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「コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~ THE LAST SONG(TVアニメ動画)」

総合得点
65.2
感想・評価
137
棚に入れた
832
ランキング
3443
★★★★☆ 3.6 (137)
物語
3.6
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.6

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コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~ THE LAST SONGの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

マーベルシネマティックユニバースの日本版

「シェアワールド」という考え方は日本ではあまり聞いたことないだろう。鬼太郎や悟空やルフィやガンダムが同じ世界に混ざって活躍するというのは男だったら幼い頃「誰が一番強いんだろう」と思っただろうが、そういった企画はあまり通らなかった。

なぜなら「世界観」が作品ごとに全く違うからである。

しかし本作の脚本家はその「世界観」を「昭和」と断定したことにより、その時代の特撮ヒーローやロボットアニメ、魔女っ子アニメなどのシェアを図ったアイデアは面白いと思う。

しかし、前述のMARVELやDCといった大手アメコミ出版社は1950年代ではすでにバットマンとスーパーマンを同じ作品に入れたり、魔術系のヒーローと科学系のヒーローの共演などはそれ以前からマイナーヒーローを集めたりしながら作っているので、それを知っている人間にとってみれば新しい発見はなかった。

まあゲームではスーパーロボット大戦のようなロボットアニメ限定大集合ゲームがすでにあったが、ロボットアニメに限らず全てのジャンルのアニメをシェアさせたのは日本では本作が初めてだろう。

投稿 : 2020/09/17
閲覧 : 469
サンキュー:

4

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

つづきだから1期を先に見てね☆

昭和時代にやってたTV番組の超人たちがみんないる世界のおはなし


みんなバラバラにいろいろやってて
人間に迷惑になったりする超人もいたりで
そんな超人たちを守るために日本は超人課を作って
超人の管理を始めたんだけど

超人をふつうの人にかっこ良く見せるために
超人を殺したりもしたみたい

超人課で働いてた人吉爾郎は
だんだんそのことが分かってきて
超人課に反対するようになって。。って



1期はずっと見てておはなしはなんとなく分かってきたけど
本当の正義って何?みたいなおはなしかな?

爾郎が主人公なんだけど
いろんな事件にかかわって自分が正しいって思ってることが変わってきたみたい
今は超人課に追われてるの




1話目
{netabare}
ロボット?の柴刑事がこわれるおはなし

自分が正義だって思ってたことが分からなくなってきたみたい
S遊星人を捕まえに宇宙連合から来たアンドロイドを壊して
アンドロイドの正義回路を自分に組み込んだみたい。。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

やっぱりこのおはなしってむずかしい。。

HPとかみんなのレビューとか読んで
やっときょうのおはなし何となく分かったけど
だからどうしたの?って思っちゃった。。
{/netabare}

にゃんはむずかしくってよく分からないから1話目でやめちゃうけど
たぶん昭和のTVとか見てた人たちは楽しいんじゃないかな?

好きな人ごめんなさい。。

投稿 : 2020/08/18
閲覧 : 442
サンキュー:

27

天石 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時間があるときに一気見してほしい

この作品を見ている人は少ないのか、現実で会話できないのが悲しい。

だから、まずこの作品を知ってほしい。
観てほしい。
話の結末は決して悲しくない。
うまく落としている。
むしろ観終わったときもう一度見たくなる。
調べたらどんどん好きになり、感動できる。

投稿 : 2020/04/18
閲覧 : 320
サンキュー:

2

是正 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハズレ回が少しだけあるけど総合して神作

個人的には全話面白かった1期と違いイマイチな回が2話あったものの、全体としては2期&フィナーレとして完璧で、ちゃんとオチもつけており。タイトルも伏線も回収して素晴らしい感動のまま見終えられる素晴らしい作品。

しいて言うなら1期でよく文句をいわれる時系列サンドイッチ式は個人的には好きだったのでそれがなくなったのが少しだけ残念。
完全続き物の2期からとっつきやすくなってもね。

投稿 : 2019/05/02
閲覧 : 438
サンキュー:

2

ネタバレ

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大人とは?正義とは?超人とは?

コンクリート・レボルティオの後編。
一期よりもキャラクターの掛け合いがコメディ調になっており、13話から緊張を緩め、最終話に向かって徐々に締めていく。

15~20話にかけて昭和史を追う短編的な物語になっているが、中弛みを感じさせないくらい濃い脚本。
短編とはいえコンクリートレボルティオという枠組を超えて一つの作品としてしっかりまとまっている。

そんな中、倒すべき存在に対して迷走気味な爾朗をおいおいと眺めていたら、ジャガーにぶん殴られるシーンを入れるなど観ている側の気持ちを代弁させるのは流石。

23話からクライマックスに入り、マスターウルティマがラスボスかと思いきや、あっさり殺害される。
分かりやすい悪は存在せず、悪の親玉を倒しただけでは世界の流れを変えることの出来ない無常さ。
ウルティマ→笑美→爾朗→里見。悪の親玉と呼ばれる対象がコロコロ変わるのは面白い。
何が正義で悪なのか分からない戦争状態。それでも超人には倒すべき宿敵が存在する、敵がいるから超人は存在できる。
人間核兵器の爾朗が言うから重みがある台詞なのだろう。

しかし、土着神や妖精のような旧支配者を絶滅させて、人間超人による新世界を創るというウルティマの正義に対して、里見の正義はなんとなく超人のいる世界が気持ち悪いという大義名分として弱いところは残念だった。
エネルギー革命を起こして人類を発展させる。能力の無い人類を危機から救うなどの思想はあまり感じられず、超人を全て消し去る単なる悪に過ぎない。
尺の都合なのだろうが、正義と正義で対決して欲しかった部分はある。

ただ、里見の大人になれというメッセージは非常に痛快だった。
爾朗の子供染みた正義、幻想の否定。
昭和史や怪獣、特撮、アニメによって出来た玩具箱のような世界観を夢中になって考察している大人にも突き刺さる。

