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「ガーリッシュ ナンバー(TVアニメ動画)」

総合得点
68.7
感想・評価
646
棚に入れた
2624
ランキング
2045
★★★★☆ 3.5 (646)
物語
3.3
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.6

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ガーリッシュ ナンバーの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

楽しめればそれでよく細かいこと気にしない人向けかな

本作は「声優」という職業アニメにスポットを当てたアニメということなのだろうか
主人公は声優でデビューした新人という設定
ただし、1話の終盤にメインヒロイン役をゲットするので
ある程度は成功している段階から始まるようですね。

開始して思うことは生々しいかな、声優とて社会人なのだから
外面は良くても、実際は汚いことは考えているし
社会に出て疲れを感じでいる部分が描かれていて
見ていてリアルさは感じるかな、リアル路線で行くならこの開始直後は悪くはない。
ただし、1話10分も過ぎれば主人公の千歳は何を言っているんだ
というシーンが多く、社会人として疲れているのではなくて身勝手な発言が目立つかな
努力はしない癖に他人にケチを付け結果だけを求める典型的な駄目人間かな
うーん、駄目人間の物語としてやってくれるならいいけど
個人的な感想では職業ものとしてはあんまり見たくない姿かな
そして1話途中の時点で他のキャラも暴言の数々があり色々と振り切れているので
そういう作風なのかなとも思いました。
私自身が社会人になりたてのころ、自分はどうだったんだろと考えたけど
そりゃないだろうと思う発言ばかりかな
ただ、人にはよるのと思うので社会人なんてこんなもんだろうな的な発言は
そこそこは面白かったです。妙なリアルさは良かったんじゃないかな
千歳がメインヒロイン役を大人の適当な理由でゲットとか
悪ノリもみられブラックユーモア作品かなと思う。
1話は慣れれば結構楽しめた。

ストーリーは2話をすぎるとアニメ業界のブラックユーモア作品になったかな
声優だけってわけではないようです。
正直悪ノリでひたすら駄目な路線を突っ走ってました。
アニメ業界の駄目な所を描写したり
そんな感じで進んでいたかな
ネタについては世の中こんなもんだろうてのはわかるけど・・・
基本的に良い話はない。
駄目なストーリー展開にして笑いを取っていたかな
作画崩壊したPVとかネタとしては結構きわどい所を狙ってました。

それだけでなくアニメ業界のネタはネットで拾ってきたようなネタを永遠と流されたりで
どっかで聞いたことがある話なので深みはないかな
アニメ業界アニメとしては内容は薄いです。
ストーリーは整合性よりも勢いで行ってたな
特にアニメ作りに関しては駄目な描写が訂正させることなく突き進むので
アニメを作っているシーンに面白味はない。
アニメ業界なんてこんもんだよの大義名分で行ってたかな
開き直りは中々でした。
個人的には暴走ぶりは楽しめたと言えば楽しめたけど整合性を
何としかろって人には向かないと思います。

アニメの1話をファンに見せるイベントで
間に合わなかったからPVを見せただけだけど
それが容認され、ファンが喜び主人公側マンセーだからね。
これは酷い。
主人公側は一応それを駄目だと気付いてはいるので
そこまで狂ったアニメではないけど悪ノリは中々

そしてストーリーに関しては前半は起承転結があるわけでもなく
ストーリーに流れがあるタイプでもないんですよね。
アニメ作りに関しては何が解決したとかはないし
もうこのアニメ何も解決してない気がするのは気のせいかな?

自虐ネタなのか天然なのかわからないけど
「結局これ何がやりたいお話だったのかしら」のセリフは微妙に
来るものがありました。
このアニメ自体、ネットで拾ってきたネタ以外何がやりたいのかわからないので
悪い意味で苦笑いしました。

終盤になって急にネタ切れしたのごとくシリアスになり作風が変わるのだけど
強引にまとめにきてましたね。
ここまで起承転結のあるストーリーでなくストーリー無いに等しかったけど
千歳を成長させる構成になってたかな
流石にストーリー的に成長させなきゃまずいので
後輩の新人声優が入ってくることにより環境が変化し自分を見つめ直す
展開だったかな、ここでも千歳の扱いはこのアニメらしいブラックな展開だったけど
その中で、同じ事務所の仲間の声優に励まされながら
立ち直るものだったかな、一応千歳は彼女なりに反省した感じの態度は出ていたし
周りのみんなも千歳の性格、態度を考慮した上、無理に持ち上げない感じで
千歳を励ましていたのは良かった。
千歳の兄もかなり妹のことを心配して、妹のことを考えていると伝わってきたのは良かったし
励ましも千歳のことをよく見ているんだなと思える言葉で励ましていたので
気持ちはよく伝わってきたので終盤は結構いい感じに終われていたと思います。

キャラについては濃いキャラが多すぎて逆に全体的に印象に残らなかったかな
千歳も1話の駄目人間ぷりはキャラとしては良かったけど
後半は成長と言ってしまえばそれまでだけど
それを考慮しても何かキャラが違うなって感じがしました。
個人的にはどっちの性格も好みでしたが・・・
全体的にも1話は毒気たっぷりのキャラだったのに
終盤は何か違うな・・・のキャラが何人かいましたね。
キャラは個人的には好きですがストーリーの都合に合わせた感じがしました。
千歳に関しては終盤以外でもそれなり反省したり兄助言を受けたりで
チョットづつ成長する所はあったと思うし
世間知らずだけど、彼女なりにそこそこ頑張る所はあったと思うし
そういったシーンは好きでした。

作画については作画の質は正直普通かな、たまに乱れる時があるのが
このアニメらしくていいとは思いました。
キャラデザインは萌アニメよりでアニメ的な感じはしましたね。
男性キャラよりも女性キャラの方が作画は優遇されていた感じ
全体的に荒削りだったのが印象的でも悪いとは思わなかったので作画は普通

声優さんについては声優アニメだから演技力がまずかったら
逆にネタになりそうだったけど、そんなことはなくまずまず良かったと思います。
終盤のシリアス時は気持ちは伝わってきました。
劇中でアフレコしている時の千歳の上手くない感じも
わざと下手にしている所とかは印象に残りましたね。

まとめると、全体的に作風は「駄目アニメ」を作っている事実は変わらなかったな
ブラックユーモアを楽しむアニメなのはわかるが
特にアニメ作りには改善とか反省とかは無くて
勢いで突っ走った感じでストーリーに整合性はなかったと思います。
それで世の中上手くいくわけがないだろうとなると思う。
作風と言ってしまえばそれまでだけど、色々問題放置てのはどうなのかなと思った。
個人的にはネタ的には楽しめたと言えば楽しめたけど・・・
それで終盤に主人公を成長させる構成だったかな
主人公の物語と考えれば問題ないし
終盤は起承転結のあるストーリーになっていたので結構良かったとは思うのだけど
アニメ作りの問題点は放置で行っちゃったから
その点は気がかりかな
アニメ作りしながら声優の成長をやるのは難しかったようです。
個人的には1話は作風と考えればとても面白かったです。終盤も良かったのでは
楽しめればそれでよく細かいこと気にしない人向けかな
劇中曲は結構好きでした。

投稿 : 2016/12/29
閲覧 : 237
サンキュー:

11

ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ガーリック南蛮、だったら美味そう

「臭え、臭うぜドス黒い路地裏に肥料にもならねえような死骸が腐ったような臭いではないニオイが」
「これは池に投げれば魚が寄ってたかるパン屑よりかは価値がないカスのニオイだ!」

勝手にクズっぷりを期待して申し訳ございませんでした。
クズ声優(イメージ)の生態を堪能できると思ったら、何か普通の話だった。

どう捉えればいいのだろうか。

新人声優の物語を描くにしては、Pやらベテラン声優やら新人のさらに新人の話が余計だ。
クズっぷりを描くには小物過ぎる。
精神的なサクセスストーリーにするには中途半端。

・・・ものすごい好きなキャラがいたら楽しめたかもね☆

クズっぷりを期待したのですが、
Pも千歳も(一応)社長も普通過ぎる。

ちょっと困った問題児であっても、一般人の域から外れるものでもない。
クラスにいるちょっと変わった子レベル。

ただ、作品の演出はクズっぽかったかも。

たくさん出番を与えられたPは毒にも薬にもならない。
千歳は変なこと言ったり思ったりするだけで、声優に対する思いを感じられない。
社長は{netabare}イイ感じの話にまとめるための{/netabare}演出。

なんとなく{netabare}「勝ったなガハハ」{/netabare}的なノリでつくられたようにも感じる。
思い上がりのような。

作品の内容について他にも言いたいことがあるが不毛なので、
楽しむためのおまけでも語ろうか。



原作?者はかの有名な『俺ガイル』の渡航だ。

そんなことよりも重要なことは、
『帰宅部活動記録』
※参考「気付いたらOPを口ずさむぐらい好きになったった、しかしアニオタの9割以上、熱狂的な原作ファンのほとんどが完走しないだろう ☆追記、完成させましたw」
https://www.anikore.jp/review/618504/

この作品を観たか否かで、深みが段違いだ。

帰宅部に参加していた声優さんがこの作品でも演じている。
帰宅部とは作画・声優・やる気などトップレベルのクソアニメだ。
上なのか下なのか分かりづらいな。
このサイトで言う「物語」では語れない面白さはたまらん。

315作品棚に並べられている内のたった57しかないお気に入りの1つだ。
※2016年12月28日13時39分時点(日本との時差-3時間)

