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「秒速5センチメートル(アニメ映画)」

総合得点
87.0
感想・評価
3999
棚に入れた
18491
ランキング
176
★★★★☆ 3.9 (3999)
物語
3.9
作画
4.3
声優
3.5
音楽
4.1
キャラ
3.6

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秒速5センチメートルの感想・評価はどうでしたか?

たくみら さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観終わった後に押し寄せた巨大な「後悔」

・・・なんなのでしょうか・・・

この作品に対する「想い」は万の言葉でも足りないというのに・・・

・・・いっこうに言葉が見当たらない・・・

今の自分には、この作品に対する的確なレビューを書く技量を持ち合わせていない・・・

だが、何か書かずにはおれないので書かせていただきます。


・・・すべてのシーン・セリフ・音楽がこれほど「意志」を持っている作品が他に存在するのでしょうか?


特に事件が起こるわけではなく

ありふれた十数年の「日常」が断片的に淡々と描かれている・・・

なのに・・・ただそれだけなのに、なぜこんなにも胸が締め付けられるのでしょか・・・

描かれていることはすべてが「現実的」・・・それなのに、なぜこんなにも「非現実的」に感じるのでしょうか・・・

すべてのシーンが一枚の絵画の様で、言葉にできない「想い」が溢れ出してくる・・・


この作品に、必要以上にストーリーの説明はない。

極限までにぜい肉を削ぎ落とされた「意志」を持ったセリフ・・・

言葉では語り尽くせない「意志」を持った情景・・・

それらしか存在しない。

この作品は、その多くを視聴する側に委ねられており、ひとつの言葉、ひとつの情景から登場人物の心理や状況を読みとっていくしかない。

・・・それ故に、この作品に対する評価は千差万別。

それはしかたのないことであるし、逆にそうであってもらわなければならない。

なぜなら、この作品に対する感想とは、その人が持つ「人生観」に他ならないからだ。

私はそう思う。


「時間」という決して目には見えない概念をこれほどまでにハッキリと感じさせる作品はそうそう出会えない。


・・・この作品に対し、具体的に何一つ語る術は持たないが、

観終えた後に押し寄せた「感情」だけは言葉にできた・・・


『なぜ・・なんでもっと早くこの作品に出会うことができなかったんだ・・・』

投稿 : 2013/07/15
閲覧 : 275
サンキュー:

17

みほた さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

美しい!

登場キャラ達の複雑な感情の移ろいや、建物や自然の繊細な描写、この映画は全てがキラキラ輝いている様でした。

投稿 : 2013/07/14
閲覧 : 212
サンキュー:

3

ネタバレ

Banちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

切ないけど好きっ!

切ないけど本当に良かったよ。キュンキュンだったよ。
中学生の時両思いだったんだけど、親の都合で引っ越さなきゃ行けなくて、そういう時本当に中学生って無力よね。高校生からなら一人暮らしとか考えられそうだけど、中学生だから。それで、離ればなれになってしまうんだけど、男の子はずっと女の子の事思ってて。でも、女の子は新しい人生を歩んでて、二人は再び出会わないのだけど、出会いそうになるの。それがまた切ない。
好きなシーンはね、男の子が女の子に会うために約束して電車で行くんだけど、その電車が吹雪で停まっちゃうの。待ち合わせ時間からかなり遅れて、待ち合わせの駅に着いたんだけど、もう男の子は絶望。絶対待っててくれてない、外は雪で寒いしって、それも切ないのだけど、駅に着いたら女の子待っててくれてたの!もー私も嬉しかったね。そして駅で一緒に女の子が作ってきたお弁当食べるの。良いシーンだったね。
そして、主題歌?が山崎まさよしさんのOne more time, One more chanceなの。本当に映画に合っててそこも良かったな。

投稿 : 2013/07/10
閲覧 : 243
サンキュー:

6

御堂筋線 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感動した!

