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「ジョーカー・ゲーム(TVアニメ動画)」

総合得点
77.1
感想・評価
991
棚に入れた
5038
ランキング
648
★★★★☆ 3.6 (991)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.5

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ジョーカー・ゲームの感想・評価はどうでしたか?

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

....。

全部見たんですが、1話1話内容が変わって私には理解できないアニメでしたwww

投稿 : 2016/09/10
閲覧 : 144

炊飯器。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雰囲気が良かった

作画はきれいで、声優も豪華。それにつられて見始めました。私はゆっくり二日かけてみましたが、さらさらと物語が進みすぎな印象です。


基本的に一話完結なのでしょうがないとは思いますが、問題のない答え合わせとおっしゃる方がいてごもっともだと思いました。

時系列は何度か見ないと整理しにくいと思いますが、解説しているサイトなどもあったのであまり何度も見たくない方はそちらを利用してもいいかもしれません。

キャラはきれいだし、かっこいいのですが、髪型や特徴的なところが変そうでだいぶわかりにくくなってしまうので声のみで判断するしかなかったのも全体的に見づらい印象でした。

ただ、ほかではあまり見ない時代のお話で、雰囲気がとても好きな感じでした。この時代にこのようなアニメは結構貴重だったし、二期があったら見たい、と思います。

投稿 : 2016/09/01
閲覧 : 181
サンキュー:

5

Querl さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちょっと地味だけれど、熱いお話・・・かな(´・ω・)

お話は、昭和初期の戦時中かなぁ(´ω`*)

「スパイ」をテーマにしたお話で、基本的には1話完結です。

正直な所、途中で誰が誰だかよく分からなかったですね。

ワタシにはお話が難しくって、見えてきませんでした(´ω`*)

ただ、お話はとってもシリアスで、しっかりとした筋があり

行動原理というか、目的、目標をそれぞれがハッキリと認識し

それに向かって、色々な行動をしているって事は、スパイだけに

よく分かります。けど、ちょっと、ワタシにゎ合わないかなぁ

投稿 : 2016/08/28
閲覧 : 198
サンキュー:

11

ネタバレ

ゆか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すごいなぁって感心しっぱなし

おもしろいしカッコいいしドキドキハラハラするし。
よくこんな謀略や策略の物語が書けるよなぁって。
本当に当時の情勢でそれなりな知識の人ならまだしも、この現代で普通に生活してる人が思い描いた物語だよ?
もちろん現代でも本物の人からすれば美化した絵空事で子供騙しって笑われるのかも知れないけど…。

ギャグなしドタバタなし、異能力なしバトルなし、人情なし感動なし、華なし萌えなし、キャラ立ちなし商業的なウケ寄りなし…あ、ディスってるわけじゃなくて。
シリアスにリアル感の追求であり、諜報機関の物語であるからこその没個性の追求なのかな。

コンセプトや脚本にズレもなく作者や製作側の熱が伝わります。


見る人の好みは別だけどねー。

投稿 : 2016/08/28
閲覧 : 198
サンキュー:

5

シャンゼリゼN゜5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

戦闘服はスーツ

一話完結構成の戦時中スパイを題材にしてお話。

スパイだけに、表立って戦闘を行うようなことはないので、展開自体は地味な印象。
ですが、マイナスというわけではなく、むしろ工作や潜伏といった暗躍こそが全てなので、その地味さや静けさが臨場感ある雰囲気をだしていて効果的だったと思います。

話の軸となるのは、責務と情。
国の使命を背負い、全てを犠牲にする潔さ。そんな絶対的な非情を求められる中において、ほんの一瞬だけ灯る情の演出は、醍醐味に溢れています。
そして、ラストに至るまで巧妙に話を導いているので、各話における内容の充実度が高く、とても見ごたえのあるものでした。
また、時代に即した景色と喧騒もよく描写されていて、話だけでなく背景も興味深く見れたかな。

それから印象的だったのが、粋でクールな次回予告。男性声優さんの声を意識することはほとんどないのですが、色気のある声にはちょっと惚れ惚れしちゃいましたね。
色々と細部にまでこだわりをもって、丁寧に作られていたように思います。

軍服こそ纏っていないものの、スーツや普段着の装いでクールに戦う男達の生き様。かっこよかったです。

投稿 : 2016/08/28
閲覧 : 243
サンキュー:

12

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャラがかっこいい

主要登場人物が全員男性なので最初は腐女子狙いの作品だと思っていましたが、意外とハードボイルドなテイストで男性でも楽しめる内容になっていると思います。

話は1話完結、もしくは全編後編の2話完結となっており、毎話新しいキャラでスパイの仕事について再現VTRのように傍観できるのが良いところです。
スパイの生き方について深く考えるという楽しみは難しいかと思います。

残念なのは、散々言われているようにキャラの見分けがつきにくいのと{netabare}(それが活きた回もありました){/netabare}キャラが1話毎に代わってしまうので、キャラを愛でる楽しみが出来ないところです。せっかくキャラクターデザインに三輪史郎さんも起用されていて、キャラが見どころの一つにもなっているのに残念。


