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「幼女戦記(TVアニメ動画)」

総合得点
93.9
感想・評価
2194
棚に入れた
10561
ランキング
10
★★★★☆ 3.9 (2194)
物語
3.9
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
3.9

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幼女戦記の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

生ハムメロンというか、マグロ納豆というか(良い意味で)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
わりとしっかりした作りの戦争モノ。近代戦争の中に魔法部隊が組織され、そのリーダーが幼女でしかもダーティーだったら? というもの。

なんかこう、難しく考え出すと色んなことが見えてくるし、そうでなく、単にエンタメとして見るだけでも充分に楽しめる、そんな作品でした。

戦場を駆ける最強の魔法部隊に燃えるも良し、幼女のデグレチャフに萌えるも良し、(Cパートを中心に)意外とギャグも冴えているし、見所の多いアニメです。

ちなみに、レビュータイトルですが、幼女×戦争×サラリーマンのオッサン という、食い合わせの悪そうな要素も、食べてみたら意外と旨かったというか、タイトルで敬遠せず、観てみたら意外と面白いアニメということです(笑)

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品で特徴的な設定は、「現代(21世紀)のオッサンの魂(記憶や人格)が、近代(20世紀)を生きる幼女に入り込み、戦争に参加する」というものです。

戦争(メインストーリー)に関しては、第一次世界大戦と第二次世界大戦におけるドイツの動きを混ぜ合わせたようなもので、そこの所は歴史や戦史にお詳しい方にお任せしたいと思います。

私が興味深かったのは、つまり「現代の思考回路や経験が、近代に生きている=人類は大きく進歩していない(人類の普遍且つ不変の愚かさ)」という構図になっていることです。これは、2話目で「合理的で的確な判断(リストラの宣告)をした結果、恨まれて殺される」ことと、最終話で「合理的で的確な判断(敗残兵の見逃し)をした結果、共和国が復讐心から戦争を継続してきた」ことが、見事にマッチしていることからも分かります(この展開、上手かったです)。

それはまた、「出る杭は打たれる」現代の日本の社会を表しているようであり(強大すぎる帝国に、他の国々が潜在的な恐怖を感じる様)、さらには、「他国への政治介入から始まったテロの連鎖」に代表される、現代の世界情勢を表しているようでもあります(怨みが怨みを呼び、もはや終着点が分からない戦争)。

また、神様を「存在X」として、徹底抗戦しているのも設定としては面白いです。が、こちらの設定には多少違和感を感じました。

「神様を敬わない不信心な現代の日本人に、神の威光を知らしめるために、劣悪な環境(戦場)に送り込み、神にひざまずかせよう」という、神の考えは、(神様なのにちっせーなぁ)とは思いつつも、一応理解できます。ただ、にしては生ぬるいというか、デグレチャフが天才並みの魔法力をもって生まれたり、神に祈りの言葉を捧げるだけで超常的な力を使えるなど、「試練を与えてるわりに、サービス良すぎ」だと思いました。デグレチャフを懲らしめたいなら、無能力にするか、敵にバンバン神の力を与えれば良さそうなものだけれども(アンソン・スー大佐的な存在を大量に生み出す的な。全知全能に出来ないことないだろうし)。

神様(存在X)が何がしたくて、何が出来るのかが不透明で、単に「神様に逆らってるデグレチャフ、カッケー」と視聴者に思わせたい程度のことなのかなと、勘繰ってしまいます。

もっとも、神様なんて、いるかいないかよく分からないものの精神構造や倫理観、思考経路が、私のような小市民と共通しているかは不明ですがw

最後に、この作品を予言していたかのような、ある方にレビューを書いて頂きましょうw 「 」内は全て、「銀河英雄伝説」の「ヤン・ウェンリー」の言葉です。

①「軍事力は民主政治を産み落としながら、その功績を誇ることは許されない。それは不公正なことではない。なぜなら民主主義とは力を持ったものの自制にこそ神髄があるからだ。強者の自制を法律と機構によって制度化したのが民主主義なのだ。」

→その自制ができなかったから、今の帝国の「四面楚歌」の状態が出来てるんだよね!

②「それは正論だ。だが、正しい認識から正しい行動が生み落とされるとはかぎらないからね。」

→人間、論理的に見えても、結局最後は、感情や好き嫌いで動くことなんて、ざらにあるよね! そこも計算に入れないから、デグレチャフがキレたんだよ!

③「私は少しだけ歴史を学んだ。それで知ったんだが、人類の社会には思想の潮流の2つあるんだ。人の命以上の価値がある説と、命に勝るものはないという説とだ。人は戦いを始める時、前者を口実にし、止める時、後者を理由にする。それを何百年何千年と続けてきた」

→それが今回は、「復讐」や「怒り」、「国家の尊厳」、「資源」だったりする。そしてきっと、たくさんの人間が死に過ぎてはじめて、この戦争も終わるんだね!

④「ノアの洪水の伝説を知っているだろう? あのときノア一族以外の人類を抹殺したのは悪魔ではなく神だ。これに限らず、一神教の神話伝説は、悪魔でなく神こそが、恐怖と暴力によって人類を支配しようとする事実を証明しているといってもいいほどさ。」

→最終話Cパート、デグレチャフの檄なんか、もうこのまんまだよね! その点だけでは、ヤンと気が合うかもね!
{/netabare}

【余談(下品すぎたタイトル没案)】
{netabare}
「ウ○コ味のカレーとカレー味のウン○、どちらがお好き?」

意味→オッサンの容姿で中身が幼女と、幼女の容姿で中身がオッサンなのは、どちらがお好き?

