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「紅殻のパンドラ(TVアニメ動画)」

総合得点
64.4
感想・評価
361
棚に入れた
1843
ランキング
3841
★★★★☆ 3.4 (361)
物語
3.2
作画
3.3
声優
3.4
音楽
3.4
キャラ
3.5

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☆の総合評価
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紅殻のパンドラの感想・評価はどうでしたか?

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

🏅「障壁」の向こうへ

ウサ耳メイドの格闘アクション作品。百合萌えも可。
セリフで説明しない演出が好きな設定厨にもお勧め。

原案/士郎正宗「攻殻機動隊」
原作/六道神士「エクセルサーガ」
制作/スタジオ五組/「きんモザ」「ゆゆゆ」

攻殻踏襲の原案を負けず劣らずの設定厨が構成し、ガール・ミーツ・ガール(微百合)を十八番とする五組による制作。各々の本領がこれでもかと発揮されたドタバタSFコメディの傑作。暴力的ではあるがあっけらかんとしたドタバタギャグは90年代の香りが漂う。ガンダム等様々なパロディもたまりません。FSS(アヌビスかも)パロディは最高。

士郎正宗作品を読んだ人間からみればアニメ作品では一番テイストが近いと思うはず。アニメ版は原作を意図的に曲解した押井版のインパクトが強く、アニメはこの押井版を発展させる形で広まったためシリアス一辺倒。色調の暗い画面で長身キャラが長々と小難しい漢字とカタカナ英語を羅列する長台詞を捲し立てるアニメシリーズは「ククク…俺はけいおんなんかでブヒブヒ言ってる萌え豚共とは違うぜッ俺はッ本物のアニメを見ているんだッッ」とキリッキリッする雰囲気オ〇ニーアニメとなりかねない構造。SFとか士郎正宗とかどうでもよくてただカッコいいキャラのいるアニメが良いって方には本作はキモい駄作でしょうし、その感想でいいと思います。


いつまでもアニメ版の攻殻機動隊のイメージを期待される状況に辟易してたんでしょう。一度売れてしまえば何十年も同じようなものを作らされ解放されることの無いアニメ界。ただの原作者でしかなかったゆえのしがらみの無さでコレを作れた士郎正宗はしてやったりでしょう。叩かれる度に喜んでいたと思います。

ロリ百合メイドやパンドーラデバイスの起動シークエンス等、今作には様々な「障壁」が存在し、劇中のブエル攻略同様それらを突破して進まなければ終盤にたどり着けないというデザインで作品自体がテーマに紐ついている構造というのも面白い。

ブエル攻略のシーンは例えばアニメ観たときにWikipediaやYouTubeやブログなどの他の誰かの解説が「真実」だと思い込んで自身の考えをも持たぬ者、安易に外部の力に頼る者は決して自らの力では「本質」に辿り着けないという痛烈な皮肉でもあります。アニメの攻殻同様に社会学、心理学、精神医学、実在論等の堅苦しくなりそうなテーマを二人のワチャワチャの中でカッコつけずに柔らかく描いています。全身義体に関する様々な懸念も言えてるし、結構原案者は満足してるのではないかと思います。演出の違いはあれどSFとしては少なくとも攻殻よりは新しいでしょう。

義手等のモーションコントロールプログラムや、車輪の付いた4足ドローンなど現実ではようやくそれっぽい技術が出始めて来ています。だからといって全身義体だけは絶対無理でしょうけど。


ある意味難解な作品なんでしょう。
もちろんリアルではこんな作品知らねえってフリしますよ。

投稿 : 2021/03/22
閲覧 : 321
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

優しい主人公と素晴らしい歌なんだけど・・・

この物語は、全身義体(脳以外の体全てが人造で作成したもの)の主人公ネネが、同じく全身義体のクラリオンと一緒に活躍する物語です。

ネネの目標は『世界平和』です。
ネネは、人に親切にすることで、世界平和を実現しようとしています。
一人一人が周りの人に親切にすれば、世界平和は必ず実現できる。
ネネはそう考えています。
これは、変な政治家が口ずさむ世界平和よりも、はるかに素晴らしい考えです。

だから、ネネの行動は、優しさに満ちています。
また、彼女の性格もほのぼのしており、親しみを感じます。

{netabare}
ネネは普段は平凡な少女ですが、クラリオンと一緒に行動すると、二人は地上最強のペア戦士へと変化します。
さらに、ネネは、クラリオンと一緒だと、戦士以外にもいろんな職業のエキスパートに変身することができます。
{/netabare}

ストリー展開もテンポよく、ある場面では思わず感動します。

主題歌はZAQが歌うhopenessです。
曲も素晴らしいですが、歌詞はもっと素晴らしい。聴いてて思わず心に刺さります。
(二番の後半から三番にかけても素晴らしい歌詞なのですが、テレビでは聴くことができません)

しかし、これほど素晴らしい要素があるにもかかわらず、
あまりにもふざけているとしか思えない箇所が、ところどころあり、それが作品の素晴らしさを台無しにしています。

それが無ければ、名作の仲間入りをすることができ、
世界中の子供たちが見ることもできたはずなのに…と、
思わず残念な気持ちになる、そんな作品です。

投稿 : 2021/03/19
閲覧 : 646
サンキュー:

28

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

コメディたっぷりの(下ネタ入り)美少女バトル

あらすじはあにこれのを見てね☆


ちょっと難しいおはなしかなって思ったら違かったw

美少女バトル系だけど
「ご注文はうさぎですか?」みたいな百合っぽいところとか
ホントに男子向けみたいなちょっと。。な下ネタもあって
もうちょっとで
「ヴァルキリードライブマーメイド」みたくなりそう。。


1話目
{netabare}
全身サイボーグの少女がリゾートアイランドの平和のために
アンドロイドの猫耳メイドといっしょに戦う。。
あいては美少女たち(が動かすロボット)
それでボロボロになってもだれも死なないし


美少女だらけの明るいバトルコメディって
ちょっとちがうけど「ウィッチクラフトワークス」思い出しちゃった^^


下ネタがちょっときついとこもあるけど
おばかなノリが楽しそうだから来週も見てみるね☆
{/netabare}

2話目
{netabare}
バトルはもぐらタタキしてるみたいで大したことなかったけど
ネネとクラりんがいっしょに
目玉のお化けみたいなロボット「ブエル」を止めるおはなし

ネネの才能って全身義体適合者だけじゃなくほかの何かかも?って
ウザルさんが言ってたけどチート能力とかあるのかもw


さいごはみんなを逃がしてウザルさんだけ地下に残ったけど
あれってもしかして
警察(?)に会いたくなかっただけだったりしないかな?