アニメを見るなら最初の方に必ず見るべきアニメ。

投稿 : 2013/07/05
閲覧 : 173
サンキュー:

1

ネタバレ

hiro-hiro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

切ない。

彼女とは“遥か 彼方の女”と書く。
昔見たアニメで印象的な台詞だったんだけど、このアニメを見てその言葉がいちばんに浮かびました。

第2部で、ロケットが打ち上がるシーンがありました。
ロケットが行ってしまった後の空の色が、残ったロケット雲?の右側と左側では大きく違っていました。

あ、もう、まったく違う世界にいるんだな。

生きていると、さまざまなものが自分と大切なものの間に割り込んできてしまいます。
そして、物理的に、時間的に、精神的にその距離を遠ざけてしまいます。

求めるから、遠ざかる。
求めれば求めるほど、遠ざかってしまう。

それは、ただただ哀しい。

でも、みんなそんな悲しさをいろいろな形で受け入れ、自分の一部としながら、毎日を生きているんだろうなぁとしみじみと思いました。

劇中の挿入歌、作画、最高です。

投稿 : 2013/07/03
閲覧 : 219
サンキュー:

22

優目矢 槙 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

後悔

等身大に感じて『あー』って部分もあれば、突き放すようなとにかく心が痛く感じる場面もあり。
何度思い返してもリアルが多くて人(私)は後悔がこんなに怖いものなんだと思った作品です。
あまり良い作品とは言いたくないです。悔しいので(笑)

投稿 : 2013/07/02
閲覧 : 251
サンキュー:

4

ネタバレ

りゅうじん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

名前を分けて保存

明里は常に貴樹の前にいる。
前にいても振り向いてくれていた彼女が、いつからか前を向いたまま歩き出していく。

一方貴樹は、遠くにいる明里を見つめたまま。
立ち止まっていたことに気づくのには、あまりに時間がかかってしまった。


男は名前を分けて保存、女は上書き保存。とは誰が言ったか知らないが、この作品を正に象徴する表現だと思う。
女性は貴樹という人間をどう思うんだろう、と見る度思うくらい、感覚として異性感で共有できないものなんじゃないか、と思ってしまう。

個人的には合間に入る「コスモナウト」が一番響く。
香苗との関係において貴樹の位置は明里とはまったくの逆だ。貴樹の方が前を向いている。ひどいくらい前を向く。
特にひどいと思うのは、原付がエンストした後のくだりだ。さすがに気づけ、貴樹よ。あまりにも優しく、残酷だ。

このエピソード中はものすごく香苗の方に共感するのだけど、やっぱり香苗も上書き保存だろうか、、?と考えるとまた複雑な気分に。。。

投稿 : 2013/06/30
閲覧 : 170
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

綺麗そして、切ない

作画がとても綺麗でした
一番の印象と言っていいくらいに

遠野とあかりの恋の行方…
澄田の遠野に対する恋の行方…

さまざまな気持ちのあるアニメでした

投稿 : 2013/06/29
閲覧 : 155

カスティエル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

鬱作品かも、だけどこの作品最高!

見終わったあと、確かに鬱っぽい感情になってしまうかもしれません。自分も確かになりました。
だけどここまで感情を揺るがす事のできる作品は逆に素晴らしい作品だと思います!
作品で色んな感情を感じたい、味わいたいというような人はぜひ見てみてください。

投稿 : 2013/06/24
閲覧 : 247
サンキュー:

2

黒妖狐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

余韻が・・・・!!

とてもきれいでせつないお話です。ぜひ観てみてください。

投稿 : 2013/06/18
閲覧 : 270
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5

めあ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

映像が綺麗なだけ

綺麗なだけ
まあ、これにせつなさを感じる人も多いのかも知れないとは思う
第1部はそれなりだったけど、進むにつれてストーリーがうそ臭く感じた。

投稿 : 2013/06/17
閲覧 : 213
サンキュー:

2

ネタバレ

すがい さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

泣ける

最近やっと見ました!

