ガムンダ さんの感想・評価
3.2
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
1話がピーク 日常系と認識できないので評価辛くなる
東北の田舎の村の巫女少女と祀られる熊のお話。
熊と巫女でくまみこ。そのまんまです。
何となく良い話系を想像してたんですが、ギャグの部類でしょうか。
巫女少女が「都会に出たい!」と言うところから始まります。
巫女は田舎から出たことが無く都会に全く順応できなそうな感じです。
学校制服と巫女装束以外服も持ってません。
それらこれらを熊に突っ込まれてぐぬぬする話です。
{netabare}まず、掛け合いのテンポとか間合いが切れよくボケて豪快に突っ込むって言う現代風の感じではなく、何となく昔のアニメのような独特の感じです。
それ自体は悪くないと思います。
1話でぐっと食いついて2話くらいまで面白かったです。
そこから村興しの為にアイドルに担がれそうになる件がワンパターンにだらだら続きます。
正直ストーリーが全く面白くない上、暴力的な演出に不快感を覚えます。
掛け合いが面白かったのは1話がピークであとは右肩下がりです。
巫女と熊の関係性始め、登場人物の関係性もうまく描写されてなくて、感情移入も出来ませんでした。
巫女がファンションセンター・シモムラに詳しいとか、何の為の設定なのかも良くわからないし、巫女能力発動するかと見せかけて特に無し。
確かに主人公は可愛いですが、ズレポンコツと巫女の神秘性を併せ持たせたりするともっと深みが増して魅力的になると思うのですが。
ストーリーも巫女の日常とか、ギャグでゆるゆるやった方が面白かったのですが、「都会に出る!」と「村興し」が全体の軸としてあって日常系にも分類し難いものがあります。
かと言って本筋に山あり谷ありかって言うとそうでもなく、とにかく全体通してノペーっとした印象しか残りませんでした。
ノペーでゆるさを表現したかったのかもしれませんが。
この手法は「ちびまる子※」みたいに永久にやるなら良いのですが1クールの作品として全く成立してません。
(※私は往年の「Drスランプ」思い出しましたけど。)
{/netabare}
もっともっと面白く出来た設定なのに、不発に終わった印象です。
結果主人公の巫女少女に萌えるだけの作品です。
アイヌ分加算された巫女装束がとても可愛いです。
色んな巫女コスプレ(本物の巫女だけど)させられますが、ノーマルが一番良いですね。