とにかく
ウザルさんからクラりんをもらってネネはハッピーな感じかな?
ウザルさんって何かヒミツをかくしてたみたいだから
きっとまた出てくるよネ☆
{/netabare}

3話目
{netabare}
OPの前のナレーションで
「先進国では一部ではあるがサイボーグや自立型ロボットが一般に出回り始め
戦争や災害をはじめ世界はあらゆる災厄に覆われ救いを求めて人々がさまよってた時代
これはそんな時代に全く関係なく彼女が彼女に出会う物語」ってw
そうゆうおはなしみたいw


今週もバタバタしてたねw
下ネタは少なかったからよかったけど^^


福音たちがやっと親戚の拓美おばさん(見た目はロリっ子w)に会えたけど
ウザルを裏切ったバニーにつけられていろいろあってw
バニーがほしがってたブエルの認証キーをあげたの

バニーたちはセナンクル防衛軍(CDF)に捕まって
バニーだけはテロリストのボスが秘密を守るために殺すところだったけど
助かって命令を聞いてるみたい。。


そのあと福音たちは
埋めてあったブエルのセントラル・ナーバス・ユニットを掘り出したけど
ブエル本体は完成してて
テロのボスだけじゃなく拓美おばさんもねらいはじめたみたい^^
{/netabare}

4話目
{netabare}
今週は福音が学校に入ることになって宿題でお仕事見学に。。


福音たちに何回も止められても
しつこくブエルを分解しようってする拓美おばさんがおかしかった☆


おばさんがお仕事するときって
ゲルツェコマの上に乗っかって死んだみたいになってるのがふつうみたい
もうちょっとふつうにしたらいいのにw

でも
福音たちがいろんな会社を見てまわってるとき
その会社の人たちが神さまみたいにしてくれて
おばさんってすごい人なんだなぁ!って思った☆


後半
被災者の人たちにボランティアしてるお仕事の見学で事件に巻き込まれて
悪い人たちとバトルするのかな?って思ったけど
お料理のお手伝いでよかった☆


おもしろかったしかわいいしちょっといいおはなしでよかったけど
クラりんがスカートめくって。。ってゆうところだけは無くしてほしいなぁ☆
{/netabare}

5話目
{netabare}
福音はクラりんのパンドラデバイスの機能を使って芸をして
公園のみんなによろこんでもらってたけど
人の力を使って人のために何かするっていいことじゃない気がしてたの。。

そんな時
島が通信障害になって困った人がたくさんいて
困った人を放っておけないロバートさんってゆう人に会って
福音たちはいっしょに困ってる人を助けてたんだけど。。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

今日のおはなしは見てて気もちよかったなぁ☆
誰かがよろこんでくれるおはなしってうれしいよね☆

でも
それが自分の力じゃなかったら?ってちょっと考えちゃう。。

アニメとかだったらパクリとかって言われて悪いことだけど
もしそれがみんなのためになるんだったらいいことなのかも?
このおはなしってコメディなんだけど
こんなムズカシイこと考えさせるなんて思わなかった。。


あとロバートさんがさいごに
「この島の平和はおかしなことになりそうだ」って言ってたけど
平和っていいことみたいだけど
よく分からないかも。。
{/netabare}

7話目
{netabare}
福音がアンドロイド窃盗団に誘拐されちゃうおはなし


クラリンってすごい強いって思ってたけど
窃盗団のボスの弟の義体とそんなに違わなかったみたい?
ちょっとドキドキしちゃった^^

人形師(パペッティア)のデバイスってそんなにすごかったのかな?
今週はそんなに面白くなかったみたい。。
{/netabare}

8話目
{netabare}
福音たちが買い物に行ったデパートが火事になって。。


福音は止めるクラリンのゆうこと聞かないで
エレベーターでいっしょになった議長さんたちを助けて
もうちょっとで出られるってゆうところで
取り残された男の子を見つけて

また止めるクラリンに先に逃げてって言って助けに行って
死にかけた。。


よくあるおはなしみたいだけど
福音が自分は助からなくっても男の子を助けようってしなくって
さいごまで2人とも助かるって信じてるところが良かった☆

福音はおばかかもだけど
見てて気もちがいいおはなしだって思う

ただ、いつも思うけどパンドラデバイスを使う時
スカートめくってクラリンが恥ずかしがってるみたいになるの
あれがなかったら子どもでも見れるいいおはなしなのに。。って
{/netabare}

9話目
{netabare}
クラリンが拓美おばさんに装備とかの協力をしてもらって
ブエルを解除しようとしてる大佐を止めに行くおはなし
大佐を止めるのはブエルのことじゃなくって福音を守るためってゆうのが
クラリンのいいところだね☆

おばさんも協力する条件に
ぜったい人を殺さないって約束させるところとか
ヘンな人だけどいい人みたい☆


バトルだったけど
ちゃんと兵士の人たちのこと大事にしてて
バトルを見せるために
どんどん人が死んでもかまわないほかのおはなしとはゼンゼンちがうの☆

ほんとの敵とのバトルはこれからだけどコメディもあってよかったって思う♪
{/netabare}

10話目
{netabare}
先週のつづき

クラリンは熱光学迷彩の相手と戦って負けてなかったけど
バニーさんが相手の味方をしようって飛びだしてきて
相手の武器でやられそうになったけど
誰も殺さない約束のクラリンはバニーさんを助けるために逆にやられちゃった。。


6話目に出てたセナンクル警察の大尉のロバートさんのところに
ウザルのコンピュータからメッセがとどいて
セナンクル警察は米帝軍のガサ入れをすることになったの


福音は拓美おばさんのお使いで出てて
いないクラリンのことばっかり考えてたけど
ブエルがホントのこと教えちゃってこれから助けに行くみたい
やっぱり2人がいっしょじゃないとダメみたい☆
{/netabare}

11話目
{netabare}
はじめっからギャグとヘン顔多めでおかしかったw

仲間を助けようってしてるバニーさんはかわいそうだった
クラリンは自分のためにこわされたって思っててたしいい人みたい

そのとき
福音はコードがつながってなくってシステムに入れたみたいだったけど
これって何かの伏線なのかな?


ブエルを自分のものにしようってゆうクルツと
クラリンを助けることしか考えてない福音の会話もおかしかったw
けっきょく今日はバトルなしで終わってよかった☆
{/netabare}

12話目
{netabare}
クラリンと福音がブエルの本当のカギで
クルツは捕まって
バニーさんは仲間を助けてってふつうにハッピーエンドだったけど
最終回なのにふつうすぎてちょっとがっかりかも?
{/netabare}


見おわって

けっきょく下ネタ多めのロボっ娘萌えのおはなしだったのかな?
ロボっ娘ユリとか?

