けみかけ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態：観終わった
舞台は洋館？妖館？双熾So愛が織り成すしゃれおつライフ×ヘンテコ妖怪×合法ストーカーラブコメ！11話まで耐えろ（笑）
原作者の藤原ここあ先生といえば若干14歳のときに賞を受賞し、以後少年ガンガンの系列誌で15年来の活動を続けているエリート漫画家
後に『エニックスお家騒動』と呼ばれる2001年頃に起きた事件の際に、ガンガンWINGという今は無き幻の雑誌に残留した数少ない漫画家さんのお一人でした
その頃に連載されていた『わたしの狼さん。』シリーズから一貫して描かれ続けているのが【少女を守る強い男性】と【異端同士の純愛】というコンセプト
そんなコンセプトが10年を超えてもなお、今作に強く受け継がれているようですね
女性作家の原作らしく、コミカルなシーンでの可愛らしいデフォルメの多用をアニメでも再現しているのが印象的です
その反面、数話に一度入るバトルシーンはあんまりカッコよくないので多少は目を瞑りたいｗ
「先祖返り」や「シークレットサービス」といった普段の日常生活ではまず使わないであろう単語をわざわざチョイスしてくるのもちょいと恥ずかしい悪い癖ｗ
そんな作者様がこの10年で一番大きく変わったのはやっぱエロティシズム描写に磨きがかかったことじゃないでしょうか？ｗ
良い意味で純真さを捨てたというかｗ
下ネタの取り込みやイヤらしいエロとイヤらしくない純愛の使い分けが上手くなったと思います
でも第7話は次回予告の通りにりりちよ様が触手に襲われるのかと期待してたんですけどねーｗ
詐欺っすよ！ｗ
詐欺！ｗ
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さてさて、全12話の中でも11話だけズバ抜けて面白いので途中で挫けそうになっても諦めてはいけないっすｗ
蜻蛉さんの命令で、りりちよ様との文通のゴーストライターを務めていたミケツカミくん
彼が空想上の蜻蛉を文章で演じる様はオイラたちレビュワと被るところを感じます
文章の中では清らかで、個性的で、まっすぐな人物を目指し、ある程度のキャラ付けを自分になしてしまう
そんなことって決して他人事じゃなく、こんなサイトに出入りしているものならばたぶんみんながみんな無意識のうちにしてしまう行為じゃないでしょうかね？
だけどミケツカミくんはりりちよ様に小説の感想を聞かれた際に「自分が感じてもいないことは書けない」と行き詰まってしまいます
キャラを作ろうが、お世辞を語ろうが、結局自分の本音以外なんざ書けるはずも無いのです
そんなミケツカミくんの心の声が、オイラには自分達とダブって見えてしまい、大変感慨深いお話だと感じましたねー
特に心揺さぶられたのが、、、まあ『DEEP LOVE』の逆パターンって言ったらソレまでなんでしょうけどｗ
無感動、無関心主義だったミケツカミくんがりりちよ様に触れ合ってからというもの、自分の体験を手紙にフィードバックしようと行動的になっていって、同時に表情も豊かになっていったところがアツかったすねー
なんかイイよね！
ﾋﾞｼｯΣｄ(゜∀゜)
文通って！ｗ
今作の監督さんはモノローグや擬音をタイトル（テロップ）にする演出がお得意のように見えますが・・・この11話の絵コンテを担当したのは『WHITE ALBUM』での素晴らしいタイトル演出を魅せてくれた吉田泰三さんだ、ってんだから全て納得
切ないモノローグが美しい背景に一文字ずつ出る様が実に胸アツです！
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それと主題歌がムックってのが実に俺得ですねー＾ｑ＾
11話と12話はEDに使われてますよぉｗ
かっけぇｗ
ムックはもっとアニメとコラボしとけｗｗｗ
毎話変わるエンディングテーマはキャラソンでしたね
特に6話のカルタちゃんのニューロリラップ的なED、7話の野ばらさんと反ノ塚くんのデュエットが良かったすね＾＾ｂ
ちなみに5話と10話の無駄に2回も入ってくる蜻蛉さんがSだのMだの歌うEDは『ベン･トー』の監督が作ってたりしますｗ
決して『えむえむっ！』のスタッフは関係ありませんｗ
テロップが飛んでくるのがカッコイイけど、読ませる気無いだろｗ
最後になりましたがりりちよ様にご執心の方々が多い中、オイラのイチオシはやっぱコロボックルのちのちゃんと野ばらさんの絡みでしょうかねｗｗｗ