ここからはキャラについての考察

結城中佐について{netabare}
10話11話で過去が描かれましたね。
描かれた結城中佐=有崎晃説は有崎晃本人の登場でうやむやになりましたが、私は過去の有崎晃は結城中佐本人だと思います。
ドイツ軍に拷問にかけられても自力で脱出するような男が毒ガス攻撃にさらされるとは思えませんし、結城中佐が変装の達人ということも踏まえて、成り代わったと考えるのが筋だと思いました。
問題は見知った顔の爺が有崎晃本人を見間違えるのか、と言うことですが、記憶をねつ造されているくらいなので、病人を有崎晃と思いこませるぐらいのことは出来うです。{/netabare}
アニメ版じゃない小説の挿絵の結城中佐はワイルドで色気ムンムンですよね!女中が虜になるのも当然かも!(事実かはわかりませんが)

佐久間中尉について
 ◆佐久間中尉のここが良い!
1サイコパスの絞噛さんを連想させる黒くてぱさぱさな髪
2はきはきと話して通りの良い声
3真面目で正義感が強い。正々堂々スパイはもってのほかな態度
4感情表現が巧み。共感がしやすい
5逞しい体つき。見事なシックスパック
6一辺倒化と思いきや意外と柔軟な切れ者
2話でD機関に入らないかと誘いを受けていましたが、入ってしまえばよかったのに!軍人としての誇りが捨てられなかったのでしょうか…
この作品のキャラの行動基盤になっている”誇り”ってよくわかりませんね。
佐久間中尉は好きなキャラだったので、3話以降も出して欲しかったです…


以下、キャラの見分け方を調べているときに見つけた良いサイトを紹介しつつ、個人的にキャラの覚え書きを
http://renote.jp/articles/7269

{netabare}
小田切
佐久間にポーカーのネタ晴らしをしてあげる優しい人。1話
D機関を離れて軍人にもどり満州に派遣される。12話

田崎
手品でハトの人。満州鉄道にのる。6話

神永
イギリスに派遣されて捕まり、仲間の手助けで脱出した人。5話

甘利
船上のフェミニスト。指笛でイルカを呼べる。7話

波多野
フランスに派遣されて記憶喪失になる。3話

蒲生次郎
D機関の人ではなかった。チェスが強い。8話

実井
影が薄い。一番かわいい顔をしていると思う。

三好
ドイツに派遣されてお亡くなりになる。11話

福本
上海に派遣されて新聞記者をしている。4話
{/netabare}

投稿 : 2016/08/28
閲覧 : 276
サンキュー:

10

うなぎ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

当たり前ですが、スパイ物なのでキャラの区別が難しいです。
お話は面白いです。ただ、あっさりした感じです。好きな人は好きです。
原作未読なので分からないのですが、もう少しキャラを絞って、もしくは、1人のキャラを中心にして話を展開させてもいいと思いました。

投稿 : 2016/08/26
閲覧 : 153
サンキュー:

2

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ほんとに帝国陸軍にこんな組織あったらね・・・

原作未読。
私が好きなジャンルの作品ですので一気観しました。こういうの関心ない人にはスルー作品になっちゃうかなぁ。
話は太平洋戦争直前の大日本帝国陸軍内に架空のスパイ組織が創設されメンバー達の任務を通して関わった人間達の理想や野心、愛憎なんかをクールに淡々と描いたドラマです。正直、目立たないことこそがスパイとして重要な要素だと思うので誰が誰なのか最後まで名前と顔が一致しなかったのは御愛嬌と言う事で。所々、つっこみどころもありますがそこまで気にしないでいいかなと思わせてくれる作品です。あと声優さんが何気に豪華だったりします。


私のツボ:ちょっと陸軍の扱いが可哀そうだった(笑)

投稿 : 2016/08/23
閲覧 : 243
サンキュー:

4

ネタバレ

席替え さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

昭和な世界観が好きなので、なんとなくみてたら、はまりました。
男ばかりで女性向けかなと思って見なかったのですが、面白い。
閃光のナイトレイドというのをかつて見たことがあったのですが、それよりも頭脳戦な話が好きでした。
一話完結な海外ドラマ見ているかんじのノリも好み。

投稿 : 2016/08/22
閲覧 : 166
サンキュー:

4

384 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

内容までポーカーフェイス過ぎるわ。笑

昭和初期〜第二次世界大戦前の日本人スパイ組織の話。

とにかく目立たず、地味に、ポーカーフェイスで、誰が主役なのかもわからず…
ストーリーそのものがスパイのような作品。

かっこいいのはかっこいいんだけど、
爽快感がないんだよね。
スパイ貫きすぎでしょ。笑

勿論、ラブもエロも笑いもなければ、伏線や謎解きもありそうでない。

私的に超ハイスペックな選ばれた男たちが、超秘密裏な組織で、超極秘任務を…みたいなうたい文句に勝手に期待しちゃってたから、
想像と違いすぎてあまり満足できなかったってのが正直な感想。

やり過ぎは無論だけど、やっぱり多少の厨二要素はあった方が楽しめる、と実感したよ。笑

投稿 : 2016/08/19
閲覧 : 250
サンキュー:

4

ネタバレ

runa21 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

全てを欺き生き残れ!!