→と、書いたら、「性格が幼女のおっさんの、どこに需要が?(笑)」という的確なツッコミを頂き、確かにと納得しましたw

没理由→レビュータイトルにするにはあまりに下品で、気分を害する方もいらっしゃるかな、とw
{/netabare}

【各話感想】
{netabare}
1話目
作画はかなり綺麗。今のところ戦術的要素も戦略的要素も少ない。主人公最強系? ダークヒーローですね。

2話目
違うアニメ観たのかと思い、確認してしまったではないか(笑) なんだ、rewrite2期といい、流行りなのか?(笑) これは、設定の妙ですね。唯一無二の作品になりそうです♪

3話目
ある意味で、ReLIFEだなw ギャグ要素もあるのですねw

4話目
う~ん、面白い。戦略的討論を、プレゼンと言い切るあたりが。

5話目
デグレチャフが、基本的に楽に生きたいと最善を尽くしているつもりが、どんどん裏目っていく様子は面白い。

6話目
なんかこう、何にも考えずに楽しめるというアニメも久しぶりだな。神VS人間 という構造が明確化してきたな。

6.5話目
ただの総集編。作画良いから総集編挟むのは許すけど、オマケくらいつけるのが、人の道。

7話目
ふむ、蹂躙って感じで、マンネリ化はしてきた。

8話目
戦闘作画、かなり気合い入っていたな。シリアスな回だった。

9話目
戦略的にも戦術的にも、なかなか楽しめる内容だった。

10話目
戦術的な戦いは観ていて楽しい。デグレチャフの檄はいちいち熱くなる。初の戦死者ですね。

11話目
回のはじめから、バトルシーンが続きますが、これが熱い。あ、戦死者は出さずにいくんですね。デグレチャフの「終戦を願う気持ち」自体はアニメの主人公らしいけど、それがある意味で利己的な理由に終始しているというのが、逆に良い♪

12話目
ここで、「感情(怨み)が理屈を超える」という視点で、2話のサラリーマンのくだりが生きてくるのは、上手いですね。
{/netabare}

投稿 : 2020/07/20
閲覧 : 486
サンキュー:

74

セシウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

萌え要素0%

 一応異世界モノですが、20世紀前半の近代ヨーロッパに魔導要素が加わっただけで、かなりリアルな世界が描かれています。
 主人公は10代になったばかりの児童ですが、戦場での活躍で軍神のような存在となっており、部下の大人たちに絶大な信頼を寄せられている存在です。チート能力を持っているのですが、それだけでなく中間管理職としての振る舞いが過去の経験によって上手にできるので、ビジュアル面とのギャップがかなりおもしろいです。
 ストーリーは重厚且つリアルに展開していきますが明確な終焉なく終わります。目的を達成したわけでもなく敗北して死ぬわけでもありません。続編を意識しているのか、そもそもそういうストーリーなのかよくわかりません。
 登場人物はほぼ大人の軍人です。とくに参謀本部のメンバーは全員渋くて良い味を出しています。そして会議の様子を見ているとタバコを吸いたくなります(笑
 ビジュアル面では原作からかなり改変されているらしく美形は一人も出てきません。主人公も常時軍装の上、表情が嘲笑、激高などしかせず萌え要素が全くありません。しかしこのストーリーにはそれでよかったと思います。
 音楽面では目立った劇中曲はありませんが、OP曲ED曲ともノリが格好良くて好きです。

 ある程度リアルな戦記ものが好きな人向きの作品です。かわいい幼女が好きな人には全くオススメできません(笑
 

投稿 : 2020/07/19
閲覧 : 287
サンキュー:

8

ネタバレ

たききく さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

幼女が戦場で無双!?

社会人の男性が自分が首にした男につきおとされ自称神様の存在xに生まれ変わらせてやると言われ幼女に生まれ変わるのに偶然生まれ持った魔法適正で軍に志願。そこで出世しラインの悪魔、幼女の皮を被った悪魔などの名前で呼ばれ戦争で無双するお話です。個人的には難しい話はわかりませんがとりあえず表情が好きですね。あと可愛い声でえげつないこと言うギャップもいいですしストーリーもよく作り込まれていて、戦争はダメとか幼女は戦争に行けないとかいう理屈を述べる人にはお勧めいたしません

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 255
サンキュー:

4

とーよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

幼女無双(中身はオッサン)

タイトルに幼女と付いていますが、そっち方面での萌は皆無。ってか、女性キャラの比率がかなり低い戦争ドンパチ&魔法力モノ。そもそも幼女の中身はオッサンだものw学が無いので第一次か二次かまでは分かりませんが、舞台は世界大戦のヨーロッパぽいですね。ミリタリーについても私は全く分かりませんが、武器の作画や迫力のある戦闘シーン、戦略等はかなり硬派で製作陣に相当のこだわりがあることだけは分かります。前世のエリートサラリーマン時代の記憶を活かし、合理主義的考えでこの世界では出世し、後方待機で安全、悠々自適な生活を送ろうと目論むのに全て裏目に出て常に前線に送り込まれてしまうのがストーリーのお約束w 「どうしてこーなったー‼︎」

「幼女戦記」ってタイトルで損してる典型的な作品。いや〜、全然硬派ですよ。

投稿 : 2020/07/11
閲覧 : 268
サンキュー:

20

fluid さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.5 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ドンパチするだけの戦争アニメ

興味をそそるようなストーリー展開や設定は無く、ただドンパチするだけの戦争アニメ。
空を飛んで魔法を使って戦争するところに男心がくすぐられるのかもしれないけど、そういったバトルアニメは過去何百タイトルと出てるのでもういいです・・・
以下、その他気になって仕方なかった点

・上から目線でひねくれた性格の主人公がキモチワルイ
・サラリーマン(男)が幼女になるという発想がキモチワルイ
・女性キャラの顔がキモチワルイ(ターニャはゾンビ、セレブリャコーフは老婆みたい)
・幼女の声が高すぎてキモチワルイ(現実にあんな声が高い子供はいない)
・人を虫けらのように殺すゲーム感覚の作風がキモチワルイ
・大量虐殺して「たーまやー」発言は頭がおかしい
・戦争がカッコいいと思ってそうな作風がキモチワルイ

投稿 : 2020/07/05
閲覧 : 326
サンキュー:

10

ネタバレ

ちゃっぴー0913 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 1.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