本当最後の音楽で泣ける泣ける
作画も凄くて見入りました。
何回も見たくなる作品でした^^

投稿 : 2013/06/15
閲覧 : 213
サンキュー:

4

ネタバレ

リッち さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いつでも探しているよ~♫

▼ストーリー▼
「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3本の短編から作成されているアニメである。

▼感想▼
監督は最近有名な、新海誠さんの作品。背景には思わず感嘆しました。背景が更に切なさを覚え胸がキューンとする作品でした。ただ3編という短い作品なのでもっと詳しく見たかったなあ~と思う所がありましたが3編でここまでぎゅっと心を掴めるのはなかなかないのではないかと思いました。そして山崎まさよしさんの「One more time,One more chance」これはずるいですwwwwこの曲が流れた時に色々主人公とヒロインの構図が走馬灯のように流れるのですがそこは思わず涙がポロポロ出てしまいました。山崎まさよしさんのこの曲はずるいです。ただ涙腺崩壊というタグがついてたので期待しすぎてしまったのか、そこまで涙腺崩壊まではいきませんでした。しかし切なく甘酸っぱいストーリーだったと思います。是非見てない方はご鑑賞ください✩

投稿 : 2013/06/12
閲覧 : 275
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21

十夢 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

綺麗。その一言で表現できる作品です。
それぞれの道を歩む彼らの心情を、繊細に深く表現していて、思わず引き込まれました。
結末にはびっくりしましたね。
え、これで…?みたいな。
そして、EDが最高すぎる。この作品のために作られたといえるようなマッチ感がすごかったです。
とにかく、名作中の名作でした。

投稿 : 2013/06/11
閲覧 : 183
サンキュー:

3

ロクセル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

新海作品いいよね(涙)

人間関係がよく書かれている作品でした。短いようで内容はしっかりと出来てるのがよかったです

投稿 : 2013/06/09
閲覧 : 213
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「THE現実」これは…。多分見る人間によって評価が大きく変わる。

今さらだけど、秒速をレンタルで借りて見た。
正直言って、最初は「なにこれ? 普通の恋愛じゃん」って思ってた。そしてその初見の感想は、終盤でも変わらず、最後まで圧倒的に普通の恋愛だった。観てる途中は――だけど。
この映画の真の恐ろしさは見終わったあとだったww
見終わったあとは、もうひたすら鬱状態。
この映画を見たら、失恋した気分になる。
いや失恋とはちょっと違うかなー?

たぶん、見終わったあと。殆どの人が自分と戦ってると思うwww
あー、人って変わるんだー。時間って過ぎるんだー。
初恋って終わるんだー。
そんな当たり前のことなのに。
このアニメを見て、それらがすごく悲しいように思えた。
二度と見たくないアニメ(良い意味で?)ベスト10には入るねwww

投稿 : 2013/06/07
閲覧 : 300
ネタバレ

コンサドーレ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ただのありそうな現実

大人になったら色々感じるものあるんだろうな。作画は評判通り

投稿 : 2013/06/06
閲覧 : 223
サンキュー:

3

sssssssss さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とにかくせつない

いろいろ深い読みもできるのだろうが、深く考えずに見てもいいと思う。そしてとにかくせつない。山崎まさよしの one more time.. がはまりすぎでせつなさを加速させる。せつない物語が好きな人はぼけーと見てても泣ける。

投稿 : 2013/06/03
閲覧 : 239
サンキュー:

4

ネタバレ

チカチカ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

じんわりと

切ないアニメ。

学生時代、私も見知らぬ土地に
電車で行ったことがあった。
あの時の不安とか寒さとか
泣きたい気持ちとかちょっと思い出した。

大人になるって
ちょっと切ないね。

投稿 : 2013/06/03
閲覧 : 237
サンキュー:

8

紗羽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心に刺さる

タイトル名がずっと気になってました。
駅での再会シーンは変なドラマより印象的でしたね。
見終わった後は正直心が重かったです。
人によっては軽いウツ状態になるなんて話もありましたが
納得です。
ラストシーン。「あぁこれが現実なんだ。」
どうか2人を引っ付けてほしいと思った方は多々居るんじゃないでしょうか。
でも自分は見て良かったです。
新海誠作品に興味が出るきっかけになりました。