すごい面白いおはなしじゃなかったけど
コメディでちょっといいほのぼの系のおはなしとか多かったから
にゃんは好きな方かな^^

投稿 : 2020/05/09
閲覧 : 1035
サンキュー:

79

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

何もわからずに、なんだったんだという思いをさせることが一番の目的じゃないかとかんぐってしまうようなネタ作品。突っ込みどころだけで構成されていていますが、非常にばかばかしく楽しめたのでこれくらいの点数ww

投稿 : 2020/01/02
閲覧 : 364
サンキュー:

3

RFC さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ドン引き

攻殻機動隊のパロディ?
原作が好きだったので見てみました。

結果1話からドン引きでした。
データを移行する際のあれ(手○ン)は何なんですか!?
あと20年若かったら笑えたような気もしますが、
流石におっちゃんには引くしか選択肢がなかったです。

ちょびっツにも似たような設定がありましたが、
あっちはまだセーフだったんですがねえ。


敢えてよかった点を挙げるなら、
至る所にガンダムやらサザエさんやら本家攻殻のパロディがちりばめられていて
クスッとするところもありました。
社会科見学の行き先がセラノゲノミクス(本家攻殻の超重要企業)
とかね。


しかしそれだけでした。
一応乗り掛かった船ということで最後まで視聴しましたが、
私にとっては一体何を愉しめばいいのか分からない作品でした。

投稿 : 2019/07/20
閲覧 : 914
サンキュー:

15

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 1.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

攻殻機動隊の入門アニメです~攻殻機動隊が見やすくなりますよ~

攻殻機動隊 ARISEへと繋がるアニメでもあります。

◎攻殻機動隊の入門アニメ、これを見れば、攻殻機動隊が見やすくなると思いうます。
{netabare} ・電脳の世界
・光学迷彩(こうがくめいさい)の説明
・ 特に第7話は、主人公が、草薙素子が得意とする人形使いになります。 {/netabare}

◎このアニメは、攻殻機動隊の作者(士郎正宗)は一緒だが、作画(六道神士)は違うため、見始めた時は攻殻機動隊と繋がっているとは思っていませんでいた。しかし見るにつれて、攻殻機動隊の士郎正宗さんの世界観また、原作の攻殻機動隊のエロさ(レズ)もちゃんと絵がげていて、アニメが攻殻機動隊の原作に近づいて来たと思えた。

◎でも、アニメの手の抜き用がひどいとも思えた。クラリオンが可哀想(涙)ほのぼの系の時6割白い縦長猫

{netabare}ここからは、私の想像ですが。
◎主人公が草薙素子の子供時代ではないかと思います。
・小さい時から病気をしていた。(攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX )
・火事に敏感。(攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIGの飛行機事故)
・人類初の全身義体
・最強のハッカー
・人形使い
・同性愛(レズ)な所
・バニーガール達と一緒に生活するようになる(攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX で沢山女友達が登場する)

◎ブエルの中身、巨大なサーバー(マトリックス)で、クラリオンがブエルから抽出したソフトウエア、そのソフトウエアを使うのが、主人公のハードウェアである。
今後予想、ブエルが普及し、クラリオンがブエルに帰り、主人公も、クラリオンを追ってブエルに帰る(攻殻機動隊~イノセンス~){/netabare}

投稿 : 2019/05/26
閲覧 : 451
サンキュー:

6

春原最高! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Op強い

他の人が言っているとおり、下ネタ微百合アニメ。
ストーリーは無くはないけど、主人公最強で全て片付いてしまう。
最後の展開はギャグにしても酷いw
Op曲、hopenessはZAQの歌の中で一二を争うくらいに好き。この曲だけは聞いて欲しい。イントロとか、リズム感が良い。
微百合好きなら見れると思うけど、他に見たいアニメがあるならそっちを優先した方がいいかも。

投稿 : 2018/12/29
閲覧 : 352
サンキュー:

3

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ルールをちゃんと守る悪役(苦笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
90年代後半のアニメの良さを出している感じの作品。

エロは苦手だけど、ギリギリ許容範囲かな? 絵は、あえて少し古めを意識してるのかな? メカがタチコマっぽくて、攻殻機動隊ファンとしてはニヤニヤ。もちろん、他にも共通点多数。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
う~ん、面白くなかったな~。パンドラデバイスはひとつの装置として良かったと思います。少年がいきなりモビルスーツを操縦できるよりは、インストールという方がなんとなく納得できるし、あの位置にあるのもまあ、他人にバレにくい部分にあると思えば、なくはない。ざっくり言うと、士郎版ひみつのアッコちゃん、ですね。

中盤の日常回がいらなかった気がします。最初と最後をシリアスバトルにするなら。あと、敵も味方も、みんな浅いな~と思いました。特に、メインの敵であるイアン・クルツの小者感がひどかった。

「ブエルの真の価値は……」と気をもたせ、「荷電粒子砲だ!」……ん?? 「荷電粒子砲なら、条約に触れることなく、中枢を破壊できる!」……って、真面目か(゜o゜)\(-_-)wwwww

なに、悪のくせに条約気にしてんねん(笑) というか、最初は条約外でも、すぐに条約化されるでしょ? そしたらなに? ブエル使うのやめるの(笑)?

ある意味で、ここ最近一番笑った台詞です(笑) 死に方まで小者だし(笑)

あと、ところどころでガンダムネタが雑に扱われて、腹がたちました。シリアス場面での笑えないパクりネタは、原作への冒涜、つまり悪です。と、ガンダム好きとしては、思わずにはいられませんでした。

まあ、士郎さんは、世界観の設定とざっくりしたキャラ設定までの原案で、ストーリーその他諸々は、漫画家の六道さんが担当しているそうなので、しょうがないかな~とも思いました。最初は面白かったのに、残念。シリアス展開追いかけ(微百合、微ギャグ程度で)、2期目があったら、化ける可能性も感じるアニメでした。
{/netabare}

投稿 : 2018/10/29
閲覧 : 778
サンキュー:

29

@han_sekai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

百合とポストサイバーパンク

 変身シーンで「ええ……」ってなって以来、2年のブランクを経て完走。

 攻殻GITSほどサイバーパンク的な問いかけ(自我とは?人間存在とは?)は強調されないし、攻殻SACほど現代の社会問題も全面に出て来ていないので、基本的には可愛い女の子がほのぼの百合百合しているアニメになっている。

 ただ、シリアスな要素はさりげなく散りばめられていたので、むしろ攻殻よりも「わかりにくい」作品とも言えるかもしれない。押井さんの攻殻なんかは、キャラがテーマをほとんど喋ってくれるしね。サイバーパンク的な要素を楽しむためにはリテラシーを高めて鑑賞しないといけないかも。

 時間軸的には攻殻GITSや攻殻SACよりも以前の話(義体や熱光学迷彩が開発途上)なんだけど、かつてのサイバーパンクにあったハイテクとスラムが混在した東洋的な街並みから離れて、それすらも覆い隠してしまったユートピアの世界が描かれているのは、たしかにポストサイバーパンクの世界だなと感じた。

 項目別の評価としては、OP・ED曲、サウンドトラックともに音楽がたいへん優れていたと思います。

投稿 : 2018/07/28
閲覧 : 238
サンキュー:

4

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

萌え重視だが、ちゃんと攻殻してる

 原作は未読。
 「攻殻機動隊」の外伝と言ったらいいのか?。
 「攻殻機動隊」と世界観を同じくする作品は幾つかあるが、その中でも萌えとコメディ色を
強く押し出した作品という点で、かなり異色な印象。
 それでも電脳化社会、義体、アンドロイドなどは随所に描かれており、ちゃんと攻殻的世界に
なっているところが面白い。
 こういったガゼットだけでなく、アンドロイドであるクラリオンが七転 福音との交流により
変わっていく過程などは、「攻殻S.A.C.」のタチコマなどに通じる人工物の心の問題にも触れて
いるような印象。

