剣道部 さんの感想・評価
2.0
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
ミュージックビデオ(歌には力があった)
[文量→中盛り・内容→考察系]
【総括】
日本アニメ(ーター)見本市の作品群。監督は、「マクロスF」のグラフィックデザインなどで知られる「吉崎響」さん。
かなり攻撃的というか、尖っている作品。「ME ME ME」と同じ監督で、同じようなミュージックビデオ風の作品。だから、同じように、私は苦手(汗)
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
冒頭に主人公の女性が食べる林檎は禁断の果実であり、無垢さを失ったことを比喩しているのだろう。船の形なんかもろにゴニョゴニョだし。
そんな彼女は、最初は妄想の世界で一人遊びを(理想の男性を作り出し、自分の世界を構成)していたが、その世界はやはり偽物であり、脆くも壊れてしまう。
そこで、彼女は現実世界(渋谷)にダイブするが、そこに彼女の求めている「理想の人物」はおらず、薄っぺらい人間関係の中で生きている人達ばかり。だから彼女は沢山の人々を消していく。まるで、スマホをフリックするような動作で。
しかし、そんな彼女の前に、「真に愛し合っている男女」が現れる。それまで、「一人なのは自分だけじゃない」と安心していた彼女は、ここで自らを崩壊させてしまう。
……というストーリー(かな?)。
女性のもつ醜い(が人間らしくリアルな)部分を誇張し、クローズアップしたような作品でした。
世界観は「フリップフラッパーズ」のような不思議なもの。歌は「化物語」のキャラソン風。歌は凄く独特で聞き応えがあり、良かったですが、内容的には、なんか露骨なメッセージ性があり、あまり好きではなかったです。{/netabare}