世界大戦の火種がくすぶる中、
日本陸軍にD機関と呼ばれるスパイ養成学校が誕生した。

生え抜きを重んじる陸軍内において、
軍内部の人間ではなく外部の人間を取り入れ、
「死ぬな、殺すな」を徹底的に叩き込まれ、
様々な分野のスペシャリストを講師とし、
その技術と知識を仕入れた彼らは
世界中に潜り込み暗躍していく・・・



スパイと聞くと、
ジュラルミンケース持って美女をはべらしている
英国某機関の方が有名ですが、
それをイメージしてみてはいけません。


D機関は「生かすな殺すな」
ただしこれは、「スパイが目立つな!」という意味である。

彼らは当たり前のように別人の人生をコピーし、
その人に完璧に成りすまし、
情報を入手して、それを報告し、また別の人物になり替わる~。

というのを繰り返す
目立ってはいけないため派手なアクションはないし、
ドンパチも当然ない。


なので非常に地味。
スパイものでありながら、本当に地味。


正直このアニメを見た後、
やっぱりアニメだし、派手な仕掛けは多少なりともほしかったな、
と感じてしまいました。


ただ、
あにこれで、実写映画があることを教えていただいて、
そちらの方も拝見させていただきましたが、

そちらは画的に映えるためでしょうか、
結構派手なアクションをしています。


が、なぜか結城中佐の「生かすな殺すな」が
頭の中をぐるぐると駆け回り、(←洗脳されてる?)


・・・これは違うな・・・
(D機関の人間が目立つことしちゃダメでしょう)


と思ってしまいました。


映画そのものはとても面白かったです。
アニメや原作のつぎはぎにプラスして新キャラや、アクションも豊富。
アニメを見た方は、楽しめるんじゃないかと思います。


そして実写を見たからこそ、
アニメは、地味だけど、あれでよかったんだと思えました。

だって、D機関だから。


じゃぁ、この作品のどこをどう楽しめばいいのか・・・
それは多分「全能感」だと思います。


スパイたちの潜入中のドキドキや、
ピンチに陥った時の切り抜き方など、
地味なはらはらドキドキは確かにありますが、
どちらかというと、

頭のいい人たちが、その能力すべてを使って
全ての人間をだまし、ピンチを潜り抜け、
誰にも気づかれずに、また別の人間に成りすます。

時にはその情報や能力を使って
相手の足元をすくっていく様子を楽しむという、
まさしく「全能感」
これがこの物語の一番の魅力じゃないかと思う。


まぁ、性格の悪い自分には、
この物語から得られるこの感覚は好きなんですが、
他の人がどう感じるかは、保証できません。



情報を入手するために、一人で敵陣に乗り込むスパイたち。
自分の経歴を全て真っ白にし、名前すらも偽名で、
信じることができるのは、自分の能力のみ。

とても孤独な戦いだとは思うけど、
彼らは彼らで、だますことの達成感や
自分の手に入れた能力を使ってみたい欲求。
頭がいいからこそ、その力を最大限に使うことができるこの仕事は、
彼らにとっては、仕事なんかじゃなく、
それこそゲームをしているかのような感覚なのかもしれない。


そんな彼らの物語は、
どこか性格の悪さを感じつつも、
全てを欺く「全能感」があり、
地味ではあるけれども、惹きつけられる内容だった。

投稿 : 2016/08/16
閲覧 : 265
サンキュー:

23

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

1話完結型

1,2話がとても面白く、この作品の世界観がよくわかるものになっていて、これはっ!!と思いました。とにかくカッコいいお話(^^)

それ以降はだいたいが1話完結型。1話完結ではストーリーが掘り下げにくくてあっさり終わってしまい、また展開も読みやすいのが少し残念でした。1話完結なので次も見たい!と感じにくいのも残念。

ラスト、結城中佐のお話で締めくくれたのは、びしっと締まった感じがしてよかったです。

声優陣が豪華でした。

投稿 : 2016/08/13
閲覧 : 207
サンキュー:

7

ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

佐久間さんはポーカー「では」負けてませんよ

世界大戦の火種がくすぶる昭和12年秋、帝国陸軍内に秘密裏にスパイ養成学校が設立された。
過酷な選抜試験を合格したのは、その経歴・指名・年齢までもが一切極秘事項して扱われた精鋭達。
精神と肉体の極限を要求される訓練を易々と乗り越えた彼らは創設者である結城中佐の指揮の下、
世界各地で暗躍し始める。かくして新たな諜報組織が誕生した、その名はD機関。