幻想を観続けても現実には何の影響も与えない。果たしてそうだろうか?
それでも幻想を観続ける人がいる限り、作り続ける人がいるという生粋のオタクでもある大人達からのメッセージ。
映画や歌は確かに人々を動かしていた。

概念になった爾朗だが、超人を求める声がある限りそこに存在し続ける。
超人ブームに宇宙戦争エンド。現代でも超人を求める子供は存在する。

投稿 : 2019/03/03
閲覧 : 347
サンキュー:

1

ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自分自身が変わったら再視聴したい

2016年4月~7月放送。分割2クールの2クール目。第14話から第24話までの11話。オリジナルです。
全話見て、頭の中が整理できずしばらくは何を書けば良いのかと思っていました。(ジョーカー・ゲームに浮気もしてましたがw)
癖が強く自分の頭で考えなければならない作品で、最後まで本当に素晴らしかったです。

最終2話が詰め込み気味なのがもったいなかったのと、赤光さんの活躍がなかったのが心残りなのと、南君が姿を消していた間何をしてたかという疑問はありますが、作中で約10年という長いスパンで描かれた要素がほぼ全て結末に集約し、希望のあるラストになりました。
部分的に見ると難解ですが、全体の流れをシンプルに考えればむしろスマートにさえ感じます。

以下大まかな感想と総括です。

【機械超人たちについて】{netabare}
来人はもちろんですが、アースちゃんとメガッシンも随分描写が増えましたね。
彼らの正義と現実に対する向き合い方は人間にも通じています。
来人は自身の正義に対する矛盾を解消できず、極端から極端に走りましたが、矛盾を抱えるのが当たり前の人間の人格をそのまま機械の体に移植したことに無理があるということでしょうか…
来人が生き生きしていたのは第1期ラストで爾朗を助ける時、最終決戦前にメガッシンと一緒に行動していた時ですが、どちらも単純で純粋な正義を他者と共有し行動した時なのかなと思います。
アースちゃんは現実との矛盾に夢を見ること(嘘を体験すること)で折り合いをつけ、外見が変わってからは人間の子どもが成長したかのように頭が柔らかくなっていますし、薫と美枝子は明確な正義と二つの視点(他者の視点)を持つことで多角的に状況判断することが出来ています。

人間たちが葛藤して時に考えることをやめてしまう中で、彼らの姿はむしろ人間的に感じられます。人は逃げ道を探せるけれど、機械はインプットされたものからは逃げられない。だからこそ学習しながらも愚直に正義を追い求めていると感じました。
{/netabare}

【ゲスト脚本家回について】{netabare}
図らずも皆神様回にw
いずれも人ならぬ存在との関係性を三者三様に描きました。
どれも素晴らしく、個性も顕著でしたしきちんと本編にリンクしています。

中島かずきさん回は人間と超人の能力的な垣根の無意味さ、土着の神が人との「繋がり」を望む姿とそれに応える人間を描きました。
個人的に原始信仰に近い神様との距離感の描き方に一日本人として共感しましたし、人ならざる存在が人にとって重要なものであることも再認識させられます。

辻先生回のデビラとデビロは人に干渉しようとせず、なにものにも垣根を認識しない思考の持ち主です。9話は時間的な無限、17話は空間的な無限が印象的でした。
デビラとデビロは、神とデーモンと人間の関係性を冷静に考えられなかった漫画版デビルマンのサタンをオマージュしているのでしょうか?デビロが中性的であることもサタンを思い出しましたが、男性と女性の外見的特徴を全てそぎ落としたようなデザインである点は対照的ですね。

虚渕玄さんの回はストーリーの本筋に組み込む形になっていました。垣根を頑強に作ったことで破滅に向かう米軍の姿は恐ろしいものでした。米軍の正義は古き存在のみならず同じ人間さえ考え方が違えば排除していくのでしょう。{/netabare}


【正義と自由と平和をいかに実現するか】{netabare}
爾朗は正義が見つからなくとも追い求めることに意味があると結論を出しました。
自分の正義を見つけたいという意味でもあり、他者の正義を尊重するという意味でもあり、正義を持たないことを悪いとも思わないという意味でもあるのかなと思います。
これは13話で神が爾朗にぶつけた「僕の自由を守れば平和が乱れる。君の正義を貫けば僕の自由が侵される。たった一つの答えなんてない」という言葉への爾朗なりの回答です。
機械超人たちにも感じたことですが、正義を独りよがりのものにしないためには、他者との共有と柔軟性は必要なのだと思います。

「正義は1つじゃない」と言うと投げやりにも聞こえ、大鉄君が反発するのはよくわかります。
でも実は逆で、正義がいくつもあることは否定されてはいけないんです。超人は無数にいて、普通の人間も超人と呼ばれることもあります。超人にはそれに対する悪が存在すると語られているわけですが、それはつまり正義がいくつあっても許されるということなのでしょう。
それに対して唯一の正義と定義したものを他者に強要し、正義がエゴへと姿を変えた米軍の姿は象徴的です。

笑美が「家族、友人、愛のために戦う時、私たちはもっと強くなれる」と語れば、爾朗はそれが恐いと言います。
特定の何かを守ろうとすれば、つまり誰かを敵と認識すれば、自身が破壊者になる危険性がある事を爾朗はわかっているからです。

里見は超人を否定し消し去ろうとしています。超人「だけ」を消そうとすることは、線引きできないものを線引きしようとしているということです。
13話で秋田課長が改定綺能秘密法案を無理にでも否決に持って行ったのは、法による線引きが超人への攻撃に繋がるとわかっていたからで、里美のしようとしているのはやり方こそ違いますが似たようなものでした。