無駄に中堅以上の声優が豪華な異世界転生もの

基本設定は崩壊しまくりでめちゃくちゃですが一応戦争物でキャラ設定や物語の設定を無視して見れば一応見れます。まぁ仮にも神を名乗る人より上位であろう存在が1人に固執し執着しまるで子供よりおこちゃまで他にいくらでもいよう無神論者を無視し手...等色々言いたいことはありますが矛盾や複線など物語にとって大事な所を無視して見れる人なら完走できるかと思います。

投稿 : 2020/06/29
閲覧 : 334
サンキュー:

14

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

オッサン戦記、改めて見直して評価↑

先日、動画配信サービスで劇場版を視聴した結果、大変面白かったので数年前に放送された1期アニメもついでに見直してみた。
本作はラノベ作品ではあるが内容は極めてまともな軍記物であり、タイトルの「幼女」の部分はやはり損をしている気はするものの、仮に萌え要素皆無のガチガチな戦争物だったとしたら誰も手に取らないしアニメにもならなかったと思うので一概に幼女要素が不要であるとは言えず、ラノベでありながら歴史オタやミリオタからも好評を得るギリギリのさじ加減を絶妙に保った作品であると思う。
リアタイ時の評価も十分に高い作品だったが、久々に見たら改めてハマれたわ。
ストーリーの内容的に週間で視聴するよりは一気見向けの作風だったかもしれない。

また、昨年~今年にかけて2クールで放送された"異世界かるてっと"のお陰で、本作に登場するサブキャラが馴染みの顔になれたことも評価を上げた要因のひとつ。
リアルタイム時は主人公のターニャ以外の面々のビジュアルが地味目なオッサンばかりだったので 名前と顔および作中での役割を覚えられなかったものだが、再視聴時はその辺はバッチリでしたわ。
"異世界かるてっと"自体は、作画含め「おまけアニメ」レベルで個別に評価するような代物ではなかったけど、結果的に見た意味はあった。

キャラは上述した通り主人公と副官以外は全員オッサンandオッサンandオッサン。
そして当の主人公の幼女ターニャも、その正体が現代日本のサラリーマンのオッサンが異世界転生した姿だったとは…もしやこれは幼女戦記ならぬオッサン戦記か?
いやいや、よくある美少女ばかりのミリタリー物とは一線を画す意味でもオッサンだらけで結構結構。
しかしながら、やはりビジュアル面は初見組には厳しいかと。
内容は他のKADOKAWA作品と比べてもトップクラスに面白いのに、リゼロやオバロより地味な扱いを受けるのは致し方が無いかと。
その分コアなファンは多いだろうなとは再視聴して改めて感じたけども。

それと、アニメのキャラデザが原作の挿絵やコミカライズ版と大きく違う点も触れておかねばなるまい。
原作やコミカライズ版のターニャは完全に美幼女なのに、アニメでは独創的なビジュアルに大きく改変されている。アメコミチックというか、爬虫類チックというか、上手く表現できないが。
さらに副官セレブリャコーフは漫画版の超絶美女がムーミンみたいなデザインに変化。
この件に関しては、リアルタイム時は大きく叩かれていた気がするが、いやいやよく考えてみてほしい。
本作のような正義も悪もない戦場に誰がどう見ても美少女が居るのはおかしくないか。
時に弱小国軍を虐殺したり、時に凶悪な表情で神を罵ったりする主人公である。
必ずしも主人公勢力が善玉とは言えない硬派な作品をキャラデザを通して表現したかったのではないだろうか、制作側は。
確かに美少女のままの方が人気は出たかもしれないけど、アニメはシナリオに沿ったデザインを取ったということで、どちらも一長一短で賛否両論は仕方ないことだと思われる。

劇場版のシナリオは、視聴前は本筋とは関係ない番外編のストーリーかと思っていたら、ガッツリ本編の続編で驚いた。
1期で父への復讐を誓った女の子メアリーがすっかり狂戦士へ変貌してターニャの前に立ち塞がったのが印象深く、戦争の非情さが再現できていた。
個人的にはリゼロやオバロより幼女戦記の続編アニメを大いに作ってほしいと感じさせてくれた劇場版であった。
そういった意味でリアルタイム時の評価は単なる良作止まりでしたが、劇場版込みなら名作判定しても過言ではないかと。
俺は大好きなアニメ。軍記物サイコ―。2期こい!

投稿 : 2020/06/28
閲覧 : 227
サンキュー:

15

ネタバレ

ナッシュ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界ものが好きな人はぜひ

サブキャラの魅力は若干薄いものの、作品の展開としてはかなり面白いです。
ギャグもかなりハマり異世界ものの中でオバロと同じくらい好きな作品です。
ただすこし戦術などの用語がわからないと思いますが、そこは雰囲気と戦闘シーンで気にならないと思います

投稿 : 2020/06/27
閲覧 : 229
サンキュー:

3

ネタバレ

poppy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

飽きさせないストーリーだが小細工も必要

戦争が始まった国に生まれ、エリート兵士として後衛でゆっくり生きていきたいという願望を募らせる主人公は、序盤では自身の有能さを利用し逃げようとするも中盤以降は魔法能力を発揮しひたすら戦う。序盤にあった主人公の可愛さはなく、退屈であるともいえるしサクサク観れるとも言える。大隊のメンバーの個性などをもっとだして主人公との絡みを増やして欲しかった。「幼女=きめぇ」で成り立つ物語ではない、むしろ幼女設定はほとんど生かされていないのは残念だ。ちなみにだが主人公は戦術を考えることはなく、パワープレイが基本だ。むしろ上官が有能であることも意外かもしれない。

投稿 : 2020/06/24
閲覧 : 219
サンキュー:

3

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もう一人の「神殺し」、降臨 なのはさんに負けず劣らずの悪魔だが、この戦場はプリキュア&その敵だらけ...

タダのロリだと思うなかれ

ターニャ=クック、ビッキー、のどか
ヴィーシャ=はーちゃん、カルパッチョ
レルゲン=リストル、コジロウ、アダム
ルーデンドルフ=ピエーロ、アクション仮面
ゼートゥーア=キングジコチュー、ネブラ
シューゲル=リーヴァ、コックカワサキ

初回で分かった
悪いがこれはもうイカレちまった幼女や!
常にガングニールが暴走しとるビッキーや!!
おったらアカン奴や!!