戦前に実在したといわれるスパイ養成機関をモデルにしたミステリー小説原作でD機関に所属する
スパイがそれぞれ各国に忍び込み情報をかすめ取っていく様を連作短編で描いているようでアニメである
今作では1話あるいは前後編で構成されています。

{netabare}
原作は未読でPVを見て面白そうだったので何の気なしに見たのですが非常に面白かったし
後述しますが完成度もとても高いようにも思えて春クールの中もでかなり印象に残ったアニメでした。
最初に心惹かれたのがまず1話、過程は省きますが軍本部の監視として送り込まれた佐久間が
彼らの互いの騙し合いを前提とした「ジョーカーゲーム」の卑劣さをなじるが
まったく悪びれる様子がない彼らは佐久間の信念をトートロジーと切り捨てる。
佐久間と彼らたちどちらの言い分に共感するかは人によって変わると思いますが
個人的に最近は個人主義、自己責任の風潮が強まってるように感じてるのでそれも併せて考えると
両者の間に横たわる深い溝とそれを利用したコントラストは今日的問題にも感じるし
死ぬな殺すな生き残れというスパイとしての信条とそういう場所を戦場として選ぶということは
その後の日本の歩みも暗示しているようで面白いテーマだな~と。

その後ゴードンの正体も暴き結城中佐の思惑も看破した佐久間は本格的に
D機関の訓練を受けないかと結城中佐に誘われる。
ここで自分が序盤で最も印象に残ったシーンがあって2人が話している最中、いかにも軍人という格好をした
集団とすれ違う、彼らの目は誇りに満ち守るものもしっかり見据えているように感じるが
象徴的表現なのか彼らの行く先の桜は散っている、しかし佐久間の選ぼうとしている道も
決して安息の道ではない、むしろ上官である結城も信はおけずむしろ己以外上官である自分すら信用するなと
部下に言い含めそうな人物だ、そんな道を選ぼうとしている佐久間に去来する思いは
「このまま駒として使い捨てられるのは、ごめんだ」

その後話はシフトし訓練を終えたD機関の面々が各国へ潜入する話になるわけですが
不穏な空気が増していく各国のそれっぽい情勢
(自分の歴史的基盤が薄すぎてそれっぽい感じしか伝わらなかったorz
嗚呼自分にもっと歴史的教養があればもっと楽しめたのに・・・)
をもとに各話展開していきますがさりげないところに伏線を忍ばせスリル満点の演出からの
予想外のどんでん返しという密度の高い構成はProduction I.Gの重厚な作画も手伝い
毎回毎回お見事の一言。

特に悪目立ちせず人を動かし有利な盤面にする老獪な策略家の顔が浮かぶようなラストは
まさにスパイという言葉とぴったりで漫画なり小説なりが原作のアニメで既読未読問わず
もっと時間があればな~なんて思うことが多いんですが原作は未読だけど個人的には
凄い満足でした、完成度高すぎて中盤辺りではもう変な安心感があったくらい。

しかしやっぱりスパイという題材ゆえか1話完結で1話1話話の主役が交代していくわけですが
各人の個性といったものがのっぺらぼうのようでイマイチ見えてこなかったかな
スパイという題材そのものの特性上そのような個性付けは望むところではないというのも
百も承知ですが登場人物の名前とかは憶えづらかったかな。
だから逆説的によく別な作品で主人公が命令無視や独断行動をして自分のような意地の悪い人間が
ギャーギャー騒ぐこともあるけどそれも個性付けも兼ねたエンターテイメントとしてはありなのかなーと
とはいえ各人の個性は希薄な印象でしたがそんなものには目もくれず淡々と任務をこなし
行動や背中で己の価値を語る彼らの姿はカッコイイ、憧れちゃう(⋈◍>◡<◍)。✧♡
「未成熟な人間の特徴は、理想のために高貴な死を選ぼうとする点にある。
これに反して成熟した人間の特徴は、理想のために卑小な生を選ぼうとする点にある。」
攻殻機動隊で初めて聞いた言葉で出典は「ライムギ畑でつかまえて」らしいんですが
見ている途中何度もこの言葉が思い起こされました。

11話「柩」である主要人物が事故に巻き込まれ亡くなり物語から退場します。
脈絡なく主要人物を退場させるこの作品ならではの価値観ですが
現時点ではその事故に故意や陰謀が絡んでいないまったく予見できない不慮の事故
そんな予測し得ない事態でも最善を尽くし協力者の名簿を隠し結城中佐は彼の行動を予測し
名簿を回収する、信頼とは少しニュアンスが違う高い次元での両者の了解。

そして最終回、1話でも言っていた結城中佐を象徴するようなあるセリフで締めくくられるんですが
序盤に使ったセリフで締める、ありふれた演出法なんですがセリフのカッコよさもあり
ビシッとしまった感じでたまらなかったです。