Wikiで声優陣の健在っぷりを見ようとしたら自分の浅はかさを見透かされてしまった。



なんて厳しい世界だ

でも、それでも、たった一度でも、輝いた瞬間があった。

忘れ去られているかも知れない

諦めてしまったのかも知れない

大きく傷ついてのかも知れない

たとえ世間の荒波に飲み込まれ消えてしまったとしても、

そのとき

この今

好きだという思いは忘れない



そんなことを帰宅部を見ながら想ってしまいます。

彼女らが輝いていたから、彼女が光に照らされ、熱にあてられたのだろう。

帰宅部活動記録

記録に残らなくても、記憶に焼き付いた。

心に現像された真実はまた、引き出しにそっと仕舞われた。



※ガーリック南蛮の感想に見せかけた、『帰宅部活動記録』のステマです
 繰り返します。
 こちらはgnレビューに見せかけた
『 帰 宅 部 活 動 記 録 』
 の盛大なステマです。

『帰宅部活動記録』私の感想
 https://www.anikore.jp/review/618504/ 


SANWAかんそ→{netabare}

2016.10.27 02:41 ★★★☆☆ 3.7
物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.0

『GhostNanda -SanwaKanso-』

アニメと声優とラノベの自虐ネタアニメ。
遭います、愛Liveとかパロったりパクったりしてる感はある。

主人公も他のキャラも物語もなんかイラっとくる☆

どのような仕事であっても謙虚で真面目な人が成功する。
その一方で自我が強い人間がものすごい成功したりする。

謙虚で真面目な上で個性の塊の様な人が大成したりする。


ムカツクのはそもそも人間の裏側は碌なものではないので、
それを前面に押し出せば腹も立つものだ。
そして人の裏側を見せつけていながら露骨に「それ」だけではないと表現している。

サクセスストーリーにするのか、
サクセスさせない様にするのか、
どうするんだろうね。

キャラのイラッ☆と感を残したまま面白いと思わせてもらえたらすごいけど、
何となく「俺たちの戦いは続く」になりそうな気がする。

今のところ人気声優二人が好きです♪{/netabare}

投稿 : 2016/12/29
閲覧 : 284
サンキュー:

18

ネタバレ

ゼレ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いや~ほんとにクズいw

渡航先生の作品ということで、この作品を見ました。
さすが渡航先生!もう自分のツボにハマりまくりの内容でしたw
普通の人では描かないような闇の部分を面白く描かれていて飽きずに見ることができました。

主人公のクズさは近年稀に見るクズさだったと思いますw
しかし、最後にはクズはクズらしくそれでも業界にしがみつくという展開になっており、なぜか感動できましたww

投稿 : 2016/12/28
閲覧 : 193
サンキュー:

2

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世の中厳しい

なんか中途半端な結末。

投稿 : 2016/12/28
閲覧 : 211
サンキュー:

2

ネタバレ

Yas さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2016/12/28
閲覧 : 205
サンキュー:

0

イス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ちーさまの周りの人が素敵!

主人公とは真逆で周りのキャラの性格の良さ!(笑)
特に最終回の前の回ではそれがとても伝わりました。
うーん、でも全部見なくても良かったかも。

投稿 : 2016/12/27
閲覧 : 191
サンキュー:

3

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

千歳以外は

烏丸千歳が自己中、上から目線な嫌なキャラで主人公ってのが微妙でした。他キャラはそんなにツンケンしていなくてどちらかと言えば千歳の盛り上げ役みたいに扱われていたのが可哀想でした。唯一千歳が出なかった回がありましたが、物語も娘を思う親の心情もわかりいい回でした。
 最初にキャラたちが歌う場面があったので、育成もの?と思いましたが内容が内容だけに無理やり最終回を迎えた感ありありでした。

投稿 : 2016/12/26
閲覧 : 201
サンキュー:

2

ふぁいじ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なんと評価したものか

嫌いじゃない、むしろ好き。
しかし、良かったかと言われたらそうともいえない。
でもまあ良かった気がする。

投稿 : 2016/12/26
閲覧 : 193
サンキュー:

1

ネタバレ

にしやまん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ストーリーはいいけど、成長していく感じがあまりないのが…

業界の話とか面白いし、スピード感のある展開もいい。
キャラもたってていいのだけど、主人公の成長というか…
失敗して、学んで、次に活かすって感じになってないというか。
性格に問題あるのは、いいとしても根底の部分はもっとちょんとしててほしい感じが。

投稿 : 2016/12/26
閲覧 : 206
サンキュー:

1

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

渡航氏らしい切り口。

原作未読です。

俺ガイルの作者という期待と、迷家で少し期待はずれだったディオメディアの組み合わせがどうなるかと思いましたが、それなりに楽しんで完走できました。
「SHIROBAKO」や「それが声優」などと並んでお仕事アニメっぽくもありますが、どちらかと言うと業界に対する風刺が多いので、仕事にどう向き合うかというのはテーマになっていません。
ちーさまが言っていることがどこまで本当なのかは分かりませんが、面白ければ、実力があれば売れる世界ではないのは確かなんでしょうね。

切り口は渡航氏らしい毒っ気のある視点でしたが、終わり方が随分可愛らしい感じでした。セリフは良かっただけに、もう少し毒を残して終わっても良かったかもしれませんw
勝ったなガハハは、ついつい言いたくなってしまいますね。

投稿 : 2016/12/25
閲覧 : 239
サンキュー:

25

eFGrK79102 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

エンタメとして見ましょう。

キャラデザは、かなり良いのではないかな。
音楽も悪くない。
背景作画は、まあなんと言うか(ご察っし下さい)
ストーリーは、(ご察っし下さ)
キャラクターは、(ご察っし下)
御仕事系アニメとして(ご察っし)
かわいいキャラクターの演劇として、エンタメとして、まあ良い作品です。
つまり、キャラクターが命。

投稿 : 2016/12/25
閲覧 : 197
サンキュー:

4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「勝ったな、ガハハ」

この作品の原作は未読ですが、千本木さんや本渡さんが出演されること…そしてガールフレンド(仮)、天体のメソッドやレガリア The Three Sacred Starsのキャラデザを手掛けられたQP:flapperさんという事もあり注目していた作品でした。

この作品が声優をテーマにしている事は知っていました。
声優をテーマにした作品といえば2015年の夏アニメで「それが声優! 」が放送されたのは記憶に新しいです。
声優として成長したい…きっと誰もが胸に秘めている思いだと思います。
でもそれを形にできるのはほんの一握りの人だけ…
だから与えられた役を全力で演じてしがみ付く…
そんな過酷な世界を描いた作品でした。

一生懸命頑張るという王道だと完全な2番煎じになってしまうので、どんな物語かと期待をしていたら、きっといい意味で裏切られたんだと思います、

この物語の主人公は、「ちーさま」こと烏丸千歳…声優になったばかりの新人なんですが、回ってくる役はモブばかり…
普通に考えると役が回って来るだけでも凄い事なんですけどね。
なにせちーさまは、努力嫌い、ファンサービスは不十分、でもちやほやされたいと、一体何様のつもりなのか…と思えるほど中身が黒いんです。
もうかわいい外見とは大違いです…

でもそんなちーさまにもツキが回ってきました。ラノベ原作アニメのメインヒロイン役が飛び込んできたんです。
そしてサブヒロインを演じる2人の女の子との声優ユニット結成の企画が持ち上がるなどとんとん拍子で物事が動き出すのです。
こうしてラノベ原作アニメ…通称クースレの制作と共に物語が動いていきます。

これまでの冴えない声優人生はこれでお終い…これからはバラ色の声優人生を歩んでいくんだ…
正直浮かれすぎだと思いました。
そして本人も分かっていたと思います…何もしない事が…努力をしないと結果がついてこない事が…

アフレコの現場でちーさまが目にしたのは、みんなの落胆した顔だったんです。
能天気なちーさまもさすがにこれは堪えました…
そして出した答えはその場を取り繕うための急場凌ぎ…
確かに目先の事だけ考えれば間違っているとは言えません。

芸の道ってこんなんじゃないよね…と思ったのも事実です。
でもこれって本人が気付いて自分から何とかしようと思わない限りどうしようもない事だと思います。
周りがいくら言っても本人が理解していなければ言うだけ無駄ですから…
それに回りだってちーさまは友達ですが、同時にライバルでもあるんです。
人の事ばかり気にしている時間も余裕も無いのが新人声優…いえ、ものづくりを生業にする全ての人に共通して言える事だと思います。

だからちーさまはいつ気付くのかな…と思いながら見ていました。
見ていてターニングポイントは幾つかあったと思います。
でもそのチャンスを生かすも殺すも自分自身…
ファンはきっと自分が考えている以上に自分を見ています。
そして努力は結果として…目に見える差として突きつけられる事になるのです。
ちーさまは自分の危機的状況にいつ気付くのか…気になる方は、本編で是非ご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、kohalunaの「決意のダイヤ」と、「Bloom」
エンディングテーマは、「今は短し夢見よ乙女」
「Bloom」と「今は短し夢見よ乙女」はガーリッシュ ナンバーが歌っています。
ちーさまの性格は…でしたが、歌は恰好良いと思います。
「決意のダイヤ」は1話の特別オープニングでしたが、聞いた瞬間これからを期待せずにはいられない程の好印象でした。

1クール全12話の物語でした。ちーさまの性格は…でしたが、それでも完走できたのはキャラデザが抜群だったからだと思います。何だかんだいってちーさま可愛かったですから。
原作はまだ続いているようです。
きっとちーさまもずっとこんな感じじゃないんだと思います。
ちーさまの化けた姿…気になります。
もし続編が放送されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2016/12/25
閲覧 : 412
サンキュー:

39

ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

「勝ったなガハハ!」 次の流行語大賞はこれで決まりだな。俺一人だけで片づけてやるぜ(フラグ

作画とキャラデザはスゲーいいが、内容に関しては……千歳のゲスさというキャラの持ち味を生かせているか?とやや疑問に残る所はある。
このキャラ自体はいい。いいのだが…。ゲスさはギャグに特化してこそ旨味を発揮できる素材だと思っている。
ところが、この作品はそっち方面に振り切っていない。
理想形は「さすが千歳さま! 俺たちの想像もつかない事を平然とやってのける! そこに痺れる憧れるゥ!!」なのだろうが、彼女の個性自体は「やんちゃ」のカテゴリに入るもので、ゲスか?と言われるとそんなでもない。
売れるためには、声優という「個」に悪い印象は持たせられない。だけど俺ガイルの作者なので、リアルさを持ち味にしないと面白くないという風に思える。
で、生まれたのが今作という感じなのだろう。数話見た感じだと、正直、そこまでの面白みは感じられなかった。

まあ、後になってひっくり返されるかもしれないので、やんわりと見ていく所存ではある。
作画の落差みたいなものも扱ってるだけあって、作中劇はともかく本編はスゲーいい。見よ、まさに「ガッハハ勝ったな」状態!
でもこれ売れるのかなぁ(禁句

5話。
{netabare}うん…。まあ、流石にあそこまでの状態になったら原作者が気の毒ですね。
これは依頼した制作会社が悪かったか、予算が全然入らなかったかのどちらかって事でしょうか。
武蔵野は有能なアニメ会社だと思いましたね!
ナベPは麻雀ばっかやってる印象しかなかったけど、あれでもこっちのPよりは有能な印象がありますね。
BDは買い手がいたみたいだけど、多分根っからの原作ファンなんだろう。健気ですね。
そして叩かれるちーさま。この子がやらかしたというより、叩きやすい手頃な声優だと判断したんだろう。ネット民はそうと判断したら容赦ないからなぁ{/netabare}

7話。
{netabare}トラブル増やしておきながらみんなで旅行に行きましょう~ってまたかよwこいつらほんとプロ意識なさすぎw
沖縄に行きたい温泉行きたいそんなんばっかやんwクズっていうよりただの金食い虫だわw
声優はまだ無邪気で許せる面があっても、クズPはもはや完全に無理。タローや平岡とは完全に違う次元のゴミキャラですわ。
(クズという名前の時点で意図的ではあるんでしょうが。

でも八重の「死にたいの?」は地味に凄みありましたね。
この娘、密かに黒さを隠していたという事なのでしょうか…。{/netabare}

10話。
{netabare}やる気出さない子をプッシュしたってしょーがないから他の子を売り出すのは当然っしょw
そもそも仕事のやる気がないクズ声優が主人公っていうコンセプトに限界を感じる。
頑張る子が頑張りながらも壁にぶち当たるってんならわかるけど、頑張る意思のない子は応援する気になれないでしょ。
つーかまだ十分恵まれてるなこの子。事務所のプッシュなくなっても普通に仕事もらってるし。
新マネの松岡君はいいね。兄貴だと妹を甘やかしちまうから、彼の熱いノリは少なからず千歳のプラスになりうるだろう。

しかしあのクズというキャラは何なんだ。
落ち込んでたけどあんなわけのわからん事ではしゃぐとか飴ちゃんもらった小学生並みに頭が単純だな。{/netabare}

最終話。
{netabare}最後の最後で遅刻しかけたけど間に合ったという普通の話だった。
今更こんな普通の話されてもね…。
というか、まず千歳は原作読んでアニメ見るのが先でしょう。
それでも七海と同じ土俵に立てるかもわからんというのに。まったく…。
この作品は結局、流行語大賞を狙いたかっただけの話なのでしょうか?
よくわかりませんが、勝ったなガハハの語感は確かに良かったですね。

「勝ったなガハハ」流行るといいですね。
このクソアニメは何だかんだ言って好きでもないですけど、この名言はサイバイマンに立ち向かうヤムチャのような威勢の良さがあって、何だかんだ嫌いじゃないです。{/netabare}

投稿 : 2016/12/25
閲覧 : 441
サンキュー:

20

ネタバレ

まる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

声優って...

このアニメは主人公が「新人声優」です。
よってこのアニメは声優界の話です。

このアニメを見ると、現実の声優界もこんなに大変なのか...現場はこんな感じなのか...と思います。

ほのぼのしているので頭を使わずに簡単に見れるのでオススメ。

投稿 : 2016/12/25
閲覧 : 182
サンキュー:

3

やー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 1.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分がすきな葛藤系なのだが…

冷静に評価します。メインヒロインが個性的で自分にとても自信がある性格である。悪く言えば自己中心的でクズ。一旦落ち込めば普通ならば自身を更生し、ひたむきに努力をするという展開になると思われるが、性格は変わらず自身の非はさておき周りのせいにするという展開。人間の性格というのはそう簡単に変わらない、変えられないという現実性があり面白いストーリーだとは感じた。キャラ一人一人に葛藤はあるが、どれも軽すぎるしそう至るまでの内容が乏しい。1クールアニメの課題であろう。ならば数を絞り内容を深くすべきと思った。総合的に評価をするならば、ちょっとした問題を抱えている女の子達が仲良くはしゃいでいるあまり面白くないハーレムアニメといったところでしょうか?

投稿 : 2016/12/25
閲覧 : 141
サンキュー:

3

ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ダメ人間喜劇

ガーリッシュナンバー修羅というWeb配信の四コマギャグ漫画を見ているのですが、アニメよりも登場人物全員が馬鹿になってて面白いですよ。

【1話時点でのキャラの印象】
{netabare}
烏丸千歳
本作の主人公。声優。性格はクズ!(公式認定)
初回にてそのクズっぷりを表す行動、発言が連発。ラノベだからといって原作を読まずグータラ!(仕事をもらっておいてとか、役者としてどうなのとか、色々思うがとにかくクズい!)原作者であろうが、裏では容姿に対してボロカスな評価をしている(裏表がありすぎてドン引き)。地位と名声、そして金が大好き!アイドル声優上等!(欲求に忠実!)
こんな声優さんいやや…こいつに良心はないのか!とまあ、見事なクズキャラとして成り立ってますね。

園羽百花
クズの先輩…ではなくアイドル声優の先輩。年は主人公よりも下らしい。 世渡りが上手い。こちらも原作者を裏ではボロカスに言っている。二世声優(この設定がまた黒さを感じる)

九頭(くず)P
お調子者で仕事は適当?。シースーとか言っちゃう時代遅れなプロデューサー。実はケチ。

難波(なんば)社長
この人のとりあえず流行ってるんだろ的なノリで「勝ったな!」を連呼する適当感が良い。(ヱヴァがネタを今さら?というその遅さが全然アニメに興味ないことを伺わせて笑える)勢いとノリで生きてきたタイプだろうか。でも実はケチ。

{/netabare}
【クズを克服する話ではなく、クズのまま立ち回ってほしい】
{netabare}
キャラクターが一癖も二癖もあるこの作品。クズ主人公にクズの仲間が惹かれあい、お調子者なPと適当でノリでgoサインを出すアホ社長の超適当なアイドル声優企画に主人公は抜擢され、金と名誉に目がないクズな主人公はヤル気満々。ダメ人間達の野望が渦巻く桃園の誓いなのか。あきれる真面目な兄兼マネージャー。

欲望に忠実なダメ人間サイドが、真面目サイドの人物達をどう困らせていくか。実に楽しみですね。
間違ってもダメ人間が全うな話になる雰囲気じゃない喜劇だと期待しています。
{/netabare}

【2話感想】
{netabare}
千歳調子乗ってますね~。挨拶の基本が崩れてきてるのが見ててなんかもどかしい。
声なき悲鳴というのは原作者のことなのかな。原作側に座っていた喋らない人、もしかして原作者?
それにしても千歳ヒロインのアニメのPVが酷かった・・・それにうおおお!とかいっちゃう観客を描かれるとなにか馬鹿にされている気がしてならない・・・でもまあそんなもんなのかね~

{/netabare}

3話ー4話【求められている内は花】
{netabare}
百花が良く口にする「それが求められているんだから、良いじゃない」というのが今後の話の軸になっていくのですかね。
ただ求められていること(中身のない、くだらないことでも)をやって、今は受けがいいが、飽きられたらどうするのか?自分達に何が残るのか?(そこまで追いつめるかは分かりませんが)

千歳は求められていることを喜んでこなしますが、他人の目を気にするタイプでもあります。(ツイッターの反応を気にする辺り)さて、千歳が求められなくなったらどうなってしまうのか、今後の展開を期待します。

また、ステージ本番前の千歳が不安感をあらわにしている描写があります。本番中はあれほど堂々としていたのにこのギャップはなんでしょう?これは千歳が実は普通の女の子と同じですよ、ということなのか、期待に弱く、逆境、本番に強いという性格の現れなのか…。でも、新人の時の本番前にその不安に襲われた気持ちは、大事に覚えていてほしいなあ、と少しいとおしく見えたシーンでした。

百花の方は求められていることがくだらなくても、求められているならそれで良いと肯定するのは、諦めなのか、求められないことの辛さを知っているからなのか。それともそれを否定したとき、自分に何もないことが怖い感情からの逃げなのか。こちらも気になります。

蛇足ですが、千歳の卵焼き?のデザインがされた服が印象的です。彼女の服のセンスはどう量れば良いのでしょう?現実の声優さんでも私服のセンスが微妙と思われている人がいますが、そういった声優さんのエッセンスを取り入れているのかもしれません。
{/netabare}

5話【だめだよ、だって仕事だもん】監督ッ・・・!