幼女の皮を被った悪魔や!!部下がくたばることを分かっとったんや!!

2話 始まりをここで持ってくる
彼は会社の部下にホームから突き落とされて転生
その時時間が止まり、神(存在X)が彼に語り掛けて来た
そして言われた、次に転生する保障は無いと...
だから幼女に転生後、魔力を認知、軍隊に行くことになった
世界を変えられるのなら...神などいらぬ!!

3話 空中でミンチになるくらいなら
ホントは後方で仕事したいターニャではあるが実際は...
へっ!機械の実験扱いかよ!!
下手したら空中で爆発してくたばるわ!!
これだったらまどかみたいに宇宙の概念になった方が何倍もマシや!
ビッキーみたいに片腕喰われるのもマシだけど...!
いーや秋穂みたいに{netabare}48手覚える方が{/netabare}何百倍もマシや!!
転属届を受理したその夜
存在Xが語って来た、この状況を満足しているか?

そして奴は呪いを残していった
祈れば魔力を増幅する呪いを...
しかし、この力を使わねば彼女はくたばる...

4話 キャンパスライフ~のはずが...
へ?大部隊へ属することに!?
ど う し て こ う な っ た

ならば書類整理で時間稼ぎをしようとしたら...
あれ?ヴィーシャ!?

5話
書類選考でやってくる奴らはこわ~い洗礼を...
砲撃が来るぞー!!
そして雪崩が来るぞー!!
しかし、死人は出なかった...
アニメ補正なのか主人公補正なのか...
ど う し て こ う な っ た

目指すは首都
宣言が完全にガキの悪戯www
そして綺麗な花火を打ち上げろ...!
たーまやー

7話
フィヨルドを制圧したターニャ達
あの男、どっかで見たっけ...?

9話
撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ
の一言で纏められる市街地を掃討した後日
今度は何ですか?少佐さんよぉ

10話11話
存在Xの奇襲を乗り越えて...
戦争は終わったのだろうか?
いーや、終わらせるチャンスを逃してしまった...

12話 そして劇場版へ
勝ちをどう使うのか
それはテンプレでは考える必要はない、だって女のためだもん
だがここは違う

ターニャに牙を剥くは共和国ではない
志願した少女の眼には存在X...
こいつの呪縛から逃れられるのだろうか...?

そしてこの幼女は6か月後、4度目の登場となる神殺しとなってアダムを殴り殺し
3年後、優しい心を持ってプリキュアになろうとは思ってもいなかった...
お前のせいか、存在Xうううううう!!

投稿 : 2020/06/17
閲覧 : 550
サンキュー:

11

ネタバレ

hige3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルでは伝わらない、おもしろさ!

タイトルだけだと、伝わらない!!

幼女?戦争?萌え萌えな戦争系か?「なんだこれ?」とか思って、軽い気持ちで視聴していましたが、この作品の面白さはタイトルからは伝わらないよ!!

最近よくある、異世界もの。ファンタジーで、魔法で、転生で、そのあたりまでは本当によくある設定なのですが、幼女戦記のおもしろさはそこではないです。

まず、世界観や物語が特によかった。
第1次世界大戦のドイツを思わせる国、これから広がる世界大戦という世界観の中で、奮戦する主人公。また、本当は楽をして、のんびり過ごしたいはずなのだが、合理的、効率的に物事を進めようとするあまりどんどん戦争の渦に巻き込まれていく。合理的に戦争をすすめるだけ!ならよくある戦争物なんですが、そこに潜む「人の心の不合理性」にも切り口を当てており、非合理な心理と合理的な戦争とのバランスが非常によくできていると感じました。

また主人公「ターニャ」のキャラが非常に良かった。ただただ、インテリで、合理的で、賢くて、ってのはそれはそれで好きですが、人間の心の不合理さすら考えが及ぶカリスマ性。

女性キャラが多くなってしまいそうな昨今だが、今作はほとんどおっさんばかり。その分、ほんと素晴らしい声優陣だなって思う渋ぅ~い声のおっちゃんがぞろぞろ出てくるのも、萌え萌えしすぎておらず「戦争」という世界観が感じられてよかったです。

基本は戦争での駆け引きや戦術的な話も多いですが、シリアスパートばかりでなく、テンポよくコメディパートもあり視聴しやすいのもよいです。2話だけは、「あれ?」ってなります。

1話見て、2話見て、「あれ?これ違うアニメだっけ??」ってなりますが、必要な話なので、そこだけ我慢していただきたいかな。

アニメでハマって、漫画の方も読みましたが、1期しかアニメ化されていないので、2期以降が続いてほしいですね。1期だけだともったいない。

投稿 : 2020/06/10
閲覧 : 207
サンキュー:

2

ネタバレ

rolex さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

普通におもしろい

ラノベ作品としては、近年ではダントツの良作だと思いますね。
異世界転生ものとは思えないストーリーですが、ちょいちょい転生してきた記憶や言語を使うあたりが良いような、もったいないような。
主人公のキャラ設定がバツグンなのは間違いないです!

投稿 : 2020/06/06
閲覧 : 228
サンキュー:

5

ネタバレ

hyoi さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ターニャが強すぎる!

このアニメの凄いところは、すごい難しいこと言ってるのに、しっかり、わかるように話してくれるところがまず、いい!
それに、なんといってもターニャデグレチャフが強すぎる!
小さい幼女の姿なのに、他の人の何倍も、戦術、戦闘、全てにおいて優れていて清々しい!
それにかっこいい!
しかも、戦いが熱い!!
バトルもの探してる人はぜひ見た方がいい!