しかし1、2話を見た後での自分の予想ではスパイの訓練を受ける道を選びつつ
自分はあくまで軍人と前置きした根っからの軍人堅気の佐久間と
今日的なドライな価値観を持った彼らとの言い争いの延長線上のイデオロギーや
信念のぶつかり合いや綱引きというのを期待していたのも事実で、
実際その後の展開は本当に完成度の高い連作短編でそのような淡々とした小編と自分が想像した感傷的な
方向性はそりが合わないと思うし木に竹を接ぐような異物感になってしまうかもですが
佐久間と彼らが感化されるか、染まるか、落としどころを見つけるか、決裂してしまうのか
矛盾した言い方になってしまうけど毎回毎回素晴らしい連作短編を堪能させてもらった後では
余計にそんな展開を望んでしまうんですよね、こんな素晴らしい短編が書けるなら
そっちの方向でも思わず唸るようなものが書けるはずだ(偉そう)みたいな。
これはここをこうすればいいのになんて上から目線の意見じゃなくて純粋な1ファンの意見として

今度原作読んでみようかな、最近こればっかり言ってる気がするけど。
{/netabare}

投稿 : 2016/08/09
閲覧 : 592
サンキュー:

33

やしうり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

間違いない

古今東西、国の内外を問わず、娯楽作品として多くの人々の興味を引いてきた、スパイを題材とした作品。
ギャグもコミカルもない、真面目なドラマです。

物語の舞台がやや古いので、現代を舞台とした派手なスパイアクション満載の娯楽作品を見慣れていると、つまらなく感じる人がいるかもしれない。

しかし、久々に間違いなく上質のアニメでした。
萌えやら派手さもない、深夜アニメらしくもないけど、上質なアニメが見たいならば見て間違いない。

イケボと言われる豪華男性声優が毎話交代でメインを勤める構成で、冒頭の方では同じテキストをそれぞれ個性的・特徴的に読み上げるところもあるので、共演よりむしろ競演という話題作りを狙ったのかな?
特に女性には耳福かもしれませんね。

作画の表現が非常に緻密で、渋いイケボと相まってゾクゾクしちゃう事請け合いよ(*’▽’)

投稿 : 2016/07/30
閲覧 : 244
サンキュー:

8

ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ルール無用のスタッドポーカー

時は1939年、第二次世界大戦前夜。日本陸軍に所属する結城中佐によって設立された諜報機関「D機関」。そこで訓練を受けたスパイ達が世界各国へと散り、それぞれに暗躍を始めます。

1、2話の導入を経て、3話以降からスパイ達の本格的な活動が描かれます。基本的に1話毎に一人の主人公および舞台が定められており、それぞれのスパイは訓練によって身に付けた超人的技能を駆使して任務をこなしていきます。導入編に当たる最初の2話で「D機関」設立の理由、スパイ達の基本思考などが紹介され、さらに軍内部における「D機関」の立場、参謀本部との対立やあつれき、駆け引きなども描かれており、世界観の説明をそつなく描いていている印象でした。
{netabare}
3話からはスパイ達の本格的な活動が描かれますが、4話ではスパイ活動そのものよりも※2軍内部の腐敗に焦点が当てられている様でした。続く5話では元のスタンスに戻りましたが、3話と同じ催眠術関連のネタがあったので少しだけ残念でした。英国の諜報機関のスパイ・マスターとされるハワード・マークス中佐も登場して、「D機関」のスパイの命運もあわやと思われましたが、結果は見てのお楽しみ。

おおまかな印象としては、結城中佐の目的は、他国をスパイすると同時に、参謀本部や外務省など自軍の他機関に対するスパイ行為も行い、自らの「D機関」の地位向上を図るとともに、けん制を行い、それらをコントロールしようとしている様に見えました。

8、9話は前後編に分かれており、ドラマに大きな動きがある様です。これまでの回ではD機関に所属するスパイ達が優秀過ぎて、対峙する者たちの知力が常に劣っている様に見え、スリルが足りませんでしたが、D機関の「殺すなそして死ぬな」の信念と真逆な「殺せそして死ね」という信念を持つ風機関(名前が奇抜)の登場で、今後の展開が分からなくなってきました。

定着しかけている図式に変化がもたらされる事を期待しつつ、9話視聴を終えましたが、うーむ、こうなってしまうのか‥。対決の行方は見てのお楽しみ。
10話は結城中佐の過去についてのお話。刷り込み洗脳再び。でもこういう静かな回もたまには良いです。

11話ではアニメ世界ではかくも珍しい無常展開が待っている。それにしても銀河万丈さんの声で拷問シーンとか、やっぱりボトムズのロッチナを意識しているのだろうか? 不謹慎にもちょっとだけ笑ってしまいました。

最終話に於ける結城中佐の男尊女卑的な発言は、彼もまたその時代に生きた一人の人間であった事を思わせました。D機関の首領がそんな事でいいの? とも思いましたが、とかく人というのは自分の持つ思い込みにだけは気が付きづらいものです。それもまた結城中佐の人間的な一面なのでしょう。