{netabare}
監督さん、YESマンなだけだと思っていましたが、引き受けた仕事をやりきる、すごいな、当たり前だけどしっかりしてる。

作品内の制作会社の仕事ぶりは、あまり描写が無いですが、封筒がいっぱいあるんだなあと少し感心しながら観てました。

仕事を終わらせるプロ意識がある監督、仕事に手を抜く千歳。何でも頑張る八重達。

皆何かしら頑張っているけど、何もしていない千歳。千歳に明日はくるのか。

お渡し会っていうのは声優さんが渡してくれるんですか。知らなかった。

しかしアレですね。空戦を作っていた会社とは思えないぐらい今の所しっかりしてる。どこの絵をとっても表情可愛いし・・・。作画崩れたみたいな場所も感じないし、そういう噂もきかない。

{/netabare}

【6話ー沖縄だ!勝ったなガハハ】
{netabare}
九頭Pガチクズ…。
さて、少し疑問なのですが、沖縄にいってpv作って予算を使えてなぜ良かったと安堵しているのでしょうか?そこら辺の仕組みがよく分からないですね。

今回一番可愛かったのは柴崎さんかな?酒に酔っていつもは押さえている感情をコミカルにぶちまけるその姿に可愛さを覚えます。

それにしても26歳でそろそろ声優やめよっかなと思うとは、現実の声優さんでもよくあるのでしょうか?むしろアラサーにさしかかって売れ始める人の方が最近よくみる気がします。

少しずつではありますが、柴崎さんが千歳達に打ち解けているのがみていて嬉しい回でした。

{/netabare}

【7話-親も色々、子も色々】
{netabare}

柴崎さんは親とケンカ別れで東京に出てきていますが、親はそれでも心配してくれます。東京に子供の顔を見に来る親に対して、恥ずかしいからと邪見に扱う芝崎さん。でも、親が子供の事をいつでも心配に思ってくれることを羨ましくみていたのがが百花。

百花の親は、子供をもう子供扱いしない。声優のプロとして自分で判断できると思っている。ですが百花は、親が自分を心配してくれること、つまり必要とされることを望んでいます。だから、気にもしていない水着の事をきいて、親の気をひこうとしました。そんな子供じみた願いと遠回りの行為が「あほくさ」「(バカな千歳を見て)わたしも」なのでしょう。

特定の誰かに心配されたいという気持ちに焦点を当てた回でした。

京の柴崎さんへのフォローが上手くて、バイト生活でも大人ですよね。他者を心配できる余裕がありつつ、自分自身の将来のこともしっかり見ている。親に言われなくても親の心配もするし。

次回の温泉街って背景見て一発で分かってしまったw銀山温泉ですね。
{/netabare}

【8話~どいつもこいつも不器用だ】
{netabare}
温泉回だ勝ったなガハハ。え?ちーさまいないの?

まあそれはそうとして、百花も百花の母親も、柴崎さんも、その父親も。みんなみんな気持ちを伝えるのが下手。そのせいですれ違ったり、心配したり、気を引こうとしたり。

でも、誤解が解ければ、ほんの少しの言葉でわかりあえる。「行ってきます」「体に気を付けろよ」恥ずかしさを隠したいからそれでいい、相手が不器用なこともわかってる。

百花の方も、わかりづらい親の愛だったけど、百花にとって「まってるわ、私のライバル」という母親の言葉は、いつも自分のことを見ていてくれいる、親にとって自分が特別な存在であることを理解するのに十分な言葉だったのでしょう。


今週はガリナンに似合わない感動回という感じですが、たまにはいいじゃない、心が通じ合うことをテーマにしたって。柴崎さんの父親が泣いてる子供時代の柴崎さんと家族の写真を見て「あいつの声は昔からよく通るからなあ」という言葉に、柴崎さんが覚えていない子供の頃のことを父親が覚えているって、ああ、この人は本当に子供の事を見守ってきて、子供のことが本当に好きなんだ、と考えて、ぐっときて、涙が出てきました。子を思う親の顔に弱いな…(笑)

ところで今回舞台となった銀山温泉、旅館には止まったことはないので、綺麗な夜景、みてみたいな。

【ここまできて一話で書いたレビューを振り返る】
さて、一話の時点で「ダメ人間喜劇」とタイトルをつけ、ダメ人間サイドが真面目サイドを困らせるというコメディ喜劇を求めましたが、若干違う方へ向かっています。
真面目サイドがいるのではなく、みんな少し変だけど、頑張って生きてる。明るく、面白おかしく、前を向いて。そういう、明るさが喜劇にとって必要なのかもしれません。
今のところ、自分の考えていたただ面白いという喜劇の枠組みを新しく考え直せたので、この作品には感謝してます。
{/netabare}

【9話~後ろから押され始めた】
{netabare}
新人声優の入れ替わりは早い・・・!主演を1回やったらもう新人扱いは出来ない。ナンプロの社長は行き当たりばったり感出してるけど、狙ってやってる感じはしますね。賞を取った声優を掻っ攫うとはナンプロ社長やるなあ。

京の扱いを見ると主演1回演じさせて、売れなかったら切るみたいではないようだが、千歳はどうなのなることやら。

業界でのポジションを得たと思っている千歳ですが、そういうことじゃない、周りの人が目の前の仕事に集中していて、千歳は手抜きばかり。

やはり安心できる人や、仕事がなくなって不安を感じる千歳は「普通」の部分があって、成長できる所をもっていそう。

悟浄くんは1回主演演じてやめてしまったらしいけど、何が理由だったのか・・・。千歳のように慢心?家庭の事情?「つまんねえ芝居」といった厳しい発言は自分の過去に被るから?
いつもクソだの価値が無いだの千歳をボロクソにいっているが、誕生日プレゼントを用意してるあたり、大切に思ってるんだなあ。今後は千歳が変わるために兄弟が鍵になるのでしょうか。
{/netabare}

【10話~気付いたら周りにはだれもいない】
{netabare}
ちーさまようやく特別扱いされてないことを気付いたかー。でも今の現状から変われると思えていない状態。そもそもちーさまが特別扱いされていたことの描写が薄いかもなー。多分新人のちやほや感や、主演を政治で獲得したことが特別扱いなんだろうけど。

そして周りは売れて、ちー様は売れていないことにも気付く。

九頭Pはようやくやる気でた。来週から頑張るのか?

ナンプロ社長さんはあえて厳しい現実を突きつける役回りともとれるな。人に嫌われるような損な役周りも社長としてこなさないといけないし。ただそれでもまだ情けをかけるあたり、やはり根は悪くないと思いたいが・・・(9話の感想でも書いたけど、一向に売れてなかった京を置いてるのだから、頑張っている子には甘いのかもしれない。)

悟浄君は目が出なかったかー。それ以外にも何かあるのか・・・ちーさまは身内でありながら何も知らんのかい!声優の技術的アドバイスが出来ないのは、悟浄君が自分を下手だと理解しているからかな。 {/netabare}

【11話~一番になりたい】
{netabare}
ようやく自分のやばさを認識し、気落ちする千歳。現場の空気を悪くする。
ナンプロ社長、素顔を見せる。人を育てるって難しい。
千歳以外のキャスト陣、千歳の評価はボロクソだが、やっぱり千歳が好きなんだな。
悟浄君の過去。京と同期だったのか。
悟浄君に皆が千歳のためにアプローチをするよう訴える。

千歳の自己評価と現状の辛さを告白する。そして悟浄君に勇気付けられる。

自分の中の駄目な部分を受け入れつつ、挫折しても何とか立ち上がれた千歳を見ると、何かエネルギーをもらえます。失敗しても、自分のダメさにうんざりしても、何とか諦めずやっていく。その前向きさがこの作品の良さかもしれません。

{/netabare}

【最終話~勝ったなガハハ!】
{netabare}
千歳が現場へ走るシーンと転ぶシーンの緊迫感が良いですね。いろいろな事を誰かのせいにして努力せずにいた千歳が走る。転んでも走って現場に向かう。色んな言い訳をとりあえず忘れてとりあえず走る。何かしなくちゃいけないという意思を感じます。

千歳の自分の引け目の告白からの、これからの方針をぶっちゃける。
いつものちー様が戻ってきたけど、いつもとは少し違う、すこし成長したちー様。

そして渾身の「てやー!」で笑ってしまった。ここからいい雰囲気で現場が回る。そして全員での「てやー!」。少し抜けた感じの真面目が面白い。

そしてまた遅刻して、今度は迷わず走る千歳。(寝間着から着替えるときにいつもの玉子焼きの服がタンスに大量に(笑))大して現状は変わってないかもしれないけど、少し変わった千歳。ダメ人間はダメ人間なりに頑張って生きてる。

ライブシーンでこの作品の物語の終わりを感じ、満足感と名残惜しさを感じました。

そして、またダメ人間から出る、ダメそうな企画。まあでもなんとかなるでしょという明るい雰囲気。

色々辛いこともあるけれど、頑張って生きてることを描いた作品でした。

でも頑張っているっていっても明るくいこうじゃないという、最後の「勝ったな、ガハハ」の流れから、気楽さや人の適当さへの肯定を感じて、とても明るく前向きな作品だと感じました。

{/netabare}

総評
{netabare}

色々つらいこともあるけど、頑張って生きようと、前向きにさせてくれます。

それでいて気負いをさせるような説教くささがなく、気楽でいいんだよという明るさをもっています。

頑張って生きて、辛いことが終わったら皆で笑い合おう。そんな明るさと楽しさを持った作品です。

{/netabare}

投稿 : 2016/12/25
閲覧 : 799
サンキュー:

54

ちーぴん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

京さんはぜひ姉にしたい(81点)