投稿 : 2020/05/21
閲覧 : 295
サンキュー:

4

ネタバレ

xwTza00790 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何回か観る作品

突発的なここが面白いというのは数か所しかないですが、他の部分も平均的にいいと思います。
主人公が徹底的に鬼畜なのが良いですね。
鬼畜な割に仲間が死んでもいいような気もするんですが、そうならないのは少しアニメだなと。

一番の見どころは相手の戦略や仲間の戦略をよんでしまう部分でしょうね。
漫画よりアニメのが良くできてます。

投稿 : 2020/05/19
閲覧 : 235
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

惜しい作品(216)

物語  78/300点
確かに、惹き込まれる話ではあるし、展開の運び方も良い。ここまで低評価になったのは、ただただリアリティの欠如にある。勿論、日常系アニメなどにリアリティは不要だが、これはあくまでもミリタリーを描いた作品である。しかし、本作はミリタリーを装った作品でしかなかった。戦略的に一本取られても、相手が上手く奇襲に成功しても、結局ターニャ勢力の大勝利、味方全員生還といった有様が続き、折角の緊迫感が台無しだ。作画や音楽にも恵まれていただけに、非常に惜しいと思う。

キャラ 26/50点
恐らくカーネギーやジョブズなど名だたるトップ経営者があの世界に飛んだとしてもかなり厳しいだろうに、1社会人があそこまで優秀なのが少し頂けなかった。そもそも、現世で部下のことを理解出来なかったことで駅から突き落とされたのに、隊長として部下を御せる訳がないと、一個人としてはそう思う。

作画  42/50点
声優  33/50点
音楽  37/50点
先述したように、作画や音楽はかなり良い。声優の演技もなかなかのものだ。


総評  216/500点
かなり掴みや雰囲気が良かっただけに、非常に惜しい作品だった。もう少し中身がしっかり出来ていたならかなりの名作となっただろう。やはり質アニメにおいて重要なのは道理が通っていることだと再認させられた。

投稿 : 2020/05/14
閲覧 : 419

ふぁんた さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

神は少女を救うのか

原作未読、漫画は最初の数巻読んだところです。

非常に展開が早く、常に見せ場のある戦場が展開されるため息つく暇もない帝国の現状と合間って目が離せなくなる作品です。

いくつもの国と人物がかわるがわる登場するため状況を把握することにちょっと置いてけぼりを感じてしまいます。


戦場での戦闘場面以外ではターニャの主に作戦本部への工作や知能戦がうかがえ、決して幹部クラスではない、部下をもつ中間管理職の根回しの難しさと、実践になった時の実力でねじ伏せる爽快感を味わえます。



原作ありなので仕方がないでしょうが、異世界転生をさせる必要はあったのでしょうか。
視聴しながらずっとそのことは気にかかっていました。

特に現代から転生したアドバンテージが物語の重要なファクターになるわけではないですし、たまに物体Xが出てくるだけなので、そもそも幼女が軍隊で指揮官になる、魔導隊がいる世界観、たくさん出てくる国と戦役、それに伴う登場人物の多さ。そこに入れ子のように異世界転生と設定が山盛りすぎて消化しきれていませんでした。

いわゆる魔導があり戦争下の世界で、キリングマシーンとして育てられたターニャが、その境遇ゆえ神を呪いながらも、、、という世界観でよかったのではと思います。


やはりただのリーマンが転生して幼女という身体能力で劣るにも関わらず、無双しまくり俺つええになる理由が乏しすぎて、なろう系だなと感じます。

戦闘が派手で不利な場面が多いにも関わらず、あまり脱落者が出ず、結局ターニャが無双するので戦闘の緊迫感にかけていました。
ネームドの自軍の兵を素敵に描いて華々しく散らすなんてのもよかったのではと感じました。


現代人がいくら戦場とはいえ躊躇もなく人を殺して市民すら犠牲にすることに上からの命令であれば、、と非情になれることは違和感がありまくります。こういう場面も転生の必要性を疑いました。あのシーンはいくらゲリラになっているとはいえ殺されていく市民に対し涙が止まらなかったです。


後半になると派手な術式での殲滅がなかったこともちょっと不満です。



声優悠木碧さんの素晴らしい演技。
本当にターニャの底知れなさを感じることができました。ネジがぶっ飛んで時に冷徹で、時に謀略家で、たまに部下思いで士気を高揚させるターニャを素晴らしく演技されていました。特に部下を鼓舞させる出陣前の訓示はなかなか観てる私もオーっっと叫びたくなりますね。進撃を思い出すようなアツさです。



要素を盛り込みすぎてそれぞれの特長を演出しきれなかったことは残念ですが、それでもストーリーは面白く一気に観れるほど引き込まれてしまいます。

月やルルーシュに連なるダークヒーローな表情と冷徹さは非常によかったです。

投稿 : 2020/05/11
閲覧 : 238
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4

のす さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

2020/5/11 2周目視聴完了

投稿 : 2020/05/11
閲覧 : 144
サンキュー:

2

ネタバレ

ミュー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

痛快な主人公が終始圧巻!

下手に芝居を打って情に
訴えかけるジャンルではなくまた
それだけでなくかわいい幼女の面を
被っていながら(管理職のおじさん)
主人公のターニャデグレチャフが
至極痛快で秀逸な作画の表情と
キャラ、台詞は圧巻でした。

{netabare}
最終回のおお神よから間をおいての
例の宣誓のシーンはもちろん痛快でした。
達観したキャラは沢山居ますが
本当に身に染みわたるほど
人間の下らない面や考えの巡らせを
こうも直情的、明白に表現して
あの恐ろしい顔を浮かべるキャラには
魅せられるしかありませんでした。

極論なまでの理性主義者が
神に似せた何か道徳、理想、神
全一者、善とするような存在Xに対して
ほぼ無双に近い魔力を与えられながら
底の知れない感情だけで今度は
ターニャが一人の人生としてでなく
大きな視点に無理やり立たせられ
自分の感情や理性を誰より愚直に示して強い
意志を持ち生き残ろうとする姿が印象的でした。
{/netabare}

自分は平和ボケていて戦時中の国や時代
或いは治安の悪い場所や関係する世界の
現実世界での人生観もどんなものなのか
想像するしかないですが…いかに
自分が無能かを必要以上に思い知らされ
また明らかに下らない意味も価値も
無いような情勢や権力闘争に巻き込まれて
いくような…そんな事には自分も
巡り合いたくないなとつくづく戦争系
闘争系アニメには見て感じさせられます。