他の登場人物に関しても、最期まで徹底してD機関のスパイたちの顔が皆同じ様に、また微妙に違う様に描かれているのは、スパイとして我を殺しているからである様にも見えますが、そうあろうとすればする程、彼等のスパイとしての冷徹さよりも、むしろ人間的な弱さの部分が際立ち、一瞬の閃きの様な精彩を放つ場面も全編を通して少なからずあった様に思います。2期があれば一人一人のスパイとしての姿だけではなく、人間的な部分にももっと焦点を当てて欲しいと思えました。

D機関のライバルとなる存在が最期まで現れなかった点や、ミステリーの部分がかなり古典的なアイディアの寄せ集めで作られている点は、スパイアクションとしての緊張感に欠け、若干物足りないとも感じましたが、"分かっているけど面白い"という様な感情を刺激し概ね楽しめました。来期があればこちらの点にも工夫を凝らして貰えたらなぁと欲張りにも思ってしまうのでした。
{/netabare}
OPムービー及びテーマは今期のアニメの中では突出した完成度の高さだと思いました。静止画を巧みに用いたスマートさと、適度な不敵さが込められた歌詞の痛快さには、中毒症状を覚える人もいるかも知れません。低くのたうつ様なボーカルもドラッギーで危険な感じを振り撒いており、作品の雰囲気を強く匂わせていると感じました。


※1:本作の舞台となる歴史上の同じ時期に、陸軍中野学校という「D機関」のモデルと言っても良い様なスパイ養成機関が実在していた様です。「名誉や地位を求めず、日本の捨石となって朽ち果てること」を信条とし、武道や射撃だけでなく忍術や心理学、毒盛りや金庫破りのテクニックも教えてという‥。ぐぐってびっくり!

※2:現在閲覧可能な当時の文章や映像から、二次大戦前後の軍上層部の無能や腐敗ぶりを確認する事が出来ます。国民の多くが毎日の食事にも困っている状況なのに、お上の連中は終戦直前まで、情報操作による戦況報告で国民を騙したり、贅沢パーティー三昧したり、アメリカの軍事力を軽視したり(理解している人の人数は極僅かだった様です。)、挙句の果てには気合で勝てるとか言ったり、知力の低さが底抜けでした。ガンダムの作者である富野由悠季氏も当時の兵站についての無思慮を指摘していらっしゃいましたので、関心を持たれた方は「富野由悠季 軍上層部」でぐぐってみて下さい。

※:タイトルのスタッドポーカーとは何枚かの伏せカードに追加する形で公開情報である表向きカードを次々と配って勝負するポーカーの一種。ここでは伏せカード1枚から始まるファイブスタッドポーカーをイメージしました。名優スティーブ・マックイーン主演「シンシナティ・キッド」などでも割と有名です。

投稿 : 2016/07/25
閲覧 : 561
サンキュー:

28

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

┌(┌ ^o^)┐

はっきり言うと男ばっかりのアニメで腐女子向けでしょう

かっこいい男たちのスパイモノです

ただし私からするとキャラの特徴がほとんどないので区別がまったくつきません

話の内容は面白いもので明治から昭和にかけての話しのため新鮮な感じです

声優陣も豪華でやっぱり腐女子向けでsry

キャラクターをもう少し絞ってスポットを当てる時間を長くしたほうがもっと世界に入り込めたと思います

投稿 : 2016/07/24
閲覧 : 217
サンキュー:

3

たべる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

観終わって世界観の余韻に浸れる、大人向けの作品。

昭和初期の日本人スパイの話。

全話通して主人公と呼べるような人物はいなくて、目線を変えながら群青劇風に進んでいきます。
話は結構難しいかも。2度見てやっと納得できるような回もありました。

正直、バチバチなガンアクションとかがあるわけではないし
キャラが仕事人的な人ばかりであまり感情的になったりしないので
アニメとして華やかさには欠けるかもしれません。

でも水面下で冷静に仕事をこなす機関員がカッコいい。超カッコいい。
元になる実話があるのかどうか分かりませんが時代のチョイスも絶妙だと思いました。
歴史モノというほど古くなく、舞台も日本なのでピリッとした現実的な緊張感がある。

キャラの見分けがつかないという意見をよく目にしてたんですが、確かにみんな顔が似てます。
機関員は名前もほとんど出てこないから誰が誰なのか覚えづらい。
ここはもうちょっと分かり易くしてほしかったですね。

投稿 : 2016/07/21
閲覧 : 234
サンキュー:

5

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

もっとこう~・・・ん~・・・(悩

スパイアニメって事で、
1、2話より期待値MAXで観ていた自分からすれば
がっかりな作品でした。

世界大戦の火種がくすぶる昭和12年の時代背景。
帝国陸軍より極秘にスパイ養成機関が設立され、
訓練に生き残ったエリート達が各地に散らばる。

なんだろう。
単純に観たほうが良かったのかもしれません。

非常に考えこんで観てしまった作品でした。

割と1話づつ完結で終わるのですが、
話が続かないというか、1話1話が盛り上がらない。

スパイって事で、心理戦や頭脳戦等で凄い事になると期待していたのですが、
いたって普通でしたね。

身元を伏せるって意味では、いい事なのでしょうが、
各々が同じ顔で、惹かれる部分もなく・・・・

やっぱキャラクターって大事だと思った。

製作側に騙されたのかな?
すごい難しく観てしまったのだが、
結局の所・・・なんだったの?ってアニメでした。

投稿 : 2016/07/21
閲覧 : 206
サンキュー:

8

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

好きですね この手の話はいいですね

好きですね この手の話はいいですね もう少し 見てたかったかも

投稿 : 2016/07/20
閲覧 : 208
サンキュー:

2

K さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

( ^ω^)・・・

ント・・σ( ・´_`・ )。oO(悩)

投稿 : 2016/07/15
閲覧 : 247
サンキュー:

3

ヤト さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

内容はともかく

 工作員の顔がみんな一緒に見える(笑)

投稿 : 2016/07/15
閲覧 : 193
サンキュー:

5

きつね丸 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:今観てる

期待してたけど、雰囲気アニメから脱しきれてない感じ

最初はそれなりに面白いかもと思わされたけど、結局のところ何がしたいの?としか思えなかった。
エリート中のエリートの集団とか、ババ抜きの前ふりとか楽しみだったんですが、正直ストーリーが無駄に勿体つけてめんどくさいだけでした。
何を描きたいのか見えないし、顔の似たようなキャラクターにさして魅力を感じないし、ストーリー自体がすごく安っぽい。

と言うより、エリート中のエリートであれば、そいつらなりの凄い解決法があるんじゃって期待しちゃうじゃないですか?
でも、結局この自称エリートたちは凡人でも考えつきそうな事しかやってないんですよね。
ただのファッションエリート集団。
設定が最初からもう死んでて非常にガッカリでした。

投稿 : 2016/07/15
閲覧 : 220
サンキュー:

5

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

今期のダークホースな質アニメ

舞台は太平洋戦争以前における日本のスパイ機関ということで、歴史好きに「おっ」と思わせる時代背景を描いた作品である。
第1話観た感じとしては女子向けのオサレアニメかなーという感じだったが少し思ってたのと違った。良い意味で。
1~2話の主人公だった佐久間がD機関の人物と絡んでいくものと思っていたが結局以後は登場しなかった。その後の話も時系列がバラバラ。一つの話が1~2話で完結してしまうオムニバス形式だったのは予想外だった。
さらには殆どの回において、メインキャラクターが主人公となる人物1人だったので公式サイトなどで予習しておかないとキャラが覚えられない側面があった。キャラデザが似てるので声優で覚える必要があったが、男性声優でキャラを判別させるってのも複雑な気分だ。
ところが、そんな感じなのにも関わらず、話数が進むにつれて不思議と本作に結構ハマってしまう自分がいた。
一つ一つの話が地味ながらも深いのである。見終わったあとに余韻が残るというかさ、うまく説明できないんだけどさ。たとえば台詞回しが秀逸だったと思うんだよね。これが原作がラノベと小説の違いかなぁと。
あと冒頭の「世界大戦の火種が燻る~その名もD機関。」ってナレーションは段々くせになる中毒性があった。更にそこから繋がるオープニングのイントロもカッコいい。良質な原作に加え、アニメ制作側の演出面も極めて素晴らしかったと思う。
残念だったのはメインキャラクターとなるD機関メンバー同士が絡むシーンが1話と最終話以外はほぼ皆無だったことか。
イケメン同士の絡みは腐女子の心を鷲掴みにする重要な部分だと思うのだが…。ただ、毎話エンディング後に2人のキャラがオサレな会話するCパートが救済措置だったと言えるか。
アニメ向きではない内容だった気がしないでもないが、本作ならではの雰囲気みたいなものを醸し出せていた質アニメであったというのが総評である。

投稿 : 2016/07/14
閲覧 : 205
サンキュー:

9

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

大人向け作品の代表格

原作既読。アニメというより洋画を見ているような錯覚に陥るほど渋い世界観を渋く演出している。文字通り大人向けアニメだと思います。

スパイが題材になっており、それに伴って戦時中の各国の世界情勢やら専門用語なども飛び交います(学がないもので、どこまでが本当かはわかりません)。がある程度そういった知識がないと物語を楽しめないというかあまり内容についていけない気もします。ホームページなどでその辺りは補完もされています。

物語に関して。全体の構成が短編集になっていることに当初は戸惑いましたが、逆に新鮮味があって楽しめました。放送と一緒に原作も読み始めましたが、概ね原作で改変部分もいいアレンジがなされていたのではないかと思いました。個人的な感想としてはD機関の彼らが複数でスパイ活動をする物語も、もっと見たかったですね。