小説原作 ディオメディア制作

「それが声優!」より面白いやつ。1話に1回何かが起きて、12話までコンスタントに面白かった。九頭Pが思ったよりクズだったので途中(万葉回とか)イライラしたけど、雰囲気良いし十和田とかの有能プレーですっきりした。十和田はもうちょっと報われていいと思う。

桜ヶ丘七海ちゃんとかいう熱いクースレ絶賛民。クースレを面白いって言ってるのか、クースレみたいなクソアニメでも面白いって言える人なのか。どんなアニメでもどうにかして褒める箇所を見つけることもしていかなくちゃいかんなと思いました。


そういえばみんなはガリナンで誰が好き?
僕はやっぱり片倉京ちゃん!!!

http://o-463ki3ki.hatenablog.com/entry/2016/12/25/013244

投稿 : 2016/12/25
閲覧 : 178
サンキュー:

4

jujube さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

全方位に喧嘩売ってるよ‼︎[完走後追記]

正直、1話は面白かった。
新人女性声優がこれから声優ユニットを組むという話。
と聞くと、「それが声優」なんだが、どいつもこいつも黒い心の声垂れ流しすぎ(笑)
いや、ラノベ作家へのディスりは気持ちは分かるけど、かなり酷いゾ!
プロデューサーらの描写も馬鹿にしすぎ(笑)

はっきり言って、女性声優に夢を見てる男性諸君は心の平穏のためにも見ない方がいいかもしれない。

ただ自分も業界かじった身なので、ひとつだけフォローすると、実際の業界では心の中で何思ってようが、表面上はニコニコ。先輩や実力者(色んな意味で)には低姿勢で相手を立てるから、安心して。
(ちなみに塩対応も腹黒とコミュ障な場合もあるから、全員そうだと思わずにね!)

だから黒髪ストレートの人気女性声優が現場で大勢の中でマネらしき人物にあたってたけど、普通どこか個室で隠れてやるわ、常識的にね。(やらないとは言わない)
アニメでは、諸々ちょっと誇張しすぎかな。

いやあ、原作知らんけど、ここまで色々と喧嘩売って大丈夫なんか?と思ったわ。
見てる分には楽しいけど。

とりあえず、どこの業界でも最低な輩は居る訳で、ここでも極悪ではないけれど、最低レベルを集めましたってことで、このクソ主人公はあるあるなんで、これから努力できるのかそこを見守りつつ、できないならそれなりに転落人生を見てみたいと思うので、楽しみにしてるわ。
(この時点での評価:3.2)

ーーーー上記が1話視聴後、下記は完走後ーーーーーー
結末が無難オブ無難で棘が無くなっちゃったね。
中盤から微妙になってきたけど、七海て後輩の新人が出てきて、千歳が凹むあたりからが白けてしまった。千歳ってこんな詰まらないキャラなのかと。もっとチー様なりのイレギュラーな切り抜け方に期待してたよ。
千歳の持ち上げ方も感動の押し売りならぬ、最早ギャグ。千歳凄いの意味が分からん。
多少は改心したのか、それでも本質は変わらず開き直りEND。

中盤まで面白かったのはキャラ同士の歯に衣着せぬ言葉の掛け合いだね。
千歳×百香or八重の声優コンビ、九頭×十和田の無能Pと苦労症部下コンビ、社長×九頭Pの能天気エンジン斜め上全開コンビ、編集者×気弱ラノベ作家のなだめすかしコンビ。などなど。
逆に悟浄のキャラは最後まで駄目だったね。妹甘やかしすぎて一番馬鹿。部下の松岡マネの方が有能に見える時点で、色々挿入された彼のエピソードは全て無駄。
まだ妹に辛辣に毒吐く(時々デレる)方が良かったよ。

それに業界に喧嘩売るのも結局なあなあになって中途半端にしてしまったし、最終話のイベント稼働ギャラをわざわざモザイクにしてんのがまず日和ってんなと。

1話ずつ感想書いてると切りないので、全体としてはこんな感じ。
最後はキャラ萌え専用アニメになってました、残念!

投稿 : 2016/12/25
閲覧 : 336
サンキュー:

13

ネタバレ

ぽよお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

キャラかわいい

投稿 : 2016/12/24
閲覧 : 178
サンキュー:

2

猫耳サイクロップス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

声優アニメ

あまり印象に残らない物語でしたが、ちー様最高でした。

総評:
「ちー様、本当にいい性格してる」

投稿 : 2016/12/24
閲覧 : 196
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

(乙女が)お仕事語る系

作画好きやー!
アニメ業界が腐ってるとは思わないが、お仕事の辛いシリアス側面をゲス脚色で描いたところ面白い。
おかげで、キャラのげすカワユさに”たくましさ”感じ好印象。同系アニメのフワふわキャラより好きwww

お話しは青春語る系アニメ同様の、お仕事語る系?
能書き垂れ流すだけでなく、キャラの個性活かして言葉を吟味し、シニカルに語るセリフがゲーム感覚で心地よい。
しかし、ストーリーがギクシャクした感じ、カワユク面白いけど緊迫感漂うのが作品の味なのか?(下種下衆下司してます)

※以下、個人的な作品イメージです。
◎ナナメなストーリー紹介
アニメ業界の闇の象徴ハーレムアニメ「クースレ」に立ち向かう新声優ユニット、5人のヒロイン声優たちは戦いに勝利し成功をつかみ取れるのか?
武器は正義の魔法でなくディスりネタwww業界の闇を爽快にぶった切るwww

◎ナナメなキャラ紹介
☆クースレ声優ユニット
クズレッド:鋼のメンタルで仲間に勇気を与えるド新人声優。陰謀プロデュースでメインヒロインに抜擢。
      下種でオバカな言動がカワユイ妹キャラ(時折見せる危うさにキュンキュンします)。
腹黒ピンク:言動は良い子な新人声優。秘めた豊満ボティ同様、本音ポロリで女友達なくす系。
アラサーグリーン:長い下積み故の目配り気配り、関西オバちゃん風お姉さん声優。
・特別出演
七光りイエロー:サラブレットなアイドル声優。年齢超えた大物声優を演じてる寂しがり屋さん。
意識高いブルー:真直ぐ悪に立ち向かうクールビューティー実力派声優。弱点はお子様メンタル。

★悪のアニメ組織
クズP:チャラいノリだけで世渡り、トラブル振りまく悪の元締めプロデューサー。
悟った声優マネ:お助けキャラ風、語り人マネージャー(キュゥべえ役?ため息つく前に仕事しろ!)
アシP:悪に利用される下司社畜(お気のどくです)。
ガハハ社長:難題を社員に全権委任(まる投げ)する剛腕社長。
ラ~ノ~ベ:絵が良ければ売れてしまう、夢にあふれた特定層向け小説。付随するカンチガイ先生。
ドロなわ制作:ハードワークに耐え切れず万策尽きる。
下衆視聴者:上から目線でアニメ批評(俺のこと?)


見終わって
カワユク面白かった!
これ見ると心に残る面白いアニメって奇跡の作品って思える。

多く輩出されるクズアニメにこそスタッフさんの苦労と涙があり、スタッフさんの成長の糧となってる。
そしてクズにだって存在理由があり、その存在はアニメ業界を進化させる!
売れてるアニメには愛の鞭を!クズアニメは褒めて伸ばせ!ナナメな愛は業界を救うwww

なんて、テーマでなく業界自虐ネタで「勝ったなガハハ」と笑う作品?
アニメ業界(声優さん)への、原作先生やスタッフさんのナナメな愛にあふれてました。

各話雑感
{netabare}1~3話キャラ作りうまい!今後の展開を予想させる入りで期待値MAX、アニメ脚本まで書いた原作先生スゴイ。
4話から失速・・さらっとやりすぎ(脚本代わったのが解る感じ)劇中作ヒドすぎwwwキャラデザの古さ感じ始めた。
 しかし、4~5話の繋がりは見事な鬱展開!ドラマっぽいと感じた。
6話視聴者サービスのみならずお話しつないだ見事な展開!水着シーンがうれしくないのもこの作品の味。
7話柴崎サンのカワユサ爆発のお話しだけど、百花チャンが軸になってくお話しっぽい(個人的にうれしい)。
8話チー様軸のお話しよりスムーズに盛り上がるイイお話し。ことば少な目"わかってね、"感漂うドラマ風でポカポカしてきた。
9~10話8話を引き継いだあったかい流れで、チー様のアウェー感半端ない。作画もチー様にお付き合いクースレ化。
 ド新人感半端ない良い子登場。ガハハ社長のハシゴはずし、お助けキャラも新人に取られた、
 崖っぷちに立たされたチー様。お話もクースレ化してるwwwクズP→ゴミPのやる気が怖い。
11話クズキャラ立て直しの苦労が分かる回。-を+に変換させるのって大変、良くやったって感じ。
 八重ポンの言葉に涙、よい娘だ。だけど、ゴミP投げっぱなしwww
12話ずーと待ってたチー様復活が皆を救う。あざとい位キャラが良く描けてた感謝。
  クズPまで救ってしまったのが残念!アレ?下衆視聴者は投げっぱなしwww{/netabare}

投稿 : 2016/12/24
閲覧 : 144
ネタバレ

Bee@ぐーるぐる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

自分用

ワンワードでギャラ泥棒、拘束長くてコスト悪い♪
勝ったー勝ったーガッハッハー、売れたら速攻独立で、中間マージンぶっ飛ばす♪
収録後の打ち上げは女性声優シフト制、人気声優だいたい来ない♪
お店で唸るよゴールドカード、どうせ払いは原作持ちで♪
顧客が逃げたP逃げた、赤字からだけ逃げられない♪
ステマーデスマーデスマーッチ、新人声優稼働が第一芝居は第二♪