良くも悪くもターニャは現実的な模範のような
(人格としてはスパルタが過ぎますが)
ギャグ要素を含めていると考えれば
その意味で下らないことや悩んでいるときも
そういう自分も全て吹っ切れさせて、また
何か真理を追求し過ぎて現実的な思考から
乖離しがちな思想観念や理想主義を
一切切り捨ててくれる面白いキャラでした。

opもカッコよくてたまに見ますし
またモヤモヤしてしまう時には
あの例の宣誓のシーンも見たいですね。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 260
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5

千藤ちと さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人の性質を率直に表現した良作

原作未読、アニメ、映画視聴済。

私の好みの話になりますが、アニメに関わらず創作物は作品の骨子であるテーマが提示され、視聴者に対しどのようにアプローチしてメッセージを伝えるのかが作品の価値を決める最も重要な要素だと考えています。

率直に言うなら、娯楽より教養や感情を優先したいという思考です。

あえて異世界系でボーダーを引くなら、「このすば」は受け付けないけど「リゼロ」は好き、みたいな感じです。

こういったバイアスのかかった見方の人間から見た「幼女戦記」レビューです。

この作品の印象はタイトル通り、良作としか言えません。しっかりとした一本筋の通ったテーマによって構成が貫かれ、かつエンターテイメント性も申し分なく両立されています。ストーリーを下支えする設定も緻密で抜けがなく作品に十分な説得力があり世界観に無理なく入り込めるように作り込まれています。また、軍事知識に関する造形がかなり深く軍事に携わる者でしか実感できないような表現が随所にあることにも目を見張りました。

最初は戦争ものとはいえ主人公のビジュアルから異世界系のテンプレ展開の類いを想像していました。
願わくば、GATEレベルでの娯楽として楽しめたら儲けものぐらいに考えていたのですが意外や意外、人間の性質に踏み込んだ重々しいテーマを掲げていることがわかります。

「理性と感情」

これがこの作品の本質と言えます。戦争ものでありながら、その設定は人間の理性と感情の性質を表現するために都合が良いからであって戦争という事象そのものは形式に過ぎずテーマの根幹ではないことがわかるはずです。

主人公の一貫した行動原理、「社会ルール規範に外れず自分の生存が保証されれば、他者はどうでも良い」という姿勢は、現代社会に属する私たちの生き方をそのまま強烈に風刺しているように思われます。他人を蹴落として自らの生存を勝ち取る行動は本質的には戦争と変わりありません。
程度の差と言うこともできるでしょう。

2話目の転生前、リストラした他者に対して人としての関心を示さずただシステム欠陥とみなして切り捨てた結果、思わぬしっぺ返しを食らった過ちを省みようとせずに転生後も繰り返すことになります。

主人公が持つ主義原則と死を以て得た教訓、転生して得た力でもって異世界での生存と、神と称する存在Xに全力で抗うストーリーが今後どのように帰結し何を伝えてくれるのか。

続きが楽しみです。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 210
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4

コンラッド さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キモティー

神にどうのこうのいう厨二病全開のターニャ、最高っす。爽快。帝国が無双していって国土をひろげる展開はやっぱワクワクしちゃうよね。バトルシーンは息止とまるほどの迫力で音響がすごい。全体的に気持ちいい作品。

投稿 : 2020/05/06
閲覧 : 246
サンキュー:

5

おーいん君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お見事。人気なのもわかる

声優さんがこのキャラの魅力を最大限クラスまで引き上げていると思う。

アニメが好きでなくても、一見の価値あるアニメ。

視聴者への配慮というものがされていると思う。

さらに付け加えれば、割と男性向けのアニメかもしれない。

かなり内容は非現実的なのだが、それでもこのアニメに引き付けられる。

それは、このアニメに何がしかの真実が描かれているからだと思う。

フィクション、ファンタジー、SF、どれをとっても一言で言えば嘘だ。

じゃあ、どうして人は「結局、嘘じゃねぇか」と言わないのか。

二点あると思う。

ひとつは人間は遊びを楽しむ生き物だ。嘘というものを嘘ではなく楽しむのだ。

もう一つは、嘘の中に真実が描かれているのだ。嘘の中の真実を発見してまた人は楽しいのだ。

この作品には、そういった虚構として完成度が高く、またそこに描かれている真実もまた発見して楽しいものであるといえる。

私は、タイトルに裏切られたとは思っている。

可愛い幼女が乱舞する、特定の層には歓喜の連続であろう物語を想像していたのだ。

ところが、本作は違った。

いや、戦記とあるのだから、鉄の、血の、土の、湿り気をまとった空気の匂いがしてきてもおかしくないはずだ。

こんな内容だと期待していなかった分、それは感激になった。

骨が太い、そういう印象にうってかわったのだ。

近年のアニメの中でも選りすぐりのアニメだと言える。

投稿 : 2020/05/03
閲覧 : 274
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5

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ツァラトゥストラかく語りき

リストラを勧告するような立場のエリートサラリーマン。
自己中心的で他者の事を考えなかったので逆恨みをされて
駅のホームへ突き飛ばされて列車に轢かれて死んでしまう。
存在Xの事を知るが、異世界へと転生する事となった。

転生した異世界。
不安定な情勢です。
世界史や近現代史には疎いので断言できませんが、
仮想ドイツですよね。
何故、戦うのか。
それは貧しいからです。

貧しい生活。
お腹いっぱいに食事をできる事が幸せです。
ターニャは魔力適正があったため、軍に志願。
士官学校を経て9歳で将校となります。
国力がまともな世界だったら話は違いますが、
戦争が起きる不安定な世界。
魔力適正があったのは良い事ですが、
9歳の子供が前線に出なければならない状況は、人材不足と言えるでしょう。
現在の日本で考えてみると、まだまだ幼い小学生。
太平洋戦争でも疎開する年頃でしょうね。
軍人になるのが早過ぎます。