投稿 : 2013/06/02
閲覧 : 247
サンキュー:

6

summy さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

非常にいい作品ですが

作画も素晴らしく、ストーリーもいいというほとんど文句の付けどころがないアニメの一つだと思います。

ただ、落ち込んでいる時に見ると立ち直れなくなるくらいストーリーが儚すぎます。ひとりで見るときはコンディションを整えてからご視聴ください。

投稿 : 2013/06/01
閲覧 : 238
サンキュー:

7

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いつ見ても綺麗ですね。

作画を見るだけで満足。
5点満点だが7点とか8点ぐらいつけたい。
実際台詞なしで、映像と音楽だけでも十分見れるんじゃないでしょうか(というかその方がよい)
しかしカットがやたら短いのが、勿体ないすね。

ストーリー自体は実にありふれたもので、とても切ない恋物語。
全3話のオムニバスのような構成だが、どれも小学校・高校・社会人と時を経て、
移り変わる一人の男子の心情を描いています。

しかし改めて見る臭いな・・・w

投稿 : 2013/05/31
閲覧 : 380

ノッポさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いい話

三話しかないけど中身が濃い作品でした。あふれ出る人間らしさがとても素晴らしかった。作画がとにかくきれいでこれは本当に絵なのかと疑ってしまうレベルだった。いい作品にめぐり合えたと思う。

投稿 : 2013/05/30
閲覧 : 245
サンキュー:

8

ネタバレ

わしょい。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

初恋を思い出すような。。??

映像で語るみたいな話

泣けるとは少し違うけど
切なくなるような??

「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の、
3本の短編から構成。

遠野貴樹と篠原明里はお互い特別な想いをかかえていた。小学校を卒業して別れてきり会うことが無くなった二人だが、ある大雪の日に貴樹は明里に会いに行く。。

投稿 : 2013/05/28
閲覧 : 243
サンキュー:

8

みやだい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

深い・・

セリフがほとんどない
映像で語るみたいな話でした
なんかアニメっぽくないストーリーで
泣ける・・・とは少し違うけど
切なくなるような話でした
よかったです

投稿 : 2013/05/22
閲覧 : 248
サンキュー:

7

ネタバレ

edoya さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

男の悲しい性(さが)

新海誠作品は全て見ているけれど、2007年に公開されたこの
作品を超えるものは未だにない、と私的に思う。
{netabare}
10代前半の初恋を引きずって、うまく女性と付き合えない
まま大人になってしまった男の悲しい物語。
女性なら「そんなバカな話があるか!」と思うだろう。
私だってあり得ない話だと思う。
しかし中学生でこんな劇的な別れを経験したら、当分他の
女の子は目に入らないだろう とも思う。

最終章、人生を立ち止まってしまった男は彼女と街で偶然
擦れ違う。
そして立ち止まることなく歩き続ける彼女を思い、やっと
一歩を踏み出す。
このラストシーンにはやられた。

そして思った。
やっぱり女の方が逞しいんだろうな。
{/netabare}

ちなみに新海誠は実際の風景を撮影して背景を作って
いるそうで、この作品でも都内や栃木県の実際の風景が
そのままに使われている。
パッケージ画像の桜が舞い散る街角は、小田急小田原線
参宮橋駅から徒歩3分にある児童公園付近の風景だ。
わけあってここに来たことがあるのだが、作品を思い出して
ちょっと感動した。
あ、聖地巡礼するってこういう感覚なんだなって。

その後、栃木県にある「劇的な別れ」の聖地まで巡礼する
ことになるとはその時思っていなかったけれど。

投稿 : 2013/05/22
閲覧 : 246
サンキュー:

8

ネタバレ

せんせい さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

せつなさから女々しさへ

新海さんの作品はこれだけしか観たことないけど、

とにかく絵が綺麗ですね。
桜、雪、夕方の学校、海とロケット、夜の街・・・。

この中で一番好きな話は1話です。
遠く離れた好きな女の子に、鈍行電車に乗って、会いに行くという展開が、上毛線の駅の描写もあいまって、どこか懐かしさと、せつなさを覚えます。(当然こんな青春は味わえない(^ν^))

