「海獣の子供(アニメ映画)」

総合得点
71.0
感想・評価
128
棚に入れた
529
ランキング
1403
★★★★☆ 3.7 (128)
物語
3.5
作画
4.3
声優
3.5
音楽
4.0
キャラ
3.5

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でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

映画館で見るべき神秘的なアニメ

これはまさに映画館で見るべきアニメです。
防音装置が整った映画館の大画面でこれを見ると、心が別世界へ誘(いざな)われます。
映画館が無理であれば、できるだけ大きなテレビで、カーテンや雨戸を閉め切って鑑賞されることをお勧めします。

物語は、あるようで無いようなものだと思ってください。これは、けなしているわけではありません。
物語よりも感動するものの方があまりにも大きくて、その感動に浸るためのアニメだと感じました。

絵は一枚一枚が全て手作業で丁寧に描かれています。
音楽は『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の音楽を担当された久石譲さんです。

美しい絵と幻想的な音楽。神秘の世界を十分に堪能してください。


物語では、海の神秘性が説明されていましたが、やがて宇宙の神秘の説明へとつながっていきます。
海と宇宙とは、つながっているのです。

宇宙の、星々の誕生と消滅
星に生命が芽生えるしくみ

隕石が精子の役割をしていました。そして星々は卵子です。

そういえば昔、『新型インフルエンザは隕石によりもたらされる』と、どこかの番組で放送されていたのを思い出しました。

隕石にウィルスやら生命体が付着しており、それが地球へ落下することにより新たな命が芽生える。
新たな命といっても、ウィルスのような微生物です。
それが数億年よりもはるかに長い永劫の年月により、少しずつ、少しずつ進化していく。
アメーバーのようなものになり、クラゲのようなものになり、魚類に進化する。
やがて海から陸へと生物が上陸し、両生類から爬虫類、ほ乳類へと進化する。

そんな気の遠くなるほどの過程を経て、今の私たちがあるのです。
宇宙に、地球に、隕石に、過去のご先祖様(微生物も含めて)に感謝です。

投稿 : 2020/10/10
閲覧 : 408
サンキュー:

30

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