人殺しが称賛される戦争。
平和な世界の常識は通用しません。
私は軍人が軍人を殺すのは当然だと考えています。
ただし民間人は別。
民間人を殺害するのは虐殺です。
死を覚悟して戦地に赴いたわけではありません。
本作品は軍の軍とのぶつかりが中心。
戦争の正しい描き方です。

「神は死んだ」
ニーチェの名言です。
産業革命で人類は神を超えた科学技術を得ました。
ターニャのいる世界はどうでしょう。
存在Xが君臨しています。
ターニャに信仰心を迫る存在X。
宗教は戦争を肯定化できる便利な教え。
為政者は神という存在を持ち出して国のために働けと命じます。
魔力の存在する世界。
存在Xが神でも不思議では無い筈です。

何のために戦うのか。
政治家やマスコミは国のために戦え、と言うでしょう。
それは半分正解、半分間違い、といったところです。
勿論、国の為という大義名分はあります。
しかし、本質は国に残った愛する人々を守るため。
愛する人を守るためだけで銃を取ります。

『国破れて山河あり』
国家なんて、ただの枠組み。
占領地域が変わるだけです。
人は死んだら生き返りませんが、土地や建物は再生できます。
長寿の研究や反魂の術などは試してきました。
しかし、生物には寿命があります。
勿論、戦死も同じ。
どういう状況で死んだかが変わるだけ。
両親から貰った命。
簡単に捨ててはいけません!

ターニャはどうでしょう。
貧困から抜け出すために軍人に。
指揮官となり自軍を率いる立場になります。
ターニャには家族はいません。
安全地帯で出世する事が目的です。
ただし、今は戦時下。
さらに責任のある地位。
つまり愛する部下が存在。
守るべき理由ができました。


ターニャは
神に愛されるか否か?
存在Xに愛されるか否か?
戦争に愛されるか否か?
平和に愛されるか否か?
戦争が終わって長い休暇になるのか、短い休暇になるのかは、上層部の判断次第。
勝てば官軍、負ければ賊軍。
勝者の歴史が正しい事になります。
まさに神のみぞ知る物語でした。

投稿 : 2020/05/02
閲覧 : 446
サンキュー:

32

ネタバレ

にほんおおかみ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あ、あれっ?

ざっくり説明すると

世界観独特だなー。幼女要素いる?

異世界転生だったんかーい。おじさんかーい。

いまいち収集がつかない神様設定??

戦闘シーン面白いじゃないか

結局主人公無双やないかい

よくある序盤が一番面白いやつですが
なんだかんだ毎回楽しめましたね  80点

投稿 : 2020/04/29
閲覧 : 208
サンキュー:

3

みーしぇ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

かわいい

主人公の可愛さだけで全話見れると言っても過言ではないくらいかわいいです。声優の悠木さんがとてもキャラと合っていてすごいです。お話の内容も興味を惹くものでした。女性より男性向けかなと思いました。

投稿 : 2020/04/26
閲覧 : 173
サンキュー:

2

ビマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

中毒性がヤバかった(笑)

放送時、原作を知りませんでした。
タイトルからロリ属性ある人の為のゆるい作品なのかと思いきや初回から予想もできなかった骨太な展開に「え〜!」とか「は〜!」とか声が出てしまいました。タイトルとのギャップの破壊力に完全に虜になってしまいましたね。

そして毎話毎話、見ていて「もう終わりっ?」と、思わず口に出るほど時間を短く感じ翌週が待ち遠しくてたまらなくなる。そして最終話まで放送された後は繰り返し繰り返し何周も見てしまいたくなる…そんな中毒性がヤバかったー!

非オタの、特に男性に「面白いアニメ教えて」と、求められた時はまずこの作品を紹介してますね。
みんなイッキ見してます(笑)

ついでにコミックも好きです。アニメでは紹介されなかったエピソードや切り口の違う表現がユニークでまた違った面白さがあります。特に…セレブリャコーフ副官がメチャクチャ美少女に描かれてていて早見沙織さんの声を愛してる自分は少しだけ泣きました(笑)
コミック見てまたアニメ見るとより深く内容を理解できたり、キャラクターに愛着を感じたり、セレブリャコーフ副官を残念に感じたりして楽しめるのでオススメです。

投稿 : 2020/04/19
閲覧 : 546
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10

メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

幼女×戦争=ケミカルX

転生系戦争もの、舞台は第一次世界大戦~第二次世界大戦あたり?のようなパラレルワールドになっています。

この世界は魔力があり、魔弾のようなもので撃ち合いますが、基本的には一般的な戦略的戦争アニメです。

この作品は確かに戦闘シーンが面白く、主人公の幼女の皮をかぶった悪魔的な考え方や行動、またXという存在との戦いってのが良かったです。

ただ自分的には、キャラや国の名前、政治的な内容がスッと入ってきにくかったので、そこが悔しい部分です。

以上、簡易レビューでした( ´꒳` )

投稿 : 2020/04/12
閲覧 : 268
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3

デルタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

名前詐欺(いい意味)

幼女戦記、名前からロリものか?と敬遠してたのですが、見てみるとこのアニメ、幼女要素ほぼないなと感じました。
むしろそんなところよりもミリタリ要素、軍記物として素晴らしいクオリティの作品でした。もはや主人公が幼女である設定がどうでも良くなってくるのですが、とにかく面白いのでいいです。
ミリタリものが好きな人には自信をもっておすすめできる作品です。

投稿 : 2020/03/30
閲覧 : 307
サンキュー:

2

ネタバレ

なばてあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

無限遠点が懺悔する

原作未読。

すごく新しいと思う。見ていて、自分が「なにを」見ているのか分からなくなるくらい。これは最上級のポジティブな評価。「写実的な戦争+超能力もの」というジャンルでいうと『{netabare}終末のイゼッタ{/netabare}』が近い。あの作品も良作だった。構造としては似ているけど、あれはちゃんと「なにを」見たのか、きちんと認識できた。なぜこれはそれが難しいのか。