2話、最終話につれて、幼馴染の女の子のことが振り切れない主人公が痛々しく見えるか、共感を得るかは人それぞれだと思います。
(わたしは、女々しいと思いましたが。しかしそれだけで片付けるとなんかもったいないんで。)

山崎まさよしのone more time, one more chance
本当に良いです。クライマックスにかけての素晴らしい映像の連鎖を、さらに味わい深いものにしていると思います。

投稿 : 2013/05/22
閲覧 : 214
サンキュー:

6

sekisyoku5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

多分奥が深い物語かも

この作品はなんだろう・・・
多分一周目でキャラクターの心境を、理解するのは難しいと思われます。
本当の素晴らしさを理解できたとは到底思えない。

何度か繰り返し見ることで、この作品の本当の素晴らしさが見えてくるような作品だと思います。

ただ、二周目を見る気にはなれないので、評価は難しいです。
作画だけは満点なのが分かったw

投稿 : 2013/05/16
閲覧 : 203
サンキュー:

5

ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ史に残る名作中の名作。遠距離恋愛の話ではなく、心の距離感が通底にある。

■地理的な距離と共に、心の距離感が通底にある作品

10回以上繰り返した。涙で画面がかすんでしまい、山崎まさよしの「One more time, One more chance」がバックに流れる第3エピソード「秒速5センチメートル」は長いことまともにみることができていかった。ただ、ちまたにいわれるように、この作品は、遠距離恋愛をモチーフした物語でしょうか。私は違うと思います。

それは、人物相互のほんとうの距離感こそが全体の中核にあるテーマではないか、と考えるからです。

(本論)
■それが恋とは気づかないまま……おもに「桜花抄」

{netabare}小学生時代の遠野貴樹と篠原明里は、互いの恋心に気が付かない。観る側からすれば当然気づくふたりの抱く何かしら不安で、心を締め付ける関係性は、小学生時代への訣別とふたりの小さな別れから生まれる。

その後、あかりが栃木に転出した中学時代に文通という手段でふたりは再びつながりはじめる。それに至る演出がとても綺麗でうまい。

内省的で思索的な貴樹という個性の、3つの物語全体に通底した<思慮深さ>などがこの段階で明確になってくる。一方で、似た空気を持ちながらほんの少し明るく振舞おうとする明里の信条……、ふたりの微妙な差がその後の展開に少なからぬ影響を与えるのは、見た者にはそこはかとなく伝わるだろう。

(時代の選択がうまく、携帯電話、メールが子供に普及する前だからこそ成立する時代背景。1995年頃だろうか。だから便利なコミュニケーション手段が少ない。)

そして、残酷にもふたり(貴樹と明里)には絶望的な壁が立ちふさがる。

■子供には絶望的な距離感。中学から高校時代の流れ「コスモナウト」

種子島なので確かに鹿児島県だけれども、島なのでさらに遠い。むしろ上海などの方が時間距離は近いといえばおわかりいただけるだろうか。

子供時代には絶望的、絶対的な壁と距離がふたりの間にのしかかる。すでに、恋であると確実に気づいたふたりの心理的なつながりが地理的絶対的な距離感の中で、すこしづつ遠のいていく様が描かれる。だけれどもそれは地理的な要因だけではない。

既述のように、遠のいてしまったのは作品をみればわかるが、貴樹の思慮深さという名の踏み込めなかった結果がもたらしているし、同時に貴樹が明里をおもう気持ちは消え去らないことも「出せないメール」によって表現される。そうしてしまったのは踏み出せない貴樹なのだ。

また、コスモナウトで中心となる主要登場人物、澄田花苗が本編を通じ痛々しくそして切ない。そのけなげさと一途さでは、貴樹の心のむこうにある「見知らぬ女性」の前に割り込むことができない。彼女の前の現実は絶望的だ。