投稿 : 2016/12/24
閲覧 : 229
サンキュー:

6

ネタバレ

オヤジですがなにか さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

制作系の業界を目指す人は観てはいけない

1話視聴。
業界自虐ネタ満載。
ついでにダメ人間満載。
嫌いじゃないけど、自虐ネタが過ぎると見苦しくなりかねないかと……
すでに若干食傷気味。
キャラの毒の吐き方も直接的すぎてイラッとする場面もあった。
まあ、もう少し様子見です。

10月22日追記
3話まで視聴して……
とりあえずキャラ付けがあざと過ぎて萎え気味。
ついでにストーリー展開もありがち。
キャラデザは好きなんだけどなぁ……
もう少し観てみるか……

※以下の感想はたぶんに毒を含んでいるので、この作品が好きな人は読まない方がいいです。
怖いもの見たさの人は、読んでみてください。
賛否両論覚悟で書いてます。

10月28日追記
4話まで観て諸々イラッとくる箇所があるので毒吐きますw
{netabare}
不本意ながらも一時期テレビ業界に身を置いたものとして……
社長とプロデューサー。
あんなにお調子者で能なしがトップな会社に仕事は発注されません。
あまりにもキャラ付けがお粗末。デフォルメしすぎてキャラが崩壊してます。
ぶっちゃけ、あんなのが制作現場にいる会社は一瞬で潰れます、というか、き奴らは社会人として失格です。
声優キャラ陣について。
こちらもデフォルメしすぎ。
ヒロインがダメ人間過ぎて萎えます。
大物声優さんと仕事させていただいていましたが、その方は非常に礼儀を重んじる方でした。
もの凄く穿った見方ですが、ク○リディ○・コー○の作画崩壊を根に持っているのかと思えるくらい悪意を感じる。
{/netabare}
とりあえず、まだ視聴に耐えられるレベルなのでもう少し観ますが……切るかも……。

11月8日追記
タイトル更新
「美少女が毒を吐くのは良いんだけど……→声優に憧れている人は観てはいけない。→主人公はただの世間知らずのバカ娘だった…」

主人公がアホの娘だったということで、自己簡潔。
そして大人たち(主に男)がクズ過ぎ。
ラノベ作者だけはかわいそうだが。
{netabare}
さてさて、渡航はいったいどれだw
ラノベ作者だけはないよなw
{/netabare}
え? まだ見ますよ(笑

12月22日追記
最終回まで追記しないつもりでしたが……
※以下毒あり、取扱注意w
{netabare}
おかしい、11話はちょっといい話で、ちょっと目頭が熱くなる展開のはずなのに、まったく心に響かない……
なぜだ!?
うん、ちーさま苦悩してるし、悟浄くんはなにかいいことっぽいこと言って……
あ、悟浄くん、業界っつーか、役者のことdisってんじゃん。
だからか。
{/netabare}
ここまで来たら完走するぞ!←

12月24日追記
タイトル変更:元「声優に憧れている人は観てはいけない。→主人公はただの世間知らずのバカ娘だった…」

※以下ネタバレタグは毒オンリー。
個人的には「終わり良ければ総て良し」を目論んでスベッた最終回。
全く胸に響かない。
前半・中盤をすべて無視した最終回は如何なものかと。
{netabare}ちーさんまは改心するし、クズは仕事するし、キャラ付けぶれまくりで最悪。ちーさまは結局ただのブラコンだしな。{/netabare}
総評して原案者がもろもろdisりたいだけの作品だった。
どうやら、オヤジと{netabare}渡航の{/netabare}作品とはそりが合わないらしい。
以下、毒というか、オヤジ的に原案者がdisったと思われるものを列挙。
{netabare}
・アニメ業界全般
・ラノベ原作アニメ
・ラノベ作家
・役者全般(特に女性声優)
・松岡修造
・キャバ嬢
・制作P
・作画マン

女性声優とキャバ嬢に関しては、恨みがあるのかってくらいdisってる感あり。
異論は認めないw
{/netabare}

キャラデザとキャストだけは良かっただけに{netabare}ストーリーのダメさ加減が{/netabare}残念無念また来年。{netabare}つーか、戻ってくるな。{/netabare}

ちなみに、ストーリー以外は及第点なので、☆は意外と高めですw

--蛇足--
※以下、猛毒注意。
{netabare}オヤジは、どうやら、渡航の作品全般は肌に合わないようだ。
実は『俺ガイル』も1話途中で断念中。とりあえず見るつもりだけど、どうも、「売れたもん勝ち。書きたいものを書くより、受ければOK」的なスタンスが見え隠れして、正直気持ち悪いし、クリエイターとしたは3流の烙印を押したいくらい。
いや、「俺ガイル」は売れてるし、そこそこ世間の評判がいいのは知ってますけどね。
たぶん、「知性の欠片」を感じられない、問題提起が全くされてない、キャラ付けだけで押し切る、話が薄っぺらいと感じているんだろうなぁ。

思うに、この作品の企画段階で件の『クオリディア~』の作画がある程度上がってたんだとは思うんですよね。
で、それを見てdisり始めたのではないかと邪推するわけです。

とりあえず、他の作品も見るんだろうけど、全体的に評価は低くなるでしょう。
{/netabare}

投稿 : 2016/12/24
閲覧 : 263
サンキュー:

19

ピエロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

終わりの予想付くアニメ〜そうゆうの見飽きた〜

俺ガイルファンの自分にとっては結構期待していただけに少し惜しい作品でしたね〜。
内容自体は結構テンプレというか、何となく3話ぐらいで最後のオチが予想できるアニメでしたね笑
アニメ史上でもなかなかのクズな主人公烏丸千歳が声優業界での栄光と挫折を見るみたいなかんじでしたが、
主人公がクズ、少し失敗する、反省からのエボリューション、みたいな感じの全く目新しい要素のないストレートすぎる作品でした笑
作画や音楽自体は全く悪いものではないのですが、正直本当に俺ガイルを書いた作者のアニメ?って感じに王道を行きすぎたなという感じでした。
ただアニメ中に九頭(くず)とかいうあからさまなクズ人間を出してくるあたりはなかなか斬新だなとは思いました笑
自分はキャラにめちゃくちゃ魅力がある子もいなかったのでこのアニメの魅力というのが見出せないでいます。笑

なんかそこまでこのアニメ嫌いでもないのにアンチの感想みたいになってしまったな。

投稿 : 2016/12/24
閲覧 : 193
サンキュー:

8

ネタバレ

amZ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

声優業界ブラックコメディ

SHIROBAKOの声優業界側っぽい話ですがブラックコメディよりに描いています。
作画も安定しており、どのキャラクターも可愛いです。
メインヒロインの人を舐め腐って、お姫様的なキャラはクロスアンジュで鍛えられたおかげで嫌いじゃない。 むしろ今後の成長が楽しみです。

ただSHIROBAKOと違い社会人性にかけるので、アニメ・ラノベ業界の内輪向けになってしまった感覚があります。
一般的なアニメが好きな方には受けない作品だろうと思います。

■追記
声優業界ブラックコメディが板についてきたと思ったら6,7話あたりから急に方向転換した感覚があります。

これが声優と差別化図ってブラックコメディや業界への当てつけメッセージ性を期待していただけに少し残念です。

■最終回視聴後
総合的に面白い作品だったと思います。
{netabare}
当初の予想通り最終的にはちー様と周りの成長物語になりました。
ただこのあたりの成長感や立ち位置の話は『これが声優」の方がうまく表現できていると思います。
{/netabare}
最初はカスヒロインだと思っていたのに最後はかなり好きになっている珍しいキャラでした。

投稿 : 2016/12/24
閲覧 : 227
サンキュー:

8

ネタバレ

シルメリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

社長「誰かに背中を見られるのも経験。そうやって大きく化物語」

賛否両論だね!此は。
私は、結構好きかな♪
使い捨て?一発屋?消えた声優?新人声優をディスりながらの風刺的作品だね。正直、声優に此と言った拘りはありません!
キャラに合っていればいいし、声優の顔とか
性格、雰囲気とかどうでもいい。
顔出しNGの時代を知っていると
なんで顔とかに拘るんだ?と疑問符
イベントとか出来ないとダメなの?
声豚じゃないんでその辺はさっぱり理解出来ん。

構成としては
調子乗り期•現実に打ちのめされる期•
リベンジ復期って感じ!
ちょっとバランス悪かったかな?
5:4:3位で構成して欲しかった。

ちー様、早く挫折しろ。みたいな声が
ちらほら聞こえたが、聞こえなーい!

あと、ラノベ作家ディスってたじゃん!
ガリナンだと原作者はゴミなの?
白箱だと、「神」だったよね?
鶴の一声だったし。
実際はどーなのよと
「わたし、気になります」とえる登場!?∑(OωO; )

まぁ、基本キャラデザ可愛かったし
良かったんじゃないの?
サブキャラもいいキャラ多かったし、
ただ社長がキャラがブレていたのが気になったかな?
最優秀助演男優賞は
「烏丸悟浄君」君に決めた!
三c⌒っ.ω.)っ シューッ〇モンスターボール

2016アニメ流行語大賞トップ10入り
「勝ったな!がははぁ」


OP「BLOOM」ガーリッシュナンバー
∑(OωO; )
オンリーワンじゃなくナンバーワン
結構、好き!良曲♪
「世界に1つだけの花に」喧嘩売ってる
感じも(≧∇≦)b

では最後に声優アニメらしく締めます。
「はーい、戴きました」
(。>ω<。)ノ またねぇっ

投稿 : 2016/12/23
閲覧 : 225
サンキュー:

14

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

それも声優…?