よくよく考えてみて、でも結論としては至極あたりまえなものしか出てこない。たぶん、つまり、「深夜アニメ」というカテゴリのなかで、この作品に似ている作品がほかに無いからだろう。『{netabare}終末のイゼッタ{/netabare}』との違いは、主人公であるターニャへの距離感である。この作品の語りは、ターニャに対して、徹底的にクールで客観的なのだ(ああでも『{netabare}銀英{/netabare}』とか『{netabare}ファイブスター{/netabare}』の魅力もこういうところにあったのか)。

ターニャのモノローグはよく知られるとおり「リアリストかつクレバーなおっさんのぼやき」であって、そこにギャップ萌えがあるのはまちがいない。けれどもそんな美味しい主人公のセリフなのに、本作を構成する要素のなかでそれはごくごく小さなパーツでしかない。この作品の視点は、様々な国の様々な階層に次々とシフトしていく。

無数の語りで、ひとつの戦争の輪郭を縁取っていく。結果、印象としては極めてクールな神の視点のようなもので悲劇を観察しているかのようである。そう、つまるところ、視聴者は存在Xの視点を知らず知らずトレースしていることになる。ターニャの胸躍るバトルや爽快な弁舌にわくわくしつつも、そこにいずれ迎える悲劇の種を見出す瞬間に、それは顕著となる。

ここが本作の際だったストロングポイントである。もちろんそれ以外にもポジティブな点は数知れない。プロットとしては、戦争と政治の二重性、もしくは戦術と戦略の齟齬みたいなものが酷薄に描かれているのが魅力的。戦争と戦術で無敵を誇るターニャがすこしずつデッドエンドへと追い詰められていく肌感覚は、視聴者にとって愉悦以外のなにものでもない。

また、空戦シーンの作画もすばらしい。カメラとキャラクタの関係がめまぐるしく動く派手なカット割りだけれど、レイアウトが精密に練られているので、各キャラクタの動きを見失うことはほとんどない。銃や兵器の設定もきっちりと詰められているし、塹壕戦の汚さや臭さみたいなものさえ、匂ってくる画作りには脱帽する。・・・とはいえこのへんは『{netabare}終末のイゼッタ{/netabare}』でも共通する点だったりはする。

さらに、帝国軍幹部3名のCVの豪華さも外せない魅力だろう。あまりにも耳が幸せ。そこに悠木碧さんが絡んでいくのだから、平時の描写も戦争の描写に引けを取らないくらいおもしろかったりする。よくこんなキャスティングができたものだと思う。作品の重心をそうしてターニャ一極集中にしなかったことが、すべからく良い効果を生んでいることは述べたとおり。

そして、そう、さすがの演技なのだ。この難しいキャラクタをスイっと視聴者に理解させているのは、脚本の推敲もだけど、CVに寄るところが大きい。

ほんとうにすごい。

悠木碧さんに、花束を。

衝撃:★★★★
独創:★★★★☆
洗練:★★☆
機微:★★
余韻:★★★☆

投稿 : 2020/03/29
閲覧 : 357
サンキュー:

6

ネタバレ

もんめ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

なんで最強なの?

信仰心を芽生えさせるために転生させたのになんでオレツエーな能力を与えちゃうのかしら、だったら蛆虫らしいモブからスタートでもしてくださいよ。

投稿 : 2020/03/22
閲覧 : 208
サンキュー:

3

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ドナルド・ダックに似てない?

原作未読。
もう作品名と時代設定からおいおい幼女の自己犠牲モノはもう無理だーーーー!と恐る恐る視聴開始。うーーん、全く違いましたね。偽りの正義やうんたらという事もなく主人公の価値観を前提に話が進むので戦争の悲惨さなんかは目を瞑って観る事ができました。むしろ宗教や信仰の部分に作者は踏み込んでいこうとしているように思われます(私感)。


私のツボ:悠木さんのこういう役はほんといいわぁ♪


黒メガネ: {netabare}日本ではあまり宗教や神ってそれほど拘らない(死んだら皆神様や仏様的な曖昧さ?)所があるので今一ピン!とはこないんですが・・・。あくまで個人的ですが私は生物として生まれたものを神として祀り敬意を払う事は構わないと思いますがそれらに救いを求めたり縋ったりするのは好きじゃありません。ましてそれらに群がって権力を形成するようなものはろくなもんじゃねぇと思ってます。ただ日々生きてる事に感謝してればいいんじゃないですかね。今日もいいアニメに会わせてくれてありがとう!的な(笑)。あぁ、また要らん事を・・・。{/netabare}

劇場版視聴済(2020.3)
父の仇という行動原理を持つ兵士の中の異端が神の信仰というね・・・。

投稿 : 2020/03/16
閲覧 : 332
サンキュー:

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幼女戦記のストーリー・あらすじ

統一暦1923年6月。
金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、
部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。
航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は
何事もなく無事に終わるはずだった。

しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。
協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。
戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、
協商連合軍による奇襲が発生し、
ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。
多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、
しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。
何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、
ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。

“其れは、幼女の皮をかぶった化物――。”(TVアニメ動画『幼女戦記』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年冬アニメ
制作会社
NUT
主題歌
≪OP≫MYTH &ROID『JINGO JUNGLE』≪ED≫ターニャ・デグレチャフ(CV.悠木碧)『Los! Los! Los!』

声優・キャラクター

悠木碧、早見沙織、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠

スタッフ

原作:カルロ・ゼン(『幼女戦記』/KADOKAWA刊)、 監督:上村泰、副監督:春藤佳奈、キャラクターデザイン・総作画監督:細越裕治、シリーズ構成・脚本:猪原健太、サブキャラクターデザイン:谷口宏美/牧孝雄/髙田晴仁、服飾デザイン:谷口宏美、魔導具デザイン:江畑諒真、プロップデザイン:森山洋、銃器デザイン:秋篠Denforword日和/大津直、キーアニメーター:石橋翔祐/栗田新一/堀内博之、エフェクトディレクター:橋本敬史、軍事考証:大藤玲一郎、美術監督:平栁悟、色彩設計:中村千穂、撮影監督:頓所信二、3DCGIディレクター:高橋将人、編集:神宮司由美、音響監督:岩浪美和、音楽:片山修志

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