キャラクターに関して。スパイという性質上、名前も偽名ですし、各人の性格などが表立つことはなかったです。キャラクターデザインに関しても見分けが難しく、声で判断することもしばしば。しかしそれらが彼らがスパイであり闇の中に生きる人間であることの裏返しでもあり、理に適っているとも感じます。余談ですが当時の時代背景を考えると、全員高身長ですし、なによりイケメンすぎて周囲から目立ちそうな(笑)。単純に羨ましいだけですね、はい。

背景なども綺麗に描かれており、自分はその時代を生きていないのですが、当時の空気や雰囲気が伝わってきました。

歴史やスパイなどに興味がある人にとってはとても楽しめる作品ですし、そうでない自分のような人間にとっても色々と勉強になる良い作品でした。

投稿 : 2016/07/13
閲覧 : 229
サンキュー:

15

かずは さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スパイ活動記録

戦前の日本で育成されたスパイの活動を基本1話完結で描いたアニメ

明確な主人公は存在せず毎話育成されたスパイ1人のエピソードを描いています

スパイとして完璧な仕事をこなす彼らは正に化物です

投稿 : 2016/07/11
閲覧 : 170
サンキュー:

3

ZENO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シリアス枠

今期のシリアス枠

最近は作品全体としてはシリアスな展開で萌えやコメディ要素もある作品がありますが、この作品はそういった要素がなくシリアス一辺倒な作品です。

しかし、だからといってグロや鬱な展開はありません。主人公達は皆とても優秀なスパイで物事をスマートにこなすので、見ていて重苦しい気持ちにはならないと思います。

最近ではこういう作品は減ってきたように感じます。大人な作品が見たい方は見てみてはいかがでしょうか。

投稿 : 2016/07/11
閲覧 : 162
サンキュー:

3

ざっくり侍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大人のアニメ!

12話まで視聴完了、原作は未読。

今期のシリアス枠。
こういったアニメはつまらないとすぐに観るのが苦痛になってしまうが、展開が面白いのでついつい観てしまった。
1クールにこういうのが1つあるとグッと締まる。

投稿 : 2016/07/10
閲覧 : 184
サンキュー:

4

 (・ω ・ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

戦時中の日本版CIA的なアニメ

この時代背景好きなんだけど
なかなか作品ないので気になっていた

背景として、色々と細かな部分(綺麗すぎるなど)
気になるけど、悪くないかなと

作品的には、わたしの頭が悪いせいか
少々難しいテンポ展開

淡々としてる分、ある程度の知識が必要かと
また、その為かキャラがなかなか立っていない
ほとんど同じ人のような気が・・・・(ある意味スパイという点では合格)

ただ、声優は豪華
ゲスト出演される方々、特に

続編出たら、また見るでしょう

投稿 : 2016/07/09
閲覧 : 189
サンキュー:

3

わんぱち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

初めてのスパイもの

Production I.G作品であり、クオリティは間違いなかった。

よかったところ
 ・基本、単話で観やすい
 ・ミステリー部分もしっかり
 ・漫画的表現が少なく、写実的
 ・中佐がかっこええぇ

わるかったところ
 ・登場人物の顔がみんな一緒に見える
  (まるで洋画で登場人物が誰が誰か良くわからなくなる感覚
   ただ、見分けが付かなくても基本、問題なし)
 ・短い、もうちょっと長く観たかった。

投稿 : 2016/07/09
閲覧 : 153
サンキュー:

7

ネタバレ

殤不患-ショウフカン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

今までに見た事の無いタイプ

最後までとりあえず視聴しました。
一話完結型なので見ててつらくなる事はなかったけど
面白い事は面白いんだけどなんか惰性で見てた感があります。

投稿 : 2016/07/08
閲覧 : 205
サンキュー:

3

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ジョーカー・ゲームのストーリー・あらすじ

世界大戦の火種がくすぶる昭和初期を舞台に、帝国陸軍の“スパイマスター”結城中佐によって設立されたスパイ養成部門「D機関」の活躍が描かれている。(TVアニメ動画『ジョーカー・ゲーム』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2016年春アニメ
制作会社
プロダクションI.G
主題歌
≪OP≫QUADRANGLE『REASON TRIANGLE』≪ED≫MAGIC OF LiFE『DOUBLE』

声優・キャラクター

堀内賢雄、下野紘、木村良平、細谷佳正、森川智之、梶裕貴、福山潤、中井和哉、櫻井孝宏、津田健次郎、関智一

スタッフ

原作:柳広司『ジョーカー・ゲーム』シリーズ(角川文庫・KADOKAWA刊)、キャラクター原案:三輪士郎、 監督:野村和也、シリーズ構成・脚本:岸本卓、キャラクターデザイン・総作画監督:矢萩利幸、チーフリサーチャー:白土晴一、美術監督:谷岡善王、美術設定:成田偉保、3DCGI:サブリメイション、色彩設計:野田採芳子、特殊効果:村上正博、撮影監督:田中宏侍、編集:植松淳一、音楽:川井憲次、音響監督:岩浪美和

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