 全体的な印象としてはメインキャラの七転 福音とクラリオンのやり取りが中心となっている
感じで、これが微笑ましくて可愛らしい。
 とにかく福音のクラリオン好きが露骨で、そのあからさまな態度が可愛らしいが、それに
対するクラリオンのツンデレ的な反応もこれまたよし。
 更に当人達の感情はさておき、百合的描写も多々で、クラリオンの下腹部にある端子による
接続シーンなどはちょっとエロすぎだろうといった感じ。
 こういった可愛らしい部分だけでなく、クラリオンを主軸としたシリアスバトルもそれなりに
見応えがあり、随所に出てくるパロディもセンスが良い。
 ストーリー的にはそれなりにシリアスなものだが、福音のほんわかした空気感が作品世界
全体の雰囲気を作っているようで、あまり暗さは感じられない。

 「攻殻機動隊」はパラレルワールド作品が幾つかあるので、本作も他の攻殻作品に繋がって
いるのかどうかはよく判らないが、全身義体の初期型である福音の時代を経て、草薙 素子の
時代に繋がっていったと考えるとなかなか感慨深いものがある。
 実際、映像的には生身とは変わらない外見の素子に対して、福音のそれは間接部など明らかに
人工物だと判るように描かれており、義体技術の進歩が見て取れる感じ。
 素子と言えば中の人である田中 敦子氏が、ウザル・デリラ役で出演しているのはなかなか
良いファンサービスといった感じ。

 福音とクラリオンによるパンドーラ・デバイスの使用で、福音が様々な能力を得て活躍を
するのが見どころの一つだが、これってやっていることは変身系魔法少女ものと同じような
感じ。そういう意味では科学の力による魔法少女モノと言えそうな作品。

2018/05/06

投稿 : 2018/05/06
閲覧 : 287
サンキュー:

4

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

士郎正宗も年を取る

作家には「旬」というものがある。20代前半~40代くらいまでが脂がノって良い作品を作り出すが、当たり前だがどんな作家も旬を過ぎると考えが鈍くなり、ペンも遅くなり面白さが半減する。今の少年ジャンプなんかもベテランは20年以上漫画を描いているわけで、そろそろ過渡期に入るだろう。

「紅殻のパンドラ」も士郎政宗原作にしては薄味で、1980年代のあの鋭さは微塵も感じない。攻殻などでたんまりと儲けているだろうから今更なのかもしれないが、それにしてもやっつけ仕事でアニメを作るくらいなら若い人に機会を与えたほうが良いはずだ。

投稿 : 2018/01/13
閲覧 : 327
サンキュー:

8

みかん姫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いちおしアニメ

かれこれ20回は見たような。
1000作品くらいアニメ見てきた中で1番のお気に入り作品です。

今まで相当大変だったろうに、そんな描写もなく、常に明るく、前向きに世界平和を目指すネネちゃんに涙でてきます。

もっといろいろグッズでないかなー。

2期も楽しみにしてます。

投稿 : 2017/12/16
閲覧 : 211
サンキュー:

3

インド人を右に さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

すごいオタク濃度

士郎正宗原案で『攻殻』でおなじみの電脳・義体というSF単語がフツーに出て来る世界で、ナイフで戦う猫耳メイドアンドロイドと全身義体少女が百合百合しく日々をすごしながら、ちょっとアレ///な方法で朝アニメの魔法少女的に変身(?)して、人助けをしたり悪者をやっつけたりします!
セクハラ全開なマスコット(いわゆる淫獣)もでます!
オタクっぽいオマージュやパロディもそこそこ出ます!(映画ブレードランナーとか、ゲームのANUBISとかそういうの)

…と、正直かなりオタク臭いので、そういうのが苦手な人にはおススメしづらいです。
そして、個人的にはストーリーが特段素晴らしかった!、、ということもなく、まー普通~微妙。。。

自分でもこのアニメの何が良かったのかよくわからないのですが、「一昔前のマイナーオタク漫画ってこんな感じだったかなー」と思いながら観てたら、最後まで観てました。不思議ですね。

食べ物で言うとB級グルメみたいなものなのかもしれません。たまにはこういうのもいいです。

投稿 : 2017/06/20
閲覧 : 239
サンキュー:

5

悠馬@自称ニート さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

弟にすすめられて観てみた

なかなか面白かった
それしか言えない

投稿 : 2017/03/29
閲覧 : 212
サンキュー:

3

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

深夜アニメらしからぬ作画はわりと好きでした。

いきなり水着でバカンスしているシーンから始まり
サービス回から始まるので、どうも内容よりも萌えで勝負な感じですね。
さらに主人公の福音は脳以外は機械化したサイボーグということもあり
サイボーグ萌えの一種をやりたいのかと思いました。
わりとサイボーグ的な部分に萌えを感じる部分があり
サイボーグの女の子が好きな人にはたまらないかもしれない。

あと、主人公のパートナーのアンドロイドの女の子も
いかにもな萌えキャラで
いかにもな可愛らしい女の子同士がいちゃいちゃするシーンもあったりで
萌えを楽しむ作りかな、仲良くなる男の子キャラはいないので
それが嫌な人には安心な作りかな
いちゃいちゃするシーンはほおずりする程度に抑えているので
過剰な百合が嫌いな人にも安心して見れる作りかな

アンドロイドやサイボーグの女の子だからなのかエロも結構きわどくて
せめている感じでした。
うーん、人間だったら絶対にアウトな描写なので
アンドロイドやサイボーグの女の子ならではだと思います。
設定をいかしたエロと考えれば中々考えたもので
エロのセンスは良いと思う。
個人的にはギャグとしても笑えたし
ギャグにしている分、過剰なエロさを感じないので
気軽にエロや萌えを楽しむことが出来る内容ではあると思う。

ストーリー展開は最初はドタバタしたバトルもので
どういうことをしているのかは、よくわからないな
ただ、SF部分の設定はこっている感じはしましたね。
しかも難しいことを言っているけど
よく聞いていれば意味はわかるので、SF部分の設定は良いと思えました。
わりと考えられていると思います。
そしてSF部分の設定は良いのでストーリーが進むと世界観の良さが
出てきて楽しめるシーンは増えていきました。

やっていることも序盤すぎると魔法少女みたいに
人助けをするストーリーになりわかりやすくはなりましたね。
ただ、ストーリー展開もゆったりとしていて
大したことしていないのに1話消化することが多かったな
うーん、主人公とパートナーの女の子がひたすら仲良くしているシーンを
楽しむものだったのではないだろうか、そういったシーンが多かったし
あと主人公とパートナーの女の子が
離れ離れになって再開するシーンとかも多いのだけど
そういった再開シーンは印象に残ったし、いいなって思えました。

ストーリーは目的がありそれに向けて最後まで一定の流れがあり無駄に変なことをしている
感じはしないのでストーリーの流れはあったと思う。
最終回まで見ると綺麗に終われているタイプのアニメだったと思う。
ただ、解決仕方がツッコミ所満載なので
見ていてよくわからないうちに毎回終わっていたり
基本的に勢いとノリで切り抜ける作風で
そのカオスさが楽しめると人は楽しめるだろうけど
ストーリー展開が納得出来て面白いタイプのアニメではなかったな
全体的に説明不足なのは否めない。
あくまでも主人公とパートナーの女の子が互いのことを
思って頑張る展開を楽しむものだったと思う。

