしたが…。ここから先は辛口批評になります。

{netabare}10年後の自分から手紙が届くという設定自体は、時間を利用した面白いものです。ただ、その手紙が長く、日記形式になっています。主人公はなぜか、全文を読まずに物語のペースに合わせて小出しに対応します(最後まで読むでしょ普通)。それと、10年前の日々の出来事をこの手紙のように詳細に書ける人いますか? これを納得させるには、主人公が日記をまめにつけている描写を入れておかなければなりませんが、自分の覚えの範囲ではなかったです。

一番の難点は須和と結婚して子供も生まれているのに、今更、過去に自殺した友人を助けて未来を変えようなんてことを考えるのは、好きだった人なら尚更のこと、今という現実を肯定しないという話。これは子供を否定するようなもので、リアリティが感じられないし、自分が須和だったら間違いなく怒るな。

二番目の難点としては、翔の母親の死を防ぐことを至上ミッションにした手紙を書くべきでしょ、という点。その日に翔を誘ったら翔の母親が死んで、それをきっかけに翔も自殺する、とわかりやすい手紙にしておけばよかった。5人が手紙を出していながら…。

最後のほうに、バミューダだのパラレルワールドだの手紙が過去に送れるという理屈が語られますが、そこにいる本人たちにはこれが届いたかは知覚できないのですから、何も説得性のないSF話をよく信じて行動に移せるなと思います。手紙を入れた小瓶を日本で海に流しても、バミューダまで到底流れつかないし、それが翔の死ぬ前の世界に届けられるとは流石に幻想世界です。

5人全員が10年後の未来の自分から手紙が届いて、翔を助けたことを翔に話したら、翔が疑いもしないというのもおかしいよ。もし信じてもらえたとして、それ話したら、今までの彼らの行動が手紙のせいだって思われるおそれがあるけど、心配しないのか(菜穂の言動が自分を救うためだけであり、付き合うというのも本心ではないのではと思われてしまわないかということです)。

あと、リレーも酷かったです。他のクラスは足の速い男子を集めているのに、特に足の速くない女子や萩田を入れて、さらに伝言ゲームしながら何故優勝できるのか。他のクラスの人たち(陸上部とかいたはず)はこの結果に何を思うのか、そういう想像ができないのでしょうか。この作品の作者(脚本家)は、翔が良ければよい、6人組が良ければよい、という視点しかないのかと思ってしまいます。

恋愛面も明らかに相思相愛なのになかなか発展しないところがじれったかったり、最終話のストレートな告白は見ていて恥ずかしくなりました。やっぱ自分は純愛物が苦手です。
で、めでたく恋人になったのになぜまだ自殺しようとするか、翔!
最後までツッコミを入れさせるのは、わざとかとも思いたくなるほどでした(苦笑){/netabare}

良かった点はOPEDの音楽と、キャラでは、萩田がたまにいい仕事をしていて比較的好印象でしたかね。
劇場版が決定したようです。世間の評判は良いのでしょうか。

(参考評価推移:3話3.4→6話3.3→10話3.0→13話2.8→調整2.6)
(2016.7~9視聴、2017.6調整)

投稿 : 2017/06/02
閲覧 : 495
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45

kochan さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

タイトルなし

かけるの自殺を止めるためだけに、過去をやり直すってのはどうなんだろう。
大量殺人、悪の支配とかを止めるためってのなら受け入れられるんだけど・・

投稿 : 2017/05/29
閲覧 : 232
サンキュー:

1

ネタバレ

Cocoperi さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 1.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

