Tuna560 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
『ぼくらの』作品紹介と総評
鬼頭莫宏の同名漫画のアニメ化作品。
原作は既読です。
(あらすじ)
夏休みに自然学校に参加した少年少女15人は、海岸沿いの洞窟でココペリと名乗る謎の男に出会う。子供達は「自分の作った世界を守るゲームをしないか」とココペリに誘われる。兄のウシロに止められたカナを除く14人は、ただのコンピュータゲームだと思い、ココペリと契約を結ぶ。その晩、黒い巨大なロボットと敵が出現する。これが黒いロボット・ジアースの最初の戦いであった。
1人目のパイロットに選ばれた少年は、戦闘終了直後にウシロの手により海へ転落して、不慮の死を遂げたように思われた。2人目の少年が戦闘直後に突然死した際、コエムシはようやく子供達にゲームのルールを明かす。(wikipedia参照)
ジアースの動力源は操縦者の命であり、世界を守って死ぬか、敵に敗北して全人類と共に死ぬかという2つの選択肢しかないのだ。
戦闘終了後に選ばれる次の操縦者は、次の敵が現われるまでの間、自分自身の死と向き合う事になった。家族を守る為に戦う少年、人目を気にする生き方を見直して運命を自分で背負ってゆく事を決意した少女、復讐を果たそうとする少女、死を受け入れられずに取り乱す少年。「死ぬ前にすべきこと」は個人個人違い、そのことがとてもよく表現されていると思いました。
そして、悲惨な戦いの末、最後に残った「1人」が先立った仲間達を思い成長し戦う様は、感動さえ感じる事が出来ます。
本作は放送当時、原作終盤が未完だったため、終盤はアニメオリジナルとなっています。どちらがいいかというのは、主に好みの話になるのですが…私としては原作の方が好みですね。なんというか…原作の方が”望みがない”んですよ。
私みたいに「鬱アニメ」が大好きという方、「どんと来い!トラウマ」な方は原作まで観て頂きたい作品ですね。
(1/28:追記)