あとギャグコメディをやりながら
シリアスなSF、魔法少女ものみたいな要素や萌え要素と色々な要素
があるので内容が散漫していたかな
そのせいで色々な要素の噛み合わなさはあった。
この混沌とした噛み合わなさが面白いって感じる人もいるかもしれないけど
色々な要素が散漫して
個人的には中途半端だなと思うことが多かった。
全体的な作りは器用貧乏タイプじゃないかな

キャラについてはメインキャラを主人公とパートナーの女の子にして
他のキャラはサブキャラの立ち位置なので
この2人の物語としては見やすかったし
この2人は最初は主人公からの一方的な愛情だったけど
パートナーの女の子が主人公のいい所を見ているうちに少しづつだけど
主人公のことを自然に受け入れることが出来るようになる所は
無理やり感がなくて一方的な愛情がそうではなくなる
変化の見せ方としては良かったと思う。
それもあって2人の関係の変化は楽しめた。

パロディもたまにあったけど使い方は上手かったと思う。
特に最終回の分は上手くストーリーに絡んでいたし
そのセリフを言っていたキャラのキャラクター性にも合っていたし
素直に笑えるパロディだったので凄く良かった。

作画については深夜アニメって感じの作画ではなくて
全日帯アニメのような質でどうにでもとれる作画でしたね。
極端に良いとも思えず逆に大きく作画が崩れることもなく
普通に感じる部分が強かった。
パートナーの女の子の作画は猫みたいな落書きの絵は多用しすぎな気はした。
アクションシーンはそこそこは動いていたし頑張ってたのではないかと思う。
うーん、深夜アニメらしからぬ作画はわりと好きな作画でした。
見慣れてない分、新鮮さがありましたね。
ただ、評価的には普通かな好きなんだけど評価的にはこんなもんでしょう。

声優さんについては主人公役の福さんは可愛らしい演技は良かったかな
演技力もそこそこあったと思います。
パートナーの女の子役の沼倉さんは主人公とは違い低い声の感じは
声が被らないのも良かったし対照的なのもいい感じでした。
低い声の感じの演技も上手いしメインの2人のキャスティングは良かったのでは
ないかと思います。

まとめると百合だのエロやなどの萌えを前面にだしてはいたけど
過剰すぎず控えめだったので見やすい作りだったのは良かったです。
SF部分の設定は良いので世界観の良さはあったが
色々な要素が噛み合わず器用貧乏な部分も気になった。
ストーリーは目的があり、それに向けて進んでいるのはいいし
最終回まで見ると綺麗に終われているタイプのアニメだった。
ただ、解決方法はツッコミ所満載なのでストーリー展開が納得出来て面白いタイプではなかったな
要するにストーリー自体はイマイチだったかと
あくまでSF部分の世界観の良さと主人公とパートナーの女の子の関係やその変化を楽しむものだったと思う。
それが楽しめるかどうかで作品の評価が変わるのではないかと・・・
個人的には劇中曲は素晴らしく感じ、曲の良さはハッキリとわかりました。

投稿 : 2017/03/13
閲覧 : 286
サンキュー:

8

k-papa さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あざとい演出で微妙な面白さ

原作漫画。
未読です。

全身サイボーグの女の子が船でリゾート島?に到着するところから始まる。
その際に年齢不詳?美人な博士と可愛いアンドロイド(クール)と出会う。
で、案の定その島でドタバタする展開。
全体はギャグ、あまり危機感はない。
島の人との交流あり、住み込み先はオタクな引きこもり女の子。
突っ込み所満載で博士のテクノロジーを狙う黒幕との戦い。
何が面白いのと思いながら、つい惰性で見てしまう。
エロイ接続が良いのかと言われると正直、あれは引きます。

いろいろダメなんですが、なんか話のテンポとキャラクターの馬鹿さ加減で
見れてしまう恐ろしい作品。

投稿 : 2017/02/28
閲覧 : 271
サンキュー:

5

ネタバレ

古酒(クース さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

わかりやすい

電脳化とか全身義体とか。
硬派なSFイメージをとにかく

ほんわかギャグSFにしたアニメ。微百合

助かります。硬派なイメージもいいんすけど、敷居が高いのは事実
気楽に観れるもんじゃない。硬派なやつは

電脳化と義体化ができたばかりの時代なのかな?
この設定もあって、SF説明がなかなかにわかりやすく理解できちゃう。

アア、ソコにあるのか・・・

これにドン引きせずに観れるかどうかが鍵。
あとポンデライオン。3本足の。わかるね?

こういう、ヒクワー・・超ヒクワーって言う描写を乗り切れば

すでに完成された世界に行けちゃうよ。
シリアス要素、硬派要素はすでにあの作品がうけ持ってるんだし、

日常要素、ギャグ要素はこちら。って風に完全に分けたのは評価したい。
最後はバトルだけどおまけだよなぁ

硬派なのはまだ観てないけど、これは最後まで観れたよ

投稿 : 2017/02/18
閲覧 : 225
サンキュー:

5

田中δ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:----

面白い

個人的には2016年で一番面白かったアニメだと思います。

投稿 : 2017/01/27
閲覧 : 212
サンキュー:

3

姫茉莉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

軽快なOPも好印象

俺の嫁?:クラリオン

※項目別の評価はしていません。

投稿 : 2017/01/03
閲覧 : 210
サンキュー:

1

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

終始コミカルで、キャラも可愛くて、面白いのだが・・・

ARIAの灯里ちゃんに羞恥プレイをさせてみました・・・みたいな第一印象で笑。

アニメーション制作がStudio五組ということで、作画・演出は相変わらず素晴らしく、{netabare}全身義体のWヒロイン(一人は人間、もう一人はアンドロイド){/netabare}のコミカルな感じも、戦闘シーンの格好良さも、それから問題の「羞恥プレイ」のシーンでさえも、見てて何度も「うわぁ、上手い」と、溜め息が出てしまいました。

が、しかし・・・原作!もう少し空気嫁よ!最後のオチは何なんだ!!
あの{netabare}5本足の変なマスコット{/netabare}が最初に出てきたときから、ちょっと作品の雰囲気壊してるなぁ・・・と思ってたのですが、最後も確りヤッテくれちゃいました。

仕方ないよね、原作どおりなんだから(多分)。
Studio五組さん、本当にいつもいつもシナリオで泣かされてそうで同情してしまいます(円盤爆死だったしね・・・)。

それから「米帝」って何だよ、原作者さん!
米国帝国主義・・・ってベトナム戦争の時代ですか?
この手の作品だと、たいてい「米帝」「日帝」は悪の帝国らしいけど、チベット・東トルキスタン・南モンゴルを占拠している「中帝」は問題ないんですか?
それはともかく、この手の1970年代の全共闘世代用語(でいいのか?)が出てくる作品は、『攻殻機動隊』が人気あったらしい10年前ならともかく、一般視聴者の側のリテラシーが大幅に向上した最近では逆に白けてしまう、ということをいい加減に認識して欲しかったかも(※2014年の『残響のテロル』も爆死だったしね)。