線引きすることで可能性を奪い取るこのやり方は、爾朗にとっては到底認められないものだったと思います。

しかし、爾朗自身も実は間違えかけていました。
自分を悪に仕立てて超人たちに居場所を作るということは、その時には良くても、その後にはまた同じように敵を見つけ出して争うことになるでしょうから。
そうならなくて良かった…里見さんある意味GJ!w
{/netabare}

【大人になるということ】{netabare}
本作において「大人になる」とは、常に自分の頭で考え、多様性を受け入れ、矛盾とも折り合いをつけて生きて行くこと…だと感じましたが、まだよくわかってないかも知れません。

私個人としては、里見さんの言う「大人」は大人だとはどうしても思えません。人間は多様性を否定して特定の正義を与えられれば思考停止に陥るものです。

超人を信じる子どもの自由な視点はある意味では確かに無知から来るものです。社会に出てさまざまな価値観を学び矛盾を認識すれば、子どものままの価値観ではいられません。
ですが、子どもの視点を否定したからといって大人になれるわけではないはずです。

爾朗にとって良かったのは、超人課に守られ、社会経験を積み自分で考えることが出来たこと。悩みながらも自分から超人課を離れたのは、雛鳥が巣立つのと同じように必然でした。
誰も守ってくれなかった神は悲しい最期を迎え、上から正義を押し付けられた大鉄君は自分で考えることができず、大人ぶっていても心の中では子どものまま泣いている。
新宿の事件で神を助けられず、むしろその場にいた超人たちに救われた爾朗が、最終回では大鉄君を助けることが出来たのは、爾朗自身が成長したことの証明でしょう。

また、爾朗の成長には輝子と風朗太が超人課に入ったことが大きく影響しています。
ずっと変わらない風朗太は純粋でシンプルな視点を思い出させ、輝子は知らぬ間に爾朗を追い抜き、超人課の矛盾をわかっていても超人たちを守るために残留するまでに大人になっている。
二人とも爾朗が人間として成長する上で大きな存在だったと思います。
{/netabare}


13話と最終話は様々な意味で対比されていて特に素晴らしかったです。
特に13話の神化20年のシーンは、元ネタ的に衝撃と不安と悲しみばかりだったのですが、最終話ではこんなにも希望に満ちたものに見えるとは思いませんでした。
何年か経ったら自分の見方も変わっているでしょうから、是非再視聴したいですね。(2016.7.18)

投稿 : 2018/11/29
閲覧 : 673
サンキュー:

14

ネタバレ

it5uki さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

不遇の名作

昭和初期の時事と当時のヒーローに対する造詣の深さ、また物語に対する考察力が問われるなど良くも悪くも人を選ぶ作品なのは相変わらずですが、1期の謎が怒涛の勢いで解けていくのをリアルタイムでドキドキしながら視聴していたのは良い思い出です

上記の要素が故に非常に癖はありますが、作画や音楽という基本的な部分も楽しめるように中々の品質を保っています。1期と打って変わってのヒーロー達の哀愁や過ぎ去りし栄光の残滓がさらに色濃くかつ明確になっていきます。一部には行動原理の単純なものや1期で役目を半ば終えていたキャラクターへの扱いは少々雑ではありますが、

確実に人は選びますがヒーロー物の最終回特有の強い寂寥感を得たい人は一度は視聴することを強く勧めたい作品でした

投稿 : 2018/07/29
閲覧 : 292
サンキュー:

3

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

戦後の日本における超人という存在

 前半の終盤で、神化43年に人吉 爾朗が超人課を抜けた真相が描かれたことで、ミステリー
要素は不要となったためか、本作は基本的には時系列順の描写。そのために前半よりは話は
追いやすくなった感がある。
 立ち位置が変わったのは爾朗だけではなく、前半の過去描写とはかなり様変わりした感が
ある。それぞれが自身の信念や矜恃で行動しているためか、一種の群像劇のような感も。
 ただ時系列順になったことで流れるように話が進むかと思いきや、後編になっても
小エピソードが多く、これがむしろ作品全体のテンポ感を悪くしているような感があった。
 一応、里見 義昭の陰謀などは進んでいたが、終盤になっていきなり急加速して、唐突に
まとめあげて無理矢理終わらせたような印象。

 2クール通しての印象は、昭和を思わせる世相、事象、超人達を描きながら、超人のいる
戦後を描くというコンセプトはかなり興味深かったが、シリーズ構成などスケールの大きな
テーマを処理しきれなかった感が強い。
 描かれた多くの事象が、現実にあった事象と似たものでありながら、そのほとんどが超人
絡みであり、そういう意味では本作品の超人という存在は昭和戦後史の何らかのメタファーと
言えそう。ただ、あまりにも様々な部分に絡んでいるため、画一的なメタファーではなく、
ある時は体制的、ある時は反体制的、ある時は物質的、ある時は精神的といった感じで、
その時その時で対象となるものが異なる複合的メタファーと言えそう。

 最終的には超人は必要か、不要かといった話に。
 里見の言う「超人のいる世界が不自然に思える」という考え自体は、既に存在している者に
対して、かなり無茶な感があるが、ヒーローとしての超人の場合、ヒーローが必要な社会と
いうものはそこに悪や不幸があるというわけで、ヒーローの必要ない社会こそ良い社会という
考えもできそう。
 特にヒーローの敵対者の多くが悪の超人であることから、超人そのものがいなくなれば、悪の
超人も存在しなくなるわけで、ヒーローが活躍する社会より平和なのかもしれない。

投稿 : 2017/06/18
閲覧 : 279
サンキュー:

2

ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

昭和ヒーロー達は大人になっても戦い続ける。彼らの正義はどこに向かう?