惰性で完走

はじめに、この作人を好きな方不快になるかもしれないこと謝ります。

友人に勧められ視聴。

最初は初々しい高校生の恋だなぁ〜とほのぼのしながら、未来からの手紙により

後悔しない選択を選び翔を救うというストーリーに楽しみながら視聴するも

気づいてしまった、この物語はただの自己満で綺麗事にしたいだけの

自己中野郎どもの話だと。

それでも人間皆そう思う事が多いし当たり前のことだよなぁこれがより物語を

リアルにしてくれるんだと思いながら、、、徐々に作画の崩壊が、、、

さらに拍車をかけるようにヒロインと翔に対しイライラが増し

全く感動できなかった。


『未来からの手紙で翔を救う』➕『過去の自分に後悔しない選択』

この二つのテーマおそらく作者は

『翔を救う』=『ヒロインが翔と結ばれる』

の形にしたのだと思うが、結ばれるための見せ方が無理があり過ぎて

ツッコミどころ満載でした

もういいよー好きにしなよ と最後は投げやりで視聴してしまいました。


高校生というモラトリアムな年齢のリアルな恋心の描写は良かったかと。

客観的みている我々と違い当人達は必死で周りが見えなくなるもですから

そういう点では評価できました。


最後にトムス頑張ってくれ、、、久しぶりにあんな作画崩壊見たぞ

もう狙ってるとしか思えないw

投稿 : 2017/05/23
閲覧 : 197
サンキュー:

6

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ゆか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

切なくて切なくていっぱい泣いた

そもそも須和くんが菜穂と結婚してあんなに幸せそうなのに、それでも菜穂の幸せを願って翔との未来の可能性を応援する時点で切なすぎる。
菜穂も翔もなんてゆうか…高校生の時ってこんなにいろんな事が恥ずかしいって思ってたかなぁって、ちょっと自分と比べて観てました。
ま、自分は女子校だったからこういうあまーい感じが共学にはあるのかなぁってずっと思ってた事はシッカリと思い出したけど笑
でも手を払いのけるって相当な事だと思うの。
つかまれた時に気持ちが追いつかずに固まっちゃう事はあると思うけど。
そんなシーンが何回かあってちょっとびっくり。

翔の事が好きで好きで、ずっと翔の事ばかり考えちゃうぐらい好きだからなかなかうまく接する事が出来なくて、悩んで眠れなくて、友達に相談するのも恥ずかしくてずっと1人で抱えて、限界になって泣いちゃって、本当の気持ちとは違う言葉で誤魔化して望まない方向に行っちゃって、また泣いて。
自分に置き換えたらきっとこんな感じだと思うけど菜穂は強い子なのかな。
手紙という未来の後悔を減らしたい、大切な人を守りたいって意思が強くさせてるのかな。
泣いてる場合じゃないかもだけど、その割には自分勝手で気持ちに偏りがあって手紙で注意された事を守らなくて…、大晦日の事とか。

翔も翔で病んでて生きてるのも辛くて後悔という闇の中でしか生きていられなくて、死と隣り合わせで生きてる姿はまるで死神に取り憑かれたような、生きてれば多分誰もが一度は体験する絶望の真っ只中にいて。
笑うことさえ自分で許せない時なのに、みんなといる時だけでも笑っていたいって無意識な生存本能に早く自分で気付けたら良いのだけれど、一人でいる時は闇時間でそんな気持ちも否定してしまうとき。
せめて自分を許せなくても好きな人の泣き顔ぐらいは思い出して欲しかったな。
そうやって次々と後悔の連鎖を重ねていくんだよ。
闇時間の中で生きてる事、死にたいって思ってる事、その全てがあなたを大切に思う人にとっては苦しいことなんだから。
あなたの死によって仲間がバラバラになるのは笑う事を許されない気持ちをみんなに芽生えさせちゃうんだよ。
あなたがよく知ってる苦しい時間を大切な仲間に、大切な好きな人に感じさせちゃうんだよ。
死ぬなんて楽な逃げ方は他にないんだから。
それでも生きていかなきゃいけない苦しさをみんなが感じなきゃいけないんだよ。
私がもし大好きな人を助けてあげられず自分を置いて先立たれてしまったら…たぶん生きていけない。
もう笑えない。いますぐに会いに行きたい。謝りに行きたい。
誰の言葉も届かない。大切な友達にこんな姿を見せたくない。迷惑かけたくない。
本当に…行きていく意味を見つけられない。
実際に経験されてしまった方達には、ごめんなさい。。。