流石のStudio五組制作アニメらしく、作画良し/キャラ良し/演出も完璧・・・なのに、本当に勿体ない作品と思いました。


◆作品情報

原作:『紅殻のパンドラ』(角川コミックス・エース) 原案:士郎正宗/漫画:六道神士
監督:名和宗則
脚本:髙橋龍也
キャラクターデザイン:谷 拓也
アニメーション制作:Studio五組・AXsiZ


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


================== 紅殻のパンドラ (2016年1-3月) ==================

{netabare}第1話 適合者 -アデプタ- ★ 全身義体少女とアンドロイド、ブエル暴走、パンドラ・デバイス(PD)使用権限委譲
第2話 大深度地下 -ジオフロント- ★ 暴走ブエル鎮圧作戦、ジオフロント崩落、管理者権限委譲
第3話 偽装空間 -テラリウム- ☆ 崑崙八仙拓美との初対面、ブエルの認証キー、黒幕
第4話 料理の鉄人 -キッチン・ドラッジ- ☆ セナンクル島散歩、海浜公園立ち退き工作 ※日常回
第5話 通信障害 -システム・ダウン- ☆ PD(パラメディック・モード)、セナンクル防衛軍(CDF)ロバート大尉  
第6話 魂魄 -セントラル・ナーバス・ユニット- ☆ 義足少女アンナ、クルツとのミアミス ※ナウシカネタは微妙△
第7話 人形師 -パペッティア- ★ アンドロイド窃盗団の誤算
第8話 大火災 -インフェルノ- ★ 百貨店火災からのノース議長救助、福音の記憶
第9話 基地強襲 -アサルト- ★★ ノエル大佐のブエル実験、クラリオン米帝基地強襲、拓美の協力と条件 ※米帝!?
第10話 恐怖 -フィアー- ★★ クラリオンvs.フィアー、福音の決意 ※バトル回として○
第11話 心の在処 -ゴーストURN- ★ 福音ジオフロント潜入、ノエル大佐の目的、クライリオンとの再会
第12話 希望 -エルピス- × ブエル最終防壁突破、ブエル暴走~停止、後日譚{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)5、☆(並回)4、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.0


OP 「hopeness」
ED 「LoSe±CoNtRoL」

投稿 : 2016/12/23
閲覧 : 324
サンキュー:

20

kochan さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

タイトルなし

ウズラ絡みのところは、笑えた。
でもすぐに出なくなって面白さ半減、でっ脱落しました

投稿 : 2016/12/10
閲覧 : 190
サンキュー:

1

ネタバレ

ディルド村田 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この絵...好きです!!

完全に絵から入りました

面白かったけれど
内容がつまってた感じは薄いです

{netabare}
でも良いんです
毎度お約束の
「パンドォラ デヴァイス オープン」
このやり取りが楽しみでした

クラリスのポーズけっこう違うんすよね
{/netabare}

主人公のネネちゃんとクラリンが可愛いと思えたら
最後まで観れるのではないかと...

投稿 : 2016/11/01
閲覧 : 305
サンキュー:

4

ネタバレ

anime さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

バカバカしくて微笑ましい

「攻殻機動隊」の設定要素をふんだんに盛り込んだギャグアニメ。全身義体の少女が猫耳少女のアンドロイドと出会い、二人でイチャ仲良くしながらとある島の平和を守る正義の味方のような活躍をするお話。

主人公の変身の仕方とか、例えばブエルみたいな変なキャラクターの設定とか、こういうのを考え出して完成まで持っていく人たちって本当に頭がぶっ飛んでるんじゃないかと思う。もちろんいい意味で。

下ネタとか百合的なものを1ミリも許せないという人でなければ、まあ気楽に最後まで楽しめるんじゃないかと思います。

投稿 : 2016/09/11
閲覧 : 224
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

キャラ好きだったけど

ほのぼの日常バトルなお話し、個人的に「攻殻S.A.C」は楽しめなかったが、キャラが好みで入りから期待高まった作品。
人体機械化、電脳といった脳に直接機械がつながった世界を、コメディタッチで描いたところに期待したのだけど。やっぱり難しかった。
世界観が理解できず萌え要素ばかり目立って、まるで魔法少女もの見てる感じ、お話し楽しめなかった。

投稿 : 2016/07/25
閲覧 : 182

SUGAR MAN さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

原案は士郎正宗。。ていう情報は特にいらないのかも^^;

脳以外の全てを機械化した「全身義体」の女のコが主人公。
・・・と書くと攻殻機動隊っぽいけど、中身は全然別物の萌えアニメ!?w

元々は攻殻機動隊ariseの世界とかなりリンクした設定だったみたいだけど、諸事情で分離されたとか。

ターゲットが違うんだろうけど、攻殻機動隊と比べちゃうと絵もストーリーも雑すぎてなんとも・・・

士郎正宗氏は「大雑把な物語の流れ」や「ベースとなるキャラ設定」のみを提示しているらしい。。


いちおう三話まで見たけど最後までは見なそうかな^^;


~追記~
案の定、途中で断念しました^^;

投稿 : 2016/07/10
閲覧 : 249
サンキュー:

9

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

機械少女のユルい百合萌えもよし、実はちゃんと「攻殻」エッセンスあり。優しい世界で好感持てます

「攻殻機動隊」の士郎正宗先生が原作で攻殻の世界観引き継ぎつつ、絵柄も雰囲気もユルめな百合萌えコメディー。
義体とアンドロイドだから平気だもん!と、あざとい百合萌えは素晴らしい♪(好みが割れるでしょうけれど)
全般に明るく前向きな作風ながら、「攻殻」らしさも実はちゃんとあり。
百合萌え+SF寄り変身魔法少女+アンドロイドバトルとして、攻殻あまり意識しなくても楽しいです。

{netabare} 『物語』
全身義体(サイボーグ)化した少女・福音(ネネ)ちゃんと、戦闘アンドロイド少女クラリオンの百合萌えが微笑ましい。
ネネが「パンドーラデバイス」というプログラム使って変身魔法少女のノリで大活躍、その際にクラリオン(愛称・クラリン)のアソコに指入れてデータインストールするシーンが…えろい…
いや!アンドロイドだから兵器もとい平気だもん♪
…ここが本作が一般受けしない要因かもですが!ここが良いんですよ!
ネネとクラリンのジャレ合いが大きな見所な百合アニメなのは間違いないです。

全編に流れる善良さ、優しい世界であり、(ちょっと特殊な)百合萌えさえ許容出来れば、「SF変身魔法少女」として素直に楽しい。
魔法少女としては戦闘系では無く「ひみつのアッコちゃん」とかの人々をお助けする系ですな。
…コメディーはちょっと昔風なドタバタコメディーな感じ、リポーターのブリンやウザルの部下たちがヒドイ目に遭う(けどギャグ調)、あまりシリアス感感じさせない。
笑える程でなくても、楽しいです。