ジローさん、年食っていい感じにやさぐれてますね。
以前は人ん家に上がり込んで飯食って「いいじゃん友達なんだからー」とか絶対言わない性格だったのに。

さてこの作品は1期がそれぞれの正義を描写していたのに対して、2期は時間が経った後各々の正義がどう変化したのかに着目していけそうですね。
みんなカッコよくなってるし、期待できそうです。

14話。芝刑事の回
{netabare}新宿動乱の回で超人の危険さが知れ渡った今、力を持っている事自体が悪で超人は排除される危険な存在となった。
この時点で超人を排除する超人課って存在自体が矛盾してるわけですけど、その矛盾に耐えられなくなった芝刑事の良心回路が熱暴走。
この話は良心回路を与えられたことで苦悩するキカイダーを思い出しましたね。

それにしても相変わらず輝子ちゃんは、ジローに恋心を利用されたばかりなのに大事な人ですって。相変わらずのジロー信者ですね。
時間が経って正義がどうのこうのってさっき言いましたけど、この娘は変わりようがないみたいである意味安心しましたw{/netabare}

16話。スキージャンパーの話。ダメかも
{netabare}締めそのものは爽やかでいいんだけど、スポーツに出場するのに改造手術が必須って…。
これ、ドーピングを公式に認めてやりたい放題ズルしろって事なんですよね。しかも国の為とか…。
いやいや、スポーツマンシップって言葉は一体どこに行ったのかと。
今回はハズレですね。作画が悪いとか、選手の性格が悪いとか色々あったけど話も色々とおかしい。
前期は、機能秘密法で超人の存在は公にされてなかったのにこの話だと超人がやたらと優遇されまくりですし…。このチグハグさは、回ごとに脚本家が違うからって事なんでしょうか。ちょっと残念ですね。{/netabare}

20話。虚淵脚本回
{netabare}今回はベトナム戦争に参加していたアメリカ軍人の話。
期待していた虚淵脚本ですが、残念ながら爆上げという程の印象にも感じず。
今更だけど国を敵に設定してしまった事で主人公が自由に動かせなくなっている印象がありますね。
まあ、下手に主人公を動かせば国が敵なだけに悪のテロリストに認定されるので脚本としてはそれを避けたいんでしょうね。
009や仮面ライダーは悪の組織が敵だったので主人公をヒーローにしやすかったんでしょうが、この作品は下手な政治主張をやりたがっていた脚本家のせいで縛りが発生してしまっている印象です。
1期でジローを離反させて以降、彼と言う人物の主体性がイマイチぼやけてしまっている印象は否めませんね。{/netabare}

21話。やっと本題に入ったみたいですね。遅えよって感じですが。
{netabare}メガッシンと倫子の回。複雑な1期の伏線を結構回収してましたね。
後、ジローの主体性のなさは意図的にやってたのか(笑)
一体何故だ! それは、坊やだからさァってな感じですか。
終盤の爆上げの為に低迷しているジロー株は、この辺で買い時なのだと思いたいですね。

しかし、ストーリーの評価はまだ保留ですね。
里見が何をしたいのかよくわからんので。
EDで日の丸をバックにしてる男なのに「原子爆弾爆発の歴史が正しかったとしたら?」とか
嘘でも言って欲しくないです。まともな日本人の発想とは思えませんね。
むしろテロリストかスパイのどちらかって言われた方が納得します。{/netabare}

最終話見ました。ラスト4話辺りは当初から計算されていた構成なのか、結構濃密な話でしたね。
{netabare}マスターウルティマのあの扱いだけは絶対に納得がいかないけど。
ラストバトルでのメインキャラ達の活躍は、速足ながらもおおむね満足できました。BL団の面々が再会したのも地味に嬉しかったですし、伏線の回収も見事だと思います。

ただアレっすねー。
最後の最後になって、里見がヒーローに倒される怪獣的な都合のいい悪役になってたのが何とも不満ですね。
悪役は悪であってこそ栄えるんですが、ヒーロー達の幼稚さをディスってる割には彼の目的も超人を追い出したいだの、原爆が爆発した時代に改変したいだのどこか薄っぺらい思想で納得はできなかったです。
超人を憎んでるって割に、里見自身が超人な事も棚に上げてるし。
最後は世界改変かと思いきや、並行世界に追い出すオチですか…。
まあ、独立宣言やら宣戦布告までしてたので火種がくすぶる前に処理したって感じではありますが。
ちょっと世界を広げすぎましたかねー。今更な物言いではありますが。

最後のEDは009リスペクトなんすね。神々の戦い的なw
最終回に関しては概ね満足なんですが、やっぱ漂う政治臭の胡散臭さとスリーバードメン回の出来の悪さ、話の取っつきづらさはあると思います。
1期の評価も併せてやや下降修正しましたが、昭和ヒーローものが好きな人には結構おすすめできる作品ではあると思います。{/netabare}

投稿 : 2017/02/26
閲覧 : 521
サンキュー:

14

Zala さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

入り込めない…

1話観ただけですが…

ストーリー云々、キャラが云々の前に…
絵と動きが入り込む事を阻害します

悪いとか悪くないとかではなくて…何だろう?
何だか嫌としか言えない。。

投稿 : 2016/10/08
閲覧 : 224
サンキュー:

2

ネタバレ

あさがお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

おもしろい
おもしろいんだけど、登場人物が多すぎる!
そして相関図がとてもわかりにくい
この前は味方同士だったのに今は敵対しているとか

この人、この前見たんだけど誰だっけ?
この人は誰と仲間なんだっけ?