詳細は公式でも。

声優事務所ナンバーワンプロデュースに所属する
新人声優・烏丸千歳が、クズだけどアイドル声優
として売れていくお話…なのでしょうかね。

いやまあ、浅野先生にケンカを売っていくスタイル
なのでしょうかねw
こうもモチーフをカブらせていくとは。

焼肉に行っただけでメインヒロイン?
そんなチョロい世界なの?
という安易さはさておき、内容は普通普通&普通。
81プロデュース?がモデルの事務所所属の主人公
のCVがアイムエンタープライズ期待の若手、
千本木彩香というw

いちおう様子見で。

=========第2話視聴後、追記です。

まあ、多かれ少なかれ、こういう話はどこの業界に
でもあるのでしょう。かなり大げさにデフォルメ
されてはいますけど。

それにしても、登場人物の大半が嫌な性格という
のも、逆の意味で現実味に欠ける気が…
まともなのは気弱そうなアシスタントPと、
関西弁の声優、ヒロインの兄貴だけというのは。

もう少し付き合います。

=========第3話視聴後、追記です。

む?
今回は意外と面白かったですね。
千歳が実力のないことを自覚し、それについて
どうしようかあれこれ相談します。
概念的なアドバイスはピンと来ないけど、
テンプレを模倣してみればいいということに
ピンときて、演技がガラッと変わるという。

こういう天才肌の人って意外といますよね。
それにしても千本木彩花、上手いですね。
下手な演技もw

原作者(この作品の)が不愉快なキャラなので、
色眼鏡で見ていますが、まあ今回の流れなら、
うん…
「就職決まんねえし、ラノベなんて、こんなんで
いいなら俺ならいくらでも書けるからさー」など
あちこちで発言してるイメージの悪さを、この
作品で払拭できるかどうかですね。

=========第4話視聴後、追記です。

ビックリするくらい中身のない回。

なんでしょう。いちおう一話先行上映イベントが
あり、落としてるのにノリと度胸で乗り切り、
仲間の家で一話を観ようという話だけど、
文面より薄いというか…

ここがダメだから薄っぺらいということが、
指摘しづらい作品ではあるのかなと。
もう少し観て判断してみます。

=========第5話視聴後、追記です。

もはや千歳はクズというより、バカですこれ。
そして九頭Pはクズというより、社会人として
失格でしょうこれ。

あと、どうでもいいけどアイドル声優なんですよね。
なんでエブリデイエブリタイム同じカッコなの?
あの目玉焼きのトレーナーにミニスカ。
ちょい気になります。

これほど主人公に思い入れられない作品も
珍しいですね。次で判断します。

=========第7話視聴後、追記です。

もはやアニメの仕事すらほとんど関係なくなって
来ました。万葉の父親に詫びにいくために山形に
行くって、もうなんだか。

本渡楓の可愛さだけでもっている状態です。

=========第10話視聴後、追記です。

修造みたいなマネージャーが新たに登場です。

これがもう、ホントにウザい。
修造は修造だから人気なんであって、修造のウザい
面だけを強調したキャラは見ていて不愉快です。
しかも、このタイミングで新キャラって…

同じテーマを扱った「それが声優!」には遥かに
及ばない浅薄な内容。もはや惰性で観ているに
過ぎません。うーん…

=========第11話視聴後、追記です。

悟浄と京が同期って設定、いま出す??
そういう都合の良さがですね…

みんなちーちゃんが大好き。
なんで?
どこにそんな要素があったのでしょうか。
うーん…

=========最終話視聴後、感想です。

千歳が最終話のアフレコに遅刻して、
イベントに遅刻しそうになって、
でもみんな許しちゃっておしまい。
なんだこの最終話は…

全体を通して、面白いと思えたことが一度もないと
いう。なのに完走してしまいました。
完走しても何の感動も余韻もない作品は、
「迷家」以来です。あ、あれもディオメディアか…

観なくてよかったなこれは…

投稿 : 2016/12/23
閲覧 : 321
サンキュー:

7

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

消費者のピュアネス

【視聴完了して追記】

主人公について、「ゲス」とか「クズ」とかいった形容をつけようとする観方に違和感がある。
このような言葉が持つ「計算高く下劣な人格」といった印象よりも、むしろピュアで素直な印象を受けるのだが、これは、ある種の世代に属する主人公の人格造形が、非常に高度に構築されている表れであるように思う。


この場合の「ある種の世代」とは、ゆとり教育を受けた世代、という事であるようだ。

いや、学力がどうこうといった、侮蔑的あるいは揶揄的な意味で言っているのではない。
文科省が「ゆとり教育」という名称で提供してきた教育「制度」という、文字通りの意味に過ぎない。

「ゆとり教育」の核心は、学力やら公徳心やらという問題ではなく、教育を「生徒という消費者に提供するービス」であると文科省が位置付けたことにある。
生徒=消費者、教育=サービスというドグマは、この10年以上も文科省の文書に頻出し、教育制度を改訂/コントロールする根拠として使いまわされている。

教育という公領域の行為を商取引と同一視して不都合は生じないのかという議論はさておいて、ほとんど唯一の社会領域である学校で「消費者」であると位置づけられた生徒は、自分が「100%の消費者」であるという自己像を形成することになるだろう。

内田樹によれば、「消費者マインド」を内面化した生徒は、ほとんど不可避に「いかにして少ない手間=学習で、成果=成績/進級を入手するか」に一面化した思考に支配されるという。
なぜなら、もう一方で消費社会がもたらす「市場原理」の内面化が、「消費者」は交換において「最小のコスト」で「最大の利益」を引き出すように振る舞わ「ねばならない」、と強制するからだ。
「ねばならない」という「強迫」が、倫理的な「規範」に転化してしまうのが「内面化」の特徴であり、このような「消費者マインド」の生徒にとって、教育は成績という外部的な評価の獲得が目的ではなく、自己の能力や可能性の開発であるといった正論は、「キレイ事」であるどころか「邪悪」で反倫理的な異端思想のように忌避されるらしい。


このような「学校教育」を素直に身に着けた生徒が、サービスの供給者になったときにどう振る舞うか。
本作の主人公の行動が、それを表現している。

「いい仕事」ではなく「ウケる」という得点の獲得を目的とし、手間=コストを最小にする事に集中的に注力する。
何もしないのに、「ウケ」て「勝ち」組になれれば理想的だ。

なんの後ろめたさもなく「ゲスい」態度を隠しもしない主人公は、この「教育」を素直に身に着けてきた「純粋」さを体現している。
いや、むしろ主人公と同世代でいながら「クズ」と感じるのであれば、それは「学校教育」の外部から別種の価値観を「密輸入」して「雑念」を持ってしまった、「学校教育」に対して「不純」で「邪悪」に「歪んだ」感覚であると言えるだろう。

若い視聴者が、「クズ」だと思いながら、何か切り捨てられないモヤモヤを感じているとしたならば、おそらくその感じ方は「正しい」。

何かが否定的な感情を喚起する原因は多様にあるはずなのに、それらを突き詰めて区分することなく、ただ一つの「クズ」というレッテル貼りで済ませて思考を停止する省力化の「合理性」こそが、まさしく「ゆとり教育」の内面化の成果であるのに、そもそも主人公を「クズ」と感じること自体が「ゆとり」の不徹底さの現れであるという矛盾が、「モヤモヤ」の正体だろうからだ。

このような「学校教育」を素直に通過した生徒が社会に出て、いきなり「世の中は消費者が動かしているのではない」と突きつけられれば、不条理、あるいは欺瞞的に感じるのは当然だろう。
そのすれ違いがドラマを駆動する推進力となっている。


「すれ違い」と見せているのは、この主人公の造形が、この世代の若者を巧妙に対象化して、多面的に表現できているからこそだ。

動画配信で否定的なコメントに過剰におびえる描写も、感情的な「好き/嫌い」に過剰に敏感で「嫌われる」ことを極度に恐れる小児的な感性の「矯正」を、「消費者」への「権利侵害」として拒絶することを許されてきた教育制度を反映しているし、「運」で評価をつかむことを疑問に思わない心性もまた現代的だ。

『後期近代の眩暈』のジョック・ヤングによれば、富を独占的にかき集めるセレブリティが貧困層からすら称賛されるのは、セレブリティが本質的に「運」だけで決定される、傑出した何かによって地位を獲得したわけではない、たまたま「運よく」選抜された「われわれ」と同質の存在であるからだという。

努力や才能ではなく、「運」で成功しようとする主人公は、この後期近代でのセレブの必然性に、むしろ忠実だと言えるだろう。


このような理屈から主人公が造形されたとは思わない。
キャラ造りの解像度の確かさが、こういった整合性を結果的に生み出しているのだろう。

しかし、この主人公が「ゲス」に見えるような見せ方が、このようなキャラと「現実」を並べて対象化して表現している証左であり、単純に主人公の肯定/否定を見せようとしているわけではない事を期待させる。

はたして「ゆとり教育」の純粋培養の主人公は、どのような「現実」を見るのだろう。
あるいは、社会は「消費者」から何を突きつけられるのだろうか。


【追記】

お仕事系のアニメとしては、アニメ制作を主題にすることは、プラスとマイナスの両面がある。

仕事をしている人なら誰でも感じているように、「自分の仕事をしている」だけでは仕事はうまく回らない。
仕事が成立しないわけではない。「うまく」回らない。

比喩的な言い方をすれば、どこかで「給料以上の仕事」をしないと、仕事は「スムーズに回らない」

「消費者」的な目線では、ブラック的な奴隷労働と区別されることなく「社畜」というレッテル貼りで済まされてしまうのだろうが、良し悪しの問題ではなく仕事は「そういう」性質のものなのだ。