舞台背景は「攻殻機動隊」本編より少し昔、電脳や義体化技術が発展途上な世界。
「攻殻」本編と180度違う明るい雰囲気ながら、ネネちゃんとクラリンの百合萌え日常系の中に、電脳や義体化技術と、それがもたらす社会や人々の意識をさりげなく描いており、実はちゃんとSFしてます。
SFの醍醐味はIF設定よりも、ソレによる社会と人々の変化を描くことにあり。
その意味で紅殻のパンドラは、実はしっかりと攻殻らしいテーマあり、よりライトに親しみ易く見せてくれているのでは。
自分の肉体を全て失い「全部誰かから貰った」身体で生きる…
明るく元気なネネが時にアイディンティテイーに悩みつつも、交流してきた人々や、クラリンの言葉でちゃんと答えを見つけていく。
攻殻本編で難解なテーマを、視点を変えて(明るくライトな雰囲気の中で)見せてくれたのが良いです。

「ブアル」という「なんか超危ない兵器」を巡る陰謀に巻き込まれるシリアスとバトルありますが、ここは実は本筋ではない気がする。
全般に明るくコメディー調なのもあり、イアン・クルツ(悪党。ラスボス)の陰謀もちっちゃく見える。
ネネちゃんにとっては、大切なクラリンの為。素直で親切な少女がただ自分の見える範囲でがんばる、応援したくなります。

…コアな攻殻ファンならば、随所に散りばめられた攻殻要素にニヤリと出来る。(私はコアではないので分からないネタ多いですけど)
そうでなくても、百合萌え楽しい。
攻殻本編よりもかみ砕いた形で、きちんと電脳化や義体にまつわるSFをやっている。
…実は結構よくできた娯楽作品&SFだと思いますし、好感の持てるアニメでした。


『作画』
キャラデザは十分可愛いです。義体少女の身体をちゃんと描写しつつも可愛さばっちり。
パンドーラデバイスの変身バンクも毎度えろい…上に、ネネちゃんの衣装も毎度凝っていてかわいい。
アクションも中々のスピード感と迫力あり。
ネネとクラリンが頻繁にテキトーな絵になるのも、表現の一環で、ユルい雰囲気に一役買っている。

『声優』
福沙奈恵さんはアイカツ!で役多数、本作が初主演の模様。
ネネらしい善良さと芯の強さ良かったです。
沼倉愛美さんのクールな子猫っぽさも。
ウザルが攻殻の少佐な田中敦子さんなのは、攻殻ファンには嬉しい配役。

『音楽』
OP・ED共に電脳魔法少女っぽい雰囲気かつテーマもばっちり。
印象にも残ってます。

『キャラ』
全身義体の七転福音(ななころび・ねね)ちゃん、天真爛漫で優しい良い子です。
いつも明るく前向きに、無邪気に小さな親切を重ねる…実はアイディンティティーで悩んでいたり、それでもめげない強さも魅力る
クラリン溺愛する百合は素晴らしい!

クラリオンはクールな子猫みたいな可愛さ。イヤがりつつもネネにされるがままだったりする辺りが可愛い。
ネネと違い完全に機械なので本来感情が無いはず…でも、ネネとの関係で少しずつ変わっていく過程も萌え。
機械少女が感情芽生える、好きなパターンなので。

謎多き女性ウザルとタクミちゃんもSF的に実力者な一方で、コメディー的にも面白かった。
タクミちゃんはネネちゃんの保護者ポジでもあり。
リポーターやウザルの部下チームも結構可愛かったです。
彼女たちの存在も、(不遇さで体張って)作風明るくしていた。

中二病?マスコット・ブエルが面白い奴でした。実はトンデモな実力者…なのにこの扱い、本作らしいです。

正義感強い警官のロバートさんがカッコイイ。善良で使命感ある理想の大人な感じ。
大人もしっかりしているのは好感持てる。
島民たちも善良な人多し。
…裕福故の心の豊かさを感じました。良い事ですな。

悪党イアンはラスボスとしては結構善戦したキャラ。
シリアスな作風ならばかなりの強敵であった…。{/netabare}

投稿 : 2016/06/15
閲覧 : 371
サンキュー:

30

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

百合萌えアニメのキャラがSFアクションアニメに迷い込んだ

 百合萌えアニメのキャラがSFアニメに迷い込んだ感じです。
 だから「SFだ!」「バトルだ!」って感じで見始めた人は評価低いかもですね。
 これはゆるい萌えアニメです(笑)
 基本は萌えアニメ。それに+αするなら普通は「ラブコメ」とか「学園日常系」が王道ですが、このアニメでは「萌え」+「SFアクション」です。ありそうでなかったアニメかも?いや、ほかにもあるのかな?
 シリアス路線に持っていこうとする悪役が不憫になるほどのゆるふわな雰囲気です。主に主人公がくらりんを愛しすぎてるせいですが、くらりんがかわいすぎるのも悪い(笑)
 ストーリーは薄いですがきれいに小さくまとまっててよかったです。コメディもなかなか面白いし、お色気シーンは身体が機械でできているから合法だし、パンドーラデバイスにFポートで接続してるだけだし!
 あとOP曲、ED曲のサウンドがかっこいいですねー。

 このアニメはこのサイトのレビューを見て知りました。
 まじサンキューです。

投稿 : 2016/05/24
閲覧 : 322
サンキュー:

14

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

パロディ豊富で明るい作品。 他人のPCの中身絶対みちゃだめ!

絵柄のわりに設定が難しそうだって判断した方が多そうです。。
基本的には主人公(女のこ)がヒロインにちょっかいだしつつ
一緒に戦うコメディアニメです。
最初はツレないヒロインだったのに、共に行動するうちに。。
みたいな展開になります

キャラ萌えしてるうちにアレ?意外に面白いなって
感じていくタイプのアニメでして
SF設定は数話で理解できます。(何してるのかわかる程度で充分)
終盤すこしシリアスムードになりますが
メインキャラが明るいのでシリアス成分は薄まり
最終回でめちゃくちゃ(良い意味)になるので
大変面白かったです

敵の大ボスが秘蔵フォルダの中身を世界中に拡散されて
しまった時とか吹きましたね
お前〇〇フェチだったのかって(笑)
ちりばめられたパロディネタのチョイスも良かったですね

コメディーシーンは雑なSDキャラに人物絵が変わります
この魅せ方が適度なタイミングで上手でしたね
バトルシーンのエフェクトは平凡。。悪くはないです
たまに気合の入ったバトルシーンもありますが、たまにです。

メインキャラが明るく、敵役も憎めないバカさがあり
キャラ萌え、ゆるい百合、コメディー、アクション
4拍子揃っている良作でしたね。
最終話までコメディーの明るさを壊さないストーリー展開ですので
安心してみることができると思います。

萌えアニメが無理って方は視聴されてもツマラナイでしょうが。。。

投稿 : 2016/05/23
閲覧 : 244
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最初から自分のものはどこからどこまで?