しかも年代が前後するから本当に混乱
ゆっくりじっくり何度も見れば基本的なことは理解できてもっとおもしろくなるんだろうな

世界観は好きです
画は…
メインの女の子たちは、あまりかわいくないかな~

投稿 : 2016/09/13
閲覧 : 232
サンキュー:

1

color さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ずっとみていたい

ストーリーは30代以上に刺さりそう

オムニバス形式であり、大筋がしっかりしているのでやろうと思えば100話とかできるんじゃなかろうか

というか私がみたい

投稿 : 2016/08/08
閲覧 : 320
サンキュー:

3

にゃしゅまろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

一話のみ…

一期を観た気がするけど、全く覚えてない(つД`)
時系列難しいやつだ!?
バカだから何回も観ないと理解出来ないし観るなら一期から観ないと…。+゚(つv;o)゚+。
キャストまぁまぁ好きなんだけどなぁ…

HDD容量ヤバいし置いといても観ることが来なそう…m(._.)m

投稿 : 2016/07/28
閲覧 : 213
サンキュー:

1

みのさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

頭使って観なさい

個人的満足度:A


分割2クール作品。
 一期の方の感想は引き続きこの二期でも言えるので、良かったら見てください





 @一期の内容を一気に回収@

 一期では「時系列動きまくりなので、それの把握が楽しむために必須だ」と書きましたが今回は前ほどは頻繁に大きく前後しないです。
 それでもやはり飛ぶので時系列の把握は必須、しないと全く楽しめないと思います。

 今回の二期は基本的に色々飛んだ時系列の中でも後半を中心にして進み、一期の飛び飛びで見せた話が一気に完成していく感じで、一期を見た人にとってはその繋がっていく気持ちよさを味わえると思います!
 その辺の繋げ方、見せ方が非常に上手いなと感じる作品







 @ キャラへのスポットの当て方 @

 各サブキャラにスポットを当てた短編のような感じで一話分。それらがどんどんパズルのように繋がっていく・・・・

 その一つ一つの短編が本当によくできていると思います。たった一話分なのにそれぞれにしっかりテーマが見えてきます。
 
だからこそ見応えがあるんだと思います。


そしてそれぞれにもテーマがありながら、それらを繋げていくとまた見えてくるものがある気がします。




全てのキャラにそれぞれ信念と言いますか、考えがあるのだと見えるので、ステレオタイプのようなキャラが溢れて、都合よく動かされているようなありがちのアニメとは違うといった印象。
 作品通して納得しながら見ていけます。









 @ 一期のOP @
 最後にいいなと思ったのは、一期のOP
この作品全体をよく表した歌詞であったと視聴完了すると思えます。
こういう伏線的なものは好きですw



私、個人としてはこうした「ちょっと頭を使いながら見た」って気にさせてくれる作品が好きなので、このコンレボは楽しめました。


まとまりのないレビューになってしまいましたが、面白かった!と思えるものほど、言いたいこと伝えたいことがあり過ぎてまとまらなくなるので、許してくださいw

投稿 : 2016/07/13
閲覧 : 215
サンキュー:

9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

異能の力を持つ超人や妖怪と人類・・・それぞれが生きるための物語でした。

この作品は、「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」の分割後期に相当します。
物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

1期を視聴した感想は、善悪を含めたくさんの超人が登場する中、超人を保護する「超人課」が日々奮闘しているのですが、物語の構成が時系列では無かったので難解な作品・・・でも、主要登場人物のキャラ立ちはしっかりしていたので、展開についていけなくてもそれなりに楽しめた・・・というのが正直な感想です。

そしてタイトルに「THE LAST SONG」が付加された後期が放送されましたが・・・今回も同じくらい難解だったように思います。

まずビックリするのは、超人を取り囲む周囲の状況が一変してしまっていた事です。
確かに善良な超人ばかりではありませんでしたので、人間との間にイザコザが無かった訳ではありません。
ですが、中には人々の希望の象徴とも言える超人達が活躍していたのも事実で、そんな超人がいるから人類と超人との共存の均衡が保たれていたんだと思います。

でも後期では超人は十把一絡げ・・・善良な超人もすっかり影を潜めてしまっているのです。
これからの物語への布石である事は認識しているものの、人類と超人が共存するという、どんなに我々が願っても辿り着けない世界の存在が眩しかっただけに、この展開には少し寂しさを感じちゃいました。

そしてこれらに輪をかけてビックリするのが超人課の皆さんです。
何がどうなっちゃったんだろう・・・と考える余裕も無いくらい次々と色んな事件が起こっていくのですが、その物語の先にあるのは超人課の皆さんに対する違和感でした。

特にビックリだったのが主人公である人吉爾朗の言動です。
彼の根底に根付いているモノ・・・それは何も変わっていないのかもしれません。
でも・・・そうだったらもう少し違う態度が取れたようにも思えるんです。

・・・と、レビューを書いていて思ったんですが、違和感を感じたのは超人課の皆さんの「正義の質」が理由だったのかもしれません。

例えばとある事象で正義を全うした行動を取ったとします。
でも、それは一つの側面から見た正義であって、別の切り口からみた時にその行動が必ずしも正義になるとは限らないんですよね。

極端な例が、悪と称される超人をやっつけたとします。
その超人を悪と称した人達からみたらそれは正義の行動になると思います。
でもその超人を悪と思わない人達からみたら、それは単なる虐殺でありそこに正義は存在しないんです。

超人に対する思い・・・これは超人課の皆さんの根底に流れる思いは変わらないのだと思います。
でも、何を背負うか・・・これが異なれば導き出される答えに違いがあってもおかしくはありません。

きっと最初の差はごく僅かだったんだと思います。
でもその差を埋めないまま歩みを進めてしまった結果、気付いたら離れていた・・・
こんな感じだったのではないでしょうか。

離れてしまったその先に何が待ち受けているのか・・・気になる方は是非本編でご確認願います。
あっと驚く展開が待っていてくれると思います。

そして今回の一推しキャラは・・・前期に引き続き星野輝子ちゃんでした(//∇//)
前期では自分自身にも色々ありましたが、今期はしっかり職責を全うしていたと思います。
一連の騒動の幕が引いた後も変わらない優しさを見せてくれた彼女・・・何より彼女の直向きさと信じる心が私にとってストライクでした^^

