てとてと さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態：観終わった
全22分程度で5人の女の子描いた、ギャルゲーアニメのキャラ紹介的な短編
【良い点】
1話1話は短いが、起承転結よく纏めている良脚本。
各ヒロインの魅力をしっかり出せている。
まだ恋が始まる前段階の女の子の可愛さと、ちょっとした出会いから主人公とヒロインが互いに少し気になる甘酸っぱさ。
仄かな学園青春ラブコメ感はちゃんと出ていた。
どのエピソードも捨て難いが、強いて言えば2話が一番良かった。
1話と最終話も、共通して学園青春の王道を押さえた良回。短編アニメとして良く出来ている。
携帯電話のメールを用いてヒロインの個性と恋の機微を表現している。
メールのちょっとしたやりとりでほんのりと気持ちが伝わる感じ。
出会った出来事をメール送信しようとして破棄したり、揺れる気持ちを短い尺で表現していた。
ヒロインたちが可愛い。
メインヒロイン？の幼馴染の陸上少女イチルちゃんの1話の学園青春ラブコメ良し。
主人公が幼馴染につれない態度とってしまう、ほんの少しすれ違う気持ち…からの青春ラブコメ良かった。
イチルちゃんはその後も他ヒロイン担当回でも幼馴染として存在感あり、短いオムニバスの橋渡し的に厚みを出していた。
2話無口不思議ちゃんな沙代ちゃん回、不器用だが優しい子、音楽も活かして仄かな青春ラブコメの余韻がある。
3話ギャルの美弥ちゃんがナンパを華麗にあしらう、会話がスローループを先取りした釣りネタ。
4話悪ガキ小学生にパンツめくられる後輩桃香ちゃんもあざとい可愛さ→怪我したショタに優しく接して好感度アップ。
ラストの文武両道弓道部の綾乃先輩回は1話と並び良きギャルゲーラブコメの王道、ステキな先輩女子。
キャラデザは当時のギャルゲー原作アニメとして可もなく不可も無いが、好感持てる可愛さ。
この当時のキャラデザは自分好み。
ラッキースケベはあるがHは控え目。
声優陣がかなり豪華。主人公は石田彰氏、ヒロインは人気声優目白押し。
また人気声優が歌う楽曲が中々良い。2話は良き余韻があったし、主題歌も良曲。
高橋美佳子氏の挿入歌が特に良き。
【悪い点】
短すぎる。
これから恋が始まる前段階で終了、全然物足りない。
美弥ちゃんとか、主人公が殆ど接点持てないまま終了。
各ヒロイン可愛いだけに勿体ない。(物語0.5減)
主人公が無個性なのはギャルゲーアニメ的には普通だけど、尺不足もあってか、こいつに惹かれる要素が乏しい。
(キャラ0.5減)
【総合評価】6～5点
こんな可愛い子たちとの学園ラブコメなら本編見てみたいなと思わせる。
この内容で1クール見てみたかった。
評価は良い未満が妥当だとは思うけれど贔屓目に「良い」
採点基準上低くなりがちだけと、数値以上に自分好み。