そういう事が分かってるからこそ、この物語で描かれる揺らぎがさらに切なくて苦しくてずっと泣きながら観てました。
菜穂と翔はずっと幸せでいてほしい。
翔の願い通りに10年後は結婚していてもっと幸せになってて欲しい。
でも須和くんが…。
こちら側の世界に届けた家族の写真。
その未来がある世界があるからこそ別の世界では翔を応援出来たのかな。
自分ならやり遂げてくれるって自分を信じられる10年後の須和くんって凄すぎる。
絶対惚れる。てか惚れた。
だからこそ須和くんの葛藤とか違う世界での未来の幸せとかすごく気になっちゃいます。
映画版って須和くん目線なんだよね?
めっちゃ観たい!

投稿 : 2017/04/29
閲覧 : 221
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

staff

原作:高野苺
監督:浜崎博嗣
シリーズディレクター:中山奈緒美
シリーズ構成:柿原優子
キャラクターデザイン:結城信輝
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
制作:トムス・エンタテインメント
製作:orange製作委員会
 

投稿 : 2017/04/15
閲覧 : 181
ネタバレ

叶南 咲夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

先が気になって一気見しました。

最初は切ない少女漫画なんだろうくらいにしか思ってなかったけど、どんどん引き込まれる展開で一気見してしまった。

あの日あの時ああしていれば…。
誰でも一度は思ったことがあることだけど、それに友達(恋人、親友)の死が絡むことで一気に重く、焦れったさが増す。

そして、須和が良い奴過ぎて泣ける。。。

投稿 : 2017/03/28
閲覧 : 195
サンキュー:

2

ネタバレ

はなまるき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

コブクロのED曲よかった。


ただただ、イライラしたりめんどくせーとか思ったりもしたアニメ。
原作の漫画のほうがよかった。

手紙を使って過去を改変し自殺してします少年を助ける話の内容はよかった。

投稿 : 2017/03/15
閲覧 : 221
サンキュー:

1

老倉育 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

泣きそう

泣きそう泣きそう泣きそうジーンとする。
翔カッコいいなぁでも病んでるなぁ仕方ないか。
須和好きだぁ!あの優しさ。神レベル
萩田君。君が一番好きだぁ~!いいキャラしてるぜ!
なほ。なほも好き。頑張ってる姿とか、観ていて応援したくなる。大人のなほに惚れそうになりました。
あず。萩田君とくっついちゃえ
たかこ。顔が怖いけど、いい人だね。
歌がよすぎる。コブクロと高橋さん。
いい歌だなぁ。歌詞と内容がマッチしてる。
時折作画崩壊だけどまぁいいの。
でもマ★クでの瞬間席チェンジと何もない一口頂戴は笑った。何回もみた(そこだけww)

投稿 : 2017/03/09
閲覧 : 230
サンキュー:

9

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orangeのストーリー・あらすじ

長野県松本市に住む女子高校生・高宮菜穂は2年生になった4月の始業式の日、差出人が自分の名前になっている手紙を受け取る。その手紙には、26歳になった10年後の自分が後悔をしていて、その後悔を16歳の自分には味わってほしくないこと、菜穂に今後起きること、それに対して菜穂にしてほしい行動が書かれていた。菜穂は、初めは誰かのいたずらと思っていたが、手紙に書かれていた通り、成瀬翔が東京から転校してくる。手紙には、5月に成瀬翔を好きになること、翔が17歳の冬に事故で亡くなること、その事故は防ぐことが出来たと書かれていた。(TVアニメ動画『orange』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2016年夏アニメ
制作会社
テレコム・アニメーションフィルム
主題歌
≪OP≫高橋優『光の破片』≪ED≫コブクロ『未来』

声優・キャラクター

花澤香菜、高森奈津美、衣川里佳、山下誠一郎、古川慎、興津和幸、佐倉綾音

スタッフ

原作:高野苺(双葉社『月刊アクション』連載)、 監督:浜崎博嗣、脚本:柿原優子、キャラクターデザイン:結城信輝、音響監督:長崎行男、音楽:堤博明、制作協力:トムス・エンタテインメント

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