オープニングテーマは、前期に引き続きZAQさんの「割レル慟哭」
エンディングテーマは、山本陽介 feat. 玉置成実さんの「ALL-WAYS」
第24話のみ歌い手は同じですが、ZAQさんが楽曲を提供した「THE LAST SONG」でした。
ZAQさんの楽曲は相変わらず凝っていて格好良いです。聞いている分には最高なんですが、カラオケでチャレンジしてみると、ちゃんと歌うのが難しいんです・・・
ZAQさんの曲がカラオケで歌えたらいいのに・・・^^;
エンディングもアニメと合っていて格好良いです。今度カラオケでチャレンジしてみたいと思います。

後期は尺が短いと思ったら11話でした。前期が13話だったので全部で24話の物語になりました。
ラストの展開は衝撃的でしたが、後味は悪くありませんでした。
そして物語の終盤に往年の名作が流れてきましたが・・・まさかタイトルに付けられた「THE LAST SONG」のオチはそれだけじゃないですよね・・・と思いたいです^^;?
でも物語の最後に輝子ちゃんと風郎太が交わしていた会話は、この作品の全てを物語っているように感じました。
難しい作品でしたが、時間を作ってもう一巡してみたいと思えた作品でした。

投稿 : 2016/07/09
閲覧 : 415
サンキュー:

15

ネタバレ

クレイドル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

残念

期待してたのに盛り上がりが微妙なまま終わってしまったTT

投稿 : 2016/07/03
閲覧 : 175
サンキュー:

1

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

へったくそ<43>

物語のキャラ視点じゃなく製作者視点なテーマをこうしたい的なのばっか。
そのテーマを伝えるために物語を組み立てるのが創作だろう、能力ないからって結果だけクレクレするんじゃない。

ヒーローモノだからと原色多用な絵作りは失敗気味。
1期の意味なし時系列シャッフルは論外だとしても2期になっても回想シーンに入ってしばらくしてから回想シーンとわかるようなヘボ演出は健在。
懐メロカバーは演出効果あげず商売先行を感じさせすぎ。
テーマ語らせるために中途半端な立場に設定した主人公は魅力なし。

水島ブラザーズの面汚しめ。

投稿 : 2016/06/30
閲覧 : 460
サンキュー:

3

ネタバレ

タッキー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

前作の続き

前作も飛び飛びで見ていたのですが、今回は最初からしっかり見ようと思っていましたが、やっぱり見るのを止めてしまいました。やっぱり最初から見ないとダメだなと感じました。

投稿 : 2016/06/26
閲覧 : 255
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

レトロな絵+コ難しい話で、新しい世界観

をって感じなんだけど・・・かなり難解です。流し見ではお話についていけない。
デフォルメしたレトロな絵作り、綺麗でスッキリしたとこが好み。アクションも最近のネットりした迫力ではなく、古臭い爽快な演出。
2期はオムニバスなお話が多く、スジが良く解んなかったけどチカラ技で〆た感じ。機会があれば2周目にチャレンジしたい。

投稿 : 2016/06/25
閲覧 : 212
ネタバレ

ハヤブサ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

時代が流れても、決して消えない魂‥

後になって、もう一度、最初から観たい気持ちがわいてきたため、評価修正しました。

かの虚渕玄さんが脚本をみて、その出来に驚愕したといわれる作品です。
ストーリー
私欲を肥やすため、超人を利用する輩、超人を排除を主とする軍隊、組織の中で葛藤しながらも任務を遂行しようとする超人保護課‥そんな複雑な人間社会が交錯する中、自分の信じた正義と意志を貫くため、組織を抜けて、探偵事務所をかまえたジロー‥仲間は淘汰されていき、やがてジロー自身も「正義ってヤツは一つじゃない。白い正義もあれば、灰色の正義もある‥」と悩みながらも、その淘汰するもの達と闘う道を歩む。
作風が、古きと新しきが絡み合っている感じです。作中でも、淘汰された古きおもいの結末をつづるエピソードも盛り込まれてきます。自分の信じた正義や意志がぼやけて貫きづらい複雑な社会の中で、淘汰されていくものを守ってあがいたりしながら奮闘するジローと、その周りのキャラが2期に入っても変わらずカッコいいです。
そして、ジローのごとく、製作陣の方々の頑固なこだわりを感じます。
更に、少しさびしげなレトロ風音楽が流れて、止まらない時代の流れにやるせない世界観が包み込みます。
悪だと指差され、信じた意志が貫きづらくて、古きが淘汰されて、‥そんな中で歩み続けるジロー‥と輝子達の今後に目が離せません。あと、「メテオテール」で、へんしーんする魔女っこ輝子のキャラが可愛くてグッドです。
加えて、玉置さんのEDがこだわりあってとてもカッコいいです。

作品の魅力について‥
‥私はもともと「正義の味方」って響きが好きではありません。殴っておいて、ぶっ飛ばされると「いてぇーよー」ってわめく痛みを知らない中身チルドレン、「正義」を振りかざして敵を好き放題殺す、又は中傷するくせに、いざ自分や仲間がやられると「よくもー」みたいなモラトリアム的な正義騙りが1番気持ち悪くて嫌いです。他作品でもそういうモラトリアム的キャラ観たりすると、視聴意欲をなくします‥それこそ「失う覚悟ないなら、始めから撃つなよ」って気持ちになります。
‥長くなりましたが、この作品はそういった「正義」に対しても、慎重に丁寧に取り組んでいます。決して正義は一つではない‥ジローは悩みながら、時に非難されながら、自分が何ができて何をすべきか‥「正義」と誠実に向き合いながら闘っている姿が好印象的でした。「正義なんて一つではない」とか「時代が変われば正義も変わる」とか「時代が流れれば古きは淘汰されていく」など‥それを噛みしめながらも「それでも探し続けたい」と足掻きながら、進んでいくジローや輝子達の誠実な姿がこの作品の大きな魅力に感じてました。

