けみかけ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
全24話をたった80分で振り返ってみせた色んな意味で物凄い総集編;
オリジナルメディアミックス作品で2014年冬期に放送された『ハマトラ THE ANIMATION』とその続編である2014年夏期放送の『Re:ハマトラ』に新規録り下ろしナレーションを加えてなんと全24話をたった80分で振り返ってしまうという劇場版総集編
物語は神奈川県横浜市を舞台に「ミニマムホルダー」と呼ばれる特殊能力者達を巡った事件を探偵のナイスとムラサキが解決していくバディアクション
第1期のクライマックスでナイス達の協力者であるアートの過去が明かされるところから映画は始まります
つまり世界観の説明をアートの過去の回想という形で省略してしまっている
個々のキャラに対する説明は一切として無い
『ハマトラ』という作品を0から学べるような総集編では残念ながらありません
結局全24話から抽出したエピソードはアートの回想とはじめちゃんの回想、そして敵対することになったアートとの直接対決だけ
レシオとバースデイはおろかムラサキまでも完全に脇役扱い同然です
如何にこの作品において回想シークエンスが重要だったのかがよくわかるw
つまり『ハマトラ』という作品においてアート絡みの話以外は“全てオマケだった”という結論になったわけ
で、改めて気付かされた点はアート演じる神谷浩史とはじめちゃん演じる加藤英美里が複雑な心情変化や辛い過去との葛藤を見事に演じきっている部分
素晴らしいですね
それとは逆に、シリーズ全体通して作画が低調だったことが目に付きます
シリーズ後半、つまりこの劇場版に相当する部分はシリアスでバイオレンスな展開が続き、率直に言ってかなり面白かったのですが如何せんこのシリーズが放送された時点で似たようなアニメが他に沢山あったのがまずかったですよね;
あと数年時代を先取れていればこのシリーズへの関心ももっと高いものだったのかもしれません
で!例の雑なハッピーエンド(バットエンド?)とエンドロールも終わって上映終了・・・かと思いきやなんとそこからAT-Xで放送されていたSDキャラ短編『ミニはま』の新作がスタートしますwww
ええーっ!この暗い内容の本編を観た後にシュールギャグってwww
もはやそっちが本編なのか!?
男性キャラによる掛け合いが色気(?)たっぷりで抱腹絶倒間違いなし!
なんかもう最後に全部笑い飛ばせたので万事OK!って感じの良い〆でしたね(爆)
アレはズルイw