もちろん「仕事がスムーズに回る」事が絶対の価値を持つことなのかは別の問題で、世界には、列車の運行や郵便の配達は遅れるのが当たり前である国や地域はいくらでもある。
そうしたところでは「スムーズに回る」より上位の価値があるのだろう。

まあ、最近の巨大イベントの進行管理の破綻や、大規模建築プロジェクトの破綻の連続を見ると、日本でも時刻表トリックのミステリが古典文学の棚へ移行する日も遠くないのかもしれないが。

それはともかく、お仕事系の物語では、この「給料以上」の部分をどのような視点から見るかという「スタンス」が、ドラマを進行させるエンジンとなることが多い。

しかし、声優もその一部である「芸能」では、少し事情が違う。

芸能の源流は、遡れば、「何か」を虚空から降ろして憑かせる「神事」だから、そもそも労働と報酬の経済活動のような現世的「俗事」とは水と油だ。
「創作」もまた、現実からの超越を目指す性質上、事情は似ている。

アニメ制作のような芸能と創作を合わせた「業界」では、したがって、何が報酬のための作業であるかの区分が、一般的な労働とは違って非常に混濁している。

例えば、以前『アニメで分かる心療内科』というwebアニメが配信されていたが、通常は、この種の作品では、精神医や心理学者に取材し、そこで得た専門知識をもとにギャグやストーリーを構成するだろう。

が、この作品では、専門家の精神医自身が(シモネタ多めの)ギャグをひねり出しストーリーを作り出している。
はたして日々の診療行為や学術誌の購読は「ギャグアニメの原作者」の仕事に対して、どのような位置付けになるのか。真剣に考えてみると、けっこう一筋縄ではいかない。

こうした、何が「給料分」の作業で、何が「給料以上」の作業か判然としない曖昧さが、不必要な生々しさを生まない反面、「エンジン」を動かす「スタンス」を作りにくくもする。

本作においても、主人公が「消費者」のまま「仕事」を続ける曖昧さを許容する反面、どう報酬=成果と向き合うかがぼやける曖昧さとなって現れることにもなる。
主人公は、(同時に「原作者のライトノベル作家」もまた)何が「創作」活動で何が商取引的な「仕事」なのかに直面することなく、漠然と自己実現を続けることを許す一種の安全地帯として「業界」は描かれる。

結局、「お仕事系」の物語ではなく、ピュアな「消費者」が「消費者」のままでいられる社会の中の居場所探しの物語であって、主人公の態度の否定/肯定は、そもそも主題ではないのだ。
主人公の同僚声優たちの悩みもまた、自分探しの一種であって、「スタンス」は端から問題にされていない。

会社員であるサブ・プロデューサーや芸能マネージャーの「割をくった」ような苦労が、創作活動に特有の不可避の作業であるのか、「給料以上」の労働環境の問題であるかにも回答を出さないのも当然だろう。
「スタンス」を曖昧にするアニメ制作現場という舞台が、「スタンス」を最初から放棄していることを見えにくくしている。



アニメを好む所謂「オタク」は、現実の「損得」からかけ離れた価値観で駆動する「物語」に親しむ性向があり、学校を覆う「消費者」価値観からは逸脱しがちな傾向がある。

そうした視聴者から見れば、ピュア「消費者」の主人公は反感をそそられる「クズ」に見えてくるだろう。
それを計算した上で、「社畜」のようなマネージャー等が「割を食っている」ように見せる「身もふたもない」消費者目線を導入して、彼らの苦労を「創作者の情熱」といった反・消費者的な価値観で無条件に肯定させないバランス感覚が、原作者の持ち味かもしれない。

しかし、こうした互いを相対化する視点が「スタンス」の放棄を正当化し、アニメ制作現場を舞台としながら、「消費者」の居場所探しとして過不足は無いものの、「業界」がいかにして作品を創造する場であるのかという、視聴者を魅了する謎は見せられないままだ。

いくつかの視点を併記する「両論併記」は、その先に何らかの結論を導いてこそ意味を持つ。
結論が無いなら、何も語っていないのと同じことだ。

「ああも、こうも」という多視点は現実的に見えながら、その先の、自分なりの答=スタンスの提出から逃げるなら、創作物として何かを表現しているとは言えまい。
「答は無い」は一つの解答だが、「難しくて選べない」は答ではない。
「一般論の王様」が「ああも言える/こうも言える」と呟くだけで「創作物」になるのは、これを開発したノーベル文学賞候補作家にだけ可能な「技」だろう。

自分探しの末に「消費者」が見出す「業界」という居場所は、単に自分探しの舞台であって、特に「仕事」の現場としての「業界」である必然は無かったようだ。
「業界」の描写に、何かの具体例や意図を見るのは無駄だろう。



結局、若い女性の居場所探しとして着地した物語だが、「消費者」が「消費者」のまま安住できる場として見出したのは、「仕事」から逸脱する「創作活動」の現場だった。

確かに「スタンス」の提出からうまく逃げたように見える。

が、しかし裏返せば、ゆとり内面型の「ピュアな」若者には、一般的な「生産活動」の仕事場に居場所を作ることが出来ない、と言っていることになるわけだが、はたして原作者や製作者は、気付いているのだろうか。

投稿 : 2016/12/23
閲覧 : 559
サンキュー:

8

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちーさまに尽きた<54>

ちーさまのキャラはいいんだけど、他のキャラがラノベ的というかアニメ的というかよくあるような感じで、話も業界の闇的な方には行かずに結局最後は(クズPまで含めて)これからもがんばります的な教科書的エンドだった。
キャラについて言えば、百花はもっと業界ズレしたドロドロの象徴であってほしかったし、万葉は理想論一辺倒の演技馬鹿であってほしかったが、よくいるレギュラー女キャラの枠内に収まってしまって肩透かし。他の新人2人なんて掘り下げる余地もなく。
話で言えばちーさまの意識が災いしてガツンと落ちぶれたり、逆にこんなんなのにサクセスロード爆進とかキャラ活かした展開がほしかった。新人声優のアレヤコレヤをちょっとしたコメディーにってのじゃ物足りない。

作中の、アニメ化失敗でダメージ受けてる原作者を観るたび「ろんぐらいだぁすの作者もこんな感じなんだろうか」という、放送時期にリンクしたメタな感銘はあったとさ。

おや?声優モノなのにお花畑じゃない<55>
1話視聴。
陰口、愚痴、不平不満。そりゃあるよねー。
むしろ過去の作品で声優業界扱うとやたら綺麗な理想のみ追いかける業界に描かれてたのがおかしいんだって。視聴者を馬鹿&幼稚に想定しすぎだったんじゃよ。
冒頭、新人声優なのにマネージャーと同棲してるとか飛ばしすぎるくらい飛ばしてんなーと思ったけど、さすがに兄妹だったぜ。
赤裸々な描写でどんなドラマを見せてくれるのか楽しみ。
とりあえず抜擢にともなう軋轢がくるかな。

投稿 : 2016/12/23
閲覧 : 227
サンキュー:

9

ネタバレ

あぁ流川 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニメ業界のリアルドキュメント番組

それが声優!を思い出した作品

ただ業界の嫌な感じが強くてちょい引いた。
ストーリーには引き込まれそうなので継続。

棒読みド下手演技するヒロインwリアルに酷かった。
反省してちょっと努力したら…変わりすぎ!w
声優がド下手な声優の役を演じてる、この演技が下手、難しいんじゃないの?

ここまで業界腐らす作品に仕上がると面白いなw
クソアニメに関わってしまったドキュメントを見せられてる、嫌いじゃないw
もっとろくでなしになるのを期待!

5話見て初めてマネージャーが兄だと知ったwこんなろくでなしヒロインが成立するのは兄のおかげだな。
クズPの名前は九頭なのも憶えたw

これ演じてる声優さん、どんな気持ちなんだろう?
と考えるとまだ楽しめる。6話時点

完走!
ガーリッシュナンバーのタイトル回収がふんわり出てた、寄せ書きの色紙、5人メンバーのユニット名なんだね。

ヒロイン性根変わるんかな?と思ったが、だらしないのを自覚した事をメンバーに告白、メンバーも容認という決着、それが魅力的という甘々な扱いを受けるw

プロとして最低遅刻しない事を守ろう!が伝えたいお話だった?
たいした教訓の無いお仕事アニメでしたw
まあまあかわいいので飽きないで見れたけどね、お疲れ様!

投稿 : 2016/12/23
閲覧 : 219
サンキュー:

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ガーリッシュ ナンバーのストーリー・あらすじ

かわいい外見と世を舐めきったメンタルを持つ女子大生・烏丸千歳。
夢と希望と野心を抱いて踏み込んだ声優業界で、彼女が目にしたのは、おかしな業界のシビアな現実の数々だった――。
仕事なし×やる気なしの新人声優・千歳に、人気声優への道は開けるのか!?(TVアニメ動画『ガーリッシュ ナンバー』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2016年秋アニメ
制作会社
ディオメディア
主題歌
≪OP≫ガーリッシュ ナンバー『Bloom』≪ED≫ガーリッシュ ナンバー『今は短し夢見よ乙女』

声優・キャラクター

千本木彩花、本渡楓、石川由依、鈴木絵理、大西沙織、中井和哉、梅原裕一郎、堀内賢雄、江口拓也

スタッフ

原作:Project GN、原案・シリーズ構成:渡航、キャラクター原案:QP:flapper、 監督:井畑翔太、キャラクターデザイン・総作画監督:木野下澄江、美術監督:峯田佳美、デザインワークス:石川雅一、LO監修:益田賢治、色彩設計:林由稀、撮影監督:伊藤康行、編集:小島俊彦

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