最終話‥多くの超人達が、この世界に居場所を見失い、ジロー達超人と、かつて仲間だった超人保護課含めた人類との戦争は止められなくなってしまいました。‥輝子が、人々の願いを力に変えて、「メテオテール」全開です。
‥自ら巨大な悪の象徴となり、超人達を結集させ、倒される‥最悪の怪獣を倒した正義の魔女として、輝子達やその他の超人達は人々の信頼を取り戻し、この世界でやっていけるようになる‥それが行き場を失い、「正義のヒーロー」になれなかったジローが最後に思いついた正義だった‥
里見「自己犠牲ショーは終わりだ。さぁ〜化物はこの世界からいなくなれ!超人達もこの世界から消していく」
ジロー「笑うな!たった一つの正しい事を求めても‥自分の心すらままならない‥それでも探し続ける事に意味がある」
「‥たかが歌‥たかが映画‥たかが超人‥か‥あんたの様なヤツに会うのはこれが初めてじゃない‥多分最後でもない‥」
(ジローは里見の様に「笑うもの」は絶えることがない事、そして、正義には色んな色があることをもう理解していました。それでも闘い続ける事に意味があるのだと答えを見出すのです)
「正義や夢や現実を笑うヤツと闘う」
「超人には必ず対になる悪がいる‥俺はあんたという悪を倒す!」
ジローがずっとブレてばかりだった「正義」が最後の最後でよみがえりました。そして、かつての超人保護課が再び、手を取り合います。‥あぁ‥ジローが答えを見つけ、かつての仲間だった輝子達と一緒になる。コンレポ観てきてホントによかったと思えました。ジローが消える前、いつぞやの会話の様に、ジローが「キッコー」と叫んで、輝子が「呼び捨て?」と瞳をウルウルさせながら、笑顔で返すシーン‥2人の変わらぬ絆、輝子の優しさがにじみ出ていました。‥輝子よくがんばりました‥
輝子って最後までブレがなく、とても魅力的な魔女っ娘でした。
お別れのシーン‥まさかの相川七瀬さんの「いい日‥旅立ち」‥最後までレトロなこだわり‥とってもよかったと思います。。

風郎太「信じてるんだね‥人間達が、超人や怪獣のの事を思い出して‥もう一度会いたいと願えば‥」
輝子「もう一度姿を取り戻す」「だってあの人は‥そうして産まれたんだもの‥」

ジローは人々の「超人や正義への想い」が具現化したエネルギー源だったんですよね。だから某アニメのキャラデザだったのかな‥そして、人々が願えば‥「鼻で笑うもの」と闘うために、いつでもそこに在る‥

想いが産んだジロー(エネルギー)が、現代で淘汰されながら悩みながら、進む道を探し続ける‥個人的に好みの作品でした。
‥時代が流れて廃れても、人々の心から消えないものはそこに在る‥あの虚渕玄さんが驚愕しただけあって、熱意溢れる素晴らしい作品でした。

投稿 : 2016/06/22
閲覧 : 305
サンキュー:

22

ネタバレ

ニック さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見終わったとたん二週目が見たくなる

2クールのオリジナルアニメ。
メイン脚本家回の情報量は大変なもので、それを理解・整理することはアニメを見ながらとなると困難を極める。
だが、考えながら、体力を使いながら視聴し、道が見つかったときはジローをいつの間にか応援している

正義とは本当にあるのか
答えなどあるのか
無いとしても探すのか
探して意味があるのか
超人になれるのか
幻想の昭和を舞台にした物語は私たちの心に訴えかけてくる

【物語】96点
{netabare}
全体的なことを言うと一期目から伏線たっぷりの日本人大好物な構造でできている。
ゲスト回はどれも個性派だった。個人的には虚淵の回が好きかな

主題はというと、陳腐と言えば陳腐な「正義」が主題のアニメである。
「正義なんて何処にもナイサ」
なんて正直どいつもこいつも言っている新鮮味のない言葉だ
そこから一歩進み叫ばれるメッセージを聞くと2クールの様々な場面が思い浮かんでくる……

ジローの成長も見どころの一つだろう。
「リトルボーイ」だったジローが悩みながらももがき、答えを探す。
最後のあれまでくるともう感激だ
視聴者全員がジローを応援していたことだろう

ジローを想う女性二人との恋愛も良い最後を迎える。
恋愛自体が解決しているわけではないがダブルヒロインは最後までダブルヒロインだった
{/netabare}

【作画】90点
平均だと悪いほうだったとさえ思う(まあそれも特殊なキャラデザに隠れていたので気になるほどではなかったが)。
だが時折作画が滅茶苦茶良くなる瞬間がある。
そりゃもう段違いに。これぞ作画開放
そこはボンズの原画マンの中村豊さんが原画を担当している。
http://img.cupo.cc/uploads/wp/2015/10/2015-10-19-18-20-41-17271200.gif
https://i.imgur.com/fDizIL2.gif
このgifだけでも見ていってほしい
この一瞬の全力の作画だけでも本当に見る価値がある。

【その他】
個人的に好きだったのがジローと千葉との距離感だ。
敵なのか味方なのかライバルなのかなんとも不思議な感じである。
ある時は険悪そうにしながら、別の時では二人仲良く暮らしている。
「同志」と言うのが適切かもしれない。

キャラクターはみんな味があった。ジャガーさんの最後は卑怯すぎるでしょ、かっけえしか言えないよ

OPは再びZAQ。良い曲で、サビはとてもかっこいい。

【総評】94点
2クール。一話完結の話が続くのは流石に嫌気がさすこともあったが、基本どの回も面白く、メインの話は最高だった。
これが流行らないというのはどうもこの国おかしいらしい

投稿 : 2016/06/21
閲覧 : 264
サンキュー:

9

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分にはマッチしなかった。

2期

1期観ないと全く分からない話。
正直途中から話がよくわからなくなった。結局このアニメで作者は何を訴えたかったのだろうか。
戦争反対?差別反対?そういったことを別世界って設定を借りて表現したかったのだろうか?
もうちょっとエンターテイメント性があっても良かったんじゃないのかなぁ

そう、途中から退屈だった。


あと、絵柄と動きがちょっと集中力を妨げる。


頑張りは認めるんだけどね。

投稿 : 2016/06/20
閲覧 : 271
サンキュー:

7

みるずめす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度も観たい!