早苗の報われない恋心が丁寧に描かれるからこそ、貴樹と明里の関係性がより浮き彫りになってくる。うまい脚本だ。

結果的に、貴樹が途絶えさせた文通によるつながりもなくなり、明里は明里で新しい親交をそれなりに選んでいくシーンがいまでも印象に残る。

コスモナウトの「ふたり」が表現したのは、早苗と貴樹との距離感だ。地理的な距離の遠さ(明里)と近さ(早苗)、隣にいても埋めることのできない溝といってもいい距離が哀切をこめて訴えかける。ここでははじめて「心の距離」を考えずにはいられなかった。

■「秒速5センチメートル」

東京に戻ってきた理由がなんだったのかそれは明確にはわからない。

東京の大学を選び東京で職を得て、退職しフリーで暮らす貴樹の名状しがたい喪失感は、結局のところ、離れてしまった関係性は自分が招いてしまっていることに苦悩しているのだろうか。

その時点での明里は大人の距離としてはいつでもいけるはずなのに、きっと会いにいくこともなく終わってしまったのだろうと想像できる。これは十分ありうることだ。

東京での生活のもう一人の女性(水野)との関係は、薄れることのなかった貴樹の明里への想いを際立たせる演出になっていて、ふたりの付き合いの結果として貴樹につきつけられた彼女の1センチも「近づけなかった関係」へのモノローグが悲しい。

そして、皮肉にも主人公ふたりが再びすれ違うほど近づくことができたのは線路上、明里と貴樹の距離が再びゼロになった瞬間が訪れる。距離ゼロ。

その時の心の距離はどれほどだろう。そのラストシーンは「長い初恋」への訣別をあらわしたのだろうか。

これ以上つらねると無粋のためこの位で。

■追補

感じ方、読み方は各人各様なのだけれども、別れてしまった人への再会を躊躇してしまう気持ちはよくわかる気がします。その人の新しい生活、人間関係などに割り込むことへの迷いなどは、特に少年期の恋であればあるほど顕著なのかもしれません。
{/netabare}
アニメ史に残る名作中の名作、無駄のない演出、全体構成、見事な間合の取り方、全方位に万全の作り込みに私のアニメを観るスタンスすら変えられたといってもよいです。

自分の中では名作中の名作、アニメ分類でもなく、これまで接してきたさまざまなメディアを含めてです。

最小限のセリフに抑え「絵」で状況と心情を謳いあげた3部構成のこの作品は、映画のような味わいと時間を与えてくれました。

ここまで読んでいただいてほんとうにありがとう。

投稿 : 2013/05/16
閲覧 : 435
サンキュー:

61

香月ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

この作品のテーマは「喪失」だそうです。
新しい世界観というか感覚的にとてもいい刺激になりました
恋愛ものが好きなら必ず通るべきです
イチオシ☆!

投稿 : 2013/05/16
閲覧 : 193
サンキュー:

4

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秒速5センチメートルのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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秒速5センチメートルのストーリー・あらすじ

東京の小学生・遠野貴樹と篠原明里はお互いに対する「他人には分らない特別な想い」を抱えていた。しかし小学校卒業と同時に明里は栃木へ転校してしまい、それきり会うことが無くなってしまう。貴樹が中学に入学して半年が経過した夏のある日、栃木の明里から手紙が届く。それをきっかけに、文通を重ねるようになる2人。しかしその年の冬に、今度は貴樹が鹿児島へ転校することが決まった。鹿児島と栃木では絶望的に遠い。「もう二度と会えなくなるかもしれない…」そう思った貴樹は、明里に会いに行く決意をする。(アニメ映画『秒速5センチメートル』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2007年3月3日
制作会社
コミックス・ウェーブ・フィルム
公式サイト
5cm.yahoo.co.jp/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%92%E9%80%9F5%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A1...
主題歌
≪ED≫山崎まさよし『One more time, One more chance』

声優・キャラクター

水橋研二、近藤好美、尾上綾華、花村怜美

スタッフ

原作:新海誠、 監督:新海誠、脚本:新海誠、作画監督:西村貴世、美術:丹治匠/馬島亮子、音楽:天門

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