義体、ネットワーク、光学迷彩など世界観は攻殻機動隊のものを大部分継承している(といっても攻殻機動隊ARISEよりも過去の時代設定)様ですが、本作はそれらとは毛色がかなり異なり、一見すると部分的には女児向け変身アニメでも見ている様な錯覚すら覚えます。特に攻殻機動隊との決定的な違いは不謹慎といっても良い程にふざけた演出と、主人公の福音(ネネ)の素直すぎる性格も相まって、肩肘張らずに見ていられる安心感に有る様に感じました。私の場合「攻殻機動隊」視聴時にはこういった安心感は一切得られず、一言一句聞き漏らすまいと、場面によっては学校の授業でも受けているような緊張感があった様に記憶しています。

非常に緻密かつハードな世界観を構築し続けてきた攻殻機動隊シリーズの中(と言って良いのか?)では異色中の異色と言わざるを得ない本作ですが、これまでのシリーズでも繰り返し提起されてきた人とネットワークの関係、人とテクノロジーの関係などを、より分かりやすく噛み砕いた形で表現している点は、攻殻のみならず、それ以外の作品でもあまり類が無く、この作品の美点と言っても良いのではないでしょうか?

中でも作中のクラリオン(猫みみのひと)の福音に対する台詞の一つに{netabare}「他人の力は不正か?元から福音のものなら公正?最初から福音のものはどこからどこまでだ?」という問いかけがありますが、この言葉{/netabare}は攻殻シリーズに度々登場する造語で、どちらかと言うと否定的に捉えられがちな「スタンドアローン・コンプレックス」という言葉と対となる考え方を端的に表しており、聡明な子供の発する純朴な問いの様で小気味よく耳に入ります。

音楽についてはZAQさんという方がオープニング、エンディングで作詞、作曲(オープニングでは歌も)を担当していらっしゃいますが、ピアノの使い方が非常に美しく紅殻における楽しみの一つになっています。エンディングでは映像も相まって、とても愉快で可愛らしい曲に仕上がっていると思いました。

作画についてはクラリオン他の省略絵が多い回がありましたが、個人的には全く気になりませんでした。むしろそうした方が良い様に思える場面も多々あり、作画が優れている事がアニメ全体の完成度を必ずしも高い方向へ持っていく事ではないのだと改めて感じた次第です。アニメ製作についての知識は殆ど無いので何が理想であるのかははっきりとは言えませんが、スタッフの方が程好く負担を減らして、描くべき部分をしっかり描ければそれで良いのだと思います。

全12話と深夜アニメとしては平均的な話数ですが、怒涛の如き開幕から後半に至るまで、膨大な量の萌えとおふざけを投入しつつ、しっかりと複線を織り込み、最終4話できれいに回収しているあたりは構成の妙を感じました。演出もメリハリが効いていて、最後まで楽しく視聴する事が出来ました。

2期は無いだろうと思いつつも期待せずにはいられない先の気になるお話でした。

※漫画少し読みましたが、拓美ちゃんがぱりぱりやってた電脳ポテトチップは原作では電脳おかきだったんですね。おかきの方が和風テイストの拓美ちゃんにばっちり合っていたと思います。形もテトリスのブロックみたいで面白いし‥・細かい事なのでどっちでもよい気がしますが、こう言った小さなニュアンスの積み重ねでアニメの世界観は出来上がっていくのだと思う事もあります。

※省略絵のマイナス分の為、点数低めでしたが再評価しました。省略絵は紅殻の味と見てよし(頭だけ省略絵のバージョンよりも全身省略のクラリオンの方が面白可愛くて断然良かったと思います。)と判断しましたので、主にそれ以外の部分を評価する事にしました。電脳世界の表現や活劇描写等については全編に渡ってとても工夫のある描き方がされていたと思います。

投稿 : 2016/05/12
閲覧 : 567
サンキュー:

19

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

士郎正宗が携わってる士郎ワールドって感じのアニメ

1990年代のドタバタを今の絵で持ってきたってのが一番の印象。
そのせいか原作士郎正宗という事がどうしても作品背景にあるためか…
士郎正宗が携わってない士郎ワールドが攻殻で、この作品は士郎正宗が携わってる士郎ワールドという感じがにじみ出てる。
ざくっと言えばドミニオンとかの懐かしき士郎ワールドって感じ。ただ古いだけかもしれないが、関西弁とかテロや悪役集団にマッドサイエンティスト等はあの頃を彷彿させるというか士郎ワールド的。
士郎正宗自身はキャラや設定提示だけで漫画を描くと明るく楽しくならない作品になると言ってたが十二分に出てると個人的には見てて思った。
あと士郎正宗は世界観をリンクさせることが多いので例に違わず攻殻と世界観がリンクされている。
なので用語が結構マニア向けとも思ったりするがわからなくても作品としては成立している。

なんか士郎正宗狂信者のような書き方になってるが作品としては上記ちょっと古いコミカル的ドタバタが受け入れるかなので、世代によるのか好みによるのか評価が分かれる所だと思う。
正直受け入れれない人は1話ぎりおおいのではないかなぁと思う。

100点中57点

投稿 : 2016/05/12
閲覧 : 263
サンキュー:

5

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紅殻のパンドラのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
紅殻のパンドラのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

紅殻のパンドラのストーリー・あらすじ

先進国では、一部ではあるが、サイボーグや自律ロボットが一般に出回り始め──
戦争や災害をはじめ、世界はあらゆる災厄に覆われ、救いをもとめて人々がさまよっていた時代。
これはそんな時代に──全く関係なく、『彼女が、彼女に出会う物語』(TVアニメ動画『紅殻のパンドラ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2016年冬アニメ
制作会社
Studio五組
主題歌
≪OP≫ZAQ『hopeness』≪ED≫七転福音(CV.福沙奈恵)クラリオン(CV.沼倉愛美)『LoSe±CoNtRoL』

声優・キャラクター

福沙奈恵、沼倉愛美、田中敦子、森田順平、松田颯水、村川梨衣

スタッフ

原作:『紅殻のパンドラ』(角川コミックス・エース)、原案:士郎正宗・漫画:六道神士、 監督:名和宗則、企画:菊池剛・工藤大丈、製作:堀内大示/井上俊次/武智恒雄/土橋哲也/柴田知典/篠崎文彦/鶴岡陽太、脚本:高橋龍也、キャラクターデザイン:谷拓也、総作画監督:谷拓也、キーアニメーター:武本大介、プロップデザイン:神宮寺訓之/コレサワシゲユキ、美術監督:松本浩樹、色彩設計:店橋真弓、撮影監督:浅黄康裕、3Dディレクター:高橋将人、編集:武宮むつみ、音響監督:鶴岡陽太、音響効果:倉橋裕宗、音響制作:杉山好美、音楽:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND、音楽プロデューサー:斎藤滋/保坂拓也/石原尚亮、企画協力:ニコニコエース編集部/石脇剛/落合弘一郎、アソシエイトプロデューサー:福田順/藤田敏/尾形光広、宣伝:千葉淳/西山洋介/暮地圭佑、企画プロデューサー:伊藤敦、アニメーションプロデューサー:富岡哲也、音響制作:楽音舎、音楽制作:ランティス

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