最終回にかけての盛り上がり方が素晴らしかった!
2期は1期で残っていた伏線の部分がまさかのところで繋がっていたりして、1期から観続けていて本当に良かったと思える作品でした。
分からない部分を理解するために何度も見返しましたが、何度見ても飽きないどころか面白くなって、また観たい!と思わせてくれる作品でした。

投稿 : 2016/06/20
閲覧 : 218
サンキュー:

5

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

正義とは幻想か

2015年秋に放送されていた「コンクリート・レボルティオ」の分割2クール目。

ジローが超人科を抜けた後の話になっているので1期ほど1話の中で時間軸が飛ばなくなり、1話完結系の話も増えたからか大分見やすくなりました。

21話からは話も大きく動き始めラストスパートといった感じで盛り上がってきました。

見ている人は少ないですが個人的にはもっと評価されてほしい作品。

詳しい感想は全話見終えてから。

投稿 : 2016/06/09
閲覧 : 321
サンキュー:

8

ちっち さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:今観てる

ヒーロー哲学+ロボ

第一期は流れはなんとなくついてけましたが、二期はかなり哲学してて、唐突感が半端ないなと(笑)
ヒーローの定義について、考えさせられる深い展開なんだろうなと哲学として見てます。
戦いは熱いんですけど、説明や流れをも少し丁寧に、視聴者をおいてけぼりしてほしくなかったなと思う惜しい作品な気がしました。テーマやノリは好きなんですけどね。
注意点として、一期見てない人は、最初からほとんど??が並ぶので一期見てからじゃないと無理な作品です。

投稿 : 2016/05/23
閲覧 : 218
サンキュー:

2

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

残す虚渕回はどんなかな?

17話視聴

 ウルトラセブンのノンマルトの回とユートムの回が元ネタかなと思いますが、ラストは"人間側として対峙する側が悪では無いのか?"って締めにはしなかったのが辻真先さんの姿勢って事なんでしょね。

 この回は各々の主張が明確な上に、この作品の中での忍者部隊の扱いが道化的ではあるんで多分ソコを偏ってると叩かれる気はします。
正直、私も全体を通してのこの作品の中での忍者部隊側の表現ははあまり好きじゃないです。実際、ニュートラルでは無いと思う。
 辻真先さんという方が戦中世代且つ文芸畑という事もこの回の脚本に関しては有るとは思いますが、1期のBDのコメンタリーでシリーズ構成の會川昇さんが"川内康範さんとは(自分の主義は)どちらかと言えば逆方向"云々の話をしていたので概ねこの作品総体も"そういう方向"にランディングさせる気がします。
1期のOPの歌詞の内容通り"答えの出ない"物語として纏めるべき作品かなと個人的には思ってるので、そういうバイアスのかかった表現は抑えた方がいいんじゃないかなと感じます。そういうのにナーバスな人、結構多そうですしね。

私的にはそれ以前に、絵のクオリティが落ちるてるのが超心配なんすけどね(汗)

/////////////////////////////////////////////////////
バンチャの有料会員の先着200名視聴で早速観ました。

 2期の1話目ですし、もう完全に一見さんお断り状態ですね。
1期が好きだった方は素直に入れると思います。
忍者部隊月光とロボット刑事Kの反目なんて、まぁ良く思いつくなと。
あの頃の作品観てた世代ならどの作品のオマージュなのかが楽しいのもこの作品の見所な訳ですが、この回は特にテンコ盛りでした。

私はイマイチ宇宙から来たロボット刑事の元ネタがピンと来ませんでしたが、見かけ的にはウェストワールドのユル・ブリナーかなとも思ったんですけど・・・何方か御教示頂きたくw

 1期の円盤のコメンタリー聞くとかなり脚本の會川さんのやりたい事がそのままの作品らしいですが、商売として考えてない感が堪らなく好きです(汗)

投稿 : 2016/05/06
閲覧 : 372
サンキュー:

13

FJSDR37436 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 14

Bbeenn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2022/07/25
閲覧 : 22

きすぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/07
閲覧 : 48

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/02/19
閲覧 : 28
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コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~ THE LAST SONGのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~ THE LAST SONGのストーリー・あらすじ

「神化」という架空の年代、高度成長によって発展する戦後20余年の日本が舞台である。これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の超人たちが、もしすべて同時に実在していたとしたら?2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送された第1期の続編“THE LAST SONG"が4月より放送開始!!モザイクのように散りばめられた無数の要素が新たに語られる超人や秘匿されてきた歴史の真実と化合してスパークを放つ。「もうひとつの日本」で展開する多彩な超人たちの饗宴はいまクライマックスへと高まる!(TVアニメ動画『コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~ THE LAST SONG』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2016年春アニメ
制作会社
ボンズ
公式サイト
concreterevolutio.com/
主題歌
《OP》ZAQ『割レル慟哭』《ED》山本陽介 feat.玉置成実『ALL-WAYS』
挿入歌
《第15話》キャンディスン『小さいグラス-Resentment ver.-』

声優・キャラクター

石川界人、上坂すみれ、豊崎愛生、中村繪里子、川島得愛、金尾哲夫、鈴村健一、大川透、三木眞一郎

スタッフ

原作:BONES/會川昇
監督:水島精二、脚本:會川昇/中島かずき/辻真先/虚淵玄、キャラクターデザイン・総作画監督:伊藤嘉之、キャラクター原案・コンセプトデザイン:いとうのいぢ/氷川へきる/平尾リョウ、SFデザインワークス:海老川兼武/柳瀬敬之/渭原敏明/松本秀幸、メカニック作画監修:大塚健、美術:松本浩樹、音響監督:三間雅文

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